JPH09258966A - ソフトウェア提供システム,ソフトウェア提供装置及び被ソフトウェア提供装置 - Google Patents

ソフトウェア提供システム,ソフトウェア提供装置及び被ソフトウェア提供装置

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JPH09258966A
JPH09258966A JP8063465A JP6346596A JPH09258966A JP H09258966 A JPH09258966 A JP H09258966A JP 8063465 A JP8063465 A JP 8063465A JP 6346596 A JP6346596 A JP 6346596A JP H09258966 A JPH09258966 A JP H09258966A
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JP8063465A
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Hiroshi Nagao
洋志 長尾
Tomomitsu Kobayashi
知光 小林
Eiichi Konno
栄一 今野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に提供元から複数の拠点に対してソフトウ
ェアをネットワークを介して提供する際に用いて好適
な、ソフトウェア提供システム,ソフトウェア提供装置
及び被ソフトウェア提供装置に関し、拠点側の事情に合
わせた簡易且つ確実なインストール作業を行なうことが
できるようにするとともに、提供元及び拠点側における
ソフトウェア管理を容易にする。 【解決手段】 ソフトウェア提供装置2が、版数ファイ
ル作成管理部5と、版数ファイルをネットワーク3を介
して被ソフトウェア提供装置4に送付するファイル送付
部6とをそなえ、被ソフトウェア提供装置4が、現在使
用しているソフトウェアの版数情報を保持する版数情報
保持部7と、版数ファイルにおける最新版数情報と版数
情報保持部7にて保持されている情報とを比較する第1
の版数情報比較部8と、第1の版数情報比較部8での比
較結果に基づいて、最新のソフトウェアに関する所望の
処理を施す処理部9とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図11) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1,図2) 発明の実施の形態 ・第1実施形態の説明(図3〜図8) ・第2実施形態の説明(図3,図4,図6,図9,図1
0) ・その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に提供元から複
数の拠点に対してソフトウェアをネットワークを介して
提供する際に用いて好適な、ソフトウェア提供システ
ム,ソフトウェア提供装置及び被ソフトウェア提供装置
に関する。
【0003】
【従来の技術】図11は一般的なソフトウェア提供シス
テムを示すブロック図であり、この図11に示すソフト
ウェア提供システム101は、ソフトウェアを提供する
ソフトウェア提供装置としてのセンタサーバ102と、
センタサーバ102に遠隔した位置に設けられ、ソフト
ウェア提供装置102からソフトウェアの提供を受ける
被ソフトウェア提供装置としての例えば複数の拠点サー
バ104とをそなえている。
【0004】また、拠点サーバ104はそれぞれ少なく
とも1台のクライアントとしての端末104Aをそなえ
ており、各端末104Aにおいては、拠点サーバ104
にて保持されているソフトウェアを共有して使用するこ
とができるようになっている。さらに、端末104Aに
おいて、拠点サーバ104にて保持されているプログラ
ムを用いるとともに、オペレータの操作に基づいて各種
情報処理が実行されるようになっている。
【0005】なお、各拠点サーバ104においては、収
容される端末104Aにて行なわれる情報処理に応じ
て、必要なソフトウェアを上述のセンタサーバ102か
らインストールされるようになっている。このような構
成において、ソフトウェア提供元としてのセンタサーバ
102にて保持している新規のソフトウェア又は改良さ
れた(バージョンアップした)ソフトウェアを、各拠点
サーバ104にインストールする場合には、センタサー
バ102においては、当該インストールするためのソフ
トウェアを一旦テープ等に吸い上げ、このテープそのも
のを拠点サーバ104の場所まで持ち込む。
【0006】これにより、実際の各拠点サーバ104に
おいて、上述のソフトウェアに関するデータを有するテ
ープを用いることにより、インストール作業を行なうこ
とができる。また、上述のセンタサーバ102が、ネッ
トワーク103を介して各拠点サーバ104を収容する
ようなシステム環境を構築したものもあるが、この場合
においては、センタサーバ102では各拠点サーバ10
4に対して、ネットワーク103を介することによりソ
フトウェアを各拠点サーバ104の状態にかかわらずイ
ンストールすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな図11に示すソフトウェア提供システムにおいて、
センタサーバ102と拠点サーバ104とがネットワー
ク103を介して接続されていないシステム環境の場合
には、上述したように、センタサーバ102にてソフト
ウェアのデータを吸い上げたテープを用いることによ
り、実際の各拠点サーバ104においてインストール作
業を行なわなければならず、提供側にとって大きな労
力,時間を必要とするという課題がある。
【0008】また、センタサーバ102と拠点サーバ1
04とがネットワーク103を介して接続されたシステ
ム環境を構築した場合においては、センタサーバ102
では各拠点サーバ104の状態にかかわらずソフトウェ
アをインストールするので、提供先拠点サーバ104に
収容される端末104Aの情報処理の実行に支障をきた
す場合がある。
【0009】従って、センタサーバ102では、各拠点
サーバ104毎の端末104Aの作業を中断してからイ
ンストール作業を行なう必要がある。即ち、提供する側
(センタサーバ102)のオペレータが、提供先拠点サ
ーバ102毎に電話等を用いて連絡することにより、端
末104Aのオペレータによる各種情報処理作業の実行
を一時的に中断する旨を依頼した後に、ソフトウェアの
インストール作業を行なうことが考えられる。
【0010】しかしながら、この場合においても、セン
