JP2003178138A - データ受渡し方法及びサービス提供方法 - Google Patents

データ受渡し方法及びサービス提供方法

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JP2003178138A
JP2003178138A JP2001373750A JP2001373750A JP2003178138A JP 2003178138 A JP2003178138 A JP 2003178138A JP 2001373750 A JP2001373750 A JP 2001373750A JP 2001373750 A JP2001373750 A JP 2001373750A JP 2003178138 A JP2003178138 A JP 2003178138A
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JP2001373750A
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Ikuo Toufukuji
幾夫 東福寺
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Olympus Corp
Olympus Promarketing Inc
Original Assignee
Olympus Promarketing Inc
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の窓口をサービス利用者に所定の順で巡
らせて提供するサービスにおいて、各窓口でサービス利
用者とこのサービス利用者に関するデータの対応づけ作
業を容易にする。 【解決手段】 窓口1でサービス利用者に関する情報を
携帯型情報機器に記録させ(ステップS7)、この携帯
型情報機器を当該サービス利用者によって窓口1とは異
なる窓口2まで運ばせて、窓口2において携帯型情報機
器に記録された当該サービス利用者に関するデータを利
用して、当該サービス利用者にサービスを提供する(ス
テップS12)。このようにすれば、サービス利用者と
このサービス利用者に関するデータが同時に窓口に到着
するので、対応付けが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の窓口をサー
ビスの利用者に所定の順で巡らせて提供するサービスの
提供方法に関する、又はこのようなサービスにおいて窓
口間でサービス利用者に関するデータを受け渡す方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の窓口をサービス利用者に所定の順
で巡らせて提供するサービスがある。例えば、献血サー
ビスにおいては、全体の手順中の受付、検診、採血とい
った部分がそれぞれ異なる窓口に割り当てられており、
献血者(献血サービス利用者)は献血サイト内におい
て、まず受付窓口に出向いて献血の申し出をし、次に検
診窓口に移動して血液型と比重と血圧を確認されて献血
適格性を判定され、次に採血窓口に移動して採血をされ
る。
【0003】また、医療サービスにおいては、全体の手
順中の受付、診察、会計、薬局といった部分がそれぞれ
異なる窓口に割り当てられており、患者(医療サービス
利用者)は病院内において、まず受付窓口に出向いて治
療の申し込みをし、次に診察窓口(各診察科)に移動し
て診察を受け、次に会計窓口に移動して会計を済ませ、
最後に薬局窓口に移動して薬を受け取る。
【0004】また、健康診断サービスにおいては、各検
査項目毎に窓口が設けられ、各々に測定装置と担当者が
割り当てられて配置される。受診者は各窓口を順に巡っ
て検査を受ける。
【0005】このようなサービスの提供者においては、
各窓口で発生する情報を共有化して処理を効率化するた
め、各窓口に端末装置を設置し、各端末装置を通信線で
結んでサーバと接続した情報システムを導入する例が多
い。
【0006】例えば、病院においては病院情報システム
(HIS)の導入が進んでいる。この病院情報システム
では、受付窓口の端末装置で患者カードから患者IDを
読み取って入力し、この患者IDをキーに患者のカルテ
情報をサーバから読み出して診察窓口の端末装置に転送
する。診療窓口では端末装置で診療結果に応じて上記カ
ルテ情報を更新して更新後カルテ情報を生成し、さらに
同時に生成した処置情報と処方箋情報を更新後カルテ情
報とともに端末装置からサーバに送信する。サーバでは
更新後カルテ情報を保存するとともに、処置情報と処方
箋情報から会計情報を生成して会計窓口の端末装置に送
信し、さらに、処方箋情報を薬局の端末装置に送信す
る。このように病院情報システムにおいては、患者の窓
口から窓口への移動に伴って、この患者に関する情報が
情報システムにより生成され、受け渡され、利用されて
いる。
【0007】なお、窓口は窓口以外に、コーナー、サイ
ト、部門等の様々な名前や、その窓口で提供するサービ
スの名称で呼ばれることがある。
【0008】
【発明の解決しようとする課題】しかし、上記のように
複数の各窓口に端末を置きサーバや各端末間でデータ交
換をする方式では、サービス利用者が各窓口に来る度
に、まずサービス利用者を特定し、このサービス利用者
に対応するデータを端末に呼び出す必要があった。この
ために、各窓口でサービス利用者を確認する手間が必要
であった。IDカード等の紛失や悪用の危険性もあっ
た。また、サービス利用者を確認のために呼び出して
も、同姓者間の混同や聞き間違えなどによる本人誤認の
危険もあった。さらに聴覚障害のあるサービス利用者に
対する配慮も必要であった。
【0009】また、各窓口の端末装置の操作にはオペレ
ータが必要であるため、端末に入力してデジタルデータ
として保存したい情報があっても、コストの観点から情
報の入力に時間がかかる場合は断念する場合が多かっ
た。このため、サービス利用者とオペレータが面談しな
がらオペレータが情報を端末に入力する作業は最小限に
する必要があった。例えば、献血サービスにおける問診
回答データは非定型データが多く入力に工数がかかるた
めに、デジタル化が敬遠されがちであった。
【0010】また、各窓口で発生するデータの各々を、
各サービス利用者毎に間違いなく取りまとめる(名寄せ
する)必要があった。このため、各窓口で発生させるデ
ータには必ずサービス利用者を識別する情報(例えば、
サービス利用者ID)を入れておき、データを取りまと
める際にこの識別情報によって各データを分類整理する
必要があった。このため、データ量増大や処理時間の増
加をもたらしていた。
【0011】さらに、各端末装置とサーバーを通信線で
結合しなければならず、全装置を結合するLAN等の工
事や維持は多額のコストと専門知識をもつ担当者が必要
であった。
【0012】本発明は上記のような現状に鑑みて成され
たものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のデータ受
け渡し方法では、複数の窓口をサービス利用者に所定の
順で巡らせて提供するサービスにおいて、上記窓口間で
上記サービス利用者に関するデータを受け渡す方法であ
り、上記サービス利用者が訪れた第1の窓口で、上記サ
ービス利用者に関するデータを携帯型情報機器内に記録
する第1ステップと、上記携帯型情報機器を携帯して上
記サービス利用者が訪れた、上記第1の窓口とは異なる
