JP2003175910A - 四角形ボトルの回転装置 - Google Patents

四角形ボトルの回転装置

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JP2003175910A JP2001381498A JP2001381498A JP2003175910A JP 2003175910 A JP2003175910 A JP 2003175910A JP 2001381498 A JP2001381498 A JP 2001381498A JP 2001381498 A JP2001381498 A JP 2001381498A JP 2003175910 A JP2003175910 A JP 2003175910A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】四角形ボトル2の上部に形成されている断面円
形部分2bを両側のベルト部材6、8で挟んで回転させ
る際に、キャップ部2cを回転させないようにするとと
もに、搬送手段4によっても回転力を付与する。 【解決手段】左右両側のコンベヤ部材16B、18B
と、その上方に設けられた一対のベルト部材6、8を備
えている。これらベルト部材6、8は、四角形ボトル2
の上部の断面円形部分2bに形成されているフランジ部
2dに両側から当接する間隔、および高さに配置されて
いる。コンベヤ部材16B、18Bの一方が他方よりも
高速で走行する。また、ベルト部材6、8もコンベヤ部
材16B、18Bと同一の一方が他方よりも高速で走行
する。両コンベヤ部材16B、18Bに搬送されている
ボトル2は、底面をこれらコンベヤ部材16B、18B
によって回転されるとともに、上部を両ベルト部材6、
8によって回転される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、四角形ボトルの回
転装置に係り、例えば、平面形状が長方形の四角形ボト
ルを、その長手方向を前後に向けて搬送し、その後、箱
詰めを行う前に90度回転させて横向きに整列させる場
合等に用いられる四角形ボトルの回転装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】前述のように搬送中の四角形ボトルを回
転させる回転装置はすでに知られている(特開平10−
338211号公報)。前記公報に記載された四角形ボ
トルの回転装置は、ボトル搬送コンベヤと、この搬送コ
ンベヤにより搬送される四角形ボトルのキャップ部の高
さに設置された一対のベルトと、これらベルトを走行さ
せるモータとを備えている。
【0003】前記一対のベルトは、一方が大径のプーリ
で駆動されるように懸架され、他方が小径のプーリで駆
動されるように懸架されて、前記モータの駆動力を受け
て異なる速度で走行するようになっている。これら両ベ
ルトの対向する面間の距離が前記ボトルのキャップ部の
径よりも僅かに小さく、このキャップ部に当接して挟み
付けるようになっており、これらベルトの速度差によっ
てボトルを回転させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ボトルの口部に装着さ
れるキャップは、ボトル内部を確実に密封できるととも
に、適宜の力で開封が可能になるように、所定のトルク
で巻き締めされており、前記構成に係る従来の四角形ボ
トルの回転装置のように、一対のベルトによって四角形
ボトルのキャップ部を両側から挟んで回転させるように
すると、キャップがボトル本体に対して回転してしまう
場合があり、キャップの締め付けトルクが変動するおそ
れがあった。
【0005】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたもので、キャップのシール性を損なうことなく四角
形ボトルを回転させることができる四角形ボトルの回転
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】また、前記従来の四角形ボトルの回転装置
では、ボトル搬送コンベヤによって搬送されているボト
ルを、上端のキャップ部だけを両側のベルトによって挟
持して回転させるようになっており、搬送コンベヤに対
