JP2003175258A - 遊技管理システム - Google Patents

遊技管理システム

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JP2003175258A
JP2003175258A JP2002363584A JP2002363584A JP2003175258A JP 2003175258 A JP2003175258 A JP 2003175258A JP 2002363584 A JP2002363584 A JP 2002363584A JP 2002363584 A JP2002363584 A JP 2002363584A JP 2003175258 A JP2003175258 A JP 2003175258A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の遊技機群ごとに設けられ、対応する遊技
機群に属する遊技機に遊技媒体を貸し出す複数の遊技媒
体貸出機について、各遊技媒体貸出機が遊技媒体を貸し
出した遊技機と該遊技機から払い出された遊技媒体とを
対応付けると共に、対応付けた時点より後の時点で、対
応付けが正当であるか否かを判定する。 【解決手段】玉箱中の遊技媒体の数量を計数する遊技媒
体計数機3は、遊技機情報発信装置10が発信し、遊技
機情報記憶装置20を経由して遊技機情報受信装置30
が取得した、遊技機の識別子および遊技媒体貸出機の識
別子を含む遊技機情報と、遊技機情報発信装置10が直
接送信した遊技機情報とを照合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の遊技状態が
実現された場合に所定の数量の遊技媒体を賞として払い
出す1つ以上の遊技機からなる複数の遊技機群ごとに設
けられ、対応する遊技機群に属する遊技機に遊技媒体を
貸し出す複数の遊技媒体貸出機について、各遊技媒体貸
出機が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞と
して払い出された遊技媒体とを対応付けると共に、対応
付けた時点より後の時点で、対応付けが正当であるか否
かを判定することを可能とした遊技管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、各種タイプのパチンコ遊技機やス
ロットマシン等の遊技機を設置した遊技場が繁盛してい
る。
【0003】遊技場においては、一般に、図55に示す
ように、複数の遊技機からなる遊技機群が天板上に並設
された遊技機島1が、多数設置されたレイアウトとなっ
ている。さらに、遊技場においては、遊技者が遊技対象
とする遊技機に遊技媒体を貸し出すための複数の遊技媒
体貸出機2と、遊技者が遊技終了時に所持している遊技
媒体の数量を計数するための複数の遊技媒体計数機3と
が設置されている。
【0004】なお、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つの遊技機ごとに、これらの遊技機が背
中合わせに設置されるようになっており、2つの遊技機
島1に各々併設された遊技機群のうちの、互いに向い合
う遊技機群を、同じ「コース」に属する遊技機群と呼ん
でいる。
【0005】また、最近は、プリペイドカードの普及に
伴って、図55に示すように、1つの遊技機に対して1
つの遊技媒体貸出機2が設置されるようにした遊技場が
増加しているが、例えば、隣合った2つの遊技機ごと
に、これらの遊技機に挟まれる位置に、1つの遊技媒体
計数機2が設置されるようにするなど、1つ以上の遊技
機からなる遊技機群に対して1つの遊技媒体貸出機2が
設置されるようにした遊技場もある。
【0006】1つ以上の遊技機からなる遊技機群に対し
て1つの遊技媒体貸出機2が設置されるようになってい
る場合でも、遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出す遊
技機は、その位置関係から自ずと決まっている。
【0007】以下、遊技機における遊技者の遊技の様子
について、現在主流となっているタイプのパチンコ遊技
機における遊技者の遊技の様子を例にして説明する。
【0008】遊技者は、遊技開始時に、遊技媒体貸出機
2に現金またはプリペイドカードを投入し、所望の金額
を指定することで、遊技媒体であるパチンコ玉を、指定
した金額に応じた数量だけ借り受ける。
【0009】なお、借り受け時のパチンコ玉1個の単価
は、一般に、4円に統一されている。そこで、遊技媒体
貸出機2は、指定された金額を4円で割ることで、貸し
出すべきパチンコ玉の数量を求め、求めた数量のパチン
コ玉を貸し出すようになっている。
【0010】図57は現在主流となっているパチンコ遊
技機の正面図である。
【0011】図57に示すように、パチンコ遊技機は、
パチンコ玉を移動させるための空間を構成する遊技盤5
0を有しており、遊技盤50が、鉛直方向に実質的に平
行となるように設置されている。なお、図57には示し
ていないが、ガラス板が、遊技盤50との間に一定間隔
を保つようにして、遊技盤50を覆っている。
【0012】また、パチンコ遊技機は、図57には示し
ていないが、遊技盤50とガラス板とで仕切られる空間
内にパチンコ玉を発射するための発射機構を有してい
る。
【0013】また、パチンコ遊技機には、発射機構の一
部を構成し、遊技者がパチンコ玉を打ち出す操作を行う
ための発射ハンドル60と、パチンコ玉を貯溜するため
の受皿70とが設けられている。
【0014】遊技者は、パチンコ遊技機の受皿70に、
遊技媒体貸出機2によって借り受けたパチンコ玉を投入
する。
【0015】なお、1つのパチンコ遊技機に対して1つ
の遊技媒体貸出機2が設置されるようになっている場合
は、遊技媒体貸出機2は、貸し出すパチンコ玉を、付属
の供給路によって、直接、対応するパチンコ遊技機の受
皿70に供給するようにすることが好ましい。
【0016】そして、遊技者は、発射ハンドル60を所
望の角度だけ回転させると、受皿70に貯溜されている
パチンコ玉は、該回転角度に応じた強さで1個ずつ発射
される。
【0017】パチンコ遊技機には、遊技盤50を囲むよ
うに、発射ハンドル60によって発射されたパチンコ玉
を遊技盤50の鉛直方向の上方位置に送り出すガイドレ
ール51が設けられている。
【0018】そこで、遊技盤50においては、発射され
ガイドレール51によって上方位置に導かれたパチンコ
玉が、自由落下を始め、この落下途中で、障害釘にぶつ
かって、進路を不規則に変えていく。
【0019】遊技盤50には、パチンコ玉がそこに入っ
て遊技盤50の裏面に排出されることが可能な入賞部5
2,特定入賞部53,変動入賞部54と、これらの入賞
部52,特定入賞部53,変動入賞部54のいずれにも
入らなかったパチンコ玉が最終的に集まって、遊技盤5
0の裏面に排出される1個のアウト玉排出部55とが設
けられている。アウト玉排出部55から排出されたパチ
ンコ玉は、遊技場側に回収されることとなる。
【0020】なお、変動入賞部54は、蓋を有し、通常
時は、蓋が遊技盤50と一体化するように閉鎖された閉
鎖状態となっており、後述するように、特別な場合に、
蓋を開放した開放状態に移行することで、パチンコ玉が
入る空間を確保するするようになっている。
【0021】遊技盤50において、落下途中のパチンコ
玉が入賞部52または特定入賞部53に入ると、所定の
数量(例えば、7個)のパチンコ玉が受皿70に払い出
される。
【0022】また、遊技盤50には、特定入賞部53に
パチンコ玉が入った場合に動作を開始し、内部に設けら
れた制御装置の制御によって、予め用意された複数種類
の遊技状態のうちのいずれか1種類の遊技状態を提供す
るという動作を行う遊技状態提供部56が設けられてい
る。なお、制御装置は、所定の確率で、複数種類の遊技
状態のうちの所定の遊技状態が提供されるよう、遊技状
態提供部56の動作を制御する。
【0023】変動入賞部54は、遊技状態提供部56が
提供した遊技状態が所定の遊技状態である場合に、所定
の回数(例えば、16回)だけ、開放状態に移行する。
なお、変動入賞部54は、開放状態において、所定の数
量(例えば、10個)のパチンコ玉が入るかまたは所定
の時間(例えば、30秒)が経過すると、閉鎖状態に移
行する。また、変動入賞部54に入ったパチンコ玉の各
々について、所定の数量(例えば、15個)のパチンコ
玉が受皿70に払い出される。
【0024】なお、以下の説明では、パチンコ遊技機か
ら受皿70に払い出されたパチンコ玉を、「景品玉」と
称す。
【0025】通常、変動入賞部54が開放状態に移行し
た場合にパチンコ遊技機から受皿70に払い出される景
品玉の数量は、約2,400個となっており、これらの
景品玉は、受皿70に収納しきれないので、遊技者は、
受皿70に払い出された景品玉を、遊技場に用意されて
いる玉箱に収納するようになっている。
【0026】そして、遊技者は、遊技終了時に、手元に
残ったパチンコ玉(実際には、玉箱に収納されている景
品玉である。)を、その数量に応じて、各種景品に交換
することができる。
【0027】詳しくは、遊技者は、景品玉が収納されて
いる玉箱を遊技媒体計数機3の所定の部位に設置する
と、遊技媒体計数機3は、該玉箱に収納されている景品
玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシートまたは
