WO2018078979A1 - 情報処理装置、送信制御装置、および送信制御方法 - Google Patents

情報処理装置、送信制御装置、および送信制御方法 Download PDF

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Abstract

取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する処理部を備え、制御情報には、機能の制限内容を規定する機能制限情報と、機能を制限する条件を規定する条件情報とが含まれる、情報処理装置が、提供される。

Description

情報処理装置、送信制御装置、および送信制御方法
 本開示は、情報処理装置、送信制御装置、および送信制御方法に関する。
 個々のユーザによりプライバシールールが設定され、プライバシールールにより定められている制限が行われる技術が開発されている。上記技術としては、例えば下記の特許文献1に記載の技術が挙げられる。
国際公開第2013/084563号
 例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置や、撮像機能を有するスマートフォンなどの、撮像機能を有する任意の装置において撮像が行われる場合を想定する。上記のように撮像が行われる場合には、撮像が行われた結果、被写体のプライバシーや権利が、意図せずに侵害されることが生じうると考えられる。被写体のプライバシーや権利が意図せずに侵害されるケースの一例を挙げると、“撮像により生成された撮像画像に、映ることを望まない通行人などの顔が含まれてしまうこと”や、“当該撮像画像に、権利者が撮像禁止の意思を示している被写体が含まれてしまうこと”などが、挙げられる。
 また、例えば、ボイスレコーダなどの音声録音装置や、録音機能を有するスマートフォンなどの、録音機能を有する任意の装置において録音が行われる場合を想定する。上記のように録音が行われる場合にも、上記撮像が行われる場合と同様に、録音が行われた結果、録音対象のプライバシーや権利が、意図せずに侵害されることが生じうると考えられる。録音対象のプライバシーや権利が意図せずに侵害されるケースの一例を挙げると、“録音により生成された音声データに、声が録音されることを望まない通行人などの声が含まれてしまうこと”や、“音声データに、権利者が録音禁止の意思を示している音(例えば、コンサートにおける演奏内容を示す音など)が含まれてしまうこと”などが、挙げられる。
 例えば上記に示すような想定例のように、撮像機能を有する装置や録音機能を有する装置が用いられる場合には、プライバシーや権利が意図せずに侵害されることが生じうる。ここで、上述したようなプライバシーや権利が意図せずに侵害されることを防止する方法としては、撮像機能や録音機能を制限させることが、考えられる。
 また、様々なケースを想定すると、撮像機能や録音機能に限られず、通信機能などの装置が有する特定の機能を制限させたいというニーズがあると、考えられる。
 本開示では、装置が有する機能の制限を実現することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、送信制御装置、および送信制御方法を提案する。
 本開示によれば、取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する処理部を備え、上記制御情報には、機能の制限内容を規定する機能制限情報と、上記機能を制限する条件を規定する条件情報とが含まれる、情報処理装置が、提供される。
 また、本開示によれば、機能の制限内容を規定する機能制限情報と、上記機能を制限する条件を規定する条件情報とを含む制御情報の送信を制御する送信制御部を備える、送信制御装置が、提供される。
 また、本開示によれば、機能の制限内容を規定する機能制限情報と、上記機能を制限する条件を規定する条件情報とを含む制御情報を生成するステップと、生成された上記制御情報を送信させるステップと、を有する、送信制御装置により実行される送信制御方法が、提供される。
 本開示によれば、装置が有する機能の制限を実現することができる。
 なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握されうる他の効果が奏されてもよい。
本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第2のユースケースにおける、本実施形態に係る送信制御装置における処理の一例を示す流れ図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第2のユースケースにおける、本実施形態に係る情報処理装置における処理の一例を示す流れ図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第2のユースケースにおける、本実施形態に係る送信制御装置における処理の他の例を示す流れ図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第2のユースケースにおける、本実施形態に係る情報処理装置における処理の他の例を示す流れ図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第3のユースケースを説明するための説明図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第3のユースケースに係る撮像システムにおける処理の一例を示す流れ図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第3のユースケースを説明するための説明図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第3のユースケースに係る再生システムにおける処理の一例を示す流れ図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第4のユースケースを説明するための説明図である。 本実施形態に係る第1の証明情報を含む制御情報の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る第2の証明情報の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第4のユースケースを説明するための説明図である。 本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る送信制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る送信制御装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
 以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
 また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
  1.本実施形態に係る機能の制限に係る方法(情報処理方法、送信制御方法)
  2.本実施形態に係る機能の制限に係る方法に係る処理を行うことが可能な装置
  3.本実施形態に係るプログラム
(本実施形態に係る機能の制限に係る方法)
[1]本実施形態に係る機能の制限に係る方法の概要
 上述したように、プライバシーや権利が意図せずに侵害されることを防止する方法としては、撮像機能や録音機能を制限させることが、考えられる。また、上述したように、撮像機能や録音機能に限られず、通信機能などの装置が有する特定の機能を制限させたいというニーズがあると、考えられる。
 そこで、本実施形態では、撮像機能や録音機能、通信機能などの様々な機能を有しうる装置が、当該装置が有する機能の制限を制御することによって、装置が有する機能の制限を実現する。以下では、自己の機能の制限を制御する上記装置を、「本実施形態に係る情報処理装置」と示す。本実施形態に係る情報処理装置の適用例については、後述する。また、本実施形態に係る情報処理装置における処理は、本実施形態に係る情報処理方法(本実施形態に係る機能の制限に係る方法の一例)に係る処理に該当する。
 より具体的には、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する。
 本実施形態に係る制御情報には、例えば、機能の制限内容を規定する機能制限情報と、機能を制限する条件を規定する条件情報とが含まれる。
 本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された制御情報に含まれる条件情報が示す条件を満たすかを判定する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、判定結果に基づいて、取得された制御情報に含まれる機能制限情報が示す制限内容に対応する機能の制限を、制御する。
 ここで、本実施形態に係る情報処理装置における、判定結果に基づく機能の制限の例としては、例えば下記に示す例が挙げられる。
  ・条件を満たすと判定された場合に、制限内容に対応する機能を制限しない。
  ・条件を満たすと判定されない場合に、制限内容に対応する機能を制限する。
 また、本実施形態に係る情報処理装置における、機能の制限を制御する対象の機能としては、例えば、コンテンツデータを生成する機能(撮像機能と録音機能との一方または双方など)や通信機能などの、本実施形態に係る情報処理装置が有しうる、1または2以上の任意の機能が挙げられる。以下では、本実施形態に係る機能の制限を制御する対象の機能が、コンテンツデータを生成する機能である場合を、主に例に挙げる。ここで、本実施形態に係るコンテンツデータとしては、例えば、画像データと音声データとの一方または双方が、挙げられる。
 なお、本実施形態に係る制御情報は、上記に示す例に限られない。
 例えば、本実施形態に係る制御情報には、コンテンツが真性であることを証明する証明情報(以下、「第1の証明情報」と示す。)がさらに含まれていてもよい。例えば、制御情報に第1の証明情報が含まれるときにおいて、制御情報に基づく制御によりコンテンツデータが生成された場合、本実施形態に係る情報処理装置により生成されるコンテンツデータには、第1の証明情報が付加される。コンテンツデータに第1の証明情報が付加されるユースケースについては、後述する。
 本実施形態に係る制御情報の一例については、後述する。
 本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、下記の(A)、または下記の(B)に示す取得方法によって、制御情報を取得する。
(A)制御情報の取得方法の第1の例:受信された信号に基づく制御情報の取得
 制御情報が信号に重畳されて送信される場合、本実施形態に係る情報処理装置は、受信された信号に基づき制御情報を取得する。
 本実施形態に係る情報処理装置は、受信された信号から制御情報を検出することによって、制御情報を取得する。例えば、送信された信号に、制御情報がウォーターマークとして埋め込まれている場合、本実施形態に係る情報処理装置は、受信された信号からウォーターマークを検出することによって、制御情報を取得する。
 制御情報が重畳された信号としては、例えば下記に示す例が挙げられる。なお、制御情報が重畳された信号は、下記に示す例に限られず、制御情報を重畳することが可能な、任意の信号であってもよい。また、制御情報が重畳された信号は、相異なる複数の信号に重畳されて送信されてもよい。
  ・可視光、または、不可視光のアクティブビーコン(例えば可視光通信ライトや赤外線ライトなどから送信される光信号の一例)
  ・超音波などの人が一般的に知覚することができない不可聴音、または、人が一般的に知覚することができる可聴音(例えば指向性を有するスピーカや指向性を有さないスピーカなどから送信される音声信号の一例)
  ・電波ビーコン(例えばiBeaconなどの、任意の通信方式の無線通信デバイスから送信される電波信号の一例)
 制御情報が重畳された信号の送信は、例えば、本実施形態に係る送信制御装置によって制御される。本実施形態に係る送信制御装置における処理は、本実施形態に係る送信制御方法(本実施形態に係る機能の制限に係る方法の一例)に係る処理に該当する。
 本実施形態に係る送信制御装置は、例えば、可視光通信ライトなどの光通信デバイス、スピーカなどの音声出力デバイス、無線通信デバイスなどの、1または2以上の信号送信デバイスを制御することによって、制御情報が重畳された信号を送信させる。本実施形態に係る送信制御装置は、例えば、送信する信号、または、送信する信号および送信命令を含む制御信号を、上記信号送信デバイスに伝達することによって、1または2以上の信号送信デバイスそれぞれに、制御情報が重畳された信号を送信させる。
 ここで、1または2以上の上記信号送信デバイスの一部または全部は、本実施形態に係る送信制御装置が備えるデバイスであってもよいし、本実施形態に係る送信制御装置の外部のデバイスであってもよい。
 本実施形態に係る送信制御装置は、例えば下記の(i)に示す処理を行うことによって、所定のタイミングで制御情報を送信させる。また、本実施形態に係る送信制御装置は、例えば下記の(ii)に示す処理を行うことによって、送信させる制御情報の内容を変更する(例えば、制御情報に含まれる機能制限情報と条件情報を変更する)。
(i)本実施形態に係る送信制御装置における処理の第1の例
 本実施形態に係る送信制御装置は、例えば、設定されている第1の条件を満たしているかを判定し、判定結果に基づいて、制御情報の送信を制御する。
 本実施形態に係る送信制御装置は、第1の条件を満たしていると判定された場合に、制御情報を送信させる。つまり、本実施形態に係る第1の条件は、制御情報の送信タイミングを規定するための条件であるといえる。
 本実施形態に係る第1の条件には、例えば下記に示す例のような、時間、場所、所定の操作、コンテンツの内容のうちの、1または2以上の条件が含まれる。なお、条件の例が、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
  ・時間に係る条件の例:“設定されている時刻を経過したか否か”や、“演奏開始などの所定のタイミングから設定されている時間が経過したか否か”など
  ・場所に係る条件の例:“設定されている場所に、設定されている対象(例えば、演奏者など)が存在するか否か”など
