JP2003177699A - プラズマディスプレイパネル駆動方法、プラズマディスプレイパネル駆動装置及びプラズマディスプレイ表示装置 - Google Patents
プラズマディスプレイパネル駆動方法、プラズマディスプレイパネル駆動装置及びプラズマディスプレイ表示装置Info
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- JP2003177699A JP2003177699A JP2002266885A JP2002266885A JP2003177699A JP 2003177699 A JP2003177699 A JP 2003177699A JP 2002266885 A JP2002266885 A JP 2002266885A JP 2002266885 A JP2002266885 A JP 2002266885A JP 2003177699 A JP2003177699 A JP 2003177699A
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像の更新レートが小さい場合であっても、
低消費電力、階調数を確保しつつ、画像品質を向上可能
なプラズマディスプレイパネル駆動方法を提供する。 【解決手段】 1フィールドを時分割して得られる複数
のサブフィールドのうちから、サブフィールドを選択
し、選択したサブフィールドにおいて、セルに電圧を印
加して書き込んだ後に維持して階調表示するプラズマデ
ィスプレイパネル駆動方法であって、1フィールドは、
2個のSサブフィールド群と、2個のAサブフィールド
群とからなり、1フィールドにおいて、各Sサブフィー
ルド群に属する先頭又は最後尾のサブフィールド同士の
間隔が略1/2フィールドとなるように設定され、Sサ
ブフィールド群は、最初の書き込みがなされる前まで
は、継続して消灯する状態となり、Aサブフィールド群
は、当該最初の書き込みがなされた以降から継続して点
灯する状態となるように設定されている。
低消費電力、階調数を確保しつつ、画像品質を向上可能
なプラズマディスプレイパネル駆動方法を提供する。 【解決手段】 1フィールドを時分割して得られる複数
のサブフィールドのうちから、サブフィールドを選択
し、選択したサブフィールドにおいて、セルに電圧を印
加して書き込んだ後に維持して階調表示するプラズマデ
ィスプレイパネル駆動方法であって、1フィールドは、
2個のSサブフィールド群と、2個のAサブフィールド
群とからなり、1フィールドにおいて、各Sサブフィー
ルド群に属する先頭又は最後尾のサブフィールド同士の
間隔が略1/2フィールドとなるように設定され、Sサ
ブフィールド群は、最初の書き込みがなされる前まで
は、継続して消灯する状態となり、Aサブフィールド群
は、当該最初の書き込みがなされた以降から継続して点
灯する状態となるように設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報端末機器やパ
ーソナルコンピュータのディスプレイデバイス、あるい
はテレビジョンの画像表示装置などに用いられるプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法、プラズマディスプレ
イパネル駆動装置及びプラズマディスプレイ表示装置に
関する。
ーソナルコンピュータのディスプレイデバイス、あるい
はテレビジョンの画像表示装置などに用いられるプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法、プラズマディスプレ
イパネル駆動装置及びプラズマディスプレイ表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータやテレビ等に用いら
れているディスプレイ装置において、プラズマディスプ
レイパネルは、大型で薄型軽量化を実現することのでき
るディスプレイデバイスとして注目されている。このプ
ラズマディスプレイパネルは、ガス中のプラズマ放電に
伴って発生する紫外線を蛍光体(赤、緑、青)に照射す
ることでカラー表示を実現するディスプレイデバイスで
ある。
れているディスプレイ装置において、プラズマディスプ
レイパネルは、大型で薄型軽量化を実現することのでき
るディスプレイデバイスとして注目されている。このプ
ラズマディスプレイパネルは、ガス中のプラズマ放電に
伴って発生する紫外線を蛍光体(赤、緑、青)に照射す
ることでカラー表示を実現するディスプレイデバイスで
ある。
【0003】このプラズマディスプレイパネルを駆動す
るのがプラズマディスプレイパネル駆動装置であり、こ
のプラズマディスプレイパネル駆動装置は、画像1フィ
ールドを複数のサブフィールドに時分割し、サブフィー
ルド毎に放電回数を制御して階調表示する。図13は、
一般的なプラズマディスプレイパネル100の電極構成
と、このプラズマディスプレイパネル100を階調表示
するための3つの駆動回路、即ち、データドライバ20
0、走査ドライバ220及び維持ドライバ210を示す
図である。
るのがプラズマディスプレイパネル駆動装置であり、こ
のプラズマディスプレイパネル駆動装置は、画像1フィ
ールドを複数のサブフィールドに時分割し、サブフィー
ルド毎に放電回数を制御して階調表示する。図13は、
一般的なプラズマディスプレイパネル100の電極構成
と、このプラズマディスプレイパネル100を階調表示
するための3つの駆動回路、即ち、データドライバ20
0、走査ドライバ220及び維持ドライバ210を示す
図である。
【0004】プラズマディスプレイパネル100は、前
面ガラス基板上に配置された複数の走査電極101及び
複数の維持電極102と、前記前面ガラス基板と対向す
る背面ガラス基板上に配置された複数のデータ電極10
3とを有する。データドライバ200は、複数のデータ
電極103に対して選択的に電圧を印加し、走査ドライ
バ220は、複数の走査電極101に対して選択的に電
圧を印加し、また、維持ドライバ210は、複数の維持
電極102に一斉に電圧を印加する。
面ガラス基板上に配置された複数の走査電極101及び
複数の維持電極102と、前記前面ガラス基板と対向す
る背面ガラス基板上に配置された複数のデータ電極10
3とを有する。データドライバ200は、複数のデータ
電極103に対して選択的に電圧を印加し、走査ドライ
バ220は、複数の走査電極101に対して選択的に電
圧を印加し、また、維持ドライバ210は、複数の維持
電極102に一斉に電圧を印加する。
【0005】走査電極101及び維持電極102は、そ
れぞれに平行に配置され、データ電極103は、これら
に直交するように配置されている。1対の走査電極10
1及び維持電極102において、データ電極103が交
差する2点間の近傍が、表示の最小単位となるセル10
4である。ここで、1フィールドを複数のサブフィール
ドに時分割して階調表示させるプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法について説明する。
れぞれに平行に配置され、データ電極103は、これら
に直交するように配置されている。1対の走査電極10
1及び維持電極102において、データ電極103が交
差する2点間の近傍が、表示の最小単位となるセル10
4である。ここで、1フィールドを複数のサブフィール
ドに時分割して階調表示させるプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法について説明する。
【0006】図14は、一般的なプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法において、走査電極101、維持電極
102及びデータ電極103に印加される電圧波形を示
す図である。以下、1サブフィールド中における電圧の
印加手順について説明する。まず、維持電極102に印
加される消去パルス301によって、各電極を被覆する
誘電体に蓄積された電荷が消去される(消去工程)。
パネルの駆動方法において、走査電極101、維持電極
102及びデータ電極103に印加される電圧波形を示
す図である。以下、1サブフィールド中における電圧の
印加手順について説明する。まず、維持電極102に印
加される消去パルス301によって、各電極を被覆する
誘電体に蓄積された電荷が消去される(消去工程)。
【0007】ここで、1サブフィールドにおいて消去工
程が実行される期間を消去期間と呼ぶ。次に、走査電極
101に高電圧の初期化パルス302が印加され、パネ
ル内の全セルにおいて放電(以下、「初期化放電」とい
う。)がなされ、走査電極101を被覆する誘電体に負
の電荷が蓄積され、データ電極を被覆する誘電体に正の
電荷が蓄積される(初期化工程)。
程が実行される期間を消去期間と呼ぶ。次に、走査電極
101に高電圧の初期化パルス302が印加され、パネ
ル内の全セルにおいて放電(以下、「初期化放電」とい
う。)がなされ、走査電極101を被覆する誘電体に負
の電荷が蓄積され、データ電極を被覆する誘電体に正の
電荷が蓄積される(初期化工程)。
【0008】ここで、1サブフィールドにおいて初期化
工程が実行される期間を初期化期間と呼ぶ。なお、初期
化工程の実行直後、上述の初期化放電により空間電荷が
パネル内全面に均一に生成されているため、この空間電
荷が次の書き込み放電の種となり、書き込み放電の発生
が容易となる。
工程が実行される期間を初期化期間と呼ぶ。なお、初期
化工程の実行直後、上述の初期化放電により空間電荷が
パネル内全面に均一に生成されているため、この空間電
荷が次の書き込み放電の種となり、書き込み放電の発生
が容易となる。
【0009】また、この初期化工程の実行により、走査
電極101及びデータ電極を被覆する誘電体に蓄積され
た電荷が有効に作用し、次の書き込み工程において印加
する走査パルス及びデータパルスの振幅を低くすること
ができる。続いて、走査電極101に順次負極性の走査
パルス303が印加され、同時にデータ電極103のい
ずれかに正極性のデータパルス304が印加されること
によりその交点に存在するセル内で書きみ放電を発生さ
せる。
電極101及びデータ電極を被覆する誘電体に蓄積され
た電荷が有効に作用し、次の書き込み工程において印加
する走査パルス及びデータパルスの振幅を低くすること
ができる。続いて、走査電極101に順次負極性の走査
パルス303が印加され、同時にデータ電極103のい
ずれかに正極性のデータパルス304が印加されること
によりその交点に存在するセル内で書きみ放電を発生さ
せる。
【0010】なお、データ電極103のうちどの電極に
印加するのかは、外部から取得された画像信号にもとづ
いて決定される。このとき、維持電極102に正極性の
維持書き込みパルス306が印加されることにより、書
き込み放電の際に走査電極101上の誘電体に正の電荷
が蓄積され、維持電極102上の誘電体には負の電荷が
蓄積される(書き込み工程)。
印加するのかは、外部から取得された画像信号にもとづ
いて決定される。このとき、維持電極102に正極性の
維持書き込みパルス306が印加されることにより、書
き込み放電の際に走査電極101上の誘電体に正の電荷
が蓄積され、維持電極102上の誘電体には負の電荷が
蓄積される(書き込み工程)。
【0011】ここで、1サブフィールドにおいて書き込
み工程が実行される期間を書き込み期間と呼ぶ。次に、
走査電極101と維持電極102に交互に高圧の維持パ
ルス305が印加される。このとき、書き込み期間に書
き込み放電が発生したセル、即ち、維持電極102上の
誘電体に負の電荷を蓄積させたセルにおいてのみ維持放
電が発生する(維持工程)。
み工程が実行される期間を書き込み期間と呼ぶ。次に、
走査電極101と維持電極102に交互に高圧の維持パ
ルス305が印加される。このとき、書き込み期間に書
き込み放電が発生したセル、即ち、維持電極102上の
誘電体に負の電荷を蓄積させたセルにおいてのみ維持放
電が発生する(維持工程)。
【0012】ここで、1サブフィールドにおいて維持工
程が実行される期間を維持期間と呼ぶ。この維持放電
が、画像の表示に寄与する発光となる。なお、維持期間
は走査電極101に維持パルスを印加して終了するた
め、維持期間終了後は維持電極102上に正の電荷が蓄
積されている。
程が実行される期間を維持期間と呼ぶ。この維持放電
が、画像の表示に寄与する発光となる。なお、維持期間
は走査電極101に維持パルスを印加して終了するた
め、維持期間終了後は維持電極102上に正の電荷が蓄
積されている。
【0013】上記一連の電圧の印加が1フィールドを構
成する全てのサブフィールドにおいて実施される。この
ように、従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
として、各サブフィールドにおいて、初期化工程、書き
込み工程、維持工程及び消去工程を有する、ADS(Ad
dress Displayperiod Separated sub-field method)駆
動方式と呼ばれる駆動方式が採用されている。(例え
ば、特許文献1及び2参照)ところで、プラズマディス
プレイパネルの消費電力は、同画面サイズのCRTの消
費電力に比べて大きいため、恒常的な省電力化の要請が
ある。
成する全てのサブフィールドにおいて実施される。この
ように、従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
として、各サブフィールドにおいて、初期化工程、書き
込み工程、維持工程及び消去工程を有する、ADS(Ad
dress Displayperiod Separated sub-field method)駆
動方式と呼ばれる駆動方式が採用されている。(例え
ば、特許文献1及び2参照)ところで、プラズマディス
プレイパネルの消費電力は、同画面サイズのCRTの消
費電力に比べて大きいため、恒常的な省電力化の要請が
ある。
【0014】上記要請に応え、上述のADS駆動方式よ
りも省電力化が可能な別のプラズマディスプレイパネル
の駆動方式もある。(例えば、特許文献3参照)この駆
動方法では、連続した複数のサブフィールドのうち、い
ずれか1つのサブフィールドに対してのみ書き込みを行
い、最後尾のサブフィールドにのみ消去期間を設けてい
る。
りも省電力化が可能な別のプラズマディスプレイパネル
の駆動方式もある。(例えば、特許文献3参照)この駆
動方法では、連続した複数のサブフィールドのうち、い
ずれか1つのサブフィールドに対してのみ書き込みを行
い、最後尾のサブフィールドにのみ消去期間を設けてい
る。
【0015】このとき、書き込みが行われる直前のサブ
フィールドまでは、維持期間における消灯が維持され、
書き込みが行われたサブフィールド以降から、書き込み
を行わなくとも維持期間における点灯が維持される。つ
まり、この方式では、1回書き込むことにより、書き込
みがなされたサブフィールドの前後で、維持期間におけ
る消灯及び点灯の状態を切替える。
フィールドまでは、維持期間における消灯が維持され、
書き込みが行われたサブフィールド以降から、書き込み
を行わなくとも維持期間における点灯が維持される。つ
まり、この方式では、1回書き込むことにより、書き込
みがなされたサブフィールドの前後で、維持期間におけ
る消灯及び点灯の状態を切替える。
【0016】このように書き込みをサブフィールド毎に
実施せず、隣り合う維持期間において、初期状態で継続
して消灯し、書き込みをトリガとして、以降継続的に点
灯させる駆動方式をSTCE(Single Trig
gered Continuous Emissio
n)駆動方式という。ところで、上述に示したADS駆
動方式及びSTCE駆動方式は、初期状態が消灯状態と
なる正論理書き込みが適用されており、他に初期状態が
点灯状態となる負論理書き込みも存在する。
実施せず、隣り合う維持期間において、初期状態で継続
して消灯し、書き込みをトリガとして、以降継続的に点
灯させる駆動方式をSTCE(Single Trig
gered Continuous Emissio
n)駆動方式という。ところで、上述に示したADS駆
動方式及びSTCE駆動方式は、初期状態が消灯状態と
なる正論理書き込みが適用されており、他に初期状態が
点灯状態となる負論理書き込みも存在する。
【0017】より具体的には、負論理書き込みによるA
DS駆動方式では、初期状態において、維持期間で点灯
させ、書き込みを行った場合にのみ、そのサブフィール
ドの維持期間で消灯させる。一方、負論理書き込みによ
るSTCE駆動方式では、初期状態から継続的に維持期
間で点灯させ、書き込み以降のサブフィールドではその
維持期間において消灯させる。
DS駆動方式では、初期状態において、維持期間で点灯
させ、書き込みを行った場合にのみ、そのサブフィール
ドの維持期間で消灯させる。一方、負論理書き込みによ
るSTCE駆動方式では、初期状態から継続的に維持期
間で点灯させ、書き込み以降のサブフィールドではその
維持期間において消灯させる。
【0018】以下、特筆しない限り、STCE駆動方式
によるプラズマディスプレイパネルの駆動は、正論理書
き込みにもとづいて行われるものとする。図15は、S
TCE駆動方式において、走査電極101、維持電極1
02及びデータ電極103に印加される電圧波形を示す
図である。図中において、時間の流れは、右方向に進ん
でおり、他のフィールドを説明する図に関しても時間の
流れる方向は同じであるとする。
によるプラズマディスプレイパネルの駆動は、正論理書
き込みにもとづいて行われるものとする。図15は、S
TCE駆動方式において、走査電極101、維持電極1
02及びデータ電極103に印加される電圧波形を示す
図である。図中において、時間の流れは、右方向に進ん
でおり、他のフィールドを説明する図に関しても時間の
流れる方向は同じであるとする。
【0019】STCE駆動方式がADS駆動方式と異な
る点は、STCE駆動方式を適用するサブフィールド群
において、先頭に位置するサブフィールドにのみに初期
化期間が設けられ、この初期化期間において初期化パル
ス332が印加され、2つ目以降のサブフィールドに
は、初期化期間がないこと、及び、消去工程が最後尾に
位置するサブフィールドにのみに設けられ、この消去工
程において正極性で高電圧の消去パルスが維持電極10
2に印加されることである。
る点は、STCE駆動方式を適用するサブフィールド群
において、先頭に位置するサブフィールドにのみに初期
化期間が設けられ、この初期化期間において初期化パル
ス332が印加され、2つ目以降のサブフィールドに
は、初期化期間がないこと、及び、消去工程が最後尾に
位置するサブフィールドにのみに設けられ、この消去工
程において正極性で高電圧の消去パルスが維持電極10
2に印加されることである。
【0020】しかしながら、STCE駆動方式は、AD
S駆動方式よりも書き込み回数が減少し、書き込みに要
する電力、即ち、書き込み放電に消費される電力が削減
される反面、同数のサブフィールドを有するADS駆動
方式に比べ、発光させるサブフィールドの組み合わせが
限られるために、階調数が少ないという問題がある。こ
のようなSTCE駆動方式における階調数の不足を軽減
する方法として、図16に示すように、1フィールドを
2つのサブフィールド群に時分割し、一方のサブフィー
ルド群においては、STCE駆動方式により電圧の印加
を実施し、他方のサブフィールド群においては、ADS
駆動方式により電圧の印加を実施する方法もある。
S駆動方式よりも書き込み回数が減少し、書き込みに要
する電力、即ち、書き込み放電に消費される電力が削減
される反面、同数のサブフィールドを有するADS駆動
方式に比べ、発光させるサブフィールドの組み合わせが
限られるために、階調数が少ないという問題がある。こ
のようなSTCE駆動方式における階調数の不足を軽減
する方法として、図16に示すように、1フィールドを
2つのサブフィールド群に時分割し、一方のサブフィー
ルド群においては、STCE駆動方式により電圧の印加
を実施し、他方のサブフィールド群においては、ADS
駆動方式により電圧の印加を実施する方法もある。
【0021】ここで、STCE駆動方式を適用するサブ
フィールド群をSサブフィールド群といい、ADS駆動
方式を適用するサブフィールド群をAサブフィールド群
という。また、図16において、1フィールドをn個の
サブフィールドに時分割したとき、先頭のサブフィール
ドをSF1と記載し、以降のサブフィールドをSF2、
SF3、・・・SFnと記載することとし、図16以降
の図においてもこれらと同様に記載する。
フィールド群をSサブフィールド群といい、ADS駆動
方式を適用するサブフィールド群をAサブフィールド群
という。また、図16において、1フィールドをn個の
サブフィールドに時分割したとき、先頭のサブフィール
ドをSF1と記載し、以降のサブフィールドをSF2、
SF3、・・・SFnと記載することとし、図16以降
の図においてもこれらと同様に記載する。
【0022】このように、近年、STCE駆動方式とA
DS駆動方式とを組み合わせることにより、消費電力の
低減化を図りつつ、階調表示数を補う試みがなされてい
る。
DS駆動方式とを組み合わせることにより、消費電力の
低減化を図りつつ、階調表示数を補う試みがなされてい
る。
【0023】
【特許文献1】特開平6−186927号
【0024】
【特許文献2】特開平5−307935号
【0025】
【特許文献3】特開2000−227778号
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、STCE駆動方式とADS駆動方式とを組み合
わせた駆動方式であっても、以下のような問題が存在す
る。つまり、人間は、更新レートが60フレーム/秒未
満の映像を見ると、残像効果が得られないため、画面全
体が明滅して見える現象(以下、「フリッカ」とい
う。)を感じ易いという性質を有しており、欧州におい
て普及しているPAL(Phase Alternat
ion by Line)方式のビデオ規格において
は、画像の更新レートが50フレーム/秒であるためこ
のフリッカの問題が顕在化する。
ように、STCE駆動方式とADS駆動方式とを組み合
わせた駆動方式であっても、以下のような問題が存在す
る。つまり、人間は、更新レートが60フレーム/秒未
満の映像を見ると、残像効果が得られないため、画面全
体が明滅して見える現象(以下、「フリッカ」とい
う。)を感じ易いという性質を有しており、欧州におい
て普及しているPAL(Phase Alternat
ion by Line)方式のビデオ規格において
は、画像の更新レートが50フレーム/秒であるためこ
