JP2003175927A - 密封カートンの閉蓋繋止構造 - Google Patents

密封カートンの閉蓋繋止構造

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JP2003175927A
JP2003175927A JP2001379915A JP2001379915A JP2003175927A JP 2003175927 A JP2003175927 A JP 2003175927A JP 2001379915 A JP2001379915 A JP 2001379915A JP 2001379915 A JP2001379915 A JP 2001379915A JP 2003175927 A JP2003175927 A JP 2003175927A
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lid
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Rinako Osumi
理奈子 大隅
Atsushi Sada
淳 佐田
Makoto Igarashi
誠 五十嵐
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スナック菓子類や各種食品類や粉末洗剤などを
収容する、密封性や防湿性などが優れた被せ蓋式の密封
カートンであって、蓋面板7の前面蓋板72をやゝ強く
押上げるだけで、簡単に開蓋することができる、また蓋
面板7の前面蓋板72を軽く押下げるだけで、簡単に閉
蓋して確実に繋止することができる密封カートンの閉蓋
繋止構造を提供する。 【解決手段】本発明は、前面の上部貼着板8と前面板2
との間に、中央に横の折り目線bを設けた前面二重板9
を、層間剥離線aと谷折り線cとを介して連設して、こ
の前面二重板9を2つ折りして内面どうしを貼着して、
折下げて前面板2の上部表面に貼着して、また前面蓋板
72の下辺に、狭幅U字状の折込み繋止片75を、表面
側からハーフカットした山折り線dを介して連設した密
封カートンの閉蓋繋止構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スナック菓子類や
各種食品類や粉末洗剤などを収容する、防湿性を付与す
るなどした板紙製の、密封性や防湿性などが優れた被せ
蓋式の密封カートンであって、蓋面板7の前面蓋板72
をやゝ強く押上げるだけで、簡単に開蓋することができ
る、また蓋面板7の前面蓋板72を軽く押下げるだけ
で、簡単に閉蓋して確実に繋止することができる密封カ
ートンの閉蓋繋止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スナック菓子類や各種食品類
や粉末洗剤などを収容する、図5( 本願の出願人に係る
実公平7−14188号公報を参照 )に示すような、前
面の上部貼着板8と前面板2との間に、中央に横の折り
目線bを設けた前面二重板9を、それぞれ僅かな間隔を
あけて表面側と内面側とから平行にハーフカットした層
間剥離線aと谷折り線cとを介して連設して、この前面
二重板9を2つ折りして内面どうしを貼着して、前面板
2の上部表面に、内面どうしを貼着した前面二重板9を
折下げて貼着して、また前面蓋板72の下辺に、折込み
蓋板76を、折り目線hを介して連設して、前面蓋板7
2の下部内面に、この折込み蓋板76を折込んで貼着し
た密封カートンの閉蓋繋止構造が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図5
に示す密封カートンの閉蓋繋止構造については、図5B
に示す開蓋前においては、防湿性を付与するなどした板
紙製の、密封性や防湿性などが優れた被せ蓋式の密封カ
ートンであって、蓋面板7の前面蓋板72を軽く前方に
引張って、やゝ強く押上げるだけで、層間剥離線a ,a
,aの部分の板紙の層間が、簡単に剥離して切断されて
開蓋することができる、また蓋面板7の前面蓋板72を
