JP2009259124A - アプリケーション更新情報提供システム、及びアプリケーション更新情報提供方法 - Google Patents

Abstract

【課題】端末装置にダウンロードされたアプリケーションのバージョンアップの有無を端末装置に通知する。
【解決手段】アプリケーション提供装置が、アプリケーションのダウンロードを要求した端末装置の端末装置識別情報と、アプリケーションのバージョン情報とをアプリケーション情報管理装置に送信する。アプリケーション情報管理装置は、受信した情報を格納し、端末装置から更新情報取得要求を受信したことに応じて、格納情報から端末装置識別情報に対応するアプリケーションのバージョン情報を取得し、アプリケーション提供装置から、当該アプリケーションのバージョン情報を取得し、これらのバージョン情報を比較して、バージョンアップの有無を判定し、バージョンアップ有りと判定されたアプリケーションを端末装置に通知する。
【選択図】図２

Description

本発明は、サーバからネットワークを経由して携帯電話機等の携帯端末にアプリケーションをダウンロードする技術に関わるものであり、特に、サーバで管理されるアプリケーションがバージョンアップしたことを携帯端末に通知する技術に関するものである。

現在、携帯電話機上で動作するアプリケーションが様々なサービス提供事業者（サービスプロバイダ）により提供されている。このアプリケーションは、サービス提供事業者のサーバから、携帯電話ネットワークを介して携帯電話機にダウンロードされるものである。

このようなアプリケーションは、バグの修正や機能追加等の理由により、サービス提供事業者においてバージョンアップが適宜なされる。バージョンアップされたアプリケーションは、次のようにして携帯電話機にダウンロードされる（非特許文献１参照）。

例えば、ユーザが携帯電話機上で特定のアプリケーションに対する更新を指示する操作を行い、それに応じて携帯電話機がサーバへのアクセスを行い、バージョンに関する情報を取得し、更新の要否を判定する。携帯電話機は、更新要（バージョンアップされている）と判定すればバージョンアップされたアプリケーションのダウンロードを行い、更新不要（バージョンアップされていない）と判定すればその旨のメッセージを表示する。

また、他の例として、携帯電話機でアプリケーションを起動した際に、当該アプリケーションの機能により、携帯電話機が自動的にサーバにアクセスし、当該アプリケーションのバージョンアップの有無を確認し、バージョンアップがなされていれば自動的にバージョンアップされたアプリケーションをダウンロードする。
「ｉアプリコンテンツ開発ガイド for DoJa-5.x/5.x LE 詳細編 第2.00」（Ｐ．１９「1.4.3章ｉアプリの更新」）、URL:http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/service/imode/make/content/iappli/technical_data/jguidefordoja5_x_071101.pdf、２００８年４月１６日検索

さて、上述した従来の技術では、ユーザが操作を行うことによりバージョンアップを検出する方法、及び自動的にバージョンアップを検出する方法のいずれにしても、各アプリケーション毎にそれぞれのサーバにアクセスする等の処理を行うことになる。従って、携帯電話機に複数のアプリケーションがダウンロードされている場合、全てのアプリケーションに対するバージョンアップの有無を確認するためには非常に時間がかかってしまう。

また、アプリケーションを提供するサーバと携帯電話機間でバージョンアップ確認処理のための通信がアプリケーション毎に発生するため、通信費がかかるという問題もある。

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、携帯電話機等の端末装置にダウンロードされたアプリケーションを提供したサーバにおいて、当該アプリケーションがバージョンアップされていた場合に、端末装置が当該サーバにアクセスすることなく容易にバージョンアップされたことを示す情報を取得する技術を提供することを目的とする。

