JP2003178163A - ライセンス管理サーバ、端末装置、ライセンス管理システム及び利用制限制御方法 - Google Patents

ライセンス管理サーバ、端末装置、ライセンス管理システム及び利用制限制御方法

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JP2003178163A
JP2003178163A JP2002228082A JP2002228082A JP2003178163A JP 2003178163 A JP2003178163 A JP 2003178163A JP 2002228082 A JP2002228082 A JP 2002228082A JP 2002228082 A JP2002228082 A JP 2002228082A JP 2003178163 A JP2003178163 A JP 2003178163A
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光啓 井上
Ryuichi Okamoto
隆一 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より多面的な利用制限を設定できるライセン
ス管理システムを提供する。 【解決手段】 管理サーバ5は、端末装置におけるコン
テンツの利用条件を管理し、利用者ごとに前記利用条件
を対応づけたコンテンツ利用条件13〜14を記憶する
利用条件データベース52と、親端末6から子端末7ユ
ーザによるコンテンツの利用を制限する指示であるパレ
ンタル情報15〜16を取得するパレンタル制御部56
と、パレンタル情報15〜16を記憶するパレンタルデ
ータベース53と、親端末6から子端末7ユーザによる
コンテンツの利用要求を取得すると、利用条件データベ
ース52に記憶されたコンテンツ利用条件に、パレンタ
ルデータベース53に記憶されたパレンタル情報が示す
制限を加え、前記コンテンツの利用を許可する情報であ
るライセンスチケットを生成し、親端末6に送信するチ
ケット生成部54を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭に配信される
コンテンツを子供が再生する場合、そのコンテンツを再
生する端末が、親によってあらかじめ定められた利用制
限に従って再生を行う利用制限制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットなどを通じて、テ
レビ、ラジオ、ビデオ、CD、コミック等のコンテンツ
が、視聴者の年齢を問わず、一般家庭でもパーソナルコ
ンピュータなどで簡単に視聴できるようなり、これらの
映像等において、アダルトシーンや暴力シーンなどが子
供の目にとまり易くなっている。これらを視聴する家庭
においては、これらが子供の精神的発育に悪影響を及ぼ
さないよう、映像等に含まれる不適当な部分を、子供た
ちの目からなるべく遠ざけるような配慮が望まれてい
る。この観点から注目を集めているのが、パレンタルシ
ステムである。
【0003】従来のコンテンツ配信システムにおいて
は、ユーザがコンテンツを購入する際に年齢を確認し
て、未成年のユーザには成人用のコンテンツを販売しな
いようにしたり、クレジットカードによる購入申し込み
の場合は、ユーザを成年とみなしてコンテンツを配信し
たりしている。また、DVDビデオの場合は、販売され
るDVDディスクに、あらかじめ1〜8の数字で表され
るパレンタルコードが設定されており、これを再生する
再生装置に対し、親はあらかじめ自宅で再生しても差し
支えないレベルを示したコードを設定する。再生装置に
設定されたコードの値が、DVDディスクのコードの値
より小さい場合は、この再生装置でこのディスクの内容
を再生することができないように設定されている。例え
ば、DVDディスクのパレンタルコードが「3」で、再
生装置のコードが「2」の場合は、この再生装置では、
DVDディスクの内容を再生することができない。この
再生装置のコード変更には、4ケタのパスワードが必要
で、子供が勝手に変更できないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の技術では、あるコンテンツ全体を「再生で
きる/できない」という制御を行う場合がほとんどで、
そのコンテンツの利用時間を制限したり、利用回数を制
限したりという細かな制限を加えることができない。ま
た、DVDビデオのような場合では、暴力シーンであれ
ばそのシーンだけカットして再生することも可能である
が、カットされるシーンの選択や、パレンタルコードの
レベル設定など、親が個別に条件や制限内容を設定する
ことができず、コンテンツにあらかじめ設定された条件
でしか制限を加えることができないという問題点があ
る。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みて、各家庭
の親が、コンテンツを利用する子供毎に、より多面的な
方法により、より子供の利用に即した利用制限を設定で
きるパレンタルシステム(ライセンス管理システム)等
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のライセンス管理
サーバは、端末装置におけるコンテンツの利用条件を管
理するライセンス管理サーバであって、端末装置または
利用者ごとに前記利用条件を対応づけたライセンス情報
を記憶するライセンス情報記憶手段と、第1端末装置又
は第1利用者から、第2端末装置又は第2利用者による
コンテンツの利用を制限したい旨の指示である利用制限
情報を取得し、記憶する利用制限情報管理手段と、前記
第1端末装置又は前記第1利用者から、前記第2端末装
置又は前記第2利用者によるコンテンツの利用を要求す
る旨の指示を取得すると、前記ライセンス情報記憶手段
に記憶された対応する前記ライセンス情報が示す利用条
件に、前記利用制限情報管理手段に記憶された対応する
前記利用制限情報が示す制限を加えた利用条件で、前記
コンテンツの利用を許可する旨の情報であるライセンス
チケットを生成し、前記第1端末装置又は前記第1利用
者に送信するチケット発行手段とを備えることを特徴と
する。
【0007】ここで、コンテンツの利用条件を管理する
ライセンス管理サーバに対して、コンテンツの利用を要
求する端末装置であって、特定の端末装置又は特定の利
用者によるコンテンツの利用を制限する旨の情報である
利用制限情報を取得し、記憶する利用制限記憶手段と、
前記特定の端末装置又は前記特定の利用者からの要求に
基づいて、前記ライセンス管理サーバに対して、一定の
利用条件下でコンテンツの利用を許可する旨の情報であ
るライセンスチケットの発行を要求する発行要求手段
と、前記ライセンス管理サーバから、要求した前記ライ
センスチケットを取得するライセンスチケット取得手段
と、取得したライセンスチケットと前記利用制限記憶手
段に記憶された利用制限情報とに基づいて、前記ライセ
ンスチケットが示す利用条件に、前記利用制限情報が示
す制限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利用を許
可する旨の情報である制限付きライセンスチケットを生
成し、前記特定の端末装置又は前記特定の利用者に送信
する制限付きチケット発行手段とを備えることを特徴と
する端末装置とすることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
第1の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパレンタルシス
テム1の構成を示すブロック図である。パレンタルシス
テム1は、映像、ゲームおよび著作物などのコンテンツ
のライセンス使用許諾を配信センターが集中管理する通
信配信システムにおいて、子供たちに配信されるコンテ
ンツの利用範囲に、その親であるユーザの要求に応じて
配信センターが制限を加え、子供たちの精神的育成に害
を及ぼさないようにするシステムであって、配信センタ
ー2に設置されたコンテンツサーバ4および管理サーバ
5と、複数の家庭3に設置された親端末6と子端末7
と、ブロードバンド高速公衆回線ADSLなどによりコ
ンテンツサーバ4、管理サーバ5および親端末6を相互
に接続する通信ネットワーク8とから構成される。
【0009】配信センター2は、ユーザからのコンテン
ツ配信要求に対して、それ単独では利用できないコンテ
ンツを配信するとともに、配信されたコンテンツをユー
ザが利用できるようにするライセンスチケットを、ユー
ザからの要求に応じて発行する。このライセンスチケッ
トは、コンテンツを購入したユーザからのライセンスチ
ケット発行要求に対して発行され、主として、コンテン
ツの暗号を復号するコンテンツキーと、ユーザがすでに
購入したコンテンツ利用権の範囲内で、その都度要求さ
れたコンテンツ利用分の利用を許可するコンテンツ利用
条件とからなる。
【0010】コンテンツ配信要求とは、家庭3の端末
(親端末6と子端末7)から配信センター2に対して、
ユーザが希望するコンテンツの配信を要求するコマンド
であって、主として、要求元である端末の端末IDと、
要求するコンテンツのコンテンツIDとが含まれる。
【0011】また、ライセンスチケット発行要求とは、
前記ライセンスチケットの発行を要求するコマンドであ
って、ライセンスチケット発行要求には、要求元である
端末の端末IDと、再生を希望するコンテンツのコンテ
ンツIDと、そのコンテンツをどのぐらい利用したいか
という希望利用条件とが含まれる。
【0012】なお、このコンテンツ配信要求とライセン
スチケット発行要求とには、要求元が子端末7の場合、
その子端末7の端末IDに加えて、親端末6の端末ID
が添付される。要求元が親端末6の場合、親端末6の端
末IDのみが送信される。
【0013】一方、コンテンツの利用を許可されたユー
ザの端末(親端末6および子端末7)は、発行を受けた
ライセンスチケットのコンテンツキーを用いてコンテン
ツの暗号を復号し、ライセンスチケット中のコンテンツ
利用条件を常に参照しながら、復号されたコンテンツの
再生を行う。
【0014】コンテンツサーバ4は、構内通信情報網L
ANなどによって管理サーバ5と相互に接続され、ユー
ザからのコンテンツ配信要求に応じて、要求されたコン
テンツを要求元に配信するコンピュータシステムであっ
て、コンテンツデータベース40と配信部41とから構
成される。
【0015】コンテンツデータベース40は、あらかじ
め暗号化されたコンテンツと、そのコンテンツの暗号を
復号するコンテンツキーとを記憶しているハードディス
クなどの記憶装置である。配信部41は、プログラムな
どによって実現される処理部であって、管理サーバ5か
ら指示されたコンテンツをコンテンツデータベース40
から読み出して、読み出したコンテンツを、インターネ
ットなどの通信ネットワーク8を介して配信する。
【0016】管理サーバ5は、コンテンツ配信における
ライセンス管理を行い、あるコンテンツに対するライセ
ンスチケット発行要求があると、そのライセンスチケッ
トが子供に発行されるライセンスチケットか否かを判定
し、判定の結果、子供に発行されるのでなければ、一定
の利用条件の元にコンテンツを再生可能にするライセン
スチケットを要求元に発行する。判定の結果、そのライ
センスチケットが子供に発行される場合は、前記ライセ
ンスチケットの再生可能範囲に、あらかじめユーザの要
求に応じて設定された利用制限をさらに加えて、子供用
ライセンスチケットを作成し、要求元に発行するコンピ
ュータシステムである。
【0017】管理サーバ5は、大きく分けて、ハードデ
ィスクなどからなる3つのデータベース(ユーザデータ
ベース51、利用条件データベース52、パレンタルデ
ータベース53)と、プログラムなどによって実現され
る4つの処理部(チケット生成部54、親子判定部5
5、パレンタル制御部56、通信部57)とから構成さ
れる。
【0018】ユーザデータベース51は、子端末7のユ
ーザも含むすべてのユーザ毎に、ユーザ個人の情報と、
そのユーザによってコンテンツの再生に使用される端末
の端末IDなどとからなるユーザ情報11〜12を記憶
する。
【0019】利用条件データベース52は、親端末6の
ユーザ毎に、各コンテンツの利用条件が記述されたコン
テンツ利用条件13〜14を記憶する。
【0020】パレンタルデータベース53は、子端末7
のユーザ毎に、その親がコンテンツ毎に設定要求したコ
ンテンツの利用制限であるパレンタル情報15〜16を
記憶する。
【0021】チケット生成部54は、親子判定部55の
判定結果に従い、判定されたライセンスチケットの発行
先が親端末6であれば、そのユーザに対応するコンテン
ツ利用条件13〜14の中から、ライセンスチケット発
行要求に含まれたコンテンツIDに対応するコンテンツ
の利用条件を読み出す。読み出されたコンテンツ利用条
件から今回要求された利用分を減算して、元のコンテン
ツ利用条件を書き直す。次いで、今回の利用分に対応す
るコンテンツ利用条件を作成し、作成したコンテンツ利
用条件とコンテンツサーバ4から受け取ったコンテンツ
キーとをライセンスチケットに書き込み、ライセンスチ
ケットの送信先を示す親端末6の端末IDを添付した
上、通信部57を介して返信する。
【0022】一方、親子判定部55によって判定された
ライセンスチケットの発行先が子端末7であれば、ライ
センスチケット発行要求に添付されている親端末6の端
末IDから、その親端末6のユーザに対するそのコンテ
ンツの利用条件を読み出し、今回要求された利用分を減
算して、元のコンテンツ利用条件を書き直す。ここで、
ライセンスチケットを親端末6に発行する場合と異なる
点は、今回の利用分に対応する当該コンテンツのコンテ
ンツ利用条件に、パレンタル制御部56から受け渡され
た利用制限を付加して新たに子供用のコンテンツ利用条
件を作成することである。そうした上で、子供用のコン
テンツ利用条件にコンテンツキーを添付し、ライセンス
チケットのヘッダに要求元の子端末7のユーザIDを書
き込んで、子供用ライセンスチケットを作成する。次い
で、チケット生成部54は、作成した子供用ライセンス
チケットに、ライセンスチケットの送信先を示す子端末
7の端末IDを添付した上、その親端末6に通信部57
を介して返信し、配信要求されたコンテンツを配信部4
1に配信させる。
【0023】上記のほかに、チケット生成部54は、親
端末6からのパレンタル設定要求以外の各種要求に対応
する処理を行う。例えば、親端末6からの各種要求に応
じて、ユーザデータベース51内のユーザ情報11〜1
2に情報を追加、変更および削除したり、利用条件デー
タベース52内のコンテンツ利用条件13〜14に情報
を追加、変更および削除したりするなどの更新処理を行
う。
【0024】親子判定部55は、受信されたライセンス
チケット発行要求に含まれている端末IDから、ライセ
ンスチケットを実際に発行要求したのが親端末6あるい
は子端末7のいずれであるかを判定する。具体的には、
親端末6のライセンスチケット発行要求には親端末6の
端末IDのみが含まれており、子端末7のライセンスチ
ケット発行要求には子端末7の端末IDに、その親端末
6の端末IDが添付されている。
【0025】パレンタル制御部56は、親子判定部55
によって判定されたライセンスチケットの要求元が子端
末7であれば、ライセンスチケット発行要求に含まれて
いる子端末7の端末IDからユーザ情報11〜12を参
照して子端末7のユーザIDを調べ、そのユーザIDと
コンテンツIDとに基づいて、パレンタルデータベース
53のパレンタル情報15〜16の中から、その子端末
7のユーザに対してあらかじめ設定されている利用制限
を読み出し、読み出した利用制限をチケット生成部54
に受け渡す。
【0026】上記のほかに、パレンタル制御部56は、
親端末6からのパレンタル設定要求に応じて、その子端
末7のユーザにつき、パレンタル情報15〜16を新規
作成または変更し、親端末6からのパレンタル解除要求
に応じて、これを削除して、パレンタルデータベース5
3を更新する。
【0027】通信部57は、親端末6からのコンテンツ
配信要求、ライセンスチケット発行要求、パレンタル設
定要求およびその他の要求を受信するとともに、ライセ
ンスチケット発行要求に応じて管理サーバ5によって作
成されたライセンスチケットまたは子供用ライセンスチ
ケットを要求元の各家庭3に返信する。家庭3の端末
は、無線通信Bluetoothなどによって接続された親端末
