JP3827612B2 - 期限付きコンテンツ配信システム及び配信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ配信システム及び配信装置に関し、特に、レンタル業務等に好ましく利用できる期限付きコンテンツ配信システム及び配信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビデオソフト等のコンテンツレンタル業の分野では、レンタル店の運営側が、店舗と膨大なコンテンツを格納した媒体を用意し、会員カードによる会員制によって運営されている。図7は、こうしたレンタル業務システムにおけるレンタル店側並びにユーザ側の処理・手続きの流れを表した図である。図7を参照すると、まず、ユーザは、レンタル店に出向き、会員登録の手続きを行う。続いて、会員となったユーザは、レンタル店内に多数陳列されたコンテンツの外箱等を参照して、視聴を希望するコンテンツを探し出し、レンタルの手続きを行う。ユーザはレンタルしたコンテンツ媒体を鑑賞後、レンタル期間内に、レンタルビデオ店に自ら出向き、返却をする。レンタル店では、コンテンツ媒体の返却の際に、コンテンツ媒体のダメージの有無やレンタル期間が超過していないか等の確認を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のレンタルシステムには、次のような問題点があった。まず、第1の問題点は、視聴を希望するコンテンツの検索が困難であるということである。その理由は、上記したように、店内に置かれた膨大なコンテンツの外箱等の中から、視聴を希望するコンテンツを目視で探し出す必要があるためである。もちろん、店舗側においても、ジャンル毎に区分けして陳列する等の工夫を行っているが、複数のジャンルに含まれるべきコンテンツも少なくなく、ジャンルを細分化すればするほど、冗長にコンテンツ格納媒体や陳列スペースを確保しなければならないという現状にある。
【0004】
また、第2の問題点は、コンテンツ格納媒体という現物ベースのやり取りを前提としていることにある。このため、返却時には、コンテンツ格納媒体へのダメージの有無を確認するといった作業が必要となり、また、人気のあるコンテンツについては、同一のコンテンツ媒体を多数用意しなければ、ユーザの要求に応えられない事態が生じている。また、これに関連して、コンテンツ格納媒体の種類によっては、レンタル回数が増えるとともに、テープ媒体等は劣化し、ディスク媒体は読み取り面に傷等が生じ、結果として、新品同様の良好な再生結果が得られない場合がある。
【0005】
更に、第3の問題点は、店舗側及びユーザ側の双方にとって、期限管理が煩雑であることである。その理由は、貸出期間は、コンテンツの人気度やユーザの希望に応じて柔軟に設定可能とする必要がある反面、一のレンタル手続きでレンタルされる複数のコンテンツの中に返却期間が異なるものが生じうることにある。結果として、ユーザは、レンタルした各コンテンツの返却期限を管理しなければならないばかりか、場合によっては、それぞれの返却期限に間に合うよう何度も店舗に出向かなければならないことになる。また、レンタル店側においても、長めに設定した標準貸出期間を設ける等しているが、ばらばらに返却された場合には、これを受け付けて、その都度処理しなければならない状況にある。
【0006】
本発明は、上記した従来のレンタルシステムの問題点を解決すべくなされたものであって、その目的とするところは、上記したコンテンツ格納媒体の現物引渡しを前提としたレンタルシステム等の問題点を解消できる期限付きコンテンツ配信システム及び配信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点によれば、ネットワークを介して、会員のユーザ端末装置に対して、自装置側に記憶保持するコンテンツを配信するコンテンツ配信装置であって、前記ユーザ端末装置から認証情報を受け付けて、該ユーザ端末装置の利用者が会員であるか否かを認証するユーザ認証機能要素と、前記ユーザ端末装置から検索キーワードを受信して、該キーワードに適合するコンテンツを検索するコンテンツ検索機能要素と、前記ユーザ端末装置に対して、前記検索結果及び各コンテンツの詳細情報を送信するコンテンツ情報表示機能要素と、前記ユーザ端末装置から、視聴を希望するコンテンツの選択情報と、視聴を希望する期限情報を受信するコンテンツ選択機能要素と、前記各ユーザ端末装置毎に、前記ユーザ認証を受けることによりアクセスが許可される読み取り専用の記憶領域を提供する記憶領域提供機能要素と、前記選択情報に応じたコンテンツを前記記憶領域に複製するコンテンツ複製機能要素と、前記期限情報に示された期日が到来した場合に、前記コンテンツを削除するコンテンツ管理機能要素と、を備えたこと、を特徴とするコンテンツ配信装置が提供される。