第2の窓口で、上記第1ステップにおいて上記携帯型情
報機器内に記録された上記サービス利用者に関するデー
タ読み出し、この読み出したデータを利用して上記サー
ビス利用者に所定のサービスを提供する第2のステップ
とを有する。
【0014】即ち、第1の窓口で携帯型情報機器に記録
されたサービス利用者に関するデータは、この携帯型情
報機器を携帯させて当該サービス利用者を第2の窓口に
移動させ、第2の窓口において当該データを読み出すこ
とにより、第2の窓口に受け渡される。第2の窓口では
この受け渡された当該サービス利用者に関するデータを
利用して、当該サービス利用者にサービスを提供する。
【0015】本発明の第2のサービス提供方法では、複
数の窓口をサービス利用者に所定の順で巡らせて提供す
るサービスの提供方法であり、上記サービス利用者に携
帯型情報機器を渡す受付ステップと、上記携帯型情報機
器を携帯して上記サービス利用者が訪れた所定の窓口
で、上記サービスの提供に伴って発生する情報を上記携
帯型情報機器に記録する情報記録ステップと、複数ある
上記情報記録ステップが全て完了後、上記携帯型情報機
器から上記サービス情報を取り出す取出しステップとを
有する。
【0016】即ち、携帯型情報機器を携帯してサービス
利用者が訪れる複数の窓口のうち、所定の窓口(複数で
はあるが、必ずしも全窓口である必要はない)の各々に
おいてこの窓口で提供されるサービスに伴って発生する
サービス情報が携帯情報機器に記録される。そして、記
録が全てされた後に、携帯情報機器に記録されたサービ
ス記録は取り出される。
【0017】本発明の第3のサービス提供方法では、上
記携帯型情報機器を通して、上記サービス利用者に対し
て、次はどの窓口に進むべきかの案内情報を提供するス
テップをさらに有する。
【0018】本発明の第4の献血のサービス提供方法で
は、献血者から採血して献血させる献血サービスを提供
する方法であり、上記献血者に携帯型情報機器を渡す受
付ステップと、上記携帯型情報機器の表示画面上に問診
事項を表示し、上記献血者に回答を上記携帯型情報機器
に入力させる問診ステップと、上記携帯型情報機器を携
帯して上記献血者が訪れた検診窓口で、上記問診ステッ
プで上記携帯型情報機器内に入力させた問診の回答を利
用して、採血の可否を判断する検診ステップとを有す
る。
【0019】即ち、献血者は自分に渡された携帯型情報
機器上で問診事項に回答し、その後に携帯型情報機器を
携帯して検診窓口に移動して、当該問診の回答を利用し
た検診を受ける。
【0020】本発明の第5の医療のサービス提供方法で
は、患者を診察する医療サービスの提供方法であり、上
記患者に携帯型情報機器を渡す受付ステップと、上記携
帯型情報機器を携帯して上記患者が訪れた診察窓口で、
上記患者を診察し、この診察結果に基づく情報を上記携
帯型情報機器に記録する診察ステップと、上記携帯型情
報機器を携帯して上記患者が訪れた会計窓口で、上記診
察ステップで上記携帯型情報記録装置に記録した情報に
基づいて、上記患者に対する請求額を計算する会計ステ
ップとを有する。
【0021】即ち、診察窓口で発生する診察結果に基づ
く情報(例えば、処置情報、更新後カルテ情報、処方箋
情報など)は携帯型情報機器に記録される、この携帯型
情報機器を携帯して上記患者が訪れた会計窓口では、上
記携帯型情報機器に記録した情報(例えば処置情報と処
方箋情報)に基づいて上記患者に対する請求額を計算す
る。
【0022】本発明の第6の健康診断のサービス提供方
法では、複数の検査窓口を受診者に所定の順で巡らせ
て、受診者の健康診断をする健康診断サービスの提供方
法であり、上記受診者に携帯型情報機器を渡す受付ステ
ップと、上記携帯型情報機器を携帯して上記受信者が訪
れた所定の検査窓口で、検査を受ける際に検査に伴って
発生する検査情報を上記携帯型情報機器に記録する検査
情報記録ステップと、複数ある検査情報記録ステップが
全て完了後、上記携帯型情報機器から上記検査情報をコ
ンピュータに転送する転送ステップとを有する。
【0023】即ち、携帯型情報機器を携帯して受診者が
訪れる複数の検査窓口のうち、所定の検査窓口(複数で
はあるが、必ずしも全検査窓口である必要はない)の各
々においてこの検査窓口で検査を受ける際に検査に伴っ
て発生する検査情報が携帯情報機器に記録される。そし
て、全ての記録がされた後に、携帯情報機器に記録され
た検査記録は取り出され、コンピュータに転送される。
【0024】本発明の第7の健康診断のサービス提供方
法では、第6の健康診断のサービスの提供方法において
さらに、上記携帯型情報機器を通して上記受診者に対し
て次はどの検査窓口に進むべきかの案内情報を知らせる
ステップをさらに有する。
【0025】即ち、携帯型情報機器の案内情報により、
上記受診者は次に自分がどの検査窓口にゆけばよいか知
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)第1の実施の形態は、複数の窓口
をサービス利用者に所定の順で巡らせて提供するサービ
スに関するものである。こういったサービスの提供法
は、主にサービスが全体として複数の手順より成る場合
に取られることがある。つまり、複数の手順を別々の窓
口に割り振り、サービス利用者をしてこれらの窓口を巡
らさしめる。各窓口において上記サービス利用者に対し
てこの窓口に振り分けられた部分のサービス手順を提供
すれば、全窓口を巡り終えたサービス利用者に対して、
サービスの全手順が提供されたことになる。
【0027】もっとも、全サービス利用者が同じ複数窓
口を同じ順で巡る必要はなく、サービス利用者の事情に
応じて、巡る窓口や順番が違ってもよい。また、時間の
取られる窓口は、同じ手順部分を受け持つ窓口を複数用
意して、サービスの潤滑な運用を図っても良い。また、
各窓口が受け持つ手順は、1つでもよいし、複数でもよ
い。
【0028】このようなサービスの好適な例としては、
献血サービス、医療サービス、健康診断サービス等があ
るが、まずは具体的なサービスの内容を特定しない一般
例として説明する。
【0029】図1は本実施の形態におけるサービスが提
供される場所の見取り図である。窓口1と窓口2と窓口
3の3つの窓口があり、これらの窓口には上記サービス
の手順の各々異なる部分が割り当てられている。窓口1
には担当者5が、窓口2には担当者6が、窓口3には担
当者7が待機している。また、窓口1には情報装置8
が、窓口2には情報装置9が、窓口3には情報装置10
が設置され、情報装置8と情報装置10はLAN回線1
1で記録媒体としてのディスク13を有するサーバ12
に結合されている。情報装置9はスタンドアロンになっ
ている。ディスク13には、上記サービスの各利用者に
関する情報(ID番号、属性情報、管理情報、履歴情報
等)が記録されており、情報装置8及び情報装置10か
らアクセス可能となっている。また、窓口1にはサービ
ス利用者に貸与される携帯型情報機器14が複数台用意
されている。
【0030】サービス利用者4は各窓口を、窓口1、窓
口2、窓口3の順に巡って、各窓口でこの窓口に割り当
てられている手順部分のサービスを受けることにより、
全体として1つのまとまりあるサービスの提供を受け
る。
【0031】図2はサービス提供における流れを示すフ
ローである。まず、本サービスの会員に発行されるID
カードを持ったサービス利用者4が窓口1を訪れる。窓
口1で待機していた担当者5は当該サービス利用者4か