6と子端末7とから構成される。
【0028】親端末6は、家庭3において親が使用する
端末であり、家庭3の端末の中で唯一、ブロードバンド
高速公衆回線ADSLなどの通信ネットワーク8に接続
されたパーソナルコンピュータなどの端末であって、家
庭3の各子端末7に対する利用制限を管理サーバ5に設
定要求するとともに、管理サーバ5と子端末7との間を
中継して、子端末7のコンテンツ配信要求とライセンス
チケット発行要求とを管理サーバ5に送信し、対応する
コンテンツと子供用ライセンスチケットとを管理サーバ
5から受信して、子端末7に転送する。
【0029】親端末6は、大きく分けて、プログラムな
どによって実現される4つの処理部(パレンタル設定部
61、要求部62、通信部63、再生部64)から構成
され、そのうち、通信部63と再生部64とは、内部
に、それぞれハードディスクなどによって実現される記
憶部(配信要求記憶部65とコンテンツ記憶部66)と
を備える。
【0030】パレンタル設定部61は、親端末6におい
てユーザにパレンタル設定画面を表示し、表示されたパ
レンタル設定画面へのユーザの入力データからなるパレ
ンタル設定要求を、通信部63を介して管理サーバ5に
送信する。
【0031】要求部62は、パレンタル設定要求以外の
各種要求に応じたメニューからなる入力画面を、管理サ
ーバ5から対話的に受信し、受信した入力画面をユーザ
に表示するとともに、その表示画面への入力データから
成る親端末6の各種要求を、通信部63を介して管理サ
ーバ5に送信する。
【0032】通信部63は、その家庭3の親端末6およ
び子端末7の各種要求を管理サーバ5に送信するととも
に、管理サーバ5から受信したコンテンツおよびライセ
ンスチケットを、要求元の再生部64または再生部71
に転送する。
【0033】具体的には、通信部63は、コンテンツ配
信要求を送信する都度、その家庭3の親端末6および子
端末7のうち、どの端末が(端末ID)いつ(日時)ど
のコンテンツ(コンテンツID)を配信要求したかとい
うコンテンツ配信要求の要求履歴を、配信要求記憶部6
5に記録しておく。また、子端末7のライセンスチケッ
ト発行要求を送信する際には、親端末6の端末IDを添
付して、管理サーバ5に送信する。
【0034】コンテンツを受信したら、受信したコンテ
ンツのコンテンツIDにつき配信要求記憶部65を参照
して、そのコンテンツを要求した端末を特定し、特定し
た端末の再生部に受信したコンテンツを転送する。その
都度、通信部63は、転送済みのコンテンツと端末ID
とに対応した要求履歴を消去する。
【0035】ライセンスチケットを受信したら、受信し
たライセンスチケットに添付されている送信先を示す端
末IDを読み取り、親端末6用のライセンスチケットで
あれば親端末6の端末IDが添付されているので、親端
末6の再生部64に転送する。子供用ライセンスチケッ
トを受信した場合は、ライセンスチケットの要求元であ
る子端末7の端末IDが添付されているので、その端末
IDで示される子端末7の再生部71に子供用ライセン
スチケットを転送する。
【0036】再生部64は、耐タンパに作られたMPE
Gデコーダなどの再生モジュールを備え、あらかじめ受
信したライセンスチケットをコンテンツ記憶部66に記
憶させ、受信されるコンテンツを、コンテンツの所定の
データ長ごとに、コンテンツ記憶部66内のコンテンツ
キーで復号するとともに、ライセンスチケットのコンテ
ンツ利用条件に従いながら、再生モジュールによって順
次再生して、ストリーム再生を行う。また、ストリーム
再生を行わないときは、あらかじめ受信されたコンテン
ツをコンテンツ記憶部66に一旦格納し、ユーザの入力
による再生命令に従って、随時、再生を行う。
【0037】配信要求記憶部65は、通信部63によっ
て送信されたコンテンツ配信要求の要求履歴を記憶する
記憶領域である。コンテンツ記憶部66は、親端末6に
配信されたコンテンツおよびライセンスチケットを記憶
する記憶装置である。
【0038】子端末7は、家庭3において子供が使用す
る端末であり、親端末6と無線構内通信Bluetoothなど
によって接続され、親端末6を介して配信センター2か
らコンテンツの配信を受けるとともに、親端末6を介し
て発行を受けた子供用ライセンスチケットのコンテンツ
利用条件に従って、配信されたコンテンツを再生するパ
ーソナルコンピュータなどの端末であって、大きく分け
て、プログラムなどによって実現される3つの処理部
(再生部71、要求部72、通信部73)から構成され
る。そのうち再生部71は、内部に、ハードディスクな
どによって実現されるコンテンツ記憶部74を備える。
【0039】再生部71は、耐タンパに作られたMPE
Gデコーダなどの再生モジュールを備え、親端末6を介
して配信されるコンテンツを、表示画面においてユーザ
から入力された再生命令に応じて、ストリーム再生し、
あるいは、コンテンツ記憶部74に一旦、格納した後、
再度、再生命令を入力されることによって随時再生す
る。この際に、再生部71は、子供用ライセンスチケッ
トのコンテンツ利用条件に従ってコンテンツを再生す
る。
【0040】要求部72は、親端末6を介して管理サー
バ5にアクセスし、管理サーバ5から受信した各種要求
に応じたメニュー画面をユーザに表示して、その表示画
面へのユーザの入力を受け付け、受け付けた入力データ
から成る子端末7のコンテンツ配信要求およびライセン
スチケット発行要求を、通信部73に送信する。この際
に、要求部72は、各要求につき、要求元を示す情報と
して子端末7の端末IDを送信する。
【0041】通信部73は、Bluetooth通信モジュール
を備えており、親端末6の通信部63との間で、無線に
よるデータの送受信、具体的には、コンテンツおよびラ
イセンスチケットの受信、ライセンスチケット発行要求
およびコンテンツ配信要求の送信などを行う。
【0042】コンテンツ記憶部74は、その子端末7に
配信されたコンテンツおよび子供用ライセンスチケット
を記憶する記憶装置である。通信ネットワーク8は、イ
ンターネットなどの通信網である。
【0043】図2は、図1のユーザデータベース51に
記憶されているユーザ情報11〜12のデータ構成の一
例を示す図である。図示するように、ユーザ情報11〜
12は、このコンテンツ配信システムの子端末7のユー
ザも含んだすべてのユーザ毎に作成される。ユーザ情報
11〜12はユーザID20によって管理され、それぞ
れユーザの氏名21、住所22、電話番号23およびメ
ールアドレス24などからなるユーザ個人に関する個人
情報と、そのユーザが使用する端末の端末ID25など
とから構成される。
【0044】ユーザの個人情報は、ユーザがこのコンテ
ンツ配信システムからコンテンツを購入した初回に登録
され、同時に、少なくとも一つの端末IDが登録され
る。その後、ユーザ情報11〜12には、すでに登録さ
れた端末からのユーザ情報更新要求に従って、例えば、
子端末7の増設などによるユーザ情報の追加や、転居な
どによる住所22の変更等、ユーザ情報11〜12の更
新処理が行われる。
【0045】図3は、図1の利用条件データベース52
に記憶されているコンテンツ利用条件13〜14のデー
タ構成の一例を示す図である。なお、同図において、ユ
ーザID20には実際に各ユーザに割り当てられるユー
ザIDそのものではなく、そのユーザIDで特定されるユ
ーザの名前を示している。また、コンテンツID31も
同様に、コンテンツIDそのものではなく、当該コンテ
ンツID31によって特定されるコンテンツの名前を示
している。以下の図においても同様である。図示するよ
うに、コンテンツ利用条件13〜14は、コンテンツを
購入した親端末6のユーザ毎に作成されており、ユーザ
ID20によって管理される。各ユーザのコンテンツ利
用条件13〜14は、そのユーザが利用できるコンテン
ツ毎に、そのコンテンツのコンテンツID31、そのコ
ンテンツをいつまで利用できるかという利用期間32、
そのコンテンツをあと何回利用できるかという利用回数
33、そのコンテンツを連続してあと何時間利用できる
かという連続使用時間34およびそのコンテンツを通算
してあと何時間利用できるかという累積使用時間35な
どの情報から構成されている。
【0046】図4は、図1のパレンタルデータベース5
3に記憶されているパレンタル情報15〜16のデータ
構成の一例を示す図である。パレンタル情報15〜16
は、子端末7のユーザ毎に作成されており、ユーザID
20によって管理される。各ユーザに対応するパレンタ
ル情報は、そのユーザが利用できるコンテンツのコンテ
ンツID31とそのコンテンツに設定された複数の利用
制限とから構成される。前記利用制限は、例えば、夏休
みや春休みなど、子供の学校が休みの間だけ子端末7の
ユーザにコンテンツの利用を許可するというような、子
端末7の利用期間を制限する利用期間制限43、そのユ
ーザのコンテンツ利用回数を制限する回数制限44、そ
のユーザの連続使用時間を制限する連続使用制限45お
よびそのユーザの通算使用時間を制限する累積使用制限
46などの各種利用制限とから構成される。前記利用期
間制限43は、コンテンツの利用期間制限43における
始期を示すコンテンツ利用開始時刻47と、利用期間制
限43における終期を示すコンテンツ利用終了時刻48
とからなる。
【0047】なお、この利用制限は、コンテンツの内容
によって設定方法が異なり、ユーザは、上記以外にも、
例えば、コンテンツが常時接続ゲームなどの場合は、接
続料金の上限を設けるような利用料金制限を設けたり、
コンテンツの使用時間帯を制限する使用時間帯制限を設
けたりすることもできる。
【0048】図5は、図1のチケット生成部54が親端
末6に発行するライセンスチケット140のデータ構成
の一例を示す図である。ライセンスチケット140は、
所定の文字列によってライセンスチケット140を特定
するライセンスチケット識別子141から始まり、ライ
センスチケット140に関する各種情報を記述したヘッ
ダ142、対応するコンテンツの暗号を復号するコンテ
ンツキー143、以下に、コンテンツの動作モードに応
じたコンテンツ利用条件が繰り返され、末尾にこのライ
センスチケット140のハッシュ値を記入したHash14
6が配されて構成される。前述のコンテンツの動作モー
ドに応じたコンテンツ利用条件には、対応するコンテン
ツが映像として見ることができるものであれば、見るこ
とに関するコンテンツの利用条件を記述したView14
4、対応するコンテンツがプリントして利用することが
可能であれば、プリントに関するコンテンツの利用条件
を記述したPrint145などがあり、さらに、対応する
コンテンツがどのような態様で利用可能であるかに応じ
て、それぞれに記述されたコンテンツの利用条件からな
る。
【0049】前記ヘッダ142は、所定の文字列によっ
てヘッダ142を特定するヘッダ識別子147、このラ
イセンスチケット140に従って再生されるコンテンツ
を特定するコンテンツID148、このライセンスチケ
ット140を使用して前記コンテンツを利用するユーザ
を特定するユーザID149、このライセンスチケット
140自身の有効期間の開始時期を年月日と時刻とで記
述したLT(ライセンスチケット)有効開始時刻15
0、このライセンスチケット140自身の有効期間の終
了時期を年月日と時刻とで記述したLT有効終了時刻1
51、このコンテンツ通信配信システムのバージョン情
報152などから構成される。なお、ヘッダ142に
は、何箇所か空欄が設けられており、ユーザがそのコン
テンツを利用できる複数の端末を所有している場合に
は、そのコンテンツを実際に利用する端末の端末IDが
記録されるなど、場合に応じた内容を記録することがで
きる。
【0050】View144は、所定の文字列によってView
144を特定するView識別子153、ユーザがこのコン
テンツを利用できる回数を示すカウンタ154、前記カ
ウンタ154で1回と数える回数の定義、例えば「10
秒再生したら1回と数える」などの定義を示す回数定義
155、ユーザがこのコンテンツを連続して再生できる
時間を示す連続再生時間156、ユーザがこのコンテン
ツを通算して何時間再生できるかを示す累積再生時間1
57、所定の文字列によってプラグインView再生条件を
特定するプラグイン識別子158およびこのコンテンツ
のView再生利用条件のうち、プラグインされている再生
モジュールに固有のView再生に関する利用条件を示すプ
ラグインView再生条件159から構成される。なお、プ
ラグイン識別子158とプラグインView再生条件159
とは、プラグインされている再生モジュールに応じて、
あってもなくてもよい。
【0051】次に、以上のように構成されたパレンタル
システム1の動作を、図6の通信シーケンス図と図7の
パレンタル設定画面図とを用いて説明する。
【0052】図6は、図1の子端末7がコンテンツの配
信要求をして、パレンタル利用制限の付加されたコンテ
ンツを利用するまでの管理サーバ5、親端末6および子
端末7の間の通信手順の一例を示す通信シーケンス図で
ある。親端末6のユーザは、あらかじめ管理サーバ5に
アクセスしてコンテンツを購入し、管理サーバ5とライ
センス契約を結んでおく。さらに、親端末6ユーザは、
家庭3の子端末7を管理サーバ5に登録した上、それら
についてのパレンタル設定要求を送信し、パレンタル設
定要求に応じて管理サーバ5から受信した図7に示すよ
うなパレンタル設定要求入力画面に、子端末7のユーザ
毎に、購入したコンテンツの利用制限を入力して、管理
サーバ5に送信する(S1)。
【0053】図7は、図1の親端末6のパレンタル設定
要求に応じて管理サーバ5から送信された、パレンタル
設定画面170の一例を示す画面図である。パレンタル
設定画面170の入力項目は、図3に示したコンテンツ
利用条件13〜14と図4に示したパレンタル情報15
〜16との各項目に対応した項目から構成され、図のよ
うに、ユーザが利用できるコンテンツの名前を表示する
コンテンツ名171の項目、そのコンテンツを利用でき
る子端末7のユーザ名を表示する登録ユーザ名172の
項目、コンテンツ利用条件13〜14の利用期間32の
内容を表示し、表示内容を制限する変更の入力を受け付
けるコンテンツ利用期間173の項目、同じく利用回数
33の内容を表示し、表示内容を制限する変更の入力を
受け付ける利用回数174の項目、および同じく連続使
用時間34の内容を表示して、それを制限する変更の入
力を受け付ける連続使用時間175の項目などが設けら
れている。
【0054】例えば、親端末6のユーザである「江戸川
長春」には、自分の家庭3の子端末7のユーザとして
「江戸川子夏」と「江戸川子秋」の2人の子供がおり、
勉強がよくできる「江戸川子秋」にはコンテンツの利用
につき何も制限を加えず、勉強もしないで遊んでばかり
いる「江戸川子夏」には、コンテンツ「アニメ あした
のジョーズ」の連続使用時間34を「3時間」から「1
時間」に制限しようという場合、パレンタル設定画面1
70の連続使用時間175の項目にカーソルを合わせ、
表示されている「3」を「1」に書き換えた後、図示し
ない操作部等に設けられた送信ボタンを押して、先ほど
設定した利用制限を管理サーバ5に送信する。
【0055】親端末6からパレンタル設定要求の利用制
限を受信した管理サーバ5のパレンタル制御部56は、
そのパレンタル設定要求に従って、子端末7のユーザ毎
に、購入されたコンテンツについてのパレンタル情報1
5〜16を作成し、パレンタルデータベース53を更新
する(S2)。図7の例では、「江戸川子夏」のコンテ
ンツ「アニメ あしたのジョーズ」の連続使用時間34
を「1時間」に制限する旨の利用制限が、管理サーバ5
に送信されることによって、図4に示した「江戸川子
夏」のパレンタル情報15〜16のコンテンツ「アニメ
あしたのジョーズ」の利用制限のうち、連続使用制限
45が「1時間」に設定される。
【0056】その後、子端末7は、子端末7のユーザが
要求部72を操作することによって、子端末7の端末I
Dを含んだライセンスチケット発行要求を親端末6に送
信し(S3)、親端末6は、それに親端末6の端末ID
を添付して管理サーバ5に送信する(S4)。この場合
も、前記パレンタル設定要求と同様に、子端末7からの
ライセンスチケット発行要求に応じて、管理サーバ5か
らメニュー形式によるライセンスチケット要求画面が表
示され、その中でユーザが現在利用できるコンテンツの
コンテンツ名と、そのコンテンツを現在どれだけ利用で
きるかというコンテンツ利用条件とが表示される。子端