のフリッカの問題が顕在化する。
【0027】特に、STCE駆動方式を用いて画像を表
示すると、時間的に分散発光し易いADS駆動方式に比
べ、発光するサブフィールドが1フィールド期間の特定
の期間に集中し易く、この期間に発光輝度のピークが生
じ易いので、このピークの周期が50フレーム/秒とな
り、画像更新レートが50フレーム/秒となってしまう
ためにフリッカが発生し易い。
示すると、時間的に分散発光し易いADS駆動方式に比
べ、発光するサブフィールドが1フィールド期間の特定
の期間に集中し易く、この期間に発光輝度のピークが生
じ易いので、このピークの周期が50フレーム/秒とな
り、画像更新レートが50フレーム/秒となってしまう
ためにフリッカが発生し易い。
【0028】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、画像の更新レート(フレーム/秒)が
小さい場合であっても、低消費電力、階調数を確保しつ
つ、画像品質を向上可能なプラズマディスプレイパネル
駆動方法、プラズマディスプレイパネル駆動装置及びプ
ラズマディスプレイ表示装置を提供することを目的とす
る。
れたものであり、画像の更新レート(フレーム/秒)が
小さい場合であっても、低消費電力、階調数を確保しつ
つ、画像品質を向上可能なプラズマディスプレイパネル
駆動方法、プラズマディスプレイパネル駆動装置及びプ
ラズマディスプレイ表示装置を提供することを目的とす
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動方
法は、1フィールドを時分割して得られる複数のサブフ
ィールドのうちから、入力画像信号の輝度レベルにもと
づいてサブフィールドを選択し、選択したサブフィール
ドにおいて、セルに電圧を印加して書き込んだ後に維持
して階調表示するプラズマディスプレイパネル駆動方法
であって、前記1フィールドは、F(Fは、2以上の自
然数)個の第1サブフィールド群と、M(Mは、1以上
の自然数)個の第2サブフィールド群とからなり、前記
1フィールドにおいて、前記各第1サブフィールド群に
属する先頭又は最後尾のサブフィールド同士の間隔がほ
ぼ1/F×1フィールド分の期間となるように設定さ
れ、前記各第1サブフィールド群は、複数の前記サブフ
ィールドからなり、最初の書き込みがなされるサブフィ
−ルド前までは、前記維持がなされる期間において、継
続して消灯又は発光する状態となり、当該最初の書き込
みがなされたサブフィ−ルド以降の前記維持がなされる
期間において、継続して前記状態とは相反する状態とな
るように設定されており、前記各第2サブフィールド群
は、複数の前記サブフィールドからなり、書き込みがな
されたサブフィ−ルドのみ、前記維持がなされる期間に
おいて、発光又は消灯する状態となるように設定されて
いることを特徴とし、また、1フィールドを時分割して
得られる複数のサブフィールドのうちから、入力画像信
号の輝度レベルにもとづいてサブフィールドを選択し、
選択したサブフィールドにおいて、セルに電圧を印加し
て書き込んだ後に維持して階調表示するプラズマディス
プレイパネル駆動方法であって、前記1フィールドは、
F(Fは、2以上の自然数)個の第1サブフィールド群
と、M(Mは、1以上の自然数)個の第2サブフィール
ド群とからなり、前記各第1サブフィールド群は、最初
の書き込みがなされるサブフィールド前までは、前記維
持がなされる期間において、継続して消灯する状態とな
り、当該最初の書き込みがなされたサブフィールド以降
の前記維持がなされる期間において、継続して発光する
状態となるように設定され、前記各第2サブフィールド
群は、書き込みがなされたサブフィールドのみ、前記維
持がなされる期間において発光するように設定され、前
記1フィールド内に設定された全ての第2サブフィール
ド群に属するサブフィールドの総数はS(Sは、1以上
の自然数)であり、これらサブフィールドに対応づけら
れている輝度重みの値は互いに異なっており、当該輝度
重みの各値は、2のN(Nは、0以上及びS−1以下の
自然数)乗の値をとり、前記各第1サブフィールド群内
の隣り合うサブフィールドにおいて、後方のサブフィー
ルドにおける輝度重みの値が前方のサブフィールドにお
ける輝度重みの値以下に設定されていることを特徴と
し、また、1フィールドを時分割して得られる複数のサ
ブフィールドのうちから、入力画像信号の輝度レベルに
もとづいてサブフィールドを選択し、選択したサブフィ
ールドにおいて、セルに電圧を印加して書き込んだ後に
維持して階調表示するプラズマディスプレイパネル駆動
方法であって、前記1フィールドは、F(Fは、2以上
の自然数)個の第1サブフィールド群と、M(Mは、1
以上の自然数)個の第2サブフィールド群とからなり、
前記各第1サブフィールド群は、最初の書き込みがなさ
れるサブフィールド前までは、前記維持がなされる期間
において、継続して発光する状態となり、当該最初の書
き込みがなされたサブフィールド以降の前記維持がなさ
れる期間において、継続して消灯する状態となるように
設定され、前記各第2サブフィールド群は、書き込みが
なされたサブフィールドのみ、前記維持がなされる期間
において消灯するように設定され、前記1フィールド内
に設定された全ての第2サブフィールド群に属するサブ
フィールドの総数はS(Sは、1以上の自然数)であ
り、これらサブフィールドに対応づけられている輝度重
みの値は互いに異なっており、当該輝度重みの各値は、
2のN(Nは、0以上及びS−1以下の自然数)乗の値
をとり、前記各第1サブフィールド群内の隣り合うサブ
フィールドにおいて、後方のサブフィールドにおける輝
度重みの値が前方のサブフィールドにおける輝度重みの
値以上に設定されていることを特徴とする。
めに、本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動方
法は、1フィールドを時分割して得られる複数のサブフ
ィールドのうちから、入力画像信号の輝度レベルにもと
づいてサブフィールドを選択し、選択したサブフィール
ドにおいて、セルに電圧を印加して書き込んだ後に維持
して階調表示するプラズマディスプレイパネル駆動方法
であって、前記1フィールドは、F(Fは、2以上の自
然数)個の第1サブフィールド群と、M(Mは、1以上
の自然数)個の第2サブフィールド群とからなり、前記
1フィールドにおいて、前記各第1サブフィールド群に
属する先頭又は最後尾のサブフィールド同士の間隔がほ
ぼ1/F×1フィールド分の期間となるように設定さ
れ、前記各第1サブフィールド群は、複数の前記サブフ
ィールドからなり、最初の書き込みがなされるサブフィ
−ルド前までは、前記維持がなされる期間において、継
続して消灯又は発光する状態となり、当該最初の書き込
みがなされたサブフィ−ルド以降の前記維持がなされる
期間において、継続して前記状態とは相反する状態とな
るように設定されており、前記各第2サブフィールド群
は、複数の前記サブフィールドからなり、書き込みがな
されたサブフィ−ルドのみ、前記維持がなされる期間に
おいて、発光又は消灯する状態となるように設定されて
いることを特徴とし、また、1フィールドを時分割して
得られる複数のサブフィールドのうちから、入力画像信
号の輝度レベルにもとづいてサブフィールドを選択し、
選択したサブフィールドにおいて、セルに電圧を印加し
て書き込んだ後に維持して階調表示するプラズマディス
プレイパネル駆動方法であって、前記1フィールドは、
F(Fは、2以上の自然数)個の第1サブフィールド群
と、M(Mは、1以上の自然数)個の第2サブフィール
ド群とからなり、前記各第1サブフィールド群は、最初
の書き込みがなされるサブフィールド前までは、前記維
持がなされる期間において、継続して消灯する状態とな
り、当該最初の書き込みがなされたサブフィールド以降
の前記維持がなされる期間において、継続して発光する
状態となるように設定され、前記各第2サブフィールド
群は、書き込みがなされたサブフィールドのみ、前記維
持がなされる期間において発光するように設定され、前
記1フィールド内に設定された全ての第2サブフィール
ド群に属するサブフィールドの総数はS(Sは、1以上
の自然数)であり、これらサブフィールドに対応づけら
れている輝度重みの値は互いに異なっており、当該輝度
重みの各値は、2のN(Nは、0以上及びS−1以下の
自然数)乗の値をとり、前記各第1サブフィールド群内
の隣り合うサブフィールドにおいて、後方のサブフィー
ルドにおける輝度重みの値が前方のサブフィールドにお
ける輝度重みの値以下に設定されていることを特徴と
し、また、1フィールドを時分割して得られる複数のサ
ブフィールドのうちから、入力画像信号の輝度レベルに
もとづいてサブフィールドを選択し、選択したサブフィ
ールドにおいて、セルに電圧を印加して書き込んだ後に
維持して階調表示するプラズマディスプレイパネル駆動
方法であって、前記1フィールドは、F(Fは、2以上
の自然数)個の第1サブフィールド群と、M(Mは、1
以上の自然数)個の第2サブフィールド群とからなり、
前記各第1サブフィールド群は、最初の書き込みがなさ
れるサブフィールド前までは、前記維持がなされる期間
において、継続して発光する状態となり、当該最初の書
き込みがなされたサブフィールド以降の前記維持がなさ
れる期間において、継続して消灯する状態となるように
設定され、前記各第2サブフィールド群は、書き込みが
なされたサブフィールドのみ、前記維持がなされる期間
において消灯するように設定され、前記1フィールド内
に設定された全ての第2サブフィールド群に属するサブ
フィールドの総数はS(Sは、1以上の自然数)であ
り、これらサブフィールドに対応づけられている輝度重
みの値は互いに異なっており、当該輝度重みの各値は、
2のN(Nは、0以上及びS−1以下の自然数)乗の値
をとり、前記各第1サブフィールド群内の隣り合うサブ
フィールドにおいて、後方のサブフィールドにおける輝
度重みの値が前方のサブフィールドにおける輝度重みの
値以上に設定されていることを特徴とする。
【0030】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
パネル駆動装置は、上述したいずれかのプラズマディス
プレイパネル駆動方法を使用して、プラズマディスプレ
イパネルを駆動することを特徴とする。また、本発明に
係るプラズマディスプレイ表示装置は、プラズマディス
プレイパネルと上述したいずれかのプラズマディスプレ
イパネル駆動方法を使用して前記プラズマディスプレイ
パネルを駆動するプラズマディスプレイパネル駆動回路
とを有することを特徴とする。
パネル駆動装置は、上述したいずれかのプラズマディス
プレイパネル駆動方法を使用して、プラズマディスプレ
イパネルを駆動することを特徴とする。また、本発明に
係るプラズマディスプレイ表示装置は、プラズマディス
プレイパネルと上述したいずれかのプラズマディスプレ
イパネル駆動方法を使用して前記プラズマディスプレイ
パネルを駆動するプラズマディスプレイパネル駆動回路
とを有することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕
<構成>図1は、本実施の形態に係るプラズマディスプ
レイ表示装置の構成図である。このプラズマディスプレ
イ表示装置は、プラズマディスプレイパネル340、デ
ータ検出部350、表示制御部360、サブフィールド
変換部370、データドライバ400、走査ドライバ4
20及び維持ドライバ410から構成される。
レイ表示装置の構成図である。このプラズマディスプレ
イ表示装置は、プラズマディスプレイパネル340、デ
ータ検出部350、表示制御部360、サブフィールド
変換部370、データドライバ400、走査ドライバ4
20及び維持ドライバ410から構成される。
【0032】プラズマディスプレイパネル340は、一
対の前面基板及び背面基板を有し、前面基板側には、画
面水平方向に伸びる複数の走査電極401及び複数の維
持電極402が配列され、また、背面基板側には、画面
垂直方向に伸びる複数のデータ電極403が配列されて
いる。上記複数の走査電極401及び複数の維持電極4
02と、複数のデータ電極403とが直交するように、
即ち、マトリックス状に配列されている。
対の前面基板及び背面基板を有し、前面基板側には、画
面水平方向に伸びる複数の走査電極401及び複数の維
持電極402が配列され、また、背面基板側には、画面
垂直方向に伸びる複数のデータ電極403が配列されて
いる。上記複数の走査電極401及び複数の維持電極4
02と、複数のデータ電極403とが直交するように、
即ち、マトリックス状に配列されている。
【0033】走査電極401及び維持電極402とデー
タ電極403との各交差点に放電セル404が形成され
ている。各放電セル404は、その内部に放電ガスが封
入され、画面上の画素を構成している。画面水平方向に
隣接する3つの放電セル(赤、緑、青)により1つの画
素が形成される。
タ電極403との各交差点に放電セル404が形成され
ている。各放電セル404は、その内部に放電ガスが封
入され、画面上の画素を構成している。画面水平方向に
隣接する3つの放電セル(赤、緑、青)により1つの画
素が形成される。
【0034】データ検出部350には、映像データが入
力される。この映像データは、プラズマディスプレイパ
ネル340の各セル毎の階調値を示すものであって、例
えば、各セルが256階調で表示される場合、1セル当
たりの階調値は8bitで表される。データ検出部35
0は、画像データ(セル毎の階調値)を、順次サブフィ
ールド変換部370に転送する。
力される。この映像データは、プラズマディスプレイパ
ネル340の各セル毎の階調値を示すものであって、例
えば、各セルが256階調で表示される場合、1セル当
たりの階調値は8bitで表される。データ検出部35
0は、画像データ(セル毎の階調値)を、順次サブフィ
ールド変換部370に転送する。
【0035】この画像データの転送は、例えば、プラズ
マディスプレイパネル340におけるセルの配列順序に
従って行う。サブフィールド変換部370は、階調値と
1フィールド内におけるどのサブフィールドで書き込み
を行うかを示す情報とが対応づけられた変換テーブルを
有し、例えば、1フィールドを10個のサブフィールド
に時分割した場合、データ検出部350から転送される
注目セルの画像データと前記変換テーブルとにもとづい
て、当該注目セルについての書込SF指定データ(1フ
ィールドを時分割して得られる複数のサブフィールド
中、どのサブフィールドで書き込みを行うかを示す情
報)を作成し、これにもとづいてサブフィールド毎にど
の放電セルで書き込みを行うかを示す書込セル指定デー
タを作成して、データドライバ400に送る。
マディスプレイパネル340におけるセルの配列順序に
従って行う。サブフィールド変換部370は、階調値と
1フィールド内におけるどのサブフィールドで書き込み
を行うかを示す情報とが対応づけられた変換テーブルを
有し、例えば、1フィールドを10個のサブフィールド
に時分割した場合、データ検出部350から転送される
注目セルの画像データと前記変換テーブルとにもとづい
て、当該注目セルについての書込SF指定データ(1フ
ィールドを時分割して得られる複数のサブフィールド
中、どのサブフィールドで書き込みを行うかを示す情
報)を作成し、これにもとづいてサブフィールド毎にど
の放電セルで書き込みを行うかを示す書込セル指定デー
タを作成して、データドライバ400に送る。
【0036】表示制御部360には、上記映像信号と同
期して、同期信号(例えば、水平同期信号(Hsyc)、垂
直同期信号(Vsyc)が入力される。表示制御部360
は、この同期信号にもとづいて、データ検出部350に
画像データの転送タイミングを指示するタイミング信
号、サブフィールド変換部370に、サブフィールドメ
モリ371への書き込み及び読み出しのタイミングを指
示するタイミング信号、並びに、データドライバ40
0、走査ドライバ420、維持ドライバ410に、各パ
ルスを印加するタイミングを指示するタイミング信号を
送る。
期して、同期信号(例えば、水平同期信号(Hsyc)、垂
直同期信号(Vsyc)が入力される。表示制御部360
は、この同期信号にもとづいて、データ検出部350に
画像データの転送タイミングを指示するタイミング信
号、サブフィールド変換部370に、サブフィールドメ
モリ371への書き込み及び読み出しのタイミングを指
示するタイミング信号、並びに、データドライバ40
0、走査ドライバ420、維持ドライバ410に、各パ
ルスを印加するタイミングを指示するタイミング信号を
送る。
【0037】また、表示制御部360は、後述の未実行
期間の各サブフィールド間への割り振り量を規定する情
報を有しており、この情報にもとづいて、上述の各タイ
ミング信号を生成している。データドライバ400は、
複数のデータ電極403に接続されている。このデータ
ドライバ400は、全放電セル404において安定した
書き込み放電を行うことができるように、各サブフィー
ルドの書き込み期間に、複数のデータ電極403に対し
て選択的に書き込みパルスを印加する。
期間の各サブフィールド間への割り振り量を規定する情
報を有しており、この情報にもとづいて、上述の各タイ
ミング信号を生成している。データドライバ400は、
複数のデータ電極403に接続されている。このデータ
ドライバ400は、全放電セル404において安定した
書き込み放電を行うことができるように、各サブフィー
ルドの書き込み期間に、複数のデータ電極403に対し
て選択的に書き込みパルスを印加する。
【0038】走査ドライバ420は、複数の走査電極4
01に接続されている。この走査ドライバ420は、全
放電セル404において安定した初期化放電、書き込み
放電、維持放電及び消去放電を行うことができるよう
に、各サブフィールドの初期化期間、書き込み期間及び
消去期間において、複数の走査電極401にそれぞれ初
期化パルス、維持パルス、走査パルス及び消去パルスを
印加する。
01に接続されている。この走査ドライバ420は、全
放電セル404において安定した初期化放電、書き込み
放電、維持放電及び消去放電を行うことができるよう
に、各サブフィールドの初期化期間、書き込み期間及び
消去期間において、複数の走査電極401にそれぞれ初
期化パルス、維持パルス、走査パルス及び消去パルスを
印加する。
【0039】維持ドライバ410は、複数の維持電極4
02に接続されている。この維持ドライバ410は、全
放電セル404において安定した初期化放電、書き込み
放電、維持放電及び消去放電を行うことができるよう
に、各サブフィールドの初期化期間、書き込み期間及び
消去期間において、複数の維持電極402に、維持パル
ス、並びに書き込み動作、消去動作用のパルスを印加す
る。 <駆動方法についての説明>以下、本実施の形態に係る
駆動方法について説明する。
02に接続されている。この維持ドライバ410は、全
放電セル404において安定した初期化放電、書き込み
放電、維持放電及び消去放電を行うことができるよう
に、各サブフィールドの初期化期間、書き込み期間及び
消去期間において、複数の維持電極402に、維持パル
ス、並びに書き込み動作、消去動作用のパルスを印加す
る。 <駆動方法についての説明>以下、本実施の形態に係る
駆動方法について説明する。
【0040】図2は、本実施の形態に係る駆動方法にお
いて、1フィールド内に実施される工程を示す図であ
る。本実施の形態では、図2に示すように、1フィール
ドを12個のサブフィールド(SF1〜SF12)に時
分割している。このうち、SF1〜SF4及びSF7〜
SF9の連続するサブフィールド、即ち、Sサブフィー
ルド群においては、STCE駆動方式を適用するものと
する。
いて、1フィールド内に実施される工程を示す図であ
る。本実施の形態では、図2に示すように、1フィール
ドを12個のサブフィールド(SF1〜SF12)に時
分割している。このうち、SF1〜SF4及びSF7〜
SF9の連続するサブフィールド、即ち、Sサブフィー
ルド群においては、STCE駆動方式を適用するものと
する。
【0041】つまり、これらSサブフィールド群におい
ては、サブフィールド毎に書き込みが実施されず、0又
は1回のみ書き込みが実施され、例えば、前方に位置す
るSサブフィールド群においては、先頭のサブフィール
ドであるSF1からこの書き込みが実施されたSFmの
1つ前のSFm−1までが、維持期間において継続して
消灯するサブフィールドとなり、SFmからこのSサブ
フィールド群の最後尾のサブフィールドであるSF4ま
でが、維持期間において継続して点灯するサブフィール
ドとなる。
ては、サブフィールド毎に書き込みが実施されず、0又
は1回のみ書き込みが実施され、例えば、前方に位置す
るSサブフィールド群においては、先頭のサブフィール
ドであるSF1からこの書き込みが実施されたSFmの
1つ前のSFm−1までが、維持期間において継続して
消灯するサブフィールドとなり、SFmからこのSサブ
フィールド群の最後尾のサブフィールドであるSF4ま
でが、維持期間において継続して点灯するサブフィール
ドとなる。
【0042】なお、Sサブフィールド群において、書き
込みが実施されなかった場合、Sサブフィールド群の全
てのサブフィールドが消灯するサブフィールドとなる。
後方に位置するSサブフィールド群においても、上述と
同様の駆動方法が採られる。また、SF5〜SF6及び
SF10〜SF12の連続するサブフィールド、即ち、
Aサブフィールド群において、ADS駆動方式を適用さ
れる。
込みが実施されなかった場合、Sサブフィールド群の全
てのサブフィールドが消灯するサブフィールドとなる。
後方に位置するSサブフィールド群においても、上述と
同様の駆動方法が採られる。また、SF5〜SF6及び
SF10〜SF12の連続するサブフィールド、即ち、
Aサブフィールド群において、ADS駆動方式を適用さ
れる。
【0043】つまり、Aサブフィールド群においては、
各サブフィールドにおいて、初期化工程、書き込み工
程、維持工程及び消去工程が実施される。SF1からS
F12までの輝度重みの値は、32、32、16、8、
16、8、32、16、16、4、2、1の順となり、
183階調表示が可能である。図3は、STCE駆動及
びADS駆動を行うために、サブフィールド変換部37
0内に格納されている変換テーブルを示す図である。
各サブフィールドにおいて、初期化工程、書き込み工
程、維持工程及び消去工程が実施される。SF1からS
F12までの輝度重みの値は、32、32、16、8、
16、8、32、16、16、4、2、1の順となり、