らIDカードを受け取り、情報装置8のカードリーダ
(不図示)で、IDカードに記録されているID番号を
読み取る(ステップS1)。次に担当者5は情報装置8
を操作して、読み取ったID番号をキーにして、サーバ
12に接続されたディスク13にアクセスし、当該サー
ビス利用者4に関するデータを読み出す(ステップS
2)。上記読み出した当該サービス利用者4に関するデ
ータは情報装置8の表示部に表示される(ステップS
3)。
【0032】担当者5は、上記表示された当該サービス
利用者4に関するデータを参照して必要な知見を得た上
で、この窓口に割り当てられた手順部分の適切なサービ
スを当該サービス利用者4に提供する(ステップS
4)。サービス提供が完了したら、担当者5は情報装置
8に上記提供したサービスの記録データを入力する(ス
テップS5)。そして、情報装置8を操作して上記当該
サービス利用者に関するデータと上記サービスの記録デ
ータとを必要に応じて加工する(ステップS6)。
【0033】担当者5は、窓口1に用意されている複数
の携帯型情報機器14より1つの携帯型情報機器14を
任意に取り出して情報装置8に接続する。そして、上記
ステップ6で加工したデータを、情報装置8から携帯型
情報機器14に送信して記録させる(ステップS7)。
これで、携帯型情報機器14には、当該サービス利用者
に関するデータと、窓口1で当該サービス利用者に提供
されたサービス記録データが、必要な加工をされた形で
記録されたことになる。そして、担当者5は携帯型情報
機器14と情報装置8を切り離して、携帯型情報機器1
4を当該サービス利用者4に渡す(ステップS8)。
【0034】携帯型情報機器14を渡された当該サービ
ス利用者4は、携帯型情報機器14を携帯して窓口2に
移動する。この場合、携帯型情報機器14において、次
はどの窓口に進むべきかの案内情報を表示させるように
してあり、また、目的の窓口(この場合は窓口2)に到
着したら、窓口2に設置してある情報装置9から発する
電波信号で目的窓口への到着を検知し、音声や表示で知
らせるようにしてある。
【0035】窓口2で待機していた担当者6は、当該サ
ービス利用者4から携帯型情報機器14を受け取る(ス
テップS9)。そして、上記受け取った携帯型情報機器
14を設置された情報装置9に接続し、携帯型情報機器
14の記録内容を情報装置9に送信する(ステップS1
0)。そして、情報装置9の画面に上記送信されたデー
タを表示する(ステップS11)。
【0036】担当者6は、上記表示されたデータを参照
して必要な知見を得た上で、この窓口に割り当てられた
手順部分の適切なサービスを当該サービス利用者4に提
供する(ステップS12)。サービス提供が完了した
ら、情報装置9に上記提供したサービスの記録データを
入力する(ステップS13)。そして、情報装置9を操
作して、上記ステップS10で携帯型情報機器14から
情報装置9に送信されたデータと、上記入力した窓口2
におけるサービス記録データを必要に応じて加工する
(ステップS14)。担当者6は情報装置9を操作して
上記加工したデータを携帯型情報機器14に送信して記
録させる(ステップS15)。これで、携帯型情報機器
14には、当該サービス利用者に関するデータと、窓口
1と窓口2で当該サービス利用者に提供されたサービス
記録データが、必要な加工をされた形で記録されたこと
になる。次いで、担当者6は携帯型情報機器14と情報
装置9を切り離して、携帯型情報機器14を当該サービ
ス利用者4に渡す(ステップS16)。
【0037】携帯型情報機器14を渡された当該サービ
ス利用者4は、携帯型情報機器14を携帯して窓口3に
移動する。この場合も前と同様に、携帯型情報機器14
において、次はどの窓口に進むべきかの案内情報を表示
させるようにしてあり、また、目的の窓口(この場合は
窓口3)に到着したら、窓口3に設置してある情報装置
10から発する電波信号で目的窓口への到着を検知し、
音声や表示で知らせるようにしてある。
【0038】窓口3で待機していた担当者7は、当該サ
ービス利用者4から携帯型情報機器14を受け取る(ス
テップS17)。そして、上記受け取った携帯型情報機
器14をこの窓口3に設置された情報装置10に接続
し、携帯型情報機器14の記録内容を情報装置10に送
信する(ステップS18)。そして、情報装置10の画
面に上記送信されたデータを表示する(ステップS1
9)。
【0039】担当者7は、上記表示されたデータを参照
して必要な知見を得た上で、この窓口に割り当てられた
手順部分の適切なサービスを当該サービス利用者4に提
供する(ステップS20)。サービス提供が完了した
ら、情報装置10に上記提供したサービスの記録データ
を入力する(ステップS21)。そして、情報装置10
を操作して、上記ステップS18で携帯型情報機器14
から情報装置10に送信されたデータと、上記入力した
窓口3におけるサービス記録データを必要に応じて加工
する(ステップS22)。そして担当者7は情報装置1
0を操作してサーバ12にアクセスし、携帯型情報機器
14に記録されているデータを取り出してサーバー12
に送信し、ディスク13に記録された当該サービス利用
者4に関するデータに反映させる(ステップS23)。
これで、当該サービス利用者に関するデータと、窓口1
と窓口2と窓口3で当該サービス利用者に提供されたサ
ービス記録データが、必要な加工をされた形でディスク
13に送信され、一旦記録され、この送信内容に基づい
てディクス13の記録内容が更新されたことになる。当
該サービス利用者4は窓口1〜3で所定のサービスの提
供を受けた後、携帯型情報機器14を窓口3に返却して
立ち去る。
【0040】このようにして、当該サービス利用者4に
関するデータは、ディスク13から読み出され、携帯型
情報機器14に記録されて、窓口1から窓口2に受け渡
され、さらに窓口2から窓口3に受け渡され、最終的に
はディスク13に書き込まれている。また、上記データ
は当該サービス利用者4が各窓口を巡るにつれて、各窓
口で提供されるサービス手順の内容に応じた変更が次々
と加えられていく。従って、全窓口にLAN回線等の通
信路で接続された情報装置を設置しなくとも、各窓口間
でのデータの受け渡しが可能であり、さらに、ディスク
13に記録されたサービス利用者に関するデータを、窓
口で提供されるサービスに基づいて更新することも可能
である。また、各窓口では当該サービス利用者4を特定
する作業は特には必要としない。また、窓口で提供され
るサービスに応じたデータを携帯型情報記録機器14に
記録させるにあったっては、そのデータ中にサービス利
用者を識別する情報を入れる必要もない。
【0041】本実施の形態では、窓口2において情報装
置9を設置したが、携帯型情報機器14が表示機能及び
入力機能を有するならば、窓口2の担当者6は携帯型情
報機器14の表示を直接参照し、また、サービスの結果
を直接に携帯型情報機器14に記録してもよい。この場
合には、窓口2に情報装置9を設置する必要は無くな
る。
【0042】また、ディスク13にアクセス可能な窓口
を1つだけ設けてあれば、他の窓口の情報装置を全てス
タンドアロンとすることも可能である、また、この場合
に携帯型情報機器14に表示機能及び入力機能があれ
ば、他の窓口全てに情報装置を設置しないことも可能で
ある。
【0043】さらには、ディスク13と携帯型情報機器
間のデータのやり取りをMO等の記録媒体を介して行う
ようにすれば、全窓口の情報装置をスタンドアロンにで