しては滑らせて強制的に回転させる構造のため、必要な
角度だけ正確に回転させることが困難であった。そこ
で、他の発明は、コンベヤ側からもボトルを回転させる
力を作用させて、確実にボトルを回転させることを可能
にした四角形ボトルの回転装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る四角形ボトルの回転装置は、上部に断面円形部分を
有する四角形ボトルを載せて搬送する搬送手段と、この
搬送手段に搬送されている前記ボトルの断面円形部分に
両側から当接し、搬送手段と同方向に走行する一対のベ
ルト部材と、これら両ベルト部材を異なる速度で走行さ
せるベルト駆動手段とを備え、両ベルト部材の速度差に
より前記四角形ボトルを所定角度回転させるものであっ
て、特に、前記搬送手段が、平行して走行する一対の無
端状走行部材と、これら両走行部材を異なる速度で走行
させるコンベヤ駆動手段とを備え、前記ベルト部材およ
び無端状走行部材の同一側を他方側よりも高速で走行さ
せるようにしたものである。
【0008】この発明では、四角形ボトルの上部を一対
のベルト部材によって回転させるだけでなく、この四角
形ボトルを搬送している搬送手段でも、回転力を付与し
ているので、四角形ボトルを確実に回転させることがで
きる。
【0009】また、請求項2に記載の発明に係る四角形
ボトルの回転装置は、上部に断面円形部分を有する四角
形ボトルを載せて搬送する搬送手段と、この搬送手段に
搬送されている前記ボトルの断面円形部分に両側から当
接し、搬送手段と同方向に走行する一対のベルト部材
と、これら両ベルト部材を異なる速度で走行させるベル
ト駆動手段とを備え、両ベルト部材の速度差により前記
四角形ボトルを所定角度回転させるものであって、前記
断面円形部分が、上方のキャップ部とその下方のフラン
ジ部とこのフランジ部よりも下方の小径部とを有し、前
記一対のベルト部材は、四角形ボトルのフランジ部の外
周またはその下方の小径部に当接するようにしたもので
ある。
【0010】この発明では、四角形ボトルのキャップ部
ではなく、その下方のフランジ部またはさらにその下方
の小径部を、一対のベルト部材によって挟んでこの四角
形ボトルを回転させるようにしているので、キャップに
よるシール性を損なうおそれがなく、信頼性が向上す
る。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明に係る四角
形ボトルの回転装置は、前記請求項1に記載の四角形ボ
トルの回転装置において、前記断面円形部分が、上方の
キャップ部とその下方のフランジ部とこのフランジ部よ
りも下方の小径部とを有し、前記一対のベルト部材は、
四角形ボトルのフランジ部の外周またはその下方の小径
部に当接することを特徴とするものである。
【0012】この発明では、キャップのシール性を損な
うことなく、しかも、四角形ボトルを確実に回転させる
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る四角形ボトルの回転装置の平面図、図2はその縦断面
図、図3は横断面図、図4は前記回転装置の上流側およ
び下流側を含むボトル搬送手段全体の配置とその駆動関
係を示す平面図である。
【0014】この回転装置によって回転される四角形ボ
トル2は、本体部2aの平面形状、つまり横断面の形状
がほぼ長方形をしており、その上部に横断面が円形の部
分2bを有している。この断面円形部分2bには、上端
にキャップが装着されているキャップ部2c、その下方
に外方に拡大されたフランジ部2d、さらにその下方に
小径部2eが順次設けられている(図2の右端のボトル
2参照)。
【0015】前記四角形ボトルの回転装置は、四角形ボ
トル2を載せて搬送するボトル搬送手段(全体を符号4
で示す)と、この搬送手段4によって搬送されている四
角形ボトル2の、前記断面円形部分2bに両側から接触
しつつ、搬送手段4と同方向に走行してこのボトル2を
回転させる一対のベルト部材6、8と、前記ボトル搬送
手段4を走行させる複数のモータからなるコンベヤ駆動
手段10と、ベルト部材6、8を走行させるベルト駆動
手段12とを備えている。
【0016】先ず、前記搬送手段4について図4により