183階調表示が可能である。図3は、STCE駆動及
びADS駆動を行うために、サブフィールド変換部37
0内に格納されている変換テーブルを示す図である。
【0044】枠内の星印は、書き込みが実施されて発光
することとなるサブフィールドであることを示し、ま
た、枠内の黒丸は、書き込みがなされることなしに発光
するというSTCE駆動特有のサブフィールドであるこ
とを示している。本実施の形態の駆動方法は、1フィー
ルドを構成するSサブフィールド群及びAサブフィール
ド群の個数及び配置と、これらサブフィールド群を構成
する各サブフィールドの個数及び各サブフィールドに対
応付けられている相対輝度比、即ち、輝度重みの値の設
定に特徴がある。
することとなるサブフィールドであることを示し、ま
た、枠内の黒丸は、書き込みがなされることなしに発光
するというSTCE駆動特有のサブフィールドであるこ
とを示している。本実施の形態の駆動方法は、1フィー
ルドを構成するSサブフィールド群及びAサブフィール
ド群の個数及び配置と、これらサブフィールド群を構成
する各サブフィールドの個数及び各サブフィールドに対
応付けられている相対輝度比、即ち、輝度重みの値の設
定に特徴がある。
【0045】以下、この設定の詳細について説明する。
<設定内容>
1)全てのサブフィールドにおいて正論理書き込みによ
り駆動する。 2)1フィールド中に、2つのSサブフィールド群と2
つのAサブフィールド群が設定されている。
り駆動する。 2)1フィールド中に、2つのSサブフィールド群と2
つのAサブフィールド群が設定されている。
【0046】3)Sサブフィールド群の直後には、Aサ
ブフィールド群が配置されるように設定されている。 4)Aサブフィールド群内での書き込み状態を変更する
ことなく、各Sサブフィールド群において、1つの階調
を表示に対応する書き込み可能なサブフフィールドの組
み合わせが複数ある場合、各Sサブフィールド群におい
て発光することとなるサブフィールドに対応づけられて
いる輝度重みの合計値同士の差分が最も少なくなる組み
合わせとなるように書き込みを実施するように設定され
ている。
ブフィールド群が配置されるように設定されている。 4)Aサブフィールド群内での書き込み状態を変更する
ことなく、各Sサブフィールド群において、1つの階調
を表示に対応する書き込み可能なサブフフィールドの組
み合わせが複数ある場合、各Sサブフィールド群におい
て発光することとなるサブフィールドに対応づけられて
いる輝度重みの合計値同士の差分が最も少なくなる組み
合わせとなるように書き込みを実施するように設定され
ている。
【0047】これにより、例えば、図3において階調数
48を表示する場合、SF3を発光させる代わりに、S
F8を発光させることもできるが、上述の設定により、
各Sサブフィールド群において発光することとなるサブ
フィールドに対応づけられている輝度重みの合計値同士
の差分が最も少なくなる組み合わせ、即ち、SF8でな
くSF3が発光するような組み合わせで書き込みが実行
される。
48を表示する場合、SF3を発光させる代わりに、S
F8を発光させることもできるが、上述の設定により、
各Sサブフィールド群において発光することとなるサブ
フィールドに対応づけられている輝度重みの合計値同士
の差分が最も少なくなる組み合わせ、即ち、SF8でな
くSF3が発光するような組み合わせで書き込みが実行
される。
【0048】5)Sサブフィールド群の先頭又は最後尾
同士の時間的間隔が、1フィールド分の期間×1/2×
0.9〜1フィールド分の期間×1/2×1.1の範囲
以内となっている。このような調整が行えるのは、隣接
するサブフィールド間には、図示していない何も実行し
ない未実行期間が存在しており、通常は、この未実行期
間が各サブフィールド間に均等に割り振られているが、
本発明においては、上述の範囲内に各Sサブフィールド
群が配置されるように、未実行期間の割り振り量をサブ
フィールド間毎に調整していることによる。
同士の時間的間隔が、1フィールド分の期間×1/2×
0.9〜1フィールド分の期間×1/2×1.1の範囲
以内となっている。このような調整が行えるのは、隣接
するサブフィールド間には、図示していない何も実行し
ない未実行期間が存在しており、通常は、この未実行期
間が各サブフィールド間に均等に割り振られているが、
本発明においては、上述の範囲内に各Sサブフィールド
群が配置されるように、未実行期間の割り振り量をサブ
フィールド間毎に調整していることによる。
【0049】なお、前記間隔は、Sサブフィールド群の
先頭サブフィールドが始まる点同士、及び、Sサブフィ
ールド群の最後尾サブフィールドが終了する点同士を基
準として求めている。なお、1フィールドにおける未実
行期間の総期間は、1フィールドの期間から各サブフィ
ールドにおける各工程の実行に費やされる時間をそれぞ
れ減ずることにより求められるが、本発明は、PAL方
式のビデオ規格などのように、画像の更新レートが50
フレーム/秒と低いケースを想定しており、したがっ
て、画像の更新レートが60フレーム/秒のNTSC方
式のビデオ規格などに比べ、未実行期間の総期間は長く
なるため、各Sサブフィールド群を上述の範囲内で配置
するために必要な未実行期間が十分に確保されている。
先頭サブフィールドが始まる点同士、及び、Sサブフィ
ールド群の最後尾サブフィールドが終了する点同士を基
準として求めている。なお、1フィールドにおける未実
行期間の総期間は、1フィールドの期間から各サブフィ
ールドにおける各工程の実行に費やされる時間をそれぞ
れ減ずることにより求められるが、本発明は、PAL方
式のビデオ規格などのように、画像の更新レートが50
フレーム/秒と低いケースを想定しており、したがっ
て、画像の更新レートが60フレーム/秒のNTSC方
式のビデオ規格などに比べ、未実行期間の総期間は長く
なるため、各Sサブフィールド群を上述の範囲内で配置
するために必要な未実行期間が十分に確保されている。
【0050】6)各Sサブフィールド群を構成するサブ
フィールドの合計数の最大値Bと最小値Cの差分が1以
内となっている。 7)各Sサブフィールド群において、後方のサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、その直前の
サブフィールドに対応付けられている輝度重みの値以下
に設定されている。
フィールドの合計数の最大値Bと最小値Cの差分が1以
内となっている。 7)各Sサブフィールド群において、後方のサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、その直前の
サブフィールドに対応付けられている輝度重みの値以下
に設定されている。
【0051】8)全てのAサブフィールド群内の各サブ
フィールドのみについて注目したとき、最後尾(このサ
ブフィールドを1番目とする。)に位置するサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、1であり、
このサブフィールドの前方k番目に位置するサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、2の(k−
1)乗の値に設定されている。
フィールドのみについて注目したとき、最後尾(このサ
ブフィールドを1番目とする。)に位置するサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、1であり、
このサブフィールドの前方k番目に位置するサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、2の(k−
1)乗の値に設定されている。
【0052】ここで、kの値が最大値Lをとるサブフィ
ールドをA最大サブフィールドということとする。 9)全てのSサブフィールド群内の各サブフィールドの
みについて注目したとき、各サブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの最小値は、Aサブフィールド群に
属する全サブフィールドの輝度重みの合計値、即ち、2
のL乗に1を減じた値以下に設定されている。
ールドをA最大サブフィールドということとする。 9)全てのSサブフィールド群内の各サブフィールドの
みについて注目したとき、各サブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの最小値は、Aサブフィールド群に
属する全サブフィールドの輝度重みの合計値、即ち、2
のL乗に1を減じた値以下に設定されている。
【0053】ここで、Sサブフィールド群内の各サブフ
ィールドのうち、最小の輝度重みが対応づけられている
サブフィールドをS最小サブフィールドということとす
る。なお、最小の輝度重みが対応づけられているサブフ
ィールドが複数ある場合は、最低階調から徐々に階調数
を増加させた場合、Sサブフィールド群において最初に
発光させることとなるサブフィールドをS最小サブフィ
ールドということにする。
ィールドのうち、最小の輝度重みが対応づけられている
サブフィールドをS最小サブフィールドということとす
る。なお、最小の輝度重みが対応づけられているサブフ
ィールドが複数ある場合は、最低階調から徐々に階調数
を増加させた場合、Sサブフィールド群において最初に
発光させることとなるサブフィールドをS最小サブフィ
ールドということにする。
【0054】10)S最小サブフィールドとA最大サブ
フィールドとが隣接配置されるように設定されている。
より具体的には、図2中のS2-1とA5とが隣接配置され
ている。以下、このような駆動方法を実施する理由につ
いて、上述の設定内容に対応させながら説明する。 <設定理由> 1)正論理書き込みによる駆動は、本実施の形態の前提
条件であり、負論理書き込みにより駆動させる場合につ
いては、後に説明する。
フィールドとが隣接配置されるように設定されている。
より具体的には、図2中のS2-1とA5とが隣接配置され
ている。以下、このような駆動方法を実施する理由につ
いて、上述の設定内容に対応させながら説明する。 <設定理由> 1)正論理書き込みによる駆動は、本実施の形態の前提
条件であり、負論理書き込みにより駆動させる場合につ
いては、後に説明する。
【0055】2)1フィールド中に、2つのSサブフィ
ールド群と2つのAサブフィールド群が設定されている
のは、以下の理由による。即ち、図3に示されるよう
に、継続して発光する頻度がAサブフィールド群よりも
Sサブフィールド群の方が多いために、発光輝度のピー
ク点が各Sサブフィールド群に現れ易い。
ールド群と2つのAサブフィールド群が設定されている
のは、以下の理由による。即ち、図3に示されるよう
に、継続して発光する頻度がAサブフィールド群よりも
Sサブフィールド群の方が多いために、発光輝度のピー
ク点が各Sサブフィールド群に現れ易い。
【0056】これにより、画像更新レートが、50フレ
ーム/秒であったとしても、1フィールド内に輝度のピ
ーク点が2つ存在することにより、画像更新レートが擬
似的に100フレーム/秒となり、見かけ上の画像更新
レートが増加し、人間の目にはフリッカが感じられなく
なる。また、1フィールド内に2つのAサブフィールド
群を設けることにより、Sサブフィールド群だけでは不
足する階調数を補っている。
ーム/秒であったとしても、1フィールド内に輝度のピ
ーク点が2つ存在することにより、画像更新レートが擬
似的に100フレーム/秒となり、見かけ上の画像更新
レートが増加し、人間の目にはフリッカが感じられなく
なる。また、1フィールド内に2つのAサブフィールド
群を設けることにより、Sサブフィールド群だけでは不
足する階調数を補っている。
【0057】つまり、1つのSサブフィールド群によっ
て表示可能な最大階調数は、そのSサブフィールド群を
構成するサブフィールドの数に1を加えた数であるが、
Aサブフィールド群を構成するサブフィールド数をJと
すれば、輝度重みの値を適切に設定することにより、1
つのAサブフィールド群によって表示可能な最大階調数
は、2の(1−J)乗に1を加えた数となる。
て表示可能な最大階調数は、そのSサブフィールド群を
構成するサブフィールドの数に1を加えた数であるが、
Aサブフィールド群を構成するサブフィールド数をJと
すれば、輝度重みの値を適切に設定することにより、1
つのAサブフィールド群によって表示可能な最大階調数
は、2の(1−J)乗に1を加えた数となる。
【0058】ここで、例えば、Sサブフィールド群及び
Aサブフィールド群ともに、4つのサブフィールドから
構成されるとしたとき、Sサブフィールド群における最
大階調数は5となり、Aサブフィールド群における最大
階調数は9となって、階調数としてはAサブフィールド
群の方が4階調も多いことが判る。 3)Sサブフィールド群の直後には、Aサブフィールド
群が配置されるように設定されているのは、以下の理由
による。
Aサブフィールド群ともに、4つのサブフィールドから
構成されるとしたとき、Sサブフィールド群における最
大階調数は5となり、Aサブフィールド群における最大
階調数は9となって、階調数としてはAサブフィールド
群の方が4階調も多いことが判る。 3)Sサブフィールド群の直後には、Aサブフィールド
群が配置されるように設定されているのは、以下の理由
による。
【0059】即ち、正論理書き込みによるSTCE駆動
方式においては、Sサブフィールド群では、後方のサブ
フィールドにおいて集中的に発光するため、Sサブフィ
ールド群をAサブフィールド群の後に位置するように設
定すると、Sサブフィールド群における発光とAサブフ
ィールド群における発光との間に未発光の期間が存在す
る頻度が多くなり、発光が間欠的になり易く、動画擬似
輪郭が発生し易くなる。
方式においては、Sサブフィールド群では、後方のサブ
フィールドにおいて集中的に発光するため、Sサブフィ
ールド群をAサブフィールド群の後に位置するように設
定すると、Sサブフィールド群における発光とAサブフ
ィールド群における発光との間に未発光の期間が存在す
る頻度が多くなり、発光が間欠的になり易く、動画擬似
輪郭が発生し易くなる。
【0060】上述の3)設定は、これを回避するために
実施される。 4)Aサブフィールド群内での書き込み状態を変更する
ことなく、各Sサブフィールド群において、1つの階調
を表示に対応する書き込み可能なサブフフィールドの組
み合わせが複数ある場合、各Sサブフィールド群におい
て発光することとなるサブフィールドに対応づけられて
いる輝度重みの合計値同士の差分が最も少なくなる組み
合わせとなるように書き込みを実施するように設定され
ているのは、以下の理由による。
実施される。 4)Aサブフィールド群内での書き込み状態を変更する
ことなく、各Sサブフィールド群において、1つの階調
を表示に対応する書き込み可能なサブフフィールドの組
み合わせが複数ある場合、各Sサブフィールド群におい
て発光することとなるサブフィールドに対応づけられて
いる輝度重みの合計値同士の差分が最も少なくなる組み
合わせとなるように書き込みを実施するように設定され
ているのは、以下の理由による。
【0061】即ち、1フィールド内に2つのSサブフィ
ールド群を有していても、これらの一方に偏って発光さ
せていたのでは、1フィールド内に輝度のピーク点を2
つ生じさせることができるのは、ほぼ全てのサブフィー
ルドにおいて発光することとなる高階調表示時に限られ
てしまう。したがって、各調表示時において、1フィー
ルド内に2つの輝度のピーク点をより確実に生じさせる
ためには、図3に示すように、各Sサブフィールド群に
おける発光輝度の均等化を図らなければならない。
ールド群を有していても、これらの一方に偏って発光さ
せていたのでは、1フィールド内に輝度のピーク点を2
つ生じさせることができるのは、ほぼ全てのサブフィー
ルドにおいて発光することとなる高階調表示時に限られ
てしまう。したがって、各調表示時において、1フィー
ルド内に2つの輝度のピーク点をより確実に生じさせる
ためには、図3に示すように、各Sサブフィールド群に
おける発光輝度の均等化を図らなければならない。
【0062】このために、上述の4)のような設定がな
されている。 5)Sサブフィールド群の先頭又は最後尾同士の時間的
間隔が、1フィールド分の期間×1/2×0.9〜1フ
ィールド分の期間×1/2×1.1の範囲以内となって
いるのは、以下の理由による。即ち、1フィールドにお
いて、発光輝度のピーク点が生じる位置を均等に分散さ
せることができる。
されている。 5)Sサブフィールド群の先頭又は最後尾同士の時間的
間隔が、1フィールド分の期間×1/2×0.9〜1フ
ィールド分の期間×1/2×1.1の範囲以内となって
いるのは、以下の理由による。即ち、1フィールドにお
いて、発光輝度のピーク点が生じる位置を均等に分散さ
せることができる。
【0063】つまり、上述の発光輝度の2つピーク点が
近接した状態では、人間の目には、1フィールド内にあ
たかも1つの発光輝度のピーク点が存在するように捉え
られてしまい、見かけ上の画像更新レートが増加しない
ためにフリッカが発生する。Sサブフィールド群の先頭
又は最後尾同士の時間的間隔が、上記範囲内にあること
により、発光輝度のピーク点が均等配置化されるので、
1フィールド中のより確実に2つの発光輝度ピーク点を
生じさせ、フリッカの発生を抑制することができる。
近接した状態では、人間の目には、1フィールド内にあ
たかも1つの発光輝度のピーク点が存在するように捉え
られてしまい、見かけ上の画像更新レートが増加しない
ためにフリッカが発生する。Sサブフィールド群の先頭
又は最後尾同士の時間的間隔が、上記範囲内にあること
により、発光輝度のピーク点が均等配置化されるので、
1フィールド中のより確実に2つの発光輝度ピーク点を
生じさせ、フリッカの発生を抑制することができる。
【0064】なお、上記範囲は、2つの発光輝度ピーク
点が1つの発光輝度ピーク点として認識されないために
経験上求められた値である。 6)各Sサブフィールド群を構成するサブフィールドの
合計数の最大値Bと最小値Cの差分が1以内となってい
るのは、以下の理由による。即ち、表示階調数が増加す
る過程において、前方に位置するSサブフィールド群に
おける輝度ピーク値増加の歩調と、後方に位置するSサ
ブフィールド群における輝度ピーク値増加の歩調とを合
わせることを容易にする。
点が1つの発光輝度ピーク点として認識されないために
経験上求められた値である。 6)各Sサブフィールド群を構成するサブフィールドの
合計数の最大値Bと最小値Cの差分が1以内となってい
るのは、以下の理由による。即ち、表示階調数が増加す
る過程において、前方に位置するSサブフィールド群に
おける輝度ピーク値増加の歩調と、後方に位置するSサ
ブフィールド群における輝度ピーク値増加の歩調とを合
わせることを容易にする。
【0065】つまり、一方のSサブフィールド群の輝度
ピーク値が増加するにつれ、人間は、他方のSサブフィ
ールド群の輝度ピークが認識しずらくなくなるため、そ
の次の段階では、他方のSサブフィールド群の輝度ピー
ク値を増加するという様に、交互に増加させて、輝度ピ
ーク値の増加が時間的に一方のSサブフィールド群に偏
り難くし、フリッカの発生を抑制する。
ピーク値が増加するにつれ、人間は、他方のSサブフィ
ールド群の輝度ピークが認識しずらくなくなるため、そ
の次の段階では、他方のSサブフィールド群の輝度ピー
ク値を増加するという様に、交互に増加させて、輝度ピ
ーク値の増加が時間的に一方のSサブフィールド群に偏
り難くし、フリッカの発生を抑制する。
【0066】7)各Sサブフィールド群において、後方
のサブフィールドに対応づけられている輝度重みの値
は、その直前のサブフィールドに対応付けられている輝
度重みの値以下となっているのは、以下の理由による。
即ち、正論理書き込みによる駆動においては、Sサブフ
ィールド群おける発光は、後方のサブフィールドに集中
するため、後方に位置するサブフィールドの輝度重みの
値を小さく設定した方がよりきめ細かな階調表示が実現
できる。
のサブフィールドに対応づけられている輝度重みの値
は、その直前のサブフィールドに対応付けられている輝
度重みの値以下となっているのは、以下の理由による。
即ち、正論理書き込みによる駆動においては、Sサブフ
ィールド群おける発光は、後方のサブフィールドに集中
するため、後方に位置するサブフィールドの輝度重みの
値を小さく設定した方がよりきめ細かな階調表示が実現
できる。
【0067】8)全てのAサブフィールド群内の各サブ
フィールドのみについて注目したとき、最後尾(このサ
ブフィールドを1番目とする。)に位置するサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、1であり、
このサブフィールドの前方k番目に位置するサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、2の(k−
1)乗の値となっているのは、以下の理由による。
フィールドのみについて注目したとき、最後尾(このサ
ブフィールドを1番目とする。)に位置するサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、1であり、
このサブフィールドの前方k番目に位置するサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、2の(k−
1)乗の値となっているのは、以下の理由による。
【0068】即ち、このような設定がなされていない図
4に示されるフィールドでは、このフィールドの発光パ
ターンを規定する図5に描かれたテーブルに示されるよ
うに、フリッカの問題が生じにくい低階調表示時では、
2つのAサブフィールド群において、ほぼ交互に発光が
行われるため、階調数を徐々に増加させて表示させた場
合、輝度重心の変化量が大きくなり、動画擬似輪郭が生
じ易くなる。
4に示されるフィールドでは、このフィールドの発光パ
ターンを規定する図5に描かれたテーブルに示されるよ
うに、フリッカの問題が生じにくい低階調表示時では、
2つのAサブフィールド群において、ほぼ交互に発光が
行われるため、階調数を徐々に増加させて表示させた場
合、輝度重心の変化量が大きくなり、動画擬似輪郭が生
じ易くなる。
【0069】ここで、輝度重心とは、1フィールド内に
おける発光輝度の時間的均衡点をいう。例えば、1フィ
ールド内において、最初に輝度重み3で発光し、その後
時間を置いて輝度重み1で発光した場合、最初に発光し
た時間軸上の中心点Aから次に発光した時間軸上の中心
点Bまでを、1対3に分割する点が輝度重心となる。
おける発光輝度の時間的均衡点をいう。例えば、1フィ