計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行する。そ
して、遊技者は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体
を景品交換カウンターに持参する。景品交換カウンター
では、遊技場の担当者が、遊技者が持参した記録媒体の
記録内容を、POS装置等の読取装置によって読み取
り、遊技媒体計数機3の計数結果を確認するので、遊技
者は、該計数結果である景品玉の数量に応じた景品を取
得することができる。
【0028】景品の中には、現金と交換可能な換金物が
あり、多数の遊技者は、換金物を取得し、遊技場とは別
の換金場において、取得した換金物を現金と交換するよ
うになっている。
【0029】通常、交換時の景品玉1個の単価は、遊技
場ごとに異なる金額が設定されているが、各遊技場と
も、全ての遊技機に共通した金額を、一律に設定するよ
うになっている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、遊技
場においては、遊技者は、遊技開始時に、金額に応じた
数量の遊技媒体を借り受け、遊技終了時に、手元に残っ
た遊技媒体(実際には、遊技機が所定の遊技状態となっ
た結果、遊技機から賞として払い出された遊技媒体であ
る。)の数量に応じた景品を取得することができるよう
になっており、交換時の遊技媒体の単価は、遊技場独自
の金額が設定されている。
【0031】そこで、遊技場側は、交換時の遊技媒体の
単価を高く設定する場合には、収益を得るためには、景
品と交換される遊技媒体の数量、すなわち、遊技機から
払い出される遊技媒体の数量を少なくする必要があるの
で、所定の遊技状態となる確率が低い遊技機を多数設置
することとなる。しかしながら、遊技者は、このような
遊技機を敬遠しがちであるので、来場数が減少してしま
うという問題点が生じる。
【0032】また、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単
価を低く設定すると共に、所定の遊技状態となる確率が
高い遊技機を多数設置した場合は、来場数を増加させる
ことはできるが、来場した遊技者のほとんどが、このよ
うな遊技機を遊技対象とすることとなるので、遊技機の
消耗が激しく、遊技機を入れ替えるために必要な投資金
額が高額となるという問題点が生じる。
【0033】上述した問題点は、交換時の遊技媒体の単
価が、所定の遊技状態となる確率が高い遊技機であって
も、所定の遊技状態となる確率が低い遊技機であって
も、全ての遊技機に共通した金額であることが原因で生
じるものである。
【0034】すなわち、遊技者の遊技目標は、いかにし
て多量の遊技媒体を手元に残して各種景品と交換するか
という点に集約されるので、交換時の遊技媒体の単価が
同じ金額であるならば、所定の遊技状態となる確率が高
い遊技機を遊技者が遊技対象とするのは当然のことであ
り、そのような遊技機で遊技する遊技者しか来場しなく
なるからである。
【0035】そこで、上述した問題点に着目した場合、
交換時の遊技媒体の単価を、遊技機に応じて異なる金額
に設定することを可能とすれば、例えば、所定の遊技状
態となる確率が高い遊技機から払い出された遊技媒体に
ついては、交換時の単価を低く設定し、所定の遊技状態
となる確率が低い遊技機から払い出された遊技媒体につ
いては、交換時の単価を高く設定することで、遊技者
は、遊技時の状況に応じて、確率を重視するか景品の数
量を重視するかによって、遊技対象とする遊技機を選択
することが可能となる。従って、遊技者が特定の遊技機
に集中するのを防ぐことができるので、来場数の低減を
防止すると共に、遊技機の入れ替え回数を低減させるこ
とが可能になると考えられる。
【0036】一方、遊技媒体貸出機が遊技媒体を貸し出
すときの遊技媒体の単価は、4円に設定されており、特
に、遊技場独自の金額が設定されるようにはなっていな
い。
【0037】そこで、貸出時の遊技媒体の単価を、遊技
機に応じて異なる金額に設定することを可能とすれば、
例えば、所定の遊技状態となる確率が高い遊技機から払
い出された遊技媒体については、貸出時の単価を高く設
定し、所定の遊技状態となる確率が低い遊技機から払い
出された遊技媒体については、貸出時の単価を低く設定
することで、遊技者は、遊技時の状況に応じて、確率を
重視するか借り受ける遊技媒体の数量を重視するかによ
って、遊技対象とする遊技機を選択することが可能とな
る。従って、遊技者が特定の遊技機に集中するのを防ぐ
ことができるので、来場数の低減を防止すると共に、遊
技機の入れ替え回数を低減させることが可能になると考
えられる。
【0038】さらに、遊技場は、貸出時の単価および交
換時の単価の両方を極め細かく設定することで、所定の
遊技状態となる確率が同じ遊技機を、確率を重視する遊
技者,景品の数量を重視する遊技者,借り受ける遊技媒
体の数量を重視する遊技者のいずれの遊技者によって
も、遊技対象として選択されるようにすることができ
る。
【0039】交換時の単価を遊技機に応じて異なる金額
に設定するようにするためには、各遊技媒体貸出機が遊
技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い
出された遊技媒体とを対応付けるようにすればよい。す
なわち、各遊技媒体貸出機が遊技媒体を貸し出した遊技
機と該遊技機から賞として払い出された遊技媒体とを対
応付けるようにすれば、遊技媒体を各種景品と交換する
際に、該遊技媒体を払い出した遊技機や該遊技機に遊技
媒体を貸し出した遊技媒体貸出機に応じて、交換時の遊
技媒体の単価を求めることができるようになる。
【0040】また、貸出時の単価を遊技機に応じて異な
る金額に設定するようにするためには、該遊技機に遊技
媒体を貸し出す遊技媒体貸出機に、貸出時の遊技媒体の
単価を記憶させておくようにすれば、遊技媒体貸出機
が、遊技媒体を貸し出す際に、指定された金額を貸出時
の単価で割ることで、貸し出すべき遊技媒体の数量を求
めるようにすることができるようになる。
【0041】しかしながら、遊技媒体貸出機が遊技媒体
を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出され
た遊技媒体との対応付けを偽証し、実際には交換時の単
価が低い遊技機から払い出された遊技媒体であっても、
交換時の単価が高い遊技機から払い出されたかのような
不正を働く遊技者が現れると、遊技場の利益が減少して
しまう。
【0042】そこで、本発明は、交換時の単価を遊技機
に応じて異なる金額に設定することを可能とするため
に、各遊技媒体貸出機が遊技媒体を貸し出した遊技機と
該遊技機から賞として払い出された遊技媒体とを対応付
け、さらに、遊技者の不正を防止するために、対応付け
た時点より後の時点で、対応付けが正当であるか否かを
判定することを目的としている。
【0043】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明が第1に提供する遊技管理システムは、所定
の遊技状態が実現された場合に所定の数量の遊技媒体を
賞として払い出す複数の遊技機と、1つ以上の遊技機か
らなる複数の遊技機群ごとに設けられ、対応する遊技機
群に属する遊技機に遊技媒体を貸し出す複数の遊技媒体
貸出機とを設置した遊技場に適用され、各遊技媒体貸出
機が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞とし
て払い出された遊技媒体とを対応付けると共に、対応付
けた時点より後の時点で、対応付けが正当であるか否か
を判定する遊技管理システムであって、(1)上記複数
の遊技機ごとに設けられ、対応する遊技機の識別子(遊
技機ID)と、該遊技機が属する遊技機群に対応する遊
技媒体貸出機の識別子(貸出機ID)とを含む遊技機情
報を示す信号を電磁波に乗せて発信する複数の遊技機情
報発信装置、(2)上記複数の遊技機の各々から賞とし
て払い出された遊技媒体を収納するための複数の箱(玉
箱)ごとに設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機
に対応して設けられた遊技機情報発信装置から発信され
た電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が
示す遊技機情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保
持している遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信
する複数の遊技機情報記憶装置、(3)上記玉箱に収納
されている遊技媒体の数量を計数する遊技媒体計数機に
設けられ、数量を計数すべき遊技媒体を収納している玉
箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置から発信さ
れた電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号
が示す遊技機情報を取得する遊技機情報受信装置、を備
えている。
【0044】ここで、上記複数の遊技機情報発信装置
は、各々、電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情
報と同じ遊技機情報を、上記遊技媒体計数機に送信し、
上記遊技媒体計数機は、上記遊技機情報受信装置が取得