上記の課題を解決するために、本発明は、アプリケーション情報管理装置とアプリケーション提供装置とを有するアプリケーション更新情報提供システムであって、前記アプリケーション提供装置は、端末装置から通信ネットワークを介してアプリケーションのダウンロード要求を受信したことに応じて、当該端末装置の端末装置識別情報と、当該ダウンロード要求に係る前記アプリケーションのバージョン情報を含むアプリケーション情報とを前記アプリケーション情報管理装置に送信するアプリケーション情報送信手段を有し、前記アプリケーション情報管理装置は、前記アプリケーション提供装置から受信する端末装置識別情報と、アプリケーション情報とを対応付けて格納する登録アプリケーション情報格納手段と、端末装置から通信ネットワークを介して更新情報取得要求を受信したことに応じて、前記登録アプリケーション情報格納手段から当該端末装置の端末装置識別情報に対応するあるアプリケーション情報の中のバージョン情報を取得する第１のバージョン情報取得手段と、前記第１のバージョン情報取得手段により取得した前記アプリケーション情報に対応するアプリケーションを提供する前記アプリケーション提供装置から、当該アプリケーションのバージョン情報を取得する第２のバージョン情報取得手段と、前記第２のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であるか否かを判定するバージョン判定手段と、前記バージョン判定手段により、前記第２のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であると判定されたアプリケーションの識別情報を、更新がなされたアプリケーションとして前記端末装置に通知する更新情報通知手段とを有することを特徴とするアプリケーション更新情報提供システムとして構成される。

上記アプリケーション更新情報提供システムにおいて、前記アプリケーション提供装置は、アプリケーションの識別情報と、当該アプリケーションのバージョン情報とを含むアプリケーション情報を格納する提供アプリケーション情報格納手段を備えてもよく、前記アプリケーション情報送信手段は、当該提供アプリケーション情報格納手段から、前記ダウンロード要求に係る前記アプリケーションのアプリケーション情報を取得するようにしてもよい。ことを特徴とする請求項１に記載のアプリケーション更新情報提供システム。

上記アプリケーション更新情報提供システムにおいて、前記アプリケーション情報管理装置における前記登録アプリケーション情報格納手段に格納されるアプリケーション情報は、アプリケーションの識別情報と、当該アプリケーションを提供するアプリケーション提供装置の識別情報と、当該アプリケーションのバージョン情報とを含み、前記第２のバージョン情報取得手段は、前記登録アプリケーション情報格納手段から取得されたアプリケーション情報におけるアプリケーション提供装置の識別情報を用いて前記アプリケーション提供装置にアクセスし、前記バージョン情報を取得するようにしてもよい。

また、上記アプリケーション更新情報提供システムにおいて、前記アプリケーション情報管理装置は、前記更新情報取得要求を送信した端末装置の端末装置識別情報に対応する全てのアプリケーションの各々について、前記第１のバージョン情報取得手段によるバージョン情報取得処理、前記第２のバージョン情報取得手段によるバージョン情報取得処理、及び前記バージョン判定手段による判定処理を実行する制御手段を有してもよく、その場合、前記更新情報通知手段は、前記第２のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であると判定された全てのアプリケーションの識別情報を前記端末装置に通知することができる。

本発明によれば、携帯電話機等の端末装置にダウンロードされたアプリケーションを提供したサーバにおいて、当該アプリケーションがバージョンアップされていた場合に、端末装置が当該サーバにアクセスすることなく容易にバージョンアップされたことを示す情報を取得することが可能となる。

また、上記の制御手段をアプリケーション情報管理装置に備えることにより、端末装置のユーザは既にダウンロードした全てのアプリケーションについてバージョンアップがなされているか否かを容易に確認できる。従って、アプリケーション毎に該当サーバにアクセスしてバージョンアップの有無を確認しなければならなかった従来技術に比べて、容易かつ迅速に各アプリケーションのバージョンアップ有無を確認できる。また、アプリケーション毎に該当サーバにアクセスする必要がないので、従来技術において問題であった通信費増大を解消できる。

以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。

（システム構成）
図１に、本実施の形態におけるシステムの全体構成図を示す。図１に示すように、本実施の形態のシステムは、アプリケーション情報管理サーバ１、アプリケーション提供サーバ２、及び携帯端末３を有し、これらがインターネット等の通信ネットワーク４に接続されている。携帯端末３は、携帯電話網等の無線ネットワークを介して通信ネットワーク４に接続されている。

アプリケーション情報管理サーバ１は、携帯端末３にダウンロードされたアプリケーションに関する情報を管理し、各アプリケーションのバージョンアップの有無を判定し、バージョンアップのなされたアプリケーションの情報を携帯端末３に通知する装置である。