きる。この場合、携帯型情報機器14に表示機能及び入
力機能があれば窓口全てに情報装置を設置しないでもよ
い。
【0044】サービス利用者の取り違えが重大な結果を
もたらすようなサービスの場合には、ディスク13から
読み出す当該サービス利用者に関するデータに顔写真デ
ータを含ませて、表示機能を持つ携帯型情報機器に顔写
真を表示するとよい。
【0045】本実施の形態では窓口の数は3であった
が、窓口の数は複数であれば何個でもよいことは言うま
でもない。また、携帯型情報機器としては、表示機能と
入力機能を持つPDAが好ましいがこれに限定されな
い。例えば、携帯電話を利用してもよい。
【0046】また、本実施の形態では携帯型情報機器を
窓口に設置された情報装置に接続してデータの転送をし
たが、有線でのデータ転送でなく無線や赤外線等による
データ転送を採用すれば、接続作業の手間が無く接続端
子の磨耗もないので、より好ましい。
【0047】(第2の実施の形態)第2の実施の形態
は、本発明を献血サービスに適用した例である。図3は
献血サイトの見取り図である。献血サイトは間仕切り2
1によって、間仕切り21上方の待合室と、間仕切り2
1下方の採血室に2分される。待合室には受付者24が
待機する受付窓口23があり、不図示のホストコンピュ
ータに通信回線で接続されている受付端末25が設置さ
れている。受付窓口23には複数の携帯型情報機器であ
るPDA38が用意されている。また、受付室内には献
血者用のソファ26も設置されている。
【0048】採血室には、看護婦27が待機し検診シス
テム装置29が設置されている検診窓口(看護婦)28
と、医師31が待機し検診システム装置32が設置され
ている検診窓口(医師)30と、看護婦34が待機する
3台の採血ベッド33を備える採血窓口37がある。採
血窓口37には採血システム装置35が机36の上に設
置されている。
【0049】本献血サイトを訪れた献血者22は、受付
窓口23で献血の申し込みをし、ソファ26に座って問
診に回答し、検診窓口(看護婦)28に移動して血液
型、比重、ヘモクロビン濃度を検査され、検診窓口(医
師)30に移動して血圧を測定されて献血の可否を判断
され、採血窓口37に移動して採血され、受付窓口23
に移動して献血完了の手続きを行う。
【0050】図4は、本実施の形態における献血サービ
スのフローである。まず、献血カードをもった献血者2
2が受付窓口23を訪れる。受付者24は当該献血者2
2から献血カードを受け取り、受付端末25で献血カー
ドから献血者コードを読み取る(ステップS30)。次
に受付者24は受付端末25を操作して、上記献血者コ
ードをキーとしてホストコンピュータをアクセスして、
ホストコンピュータの記録媒体に記録されている当該献
血者22の個人情報と献血履歴情報を検索して取り込む
(ステップS31)。受付者24は上記取りこんだデー
タを受付端末25の画面上に表示して、当該献血者22
の年齢と前回献血日からの経過日数から献血可能なこと
を確認する。そして、受付窓口に複数台用意してあるP
DA38から任意の一台を選んで受付端末25に接続し
て、上記検索した当該献血者22の個人情報や献血履歴
情報をこのPDA38にダウンロードする(ステップS
32)。そして、受付者24は上記PDA38を当該献
血者22に貸与する(ステップS33)。
【0051】当該献血者22は上記PDA38を携帯し
て、ソファー26に移動して座る。PDA38の画面上
には言語選択メニューが表示されているので、当該献血
者22に理解できる言語を選択させる(ステップS3
4)。何も選択しないで当該献血者22が次画面キーを
押すと自動的に日本語が選択される。次に、当該献血者
22はPDA38の画面上に上記選択した言語により表
示された入力画面において、本人確認用のパスワードと
希望採血方法を入力する(ステップS35)。このパス
ワードはホストコンピュータに登録されており、この時
点でPDA38にダウンロードされているものである。
このパスワードによって献血カードの取り違え等によ
り、当該献血者22が他人と誤認されるのを防止してい
る。希望採血方法は、200ml献血と、400ml献
血と、成分献血から当該献血者22の希望する採血方法
を選択可能になっている。次にPDA38の画面上に
は、上記選択した言語で上記選択した採血方法に応じた
問診事項が表示されるので、当該献血者22にこの問診
事項に対する回答をPDA38の入力機能を使って入力
させる(ステップS38)。
【0052】問診事項に対する回答入力が完了すると、
当該献血者22はPDA38を携帯して検診窓口(看護
婦)28に移動する。検診窓口(看護婦)28におい
て、看護婦27は当該献血者22からPDA38を受け
取り、検診システム装置29に接続する(ステップS3
7)。看護婦27は当該献血者22の腕から少量の採血
をし、この血を検診システム装置29で分析して、血液
型データと、比重と、ヘモグロビン濃度を調べる。この
調べた結果は検診システム装置29からPDA38に送
信され記録される(ステップS38)。そして、看護婦
27はPDA38を検診システム装置29から切り離し
て、当該献血者22に渡す。
【0053】当該献血者22はPDA38を携帯して、
検診窓口(医師)30に移動する。検診窓口(医師)3
0において医師31は当該献血者22からPDA38を
受け取り、検診システム装置32に接続する(ステップ
S39)。医師31は検診システム装置32を利用して
当該献血者22の血圧を測定し、そのデータをPDA3
8に転送する(ステップS40)。このデータ転送が完
了すると、今度はPDA38から今までの記録内容が検
診システム装置32に送信されて、送信された情報が検
診システム装置32の画面に表示される(ステップS4
1)。表示内容としては、ステップS32でダウンロー
ドした当該献血者22の個人情報や献血履歴情報、ステ
ップS36で当該献血者22が入力した問診の回答、ス
テップS38で看護婦27が調べた血液型データ・比重
・ヘモグロビン濃度、ステップS38で医師31が調べ
た血圧などがある。また、PDA38はこれらの記録デ
ータから、所定の判断式で採血の可否を自動判定するの
で、その結果も検診システム装置32に送信されて表示
される。この自動判定した採血可否の結果を医師31が
他の表示データを勘案して評価し、必要なら当該献血者
22にさらなる検診をした上で、医師31が最終的に採
血の可否を決定する(ステップS42)。
【0054】医師31は採血可能と判断すると、検診シ
ステム装置32を操作して、献血申し込み書と問診票を
印刷し、これに当該献血者22と医師31が署名する
(ステップS43)。そして、医師31はPDA38を
検診システム装置32から切り離し、献血申し込み書と
問診票とともに当該献血者22に渡す。問診票の内容は
すでにデジタルデータ化されているので、献血者の署名
が不要と判断すれば出力しない運用にできる。そうすれ
ば、紙の問診票の管理が不要にできる。献血申し込み書
も不要なら特に出力する必要はない。
【0055】当該献血者22はPDA38を携帯して、
採血窓口37に移動する。採血窓口37では看護婦34
がPDA38と問診票と献血申し込み書を当該献血者2
2から受け取り、PDA38の画面表示内容と献血申し
込み書で本人を確認する(ステップS44)。次に看護
婦34は当該献血者22に採血ベッド33に横になるよ
うに促し、採血した血を入れるバックに貼られているバ