タサーバ102からのソフトウェアのインストール作業
中は、提供先の拠点サーバ104の端末104Aのオペ
レータによる実行作業を中断することになるので、作業
効率が低下するという課題がある。ところで、上述のソ
フトウェア提供システム101においては、センタサー
バ102において、拠点サーバ104毎にどのようなソ
フトウェアを提供したかを管理したり、また、提供先の
拠点サーバ104において提供したソフトウェアがどの
程度使用されているかを簡易に知ることも必要である。
【0011】さらには、提供先の拠点サーバ104側に
おいて、センタサーバ102から提供されたソフトウェ
アが最新の版数(バージョン)のものであるかどうかを
確認するには、拠点サーバ104側における負担が多
く、効率的な手法の開発が要求されている。本発明は、
このような課題に鑑み創案されたもので、拠点側の事情
に合わせた簡易且つ確実なインストール作業を行なうこ
とができるようにするとともに、提供元及び拠点側にお
けるソフトウェア管理を容易とすることができるように
した、ソフトウェア提供システム,ソフトウェア提供装
置及び被ソフトウェア提供装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1において、1はソフトウェア提
供システムであり、このソフトウェア提供システム1
は、最新の版数のソフトウェアを提供するソフトウェア
提供装置2、ソフトウェア提供装置1にネットワーク3
を介して収容されソフトウェア提供装置1からソフトウ
ェアを提供される被ソフトウェア提供装置4とを有して
いる。
【0013】ここで、ソフトウェア提供装置2は、提供
しうるソフトウェアの最新の版数に関する情報を有する
版数ファイルを作成し管理する版数ファイル作成管理部
5と、被ソフトウェア提供装置4に対してソフトウェア
を提供する際に先行し、版数ファイルをネットワーク3
を介して被ソフトウェア提供装置4に送付するファイル
送付部6とをそなえている。
【0014】また、被ソフトウェア提供装置4は、現在
使用しているソフトウェアの版数に関する情報を保持す
る版数情報保持部7と、ファイル送付部6から送付され
た版数ファイルにおける最新版数情報と、版数情報保持
部にて保持されている情報とを比較する第1の版数情報
比較部8と、第1の版数情報比較部8での比較結果に基
づいて、最新のソフトウェアに関する所望の処理を施す
処理部9とをそなえている(以上、請求項1,2,
5)。
【0015】さらに、ソフトウェア提供装置2は、被ソ
フトウェア提供装置4を複数収容するとともに、版数フ
ァイル作成管理部5を、複数の被ソフトウェア提供装置
4毎に、上記版数ファイルを作成し管理するように構成
することができる(請求項3)。また、上述の被ソフト
ウェア提供装置4の処理部9を、第1の版数情報比較部
8における比較の結果、最新版数情報が、現在提供され
ていない最新のソフトウェアに対応する版数であると判
定された場合には、その旨を表示制御する表示制御部と
して構成することができるほか(請求項6)、上記現在
提供されていない最新の版数のソフトウェアをインスト
ールするインストール部として構成することもできる
(請求項7)。
【0016】さらに、被ソフトウェア提供装置4におい
ては、ソフトウェア提供装置2に対して、最新版数情報
を含む版数ファイルの送付を要求するファイル送付要求
部をそなえることもできる(請求項8)。また、被ソフ
トウェア提供装置4においては、提供されているソフト
ウェアの起動回数を計数する起動回数計数部をそなえる
とともに、版数情報保持部において、起動回数計数部に
て計数された起動回数をソフトウェアの版数とともに保
持するように構成することもできる(請求項9)。
【0017】ソフトウェア提供装置2においては、被ソ
フトウェア提供装置4にて保持されている情報をネット
ワーク3を介して取得する保持版数情報取得部をそなえ
ることができる(請求項4)。これにより、ソフトウェ
ア提供装置2では被ソフトウェア提供装置4にて保持さ
れている情報として上述のソフトウェアの版数及び/又
は起動回数をネットワーク3を介して取得できるように
なっている。
【0018】また、被ソフトウェア提供装置4において
は、ソフトウェア提供装置2から提供されたソフトウェ
ア自身に記録された版数情報を読み出す版数情報読出部
と、版数情報読出部にて読み出された版数情報と版数情
報保持部にて保持されている版数に関する情報とを比較
する第2の版数情報比較部と、版数情報読出部にて読み
出された版数情報とソフトウェア提供装置からの最新版
数情報とを比較する第3の版数情報比較部と、上記の第
2の版数情報比較部又は第3の版数情報比較部のいずれ
かにおいて、版数情報が一致していないと判定された場
合には、その旨を通知することもできる(請求項1
0)。
【0019】さらに、図2は本発明の原理ブロック図で
あり、この図2において、21はソフトウェア提供シス
テムであり、このソフトウェア提供システム21は、最
新の版数のソフトウェアを提供するソフトウェア提供装
置22、ソフトウェア提供装置21にネットワーク23
を介して収容されソフトウェア提供装置21からソフト
ウェアを提供される被ソフトウェア提供装置24とを有
している。
【0020】また、被ソフトウェア提供装置24は、現
在使用しているソフトウェアに関する情報を保持するソ
フトウェア情報保持部25をそなえている。さらに、ソ
フトウェア提供装置22は、版数ファイル作成管理部2
6,保持版数情報取得部27,第4の版数情報比較部2
8及び処理部29をそなえている。ここで、版数ファイ
ル作成管理部26は、提供しうるソフトウェアの最新の
版数に関する情報を有する版数ファイルを作成し管理す
るものであり、保持版数情報取得部27は、ソフトウェ
ア情報保持部25にて保持されている情報から版数情報
をネットワーク23を介して取得するものである。
【0021】さらに、第4の版数情報比較部28は、版
数ファイルにおける最新版数情報と、保持版数情報取得
部27にて取得された版数情報とを比較するものであ
り、処理部29は、第4の版数情報比較部28での比較
結果に基づいて、最新のソフトウェアに関する所望の処
理を施すものである(請求項11)。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照することによ
り、本発明の実施形態について説明する。 (a)第1実施形態の説明 図3は本発明の第1実施形態にかかるソフトウェア提供
システムを示すブロック図であり、この図3に示すソフ
トウェア提供システム1は、最新の版数のソフトウェア
