JP2003176017A - 物品供給装置 - Google Patents

物品供給装置

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JP2003176017A
JP2003176017A JP2002317726A JP2002317726A JP2003176017A JP 2003176017 A JP2003176017 A JP 2003176017A JP 2002317726 A JP2002317726 A JP 2002317726A JP 2002317726 A JP2002317726 A JP 2002317726A JP 2003176017 A JP2003176017 A JP 2003176017A
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support rollers
vegetables
rollers
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JP2002317726A
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English (en)
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Toru Ishii
徹 石井
Susumu Ookata
進 大嘉田
Hideo Eguchi
英夫 江口
Hirotsuna Fujiwara
広綱 藤原
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を、所定の位置及び間隔、姿勢に揃えて供
給する作業が安定して行える物品供給装置を提供する。 【解決手段】逆ハ字形に配列した始端側及び中間部、終
端側の支持ローラ6…を搬送方向に回転させ、始端側の
支持ローラ6…を速く回転して、荷受け用コンベア2か
ら放出される果菜物A…を搬送路中央部に向けて積極的
に移動及び前後に分散して搬送する。中間部の支持ロー
ラ6…を、始端側及び終端側の支持ローラ6よりも低速
で回転して、分散された前後の果菜物A…を当接したま
ま整列搬送する。終端側の支持ローラ6…を、始端側及
び中間部の支持ローラ6よりも速く回転して、1列に整
列された果菜物A…を前後等間隔に離間して仕分け用コ
ンベア3に移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば蜜柑や林
檎、トマト、西瓜、梨、柿、桃、馬鈴薯のような果菜
物、或いは、テニス、サッカー、野球、卓球のような球
技用ボール等の略球形状又は略楕円形状を有する物品を
整列供給する作業に用いられる物品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような果菜物を供給する
装置としては、例えば、図7に示すように、V字型に架
設した分散ベルト30,30間に果菜物A…を移載し、
分散ベルト30,30により果菜物A…を前後に分散し
ながら整列して整列ベルト31に移載すると共に、整列
ベルト31から仕分け用コンベア33に果菜物A…を順
次移載する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した果菜
物Aの外周面に艶出し用のワックスが塗布されている場
合、果菜物Aと分散ベルト30との接触抵抗が大きく、
分散ベルト30,30間に載置された果菜物Aを前後に
分散したり、果菜物Aの載置位置を修正したりすること
が困難である。略楕円形を有する果菜物Aは分散ベルト
30との接触面積が大きく、一方の分散ベルト30に接
触した状態のまま搬送されることがあるので、搬送路中
央部に対して果菜物Aを整列載置することができない。
【0004】且つ、整列ベルト31に載置された果菜物
Aを、両側部に架設したガイド板32によりセンタリン
グ(幅寄せ)しようとしても、接触抵抗が大きいため、
果菜物Aが傾斜又は起立するだけで、その載置位置を修
正することが困難である。仕分け用コンベア33の中央
部載置面に対して偏心した状態に果菜物Aが載置された
り、起立した状態に果菜物Aが載置されたりするので、
果菜物Aの周面全体を、例えば、撮像用カメラ等により
撮像することが難しく、仕分け作業が正確に行えないと
いう問題点を有している。
【0005】また、隣接する果菜物A…の接触抵抗又は
ガイド板32との間に生じる接触抵抗により、一部の果
菜物A…が集合した状態のまま搬送されたり、前後に載