した遊技機情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機
IDが示す遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信
装置から送信された遊技機情報とを照合することで、各
遊技媒体貸出機が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技
機から賞として払い出された遊技媒体との対応付けが正
当であるか否かを判定するようになっている。
【0045】また、上記目的を達成するために、本発明
が第2に提供する遊技管理システムは、所定の遊技状態
が実現された場合に所定の数量の遊技媒体を賞として払
い出す複数の遊技機と、1つ以上の遊技機からなる複数
の遊技機群ごとに設けられ、対応する遊技機群に属する
遊技機に遊技媒体を貸し出す複数の遊技媒体貸出機とを
設置した遊技場に適用され、各遊技媒体貸出機が遊技媒
体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出さ
れた遊技媒体とを対応付けると共に、対応付けた時点よ
り後の時点で、対応付けが正当であるか否かを判定する
遊技管理システムであって、(1)上記複数の遊技機ご
とに設けられ、対応する遊技機の識別子(遊技機ID)
と、該遊技機が属する遊技機群に対応する遊技媒体貸出
機の識別子(貸出機ID)とを含む遊技機情報を示す信
号を電磁波に乗せて発信する複数の遊技機情報発信装
置、(2)上記複数の遊技機の各々から賞として払い出
された遊技媒体を収納するための複数の箱(玉箱)ごと
に設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応し
て設けられた遊技機情報発信装置から発信された電磁波
を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技
機情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持してい
る遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信する複数
の遊技機情報記憶装置、(3)上記玉箱に収納されてい
る遊技媒体の数量を計数する遊技媒体計数機に設けら
れ、数量を計数すべき遊技媒体を収納している玉箱に対
応して設けられた遊技機情報記憶装置から発信された電
磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す
遊技機情報を取得する遊技機情報受信装置、(4)上記
複数の遊技機情報発信装置の各々、および、上記遊技媒
体計数機に接続され、各遊技媒体貸出機が遊技媒体を貸
し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出された遊
技媒体との対応付けが正当であるか否かを判定する正当
性判定装置、を備えるようにしている。
【0046】ここで、上記複数の遊技機情報発信装置
は、各々、電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情
報と同じ遊技機情報を、上記正当性判定装置に送信し、
上記遊技媒体計数機は、上記遊技機情報受信装置が取得
した遊技機情報を、上記正当性判定装置に送信し、上記
正当性判定装置は、上記遊技媒体計数機から送信された
遊技機情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機ID
が示す遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置
から送信された遊技機情報とを照合することで、各遊技
媒体貸出機が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機か
ら賞として払い出された遊技媒体との対応付けが正当で
あるか否かを判定するようになっている。
【0047】また、上記目的を達成するために、本発明
が第3に提供する遊技管理システムは、所定の遊技状態
が実現された場合に所定の数量の遊技媒体を賞として払
い出す複数の遊技機と、1つ以上の遊技機からなる複数
の遊技機群ごとに設けられ、対応する遊技機群に属する
遊技機に遊技媒体を貸し出す複数の遊技媒体貸出機とを
設置した遊技場に適用され、各遊技媒体貸出機が遊技媒
体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出さ
れた遊技媒体とを対応付けると共に、対応付けた時点よ
り後の時点で、対応付けが正当であるか否かを判定する
遊技管理システムであって、(1)上記複数の遊技機ご
とに設けられ、対応する遊技機の識別子(遊技機ID)
と、該遊技機が属する遊技機群に対応する遊技媒体貸出
機の識別子(貸出機ID)とを含む遊技機情報を示す信
号を電磁波に乗せて発信する複数の遊技機情報発信装
置、(2)上記複数の遊技機の各々から賞として払い出
された遊技媒体を収納するための複数の箱(玉箱)ごと
に設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応し
て設けられた遊技機情報発信装置から発信された電磁波
を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技
機情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持してい
る遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信する複数
の遊技機情報記憶装置、(3)上記玉箱に収納されてい
る遊技媒体の数量を計数する遊技媒体計数機に設けら
れ、数量を計数すべき遊技媒体を収納している玉箱に対
応して設けられた遊技機情報記憶装置から発信された電
磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す
遊技機情報を取得する遊技機情報受信装置、を備えてい
る。
【0048】ここで、上記遊技媒体計数機は、上記遊技
機情報受信装置が取得した遊技機情報と、自身の計数結
果とを記録した記録媒体を発行し、上記複数の遊技機情
報発信装置は、各々、電磁波に乗せて発信した信号が示
す遊技機情報と同じ遊技機情報を、上記遊技媒体計数機
が発行した記録媒体の記録内容を読み取る読取装置に送
信し、上記読取装置は、読み取った記録内容のうちの遊
技機情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機IDが
示す遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置か
ら送信された遊技機情報とを照合することで、各遊技媒
体貸出機が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機から
賞として払い出された遊技媒体との対応付けが正当であ
るか否かを判定し、判定結果と読み取った記録内容とを
出力するようになっている。
【0049】また、上記目的を達成するために、本発明
が第4に提供する遊技管理システムは、所定の遊技状態
が実現された場合に所定の数量の遊技媒体を賞として払
い出す複数の遊技機と、1つ以上の遊技機からなる複数
の遊技機群ごとに設けられ、対応する遊技機群に属する
遊技機に遊技媒体を貸し出す複数の遊技媒体貸出機とを
設置した遊技場に適用され、各遊技媒体貸出機が遊技媒
体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出さ
れた遊技媒体とを対応付けると共に、対応付けた時点よ
り後の時点で、対応付けが正当であるか否かを判定する
遊技管理システムであって、(1)上記複数の遊技機ご
とに設けられ、対応する遊技機の識別子(遊技機ID)
と、該遊技機が属する遊技機群に対応する遊技媒体貸出
機の識別子(貸出機ID)とを含む遊技機情報を示す信
号を電磁波に乗せて発信する複数の遊技機情報発信装
置、(2)上記複数の遊技機の各々から賞として払い出
された遊技媒体を収納するための複数の箱(玉箱)ごと
に設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応し
て設けられた遊技機情報発信装置から発信された電磁波
を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技
機情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持してい
る遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信する複数
の遊技機情報記憶装置、(3)上記玉箱に収納されてい
る遊技媒体の数量を計数する遊技媒体計数機に設けら
れ、数量を計数すべき遊技媒体を収納している玉箱に対
応して設けられた遊技機情報記憶装置から発信された電
磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す
遊技機情報を取得する遊技機情報受信装置、を備えるよ
うにしている。
【0050】ここで、上記遊技媒体計数機は、上記遊技
機情報受信装置が取得した遊技機情報と、自身の計数結
果とを記録した記録媒体を発行するようになっており、
(4)上記複数の遊技機情報発信装置の各々、および、