を提供するソフトウェア提供装置としてのセンタサーバ
2と、ソフトウェア提供装置2からソフトウェアの提供
を受ける被ソフトウェア提供装置としての例えば複数の
拠点サーバ4とをそなえている。
【0023】また、拠点サーバ4はネットワーク3を介
してこのセンタサーバ2に収容され、センタサーバ2に
遠隔した位置に設けることができ、それぞれ、少なくと
も1台のクライアントとしての端末4Aに接続されてい
る。ここで、端末4Aは、上位装置としての拠点サーバ
4にて保持するソフトウェア(プログラム)を用いて、
例えばCAD(Computer-aided design)を用いた自動配
置あるいは自動配線等のような装置設計等の情報処理を
実行するものである。
【0024】換言すれば、各端末4Aにおいては、それ
ぞれに接続される拠点サーバ4にて保持するソフトウェ
アを共有して使用することができるようになっており、
オペレータの操作に基づいて、上述の設計プログラムが
実行されるようになっている。ところで、各拠点サーバ
4においては、収容される端末4Aにて行なわれる情報
処理の内容に応じて、必要なソフトウェアの最新の版数
のものを上述のセンタサーバ2からネットワーク3を介
してインストールされるようになっている。
【0025】特に、各拠点サーバ4から本実施形態にか
かるソフトウェア提供システム1を起動できるようにな
っており、これにより、各拠点の事情に合わせてインス
トール作業等を行なうことができる。ここで、上述のネ
ットワーク3を介して接続されたセンタサーバ2及び拠
点サーバ4は、ハードウェア的には図4に示すような構
成を有している。
【0026】即ち、センタサーバ2は、CPU(中央処
理装置)2a,メモリ又はハードディスク等により構成
される記憶媒体2b,ネットワーク3とセンタサーバ2
とをインタフェースするインタフェース部2c及びプロ
グラム実行状態等を表示する表示部としてのディスプレ
イ2dをそなえて構成されている。同様に、拠点サーバ
4は、CPU(中央処理装置)4a,メモリ又はハード
ディスク等により構成される記憶媒体4b,ネットワー
ク3とセンタサーバ2とをインタフェースするインタフ
ェース部4c及びプログラム実行状態等を表示する表示
部としてのディスプレイ4dをそなえて構成されてい
る。
【0027】また、センタサーバ2のCPU2a及び記
憶媒体2bにより、提供しうるソフトウェアの最新の版
数に関する情報(バージョン情報を示す数値データ)を
有する版数ファイルを作成し管理する版数ファイル作成
管理部としての機能を有し、CPU2a及びインタフェ
ース部2cにより、各拠点サーバ4に対してソフトウェ
アを提供する際に先行し、版数ファイルをネットワーク
3を介して各拠点サーバ4に送付するファイル送付部と
しての機能を有している。
【0028】具体的には、センタサーバ2の記憶媒体2
bは、図5に示すように、版数ファイル11及び提供す
べきソフトウェアとしての最新版数のプログラム12a
〜12z(プログラム‘A’〜‘Z’)を、それぞれ規
定された領域12に記憶するようになっている。なお、
これらのプログラム12a〜12zは、相互に異なる種
類の(目的とする処理内容が相互に異なる)ものであ
る。
【0029】ここで、この図5に示す版数ファイル11
は、各プログラム12a〜12z毎に対応した最新の版
数(バージョン)情報を保持するようになっている。具
体的には、プログラム12a(プログラム‘A’)の最
新版数は「1−1」であり、プログラム12b(プログ
ラム‘B’)の最新版数は「1−2」であり、プログラ
ム12c(プログラム‘C’)の最新版数は「1−3」
であり、プログラム12z(プログラム‘Z’)の最新
版数は「1−1」である。
【0030】さらに、各拠点サーバ4の記憶媒体4bに
は、自身が収容する端末4Aにて使用されるソフトウェ
アとともに、その版数情報(バージョン情報を示す数値
データ)を所定の記憶領域に記憶することにより保持す
るようになっている。即ち、拠点サーバ4の記憶媒体4
bは、現在使用しているソフトウェアの版数に関する情
報を保持する版数情報保持部としての機能を有してい
る。
【0031】具体的には、拠点サーバ4の記憶媒体4b
は、図5に示すように、自身の収容する端末4Aにて使
用されるソフトウェアとしてのプログラム12a〜12
zを所定の記憶領域に保持するとともに、これらのプロ
グラムの版数に関する情報を、例えば上述のセンタサー
バ2にて作成,管理される版数ファイル11と同様の形
式のファイル13として、所定の記憶領域に保持するこ
とができるようになっている。
【0032】なお、上述の記憶媒体4bにおいては、セ
ンタサーバ2にて保持されている全てのプログラムを保
持する必要はなく、それぞれの拠点サーバ4に収容され
る端末4Aにて使用されるプログラムのみを保持するこ
とができる。同様に、センタサーバ2にて作成,管理さ
れる版数ファイル11についても、それぞれの拠点サー
バ4毎に保持することができる。
【0033】ところで、各拠点サーバ4のCPU4a
は、インタフェース部4cを介することにより、センタ
サーバ2に対して、最新版数情報を含む版数ファイル1
1の送付を要求するようになっており、これにより、セ
ンタサーバ2においては、各拠点サーバ4に対してソフ
トウェアを提供する際に先行し、版数ファイル11をネ
ットワーク3を介して各拠点サーバ4に送付することが
できる。
【0034】換言すれば、上述の各拠点サーバ4からセ
ンタサーバ2に対して版数ファイル11の送付を要求す
ることにより、本ソフトウェア提供システム1を各拠点
サーバ4から起動することができるようになっている。
従って、上述のCPU4a及びインタフェース部4cに
よりセンタサーバ2に対して、最新版数情報を含む版数
ファイル11の送付を要求するファイル送付要求部とし
ての機能を有している。
【0035】また、各拠点サーバ4のCPU4aは、セ
ンタサーバ2のインタフェース部2a及びネットワーク
3を介して送付された版数ファイル11における最新版
数情報と、現在使用しているソフトウェアの版数に関す
る情報とを、記憶媒体4bを構成するメモリに展開する
ことにより比較するものである。即ち、図5に示すよう
に、センタサーバ2にて作成,管理される版数ファイル
11をネットワーク3を介して通知されると、拠点サー
バ4の記憶媒体4bを構成するメモリの所定の領域に受
信ファイル14として展開されるようになっている。
【0036】これにより、CPU4aにおいては、ファ
イル13及び受信ファイル14を、対応するアドレスの
データの差分を演算することを通じて、プログラム12