置された果菜物Aの間隔が不規則となったりすることが
あり、果菜物Aの間隔及び個数を一定に保つことが困難
であるという問題点も有している。
【0006】他の供給方法として、図8に示すように、
搬送路下部に配設した振動発生機34により分散コンベ
ア35を振動させ、分散コンベア35に載置された果菜
物A…を前後に分散しながら整列コンベア36に移載
し、整列コンベア36から仕分け用コンベア33に順次
移載する装置を用いた場合、果菜物Aの大きさ、形状、
種類によって分散コンベア35との接触面積が異なるた
め、接触面積が大きいと送り速度が速く、接触面積が小
さいと送り速度が遅くなり、果菜物Aの供給量を一定に
保つことが困難であるという問題点を有している。
【0007】この発明は上記問題に鑑み、逆ハ字形に配
列した始端側及び中間部、終端側の支持ローラを、物品
が整列される速度に可変及び搬送方向に回転手段で回転
することにより、物品を前後に分散しながら整列して搬
送することができ、所定の位置及び間隔、姿勢に揃えて
供給する作業が安定して行える物品供給装置の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品を搬送する搬送路上に、該物品が載置される前後間
隔に隔てて支持ローラを搬送方向に配列し、上記搬送路
上に配列した支持ローラを、上記搬送方向に向けて逆ハ
字形となる角度に配列すると共に、上記搬送路上の始端
側及び中間部、終端側に配列した支持ローラを、上記物
品が整列される速度に可変及び搬送方向に回転する回転
手段を設けた物品供給装置であることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記搬送路の始端側に配列した支持ロ
ーラを、該始端側後段に配列した支持ローラの回転速度
よりも速い速度に設定した物品供給装置であることを特
徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記搬送路の終端側に配列した支持ロ
ーラを、該終端側前段に配列した支持ローラの回転速度
よりも速い速度に設定した物品供給装置であることを特
徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記搬送路の中間部に配列した支持ロ
ーラを、該搬送路の始端側及び終端側に配列した支持ロ
ーラの回転速度よりも低速に設定した物品供給装置であ
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の物品供給装置は、逆ハ字形に配
列した始端側及び中間部、終端側の支持ローラを、物品
が整列される速度に可変及び搬送方向に回転手段で回転
して、支持ローラ上に載置される物品を搬送路中央部に
向けて移動させながら搬送する。且つ、任意サイズ(例
えば大、中、小)の物品を搬送路中央部に向けて移動
(センタリング)すると共に、搬送途中の物品を振動及
び揺動させながら搬送し、重合又は集合した状態のまま
搬送される物品を前後に分散する。且つ、搬送路中央部
に向けて移動される方向に移送力を積極的に作用させ、
物品を整列及びセンタリングしたまま次工程に供給す
る。
【0013】請求項2記載の物品供給装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、始端側の支持ローラを速く回
転して、支持ローラと接触する物品を搬送路中央部に向
けて移動させながら搬送方向に搬送する。
【0014】請求項3記載の物品供給装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、終端側の支持ローラを速く回
転して、1列に整列された物品を搬送方向に向けて加速
搬送し、多数の物品を前後に離間(例えば等間隔)して
次工程に供給する。
【0015】請求項4記載の物品供給装置は、上記請求
項1記載の作用と併せて、中間部の支持ローラを、始端
側及び終端側の支持ローラよりも低速で回転して、前後
に分散された物品を当接したまま搬送する。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、逆ハ字形に配列した
始端側及び中間部、終端側の支持ローラを、物品が整列
される速度に可変及び搬送方向に回転するので、重合又
は集合したまま搬送される物品を前後に分散しながら搬
送路中央部に向けて移動することができ、物品が確実に
整列及びセンタリングされるため、多数の物品を、所定
の位置及び間隔、姿勢に揃えて供給する作業が安定して
行える。