【0010】
また、上記した各配信装置並びに該装置を用いたコンテンツ配信システムにおいて、更に、前記ユーザ端末装置に対して送信するコンテンツに、少なくとも、前記期限情報又は世代管理情報を含める機能要素を、備え、前記ユーザ端末装置に対して送信する再生プログラムは、前記期限情報又は世代管理情報に基いて、再生処理を制御するよう構成することも好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明を映像コンテンツのレンタル業務に適用した、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態のシステム構成を表した図である。図1を参照すると、本発明のコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信装置100と、ユーザ端末装置200と、をネットワーク(インターネット)を介して接続してなっている。
【0012】
コンテンツ配信装置100は、ユーザ認証機能101と、映像コンテンツ検索機能102と、映像コンテンツ情報表示機能103と、映像コンテンツ選択機能104と、動画ファイル配信機能105と、削除機能付き再生プログラム配信機能106と、を備えたワークステーション、サーバ等のコンピュータによって構成されている。
【0013】
上記した各機能はそれぞれ概略次のように動作するプログラムを前記コンピュータに実装することによって実現されている。
【0014】
ユーザ認証機能101は、ユーザ端末装置からのユーザID(識別情報)とパスワード(認証情報)とを受け付けて、別途記憶保持するユーザID(識別情報)とパスワード(認証情報)と一致するかを判断する機能である。
【0015】
映像コンテンツ検索機能102は、ユーザ端末装置200から受信した検索キーワードに該当する映像コンテンツを検索する機能である。
【0016】
映像コンテンツ情報表示機能103は、コンテンツ配信装置100に格納されている映像コンテンツのタイトル等の一覧情報及び該映像コンテンツの要約、出演者、製作者等の詳細情報を表示する機能である。
【0017】
映像コンテンツ選択機能104は、ユーザ端末装置200から視聴を希望する映像コンテンツの選択データと、視聴希望する期間(レンタル期間)情報を受け取る機能である。
【0018】
動画ファイル配信機能105は、前記選択された映像コンテンツに対応する動画ファイルを、ファイル転送プロトコル等の手順に基いて、ユーザ端末装置200に対して配信する機能である。同様に、削除機能付き再生プログラム配信機能106は、前記動画ファイルの再生を行うための再生プログラムをユーザ端末装置200に対して配信する機能である。ここで、前記再生プログラムは、ユーザ端末装置200を構成するコンピュータにおいて、実行可能なプログラムであって、動画ファイル再生機能と、コンテンツ配信装置100に指定された日時に、そのインストールされたコンピュータから前記動画ファイルを削除する機能を有している。
【0019】
ユーザ端末装置200は、パーソナルコンピュータや端末機能付きAV機器等に内蔵されたコンピュータであって、入力情報送信機能201と、動画ファイル受信機能202と、動画ファイル格納機能203と、削除機能付き再生プログラム受信機能204と、を備えている。
【0020】
上記した各機能はそれぞれ概略次のように動作するプログラムを前記コンピュータに実装することによって実現されている。
【0021】
入力情報送信機能201は、ユーザ端末装置200のキーボード、リモートコントローラー等から入力された情報をコンテンツ配信装置100に対して送信する機能である。
【0022】