説明する。この搬送手段4は、中央に配置された幅の狭
いコンベヤ14と、その左右両側に配置された幅の広い
コンベヤ16、18(以下、図4の上方に位置するコン
ベヤ16を右側コンベヤ、下方に位置するコンベヤ18
を左側コンベヤと呼ぶ)とからなる三列のコンベヤ1
6、14、18を備えている。中央のコンベヤ14は、
前記四角形ボトル2の短辺側の長さよりも幅が狭く、後
に説明するボトル回転部Rの中間で、上流側と下流側の
二本のコンベヤ部材14A、14Bに分割されている。
これら両コンベヤ部材14A、14Bの接続部には、渡
り板14Cが設けられている。
【0017】また、左右のコンベヤ16、18は、それ
ぞれ、前記ボトル回転部Rに設けられた中間コンベヤ部
材(無端状走行部材)16B、18Bと、その上流側の
コンベヤ部材16A、18Aおよび下流側のコンベヤ部
材16C、18Cに分割されている。前述のように中央
コンベヤ14の幅が狭くなっているので、四角形ボトル
2が長手方向を前後に向けている状態(図1に符号2A
で示す四角形ボトル参照)でも、これら左右両側のコン
ベヤ16、18上に載って搬送されるようになってい
る。なお、左右の上流側コンベヤ部材16A、18Aと
中間コンベヤ部材16B、18Bとの間、および中間コ
ンベヤ部材16B、18Bと下流側コンベヤ部材16
C、18Cとの間には、それぞれ、渡り板16D、18
D、16E、18Eが設置されている。
【0018】左右の上流側コンベヤ部材16A、18A
は、第1モータ20の駆動軸22に固定されたホイール
24、26によって、図4の左方に向かって走行し、さ
らに、第1モータ20の駆動軸22の回転が、伝達ベル
ト28を介して中間軸30に伝達され、この中間軸30
に固定されたホイール32を介して上流側の中央コンベ
ヤ部材14Aも同方向に走行する。また、左右および中
央の下流側コンベヤ部材16C、18C、14Bは、第
2モータ34の駆動軸36に固定されたホイール38、
40、42によって、同様に図4の左方向に向かって走
行する。この実施の形態では、これら中央の上下流コン
ベヤ部材14A、14Bおよび、左右両側の上下流コン
ベヤ部材16A、16C、18A、18Cは、この四角
形ボトルの回転装置が設けられている容器処理ラインの
搬送速度で走行されるようになっている。
【0019】ボトル回転部Rに設けられている左右両側
の中間コンベヤ部材16B、18Bは、第3モータ44
および第4モータ46によって駆動される。第3モータ
44の駆動軸48には、ギア(第1ギア)50が固定さ
れ、この第1ギア50が、第4モータ46の駆動軸52
に回転可能に嵌合したギア(第2ギア)54に噛み合っ
ている。この第2ギア54には、第4モータ46の駆動
軸52に回転可能に嵌合したホイール56が固定されて
おり、第3モータ44の駆動が両ギア50、54を介し
て前記ホイール56に伝達され、このホイール56の回
転によって右側の中間コンベヤ部材16Bが走行する。
【0020】第4モータ46の駆動軸52にはホイール
58が固定されており、このホイール58の回転によっ
て左側の中間コンベヤ部材18Bが走行する。前記第3
モータ44の駆動軸48には、その回転を検出するエン
コーダ60が設けられており、第4モータ46はこのエ
ンコーダ60によって、第3モータ44に追従して駆動
される。この実施の形態では、第3モータ44によって
走行する右側の中間コンベヤ部材16Bは、前記上流側
および下流側コンベヤ部材14A、16A、18A、1
6C、14B、18Cと同速で走行するようになってい
る。そして、第4モータ46が第3モータ44よりも速
く駆動されるように設定されており、左側の中間コンベ
ヤ18Bが右側の中間コンベヤ16Bよりも速い速度で
走行するようにしている。
【0021】前記左右の中間コンベヤ部材16B、18
Bの設置されている部分がボトル回転部Rになってお
り、これら両中間コンベヤ部材16B、18Bの上方に
一対のベルト部材6、8が配置されている。両中間コン
ベヤ部材16B、18Bの外側に直立した支柱62、6
4、66、68が固定され、これら支柱62、64、6
6、68上に水平なプレート70が取り付けられてお
り、この水平なプレート70の下面側に前記一対のベル
ト部材6、8(以下、図1および図4の上方に示すベル