アプリケーション提供サーバ２は、各種のアプリケーションを格納し、携帯端末３からの要求に基づき、アプリケーションを携帯端末３にダウンロードする装置である。

携帯端末３は、携帯電話機、PDA、小型のPC等であり、アプリケーション情報管理サーバ１及びアプリケーション提供サーバ２と通信ネットワーク４を介してデータ通信を行う機能を有する装置である。

次に、図２〜図４を参照して図１に示すシステムを構成する各装置の機能構成を説明する。

図２は、図１に示すシステムを構成する各装置の機能構成を示した図である。また、図２には、各処理機能部間での接続（データのやり取り）を示す線が示されており、各線に付されたステップ番号は、後述する動作説明において参照するフローチャートにおける処理のステップ番号に対応するものである。また、処理部内で行われる処理については括弧内にステップ番号を記載してある。

まず、アプリケーション情報管理サーバ１について説明する。図２に示すように、アプリケーション情報管理サーバ１は、バージョンアップ確認処理部１１、情報登録処理部１２、データベース機能部１３を有する。

バージョンアップ確認処理部１１は、データベース機能部１３のアプリケーション情報管理テーブルに格納されたアプリケーション情報におけるバージョン情報と、アプリケーション提供サーバ２から取得するアプリケーション情報におけるバージョン情報とに基づき、アプリケーション毎にアプリケーションのバージョンアップの有無を判定し、バージョンアップされたアプリケーションの情報を携帯端末に提供するための機能部である。

情報登録処理部１２は、アプリケーション提供サーバ２から、携帯端末３の識別情報（携帯端末識別情報と呼ぶ）とともに、当該携帯端末３がアプリケーション提供サーバ２からダウンロードしたアプリケーションに関する情報（アプリケーション情報）を受信し、データベース機能部１３におけるアプリケーション情報管理テーブルに格納する機能を有する。

データベース機能部１３は、データベースマネジメントシステムの機能を有し、データベースとしてアプリケーション情報管理テーブルを有する。また、データベース機能部１３は、情報登録処理部１２から、情報をアプリケーション情報管理テーブルに格納することを要求する命令を受けて、当該情報をアプリケーション情報管理テーブルに格納する機能、及び、バージョンアップ確認処理部１１からアプリケーション情報管理テーブルの情報を取得することを要求する命令を受けて、当該情報をアプリケーション情報管理テーブルから取得して、バージョンアップ確認処理部１１に返却する機能等を有する。

データベース機能部１３は、物理的には、コンピュータとしてのアプリケーション情報管理サーバ１の記憶装置を含み、当該記憶装置に上記アプリケーション情報管理テーブルのデータが格納される。

図３に、本実施の形態におけるアプリケーション情報管理テーブルの例を示す。図３に示すように、アプリケーション情報管理テーブルは、携帯端末識別情報、サーバ名、アプリケーション名、アプリケーションのバージョン情報、及び更新フラグが対応付けて格納されている。これらのうち、サーバ名、アプリケーション名、及びアプリケーションのバージョン情報の全てもしくはいずれか１つ又は複数をアプリケーション情報と呼ぶことにする。

携帯端末識別情報は、携帯端末を一意に識別できる情報であって、通信ネットワーク４を介して取得できる情報であればどのような情報でもよい。携帯端末識別情報として、例えば、携帯端末のシリアル番号、SIMカードに記載されている番号等を用いることができる。

サーバ名は、携帯端末３がダウンロードしたアプリケーションの提供元のサーバの名前である。アプリケーション情報管理サーバ１は、当該サーバ名からサーバのアドレスを取得し、当該サーバにアクセスすることが可能であるものとする。アプリケーション名は、携帯端末３がダウンロードしたアプリケーションの名前である。

アプリケーションのバージョン情報は、アプリケーションのバージョンアップがなされたかどうかを判別できる情報であればどのような情報でもよく、例えば、バージョン番号、アプリケーション作成の日時等である。更新フラグは、既にアプリケーション情報管理テーブルに格納されているアプリケーション名に対応するアプリケーションのバージョン情報と、アプリケーション提供サーバ２から取得する当該アプリケーションのバージョン情報とを比較することにより、当該アプリケーションのバージョンアップがあったと判定された場合にその旨を示すためのフラグである。

