JP2003208337A - 顧客システム状態トラッキングシステム - Google Patents

顧客システム状態トラッキングシステム

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JP2003208337A
JP2003208337A JP2002005464A JP2002005464A JP2003208337A JP 2003208337 A JP2003208337 A JP 2003208337A JP 2002005464 A JP2002005464 A JP 2002005464A JP 2002005464 A JP2002005464 A JP 2002005464A JP 2003208337 A JP2003208337 A JP 2003208337A
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JP
Japan
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customer
patch
log
application log
shipment
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JP2002005464A
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Masahiko Nakajima
雅彦 中島
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアベンダーは、顧客システムのパッ
チ適用による変化をトラッキングできなかった。 【解決手段】出荷管理システム2に蓄積された出荷実績
データと、顧客がパッチ提供システム3からパッチをダ
ウンロードした履歴データと、パッチ実行によりパッチ
適用ログ受付サーバ4に対して自動送信されたパッチ適
用ログを集約して一元管理する顧客システム状態管理サ
ーバ1によって構成された、顧客システム状態トラッキ
ングシステムにより解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客のシステム状
態をトラッキングする方法およびそのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、ソフトウェアベンダーにおい
て、出荷管理システム、パッチ提供システムが全く別個
に存在していた。出荷管理システムは顧客に対するソフ
トウェア製品の出荷実績を記録するのみであり、パッチ
提供システムは顧客が任意にアクセスしてパッチをダウ
ンロードするものである。顧客システムはパッチ適用に
よってモジュールが書き換えられていくが、それをソフ
トウェアベンダー側で把握することができていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、ソフトウェアベンダーは出荷管理システムにおいて
製品出荷実績を記録する。
【0004】顧客はベンダーのパッチ提供システムから
パッチをダウンロードし、顧客自身で適用するが、その
結果をベンダーは把握できない。よってソフトウェアベ
ンダーは顧客サイトにソフトウェア製品が出荷されたこ
とは把握できるが、その後システムにどのようなパッチ
が適用されたか、またその結果は成功したのか失敗した
のかを把握することができず、ソフトウェアベンダーに
おける顧客システムのサポート時、その都度顧客システ
ムの状態を調査しなければならないという問題を引き起
こしていた。
【0005】本発明の目的は、ソフトウェアの出荷実績
データおよびパッチダウンロード記録および顧客サイト
におけるパッチ適用結果を統合・集積することによっ
て、顧客システムの状態をソフトベンダーが把握できる
システムを提供することにある。本発明の他の目的は、
顧客システム状態を把握することによって、顧客システ
ムに問題が発生したときにサポートを迅速に行えるシス
テムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、出荷管理システムにおける出荷実績情報、パッチ提
供システムにおけるパッチダウンロード履歴、顧客サイ
ト内におけるパッチ適用ログ情報を顧客別製品別に統合
格納した顧客システム状態管理サーバを設置することに
より、顧客別製品別のシステム状態管理を行えるように
したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明における一実施
例である顧客システム状態管理システムの構成を示すも
のである。本実施例では、ソフトウェアベンダー内にて
ネットワーク接続された顧客システム状態管理サーバ1
と出荷管理システム2とパッチ提供システム3とパッチ