末7のユーザ「江戸川子夏」が、その要求画面に表示さ
れた項目の中から再生したいコンテンツ「アニメ あし
たのジョーズ」を選択し、選択されたコンテンツ「アニ
メ あしたのジョーズ」につき、それをどれぐらい再生
したいか「3時間」を入力して、送信ボタンを押すなど
の操作をすることによって、要求するコンテンツのコン
テンツIDとその希望利用条件とが、子端末7の端末I
Dを添付されて、親端末6に送信される。これらのライ
センスチケット発行要求データを受信した親端末6の通
信部63は、親端末6の端末IDを添付して管理サーバ
5に転送する。
【0057】子端末7からのライセンスチケット発行要
求を受信した管理サーバ5の親子判定部55は、受信さ
れたライセンスチケット発行要求に含まれている端末I
Dが親端末6と子端末7との両方であることから、ライ
センスチケットの要求元が子端末7であると判定する。
(S5) この判定の結果、パレンタル制御部56は、その子端末
7ユーザ「江戸川子夏」の当該コンテンツ「アニメ あ
したのジョーズ」に設定されている利用制限である連続
使用制限45「1時間」を、パレンタルデータベース5
3から読み出して、読み出した連続使用制限45「1時
間」をチケット生成部54に受け渡す。
【0058】チケット生成部54は、ライセンスチケッ
ト発行要求に添付された親端末6の端末IDからユーザ
「江戸川長春」を特定するとともに、コンテンツIDか
らコンテンツ「アニメ あしたのジョーズ」を特定し、
「江戸川長春」の「アニメあしたのジョーズ」のコンテ
ンツ利用条件13〜14を読み出す。今回のライセンス
チケット発行要求の希望利用条件は「3時間」であるの
で、累積使用時間35「30時間」を超えていない。こ
のため、チケット生成部54は、これを今回の利用分と
してライセンスチケットを生成する。例えば、「アニメ
あしたのジョーズ」の回数定義155が「3時間を1
回とする」場合では、チケット生成部54は、「アニメ
あしたのジョーズ」のコンテンツ利用条件13〜14
について、利用回数33「10回」を1回分減算して
「9回」に、累積使用時間35「30時間」を3時間分
減算して「27時間」に書き直す。これと同時に、今回
の利用分「3時間」に対応する図5のライセンスチケッ
ト140のコンテンツ利用条件View144のカウンタ1
54「1回」、回数定義155「3時間を1回とす
る」、連続再生時間156「3時間」、累積再生時間1
57「3時間」などの部分を作成する。次いで、作成し
たコンテンツ利用条件にパレンタル制御部56から受け
渡された連続使用制限45「1時間」を付加してライセ
ンスチケット140のコンテンツ利用条件を連続再生時
間156「3時間」から連続再生時間156「1時間」
に更新し、対応するコンテンツ「アニメ あしたのジョ
ーズ」のコンテンツキーを添付した上、ライセンスチケ
ットのヘッダ142に子端末7のユーザIDとを書き込
んで子供用ライセンスチケットを作成する。チケット生
成部54は、作成した子供用ライセンスチケットに、そ
の送信先を示す子端末7の端末IDを添付した上、通信
部57を介して親端末6に送信する(S6)。
【0059】子供用ライセンスチケットを受信した親端
末6の通信部63は、その子供用ライセンスチケットに
添付されている端末IDから子端末7を特定し、特定さ
れた子端末7に、受信した子供用ライセンスチケットを
転送する(S7)。子供用ライセンスチケットを受信し
た子端末7は、受信した子供用ライセンスチケットをコ
ンテンツ記憶部74に一旦記憶させ、この子供用ライセ
ンスチケットを参照しながら、別途入手したコンテンツ
の暗号を復号し、利用制限の付加されたコンテンツ利用
条件に従ってコンテンツを再生する。この結果、「江戸
川子夏」は、「アニメ あしたのジョーズ」を「3時
間」再生できるライセンスチケット発行要求をしたにも
かかわらず、「アニメ あしたのジョーズ」の再生を開
始してから1時間が経過すると、「アニメ あしたのジ
ョーズ」の再生が停止されてしまう。
【0060】前記パレンタル情報15〜16には、図4
に示したように子端末7のユーザ毎に、また、子端末7
のユーザが利用するコンテンツ毎に、異なる利用制限を
設けることができる上、コンテンツの内容に応じて多様
な制限を設けることができる。この結果、親端末6ユー
ザは、子端末7ユーザそれぞれの成長に応じて、その利
用制限を緩和したり、強化したり、あるいは利用制限そ
のものを解除することができるとともに、多様な制限方
法の中からより適切な方法を選んで子供のコンテンツの
利用に制限を課することができるという効果がある。
【0061】また、本実施の形態1のパレンタルシステ
ム1においては、管理サーバ5がパレンタル情報15〜
16を保持し、保持しているパレンタル情報15〜16
に基づいて子供用ライセンスチケットを作成して、要求
元に返送するので、各家庭3の親端末6や子端末7の負
荷が少なくて済み、この結果、これらの端末を簡単な構
成で実現することができるという効果がある。
【0062】なお、上記本実施の形態においては、管理
サーバ5が、コンテンツの配信に先立ってライセンスチ
ケットを発行する場合について説明したが、本発明のパ
レンタルシステムは上記実施の形態に限定されず、暗号
化されたコンテンツは、通信ネットワーク8上で随時受
信できるものとし、あらかじめコンテンツを受信したユ
ーザが、実際にそのコンテンツを利用しようとした段階
で、そのコンテンツのライセンスチケットを購入するよ
うにしてもよい。
【0063】なお、上記本実施の形態において、パレン
タル情報15〜16は、子端末7のユーザ毎に作成さ
れ、各ユーザにつき、コンテンツ毎に利用制限が記録さ
れるとしたが、本発明のパレンタルシステムは上記実施
の形態に限定されず、パレンタル情報15〜16は、コ
ンテンツ毎に作成され、各コンテンツにつき、子端末7
のユーザ毎に利用制限が記録されるとしてもよい。さら
に、パレンタル情報15〜16は、子端末7のユーザ毎
に作成されるとしたが、子端末7の端末IDごとに作成
されるとしてもよい。
【0064】なお、上記本実施の形態において、各子端
末7は、一台につき特定のユーザが使用することを前提
としたが、本発明のパレンタルシステムは上記実施の形
態に限定されず、子端末7の要求部72はエントリー毎
に、メニュー画面などによってユーザID20の入力を
求め、各ライセンスチケット発行要求に子端末7の端末
IDおよび入力されたユーザID20を含めて送信する
ようにしてもよい。この場合、これに応じて、パレンタ
ル制御部56は、パレンタルデータベース53のパレン
タル情報15〜16の中から、ライセンスチケット発行
要求に含まれたユーザID20に対応する利用制限を読
み出し、読み出した利用制限をチケット生成部54に受
け渡す。
【0065】なお、本実施の形態において、子端末7の
要求部72は各種要求につき子端末7の端末IDのみを
送信し、親端末6の通信部63が子端末7からの各種要
求を中継する際に、さらに親端末6の端末IDを添付す
るとしたが、本発明のパレンタルシステムは上記実施の
形態に限定されず、子端末7は最初から親端末6を介し
て以外、管理サーバ5にアクセスすることが物理的に不
可能なので、例えば、子端末7の要求部72が各種要求
を送信する際には、必ず子端末7の端末IDと親端末6
の端末IDとを送信するように設定しておいてもよい。
【0066】なお、本実施の形態において、管理サーバ
5は、親端末6用と子端末7用のライセンスチケット
を、同一コンテンツについても個別に送信するように説
明したが、本発明のパレンタルシステムは上記実施の形
態に限定されず、同時にライセンスチケット発行要求さ
れたコンテンツが同一の場合、個別には上記と同様に作
成されたライセンスチケット140と子供用ライセンス
チケットとを入れ子にして親端末6に送信するようにし
てもよい。これに対し、親端末6は、受信したライセン
スチケットから子供用ライセンスチケットを取り出し
て、子端末7に送信する。
【0067】なお、本実施の形態において、管理サーバ
5は、ライセンスチケット140のヘッダ142のユー
ザID149に、要求元の親端末6または子端末7に対
応するユーザIDを書き込み、ライセンスチケット14
0ひいては大元のライセンスを、ユーザID149で特
定されるユーザしか使用できないもの(ユーザバイン
ド)としたが、本発明のパレンタルシステムは上記実施
の形態に限定されず、ライセンスチケットのヘッダ14
2に、親端末6または子端末7に対応した端末IDを記
録する項目を設けておき、ライセンスチケット140の
ユーザID149に要求元のユーザIDを書き込む代わ
りに、その端末IDの項目に当該ライセンスチケットの
要求元である親端末6または子端末7の端末IDを書き
込んで、そのライセンスチケット140ひいてはその大
元のライセンスを、ヘッダ142の端末IDで特定され
た端末しか使用できないもの(端末バインド)としても
よい。このように、ライセンスチケット140およびラ
イセンスを端末バインドにした場合には、これに対応し
て、ユーザデータベース51のユーザ情報11〜12、
利用条件データベース52のコンテンツ利用条件13〜
14およびパレンタルデータベース53のパレンタル情
報15〜16なども、端末IDごとに作成される。 (実施の形態2)
【0068】以下、本発明の第2の実施形態について図
面を用いて詳細に説明する。図8は、本発明の第2の実
施形態に係るパレンタルシステム10の構成を示すブロ
ック図である。なお、本図において、図1に示した実施
の形態1のパレンタルシステム1と同様の構成要素につ
いては、図1においてすでに説明しているので、図1と
同一の符号を付して以下の説明を省略する。
【0069】パレンタルシステム10は、パレンタルシ
ステム1と異なり、管理サーバは公衆回線に接続された
子端末のうち、ユーザに指定された子端末につき、直接
のアクセスを拒絶することによって、その子端末との接
続を論理的に遮断するとともに、親端末はユーザがあら
かじめ設定した利用制限を記憶し、その利用制限に従っ
て子端末が要求したライセンスチケットを動的に改編し
て、子端末のコンテンツの利用に制限を加えるシステム
であって、配信センター101に設置されるコンテンツ
サーバ4および管理サーバ103と、複数の家庭102
に設置される親端末107、子端末108と、前記各家
庭102に設置されて親端末107と子端末108とを
通信ネットワーク8に接続するルータ104と、通信ネ
ットワーク8とから構成される。
【0070】管理サーバ103は、親端末107のパレ
ンタル設定要求に応じて、要求された子端末108ユー
ザのコンテンツ利用条件を無効にし、実質上、その子端
末108からの直接のアクセスを遮断するサーバであっ
て、大きく分けて、ハードディスクなどからなる2つの
データベース(ユーザデータベース51、利用条件デー
タベース111)と、プログラムなどによって実現され
る2つの処理部(チケット生成部114、通信部57)
とから構成される。
【0071】利用条件データベース111は、チケット
生成部114によって作成されたコンテンツ利用条件1
12〜113を記憶する。コンテンツ利用条件112〜
113は、図3のコンテンツ利用条件13〜14とおお
むね同様の内容であるが、異なる点は、子端末108の
各ユーザについてもそのコンテンツ利用条件が作成され
ていることと、各ユーザについて、そのコンテンツ利用
条件の有効/無効を示すフラグを立てるための記憶領域
を有することである。なお、その記憶領域にフラグが立
てられている場合は、そのコンテンツ利用条件は無効で
あり、そうでない場合は有効である。
【0072】チケット生成部114は、親端末107か
らのパレンタル設定要求があれば、パレンタル設定要求
により指定された子端末108のユーザにつき、そのコ
ンテンツ利用条件112〜113の後述のパレンタルフ
ラグ部81に、そのコンテンツ利用条件の「無効」を示
すフラグを立てる。その後、ライセンスチケット発行要
求を受信した場合には、その発行要求に含まれている端
末IDの端末ユーザのユーザID20をユーザ情報11
〜12から調べ、そのユーザID20に対応するコンテ
ンツ利用条件をコンテンツ利用条件112〜113から
調べる。その際、まず、コンテンツ利用条件のパレンタ
ルフラグ部81を調べ、そのパレンタルフラグ部81に
フラグが立っていたら、親端末107を介さなければラ
イセンスチケット140の発行を受けられない旨を要求
元の子端末108に送信して、管理サーバ103とその
子端末108との接続を論理的に遮断する。パレンタル
フラグ部81にフラグが立っていない場合は、要求元が
親端末107であっても子端末108であっても区別な
く、図1のチケット生成部54と同様にしてライセンス
チケット140発行処理を行う。また親端末107から
のパレンタル解除要求があれば、その解除要求により指
定された子端末108のユーザにつき、パレンタルフラ
グ部81のフラグを削除する。
【0073】ルータ104は、LANに接続された親端
末107と子端末108とをADSLなどによって外部
の通信ネットワーク8と接続する通信装置である。
【0074】親端末107は、各家庭102の親が使用
するために購入された、パーソナルコンピュータなどに
よって実現されるコンピュータ装置であって、子端末1
08のライセンスチケット発行要求が管理サーバ103
によって拒絶された以降は、子端末108に代わって子
端末108の分もライセンスチケット発行要求を行う。
さらに、その要求に応じて管理サーバ103から送信さ
れたライセンスチケット140を受信して、そのライセ
ンスチケット140本来のコンテンツ利用条件に、あら
かじめユーザによって設定されたその子端末108用の
利用制限を付加した上、子端末108に転送する。
【0075】親端末107は、大きく分けて、ハードデ
ィスクなどからなる4つの記憶部(コンテンツ記憶部6
6、パレンタル記憶部121、要求履歴記憶部123、
残り有効分保存部124)と、プログラムなどによって
実現される5つの処理部(要求部62、再生部64、パ
レンタル設定部120、チケット改編部122、通信部
125)とから構成される。
【0076】パレンタル設定部120は、図1のパレン
タル設定部61と同様、ユーザにパレンタル設定画面を
表示して、表示された画面への入力に従ってパレンタル
情報126を作成する。パレンタル設定部61と異なる
点は、作成されたパレンタル情報126をパレンタル記
憶部121に格納し、管理サーバ103に対しては、ユ
ーザが指定した子端末108のユーザに対し、直接のア
クセスを遮断するよう要求したパレンタル設定要求を、
通信部125を介して送信することである。さらに異な
る点は、子端末108のユーザに対して、あるコンテン
ツにつき一旦加えた利用制限に、残り有効分保存部12
4にその残りライセンスチケットがある場合に限り、一
定の条件のもとにその制限を一定量解除するような、制
限解除情報127の付加設定を受け付けることである。
【0077】パレンタル記憶部121は、パレンタル設
定部120によって作成されたパレンタル情報126と
付加設定された制限解除情報127とを記憶する。
【0078】チケット改編部122は、各端末の端末I
Dとそれを使用するユーザのユーザIDとの対応を記憶
しており、通信部125から子端末108の端末IDが
添付されたライセンスチケット140が転送されてくる
と、ライセンスチケット140のヘッダに記録されてい
る要求元のユーザIDを、その子端末108のユーザI
Dに書き直した上、パレンタル記憶部121のパレンタ
ル情報126を参照し、そのヘッダに、その要求元のユ
ーザに設定された利用制限を書き込んで、子供用のライ
センスチケットを作成し、通信部125に返送する。
【0079】具体的には、チケット改編部122は、図
5に示したライセンスチケット140のヘッダ142の
LT有効開始時刻150を、図4に示したコンテンツ利
用開始時刻47に改編するとともに、LT有効終了時刻
151を、コンテンツ利用終了時刻48に改編する。こ
のように、チケット改編部122は、子端末108に対
するコンテンツの利用期間制限43を、ライセンスチケ
ット140そのものの有効期間として改編してしまうの
で、子端末108の再生部131は、たとえヘッダ14
2以下の部分、例え、View144やPrint145等の部
分にそのコンテンツの利用期間が記録されていたとして
も、その利用期間に優先して、コンテンツ利用開始時刻
47とコンテンツ利用終了時刻48を遵守することにな
る。
【0080】同時に、チケット改編部122は、受信し