ック識別用バーコードをPDA38で読取って記録する
(ステップS45)。その後、看護婦34は当該献血者
22から採血をして、血液を上記バックに蓄積する(ス
テップS46)。採血が完了すると、看護婦34はPD
A38に採血時間等の採血情報を直接入力する(ステッ
プS47)。しかし、採血中に異常等があった場合に
は、詳細なコメントを入力必要があるのでPDA38の
入力機能では不足である。このため、詳細なコメント等
を入力する場合には、机36の上に設置された採血シス
テム装置35に一旦入力した上で、PDA38を採血シ
ステム装置35に接続して上記コメント等をPDA38
に記録するようにしている。
【0056】採血が終了すると、当該献血者22はPD
A38をもって受付窓口23に移動する。受付窓口23
では受付者24が当該献血者22からPDA38の返却
を受ける(ステップS48)。受付者24は当該献血者
22にソファ26で休憩をとることを促すとともに、用
意してあった清涼飲料とパンフレットを渡す。そして、
PDA38を受付端末25に接続して(ステップS4
9)、ホストコンピュータにアクセスして、PDA38
に記録してあるデータをホストコンピュータに送信し、
ホストコンピュータの記録媒体に記録してある当該献血
者22に関するデータに反映させる(ステップS5
0)。その後、受付者24はPDA38内部のデータを
クリアし、最後に受付者24は退出する当該献血者22
に献血カードを返却する。
【0057】上述した献血サービスにおいては、献血サ
ービスの各窓口に設置した各種システム装置は受付窓口
以外はスタンドアロンであるが、ホストからのデータが
各窓口を経由してホストに戻るデータの流れが、当該献
血者22に携帯させたPDA38をデータの担持体とし
て利用することにより実現している。従って、各窓口の
システム装置同士をLAN等の通信路で接続する必要が
ない。PDA38を高機能化すれば、検診窓口や採血窓
口にシステム装置を設置しなくともよい。また、PDA
38とホストとのデータ交換を記録媒体経由にすれば、
受付端末も不要にできる。
【0058】また、問診事項をPDA38に表示して当
該献血者22に回答を入力させることにより、手間がか
かる問診回答データのデジタルデータ化を簡単に実現し
ている。このため、問診回答データをホストコンピュー
タで記録・管理することも可能となる。
【0059】さらに、PDA38で言語を選定できるの
で日本語を理解できない者に対しても問診が可能であ
る。また、希望採血方法に応じて問診事項も用意できる
のできめ細かい問診ができる。
【0060】さらに、各窓口における本人確認も不要と
なるか、少なくともスムーズになる。また、PDA38
に呼び出し機能を設ければ、検診や採血が混み合ってい
る場合に、献血者22が順番待ちのときに献血サイトを
離れて他の用事をすることも可能である。
【0061】本実施の形態ではPDA38を窓口に設置
された情報装置に接続してデータの転送をしたが、有線
でのデータ転送でなく無線や赤外線等によるデータ転送
を採用すれば、接続作業の手間が無く接続端子の磨耗も
ないので、より好ましい。
【0062】上述のような、本献血サービスの特性は、
企業や災害現場に献血サイトを仮設で作る場合に、特に
有効である。(第3の実施の形態)第3の実施の形態
は、本発明を医療サービスに適用した例である。本医療
サービスにおいては、患者は受付窓口で治療の申し込み
をし、待合所で問診事項に回答し、診察室で診察を受
け、会計窓口で支払いをし、薬局で薬を受け取り、受付
に戻ってから退出する。
【0063】図5は本医療サービスのフロー図である。
まず、診察カードを持った患者が医療機関の受付窓口を
訪れる。受付担当者は患者から診察カードを受け取り、
受付端末で診察カードに記録されている患者コードを読
み取る(ステップS60)。受付担当者は受付端末を操
作して、上記患者コードをキーにしてサーバにアクセス
し、上記患者のカルテ情報を読み出して受付端末に一時
記録する(ステップS61)。次に受付担当者は用意し
てある複数のPDAから任意に一台を選択して受付端末
に接続し、上記受付端末に一時記録された患者のカルテ
情報をPDAにダウンロードする(ステップS62)。
その後、このPDAは患者に貸与される(ステップS6
3)。
【0064】患者はPDAを受け取ると待合所に移動す
る。患者は待合所において、PDAの画面上で自分の理
解できる言語を選択する(ステップS64)。特に選択
をしなければ、デフォルトで日本語が設定される。次
に、PDA画面上には上記選択した言語によって、当該
患者のカルテ情報から抽出した患者の病名や症状に応じ
た問診事項が表示されるので、当該患者に回答を入力さ
せる(ステップS65)。
【0065】回答が終わった患者はPDAを携帯して診
察室(診察窓口)に移動する。そして、診察室の前に置
いてある端子にPDAを接続して、自己のカルテ情報と
問診回答を上記端子経由で診察室内の診察システムに転
送する(ステップS66)。これによって当該患者のカ
ルテ情報及び問診回答が診察システム内の記録媒体に記
録されるとともに、当該患者の診察が上記診察システム
内にエントリされる。患者はPDAを端子から取り外し
て持ち、自己の順番が来るまで診察室前の椅子に座って
待機する。
【0066】診察室内の医師は一人の患者の診察が完了
すると、診察システムの次患者ボタンを押下する。する
と診察システムはエントリされている患者を順番に選択
し、その患者のPDAに対して呼び出し信号を無線で送
出するとともに、その選択した患者のカルテ情報と問診
回答を記録媒体から読み出して画面上に表示する(ステ
ップS67)。患者は自己の携帯するPDAの呼び出し
音とLEDの点滅で自己の順番の到来を知り、PDAを
携帯して診察室内に移動する。
【0067】診察室内で医師は当該患者を診察・処置
し、この診察・処置に基づいて、処置情報、カルテ情
報、処方箋情報を生成して上記診察システムに入力する
(ステップS68)。このとき、入力の手間を省くた
め、音声認識技術等を利用することが好ましい。医師は
これらの情報の入力を完了すると、患者からPDAを受
け取って上記診察システムに接続し、上記入力した情報
をPDAに転送して記録させる(ステップS70)。そ
して、医師はPDAを上記診察システムから切り離し、
患者に渡す(ステップS71)。
【0068】診察の終わった患者はPDAを携帯して会
計窓口に移動する。会計窓口では会計担当者が患者から
PDAを受け取って会計システムに接続する(ステップ
S72)。そして、PDA内部に記録された上記処置情
報及び処方箋情報を読み出して会計システムに転送す
る。会計システムではこの転送された処置情報及び処方
箋情報に基づいて会計計算をし、当該患者に対する請求
金額を求める(ステップS74)。患者より費用の支払
いを受けると、会計担当は支払い済みの情報を会計シス
テムに入力する。この支払い済み情報はPDAに転送さ
れて記録される。会計担当はPDAを会計システムから
切り離して患者に渡す(ステップS75)。
【0069】会計の終わった患者はPDAをもって薬局
窓口に移動する。薬局窓口では薬剤師が患者からPDA
を受け取り、薬局システムに接続する(ステップS7
6)。薬剤師は、薬局システムを操作して、PDAに記
録された処方箋情報及び支払い済みの情報を画面に表示
する(ステップS77)。薬剤師は画面の表示に従って
調剤を実施する(ステップS78)。調剤が完了した
