JP2003177921A - アプリケーションのメンテナンスシステム及びその方法 - Google Patents
アプリケーションのメンテナンスシステム及びその方法Info
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Abstract
通知とベンダ10から顧客20への修正モジュールの送
信、顧客システムへの適用処理が効率的でなく、顧客2
0の使用するアプリケーションの版数管理がされていな
かった。 【解決手段】顧客20がベンダ10の持つ障害情報や最
新情報を検索して顧客端末202のアプリケーション障
害に適用していた修正モジュールを顧客20から自動的
に取り出したり、ベンダ10から顧客20に配信するこ
とにより、顧客20の情報検索の手間を削減し、最新の
障害情報や障害の修正情報の把握を容易とする。顧客2
0の端末情報(ログ、エラー等)、モジュールの更新
日、バージョンなどをベンダ10のデータベースに一元
管理することにより、問題発生時の対処を速やかに行う
こと、ミスを減らすことを可能としている。また、顧客
20のアプリケーション管理者の手間を大幅に削減する
ことを可能としている。
Description
プリケーションで発生した障害の修復に関し、アプリケ
ーションを開発したベンダから顧客の使用するアプリケ
ーションで発生した障害情報を自動的に収集し障害の原
因を究明して修正を行い、修正後のモジュールを顧客に
送信して顧客のアプリケーションに自動的に適用するア
プリケーションのメンテナンス及びその方法に関する。
入した顧客は、当該アプリケーションプログラムに何ら
かの不具合や障害等が発生すると、アプリケーションプ
ログラムを開発したベンダの開設するアプリケーション
プログラム情報をアクセスする。
ラムで過去に発生したどのような障害に対処済みかを記
載した更新情報、当該アプリケーションプログラムにつ
いて顧客で発生した不具合についての原因、修正時期、
回避策等を説明をした不具合情報、顧客からのアプリケ
ーションプログラムについての質問とそれへの回答をま
とめたFAQ情報、アプリケーションプログラムの修正
モジュール情報等からなる情報を有する。
発生すると、ベンダの開設するホームページへのアクセ
ス、ベンダへの電話での問い合わせ、電話や電子メール
また郵便等による修正モジュールの請求などを行ってい
た。
うにアプリケーションの障害について、顧客から連絡が
あってはじめて不具合対応という形で障害についての対
応を開始していた。そのため顧客からは障害の発生から
修復までのロスタイムが大きいという問題があった。
され障害に対処済みの新しいモジュールやアプリケーシ
ョンを、同じアプリケーションを購入している他の顧客
に適用しようとしても、顧客が誰で住所はどこか等を把
握していない場合が多く、適用ができないことが往々に
してあった。そのため、他の顧客で同じ障害が発生する
と、当該顧客に対し再び以前対処をした時と同じ対処を
しなければならないという問題があった。
用中に障害が発生しても、ベンダに調査してもらうのに
どのような資料を採取したらよいのか分からず、対応が
遅くなるという問題もあった。
ーションメンテナンスシステムは、購入したアプリケー
ションプログラムを顧客端末上で使用する顧客と、前記
アプリケーションプログラムを開発するとともに前記ア
プリケーションプログラムで発生した障害についての障
害情報と前記障害を修正した前記アプリケーションプロ
グラムのモジュール情報と前記アプリケーションプログ
ラムを使用する前記顧客の名前を含む顧客情報と前記顧
客の使用するアプリケーションプログラムの版番号とを
含むデータベースをベンダサーバ上に有するアプリケー
ションベンダと、前記アプリケーションプログラムを販
売し販売した顧客の購入したアプリケーションプログラ
ム情報と前記顧客情報とを前記アプリケーションベンダ
に通知する為の販売店端末を有する販売店と、前記顧客
端末と前記ベンダサーバと前記販売店端末とを接続する
ネットワークと、を備え、前記顧客端末で発生した前記
障害情報の自動収集と前記障害情報に従い修正を行った
前記アプリケーションプログラムの修正済みモジュール
を自動的に前記顧客端末に適用することを備える。
ンスシステムは、第1の発明において、前記顧客端末の