  ・所定の操作に係る条件の例:“設定されている所定の操作が検出されたか否か”
など
  ・コンテンツの内容に係る条件の例:“設定されているメロディーやフレーズが検出されたか否か”など
 第1の条件に複数の条件が含まれる場合、第1の条件は、AND条件(複数の条件のうちの全ての条件が満たされた場合に、第1の条件を満たすと判定される条件)であってもよいし、OR条件(複数の条件のうちの1つの条件が満たされた場合に、第1の条件を満たすと判定される条件)であってもよい。
 本実施形態に係る第1の条件は、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。第1の条件が複数存在する場合、本実施形態に係る送信制御装置は、第1条件それぞれを満たすか否かを判定して、制御情報を送信させる。
(ii)本実施形態に係る送信制御装置における処理の第2の例
 本実施形態に係る送信制御装置は、例えば、設定されている第2の条件を満たしているかを判定し、判定結果に基づいて、送信させる制御情報を変更する。
 本実施形態に係る送信制御装置は、第2の条件を満たしていると判定された場合に、送信させる制御情報を、第2の条件に対応する制御情報とする。本実施形態に係る送信制御装置は、例えば、“第2の条件と、制御情報に含める各種情報(例えば、機能制限情報と条件情報との一方または双方など)とが対応付けられているテーブル(または、データベース)”を参照することによって、第2の条件に対応する制御情報を特定する。つまり、本実施形態に係る第2の条件は、制御情報の内容を規定するための条件であるといえる。
 本実施形態に係る第2の条件には、例えば下記に示す例のような、時間、場所、所定の操作、コンテンツの内容のうちの、1または2以上の条件が含まれる。なお、条件の例が、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。また、第2の条件と第1の条件とは、同一の条件であってもよいし、異なっていてもよい。
  ・時間に係る条件の例:“設定されている時刻を経過したか否か”や、“演奏開始などの所定のタイミングから設定されている時間が経過したか否か”など
  ・場所に係る条件の例:“設定されている場所に、設定されている対象(例えば、演奏者など)が存在するか否か”など
  ・所定の操作に係る条件の例:“設定されている所定の操作が検出されたか否か”
など
  ・コンテンツの内容に係る条件の例:“設定されているメロディーやフレーズが検出されたか否か”など
 第2の条件に複数の条件が含まれる場合、第2の条件は、AND条件(複数の条件のうちの全ての条件が満たされた場合に、第2の条件を満たすと判定される条件)であってもよいし、OR条件(複数の条件のうちの1つの条件が満たされた場合に、第2の条件を満たすと判定される条件)であってもよい。
 本実施形態に係る第2の条件は、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。第2の条件が複数存在する場合、本実施形態に係る送信制御装置は、第2条件それぞれを満たすか否かを判定して、制御情報を送信させる。
(B)制御情報の取得方法の第2の例:所定のパターンの解析結果に基づく制御情報の取得
 本実施形態に係る情報処理装置は、所定のパターンの解析結果に基づいて制御情報を取得する。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、撮像画像を解析することや、所定のパターンを光学的に読み取って解析することなどによって、制御情報を取得する。
 本実施形態に係る情報処理装置が解析する撮像画像は、本実施形態に係る情報処理装置が備える撮像デバイスにより生成された画像であってもよいし、本実施形態に係る情報処理装置の外部の撮像デバイスにより生成された画像であってもよい。
 本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、“バーコードなどの二次元コードや三次元コードなどの、撮像画像に含まれる所定のコードを解析すること”や、“衣服のテキスタイルや、壁、壁紙、カーペットなどの模様などの、撮像画像に含まれる所定のパターンを検出して、検出されたパターンを解析すること”などによって、制御情報を取得する。
 以下では、二次元コードなどの所定のコードや、衣服のテキスタイルなどの所定のパターンを有するオブジェクトを、総称して「可視タグ」と示す場合がある。
 また、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、バーコードリーダなどの光学的にコードを読み取るコード読み取りデバイスの読み取り結果を解析することによって、制御情報を取得する。上記コード読み取りデバイスは、本実施形態に係る情報処理装置が備えるデバイスであってもよいし、本実施形態に係る情報処理装置の外部のデバイスであってもよい。
 上述したように、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する。
 ここで、本実施形態に係る情報処理装置は、上記(A)に示すように制御情報が重畳された信号を受信すること、または、上記(B)に示すように所定のパターンを解析することによって、取得される。
 つまり、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される場合には、例えば、送信される制御情報や、撮像される被写体に設定されている制御情報などによって、本実施形態に係る情報処理装置の機能の制限が制御される。
 よって、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用されることによって、装置が有する機能の制限を実現することができる。
 また、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される場合には、制御情報に基づき装置の機能の制限が制御されるので、ユースケースに応じたより柔軟な機能の制限が、実現される。
 以下、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用されうるユースケースを例に挙げて、本実施形態に係る機能の制限に係る方法に係る処理(本実施形態に係る情報方法に係る処理と、本実施形態に係る送信制御方法に係る処理)について、説明する。
 以下では、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を、本実施形態に係る情報処理装置が行う場合を例に挙げる。また、以下では、本実施形態に係る送信制御方法を、本実施形態に係る送信制御装置が行う場合を例に挙げる。
[2]本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用されるユースケース
[2-1]第1のユースケース
 第1のユースケースとして、制御情報が設定された可視タグが撮像されることにより装置の機能の制限が制御されるユースケースを説明する。
 第1のユースケースでは、制御情報が設定された可視タグが、壁などの空間における任意の位置に配置される。第1のユースケースは、例えば、“可視タグを配置する者が、可視タグの配置によって、制御情報を取得させる角度や方向をある程度限定することができる”という利点を有する。
 ここで、可視タグに設定される制御情報に含まれる機能制限情報が規定する、機能の制限内容としては、例えば下記に示す例が挙げられる。なお、本実施形態に係る機能制限情報が規定する機能の制限内容が、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
  ・可視タグが付加されている人物に関する情報(例えば、画像、音声、プロフィールなどの、当該人物に関する任意のデータ。以下、同様とする。)は、いかなるサービスにおいても公開することが禁止される
  ・可視タグが付加されている人物に関する情報は、特定のサービスにおいては、モザイクなどの匿名化加工または編集消去を条件として、公開が許可される
  ・可視タグが付加されている空間(例えば、可視タグが付加されている部屋など)は、個人利用目的の録画は許可されるが、特定のサービスへの公開は許可されない
  ・可視タグが付加されているオブジェクトは、特定のサービスに公開する際には、指定された領域(例えば矩形領域など)を、設定された広告に差し換えた上で、公開が許可される
 また、可視タグに設定される制御情報に含まれる条件情報が規定する、機能を制限する条件としては、例えば下記に示すような、可視タグに含まれる制御情報が有効となる空間領域に関する条件が挙げられる。なお、本実施形態に係る条件情報が規定する条件が、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
  ・可視タグが配置されている位置に対する相対位置座標、または、絶対位置座標が、可視タグが配置されている位置を含む立法体や球体などの、設定されている空間内に含まれる
  ・可視タグが配置されている位置と本実施形態に係る情報処理装置の位置とのユークリッド距離が、設定されている距離以下である(または、当該ユークリッド距離が、設定されている距離より小さい)
  ・本実施形態に係る情報処理装置の位置が、可視タグが配置されている壁に区切られていない連続空間(例えば部屋)、または、同一フロアに、含まれていること
  ・本実施形態に係る情報処理装置の位置が、GIS(Geographic Information System)情報などに基づく建物単位または敷地単位で表される領域に、含まれていること
  ・上記に示す複数の条件の組み合わせ(例えば、AND、OR、NOTなどを用いた論理演算式で表される条件)
 本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、可視タグが撮像された撮像画像を解析することによって制御情報を取得する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、制御情報に基づき機能の制限を制御する。
 制御情報に含まれる機能制限情報に規定される制限内容の一例を挙げると、撮像許可、撮像不許可、録音許可、録音不許可、アップロード許可、アップロード不許可、位置情報記録許可、位置情報記録不許可、顔記録許可、顔記録不許可、顔差し替え許可などが、挙げられる。
 例えば、機能制限情報に規定される制限内容に、撮像許可、録音許可、位置情報記録許可のうちの1または2以上含まれる場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、許可された対象に対応するデータ(例えば、画像データ、音声データ、位置データ)を生成する。
 また、機能制限情報に規定される制限内容に、撮像不許可、録音不許可、位置情報記録不許可のうちの1または2以上が含まれる場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、許可されていない対象に対応するデータ(例えば、画像データ、音声データ、位置データ)を生成しない。
 また、機能制限情報に規定される制限内容に顔記録許可が含まれる場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、生成した画像データに顔を含める。また、機能制限情報に規定される制限内容に顔記録不許可が含まれる場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、生成した画像データに顔を含めない。
 また、例えば、機能制限情報に規定される制限内容にアップロード許可が含まれる場合、本実施形態に係る情報処理装置では、SNS(Social Networking Service)や画像共有サービスなどを提供するサーバなどの外部装置への、生成したデータのアップロードが制限されない。また、例えば、機能制限情報に規定される制限内容にアップロード不許可が含まれる場合、本実施形態に係る情報処理装置では、サーバなどの外部装置への生成したデータのアップロードが制限される。
 また、例えば、機能制限情報に規定される制限内容に顔差し替え許可が含まれる場合、本実施形態に係る情報処理装置では、生成した画像データに含まれる顔を、設定されているオブジェクト(例えば、広告を示すオブジェクトや、差換え用のオブジェクトなど)に差換える。
 よって、第1のユースケースでは、制御情報に含まれる機能制限情報に規定される制限内容により、本実施形態に係る情報処理装置における、様々な機能の制限が実現される。
 また、上記のように、制御情報に基づいて本実施形態に係る情報処理装置における様々な機能の制限が実現されることによって、プライバシーや権利(例えば、肖像権、著作権など)が意図せずに侵害されることを防止することが、可能となる。
 第1のユースケースの具体例として、飲食店に関する画像のネットワーク上での公開における制限を挙げると、本実施形態に係る機能の制限に係る方法によって、下記のようなことが実現可能である。
  ・サービスAへのアップロード禁止が規定された機能制限情報を含む制御情報を取得した、本実施形態に係る機能の制限に係る方法に対応するカメラ(本実施形態に係る情報処理装置の一例。以下、「対応カメラ」と示す。)は、“この場所での撮影は、サービスAへの公開が禁止されています”などの警告メッセージを、表示画面に表示する。対応カメラでは、サービスAに対応するサーバへのデータのアップロード機能が制限され、例えば当該サーバへのデータの送信が禁止される。なお、対応カメラにおけるアップロード機能の制限は、上記に示す例に限られない。例えば、対応カメラでは、上記警告メッセージが表示され、サービスAに対応するサーバへのデータのアップロードは可能であってもよい。
  ・サービスAに対応するサーバへのデータのアップロードが可能な対応カメラ、または、本実施形態に係る機能の制限に係る方法に対応していないカメラ(以下、「非対応カメラ」と示す。)における撮像により生成された画像データが、サービスAに対応するサーバにアップロードされた場合、当該サーバは、画像データに重畳された制御情報に基づいて、当該画像データの公開を禁止する。
 例えば上記のような第1のユースケースの具体例によって、店内の画像のネット公開を好まないゆえに店内撮影を禁止したいという店側のニーズと、食事を個人的に撮像してデータとして記録したいという客側のニーズとの両立が、実現される。