たライセンスチケット140によって管理サーバ103
に本来使用許諾されたコンテンツ利用条件から、子供用
ライセンスチケットの利用分を差し引いた残りの有効分
について、同一コンテンツの利用を可能にする残りライ
センスチケットを作成し、残り有効分保存部124に記
憶する。
【0081】チケット改編部122は、通信部125か
らライセンスチケットの追加要求が転送されてくると、
要求されたコンテンツの残りライセンスチケットが残り
有効分保存部124内にあるか否かを調べ、あればさら
に、パレンタル記憶部121を参照して、その要求に含
まれている再生部131の再生状況等が制限解除情報1
27の条件に合致するか否かを調べる。合致すれば、残
り有効分保存部124内の残りライセンスチケットか
ら、制限解除情報127の解除量だけ再生を許可するラ
イセンスチケットを作成して通信部125に返送すると
ともに、その解除量を差し引いた有効分に対して残りラ
イセンスチケットを作成し、作成した残りライセンスチ
ケットで残り有効分保存部124を更新する。一方、通
信部125から転送されたライセンスチケットの追加要
求に対して、残りライセンスチケットがない場合、およ
び、ライセンスチケットの追加要求の内容が制限解除情
報127の条件に合致しない場合には、チケット改編部
122は、転送されてきたライセンスチケットの追加要
求を廃棄する。転送されてきたライセンスチケット発行
要求が、追加要求でなければ、そのライセンスチケット
発行要求を通信部125に返送して、管理サーバ103
へ送信させる。
【0082】要求履歴記憶部123は、通信部125に
よって記録された送信日時、要求種別、要求元端末ID
およびコンテンツIDなどの情報からなる要求履歴を記
憶する。残り有効分保存部124は、チケット改編部1
22によって作成された残りライセンスチケットを保存
する。残りライセンスチケットは、管理サーバ103か
ら本来与えられたライセンスチケット140の有効期間
から、子端末108に発行したライセンスチケットの有
効期間分を減算した残りの期間において、対応するコン
テンツの利用を可能にするライセンスチケットである。
【0083】通信部125は、構内通信網LANによっ
て子端末108とルータ104とに接続されている。通
信部125は、子端末108の通信部132からのコン
テンツ配信要求と、親端末107の要求部62からのコ
ンテンツ配信要求およびライセンスチケット発行要求と
を受信する都度、要求履歴記憶部123に前記各要求の
要求履歴を記録し、管理サーバ103に送信する。ただ
し、子端末108からのライセンスチケット発行要求に
ついては、一旦、チケット改編部122に転送し、その
ライセンスチケット発行要求が返送されてきた場合に限
り、要求履歴を要求履歴記憶部123に記録し、返送さ
れたライセンスチケット発行要求の要求元の端末IDを
親端末107の端末IDに書き直して管理サーバ103
に送信する。
【0084】通信部125は、送信した要求に応じて管
理サーバ103から配信されたコンテンツまたはライセ
ンスチケット140を受信すると、それらに含まれてい
るコンテンツIDに基づいて、要求履歴記憶部123の
要求履歴から要求元の端末を調べ、受信したコンテンツ
またはライセンスチケット140を、その端末の再生部
に転送し、その都度、それに対応した要求履歴を要求履
歴記憶部123から消去する。
【0085】ただし、子端末108の要求に対して発行
されたライセンスチケット140については、通信部1
25は、要求元の子端末108の再生部131に直接転
送せず、要求元の子端末108の端末IDを添付した
上、チケット改編部122に転送し、チケット改編部1
22から返送された子供用ライセンスチケットを、その
子端末108の再生部131に転送する。
【0086】パレンタル情報126は、図4に示したパ
レンタル情報15〜16のうち、家庭3の子供であるユ
ーザに対応した人数分の情報であり、パレンタル情報1
26の利用制限に対応する制限解除情報127がある場
合、対応する制限解除情報127へのポインタが設定さ
れている。
【0087】制限解除情報127は、制限を解除されう
るコンテンツの種類、制限を解除されうる利用制限の種
類、再生部131でのコンテンツ利用開始からこのライ
センスチケット発行要求が発せられるまでの経過時間、
制限解除の条件とする再生部131の再生状況などから
なる条件と、その制限をどの程度解除するかという解除
量とからなる。例えば、ゲームなどのコンテンツに利用
期間制限43が設定されている場合で、コンテンツ利用
終了時刻48の毎10分前に、要求部133がライセン
スチケットを追加要求するよう設定されている場合にお
いて、「コンテンツがゲームであって、その利用が継続
中で、利用を開始してから30分が経過しておらず、な
おかつ、セーブされていない状態である(条件)とき、
コンテンツ利用終了時刻48を10分だけ(解除量)延
長する」というような情報からなる。
【0088】子端末108は、各家庭102の子供が使
用するために購入された、パーソナルコンピュータなど
によって実現されるコンピュータ装置であって、ルータ
104を介して単独で通信ネットワーク8に接続できる
端末である。具体的には、子端末108は、管理サーバ
103によって管理サーバ103と子端末108との間
の接続が論理的に遮断された以降は、改編されたライセ
ンスチケットに従ってコンテンツを再生するが、それま
では、ユーザの要求部133への入力データからなるラ
イセンスチケット発行要求を、ルータ104と通信ネッ
トワーク8とを介して管理サーバ103に直接送信し、
管理サーバ103から親端末107に発行されるのと同
等のライセンスチケット140の発行を受けて、コンテ
ンツサーバ4から受信したコンテンツの再生を行う。
【0089】子端末108は、ハードディスクなどから
なるコンテンツ記憶部74と、プログラムなどによって
実現される3つの処理部(再生部131、通信部13
2、要求部133)とから構成される。
【0090】再生部131は、耐タンパに作られたMP
EGデコーダなどの再生モジュールを備え、図1の再生
部71とおおむね同様にしてコンテンツを再生するが、
再生部71と異なる点は、親端末107のチケット改編
部122によってライセンスチケットのヘッダに書き込
まれている有効期間を他のコンテンツ利用条件に優先し
て、当該コンテンツの再生を行うことである。
【0091】通信部132は、構内通信網LANによっ
て親端末107とルータ104とに接続されており、管
理サーバ103と子端末108との間の接続が論理的に
遮断された以降は、図1の通信部73とおおむね同様の
処理を行う。異なる点は、管理サーバ103と子端末1
08との間の接続が論理的に遮断されるまでは、要求部
133でユーザの入力を受け付けたライセンスチケット
発行要求およびコンテンツ配信要求を、ルータ104と
通信ネットワーク8とを介して直接管理サーバ103に
送信し、管理サーバ103から親端末107と同等のラ
イセンスチケット140を受信し、対応するコンテンツ
をコンテンツサーバ4から受信することである。
【0092】要求部133は、親端末107の要求部6
2と同様、ユーザの入力により指定された各種要求に応
じて管理サーバ103から受信したメニュー画面などを
ユーザに表示し、表示された画面への入力データをコン
テンツ配信要求およびライセンスチケット発行要求など
の各種要求として通信部132から管理サーバ103に
送信するとともに、要求元を示す情報として子端末10
8の端末IDのみを送信する。前記要求部62と異なる
点は、要求部133は、常に再生部131の再生状況を
監視し、コンテンツの再生途中にライセンスチケットの
コンテンツ利用条件が終了する場合には、あらかじめ設
定されたタイミングで、何分後かにコンテンツの利用条
件が終了する旨をユーザに表示するとともに、そのコン
テンツの再生状況をデータとして伴ったライセンスチケ
ットの追加要求を通信部132に送信する。なお、前記
ライセンスチケットの追加要求には、ライセンスチケッ
トの追加要求であることを示す識別情報が付加される。
【0093】図9は、図8の利用条件データベース11
1に記憶されているコンテンツ利用条件112〜113
のデータ構成の一例を示す図である。図示するコンテン
ツ利用条件112〜113は、図3のコンテンツ利用条
件13〜14と異なり、子端末108のユーザも含んだ
すべてのユーザについて作成されており、各コンテンツ
利用条件112〜113には、パレンタルフラグ部81
が設けられている。このパレンタルフラグ部81にフラ
グが立てられている場合は、そのコンテンツ利用条件1
12〜113が子端末108のユーザについてのコンテ
ンツ利用条件を示したものであり、その親端末107か
らのパレンタル設定要求によって無効にされたことを示
している。
【0094】一方、パレンタルフラグ部81にフラグが
立てられていない場合は、例え、そのユーザが子端末1
08のユーザ(子供)であっても、直接管理サーバ10
3にライセンスチケット発行要求することができ、親端
末107と同等のライセンスチケット140の発行を受
けてコンテンツを利用することができる。
【0095】図10は、図8のチケット改編部122に
よるライセンスチケットの改編の一例を示す図である。
図に示しているのは、管理サーバ103から受信したラ
イセンスチケット140、残りライセンスチケット91
および子供用ライセンスチケット92である。
【0096】図のように、管理サーバ103から発行さ
れたライセンスチケット140に、このコンテンツの1
0回の再生を許可するコンテンツ利用条件93が書かれ
ており、パレンタル記憶部121に記憶されている子端
末108ユーザのパレンタル情報126に、コンテンツ
の再生を2回しか許可しない利用制限が書かれている場
合、チケット改編部122は、ライセンスチケット14
0の10回の再生を許可するコンテンツ利用条件93
を、2回の再生しか許可しないコンテンツ利用条件95
に改編して、子供用ライセンスチケット92を作成す
る。この場合何もしないと、本来の10回の再生を許可
するコンテンツ利用条件93から、子供用ライセンスチ
ケット92の2回の利用分を差し引いた残りの8回分が
契約上有効な利用分であるにもかかわらず無効になって
しまうため、残りの8回の再生を許可するコンテンツ利
用条件94を書き込んだ残りライセンスチケット91を
新たに作成し、残り有効分保存部124を更新する。
【0097】図11は、図8の子端末108がライセン
スチケットの配信要求をして、パレンタル利用制限の付
加されたコンテンツを利用するまでの管理サーバ10
3、親端末107および子端末108の間の通信手順の
一例を示す通信シーケンス図である。まず親端末107
は、コンテンツの利用を制限したい子端末108のユー
ザを指定したパレンタル設定要求を、管理サーバ103
に送信する(S11)。
【0098】チケット生成部114は、指定されたユー
ザのコンテンツ利用条件112〜113のパレンタルフ
ラグ部81にフラグを立て、そのコンテンツ利用条件を
無効にする(S12)。その後、その子端末108が、
管理サーバ103にライセンスチケット発行要求を送信
すると(S13)、チケット生成部114は、ライセン
スチケット発行要求に添付されている端末IDから、ユ
ーザ情報11〜12を参照してユーザIDを調べ、コン
テンツ利用条件112〜113を参照するが、そのパレ
ンタルフラグ部81にフラグが立てられているので、そ
の子端末108のライセンスチケット発行要求を拒絶す
る(S14)。
【0099】子端末108は、親端末107を介してな
らば、管理サーバ103にライセンスチケット発行要求
することができるので、それ以後は、親端末107にラ
イセンスチケット発行要求を送信する(S15)。親端
末107は、子端末108のライセンスチケット発行要
求の要求元の端末IDを親端末107の端末IDに書き
換えて、親端末107の要求として管理サーバ103に
送信するとともに、送信したライセンスチケット発行要
求の要求元である子端末108の端末IDと、要求した
コンテンツのコンテンツIDとを要求履歴記憶部123
に記憶させる(S16)。
【0100】管理サーバ103は、親端末107からの
ライセンスチケット発行要求に対して、通常のライセン
スチケット140を発行する(S17)。管理サーバ1
03からライセンスチケット140を受信した通信部1
25は、要求履歴記憶部123を参照し、そのライセン
スチケット140のコンテンツIDから、要求元の子端
末108を特定する。通信部125は、特定した子端末
108の端末IDを添付して、そのライセンスチケット
140をチケット改編部122に転送する。チケット改
編部122は、転送されてきたライセンスチケット14
0のユーザIDを要求元の子端末108のユーザIDに
書き直した上、パレンタル記憶部121を参照して、ラ
イセンスチケット140のヘッダに、そのユーザIDの
ユーザに対するそのコンテンツの利用期間制限43(コ
ンテンツ利用開始時刻47、コンテンツ利用終了時刻4
8)を書き込んで子供用ライセンスチケットを作成し
(S18)、通信部125を介してその子端末108に
転送する(S19)。
【0101】子端末108は、親端末107から転送さ
れた子供用ライセンスチケットに含まれているコンテン
ツキーで、別途入手したコンテンツの暗号を復号すると
ともに、そのライセンスチケットのヘッダに記録されて
いる利用期間制限を遵守して、コンテンツを再生する
(S20)。子端末108において、コンテンツの再生
中、利用期間制限のコンテンツ利用終了時刻48が近づ
くと、再生部131の再生状況を監視している要求部1
33は、そのコンテンツの再生状況を添付した子端末1
08のライセンスチケットの追加要求を親端末107に
送信する(S21)。
【0102】親端末107の通信部125は、子端末1
08からのライセンスチケットの追加要求をチケット改
編部122に転送する。チケット改編部122は、受信
した追加要求に対応する残りライセンスチケットが残り
有効分保存部124にあるか否かを調べ、あれば、さら
にパレンタル記憶部121を参照して、ライセンスチケ
ットの追加要求の内容が制限解除情報127の条件に合
致するか否かを調べる。調べた結果、合致すれば、残り
ライセンスチケットから制限解除情報127の解除量分
の追加ライセンスチケットを作成して、子端末108の
ユーザIDを書き込み、送信先を示す子端末108の端
末IDを添付して通信部125に返送する。通信部12
5に返送された追加ライセンスチケットは、添付された
端末IDで特定される子端末108に転送される(S2
3)。この結果、子端末108は、この追加ライセンス
チケットを使って、例えば、セーブしないまま途中で終
了してしまうとこであったゲームを、ある程度進めて、
ゲームの経過をセーブした上で終了することができる。
【0103】本実施の形態のパレンタルシステム10に
おいては、前記パレンタル情報126には、図4に示し
たように子端末7のユーザ毎に、また、子端末7のユー
ザが利用するコンテンツ毎に、異なる利用制限を設ける
ことができる上、コンテンツの内容に応じて多様な制限
を設けることができる。この結果、親端末107ユーザ
は、子端末108ユーザそれぞれの成長に応じて、その
利用制限を緩和したり、強化したり、あるいは利用制限
そのものを解除することができるとともに、多様な制限
方法の中からより適切な方法を選んで子供のコンテンツ
の利用に制限を課することができるという効果がある。
【0104】また、本実施の形態のパレンタルシステム
10においては、上記のようにして子供用ライセンスチ
ケットを親端末107が動的に作成するので、管理サー
バ103における負荷を軽減することができるととも
に、家庭102内の親端末107と子端末108との間
で、より個別的な設定による子供用ライセンスチケット
の発行が可能になるという効果がある。さらにまた、本
実施の形態のパレンタルシステム10おいては、一定の
条件のもとに子端末108の利用制限を一時解除するこ
とができるので、子端末108におけるコンテンツの利
用制限に、より融通の利いた細やかな配慮を加えること
ができるという効果がある。
【0105】以下、本第2の実施形態におけるチケット
改編部122による子供用ライセンスチケット作成の変
形例について、図面を用いて詳細に説明する。図12
は、第1変形例に係るチケット改編部による子供用ライ
センスチケット160の作成例を示す図である。図12
は、管理サーバ103から受信したライセンスチケット