【0017】且つ、始端側の支持ローラを速く回転し
て、多数の物品を搬送路中央部に向けて積極的に移動さ
せながら搬送するので、物品を分散及び整列する作業が
能率的に行え、供給能力の向上を図ることができる。且
つ、終端側の支持ローラにより物品を搬送方向に加速搬
送して、1列に整列された物品を前後に離間して供給す
るので、物品を個々に検査する作業及び仕分けする作業
が適確に行え、仕分け能力及び仕分け精度の向上を図る
ことができる。且つ、中間部の支持ローラを、始端側及
び終端側の支持ローラよりも低速で回転して、前後に分
散された物品を当接したまま搬送するので、物品の間隔
が不規則になったり、供給量が変動したりせず、物品の
供給作業が安定して行える。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の一例として、多数の果菜物を1個
ずつ整列供給する作業に用いられる物品供給装置を示
し、図1及び図2に於いて、この物品供給装置1は、搬
送路前段に配設した荷受け用コンベア2と、搬送路後段
に配設した仕分け用コンベア3との間に配設され、荷受
け用コンベア2から供給される多数の果菜物Aを前後に
分散させながら搬送路中央部に整列(例えば1列)し
て、仕分け用コンベア3を構成する受けローラ3a…の
中央部に対して1個ずつ移載する。
【0019】上述した物品供給装置1は、図3、図4に
示すように、搬送路両側部に架設した取付け枠5,5
に、中空又は中実に形成した同径の支持ローラ6を回転
可能に軸支すると共に、その支持ローラ6を、搬送方向
に対して任意サイズ(例えば大、中、小)の果菜物Aが
載置される前後間隔に隔てて多数配列し、且つ、搬送路
両側部に軸支した領域a,b,cの支持ローラ6…を搬
送方向に向けて逆ハ字形(例えば、搬送方向に対して支
持ローラ6の内端側を遅らせ、外端側を先行した状態)
となるように配列している。実施例では、長尺寸法の支
持ローラ6を搬送路一側部に配列し、短尺寸法の支持ロ
ーラ6を搬送路他側部に配列しているが、同一寸法の支
持ローラ6を搬送路両側部に配列してもよい。
【0020】且つ、支持ローラ6は、例えば合成樹脂や
金属、木等の材質により形成され、ローラ外周面を遊端
側から基端側に向けて同一外径となる形状(例えば円筒
形状、円柱形状)に形成している。なお、ローラ外周面
を遊端側から基端側に向けて大径となる形状(例えば円
錐形)に形成してもよい。
【0021】また、支持ローラ6の外周面に、例えば突
条や突起等の接触抵抗を付与する部分を形成又は付設す
るもよく、或いは、例えば合成ゴムや軟質樹脂等の接触
抵抗の大きな部材でローラ周面を形成又は被覆してもよ
い。
【0022】且つ、支持ローラ6は、ローラの中心部に
固定した支軸7の基端部を、取付け枠5に固定した軸受
部8により回転可能に軸受し、支軸7の基端部に固定し
たプーリ9と、搬送路の両側下部に軸架した回転軸10
との間に駆動ベルト11(例えば丸形ベルト)を張架
(例えば8字状に交差して張架)している。始端側下部
に配設した減速機付き駆動モータ12は、スプロケット
13,14及び駆動チェーン15を介して回転軸10を
同期回転すると共に、駆動ベルト11を介して支軸7に
回転力を伝達し、搬送路両側部に配列した支持ローラ6
を搬送方向に回転する。
【0023】且つ、搬送路の始端側(領域a内)に配列
した支持ローラ6は、図2に示すように、回転軸10の
始端側軸周面に形成した大径の軸部10aに駆動ベルト
11を張架して、搬送路中央部に向けて果菜物Aが積極
的に移動(センタリング)される方向に対して、始端側
後段に配列した支持ローラ6の回転速度よりも速く回転
する。
【0024】且つ、搬送路の中間部(領域b内)に配列
した支持ローラ6は、回転軸10の中間部軸周面に形成
した小径の軸部10bに駆動ベルト11を張架して、始
端側及び終端側に配列した支持ローラ6の回転速度より
も低速で回転すると共に、回転軸10の回転力よりも大
きな抵抗が付与されたとき空転するように設けている。
つまり、例えば支持ローラ6及び支軸7、回転軸10及
び駆動ベルト11をスリップさせて、果菜物Aの搬送速
度を減速又は搬送停止し、果菜物Aを搬送路上に一時ス
トックする。
【0025】且つ、搬送路の終端側(領域c終端部)に
配列した支持ローラ6は、回転軸10の終端側軸周面に
形成した最大外径の軸部10cに駆動ベルト11を張架
して、終端側前段と対応する始端側及び中間部に配列し
た支持ローラ6の回転速度よりも速く回転させ、支持ロ
ーラ6上に移載される果菜物Aを搬送方向に向けて加速
搬送し、搬送路中央部に整列された果菜物Aを前後等間