前記アプリケーションプログラムが動作中に出力する前
記障害情報としてのエラーメッセージや警告メッセージ
を蓄積したファイルを、前記顧客端末から定期的に前記
ベンダサーバに自動送信し、前記ベンダサーバはそれを
受信すると前記データベースに書き込むことを備える。
ンスシステムは、第1の発明において、前記顧客端末は
前記アプリケーションプログラムの動作開始時に、前記
ベンダサーバの前記データベースをアクセスし前記アプ
リケーションプログラムの最新のモジュールを前記顧客
端末にダウンロードしダウンロードしたモジュールを組
み込み込んだ前記アプリケーションプログラムを動作さ
せることを備える。
ンスシステムは、第1の発明において、前記データベー
スは、前記アプリケーションプログラムを構成するモジ
ュールについてモジュール名とモジュールの版番号とか
らなるモジュールテーブルを有し、前記アプリケーショ
ンプログラムの修正によりモジュールが修正される都
度、修正されたモジュールの持つ版番号で前記モジュー
ルテーブル中の当該モジュールの版番号を更新すること
を備える。
ンスシステムは、第1または第4の発明において、前記
アプリケーションプログラムを含む媒体の購入時に、購
入した媒体は前記モジュールテーブルを含むことを備え
る。
ンスシステムは、第1、3,4,または第5の発明にお
いて、前記顧客端末における前記アプリケーションプロ
グラム起動時に、購入した媒体中の前記モジュールテー
ブルの持つ版番号と前記データベースの前記モジュール
テーブルの版番号とをモジュール毎に比較し前記データ
ベースの前記モジュールテーブルの版番号が新しい場合
は、前記データベースから該当するモジュールを前記顧
客端末にダウンロードすることを備える。
ンスシステムは、第1の発明において、前記データベー
スは、前記アプリケーションプログラムの製品情報を含
むアプリケーション販促情報と前記アプリケーションプ
ログラムの障害情報を含むアプリケーション障害情報と
障害の原因と修正方法を含むアプリケーション更新情報
と障害の修正をした前記アプリケーションプログラムの
モジュールを含むアプリケーション修正モジュール情報
と前記アプリケーションプログラムの説明会開催案内を
含むアプリケーションサービス情報と前記顧客からの前
記アプリケーションプログラムに関する質問と回答とを
含むアプリケーションFAQ情報とを備えることを備え
る。
ンスシステムは、第1または第7の発明において、前記
ベンダは前記データベースの記憶する最新の情報を前記
顧客に定期的に電子メールによって送信することを特徴
する請求項1または7記載のアプリケーションメンテナ
ンスシステム。
ンス方法は、アプリケーションプログラムの開発を行う
アプリケーションベンダと前記アプリケーションプログ
ラムの販売を行う販売店と前記販売店から前記アプリケ
ーションプログラムを購入して使用する顧客と前記アプ
リケーションベンダと前記販売店と前記顧客とを接続す
るネットワークとにおいて、前記顧客は前記販売店から
購入した前記アプリケーションプログラムを顧客端末上
で使用する第1のステップと、前記第1のステップで使
用された前記アプリケーションプログラムが出力した障
害情報を、前記アプリケーションベンダの有するベンダ
サーバに自動送信する第2のステップと、前記ベンダは
前記第2のステップで送信された前記障害情報をもとに
前記アプリケーションプログラムを修正し修正されたモ
ジュール情報を前記ベンダサーバに設定する第3のステ
ップと、前記顧客端末における前記アプリケーションプ
ログラムの起動時に前記顧客端末は前記ベンダサーバ上
に設定された修正されたモジュールの自動取りだしを行
う第4のステップと、を備える。
参照して詳細に説明する。
と、アプリケーションプログラムの開発と販売を行うア
プリケーションベンダ10と、アプリケーションベンダ
10が開発したアプリケーションプログラムを購入して
使用する顧客20と、アプリケーションベンダ10の開
発したアプリケーションプログラムを販売する販売店3
0と、アプリケーションベンダ10と顧客20と販売店
30とを接続するネットワーク40と、から構成され
る。
称す。)10は、アプリケーションプログラム(以降、
アプリケーションと称す。)の開発をアプリケーション