適用ログ受付サーバ4、また顧客サイト内に設置された
顧客サーバ5と顧客クライアント6、およびインターネ
ット7にて実現されている。顧客システム状態管理サー
バ1には顧客システム状態蓄積部8が割り当てられ、出
荷管理システム2には出荷実績データ蓄積部9が割り当
てられ、パッチ提供システム3にはパッチダウンロード
履歴蓄積部10が割り当てられている。本実施例では、
ネットワークで接続されたシステムの、各々の計算機に
各々のデータ蓄積部を割り当てることにより実現した例
を示したが、複数要素を一台の計算機に割り付けてもよ
く、スタンドアロンシステムに上記全ての要素を割り当
ててもよい。
【0008】出荷管理システム2では、ソフトウェア製
品の出荷実績データを出荷実績データ蓄積部9に格納す
る。出荷実績データとは、顧客名および顧客サイトを特
定できる情報およびソフトウェア名、製品ID、バージ
ョンなどを含む。出荷管理システム2は、顧客システム
状態管理サーバ1に対して出荷実績データを送信する。
顧客システム状態管理サーバ1は顧客システム状態蓄積
部8に受信した出荷実績データを格納する。ここでは出
荷管理システム2が出荷実績データを顧客システム状態
管理サーバ1に対して送信する例を示したが、逆に顧客
システム状態管理サーバ1が出荷管理システム2に対し
てアクセスし、データを受信してもよい。出荷管理シス
テム2の動作の詳細については後述する。
【0009】パッチ提供システム3はソフトウェア製品
に対するパッチをインターネット上で顧客に提供する。
顧客はインターネット7を介してこのシステムにアクセ
スしパッチをダウンロードする。ダウンロードした顧客
名、顧客ID、ダウンロード日時、パッチ名およびその
バージョン、製品IDなどのダウンロード記録はパッチ
ダウンロード履歴蓄積部10に格納される。またパッチ
提供システム3は顧客システム状態管理サーバ1に対し
てダウンロード記録を送信する。顧客システム状態管理
サーバ1はダウンロード記録を顧客システム状態蓄積部
8に格納する。ここでは、パッチ提供システム3がダウ
ンロード記録を顧客システム状態管理サーバ1に送信す
る例を示したが、顧客システム状態管理サーバ1がパッ
チ提供システム3に対してアクセスする方法でもよいと
する。パッチ提供システム3の動作の詳細については後
述する。
【0010】顧客は顧客クライアント6において、イン
ターネットを介してパッチ提供システム3からパッチを
ダウンロードし、パッチをソフトウェア製品が稼働して
いる顧客サーバ5に適用する。パッチを実行するコンピ
ュータは顧客サーバ5、顧客クライアント6のいずれで
もよく、パッチの実行形式に依存する。パッチを実行す
ると、顧客サーバ5で動作するソフトウェアは改訂さ
れ、パッチ適用ログが顧客サーバ5もしくは顧客クライ
アント6内に作成される。パッチ適用ログには、適用日
時、パッチ適用成否、パッチバージョン、OSバージョ
ンなどが記録される。さらにパッチモジュールはパッチ
適用ログをインターネットを介して自動的にパッチ適用
ログ受付サーバ4に対してWebブラウザもしくはメー
ルを用いて送信する。顧客サイトにおけるパッチ適用動
作については後述する。
【0011】パッチ適用ログ受付サーバ4は、受け付け
たパッチ適用ログを顧客システム状態管理サーバ1に通
知する。顧客システム状態管理サーバ1はパッチ適用ロ
グを顧客別および製品別に顧客システム状態蓄積部8に
記録する。詳細は後述する。
【0012】図2は出荷管理システム2の動作の流れを
示す。出荷担当者はソフトウェア製品の出荷を確認した
後、システムに出荷実績データを入力する(ステップ2
1)。出荷管理システムは必要な項目が入力されたこと
を確認し(ステップ22)、不足がなければ出荷実績デ
ータ蓄積部9に出荷実績データを格納する(ステップ2
3)。さらに顧客システム状態管理サーバ1に対して出
荷実績データを送信する(ステップ24)。
【0013】図3は、出荷管理システム2に格納する出
荷実績データの例である。ここでは表25のようにデー
タベース表に格納するレコードデータとして取り扱って
いる。データ項目としては、出荷日、受注日、納期、製
品名、製品ID、製品バージョン、数量、定価、売価、
顧客名、顧客IDなどが挙げられる。ここでキー項目と
なるのは顧客IDおよび製品IDであり、出荷管理シス
テム2は顧客IDと製品IDを含んだ出荷実績データを
顧客システム状態管理サーバ1に対して送信する。
【0014】図4はパッチ提供システム3の動作の流れ
を示す。インターネット7を介して顧客のアクセスを受
け付け(ステップ31)、顧客は自身の顧客IDを入力
し(ステップ32)、さらにパッチ対象の製品IDを選
択し(ステップ33)、顧客IDが正しければ(ステッ
プ34)、パッチダウンロード用の画面を表示する(ス
テップ35)。パッチ提供サーバは指定されたパッチに