ールド内において、最初に輝度重み3で発光し、その後
時間を置いて輝度重み1で発光した場合、最初に発光し
た時間軸上の中心点Aから次に発光した時間軸上の中心
点Bまでを、1対3に分割する点が輝度重心となる。
【0070】つまり、上記8)の設定を行うことによ
り、発光は、SF12からSF10へ及びSF6からS
F5へと段階的に行われるため、低階調表示時(0〜3
1階調)における動画擬似輪郭の発生を軽減することが
できる。 9)全てのSサブフィールド群内の各サブフィールドの
みについて注目したとき、各サブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの最小値は、Aサブフィールド群に
属する全サブフィールドの輝度重みの合計値、即ち、2
のL乗に1を減じた値以下に設定されているのは、以下
の理由による。
り、発光は、SF12からSF10へ及びSF6からS
F5へと段階的に行われるため、低階調表示時(0〜3
1階調)における動画擬似輪郭の発生を軽減することが
できる。 9)全てのSサブフィールド群内の各サブフィールドの
みについて注目したとき、各サブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの最小値は、Aサブフィールド群に
属する全サブフィールドの輝度重みの合計値、即ち、2
のL乗に1を減じた値以下に設定されているのは、以下
の理由による。
【0071】即ち、最低の階調から徐々に階調数を増加
させて表示する場合、初期の段階で全てのAサブフィー
ルド群内のサブフィールドにおいて発光させた後は、必
然的にSサブフィールド群内のサブフィールドにおいて
発光させることとなるが、このとき、S最小サブフィー
ルドの輝度重み値が、Aサブフィールド群に属する全サ
ブフィールドの輝度重みの合計値よりも大きい場合に
は、Aサブフィールド群内における全てのサブフィール
ドを消灯するサブフィールドとし、S最小サブフィール
ドを発光するサブフィールドとする組み合わせしか考え
られない。
させて表示する場合、初期の段階で全てのAサブフィー
ルド群内のサブフィールドにおいて発光させた後は、必
然的にSサブフィールド群内のサブフィールドにおいて
発光させることとなるが、このとき、S最小サブフィー
ルドの輝度重み値が、Aサブフィールド群に属する全サ
ブフィールドの輝度重みの合計値よりも大きい場合に
は、Aサブフィールド群内における全てのサブフィール
ドを消灯するサブフィールドとし、S最小サブフィール
ドを発光するサブフィールドとする組み合わせしか考え
られない。
【0072】その場合、Aサブフィールド群内の複数の
サブフィールドにおいて発光している状態、つまり、時
間的に分散して発光している状態1から、Sサブフィー
ルド群内のS最小サブフィールドのみで発光する状態2
へと遷移する。一方、S最小サブフィールドの輝度重み
値が、Aサブフィールド群に属する全サブフィールドの
輝度重みの合計値、即ち、2のL乗に1を減じた値以下
の場合には、Aサブフィールド群内における一部のサブ
フィールドを発光するサブフィールドとし、S最小サブ
フィールドも発光するサブフィールドとする組み合わせ
が考えられる。
サブフィールドにおいて発光している状態、つまり、時
間的に分散して発光している状態1から、Sサブフィー
ルド群内のS最小サブフィールドのみで発光する状態2
へと遷移する。一方、S最小サブフィールドの輝度重み
値が、Aサブフィールド群に属する全サブフィールドの
輝度重みの合計値、即ち、2のL乗に1を減じた値以下
の場合には、Aサブフィールド群内における一部のサブ
フィールドを発光するサブフィールドとし、S最小サブ
フィールドも発光するサブフィールドとする組み合わせ
が考えられる。
【0073】その場合、Aサブフィールド群内の複数の
サブフィールドにおいて発光している状態、つまり、時
間的に分散して発光している状態1から、Sサブフィー
ルド群内のS最小サブフィールドとAサブフィールド群
内の一部のサブフィールドで発光する状態3へと遷移す
る。ここで、状態1から状態2に遷移する場合と、状態
1から状態3に遷移する場合とを比較すると、状態3で
は、もともと発光していたサブフィールドの一部が含ま
れているため、状態1から状態2に遷移するよりも、図
3に示すように状態1から状態3に遷移する方が、輝度
重心の変化量が小さい。
サブフィールドにおいて発光している状態、つまり、時
間的に分散して発光している状態1から、Sサブフィー
ルド群内のS最小サブフィールドとAサブフィールド群
内の一部のサブフィールドで発光する状態3へと遷移す
る。ここで、状態1から状態2に遷移する場合と、状態
1から状態3に遷移する場合とを比較すると、状態3で
は、もともと発光していたサブフィールドの一部が含ま
れているため、状態1から状態2に遷移するよりも、図
3に示すように状態1から状態3に遷移する方が、輝度
重心の変化量が小さい。
【0074】つまり、図3において、SF4における輝
度重みが8ではなく32と仮定し、状態1から状態2に
遷移したとすれば、32階調の輝度重心は、SF3上で
はなく、SF4上に位置することとなり、輝度重心の変
化量が大きくなってしまう。輝度重心の変化量は小さい
ほど、動画擬似輪郭が発生し難いため、輝度重心の変化
量を小さく抑えるように、上述の9)の設定がなされて
いる。
度重みが8ではなく32と仮定し、状態1から状態2に
遷移したとすれば、32階調の輝度重心は、SF3上で
はなく、SF4上に位置することとなり、輝度重心の変
化量が大きくなってしまう。輝度重心の変化量は小さい
ほど、動画擬似輪郭が発生し難いため、輝度重心の変化
量を小さく抑えるように、上述の9)の設定がなされて
いる。
【0075】10)S最小サブフィールドとA最大サブ
フィールドとが隣接配置されるように設定されているの
は、以下の理由による。即ち、9)の設定を実施する理
由と同様であり、上述の状態1における輝度重心を状態
3の輝度重心に予め近づけておくためである。つまり、
図5に示すように、A最大サブフィールドがSF10
で、S最小サブフィールドがSF4となっている場合、
状態1における輝度重心は、ほぼSF9上に位置してい
るが、図3に示すように、A最大サブフィールドがSF
5と、S最小サブフィールドがSF4とが隣接すること
により、状態1における輝度重心は、ほぼSF7上に位
置し、状態3における輝度重心SF5に近づく。
フィールドとが隣接配置されるように設定されているの
は、以下の理由による。即ち、9)の設定を実施する理
由と同様であり、上述の状態1における輝度重心を状態
3の輝度重心に予め近づけておくためである。つまり、
図5に示すように、A最大サブフィールドがSF10
で、S最小サブフィールドがSF4となっている場合、
状態1における輝度重心は、ほぼSF9上に位置してい
るが、図3に示すように、A最大サブフィールドがSF
5と、S最小サブフィールドがSF4とが隣接すること
により、状態1における輝度重心は、ほぼSF7上に位
置し、状態3における輝度重心SF5に近づく。
【0076】このため、状態1から状態3へと遷移する
とき、輝度重心の変化量をより小さくすることができ、
動画擬似輪の発生がさらに抑制される。以上のように、
本実施の形態によれば、プラズマディスプレイパネルの
駆動において、上述の設定内容1)から10)までの項
目を実施することにより、STCE駆動方式を適用した
Sサブフィールド群だけでは不足する階調数を、ADS
駆動方式を適用したAサブフィールド群によって階調数
を補いつつ、発光輝度のピーク点が各Sサブフィールド
群に分散されて現れ易くなるため、画像更新レート(フ
レーム/秒)が見かけ上2倍となってフリッカが生じ難
くなると共に、輝度重心の移動量が小さくすることによ
り、動画擬似輪郭の発生を抑制することができるため、
画像品質を向上することができる。
とき、輝度重心の変化量をより小さくすることができ、
動画擬似輪の発生がさらに抑制される。以上のように、
本実施の形態によれば、プラズマディスプレイパネルの
駆動において、上述の設定内容1)から10)までの項
目を実施することにより、STCE駆動方式を適用した
Sサブフィールド群だけでは不足する階調数を、ADS
駆動方式を適用したAサブフィールド群によって階調数
を補いつつ、発光輝度のピーク点が各Sサブフィールド
群に分散されて現れ易くなるため、画像更新レート(フ
レーム/秒)が見かけ上2倍となってフリッカが生じ難
くなると共に、輝度重心の移動量が小さくすることによ
り、動画擬似輪郭の発生を抑制することができるため、
画像品質を向上することができる。
【0077】なお、本実施の形態では、1フィールド内
に設定するSサブフィールド群の数は、2つとしたが、
1フィールド内に3つ以上のSサブフィールド群を設定
することを制限するものではなく、例えば、画像の更新
レート(フレーム/秒)が非常に小さい場合には、Sサ
ブフィールド群を3つ以上1フィールド内に設定するこ
ともフリッカ対策としては有効である。
に設定するSサブフィールド群の数は、2つとしたが、
1フィールド内に3つ以上のSサブフィールド群を設定
することを制限するものではなく、例えば、画像の更新
レート(フレーム/秒)が非常に小さい場合には、Sサ
ブフィールド群を3つ以上1フィールド内に設定するこ
ともフリッカ対策としては有効である。
【0078】これに伴い、設定内容5)については、例
えば、1フィールドが、F(Fは、2以上の自然数)個
のSサブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)
個のAサブフィールド群とで構成されるとき、各Sサブ
フィールド群の先頭又は最後尾のサブフィールド同士の
間隔が1/F×0.9×1フィールド分の期間から1/
F×1.1×1フィールド分の期間までの範囲内に設定
されていることとなる。
えば、1フィールドが、F(Fは、2以上の自然数)個
のSサブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)
個のAサブフィールド群とで構成されるとき、各Sサブ
フィールド群の先頭又は最後尾のサブフィールド同士の
間隔が1/F×0.9×1フィールド分の期間から1/
F×1.1×1フィールド分の期間までの範囲内に設定
されていることとなる。
【0079】このような設定内容を便宜上、5)−Aと
して以下記載する。また、本実施の形態では、1フィー
ルド内に2つのAサブフィールド群を設定しているが、
1フィールド内に設定するAサブフィールド群の数を2
つに制限するものではなく、1以上であればよい。例え
ば、Aサブフィールド群が1フィールド内に1つ配置さ
れる場合は、Sサブフィールド群、Aサブフィールド群
及びSサブフィールド群の順に配置されることとなる。
して以下記載する。また、本実施の形態では、1フィー
ルド内に2つのAサブフィールド群を設定しているが、
1フィールド内に設定するAサブフィールド群の数を2
つに制限するものではなく、1以上であればよい。例え
ば、Aサブフィールド群が1フィールド内に1つ配置さ
れる場合は、Sサブフィールド群、Aサブフィールド群
及びSサブフィールド群の順に配置されることとなる。
【0080】また、本実施の形態では、1フィールド
は、12個のサブフィールドから構成されているが、こ
のサブフィールドの個数に限るものではない。より具体
的には、図6に示すように、1フィールドを15個のサ
ブフィールドで構成してもよく、例えば、SF1〜SF
5及びSF9〜SF12までの連続するサブフィールド
がSサブフィールド群であり、また、SF6〜SF8及
びSF13〜SF15までの連続するサブフィールドが
Aサブフィールド群である。
は、12個のサブフィールドから構成されているが、こ
のサブフィールドの個数に限るものではない。より具体
的には、図6に示すように、1フィールドを15個のサ
ブフィールドで構成してもよく、例えば、SF1〜SF
5及びSF9〜SF12までの連続するサブフィールド
がSサブフィールド群であり、また、SF6〜SF8及
びSF13〜SF15までの連続するサブフィールドが
Aサブフィールド群である。
【0081】SF1からSF15までの輝度重みの値
は、順に64、48、48、32、16、32、16、
8、48、32、32、32、4、2、1となってお
り、図7に示すように、各Sサブフィールド群の発光輝
度のバランスを保ちながら、表示する階調数に応じて書
き込みを実施することにより、0〜415階調までの階
調表示が可能となると共に、本実施の形態において説明
した目的の達成、即ち、フリッカ及び動画擬似輪郭の発
生を抑制することができる。
は、順に64、48、48、32、16、32、16、
8、48、32、32、32、4、2、1となってお
り、図7に示すように、各Sサブフィールド群の発光輝
度のバランスを保ちながら、表示する階調数に応じて書
き込みを実施することにより、0〜415階調までの階
調表示が可能となると共に、本実施の形態において説明
した目的の達成、即ち、フリッカ及び動画擬似輪郭の発
生を抑制することができる。
【0082】ここで、図6は、Sサブフィールド群の先
頭サブフィールド同士の間隔が、1フィールド分の期間
×1/2×0.9〜1フィールド分の期間×1/2×
1.1の範囲以内となっている場合を例示したが、Sサ
ブフィールド群に属する最後尾のサブフィールド同士の
間隔が、1フィールド分の期間×1/2×0.9〜1フ
ィールド分の期間×1/2×1.1の範囲以内となって
いてもよい。
頭サブフィールド同士の間隔が、1フィールド分の期間
×1/2×0.9〜1フィールド分の期間×1/2×
1.1の範囲以内となっている場合を例示したが、Sサ
ブフィールド群に属する最後尾のサブフィールド同士の
間隔が、1フィールド分の期間×1/2×0.9〜1フ
ィールド分の期間×1/2×1.1の範囲以内となって
いてもよい。
【0083】また、本実施の形態では設定内容1)から
10)までの項目を実施しているが、前提条件である
1)を必須の実施条件とし、これに加えて、2)Aから
10)までの項目(ただし、5)は、5)−Aであって
もよい。)を少なくとも1つを実施するとしてもよい。
また、本実施の形態におけるプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法は、画像更新レート(フレーム/秒)が比
較的小さいPAL方式のビデオ規格にもとづく画像表示
において、フリッカを解決する有効な方法となるが、N
TSC(National Television S
tandards Committee)方式のビデオ
規格にもとづく画像表示に用いても構わず、また、これ
以外の方式のビデオ規格にもとづく画像表示に用いても
構わない。 〔実施の形態2〕 <構成>本実施の形態に係るプラズマディスプレイ表示
装置の構成は、図1に示す構成と同様であり、本実施の
形態においては、負論理書き込みにより駆動する点で実
施の形態1とは異なる。 <駆動方法についての説明>以下、本実施の形態に係る
駆動方法について説明する。
10)までの項目を実施しているが、前提条件である
1)を必須の実施条件とし、これに加えて、2)Aから
10)までの項目(ただし、5)は、5)−Aであって
もよい。)を少なくとも1つを実施するとしてもよい。
また、本実施の形態におけるプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法は、画像更新レート(フレーム/秒)が比
較的小さいPAL方式のビデオ規格にもとづく画像表示
において、フリッカを解決する有効な方法となるが、N
TSC(National Television S
tandards Committee)方式のビデオ
規格にもとづく画像表示に用いても構わず、また、これ
以外の方式のビデオ規格にもとづく画像表示に用いても
構わない。 〔実施の形態2〕 <構成>本実施の形態に係るプラズマディスプレイ表示
装置の構成は、図1に示す構成と同様であり、本実施の
形態においては、負論理書き込みにより駆動する点で実
施の形態1とは異なる。 <駆動方法についての説明>以下、本実施の形態に係る
駆動方法について説明する。
【0084】図8は、本実施の形態に係る駆動方法にお
いて、1フィールド内に実施される工程を示す図であ
る。本実施の形態では、図8に示すように、1フィール
ドを12個のサブフィールド(SF1〜SF12)に時
分割している。このうち、SF4〜SF6及びSF9〜
SF12の連続するサブフィールド、即ち、Sサブフィ
ールド群においては、負論理書き込みによるSTCE駆
動方式を適用するものとする。
いて、1フィールド内に実施される工程を示す図であ
る。本実施の形態では、図8に示すように、1フィール
ドを12個のサブフィールド(SF1〜SF12)に時
分割している。このうち、SF4〜SF6及びSF9〜
SF12の連続するサブフィールド、即ち、Sサブフィ
ールド群においては、負論理書き込みによるSTCE駆
動方式を適用するものとする。
【0085】つまり、これらSサブフィールド群におい
ては、サブフィールド毎に書き込みが実施されず、0又
は1回のみ書き込みが実施され、例えば、前方に位置す
るSサブフィールド群においては、先頭のサブフィール
ドであるSF4からこの書き込みが実施されたSFmの
1つ前のSFm−1までが、維持期間において継続して
点灯するサブフィールドとなり、SFmからこのSサブ
フィールド群の最後尾のサブフィールドであるSF6ま
でが、維持期間において継続して消灯するサブフィール
ドとなる。
ては、サブフィールド毎に書き込みが実施されず、0又
は1回のみ書き込みが実施され、例えば、前方に位置す
るSサブフィールド群においては、先頭のサブフィール
ドであるSF4からこの書き込みが実施されたSFmの
1つ前のSFm−1までが、維持期間において継続して
点灯するサブフィールドとなり、SFmからこのSサブ
フィールド群の最後尾のサブフィールドであるSF6ま
でが、維持期間において継続して消灯するサブフィール
ドとなる。
【0086】なお、Sサブフィールド群において、書き
込みが実施されなかった場合、Sサブフィールド群の全
てのサブフィールドが点灯するサブフィールドとなる。
後方に位置するSサブフィールド群においても、上述と
同様の駆動方法が採られる。また、SF1〜SF3及び
SF7〜SF8の連続するサブフィールド、即ち、Aサ
ブフィールド群において、負論理書き込みによるADS
駆動方式を適用される。
込みが実施されなかった場合、Sサブフィールド群の全
てのサブフィールドが点灯するサブフィールドとなる。
後方に位置するSサブフィールド群においても、上述と
同様の駆動方法が採られる。また、SF1〜SF3及び
SF7〜SF8の連続するサブフィールド、即ち、Aサ
ブフィールド群において、負論理書き込みによるADS
駆動方式を適用される。
【0087】つまり、Aサブフィールド群においては、
正論理書き込みと同様に、各サブフィールドにおいて、
初期化工程、書き込み工程、維持工程及び消去工程が実
施される。SF1からSF12までの輝度重みの値は、
1、2、4、16、16、32、8、16、8、16、
32、32の順となり、183階調表示が可能である。
正論理書き込みと同様に、各サブフィールドにおいて、
初期化工程、書き込み工程、維持工程及び消去工程が実
施される。SF1からSF12までの輝度重みの値は、
1、2、4、16、16、32、8、16、8、16、
32、32の順となり、183階調表示が可能である。
【0088】図9は、負論理書き込みによりSTCE駆
動及びADS駆動を行うために、サブフィールド変換部
370内に格納されている変換テーブルを示す図であ
る。枠内の星印は、書き込みが実施されるサブフィール
ドであることを示し、枠内の黒丸は、初期状態で点灯す
るというSTCE駆動特有のサブフィールドであること
を示し、また、三角は、書き込みにより消灯するサブフ
ィールドであることを示している。
動及びADS駆動を行うために、サブフィールド変換部
370内に格納されている変換テーブルを示す図であ
る。枠内の星印は、書き込みが実施されるサブフィール
ドであることを示し、枠内の黒丸は、初期状態で点灯す
るというSTCE駆動特有のサブフィールドであること
を示し、また、三角は、書き込みにより消灯するサブフ
ィールドであることを示している。
【0089】図10は、負論理書き込みによるSTCE
駆動方式において、走査電極101、維持電極102及
びデータ電極103に印加される電圧波形を示す図であ
る。正論理書き込みにもとづくSTCE駆動方式と異な
る点は、負論理書き込みにもとづくSTCE駆動方式で
は、初期化期間において、走査電極101の全てに先頭
が負極性でそれ以降が正極性の電圧パルス322aを印
加すると共に、維持電極102の全てに正極性の電圧パ
ルス322bを印加することにある。
駆動方式において、走査電極101、維持電極102及
びデータ電極103に印加される電圧波形を示す図であ
る。正論理書き込みにもとづくSTCE駆動方式と異な
る点は、負論理書き込みにもとづくSTCE駆動方式で
は、初期化期間において、走査電極101の全てに先頭
が負極性でそれ以降が正極性の電圧パルス322aを印
加すると共に、維持電極102の全てに正極性の電圧パ
ルス322bを印加することにある。
【0090】さらに、負論理書き込みによるSTCE駆
動方式では、書き込み期間において、維持電極102に
は電圧を印加せず、発光を中止させるセルに対応する走
査電極101にのみ負極性の電圧パルス323を印加す
る点において、正論理書き込みによるSTCE駆動方式
とは異なる。本実施の形態の駆動方法は、1フィールド
を構成するSサブフィールド群及びAサブフィールド群
の個数及び配置と、これらサブフィールド群を構成する
各サブフィールドの個数及び各サブフィールドに対応付
けられている相対輝度比、即ち、輝度重みの値の設定に
特徴がある。
動方式では、書き込み期間において、維持電極102に
は電圧を印加せず、発光を中止させるセルに対応する走
査電極101にのみ負極性の電圧パルス323を印加す
る点において、正論理書き込みによるSTCE駆動方式
とは異なる。本実施の形態の駆動方法は、1フィールド
を構成するSサブフィールド群及びAサブフィールド群
の個数及び配置と、これらサブフィールド群を構成する
各サブフィールドの個数及び各サブフィールドに対応付
けられている相対輝度比、即ち、輝度重みの値の設定に
特徴がある。
【0091】以下、この設定の詳細について説明する。
<設定内容>
1)全てのサブフィールドにおいて負論理書き込みによ
り駆動する。 2)1フィールド中に、2つのSサブフィールド群と2
つのAサブフィールド群が設定されている。