ト部材6を右側ベルト部材、下方に示すベルト部材8を
左側ベルト部材と呼ぶ)が設けられている。
【0022】図1ないし図3に示すように、前記水平プ
レート70には、前記左右両側の中間コンベヤ部材16
B、18Bの上方の、上流側と下流側にそれぞれ位置す
る垂直な軸72、74、76、78が回転自在に支持さ
れており、これら各垂直軸72、74、76、78の下
端にそれぞれプーリ80、82、84、86が取り付け
られている。右側の中間コンベヤ部材16Bの上方に設
けられた両プーリ80、82と、左側の中間コンベヤ部
材18Bの上方に設けられた両プーリ84、86に、そ
れぞれ、無端状の右側ベルト部材6および左側ベルト部
材8が巻き付けられている。これら両ベルト部材6、8
の向かい合う部分の内側には、支持レール88、90が
配置されており、これら各ベルト部材6、8が四角形ボ
トル2に接触して回転させる際にその背後を支持するよ
うになっている。
【0023】この実施の形態では、両ベルト部材6、8
が四角形ボトル2のキャップ部2cの下方に設けられた
フランジ部2dの外周面に接触するようになっており、
支持レール88、90に支持されている両ベルト部材
6、8の向かい合う部分の間隔は、前記フランジ部2d
の直径よりも僅かに小さくなっている。また、これらベ
ルト部材6、8は平ベルトからなっており、これら平ベ
ルトの幅方向のほぼ中間部が前記フランジ部2dの高さ
と一致するように配置されている。
【0024】前記一対のベルト部材6、8が巻き付けら
れたプーリ80、82、84、86のうち下流側のプー
リ82、86は駆動プーリであり、これら駆動プーリ8
2、86が取り付けられた垂直軸74、78の上端にそ
れぞれギア92、94が固定されている(図5参照)。
前記水平プレート70の上方には、ベルト駆動手段とし
てのベルト駆動モータ12が設置されており、このベル
ト駆動モータ12の駆動軸98に固定されたギア100
に、前記右側ベルト部材6の駆動プーリ82に連結され
ているギア92が直接噛み合っている。また、左側ベル
ト部材8の駆動プーリ86に連結されているギア94
が、中間ギア102を介して前記駆動モータ12のギア
100に噛み合っている。
【0025】前記ベルト駆動モータ12の駆動軸98に
固定されているギア100と、右側ベルト部材6の駆動
ギア92および中間ギア102は同一のギアであり、左
側ベルト部材8の駆動ギア94は、前記各ギア92、1
00、102よりも小さいギアになっている。従って、
ベルト駆動モータ12の駆動により、左側のベルト部材
8が右側のベルト部材6よりも高速で走行する。これら
左右のベルト部材6、8の速度差は、回転される四角形
ボトル2の角速度が、下方の中間コンベヤ部材16B、
18Bによる回転の角速度と同一になるように設定され
ている。なお、ベルト駆動モータ12は、前記第4モー
タ46に設けられた第2エンコーダ104によって、第
4モータ46に追従して運転されるようになっている。
【0026】この実施の形態では、長手方向を前後に向
けて一列で搬送されてきた四角形ボトル2(2A)を、
前記一対のベルト部材6、8および一対の中間コンベヤ
部材16B、18Bの速度差によって90度回転させ
て、四角形ボトル2の長手方向を搬送手段4の左右方向
に向けて(図1のボトル2B参照)搬送するようになっ
ており、前記一対のベルト部材6、8の上流側には、四
角形ボトル2の短辺の長さよりも僅かに間隔の広いガイ
ド部材106が、そして、両ベルト部材6、8の下流側
には、四角形ボトル2の長辺の長さよりも僅かに間隔の
広いガイド部材108がそれぞれ設けられている。
【0027】以上の構成に係る四角形ボトルの回転装置
の作動について説明する。四角形ボトル2は、上流側ガ
イド部材106に案内されて、その長手方向を前後に向
けた状態(図1のボトル2A参照)でこの四角形ボトル
の回転装置まで搬送される。上流側の左右コンベヤ部材
16A、18Aおよび中央のコンベヤ部材14Aは、第
1モータ20の駆動により等速で走行しており、四角形
ボトル2は回転方向の力を加えられることなく搬送され
る。
【0028】その後、左右の上流側コンベヤ部材16
A、18Aから左右の中間コンベヤ部材16B、18B
上に乗り移って搬送される。これら上流側コンベヤ部材