プログラム開発担当者(以降、担当者と称す。)101
によって行い、開発したアプリケーションプログラムを
顧客20へ販売する。この時、販売店30を経由して販
売してもよいし、販売店30を経由せずにベンダ10が
直接販売する場合もあるが、ここでは販売店30を経由
するものとして説明する。
経由して販売するアプリケーションについて、その製品
コード、製品名称、製品仕様、性能、価格、推奨するハ
ードウェア装置や当該アプリケーションを販売する販売
店情報等をアプリケーション販促情報としてホームペー
ジによって公開している。アプリケーション販促情報
は、販売店30においても公開されていてよい。
プリケーションにおいて、その販売後に顧客20で発生
した障害に関する顧客20からの連絡情報やベンダ10
の備えるアプリケーション検査システムで検出した障害
情報等をもとに、それらをアプリケーション障害情報と
してまとめる。アプリケーション障害情報の内容は、登
録日付、個々の障害を一意に識別する障害ID、障害の
発生時期、発生先の顧客20等を識別する顧客ID情
報、障害内容、修正済みか否か等の情報から構成されて
いる。
調査によってその原因が判明すると、登録日付、障害I
D、障害の原因、修正内容あるいは修正が困難かまたは
修正に時間を要する場合の障害の回避方法、障害に関係
するモジュール名とその版番号、修正時期等を記載した
アプリケーション更新情報を構築する。
する障害を修復した修正モジュールを登録日付、その修
正モジュールの版番号とともにアプリケーション修正モ
ジュール情報として構築する。この時、それぞれのアプ
リケーションについてそのアプリケーションを構成する
モジュール名とその最新の版番号とを記述したファイル
をベンダモジュールテーブル1021として作成し、障
害の修正によって関連するモジュールの版番号をその都
度修正する。尚、ベンダモジュールテーブル1021の
ヘッダ情報にはこのアプリケーションの版番号が設定さ
れている。このベンダモジュールテーブル1021もア
プリケーション更新情報の一部となる。
法の説明会や操作法講習会、新たに開発したアプリケー
ションのリリース説明会、既に販売中のアプリケーショ
ンについて拡張した機能の説明を行う説明会の開催案内
等を登録日付とともにアプリケーションサービス情報と
して構築する。上述した登録日付は、それぞれの情報を
登録した日付となっている。
についての質問とそれへの担当者101による回答をま
とめたアプリケーションFAQ情報も有する。
ケーション障害情報、アプリケーション更新情報、アプ
リケーション修正モジュール情報、アプリケーションサ
ービス情報、アプリケーションFAQ情報は、ベンダ1
0の備えるベンダサーバ100に接続した外部記憶装置
である、例えば磁気ディスク装置上にあるデータベース
のアプリケーションメンテナンスDB102に登録され
ていて、それぞれの登録内容はベンダ10のホームペー
ジから参照が可能となっている。
を購入した顧客20について顧客20の登録した個人情
報と顧客20の購入したアプリケーションとその購入本
数、購入日付、使用しているアプリケーションの版番号
等を記憶するデータベースを顧客情報DB103として
有している。複数のアプリケーションを購入した顧客に
ついては購入したすべてのアプリケーションについて記
録されている。顧客情報DB103にはアプリケーショ
ンの購入はしていないが、ベンダ10のアプリケーショ
ンには興味を持ち、将来購入の可能性のある顧客20も
登録されている。
転送を行うFTP(File Transfer Pr
otocol)機能におけるサーバ機能が動作する。
メンテナンスDB102のアクセスにおいて、顧客20
が当該するアプリケーションを購入していない場合は、
当該アプリケーションに関連する情報にはアクセスを許
さないように保護されている。
客内システム管理者201がおり、パーソナルコンピュ
ータ等からなる顧客端末202を1台または複数台有し
ている。顧客端末202にはWWWブラウザプログラム
が動作し、それによってベンダ10の備えるベンダサー
バ100上のWWWサーバ機能をアクセスする。また、
ベンダサーバ100と顧客端末202間での必要なファ
イルの転送時には、FTPのクライアント機能も動作す
る。
アプリケーションの販売を行い、パーソナルコンピュー