動画ファイル受信機能202は、コンテンツ配信装置100から送信される動画ファイルを受信する機能である。また、動画ファイル格納機能203は、動画ファイル受信機能202が受信した動画ファイルをユーザ端末装置200が具備する記憶媒体等に格納する機能である。同様に、削除機能付き再生プログラム受信機能204は、コンテンツ配信装置100から配信された再生プログラムを格納する機能である。
【0023】
続いて、上記構成からなる本実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。
【0024】
図2は、本実施の形態における処理の流れを表したフローチャートである。図2を参照すると、まず、ユーザ端末装置200は、ユーザからユーザIDとパスワードの入力を受け付けて、入力情報送信機能201によって、コンテンツ配信装置100に対して、前記ユーザIDとパスワードとを送信する。(ステップA1)。続いて、コンテンツ配信装置100は、ユーザ認証機能101によって、前記ユーザIDとパスワードとを受信し、コンテンツ配信装置100が予め記憶保持するユーザID及びパスワードと一致するか否かを判定する(ステップA2)。
【0025】
前記判定の結果、ユーザの認証に成功した場合に、コンテンツ配信装置100からユーザ端末装置200に対して、後続する処理が可能である旨のメッセージの送信がなされると、ユーザ端末装置200は、続いて、ユーザから検索キーワードの入力を受け付けて、入力情報送信機能201によって、コンテンツ配信装置100に対して送信する。一方、前記検索キーワードを受信したコンテンツ配信装置100は、映像コンテンツ検索機能102によって、前記キーワードに該当する映像コンテンツを検索する(ステップA3)。続いてコンテンツ配信装置100は、映像コンテンツ情報表示機能103によって、前記検索の結果抽出された映像コンテンツのタイトル等を列記してなる映像コンテンツの一覧情報を送信する(ステップA4)。また、前記映像コンテンツの一覧情報は、ユーザ端末装置において表示された際に、各項目にその詳細情報要求するリンクが配されるようになっている。
【0026】
ユーザ端末装置200は、ユーザに対して前記映像コンテンツの一覧情報及び詳細情報を適宜参照させるとともに、ユーザから視聴を希望する映像コンテンツの選択を受け付けて、コンテンツ配信装置100の映像コンテンツ選択機能104が提供するインターフェイスに基いて、希望する映像コンテンツの選択情報と、視聴を希望する期間(レンタル期間)情報とを受け付けて、コンテンツ配信装置に対して送信する(ステップA5)。
【0027】
希望する映像コンテンツの選択情報と、視聴を希望する期間(レンタル期間)を受信したコンテンツ配信装置100は、前記各情報に基いて、動画ファイル配信機能105によって、前記選択された映像コンテンツに対応する動画ファイルをユーザ端末装置200に対して送信する(ステップA6)。また、併せて削除機能付き再生プログラム配信機能106は、ユーザ端末装置200に対して再生プログラムを送信する(ステップA7)。
【0028】
この時点で、ユーザ端末装置200側において、ユーザの選択した映像コンテンツの再生が可能な状態となる。ユーザ端末装置200は、動画ファイル受信機能202により受信した動画ファイルを、動画ファイル格納機能203によって、自装置に具備された記憶媒体に記憶保持し、更に、削除機能付き再生プログラム受信機能204により受信した削除機能付き再生プログラムによって、前記動画ファイルを再生する(ステップA8)。そして、視聴を希望する期間(レンタル期間)の経過後、即ち、視聴を希望する期間の最終期限の経過後に、削除機能付き再生プログラムは、ユーザ端末装置200の前記記憶媒体から、前記送信された動画ファイルを自動的に削除する(ステップA9)。
【0029】
上記とおり、本発明によれば、ネットワーク(インターネット)を介して、ユーザ端末装置200からコンテンツ配信装置100にアクセスすることで、手軽に映画等の映像コンテンツの期限付き配信(レンタル)ができることになる。続いて、ユーザが、実際に映画等の映像コンテンツを期限付き配信(レンタル)する場合を、具体例を用いて、より詳細に説明する。
【0030】