軽く押下げるだけで、前面板2の上部表面の前面二重板
9と前面蓋板72の下部内面の折込み蓋板76とが、元
のとおりに繋止して閉蓋することができる、開蓋が簡単
であって、簡単に閉蓋して繋止することができる密封カ
ートンの閉蓋繋止構造であるものの、スナック菓子類や
各種食品類や粉末洗剤などを収容して、何回も開蓋と閉
蓋とを繰返すうちに、軽く前方に引張る蓋面板7の前面
蓋板72が、膨らむように前方に変形することが問題で
あって、図5B ,Dに示す前面板2の上部表面の前面二
重板9と前面蓋板72の下部内面の折込み蓋板76との
繋止が甘くなって、蓋面板7の前面蓋板72を軽く押下
げて閉蓋しようとしても、この前面二重板9と折込み蓋
板76とが、確実に元のとおりに繋止しないことが多く
て、例えば粉末洗剤がこぼれるなどの問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、スナック菓子類
や各種食品類や粉末洗剤などを収容する、防湿性を付与
するなどした板紙製の、密封性や防湿性などが優れた被
せ蓋式の密封カートンであって、蓋面板7の前面蓋板7
2を軽く前方に引張る必要がなくて、やゝ強く押上げる
だけで、簡単に開蓋することができる、また蓋面板7の
前面蓋板72を軽く押下げるだけで、簡単に閉蓋して確
実に繋止することができる、何回も開蓋と閉蓋とを繰返
すことがあっても、内容物がこぼれたりする恐れがない
密封カートンの閉蓋繋止構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の密封カートンの
閉蓋繋止構造は、後面板3と側面板4と前面板2と側面
板4と糊代板5とを、それぞれ折り目線を介して順に連
設して、後面板3と糊代板5とを角筒状に貼着して、ま
た後面板3と側面板4と前面板2と側面板4との下辺
に、通常の貼着式の底面板群6 ,6 ,6 ,6を、それぞ
れ折り目線を介して連設して、この底面板群6 ,6 ,6
,6どうしを貼着して、さらに後面板3の上辺に、糊代
片74 ,74を連設した前面蓋板72と側面蓋板73 ,
73とを連設して成る被せ蓋式の蓋面板7を、折り目線
を介して連設して、また側面板4と前面板2と側面板4
との上辺に、台形状の上部貼着板8 ,8 ,8を、それぞ
れ僅かな間隔をあけて表面側と内面側とから平行にハー
フカットした層間剥離線a ,a ,aを介して連設して、
前記の蓋面板7の内面に、この上部貼着板8 ,8 ,8を
貼着した、板紙製の被せ蓋式の密封カートンにおいて、
図1 ,図3に示すように、前面の上部貼着板8と前面板
2との間に、中央に横の折り目線bを設けた前面二重板
9を、前記の層間剥離線aと谷折り線cとを介して連設
して、この前面二重板9を2つ折りして内面どうしを貼
着して、前面板2の上部表面に、内面どうしを貼着した
前面二重板9を折下げて貼着して、また前面蓋板72の
下辺( 図1では上辺 )に、狭幅U字状の折込み繋止片7
5を、表面側からハーフカットした山折り線dを介して
連設したことを特徴とする密封カートンの閉蓋繋止構造
である。
【0006】本発明の板紙製の被せ蓋式の密封カートン
の、図3Bに示す開蓋前においては、後面板3と糊代板
5とを角筒状に気密に貼着して、また通常の貼着式の底
面板群6 ,6 ,6 ,6どうしを気密に貼着して、さらに
被せ蓋式の蓋面板7の内面に、それぞれ僅かな間隔をあ
けて表面側と内面側とから平行にハーフカットした気密
性を有する層間剥離線a ,a ,aを介して連設した、台
形状の上部貼着板8 ,8 ,8を気密に貼着した、スナッ
ク菓子類や各種食品類や粉末洗剤などを収容する、防湿
性を付与するなどした板紙製の、密封性や防湿性などが
優れた被せ蓋式の密封カートンである。
【0007】本発明の密封カートンの閉蓋繋止構造にお
いては、図3Bに示す開蓋前には、被せ蓋式の蓋面板7
の内面に、それぞれ僅かな間隔をあけて表面側と内面側
とから平行にハーフカットした層間剥離線a ,a ,aを
介して連設した、台形状の上部貼着板8 ,8 ,8を貼着
して閉蓋しているだけであるために、この蓋面板7の前
面蓋板72を軽く前方に引張る必要がなくて、やゝ強く