上記遊技媒体計数機が発行した記録媒体の記録内容を読
み取る読取装置に接続され、各遊技媒体貸出機が遊技媒
体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出さ
れた遊技媒体との対応付けが正当であるか否かを判定す
る正当性判定装置、をさらに備えている。
【0051】また、ここで、上記複数の遊技機情報発信
装置は、各々、電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技
機情報と同じ遊技機情報を、上記正当性判定装置に送信
し、上記読取装置は、読み取った記録内容を上記正当性
判定装置に送信し、上記正当性判定装置は、上記読取装
置から送信された記録内容のうちの遊技機情報と、該遊
技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技機に対応
して設けられた遊技機情報発信装置から送信された遊技
機情報とを照合することで、各遊技媒体貸出機が遊技媒
体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出さ
れた遊技媒体との対応付けが正当であるか否かを判定す
るようになっている。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0053】本発明の遊技管理システムが適用される遊
技場のレイアウトは、図55および図56と同様であ
る。
【0054】すなわち、遊技場においては、一般に、図
55に示すように、複数の遊技機からなる遊技機群が天
板上に並設された遊技機島1が、多数設置されたレイア
ウトとなっている。さらに、遊技場においては、遊技者
が遊技対象とする遊技機に遊技媒体を貸し出すための複
数の遊技媒体貸出機2と、遊技者が遊技終了時に所持し
ている遊技媒体の数量を計数するための複数の遊技媒体
計数機3とが設置されている。
【0055】なお、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つの遊技機ごとに、これらの遊技機が背
中合わせに設置されるようになっており、2つの遊技機
島1に各々併設された遊技機群のうちの、互いに向い合
う遊技機群を、同じ「コース」に属する遊技機群と呼ん
でいる。
【0056】また、最近は、プリペイドカードの普及に
伴って、図55に示すように、1つの遊技機に対して1
つの遊技媒体貸出機2が設置されるようにした遊技場が
増加しているが、例えば、隣合った2つの遊技機ごと
に、これらの遊技機に挟まれる位置に、1つの遊技媒体
計数機2が設置されるようにするなど、1つ以上の遊技
機からなる遊技機群に対して1つの遊技媒体貸出機2が
設置されるようにした遊技場もある。
【0057】1つ以上の遊技機からなる遊技機群に対し
て1つの遊技媒体貸出機2が設置されるようになってい
る場合でも、遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出す遊
技機は、その位置関係から自ずと決まっている。
【0058】まず、本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0059】図1は本発明の遊技管理システムの第1の
実施形態の概念図である。
【0060】図1において、2は遊技媒体貸出機、3は
遊技媒体計数機、10は遊技機情報発信装置、20は遊
技機情報記憶装置、30は遊技機情報受信装置である。
【0061】遊技機情報発信装置10は、複数の遊技機
ごとに設けられ、対応する遊技機の識別子(遊技機I
D)と、該遊技機が属する遊技機群に対応する遊技媒体
貸出機2の識別子(貸出機ID)とを含む遊技機情報を
示す信号を電磁波に乗せて発信するものである。
【0062】なお、遊技機情報発信装置10は、電磁波
に乗せて発信した信号が示す遊技機情報と同じ遊技機情
報を、遊技媒体計数機3に送信する。
【0063】また、遊技機情報記憶装置20は、複数の
遊技機の各々から賞として払い出された遊技媒体を収納
するための複数の箱(玉箱)ごとに設けられ、対応する
玉箱が使用された遊技機に対応して設けられた遊技機情
報発信装置10から発信された電磁波を受信し、受信し
た電磁波に乗っている信号が示す遊技機情報を取得して
記憶保持すると共に、記憶保持している遊技機情報を示
す信号を電磁波に乗せて発信するものである。
【0064】また、遊技機情報受信装置30は、遊技媒
体計数機3に設けられ、数量を計数すべき遊技媒体を収
納している玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装
置20から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波
に乗っている信号が示す遊技機情報を取得するものであ
る。
【0065】図2は遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成例を示
すブロック図である。
【0066】図2に示すように、遊技機情報発信装置1
0は、遊技機情報を記憶保持しているメモリ11と、メ
モリ11が記憶保持している遊技機情報をアナログ信号
にD/A変換し、D/A変換したアナログ信号を電磁波
に変調して送信する送信器12と、メモリ11が記憶保
持している遊技機情報を遊技媒体計数機3に送信する送
信回路13とを有した構成とすることができる。
【0067】また、遊技機情報記憶装置20は、遊技機
情報発信装置10の送信器12から送信された電磁波を
受信してアナログ信号に復調し、復調したアナログ信号
をD/A変換して遊技機情報を取得する受信器21と、
受信器21が取得した遊技機情報を記憶保持するメモリ
22と、メモリ22が記憶保持している遊技機情報をア
ナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナログ信
号を電磁波に変調して送信する送信器23とを有した構
成とすることができる。
【0068】また、遊技機情報受信装置30は、遊技機
情報記憶装置20の送信器23から送信された電磁波を
受信してアナログ信号に復調し、復調したアナログ信号
をD/A変換して遊技機情報を取得する受信器31と、
受信器31が取得した遊技機情報を遊技媒体計数機3に
出力する出力回路32とを有した構成とすることができ
る。
【0069】なお、図3に示すように、遊技機情報発信
装置10および遊技機情報受信装置30が、各々、遊技
機情報記憶装置20の電源を投入するための電源投入用
の電磁波を発信する発信回路14,33をさらに有した
構成とし、遊技機情報記憶装置20が、遊技機情報発信
装置10の発信回路14および遊技機情報受信装置30
の発信回路33から発信された電磁波を受信し、受信し
た電磁波を電力に変換することで、動作電源を作る電源
回路24をさらに有した構成とすることができる。
【0070】このようにすると、遊技機情報記憶装置2
0の消費電力を抑えることが可能となる。
【0071】さらに、このとき、電源回路24は、変換
した電力を蓄積するバッテリーを持っているようにし、
メモリ22は、EEPROM等の不揮発性メモリである
ようにすることが好ましい。
【0072】ここで、遊技機情報発信装置10および遊
技機情報受信装置30の電源は、商用のAC電源から供
給されているものである。
【0073】また、遊技機情報発信装置10および遊技
機情報記憶装置20は、遊技機情報を示す信号を電磁波
に乗せる代わりに、光に乗せるようにしてもよい。
【0074】また、遊技機情報発信装置10のメモリ1
1に所望の遊技機情報を記憶保持させるためには、遊技
機情報を設定する遊技機情報設定装置を備えるようにす
ればよい。遊技機情報設定装置は、外部から入力された
遊技機情報を取得し、取得した遊技機情報に含まれてい
る遊技機IDが示す遊技機に対応する遊技機情報発信装
置10に、取得した遊技機情報を送信するようにすれ
ば、遊技機情報発信装置10は、遊技機情報設定装置か
ら送信された遊技機情報を、メモリ101に記憶保持す
ることが可能となる。
【0075】また、図4に示すように、遊技機情報記憶
装置20が、玉箱の底部に設けられ、図5に示すよう
に、遊技機情報発信装置10が、複数の遊技機からなる
遊技機群を並設するための天板中の、対応する遊技機で
使用される玉箱が置かれる部位に設けられ、図6に示す
ように、遊技機情報受信装置30が、遊技媒体計数機3
中の、数量を計数すべき遊技媒体を収納している玉箱が
置かれる部位に設けられるようにすることができる。
【0076】このようにすると、遊技機情報発信装置1
0と遊技機情報記憶装置20との距離、および、遊技機
情報記憶装置20および遊技機情報受信装置30の距離
が近くなるので、遊技機情報発信装置10が発信する電
磁波の到達範囲、および、遊技機情報記憶装置20が発
信する電磁波の到達範囲を狭くすることが可能となり、
遊技機情報発信装置10,遊技機情報記憶装置20,遊
技機情報受信装置30の装置構成および消費電力を抑え
ることが可能となる。
【0077】なお、図5においては、遊技機がパチンコ
遊技機であるように描かれている。
【0078】これにより、玉箱が使用される遊技機に対
応して設けられた遊技機情報発信装置10が電磁波に乗
せて発信した信号が示す遊技機情報を、該玉箱に設けら
れた遊技機情報記憶装置20に記憶保持することができ
るので、各遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出した遊