次に、アプリケーション提供サーバ２について説明する。図２に示すように、アプリケーション提供サーバ２は、ダウンロード処理部２１、情報提供処理部２２、データベース機能部２３を有する。

ダウンロード処理部２１は、携帯端末３からのダウンロード要求を受けて当該ダウンロード要求に係るアプリケーションをデータベース機能部２３のアプリケーション管理テーブルから取得し、当該アプリケーションを携帯端末３にダウンロードする機能と、携帯端末３の携帯端末識別情報を取得して、ダウンロード要求に係るアプリケーションのアプリケーション情報とともにアプリケーション情報管理サーバ１に送信する機能等を有する。

情報提供処理部２２は、アプリケーション情報管理サーバ１からアプリケーション名を含むアプリケーション情報取得要求を受信し、当該要求に係るアプリケーションのアプリケーション情報をアプリケーション情報管理サーバ１に送信する機能を有する。

データベース機能部２３は、データベースマネジメントシステムの機能を有し、データベースとしてアプリケーション管理テーブルを有する。また、データベース機能部２３は、ダウンロード処理部２１からアプリケーション名を指定したアプリケーションの取得要求を受けて、当該アプリケーション名のアプリケーション（アプリケーションプログラム）をダウンロード処理部２１に返却する機能、及び、情報提供処理部２２からアプリケーション名を指定したアプリケーション情報の取得要求を受けて、当該アプリケーション情報を情報提供処理部２２に返却する機能を有する。

データベース機能部２３は、物理的には、コンピュータとしてのアプリケーション提供サーバ２の記憶装置を含み、当該記憶装置に上記アプリケーション管理テーブルのデータが格納される。

図４に、本実施形態におけるアプリケーション管理テーブルの例を示す。図４に示すように、アプリケーション管理テーブルには、サーバ名、アプリケーション名、アプリケーションのバージョン情報、アプリケーションプログラム（ファイル名等）が対応付けて格納されている。各情報の意味は図３に示したアプリケーション情報管理テーブルにおける対応する情報と同じである。

次に、携帯端末３について説明する。図２に示すように、携帯端末３は、アプリケーション取得部３１と、バージョンアップ情報取得部３２とを有する。アプリケーション取得部３１は、アプリケーション提供サーバ２に対してアプリケーションのダウンロード要求を送信し、当該アプリケーションをアプリケーション提供サーバ２から受信し、携帯端末３にインストールする機能を有する。

また、バージョンアップ情報取得部３２は、バージョンアップ確認要求をアプリケーション情報管理サーバ１に送信し、アプリケーション情報管理サーバ１から、携帯端末３がダウンロードした全てのアプリケーションに関するバージョンアップ情報（バージョンアップがあったアプリケーションの情報）を取得し、携帯端末３の表示部（ディスプレイ）への表示等を行う機能を有する。なお、バージョンアップ情報取得部３２は、ユーザによる携帯端末３の操作に基づきバージョンアップ確認要求を送信することとしてもよいし、ユーザによる操作に関わらず、例えば定期的にバージョンアップ確認要求を送信することとしてもよい。

（システムの動作）
次に、図５、図６に示すフローチャートを参照して、本実施の形態におけるシステムの処理動作について説明する。

＜アプリケーション情報管理サーバ１への情報登録処理＞
まず、アプリケーション情報管理サーバ１におけるアプリケーション情報管理テーブルにアプリケーション情報を登録する処理について図５のフローチャートを参照して説明する。

まず、ユーザからの操作に基づき、携帯端末３のアプリケーション取得部３１が、ダウンロード要求をアプリケーション提供サーバ２に送信する（ステップ１）。当該ダウンロード要求には、アプリケーション名と、携帯端末識別情報が含まれる。アプリケーション提供サーバ２におけるダウンロード処理部２１が上記ダウンロード要求を受信し、ダウンロード要求に含まれる携帯端末識別情報を取得する（ステップ２）。なお、携帯端末３が携帯端末識別情報をダウンロード要求のメッセージの中に含めずに、ダウンロード要求とは別に携帯端末識別情報をアプリケーション提供サーバ２に送信することとしてもよい。後述するバージョンアップ確認要求についても同様である。