押上げるだけで、側面板4と前面板2と側面板4との上
辺の、層間剥離線a ,a ,aの部分の板紙の層間が、簡
単に剥離して切断されるものであって、図3Cに示すよ
うに、蓋面板7の内面に台形状の上部貼着板8 ,8 ,8
を貼着したまま、被せ蓋式の蓋面板7を簡単に開蓋する
ことができる。
【0008】また、本発明の密封カートンの閉蓋繋止構
造においては、前面板2の上部表面に、内面どうしを貼
着した前面二重板9を折下げて貼着して、また前面蓋板
72の下辺に、狭幅U字状の折込み繋止片75を、表面
側からハーフカットした山折り線dを介して連設したこ
とによって、この折込み繋止片75を前面蓋板72の下
部内面に折込んで、蓋面板7の前面蓋板72を軽く押下
げるだけで、図3Dに示すように、前面板2の上部表面
の前面二重板9に、前面蓋板72の下部内面に折込んだ
折込み繋止片75が確実に繋止して、被せ蓋式の蓋面板
7を簡単に閉蓋して確実に繋止することができる、加え
て剥離して切断された層間剥離線a ,a,aの部分の板
紙の層間が、元のとおりに密着して、密封性などを比較
的良好に保持することができる、しかも再び開蓋する時
には、折込み繋止片75が狭幅U字状であるために、蓋
面板7の前面蓋板72をやゝ強く押上げるだけで、前面
二重板9と前面蓋板72との間が僅かに膨らんで、折込
んだ折込み繋止片75が、僅かな抵抗で山折り線dを中
心に反回転して前面二重板9との繋止が外れて、被せ蓋
式の蓋面板7を簡単に開蓋することができる、何回も開
蓋と閉蓋とを繰返すことがあっても、内容物がこぼれた
りする恐れがない密封カートンの閉蓋繋止構造を提供す
ることができる。
【0009】また、本発明の密封カートンの閉蓋繋止構
造は、前述した図1 ,図3に示す板紙製の被せ蓋式の密
封カートンにおいて、図2 ,図4に示すように、前面の
上部貼着板8と前面板2との間に、中央上部に狭幅U字
状の前面繋止片92を切れ目線eと谷折り線fとで区画
して設けて中央に横の折り目線bを設けた前面二重板9
を、それぞれ僅かな間隔をあけて表面側と内面側とから
平行にハーフカットした層間剥離線aと谷折り線cとを
介して連設して、この前面二重板9を前面繋止片92を
除いて2つ折りして内面どうしを貼着して、前面板2の
上部表面に、前面繋止片92を除いて内面どうしを貼着
した前面二重板9を折下げて貼着して、また前面蓋板7
2の下辺( 図2では上辺)に、中央下部にU字状の繋止
切欠きgを設けた折込み蓋板76を、折り目線hを介し
て連設して、前面蓋板72の内面に、繋止切欠きgを設
けた折込み蓋板76を折込んで貼着したことを特徴とす
る密封カートンの閉蓋繋止構造である。
【0010】本発明の密封カートンの閉蓋繋止構造にお
いては、図4Bに示す開蓋前には、前述した図1 ,図3
に示す密封カートンの閉蓋繋止構造と同様に、蓋面板7
の前面蓋板72をやゝ強く押上げるだけで、側面板4と
前面板2と側面板4との上辺の、それぞれ僅かな間隔を
あけて表面側と内面側とから平行にハーフカットした層
間剥離線a ,a ,aの部分の板紙の層間が、簡単に剥離
して切断されるものであって、図4Cに示すように、蓋
面板7の内面に台形状の上部貼着板8 ,8 ,8を貼着し
たまま、被せ蓋式の蓋面板7を簡単に開蓋することがで
きる。
【0011】また、本発明の密封カートンの閉蓋繋止構
造においては、前面板2の上部表面に、中央上部に設け
た狭幅U字状の前面繋止片92を除いて内面どうしを貼
着した前面二重板9を折下げて貼着して、また前面蓋板
72の内面に、中央下部にU字状の繋止切欠きgを設け
た折込み蓋板76を折込んで貼着したことによって、こ
の前面繋止片92を前面二重板9の前方に折立てて、蓋
面板7の前面蓋板72を軽く押下げるだけで、図4Dに
示すように、前面蓋板72の中央下部内面の繋止切欠き
gに、前面板2の前面二重板9の中央上部前方に折立て
た前面繋止片92が確実に繋止して、被せ蓋式の蓋面板
7を簡単に閉蓋して確実に繋止することができる、加え
て剥離して切断された層間剥離線a ,a ,aの部分の板
紙の層間が、元のとおりに密着して、密封性などを比較