 また、上記第1のユースケースの具体例において示したように、サーバ側において制御情報に基づく処理が行われる場合には、例えば、“基本的な制御のポリシーはサービス側で動的に変更可能であり、カメラ側の制御ロジックを変更したり、当該制御ロジックをアップデートする必要がない”という利点がある。なお、上記に示す制御情報に基づく処理を行うサーバは、本実施形態に係る情報処理装置の一例に該当する。
[2-2]第2のユースケース
 第2のユースケースとして、制御情報が重畳された音声信号が本実施形態に係る情報処理装置により受信されることによって、装置の機能の制限が制御されるユースケースを説明する。
 第2のユースケースは、例えば指向性を有さない音声信号が送信されることにより、第1のユースケースよりもより広い範囲での制御情報の取得が可能となるという利点を有する。また、音声信号が送信される際の上記特性を利用することによって、例えば、“コンサート会場などで演奏される音楽コンテンツに対して、撮像禁止や録音禁止が規定される制御情報を、一斉に複数の装置に対して送信することができる”という利点もある。
 なお、静寂な空間では、超音波などの非可聴な帯域の信号に制御情報が重畳されてもよい。また、制御情報は、上述したように、電波ビーコンなどの電波によって送信することも可能である。
 図1は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第2のユースケースにおける、本実施形態に係る送信制御装置における処理の一例を示す流れ図である。
 本実施形態に係る送信制御装置は、内部状態を初期化する(S100)。
 本実施形態に係る送信制御装置は、制限レベルを設定する(S102)。本実施形態に係る送信制御装置は、例えば、予め設定されている制限レベルを設定してもよいし、上述した第2の条件の判定結果に応じた制限レベルを設定してもよい。
 本実施形態に係る送信制御装置は、制限レベルに応じた重畳信号(制御情報に対応する信号。以下、同様とする。)を生成し、当該重畳信号が重畳された音声信号の再生を開始する(S104)。ステップS104の処理が行われることにより、スピーカなどの音声出力デバイスからは、重畳信号が重畳された音声信号が送信される。
 本実施形態に係る送信制御装置は、重畳信号の生成要求があるか否かを判定する(S106)。本実施形態に係る送信制御装置は、例えば、上述した第1の条件の判定を行い、第1の条件を満たすと判定された場合に、重畳信号の生成要求があると判定する。つまり、ステップS106における判定処理は、第1の条件の判定処理の一例と捉えることが可能である。
 ステップS106において重畳信号の生成要求があると判定された場合には、本実施形態に係る送信制御装置は、ステップS104からの処理を繰り返す。
 また、ステップS106において重畳信号の生成要求があると判定されない場合には、本実施形態に係る送信制御装置は、図1に示す処理を終了する。なお、図1に示す処理は、繰り返し行われうる。
 本実施形態に係る送信制御装置は、例えば図1に示す処理を行うことによって、制御情報を、スピーカなどの音声出力デバイスから送信させる。なお、本実施形態に係る送信制御装置における処理の例が、図1に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
 図2は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第2のユースケースにおける、本実施形態に係る情報処理装置における処理の一例を示す流れ図である。
 本実施形態に係る情報処理装置は、内部状態を初期化し(S200)、重畳信号の受信を開始する(S202)。
 本実施形態に係る情報処理装置は、撮像、録音開始要求が検出されたか否かを判定する(S204)。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、本実施形態に係る情報処理装置のユーザ操作などに基づく、撮像、録音開始操作に対応する操作信号が検出された場合に、撮像、録音開始要求が検出されたと判定する。
 ステップS202において撮像、録音開始要求が検出されたと判定されない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、撮像、録音開始要求が検出されたと判定されるまで処理を進めない。
 また、ステップS202において撮像、録音開始要求が検出されたと判定された場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、重畳信号が検出されたか否かを判定する(S206)。
 ステップS206において重畳信号が検出されたと判定されない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、重畳信号が検出されたと判定されるまで処理を進めない。
 また、ステップS206において重畳信号が検出されたと判定された場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、重畳信号を復号して制御情報を取得する制限レベル復号処理を、行う(S208)。
 ステップS208において制御情報が取得されると、本実施形態に係る情報処理装置は、制御情報に対応する制限レベルに応じた制限処理を行う(S210)。
 本実施形態に係る情報処理装置は、制御情報に対応する制限レベルに応じたUI(User Interface)表示を行う(S212)。ステップS212におけるUI表示としては、例えば、警告メッセージの表示などが挙げられる。なお、本実施形態に係る情報処理装置は、警告メッセージなどを音声で通知させてもよい。
 そして、本実施形態に係る情報処理装置は、ステップS204からの処理を繰り返す。
 本実施形態に係る情報処理装置は、例えば図2に示す処理を行うことによって、音声信号を受信することにより取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する。なお、本実施形態に係る情報処理装置における処理の例が、図2に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
 次に、第2のユースケースの具体例として、特定の場所・特定の時刻のみで記録禁止とするユースケースについて、映画館とコンサート会場とを例に挙げて説明する。
(a)映画館への適用例
 映画館への適用例として、映画館での上映されるコンテンツの盗撮、録音を防止する例について、説明する。
 映画館では、上映されるコンテンツの音声信号に、制御情報をウォーターマーク(以下、「Watermark」と示す場合がある。)として埋め込んだ形で、上映が行われる。また、映画館では、上映されるコンテンツの画像信号に、制御情報をウォーターマークとして埋め込んだ形で、上映が行われてもよい。
 埋め込まれるウォーターマークのペイロードには、例えば「上映時の時刻を示す時刻情報」、「映画館の場所を示す位置情報」などが含まれる。ウォーターマークの埋め込み処理は、事前に行われていてもよいし、上映時にリアルタイムで行われてもよい。
 本実施形態に係る機能の制限に係る方法に対応する、画像、音声を記録する機能を有する機器(本実施形態に係る情報処理装置の一例。以下、「対応端末」と示す。)は、画像などの記録前にウォーターマークの検出を行う。
 検出されたウォーターマークのペイロードに時刻情報が含まれる場合は、対応端末は、現在時刻を取得する。そして、対応端末は、“(ウォーターマークとして埋め込まれている時刻情報が示す時刻)-(現在時刻)<t”を満たすか否かを判定する。ここで、上記“t”は、運用ルールなどで決められた値である。また、対応端末が判定する“(ウォーターマークとして埋め込まれている時刻情報が示す時刻)-(現在時刻)<t”は、条件情報が規定する条件の一例に該当する。
 対応端末は、例えば、“(ウォーターマークとして埋め込まれている時刻情報が示す時刻)-(現在時刻)<t”を満たすと判定された場合に、画像などの記録を制限して、画像などの記録を禁止する。画像などの記録の制限は、機能制限情報が規定する制限内容の一例に該当する。
 また、検出されたウォーターマークのペイロードに位置情報が含まれる場合は、対応端末は、GNSS(Global Navigation Satellite System)デバイスを利用する方法などの位置を取得することが可能な任意の方法によって、現在位置を取得する。そして、対応端末は、“(ウォーターマークとして埋め込まれている位置情報が示す時刻と、現在位置との距離)<d”を満たすか否かを判定する。ここで、上記“d”は、運用ルールなどで決められた値である。また、対応端末が判定する“(ウォーターマークとして埋め込まれている位置情報が示す時刻と、現在位置との距離)<d”は、条件情報が規定する条件の一例に該当する。
 対応端末は、例えば、“(ウォーターマークとして埋め込まれている位置情報が示す時刻と、現在位置との距離)<d”を満たすと判定された場合に、画像などの記録を制限して、画像などの記録を禁止する。画像などの記録の制限は、機能制限情報が規定する制限内容の一例に該当する。
 対応端末が、例えば上記のようにウォーターマークとして埋め込まれている制御情報に基づき処理を行うことによって、映画館における上映されるコンテンツの盗撮、録音の防止が、実現される。
 図3は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第2のユースケースにおける、本実施形態に係る送信制御装置における処理の他の例を示す流れ図である。図3は、上記映画館への適用例を実現することが可能な、本実施形態に係る送信制御装置における処理の一例を示している。
 本実施形態に係る送信制御装置は、コンテンツ運用ルールを設定する(S300)。ステップS300における処理の一例としては、例えば、上記“t”の値を設定することや、上記“d”の値を設定すること、時刻制限や場所制限などの制限事項を設定することなどが、挙げられる。
 本実施形態に係る送信制御装置は、時刻制限があるか否かを判定する(S302)。
 ステップS302において時刻制限があると判定されない場合には、本実施形態に係る送信制御装置は、後述するステップS306の処理を行う。
 また、ステップS302において時刻制限があると判定された場合には、本実施形態に係る送信制御装置は、時刻情報を含むウォーターマーク埋め込み情報を生成する(S304)。
 ステップS302において時刻制限があると判定されない場合、または、ステップS304の処理が行われた場合、本実施形態に係る送信制御装置は、場所制限があるか否かを判定する(S306)。
 ステップS306において場所制限があると判定されない場合には、本実施形態に係る送信制御装置は、後述するステップS310の処理を行う。
 また、ステップS308において場所制限があると判定された場合には、本実施形態に係る送信制御装置は、場所情報を含むウォーターマーク埋め込み情報を生成する(S308)。
 ステップS306において場所制限があると判定されない場合、または、ステップS308の処理が行われた場合、本実施形態に係る送信制御装置は、生成されたウォーターマーク埋め込み情報を、ウォーターマークとして埋め込む処理を行う(S310)。
 ステップS310の処理が行われると、本実施形態に係る送信制御装置は、ウォーターマークが埋め込まれた信号を配信する(S312)。
 本実施形態に係る送信制御装置が、例えば図3に示す処理を行うことによって、上述したようなウォーターマークが埋め込まれた上映が、実現される。なお、本実施形態に係る送信制御装置における処理の例が、図3に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
 図4は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第2のユースケースにおける、本実施形態に係る情報処理装置における処理の他の例を示す流れ図である。図4は、上記映画館への適用例を実現することが可能な、本実施形態に係る情報処理装置における処理の一例を示している。
 本実施形態に係る情報処理装置は、本実施形態に係る情報処理装置のユーザの操作などに基づいて、画像などの記録を開始する(S400)。
 本実施形態に係る情報処理装置は、ウォーターマークを検出する(S402)。
 本実施形態に係る情報処理装置は、運用ルールに時刻制限があるか否かを判定する(S404)。ステップS404における運用ルールは、検出されたウォーターマークに設定されていてもよいし、本実施形態に係る情報処理装置に予め設定されていてもよい。
 ステップS404において時刻制限があると判定されない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、後述するステップS410からの処理を行う。
 また、ステップS404において時刻制限があると判定された場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、現在時刻を取得する(S406)。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、本実施形態に係る情報処理装置が備える時計、または、外部装置から、現在時刻を取得する。
 また、本実施形態に係る情報処理装置は、検出されたウォーターマークのペイロードに含まれる時刻情報が示す時刻と、現在時刻とのずれが十分に小さいか否かを判定する(S408)。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、“(ウォーターマークとして埋め込まれている時刻情報が示す時刻)-(現在時刻)<t”を満たす場合に、時刻情報が示す時刻と現在時刻とのずれが十分に小さいと判定する。
 ステップS408において時刻情報が示す時刻と現在時刻とのずれが十分に小さいと判定された場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、画像などの記録を中止する(S416)。
 また、ステップS408において時刻情報が示す時刻と現在時刻とのずれが十分に小さいと判定されない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、運用ルールに場所制限があるか否かを判定する(S410)。ステップS410における運用ルールは、検出されたウォーターマークに設定されていてもよいし、本実施形態に係る情報処理装置に予め設定されていてもよい。