16A、18Aと中間コンベヤ部材16B、18Bとの
間は渡り板16D、18Dによって接続されるととも
に、中央のコンベヤ部材14Aが上流側コンベヤ部材1
6A、18Aから中間コンベヤ部材16B、18Bの上
流部に渡って連続的に走行しており、これら中央のコン
ベヤ部材14Aおよび両渡り板16D、18Dによっ
て、四角形ボトル2は上流側コンベヤ部材16A、18
Aから中間コンベヤ部材16B、18B上に移される。
中間コンベヤ部材16B、18Bによって搬送される四
角形ボトル2は、その上流部では、左右コンベヤ部材1
6B、18Bの速度差によって回転されようとするが、
上流側ガイド部材106に案内されて前記方向を向いた
まま前進する。
【0029】上流側ガイド部材106の終端付近で、四
角形ボトル2の上部の断面円形部分2bが一対のベルト
部材6、8の間に進入する。この実施の形態では、両側
のベルト部材6、8が、四角形ボトル2のキャップ部2
cの下方に形成されたフランジ部2dの外周面に圧接さ
れる。四角形ボトル2が前進して両ベルト部材6、8間
に進入するとともに、上流側ガイド部材106から外れ
ると、両側のベルト部材6、8と下方に配置された両側
の中間コンベヤ部材16B、18Bが、それぞれ左右異
なる速度で走行しており、四角形ボトル2が前進するに
伴って次第に回転される。
【0030】この実施の形態では、左側のベルト部材8
および左側の中間コンベヤ部材18Bが、右側のベルト
部材6および右側の中間コンベヤ部材16Bよりも速い
速度で走行しており、四角形ボトル2は、図1中に矢印
で示す時計回り方向に90度回転して、長手方向を左右
に向けた状態(図1のボトル2B参照)になる。この状
態で下流側のガイド部材108間に進入した後、両側の
ベルト部材6、8から外れる。四角形ボトル2は、両側
ベルト部材6、8から外れても、中間コンベヤ16B、
18B上を搬送されている間は、これら中間コンベヤ1
6B、18Bの速度差によって回転されようとするが、
下流側ガイド部材108に案内されて前記方向を向いた
まま搬送される。その後、中間コンベヤ部材16B、1
8Bから下流側コンベヤ部材16C、18Cに乗り移っ
て搬送される。これら中間コンベヤ部材16B、18B
と下流側コンベヤ部材16C、18Cとの間も渡り板1
6E、18Eによって接続されるとともに、中央のコン
ベヤ部材14Bが連続的に走行しており、四角形ボトル
2は、中間コンベヤ部材16B、18Bから下流側コン
ベヤ部材16c、18Cに乗り移って搬送される。
【0031】この実施の形態に係る四角形ボトルの回転
装置では、四角形ボトル2のキャップ部2cよりも下方
に設けられているフランジ部2dを、左右一対のベルト
部材6、8で挟んで回転させるので、キャップのシール
状態に影響を与えるおそれがない。また、上方のベルト
部材6、8と同様に、下方のコンベヤ部材16B、18
Bも速度差を持たせて走行させているので、確実に四角
形ボトル2を回転させることができる。
【0032】なお、この実施の形態では、回転される四
角形ボトル2の角速度が、上下で一定になるように、両
ベルト部材6、8および両中間コンベヤ部材16B、1
8Bの速度差が設定されているが、必ずしもこのような
速度差に限定されるものではなく、少なくとも両ベルト
部材6、8と両中間コンベヤ部材16B、18Bの同一
側が他方側よりも高速で走行するようにすればよい。こ
のように四角形ボトル2に対し搬送手段4側からも回転
力を与えるようにすれば、上部だけを回転させる場合よ
りも確実にボトル4を回転させることができる。しか
も、この実施の形態のように搬送手段4側からも回転力
を与えるようにしていると、従来の構成のように両側の
ベルト部材6、8がキャップ部2cを挟んで回転させる
ようにした場合でも、ボトル本体部2aに対するキャッ
プの回転力が軽減されるので、キャップのゆるみや過剰
な締め付けを防止することができる。
【0033】前記実施の形態では、中央および左右両側
の上流側コンベヤ部材14A、16A、18Aと、下流
側コンベヤ部材14B、16C、18Cおよび右側の中
間コンベヤ部材16Bが同一の速度で走行し、左側の中
間コンベヤ部材18Bが前記各コンベヤ部材14A、1
6A、18A、14B、16C、18C、16Bよりも