続いて、アプリケーション提供サーバ２のダウンロード処理部２１は、ダウンロード要求に含まれるアプリケーション名を検索キーとして用いて、データベース機能部２３におけるアプリケーション管理テーブルから当該アプリケーション名に対応するアプリケーション情報（サーバ名とバージョン情報）を取得する（ステップ３）。

そして、ダウンロード処理部２１は、携帯端末識別情報、サーバ名、アプリケーション名、及びバージョン情報を含む情報登録要求をアプリケーション情報管理サーバ１に送信する（ステップ４）。アプリケーション情報管理サーバ２において、情報登録処理部１２が情報登録要求を受信し、情報登録要求に含まれる携帯端末識別情報、サーバ名、アプリケーション名、及びバージョン情報を対応付けてデータベース機能部１３におけるアプリケーション情報管理テーブルに格納する（ステップ５）。
一方、アプリケーション提供サーバ２では、ダウンロード処理部２１が、ダウンロード要求に係るアプリケーション名に対応するアプリケーションをアプリケーション管理テーブルから取得し（ステップ６）、当該アプリケーションを携帯端末３に送信する（ステップ７）。携帯端末３では受信したアプリケーションをインストールする（ステップ８）。

実際には、上記の処理が複数の携帯端末、複数のアプリケーション提供サーバにより行われる。上記の処理により、アプリケーション情報管理サーバ１のアプリケーション情報管理テーブルには、各携帯端末の携帯端末識別情報毎に１つ又は複数のアプリケーション情報が対応付けて格納されることになる。

＜携帯端末３へのバージョンアップ情報提供処理＞
次に、携帯端末３に対してアプリケーションのバージョンアップ情報を提供する処理を図６のフローチャートを参照して説明する。

まず、携帯端末３におけるバージョンアップ情報取得部３２が、携帯端末識別情報を含むバージョンアップ確認要求をアプリケーション情報管理サーバ１に送信する（ステップ１１）。バージョンアップ情報取得部３２は、携帯端末３の操作部（ボタン等）を利用したユーザ操作に基づいて上記バージョンアップ確認要求を送信する。もしくは、バージョンアップ情報取得部３２は、バージョンアップ確認要求送信のためのユーザ操作に基づかない契機（定期的、携帯端末起動等）でバージョンアップ確認要求を送信してもよい。

バージョンアップ確認要求は、アプリケーション情報管理サーバ１のバージョンアップ確認処理部１１により受信される。バージョンアップ確認処理部１１は、バージョンアップ確認要求に含まれる携帯端末識別情報を取得する（ステップ１２）。そして、バージョンアップ確認処理部１１は、携帯端末識別情報を検索キーとして用いて、当該携帯端末識別情報に対応付けられて格納されているアプリケーション情報（サーバ名、アプリケーション名、バージョン情報）をアプリケーション情報管理テーブルから取得し、メモリ等の記憶手段に保持する（ステップ１３）。

続いて、バージョンアップ確認処理部１１は、ある１つのアプリケーション情報（サーバ名、アプリケーション名、バージョン情報）を取得し（ステップ１４）、当該アプリケーション情報に含まれるサーバ名に対応するアプリケーション提供サーバ（ここではアプリケーション提供サーバ２であるものとする）を特定し（例えば当該サーバのアドレスを取得する）（ステップ１５）、当該アプリケーション提供サーバ２宛に上記アプリケーション名を含むバージョン情報取得要求を送信する（ステップ１６）。

当該バージョン情報取得要求を受信したアプリケーション提供サーバ２の情報提供処理部は、バージョン情報取得要求に含まれるアプリケーション名に対応するバージョン情報を含むアプリケーション情報をアプリケーション管理テーブルから取得し（ステップ１７）、当該アプリケーション情報をアプリケーション情報管理サーバ１に返す（ステップ１８）。

上記のアプリケーション情報を受信したアプリケーション情報管理サーバ１のバージョンアップ確認処理部１１は、上記のようにしてアプリケーション提供サーバ２から取得したバージョン情報（アプリケーション提供サーバ取得バージョン情報と呼ぶ）と、現在処理対象となっているアプリケーション情報におけるバージョン情報（アプリケーション情報管理サーバ格納バージョン情報と呼ぶ）とを比較し、バージョンアップされているかどうかの判定を行う（ステップ１９）。