技機と該遊技機から賞として払い出された遊技媒体とを
対応付けることが可能となる。すなわち、玉箱に収納さ
れている遊技媒体に、該遊技媒体を払い出した遊技機お
よび該遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸出機2
を対応付けることができる。
【0079】さて、図1に戻って、遊技媒体貸出機2お
よび遊技媒体計数機3についての説明を行う。
【0080】上述したように、遊技者は、遊技開始時
に、遊技媒体を借り受けるために、遊技媒体貸出機2に
現金またはプリペイドカードを投入して所望の金額を指
定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金額を所
定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべき遊技媒体
の数量を求めるようになっている。
【0081】また、上述したように、遊技者は、遊技終
了時に、手元に残った遊技媒体(実際には、遊技機が所
定の遊技状態となった結果、遊技機から賞として払い出
された遊技媒体である。)の数量を計数するために、該
遊技媒体を収納した玉箱を、遊技媒体計数機3の所定の
部位に設置するようになっている。
【0082】遊技媒体計数機3は、遊技者が玉箱を所定
の部位に設置すると、該玉箱に収納されている遊技媒体
の数量を計数し、計数結果を印刷したレシートまたは計
数結果を記録したカード等の記録媒体を発行するもので
あるが、本発明においては、遊技媒体計数機3は、さら
に、遊技機情報受信装置30が取得した遊技機情報と、
該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技機に
対応して設けられた遊技機情報発信装置10から送信さ
れた遊技機情報とを照合することで、数量を計数した遊
技媒体(玉箱に収納されていた遊技媒体)と、該遊技媒
体を払い出した遊技機および該遊技機に遊技媒体を貸し
出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当であるか否
かを判定するようになっている。
【0083】そして、対応付けが正当であると判定した
場合には、遊技機情報受信装置30が取得した遊技機情
報と、自身の計数結果とを記録した記録媒体を発行し、
対応付けが正当でないと判定した場合には、遊技機情報
受信装置30が取得した遊技機情報と、自身の計数結果
と、所定の記号とを記録した記録媒体を発行するように
なっている。
【0084】なお、遊技媒体計数機3は、対応付けが正
当でないと判定した場合には、警報を発するなど、その
旨を外部に通知するようにすることができる。
【0085】さらに、本発明においては、遊技機情報
が、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、該遊技機I
Dが示す遊技機から賞として払い出された遊技媒体の数
量を含むようにすることができる。
【0086】このようにした場合は、特に、遊技媒体計
数機3は、遊技機情報受信装置30が取得した遊技機情
報に含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDが
示す遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0から送信された遊技機情報に含まれている遊技媒体の
数量と、自身の計数結果とを比較し、両者の差が所定の
範囲内である場合に、対応付けが正当であると判定する
ことができる。
【0087】また、さらに、本発明においては、遊技媒
体計数機3が、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示す
遊技機から賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶
するようにし、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、数量を計
数した遊技媒体を払い出した遊技機の遊技機ID)に対
応する単価を求め、求めた単価を、発行する記録媒体に
さらに記録するようにすることができる。
【0088】そこで、遊技媒体計数機3が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価を、
極め細かい金額に設定することができるようになる。
【0089】また、さらに、本発明においては、遊技媒
体計数機3が、貸出機IDごとに、該貸出機IDが示す
遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出す遊技機から賞と
して払い出される遊技媒体の単価を記憶するようにし、
遊技機情報受信装置30が取得した遊技機情報に含まれ
ている貸出機ID(すなわち、数量を計数した遊技媒体
を払い出した遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸
出機2の貸出機ID)に対応する単価を求め、求めた単
価を、発行する記録媒体にさらに記録するようにするこ
とができる。
【0090】そこで、遊技媒体計数機3が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価を、
極め細かい金額に設定することができるようになる。
【0091】ところで、上述したように、遊技者は、遊
技媒体計数機3の計数結果である景品玉の数量に応じた
景品を取得するために、遊技媒体計数機3が発行した記
録媒体を景品交換カウンターに持参するようになってい
る。
【0092】景品交換カウンターには、遊技者が持参し
た記録媒体の記録内容を読み取って出力する読取装置が
設置されているので、景品交換カウンターでは、遊技場
の担当者が、読取装置が出力した記録内容のうちの、遊
技媒体計数機3の計数結果である景品玉の数量を確認
し、遊技者は、該景品玉の数量に応じた景品を取得する
ことができる。このとき、読取装置が出力した記録内容
の中に、所定の記号が記録されている場合には、遊技場
の担当者は、遊技者から事情を聞くなどの対処を行うこ
とができる。
【0093】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0094】図7は本発明の遊技管理システムの第2の
実施形態の概念図である。
【0095】図7において、2は遊技媒体貸出機、3は
遊技媒体計数機、10は遊技機情報発信装置、20は遊
技機情報記憶装置、30は遊技機情報受信装置、40は
正当性判定装置である。
【0096】遊技機情報発信装置10は、上述と同様
に、複数の遊技機ごとに設けられ、対応する遊技機の識
別子(遊技機ID)と、該遊技機が属する遊技機群に対
応する遊技媒体貸出機2の識別子(貸出機ID)とを含
む遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信するもの
である。
【0097】なお、遊技機情報発信装置10は、電磁波
に乗せて発信した信号が示す遊技機情報と同じ遊技機情
報を、正当性判定装置40に送信する。
【0098】また、遊技機情報記憶装置20も、上述と
同様に、複数の遊技機の各々から賞として払い出された
遊技媒体を収納するための複数の箱(玉箱)ごとに設け
られ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応して設け
られた遊技機情報発信装置10から発信された電磁波を
受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技機
情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持している
遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信するもので
ある。
【0099】また、遊技機情報受信装置30も、上述と
同様に、遊技媒体計数機3に設けられ、数量を計数すべ
き遊技媒体を収納している玉箱に対応して設けられた遊
技機情報記憶装置20から発信された電磁波を受信し、
受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技機情報を取
得するものである。
【0100】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成例を示
すブロック図は、図2または図3と同様であるが、送信
回路13の遊技機情報の送信先が正当性判定装置40と
なる点が異なる。
【0101】また、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の設置例を示
す説明図は、各々、図4〜図6と同様である。
【0102】これにより、玉箱が使用される遊技機に対
応して設けられた遊技機情報発信装置10が電磁波に乗
せて発信した信号が示す遊技機情報を、該玉箱に設けら
れた遊技機情報記憶装置20に記憶保持することができ
るので、各遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出した遊
技機と該遊技機から賞として払い出された遊技媒体とを
対応付けることが可能となる。すなわち、玉箱に収納さ
れている遊技媒体に、該遊技媒体を払い出した遊技機お