速い速度で走行するようにしたが、コンベヤ速度の設定
は、前記実施の形態の構成に限定されるものではなく、
中間コンベヤ部材16B、18Bの一方が他方よりも高
速で走行すれば良く、例えば、左側の中間コンベヤ部材
18Bを前記上流側および下流側のコンベヤ部材14
A、16A、18A、14B、16C、18Cと同一の
速度で走行させ、右側の中間コンベヤ部材16Bをそれ
よりも遅い速度で走行させるようにし、または、上流側
コンベヤ部材14A、16A、18Aおよび下流側コン
ベヤ部材14B、16C、18Cの走行速度よりも、中
間コンベヤ部材16B、18Bの一方を高速で、他方を
低速で走行させるようにしても良い。なお、この場合に
は、高速側の中間コンベヤ部材16Bまたは18Bと同
一側のベルト部材6または8を他方のベルト部材よりも
高速で走行させることはいうまでもない。
【0034】また、この実施の形態では、一対のベルト
部材6、8に加えて、搬送手段4側でもボトル2を回転
させる構成にしているが、必ずしも搬送手段4によって
四角形ボトル2に回転力を与える構成に限るものではな
く、一本のコンベヤによって搬送するようにしても良
い。この場合でも、コンベヤによって搬送されている四
角形ボトル2の断面円形部分2bのキャップ部2cより
も下方に、一対のベルト部材6、8を当接させてこの四
角形ボトル2を回転させるようにするので、キャップが
緩んだり過剰に締め付けられてしまう等の問題が発生す
るおそれがない。
【0035】図6および図7は、第2の実施の形態に係
る四角形ボトルの回転装置の要部を示す図であり、図6
は一対のベルト部材を示す平面図、図7はこの回転装置
の横断面図である。前記実施の形態では、一対のベルト
部材6、8として平ベルトを用いており、この平ベルト
を四角形ボトル2のキャップ部2cの下方に形成されて
いるフランジ2dの外周面に弾接させて四角形ボトル2
を回転させるようにしていたが、この実施の形態では、
ベルト部材206、208として丸ベルトを用いてお
り、この丸ベルトを四角形ボトル2のフランジ部2dの
下方に形成されている小径部2eに当接させるようにな
っている。
【0036】この実施の形態では、図6に示すように、
一対のベルト部材206、208の互いに向かい合って
いる部分(四角形ボトル2の断面円形部分2bを両側か
ら挟む部分)が、多数のローラ290によって内側から
支持されている。また、四角形ボトル2は、フランジ部
2dの下方に形成された小径部2eの縦断面が半円弧状
の凹部になっており、この円弧状凹部内に前記丸ベルト
からなる一対のベルト部材206、208が圧接され、
走行に伴ってこの四角形ボトル2を回転させる。なお、
搬送手段4の構成、搬送手段4のボトル回転部Rに設け
られている両側の中間コンベヤ部材16B、18Bに速
度差を与える構成、および前記一対のベルト部材20
6、208に速度差を与える構成等は、前記実施の形態
と同一なので、その説明を省略する。この実施の形態で
も、前記第1実施の形態と同様の作用効果を奏すること
ができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
部に断面円形部分を有する四角形ボトルを載せて搬送す
る搬送手段と、この搬送手段に搬送されている前記ボト
ルの断面円形部分に両側から当接し、搬送手段と同方向
に走行する一対のベルト部材と、これら両ベルト部材を
異なる速度で走行させるベルト駆動手段とを備え、両ベ
ルト部材の速度差により前記四角形ボトルを所定角度回
転させる四角形ボトルの回転装置において、前記搬送手
段が、平行して走行する一対の無端状走行部材と、これ
ら両走行部材を異なる速度で走行させるコンベヤ駆動手
段とを備え、前記ベルト部材および無端状走行部材の同
一側を他方側よりも高速で走行させるようにしているの
で、四角形ボトルを確実に回転させることができる。
【0038】また、請求項2に記載した発明は、上部に
断面円形部分を有する四角形ボトルを載せて搬送する搬
送手段と、この搬送手段に搬送されている前記ボトルの
断面円形部分に両側から当接し、搬送手段と同方向に走
行する一対のベルト部材と、これら両ベルト部材を異な
る速度で走行させるベルト駆動手段とを備え、両ベルト