り駆動する。 2)1フィールド中に、2つのSサブフィールド群と2
つのAサブフィールド群が設定されている。
【0092】3)Aサブフィールド群の直後には、Sサ
ブフィールド群が配置されるように設定されている。 4)Aサブフィールド群内での書き込み状態を変更する
ことなく、各Sサブフィールド群において、1つの階調
を表示に対応する書き込み可能なサブフフィールドの組
み合わせが複数ある場合、各Sサブフィールド群におい
て発光することとなるサブフィールドに対応づけられて
いる輝度重みの合計値同士の差分が最も少なくなる組み
合わせとなるように書き込みを実施するように設定され
ている。
ブフィールド群が配置されるように設定されている。 4)Aサブフィールド群内での書き込み状態を変更する
ことなく、各Sサブフィールド群において、1つの階調
を表示に対応する書き込み可能なサブフフィールドの組
み合わせが複数ある場合、各Sサブフィールド群におい
て発光することとなるサブフィールドに対応づけられて
いる輝度重みの合計値同士の差分が最も少なくなる組み
合わせとなるように書き込みを実施するように設定され
ている。
【0093】これにより、例えば、図9中の階調数40
を表示する場合、SF4を発光させる代わりに、SF1
0を発光させることもできるが、上述の設定により、各
Sサブフィールド群において発光することとなるサブフ
ィールドに対応づけられている輝度重みの合計値同士の
差分が最も少なくなる組み合わせ、即ち、SF10でな
くSF4が発光するような組み合わせで書き込みが実行
される。
を表示する場合、SF4を発光させる代わりに、SF1
0を発光させることもできるが、上述の設定により、各
Sサブフィールド群において発光することとなるサブフ
ィールドに対応づけられている輝度重みの合計値同士の
差分が最も少なくなる組み合わせ、即ち、SF10でな
くSF4が発光するような組み合わせで書き込みが実行
される。
【0094】5)Sサブフィールド群の先頭又は最後尾
同士の時間的間隔が、1フィールド分の期間×1/2×
0.9〜1フィールド分の期間×1/2×1.1の範囲
以内となっている。このような調整が行えるのは、正論
理書き込みにより駆動する場合と同様であり、隣接する
サブフィールド間には、図示していない何も実行しない
未実行期間が存在しており、通常は、この未実行期間が
各サブフィールド間に均等に割り振られているが、本発
明においては、上述の範囲内に各Sサブフィールド群が
配置されるように、未実行期間の割り振り量をサブフィ
ールド間毎に調整しているからである。
同士の時間的間隔が、1フィールド分の期間×1/2×
0.9〜1フィールド分の期間×1/2×1.1の範囲
以内となっている。このような調整が行えるのは、正論
理書き込みにより駆動する場合と同様であり、隣接する
サブフィールド間には、図示していない何も実行しない
未実行期間が存在しており、通常は、この未実行期間が
各サブフィールド間に均等に割り振られているが、本発
明においては、上述の範囲内に各Sサブフィールド群が
配置されるように、未実行期間の割り振り量をサブフィ
ールド間毎に調整しているからである。
【0095】なお、1フィールドにおける未実行期間の
総期間は、正論理書き込みにより駆動する場合と同様の
理由で、十分確保されている。 6)各Sサブフィールド群を構成するサブフィールドの
合計数の最大値Bと最小値Cの差分が1以内となってい
る。 7)各Sサブフィールド群において、後方のサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、その直前の
サブフィールドに対応付けられている輝度重みの値以上
に設定されている。
総期間は、正論理書き込みにより駆動する場合と同様の
理由で、十分確保されている。 6)各Sサブフィールド群を構成するサブフィールドの
合計数の最大値Bと最小値Cの差分が1以内となってい
る。 7)各Sサブフィールド群において、後方のサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、その直前の
サブフィールドに対応付けられている輝度重みの値以上
に設定されている。
【0096】8)全てのAサブフィールド群内の各サブ
フィールドのみについて注目したとき、先頭(このサブ
フィールドを1番目とする。)に位置するサブフィール
ドに対応づけられている輝度重みの値は、1であり、こ
のサブフィールドの後方k番目に位置するサブフィール
ドに対応づけられている輝度重みの値は、2の(k−
1)乗の値に設定されている。
フィールドのみについて注目したとき、先頭(このサブ
フィールドを1番目とする。)に位置するサブフィール
ドに対応づけられている輝度重みの値は、1であり、こ
のサブフィールドの後方k番目に位置するサブフィール
ドに対応づけられている輝度重みの値は、2の(k−
1)乗の値に設定されている。
【0097】ここで、kの値が最大値Lをとるサブフィ
ールドを、正論理書き込みにより駆動する場合と同様
に、A最大サブフィールドということとする。 9)全てのSサブフィールド群内の各サブフィールドの
みについて注目したとき、各サブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの最小値は、Aサブフィールド群に
属する全サブフィールドの輝度重みの合計値、即ち、2
のL乗に1を減じた値以下に設定されている。
ールドを、正論理書き込みにより駆動する場合と同様
に、A最大サブフィールドということとする。 9)全てのSサブフィールド群内の各サブフィールドの
みについて注目したとき、各サブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの最小値は、Aサブフィールド群に
属する全サブフィールドの輝度重みの合計値、即ち、2
のL乗に1を減じた値以下に設定されている。
【0098】ここで、Sサブフィールド群内の各サブフ
ィールドのうち、最小の輝度重みが対応づけられている
サブフィールドを、正論理書き込みにより駆動する場合
と同様に、S最小サブフィールドということとする。な
お、最小の輝度重みが対応づけられているサブフィール
ドが複数ある場合は、最低階調から徐々に階調数を増加
させた場合、Sサブフィールド群において最初に発光さ
せることとなるサブフィールドをS最小サブフィールド
ということにする。
ィールドのうち、最小の輝度重みが対応づけられている
サブフィールドを、正論理書き込みにより駆動する場合
と同様に、S最小サブフィールドということとする。な
お、最小の輝度重みが対応づけられているサブフィール
ドが複数ある場合は、最低階調から徐々に階調数を増加
させた場合、Sサブフィールド群において最初に発光さ
せることとなるサブフィールドをS最小サブフィールド
ということにする。
【0099】10)S最小サブフィールドとA最大サブ
フィールドとが隣接配置されるように設定されている。
より具体的には、図8中のS2-1とA5とが隣接配置され
ている。以下、このような駆動方法を実施する理由につ
いて、上述の設定内容に対応させながら説明する。 <設定理由> 1)負論理書き込みによる駆動は、本実施の形態の前提
条件である。
フィールドとが隣接配置されるように設定されている。
より具体的には、図8中のS2-1とA5とが隣接配置され
ている。以下、このような駆動方法を実施する理由につ
いて、上述の設定内容に対応させながら説明する。 <設定理由> 1)負論理書き込みによる駆動は、本実施の形態の前提
条件である。
【0100】2)1フィールド中に、2つのSサブフィ
ールド群と2つのAサブフィールド群が設定されている
のは、正論理書き込みにより駆動する場合の設定内容の
項目2)の実施理由と同様であり、即ち、フリッカの発
生を抑制するためである。 3)Aサブフィールド群の直後には、Sサブフィールド
群が配置されるように設定されているのは、以下の理由
による。
ールド群と2つのAサブフィールド群が設定されている
のは、正論理書き込みにより駆動する場合の設定内容の
項目2)の実施理由と同様であり、即ち、フリッカの発
生を抑制するためである。 3)Aサブフィールド群の直後には、Sサブフィールド
群が配置されるように設定されているのは、以下の理由
による。
【0101】即ち、負論理書き込みによるSTCE駆動
方式においては、Sサブフィールド群では、前方のサブ
フィールドにおいて集中的に発光するため、Sサブフィ
ールド群をAサブフィールド群の前に位置するように設
定すると、Sサブフィールド群における発光とAサブフ
ィールド群における発光との間に未発光の期間が存在す
る頻度が多くなり、発光が間欠的になり易く、動画擬似
輪郭が発生し易くなる。
方式においては、Sサブフィールド群では、前方のサブ
フィールドにおいて集中的に発光するため、Sサブフィ
ールド群をAサブフィールド群の前に位置するように設
定すると、Sサブフィールド群における発光とAサブフ
ィールド群における発光との間に未発光の期間が存在す
る頻度が多くなり、発光が間欠的になり易く、動画擬似
輪郭が発生し易くなる。
【0102】上述の3)設定は、これを回避するために
実施される。 4)Aサブフィールド群内での書き込み状態を変更する
ことなく、各Sサブフィールド群において、1つの階調
を表示に対応する書き込み可能なサブフフィールドの組
み合わせが複数ある場合、各Sサブフィールド群におい
て発光することとなるサブフィールドに対応づけられて
いる輝度重みの合計値同士の差分が最も少なくなる組み
合わせとなるように書き込みを実施するように設定され
ているのは、正論理書き込みにより駆動する場合の設定
内容の項目2)の実施理由と同様であり、即ち、フリッ
カの発生を抑制するためである。 5)Sサブフィールド群の先頭又は最後尾同士の時間的
間隔が、1フィールド分の期間×1/2×0.9〜1フ
ィールド分の期間×1/2×1.1の範囲以内となって
いるのは、正論理書き込みにより駆動する場合の設定内
容の項目5)の実施理由と同様であり、即ち、フリッカ
の発生を抑制するためである。
実施される。 4)Aサブフィールド群内での書き込み状態を変更する
ことなく、各Sサブフィールド群において、1つの階調
を表示に対応する書き込み可能なサブフフィールドの組
み合わせが複数ある場合、各Sサブフィールド群におい
て発光することとなるサブフィールドに対応づけられて
いる輝度重みの合計値同士の差分が最も少なくなる組み
合わせとなるように書き込みを実施するように設定され
ているのは、正論理書き込みにより駆動する場合の設定
内容の項目2)の実施理由と同様であり、即ち、フリッ
カの発生を抑制するためである。 5)Sサブフィールド群の先頭又は最後尾同士の時間的
間隔が、1フィールド分の期間×1/2×0.9〜1フ
ィールド分の期間×1/2×1.1の範囲以内となって
いるのは、正論理書き込みにより駆動する場合の設定内
容の項目5)の実施理由と同様であり、即ち、フリッカ
の発生を抑制するためである。
【0103】6)各Sサブフィールド群を構成するサブ
フィールドの合計数の最大値Bと最小値Cの差分が1以
内となっているのは、正論理書き込みにより駆動する場
合の設定内容の項目6)の実施理由と同様であり、即
ち、フリッカの発生を抑制するためである。 7)各Sサブフィールド群において、後方のサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、その直前の
サブフィールドに対応付けられている輝度重みの値以上
となっているのは、以下の理由による。
フィールドの合計数の最大値Bと最小値Cの差分が1以
内となっているのは、正論理書き込みにより駆動する場
合の設定内容の項目6)の実施理由と同様であり、即
ち、フリッカの発生を抑制するためである。 7)各Sサブフィールド群において、後方のサブフィー
ルドに対応づけられている輝度重みの値は、その直前の
サブフィールドに対応付けられている輝度重みの値以上
となっているのは、以下の理由による。
【0104】即ち、負論理書き込みによる駆動において
は、Sサブフィールド群おける発光は、前方のサブフィ
ールドに集中するため、前方に位置するサブフィールド
の輝度重みの値を小さく設定した方がよりきめ細かな階
調表示が実現できる。 8)全てのAサブフィールド群内の各サブフィールドの
みについて注目したとき、先頭(このサブフィールドを
1番目とする。)に位置するサブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの値は、1であり、このサブフィー
ルドの前方k番目に位置するサブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの値は、2の(k−1)乗の値とな
っているのは、正論理書き込みにより駆動する場合の設
定内容の項目8)の実施理由と同様であり、即ち、動画
擬似輪郭の発生を抑制するためである。
は、Sサブフィールド群おける発光は、前方のサブフィ
ールドに集中するため、前方に位置するサブフィールド
の輝度重みの値を小さく設定した方がよりきめ細かな階
調表示が実現できる。 8)全てのAサブフィールド群内の各サブフィールドの
みについて注目したとき、先頭(このサブフィールドを
1番目とする。)に位置するサブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの値は、1であり、このサブフィー
ルドの前方k番目に位置するサブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの値は、2の(k−1)乗の値とな
っているのは、正論理書き込みにより駆動する場合の設
定内容の項目8)の実施理由と同様であり、即ち、動画
擬似輪郭の発生を抑制するためである。
【0105】9)全てのSサブフィールド群内の各サブ
フィールドのみについて注目したとき、各サブフィール
ドに対応づけられている輝度重みの最小値は、Aサブフ
ィールド群に属する全サブフィールドの輝度重みの合計
値、即ち、2のL乗に1を減じた値以下に設定されてい
るのは、正論理書き込みにより駆動する場合の設定内容
の項目9)の実施理由と同様であり、即ち、動画擬似輪
郭の発生を抑制するためである。
フィールドのみについて注目したとき、各サブフィール
ドに対応づけられている輝度重みの最小値は、Aサブフ
ィールド群に属する全サブフィールドの輝度重みの合計
値、即ち、2のL乗に1を減じた値以下に設定されてい
るのは、正論理書き込みにより駆動する場合の設定内容
の項目9)の実施理由と同様であり、即ち、動画擬似輪
郭の発生を抑制するためである。
【0106】10)S最小サブフィールドとA最大サブ
フィールドとが隣接配置されるように設定されているの
は、正論理書き込みにより駆動する場合の設定内容の項
目10)の実施理由と同様であり、即ち、動画擬似輪の
発生を抑制するためである。以上のように、本実施の形
態によれば、プラズマディスプレイパネルの駆動におい
て、上述の設定内容1)から10)までの項目を実施す
ることにより、STCE駆動方式を適用したSサブフィ
ールド群だけでは不足する階調数を、ADS駆動方式を
適用したAサブフィールド群によって階調数を補いつ
つ、発光輝度のピーク点が各Sサブフィールド群に分散
されて現れ易くなるため、画像更新レート(フレーム/
秒)が見かけ上2倍となってフリッカが生じ難くなると
共に、輝度重心の移動量が小さくすることにより、動画
擬似輪郭の発生を抑制することができるため、画像品質
を向上することができる。
フィールドとが隣接配置されるように設定されているの
は、正論理書き込みにより駆動する場合の設定内容の項
目10)の実施理由と同様であり、即ち、動画擬似輪の
発生を抑制するためである。以上のように、本実施の形
態によれば、プラズマディスプレイパネルの駆動におい
て、上述の設定内容1)から10)までの項目を実施す
ることにより、STCE駆動方式を適用したSサブフィ
ールド群だけでは不足する階調数を、ADS駆動方式を
適用したAサブフィールド群によって階調数を補いつ
つ、発光輝度のピーク点が各Sサブフィールド群に分散
されて現れ易くなるため、画像更新レート(フレーム/
秒)が見かけ上2倍となってフリッカが生じ難くなると
共に、輝度重心の移動量が小さくすることにより、動画
擬似輪郭の発生を抑制することができるため、画像品質
を向上することができる。
【0107】なお、本実施の形態では、1フィールド内
に設定するSサブフィールド群の数は、2つとしたが、
1フィールド内に3つ以上のSサブフィールド群を設定
することを制限するものではなく、例えば、画像の更新
レート(フレーム/秒)が非常に小さい場合には、Sサ
ブフィールド群を3つ以上1フィールド内に設定するこ
ともフリッカ対策としては有効である。
に設定するSサブフィールド群の数は、2つとしたが、
1フィールド内に3つ以上のSサブフィールド群を設定
することを制限するものではなく、例えば、画像の更新
レート(フレーム/秒)が非常に小さい場合には、Sサ
ブフィールド群を3つ以上1フィールド内に設定するこ
ともフリッカ対策としては有効である。
【0108】これに伴い、設定内容5)については、例
えば、1フィールドが、F(Fは、2以上の自然数)個
のSサブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)
個のAサブフィールド群とで構成されるとき、各Sサブ
フィールド群の先頭又は最後尾のサブフィールド同士の
間隔が1/F×0.9×1フィールド分の期間から1/
F×1.1×1フィールド分の期間までの範囲内に設定
されていることとなる。
えば、1フィールドが、F(Fは、2以上の自然数)個
のSサブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)
個のAサブフィールド群とで構成されるとき、各Sサブ
フィールド群の先頭又は最後尾のサブフィールド同士の
間隔が1/F×0.9×1フィールド分の期間から1/
F×1.1×1フィールド分の期間までの範囲内に設定
されていることとなる。
【0109】このような設定内容を便宜上、5)−Bと
して以下記載する。また、本実施の形態では、1フィー
ルド内に2つのAサブフィールド群を設定しているが、
1フィールド内に設定するAサブフィールド群の数を2
つに制限するものではなく、1以上であればよい。例え
ば、Aサブフィールド群が1フィールド内に1つ配置さ
れる場合は、Aサブフィールド群、Sサブフィールド群
及びSサブフィールド群の順に配置されることとなる。
して以下記載する。また、本実施の形態では、1フィー
ルド内に2つのAサブフィールド群を設定しているが、
1フィールド内に設定するAサブフィールド群の数を2
つに制限するものではなく、1以上であればよい。例え
ば、Aサブフィールド群が1フィールド内に1つ配置さ
れる場合は、Aサブフィールド群、Sサブフィールド群
及びSサブフィールド群の順に配置されることとなる。
【0110】また、本実施の形態では、1フィールド
は、12個のサブフィールドから構成されているが、こ
のサブフィールドの個数に限るものではない。より具体
的には、図11に示すように、1フィールドを15個の
サブフィールドで構成してもよく、例えば、SF4〜S
F7及びSF11〜SF15までの連続するサブフィー
ルドがSサブフィールド群であり、また、SF1〜SF
3及びSF8〜SF10までの連続するサブフィールド
がAサブフィールド群である。
は、12個のサブフィールドから構成されているが、こ
のサブフィールドの個数に限るものではない。より具体
的には、図11に示すように、1フィールドを15個の
サブフィールドで構成してもよく、例えば、SF4〜S
F7及びSF11〜SF15までの連続するサブフィー
ルドがSサブフィールド群であり、また、SF1〜SF
3及びSF8〜SF10までの連続するサブフィールド
がAサブフィールド群である。
【0111】SF1からSF15までの輝度重みの値
は、順に64、48、48、32、16、32、16、
8、48、32、32、32、4、2、1となってお
り、図12に示すように、各Sサブフィールド群の発光
輝度のバランスを保ちながら、表示する階調数に応じて
書き込みを実施することにより、0〜415階調までの
階調表示が可能となると共に、本実施の形態において説
明した目的の達成、即ち、フリッカ及び動画擬似輪郭の
発生を抑制することができる。
は、順に64、48、48、32、16、32、16、
8、48、32、32、32、4、2、1となってお
り、図12に示すように、各Sサブフィールド群の発光
輝度のバランスを保ちながら、表示する階調数に応じて
書き込みを実施することにより、0〜415階調までの
階調表示が可能となると共に、本実施の形態において説
明した目的の達成、即ち、フリッカ及び動画擬似輪郭の
発生を抑制することができる。
【0112】ここで、図11は、Sサブフィールド群の
先頭サブフィールド同士の間隔が、1フィールド分の期
間×1/2×0.9〜1フィールド分の期間×1/2×
1.1の範囲以内となっている場合を例示したが、Sサ
ブフィールド群に属する最後尾のサブフィールド同士の
間隔が、1フィールド分の期間×1/2×0.9〜1フ
ィールド分の期間×1/2×1.1の範囲以内となって
いてもよい。
先頭サブフィールド同士の間隔が、1フィールド分の期
間×1/2×0.9〜1フィールド分の期間×1/2×
1.1の範囲以内となっている場合を例示したが、Sサ
ブフィールド群に属する最後尾のサブフィールド同士の
間隔が、1フィールド分の期間×1/2×0.9〜1フ
ィールド分の期間×1/2×1.1の範囲以内となって
いてもよい。
【0113】また、本実施の形態では設定内容1)から
10)までの項目を実施しているが、前提条件である
1)を必須の実施条件とし、これに加えて、2)から1
0)までの項目(ただし、5)は、5)−Bであっても
よい。)を少なくとも1つを実施するとしてもよい。ま
た、本実施の形態におけるプラズマディスプレイパネル
の駆動方法は、画像更新レート(フレーム/秒)が比較
的小さいPAL方式のビデオ規格にもとづく画像表示に
おいて、フリッカを解決する有効な方法となるが、NT
SC方式のビデオ規格にもとづく画像表示に用いても構
わず、また、これ以外の方式のビデオ規格にもとづく画
像表示に用いても構わない。
10)までの項目を実施しているが、前提条件である
1)を必須の実施条件とし、これに加えて、2)から1
0)までの項目(ただし、5)は、5)−Bであっても
よい。)を少なくとも1つを実施するとしてもよい。ま
た、本実施の形態におけるプラズマディスプレイパネル
の駆動方法は、画像更新レート(フレーム/秒)が比較
的小さいPAL方式のビデオ規格にもとづく画像表示に
おいて、フリッカを解決する有効な方法となるが、NT