140と、改編後の子供用ライセンスチケット160と
を示している。
【0106】例えば、ゲームなどのコンテンツを再生す
るために発行を受けたライセンスチケット140には、
そのコンテンツでプレイすることに関するコンテンツ利
用条件Playのカウンタの項目161に、10回の再生を
許可するコンテンツ利用条件が記録されている。これに
対し、図8のパレンタル情報126には、この子供用ラ
イセンスチケット160を利用する子端末108のユー
ザに対し、そのコンテンツでプレイする回数を2回しか
許可しない利用制限163が記録されているとする。
【0107】こういう場合、チケット改編部は、コンテ
ンツ利用条件Playのカウンタの項目161の直後に、そ
のコンテンツでプレイする回数を2回しか許可しない利
用制限163を挿入して、子供用ライセンスチケット1
60を作成する。この結果、子供用ライセンスチケット
160は、挿入された利用制限163の分だけデータ長
が長くなる。これに対応して、ユーザは、再生部131
が子供用ライセンスチケット160に従ってコンテンツ
を再生する際には、ライセンスチケット140本来のコ
ンテンツ利用条件161よりも、その直後に記録されて
いる利用制限163を優先して、コンテンツを再生する
ように設定しておく必要がある。
【0108】上記のように、第1変形例による子供用ラ
イセンスチケット160と、実施の形態2においてチケ
ット改編部122によって作成された子供用ライセンス
チケットとが大きく異なる点は、第1変形例では、ライ
センスチケット140のデータ長やデータ構成が変更さ
れていることである。実施の形態2のパレンタルシステ
ム10のように、改編が家庭102内の親端末107に
よって行われ、しかも改編されたライセンスチケットが
家庭102内でしか流通しない場合には、この場合のよ
うに、さらに多様な改編が可能になる。ただし、チケッ
ト改編部122は、受信したライセンスチケット140
のコンテンツ利用条件に示されたコンテンツの利用範囲
を制限するような改編のみが可能であって、ライセンス
チケット140のコンテンツ利用条件によって示される
利用範囲を超えるような改編をすることはできない。
【0109】図13は、第2変形例に係るチケット改編
部による制限チケット165の作成例を示す図である。
図の左側には管理サーバ103から受信したライセンス
チケット140、中央は左記と同様のライセンスチケッ
ト140、右側にはパレンタル情報126の利用制限を
ライセンスチケットにした制限チケット165が示され
ている。第2変形例における子供用ライセンスチケット
は、このライセンスチケット140と制限チケット16
5とから構成される。
【0110】図のように、チケット改編部は、管理サー
バ103から発行を受けたライセンスチケット140に
は何も改編を加えず、新たにライセンスチケット140
と同様のデータ構成からなる制限チケット165を作成
する。制限チケット165には、パレンタル情報126
の各利用制限がコンテンツ利用条件のそれぞれ対応する
各項目に記録されており、他の項目にはライセンスチケ
ット140の内容と同一の情報が記録されている。制限
チケット165を作成する方法としては、あらかじめ制
限チケット165用にライセンスチケット140のコピ
ーを作成し、そのコピーのパレンタル情報126の各利
用制限に対応する各項目を利用制限の内容に改編して作
成する。
【0111】これに対応して、子端末の再生部では、発
行を受けたライセンスチケット140のコンテンツ利用
条件(10回まで利用可能)と、新たに作成された制限
チケット165のコンテンツ利用条件(2回まで利用可
能)との2つのコンテンツ利用条件の論理積(2回まで
利用可能)を求め、その論理積を子端末のコンテンツ利
用条件として再生を行う。
【0112】第2変形例においては、ライセンスチケッ
ト140と同様のデータ構成からなる制限チケット16
5を作成するとしたが、本発明のパレンタルシステムは
上記実施の形態に限定されず、前記制限チケット165
は、パレンタル情報126の各利用制限が、それぞれラ
イセンスチケット140のコンテンツ利用条件に対応し
て有効となるように記録されていればよく、制限チケッ
ト165が単体でライセンスチケット140として使用
できる必要はない。例えば、制限チケット165は、ラ
イセンスチケット140のコンテンツ利用条件に対応し
て、前記各コンテンツ利用条件に対する制限のみが記録
されるとしてもよい。これに対応して、子端末の再生部
では、コンテンツ利用条件のみについて、ライセンスチ
ケット140と制限チケット165との論理積を求める
ようにしてもよい。
【0113】なお、第2変形例においては、ライセンス
チケット140と制限チケット165とは、子端末に同
時に送信されてもよいし、まったく別個のタイミングで
送信されてもよい。後者の場合、子端末は、例えば、あ
らかじめ同一コンテンツにつき、前記2種類のライセン
スチケットが揃って初めて再生できるように設定され
る。あるいは、ライセンスチケット140の方に、コン
テンツの再生につき、対応する制限チケット165が必
要か否かを示す情報が追加され、子端末は、その情報に
応じて、必要であれば制限チケット165が受信される
までコンテンツの再生を待機し、必要でなければライセ
ンスチケット140のみでコンテンツの再生を行うよう
設定される。
【0114】図14は、第3変形例に係るチケット改編
部による子供用ライセンスチケット169の作成例を示
す図である。図の左側には、それぞれ異なるコンテンツ
利用条件で管理サーバ103から受信されたライセンス
チケット166〜168が示されており、右側には、そ
の中から選択された一つであるライセンスチケット16
9が示されている。
【0115】上記の例と異なり、この例では、チケット
改編部は、管理サーバ103から発行を受けたライセン
スチケットを改編することなく子供用ライセンスチケッ
ト169を作成する。図のように、チケット改編部は、
あらかじめ同一コンテンツにつき、何通りか異なるコン
テンツ利用条件で複数のライセンスチケット166〜1
68の発行を受けておき、残り有効分保存部124に保
存しておく。例えば、ライセンスチケット166は、そ
のコンテンツでプレイすることに関するコンテンツ利用
条件のPlayのカウンタの項目に、そのコンテンツでプレ
イする回数を「2回」許可するコンテンツ利用条件が記
録されており、同一項目について、ライセンスチケット
167では「5回」であり、ライセンスチケット168
では「10回」である。
【0116】これに対応してチケット改編部は、子端末
108からのライセンスチケット発行要求があると、パ
レンタル記憶部121内のパレンタル情報126を参照
して、その子端末108ユーザに設定されているこのコ
ンテンツの利用制限を調べ、残り有効分保存部124に
保存されているライセンスチケット166〜168の中
から、調べた利用制限「3回」に最も近いコンテンツ利
用条件「2回」を許可したライセンスチケット166
を、子供用ライセンスチケット169として選択し、子
端末108に送信する。
【0117】なお、本実施の形態2においては、管理サ
ーバ103は、コンテンツ利用条件112〜113にパ
レンタルフラグ部81を設け、それにフラグを立てるこ
とによってパレンタル設定要求により指定された子端末
108を示したが、本発明のパレンタルシステムは上記
実施の形態に限定されず、上記子端末108であること
を示す情報を、ユーザ情報11〜12に記録してもよい
し、別途、その旨を示す情報をデータベースに追加して
もよい。
【0118】なお、上記実施の形態2においては、チケ
ット改編部122は、ライセンスチケットの追加要求に
対して残りライセンスチケットがない場合、転送されて
きたライセンスチケットの追加要求を廃棄するとした
が、本発明のパレンタルシステムは上記実施の形態に限
定されず、ライセンスチケットの追加要求の内容が、制
限解除情報127の条件に合致する場合には、制限解除
情報127の解除量だけコンテンツの利用を許可するラ
イセンスチケットを管理サーバ103に発行要求すると
してもよい。
【0119】なお、上記実施の形態1、2においては、
管理サーバ5または親端末6が、ライセンスチケット1
40に対してパレンタル情報15〜16、126に基づ
く利用制限を付加する方法によって、子端末7にコンテ
ンツの利用制限を課したが、それ以外の方法によって、
利用制限を課してもよい。例えば、パレンタルシステム
1、10内または親子の端末間で、あらかじめ子端末
7、108の再生部71、131の再生を停止させる信
号もしくはコマンド等を定めておき、ユーザが親端末6
からこれらを入力することによって、再生部71、13
1の再生を一時停止、または中止させるようにしてもよ
い。
【0120】なお、本実施の形態2においても、ライセ
ンスおよびライセンスチケット140をユーザバインド
なものとして説明したが、本発明のパレンタルシステム
は上記実施の形態に限定されず、ライセンスチケットの
ヘッダに、親端末6または子端末7に対応した端末ID
を1つ以上記録できる項目を設けておき、ヘッダに要求
元のユーザIDを書き込む代わりに、端末IDの項目に
当該ライセンスチケットの要求元である親端末107ま
たは子端末108の端末IDを書き込んで、ライセンス
およびライセンスチケット140を端末にバインドさせ
てもよい。
【0121】以下、本第2の実施形態における親端末1
07によるパレンタル制御方法の変形例について、図面
を用いて詳細に説明する。親端末107のユーザは、ま
ず、親端末107に接続されている全子端末108を子
端末リストとしてあらかじめ親端末107に登録してお
き、その後、各子端末108に対するパレンタル制御を
設定する。ここでは、その子端末リストを例えば、通信
部125の要求履歴記憶部123に保持しておくものと
する。図15は、親端末107に表示される子端末登録
画面1500の一例を示す図である。子端末登録画面1
500には、図のように、エントリリスト1501、子
端末リスト1502などが表示される。親端末107に
おいて通信部125は、例えば、家庭内LANなどを介
して親端末107に接続されている子端末108を自動
的に検出し、それらをエントリリスト1501に一覧表
示する。例えば、図のように、エントリリスト1501
には、「端末1(江戸川子夏)」および「端末2(江戸
川子秋)」が表示されている。「端末1」は、親端末1
07が端末ID「USO086」の子端末108を一意
に特定してユーザに表示するために与えた端末名であ
り、ここで表示されている「江戸川子夏」は、ユーザに
よってあらかじめ端末ID「USO086」の子端末1
08に登録されていたユーザ名である。同様に、「端末
2」は、親端末107が端末ID「USO871」の子
端末108を特定して表示するための端末名であり、
「江戸川子秋」は、端末ID「USO871」の子端末
108にあらかじめ登録されていたユーザ名である。
【0122】ユーザは、エントリリスト1501に表示
された子端末108の一覧から、パレンタル制御の対象
となりうるすべての子端末108を選択して、子端末リ
スト1502に登録する。例えば、ユーザは、親端末1
07のコントローラなどを操作して、エントリリスト1
501に表示された子端末108の1つを選択し、子端
末登録画面1500の下部に表示されている設定ボタン
1504を押すと、選択されている端末、ここでは例え
ば、「端末1(江戸川子夏)」が子端末リスト1502
に転記される。また、次にエントリリスト1501から
「端末2(江戸川子秋)」を選択して設定ボタン150
4を押すと、「端末2(江戸川子秋)」が子端末リスト
1502に追記される。ここで、ユーザがOKボタン1
506を押すと、子端末リスト1502に登録されたデ
ータが要求履歴記憶部123内に保持される。一方、ユ
ーザがキャンセルボタン1507を押すと、子端末登録
画面1500内の子端末リスト1502に表示されてい
たデータがクリアされ、子端末登録画面1500の表示
が終了される。
【0123】図16は、図15に示した子端末登録画面
1500への入力に基づいて要求履歴記憶部123に保
持される子端末リスト1600の一例を示す図である。
図のように、子端末リスト1600には、親端末107
に接続されている各子端末108の端末ID1601、
ユーザ名1602および端末名1603などが記録され
る。ここでは、子端末登録画面1500において登録さ
れた端末ID1601「USO086」の子端末108
と、端末ID1601「USO871」の子端末108
とについて、それぞれユーザ名1602「江戸川子夏」
および「江戸川子秋」と、端末名1603「端末1」お
よび「端末2」とが記録されている。
【0124】親端末107が上記のような子端末リスト
1600を保持しておくことにより、パレンタル設定部
120では、さらに多様なパレンタル制御を行うことが
できる。図17は、図8に示したパレンタル設定部12
0による利用制限設定画面1700の一例を示す図であ
る。例えば、図のように、利用制限設定画面1700で
は、画面上部に「ユーザを指定する」と表示されたユー
ザ指定チェックボックス1701および「端末を指定す
る」と表示された端末指定チェックボックス1702が
設けられている。ユーザは、これらのチェックボックス
のいずれかにチェックを入れることにより、ユーザを指
定して子供毎に利用制限を設定することもできるし、端
末を指定して利用制限を設定することもできる。さら
に、利用制限設定画面1700の中央部には、親端末1
07に接続されている子端末108のユーザ名の一覧1
703と、親端末107に接続されている子端末108
の端末名の一覧1704とが表示されている。ユーザ名
の一覧1703は、これに対応するユーザ指定チェック
ボックス1701がチェックされている場合にのみ選択
入力が可能であり、端末指定チェックボックス1702
がチェックされている場合には、例えば文字列が点描文
字で表示され、選択入力を受け付けない。端末名の一覧
1704も同様である。
【0125】さらに、ユーザ名の一覧1703には、子
端末リスト1600に記録されているユーザ名が列記さ
れているほか、「一律に制限する」という項目が表示さ
れている。例えばユーザ名の一覧1703に表示されて
いる「江戸川子夏」を選択して「次へ」ボタン1705
を押した場合には、子供ユーザ「江戸川子夏」に対して
のみ、以下で設定される利用制限が課せられるが、「一
律に制限する」という項目を選択して「次へ」ボタン1
705を押した場合には、どの子供ユーザに対しても一
律に、以下で設定される同じ利用制限が課せられること
になる。端末名の一覧1704も同様であって、子端末
リスト1600に記録されている端末名が列記されるほ
か、さらに「一律に制限する」という項目が表示され
る。例えば、端末指定チェックボックス1702がチェ
ックされ、さらにこの項目が選択されて「次へ」ボタン
1705が押された場合には、親端末107に接続され
ているどの子端末108に対しても、以下で設定される
利用制限が一律に課せられることになる。反対に、キャ
ンセルボタン1706が押された場合には、それまでに
入力された利用制限設定画面1700への入力内容がク
リアされ、利用制限の設定処理が終了される。
【0126】図18は、図17に示した利用制限設定画
面1700から呼び出される第2利用制限設定画面18
00の一例を示す図である。この第2利用制限設定画面
1800からは、利用制限設定画面1700において指
定されたユーザまたは端末に対する利用制限の具体的内
容が入力される。図のように、第2利用制限設定画面1
800には、「カテゴリ」の欄1801、「利用できる
コンテンツ」の欄1802および「利用できる回数」の
欄1803などが表示されている。「カテゴリ」の欄1
801は、コンテンツのカテゴリおよびジャンルの一覧
を示し、「利用できるコンテンツ」の欄1802は、
「一律に制限する」という項目以外、親端末107が保
持しているライセンスチケットを用いて利用することが
できるコンテンツの一覧を示している。「一律に制限す
る」という項目は、その列の右側に、対応して表示され
る「利用できる回数」の欄1803などに入力された利
用制限が、「カテゴリ」の欄1801で限定された範囲内
のすべてのコンテンツに対して適用されることを示して
いる。また、「利用できる回数」の欄1803は、「利
用できるコンテンツ」の欄1802に表示されている各
コンテンツを親端末107が保持しているライセンスチ