的良好に保持することができる、しかも再び開蓋する時
には、前面繋止片92が狭幅U字状であるために、蓋面
板7の前面蓋板72をやゝ強く押上げるだけで、前面蓋
板72と前面二重板9との間が僅かに膨らんで、折立て
た前面繋止片92が、僅かな抵抗で谷折り線fを中心に
回転して繋止切欠きgとの繋止が外れて、被せ蓋式の蓋
面板7を簡単に開蓋することができる、何回も開蓋と閉
蓋とを繰返すことがあっても、内容物がこぼれたりする
恐れがない密封カートンの閉蓋繋止構造を提供すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の密封カートンの閉蓋繋止
構造における、側面板4と前面板2と側面板4との上辺
に、台形状の上部貼着板8 ,8 ,8を連設する、それぞ
れ僅かな間隔をあけて表面側と内面側とから平行にハー
フカットした、図3B ,図4Bに示す層間剥離線a ,a
,aについては、蓋面板7の前面蓋板72をやゝ強く押
上げるだけで、層間剥離線a ,a ,aの部分の板紙の層
間が、簡単に剥離して切断されるような、板紙の厚さの
好ましくは5〜9倍の間隔をあけて、表面側からは板紙
の厚さの1/3程度を、また内面側からは板紙の厚さの
1/2程度を、それぞれ平行に切断した層間剥離線a ,
a ,aを、後述する通常の( 上下に打抜刃を装着した )
打抜型を用いた打抜工程で、特に制約なく設けることが
できる。
【0013】
【実施例】<実施例1>図1は、本発明の実施例1にお
ける、密封カートンの閉蓋繋止構造のブランクの平面図
である。図3Aは、本発明の実施例1における、密封カ
ートンの閉蓋繋止構造の斜視図であって、図3B ,C ,
Dは、密封カートンの閉蓋繋止構造の、開蓋前と開蓋後
と閉蓋後との状態を示す部分断面図である。
【0014】すなわち、後面板3と側面板4と前面板2
と側面板4と糊代板5とを、それぞれ折り目線( 符号が
ない1点鎖線、以下同じ )を介して順に連設して、また
後面板3と側面板4と前面板2と側面板4との下辺に、
通常の貼着式の底面板群6 ,6 ,6 ,6を、それぞれ折
り目線を介して連設して、さらに後面板3の上辺に、糊
代片74 ,74を連設した前面蓋板72と側面蓋板73
,73とを連設して成る、図3Aに示す被せ蓋式の蓋面
板7を、折り目線を介して連設して、また側面板4と前
面板2と側面板4との上辺に、台形状の上部貼着板8 ,
8 ,8を、それぞれ僅かな間隔をあけて表面側と内面側
とから平行にハーフカットした、図3Bに示す層間剥離
線a ,a ,aを介して連設した、板紙製の被せ蓋式の密
封カートンのブランクにおいて、前面の上部貼着板8と
前面板2との間に、中央に表面側からハーフカットした
横の折り目線bを設けた前面二重板9を、前記の層間剥
離線aと内面側からハーフカットした谷折り線cとを介
して連設して、また前面蓋板72の下辺( 図1では上辺
)に、狭幅U字状の折込み繋止片75を、表面側からハ
ーフカットした山折り線dを介して連設した、図1に示
す密封カートンの閉蓋繋止構造のブランクであって、表
面に美麗な絵柄と耐水性ニスとを印刷して内面にポリエ
チレンコートをした450g/m2 のコートボール紙
を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、粉末洗剤
などを収容する縦 ,横 ,高さが約9×20×15cm
の、無駄が少ない長方形状の密封カートンの閉蓋繋止構
造のブランクを作製した。
【0015】次に、図1に示す密封カートンの閉蓋繋止
構造のブランクの、全ての符号がない1点鎖線で示す折
り目線と層間剥離線a ,a ,aと山折り線dとを山折り
して、特に横の折り目線bを180度山折りして、また
谷折り線cを180度谷折りして、通常の機械的な製箱
工程で、後面板3と糊代板5とを角筒状に気密に貼着し
て、また側面蓋板73 ,73と糊代片74 ,74とを被
せ蓋状に貼着して、次に専用の機械的な製箱工程で、中
央に横の折り目線bを設けた前面二重板9を、2つ折り
して内面どうしを貼着して、折下げて前面板2の上部表
