JP2003176941A

JP2003176941A - 簡易設置型排煙機構

Info

Publication number: JP2003176941A
Application number: JP2001375490A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Taka; 和夫鷹
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-12-10
Filing date: 2001-12-10
Publication date: 2003-06-27

Abstract

(57)【要約】【課題】室内において、焼肉等の煙の出る調理の際
に、直ちに設置でき、排煙を確実にし、又使用後の撤去
・収納が確実である家庭用簡易排煙機構を提案する。【解決手段】笠を下方拡開は適宜の広がりを有するよ
うに形成する。笠を排煙管の一端に着脱自在に設ける。
排煙管には電動ファンを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、簡易設置型排煙
機構に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、一般家庭において、屋内にて焼
肉・焼魚等の調理をする場合に必ず台所の換気扇を作動
させ、排煙しながら調理することが行われている。それ
でも換気扇の能力と排煙量によって台所は勿論、他の室
にも煙が侵入する状況が一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため家庭内にお
いて室内又は食堂等において焼肉や魚を焼ながら食べる
ことは余程大きなフードを設け、排煙設備を設けた家で
なければ不可能であった。又、この排煙設備は通常フー
ド・排煙ダクトを固定して常設と成らざるを得ないた
め、居間・客間等に設けることはできず、設置場所も限
られ、大きな家でなければ設置できなかった。

【０００４】すき焼きとかなべ料理の場合、湯気だけと
考えられるため、食堂・居間等において行われることは
あるが、この程度でも室内・建具・カーテン・家具その
他への影響があるのは避けられない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そこで本発明において
は、屋内、就中室内にて、設置・取外しが極めて容易で
排煙を完全になし得る簡易設置型排煙機構を提案するも
ので、これにより室内における焼肉・焼魚・なべ料理等
の排煙及びそれによる室内・家具・建具・カーテンその
他の汚れを確実に排除し、屋内における料理を堪能しう
るようにせんとするもので、下方に拡開した適宜の広が
りを有する笠を排煙管先端に設けると共に、該排煙管に
は電動ファンを設けることを特徴とする

【０００６】

【発明の実施の形態】以下図面に示す実施例について
本発明を詳細に説明する。図中１は笠で、上部には以下
に述べる排煙管２との連接部１１を構成し、下部に拡開
部１２を形成してある。連接部１１は基本的には筒状で
あって、排煙管２の端部２１と挿通・嵌合又は螺合等の
形状によって、更には螺子止め、ピン等により固定させ
るのがよい。或は又、排煙管２は、螺旋状の支持部材を
設けた蛇腹状に形成されるものであれば、その螺旋状の
支持部材が螺通する形状にすることもできる。

【０００７】該笠１はアルミニウム等の金属薄板にて形
成するのが便であるが、これに限定されず、適宜の耐熱
性があれば、他の材料でも、又一体的でなく分解組立型
にも形成しうる。又、笠１は大きいほど使用に便である
が、収納・移動等を考えると、火口・なべの大きさをカ
バーできる広さがあればよいが、更にその周縁をカバー
できる広さがあれば尚便である。

【０００８】排煙管２は適宜の耐熱性を有するものがよ
く、例えば耐熱プラスチック・耐熱ゴム・金属薄板パイ
プ等種々の材質が使用しうる。耐熱プラスチックとして
は、オレフィン系樹脂が推奨される。排煙管２は、その
先端に取付ける笠１の位置を特定するために、その支持
部３を設けることができる。例えば、底部の台に杆体を
植立させ、スタンド型にして排煙管２とは別体に形成
し、その上部に笠１又は排煙管２を係止支承できるよう
にしたもの、テーブル等に固定するクランプとその上部
に笠１又は排煙管２の支承部を備えたもの等適宜の形態
を採用しうる。

【０００９】更に、排煙管２は直筒型のもの適宜数を挿
通・螺通、他の接続部を設けて接続する等の連接形式の
もの、又、直筒型と屈曲型・湾曲型、又その自在型等を
組合せる型等適宜の形態を選択しうる。又、排煙管２を
支持部３とを一体的に形成したものを形成できる。例え
ば、適宜の柔軟性を有する排煙管２に例えば外側に或は
埋設して針金を螺旋状に捲回して固定させて形成するこ
とにより、針金によりその自立性を確保できる。又、そ
の際に屈曲姓をも得ることが可能である。