 ステップS410において場所制限があると判定されない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、画像などの記録を継続する(S418)。
 また、ステップS410において場所制限があると判定された場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、位置情報を取得する(S412)。
 また、本実施形態に係る情報処理装置は、検出されたウォーターマークのペイロードに含まれる場所情報が示す位置と、現在位置とのずれが十分に小さいか否かを判定する(S414)。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、“(ウォーターマークとして埋め込まれている位置情報が示す時刻と、現在位置との距離)<d”を満たすと判定された場合に、場所情報が示す位置と現在位置とのずれが十分に小さいと判定する。
 ステップS414において場所情報が示す位置と現在位置とのずれが十分に小さいと判定された場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、画像などの記録を中止する(S416)。
 また、ステップS414において場所情報が示す位置と現在位置とのずれが十分に小さいと判定されない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、画像などの記録を継続する(S418)。
 本実施形態に係る情報処理装置が、例えば図4に示す処理を行うことによって、上述したような映画館における上映されるコンテンツの盗撮、録音の防止が、実現される。なお、本実施形態に係る情報処理装置における処理の例が、図4に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
(b)コンサート会場への適用例
 コンサート会場への適用例として、コンサート会場で演奏されるコンテンツの盗撮、録音を防止する例について、説明する。
 コンサート会場に適用する場合には、例えば音声信号にウォーターマークを埋め込むことによって、上記(a)に示す映画館への適用例と同様に、画像や音声の記録を制限することができる。
(c)応用例
 上記(a)に示す映画館への適用例、および上記(b)に示すコンサート会場への適用例の応用例としては、下記のような例が挙げられる。
 第1の応用例としては、“画像などの記録が行われた場合に、本実施形態に係る情報処理装置は、生成されたコンテンツデータ(例えば、画像データと音声データとの一方または双方)に、装置を示すIDとユーザを示すIDとの一方または双方を、付加すること”が、挙げられる。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、コンテンツデータのメタデータ、または、ウォーターマークとして、装置を示すIDとユーザを示すIDとの一方または双方を、付加する。
 上記第1の応用例に係るIDの付加は、特定の場所や、特定の時刻、あるいは、これらの組み合わせなどの、所定の条件を満たす場合に行われてもよい。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、制御情報に上記所定の条件が含まれ、当該所定の条件を満たす場合に、上記のようなIDの付加を行う。
 上記第1の応用例によって、生成されたコンテンツデータには装置を示すIDとユーザを示すIDとの一方または双方が付加されるので、例えば、生成されたコンテンツデータの不正な拡散を抑止することができる。また、生成されるコンテンツデータに上記のようなIDが付加される場合、本実施形態に係る情報処理装置は、音声による聴覚的な方法、文字などによる視覚的な方法などの任意の通知方法によって、通知(警告も含む)を行ってもよい。
 また、第2の応用例としては、“特定の時刻と特定の場所との一方または双方のみ、撮像、録音が許可されること”が挙げられる。上述したように、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される場合には、制御情報により柔軟な機能の制限を実現することが可能であるので、例えば、コンサートの一部分の録音を許可することなどを、容易に実現することができる。
[2-3]第3のユースケース
 第3のユースケースとして、記録されたコンテンツに対して記録後の編集、再生、公開などの後処理に対して制限をかけるユースケースについて、説明する。以下では、第3のユースケースとして、撮像システムと再生システムとについて、説明する。
 まず、撮像システムについて説明する。
 図5は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第3のユースケースを説明するための説明図である。図5は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される撮像システムの概要を示している。
 図5に示す撮像システムでは、図5のAに示すように、1または2以上のカメラや録音機器によって、被写体の撮像と音声の録音とが行われる。図5に示すBは、撮像や録音が行われる対象の一例を示している。
 また、図5に示す撮像システムでは、例えば、カメラ単位、および録音機器単位で、生成された画像データと生成された音声データとが、図5のCに示すサーバにアップロードされる。
 このとき、カメラと録音機器とのそれぞれは、生成されたデータに加えて、各種メタデータをサーバにアップロードする。上記メタデータには、例えば、デバイスID、撮像者、撮像日時、撮像場所(例えば、撮像位置や、建物など)を示すデータが含まれる。また、例えば図5のBに示すような撮像禁止マーカや広告マーカ、または、録音禁止マーカが検出された場合には、上記メタデータには、これらのマーカが検出されたこと、および画像において検出された領域を示すデータが、さらに付加されてもよい。
 例えば上記のように各種データがサーバにアップロードされることによって、図5のDに示すような画像データ、図5のEに示すような音声データ、および図5のFに示すようなメタデータが、例えばサーバが備える記録媒体(または、サーバに接続されている外部の記録媒体)に、記憶される。
 図5に示す撮像システムを構成するサーバでは、例えば画像および音声を合成する合成処理などの、記録媒体に記憶されている各種データを用いた処理が、行われる。
 図6は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第3のユースケースに係る撮像システムにおける処理の一例を示す流れ図である。図6では、カメラが、撮像機能と録音機能とを有している例を示している。
 撮像システムでは、カメラの設定が行われる(S500)。カメラが1つである場合には、単体のカメラのパラメータなどが調整される。また、カメラが1つである場合には、各カメラのパラメータなどが調整されると共に、各カメラが連動して動作するように調整される。複数のカメラの連動した動作は、例えば、各カメラに対して基準クロックを与えるなど、複数のカメラを連動させることが可能な任意の方法によって実現される。
 ステップS500においてカメラの設定が行われると、撮像システムでは、各カメラにおいて撮像が行われる(S502)。
 撮像システムでは、例えばサーバにより撮像が継続されるか否かが判定される(S504)。サーバは、例えば、カメラに対する撮像終了の操作を検出した場合に、撮像が継続されないと判定する。
 ステップS504において撮像が継続されると判定された場合には、撮像システムでは、ステップS502からの処理が繰り返される。
 また、ステップS504において撮像が継続されると判定されない場合には、撮像システムでは、生成された画像データと音声データとが更新される(S506)。画像データと音声データとは、各カメラが生成されたデータをサーバにアップロードすることにより、更新される。
 撮像システムでは、サーバによって、画像および音声を合成する合成処理が行われる(S508)。ここで、複数のカメラによって、撮像、録音が行われる場合、ステップS508における合成処理は、自由視点の画像および音声を合成する処理であるといえる。また、ステップS508では、後述する各種マーカに係る処理がさらに行われてもよい。
 撮像システムでは、サーバによって、例えば図5のFに示すようなメタデータが生成される(S510)。
 撮像システムでは、例えば図6に示す処理が行われる。なお、撮像システムにおける処理の例が、図6に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
 次に、撮像システムにより記録媒体に記憶されたコンテンツデータ(画像データおよび音声データ)を再生する再生システムについて説明する。以下では、再生システムを構成するサーバと、撮像システムを構成するサーバとが同一の装置である場合を例に挙げる。なお、再生システムを構成するサーバと、撮像システムを構成するサーバとは、異なる装置であってもよい。
 図7は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第3のユースケースを説明するための説明図である。図7は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される再生システムの概要を示している。
 サーバは、例えば、メタデータを参照することにより、合成処理により生成された画像に、画像禁止マーカなどの禁止マーカや、広告マーカが含まれるかを判定する。
 例えば画像禁止マーカが含まれると判定された場合、サーバは、メタデータに含まれる画像禁止マーカに対応する座標情報に基づいて、合成処理により生成された画像から対象物(または、対象物を含む領域。以下、同様とする。)を特定する。そして、サーバは、画像に含まれる特定された対象物に対して、モザイクやぼかしなどのプライバシー保護用の画像加工処理を行う。モザイクやぼかしなどの画像加工処理が行われることによって、対象物の判別を困難とさせることができる。
 また、例えば音声禁止マーカが含まれると判定された場合、サーバは、該当する音声データの加工を行う。
 また、例えば広告マーカが含まれると判定された場合、サーバは、メタデータに含まれる広告マーカに対応する座標情報に基づいて、合成処理により生成された画像から対象物を特定する。また、サーバは、Webサイトへのリンク情報や商品情報などの、広告に対応する広告情報を、画像における対象物に対応する領域に設定する。広告情報の上記領域への設定としては、例えば、上記領域に商品画像を貼り付けること、上記領域にWebサイトを示すURL(Uniform Resource Locator)を貼り付けることなどが、挙げられる。
 サーバにおいて上記のような処理が行われることによって、図7のAに示すような記録媒体に記憶されている各種データに基づくコンテンツが再生される再生機器では、図7のBに示すように、加工された音声が音声出力デバイスから出力され、加工された画像が表示画面に表示される。
 図8は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第3のユースケースに係る再生システムにおける処理の一例を示す流れ図である。図8では、再生システムを構成するサーバにおける処理の一例を示している。
 サーバは、再生コンテンツ(例えば、画像データと音声データとの一方または双方。以下、同様とする。)を選択する(S600)。サーバは、例えば、再生機器から送信される再生要求に基づいて、再生コンテンツを選択する。
 サーバは、禁止マーカ、広告マーカが検出されたか否かを判定する(S602)。サーバは、例えばメタデータを参照することによって、各種マーカを検出する。
 ステップS602において禁止マーカ、広告マーカが検出されたと判定されない場合には、サーバは、後述するステップS606からの処理を行う。
 また、ステップS602において禁止マーカ、広告マーカが検出されたと判定された場合には、サーバは、検出されたマーカに対応する処理を行う(S604)。ステップS604における処理の一例としては、例えば上述したような、モザイクやぼかしなどの画像加工処理や、音声データの加工処理、広告情報の設定処理などが、挙げられる。
 ステップS602において禁止マーカ、広告マーカが検出されたと判定されない場合、または、ステップS604の処理が行われた場合、サーバは、再生コンテンツの再生を開始する(S606)。
 サーバは、広告マーカが指定されているか否かを判定する(S608)。
 ステップS608において広告マーカが指定されていると判定された場合には、サーバは、広告マーカに対応するURLへのリンクを、再生されている再生コンテンツに設定し(S610)、再生が停止されるまで再生を継続する。また、ステップS608において広告マーカが指定されていると判定されない場合には、サーバは、再生が停止されるまで再生を継続する。
 再生システムでは、例えば図8に示す処理が行われる。なお、再生システムにおける処理の例が、図8に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
[2-4]第4のユースケース
 上記第3のユースケースでは、サーバ側にアップロードされたコンテンツデータに対して公開制限などをかける例を説明した。次に、第4のユースケースとして、撮像や録音を行う者にも利点があるユースケースについて説明する。
 図9は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第4のユースケースを説明するための説明図である。図9は、コンサートの参加者が、カメラなどの本実施形態に係る情報処理装置を用いてコンサートの撮像を行うユースケースを示している。以下、図9を適宜参照して、第4のユースケースについて説明する。
 コンサートの主催者側は、コンテンツが真性であることを証明する第1の証明情報を含む制御情報を、例えばウォーターマークとして埋め込んで、送信する(S700)。ここで、ステップS700の処理における制御情報の送信は、本実施形態に係る送信制御装置により制御される。なお、本実施形態に係る送信制御装置は、ウォーターマークとして埋め込まずに、制御情報を送信させてもよい。
 図10は、本実施形態に係る第1の証明情報を含む制御情報の一例を示す説明図である。制御情報には、例えば、“ヘッダ”、“Usage Rule”、“日時情報”、“場所情報”、“イベントID”、“オーナーID”、“オーナー情報”、および“エラー訂正符号”が含まれる。
