JP2003176625A - デザインパネル - Google Patents

デザインパネル

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JP2003176625A
JP2003176625A JP2001378712A JP2001378712A JP2003176625A JP 2003176625 A JP2003176625 A JP 2003176625A JP 2001378712 A JP2001378712 A JP 2001378712A JP 2001378712 A JP2001378712 A JP 2001378712A JP 2003176625 A JP2003176625 A JP 2003176625A
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JP
Japan
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design panel
concrete
formwork
uneven pattern
mold
Prior art date
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JP2001378712A
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English (en)
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Ryuji Okugawa
竜二 奥川
Yasushi Matsumoto
安史 松本
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デザインパネルの上下についての方向性をな
くすことで1枚のデザインパネルで2種類の凹凸模様を
転写可能とするデザインパネルを提供すること 【解決手段】 前記デザインパネル10は、凹凸模様1
1を有するデザインパネル本体12と、該デザインパネ
ル本体12の上端部12aを略直角に折曲して形成され
たフランジ部13とからなり、前記デザインパネル本体
12の上端部12a及び下端部12bには長さ方向に沿
って凹凸模様が施されていない無模様部14a、14b
がそれぞれ形成されるとともに、該各無模様部14a、
14bには長さ方向に沿って前記フランジ部13と反対
の方向へ突出する突起15a、15bがそれぞれ設けら
れたこと。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートの表
面に凹凸模様を転写するために使用されるデザインパネ
ルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、建築物の基礎又は塀等のコンクリ
ート構造物は、一般に表面が平滑であるため、変化に乏
しく見栄えも悪くなりがちである。そのため、硬化した
コンクリート表面にモルタルを塗布したり吹き付けたり
してある程度の凹凸を施したり、タイル貼りすること等
により、建築物の基礎又は塀等のコンクリート構造物の
見栄えを向上させる工夫をおこなっていた。しかしなが
ら、このような処理は工数が増加して多大な手数と労力
を必要とするだけでなく、工期が長くなり、コスト高に
なるという問題点があった。 【0003】そこで、凹凸模様を有するデザインパネル
を型枠に取り付けて、コンクリートを打設することが提
案されている。このようにすると、コンクリートの打放
し工法をおこなうだけで、脱枠後のコンクリートの表面
にデザインパネルの凹凸模様の形が転写されるので、モ
ルタルによる処理やタイル貼り等をおこなわずに、コン
クリート基礎の外観を建築物の外観にマッチさせること
ができる。 【0004】このために、前記デザインパネル100
は、例えば、図6に示すように、該デザインパネル10
0の上端101を型枠102の上面103に乗るように
略直角に折り曲げ、下端104は型枠102の高さより
少し短くしておくとともに、下部固定金具105の一方
の引掛け片106が引っ掛かりやすいように2つの膨出
部107を形成して構成されている。 【0005】前記デザインパネル100の前記型枠10
2への取付けは、上部固定金具108の一方の引掛け片
109を前記デザインパネル100の上端101に引っ
掛けて、その他方の引掛け片110を前記型枠102の
側面に掛着させるとともに、前記下部固定金具105の
一方の引掛け片106を前記デザインパネル100の下
端104の膨出部107の引っ掛けて、その他方の引掛
け片111を前記型枠102の側面に掛着させることに
よりおこなわれる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のデザインパネル100は、前述のように、主にコン