面に貼着して、また被せ蓋式の蓋面板7の内面に、台形
状の上部貼着板8 ,8 ,8を気密に貼着して、底面を開
放した直方体状に製箱した後に、一般的な粉末洗剤など
の充填工程で、1800g( 60回分 )の粉末洗剤を収
容して、通常の貼着式の底面板群6 ,6 ,6 ,6どうし
を気密に貼着して、図3A ,B ,C ,Dに示す実施例1
の、防湿性を付与したコートボール紙製の、密封性や防
湿性などが優れた被せ蓋式の密封カートンを作製した。
【0016】本発明の実施例1における、密封カートン
の閉蓋繋止構造においては、図3Bに示す開蓋前には、
被せ蓋式の蓋面板7の内面に、それぞれ僅かな間隔をあ
けて表面側と内面側とから平行にハーフカットした層間
剥離線a ,a ,aを介して連設した、台形状の上部貼着
板8 ,8 ,8を貼着して閉蓋しているために、この蓋面
板7の前面蓋板72をやゝ強く押上げるだけで、側面板
4と前面板2と側面板4との上辺の、層間剥離線a ,a
,aの部分のコートボール紙の層間が、簡単に剥離して
切断されるものであって、図3Cに示すように、蓋面板
7の内面に台形状の上部貼着板8 ,8 ,8を貼着したま
ま、被せ蓋式の蓋面板7を簡単に開蓋することができ
る。
【0017】また本発明の実施例1における、密封カー
トンの閉蓋繋止構造においては、狭幅U字状の折込み繋
止片75を前面蓋板72の下部内面に折込んで、蓋面板
7の前面蓋板72を軽く押下げるだけで、図3Dに示す
ように、前面板2の上部表面の前面二重板9に、前面蓋
板72の下部内面に折込んだ折込み繋止片75が確実に
繋止して、被せ蓋式の蓋面板7を簡単に閉蓋して確実に
繋止することができる、しかも再び開蓋する時には、蓋
面板7の前面蓋板72をやゝ強く押上げるだけで、折込
んだ折込み繋止片75が、僅かな抵抗で山折り線dを中
心に反回転して前面二重板9との繋止が外れて、被せ蓋
式の蓋面板7を簡単に開蓋することができる、60回の
開蓋と閉蓋とを繰返すことがあっても、粉末洗剤がこぼ
れたりする恐れがない密封カートンの閉蓋繋止構造を得
ることができた。
【0018】<実施例2>図2は、本発明の実施例2に
おける、密封カートンの閉蓋繋止構造のブランクの平面
図である。図4Aは、本発明の実施例2における、密封
カートンの閉蓋繋止構造の斜視図であって、図4B ,C
,Dは、密封カートンの閉蓋繋止構造の、開蓋前と開蓋
後と閉蓋後との状態を示す部分断面図である。
【0019】すなわち、前述した図1 ,図3に示す、実
施例1と同様の板紙製の被せ蓋式の密封カートンのブラ
ンクにおいて、前面の上部貼着板8と前面板2との間
に、中央上部に少なくとも1枚の狭幅U字状の前面繋止
片92を切れ目線eと谷折り線fとで区画して設けて中
央に表面側からハーフカットした横の折り目線bを設け
た前面二重板9を、それぞれ僅かな間隔をあけて表面側
と内面側とから平行にハーフカットした層間剥離線aと
内面側からハーフカットした谷折り線cとを介して連設
して、また前面蓋板72の下辺( 図2では上辺 )に、中
央下部に少なくとも1個のU字状の繋止切欠きgを設け
た折込み蓋板76を、表面側からハーフカットした折り
目線hを介して連設した、図2に示す密封カートンの閉
蓋繋止構造のブランクであって、表面に美麗な絵柄と耐
水性ニスとを印刷して内面にポリエチレンコートをした
450g/m2 のコートボール紙を用いて、実施例1
と同様に、通常の打抜型を用いた打抜工程で、粉末洗剤
などを収容する縦 ,横 ,高さが約9×20×15cm
の、無駄が少ない長方形状の密封カートンの閉蓋繋止構
造のブランクを作製した。
【0020】次に、図2に示す密封カートンの閉蓋繋止
構造のブランクの、全ての符号がない1点鎖線で示す折
り目線と層間剥離線a ,a ,aとを山折りして、特に横
の折り目線bと折り目線hとを180度山折りして、ま
た谷折り線cを180度谷折りして、通常の機械的な製
箱工程で、実施例1と同様に、後面板3と糊代板5とを
角筒状に気密に貼着して、また側面蓋板73 ,73と糊
代片74 ,74とを被せ蓋状に貼着して、次に専用の機