タ等からなる販売店端末301を有していて顧客20が
購入したアプリケーションと顧客20の情報をベンダ1
0に通知する。
は1台しか図示されていないが、1つの顧客20におい
て複数台備える場合もあるものとする。この時、顧客端
末202はベンダ10のアプリケーションメンテナンス
DB102をベンダ10のWWWサーバの開設するホー
ムページを指定してアクセスすることができる。
ネットワーク40で通信が可能となっている。ネットワ
ーク40は、インターネットとする。
複数のモジュールから構成されている。個々のモジュー
ルは1または複数のソースプログラムをコンパイルした
もので情報処理装置上で動作可能な機械語等からなって
いる。アプリケーションで障害が発生すると、障害に関
連するソースプログラムを修正するとともにそのソース
プログラムを使用するモジュールのコンパイルを行って
修正済みのモジュールを生成する。この時、修正前のモ
ジュールと修正済みのモジュールとを区別する為、モジ
ュール毎に版番号(バージョンナンバー)を設定してモ
ジュールの新旧の区別をするようにしている。また、あ
るモジュールについての修正を行ったアプリケーション
は修正前のものとは異なるものであるため、アプリケー
ションにも版数を定義してモジュールと同様に新旧の区
別を行っている。
詳細に説明する。
場合、ベンダ10の提供するホームページからアプリケ
ーションメンテナンスDB102の中のアプリケーショ
ン販促情報をアクセスして購入したいアプリケーション
製品を調べることができる。
セスした場合には、顧客20の名前、住所、電話番号、
電子メールアドレス等の個人情報をベンダサーバ100
に通知する(ステップS1)。ベンダサーバ100はこ
れを顧客情報DB103に登録する(ステップS2)。
個人情報等の登録を終えると、ベンダサーバ100から
この顧客20に対し顧客IDとパスワードが通知される
ので(ステップS3)、以降、このホームページへのア
クセスにおいてはここで通知された顧客IDとパスワー
ドを入力して送信し(ステップS4)、ベンダサーバ1
00での顧客20の認証を受ける(ステップS5)。ベ
ンダサーバ100は顧客20を認証すると、アプリケー
ションの製品情報を顧客端末202に送出する(ステッ
プS6)。
0間でファイル転送をFTPで行う場合、FTPのクラ
イアントとなる顧客端末202からベンダサーバ100
に接続する際のFTPの認証はこの顧客IDとパスワー
ドを使用して行うようにしてもよいし、FTP向けの利
用者ID、パスワードを別に付与してもよい。
100のIPアドレス、顧客端末202上のエラーログ
ファイルをベンダサーバ100に送信する際のベンダサ
ーバ100上で受信をするファイル名、ベンダモジュー
ルテーブル1021の名前、ベンダサーバ100上のア
プリケーションの最新のモジュールが格納されたファイ
ル名が顧客20に通知される。
末202を使用する場合、顧客20の個人情報としては
管理職等の企業の責任者または、顧客のシステムを管理
する顧客内システム管理者201の個人情報を登録す
る。また、ベンダ10からの電子メールの通知を顧客2
0内の複数人が受けたい場合、それぞれの電子メールア
ドレスも登録する。
ンスDB102のアクセスをして各種アプリケーション
の製品情報等を調査する(ステップS7)。調査の結
果、顧客20が購入を希望するソフトウェア製品が存在
する場合、当該アプリケーションを販売する販売店30
に関する一覧情報から購入にあたって都合のよい販売店
30を見つけ、当該販売店30へ出向き購入を行う(ス
テップS8)。
えばCD−R等の媒体形式でパッケージ化されて販売さ
れている。尚、一般には、アプリケーションの販売/購
入の他の方法として、販売店30の販売店端末301か
らの顧客20の顧客端末202への通信回線を使用した
ダウンロードによる方法もある。
ンの販売を行うと、販売店端末301によって販売した
顧客20から入手した顧客名、顧客IDと販売したアプ
リケーションの製品コード、アプリケーションの版番
号、販売したアプリケーション本数、販売した日付等の
情報をベンダ10に通知する(ステップS9)。ベンダ
10では、販売店30から通知された当該情報によっ
て、顧客情報DB103の当該顧客情報を更新する(ス