SC方式のビデオ規格にもとづく画像表示に用いても構
わず、また、これ以外の方式のビデオ規格にもとづく画
像表示に用いても構わない。
【0114】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るプラズマディスプレイパネル駆動方法は、1フィ
ールドを時分割して得られる複数のサブフィールドのう
ちから、入力画像信号の輝度レベルにもとづいてサブフ
ィールドを選択し、選択したサブフィールドにおいて、
セルに電圧を印加して書き込んだ後に維持して階調表示
するプラズマディスプレイパネル駆動方法であって、前
記1フィールドは、F(Fは、2以上の自然数)個の第
1サブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)個
の第2サブフィールド群とからなり、前記1フィールド
において、前記各第1サブフィールド群に属する先頭又
は最後尾のサブフィールド同士の間隔がほぼ1/F×1
フィールド分の期間となるように設定され、前記各第1
サブフィールド群は、複数の前記サブフィールドからな
り、最初の書き込みがなされるサブフィ−ルド前まで
は、前記維持がなされる期間において、継続して消灯又
は発光する状態となり、当該最初の書き込みがなされた
サブフィ−ルド以降の前記維持がなされる期間におい
て、継続して前記状態とは相反する状態となるように設
定されており、前記各第2サブフィールド群は、複数の
前記サブフィールドからなり、書き込みがなされたサブ
フィ−ルドのみ、前記維持がなされる期間において、発
光又は消灯する状態となるように設定されていることを
特徴とする。
に係るプラズマディスプレイパネル駆動方法は、1フィ
ールドを時分割して得られる複数のサブフィールドのう
ちから、入力画像信号の輝度レベルにもとづいてサブフ
ィールドを選択し、選択したサブフィールドにおいて、
セルに電圧を印加して書き込んだ後に維持して階調表示
するプラズマディスプレイパネル駆動方法であって、前
記1フィールドは、F(Fは、2以上の自然数)個の第
1サブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)個
の第2サブフィールド群とからなり、前記1フィールド
において、前記各第1サブフィールド群に属する先頭又
は最後尾のサブフィールド同士の間隔がほぼ1/F×1
フィールド分の期間となるように設定され、前記各第1
サブフィールド群は、複数の前記サブフィールドからな
り、最初の書き込みがなされるサブフィ−ルド前まで
は、前記維持がなされる期間において、継続して消灯又
は発光する状態となり、当該最初の書き込みがなされた
サブフィ−ルド以降の前記維持がなされる期間におい
て、継続して前記状態とは相反する状態となるように設
定されており、前記各第2サブフィールド群は、複数の
前記サブフィールドからなり、書き込みがなされたサブ
フィ−ルドのみ、前記維持がなされる期間において、発
光又は消灯する状態となるように設定されていることを
特徴とする。
【0115】これにより、1フィールド内に第1サブフ
ィールド群がF個(Fは、2以上の自然数)あるため
に、F個の継続して発光する期間が均等に分散配置され
る。即ち、継続して発光する期間においては、発光輝度
のピークが出現し易いため、1フィールド内にF回の高
輝度な発光がなされ易くなる。つまり、継続して発光す
る期間がF個存在することにより画像の更新周波数が擬
似的にF倍となるため、フリッカの発生が抑制される。
ィールド群がF個(Fは、2以上の自然数)あるため
に、F個の継続して発光する期間が均等に分散配置され
る。即ち、継続して発光する期間においては、発光輝度
のピークが出現し易いため、1フィールド内にF回の高
輝度な発光がなされ易くなる。つまり、継続して発光す
る期間がF個存在することにより画像の更新周波数が擬
似的にF倍となるため、フリッカの発生が抑制される。
【0116】しかも、第1サブフィールド群において
は、発光及び消灯の状態を切替えるときにのみに1回、
書き込みを実施すれは足り、第2サブフィールド群より
も書き込みに要する電力消費が抑えられる。さらに、1
フィールド内に第2サブフィールド群があることによ
り、1フィールド内にあるサブフィールド数あたりの最
大階調数を高めることができ、第1サブフィールド群だ
けでは不足する階調数が補われる。
は、発光及び消灯の状態を切替えるときにのみに1回、
書き込みを実施すれは足り、第2サブフィールド群より
も書き込みに要する電力消費が抑えられる。さらに、1
フィールド内に第2サブフィールド群があることによ
り、1フィールド内にあるサブフィールド数あたりの最
大階調数を高めることができ、第1サブフィールド群だ
けでは不足する階調数が補われる。
【0117】ここで、第1サブフィールド群は、STC
E駆動方式が適用されるSサブフィールド群のことであ
り、また、第2サブフィールド群は、ADS駆動方式が
適用されるAサブフィールド群又は1つのサブフィール
ドを意味する。このように、Sサブフィールド群を2以
上と、Aサブフィールド群を1以上とで1フィールドを
構成することにより、省電力化及び階調数を確保しつ
つ、画像品質の向上が図られる。
E駆動方式が適用されるSサブフィールド群のことであ
り、また、第2サブフィールド群は、ADS駆動方式が
適用されるAサブフィールド群又は1つのサブフィール
ドを意味する。このように、Sサブフィールド群を2以
上と、Aサブフィールド群を1以上とで1フィールドを
構成することにより、省電力化及び階調数を確保しつ
つ、画像品質の向上が図られる。
【0118】また、前記間隔は、1/F×0.9×1フ
ィールド分の期間から1/F×1.1×1フィールド分
の期間までの範囲に設定されているとすることもでき
る。これにより、より確実に、第1サブフィールド群が
均等配置化される。つまり、発光輝度の各ピーク点が高
精度で時間的に均等配置化されるため、F個の発光輝度
ピーク点がF個未満の発光輝度ピーク点として認識され
難くなり、より確実にフリッカ抑制効果が得られる。
ィールド分の期間から1/F×1.1×1フィールド分
の期間までの範囲に設定されているとすることもでき
る。これにより、より確実に、第1サブフィールド群が
均等配置化される。つまり、発光輝度の各ピーク点が高
精度で時間的に均等配置化されるため、F個の発光輝度
ピーク点がF個未満の発光輝度ピーク点として認識され
難くなり、より確実にフリッカ抑制効果が得られる。
【0119】また、前記各第1サブフィールド群は、複
数の前記サブフィールドからなり、最初の書き込みがな
されるサブフィ−ルド前までは、前記維持がなされる期
間において、継続して消灯する状態となり、当該最初の
書き込みがなされたサブフィ−ルド以降の前記維持がな
される期間において、継続して発光する状態となるよう
に設定され、前記各第2サブフィールド群は、複数の前
記サブフィールドからなり、書き込みがなされたサブフ
ィ−ルドのみ、前記維持がなされる期間において発光す
るように設定され、少なくとも1つの第1サブフィール
ド群の直後に第2サブフィールド群があるとすることも
できる。
数の前記サブフィールドからなり、最初の書き込みがな
されるサブフィ−ルド前までは、前記維持がなされる期
間において、継続して消灯する状態となり、当該最初の
書き込みがなされたサブフィ−ルド以降の前記維持がな
される期間において、継続して発光する状態となるよう
に設定され、前記各第2サブフィールド群は、複数の前
記サブフィールドからなり、書き込みがなされたサブフ
ィ−ルドのみ、前記維持がなされる期間において発光す
るように設定され、少なくとも1つの第1サブフィール
ド群の直後に第2サブフィールド群があるとすることも
できる。
【0120】これにより、第1サブフィールド群におけ
る発光とその直後の第2サブフィールド群における発光
との間隔を縮め、これら2つの発光で1つの発光ピーク
点が形成され易くなる。つまり、正論理書き込みによる
駆動において、第1サブフィールド群における発光と第
2サブフィールド群における発光との間に未発光の期間
が存在することにより生じる動画擬似輪郭が抑制され
る。
る発光とその直後の第2サブフィールド群における発光
との間隔を縮め、これら2つの発光で1つの発光ピーク
点が形成され易くなる。つまり、正論理書き込みによる
駆動において、第1サブフィールド群における発光と第
2サブフィールド群における発光との間に未発光の期間
が存在することにより生じる動画擬似輪郭が抑制され
る。
【0121】また、前記Mの値は、前記Fの値に等し
く、前記1フィールドの前方から第1サブフィールド
群、第2サブフィールド群の順に繰り返し配置されてい
るとすることもできる。これにより、隣り合う第1サブ
フィールド群及び第2サブフィールド群同士における発
光を統合して、1期間の発光として発光輝度が高められ
る。
く、前記1フィールドの前方から第1サブフィールド
群、第2サブフィールド群の順に繰り返し配置されてい
るとすることもできる。これにより、隣り合う第1サブ
フィールド群及び第2サブフィールド群同士における発
光を統合して、1期間の発光として発光輝度が高められ
る。
【0122】つまり、正論理書き込みによる駆動におい
て、F個の発光輝度のピークをよりピーキーにし、見か
け上の画像更新レートがF倍に成り易くすることによ
り、フリッカの発生が軽減される。また、前記各第1サ
ブフィールド群は、複数の前記サブフィールドからな
り、最初の書き込みがなされるサブフィ−ルド前まで
は、前記維持がなされる期間において、継続して発光す
る状態となり、当該最初の書き込みがなされたサブフィ
−ルド以降の前記維持がなされる期間において、継続し
て消灯する状態となるように設定され、前記各第2サブ
フィールド群は、複数の前記サブフィールドからなり、
書き込みがなされたサブフィ−ルドのみ、前記維持がな
される期間において消灯するように設定され、少なくと
も1つの第1サブフィールド群の直前に第2サブフィー
ルド群があるとすることもできる。
て、F個の発光輝度のピークをよりピーキーにし、見か
け上の画像更新レートがF倍に成り易くすることによ
り、フリッカの発生が軽減される。また、前記各第1サ
ブフィールド群は、複数の前記サブフィールドからな
り、最初の書き込みがなされるサブフィ−ルド前まで
は、前記維持がなされる期間において、継続して発光す
る状態となり、当該最初の書き込みがなされたサブフィ
−ルド以降の前記維持がなされる期間において、継続し
て消灯する状態となるように設定され、前記各第2サブ
フィールド群は、複数の前記サブフィールドからなり、
書き込みがなされたサブフィ−ルドのみ、前記維持がな
される期間において消灯するように設定され、少なくと
も1つの第1サブフィールド群の直前に第2サブフィー
ルド群があるとすることもできる。
【0123】これにより、第1サブフィールド群におけ
る発光と第2サブフィールド群における発光との間隔を
縮め、これら2つの発光で1つの発光ピーク点が形成さ
れ易くなる。つまり、負論理駆動において、第1サブフ
ィールド群における発光と第2サブフィールド群におけ
る発光との間に未発光の期間が存在することにより生じ
る動画擬似輪郭が抑制される。
る発光と第2サブフィールド群における発光との間隔を
縮め、これら2つの発光で1つの発光ピーク点が形成さ
れ易くなる。つまり、負論理駆動において、第1サブフ
ィールド群における発光と第2サブフィールド群におけ
る発光との間に未発光の期間が存在することにより生じ
る動画擬似輪郭が抑制される。
【0124】また、前記Mの値は、前記Fの値に等し
く、前記1フィールドの前方から第2サブフィールド
群、第1サブフィールド群の順に繰り返し配置されてい
るとすることもできる。これにより、隣り合う第1サブ
フィールド群及び第2サブフィールド群同士における発
光を統合して、1期間の発光として発光輝度が高められ
る。
く、前記1フィールドの前方から第2サブフィールド
群、第1サブフィールド群の順に繰り返し配置されてい
るとすることもできる。これにより、隣り合う第1サブ
フィールド群及び第2サブフィールド群同士における発
光を統合して、1期間の発光として発光輝度が高められ
る。
【0125】つまり、負論理駆動において、F個の発光
輝度のピークをよりピーキーにし、見かけ上の画像更新
レートがF倍に成り易くすることにより、フリッカの発
生が軽減される。また、前記第1サブフィールド群それ
ぞれにおけるサブフィールドの総数同士の差分が1以内
であるとすることもできる。
輝度のピークをよりピーキーにし、見かけ上の画像更新
レートがF倍に成り易くすることにより、フリッカの発
生が軽減される。また、前記第1サブフィールド群それ
ぞれにおけるサブフィールドの総数同士の差分が1以内
であるとすることもできる。
【0126】これにより、1つの第1サブフィールド群
に偏って発光輝度が増加することが回避され得る。つま
り、一方の第1サブフィールド群における発光輝度のピ
ークが上昇するにつれ、人間は、他方の第1サブフィー
ルド群における発光輝度のピークが認識しずらくなくな
るため、表示階調の増加と共に、各第1サブフィールド
群における発光輝度のピークのバランスを保ちつつ発光
させることにより、フリッカの発生が抑制され得る。
に偏って発光輝度が増加することが回避され得る。つま
り、一方の第1サブフィールド群における発光輝度のピ
ークが上昇するにつれ、人間は、他方の第1サブフィー
ルド群における発光輝度のピークが認識しずらくなくな
るため、表示階調の増加と共に、各第1サブフィールド
群における発光輝度のピークのバランスを保ちつつ発光
させることにより、フリッカの発生が抑制され得る。
【0127】また、或る1つの階調を表示させようとす
るとき、前記各第2サブフィールド群内での書き込み状
態を変更することなく、前記各第1サブフィールド群に
おいて、書き込みを行うサブフフィールドの選択に、複
数の組み合わせが存在する場合、前記各第1サブフィー
ルド群において発光することとなるサブフィールドに対
応づけられている輝度重みの合計値同士の差分が最も少
なくなる組み合わせにより、前記選択を実施するとする
こともできる。
るとき、前記各第2サブフィールド群内での書き込み状
態を変更することなく、前記各第1サブフィールド群に
おいて、書き込みを行うサブフフィールドの選択に、複
数の組み合わせが存在する場合、前記各第1サブフィー
ルド群において発光することとなるサブフィールドに対
応づけられている輝度重みの合計値同士の差分が最も少
なくなる組み合わせにより、前記選択を実施するとする
こともできる。
【0128】これにより、1つの第1サブフィールド群
に偏って発光輝度が増加することが回避される。つま
り、各第1サブフィールド群における発光輝度の増加の
歩調を合わせながら、表示階調の増加に応じた発光を実
施することにより、フリッカの発生がより確実に抑制さ
れる。
に偏って発光輝度が増加することが回避される。つま
り、各第1サブフィールド群における発光輝度の増加の
歩調を合わせながら、表示階調の増加に応じた発光を実
施することにより、フリッカの発生がより確実に抑制さ
れる。
【0129】また、前記第1サブフィールド群内の各サ
ブフィールドに対応づけられている輝度重みは、全て同
じ値であり、前記1フィールド内に設定された全ての第
2サブフィールド群に属するサブフィールドの総数はS
(Sは、1以上の自然数)であり、これらサブフィール
ドに対応づけられている輝度重みの値は互いに異なって
おり、当該輝度重みの各値は、2のN(Nは、0以上及
びS−1以下の自然数)乗の値をとるとすることもでき
る。
ブフィールドに対応づけられている輝度重みは、全て同
じ値であり、前記1フィールド内に設定された全ての第
2サブフィールド群に属するサブフィールドの総数はS
(Sは、1以上の自然数)であり、これらサブフィール
ドに対応づけられている輝度重みの値は互いに異なって
おり、当該輝度重みの各値は、2のN(Nは、0以上及
びS−1以下の自然数)乗の値をとるとすることもでき
る。
【0130】これにより、細かな階調表現が実行され得
る。また、前記Fの値及び前記Mの値は2であり、前記
1フィールドは、前方から順に64、48、48、3
2、16の輝度重みが対応づけられている5つのサブフ
ィールドにより構成される第1サブフィールド群と、前
方から順に32、16、8の輝度重みが対応づけられて
いる3つのサブフィールドにより構成される第2サブフ
ィールド群と、前方から順に48、32、32、32の
輝度重みが対応づけられている4つのサブフィールドに
より構成される第1サブフィールド群と、前方から順に
4、2、1の輝度重みが対応づけられている3つのサブ
フィールドにより構成される第2サブフィールド群と
が、当該順序により配置されてなるとすることもでき
る。
る。また、前記Fの値及び前記Mの値は2であり、前記
1フィールドは、前方から順に64、48、48、3
2、16の輝度重みが対応づけられている5つのサブフ
ィールドにより構成される第1サブフィールド群と、前
方から順に32、16、8の輝度重みが対応づけられて
いる3つのサブフィールドにより構成される第2サブフ
ィールド群と、前方から順に48、32、32、32の
輝度重みが対応づけられている4つのサブフィールドに
より構成される第1サブフィールド群と、前方から順に
4、2、1の輝度重みが対応づけられている3つのサブ
フィールドにより構成される第2サブフィールド群と
が、当該順序により配置されてなるとすることもでき
る。
【0131】これにより、継続して発光する期間が2個
存在することとなり、画像の更新周波数が擬似的に2倍
となるため、フリッカの発生が抑制される。しかも、第
1サブフィールド群においては、発光及び消灯の状態を
切替えるときにのみに1回、書き込みを実施すれは足
り、第2サブフィールド群よりも書き込みに要する電力
消費が抑えられる。
存在することとなり、画像の更新周波数が擬似的に2倍
となるため、フリッカの発生が抑制される。しかも、第
1サブフィールド群においては、発光及び消灯の状態を
切替えるときにのみに1回、書き込みを実施すれは足
り、第2サブフィールド群よりも書き込みに要する電力
消費が抑えられる。
【0132】さらに、1フィールド内に第2サブフィー
ルド群があることにより、1フィールド内にあるサブフ
ィールド数あたりの最大階調数を高め、0〜415階調
を表示することができる。また、本発明に係るプラズマ
ディスプレイ駆動方法は、1フィールドを時分割して得
られる複数のサブフィールドのうちから、入力画像信号
の輝度レベルにもとづいてサブフィールドを選択し、選
択したサブフィールドにおいて、セルに電圧を印加して
書き込んだ後に維持して階調表示するプラズマディスプ
レイパネル駆動方法であって、前記1フィールドは、F
(Fは、2以上の自然数)個の第1サブフィールド群
と、M(Mは、1以上の自然数)個の第2サブフィール
ド群とからなり、前記各第1サブフィールド群は、複数
の前記サブフィールドからなり、最初の書き込みがなさ
れるサブフィ−ルド前までは、前記維持がなされる期間
において、継続して消灯する状態となり、当該最初の書
き込みがなされたサブフィ−ルド以降の前記維持がなさ
れる期間において、継続して発光する状態となるように
設定され、前記各第2サブフィールド群は、複数の前記
サブフィールドからなり、書き込みがなされたサブフィ
−ルドのみ、前記維持がなされる期間において発光する
ように設定され、前記1フィールド内に設定された全て
の第2サブフィールド群に属するサブフィールドの総数
はS(Sは、1以上の自然数)であり、これらサブフィ
ールドに対応づけられている輝度重みの値は互いに異な
っており、当該輝度重みの各値は、2のN(Nは、0以
上及びS−1以下の自然数)乗の値をとり、前記各第1
サブフィールド群内の隣り合うサブフィールドにおい
て、後方のサブフィールドにおける輝度重みの値が前方
のサブフィールドにおける輝度重みの値以下に設定され
ていることを特徴とする。
ルド群があることにより、1フィールド内にあるサブフ
ィールド数あたりの最大階調数を高め、0〜415階調
を表示することができる。また、本発明に係るプラズマ
ディスプレイ駆動方法は、1フィールドを時分割して得
られる複数のサブフィールドのうちから、入力画像信号
の輝度レベルにもとづいてサブフィールドを選択し、選
択したサブフィールドにおいて、セルに電圧を印加して
書き込んだ後に維持して階調表示するプラズマディスプ
レイパネル駆動方法であって、前記1フィールドは、F
(Fは、2以上の自然数)個の第1サブフィールド群
と、M(Mは、1以上の自然数)個の第2サブフィール
ド群とからなり、前記各第1サブフィールド群は、複数
の前記サブフィールドからなり、最初の書き込みがなさ
れるサブフィ−ルド前までは、前記維持がなされる期間
において、継続して消灯する状態となり、当該最初の書
き込みがなされたサブフィ−ルド以降の前記維持がなさ
れる期間において、継続して発光する状態となるように
設定され、前記各第2サブフィールド群は、複数の前記
サブフィールドからなり、書き込みがなされたサブフィ
−ルドのみ、前記維持がなされる期間において発光する
ように設定され、前記1フィールド内に設定された全て
の第2サブフィールド群に属するサブフィールドの総数
はS(Sは、1以上の自然数)であり、これらサブフィ
ールドに対応づけられている輝度重みの値は互いに異な
っており、当該輝度重みの各値は、2のN(Nは、0以
上及びS−1以下の自然数)乗の値をとり、前記各第1
サブフィールド群内の隣り合うサブフィールドにおい
て、後方のサブフィールドにおける輝度重みの値が前方
のサブフィールドにおける輝度重みの値以下に設定され
ていることを特徴とする。
【0133】これにより、1フィールド内に第1サブフ
ィールド群がF個(Fは、2以上の自然数)あるため
に、F個の継続して発光する期間が存在することとなる
ため、画像の更新周波数が擬似的にF倍となり易く、フ
リッカの発生が抑制されると共に、第1サブフィールド
群では、発光頻度の高い後方のサブフィールドほど、輝
度重みの値が小さくなる傾向で設定されているため、よ
りきめ細かな階調表示が実現される。
ィールド群がF個(Fは、2以上の自然数)あるため
に、F個の継続して発光する期間が存在することとなる
ため、画像の更新周波数が擬似的にF倍となり易く、フ
リッカの発生が抑制されると共に、第1サブフィールド
群では、発光頻度の高い後方のサブフィールドほど、輝
度重みの値が小さくなる傾向で設定されているため、よ
りきめ細かな階調表示が実現される。
【0134】しかも、第1サブフィールド群において
は、発光及び消灯の状態を切替えるときにのみに1回、