械的な製箱工程で、中央上部に少なくとも1枚の狭幅U
字状の前面繋止片92を設けて中央に横の折り目線bを
設けた前面二重板9を、この前面繋止片92を除いて2
つ折りして内面どうしを貼着して、折下げて前面板2の
上部表面に貼着して、また中央下部に少なくとも1個の
U字状の繋止切欠きgを設けた折込み蓋板76を、折込
んで前面蓋板72の内面に貼着して、さらに被せ蓋式の
蓋面板7の内面に、台形状の上部貼着板8 ,8 ,8を気
密に貼着して、底面を開放した直方体状に製箱した後
に、一般的な粉末洗剤などの充填工程で、実施例1と同
様に、1800g( 60回分 )の粉末洗剤を収容して、
通常の貼着式の底面板群6 ,6 ,6 ,6どうしを気密に
貼着して、図4A ,B,C ,Dに示す実施例2の、防湿
性を付与したコートボール紙製の、密封性や防湿性など
が優れた被せ蓋式の密封カートンを作製した。
【0021】本発明の実施例2における、密封カートン
の閉蓋繋止構造においては、図4Bに示す開蓋前には、
実施例1と同様に、蓋面板7の前面蓋板72をやゝ強く
押上げるだけで、側面板4と前面板2と側面板4との上
辺の、それぞれ僅かな間隔をあけて表面側と内面側とか
ら平行にハーフカットした層間剥離線a ,a ,aの部分
のコートボール紙の層間が、簡単に剥離して切断される
ものであって、図4Cに示すように、蓋面板7の内面に
台形状の上部貼着板8 ,8 ,8を貼着したまま、被せ蓋
式の蓋面板7を簡単に開蓋することができる。
【0022】また本発明の実施例2における、密封カー
トンの閉蓋繋止構造においては、少なくとも1枚の狭幅
U字状の前面繋止片92を前面二重板9の前方に折立て
て、蓋面板7の前面蓋板72を軽く押下げるだけで、図
4Dに示すように、前面蓋板72の中央下部内面の少な
くとも1個の繋止切欠きgに、前面板2の前面二重板9
の中央上部前方に折立てた少なくとも1枚の前面繋止片
92が確実に繋止して、被せ蓋式の蓋面板7を簡単に閉
蓋して確実に繋止することができる、しかも再び開蓋す
る時には、蓋面板7の前面蓋板72をやゝ強く押上げる
だけで、この折立てた前面繋止片92が、僅かな抵抗で
谷折り線fを中心に回転して繋止切欠きgとの繋止が外
れて、被せ蓋式の蓋面板7を簡単に開蓋することができ
る、60回の開蓋と閉蓋とを繰返すことがあっても、実
施例1と同様に、粉末洗剤がこぼれたりする恐れがない
密封カートンの閉蓋繋止構造を得ることができた。
【0023】
【発明の効果】以上、実施例ほかに示すとおり、本発明
の密封カートンの閉蓋繋止構造においては、スナック菓
子類や各種食品類や粉末洗剤などを収容する、防湿性を
付与するなどした板紙製の、密封性や防湿性などが優れ
た被せ蓋式の密封カートンであって、蓋面板7の前面蓋
板72をやゝ強く押上げるだけで、簡単に開蓋すること
ができる、また蓋面板7の前面蓋板72を軽く押下げる
だけで、簡単に閉蓋して確実に繋止することができる、
何回も開蓋と閉蓋とを繰返すことがあっても、内容物が
こぼれたりする恐れがない密封カートンの閉蓋繋止構造
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における、密封カートンの閉
蓋繋止構造のブランクの平面図である。
【図2】本発明の実施例2における、密封カートンの閉
蓋繋止構造のブランクの平面図である。
【図3】本発明の実施例1における、図3Aは、密封カ
ートンの閉蓋繋止構造の斜視図であって、図3B ,C ,
Dは、密封カートンの閉蓋繋止構造の、開蓋前と開蓋後
と閉蓋後との状態を示す部分断面図である。
【図4】本発明の実施例2における、図4Aは、密封カ
ートンの閉蓋繋止構造の斜視図であって、図4B ,C ,
Dは、密封カートンの閉蓋繋止構造の、開蓋前と開蓋後
と閉蓋後との状態を示す部分断面図である。
【図5】従来の、図5Aは、密封カートンの閉蓋繋止構
造の斜視図であって、図5B ,C ,Dは、密封カートン
の閉蓋繋止構造の、開蓋前と開蓋後と閉蓋後との状態を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