テップS10)。
ード等の方法によって購入したアプリケーションを、顧
客20は、顧客端末202にインストールして、アプリ
ケーションの使用を開始する。この時、顧客20の購入
したアプリケーションのアプリケーション情報には当該
アプリケーションの版番号、アプリケーションを構成す
るモジュール名とそのモジュールの持つ版番号とからな
るテーブルファイルが含まれているのでこのテーブルフ
ァイルも顧客端末202上に設定し、これを顧客モジュ
ールテーブル203とする(ステップS11)。
アプリケーション動作中に発生した障害を表す障害情報
としてのエラーメッセージや警告メッセージを各メッセ
ージを出力する時の日付、時刻とともに予め決まった名
前のファイル名を持つエラーログファイルに書き出して
いる。この時、アプリケーションは自身のもつ版番号も
メッセージに付加して出力する(ステップS12)。
予め固定的に割り振られたファイルに各顧客端末202
のエラーログファイル上のエラー、警告メッセージを毎
日あるいは週に1回等の頻度で送信する(ステップS1
3)。送信には、FTPを使用し、自動で定期的に実行
が行われる。顧客端末202では、FTPコマンドをシ
ェルスクリプトやバッチファイルとして作成し、送信先
のベンダサーバ100のIPアドレスやFTPのサーバ
に認証を受ける顧客ID、パスワード等のパラメータも
シェルスクリプトやバッチファイルに組み込んでおき、
ある日付や時刻になると自動的に起動するようにしてお
く。
グ情報をアプリケーションメンテナンスDB102へ登
録する(ステップS14)。ここで登録された情報は、
担当者101によって定期的にチェックされ、顧客端末
202での障害の発生有無が確認される(ステップS1
5)。
必要に応じ、顧客20に電子メールで問い合わせをした
り、調査資料の採取を依頼したり、自身で障害の再現試
験を行ったりする。担当者101は、調査の結果、障害
の発生を認識し確認すると、アプリケーションメンテナ
ンスDB102のアプリケーション障害情報に本障害情
報の登録を行う(ステップS16)。
続し原因が判明すると、障害の原因をアプリケーション
更新情報に登録する(ステップS17)。
連するモジュールについて修正を行い、修正後のアプリ
ケーションについて机上による目視試験や装置による動
作試験を実施して修正が正しいことを確認すると、修正
の対象となったモジュールをアプリケーション修正モジ
ュール情報に登録する。担当者101は、併せて、ベン
ダモジュールテーブル1021の該当するモジュールの
版番号を更新するとともにアプリケーションには新しい
版番号を与える(ステップS18)。
て、アプリケーション起動時にベンダ10のアプリケー
ションメンテナンスDB102を参照し、当該アプリケ
ーションのベンダモジュールテーブル1021を顧客端
末202にFTPによって自動的に転送する。転送が終
わると、顧客20で使用するアプリケーションについて
当該アプリケーションを構成するモジュール名とモジュ
ールの版番号とからなる顧客モジュールテーブル203
とモジュールごとに版番号の比較を行う(ステップS1
9)。
だモジュールの版番号の方が新しい場合、アプリケーシ
ョンメンテナンスDB102の中のアプリケーション更
新情報に格納された当該モジュールを顧客端末202へ
FTPによって自動的に転送する(ステップS20)。
すべてのモジュールについての版番号の比較を実行し、
必要なモジュールのダウンロードを終了すると、顧客端
末202では、ダウンロードを行わなかったモジュール
とダウンロードを行ったモジュールとによって新しいア
プリケーションを構成し、それによって運用を開始する
ことになる(ステップS21)。尚、ベンダモジュール
テーブル1021のヘッダ中のアプリケーションの版番
号を取り込み時に記憶しておき、次回の取り込みではア
プリケーションの版番号が記憶した版番号と一致すれ
ば、顧客端末202のアプリケーションをそのまま使用
することができる。
02を利用する場合、それぞれの顧客端末202毎に必
要とするモジュールのダウンロードを行うことは通信費
用も含め無駄が多い。そのため、例えば顧客端末202
の中で代表とするもの1台を決めておき、その代表の顧
客端末202のみが前述したようにダウンロードを行