そして、バージョンアップ確認処理部１１は、アプリケーション提供サーバ取得バージョン情報が、アプリケーション情報管理サーバ格納バージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であれば、アプリケーション情報管理テーブルにおける、現在の処理対象のアプリケーション情報に対応する更新フラグをオンにする（ステップ２０）。

また、アプリケーション提供サーバ取得バージョン情報が、アプリケーション情報管理サーバ格納バージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報でなければ、次のアプリケーション情報の処理に移る（ステップ２１、ステップ１４）。

なお、バージョン情報がアプリケーション作成日時である場合、バージョンアップ確認処理部１１は、アプリケーション提供サーバ取得バージョン情報が示すアプリケーション作成日時と、アプリケーション情報管理サーバ格納バージョン情報が示すアプリケーション作成日時とを比較し、アプリケーション提供サーバ取得バージョン情報が示すアプリケーション作成日時のほうがより現在時刻に近い（つまり、新しい）値であれば、アプリケーション提供サーバ取得バージョン情報が、アプリケーション情報管理サーバ格納バージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であると判定する。また、バージョン情報が通常のバージョンの番号であれば、番号が大きいかどうかで新しいバージョンかどうかの判定を行うことができる。

バージョンアップ確認処理部１１は、上記の処理を、今回バージョンアップ確認要求を送信した携帯端末３に対応する全てのアプリケーション情報に対して行う（ステップ２１）。

続いて、バージョンアップ確認処理部１１は、現在の処理対象である携帯端末識別情報に対応し、更新フラグがオンとなっているアプリケーション名をアプリケーション情報管理テーブルから取得し（ステップ２２）、取得したアプリケーション名と"バージョンアップ有り"のメッセージとを含むバージョンアップ情報を、バージョンアップ確認要求を送信した携帯端末３に送信する（ステップ２３）。携帯端末３では、バージョンアップ情報取得部３２が上記情報を受信し、例えば表示部に表示を行う。また、ユーザの操作に関わらず、定期的にバージョンアップ確認要求を行う場合等には、携帯端末３は、アプリケーション情報管理サーバ１から受信したバージョンアップ情報を記憶装置に格納しておき、ユーザから表示指示の操作があった場合に表示することとしてもよい。

上記の処理を行うことにより、携帯端末３のユーザは、既にダウンロードした全てのアプリケーションについてバージョンアップがなされているか否かを容易に確認できる。従って、アプリケーション毎に該当サーバにアクセスしてバージョンアップの有無を確認しなければならなかった従来技術に比べて、容易かつ迅速に各アプリケーションのバージョンアップ有無を確認できる。また、アプリケーション毎に該当サーバにアクセスする必要がないので、従来技術において問題であった通信費増大を解消できる。

なお、アプリケーション情報管理サーバ１及びアプリケーション提供サーバ２は、それぞれCPU、メモリ等を備えたコンピュータである。上述した各機能部における処理は、当該コンピュータに各処理に対応するプログラムを実行させることにより実現される。

このように各コンピュータにプログラムが実行されることにより、アプリケーション提供サーバ２は、携帯端末３から通信ネットワーク４を介してアプリケーションのダウンロード要求を受信したことに応じて、当該携帯端末３の携帯端末識別情報と、当該ダウンロード要求に係る前記アプリケーションのバージョン情報を含むアプリケーション情報とをアプリケーション情報管理サーバ１に送信するアプリケーション情報送信手段を有する装置として構成できる。

また、アプリケーション情報管理サーバ１は、アプリケーション提供サーバ２から受信する携帯端末識別情報と、アプリケーション情報とを対応付けて格納する登録アプリケーション情報格納手段と、携帯端末３から通信ネットワーク４を介して更新情報取得要求（バージョンアップ確認要求）を受信したことに応じて、前記登録アプリケーション情報格納手段から、当該携帯端末３の携帯端末識別情報に対応するあるアプリケーション情報の中のバージョン情報を取得する第１のバージョン情報取得手段と、前記第１のバージョン情報取得手段により取得した前記アプリケーション情報に対応するアプリケーションを提供するアプリケーション提供サーバ２から、当該アプリケーションのバージョン情報を取得する第２のバージョン情報取得手段と、前記第２のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であるか否かを判定するバージョン判定手段と、 前記バージョン判定手段により、前記第２のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であると判定されたアプリケーションの識別情報を、更新がなされたアプリケーションとして携帯端末３に通知する更新情報通知手段とを有する装置として構成できる。