クリート基礎の側面に凹凸模様を転写ために設計されて
いるので、コンクリート塀のように左右だけでなく上下
方向にも広い面に有するコンクリート構造物に凹凸模様
を転写する場合には、以下に示す問題点があった。 【0007】まず、前記膨出部107が形成されている
下端に比べて、前記デザインパネル100の上端101
は横方向の力に弱く、施工時のコンクリートの側圧によ
って、前記デザインパネル100が折れ曲がる等してデ
ザインパネル100の凹凸模様に著しい変形を生ずる場
合があり、前記デザインパネル100の凹凸模様をコン
クリートの表面に正確に転写することができないという
問題点があった。 【0008】また、コンクリートが硬化して前記型枠1
02を脱枠するまで、コンクリートの表面に前記デザイ
ンパネル100の凹凸模様が正確に転写されているかど
うかを確認することができないので、凹凸模様の変形が
許容範囲を超えている場合には、変形箇所にモルタルで
修正等をおこなわなければならず、作業工数が増加する
だけでなく、これに伴うコストアップという問題点があ
った。 【0009】更に、同一場所で複数箇所に施工する際
に、1種類の凹凸模様では変化に乏しく見栄えも単調と
なりがちであるために、複数種類の凹凸模様で施工する
ことが望ましいが、そのためには、凹凸模様の種類に対
応したデザインパネル100が必要となり、作製する前
記デザインパネル100の種類の増加によるコストアッ
プという問題点があった。 【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、デザインパネルの横方向の強度を増加させると
ともに、デザインパネルの上下についての方向性をなく
すことで1枚のデザインパネルで2種類の凹凸模様を転
写可能とするデザインパネルを提供することを目的とす
る。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
になされた本発明の請求項1に記載のデザインパネル
は、コンクリート構造物の表面に凹凸模様を転写するた
めに、型枠の表側面に沿わせて取り付けられる凹凸模様
を備えたデザインパネルであって、凹凸模様を有するデ
ザインパネル本体と、該デザインパネル本体の上端部を
略直角に折曲して形成されたフランジ部とからなり、前
記デザインパネル本体の上端部及び下端部には長さ方向
に沿って凹凸模様が施されていない無模様部がそれぞれ
形成されるとともに、該各無模様部には長さ方向に沿っ
て前記フランジ部と反対の方向へ突出する突起がそれぞ
れ設けられたことを特徴とするものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の実施の形態に係るデザインパネル
10は、図1に示すように、非発泡の合成樹脂薄板、具
体的には、ポリスチレン、ポリプロピレン又はポリエチ
レン等の熱可塑性樹脂の薄板からなり、その表面に凹凸
状に成形された所望の凹凸模様11が施されたデザイン
パネル本体12と、該デザインパネル本体12の上端部
12aを略直角に折曲して形成されたフランジ部13と
からなり、前記デザインパネル本体12の上端部12a
及び下端部12bには長さ方向に沿って前記凹凸模様1
1が施されていない無模様部14b、14aが形成され
るとともに、該各無模様部14a、14bには長さ方向
に沿って前記フランジ部13と反対の方向へ突出する一
条の突起15a、15bがそれぞれ設けられて構成され
ている。 【0013】その高さは取り付ける型枠の高さと等しい
か少し短い高さとし、その長さは型枠の長さと等しいか
少し長い長さとしている。また、前記無模様部14a、
14bの上下幅は、特に限定されないが、凹凸模様11
を形成する範囲等を考慮して定められている。 【0014】前記凹凸模様11の突出高さは、低すぎる
と凹凸模様11が目立たなくなり、高すぎると成形が困
難になるだけでなく、施工されるコンクリート構造物の
幅厚の確保が困難になるため、施工後の見栄えと好適な
幅厚の確保を考慮して定められている。なお、その形状
は、図1に示すものに限定されないで、平面視で多角
形、折線、円形、楕円形、波形等の各種の規則的形状と
することができるほか、各種の不規則形状とすることも
できる。 【0015】また、図2に示すように、上下方向に伸び
るリブ16が、デザインパネル本体12の中央部12d
及び一側縁12cに1本ずつフランジ部13と反対の方
向へ突出して設けられている。このとき、前記中央部1
2dのリブ16は、施工後のコンクリート塀82にこれ
らリブ16が転写されることにより形成される縦溝83
(図5参照)が略等間隔となるように、この2本のリブ
16の中心間距離が、中央部12dのリブ16の中心か
ら他側縁12eまでの距離よりリブ16の幅の略1/2
だけ長くなるように設けられている。 【0016】そして、前記各突起15a、15bは、一
側縁12cのリブ16と中央部12dのリブ16との間
と、中央部12dのリブ16と他側縁12eとの間にそ