a〜12z毎に版数情報を比較することができる。従っ
て、上述のCPU4a及び記憶媒体4bにより、ファイ
ル送付部から送付された版数ファイルにおける最新版数
情報と、版数情報保持部にて保持されている情報とを比
較する第1の版数情報比較部としての機能を有してい
る。
【0037】CPU4aは、上述の版数情報の比較結果
に基づいて、最新のソフトウェアに関する所望の処理を
施すものである。具体的には、拠点サーバ4自身が収容
する端末4Aにおいて現在使用しているソフトウェアの
版数よりも、センタサーバ2からの最新版数が新しく、
このセンタサーバ2において拠点サーバ4で保持してい
ない最新バージョンのソフトウェアが有る場合には、そ
の旨をディスプレイ4cに表示制御し、当該最新バージ
ョンのソフトウェアのインストールを行なうようになっ
ている。
【0038】なお、上述のディスプレイ4cによる最新
バーションのソフトウェアとしてのプログラムに関する
表示態様としては、例えば拠点サーバ4において保持さ
れているプログラムのバーションの差分に関する情報を
一覧表示し、いずれかのプログラムをインストールする
プログラムとして選択するような選択画面として表示す
ることができる。
【0039】また、上述のようなディスプレイ4cおけ
る選択画面において、選択しないプログラムがある場合
には、当該プログラムについては、インストールされ
ず、端末4A利用者は、従来より使用しているプログラ
ムを継続して使用することができ、利用者の事情に合わ
せたプログラムのインストール処理を行なうことができ
るようになっている。
【0040】従って、上述のCPU4aは、第1の版数
情報比較部での比較結果に基づいて、最新のソフトウェ
アに関する所望の処理を施す処理部としての機能を有
し、特に、第1の版数情報比較部における比較の結果、
最新版数情報が、現在提供されていない最新のソフトウ
ェアに対応する版数であると判定された場合に、その旨
を表示制御する表示制御部としての機能とともに、現在
提供されていない最新の版数のソフトウェアをインスト
ールするインストール部としての機能を有することもで
きる。
【0041】なお、図5に示す場合においては、センタ
サーバ2にて保持されているプログラム12a〜12z
の全てを拠点サーバ4にて保持しているが、拠点サーバ
4にて保持しているプログラム12cが古い版数(1−
2)のプログラムであり、センタサーバ2において最新
の版数(1−3)のプログラム12cを保持している。
【0042】従って、拠点サーバ4のCPU4aにおい
ては、その旨を表示制御し、当該プログラム12cをセ
ンタサーバ12cからインストールすることができるよ
うになっている。なお、拠点サーバ4のCPU4aにお
いては、端末4Aにおけるプログラム12a〜12zの
起動回数回数を計数するようになっており、計数された
プログラム12a〜12z毎の起動回数は、例えば図6
に示すように、上述のファイル13にて保持されるよう
になっている。このプログラム毎の起動回数データに基
づいて、端末4Aにおけるそれぞれのソフトウェアの使
用頻度を把握することができる。
【0043】具体的には、CPU4aは、端末4Aにお
いて記憶媒体4bに保持されているプログラムを起動す
る毎に、ファイル13をメモリに展開し、現在実行中の
ソフトウェアの持つプログラム名から、メモリに展開し
たファイル13のなかから一致するプログラム名を検索
し、ファイル13における検索されたプログラム名に該
当する起動回数を加算するようになっている。
【0044】なお、ファイル13は、この図6に示すよ
うに、上述のプログラム12a〜12z毎の名称,版数
情報(バージョン・レベル・エディション)及び起動回
数を保持するとともに、センタサーバ2からインストー
ルした日付あるいはプログラム12a〜12zに関する
それぞれのコメント等により構成することができる。換
言すれば、上述の拠点サーバ4のCPU4aは、提供さ
れているソフトウェアの起動回数を計数する起動回数計
数部としての機能を有しており、記憶領域4bにおい
て、計数されたソフトウェアの起動回数をソフトウェア
の版数とともに保持することができる。
【0045】上述の構成により、本発明の第1実施形態
にかかるソフトウェア提供システムの動作を、図7に示
すフローチャート及び図8を用いて以下に説明する。な
お、本ソフトウェア提供システム1を起動する際に先行
して、ソフトウェア提供元としてのセンタサーバ2にお
いては、提供すべき最新版数のソフトウェアとしてのプ
ログラム12a〜12zを記憶領域2b上の規定された
場所(領域)に格納しておく。また、プログラム12a
〜12z毎の最新版数を保持する版数ファイル11につ
いても更新しておく。
【0046】ここで、各拠点サーバ4からネットワーク
3を介することにより、センタサーバ2に対して、最新
版数情報を含む版数ファイル11の送付を要求すること
により、本ソフトウェア提供システム1を起動する〔図
7のフローチャートにおけるステップA1,図8の
(1)参照〕。センタサーバ2においては、版数ファイ
ル11の送付の要求のあった拠点サーバ4のそれぞれに
対して、ソフトウェアの提供に先行して、該当する版数
ファイル11を送付する〔図8の(2)参照)〕。
【0047】センタサーバ2から版数ファイル11の送
付を受けた拠点サーバ4においては、この版数ファイル
11を記憶媒体4bを構成するメモリ上の所定の領域に
受信ファイル14として格納し展開する〔ステップA
2,図8の(3)参照〕。これにより、拠点サーバ4の
CPU4aにおいては、ファイル13にて保持されてい
る版数データと受信ファイル14にて保持されている版
数データとを、プログラム12a〜12z毎に差分を演
算することにより比較し、自身の収容する端末4Aにて
使用されているプログラム(又は現在拠点サーバ4にて
保持されてているプログラム)12a〜12zの版数
が、最新の版数であるか否かを判定する〔ステップA
4,図8の(4)参照〕。
【0048】ここで、上述のCPU4aにおける版数デ
ータの比較の結果、版数に相違がない場合には、使用さ
れているプログラム12a〜12zの版数が、最新の版
数であり、処理は終了するが〔ステップA5のNOルー
トからステップA6,図8の(5)参照〕、版数に相違
のあるプログラムがある場合は、その旨を表示する〔ス
テップA7,図8の(6)参照〕。これにより、拠点サ
ーバ4にプログラムの更新が必要がある旨を通知するこ
とができる。
【0049】その後、拠点サーバ4又は端末4Aにおけ
る作業の進捗状況等の事情に基づいて、センタサーバ2
からの最新版数のプログラムのインストールの用意が完