顧客ID情報を埋め込み(ステップ36)、顧客はその
パッチをダウンロードする(ステップ37)。パッチ提
供システム3は顧客IDと製品IDを含むダウンロード
記録をパッチダウンロード履歴蓄積部10に格納し(ス
テップ38)、さらにダウンロード記録を顧客システム
状態管理サーバ1に対して送信する(ステップ39)。
【0015】図5は、ダウンロード履歴蓄積部10に格
納するダウンロード履歴データの例である。ここでは表
40のようにデータベース表に格納するレコードデータ
として取り扱っている。データ項目としては、ダウンロ
ード日時、パッチ名、パッチバージョン、顧客ID、製
品ID、顧客クライアントのIPアドレスなどが挙げら
れる。ここでも顧客IDと製品IDがキー項目となり、
パッチ提供システム3はこれらを含んだダウンロード履
歴データを顧客システム状態管理サーバ1に対して送信
する。
【0016】図6は顧客サイト内におけるパッチ適用作
業の流れを示す。顧客はパッチ提供システム3からダウ
ンロードしたパッチを顧客サーバ5または顧客クライア
ント6において実行する(ステップ41)。パッチは顧
客システム情報を収集してログに書き出し(ステップ4
2)、顧客システム内のモジュールを更新する(ステッ
プ43)。モジュールが正常に更新されたかどうかを判
断し(ステップ44)、正常に更新された場合はログに
正常終了を記録し(ステップ45)、正常に更新されな
かった場合はログに異常終了を記録する(ステップ4
6)。次にパッチはユーザにパッチログ送信方法を選択
させる(ステップ47)。Webブラウザを選択した場
合、パッチはWebブラウザを起動し(ステップ4
8)、インターネット7を介してパッチ提供ログ受付ペ
ージを開き(ステップ49)、パッチ適用ログを送信
(ステップ50)後、Webブラウザを終了させて(ス
テップ51)動作を終了する。メールを選択した場合、
パッチはメーラを起動し(ステップ52)、予め決めら
れたパッチ適用ログ受付用メールアドレスへパッチ適用
ログを送信し(ステップ53)、メーラを終了させて
(ステップ54)動作を終了する。
【0017】図7は、パッチ適用ログに含まれるデータ
の例である。ここでは表55のように表記しているが、
通常はこれらをカンマまたは改行コードまたはタブコー
ドで区切ったテキストデータとして出力される。データ
項目としては、顧客ID、製品ID、顧客システムのO
Sバージョン、パッチ適用前の顧客システムバージョ
ン、パッチ実行開始日時、パッチ実行終了日時、パッチ
適用成否、エラーメッセージ、警告メッセージ、更新さ
れたモジュールリストなどが挙げられる。
【0018】ここで作成されたパッチ適用ログはパッチ
が自動的にパッチ適用ログ受付サーバ4に対して送信す
る。図8はログの受付手順について説明したものであ
る。パッチ適用ログ受付サーバ4はインターネット7か
らのアクセスを検知し(ステップ60)、Webブラウ
ザからのアクセスかメールの受信かを判別する(ステッ
プ61)。Webブラウザからのアクセスの場合、パッ
チ適用ログ受付画面を表示し(ステップ62)、パッチ
適用ログを受信する(ステップ63)。ログが正しいか
どうかを検査し(ステップ64)、正しい場合ログ情報
を記録し(ステップ65)、顧客システム状態管理サー
バ1に対して送信する(ステップ66)。メール受信の
場合、メール添付のパッチ適用ログを取り出し(ステッ
プ67)、ログが正しいかどうかを検査し(ステップ6
8)、正しい場合ログ情報を記録し(ステップ65)、
顧客システム状態管理サーバ1に対して送信する(ステ
ップ66)。
【0019】上記の手段により、顧客システム状態管理
サーバ1内の顧客システム状態蓄積部8には、顧客別お
よび製品ID別にソフトウェア製品出荷履歴、パッチダ
ウンロード履歴、パッチ適用ログを整理して記録するこ
とができる。データ構造の例を図9に示す。
【0020】顧客ID、顧客名を格納したテーブル70
に対し、顧客IDを外部キーとして、製品IDテーブル
71が関連づけられている。さらにそれぞれの製品に対
して出荷実績データテーブル72、パッチダウンロード
履歴テーブル73、パッチ適用ログテーブル74が関連
づけられた状態で格納される。
【0021】本発明によれば、ソフトウェアベンダー側
で出荷から最新パッチ適用履歴までの情報を顧客システ
ム状態管理サーバにて一元管理しているため、顧客シス
テムの状態を顧客別製品別に把握できる。これにより、
ソフトウェアサポートにおいて顧客システムのモジュー
ルバージョン等をヒアリングする必要がなくなり、サポ
ートを迅速に行うことができる。
【0022】本発明の他の態様では、パッチのダウンロ
ード履歴を管理しているため、パッチをダウンロードし
ていない顧客に対してはダウンロードをメールで促すと
いった細かなサポートを行うことができるようになる。