よび該遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸出機2
を対応付けることができる。
【0103】さて、図7に戻って、遊技媒体貸出機2,
遊技媒体計数機3,正当性判定装置40についての説明
を行う。
【0104】上述したように、遊技者は、遊技開始時
に、遊技媒体を借り受けるために、遊技媒体貸出機2に
現金またはプリペイドカードを投入して所望の金額を指
定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金額を所
定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべき遊技媒体
の数量を求めるようになっている。
【0105】遊技媒体計数機3は、上述と同様に、遊技
者が玉箱を所定の部位に設置すると、該玉箱に収納され
ている遊技媒体の数量を計数し、計数結果を印刷したレ
シートまたは計数結果を記録したカード等の記録媒体を
発行するものであるが、本発明においては、遊技媒体計
数機3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した
遊技機情報を正当性判定装置40に送信するようになっ
ている。
【0106】そして、本発明においては、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3から送信された遊技機情報
と、該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技
機に対応して設けられた遊技機情報発信装置10から送
信された遊技機情報とを照合することで、遊技媒体計数
機3が数量を計数した遊技媒体(玉箱に収納されていた
遊技媒体)と、該遊技媒体を払い出した遊技機および該
遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸出機2との対
応付けが正当であるか否かを判定するようになってい
る。
【0107】そこで、正当性判定装置40が、判定結果
を遊技媒体計数機3に送信するようにすることにより、
遊技媒体計数機3が、正当性判定装置40から送信され
た判定結果が対応付けが正当である旨を示している場合
には、遊技機情報受信装置30が取得した遊技機情報
と、自身の計数結果とを記録した記録媒体を発行し、正
当性判定装置40から送信された判定結果が対応付けが
正当でない旨を示している場合には、遊技機情報受信装
置30が取得した遊技機情報と、自身の計数結果と、所
定の記号とを記録した記録媒体を発行するようにするこ
とができる。
【0108】なお、遊技媒体計数機3は、正当性判定装
置40から送信された判定結果が正当でない旨を示して
いる場合には、警報を発するなど、その旨を外部に通知
するようにすることができる。
【0109】さらに、本発明においては、遊技機情報
が、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、該遊技機I
Dが示す遊技機から賞として払い出された遊技媒体の数
量を含むようにすることができる。
【0110】このようにした場合は、特に、遊技媒体計
数機3は、遊技機情報受信装置30が取得いた遊技機情
報に加えて、自身の計数結果を正当性判定装置40に送
信するようにし、正当性判定装置40は、遊技媒体計数
機3から送信された遊技機情報に含まれている遊技機I
Dについて、該遊技機IDが示す遊技機に対応して設け
られた遊技機情報発信装置10から送信された遊技機情
報に含まれている遊技媒体の数量と、遊技媒体計数機3
から送信された計数結果とを比較し、両者の差が所定の
範囲内である場合に、対応付けが正当であると判定する
ことができる。
【0111】また、さらに、本発明においては、正当性
判定装置40が、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示
す遊技機から賞として払い出される遊技媒体の単価を記
憶するようにし、遊技媒体計数機3から送信された遊技
機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、遊技媒体
計数機3が数量を計数した遊技媒体を払い出した遊技機
の遊技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価を遊
技媒体計数機3に送信するようにすれば、遊技媒体計数
機3は、正当性判定装置40から送信された単価を、発
行する記録媒体にさらに記録するようにすることができ
る。
【0112】そこで、正当性判定装置40が記憶してい
る単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備える
ようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0113】また、さらに、本発明においては、正当性
判定装置40が、貸出機IDごとに、該貸出機IDが示
す遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出した遊技機から
賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶するように
し、遊技媒体計数機3から送信された遊技機情報に含ま
れている貸出機ID(すなわち、数量を計数した遊技媒
体を払い出した遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体
貸出機2の貸出機ID)に対応する単価を求め、求めた
単価を遊技媒体計数機3に送信するようにすれば、遊技
媒体計数機3は、正当性判定装置40から送信された単
価を、発行する記録媒体にさらに記録するようにするこ
とができる。
【0114】そこで、正当性判定装置40が記憶してい
る単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備える
ようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0115】また、さらに、本発明においては、遊技媒
体計数機3が、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示す
遊技機から賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶
するようにし、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、数量を計
数した遊技媒体を払い出した遊技機の遊技機ID)に対
応する単価を求め、求めた単価を、発行する記録媒体に
さらに記録するようにすることができる。
【0116】そこで、遊技媒体計数機3が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価を、
極め細かい金額に設定することができるようになる。
【0117】また、さらに、本発明においては、遊技媒
体計数機3が、貸出機IDごとに、該貸出機IDが示す
遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出す遊技機から賞と
して払い出される遊技媒体の単価を記憶するようにし、
遊技機情報受信装置30が取得した遊技機情報に含まれ
ている貸出機ID(すなわち、数量を計数した遊技媒体
を払い出した遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸
出機2の貸出機ID)に対応する単価を求め、求めた単
価を、発行する記録媒体にさらに記録するようにするこ
とができる。
【0118】そこで、遊技媒体計数機3が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価を、
極め細かい金額に設定することができるようになる。
【0119】ところで、上述したように、遊技者は、遊
技媒体計数機3の計数結果である景品玉の数量に応じた
景品を取得するために、遊技媒体計数機3が発行した記
録媒体を景品交換カウンターに持参するようになってい
る。
【0120】景品交換カウンターには、遊技者が持参し
た記録媒体の記録内容を読み取って出力する読取装置が
設置されているので、景品交換カウンターでは、遊技場
の担当者が、読取装置が出力した記録内容のうちの、遊
技媒体計数機3の計数結果である景品玉の数量を確認
し、遊技者は、該景品玉の数量に応じた景品を取得する
ことができる。このとき、読取装置が出力した記録内容
の中に、所定の記号が記録されている場合には、遊技場
の担当者は、遊技者から事情を聞くなどの対処を行うこ
とができる。
【0121】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0122】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0123】図8は本発明の遊技管理システムの第3の
実施形態の概念図である。
【0124】図8において、2は遊技媒体貸出機、3は
遊技媒体計数機、4は読取装置、10は遊技機情報発信
装置、20は遊技機情報記憶装置、30は遊技機情報受
信装置である。
【0125】遊技機情報発信装置10は、上述と同様
に、複数の遊技機ごとに設けられ、対応する遊技機の識
別子(遊技機ID)と、該遊技機が属する遊技機群に対
応する遊技媒体貸出機2の識別子(貸出機ID)とを含
む遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信するもの
である。
【0126】なお、遊技機情報発信装置10は、電磁波
に乗せて発信した信号が示す遊技機情報と同じ遊技機情
報を、読取装置4に送信する。
【0127】また、遊技機情報記憶装置20も、上述と
同様に、複数の遊技機の各々から賞として払い出された
遊技媒体を収納するための複数の箱(玉箱)ごとに設け
られ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応して設け
られた遊技機情報発信装置10から発信された電磁波を
受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技機
情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持している
遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信するもので
ある。
【0128】また、遊技機情報受信装置30も、上述と
同様に、遊技媒体計数機3に設けられ、数量を計数すべ
き遊技媒体を収納している玉箱に対応して設けられた遊
技機情報記憶装置20から発信された電磁波を受信し、
受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技機情報を取
得するものである。
【0129】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成例を示
すブロック図は、図2または図3と同様であるが、送信
回路13の遊技機情報の送信先が読取装置4となる点が
異なる。
【0130】また、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の設置例を示
す説明図は、各々、図4〜図6と同様である。
【0131】これにより、玉箱が使用される遊技機に対
応して設けられた遊技機情報発信装置10が電磁波に乗
せて発信した信号が示す遊技機情報を、該玉箱に設けら
れた遊技機情報記憶装置20に記憶保持することができ
るので、各遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出した遊
技機と該遊技機から賞として払い出された遊技媒体とを
対応付けることが可能となる。すなわち、玉箱に収納さ
れている遊技媒体に、該遊技媒体を払い出した遊技機お
よび該遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸出機2
を対応付けることができる。
【0132】さて、図8に戻って、遊技媒体貸出機2,
遊技媒体計数機3,読取装置4についての説明を行う。
【0133】上述したように、遊技者は、遊技開始時
に、遊技媒体を借り受けるために、遊技媒体貸出機2に
現金またはプリペイドカードを投入して所望の金額を指
定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金額を所
定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべき遊技媒体
の数量を求めるようになっている。
【0134】遊技媒体計数機3は、上述と同様に、遊技
者が玉箱を所定の部位に設置すると、該玉箱に収納され
ている遊技媒体の数量を計数し、計数結果を印刷したレ
シートまたは計数結果を記録したカード等の記録媒体を
発行するものであるが、本発明においては、遊技媒体計
数機3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した
遊技機情報を、計数結果と共に記録媒体に記録するよう
になっている。
【0135】また、上述したように、遊技者は、遊技媒
体計数機3の計数結果である景品玉の数量に応じた景品
を取得するために、遊技媒体計数機3が発行した記録媒
体を景品交換カウンターに持参するようになっている。
【0136】読取装置4は、景品交換カウンターに設置
され、遊技者が持参した記録媒体の記録内容を読み取っ
て出力するものであるが、本発明においては、読取装置
4は、さらに、読み取った記録内容のうちの遊技機情報
と、該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技
機に対応して設けられた遊技機情報発信装置10から送
信された遊技機情報とを照合することで、遊技媒体計数
機3が数量を計数した遊技媒体と、該遊技媒体を払い出
した遊技機および該遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技
媒体貸出機2とを対応付けが正当であるか否かを判定
し、判定結果を、記録内容と共に出力するようになって
いる。
【0137】遊技媒体計数機3が数量を計数した遊技媒
体は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体に記録され
ている遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技
機から払いされた遊技媒体であって、遊技媒体計数機3
が発行した記録媒体に記録されている遊技機情報に含ま
れている貸出機IDが示す遊技媒体貸出機2が遊技媒体
を貸し出した遊技機から払いされた遊技媒体であること
を意味しているので、遊技媒体計数機3が数量を計数し
た遊技媒体と、該遊技媒体を払い出した遊技機および該
遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸出機2とを対
応付けが正当であるということは、各遊技媒体貸出機2
が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として
払い出された遊技媒体との対応付けが正当であるという
ことと等価である。
【0138】また、読取装置4は、対応付けが正当でな
いと判定した場合には、警報を発するなど、その旨を外
部に通知するようにすることができる。
【0139】これにより、景品交換カウンターでは、遊
技場の担当者が、読取装置4が出力した判定結果が正当
である旨を示している場合に、読取装置4が出力した記
録内容のうちの、遊技媒体計数機3の計数結果である景
品玉の数量を確認し、遊技者は、該景品玉の数量に応じ
た景品を取得することができる。このとき、読取装置4
が出力した判定結果が正当でない旨を示している場合に
は、遊技場の担当者は、遊技者から事情を聞くなどの対
処を行うことができる。
【0140】さらに、本発明においては、遊技機情報
が、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、該遊技機I
Dが示す遊技機から賞として払い出された遊技媒体の数
量を含むようにすることができる。
【0141】このようにした場合は、特に、読取装置4
は、読み取った記録内容のうちの遊技機情報に含まれて
いる遊技機IDについて、該遊技機IDが示す遊技機に
対応して設けられた遊技機情報発信装置10から送信さ
れた遊技機情報に含まれている遊技媒体の数量と、読み
取った記録内容のうちの計数結果とを比較し、両者の差
が所定の範囲内である場合に、対応付けが正当であると
判定することができる。
【0142】また、さらに、本発明においては、読取装
置4が、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示す遊技機
から賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶するよ
うにし、読み取った記録内容のうちの遊技機情報に含ま
れている遊技機ID(すなわち、遊技媒体計数機3が数
量を計数した遊技媒体を払い出した遊技機の遊技機I
D)に対応する単価を求め、求めた単価をさらに出力す
るようにすることができる。
【0143】そこで、読取装置4が記憶している単価
に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるように
すれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価を、極め
細かい金額に設定することができるようになる。
【0144】また、さらに、本発明においては、読取装
置4が、貸出機IDごとに、該貸出機IDが示す遊技媒
体貸出機2が遊技媒体を貸し出す遊技機から賞として払
い出される遊技媒体の単価を記憶するようにし、読み取
った記録内容のうちの遊技機情報に含まれている貸出機
ID(すなわち、遊技媒体計数機3が数量を計数した遊
技媒体を払い出した遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技
媒体貸出機2の貸出機ID)に対応する単価を求め、求
めた単価をさらに出力するようにすることができる。
【0145】そこで、読取装置4が記憶している単価
に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるように
すれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価を、極め
細かい金額に設定することができるようになる。
【0146】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。