部材の速度差により前記四角形ボトルを所定角度回転さ
せる四角形ボトルの回転装置において、前記断面円形部
分が、上方のキャップ部とその下方のフランジ部とこの
フランジ部よりも下方の小径部とを有し、前記一対のベ
ルト部材は、四角形ボトルのフランジ部の外周またはそ
の下方の小径部に当接するようにしており、キャップ部
を保持して回転させることがないので、キャップの締め
付けトルクが変動することがなく、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る四角形ボトルの回
転装置を示す平面図である。
【図2】前記四角形ボトルの回転装置の縦断面図であ
る。
【図3】前記四角形ボトルの回転装置の横断面図であ
る。
【図4】前記四角形ボトルの回転装置に用いられる搬送
手段の全体の構成を示す平面図である。
【図5】一対のベルト部材の駆動部を示す平面図であ
る。
【図6】第2の実施の形態に係る四角形ボトルの回転装
置に設けられた一対のベルト部材を示す平面図である。
【図7】第2の実施の形態に係る四角形ボトルの回転装
置の横断面図である。
【符号の説明】
2 四角形ボトル 2b 断面円形部分 2c キャップ部 2d フランジ部 2e 小径部 4 搬送手段 6 ベルト部材 8 ベルト部材 12 ベルト駆動手段(モータ) 16B 無端状走行部材(右側の中間コンベヤ部材) 18B 無端状走行部材(左側の中間コンベヤ部材) 44 コンベヤ駆動手段(モータ) 46 コンベヤ駆動手段(モータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 雅仁 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内 Fターム(参考) 3E054 AA15 DD01 DD11 DD13 EA01 FA02 FA06 FC01 FC08 FC13 FC15 GA04 GA08 GB07 GC04 JA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に断面円形部分を有する四角形ボト
    ルを載せて搬送する搬送手段と、この搬送手段に搬送さ
    れている前記ボトルの断面円形部分に両側から当接し、
    搬送手段と同方向に走行する一対のベルト部材と、これ
    ら両ベルト部材を異なる速度で走行させるベルト駆動手
    段とを備え、両ベルト部材の速度差により前記四角形ボ
    トルを所定角度回転させる四角形ボトルの回転装置にお
    いて、 前記搬送手段が、平行して走行する一対の無端状走行部
    材と、これら両走行部材を異なる速度で走行させるコン
    ベヤ駆動手段とを備え、前記ベルト部材および無端状走
    行部材の同一側を他方側よりも高速で走行させることを
    特徴とする四角形ボトルの回転装置。
  2. 【請求項2】 上部に断面円形部分を有する四角形ボト
    ルを載せて搬送する搬送手段と、この搬送手段に搬送さ
    れている前記ボトルの断面円形部分に両側から当接し、
    搬送手段と同方向に走行する一対のベルト部材と、これ
    ら両ベルト部材を異なる速度で走行させるベルト駆動手
    段とを備え、両ベルト部材の速度差により前記四角形ボ
    トルを所定角度回転させる四角形ボトルの回転装置にお
    いて、 前記断面円形部分が、上方のキャップ部とその下方のフ
    ランジ部とこのフランジ部よりも下方の小径部とを有
    し、前記一対のベルト部材は、四角形ボトルのフランジ
    部の外周またはその下方の小径部に当接することを特徴
    とする四角形ボトルの回転装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の四角形ボトルの回転装
    置において、 前記断面円形部分が、上方のキャップ部とその下方のフ
    ランジ部とこのフランジ部よりも下方の小径部とを有
    し、前記一対のベルト部材は、四角形ボトルのフランジ
    部の外周またはその下方の小径部に当接することを特徴
    とする四角形ボトルの回転装置。
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