ら、PDAを薬局システムから切り離して薬とともに患
者に渡す(ステップS79)。なお、紙による処方箋が
必要ならば、診察システムで処方箋を印刷して患者に薬
局まで持参させるようにしてもよい。
【0070】薬を受け取った患者はPDAを持って受付
窓口に移動し、PDAを返却して帰宅する。受付窓口で
は、患者からPDAを受け取り(ステップS80)、受
け取ったPDAを受付端末に接続し(ステップS8
1)、サーバにアクセスして、PDAに記録されている
カルテ情報をサーバ内のカルテ情報に反映させる(ステ
ップS82)。その後に、PDAの記録内容をクリアす
る。
【0071】上述した医療サービスにおいては、各窓口
に設置した各種システム装置は、受付窓口以外はスタン
ドアロンであるが、サーバからのデータが各窓口を経由
してサーバに戻るデータの流れが、患者に携帯させたP
DAをデータの担持体として利用することにより実現し
ている。したがって、各窓口のシステム装置同士をLA
N等の通信路で接続する必要がない。PDAを高機能化
すれば、PDAで直接にデータ表示やデータ入力ができ
るので、受付窓口以外にはシステム装置を設置しなくと
もよい。また、PDAとサーバとのデータ交換を記録媒
体経由にすれば、受付端末も不要にできる。
【0072】また、問診事項をPDAに表示して患者に
回答を入力させることにより、手間がかかる問診回答デ
ータのデジタルデータ化を簡単に実現している。このた
め、問診回答データをホストコンピュータで記録・管理
することも簡単となる。さらに、PDAで言語を選定で
きるので日本語を理解できない者に対しても問診が可能
であり、病気や症状に応じて問診事項も用意できるので
きめ細かい問診ができる。
【0073】さらに、各窓口における本人確認も不要と
なるか、すくなくともスムーズになる。PDAは呼び出
し機能を有しており、音と光で呼び出しを知らせるの
で、高齢者にも利便性が高い。
【0074】また、本実施の形態では携帯型情報機器を
窓口に設置された情報装置に接続してデータの転送をし
たが、有線でのデータ転送でなく無線や赤外線等による
データ転送を採用すれば、接続作業の手間が無く接続端
子の磨耗もないので、より好ましい。
【0075】(第4の実施の形態)第4の実施の形態
は、本発明を健康診断サービスに適用した例である。本
健康診断サービスにおいては、受診者の受付をする受付
窓口、受診者の身長・体重を測定する身体測定窓口、受
診者の視力を測定する視力測定窓口、受診者の聴力を測
定する聴力窓口、受診者の検査用の血を採血する採血窓
口、受診者の尿を検査する尿検査窓口、受診者を問診す
る問診窓口、受診者の眼底写真をとる眼底写真窓口、受
診者の胸部X線写真をとる胸部X線窓口、受診者の胃の
X線写真をとる腹部X線窓口、受診者の超音波写真をと
る超音波窓口、受診者の内視鏡検査をする内視鏡窓口が
予め用意されている。
【0076】図6は本健康診断サービスにおいて複数設
けられている受診コースと、各窓口で携帯型情報機器に
入力されるデータの一覧である。最も左側の列は本健康
診断で設けられている窓口名称が列挙されている。左側
より第2番目から第5番目までの列には、本健康診断サ
ービスで用意されている4つの受診コース(A、B、
C、D)における受診対象の窓口が○で示されている。
また、左側より第6番目の列には各窓口で携帯型情報端
末に入力される入力情報の一覧が示されている。
【0077】このように、本健康診断サービスにおいて
は、受診者にはその年齢・病歴等の条件からA、B、
C、Dの4つの受診コースから適切なコースが割り当て
られるようになっている。Aコースは最も一般的なコー
スであり、受付窓口に続いて身体測定窓口、視力測定窓
口、聴力測定窓口、採血窓口、尿検査窓口、問診窓口が
割り当てられている。このコースは比較的若年であり、
顕著な病歴もない受診者を主な対象としている。Bコー
スはAコースの内容に腹部X線窓口を加えたものであ
り、主に成人病の可能性が中程度の年齢層を対象として
いる。Cコースは主に成人病の可能性が高い年齢層を対
象としたもので、Aコースの内容に内視鏡窓口、胸部X
線窓口、眼底写真窓口、超音波窓口が加えられている。
また、Dコースは特に成人病に特化したコースであり、
受付窓口の他に採血窓口、検尿窓口、内視鏡窓口、腹部
X線窓口、超音波窓口が割り当てられている。この他に
も、自己の都合に応じて、スポット的に必要な窓口の健
康診断のみを受けることも可能になっている。
【0078】図7を参照して、本健康診断サービスを受
診者に提供する手順について説明する。まず、受診者が
受付窓口を訪れると、受付窓口では受診者を受付け、受
付担当が受付窓口にスタンドアロンで設置してあるPC
(パーソナルコンピュータ)に受付情報を入力する。受
付情報は受診者の氏名、性別、年齢、生年月日が含まれ
る。また、本人の希望や条件によって決定される受診コ
ース名や、受付で受診者に対して付与する受診者IDも
受付情報に含まれる。さらには、受付窓口でデジカメ等
の撮像手段で撮影した受診者の画像も受付情報に含まれ
る。受付情報がPCに入力されたら、この情報はPCか
ら受付窓口に予め用意している携帯型情報機器に赤外線
通信により転送され、入力される(ステップS90)。
【0079】ここで、携帯型情報機器の概要を図8及び
図9を参照して説明する。図8は携帯型情報機器40の
外形を示す図である。図示されているように、本携帯型
情報機器40の表面には表示部としてのLCD41と電
波受信部42が設けられており、側面には赤外線送受信
部43が設けられている。また、背面には、本携帯型情
報機器40を受診者の体(腕部等)に固定するための固
定部であるバンド44が設けられている。また、本体の
内部には発声部としてのスピーカが設けられている。
【0080】図9は携帯型情報機器40の機能ブロック
図である。図示されているように、装置全体の制御をす
るCPU等で構成される制御部45に、記憶部としての
メモリ50と電力供給部としての電源51が接続されて
いる。また、制御部45にはさらに、発声部としてのス
ピーカ49がスピーカ駆動回路48を介して、LCD4
1がドライバ46を介して、赤外線送受信部43と電波
受信部42がインターフェース回路47を介して、各々
接続されている。
【0081】メモリ50は、本携帯型情報機器40に入
力された情報を格納する部分であるとともに、本携帯型
情報機器40全体を制御するプログラムが格納されてい
る部分である。このプログラムの指示に従って、本携帯
型情報機器40が所定の動作をする。LCD41は、受
診者に対して表示により情報を伝達する場合に用いら
れ、様々なメッセージやガイドマップが表示可能になっ
ている。スピーカ49は、受診者に対して音声により情
報を伝達する場合に用いられ、次の行動の指示する音声
メッセージの出力や、本携帯型情報機器40の各動作の
完了時点で「ピ」という発音をしたりする。
【0082】外部との情報の入出力は、赤外線送受信部
43と電波受信部42を介して行っている。赤外線送受
信部43は、各検査窓口の設けられているPCと1対1
でのデータの送受に専ら用いられている。一方、他の携
帯型情報機器と共通に受信すべき情報は、電波受信部4
2で受信される。また、本携帯型情報機器40において
は、受診者が勝手に自己の検査データを改ざんしてしま
うのを防止するため、あえてテンキー等の手入力機能は
設けていない。
【0083】図7の説明に戻る。転送された受付情報を
メモリ50に記録した携帯型情報機器40は受診者に渡