本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。

本発明の実施の形態におけるシステムの全体構成図である。 図１に示すシステムを構成する各装置の機能構成を示した図である。 アプリケーション情報管理テーブルの例を示す図である。 アプリケーション管理テーブルの例を示す図である。 アプリケーション情報管理サーバ１への情報登録処理を示すフローチャートである。 携帯端末３へのバージョンアップ情報提供処理を示すフローチャートである。

符号の説明

１ アプリケーション情報管理サーバ
２ アプリケーション提供サーバ
３ 携帯端末
４ 通信ネットワーク
１１ バージョンアップ確認処理部
１２ 情報登録処理部
１３ データベース機能部
２１ ダウンロード処理部
２２ 情報提供処理部
２３ データベース機能部
３１ アプリケーション取得部
３２ バージョンアップ情報取得部

Claims (8)

1. アプリケーション情報管理装置とアプリケーション提供装置とを有するアプリケーション更新情報提供システムであって、
   前記アプリケーション提供装置は、
   端末装置から通信ネットワークを介してアプリケーションのダウンロード要求を受信したことに応じて、当該端末装置の端末装置識別情報と、当該ダウンロード要求に係る前記アプリケーションのバージョン情報を含むアプリケーション情報とを前記アプリケーション情報管理装置に送信するアプリケーション情報送信手段を有し、
   前記アプリケーション情報管理装置は、
   前記アプリケーション提供装置から受信する端末装置識別情報と、アプリケーション情報とを対応付けて格納する登録アプリケーション情報格納手段と、
   端末装置から通信ネットワークを介して更新情報取得要求を受信したことに応じて、前記登録アプリケーション情報格納手段から当該端末装置の端末装置識別情報に対応するあるアプリケーション情報の中のバージョン情報を取得する第１のバージョン情報取得手段と、
   前記第１のバージョン情報取得手段により取得した前記アプリケーション情報に対応するアプリケーションを提供する前記アプリケーション提供装置から、当該アプリケーションのバージョン情報を取得する第２のバージョン情報取得手段と、
   前記第２のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であるか否かを判定するバージョン判定手段と、
   前記バージョン判定手段により、前記第２のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であると判定されたアプリケーションの識別情報を、更新がなされたアプリケーションとして前記端末装置に通知する更新情報通知手段と
   を有することを特徴とするアプリケーション更新情報提供システム。
2. 前記アプリケーション提供装置は、アプリケーションの識別情報と、当該アプリケーションのバージョン情報とを含むアプリケーション情報を格納する提供アプリケーション情報格納手段を備え、
   前記アプリケーション情報送信手段は、当該提供アプリケーション情報格納手段から、前記ダウンロード要求に係る前記アプリケーションのアプリケーション情報を取得することを特徴とする請求項１に記載のアプリケーション更新情報提供システム。
3. 前記アプリケーション情報管理装置における前記登録アプリケーション情報格納手段に格納されるアプリケーション情報は、アプリケーションの識別情報と、当該アプリケーションを提供するアプリケーション提供装置の識別情報と、当該アプリケーションのバージョン情報とを含み、
   前記第２のバージョン情報取得手段は、前記登録アプリケーション情報格納手段から取得されたアプリケーション情報におけるアプリケーション提供装置の識別情報を用いて前記アプリケーション提供装置にアクセスし、前記バージョン情報を取得することを特徴とする請求項１又は２に記載のアプリケーション更新情報提供システム。
4. 前記アプリケーション情報管理装置は、
   前記更新情報取得要求を送信した端末装置の端末装置識別情報に対応する全てのアプリケーションの各々について、前記第１のバージョン情報取得手段によるバージョン情報取得処理、前記第２のバージョン情報取得手段によるバージョン情報取得処理、及び前記バージョン判定手段による判定処理を実行する制御手段を有し、
   前記更新情報通知手段は、前記第２のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得手段により取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であると判定された全てのアプリケーションの識別情報を前記端末装置に通知することを特徴とする請求項１ないし３のうちいずれか１項に記載のアプリケーション更新情報提供システム。