 図10に示す“Usage Rule”には、機能を制限する条件と、機能の制限内容とが規定される。つまり、図10に示す“Usage Rule”は、機能制限情報と条件情報とに該当する。
 また、図10に示す“日時情報”、“場所情報”、“イベントID”、“オーナーID”、および“オーナー情報”は、コンテンツの種類を証明するため、すなわちコンテンツが真性であることを証明するために含まれるデータである。つまり、図10に示す“日時情報”、“場所情報”、“イベントID”、“オーナーID”、および“オーナー情報”は、第1の証明情報に該当する。
 図10に示す“日時情報”、“場所情報”、“イベントID”、“オーナーID”、および“オーナー情報”としては、例えば下記のデータが挙げられる。
  ・日時情報:絶対日時を示すデータ(例えば年・月・日・時・分・秒を示すデータ)
  ・場所情報:位置データ
  ・イベントID:イベントを識別する識別子
  ・オーナーID:イベントの開催者などを識別する識別子
  ・オーナー情報:イベントの開催者などに関するデータ(例えば、名称、電話番号など)
 また、図10に示す“ヘッダ”、および“エラー訂正符号”としては、例えば下記のデータが挙げられる。
  ・ヘッダ:データタイプやデータ長を示すデータ
  ・エラー訂正符号:ECC(Error Correcting Code)データ
 コンサートの参加者が、本実施形態に係る情報処理装置でコンサートを撮像した場合、本実施形態に係る情報処理装置は、生成されたコンテンツデータに、コンテンツデータが真性であることを証明する第2の証明情報を付加する(S702)。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、第2の証明情報をコンテンツデータのウォーターマークとして埋め込むことによって、第2の証明情報を付加する。なお、本実施形態に係る情報処理装置は、第2の証明情報を、コンテンツデータのメタデータとすることによって、付加してもよい。
 ステップS700のように、第1の証明情報を含む制御情報がウォーターマークとして埋め込まれている場合、生成されたコンテンツデータには、第1の証明情報が付加される。また、本実施形態に係る情報処理装置が、第2の証明情報をコンテンツデータのウォーターマークとして埋め込むことによって、当該ウォーターマークには、第1の証明情報に加えて第2の証明情報が含まれることとなる。
 図11は、本実施形態に係る第2の証明情報の一例を示す説明図である。第2の証明情報には、例えば、“ヘッダ”、“Usage Rule”、“日時情報”、“場所情報”、“デバイスID”、“ユーザID”、“ユーザ情報”、および“エラー訂正符号”が含まれる。
 図11に示す“Usage Rule”には、例えば、コンテンツデータの許諾条件や、使用規定などが、規定される。上記許諾条件や使用規定などは、本実施形態に係る情報処理装置の設定や、本実施形態に係る情報処理装置のユーザの操作などによって、変わりうる。
 また、図11に示す“日時情報”、“場所情報”、“デバイスID”、“ユーザID”、“ユーザ情報”は、ユーザがコンサートに参加していたことを証明するため、すなわちコンテンツデータが真性であることを証明するために含まれるデータである。
 図11に示す“日時情報”、“場所情報”、“デバイスID”、“ユーザID”、“ユーザ情報”としては、例えば下記のデータが挙げられる。
  ・日時情報:絶対日時を示すデータ(例えば年・月・日・時・分・秒を示すデータ)
  ・場所情報:位置データ
  ・デバイスID:本実施形態に係る情報処理装置を識別する識別子
  ・ユーザID:本実施形態に係る情報処理装置のユーザを識別する識別子
  ・ユーザ情報:ユーザに関するデータ(例えば、名前、性別、生年月日など)
 また、図11に示す“ヘッダ”、および“エラー訂正符号”としては、例えば下記のデータが挙げられる。
  ・ヘッダ:データタイプやデータ長を示すデータ
  ・エラー訂正符号:ECCデータ
 本実施形態に係る情報処理装置により生成されたコンテンツデータが、サーバにアップロードされた場合、サーバは、アップロードされたコンテンツデータのウォーターマークを検出することによって、検出されたウォーターマークの内容に応じた様々な処理を行う(S704)。
 サーバにおける処理の一例として、1または2以上の本実施形態に係る情報処理装置からアップロードされた複数のコンテンツデータを利用したコンテンツサービスの提供に係る処理について、説明する。
 サーバは、例えば、検出されたウォーターマークの内容に基づき、コンテンツデータの共有範囲を制御する。サーバは、例えば、検出されたウォーターマークに含まれる第1の認証情報と第2の認証情報とに基づき、コンテンツデータの共有範囲を制御する。
 例えばコンサートの主催者により管理されるサーバにおいて、上記のようなコンテンツデータの共有範囲の制御が行われることによって、例えば下記のような、主催者側と撮像者側との双方に利点があるサービスが、実現される。
  ・主催者側の利点の一例:より多くの複数視点のコンテンツデータを集めることができる
  ・撮像者側の利点の一例:自己の権限の範囲内で共有が許可された、複数視点のコンテンツを、楽しむことができる
 図12は、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が適用される第4のユースケースを説明するための説明図であり、サーバにより制御されるコンテンツデータの共有範囲の一例を示している。図12では、本実施形態に係る情報処理装置の一例として、スマートフォンなどの通信装置を示している。
 サーバは、例えば、本実施形態に係る情報処理装置それぞれからアップロードされたコンテンツデータのウォーターマークを検出し、ウォーターマークに含まれる第1の認証情報と第2の認証情報によって、コンテンツデータのグループ化を行う。例えば図12は、サーバが、同一イベントでのグループ化(図12に示すA)と、同一時間帯でのグループ化(図12に示すB)とを行った例を示している
 本実施形態に係る情報処理装置は、コンテンツデータの再生をサーバに要求する場合には、第2の識別情報を含む再生要求をサーバに送信する。サーバは、記録媒体に記憶されているコンテンツデータの中から、再生要求に含まれる第2の識別情報に基づいて、再生要求を送信した本実施形態に係る情報処理装置が再生可能なコンテンツデータを抽出し、本実施形態に係る情報処理装置に通知する。
 サーバが上記のような処理を行うことによって、例えば、“コンサートの中で特定の楽曲のみの撮影がなされたときには、実際に当該楽曲が演奏された時刻にその場にいたコンサートの参加者は、当該楽曲のデータのみが再生することができる”などの、権利制御が、実現される。
 また、上記のような権利制御が実現されることによって、例えば、コンサートなどの開催後に、撮像を行った参加者などの特定の者に向けて、特典サービスなどを提供することが可能となる。
[2-5]他のユースケース
 本実施形態に係る送信制御装置が、複数の種類の信号を組み合わせて制御信号を送信させることによって、本実施形態に係る情報処理装置では、段階的で柔軟な機能の制限の制御が可能となるので、多様なユースケースを実現することができる。
 例えば、美術館への適用を例に挙げると、美術館の全体において電波ビーコンで送信される制御情報、特定の展示室において超音波の信号で送信される制御情報、および当該特定の展示室において可視光通信の信号で送信される制御情報を組み合わせることによって、下記のような段階的な本実施形態に係る情報処理装置の機能の制限が、実現される。
  ・美術館の全体:「全面撮影禁止」
  ・特定の展示室:「フラッシュなしでの撮像の許可」、および「設定された範囲については、フラッシュを用いた撮像の許可」
 上記に示す例では、美術館内で下記のように制御信号が送信される。下記のように制御信号が送信されることによって、優先度がより高い制御情報に基づく本実施形態に係る情報処理装置の機能の制限を、実現することができる。
  ・美術館内において送信される電波ビーコン:「全面撮影禁止」が規定される機能制限情報と、超音波の信号および可視光通信の信号で送信される制御情報よりも優先度が低いことが規定される条件情報とを含む制御情報
  ・特定の展示室において送信される超音波の信号:「フラッシュなしでの撮像の許可」が規定される機能制限情報と、電波ビーコンで送信される制御情報よりも優先度が高く、かつ、可視光通信の信号で送信される制御情報よりも優先度が低いことが規定される条件情報とを含む制御情報
  ・特定の展示室において送信される可視光通信の信号:「設定された範囲については、フラッシュを用いた撮像の許可」が規定される機能制限情報と、電波ビーコンおよび超音波の信号で送信される制御情報よりも優先度が高いことが規定される条件情報とを含む制御情報
 なお、上記に示す例では、複数の種類の信号によって複数の制御情報が送信される例を示したが、上記に示す例に示す制御情報の一部は、可視タグに設定されていてもよい。
[3]本実施形態に係る機能の制限に係る方法が用いられることにより奏される効果の一例
 本実施形態に係る機能の制限に係る方法が用いられることによって、例えば下記に示す効果が奏される。なお、本実施形態に係る機能の制限に係る方法が用いられることにより奏される効果が、下記に示す効果に限られないことは、言うまでもない。
(3-1)撮像者側の利点
 ・肖像権や著作権、プライバシーを、意図せずに侵害する可能性が低くなるので、被撮像者などから訴訟を起こされる訴訟リスクなどが、低減される。
(3-2)被撮像者側の利点
 ・肖像権や著作権、プライバシー保護などの権利主張を、撮像者側に通知することができる。
(3-3)サービス提供者側の利点
 ・高度な画像認識などを必要とせずに、被撮像者側の権利保護を行うことができ、意図的でない権利などの侵害による訴訟リスクなどが低減される。
 ・信号の送信や可視タグなどにより被撮像者側から提供される制御情報により、画像への広告の柔軟な設定が可能となるので、新たな付加価値によるビジネスの可能性を広げることができる。
(3-4)他の利点
 ・制御情報の送信において、ウォーターマークなどの電子透かしを利用することによって、プライバシーの保護、および著作権のあるコンテンツの不正利用防止を、実現することができる。ここで、電子透かしを利用する仕組みによって普通に撮像可能な場所での動画撮像などの行為に、制限を与えてはならない。本実施形態に係る機能の制限に係る方法が用いられる場合には、制御情報には条件情報が含まれるので、撮像者などの権利が不当に損なわれる事態が生じることは防止され、また、ウォーターマークなどの誤検出による誤動作が生じる可能性も低減される。
 ・自由視点画像において、被収録体のプライバシー保護・匿名化を実現することができる。複数の収録機器(例えば、カメラ、マイクロホンなど)で収録され、1種類の自由視点画像に合成されても、各収録機器の情報(例えば、デバイスID、収録設定、撮像日時、撮像場所、撮像者の情報など)は、全て保持される。また、予め被写体に禁止マーカや広告マーカを付加していれば、画像データ、音声データ、メタデータをサーバへアップロードした後、モザイク処理、ぼかし処理、貼り付け画像処理、URL付加処理などを、簡単に行うことができる。
 ・今後、使用者の身体に装着して用いられるウェアラブル装置が進化し、ウェアラブル装置の普及が進んだ場合には、被収録体側が収録されていると認識できない状態で撮像や録音が行われるケースが増えてくることが、想定される。また、上記の場合には、ウェアラブル装置を悪用した盗撮、盗聴が、社会的な問題として顕在化することが、想定される。本実施形態に係る機能の制限に係る方法が用いられる場合には、制御情報に基づき装置の機能の制限が制御されるので、上記のような盗撮や盗聴の抑止が可能となる。
(本実施形態に係る機能の制限に係る方法に係る処理を行うことが可能な装置)
 次に、上述した本実施形態に係る機能の制限に係る方法に係る処理を行うことが可能な装置の構成の一例について、説明する。
[I]本実施形態に係る情報処理装置
 図13は、本実施形態に係る情報処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置100は、例えば、通信部102と、制御部104とを備える。
 また、情報処理装置100は、例えば、ROM(Read Only Memory。図示せず)や、RAM(Random Access Memory。図示せず)、記憶部(図示せず)、情報処理装置100の使用者が操作可能な操作部(図示せず)、様々な画面を表示画面に表示する表示部(図示せず)などを備えていてもよい。情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。
 ROM(図示せず)は、制御部104が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部104により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
 記憶部(図示せず)は、情報処理装置100が備える記憶手段であり、例えば、本実施形態に係る情報処理方法に係るデータや、各種アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記憶部(図示せず)としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられる。また、記憶部(図示せず)は、情報処理装置100から着脱可能であってもよい。
 操作部(図示せず)としては、後述する操作入力デバイスが挙げられる。また、表示部(図示せず)としては、後述する表示デバイスが挙げられる。
[情報処理装置100のハードウェア構成例]
 図14は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。情報処理装置100は、例えば、MPU150と、ROM152と、RAM154と、記録媒体156と、入出力インタフェース158と、操作入力デバイス160と、表示デバイス162と、通信インタフェース164と、撮像デバイス166と、マイクロホン168とを備える。また、情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス170で各構成要素間を接続する。また、情報処理装置100は、例えば、情報処理装置100が備えているバッテリなどの内部電源から供給される電力、または、接続されている外部電源から供給される電力などによって、駆動する。