書き込みを実施すれは足り、第2サブフィールド群より
も書き込みに要する電力消費が抑えられる。つまり、省
電力化及び階調数を確保しつつ、画像品質が向上され
る。また、少なくとも1つの第1サブフィールド群内の
サブフィールドにおける輝度重みの最小値は、全ての第
2サブフィールド群内のサブフィールドにおける輝度重
みの合計値以下であるとすることもできる。
は、発光及び消灯の状態を切替えるときにのみに1回、
書き込みを実施すれは足り、第2サブフィールド群より
も書き込みに要する電力消費が抑えられる。つまり、省
電力化及び階調数を確保しつつ、画像品質が向上され
る。また、少なくとも1つの第1サブフィールド群内の
サブフィールドにおける輝度重みの最小値は、全ての第
2サブフィールド群内のサブフィールドにおける輝度重
みの合計値以下であるとすることもできる。
【0135】これにより、最低の階調から徐々に階調数
を増加させ、初期の段階で全ての第2サブフィールド群
内のサブフィールドにおいて発光させた後、最初に第1
サブフィールド群内のサブフィールドにおいて発光させ
ることとなったときであっても、それまで発光していた
第2サブフィールド群内の一部のサブフィールドにおい
て継続して発光するため、輝度重心の変化が軽減され、
動画擬似輪郭の発生が抑制される。
を増加させ、初期の段階で全ての第2サブフィールド群
内のサブフィールドにおいて発光させた後、最初に第1
サブフィールド群内のサブフィールドにおいて発光させ
ることとなったときであっても、それまで発光していた
第2サブフィールド群内の一部のサブフィールドにおい
て継続して発光するため、輝度重心の変化が軽減され、
動画擬似輪郭の発生が抑制される。
【0136】また、表示階調を最低輝度の階調から徐々
に増加させるとしたときに、第1サブフィールド群に属
するサブフィールドのうち、最初に発光させるサブフィ
ールドの輝度重みの値は、第2サブフィールド群内にお
いて、その直前で発光させる各サブフィールドの輝度重
みの合計値以下に設定されているとすることもできる。
に増加させるとしたときに、第1サブフィールド群に属
するサブフィールドのうち、最初に発光させるサブフィ
ールドの輝度重みの値は、第2サブフィールド群内にお
いて、その直前で発光させる各サブフィールドの輝度重
みの合計値以下に設定されているとすることもできる。
【0137】これにより、最低の階調から徐々に階調数
を増加させ、初期の段階で全ての第2サブフィールド群
内のサブフィールドにおいて発光させた後、最初に第1
サブフィールド群内のサブフィールドにおいて発光させ
ることとなったときであっても、それまで発光していた
第2サブフィールド群内の一部のサブフィールドにおい
て継続して発光されるため、輝度重心の変化が軽減さ
れ、動画擬似輪郭の発生が抑制される。
を増加させ、初期の段階で全ての第2サブフィールド群
内のサブフィールドにおいて発光させた後、最初に第1
サブフィールド群内のサブフィールドにおいて発光させ
ることとなったときであっても、それまで発光していた
第2サブフィールド群内の一部のサブフィールドにおい
て継続して発光されるため、輝度重心の変化が軽減さ
れ、動画擬似輪郭の発生が抑制される。
【0138】また、前記1フィールド内の全ての第2サ
ブフィールド群における各サブフィールドのみに着目し
たとき、当該各サブフィールドに対応づけられている輝
度重みの値は、当該各サブフィールドの前方にあって最
も近くに位置するサブフィールドに対応づけられている
輝度重みの値よりも小さいとすることもできる。これに
より、第2サブフィールド群内のサブフィールドのみに
よる発光においては、徐々に階調数を増加させた場合、
輝度重心の変化量が小さくなり、動画擬似輪郭の発生が
抑制される。
ブフィールド群における各サブフィールドのみに着目し
たとき、当該各サブフィールドに対応づけられている輝
度重みの値は、当該各サブフィールドの前方にあって最
も近くに位置するサブフィールドに対応づけられている
輝度重みの値よりも小さいとすることもできる。これに
より、第2サブフィールド群内のサブフィールドのみに
よる発光においては、徐々に階調数を増加させた場合、
輝度重心の変化量が小さくなり、動画擬似輪郭の発生が
抑制される。
【0139】また、表示階調を最低輝度の階調から徐々
に増加させるとしたときに、全ての第1サブフィールド
群に属するサブフィールドのうち、最初に発光させる第
1サブフィールドが属する前記第1サブフィールド群
と、その直前で発光させるサブフィールドのうち、最も
大きな値の輝度重みが対応づけられている第2サブフィ
ールドが属する前記第2サブフィールド群とが隣接して
配置されているとすることもできる。
に増加させるとしたときに、全ての第1サブフィールド
群に属するサブフィールドのうち、最初に発光させる第
1サブフィールドが属する前記第1サブフィールド群
と、その直前で発光させるサブフィールドのうち、最も
大きな値の輝度重みが対応づけられている第2サブフィ
ールドが属する前記第2サブフィールド群とが隣接して
配置されているとすることもできる。
【0140】これにより、表示階調を最低輝度の階調か
ら徐々に増加させ、第1サブフィールド群のサブフィー
ルドで最初に発光させるとき、輝度重心の変化量が小さ
くなり、動画擬似輪郭の発生が抑制される。また、前記
第1サブフィールドと前記第2サブフィールドとが隣接
して配置されているとすることもできる。
ら徐々に増加させ、第1サブフィールド群のサブフィー
ルドで最初に発光させるとき、輝度重心の変化量が小さ
くなり、動画擬似輪郭の発生が抑制される。また、前記
第1サブフィールドと前記第2サブフィールドとが隣接
して配置されているとすることもできる。
【0141】これにより、表示階調を最低輝度の階調か
ら徐々に増加させ、第1サブフィールド群のサブフィー
ルドで最初に発光させるとき、輝度重心の変化量がより
小さくなり、動画擬似輪郭の発生がより抑制される。ま
た、本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動方法
は、1フィールドを時分割して得られる複数のサブフィ
ールドのうちから、入力画像信号の輝度レベルにもとづ
いてサブフィールドを選択し、選択したサブフィールド
において、セルに電圧を印加して書き込んだ後に維持し
て階調表示するプラズマディスプレイパネル駆動方法で
あって、前記1フィールドは、F(Fは、2以上の自然
数)個の第1サブフィールド群と、M(Mは、1以上の
自然数)個の第2サブフィールド群とからなり、前記各
第1サブフィールド群は、複数の前記サブフィールドか
らなり、最初の書き込みがなされるサブフィ−ルド前ま
では、前記維持がなされる期間において、継続して発光
する状態となり、当該最初の書き込みがなされたサブフ
ィ−ルド以降の前記維持がなされる期間において、継続
して消灯する状態となるように設定され、前記各第2サ
ブフィールド群は、複数の前記サブフィールドからな
り、書き込みがなされたサブフィ−ルドのみ、前記維持
がなされる期間において消灯するように設定され、前記
1フィールド内に設定された全ての第2サブフィールド
群に属するサブフィールドの総数はS(Sは、1以上の
自然数)であり、これらサブフィールドに対応づけられ
ている輝度重みの値は互いに異なっており、当該輝度重
みの各値は、2のN(Nは、0以上及びS−1以下の自
然数)乗の値をとり、前記各第1サブフィールド群内の
隣り合うサブフィールドにおいて、後方のサブフィール
ドにおける輝度重みの値が前方のサブフィールドにおけ
る輝度重みの値以上に設定されていることを特徴とす
る。
ら徐々に増加させ、第1サブフィールド群のサブフィー
ルドで最初に発光させるとき、輝度重心の変化量がより
小さくなり、動画擬似輪郭の発生がより抑制される。ま
た、本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動方法
は、1フィールドを時分割して得られる複数のサブフィ
ールドのうちから、入力画像信号の輝度レベルにもとづ
いてサブフィールドを選択し、選択したサブフィールド
において、セルに電圧を印加して書き込んだ後に維持し
て階調表示するプラズマディスプレイパネル駆動方法で
あって、前記1フィールドは、F(Fは、2以上の自然
数)個の第1サブフィールド群と、M(Mは、1以上の
自然数)個の第2サブフィールド群とからなり、前記各
第1サブフィールド群は、複数の前記サブフィールドか
らなり、最初の書き込みがなされるサブフィ−ルド前ま
では、前記維持がなされる期間において、継続して発光
する状態となり、当該最初の書き込みがなされたサブフ
ィ−ルド以降の前記維持がなされる期間において、継続
して消灯する状態となるように設定され、前記各第2サ
ブフィールド群は、複数の前記サブフィールドからな
り、書き込みがなされたサブフィ−ルドのみ、前記維持
がなされる期間において消灯するように設定され、前記
1フィールド内に設定された全ての第2サブフィールド
群に属するサブフィールドの総数はS(Sは、1以上の
自然数)であり、これらサブフィールドに対応づけられ
ている輝度重みの値は互いに異なっており、当該輝度重
みの各値は、2のN(Nは、0以上及びS−1以下の自
然数)乗の値をとり、前記各第1サブフィールド群内の
隣り合うサブフィールドにおいて、後方のサブフィール
ドにおける輝度重みの値が前方のサブフィールドにおけ
る輝度重みの値以上に設定されていることを特徴とす
る。
【0142】これにより、1フィールド内に第1サブフ
ィールド群がF個(Fは、2以上の自然数)あるため
に、F個の継続して発光する期間が存在することとなる
ため、画像の更新周波数が擬似的にF倍となり易く、フ
リッカの発生が抑制されると共に、第1サブフィールド
群では、発光頻度の高い前方のサブフィールドほど、輝
度重みの値が小さくなる傾向で設定されているため、よ
りきめ細かな階調表示が実現される。
ィールド群がF個(Fは、2以上の自然数)あるため
に、F個の継続して発光する期間が存在することとなる
ため、画像の更新周波数が擬似的にF倍となり易く、フ
リッカの発生が抑制されると共に、第1サブフィールド
群では、発光頻度の高い前方のサブフィールドほど、輝
度重みの値が小さくなる傾向で設定されているため、よ
りきめ細かな階調表示が実現される。
【0143】しかも、第1サブフィールド群において
は、発光及び消灯の状態を切替えるときにのみに1回、
書き込みを実施すれは足り、第2サブフィールド群より
も書き込みに要する電力消費が抑えられる。つまり、省
電力化及び階調数を確保しつつ、画像品質が向上され
る。また、少なくとも1つの第1サブフィールド群内の
サブフィールドにおける輝度重みの最小値は、全ての第
2サブフィールド群内のサブフィールドにおける輝度重
みの合計値以下であるとすることもできる。
は、発光及び消灯の状態を切替えるときにのみに1回、
書き込みを実施すれは足り、第2サブフィールド群より
も書き込みに要する電力消費が抑えられる。つまり、省
電力化及び階調数を確保しつつ、画像品質が向上され
る。また、少なくとも1つの第1サブフィールド群内の
サブフィールドにおける輝度重みの最小値は、全ての第
2サブフィールド群内のサブフィールドにおける輝度重
みの合計値以下であるとすることもできる。
【0144】これにより、最低の階調から徐々に階調数
を増加させ、初期の段階で全ての第2サブフィールド群
内のサブフィールドにおいて発光させた後、最初に第1
サブフィールド群内のサブフィールドにおいて発光させ
ることとなったときであっても、それまで発光していた
第2サブフィールド群内の一部のサブフィールドにおい
て継続して発光するため、輝度重心の変化が軽減され、
動画擬似輪郭の発生が抑制される。
を増加させ、初期の段階で全ての第2サブフィールド群
内のサブフィールドにおいて発光させた後、最初に第1
サブフィールド群内のサブフィールドにおいて発光させ
ることとなったときであっても、それまで発光していた
第2サブフィールド群内の一部のサブフィールドにおい
て継続して発光するため、輝度重心の変化が軽減され、
動画擬似輪郭の発生が抑制される。
【0145】また、表示階調を最低輝度の階調から徐々
に増加させるとしたときに、第1サブフィールド群に属
するサブフィールドのうち、最初に発光させるサブフィ
ールドの輝度重みの値は、第2サブフィールド群内にお
いて、その直前で発光させる各サブフィールドの輝度重
みの合計値以下に設定されているとすることもできる。
に増加させるとしたときに、第1サブフィールド群に属
するサブフィールドのうち、最初に発光させるサブフィ
ールドの輝度重みの値は、第2サブフィールド群内にお
いて、その直前で発光させる各サブフィールドの輝度重
みの合計値以下に設定されているとすることもできる。
【0146】これにより、最低の階調から徐々に階調数
を増加させ、初期の段階で全ての第2サブフィールド群
内のサブフィールドにおいて発光させた後、最初に第1
サブフィールド群内のサブフィールドにおいて発光させ
ることとなったときであっても、それまで発光していた
第2サブフィールド群内の一部のサブフィールドにおい
て継続して発光されるため、輝度重心の変化が軽減さ
れ、動画擬似輪郭の発生が抑制される。
を増加させ、初期の段階で全ての第2サブフィールド群
内のサブフィールドにおいて発光させた後、最初に第1
サブフィールド群内のサブフィールドにおいて発光させ
ることとなったときであっても、それまで発光していた
第2サブフィールド群内の一部のサブフィールドにおい
て継続して発光されるため、輝度重心の変化が軽減さ
れ、動画擬似輪郭の発生が抑制される。
【0147】また、前記1フィールド内の全ての第2サ
ブフィールド群における各サブフィールドのみに着目し
たとき、当該各サブフィールドに対応づけられている輝
度重みの値は、当該各サブフィールドの前方にあって最
も近くに位置するサブフィールドに対応づけられている
輝度重みの値よりも大きいとすることもできる。これに
より、第2サブフィールド群内のサブフィールドのみに
よる発光においては、徐々に階調数を増加させた場合、
輝度重心の変化量が小さくなり、動画擬似輪郭の発生が
抑制される。
ブフィールド群における各サブフィールドのみに着目し
たとき、当該各サブフィールドに対応づけられている輝
度重みの値は、当該各サブフィールドの前方にあって最
も近くに位置するサブフィールドに対応づけられている
輝度重みの値よりも大きいとすることもできる。これに
より、第2サブフィールド群内のサブフィールドのみに
よる発光においては、徐々に階調数を増加させた場合、
輝度重心の変化量が小さくなり、動画擬似輪郭の発生が
抑制される。
【0148】また、表示階調を最低輝度の階調から徐々
に増加させるとしたときに、全ての第1サブフィールド
群に属するサブフィールドのうち、最初に発光させる第
1サブフィールドが属する前記第1サブフィールド群
と、その直前で発光させるサブフィールドのうち、最も
大きな値の輝度重みが対応づけられている第2サブフィ
ールドが属する前記第2サブフィールド群とが隣接して
配置されているとすることもできる。
に増加させるとしたときに、全ての第1サブフィールド
群に属するサブフィールドのうち、最初に発光させる第
1サブフィールドが属する前記第1サブフィールド群
と、その直前で発光させるサブフィールドのうち、最も
大きな値の輝度重みが対応づけられている第2サブフィ
ールドが属する前記第2サブフィールド群とが隣接して
配置されているとすることもできる。
【0149】これにより、表示階調を最低輝度の階調か
ら徐々に増加させ、第1サブフィールド群のサブフィー
ルドで最初に発光させるとき、輝度重心の変化量が小さ
くなり、動画擬似輪郭の発生が抑制される。また、前記
第1サブフィールドと前記第2サブフィールドとが隣接
して配置されているとすることもできる。
ら徐々に増加させ、第1サブフィールド群のサブフィー
ルドで最初に発光させるとき、輝度重心の変化量が小さ
くなり、動画擬似輪郭の発生が抑制される。また、前記
第1サブフィールドと前記第2サブフィールドとが隣接
して配置されているとすることもできる。
【0150】これにより、表示階調を最低輝度の階調か
ら徐々に増加させ、第1サブフィールド群のサブフィー
ルドで最初に発光させるとき、輝度重心の変化量がより
小さくなり、動画擬似輪郭の発生がより抑制される。ま
た、前記Fの値及び前記Mの値は2であり、前記1フィ
ールドは、前方から順に1、2、4の輝度重みが対応づ
けられている3つのサブフィールドにより構成される第
2サブフィールド群と、前方から順に、32、32、3
2、48の輝度重みが対応づけられている4つのサブフ
ィールドにより構成される第1サブフィールド群と、前
方から順に8、16、32の輝度重みが対応づけられて
いる3つのサブフィールドにより構成される第2サブフ
ィールド群と、前方から順に16、32、48、48、
64の輝度重みが対応づけられている5つのサブフィー
ルドにより構成される第1サブフィールド群とが、当該
順序により配置されてなるとすることもできる。
ら徐々に増加させ、第1サブフィールド群のサブフィー
ルドで最初に発光させるとき、輝度重心の変化量がより
小さくなり、動画擬似輪郭の発生がより抑制される。ま
た、前記Fの値及び前記Mの値は2であり、前記1フィ
ールドは、前方から順に1、2、4の輝度重みが対応づ
けられている3つのサブフィールドにより構成される第
2サブフィールド群と、前方から順に、32、32、3
2、48の輝度重みが対応づけられている4つのサブフ
ィールドにより構成される第1サブフィールド群と、前
方から順に8、16、32の輝度重みが対応づけられて
いる3つのサブフィールドにより構成される第2サブフ
ィールド群と、前方から順に16、32、48、48、
64の輝度重みが対応づけられている5つのサブフィー
ルドにより構成される第1サブフィールド群とが、当該
順序により配置されてなるとすることもできる。
【0151】これにより、継続して発光する期間が2個
存在することとなり、画像の更新周波数が擬似的に2倍
となるため、フリッカの発生が抑制される。しかも、第
1サブフィールド群においては、発光及び消灯の状態を
切替えるときにのみに1回、書き込みを実施すれは足
り、第2サブフィールド群よりも書き込みに要する電力
消費が抑えられる。
存在することとなり、画像の更新周波数が擬似的に2倍
となるため、フリッカの発生が抑制される。しかも、第
1サブフィールド群においては、発光及び消灯の状態を
切替えるときにのみに1回、書き込みを実施すれは足
り、第2サブフィールド群よりも書き込みに要する電力
消費が抑えられる。
【0152】さらに、1フィールド内に第2サブフィー
ルド群があることにより、1フィールド内にあるサブフ
ィールド数あたりの最大階調数を高め、0〜415階調
を表示することができる。また、上記目的を達成するた
めに、本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動装
置は、上述したいずれかのプラズマディスプレイパネル
駆動方法を使用して、プラズマディスプレイパネルを駆
動することを特徴とする。
ルド群があることにより、1フィールド内にあるサブフ
ィールド数あたりの最大階調数を高め、0〜415階調
を表示することができる。また、上記目的を達成するた
めに、本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動装
置は、上述したいずれかのプラズマディスプレイパネル
駆動方法を使用して、プラズマディスプレイパネルを駆
動することを特徴とする。
【0153】これにより、1フィールド内に第1サブフ
ィールド群がF個(Fは、2以上の自然数)あるため
に、1フィールド内にF回の高輝度な発光がなされ易く
なる。つまり、継続して発光する期間がF個存在するこ
とにより画像の更新周波数が擬似的にF倍となるため、
フリッカの発生が抑制される。しかも、第1サブフィー
ルド群においては、発光及び消灯の状態を切替えるとき
にのみに1回、書き込みを実施すれは足り、第2サブフ
ィールド群よりも書き込みに要する電力消費が抑えられ
る。
ィールド群がF個(Fは、2以上の自然数)あるため
に、1フィールド内にF回の高輝度な発光がなされ易く
なる。つまり、継続して発光する期間がF個存在するこ
とにより画像の更新周波数が擬似的にF倍となるため、
フリッカの発生が抑制される。しかも、第1サブフィー
ルド群においては、発光及び消灯の状態を切替えるとき
にのみに1回、書き込みを実施すれは足り、第2サブフ
ィールド群よりも書き込みに要する電力消費が抑えられ
る。
【0154】さらに、1フィールド内に第2サブフィー
ルド群があることにより、1フィールド内にあるサブフ
ィールド数あたりの最大階調数を高めることができ、第
1サブフィールド群だけでは不足する階調数が補われ
る。このように、Sサブフィールド群を2以上と、Aサ
ブフィールド群を1以上とで1フィールドを構成するこ
とにより、省電力化及び階調数を確保しつつ、画像品質
が向上される。
ルド群があることにより、1フィールド内にあるサブフ
ィールド数あたりの最大階調数を高めることができ、第
1サブフィールド群だけでは不足する階調数が補われ
る。このように、Sサブフィールド群を2以上と、Aサ
ブフィールド群を1以上とで1フィールドを構成するこ
とにより、省電力化及び階調数を確保しつつ、画像品質
が向上される。
【0155】また、上記目的を達成するために、本発明
に係るプラズマディスプレイ表示装置は、プラズマディ
スプレイパネルと、上述したいずれかのプラズマディス
プレイパネル駆動方法を使用して前記プラズマディスプ
レイパネルを駆動するプラズマディスプレイパネル駆動
回路とを有することを特徴とする。これにより、1フィ
ールド内に第1サブフィールド群がF個(Fは、2以上
の自然数)あるために、1フィールド内にF回の高輝度
な発光がなされ易くなる。
に係るプラズマディスプレイ表示装置は、プラズマディ
スプレイパネルと、上述したいずれかのプラズマディス
プレイパネル駆動方法を使用して前記プラズマディスプ
レイパネルを駆動するプラズマディスプレイパネル駆動
回路とを有することを特徴とする。これにより、1フィ
ールド内に第1サブフィールド群がF個(Fは、2以上
の自然数)あるために、1フィールド内にF回の高輝度
な発光がなされ易くなる。
【0156】つまり、継続して発光する期間がF個存在
することにより画像の更新周波数が擬似的にF倍となる
ため、フリッカの発生が抑制される。しかも、第1サブ
フィールド群においては、発光及び消灯の状態を切替え
るときにのみに1回、書き込みを実施すれは足り、第2
サブフィールド群よりも書き込みに要する電力消費が抑
えられる。