了すると、上述の版数が相違するソフトウェアとしての
プログラムの全てを選択又は指定選択する〔ステップA
8〕。これにより、拠点サーバ4においては、センタサ
ーバ2から選択されたソフトウェアを取得し記憶媒体4
bを構成するメモリに展開する〔ステップA9,図8の
(7)参照〕。
【0050】その後、拠点サーバ4においては、古い版
数のプログラムを、センタサーバ2から取得した最新版
数のプログラムに書き換えることにより、更新作業を実
行するとともに〔ステップA10,図8の(9)参
照〕、更新されたプログラムの版数情報についても、フ
ァイル13上において更新しておく〔ステップA11,
図8の(10)参照〕。
【0051】このように、本発明の第1実施形態にかか
るソフトウェア提供システムによれば、拠点サーバ4に
おいて、現在使用しているプログラムの版数と、センタ
サーバ2から送付された版数ファイル11における最新
の版数とを比較することにより、最新のソフトウェアに
関する所望の処理(表示,インストール)を行なうこと
ができるので、拠点サーバ4においては端末4Aの作業
の進捗状況等の事情に合わせて更新作業を実行すること
ができるので、拠点サーバ4及び端末4Aにおける操作
者の利便性を向上させることができる利点がある。
【0052】また、拠点サーバ4のCPU4a及び記憶
媒体4bにより、センタサーバ2から各拠点サーバ4に
提供されたソフトウェアの起動回数を計数し、ファイル
13に登録することができるので、拠点サーバ4Aの操
作者は、提供したソフトウェアの端末4Aにおける使用
状況を把握でき、システム運用上の指針とすることがで
きる利点もある。
【0053】さらに、CPU2aにおいて、複数の拠点
サーバ4毎に版数ファイル11を作成し管理することが
できるので、システムの更新を各拠点単位に実行するこ
とができ、更新作業を即座に且つ円滑に実行することが
できる。なお、上述の本実施形態においては、各拠点サ
ーバ4においては、センタサーバ2に対して版数ファイ
ル11の送付を要求することにより、センタサーバ2で
は版数ファイル11を送付しているが、これに限定され
ず、センタサーバ2の版数ファイル11が更新されたと
きに、自発的に拠点サーバ4に対して版数ファイル11
を送付することもできる。
【0054】また、上述の本実施形態においては、セン
タサーバ2にて作成,管理される版数ファイル11は、
それぞれの拠点サーバ4毎に保持することができるが、
この他に、全ての拠点サーバ4に共通の版数ファイル1
1として作成,管理することもできる。この場合におい
ては、版数ファイル11においては、センタサーバ2に
格納されている全てのプログラムに関する版数情報を保
持するようになっている。
【0055】さらに、上述の本実施形態においては、各
拠点サーバ4において、センタサーバ2にて保持される
全てのプログラムを保持することもできるが、この場合
には、センタサーバ2から送付された版数ファイル11
を読み込み、この版数ファイル11にて版数情報が保持
されているプログラム名をキーとして、各拠点サーバ4
にて保持しているプログラムを検索し、存在しないソフ
トウェアについては上述の表示あるいはインストールの
対象とすることができる。
【0056】この場合において、各拠点サーバ4におい
てセンタサーバ2からのプログラムをインストールする
場合には、各拠点サーバ4にて保持するプログラムの版
数に関する情報を保持するファイル13の内容について
も更新されるようになっている。特に、保持されている
プログラムの更新の場合は、ファイル13においては、
バージョン・レベル・エディション、日付情報のみが更
新され、新規にインストールされたプログラムの場合に
は、名称,版数情報(バージョン・レベル・エディショ
ン)及び起動回数を保持するとともに、センタサーバ2
からインストールした日付あるいはプログラム12a〜
12zに関するそれぞれのコメント等が登録されるよう
になっている。
【0057】さらに、上述の本実施形態においては、セ
ンタサーバ2において、各拠点サーバ4にて保持されて
いる情報をネットワーク3を介して取得するように構成
することができ、このようにすれば、提供元のセンタサ
ーバ2においては各拠点が現在どの版数のソフトウェア
を使用しているかを把握することができ、センタサーバ
2において各拠点に提供するサービス内容を向上させる
ことができる利点がある。
【0058】また、上述の本実施形態においては、各拠
点サーバ4のCPU4aを、定期的にセンタサーバ2か
らの版数ファイル11の送付を要求するように構成する
こともでき、このようにすれば、各拠点サーバ4におい
て保持しているソフトウェアが最新のものであるかを定
期的にチェックすることができ、使用者の便宜を図るこ
とができる。
【0059】(b)第2実施形態の説明 図3は本発明の第2実施形態にかかるソフトウェア提供
システムを示すブロック図であるが、この図3に示すソ
フトウェア提供システム21についても、最新の版数の
ソフトウェアを提供するソフトウェア提供装置としての
センタサーバ22と、センタサーバ22からソフトウェ
アの提供を受ける被ソフトウェア提供装置としての例え
ば複数の拠点サーバ24とをそなえている。
【0060】本実施形態にかかるソフトウェア提供シス
テム21は、前述の第1実施形態におけるものに比し
て、被ソフトウェア提供装置としての各拠点サーバ24
において版数情報の比較を行なわずに、ソフトウェア提
供装置としてのセンタサーバ22側において各拠点サー
バ24において現在保持されているプログラムの版数情
報と最新のプログラムの版数情報とを比較するようにな
っている点が異なり、それ以外の構成については基本的
に同様である。
【0061】即ち、センタサーバ22及び拠点サーバ2
4は、ネットワーク23を介して接続されているが、こ
れらのセンタサーバ22及び拠点サーバ24について
も、ハードウェア的には前述の第1実施形態におけるも
のと同様、図4に示すような構成を有している。即ち、
センタサーバ22は、CPU(中央処理装置)22a,
メモリ又はハードディスク等により構成される記憶媒体
22b,ネットワーク23とセンタサーバ22とをイン
タフェースするインタフェース部22c及びプログラム
実行状態等を表示する表示部としてのディスプレイ22
dをそなえて構成されている。
【0062】同様に、各拠点サーバ24は、CPU(中
央処理装置)24a,メモリ又はハードディスク等によ
り構成される記憶媒体24b,ネットワーク23とセン
タサーバ22とをインタフェースするインタフェース部
24c及びプログラム実行状態等を表示する表示部とし