 MPU150は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)などの演算回路で構成される、1または2以上のプロセッサや、各種処理回路などで構成され、情報処理装置100全体を制御する制御部104として機能する。また、MPU150は、情報処理装置100において、例えば、後述する処理部110の役目を果たす。なお、処理部110は、専用の(または汎用の)回路(例えば、MPU150とは別体のプロセッサなど)で構成されていてもよい。
 ROM152は、MPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。RAM154は、例えば、MPU150により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
 記録媒体156は、記憶部(図示せず)として機能し、例えば、本実施形態に係る情報処理方法に係るデータや、各種アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記録媒体156としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、記録媒体156は、情報処理装置100から着脱可能であってもよい。
 入出力インタフェース158は、例えば、操作入力デバイス160や、表示デバイス162を接続する。操作入力デバイス160は、操作部(図示せず)として機能し、また、表示デバイス162は、表示部(図示せず)として機能する。ここで、入出力インタフェース158としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)端子、各種処理回路などが挙げられる。
 また、操作入力デバイス160は、例えば、情報処理装置100上に備えられ、情報処理装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。操作入力デバイス160としては、例えば、ボタンや、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクタ、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられる。
 また、表示デバイス162は、例えば、情報処理装置100上に備えられ、情報処理装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。表示デバイス162としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどが挙げられる。
 なお、入出力インタフェース158が、情報処理装置100の外部の操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や外部の表示デバイスなどの、外部デバイスと接続することも可能であることは、言うまでもない。また、表示デバイス162は、例えばタッチパネルなど、表示とユーザ操作とが可能なデバイスであってもよい。
 通信インタフェース164は、情報処理装置100が備える通信手段である。通信インタフェース164は、例えば、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、例えばサーバなどの外部装置と、無線または有線で通信を行うための通信部102として機能する。また、通信インタフェース164は、例えば、制御情報を取得するための取得部として機能してもよい。ここで、通信インタフェース164としては、例えば、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11ポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN(Local Area Network)端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられる。また、通信インタフェース164は、ネットワークに対応する任意の構成であってもよい。
 撮像デバイス186は、撮像により撮像画像(動画像または静止画像)を生成する撮像部(図示せず)として機能する。
 撮像デバイス186は、例えば、レンズ/撮像素子と信号処理回路とを含んで構成される。レンズ/撮像素子は、例えば、光学系のレンズと、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を複数用いたイメージセンサとで構成される。信号処理回路は、例えば、AGC(Automatic Gain Control)回路やADC(Analog to Digital Converter)を備え、撮像素子により生成されたアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。また、信号処理回路は、例えばRAW現像に係る各種処理を行う。さらに、信号処理回路は、例えば、White Balance補正処理や、色調補正処理、ガンマ補正処理、YCbCr変換処理、エッジ強調処理など各種信号処理を行ってもよい。
 マイクロホン188(集音デバイス)は、集音された音から音声データを生成する音声データ生成部(図示せず)として機能する。マイクロホン188は、指向性を有していてもよいし、指向性を有していなくてもよい。
 情報処理装置100は、例えば図14に示す構成によって、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を行う。なお、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成は、図14に示す構成に限られない。
 例えば、情報処理装置100は、接続されている外部の通信デバイスを介して外部装置などと通信を行う場合には、通信インタフェース164を備えていなくてもよい。また、通信インタフェース164は、複数の通信方式によって、1または2以上の外部装置などと通信を行うことが可能な構成であってもよい。
 また、情報処理装置100は、撮像機能を有さない場合や、外部の撮像デバイスが接続されることにより撮像機能を有する場合には、撮像デバイス186を備えていなくてもよい。
 また、情報処理装置100は、録音機能を有さない場合や、外部のマイクロホンが接続されることにより録音機能を有する場合には、マイクロホン188を備えていなくてもよい。
 また、情報処理装置100は、例えば、記録媒体156や、操作入力デバイス160、表示デバイス162を備えない構成をとることが可能である。
 また、情報処理装置100は、例えば、“加速度センサや角速度センサなどの、情報処理装置100の動きを検出することが可能な、1または2以上の動きセンサ”と、“輝度センサや照度センサなどの、情報処理装置100の周辺環境を検出することが可能な、1または2以上の環境センサ”との一方または双方を、さらに備えていてもよい。
 また、情報処理装置100は、例えば、バーコードリーダなどの光学的にコードを読み取るコード読み取りデバイスを、さらに備えていてもよい。コード読み取りデバイスを備える場合、コード読み取りデバイスは、制御情報を取得するための取得部として機能する。
 また、情報処理装置100は、例えば、後述する情報処理装置100の適用例に応じた構成をとることが可能である。
 また、例えば、図14に示す構成(または変形例に係る構成)の一部または全部は、1、または2以上のIC(Integrated Circuit)で実現されてもよい。
 再度図13を参照して、情報処理装置100の構成の一例について説明する。通信部102は、情報処理装置100が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、例えばサーバなどの外部装置と無線または有線で通信を行う。また、通信部102は、例えば制御部104により通信が制御される。
 ここで、通信部102としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路や、LAN端子および送受信回路などが挙げられるが、通信部102の構成は、上記に限られない。例えば、通信部102は、USB端子および送受信回路などの通信を行うことが可能な任意の規格に対応する構成や、ネットワークを介して外部装置と通信可能な任意の構成をとることができる。また、通信部102は、複数の通信方式によって、1または2以上の外部装置などと通信を行うことが可能な構成であってもよい。
 また、通信部102は、制御情報を取得するための取得部として機能しうる。
 制御部104は、例えばMPUなどで構成され、情報処理装置100全体を制御する役目を果たす。また、制御部104は、例えば、処理部110を備え、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を主導的に行う役目を果たす。
 処理部110は、取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する。
 処理部110は、例えば、上記(A)に示すように制御情報が重畳された信号を受信すること、または、上記(B)に示すように所定のパターンを解析することによって、制御情報を取得する。一例を挙げると、制御情報が、コンテンツを示す信号に埋め込まれたウォーターマークである場合、処理部110は、ウォーターマークを検出して、制御情報を取得する。
 処理部110は、例えば、制御情報に含まれる条件情報が示す条件を満たすかを判定し、判定結果に基づいて、制御情報に含まれる機能制限情報が示す制限内容に対応する機能の制限を、制御する。
 判定結果に基づく制御の一例を挙げると、処理部110は、条件を満たすと判定された場合に、制限内容に対応する機能を制限しない。また、判定結果に基づく制御の他の例を挙げると、処理部110は、条件を満たすと判定されない場合に、制限内容に対応する機能を制限する。
 また、処理部110は、例えば、条件情報が規定する条件に対応する所定の検出対象の検出結果に基づいて、条件を満たすか否かを判定する。
 ここで、本実施形態に係る条件に対応する所定の検出対象としては、例えば、時間、場所、情報処理装置100を使用しているユーザ、情報処理装置100の動き、情報処理装置100がおかれている環境のうちの、1または2以上が、挙げられる。
 例えば、条件情報が規定する条件に時間に関する条件が含まれる場合には、処理部110は、現在時刻を検出して、条件を満たすか否かを判定する。
 また、例えば、条件情報が規定する条件に場所に関する条件が含まれる場合には、処理部110は、位置を検出して、条件を満たすか否かを判定する。
 また、例えば、条件情報が規定する条件にユーザに関する条件が含まれる場合には、処理部110は、ユーザを検出して、条件を満たすか否かを判定する。処理部110は、例えば、顔認証などの任意の生体認証技術を利用した処理を行うことなどによって、ユーザを検出する。
 また、例えば、条件情報が規定する条件に情報処理装置100の動きに関する条件が含まれる場合には、処理部110は、情報処理装置100の動きを検出して、条件を満たすか否かを判定する。処理部110は、例えば、情報処理装置100が備える動きセンサ(または、情報処理装置100に接続されている外部の動きセンサ)の検出結果に基づき、情報処理装置100の動きを検出する。
 また、例えば、条件情報が規定する条件に情報処理装置100がおかれている環境に関する条件が含まれる場合には、処理部110は、情報処理装置100がおかれている環境を検出して、条件を満たすか否かを判定する。処理部110は、例えば、情報処理装置100が備える環境センサ(または、情報処理装置100に接続されている外部の環境センサ)の検出結果に基づき、情報処理装置100がおかれている環境を検出する。
 なお、条件を満たすか否かの判定に係る処理は、上記に示す例に限られない。
 例えば、処理部110は、所定の対象を識別する識別情報に基づいて、条件を満たすかを判定してもよい。
 ここで、本実施形態に係る識別情報としては、例えば、ユーザ(所定の対象の一例)を識別するIDや、装置(所定の対象の他の例)を識別するIDなどが、挙げられる。
 例えば、条件情報が規定する条件にユーザの識別情報に関する条件が含まれる場合には、処理部110は、ユーザの識別情報を取得して、条件を満たすか否かを判定する。処理部110は、例えば、記憶部(図示せず)などの記録媒体から、情報処理装置100を利用するためのログインIDや、サービスに対応するユーザIDを取得することなどによって、ユーザの識別情報を取得する。
 また、例えば、条件情報が規定する条件に装置の識別情報に関する条件が含まれる場合には、処理部110は、情報処理装置100の識別情報を取得して、条件を満たすか否かを判定する。処理部110は、例えば、記憶部(図示せず)などの記録媒体から情報処理装置100のデバイスIDを取得することや、MAC(Media Access Control)アドレスのような装置を識別することが可能なデータを取得することなどによって、情報処理装置100の識別情報を取得する。
 処理部110は、所定の検出対象の検出結果と、識別情報との一方または双方に基づいて、条件を満たすか否かを判定することが可能である。ここで、所定の検出対象の検出結果と識別情報との双方に基づく判定の一例をとしては、“所定の検出対象の検出結果に基づく判定と識別情報に基づく判定との双方において条件を満たすと判定された場合に、条件を満たすと判定すること”などが、挙げられる。
 また、処理部110は、上述した各ユースケースに係る様々な処理を行うことが可能である。
 一例を挙げると、コンテンツデータを生成する機能の制限を制御し、コンテンツデータを生成した場合、処理部110は、生成されたコンテンツデータを、外部装置へ送信する。ここで、上記コンテンツデータの外部装置への送信は、上述したコンテンツデータのアップロードに該当する。
 また、例えば上記[2-4]に示す第4のユースケースにおいて示したように、コンテンツデータを生成した場合、処理部110は、生成されたコンテンツデータに、第2の証明情報を付加する。処理部110は、例えば、第2の証明情報をコンテンツデータのウォーターマークとして埋め込む。