することにより画像の更新周波数が擬似的にF倍となる
ため、フリッカの発生が抑制される。しかも、第1サブ
フィールド群においては、発光及び消灯の状態を切替え
るときにのみに1回、書き込みを実施すれは足り、第2
サブフィールド群よりも書き込みに要する電力消費が抑
えられる。
【0157】さらに、1フィールド内に第2サブフィー
ルド群があることにより、1フィールド内にあるサブフ
ィールド数あたりの最大階調数を高めることができ、第
1サブフィールド群だけでは不足する階調数が補われ
る。このように、Sサブフィールド群を2以上と、Aサ
ブフィールド群を1以上とで1フィールドを構成するこ
とにより、消費電力化及び階調数を確保しつつ、画像品
質が向上される。
ルド群があることにより、1フィールド内にあるサブフ
ィールド数あたりの最大階調数を高めることができ、第
1サブフィールド群だけでは不足する階調数が補われ
る。このように、Sサブフィールド群を2以上と、Aサ
ブフィールド群を1以上とで1フィールドを構成するこ
とにより、消費電力化及び階調数を確保しつつ、画像品
質が向上される。
【図1】本実施の形態1に係るプラズマディスプレイ表
示装置の構成図である。
示装置の構成図である。
【図2】本実施の形態1に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法において、1フィールド内に実施される
工程を示す図である。
ネルの駆動方法において、1フィールド内に実施される
工程を示す図である。
【図3】STCE駆動及びADS駆動を行うために、サ
ブフィールド変換部内に格納されている変換テーブルを
示す図である。
ブフィールド変換部内に格納されている変換テーブルを
示す図である。
【図4】Aサブフィールド群に属する各サブフィールド
間における重み付けの値の大小関係を考慮せずに、Aサ
ブフィールド群内のサブフィールドを配置した場合にお
ける、1フィールドの構成を示す図である。
間における重み付けの値の大小関係を考慮せずに、Aサ
ブフィールド群内のサブフィールドを配置した場合にお
ける、1フィールドの構成を示す図である。
【図5】図4に示された1フィールドにおいて、低階調
表示する際の書き込み位置及び順序を規定するテーブル
である。
表示する際の書き込み位置及び順序を規定するテーブル
である。
【図6】本実施の形態1に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法において、1フィールドを15個のサブ
フィールドで構成する場合の例を示す図である。
ネルの駆動方法において、1フィールドを15個のサブ
フィールドで構成する場合の例を示す図である。
【図7】図6に示された1フィールドにおいて、階調表
示する際の書き込み位置及び順序を規定するテーブルで
ある。
示する際の書き込み位置及び順序を規定するテーブルで
ある。
【図8】本実施の形態2に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法において、1フィールド内に実施される
工程を示す図である。
ネルの駆動方法において、1フィールド内に実施される
工程を示す図である。
【図9】負論理書き込みによりSTCE駆動及びADS
駆動を行うために、サブフィールド変換部内に格納され
ている変換テーブルを示す図である。
駆動を行うために、サブフィールド変換部内に格納され
ている変換テーブルを示す図である。
【図10】負論理書き込みによるSTCE駆動方式にお
いて、走査電極、維持電極及びデータ電極に印加される
電圧波形を示す図である。
いて、走査電極、維持電極及びデータ電極に印加される
電圧波形を示す図である。
【図11】本実施の形態2に係るプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法において、1フィールドを15個のサ
ブフィールドで構成する場合の例を示す図である。
パネルの駆動方法において、1フィールドを15個のサ
ブフィールドで構成する場合の例を示す図である。
【図12】図6に示された1フィールドにおいて、階調
表示する際の書き込み位置及び順序を規定するテーブル
である。
表示する際の書き込み位置及び順序を規定するテーブル
である。
【図13】一般的なプラズマディスプレイパネルの電極
構成と、このプラズマディスプレイパネルを階調表示す
るための3つの駆動回路とを示す図である。
構成と、このプラズマディスプレイパネルを階調表示す
るための3つの駆動回路とを示す図である。
【図14】一般的なプラズマディスプレイパネルの駆動
方法において、走査電極、維持電極及びデータ電極に印
加される電圧波形を示す図である。
方法において、走査電極、維持電極及びデータ電極に印
加される電圧波形を示す図である。
【図15】STCE駆動方式において、走査電極、維持
電極及びデータ電極に印加される電圧波形を示す図であ
る。
電極及びデータ電極に印加される電圧波形を示す図であ
る。
【図16】STCE駆動方式とADS駆動方式とを組み
合わせて駆動する場合の1フィールドの構成を示す図で
ある。
合わせて駆動する場合の1フィールドの構成を示す図で
ある。
340 プラズマディスプレイパネル
350 データ検出部
360 表示制御部
370 サブフィールド変換部
371 サブフィールドメモリ
400 データドライバ
401 走査電極
402 維持電極
403 データ電極
404 放電セル
410 走査ドライバ
420 走査ドライバ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 3/20 642 H04N 5/66 101B
H04N 5/66 101 G09G 3/28 K
H
Claims (25)
- 【請求項1】 1フィールドを時分割して得られる複数
のサブフィールドのうちから、入力画像信号の輝度レベ
ルにもとづいてサブフィールドを選択し、選択したサブ
フィールドにおいて、セルに電圧を印加して書き込んだ
後に維持して階調表示するプラズマディスプレイパネル
駆動方法であって、 前記1フィールドは、F(Fは、2以上の自然数)個の
第1サブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)
個の第2サブフィールド群とからなり、 前記1フィールドにおいて、前記各第1サブフィールド
群に属する先頭又は最後尾のサブフィールド同士の間隔
がほぼ1/F×1フィールド分の期間となるように設定
され、 前記各第1サブフィールド群は、複数の前記サブフィー
ルドからなり、最初の書き込みがなされるサブフィ−ル
ド前までは、前記維持がなされる期間において、継続し
て消灯又は発光する状態となり、当該最初の書き込みが
なされたサブフィ−ルド以降の前記維持がなされる期間
において、継続して前記状態とは相反する状態となるよ
うに設定されており、 前記各第2サブフィールド群は、複数の前記サブフィー
ルドからなり、書き込みがなされたサブフィ−ルドの
み、前記維持がなされる期間において、発光又は消灯す
る状態となるように設定されていることを特徴とするプ
ラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項2】 前記間隔は、1/F×0.9×1フィー
ルド分の期間から1/F×1.1×1フィールド分の期
間までの範囲に設定されていることを特徴とする請求項
1に記載のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項3】 前記各第1サブフィールド群は、最初の
書き込みがなされるサブフィールド前までは、前記維持
がなされる期間において、継続して消灯する状態とな
り、当該最初の書き込みがなされたサブフィールド以降
の前記維持がなされる期間において、継続して発光する
状態となるように設定され、前記各第2サブフィールド
群は、書き込みがなされたサブフィールドのみ、前記維
持がなされる期間において発光するように設定され、 少なくとも1つの第1サブフィールド群の直後に第2サ
ブフィールド群があることを特徴とする請求項1に記載
のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項4】 前記Mの値は、前記Fの値に等しく、前
記1フィールドの前方から第1サブフィールド群、第2
サブフィールド群の順に繰り返し配置されていることを
特徴とする請求項3に記載のプラズマディスプレイパネ
ル駆動方法。 - 【請求項5】 前記各第1サブフィールド群は、最初の
書き込みがなされるサブフィールド前までは、前記維持
がなされる期間において、継続して発光する状態とな
り、当該最初の書き込みがなされたサブフィールド以降
の前記維持がなされる期間において、継続して消灯する
状態となるように設定され、 前記各第2サブフィールド群は、書き込みがなされたサ
ブフィールドのみ、前記維持がなされる期間において消
灯するように設定され、 少なくとも1つの第1サブフィールド群の直前に第2サ
ブフィールド群があることを特徴とする請求項1に記載
のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項6】 前記Mの値は、前記Fの値に等しく、前
記1フィールドの前方から第2サブフィールド群、第1
サブフィールド群の順に繰り返し配置されていることを
特徴とする請求項5に記載のプラズマディスプレイパネ
ル駆動方法。 - 【請求項7】 前記第1サブフィールド群それぞれにお
けるサブフィールドの総数同士の差分が1以内であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ
パネル駆動方法。 - 【請求項8】 或る1つの階調を表示させようとすると
き、前記各第2サブフィールド群内での書き込み状態を
変更することなく、前記各第1サブフィールド群におい
て、書き込みを行うサブフフィールドの選択に、複数の
組み合わせが存在する場合、前記各第1サブフィールド
群において発光することとなるサブフィールドに対応づ
けられている輝度重みの合計値同士の差分が最も少なく
なる組み合わせにより、前記選択を実施することを特徴
とする請求項7に記載のプラズマディスプレイパネル駆
動方法。 - 【請求項9】 前記第1サブフィールド群内の各サブフ
ィールドに対応づけられている輝度重みは、全て同じ値
であり、前記1フィールド内に設定された全ての第2サ
ブフィールド群に属するサブフィールドの総数はS(S
は、1以上の自然数)であり、これらサブフィールドに
対応づけられている輝度重みの値は互いに異なってお
り、当該輝度重みの各値は、2のN(Nは、0以上及び
S−1以下の自然数)乗の値をとることを特徴とする請
求項1に記載のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項10】 1フィールドを時分割して得られる複
数のサブフィールドのうちから、入力画像信号の輝度レ
ベルにもとづいてサブフィールドを選択し、選択したサ
ブフィールドにおいて、セルに電圧を印加して書き込ん
だ後に維持して階調表示するプラズマディスプレイパネ
ル駆動方法であって、 前記1フィールドは、F(Fは、2以上の自然数)個の
第1サブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)
個の第2サブフィールド群とからなり、 前記各第1サブフィールド群は、最初の書き込みがなさ
れるサブフィールド前までは、前記維持がなされる期間
において、継続して消灯する状態となり、当該最初の書
き込みがなされたサブフィールド以降の前記維持がなさ
れる期間において、継続して発光する状態となるように
設定され、 前記各第2サブフィールド群は、書き込みがなされたサ
ブフィールドのみ、前記維持がなされる期間において発
光するように設定され、 前記1フィールド内に設定された全ての第2サブフィー
ルド群に属するサブフィールドの総数はS(Sは、1以
上の自然数)であり、これらサブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの値は互いに異なっており、当該輝
度重みの各値は、2のN(Nは、0以上及びS−1以下
の自然数)乗の値をとり、前記各第1サブフィールド群
内の隣り合うサブフィールドにおいて、後方のサブフィ
ールドにおける輝度重みの値が前方のサブフィールドに
おける輝度重みの値以下に設定されていることを特徴と
するプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項11】 少なくとも1つの第1サブフィールド
群内のサブフィールドにおける輝度重みの最小値は、全
ての第2サブフィールド群内のサブフィールドにおける
輝度重みの合計値以下であることを特徴とする請求項1
0に記載のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項12】 表示階調を最低輝度の階調から徐々に
増加させるとしたときに、第1サブフィールド群に属す
るサブフィールドのうち、最初に発光させるサブフィー
ルドの輝度重みの値は、第2サブフィールド群内におい
て、その直前で発光させる各サブフィールドの輝度重み
の合計値以下に設定されていることを特徴とする請求項
10に記載のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項13】 前記1フィールド内の全ての第2サブ
フィールド群における各サブフィールドのみに着目した
とき、当該各サブフィールドに対応づけられている輝度
重みの値は、当該各サブフィールドの前方にあって最も
近くに位置するサブフィールドに対応づけられている輝
度重みの値よりも小さいことを特徴とする請求項10に
記載のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項14】 表示階調を最低輝度の階調から徐々に
増加させるとしたときに、全ての第1サブフィールド群
に属するサブフィールドのうち、最初に発光させる第1
サブフィールドが属する前記第1サブフィールド群と、
その直前で発光させるサブフィールドのうち、最も大き
な値の輝度重みが対応づけられている第2サブフィール
ドが属する前記第2サブフィールド群とが隣接して配置
されていることを特徴とする請求項10に記載のプラズ
マディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項15】 前記第1サブフィールドと前記第2サ
ブフィールドとが隣接して配置されていることを特徴と
する請求項14に記載のプラズマディスプレイパネル駆
動方法。 - 【請求項16】 1フィールドを時分割して得られる複
数のサブフィールドのうちから、入力画像信号の輝度レ
ベルにもとづいてサブフィールドを選択し、選択したサ
ブフィールドにおいて、セルに電圧を印加して書き込ん
だ後に維持して階調表示するプラズマディスプレイパネ
ル駆動方法であって、 前記1フィールドは、F(Fは、2以上の自然数)個の
第1サブフィールド群と、M(Mは、1以上の自然数)
個の第2サブフィールド群とからなり、 前記各第1サブフィールド群は、最初の書き込みがなさ
れるサブフィールド前までは、前記維持がなされる期間
において、継続して発光する状態となり、当該最初の書
き込みがなされたサブフィールド以降の前記維持がなさ
れる期間において、継続して消灯する状態となるように
設定され、 前記各第2サブフィールド群は、書き込みがなされたサ
ブフィールドのみ、前記維持がなされる期間において消
灯するように設定され、 前記1フィールド内に設定された全ての第2サブフィー
ルド群に属するサブフィールドの総数はS(Sは、1以
上の自然数)であり、これらサブフィールドに対応づけ
られている輝度重みの値は互いに異なっており、当該輝
度重みの各値は、2のN(Nは、0以上及びS−1以下
の自然数)乗の値をとり、前記各第1サブフィールド群
内の隣り合うサブフィールドにおいて、後方のサブフィ
ールドにおける輝度重みの値が前方のサブフィールドに
おける輝度重みの値以上に設定されていることを特徴と
するプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項17】 少なくとも1つの第1サブフィールド
群内のサブフィールドにおける輝度重みの最小値は、全
ての第2サブフィールド群内のサブフィールドにおける
輝度重みの合計値以下であることを特徴とする請求項1
6に記載のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項18】 表示階調を最低輝度の階調から徐々に
増加させるとしたときに、第1サブフィールド群に属す
るサブフィールドのうち、最初に発光させるサブフィー
ルドの輝度重みの値は、第2サブフィールド群内におい
て、その直前で発光させる各サブフィールドの輝度重み
の合計値以下に設定されていることを特徴とする請求項
16に記載のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項19】 前記1フィールド内の全ての第2サブ
フィールド群における各サブフィールドのみに着目した
とき、当該各サブフィールドに対応づけられている輝度
重みの値は、当該各サブフィールドの前方にあって最も
近くに位置するサブフィールドに対応づけられている輝
度重みの値よりも大きいことを特徴とする請求項16に
記載のプラズマディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項20】 表示階調を最低輝度の階調から徐々に
増加させるとしたときに、全ての第1サブフィールド群
に属するサブフィールドのうち、最初に発光させる第1
サブフィールドが属する前記第1サブフィールド群と、
その直前で発光させるサブフィールドのうち、最も大き
な値の輝度重みが対応づけられている第2サブフィール
ドが属する前記第2サブフィールド群とが隣接して配置
されていることを特徴とする請求項16に記載のプラズ
マディスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項21】 前記第1サブフィールドと前記第2サ
ブフィールドとが隣接して配置されていることを特徴と
する請求項20に記載のプラズマディスプレイパネル駆
動方法。 - 【請求項22】 前記Fの値及び前記Mの値は2であ
り、前記1フィールドは、前方から順に64、48、4
8、32、16の輝度重みが対応づけられている5つの
サブフィールドにより構成される第1サブフィールド群
と、前方から順に32、16、8の輝度重みが対応づけ
られている3つのサブフィールドにより構成される第2
サブフィールド群と、前方から順に48、32、32、
32の輝度重みが対応づけられている4つのサブフィー
ルドにより構成される第1サブフィールド群と、前方か
ら順に4、2、1の輝度重みが対応づけられている3つ
のサブフィールドにより構成される第2サブフィールド
群とが、当該順序により配置されてなることを特徴とす
る請求項3及び10のいずれかに記載のプラズマディス
プレイパネル駆動方法。 - 【請求項23】 前記Fの値及び前記Mの値は2であ
り、前記1フィールドは、前方から順に1、2、4の輝
度重みが対応づけられている3つのサブフィールドによ
り構成される第2サブフィールド群と、前方から順に、
32、32、32、48の輝度重みが対応づけられてい
る4つのサブフィールドにより構成される第1サブフィ
ールド群と、前方から順に8、16、32の輝度重みが
対応づけられている3つのサブフィールドにより構成さ
れる第2サブフィールド群と、前方から順に16、3
2、48、48、64の輝度重みが対応づけられている
5つのサブフィールドにより構成される第1サブフィー
ルド群とが、当該順序により配置されてなることを特徴
とする請求項5及び16のいずれかに記載のプラズマデ
ィスプレイパネル駆動方法。 - 【請求項24】 請求項1から21のいずれかに記載の
プラズマディスプレイパネル駆動方法を使用して、プラ
ズマディスプレイパネルを駆動するプラズマディスプレ
イパネル駆動装置。 - 【請求項25】 プラズマディスプレイパネルと、請求
項1から21のいずれかに記載のプラズマディスプレイ
パネル駆動方法を使用して前記プラズマディスプレイパ
ネルを駆動するプラズマディスプレイパネル駆動回路と
を有するプラズマディスプレイ表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266885A JP2003177699A (ja) | 2001-10-03 | 2002-09-12 | プラズマディスプレイパネル駆動方法、プラズマディスプレイパネル駆動装置及びプラズマディスプレイ表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP2001-307249 | 2001-10-03 | ||
JP2001307249 | 2001-10-03 | ||
JP2002266885A JP2003177699A (ja) | 2001-10-03 | 2002-09-12 | プラズマディスプレイパネル駆動方法、プラズマディスプレイパネル駆動装置及びプラズマディスプレイ表示装置 |
Publications (1)
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JP2003177699A true JP2003177699A (ja) | 2003-06-27 |
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ID=26623638
Family Applications (1)
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JP2002266885A Pending JP2003177699A (ja) | 2001-10-03 | 2002-09-12 | プラズマディスプレイパネル駆動方法、プラズマディスプレイパネル駆動装置及びプラズマディスプレイ表示装置 |
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Country | Link |
---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-09-12 JP JP2002266885A patent/JP2003177699A/ja active Pending
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