図3は、上記した動作を、具体例を用いて処理の流れを説明するためのフローチャートである。図3を参照すると、ユーザ端末装置200において、ユーザID「100」とパスワード「ABC」との入力がなされると、ユーザ端末装置200は、ユーザID「100」とパスワード「ABC」とをコンテンツ配信装置100に対して送信する。前記ユーザIDとパスワードの判定の結果、ユーザ「100」の認証に成功(一致)した場合に、ユーザ端末装置200は、ユーザ「100」から、視聴を希望する映像コンテンツの検索キーワード「洋画」、「コメディ」の入力を受け付けて、送信したものとする。
【0031】
コンテンツ配信装置100は、その検索キーワードに該当する映像コンテンツを検索し、該検索の結果として、映像コンテンツの一覧「A」、「B」、「C」をユーザ端末装置200に対して送信する。ユーザ端末装置200は、ユーザの要求に応じて、前記各映像コンテンツの詳細情報も表示できるよう生成された前記映像コンテンツの一覧「A」、「B」、「C」を表示する。
【0032】
前記表示を参照して配信を行う旨の意思決定をなしたユーザが、視聴を希望する映像コンテンツ例えば「A」を選択し、視聴を希望する期間(レンタル期間)例えば「7泊8日(当日+7日目を期限とする)」をユーザ端末装置200に入力し、コンテンツ配信装置100に対して送信する。
【0033】
前記配信申込を受けたコンテンツ配信装置100は、受信した映像コンテンツの指定「A」に対応する動画ファイルと、再生プログラムをユーザ端末装置200に対して送信する。
【0034】
ユーザ端末装置200は、ユーザの要求、或いは、受信完了と同時に、前記受信した動画ファイル「A」を、前記再生プログラムを用いて再生する。そして、視聴を希望する期間(レンタル期間)の末日を過ぎた場合において、削除機能付き再生プログラムが起動された場合には、削除機能付き再生プログラムは、自動的に「A」の動画ファイルを、ユーザ端末装置200の記憶媒体から削除する。
【0035】
上記の通り、動画ファイル「A」は、ユーザ端末装置200側に格納されるため、ユーザは、視聴を希望する期間(レンタル期間)内であれば、繰返し視聴することが可能である。この場合、複製行為等による視聴を希望する期間(レンタル期間)超えた視聴行為を予防する観点から、例えば、コンテンツ配信装置100が、ユーザ端末装置200に配信する前記動画ファイルに、前記視聴を希望する期間(レンタル期間)に係る情報を付与するものとし、前記削除機能付き再生プログラムは、前記視聴を希望する期間(レンタル期間)に係る情報に基いて、再生処理を制御する機能を備えたものを採用することで、より好ましいものとなる。もちろん、前記動画ファイルに世代管理情報を含める等、その他の複製防止手段を設けてもよい。
【0036】
また、上記した実施の形態においては、動画ファイルは、ユーザ端末装置200側に記憶媒体等に格納するものとしているが、動画ファイルをコンテンツ配信装置100側に設けた、ディレクトリ等により区分けされた各ユーザ専用の記憶領域に格納するものとし、認証を受けた各ユーザ端末装置200に該記憶領域へのアクセスを許可する構成を採用してもよい。この場合は、ユーザ側は、所望の再生プログラムを用いて、前記視聴を希望する期間(レンタル期間)の間、前記ディレクトリ等にアクセスして、前記動画ファイルの視聴を楽しむことになる。そして、コンテンツ配信装置100は、前記視聴を希望する期間(レンタル期間)が満了した場合に、前記動画ファイルを削除することで期限管理機能が実現される。
【0037】
続いて、ストリーミング技術を利用した本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態のシステム構成を表した図である。図4を参照すると、上記した第1の実施の形態と同様に、本発明のコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信装置100と、ユーザ端末装置200と、をネットワーク(インターネット)を介して接続してなっている。また、各装置に備えられるべき機能にも、上記した第1の実施の形態で説明したものと重複する部分あるため、適宜省略して説明する。
【0038】
コンテンツ配信装置100に備えられる機能は、上記した第1の実施の形態におけるものと略同様であるが、削除機能付き再生プログラム配信機能106に代えて、配信可否判定機能107を備えている。
【0039】