う。他の顧客端末202は、アプリケーションの起動
時、代表の顧客端末202にアクセスし代表の顧客端末
202がダウンロードしたモジュールを自端末にダウン
ロードすることも可能である。
込みが正常に終わると、自動的にFTPや電子メールで
ベンダサーバ100にその旨を通知する(ステップS2
2)ので、ベンダサーバ100は顧客情報DB103の
当該顧客20のアプリケーション版番号を最新の状態に
更新する(ステップS23)。
顧客20に対し、当該顧客20の購入しているアプリケ
ーションについての最新情報(アプリケーション更新情
報、アプリケーション障害情報、アプリケーションサー
ビス情報、アプリケーションFAQ情報)を電子メール
によって通知する。この通知は複数の顧客端末202を
有する顧客20においては代表者に対してのみ送ること
もできるし、顧客20から登録のあった複数の電子メー
ルアドレスに送ることもできる。
ションメンテナンスDB102から取り込み、配信・受
信手段104により電子メールを利用し顧客20宛に送
信する。この時送信する内容は、例えば前月に発生・更
新したものからなっていて、月初め等毎月1回等定期的
に情報の送信を行う。この内容は、個々の情報に付随す
る登録日付によって通知する項目の選択を行う。
アプリケーション動作中に発生した障害を表すエラーメ
ッセージや警告メッセージを各メッセージを出力する時
の日付、時刻とともに予め決まった名前のファイル名を
持つエラーログファイルに書き出している。この時、ア
プリケーションは自身のもつ版番号もメッセージに付加
して出力する。
ーションに関する機能や操作性に係わる要望事項、アプ
リケーション動作中の不具合等の問題事項をインターネ
ットブラウザによりベンダ10に連絡する。ベンダ10
では、顧客20から連絡のあった事項は、配信・受付手
段104により受信され、担当者101によって受信さ
れた内容が確認され、内容によってアプリケーション障
害情報やアプリケーションFAQ情報等に振り分けられ
る。
ナンスDB102を検索し、顧客20の問題状況、端末
情報などの把握を行い、顧客20への回答をアプリケー
ションメンテナンスDB102に登録する。不具合につ
いてはアプリケーションの修正可否について、機能や操
作や性能等についての要望事項については妥当性のチェ
ックをするとともに顧客20の要望に応えるか否かを検
討する。
果を利用し、顧客20に対して迅速な対応を行う。
からベンダサーバ100のベンダモジュールテーブル1
021をアクセスして必要なモジュールの取り込みを行
う形態での説明をしたが、これとは逆に、ベンダ10で
ある障害の修正を行い、これによって新しい更新された
モジュールが発生した時、ベンダサーバ100から当該
するモジュールと版番号等を顧客20の代表する顧客端
末20に予め転送しておき、顧客20では、代表する顧
客端末20にモジュールが転送されていることを確認す
ると、転送されたモジュールを適用するようにすること
も可能である。
ットを想定した説明をしたが、イントラネットで利用す
ることも可能である。イントラネットで利用する場合は
図1のネットワーク40のインターネットの部分がイン
トラネットに置き換わる。顧客20からのアクセスの
際、ファイアーウオールを経由しないという以外は同じ
構成である。
の障害や修正情報をベンダから定期的に発信することに
より顧客にはアプリケーション情報を検索する手間が削
減できるとともに、最新情報を把握できるという効果が
ある。また、それによって顧客の該当アプリケーション
への関心が向上するため、ベンダからは、顧客の継続し
た利用(バージョンアップ)を期待できるという効果が
ある。
ー情報等の収集を自動的に行うことにより、顧客端末の
状態の把握、問題発生時の対処、問い合わせに対する迅
速な対応及び、問題発生の事前防止の効果が得られる。
新モジュールを取得することにより、顧客アプリケーシ
ョン管理者の手間が削減できる。
るアプリケーションの版数を把握できるため、どの顧客
に対し対応が必要かを判断できるとともに、障害の修正
モジュールを郵送する手間を省くことが可能となるとい
う効果もある。
図である。
トである。
Claims (9)
- 【請求項1】 購入したアプリケーションプログラムを
顧客端末上で使用する顧客と、 前記アプリケーションプログラムを開発するとともに前