される(ステップS91)。受診者は携帯型情報機器を
自分の腕部に装着し、以後、健康診断中は基本的に装着
したままにする。これにより、携帯型情報機器40の取
り違えや紛失を防止している。
【0084】さて、受付情報が携帯型情報機器40に入
力されると、LCD41には受診者の受信コースに基づ
いて、次に受信者が向かうべき検査窓口を指示する情報
が表示される(ステップS92)。この様子を図10の
(a)と(b)示す。図10の(a)は受診者が次に進
む検査窓口を指示する表示の態様を、身体測定窓口を例
にして説明する図である。この場合、図示するように、
当該窓口の待ち人数と予想待ち時間を表示すると利便性
が向上する。待ち人数と予想待ち時間は各検査窓口にお
ける現況が人感センサーによって検出され無線によって
健康診断の場所全体に伝達されており、この情報を電波
受信部42で受信して表示するものである。この場合、
他の窓口で空いている窓口があれば、可能な範囲で受診
者が検査窓口を巡る順を適宜変更することが好ましい。
また、受診者がまだ訪れていない複数の検査窓口の待ち
人数と予想待ち時間を表示し、受診者にこの中から次の
検査窓口を選択させてもよい。
【0085】図10(b)は、図10(a)と交互に表
示される、次の検査窓口に受診者を誘導するためのガイ
ドマップ(見取り図)である。黒丸が受診者の現在位置
を示す記号で、黒三角は受診者がこれから向かう位置を
示す記号である。また、LCD41の表示以外に、スピ
ーカ49から音声による指示を出してもよい。
【0086】さて、受診者が上記指示に従い、所定の検
査窓口に到着すると、携帯型情報機器40の電波受信部
42は検査窓口付近で検出可能な無線電波より成る位置
信号を検出し、図10(c)に示した情報が表示され
る。受診者がこの検査窓口に設置されているPCに自己
の携帯型情報機器40を近づけると、携帯型情報機器4
0と上記PC間に自動的にリンクが張られる。そして、
赤外線送受信部43を介して携帯型情報機器40内のメ
モリ50に記録されている受付情報が上記PC内に取り
込まれ、PCの画面に表示される(ステップS93)。
この作業に成功した場合にLCD41に表示されるメッ
セージを図10(d)に示し、失敗した場合にLCD4
1に表示されるメッセージを図10(e)に示す。ま
た、PCの画面には受診者の年齢、性別とともに、受付
窓口で撮影した受診者の写真も表示されるので、受診者
の確認が容易かつ確実になっている。
【0087】そして、この検査窓口に割り当てられてい
る検査・測定等が実施される(ステップS94)。ここ
で、検査窓口が採血窓口又は尿検査窓口である場合に
は、PCに取りこんだ受付情報に基づいて、検体のケー
スに貼られる識別ラベルが自動的にPCから出力され
る。検査窓口の担当者はこのラベルを検体ケースに貼る
(ステップS95・96)。ラベルには、受診者の氏
名、性別、ID等が印刷されている。
【0088】その後、検査の結果を検査窓口の担当者が
PCに入力する(ステップS97)。さらに、この情報
の少なくとも一部はPCから赤外線により携帯型情報機
器40に入力される(ステップS98)。各検査窓口で
携帯型情報機器40に入力される情報の内容は図6の左
から6列目に記載した。この作業において表示されるメ
ッセージは図10(d)又は(e)である。データの入
力が成功すると、続いてLCD41には図10(f)の
ように入力された情報が表示される。
【0089】これで、当該検査窓口での作業は終了す
る。ここで、当該受診者の受診コースにおいて、まだ巡
っていない検査窓口が残っている場合には、ステップS
92に戻り、次の検査窓口へ進む。
【0090】一方、当該受診者の受診コースにおいて全
ての検査窓口を巡り終えたなら、携帯型情報機器40は
LCD41に図10(g)のメッセージを表示する(ス
テップS100)。受診者はこのメッセージに促され、
受付窓口へ移動する。受付窓口においては、受診者から
携帯型情報機器40を受領し(ステップS101)、受
診者に帰宅してよい旨を告げる。そして、この携帯型情
報機器40のメモリ50からこの健康診断サービスにお
いて記録した情報を読み出して、赤外線送受信部43を
介して受付窓口に設置してあるPCにこの情報を転送す
る(ステップS102)。そして、PCからこの情報を
サーバ等のコンピュータに転送する(ステップS10
3)。転送された情報は転送先のコンピュータで管理さ
れ、データ処理の対象とされる。
【0091】なお、上記サーバ上でのデータ処理が完了
して、受診者に健康診断結果がフィードバックされるま
では、受付窓口や各検査窓口のPCに記録させた情報は
保持しておき、万一の際のバックアップとすることが望
ましい。
【0092】上述した健康診断サービスにおいては、受
付窓口以外の各検査窓口のPCはスタンドアロンである
が、健康診断の各検査窓口で発生する検査データが携帯
型情報機器40に順次蓄積され、最後の受付窓口で一括
してPCに転送され、さらにPCからサーバ内に転送さ
れて蓄積される。従って、各検査窓口のPCをLAN等
の通信回線で接続する必要がない。また、各検査窓口で
発生させるデータには、受診者を識別する情報を含ませ
る必要がない。携帯型情報機器40には、受診者が次に
向かう検査窓口を指示する案内情報が表示されるので、
様々な受診コースを混在させても各受診者は混乱せずに
健康診断を受けられる。また、携帯型情報機器40には
手入力機構がないので、受診者が勝手にデータを改ざん
することができない。
【0093】本発明は、献血や医療の他にも様々な分野
で利用可能である。例えば、テーマパーク等で各アトラ
クション窓口や入園窓口の間で入園者に関する情報(会
員情報、課金情報、予約情報等)を受け渡す場合にも利
用できる。このように、入園者にPDAを貸し出せば、
お知らせ情報や案内情報をPDAに表示できるので好都
合である。また、PDAに呼び出し機能や位置報知機能
を持たせれば迷子対策等にも有効である。さらに友の会
等の会員に対して有利な条件(価格)でサービスを提供
する場合でも、他の入園者に知られずに提供できるメリ
ットもある。
【0094】このように、本発明は、サービス利用者自
身が自己に関するデータを持ち運ぶので、サービス利用
者と上記データが同時に各サービス窓口に到着する。こ
のため、各サービス窓口でサービス利用者とこのサービ
ス利用者に関するデータを対応させる作業を不必要にす
るか、少なくとも軽減するものである。
【0095】また、各窓口で発生するデータは、サービ
ス利用者に1対1に対応する携帯型情報機器に、順次入
力される。このため、各データにサービス利用者を識別
する情報を含ませる必要がなく、サービス利用者単位に
データを集計する演算が不要である。このため、処理量
やデータ量の面で有利である。
【0096】また、LAN等の通信路で接続された情報
装置を全窓口に配置することなく、各窓口間の情報の受
け渡しを可能とするものである。さらに、データの担持
体に表示機能と入力機能を持つPDA等を採用すれば、
窓口以外の場所でサービス利用者自身によりデータの操
作が可能となり、よりサービス利用者に適した形態での
サービスの提供(例えば、言語の選択)や、窓口負荷の
軽減が可能となるものである。
【0097】携帯型情報機器は、PDA以外にも、携帯
電話を流用・改造したものでもよい。また、小型化して
ブレスレット(腕輪)タイプにすれば、紛失の危険も減
る。