5. アプリケーション情報管理装置とアプリケーション提供装置とを有するアプリケーション更新情報提供システムにおいて実行されるアプリケーション更新情報提供方法であって、
   前記アプリケーション提供装置が、端末装置から通信ネットワークを介してアプリケーションのダウンロード要求を受信し、当該端末装置の端末装置識別情報と、当該ダウンロード要求に係る前記アプリケーションのバージョン情報を含むアプリケーション情報とを前記アプリケーション情報管理装置に送信するアプリケーション情報送信ステップと、
   前記アプリケーション情報管理装置が、前記アプリケーション提供装置から受信する端末装置識別情報と、アプリケーション情報とを対応付けて登録アプリケーション情報格納手段に格納するアプリケーション情報登録ステップと、
   前記アプリケーション情報管理装置が、前記端末装置から通信ネットワークを介して更新情報取得要求を受信し、前記登録アプリケーション情報格納手段から当該端末装置の端末装置識別情報に対応するあるアプリケーション情報の中のバージョン情報を取得する第１のバージョン情報取得ステップと、
   前記アプリケーション情報管理装置が、前記第１のバージョン情報取得ステップにおいて取得された前記アプリケーション情報に対応するアプリケーションを提供する前記アプリケーション提供装置から、当該アプリケーションのバージョン情報を取得する第２のバージョン情報取得ステップと、
   前記アプリケーション情報管理装置が、前記第２のバージョン情報取得ステップにおいて取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得ステップにおいて取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であるか否かを判定するバージョン判定ステップと、
   前記アプリケーション情報管理装置が、前記バージョン判定ステップにおいて、前記第２のバージョン情報取得ステップにおいて取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得ステップにおいて取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であると判定されたアプリケーションの識別情報を、更新がなされたアプリケーションとして前記端末装置に通知する更新情報通知ステップと
   を有することを特徴とするアプリケーション更新情報提供方法。
6. 前記アプリケーション提供装置は、アプリケーションの識別情報と、当該アプリケーションのバージョン情報とを含むアプリケーション情報を格納する提供アプリケーション情報格納手段を備え、
   前記アプリケーション情報送信ステップにおいて、前記アプリケーション提供装置は、前記提供アプリケーション情報格納手段から、前記ダウンロード要求に係る前記アプリケーションのアプリケーション情報を取得することを特徴とする請求項５に記載のアプリケーション更新情報提供方法。
7. 前記アプリケーション情報管理装置における前記登録アプリケーション情報格納手段に格納されるアプリケーション情報は、アプリケーションの識別情報と、当該アプリケーションを提供するアプリケーション提供装置の識別情報と、当該アプリケーションのバージョン情報とを含み、
   前記第２のバージョン情報取得ステップにおいて、前記アプリケーション情報管理装置は、前記登録アプリケーション情報格納手段から取得されたアプリケーション情報におけるアプリケーション提供装置の識別情報を用いて前記アプリケーション提供装置にアクセスし、前記バージョン情報を取得することを特徴とする請求項５又は６に記載のアプリケーション更新情報提供方法。
8. 前記アプリケーション情報管理装置は、前記更新情報取得要求を送信した端末装置の端末装置識別情報に対応する全てのアプリケーションの各々について、前記第１のバージョン情報取得ステップにおけるバージョン情報取得処理、前記第２のバージョン情報取得ステップにおけるバージョン情報取得処理、及び前記バージョン判定ステップにおける判定処理を実行し、
   前記更新情報通知ステップにおいて、前記アプリケーション情報管理装置は、前記第２のバージョン情報取得ステップにおいて取得されたバージョン情報が、前記第１のバージョン情報取得ステップにおいて取得されたバージョン情報よりも新しいバージョンを示す情報であると判定された全てのアプリケーションの識別情報を前記端末装置に通知することを特徴とする請求項５ないし７のうちいずれか１項に記載のアプリケーション更新情報提供方法。

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