【0023】本発明のさらに他の態様では、出荷管理情
報とパッチ提供システムを連携させているため、出荷し
ていない製品に対するパッチダウンロードは許可しない
といった制御が可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ソフトウェアベンダー
側で出荷から最新パッチ適用履歴までの情報を顧客シス
テム状態管理サーバにて一元管理しているため、顧客シ
ステムの状態を顧客別製品別に把握できる。これによ
り、ソフトウェアサポートにおいて顧客システムのモジ
ュールバージョン等をヒアリングする必要がなくなり、
サポートを迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例である。顧客システム
トラッキングシステムの全体構成を示すものである。
【図2】出荷管理システムの動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図3】出荷管理システムにおける出荷実績データの例
を示したものである。
【図4】パッチ提供システムの動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図5】パッチ提供システムにおいて記録されるダウン
ロード履歴データの例である。
【図6】顧客サイト内におけるパッチ適用実施のフロー
チャートである。
【図7】パッチ適用ログに含まれるデータの一例であ
る。
【図8】パッチ適用ログ受付サーバの動作フローチャー
トである。
【図9】顧客システム状態蓄積部に格納されるデータの
構造を示した図である。
【符号の説明】
1 顧客システム状態管理サーバ 2 出荷管理システムサーバ 3 パッチ提供システムサーバ 4 パッチ適用ログ受付サーバ 5 顧客サイト内サーバ 6 顧客サイト内クライアント 7 インターネット 8 顧客システム状態蓄積部 9 出荷実績データ蓄積部 10 パッチダウンロード履歴蓄積部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウェア製品の出荷実績を記録する出
    荷管理システム部、およびソフトウェア製品に対するパ
    ッチを提供し、顧客毎のパッチダウンロード実績を記録
    するパッチ提供システム部、および顧客が送付するパッ
    チ適用ログを受信するパッチ適用ログ受付サーバ、およ
    び顧客別製品別の出荷実績およびパッチダウンロード履
    歴およびパッチ適用ログを統合管理する顧客システム状
    態管理システム部を備えることを特徴とする顧客システ
    ム状態トラッキングシステム。
  2. 【請求項2】請求項1の顧客システム状態トラッキング
    システムにおいて、パッチのダウンロード履歴を顧客毎
    に分類して記録するパッチ提供システムを含むことを特
    徴とする顧客システム状態トラッキングシステム。
  3. 【請求項3】請求項1の顧客システム状態トラッキング
    システムにおいて、顧客が送付するパッチ適用ログを受
    信し、顧客毎に分類して記録する手段を含むことを特徴
    とする顧客システム状態トラッキングシステム。
  4. 【請求項4】ソフトウェア製品の出荷実績データおよび
    顧客のパッチダウンロード履歴データおよび顧客サイト
    におけるパッチ適用ログデータのうち2つ以上を組み合
    わせ、顧客毎に分類して管理する方法を含んだ顧客シス
    テム状態トラッキングシステム。
JP2002005464A 2002-01-15 2002-01-15 顧客システム状態トラッキングシステム Pending JP2003208337A (ja)

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JP2002005464A JP2003208337A (ja) 2002-01-15 2002-01-15 顧客システム状態トラッキングシステム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005216079A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、デバイス設定情報管理方法およびデバイス設定情報管理プログラム
JP2006277574A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Toshiba Corp 医用機器におけるソフトウェア構成管理システム
CN107943648A (zh) * 2017-11-21 2018-04-20 上海华兴数字科技有限公司 应用下载数据日志记录装置与方法

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