配信可否判定機能107は、ユーザ端末装置200からのストリーミングファイルの配信要求の際に、ユーザ認証機能101により取得する該ユーザ端末装置200から取得したユーザIDと、映像コンテンツ選択機能104により受け付けた映像コンテンツの選択情報と、視聴を希望する期間(レンタル期間)に係る情報と、に基いて、配信可能か否かを判定する機能である。配信可否判定機能107も、上記の通り動作するプログラムをコンテンツ配信装置100を構成するコンピュータに実装することによって実現されている。
【0040】
ユーザ端末装置200に備えられる機能は、上記した第1の実施の形態におけるものと略同様であるが、動画ファイル格納機能203と削除機能付き再生プログラム受信機能204とが省略されている一方で、動画再生機能205を備える点を特徴とする。
【0041】
動画再生機能205は、ユーザ端末装置200において、コンテンツ配信装置100から送信されるストリーミングファイルをストリーミング再生する機能である。動画再生機能205も、上記の通り動作するプログラムを、ユーザ端末装置200を構成するコンピュータに実装することによって実現されている。
【0042】
続いて、上記構成からなる本実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。
【0043】
図5は、本実施の形態における処理の流れを表したフローチャートである。以下、上記した第1の実施の形態と重複する部分は、省略して説明する。図5を参照すると、ステップB1からB5までの動作は、上記した第1の実施の形態のステップA1からA5までの動作と同様である。ステップB6において、ユーザの再生要求を受け付けると、ユーザ端末装置200は、動画再生機能205によって、選択された映像コンテンツに対応するストリーミングファイルの配信要求を行う(ステップB6)。
【0044】
前記配信要求を受けたコンテンツ配信装置100は、配信可否判定機能107により、該ユーザ端末装置200のユーザIDと、映像コンテンツの選択情報と、視聴を希望する期間(レンタル期間)をチェックする(ステップB7)。前記チェックの結果、前記映像コンテンツの選択情報に示された映像コンテンツについて、該ユーザIDによる視聴申込が存在し、更に、配信要求を受けた日時が前記視聴を希望する期間(レンタル期間)内である場合は、コンテンツ配信装置100は、映像コンテンツに対応するストリーミングファイルの配信を行う(ステップB8)。
【0045】
そして、ユーザ端末装置200では、動画再生機能205によって、ストリーミングファイルのストリーミング再生が行われる(ステップB9)。もちろん、ステップB8において、前記映像コンテンツの選択情報に示された映像コンテンツについて、該ユーザIDによる視聴申込が存在しない場合、又は、視聴を希望する期間(レンタル期間)が徒過している場合は、前記ストリーミングファイルが送信されることはない。
【0046】
上記とおり、ストリーミング方式を利用する方式によっても、手軽に映画等の映像コンテンツの期限付き配信(レンタル)ができることになる。続いて、上記した第1の実施の形態と同様に、具体例を用いて、上記動作をより詳細に説明する。
【0047】
図6は、上記した動作を具体例を用いて処理の流れを説明するためのフローチャートである。図6を参照すると、ユーザ端末装置200において、ユーザによるアクセス後、映像コンテンツの一覧「A」、「B」、「C」が表示されて、ユーザが、映像コンテンツ「A」の配信を行う旨の意思決定をなすまでの動作は、上記した第1の実施の形態の具体的説明の記載と同様である。
【0048】
続いて、ユーザ端末装置200から、映像コンテンツ「A」についての配信要求が行われると、コンテンツ配信装置100は、ユーザID「100」と、選択された映像コンテンツ「A」と、配信要求を受けた日時が視聴を希望する期間(レンタル期間)内であるか否か、を判定し、配信可能と判定した場合に、映像コンテンツ「A」に対応するストリーミングファイルの配信を開始する。
【0049】
なお、上記した各実施の形態においては、削除機能付き再生プログラム及びコンテンツ配信装置100は、視聴を希望する期間(レンタル期間)を判定するものとして説明したが、これは、動画コンテンツの予約が可能であることを意味する。もちろん、視聴可能となる始期を定めずに視聴可能な期限(レンタル期限)のみによって、管理することも可能である。
【0050】