れぞれ形成されている。その突出高さは、凹凸模様11
の突出高さと等しい又はそれよりも小さい寸法としてい
る。また、その長さは2本のリブ16の中心間距離又は
中央部のリブ16の中心から他側縁12eまでの距離よ
り少し短くしている。 【0017】次に、本発明の実施の形態に係る施工具に
ついて説明する。図3に示すように、型枠20と、デザ
インパネル10の上端部12aを型枠20の上端21に
固定する上部留め具30と、デザインパネル10の下端
部12bを型枠20に下端22に固定するとともに、型
枠20を上下配置する際に、上段の型枠20の表側面2
3と下段の型枠20の表側面23とを略面一に保持する
下部留め具40と、上段の型枠20と下段の型枠20と
の間に取り付けて、相対向する一対の型枠20の間隔を
施工すべきコンクリート塀の厚みに対応した間隔に保持
するセパレータ50等から構成されている。なお、本実
施の形態では、これらの施工具等を使用したが、型枠2
0の表側面23にデザインパネル10を取り付けること
ができ、かつ型枠20を上下方向に連結、固定すること
ができれば、これに限定されない。 【0018】以下、前述の施工具等を用いたコンクリー
ト塀の施工について説明する。まず、図1に示すよう
に、型枠20の上面24にデザインパネル10のフラン
ジ部13を乗せて、型枠20の表側面23全体を覆うよ
うにデザインパネル本体12をあてがい、上部留め具3
0を、そのデザインパネル側挟持片31がデザインパネ
ル10の無模様部14aを覆うようにして、デザインパ
ネル10の上端部12aに引掛けるとともに、上部留め
具30の型枠側挟持片32を型枠20に掛着させて、上
部留め具30で、型枠20の上端21とデザインパネル
10の上端部12aとを挟持することにより、デザイン
パネル10を型枠20に取り付ける。 【0019】次に、表側面23にデザインパネル10が
取り付けられた型枠20を互いに相対向するように立設
し、所定の枚数を横方向に配設して、適当な固定手段に
より隣接する型枠20を相互に連結、固定する。 【0020】このとき、これら最下段に位置する相対向
する型枠20の下端22どうしの固定は、一般に使用さ
れている基礎用のセパレータ等を用いておこなわれて、
相対向する型枠20の下端22間の間隔が、施工すべき
コンクリート塀の厚みに対応した所定の間隔に隔てられ
るとともに、デザインパネル10の下端部12bを型枠
20の下端22に固定する。 【0021】型枠20を横方向に連結後、図1に示すよ
うに、セパレータ50を隣合う上部留め具30間に嵌め
込むようにして相対向する型枠20間に設置するととも
に、上部留め具30上に下部留め具40を設置した後、
デザインパネル10を取り付けた型枠20を、下部留め
具40の引掛け部41にデザインパネル10の突起15
bを引掛けるようにして既に固定されている型枠20の
上面24に載置して、下部留め具40の楔打込み孔42
及びセパレータ50の載置板51の楔打込み孔52にそ
れぞれ楔60を打ち込むとともに、適当な固定手段を用
いて上下方向に隣接する型枠20を相互に連結、固定す
ることにより、型枠20を上下方向に連結する。 【0022】以下、同様の要領で、所望の高さになるま
で、図3に示すように、型枠20を上方向に連結、固定
してゆくとともに、横方向に隣接する型枠20を相互に
連結、固定して、所望枚数の型枠20を配設した後、不
図示の支保工により型枠20の裏側面から支持する。 【0023】最後に、最上段に位置する相対向する型枠
20の上端21どうしを適当な固定手段により固定し
て、コンクリート打設時のコンクリートの側圧による相
対向する型枠20の各上端21間の間隔の広がりを防止
する。 【0024】これにより、施工すべきコンクリート塀の
両側面に凹凸模様付与することとなるが、相対向する型
枠20のうち一方の型枠20のみにデザインパネル10
を取り付けて、いずれか一方の側面のみに凹凸模様を付
与することとしてもよい。 【0025】なお、本実施の形態では、前述のようにデ
ザインパネル10を型枠20に取り付けているが、図4
に示すように、デザインパネル10の上下を逆にして型
枠20に取り付けるようにしてもよい。その取付けは、
デザインパネル10の上下を逆にして、型枠20の下面
25にデザインパネル10のフランジ部13を敷設し
て、型枠20の表側面23全体を覆うようにデザインパ
ネル本体12をあてがい、上部留め具30を、そのデザ
インパネル側挟持片31がデザインパネル10の無模様
部14bを覆うようにして、デザインパネル10の下端
部12bに引掛けるとともに、上部留め具30の型枠側
挟持片32を型枠20に掛着させて、上部留め具30
で、型枠20の上端21とデザインパネル10の下端部
12bとを挟持することによりおこなわれる。 【0026】このとき、デザインパネル10の上端部1
2a及び下端部12bにそれぞれ突起15a及び15b
を形成しているので、上部留め具30及び下部留め具4