隔に離間して仕分け用コンベア3の受けローラ3a…間
に1個ずつ移載する。
【0026】なお、実施例では、回転軸10に形成した
軸部10a,10b,10cの外径差により、支持ロー
ラ6の回転速度を可変調節するが、例えば支持ローラ6
の支軸7に固定されるプーリ9の外径寸法を変更して、
支持ローラ6の回転速度を可変設定してもよい。
【0027】他の回転方法として、搬送路の全長又は一
部に配列した支持ローラ6を、例えば支軸7の基端部に
スプロケットを介してチェーンを張架したり、ローラに
モータを内蔵又は直結する等の回転手段により独立又は
連動して回転駆動するもよく、また、支持ローラ6の周
面に、例えばベルトやゴムローラ等の部材を圧接して回
転してもよい。
【0028】且つ、始端側、中間部、終端側に配列した
支持ローラ6の回転速度を異なる速度又は同一速度に設
定してもよく、速度設定時に於いて、始端側の支持ロー
ラ6は、他の部分に配列した支持ローラ6よりも速い速
度に設定する。
【0029】且つ、搬送路上の領域a,b,cに配列し
た支持ローラ6は、図5、図6に示すように、搬送方向
に向けて徐々に角度(領域a,b,cの順に緩やかとな
る角度)が小さくなるように配列され、支持ローラ6上
に載置された搬送路中央部に向けて果菜物Aを移動(セ
ンタリング)する。
【0030】例えば始端側の領域aに配列した支持ロー
ラ6を大きい角度θ1(例えば約13度)に設定し、中
間部の領域bに配列した支持ローラ6を、上述した角度
θ1よりも小さく、後述する角度θ3よりも大きい角度
θ2(例えば約8度)に設定し、終端側の領域cに配列
した支持ローラ6を、上述した角度θ2よりも小さい角
度θ3(例えば約3度)に設定している。
【0031】なお、領域a,b,cに配列した支持ロー
ラ6を任意の角度(角度θ1,θ2,θ3)に変更して
もよい。また、角度θ1,θ3、角度θ1,θ2、角度
θ2,θ3に支持ローラ6を組み合わせて配列したり、
角度θ1,θ2,θ3の何れか一組の支持ローラ6を配
列してもよい。
【0032】且つ、両側部の支持ローラ6は、搬送路中
央部から搬送路両側部に向けて徐々に高くなる角度θ4
(例えば約3度)に斜設(図3参照)され、支持ローラ
6上に載置された果菜物Aを搬送路中央部に向けて移動
(センタリング)する。なお、両側部に配列した支持ロ
ーラ6を任意の傾斜角度θ4に変更してもよい。
【0033】且つ、搬送路の終端側には、領域c終端部
に配列した支持ローラ6に近接して、例えば菱形や球
形、楕円型等の任意形状に形成したガイドローラ16…
を幅方向に複数個配列し、且つ、搬送方向に向けて徐々
に低くなるように複数列配設している。ガイドローラ1
6は、ローラの中心部に挿通した支軸17を、終端側両
側部に架設した支持枠18に軸架すると共に、搬送路中
央部から搬送路両側部に向けて徐々に高くなるように配
列し、仕分け用コンベア3を構成する受けローラ3a…
に対して果菜物Aが移載ガイドされる角度に斜設して、
搬送路中央部に整列された果菜物Aを、受けローラ3a
…の中央部に向けて移載ガイドする。
【0034】且つ、搬送路の両側上部には、搬送路中央
部に向けて果菜物Aが幅寄せガイドされる間隔及び角度
に傾斜して搬送ガイド19を架設している。なお、搬送
路の始端側両側部のみに搬送ガイド19を架設してもよ
く、また、搬送ガイド19を取り除いても、搬送路中央
部に果菜物Aを整列することができる。
【0035】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、物品供給装置1により多数の果菜物A…を1
個ずつ整列供給する動作を説明する。先ず、図1、図2
に示すように、荷受け用コンベア2に放出された多数の
果菜物Aを前後及び左右に分散しながら搬送して、物品
供給装置1の始端側両側部に配列した支持ローラ6…に
順次移載する。
【0036】続いて、図3、図5にも示すように、始端
側の領域aに配列した角度の大きい支持ローラ6…を速
く回転して、果菜物Aを搬送路中央部に向けて積極的に
移動(センタリング)すると共に、果菜物Aを振動及び
揺動させながら搬送して、重合又は集合した状態のまま
搬送される果菜物A…を前後に分散する。
【0037】次に、中間部の領域b及び終端側の領域c
に配列した支持ローラ6…により果菜物Aを搬送路中央
部に向けて移動(センタリング)させながら搬送し、両
側部の支持ローラ6…に載置された果菜物Aを、支持ロ
ーラ6…の斜面に沿って搬送路中央部に向けて移動する
ので、搬送路中央部に向けて移動される方向に移送力が
作用し、一方の支持ローラ6…間に果菜物Aが載置され