ケットを用いて利用することができる回数を示してい
る。ただし、「利用できるコンテンツ」の欄1802の
「一律に制限する」という項目が選択されている場合に
は、前記カテゴリ内のどのコンテンツについても、「利
用できる回数」の欄1803に入力された回数が、利用
できる回数の上限となる。また、コンテンツのカテゴリ
としては、例えば、対象となるユーザの年齢層ごとに、
幼児向け、小学校低学年向け、小学校高学年向け、中・
高生向けおよび一般向けなどがあり、ジャンルとして
は、例えば、映画、音楽、アニメーション、ゲーム、ニ
ュース、スポーツ、教養および趣味などがある。
【0127】図19は、図8に示したパレンタル設定部
120が内部に保持しているコンテンツ分類表1900
の一例を示す図である。コンテンツ分類表1900に
は、上記のようなカテゴリとジャンルとの一覧が、「カ
テゴリ」の欄1901に記述されている。例えば、パレ
ンタル設定部120は、図のようなコンテンツ分類表1
900をあらかじめ内部に保持しており、コンテンツ分
類表1900の「カテゴリ」の欄1901に記述されて
いる内容を、第2利用制限設定画面1800の「カテゴ
リ」の欄1801に列記して表示する。また、このコン
テンツ分類表1900には、各カテゴリに分類されるコ
ンテンツのコンテンツIDが「コンテンツID」の欄1
902に、「カテゴリ」の欄1901の各項目に対応付
けて記述されている。ここでは例えば、8桁で表される
各コンテンツIDの下位6桁でカテゴリの分類を表し、
上位2桁でジャンルの分類を表している。例えば、幼児
向けコンテンツのコンテンツIDは、上位2桁がワイル
ドカード「**」で、すなわち上位2桁はどんな値であ
ってもよく、下位6桁が「000000」〜「0099
99」で表される。また、音楽コンテンツのコンテンツ
IDは、上位2桁が「MU」で、下位6桁がワイルドカ
ードである。従って、例えば、小学校低学年向けの音楽
コンテンツの場合、コンテンツIDは、「MU0100
00」〜「MU019999」の値で表される。また、
一般向けコンテンツのコンテンツIDは、上位2桁がワ
イルドカードで、下位6桁が「000000」〜「99
9999」である。これはすなわち、ここでいうカテゴ
リの「一般向け」は、すべてのコンテンツを対象として
いることを示している。なお、ここではコンテンツID
の下位6桁でカテゴリの分類を表したが、本発明はこれ
に限定されず、どのように表してもよい。例えば、ジャ
ンルを示す上位2桁に次ぐ上位2桁でカテゴリの分類を
表すとしてもよい。
【0128】さらに、パレンタル設定部120は、親端
末107に保持されているライセンスチケットのコンテ
ンツID148をキーとしてコンテンツ分類表1900
を参照し、親端末107に保持されている各ライセンス
チケットが、第2利用制限設定画面1800の「カテゴ
リ」の欄1801で選択されているカテゴリに入るか否
かを判定する。判定の結果、「カテゴリ」の欄1801
で選択されているカテゴリに入るコンテンツについては
通常の方法で、また、選択されているカテゴリに入らな
いコンテンツについては点描で、それぞれのコンテンツ
名を第2利用制限設定画面1800の「利用できるコン
テンツ」の欄1802に表示する。すなわち、現在選択
されているカテゴリで利用制限を設定すると、点描で表
示されたコンテンツは利用できないという意味である。
この判定において、コンテンツのカテゴリの年齢層が、
選択されているカテゴリの年齢層より上の場合、選択さ
れたカテゴリに入らないコンテンツと判定され、当該コ
ンテンツのコンテンツ名は点描で表示される。例えば、
「カテゴリ」の欄1801で「小学校低学年向け」の項
目が選択された場合、幼児向けアニメ「フラダンスの
犬」と小学校低学年向けアニメ「あしたのジョーズ」は
「利用できるコンテンツ」の欄1802に通常通り表示
されるが、小学校高学年向けアニメ「刑事コナン」と一
般向け映画「台風が丘」とは、点描で表示される。さら
に、「利用できるコンテンツ」の欄1802に通常通り
表示されているコンテンツ名に対応して、その右側の
「利用できる回数」の欄1803には、そのコンテンツ
を利用できる回数が表示される。例えば、アニメ「フラ
ダンスの犬」であれば「15」回、アニメ「あしたのジ
ョーズ」であれば「10」回、利用できることが表示さ
れている。これに対し、「カテゴリ」の欄1801で
「小学校低学年向け」の項目から「小学校高学年向け」
に選択が変更された場合には、「利用できるコンテン
ツ」の欄1802では、小学校高学年向けアニメ「刑事
コナン」のコンテンツ名が通常の文字による表示に変更
され、「利用できる回数」の欄1803では、そのアニ
メ「刑事コナン」を利用できる回数「5」回が通常の文
字による表示に変更される。さらに、「カテゴリ」の欄
1801で「一般向け」が選択された場合には、「利用
できるコンテンツ」の欄1802に親端末107に保持
されているライセンスチケットを用いて利用できるすべ
てのコンテンツのコンテンツ名が通常通り表示される。
【0129】「利用できるコンテンツ」の欄1802に
通常の文字で表示されたコンテンツ名は、さらに選択す
ることができ、その右側の「利用できる回数」の欄18
03において、「利用できるコンテンツ」の欄1802
で選択されたコンテンツ名に対応する項目の表示内容に
対する変更の入力が受け付けられる。例えば、「利用で
きるコンテンツ」の欄1802に通常文字で表示されて
いるコンテンツ名、アニメ「フラダンスの犬」を選択し
た場合には、それに対応する「利用できる回数」の欄1
803の「15」回という回数を、例えば「5」回に変
更する入力が受け付けられる。この変更の入力は、例え
ば、「15」と表示されている入力枠に、「5」と上書
きすることによって受け付けられる。ここでは図示しな
いが、「利用できる回数」の欄1803の右側には、さ
らに、「連続利用時間」、「利用期間」および「利用時
間帯」などの欄が設けられており、ユーザは、この画面
を右にスクロールさせてそれぞれの項目に制限を加えた
利用条件を上書きして、選択されたコンテンツごとに、
より詳細な利用制限を設定することができる。また、逆
に、詳細な利用制限を入力するのが面倒なユーザは、第
2利用制限設定画面1800の「カテゴリ」の欄180
1だけを選択して画面の下方に表示されているOKボタ
ン1804を押してもよい。
【0130】ユーザがこのようにして第2利用制限設定
画面1800の各欄に入力を完了し、OKボタン180
4を押すと、それまでに第2利用制限設定画面1800
に入力された内容が、パレンタル情報126としてパレ
ンタル記憶部121に格納され、第2利用制限設定画面
1800の表示が終了されて、パレンタル設定部120
による利用制限設定処理が終了される。ユーザが第2利
用制限設定画面1800の入力中にパレンタル制御の対
象を設定しなおしたくなった場合には、「戻る」ボタン
1805を押すと、それまでの第2利用制限設定画面1
800への入力内容がクリアされ、利用制限設定画面1
700の表示に戻る。また、「キャンセル」ボタン18
06の機能は、利用制限設定画面1700の「キャンセ
ル」ボタン1706と同じである。なお、第2利用制限
設定画面1800では、カテゴリとジャンルとを1つの
「カテゴリ」の欄1801に列記しているため、ユーザ
はパレンタル制御の対象に対して、カテゴリとジャンル
とのいずれか一方しか限定することはできないが、第2
利用制限設定画面1800にカテゴリとジャンルとを別
の欄に分けて表示し、それぞれに選択できるようにして
おけば、カテゴリとジャンルとの両方で、子供の利用で
きるコンテンツを限定することができる。
【0131】図20(a)は、図18に示した第2利用
制限設定画面1800への入力に基づいて生成されるパ
レンタル情報126のデータ構造の一例を示す図であ
る。パレンタル情報126には、カテゴリ2001、コ
ンテンツID2002、利用回数2003、連続利用時
間2004および利用期間2005などの項目が記述さ
れる。前記各項目に記述される内容は、第2利用制限設
定画面1800の各欄への入力内容である。例えば、第
2利用制限設定画面1800において、「カテゴリ」の
欄1801の項目だけが入力されていた場合には、カテ
ゴリ2001の項目だけにデータが書き込まれ、他の項
目は空欄になる。このようにパレンタル情報126を記
録しておくことにより、この利用制限を設定した後にコ
ンテンツおよびその利用権を購入した場合でも、新たに
利用制限を設定し直すことなく、子端末108でのコン
テンツの利用を、カテゴリ2001の項目で限定された
範囲内のコンテンツに制限することができる。
【0132】また、第2利用制限設定画面1800にお
いて、「利用できるコンテンツ」の欄1802で、「一
律に制限する」が選択入力された場合には、コンテンツ
ID2002の項目に、例えばワイルドカードを示す
「*」が書き込まれる。例えば、第2利用制限設定画面
1800において、「カテゴリ」の欄1801で「小学
校低学年向け」が入力され、「利用できるコンテンツ」
の欄1802で「一律に制限する」が入力された場合、
すなわち、パレンタル情報126のカテゴリ2001が
「小学校低学年向け」で、コンテンツID2002が「*」
であり、かつ、利用回数2003、連続利用時間200
4および利用期間2005で表される利用制限が入力さ
れていた場合には、この利用制限が小学校低学年向けの
すべてのコンテンツに対して一律に課されることにな
る。
【0133】また、第2利用制限設定画面1800にお
いて、「カテゴリ」の欄1801で「一般向け」が入力
され、「利用できるコンテンツ」の欄1802で「一律
に制限する」が入力された場合、すなわち、パレンタル
情報126のカテゴリ2001が「一般向け」で、コン
テンツID2002が「*」である場合には、前記利用
制限がどのコンテンツに対しても、一律に課せられるこ
とになる。利用制限設定画面1700において、ユーザ
が、端末を指定して「一律に制限する」を選択していた
場合には、このパレンタル情報126に記述された利用
制限が、子端末リスト1600に記録されている全子端
末108に対し、一律に課せられる。例えば、パレンタ
ル情報126のカテゴリ2001の項目だけに「小学校
低学年向け」の利用制限が記述されている場合には、子
端末リスト1600に記録されている「江戸川子夏」の
子端末108「USO086」でも、「江戸川子秋」の
子端末108「USO871」でも、「小学校低学年向
け」のコンテンツしか利用することができない。また、
この「カテゴリ」の欄1801の制限は、第2利用制限
設定画面1800からの利用制限設定後に購入されたコ
ンテンツおよびライセンスチケットに対しても有効であ
り、新たに購入されたコンテンツおよびライセンスチケ
ットが「小学校低学年向け」であれば、「江戸川子夏」
の子端末108「USO086」でも、「江戸川子秋」
の子端末108「USO871」でも利用することがで
きるが、「小学校高学年向け」以上のカテゴリであれ
ば、「江戸川子夏」の子端末108「USO086」で
も、「江戸川子秋」の子端末108「USO871」で
も利用することができない。
【0134】図20(b)は、図8に示したパレンタル
記憶部121内におけるパレンタル情報126の他の例
を示す図である。図20(c)は、図8に示したパレン
タル記憶部121内におけるパレンタル情報126のさ
らに他の例を示す図である。図20(d)は、図8に示
したパレンタル記憶部121内におけるパレンタル情報
126のさらに他の例を示す図である。図20(e)
は、図8に示したパレンタル記憶部121内におけるパ
レンタル情報126のさらに他の例を示す図である。図
20(b)に示すように、利用制限を端末ID1601
とコンテンツID148とに対応付けて格納しておくこ
とにより、特定の子端末108で特定のコンテンツを利
用する場合に有効なパレンタル情報126を適用するこ
とができる。
【0135】また、図20(c)のように、利用制限を
ユーザID20とコンテンツID148とに対応付けて
格納しておくことにより、特定のユーザが特定のコンテ
ンツを利用する場合に有効なパレンタル情報126を適
用することができる。図20(d)のように、利用制限
を端末ID1601に対応付けて格納しておくことによ
り、特定の子端末108で利用されるすべてのコンテン
ツに対して、共通のパレンタル情報126を適用するこ
とができる。さらに、図20(e)のように、利用制限
をユーザID20に対応付けて格納しておくことによ
り、特定のユーザが利用するすべてのコンテンツに対し
て、共通のパレンタル情報126を適用することができ
る。なお、ここでは親ユーザが、子供ユーザの利用でき
るコンテンツごとに利用制限を設定する場合について説
明したが、さらに詳細に、子供ユーザが当該コンテンツ
を用いて利用できる、Play, Viewなどのコンテンツの各
動作モードに応じて利用制限を設定するようにしてもよ
い。
【0136】以上のように、利用制限の設定およびこれ
に従うパレンタル制御を行うことにより、ユーザは、子
供ユーザのコンテンツの利用に対して詳細な利用制限を
設定することもできるし、利用制限の設定入力の手間を
省略し、大まかな利用制限を設定することもできるとい
う効果がある。なお、上記パレンタル制御においては、
パレンタル制御の対象となりうる全子端末108を子端
末リスト1600に登録するとしたが、親端末107
は、子端末リスト1600に登録されていない子端末1
08については一切のコンテンツの利用を禁止するとし
てもよい。
【0137】以上のように、本発明は、このような利用
制限制御(ライセンス管理)システムを構成するライセ
ンス管理サーバまたは端末装置として実現したり、ライ
センス管理サーバまたは端末装置による利用制限制御方
法、特に、パレンタル制御方法として実現したり、その
方法における特徴的なステップを汎用のコンピュータ装
置に実行させるプログラムとして実現することもでき
る。そして、そのようなプログラムをCD−ROM等の
記録媒体や通信網等を介して流通させることもできる。
【0138】以上のように、本発明に係る端末装置は、
各家庭のホームサーバとして有用であり、特に、子供が
インターネットなどを介してコンテンツ配信システムか
らコンテンツの配信を受ける家庭のホームサーバとして
用いるのに適している。また、本発明に係るライセンス
管理サーバは、インターネットなどを介して各家庭にコ
ンテンツを配信するシステムにおいて、ライセンスを集
中管理するサーバとして有用である。
【0139】
【発明の効果】本発明のライセンス管理サーバは、端末
装置におけるコンテンツの利用条件を管理するライセン
ス管理サーバであって、端末装置または利用者ごとに前
記利用条件を対応づけたライセンス情報を記憶するライ
センス情報記憶手段と、第1端末装置又は第1利用者か
ら、第2端末装置又は第2利用者によるコンテンツの利
用を制限したい旨の指示である利用制限情報を取得し、
記憶する利用制限情報管理手段と、前記第1端末装置又
は前記第1利用者から、前記第2端末装置又は前記第2
利用者によるコンテンツの利用を要求する旨の指示を取
得すると、前記ライセンス情報記憶手段に記憶された対
応する前記ライセンス情報が示す利用条件に、前記利用
制限情報管理手段に記憶された対応する前記利用制限情
報が示す制限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利
用を許可する旨の情報であるライセンスチケットを生成
し、前記第1端末装置又は前記第1利用者に送信するチ
ケット発行手段とを備えることを特徴とする。
【0140】本発明のライセンス管理サーバは、家庭の
親である第1端末装置又は第1利用者から利用制限を内
容とし、その子供が利用する第2端末装置又はその子供
である第2利用者によるコンテンツの利用の制限を要求
する旨の指示を取得し、それに対して、前記利用制限が
示す制限を加えたライセンスチケットを生成するので、
一般的にライセンス管理サーバが子供のコンテンツ利用
につき制限を加える場合や、コンテンツにあらかじめ子
供の利用制限を設定しておく場合には、その制限が一方
的あるいは一様になりやすいのに対し、第1利用者は、
子供である第2利用者のコンテンツの利用に際し、その
子供の成長に応じた多様な利用制限を加えることができ
るという効果がある。また、第1利用者が、前記利用制
限情報を子供毎に作成しておくことにより、その家庭の
子供の個別の成長に応じた多様な利用制限を行うことが
できる。
【0141】ここで、コンテンツの利用条件を管理する