【0098】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の本発明
によれば、サービス利用者に関するデータが携帯型情報
機器に記録されて当該サービス利用者自身によって運ば
れるので、サービス利用者が巡る各窓口で、サービス利
用者と当該サービス利用者に関するデータを対応させる
作業が少なくとも軽減される。
【0099】請求項2記載の本発明によれば、サービス
利用者が巡る各窓口で発生するデータが次々に携帯型情
報機器に記録されてゆき、最後に取り出されるので、簡
単に各窓口のデータを集めることができる。
【0100】請求項3記載の本発明によれば、提供され
るサービスに知悉していないサービス利用者に対する支
援ができる。請求項4記載の本発明によれば、献血者に
対する問診を携帯型情報機器の画面上で実施し、献血者
自身がこの回答を入力するので、問診の回答データが容
易にデジタル化できる。
【0101】請求項5記載の本発明によれば、診察結果
に基づく情報が携帯型情報機器に記録されて患者自身に
よって会計窓口まで運ばれるので、診察窓口と会計窓口
に情報装置を設けて両者を通信線等で結合することな
く、また、病院のスタッフの手を煩わすことなく、診察
窓口から会計窓口に患者に対する請求金額の計算に必要
な情報がスムーズに運ばれる。
【0102】請求項6記載の本発明によれば、受診者が
巡る各検査窓口で発生するデータが次々に携帯型情報機
器に記録されてゆき、最後に取り出されるので、簡単に
各検査窓口で発生するデータを集めることができる。
【0103】請求項7記載の本発明によれば、提供され
る健康診断サービスに知悉していない受診者に対する支
援ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるサービスが提供され
る場所の見取り図である。
【図2】第1の実施の形態におけるサービス手順のフロ
ー図である。
【図3】第2の実施の形態におけるサービスが提供され
る場所の見取り図である。
【図4】第2の実施の形態におけるサービス手順のフロ
ー図である。
【図5】第3の実施の形態におけるサービス手順のフロ
ー図である。
【図6】第4の実施の形態において、検査窓口と、受診
コースと、各検査窓口で携帯型情報機器に入力される情
報の関係を示す表である。
【図7】第4の実施の形態におけるサービス手順のフロ
ー図である。
【図8】第4の実施の形態における携帯型情報機器の外
観を示す説明図である。
【図9】第4の実施の形態における携帯型情報機器の機
能ブロック図である。
【図10】第4の実施の形態において、LCDに表示さ
れるメッセージ群の説明図である。
【符号の説明】
1、2、3 窓口 4 サービス利用者 5、6、7 担当者 8、9、10 情報装置 11 LAN回線 12 サーバ 13 ディスク 14 携帯型情報機器 21 間仕切り 22 献血者 23 受付窓口 24 受付者 25 受付端末 26 ソファ 27、34 看護婦 28 検診窓口(看護婦) 29、32 検診システム装置 30 検診窓口(医師) 31 医師 33 採血ベッド 35 採血システム装置 36 机 37 採血窓口 38 PDA 41 LCD 42 電波受信部 43 赤外線送受信部 44 バンド 45 制御部 46 ドライバ(LCD駆動用) 47 インターフェース回路 48 スピーカ駆動回路 49 スピーカ 50 メモリ 51 電源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の窓口をサービス利用者に所定の順
    で巡らせて提供するサービスにおいて、上記窓口間で上
    記サービス利用者に関するデータを受け渡す方法であ
    り、 上記サービス利用者が訪れた第1の窓口で、上記サービ
    ス利用者に関するデータを携帯型情報機器内に記録する
    第1ステップと、 上記携帯型情報機器を携帯して上記サービス利用者が訪
    れた、上記第1の窓口とは異なる第2の窓口で、上記第
    1ステップにおいて上記携帯型情報機器内に記録された
    上記サービス利用者に関するデータを読み出し、この読
    み出したデータを利用して上記サービス利用者に所定の
    サービスを提供する第2のステップとを有することを特
    徴とする窓口間のデータ受け渡し方法。
  2. 【請求項2】 複数の窓口をサービス利用者に所定の順
    で巡らせて提供するサービスの提供方法であり、 上記サービス利用者に携帯型情報機器を渡す受付ステッ
    プと、 上記携帯型情報機器を携帯して上記サービス利用者が訪
    れた所定の窓口で、上記サービスの提供に伴って発生す
    る情報を上記携帯型情報機器に記録する情報記録ステッ
    プと、 複数ある上記情報記録ステップが全て完了後、上記携帯
    型情報機器から上記サービス情報を取り出す取出しステ
    ップとを有することを特徴とするサービス提供方法。
  3. 【請求項3】 上記携帯型情報機器を通して、上記サー
    ビス利用者に対して次はどの窓口に進むべきかの案内情
    報を提供するステップをさらに有することを特徴とする
    請求項2記載のサービス提供方法。
  4. 【請求項4】 献血者から採血して献血させる献血サー
    ビスを提供する方法であり、 上記献血者に携帯型情報機器を渡す受付ステップと、 上記携帯型情報機器の表示画面上に問診事項を表示し、
    上記献血者に回答を上記携帯型情報機器に入力させる問
    診ステップと、 上記携帯型情報機器を携帯して上記献血者が訪れた検診
    窓口で、上記問診ステップで上記携帯型情報機器内に入
    力させた問診の回答を利用して、採血の可否を判断する
    検診ステップとを有することを特徴とする献血のサービ
    ス提供方法。
  5. 【請求項5】 患者を診察する医療サービスの提供方法
    であり、 上記患者に携帯型情報機器を渡す受付ステップと、 上記携帯型情報機器を携帯して上記患者が訪れた診察窓
    口で、上記患者を診察し、この診察結果に基づく情報を
    上記携帯型情報機器に記録する診察ステップと、 上記携帯型情報機器を携帯して上記患者が訪れた会計窓
    口で、上記診察ステップで上記携帯型情報記録装置に記
    録した情報に基づいて、上記患者に対する請求額を計算
    する会計ステップとを有することを特徴とする医療のサ
    ービス提供方法。
  6. 【請求項6】 複数の検査窓口を受診者に所定の順で巡
    らせて、受診者の健康診断をする健康診断サービスの提
    供方法であり、 上記受診者に携帯型情報機器を渡す受付ステップと、 上記携帯型情報機器を携帯して上記受信者が訪れた所定
    の検査窓口で、検査を受ける際に検査に伴って発生する
    検査情報を上記携帯型情報機器に記録する検査情報記録
    ステップと、 複数ある検査情報記録ステップが全て完了後、上記携帯
    型情報機器から上記検査情報をコンピュータに転送する
    転送ステップとを有することを特徴とする健康診断のサ
    ービス提供方法。
  7. 【請求項7】 上記携帯型情報機器を通して、上記受信
    者に対して、次はどの検査窓口に進むべきかの案内情報
    を知らせるステップをさらに有することを特徴とする請
    求項6記載の健康診断のサービス提供方法。
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