ても、支持ローラ6…に沿って果菜物Aが搬送路中央部
に向けて移動され、支持ローラ6の回転及び傾斜により
果菜物A…を確実にセンタリングすることができる。
【0038】且つ、領域a,b,cに配列した支持ロー
ラ6…を、搬送方向に向けて領域a,b,cの順に角度
が小さくなるように配列しているので、搬送方向の移送
力が徐々に増大し、幅方向の移送力が減衰するため、果
菜物Aの横揺れが少なくなり、果菜物Aの供給位置及び
供給姿勢が安定する。
【0039】次に、中間部の領域bに配列した支持ロー
ラ6…に果菜物Aが載置されたとき、果菜物Aとの接触
抵抗により支持ローラ6がスリップし、搬送路上に果菜
物Aが一時ストックされる。一時ストックされた果菜物
Aに、後続の果菜物Aを順次当接して、その当接時に付
与される移送力により前後の果菜物A…を当接した状態
のまま整列搬送する。
【0040】次に、搬送路中央部に整列した果菜物A…
を、仕分け用コンベア3の受けローラ3a…に乗り移ら
せるとき、図4、図6にも示すように、領域c終端部に
配列した支持ローラ6…により加速搬送して、1列に整
列された果菜物A…を前後等間隔に離間して仕分け用コ
ンベア3の受けローラ3a…間に順次移載すると共に、
終端側に配列したガイドローラ16…に沿って、1列に
整列された果菜物A…をセンタリング状態のまま移載す
るので、受けローラ3a…の中央部に対して果菜物Aを
1個ずつ正確且つ確実に移載することができる。
【0041】以上のように、逆ハ字形に配列した始端側
及び中間部、終端側の支持ローラ6…を、果菜物A…が
整列される速度に可変及び搬送方向に回転するので、重
合又は集合した状態のまま搬送される果菜物A…を前後
に分散しながら搬送路中央部に向けて移動することがで
き、農作物A…が確実に整列及びセンタリングされるた
め、農作物A…を、所定の位置及び間隔、姿勢に揃えて
仕分け用コンベア3を構成する受けローラ3a…の中央
部に対して移載する作業が安定して行える。
【0042】且つ、従来例のようなベルト30,31よ
りも支持ローラ6の方が接触抵抗が小さく、果菜物Aの
位置及び姿勢を修正したり、センタリングしたりする作
業が容易に行え、仕分け用コンベア3の受けローラ3a
…に対して偏心した状態に果菜物Aが載置されたり、果
菜物Aが重合した状態のまま搬送されたりするのを確実
に防止することができ、果菜物Aの供給作業が安定して
行える。
【0043】且つ、略楕円形状を有する果菜物Aが起立
姿勢に載置されても、支持ローラ6の回転により横長姿
勢に向き修正されるため、例えば作業者の目や撮像用カ
メラ等の検査手段により果菜物Aの表裏両面を正確且つ
確実に検査することができる。
【0044】且つ、始端側に配列した角度θ1の大きい
支持ローラ6…を速く回転して、果菜物Aを搬送路中央
部に向けて積極的に移動させながら搬送するので、従来
例のようにガイド板等との接触により果菜物Aの搬送が
妨げられたり、果菜物Aの位置及び姿勢が変位したりす
るのを確実に防止することができ、果菜物Aを整列する
作業及び分散する作業が能率的に行え、供給能力の向上
を図ることができる。
【0045】且つ、両側部の支持ローラ6…を領域a,
b,cの順に角度が小さくなるように配列しているの
で、果菜物Aの横揺れが徐々に小さくなり、仕分け用コ
ンベア3の受けローラ3a…に移載される果菜物Aの供
給位置及び供給姿勢が安定する。
【0046】且つ、中間部の支持ローラ6…を、果菜物
Aが載置されたときスリップさせ、搬送路上にストック
される果菜物Aに、後続の果菜物Aを順次当接するの
で、前後の果菜物Aを当接した状態のまま整列搬送する
ことができ、従来例のように果菜物Aの間隔が不規則に
なったり、供給量が変動したりするのを確実に防止する
ことができ、果菜物Aの供給作業が安定して行える。
【0047】且つ、領域c終端部の支持ローラ6…によ
り果菜物Aを加速搬送して、1列に整列された果菜物A
…を等間隔に離間して仕分け用コンベア3の受けローラ
3a…間に移載するので、上述した検査手段により果菜
物Aの表裏両面を確実に検査することができ、果菜物A
を等階級別に仕分けする作業が適確に行え、仕分け能力
及び仕分け精度の向上を図ることができる。
【0048】且つ、果菜物Aを、領域c終端部に配列し
たガイドローラ16…に沿って仕分け用コンベア3の受
けローラ3a…に対して移載される方向にガイドするの
で、仕分け用コンベア3の受けローラ3a…に対して果
菜物Aをセンタリングした状態のまま正確且つ確実に移
載することができ、果菜物Aの外周面にワックスが塗布