0の取付けに支障はない。また、型枠20の横方向及び
上下方向への連結等は本実施の形態と同様におこなう。 【0027】このように、デザインパネル10の上下を
逆にして型枠20に取り付けることにより、本実施の形
態のデザインパネル10とは異なる凹凸模様をコンクリ
ート塀の転写することができる。 【0028】型枠20の配設後、必要により、相対向す
る型枠20間のコンクリート充填空間70(図3参照)
に不図示の鉄筋の配筋をおこなった後、このコンクリー
ト充填空間70にコンクリートを打設する。 【0029】この後、コンクリートが徐々に硬化するこ
とにより、デザインパネル10の凹凸模様11がコンク
リートに転写される。 【0030】そして、コンクリートを十分に養生させた
後、型枠20を脱枠するとともに、セパレータ50の載
置板51をセパレータ50の本体から切離すと、図5に
示すように、側面80にデザインパネル10の凹凸模様
11(図2参照)に対応する凹凸模様81が転写された
コンクリート塀82が現われる。 【0031】このとき、コンクリート塀82の側面80
にはデザインパネル10のリブ16に対応した上下方向
に伸びる縦溝83が横方向に、型枠20の上下方向に継
ぎ目には上部留め具30及び下部留め具40に対応した
横方向に伸びる横溝84が上下方向に、それぞれ略等間
隔に複数本形成され、凹凸模様11とともに、装飾模様
の一部分を構成する。 【0032】なお、本実施の形態においては、コンクリ
ート塀の側面に凹凸模様を転写することとしたが、これ
に限定されずに、基礎、擁壁等の各種コンクリート構造
物に凹凸模様を転写することができる。 【0033】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載のデザインパネルによれば、デザインパネルの上
端部及び下端部に突起を形成したので、横方向に強度が
増し、型枠への取付け時にデザインパネルが折れ曲がる
ことを抑えることができるとともに、コンクリート打設
時のコンクリートの側圧による凹凸模様の変形を抑える
ことができ、前記デザインパネルの凹凸模様が許容範囲
を超えて変形することなく、前記デザインパネルの凹凸
模様をコンクリートの表面に正確に転写することができ
るという利点がある。 【0034】また、前記デザインパネルの凹凸模様をコ
ンクリートの表面に正確に転写することができるので、
許容範囲を超えた変形箇所にモルタルで修正等をおこな
う必要がなく、作業性を向上させることができるという
利点がある。 【0035】更に、デザインパネルの上下の方向性をな
くすことができるので、上下逆に使用することにより1
枚のデザインパネルで2種類の凹凸模様を転写すること
ができることとなり、コスト削減を図ることができると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略図であ
る。 【図2】本発明のデザインパネルを示す概略正面図であ
る。 【図3】本発明の実施の形態の一例を示す概略断面図で
ある。 【図4】本発明の他の実施の形態の一例を示す概略図で
ある。 【図5】コンクリート塀を示す部分正面図である。 【図6】従来の実施の形態を示す概略断面図である。 【符号の説明】 10 デザインパネル 11 凹凸模様 12 デザインパネル本体 12a 上端部 12b 下端部 13 フランジ部 14a、14b 無模様部 15a、15b 突起

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 コンクリート構造物の表面に凹凸模様を
    転写するために、型枠の表側面に沿わせて取り付けられ
    る凹凸模様を備えたデザインパネルであって、 凹凸模様を有するデザインパネル本体と、該デザインパ
    ネル本体の上端部を略直角に折曲して形成されたフラン
    ジ部とからなり、前記デザインパネル本体の上端部及び
    下端部には長さ方向に沿って凹凸模様が施されていない
    無模様部がそれぞれ形成されるとともに、該各無模様部
    には長さ方向に沿って前記フランジ部と反対の方向へ突
    出する突起がそれぞれ設けられたことを特徴とするデザ
    インパネル。
JP2001378712A 2001-12-12 2001-12-12 デザインパネル Pending JP2003176625A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITUB20152402A1 (it) * 2015-07-22 2017-01-22 Daniele Roveta Struttura rinforzata di contenimento di getti di calcestruzzo, metodo e profilato per la sua realizzazione

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