【００１０】４はファンで、モーターと一体型が推奨さ
れる。ファン４は排煙管２の一端に設置することもでき
るが、排煙管２の適宜の箇所に設置しうることもでき
る。該ファン４はケース５中に収納させ、ケース５の前
後に排煙管２を接続するのが便である。上記の接続は、
笠１との接続と同様に接続自在とするのがよい。その他
６はコンロ等の熱器具、７はテーブルである。又、笠１
の連接部１１にフィルター８を着脱自在に設置すること
も出来る。

【００１１】

【実施例】次いで、その使用態様について説明すれ
ば、先ず排煙管２の先端を窓等を利用して室外に突出さ
せておく。或は台所等の換気扇近くに位置させておく。
次いで、排煙管２先端の笠１をテーブル７等においてコ
ンロ６上に位置させる。この笠１の位置設定について
は、排煙管２に自立性のあるものを使用する場合は、排
煙管２を自立させ、笠１をコンロ６上に持来す。この笠
１の設定については、前記の如く笠１を天井から吊るす
型にしたり、テーブル７にホース２の一部を固定した
り、種々の形態が取り得ること前述の通りである。

【００１２】この様に、笠１、排煙管２、ファン４の設
置により、フアン４の作動により、笠１から周辺エアー
を吸引し、排煙管２を介し、室外或は換気扇設置箇所等
に排気される。この状態で、コンロ６にて焼肉・焼魚等
の焼物、或はなべ料理を行うと、その煙・湯気は前記の
如く外部に確実に排出される。この取外しも前記とは逆
の操作で極めて簡単に取外せるものであること勿論であ
る。

【００１３】

【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項１によ
れば、下方に拡開した適宜の広がりを有する笠を排煙管
先端に設けると共に、該排煙管には電動ファンを設けた
ので、設置場所は限定されることなく何処でも組立て・
取外しが極めて容易であり、且つ排煙機構も確実に確保
できるので、その使用場所も限られることなく、居間で
も客間でも焼肉・焼魚・なべ料理を楽しむことができ
る。当然、室内・建具・家具・カーテン等への煙等の影
響も全くなく、快適な場所での料理を満喫できる。又、
取外し・分解は容易で、必要に応じ、細かく分割もで
き、収納も容易である。

【００１４】又、請求項２、請求項３、請求項４、請求
項５によれば、排煙管の支持部を設け、排煙管の支持部
は排煙管自体に組込み、自立自在とした排煙管を用い、
又は排煙管の支持部は排煙管自体に螺旋状に組込み、伸
縮・折曲自在とした排煙管を用い、或は排煙管の支持部
は排煙管外にて他部材に係止自在とし、排煙管の一部を
支持自在としたので、笠、排煙管の設置自在が容易で、
他の部材により、又は自立して笠、排煙管を支承でき、
設置自在性を更に高めると共に、伸縮・折曲自在性によ
り設置や使用上の利便性を一層高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明一実施例概略説明図

【符号の説明】

１笠２排煙管３支持部４ファン５ケース６コンロ７テーブル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下方に拡開した適宜の広がりを有する笠
を排煙管先端に設けると共に、該排煙管には電動ファン
を設けることを特徴とする簡易設置型排煙機構。
【請求項２】排煙管の支持部を設けることを特徴とす
る請求項１に記載の簡易設置型排煙機構。
【請求項３】排煙管の支持部は排煙管自体に組込み、
自立自在とした排煙管を用いたことを特徴とする請求項
２に記載の簡易設置型排煙機構。
【請求項４】排煙管の支持部は排煙管自体に螺旋状に
組込み、伸縮・折曲自在とした排煙管を用いることを特
徴とする請求項２に記載の簡易設置型排煙機構。
【請求項５】排煙管の支持部は排煙管外にて他部材に
係止自在とし、排煙管の一部を支持自在としたことを特
徴とする請求項２に記載の簡易設置型排煙機構。