てのディスプレイ24dをそなえて構成される一方、少
なくとも1つの端末24Aを収容するようになってい
る。
【0063】ここで、拠点サーバ24の記憶媒体24b
により、現在使用しているソフトウェアに関する情報を
保持するソフトウェア情報保持部としての機能を有して
いる。また、拠点サーバ24のCPU24aは、提供し
うるソフトウェアの最新の版数に関する情報を有する版
数ファイル11を作成するもので、記憶媒体24bは、
作成された版数ファイル11を記憶するものである。従
って、上述のCPU24a及び記憶媒体22bにより、
版数ファイル11を作成し管理する版数ファイル作成管
理部としての機能を有するものである。
【0064】さらに、センタサーバ22のCPU22a
はインタフェース部22cを介して各拠点サーバ24に
て保持されている情報から版数情報をネットワーク23
を介して取得するものである。即ち、センタサーバ22
及びCPU22aにより保持版数情報取得部としての機
能を有している。具体的には、センタサーバ22のCP
U22aは、インタフェース部22c及びネットワーク
23を介して、拠点サーバ24にて保持されているファ
イル13(図6参照)を定期的に取得するようになって
おり、取得されたファイル13に関する情報は、受信フ
ァイル15(図10参照)としてメモリに展開されるよ
うになっている。
【0065】前述したように、ファイル13は各拠点サ
ーバ24にて保持されているプログラムの版数に関する
情報により構成されており、CPU22aではこのファ
イル13を受信ファイル15として取得することによ
り、ファイル13の版数情報と最新版数情報との比較を
通じて、最新版数のソフトウェアに関する所望の処理を
行なうことができる。
【0066】具体的には、CPU22aにおいては、上
述の受信ファイル15における版数情報と、版数ファイ
ル11における版数情報とを、それぞれのバージョン情
報の差分を演算することを通じて比較し、比較結果に基
づき、各拠点サーバ24に対して最新のソフトウェアを
例えばインストールするようになっている。即ち、上述
のCPU22a及び記憶媒体24bを構成するメモリに
より、版数ファイル11における最新版数情報と、保持
版数情報取得部にて取得された版数情報とを比較する第
4の版数情報比較部としての機能と、版数情報の比較結
果に基づいて、最新のソフトウェアに関する所望の処理
を施す処理部としての機能をも有している。
【0067】なお、センタサーバ22のCPU22aを
各拠点サーバ24に対して定期的にファイル13の送付
要求を送信するように構成したり、各拠点サーバ24の
CPU24aをセンタサーバ22に対して定期的にファ
イル13を送付するように構成することにより、ネット
ワーク23を介して版数情報を取得できるようになって
いる。
【0068】このような構成により、センタサーバ22
から本ソフトウェア提供システム21を起動する際には
例えば図9に示すフローチャート又は図10に示すよう
に、センタサーバ22から各拠点サーバ24に対してソ
フトウェアが供給されるようになっている。即ち、セン
タサーバ22においては、定期的に各拠点サーバ24か
らファイル13を取得することにより、定期的に各拠点
サーバ24にて保持されているプログラムの版数に関す
る情報を取得する〔図9のステップB1,図10の
(1)参照〕。
【0069】拠点サーバ24(図10においては、拠点
‘A’のサーバ)からファイル13の送付を受けたセン
タサーバ22においては、このファイル13をメモリ上
の所定の領域に受信ファイル15として格納し展開する
〔ステップB2,図10の(2)参照〕。さらに、セン
タサーバ22自身において作成,管理されている、プロ
グラム毎の最新の版数に関する情報を有する版数ファイ
ル11を、上述の受信ファイル15と同様にメモリ上の
所定の領域に格納し展開する〔ステップB3,図10の
(3)参照〕。
【0070】センタサーバ22のCPU22aにおいて
は、版数ファイル11にて保持されている版数データと
受信ファイル15にて保持されている版数データとを、
プログラム毎に差分を演算することにより比較し、自身
の収容する端末24Aにて使用されているプログラム
(‘A’,‘B’,…,現在拠点サーバ24にて保持さ
れてているプログラム)の版数が、最新の版数であるか
否かを判定する〔ステップB4,図10の(4)参
照〕。
【0071】ここで、上述のCPU24aにおける版数
データの比較の結果、版数に相違がない場合には、使用
されているプログラムの版数が、最新の版数であり、処
理は終了するが〔ステップB5のNOルートからステッ
プB6〕、版数に相違のあるプログラムがある場合は、
各拠点サーバ24側に了解を取った後にインストールを
開始する〔ステップB7,図10における(5),
(6)参照〕。
【0072】即ち、拠点サーバ24においては、古い版
数のプログラムを、センタサーバ22から取得した最新
版数のプログラムに書き換えることにより、更新作業を
実行するとともに、センタサーバ22にて保持する版数
ファイル11についても更新されたプログラムの版数情
報に基づいて更新する〔ステップB8,図10における
(7)参照〕。
【0073】さらに、センタサーバ22では、更新され
た拠点サーバ24毎の版数ファイル11を拠点サーバ2
4に転送することにより、拠点サーバ24にて保持して
いるプログラムの版数情報を有するファイル13の内容
についても更新する〔ステップB9,図10の(8)参
照〕。このように、本発明の第2実施形態にかかるソフ
トウェア提供システムによれば、CPU22aにより、
各拠点サーバ24において現在使用しているソフトウェ
アの版数情報をネットワーク23を介して取得すること
ができるので、提供元のセンタサーバ22においては各
拠点が現在どの版数のソフトウェアを使用しているかを
把握することができ、センタサーバ22において各拠点
に提供するサービス内容を向上させることができる利点
がある。
【0074】また、CPU22aにおいて、複数の拠点
サーバ24毎に版数ファイル11を作成し管理すること
ができるので、システムの更新を各拠点単位に実行する
ことができ、更新作業を即座に且つ円滑に実行すること
ができる。 (c)その他 なお、上述の第1実施形態においては、各拠点サーバ4
に提供された個々のソフトウェアについても、ソフトウ
ェア自身が持つ版数と各拠点サーバ4にインストールさ
れた版数ファイル11とを比較するとともに、センタサ
ーバ2から送付された版数ファイル11との差分の比較
を行なうようにすれば、常に使用しているソフトウェア