記アプリケーションプログラムで発生した障害について
の障害情報と前記障害を修正した前記アプリケーション
プログラムのモジュール情報と前記アプリケーションプ
ログラムを使用する前記顧客の名前を含む顧客情報と前
記顧客の使用するアプリケーションプログラムの版番号
とを含むデータベースをベンダサーバ上に有するアプリ
ケーションベンダと、 前記アプリケーションプログラムを販売し販売した顧客
の購入したアプリケーションプログラム情報と前記顧客
情報とを前記アプリケーションベンダに通知する為の販
売店端末を有する販売店と、 前記顧客端末と前記ベンダサーバと前記販売店端末とを
接続するネットワークと、 を備え、前記顧客端末で発生した前記障害情報の自動収
集と前記障害情報に従い修正を行った前記アプリケーシ
ョンプログラムの修正済みモジュールを自動的に前記顧
客端末に適用することを特徴とするアプリケーションの
メンテナンスシステム。 - 【請求項2】 前記顧客端末の前記アプリケーションプ
ログラムが動作中に出力する前記障害情報としてのエラ
ーメッセージや警告メッセージを蓄積したファイルを、
前記顧客端末から定期的に前記ベンダサーバに自動送信
し、前記ベンダサーバはそれを受信すると前記データベ
ースに書き込むことを特徴とする請求項1記載のアプリ
ケーションメンテナンスシステム。 - 【請求項3】 前記顧客端末は前記アプリケーションプ
ログラムの動作開始時に、前記ベンダサーバの前記デー
タベースをアクセスし前記アプリケーションプログラム
の最新のモジュールを前記顧客端末にダウンロードしダ
ウンロードしたモジュールを組み込み込んだ前記アプリ
ケーションプログラムを動作させることを特徴とする請
求項1記載のアプリケーションメンテナンスシステム。 - 【請求項4】 前記データベースは、前記アプリケーシ
ョンプログラムを構成するモジュールについてモジュー
ル名とモジュールの版番号とからなるモジュールテーブ
ルを有し、前記アプリケーションプログラムの修正によ
りモジュールが修正される都度、修正されたモジュール
の持つ版番号で前記モジュールテーブル中の当該モジュ
ールの版番号を更新することを特徴とする請求項1記載
のアプリケーションメンテナンスシステム。 - 【請求項5】 前記アプリケーションプログラムを含む
媒体の購入時に、購入した媒体は前記モジュールテーブ
ルを含むことを特徴とする請求項1または4記載のアプ
リケーションメンテナンスシステム。 - 【請求項6】 前記顧客端末における前記アプリケーシ
ョンプログラム起動時に、購入した媒体中の前記モジュ
ールテーブルの持つ版番号と前記データベースの前記モ
ジュールテーブルの版番号とをモジュール毎に比較し前
記データベースの前記モジュールテーブルの版番号が新
しい場合は、前記データベースから該当するモジュール
を前記顧客端末にダウンロードすることを特徴とする請
求項1,3、4または5記載のアプリケーションメンテ
ナンスシステム。 - 【請求項7】 前記データベースは、前記アプリケーシ
ョンプログラムの製品情報を含むアプリケーション販促
情報と前記アプリケーションプログラムの障害情報を含
むアプリケーション障害情報と障害の原因と修正方法を
含むアプリケーション更新情報と障害の修正をした前記
アプリケーションプログラムのモジュールを含むアプリ
ケーション修正モジュール情報と前記アプリケーション
プログラムの説明会開催案内を含むアプリケーションサ
ービス情報と前記顧客からの前記アプリケーションプロ
グラムに関する質問と回答とを含むアプリケーションF
AQ情報とを備えることを特徴とする請求項1記載のア
プリケーションメンテナンスシステム。 - 【請求項8】 前記ベンダは前記データベースの記憶す
る最新の情報を前記顧客に定期的に電子メールによって
送信することを特徴する請求項1または7記載のアプリ
ケーションメンテナンスシステム。 - 【請求項9】 アプリケーションプログラムの開発を行
うアプリケーションベンダと前記アプリケーションプロ
グラムの販売を行う販売店と前記販売店から前記アプリ
ケーションプログラムを購入して使用する顧客と前記ア
プリケーションベンダと前記販売店と前記顧客とを接続
するネットワークとにおいて、 前記顧客は前記販売店から購入した前記アプリケーショ