 情報処理装置100は、例えば図13に示す構成によって、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を行う。
 ここで、情報処理装置100は、取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する。また、情報処理装置100は、上記(A)に示すように制御情報が重畳された信号を受信すること、または、上記(B)に示すように所定のパターンを解析することによって、制御情報を取得する。つまり、情報処理装置100は、例えば、送信される制御情報や、撮像される被写体に設定されている制御情報などによって、情報処理装置100の機能の制限が制御される。
 したがって、情報処理装置100は、装置が有する機能の制限を実現することができる。
 また、例えば図13に示す構成によって、情報処理装置100は、上述したような本実施形態に係る情報処理方法に係る処理が行われることにより奏される効果を、奏することができる。
 なお、本実施形態に係る情報処理装置の構成は、図13に示す構成に限られない。
 例えば、本実施形態に係る情報処理装置は、図13に示す処理部110を、制御部104とは個別に備える(例えば、別の処理回路で実現する)ことができる。
 また、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を実現するための構成は、図13に示す構成に限られず、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理の切り分け方に応じた構成をとることが可能である。
 また、例えば、通信部102と同様の機能、構成を有する外部の通信デバイスを介して外部装置と通信を行う場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、通信部102を備えていなくてもよい。
[II]本実施形態に係る送信制御装置
 図15は、本実施形態に係る送信制御装置200の構成の一例を示すブロック図である。送信制御装置200は、例えば、通信部202と、制御部204とを備える。
 また、送信制御装置200は、例えば、ROM(図示せず)や、RAM(図示せず)、記憶部(図示せず)、送信制御装置200の使用者が操作可能な操作部(図示せず)、様々な画面を表示画面に表示する表示部(図示せず)などを備えていてもよい。送信制御装置200は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。
 ROM(図示せず)は、制御部204が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部204により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
 記憶部(図示せず)は、送信制御装置200が備える記憶手段であり、例えば、本実施形態に係る送信制御方法に係るデータや、各種アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記憶部(図示せず)としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられる。また、記憶部(図示せず)は、送信制御装置200から着脱可能であってもよい。
 操作部(図示せず)としては、後述する操作入力デバイスが挙げられる。また、表示部(図示せず)としては、後述する表示デバイスが挙げられる。
[送信制御装置200のハードウェア構成例]
 図16は、本実施形態に係る送信制御装置200のハードウェア構成の一例を示す説明図である。送信制御装置200は、例えば、MPU250と、ROM252と、RAM254と、記録媒体256と、入出力インタフェース258と、操作入力デバイス260と、表示デバイス262と、通信インタフェース264とを備える。また、送信制御装置200は、例えば、データの伝送路としてのバス266で各構成要素間を接続する。また、送信制御装置200は、例えば、送信制御装置200が備えているバッテリなどの内部電源から供給される電力、または、接続されている外部電源から供給される電力などによって、駆動する。
 MPU250は、例えば、MPUなどの演算回路で構成される、1または2以上のプロセッサや、各種処理回路などで構成され、送信制御装置200全体を制御する制御部204として機能する。また、MPU250は、送信制御装置200において、例えば、後述する送信制御部210の役目を果たす。なお、送信制御部210は、専用の(または汎用の)回路(例えば、MPU250とは別体のプロセッサなど)で構成されていてもよい。
 ROM252は、MPU250が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。RAM254は、例えば、MPU250により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
 記録媒体256は、記憶部(図示せず)として機能し、例えば、本実施形態に係る送信制御方法に係るデータや、各種アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記録媒体256としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、記録媒体256は、送信制御装置200から着脱可能であってもよい。
 入出力インタフェース258は、例えば、操作入力デバイス260や、表示デバイス262を接続する。操作入力デバイス260は、操作部(図示せず)として機能し、また、表示デバイス262は、表示部(図示せず)として機能する。ここで、入出力インタフェース258としては、例えば、USB端子や、DVI端子、HDMI(登録商標)端子、各種処理回路などが挙げられる。
 また、操作入力デバイス260は、例えば、送信制御装置200上に備えられ、送信制御装置200の内部で入出力インタフェース258と接続される。操作入力デバイス260としては、例えば、ボタンや、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクタ、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられる。
 また、表示デバイス262は、例えば、送信制御装置200上に備えられ、送信制御装置200の内部で入出力インタフェース258と接続される。表示デバイス262としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどが挙げられる。
 なお、入出力インタフェース258が、送信制御装置200の外部の操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や外部の表示デバイスなどの、外部デバイスと接続することも可能であることは、言うまでもない。また、表示デバイス262は、例えばタッチパネルなど、表示とユーザ操作とが可能なデバイスであってもよい。
 通信インタフェース264は、送信制御装置200が備える通信手段である。通信インタフェース264は、例えば、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、1または2以上の信号送信デバイスや外部装置と、無線または有線で通信を行うための通信部202として機能する。ここで、通信インタフェース264としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路、IEEE802.11ポートおよび送受信回路、あるいはLAN端子および送受信回路などが挙げられる。また、通信インタフェース264は、ネットワークに対応する任意の構成であってもよい。
 送信制御装置200は、例えば図16に示す構成によって、本実施形態に係る送信制御方法に係る処理を行う。なお、本実施形態に係る送信制御装置200のハードウェア構成は、図16に示す構成に限られない。
 例えば、送信制御装置200は、接続されている外部の通信デバイスを介して信号送信デバイスなどと通信を行う場合には、通信インタフェース264を備えていなくてもよい。また、通信インタフェース264は、複数の通信方式によって、1または2以上の信号送信デバイスなどと通信を行うことが可能な構成であってもよい。
 また、送信制御装置200は、例えば、1または2以上の信号送信デバイスをさらに備えていてもよい。信号送信デバイスを備える場合、送信制御装置200は、制御情報を送信する送信装置として機能する。
 また、送信制御装置200は、例えば、記録媒体256や、操作入力デバイス260、表示デバイス262を備えない構成をとることが可能である。
 また、送信制御装置200は、例えば、後述する送信制御装置200の適用例に応じた構成をとることが可能である。
 また、例えば、図16に示す構成(または変形例に係る構成)の一部または全部は、1、または2以上のICで実現されてもよい。
 再度図15を参照して、送信制御装置200の構成の一例について説明する。通信部202は、送信制御装置200が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、1または2以上の信号送信デバイスや外部装置と、無線または有線で通信を行う。また、通信部202は、例えば制御部204により通信が制御される。
 ここで、通信部202としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路や、LAN端子および送受信回路などが挙げられるが、通信部202の構成は、上記に限られない。例えば、通信部202は、USB端子および送受信回路などの通信を行うことが可能な任意の規格に対応する構成や、ネットワークを介して外部装置と通信可能な任意の構成をとることができる。また、通信部202は、複数の通信方式によって、1または2以上の信号送信デバイスなどと通信を行うことが可能な構成であってもよい。
 制御部204は、例えばMPUなどで構成され、送信制御装置200全体を制御する役目を果たす。また、制御部204は、例えば、送信制御部210を備え、本実施形態に係る送信制御方法に係る処理を主導的に行う役目を果たす。
 送信制御部210は、制御情報の送信を制御する。
 送信制御部210は、例えば上記(i)に示す処理を行うことによって、所定のタイミングで制御情報を送信させる。
 また、送信制御部210は、例えば上記(ii)に示す処理を行うことによって、送信させる制御情報を変更する。
 また、送信制御部210は、上述した各ユースケースに係る様々な処理を行うことが可能である。
 一例を挙げると、送信制御部210は、上記[2-5]に示す他のユースケースにおいて示したように、複数の種類の信号を組み合わせて制御信号を送信させてもよい。
 送信制御装置200は、例えば図15に示す構成によって、本実施形態に係る送信制御方法に係る処理を行う。
 ここで、送信制御装置200が制御情報の送信を制御することによって、送信される制御情報に応じた本実施形態に係る情報処理装置における機能の制限を、実現させることができる。
 したがって、送信制御装置200によって、より柔軟な装置が有する機能の制限を、実現することができる。
 また、例えば図15に示す構成によって、送信制御装置200は、上述したような本実施形態に係る送信制御方法に係る処理が行われることにより奏される効果を、奏することができる。
 なお、本実施形態に係る送信制御装置の構成は、図15に示す構成に限られない。
 例えば、本実施形態に係る送信制御装置は、図15に示す送信制御部210を、制御部204とは個別に備える(例えば、別の処理回路で実現する)ことができる。
 また、本実施形態に係る送信制御方法に係る処理を実現するための構成は、図15に示す構成に限られず、本実施形態に係る送信制御方法に係る処理の切り分け方に応じた構成をとることが可能である。
 また、例えば、通信部202と同様の機能、構成を有する外部の通信デバイスを介してまたは2以上の信号送信デバイスや外部装置と通信を行う場合には、本実施形態に係る送信制御装置は、通信部202を備えていなくてもよい。
[III]本実施形態に係るサーバ(本実施形態に係る処理装置)
 次に、上述した本実施形態に係る機能の制限に係る方法に係る処理を行うことが可能な装置として、上記[2-3]に示す第3のユースケースや、上記[2-4]に示す第4のユースケースに示すシステムを構成する、本実施形態に係るサーバについて、説明する。
 本実施形態に係るサーバは、例えば図13に示す情報処理装置100と同様の構成(変形例も含む)を有する。また、本実施形態に係るサーバは、例えば図16に示す送信制御装置200と同様のハードウェア構成(変形例も含む)を有する。なお、本実施形態に係るサーバの構成が、上記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
 本実施形態に係るサーバでは、プロセッサなどで構成される処理部によって、上記[2-3]に示す第3のユースケースや上記[2-4]に示す第4のユースケースにおけるサーバの処理を行う。
 本実施形態に係るサーバの処理部における処理の一例としては、例えば、“図6のステップS508、S510の処理”や、“図8に示す処理”、“図9のステップS704の処理”が挙げられる。
 本実施形態に係るサーバの処理部において上記のような処理が行われることによって、例えば上記[2-3]に示す第3のユースケースや上記[2-4]に示す第4のユースケースを実現することができる。
[IV]本実施形態に係る装置の適用例
 以上、本実施形態として、情報処理装置を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、“デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置”や、“ボイスレコーダなどの音声録音装置”、“PC(Personal Computer)などのコンピュータ”、“眼鏡型の装置、ヘッドマウントディスプレイ、 時計型の装置、腕輪型の装置などのような、人体に装着して用いられる任意のウェアラブル装置”、“スマートフォンなどの通信装置”、“タブレット型の装置”、“ゲーム機”、“自転車、自動車、電動立ち乗り二輪車などの移動体”など、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を行うことが可能な、様々な機器に適用することができる。また、本実施形態は、例えば、上記のような機器に組み込むことが可能な、処理ICに適用することもできる。