されていても、ガイドローラ16の接触抵抗が小さいた
め、果菜物Aが停滞したり、移載が妨げられたりするの
を確実に防止することができ、果菜物Aの移載作業が円
滑に行える。
【0049】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の物品は、実施例の果菜物Aに対応
し、以下同様に、回転手段は、支軸7、プーリ9、回転
軸10、駆動ベルト11、駆動モータ12、スプロケッ
ト13,14、駆動チェーン15に対応するも、この発
明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【0050】上述の実施例では、同一外径に形成した支
持ローラ6を搬送路の両側部に配列しているが、例えば
大、中、小等の外径に形成した支持ローラ6を、搬送路
の始端側から終端側に向けて外径が小さくなる順に配列
又は交互に配列してもよく、果菜物A…を整列及びセン
タリングした状態のまま搬送することができ、上述した
実施例と同等の作用効果を奏することができる。
【0051】また、搬送路の全長又は一部に配列した支
持ローラ6を、任意の角度(角度θ1〜θ4)に設定し
てもよい。
【0052】さらにまた、仕分け用コンベア3を構成す
る受けローラ3a…に果菜物Aを1個ずつ移載するが、
例えば鍵盤状に配列した受け板或いはバケット、カッ
プ、トレー等の載置部に移載する作業にも適用すること
ができ、実施例のような用途のみに限定されるものでは
ない。
【0053】さらにまた、仕分け用コンベア3の始端側
上部に、果菜物Aの上部周面に対して押付けられる状態
に弛ませて姿勢保持ベルト20を張架(図2の仮想線で
示す)し、仕分け用コンベア3の受けローラ3a…に移
載される果菜物Aに姿勢保持ベルト20を押付けながら
搬送するもよく、移載時に於いて、果菜物Aの位置、姿
勢、間隔が変位するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品供給装置による整列動作及び供給動作を
示す平面図。
【図2】 物品供給装置による整列動作及び供給動作を
示す側面図。
【図3】 果菜物のセンタリング動作を示す正面図。
【図4】 果菜物の移載動作を示す正面図。
【図5】 始端側に配列した支持ローラの取付け状態を
示す平面図。
【図6】 終端側に配列した支持ローラの取付け状態を
示す平面図。
【図7】 第1従来例の供給装置による供給動作を示す
平面図。
【図8】 第2従来例の供給装置による供給動作を示す
側面図。
【符号の説明】
A…果菜物 a,b,c…領域 1…物品供給装置 2…荷受け用コンベア 3…仕分け用コンベア 3a…受けローラ 6…支持ローラ 7…支軸 9…プーリ 10…回転軸 11…駆動ベルト 12…駆動モータ 13,14…スプロケット 15…駆動チェーン 16…ガイドローラ 19…搬送ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 英夫 愛媛県松山市高岡町66番地 石井工業株式 会社内 (72)発明者 藤原 広綱 愛媛県松山市高岡町66番地 石井工業株式 会社内 Fターム(参考) 3F081 AA46 BA01 BC13 BD05 BF01 CC12 DA02 DA05 DB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を搬送する搬送路上に、該物品が載置
    される前後間隔に隔てて支持ローラを搬送方向に配列
    し、上記搬送路上に配列した支持ローラを、上記搬送方
    向に向けて逆ハ字形となる角度に配列すると共に、上記
    搬送路上の始端側及び中間部、終端側に配列した支持ロ
    ーラを、上記物品が整列される速度に可変及び搬送方向
    に回転する回転手段を設けた物品供給装置。
  2. 【請求項2】上記搬送路の始端側に配列した支持ローラ
    を、該始端側後段に配列した支持ローラの回転速度より
    も速い速度に設定した請求項1記載の物品供給装置。
  3. 【請求項3】上記搬送路の終端側に配列した支持ローラ
    を、該終端側前段に配列した支持ローラの回転速度より
    も速い速度に設定した請求項1記載の物品供給装置。
  4. 【請求項4】上記搬送路の中間部に配列した支持ローラ
    を、該搬送路の始端側及び終端側に配列した支持ローラ
    の回転速度よりも低速に設定した請求項1記載の物品供
    給装置。
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