ンプログラムを顧客端末上で使用する第1のステップ
と、 前記第1のステップで使用された前記アプリケーション
プログラムが出力した障害情報を、前記アプリケーショ
ンベンダの有するベンダサーバに自動送信する第2のス
テップと、 前記ベンダは前記第2のステップで送信された前記障害
情報をもとに前記アプリケーションプログラムを修正し
修正されたモジュール情報を前記ベンダサーバに設定す
る第3のステップと、 前記顧客端末における前記アプリケーションプログラム
の起動時に前記顧客端末は前記ベンダサーバ上に設定さ
れた修正されたモジュールの自動取りだしを行う第4の
ステップと、 を備えることを特徴とするアプリケーションメンテナン
ス方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001376205A JP2003177921A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | アプリケーションのメンテナンスシステム及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001376205A JP2003177921A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | アプリケーションのメンテナンスシステム及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003177921A true JP2003177921A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19184448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001376205A Pending JP2003177921A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | アプリケーションのメンテナンスシステム及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003177921A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005216079A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報処理装置、情報処理システム、デバイス設定情報管理方法およびデバイス設定情報管理プログラム |
JP2009259124A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アプリケーション更新情報提供システム、及びアプリケーション更新情報提供方法 |
US8001095B2 (en) | 2004-02-12 | 2011-08-16 | Pioneer Corporation | Method of updating a version of an application program |
-
2001
- 2001-12-10 JP JP2001376205A patent/JP2003177921A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005216079A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報処理装置、情報処理システム、デバイス設定情報管理方法およびデバイス設定情報管理プログラム |
US8001095B2 (en) | 2004-02-12 | 2011-08-16 | Pioneer Corporation | Method of updating a version of an application program |
JP2009259124A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アプリケーション更新情報提供システム、及びアプリケーション更新情報提供方法 |
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