 また、本実施形態として、送信制御装置を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、“PCやサーバなどのコンピュータ”や、“任意の方式で信号を送信する送信装置”など、本実施形態に係る送信制御方法に係る処理を行うことが可能な、様々な機器に適用することができる。また、本実施形態は、例えば、上記のような機器に組み込むことが可能な、処理ICに適用することもできる。
 また、本実施形態に係る送信制御装置は、例えばクラウドコンピューティングなどのように、ネットワークへの接続(または各装置間の通信)を前提とした処理システムに適用されてもよい。本実施形態に係る送信制御方法に係る処理が行われる処理システムの一例としては、例えば“処理システムを構成する一の装置によって本実施形態に係る送信制御方法に係る処理の一部の処理が行われ、処理システムを構成する他の装置によって本実施形態に係る送信制御方法に係る処理の当該一部の処理以外の処理が行われるシステム”などが、挙げられる。
 また、上記[2-3]に示す第3のユースケースや、上記[2-4]に示す第4のユースケースに示すシステムを構成する装置として、サーバを挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、上記[2-3]に示す第3のユースケースや上記[2-4]に示す第4のユースケースにおけるサーバの処理を行うことが可能な、任意の処理装置や処理ICに適用することができる。
(本実施形態に係るプログラム)
[i]本実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラム
 コンピュータシステムを、本実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラム(本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を実行することが可能なプログラム)が、コンピュータシステムにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、装置が有する機能の制限を実現することができる。ここで、本実施形態に係るコンピュータシステムとしては、単体のコンピュータ、または、複数のコンピュータが挙げられる。本実施形態に係るコンピュータシステムによって、本実施形態に係る情報処理方法に係る一連の処理が行われる。
 また、コンピュータシステムを、本実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラムが、コンピュータシステムにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、上述した本実施形態に係る情報処理方法に係る処理によって奏される効果を、奏することができる。
[ii]本実施形態に係る送信制御装置として機能させるためのプログラム
 コンピュータシステムを、本実施形態に係る送信制御装置として機能させるためのプログラム(本実施形態に係る送信制御方法に係る処理を実行することが可能なプログラム)が、コンピュータシステムにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、より柔軟な装置が有する機能の制限を、実現することができる。
 また、コンピュータシステムを、本実施形態に係る送信制御装置として機能させるためのプログラムが、コンピュータシステムにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、上述した本実施形態に係る送信制御方法に係る処理によって奏される効果を、奏することができる。
[iii]本実施形態に係るサーバ(本実施形態に係る処理装置)として機能させるためのプログラム
 コンピュータシステムを、本実施形態に係るサーバとして機能させるためのプログラム(例えば、上記[2-3]に示す第3のユースケースや上記[2-4]に示す第4のユースケースにおけるサーバの処理を行うことが可能な、プログラム)が、コンピュータシステムにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、例えば上記[2-3]に示す第3のユースケースや上記[2-4]に示す第4のユースケースを実現することができる。
 以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
 例えば、上記では、コンピュータシステムを、本実施形態に係る情報処理装置、本実施形態に係る送信制御装置、および本実施形態に係るサーバ(本実施形態に係る処理装置)それぞれとして機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本実施形態は、さらに、上記プログラムそれぞれを記憶させた記録媒体、または、上記プログラムのうちの2以上を記憶させた記録媒体も、併せて提供することができる。
 上述した構成は、本実施形態の一例を示すものであり、当然に、本開示の技術的範囲に属するものである。
 また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
 なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
 取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する処理部を備え、
 前記制御情報には、機能の制限内容を規定する機能制限情報と、前記機能を制限する条件を規定する条件情報とが含まれる、情報処理装置。
(2)
 前記処理部は、
 前記条件情報が示す条件を満たすかを判定し、
 判定結果に基づいて、前記機能制限情報が示す制限内容に対応する機能の制限を、制御する、(1)に記載の情報処理装置。
(3)
 前記処理部は、前記条件を満たすと判定された場合に、前記制限内容に対応する機能を制限しない、(2)に記載の情報処理装置。
(4)
 前記処理部は、前記条件を満たすと判定されない場合に、前記制限内容に対応する機能を制限する、(2)、または(3)に記載の情報処理装置。
(5)
 前記処理部は、前記条件に対応する所定の検出対象の検出結果に基づいて、前記条件を満たすかを判定する、(2)~(4)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(6)
 前記検出対象は、時間、場所、前記情報処理装置を使用しているユーザ、前記情報処理装置の動き、前記情報処理装置がおかれている環境のうちの、1または2以上である、(5)に記載の情報処理装置。
(7)
 前記処理部は、所定の対象を識別する識別情報に基づいて、前記条件を満たすかを判定する、(2)~(6)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(8)
 前記処理部は、コンテンツデータを生成する機能の制限を制御する、(1)~(7)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(9)
 前記制御情報には、コンテンツが真性であることを証明する第1の証明情報がさらに含まれ、
 前記処理部が前記コンテンツデータを生成した場合、生成された前記コンテンツデータには、前記第1の証明情報が付加される、(8)に記載の情報処理装置。
(10)
 前記処理部は、生成された前記コンテンツデータを、外部装置へ送信する、(9)に記載の情報処理装置。
(11)
 前記処理部は、前記コンテンツデータを生成した場合、生成された前記コンテンツデータに、コンテンツデータが真性であることを証明する第2の証明情報を付加する、(9)、または(10)に記載の情報処理装置。
(12)
 前記処理部は、前記第2の証明情報を前記コンテンツデータのウォーターマークとして埋め込むことにより、前記第2の証明情報を付加する、(11)に記載の情報処理装置。
(13)
 前記処理部は、受信された信号、または、所定のパターンの解析結果に基づいて、前記制御情報を取得する、(1)~(12)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(14)
 前記制御情報は、コンテンツを示す信号に埋め込まれたウォーターマークであり、
 前記処理部は、前記ウォーターマークを検出して、前記制御情報を取得する、(13)に記載の情報処理装置。
(15)
 機能の制限内容を規定する機能制限情報と、前記機能を制限する条件を規定する条件情報とを含む制御情報の送信を制御する送信制御部を備える、送信制御装置。
(16)
 前記送信制御部は、
 設定されている第1の条件を満たしているかを判定し、
 判定結果に基づいて、制御情報の送信を制御する、(15)に記載の送信制御装置。
(17)
 前記第1の条件は、時間、場所、所定の操作、コンテンツの内容のうちの、1または2以上の条件を含む、(16)に記載の送信制御装置。
(18)
 前記送信制御部は、
 設定されている第2の条件を満たしているかを判定し、
 判定結果に基づいて、送信させる前記制御情報を変更する、(15)~(17)のいずれか1つに記載の送信制御装置。
(19)
 前記第2の条件は、時間、場所、所定の操作、コンテンツの内容のうちの、1または2以上の条件を含む、(18)に記載の送信制御装置。
(20)
 機能の制限内容を規定する機能制限情報と、前記機能を制限する条件を規定する条件情報とを含む制御情報を生成するステップと、
 生成された前記制御情報を送信させるステップと、
 を有する、送信制御装置により実行される送信制御方法。
 100  情報処理装置
 102、202  通信部
 104、204  制御部
 110  処理部
 200  送信制御装置
 210  送信制御部

Claims (20)

  1.  取得された制御情報に基づいて、機能の制限を制御する処理部を備え、
     前記制御情報には、機能の制限内容を規定する機能制限情報と、前記機能を制限する条件を規定する条件情報とが含まれる、情報処理装置。
  2.  前記処理部は、
     前記条件情報が示す条件を満たすかを判定し、
     判定結果に基づいて、前記機能制限情報が示す制限内容に対応する機能の制限を、制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3.  前記処理部は、前記条件を満たすと判定された場合に、前記制限内容に対応する機能を制限しない、請求項2に記載の情報処理装置。
  4.  前記処理部は、前記条件を満たすと判定されない場合に、前記制限内容に対応する機能を制限する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5.  前記処理部は、前記条件に対応する所定の検出対象の検出結果に基づいて、前記条件を満たすかを判定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  6.  前記検出対象は、時間、場所、前記情報処理装置を使用しているユーザ、前記情報処理装置の動き、前記情報処理装置がおかれている環境のうちの、1または2以上である、請求項5に記載の情報処理装置。
  7.  前記処理部は、所定の対象を識別する識別情報に基づいて、前記条件を満たすかを判定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  8.  前記処理部は、コンテンツデータを生成する機能の制限を制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  9.  前記制御情報には、コンテンツが真性であることを証明する第1の証明情報がさらに含まれ、
     前記処理部が前記コンテンツデータを生成した場合、生成された前記コンテンツデータには、前記第1の証明情報が付加される、請求項8に記載の情報処理装置。
  10.  前記処理部は、生成された前記コンテンツデータを、外部装置へ送信する、請求項9に記載の情報処理装置。
  11.  前記処理部は、前記コンテンツデータを生成した場合、生成された前記コンテンツデータに、コンテンツデータが真性であることを証明する第2の証明情報を付加する、請求項9に記載の情報処理装置。
  12.  前記処理部は、前記第2の証明情報を前記コンテンツデータのウォーターマークとして埋め込むことにより、前記第2の証明情報を付加する、請求項11に記載の情報処理装置。
  13.  前記処理部は、受信された信号、または、所定のパターンの解析結果に基づいて、前記制御情報を取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
  14.  前記制御情報は、コンテンツを示す信号に埋め込まれたウォーターマークであり、
     前記処理部は、前記ウォーターマークを検出して、前記制御情報を取得する、請求項13に記載の情報処理装置。
  15.  機能の制限内容を規定する機能制限情報と、前記機能を制限する条件を規定する条件情報とを含む制御情報の送信を制御する送信制御部を備える、送信制御装置。
  16.  前記送信制御部は、
     設定されている第1の条件を満たしているかを判定し、
     判定結果に基づいて、制御情報の送信を制御する、請求項15に記載の送信制御装置。
  17.  前記第1の条件は、時間、場所、所定の操作、コンテンツの内容のうちの、1または2以上の条件を含む、請求項16に記載の送信制御装置。
  18.  前記送信制御部は、
     設定されている第2の条件を満たしているかを判定し、
     判定結果に基づいて、送信させる前記制御情報を変更する、請求項15に記載の送信制御装置。
  19.  前記第2の条件は、時間、場所、所定の操作、コンテンツの内容のうちの、1または2以上の条件を含む、請求項18に記載の送信制御装置。
  20.  機能の制限内容を規定する機能制限情報と、前記機能を制限する条件を規定する条件情報とを含む制御情報を生成するステップと、
     生成された前記制御情報を送信させるステップと、
     を有する、送信制御装置により実行される送信制御方法。
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