が最新のソフトウェアか否かを二重でチェックすること
ができる。
【0075】この場合においては、拠点サーバ4におけ
るCPU4aを、センタサーバ2から提供されたソフト
ウェア自身に記録された版数情報を読み出す版数情報読
出部と、版数情報読出部にて読み出された版数情報と版
数情報保持部にて保持されている版数に関する情報とを
比較する第2の版数情報比較部と、版数情報読出部にて
読み出された版数情報とソフトウェア提供装置からの最
新版数情報とを比較する第3の版数情報比較部と、上記
の第2の版数情報比較部又は第3の版数情報比較部のい
ずれかにおいて、版数情報が一致していないと判定され
た場合には、その旨を通知するように構成することがで
きる。
【0076】このような構成により、拠点サーバ4にお
いて、提供されたソフトウェアを実行する際に先行して
拠点サーバ4にインストールされた版数ファイルとソフ
トウェア自身に記録された版数情報とを比較することに
より版数チェックを行なう。上述の版数チェックでエラ
ーが検出されない場合には、続いてソフトウェア自身に
記録された版数情報とセンタサーバ2から送付された版
数ファイル11における版数情報とを比較する。
【0077】ここで、上述のソフトウェア自身に記録さ
れた版数情報を用いた二種類の版数チェックのいずれか
に基づいて、センタサーバ2で版数ファイルが更新され
ていると判定された場合には、拠点に最新版の版数が送
付されているので版数に相違が生じているので、その旨
を表示することにより、更新作業が必要であることを通
知することができる。
【0078】従って、提供後のソフトウェアの版数チェ
ックを二重で行なうことができるので、版数チェックの
信頼性を向上させることができるほか、管理者の負担を
減らすと同時にソフトウェアの確実な更新を保証するこ
とができる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
1,2,5〜7記載の本発明によれば、被ソフトウェア
提供装置において、現在使用しているソフトウェアの版
数と、ソフトウェア提供装置から送付された版数ファイ
ルにおける最新の版数とを比較することにより、最新の
ソフトウェアに関する所望の処理(表示,インストー
ル)を行なうことができるので、被ソフトウェア提供装
置側のソフトウェア使用者の作業の進捗状況等の事情に
合わせて更新作業を実行することができるので、被ソフ
トウェア提供装置側のソフトウェア使用者の作業効率及
び利便性を向上させることができる利点がある。
【0080】また、請求項3記載の本発明によれば、ソ
フトウェア提供装置の版数ファイル作成管理部におい
て、複数の被ソフトウェア提供装置毎に版数ファイルを
作成し管理することができるので、システムの更新を各
拠点単位に実行することができ、更新作業を即座に且つ
円滑に実行することができる。また、請求項4,11記
載の本発明によれば、ソフトウェア提供装置の保持版数
情報取得部により、被ソフトウェア提供装置において現
在使用しているソフトウェアの版数情報をネットワーク
を介して取得することができるので、提供元のソフトウ
ェア提供装置においては各拠点が現在どの版数のソフト
ウェアを使用しているかを把握することができ、ソフト
ウェア提供装置において各拠点に提供するサービス内容
を向上させることができる利点がある。
【0081】さらに、請求項8記載の本発明によれば、
被ソフトウェア提供装置のファイル送付要求部により、
版数ファイルの送付をソフトウェア提供装置に要求する
ことができるので、本システムを被ソフトウェア提供装
置側から起動することができ、システムの更新を被提供
側単位に実行することができ、更新作業を、被提供側の
事情に合わせて即座且つ円滑に実行することができる利
点がある。
【0082】また、請求項9記載の本発明によれば、起
動回数計数部により、ソフトウェア提供装置から複数の
被ソフトウェア提供装置毎に提供されたソフトウェアの
起動回数を計数し、複数の被ソフトウェア提供装置毎に
版数情報保持部にて保持することができるので、被ソフ
トウェア提供装置の操作者は、提供したソフトウェアの
使用者による使用状況を把握でき、システム運用上の指
針とすることができる利点もある。
【0083】また、請求項10記載の本発明によれば、
第2の版数情報比較部及び第3の版数情報比較部によ
り、、提供後のソフトウェアの版数チェックを二重で行
なうことができるので、版数チェックの信頼性を向上さ
せることができるほか、管理者の負担を減らすと同時に
ソフトウェアの確実な更新を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の各実施形態にかかるソフトウェア提供
システムを示すブロック図である。
【図4】本発明の各実施形態にかかるソフトウェア提供
システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる拠点サーバ及び
センタサーバの記憶媒体にて保持されている情報を示す
図である。
【図6】本発明の各実施形態における拠点サーバにて保
持されるファイルの構成を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態の動作を説明するための
図である。
【図9】本発明の第2実施形態の動作を説明するための
フローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態の動作を説明するため
の図である。
【図11】一般的なソフトウェア提供システムを示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1,21 ソフトウェア提供システム 2,22 センタサーバ(ソフトウェア提供装置) 2a,22a CPU(版数ファイル作成管理部,第4
の版数情報比較部,処理部) 2b,22b 記憶媒体 2c,22c インタフェース部(ファイル送付部) 2d,22d ディスプレイ 3,23 ネットワーク 4,24 拠点サーバ(被ソフトウェア提供装置) 4a,24a CPU(第1〜第3の版数情報比較部,
処理部) 4b,24b 記憶媒体(版数情報保持部) 4c,24c インタフェース部 4d,24d ディスプレイ 4A,24A 端末 5 版数ファイル作成管理部 6 ファイル送付部 7 版数情報保持部 8 第1の版数情報比較部 9 処理部 11 版数ファイル 12 領域 12a〜12z プログラム 13 ファイル 14,15 受信ファイル 25 ソフトウェア情報保持部 26 版数ファイル作成管理部 27 保持版数情報取得部 28 第4の版数情報比較部 29 比較部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最新の版数のソフトウェアを提供するソ