以上、本発明を映像コンテンツのレンタル業務に適用した各実施の形態を、説明したが、本発明が取り扱うことのできるコンテンツは、映像コンテンツのみに限定されるものではない。例えば、音楽コンテンツ、テキストコンテンツ等の各種著作物コンテンツに等しく適用できる。従って、ビデオソフト等の映像コンテンツのレンタル業務の他にも、従来のレコード・CDのレンタル業、貸し本業、を含めこれらを統合した業務に用いることが可能である。
【0051】
また、上記各実施の形態として記載した事項及び図面の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で、当業者であれば、なし得るであろう各種変形、修正を含むことはもちろんである。例えば、図2、図3、図5、図6に示したフローチャートは、説明のために例示したものに過ぎない。また、コンテンツ配信装置100及びユーザ端末装置200に実装されるプログラムのユーザインターフェース、課金方法等は、ネットワークの構成、ユーザ端末装置200や利用するブラウザの仕様等によって、設計されるべき事項である。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、物理的媒体の引渡しを前提としない、期限付きコンテンツ配信システム及び配信装置が実現される。即ち、レンタル店舗網や膨大なコンテンツ格納媒体を用意することなくして、コンテンツの期限付き配信業務を行うことが可能となる。その理由は、ネットワークを介してコンテンツを送受信するシステムに好ましい期限管理機能を具備させたことにある。
【0053】
また、本発明によれば、ユーザ側にとっても、手軽にコンテンツの視聴を楽しむことができることとなる。また、例えば、ユーザ端末装置を構成する機器とホームシアターとを接続することによって、自宅等においても、迫力ある映像を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成を表した図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における処理の流れを表したフローチャートである。
【図3】具体例を用いて処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態のシステム構成を表した図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における処理の流れを表したフローチャートである。
【図6】具体例を用いて処理の流れを説明するため別のフローチャートである。
【図7】従来のレンタルシステムにおける処理・手続きの流れを説明するための図である。
【符号の説明】
100 コンテンツ配信装置
101 ユーザ認証機能
102 映像コンテンツ検索機能
103 映像コンテンツ情報表示機能
104 映像コンテンツ選択機能
105 動画ファイル配信機能
106 削除機能付き再生プログラム配信機能
107 配信可否判定機能
200 ユーザ端末装置
201 入力情報送信機能
202 動画ファイル受信機能
203 動画ファイル格納機能
204 削除機能付き再生プログラム受信機能
205 動画再生機能
Claims (1)
- ネットワークを介して、会員のユーザ端末装置に対して、自装置側に記憶保持するコンテンツを配信するコンテンツ配信装置であって、
前記ユーザ端末装置から認証情報を受け付けて、該ユーザ端末装置の利用者が会員であるか否かを認証するユーザ認証機能要素と、
前記ユーザ端末装置から検索キーワードを受信して、該キーワードに適合するコンテンツを検索するコンテンツ検索機能要素と、
前記ユーザ端末装置に対して、前記検索結果及び各コンテンツの詳細情報を送信するコンテンツ情報表示機能要素と、
前記ユーザ端末装置から、視聴を希望するコンテンツの選択情報と、視聴を希望する期限情報を受信するコンテンツ選択機能要素と、
前記各ユーザ端末装置毎に、前記ユーザ認証を受けることによりアクセスが許可される読み取り専用の記憶領域を提供する記憶領域提供機能要素と、
前記選択情報に応じたコンテンツを前記記憶領域に複製するコンテンツ複製機能要素と、
前記期限情報に示された期日が到来した場合に、前記コンテンツを削除するコンテンツ管理機能要素と、を備えたこと、
を特徴とするコンテンツ配信装置。
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