ライセンス管理サーバに対して、コンテンツの利用を要
求する端末装置であって、特定の端末装置又は特定の利
用者によるコンテンツの利用を制限する旨の情報である
利用制限情報を取得し、記憶する利用制限記憶手段と、
前記特定の端末装置又は前記特定の利用者からの要求に
基づいて、前記ライセンス管理サーバに対して、一定の
利用条件下でコンテンツの利用を許可する旨の情報であ
るライセンスチケットの発行を要求する発行要求手段
と、前記ライセンス管理サーバから、要求した前記ライ
センスチケットを取得するライセンスチケット取得手段
と、取得したライセンスチケットと前記利用制限記憶手
段に記憶された利用制限情報とに基づいて、前記ライセ
ンスチケットが示す利用条件に、前記利用制限情報が示
す制限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利用を許
可する旨の情報である制限付きライセンスチケットを生
成し、前記特定の端末装置又は前記特定の利用者に送信
する制限付きチケット発行手段とを備えることを特徴と
する端末装置とすることもできる。
【0142】また、本発明の端末装置は、家庭の子供で
ある特定の端末装置又は特定の利用者によるコンテンツ
の利用を制限する旨の指示である利用制限情報を、その
親である端末装置の利用者から取得し、取得した利用制
限情報に基づいて前記制限付きライセンスチケットを生
成するので、端末装置が動的に制限付きライセンスチケ
ットを生成することができ、その家庭の子供の個別の成
長や場合に応じたより多様で細やかな利用制限を課する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパレンタルシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のユーザデータベースに記憶されているユ
ーザ情報のデータ構成の一例を示す図である。
【図3】図1の利用条件データベースに記憶されている
コンテンツ利用条件のデータ構成の一例を示す図であ
る。
【図4】図1のパレンタルデータベースに記憶されてい
るパレンタル情報のデータ構成の一例を示す図である。
【図5】図1のチケット生成部が親端末に発行するライ
センスチケットのデータ構成の一例を示す図である。
【図6】図1の子端末がコンテンツの配信要求をして、
パレンタル利用制限の付加されたコンテンツを利用する
までの管理サーバ、親端末および子端末の間の通信手順
の一例を示す通信シーケンス図である。
【図7】図1の親端末のパレンタル設定要求に応じて管
理サーバから送信された、パレンタル設定画面の一例を
示す画面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るパレンタルシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図9】図8の利用条件データベースに記憶されている
コンテンツ利用条件のデータ構成の一例を示す図であ
る。
【図10】図8のチケット改編部によるライセンスチケ
ットの改編の一例を示す図である。
【図11】図8の子端末がライセンスチケットの配信要
求をして、パレンタル利用制限の付加されたコンテンツ
を利用するまでの管理サーバ、親端末および子端末の間
の通信手順の一例を示す通信シーケンス図である。
【図12】第1変形例に係るチケット改編部による子供
用ライセンスチケットの作成例を示す図である。
【図13】第2変形例に係るチケット改編部による制限
チケットの作成例を示す図である。
【図14】第3変形例に係るチケット改編部による子供
用ライセンスチケットの作成例を示す図である。
【図15】親端末に表示される子端末登録画面の一例を
示す図である。
【図16】図15に示した子端末登録画面への入力に基
づいて要求履歴記憶部に保持される子端末リストの一例
を示す図である。
【図17】図8に示したパレンタル設定部による利用制
限設定画面の一例を示す図である。
【図18】図17に示した利用制限設定画面から呼び出
される第2利用制限設定画面の一例を示す図である。
【図19】図8に示したパレンタル設定部が内部に保持
しているコンテンツ分類表の一例を示す図である。
【図20】(a)は、図18に示した第2利用制限設定
画面への入力に基づいて生成されるパレンタル情報のデ
ータ構造の一例を示す図である。(b)は、図8に示し
たパレンタル記憶部内におけるパレンタル情報の他の例
を示す図である。(c)は、図8に示したパレンタル記
憶部内におけるパレンタル情報のさらに他の例を示す図
である。(d)は、図8に示したパレンタル記憶部内に
おけるパレンタル情報のさらに他の例を示す図である。
(e)は、図8に示したパレンタル記憶部内におけるパ
レンタル情報のさらに他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 パレンタルシステム 2 配信センター 3 家庭 4 コンテンツサーバ 5 管理サーバ 6 親端末 7 子端末 8 通信ネットワーク 40 コンテンツデータベース 41 配信部 51 ユーザデータベース 52 利用条件データベース 53 パレンタルデータベース 54 チケット生成部 55 親子判定部 56 パレンタル制御部 57 通信部 61 パレンタル設定部 62 要求部 63 通信部 64 再生部 65 配信要求記憶部 66 コンテンツ記憶部

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置におけるコンテンツの利用条件
    を管理するライセンス管理サーバであって、 端末装置または利用者ごとに前記利用条件を対応づけた
    ライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶手段と、 第1端末装置又は第1利用者から、第2端末装置又は第
    2利用者によるコンテンツの利用を制限したい旨の指示
    である利用制限情報を取得し、記憶する利用制限情報管
    理手段と、 前記第1端末装置又は前記第1利用者から、前記第2端
    末装置又は前記第2利用者によるコンテンツの利用を要
    求する旨の指示を取得すると、前記ライセンス情報記憶
    手段に記憶された対応する前記ライセンス情報が示す利
    用条件に、前記利用制限情報管理手段に記憶された対応
    する前記利用制限情報が示す制限を加えた利用条件で、
    前記コンテンツの利用を許可する旨の情報であるライセ
    ンスチケットを生成し、前記第1端末装置又は前記第1
    利用者に送信するチケット発行手段とを備えることを特
    徴とするライセンス管理サーバ。
  2. 【請求項2】 前記ライセンス管理サーバは、さら
    に、 前記第1端末装置又は前記第1利用者から、コンテンツ
    の利用を要求する旨の前記第2端末装置又は前記第2利
    用者による直接の指示を、拒否するよう要求する旨の拒
    否指示を取得する拒否指示取得手段と、 前記拒否指示に示された前記第2端末装置又は前記第2
    利用者から、コンテンツの利用を要求する旨の直接の指
    示を取得すると、前記指示を拒否する拒否手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載のライセンス管理サー
    バ。
  3. 【請求項3】 前記チケット発行手段は、前記第1端末
    装置又は前記第1利用者から、第1端末装置又は第1利
    用者並びに前記第2端末装置又は前記第2利用者による
    同一コンテンツの利用を要求する旨の指示を取得する
    と、前記ライセンス情報が示す利用条件で、前記コンテ
    ンツの利用を許可する旨の情報である第1ライセンスチ
    ケットに、前記ライセンスチケットを入れ子にして、第
    1端末装置又は第1利用者に送信することを特徴とする
    請求項1記載のライセンス管理サーバ。
  4. 【請求項4】 コンテンツの利用条件を管理するライセ
    ンス管理サーバに対して、コンテンツの利用を要求する
    端末装置であって、 特定の端末装置又は特定の利用者によるコンテンツの利
    用を制限する旨の情報である利用制限情報を取得し、記
    憶する利用制限記憶手段と、 前記特定の端末装置又は前記特定の利用者からの要求に
    基づいて、前記ライセンス管理サーバに対して、一定の
    利用条件下でコンテンツの利用を許可する旨の情報であ
    るライセンスチケットの発行を要求する発行要求手段
    と、 前記ライセンス管理サーバから、要求した前記ライセン
    スチケットを取得するライセンスチケット取得手段と、 取得したライセンスチケットと前記利用制限記憶手段に
    記憶された利用制限情報とに基づいて、前記ライセンス
    チケットが示す利用条件に、前記利用制限情報が示す制
    限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利用を許可す
    る旨の情報である制限付きライセンスチケットを生成
    し、前記特定の端末装置又は前記特定の利用者に送信す
    る制限付きチケット発行手段とを備えることを特徴とす
    る端末装置。
  5. 【請求項5】 前記制限付きチケット発行手段は、取得
    した前記ライセンスチケットの利用条件を、前記制限を
    加えた利用条件に改編して前記制限付きライセンスチケ
    ットを生成することを特徴とする請求項4記載の端末装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制限付きチケット発行手段は、取得
    した前記ライセンスチケットに含まれる情報のうち利用
    条件を示す情報に対応する所定の位置に、前記制限を加
    えた利用条件を示す情報を挿入した前記制限付きライセ
    ンスチケットを生成することを特徴とする請求項4記載
    の端末装置。
  7. 【請求項7】 前記制限付きチケット発行手段は、前記
    制限を加えた利用条件のみを示した制限チケットを生成
    し、取得した前記ライセンスチケットに、前記制限チケ
    ットを添付した前記制限付きライセンスチケットを生成
    することを特徴とする請求項4記載の端末装置。
  8. 【請求項8】 前記端末装置は、さらに、 利用者から、前記特定の端末装置又は前記特定の利用者
    の利用を停止する旨の指示を取得すると、あらかじめ定
    めた利用停止信号を特定の端末装置に送信する停止手段
    を備えることを特徴とする請求項4記載の端末装置。
  9. 【請求項9】 前記発行要求手段は、異なる利用条件下
    でコンテンツの利用を許可する複数の前記ライセンスチ
    ケットの発行を要求し、 前記制限付きチケット発行手段は、取得した複数の前記
    ライセンスチケットのうちから、その利用条件が前記制
    限を加えた利用条件に最も近似するライセンスチケット
    を1つ選択し、選択した1つを前記制限付きライセンス
    チケットとすることを特徴とする請求項4記載の端末装
    置。
  10. 【請求項10】 前記端末装置は、さらに、 取得した前記ライセンスチケットの利用条件の範囲と、
    前記制限付きライセンスチケットの利用条件の範囲との
    差分を、有効な利用条件として前記コンテンツの利用を
    許可する旨の情報である残余ライセンスチケットを生成
    する残余チケット生成手段を備え、 前記制限付きチケット発行手段は、前記制限を加えた利
    用条件が前記残余ライセンスチケットの利用条件の範囲
    内であれば、その範囲内で前記コンテンツの利用を許可
    する旨の前記制限付きライセンスチケットを生成するこ
    とを特徴とする請求項4記載の端末装置。
  11. 【請求項11】 前記端末装置は、さらに、 前記特定の端末装置又は前記特定の利用者によるコンテ
    ンツの利用に加えた制限を、利用者があらかじめ定めた
    条件のもとに所定量だけ緩和する旨の情報である制限緩
    和情報を記憶する制限緩和情報記憶手段と、 前記特定の端末装置又は前記特定の利用者からの要求
    が、前記制限緩和情報の条件に一致するか否かを判定す
    る緩和判定手段と、 前記判定の結果、一致すれば、前記制限緩和情報の所定
    量だけ前記コンテンツの利用を許可する旨の緩和ライセ
    ンスチケットの発行を前記ライセンス管理サーバに要求
    し、要求した前記緩和ライセンスチケットを前記ライセ
    ンス管理サーバから取得して、前記特定の端末装置又は
    前記特定の利用者に送信する緩和手段とを備えることを
    特徴とする請求項4記載の端末装置。
  12. 【請求項12】 前記利用制限記憶手段は、前記特定の
    端末装置におけるコンテンツの利用に対して課されるべ
    き制限の内容を示した利用制限情報を取得して記憶し、 前記制限付きチケット発行手段は、前記特定の端末装置
    からコンテンツを利用したい旨の要求を取得すると、ど
    のコンテンツに対しても、前記ライセンスチケットが示
    す利用条件に、当該特定の端末装置に対して前記利用制
    限情報が示す制限を加えた利用条件で、前記コンテンツ
    の利用を許可する旨の情報である制限付きライセンスチ
    ケットを生成し、前記特定の端末装置に送信することを
    特徴とする請求項4記載の端末装置。
  13. 【請求項13】 前記利用制限記憶手段は、前記特定の
    利用者によるコンテンツの利用に対して課されるべき制
    限の内容を示した利用制限情報を取得して記憶し、 前記制限付きチケット発行手段は、前記特定の利用者か
    らコンテンツを利用したい旨の要求を取得すると、どの
    コンテンツに対しても、前記ライセンスチケットが示す
    利用条件に、当該特定の利用者に対して前記利用制限情
    報が示す制限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利
    用を許可する旨の情報である制限付きライセンスチケッ
    トを生成し、前記特定の利用者に送信することを特徴と
    する請求項4記載の端末装置。
  14. 【請求項14】 前記利用制限記憶手段は、前記特定の
    端末装置におけるコンテンツの利用に対して、利用され
    るコンテンツに応じて課されるべき制限の内容を示した
    利用制限情報を取得して記憶し、 前記制限付きチケット発行手段は、前記特定の端末装置
    からコンテンツを利用したい旨の要求を取得すると、前
    記ライセンスチケットが示す利用条件に、前記特定の端
    末装置および要求されたコンテンツに対して前記利用制
    限情報が示す制限を加えた利用条件で、前記コンテンツ
    の利用を許可する旨の情報である制限付きライセンスチ
    ケットを生成し、前記特定の端末装置に送信することを
    特徴とする請求項4記載の端末装置。
  15. 【請求項15】 前記利用制限記憶手段は、前記特定の
    利用者によるコンテンツの利用に対して、利用されるコ
    ンテンツに応じて課されるべき制限の内容を示した利用
    制限情報を取得して記憶し、 前記制限付きチケット発行手段は、前記特定の利用者か
    らコンテンツを利用したい旨の要求を取得すると、前記
    ライセンスチケットが示す利用条件に、前記特定の利用
    者および要求されたコンテンツに対して前記利用制限情
    報が示す制限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利
    用を許可する旨の情報である制限付きライセンスチケッ
    トを生成し、前記特定の利用者に送信することを特徴と
    する請求項4記載の端末装置。
  16. 【請求項16】 端末装置におけるコンテンツの利用条
    件を管理するライセンス管理サーバと、前記ライセンス
    管理サーバに対して、コンテンツの利用を要求する複数
    の端末装置とからなるライセンス管理システムであっ
    て、 前記ライセンス管理サーバは、 端末装置または利用者ごとに前記利用条件を対応づけた
    ライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶手段と、 第1端末装置又は第1利用者から、第2端末装置又は第
    2利用者によるコンテンツの利用を制限したい旨の指示