    フトウェア提供装置と、 該ソフトウェア提供装置にネットワークを介して収容さ
    れ、該ソフトウェア提供装置からソフトウェアを提供さ
    れる被ソフトウェア提供装置とを有し、 該ソフトウェア提供装置が、 提供しうるソフトウェアの最新の版数に関する情報を有
    する版数ファイルを作成し管理する版数ファイル作成管
    理部と、 該被ソフトウェア提供装置に対してソフトウェアを提供
    する際に先行し、該版数ファイルを該ネットワークを介
    して該被ソフトウェア提供装置に送付するファイル送付
    部とをそなえるとともに、 該被ソフトウェア提供装置が、 現在使用しているソフトウェアの版数に関する情報を保
    持する版数情報保持部と、 該ファイル送付部から送付された該版数ファイルにおけ
    る最新版数情報と、該版数情報保持部にて保持されてい
    る情報とを比較する第1の版数情報比較部と、 該第1の版数情報比較部での比較結果に基づいて、最新
    のソフトウェアに関する所望の処理を施す処理部とをそ
    なえたことを特徴とする、ソフトウェア提供システム。
  2. 【請求項2】 最新の版数のソフトウェアを、ネットワ
    ークを介して収容された被ソフトウェア提供装置に提供
    するソフトウェア提供装置において、 提供しうるソフトウェアの最新の版数に関する情報を有
    する版数ファイルを作成し管理する版数ファイル作成管
    理部と、 該被ソフトウェア提供装置に対してソフトウェアを提供
    する際に先行し、該版数ファイルを該ネットワークを介
    して該被ソフトウェア提供装置に送付するファイル送付
    部とをそなえたことを特徴とする、ソフトウェア提供装
    置。
  3. 【請求項3】 該被ソフトウェア提供装置を複数収容す
    るとともに、該版数ファイル作成管理部が、該複数の被
    ソフトウェア提供装置毎に、上記版数ファイルを作成し
    管理するように構成されたことを特徴とする、請求項2
    記載のソフトウェア提供装置。
  4. 【請求項4】 該ソフトウェア提供装置が、該被ソフト
    ウェア提供装置にて保持されている情報を該ネットワー
    クを介して取得する保持版数情報取得部をそなえたこと
    を特徴とする、請求項2記載のソフトウェア提供装置。
  5. 【請求項5】 最新の版数のソフトウェアをソフトウェ
    ア提供装置からネットワークを介して提供される被ソフ
    トウェア提供装置において、 現在提供されているソフトウェアの版数に関する情報を
    保持する版数情報保持部と、 該ソフトウェア提供装置から送付された最新版数情報
    と、該版数情報保持部にて保持されている情報とを比較
    する第1の版数情報比較部と、 該第1の版数情報比較部での比較結果に基づいて、最新
    のソフトウェアに関する所望の処理を施す処理部とをそ
    なえたことを特徴とする、被ソフトウェア提供装置。
  6. 【請求項6】 該処理部が、該第1の版数情報比較部に
    おける比較の結果、該最新版数情報が、現在提供されて
    いない最新のソフトウェアに対応する版数であると判定
    された場合には、その旨を表示制御する表示制御部とし
    て構成されたことを特徴とする、請求項5記載の被ソフ
    トウェア提供装置。
  7. 【請求項7】 該処理部が、該第1の版数情報比較部に
    おける比較の結果、該最新版数情報が、現在提供されて
    いない最新のソフトウェアに対応する版数である場合
    に、上記現在提供されていない最新の版数のソフトウェ
    アをインストールするインストール部として構成された
    ことを特徴とする、請求項6記載の被ソフトウェア提供
    装置。
  8. 【請求項8】 該ソフトウェア提供装置に対して、該最
    新版数情報を含む版数ファイルの送付を要求するファイ
    ル送付要求部をそなえたことを特徴とする、請求項5記
    載の被ソフトウェア提供装置。
  9. 【請求項9】 提供されているソフトウェアの起動回数
    を計数する起動回数計数部をそなえるとともに、該版数
    情報保持部において、該起動回数計数部にて計数された
    起動回数を該ソフトウェアの版数とともに保持するよう
    に構成されたことを特徴とする、請求項5記載の被ソフ
    トウェア提供装置。
  10. 【請求項10】 該ソフトウェア提供装置から提供され
    たソフトウェア自身に記録された版数情報を読み出す版
    数情報読出部と、該版数情報読出部にて読み出された版
    数情報と該版数情報保持部にて保持されている版数に関
    する情報とを比較する第2の版数情報比較部と、該版数
    情報読出部にて読み出された版数情報と該ソフトウェア
    提供装置からの最新版数情報とを比較する第3の版数情
    報比較部と、上記の第2の版数情報比較部又は第3の版
    数情報比較部のいずれかにおいて、該版数情報が一致し
    ていないと判定された場合には、その旨を通知すること
    を特徴とする、請求項5記載の被ソフトウェア提供装
    置。
  11. 【請求項11】 最新の版数のソフトウェアを提供する
    ソフトウェア提供装置と、 該ソフトウェア提供装置にネットワークを介して収容さ
    れ、該ソフトウェア提供装置からソフトウェアを提供さ
    れる被ソフトウェア提供装置とを有し、 該被ソフトウェア提供装置が、 現在使用しているソフトウェアに関する情報を保持する
    ソフトウェア情報保持部とをそなえるとともに、 該ソフトウェア提供装置が、 提供しうるソフトウェアの最新の版数に関する情報を有
    する版数ファイルを作成し管理する版数ファイル作成管
    理部と、 該ソフトウェア情報保持部にて保持されている情報から
    版数情報を該ネットワークを介して取得する保持版数情
    報取得部と該版数ファイルにおける最新版数情報と、該
    保持版数情報取得部にて取得された版数情報とを比較す
    る第4の版数情報比較部と、 該第4の版数情報比較部での比較結果に基づいて、最新
    のソフトウェアに関する所望の処理を施す処理部とをそ
    なえたことを特徴とする、ソフトウェア提供システム。
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