2 …前面板 3 …後面板 4 …側面板 5 …糊代板 6 …底面板群 7 …蓋面板 72 …前面蓋板 73 …側面蓋板 74 …糊代片 75 …折込み繋止片 76 …折込み蓋板 8 …上部貼着板 9 …前面二重板 92 …前面繋止片 a …層間剥離線 b ,h …折り目線 c ,f …谷折り線 d …山折り線 e …切れ目線 g …繋止切欠き
フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 BA05 BA13 BC04 BC08 DA06 DA13 DA14 DA18 DA21 EA06 EA13 EA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後面板3と側面板4と前面板2と側面板4
    と糊代板5とを、それぞれ折り目線を介して順に連設し
    て、後面板3と糊代板5とを角筒状に貼着して、また後
    面板3と側面板4と前面板2と側面板4との下辺に、通
    常の貼着式の底面板群6 ,6,6 ,6を、それぞれ折り
    目線を介して連設して、この底面板群6 ,6 ,6 ,6ど
    うしを貼着して、さらに後面板3の上辺に、糊代片74
    ,74を連設した前面蓋板72と側面蓋板73 ,73と
    を連設して成る被せ蓋式の蓋面板7を、折り目線を介し
    て連設して、また側面板4と前面板2と側面板4との上
    辺に、台形状の上部貼着板8 ,8 ,8を、それぞれ僅か
    な間隔をあけて表面側と内面側とから平行にハーフカッ
    トした層間剥離線a ,a ,aを介して連設して、前記の
    蓋面板7の内面に、この上部貼着板8 ,8 ,8を貼着し
    た、板紙製の被せ蓋式の密封カートンにおいて、 前面の上部貼着板8と前面板2との間に、中央に横の折
    り目線bを設けた前面二重板9を、前記の層間剥離線a
    と谷折り線cとを介して連設して、この前面二重板9を
    2つ折りして内面どうしを貼着して、前面板2の上部表
    面に、内面どうしを貼着した前面二重板9を折下げて貼
    着して、また前面蓋板72の下辺に、狭幅U字状の折込
    み繋止片75を、表面側からハーフカットした山折り線
    dを介して連設したことを特徴とする密封カートンの閉
    蓋繋止構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の板紙製の被せ蓋式の密封
    カートンにおいて、 前面の上部貼着板8と前面板2との間に、中央上部に狭
    幅U字状の前面繋止片92を切れ目線eと谷折り線fと
    で区画して設けて中央に横の折り目線bを設けた前面二
    重板9を、それぞれ僅かな間隔をあけて表面側と内面側
    とから平行にハーフカットした層間剥離線aと谷折り線
    cとを介して連設して、この前面二重板9を前面繋止片
    92を除いて2つ折りして内面どうしを貼着して、前面
    板2の上部表面に、前面繋止片92を除いて内面どうし
    を貼着した前面二重板9を折下げて貼着して、また前面
    蓋板72の下辺に、中央下部にU字状の繋止切欠きgを
    設けた折込み蓋板76を、折り目線hを介して連設し
    て、前面蓋板72の内面に、繋止切欠きgを設けた折込
    み蓋板76を折込んで貼着したことを特徴とする密封カ
    ートンの閉蓋繋止構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160288A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Kao Corp 粉・粒体用紙容器
JP2007119060A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Dainippon Printing Co Ltd 再閉鎖可能な紙箱

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