    である利用制限情報を取得し、記憶する利用制限情報管
    理手段と、 前記第1端末装置又は前記第1利用者から、前記第2端
    末装置又は前記第2利用者によるコンテンツの利用を要
    求する旨の指示を取得すると、前記ライセンス情報記憶
    手段に記憶された対応する前記ライセンス情報が示す利
    用条件に、前記利用制限情報管理手段に記憶された対応
    する前記利用制限情報が示す制限を加えた利用条件で、
    前記コンテンツの利用を許可する旨の情報であるライセ
    ンスチケットを生成し、前記第1端末装置又は前記第1
    利用者に送信するチケット発行手段とを備え、 前記第1端末装置は、 前記第2端末装置又は前記第2利用者によるコンテンツ
    の利用を制限したい旨の前記第1利用者の指示である利
    用制限情報を、前記ライセンス管理サーバに送信する利
    用制限情報送信手段と、 第2端末装置又は第2利用者からの要求に基づいて、前
    記ライセンス管理サーバに対して、前記ライセンスチケ
    ットの発行を要求する発行要求手段と、 前記ライセンス管理サーバから、要求したライセンスチ
    ケットを取得して、前記第2端末装置又は第2利用者に
    送信するライセンスチケット取得手段とを備え、 前記第2端末装置は、 前記第1端末装置又は第1利用者に対して、コンテンツ
    の利用を要求する利用要求手段と、 前記第1端末装置又は第1利用者から、要求した前記コ
    ンテンツの利用を、前記制限を加えた利用条件で許可す
    る旨の前記ライセンスチケットを取得する取得手段と、 取得したライセンスチケットに従って、前記コンテンツ
    の利用を行う利用手段とを備えることを特徴とするライ
    センス管理システム。
  17. 【請求項17】 前記ライセンス管理サーバは、さら
    に、 前記第1端末装置又は前記第1利用者から、コンテンツ
    の利用を要求する旨の前記第2端末装置又は前記第2利
    用者による直接の指示を、拒否するよう要求する旨の拒
    否指示を取得する拒否指示取得手段と、 前記拒否指示に示された前記第2端末装置又は前記第2
    利用者から、コンテンツの利用を要求する旨の直接の指
    示を取得すると、前記指示を拒否する拒否手段とを備え
    ることを特徴とする請求項16記載のライセンス管理シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 前記チケット発行手段は、前記第1端
    末装置又は前記第1利用者から、第1端末装置又は第1
    利用者並びに前記第2端末装置又は前記第2利用者によ
    る同一コンテンツの利用を要求する旨の指示を取得する
    と、前記ライセンス情報が示す利用条件で、前記コンテ
    ンツの利用を許可する旨の情報である第1ライセンスチ
    ケットに、前記ライセンスチケットを入れ子にして、第
    1端末装置又は第1利用者に送信し、 前記ライセンスチケット取得手段は、前記第1ライセン
    スチケットから前記ライセンスチケットを抽出して前記
    第2端末装置又は第2利用者に送信することを特徴とす
    る請求項16記載のライセンス管理システム。
  19. 【請求項19】 前記第1端末装置は、さらに、 前記第1利用者から、前記第2端末装置又は第2利用者
    の利用を停止する旨の指示を取得すると、あらかじめ定
    めた利用停止信号を第2端末装置に送信する停止手段を
    備え、 前記第2端末装置は、さらに、 前記第1端末装置から、前記利用停止信号を受信する
    と、前記利用手段による利用を停止する利用停止手段を
    備えることを特徴とする請求項16記載のライセンス管
    理システム。
  20. 【請求項20】 端末装置におけるコンテンツの利用条
    件を管理するライセンス管理サーバと、前記ライセンス
    管理サーバに対して、コンテンツの利用を要求する複数
    の端末装置とからなるライセンス管理システムであっ
    て、 前記ライセンス管理サーバは、 端末装置または利用者ごとに前記利用条件を対応づけた
    ライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶手段と、 第1端末装置又は第1利用者から、第2端末装置又は第
    2利用者によるコンテンツの利用を要求する旨の指示を
    取得すると、前記ライセンス情報記憶手段に記憶された
    対応する前記ライセンス情報が示す利用条件で、前記コ
    ンテンツの利用を許可する旨の情報であるライセンスチ
    ケットを生成し、前記第1端末装置又は前記第1利用者
    に送信するチケット発行手段とを備え、 前記第1端末装置は、 前記第2端末装置又は第2利用者によるコンテンツの利
    用を制限する旨の情報である利用制限情報を取得し、記
    憶する利用制限記憶手段と、 第2端末装置又は第2利用者からの要求に基づいて、前
    記ライセンス管理サーバに対して、前記ライセンスチケ
    ットの発行を要求する発行要求手段と、 前記ライセンス管理サーバから、要求した前記ライセン
    スチケットを取得するライセンスチケット取得手段と、 取得したライセンスチケットと前記利用制限記憶手段に
    記憶された利用制限情報とに基づいて、前記ライセンス
    チケットが示す利用条件に、前記利用制限情報が示す制
    限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利用を許可す
    る旨の情報である制限付きライセンスチケットを生成
    し、前記第2端末装置又は第2利用者に送信する制限付
    きチケット発行手段とを備え、 前記第2端末装置は、 前記第1端末装置又は第1利用者に対して、コンテンツ
    の利用を要求する利用要求手段と、 前記第1端末装置又は第1利用者から、前記制限付きラ
    イセンスチケットを取得する取得手段と、 取得した前記制限付きライセンスチケットに従って、前
    記コンテンツの利用を行う利用手段とを備えることを特
    徴とするライセンス管理システム。
  21. 【請求項21】 前記制限付きチケット発行手段は、取
    得した前記ライセンスチケットの利用条件を、前記制限
    を加えた利用条件に改編して前記制限付きライセンスチ
    ケットを生成することを特徴とする請求項20記載のラ
    イセンス管理システム。
  22. 【請求項22】 前記制限付きチケット発行手段は、取
    得した前記ライセンスチケットに含まれる情報のうち利
    用条件を示す情報に対応する所定の位置に、前記制限を
    加えた利用条件を示す情報を挿入した前記制限付きライ
    センスチケットを生成し、 前記利用手段は、前記利用を行う際に、前記制限付きラ
    イセンスチケットに含まれる利用条件に優先して、前記
    所定の位置に挿入された前記制限を加えた利用条件下
    で、前記コンテンツの利用を行うことを特徴とする請求
    項20記載のライセンス管理システム。
  23. 【請求項23】 前記制限付きチケット発行手段は、前
    記制限を加えた利用条件のみを示した制限チケットを生
    成し、取得した前記ライセンスチケットに、前記制限チ
    ケットを添付した前記制限付きライセンスチケットを生
    成し、 前記利用手段は、前記制限付きライセンスチケットに含
    まれる、前記ライセンスチケットと前記制限チケットと
    の利用条件の論理積を求め、前記論理積の利用条件下
    で、前記コンテンツの利用を行うことを特徴とする請求
    項20記載のライセンス管理システム。
  24. 【請求項24】 前記発行要求手段は、異なる利用条件
    下でコンテンツの利用を許可する複数の前記ライセンス
    チケットの発行を要求し、 前記制限付きチケット発行手段は、取得した複数の前記
    ライセンスチケットのうちから、その利用条件が前記制
    限を加えた利用条件に最も近似するライセンスチケット
    を1つ選択し、選択した1つを前記制限付きライセンス
    チケットとすることを特徴とする請求項20記載のライ
    センス管理システム。
  25. 【請求項25】 前記第1端末装置は、さらに、 取得した前記ライセンスチケットの利用条件の範囲と、
    前記制限付きライセンスチケットの利用条件の範囲との
    差分を、有効な利用条件として前記コンテンツの利用を
    許可する旨の情報である残余ライセンスチケットを生成
    する残余チケット生成手段を備え、 前記制限付きチケット発行手段は、前記制限を加えた利
    用条件が前記残余ライセンスチケットの利用条件の範囲
    内であれば、その範囲内で前記コンテンツの利用を許可
    する旨の前記制限付きライセンスチケットを生成するこ
    とを特徴とする請求項20記載のライセンス管理システ
    ム。
  26. 【請求項26】 前記第1端末装置は、さらに、 前記第2端末装置又は第2利用者によるコンテンツの利
    用に加えた制限を、前記第1利用者があらかじめ定めた
    条件のもとに所定量だけ緩和する旨の情報である制限緩
    和情報を記憶する制限緩和情報記憶手段と、 前記第2端末装置からの要求が、前記制限緩和情報の条
    件に一致するか否かを判定する緩和判定手段と、 前記判定の結果、一致すれば、前記制限緩和情報の所定
    量だけ前記コンテンツの利用を許可する旨の緩和ライセ
    ンスチケットの発行を前記ライセンス管理サーバに要求
    し、要求した前記緩和ライセンスチケットを前記ライセ
    ンス管理サーバから取得して、前記第2端末装置又は第
    2利用者に送信する緩和手段とを備え、 前記第2端末装置は、さらに、 前記緩和手段から、前記緩和ライセンスチケットを取得
    し、取得した前記緩和ライセンスチケットに従って、前
    記コンテンツの利用を行う追加利用手段を備えることを
    特徴とする請求項20記載のライセンス管理システム。
  27. 【請求項27】 前記第1端末装置は、さらに、 前記第1利用者から、前記第2端末装置又は第2利用者
    の利用を停止する旨の指示を取得すると、あらかじめ定
    めた利用停止信号を第2端末装置に送信する停止手段を
    備え、 前記第2端末装置は、さらに、 前記第1端末装置から、前記利用停止信号を受信する
    と、前記利用手段による利用を停止する利用停止手段を
    備えることを特徴とする請求項20記載のライセンス管
    理システム。
  28. 【請求項28】 前記ライセンス管理サーバは、さら
    に、 前記第1端末装置又は前記第1利用者から、コンテンツ
    の利用を要求する旨の前記第2端末装置又は前記第2利
    用者による直接の指示を、拒否するよう要求する旨の拒
    否指示を取得する拒否指示取得手段と、 前記拒否指示に示された前記第2端末装置又は前記第2
    利用者から、コンテンツの利用を要求する旨の直接の指
    示を取得すると、前記指示を拒否する拒否手段とを備え
    ることを特徴とする請求項20記載のライセンス管理シ
    ステム。
  29. 【請求項29】 端末装置におけるコンテンツの利用条
    件を管理するライセンス管理サーバにおける利用制限制
    御の方法であって、 前記ライセンス管理サーバは、端末装置または利用者ご
    とに前記利用条件を対応づけたライセンス情報を記憶す
    るライセンス情報記憶手段を備え、 前記利用制限制御の方法は、 第1端末装置又は第1利用者から、第2端末装置又は第
    2利用者によるコンテンツの利用を制限したい旨の指示
    である利用制限情報を取得し、利用制限情報管理手段に
    格納するステップと、 前記第1端末装置又は前記第1利用者から、前記第2端
    末装置又は前記第2利用者によるコンテンツの利用を要
    求する旨の指示を取得すると、前記ライセンス情報記憶
    手段に記憶された対応する前記ライセンス情報が示す利
    用条件に、前記利用制限情報管理手段に格納された対応
    する前記利用制限情報が示す制限を加えた利用条件で、
    前記コンテンツの利用を許可する旨の情報であるライセ
    ンスチケットを生成し、前記第1端末装置又は前記第1
    利用者に送信するステップとを含むことを特徴とする利
    用制限制御方法。
  30. 【請求項30】 端末装置におけるコンテンツの利用条
    件を管理するライセンス管理サーバにおける利用制限制
    御のためのプログラムであって、 前記ライセンス管理サーバは、端末装置または利用者ご
    とに前記利用条件を対応づけたライセンス情報を記憶す
    るライセンス情報記憶手段を備え、 前記利用制限制御のプログラムは、 第1端末装置又は第1利用者から、第2端末装置又は第
    2利用者によるコンテンツの利用を制限したい旨の指示
    である利用制限情報を取得し、利用制限情報管理手段に
    格納するステップと、 前記第1端末装置又は前記第1利用者から、前記第2端
    末装置又は前記第2利用者によるコンテンツの利用を要
    求する旨の指示を取得すると、前記ライセンス情報記憶
    手段に記憶された対応する前記ライセンス情報が示す利
    用条件に、前記利用制限情報管理手段に格納された対応
    する前記利用制限情報が示す制限を加えた利用条件で、
    前記コンテンツの利用を許可する旨の情報であるライセ
    ンスチケットを生成し、前記第1端末装置又は前記第1
    利用者に送信するステップとをコンピュータに実行させ
    ることを特徴とするプログラム。
  31. 【請求項31】 コンテンツの利用条件を管理するライ
    センス管理サーバに対して、コンテンツの利用を要求す
    る端末装置における利用制限制御の方法であって、 特定の端末装置又は特定の利用者によるコンテンツの利
    用を制限する旨の情報である利用制限情報を取得し、利
    用制限記憶手段に格納するステップと、 前記特定の端末装置又は前記特定の利用者からの要求に
    基づいて、前記ライセンス管理サーバに対して、一定の
    利用条件下でコンテンツの利用を許可する旨の情報であ
    るライセンスチケットの発行を要求するステップと、 前記ライセンス管理サーバから、要求した前記ライセン
    スチケットを取得するステップと、 取得したライセンスチケットと前記利用制限記憶手段に
    記憶された利用制限情報とに基づいて、前記ライセンス
    チケットが示す利用条件に、前記利用制限情報が示す制
    限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利用を許可す
    る旨の情報である制限付きライセンスチケットを生成
    し、前記特定の端末装置又は前記特定の利用者に送信す
    るステップとを含むことを特徴とする利用制限制御方
    法。
  32. 【請求項32】 コンテンツの利用条件を管理するライ
    センス管理サーバに対して、コンテンツの利用を要求す
    る端末装置における利用制限制御のためのプログラムで
    あって、 特定の端末装置又は特定の利用者によるコンテンツの利
    用を制限する旨の情報である利用制限情報を取得し、利
    用制限記憶手段に格納するステップと、 前記特定の端末装置又は前記特定の利用者からの要求に
    基づいて、前記ライセンス管理サーバに対して、一定の
    利用条件下でコンテンツの利用を許可する旨の情報であ
    るライセンスチケットの発行を要求するステップと、 前記ライセンス管理サーバから、要求した前記ライセン
    スチケットを取得するステップと、 取得したライセンスチケットと前記利用制限記憶手段に
    記憶された利用制限情報とに基づいて、前記ライセンス
    チケットが示す利用条件に、前記利用制限情報が示す制
    限を加えた利用条件で、前記コンテンツの利用を許可す
    る旨の情報である制限付きライセンスチケットを生成
    し、前記特定の端末装置又は前記特定の利用者に送信す
    るステップとをコンピュータに実行させることを特徴と
    するプログラム。
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