【0147】図9は本発明の遊技管理システムの第4の
実施形態の概念図である。
【0148】図9において、2は遊技媒体貸出機、3は
遊技媒体計数機、4は読取装置、10は遊技機情報発信
装置、20は遊技機情報記憶装置、30は遊技機情報受
信装置、40は正当性判定装置である。
【0149】遊技機情報発信装置10は、上述と同様
に、複数の遊技機ごとに設けられ、対応する遊技機の識
別子(遊技機ID)と、該遊技機が属する遊技機群に対
応する遊技媒体貸出機2の識別子(貸出機ID)とを含
む遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信するもの
である。
【0150】なお、遊技機情報発信装置10は、電磁波
に乗せて発信した信号が示す遊技機情報と同じ遊技機情
報を、正当性判定装置40に送信する。
【0151】また、遊技機情報記憶装置20も、上述と
同様に、複数の遊技機の各々から賞として払い出された
遊技媒体を収納するための複数の箱(玉箱)ごとに設け
られ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応して設け
られた遊技機情報発信装置10から発信された電磁波を
受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技機
情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持している
遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信するもので
ある。
【0152】また、遊技機情報受信装置30も、上述と
同様に、遊技媒体計数機3に設けられ、数量を計数すべ
き遊技媒体を収納している玉箱に対応して設けられた遊
技機情報記憶装置20から発信された電磁波を受信し、
受信した電磁波に乗っている信号が示す遊技機情報を取
得するものである。
【0153】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成例を示
すブロック図は、図2または図3と同様であるが、送信
回路13の遊技機情報の送信先が正当性判定装置40と
なる点が異なる。
【0154】また、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の設置例を示
す説明図は、各々、図4〜図6と同様である。
【0155】これにより、玉箱が使用される遊技機に対
応して設けられた遊技機情報発信装置10が電磁波に乗
せて発信した信号が示す遊技機情報を、該玉箱に設けら
れた遊技機情報記憶装置20に記憶保持することができ
るので、各遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出した遊
技機と該遊技機から賞として払い出された遊技媒体とを
対応付けることが可能となる。すなわち、玉箱に収納さ
れている遊技媒体に、該遊技媒体を払い出した遊技機お
よび該遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸出機2
を対応付けることができる。
【0156】さて、図9に戻って、遊技媒体貸出機2,
遊技媒体計数機3,読取装置4,正当性判定装置40に
ついての説明を行う。
【0157】上述したように、遊技者は、遊技開始時
に、遊技媒体を借り受けるために、遊技媒体貸出機2に
現金またはプリペイドカードを投入して所望の金額を指
定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金額を所
定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべき遊技媒体
の数量を求めるようになっている。
【0158】遊技媒体計数機3は、上述と同様に、遊技
者が玉箱を所定の部位に設置すると、該玉箱に収納され
ている遊技媒体の数量を計数し、計数結果を印刷したレ
シートまたは計数結果を記録したカード等の記録媒体を
発行するものであるが、本発明においては、遊技媒体計
数機3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した
遊技機情報を、計数結果と共に記録媒体に記録するよう
になっている。
【0159】また、上述したように、遊技者は、遊技媒
体計数機3の計数結果である景品玉の数量に応じた景品
を取得するために、遊技媒体計数機3が発行した記録媒
体を景品交換カウンターに持参するようになっている。
【0160】読取装置4は、景品交換カウンターに設置
され、遊技者が持参した記録媒体の記録内容を読み取っ
て出力するものであるが、本発明においては、読取装置
4は、さらに、読み取った記録内容を正当性判定装置4
0に送信するようになっている。
【0161】そして、本発明においては、正当性判定装
置40が、読取装置4から送信された記録内容のうちの
遊技機情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機ID
が示す遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置
10から送信された遊技機情報とを照合することで、遊
技媒体計数機3が数量を計数した遊技媒体と、該遊技媒
体を払い出した遊技機および該遊技機に遊技媒体を貸し
出した遊技媒体貸出機2とを対応付けが正当であるか否
かを判定するようになっている。
【0162】遊技媒体計数機3が数量を計数した遊技媒
体は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体に記録され
ている遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技
機から払いされた遊技媒体であって、遊技媒体計数機3
が発行した記録媒体に記録されている遊技機情報に含ま
れている貸出機IDが示す遊技媒体貸出機2が遊技媒体
を貸し出した遊技機から払いされた遊技媒体であること
を意味しているので、遊技媒体計数機3が数量を計数し
た遊技媒体と、該遊技媒体を払い出した遊技機および該
遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸出機2とを対
応付けが正当であるということは、各遊技媒体貸出機2
が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として
払い出された遊技媒体との対応付けが正当であるという
ことと等価である。
【0163】そこで、正当性判定装置40が、判定結果
を読取装置4に送信するようにすることにより、読取装
置4が、正当性判定装置40から送信された判定結果
を、読み取った記録内容と共に出力するようにすること
ができる。
【0164】また、読取装置4は、正当性判定装置40
から送信された判定結果が正当でないる旨を示している
場合には、警報を発するなど、その旨を外部に通知する
ようにすることができる。
【0165】これにより、景品交換カウンターでは、遊
技場の担当者が、読取装置4が出力した判定結果が正当
である旨を示している場合に、読取装置4が出力した記
録内容のうちの、遊技媒体計数機3の計数結果である景
品玉の数量を確認し、遊技者は、該景品玉の数量に応じ
た景品を取得することができる。このとき、読取装置4
が出力した判定結果が正当でない旨を示している場合に
は、遊技場の担当者は、遊技者から事情を聞くなどの対
処を行うことができる。
【0166】さらに、本発明においては、遊技機情報
が、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、該遊技機I
Dが示す遊技機から賞として払い出された遊技媒体の数
量を含むようにすることができる。
【0167】このようにした場合は、特に、正当性判定
装置40は、読取装置4から送信された記録内容のうち
の遊技機情報に含まれている遊技機IDについて、該遊
技機IDが示す遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報に含まれている
遊技媒体の数量と、読取装置4から送信された記録内容
のうちの計数結果とを比較し、両者の差が所定の範囲内
である場合に、対応付けが正当であると判定することが
できる。
【0168】また、さらに、本発明においては、正当性
判定装置40が、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示
す遊技機から賞として払い出される遊技媒体の単価を記
憶するようにし、読取装置4から送信された記録内容の
うちの遊技機情報に含まれている遊技機ID(すなわ
ち、遊技媒体計数機3が数量を計数した遊技媒体を払い
出した遊技機の遊技機ID)に対応する単価を求め、求
めた単価を読取装置4に送信するようにすれば、読取装
置4は、正当性判定装置40から送信された単価をさら
に出力するようにすることができる。
【0169】そこで、正当性判定装置40が記憶してい
る単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備える
ようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0170】また、さらに、本発明においては、正当性
判定装置40が、貸出機IDごとに、該貸出機IDが示
す遊技媒体貸出機2が遊技媒体を貸し出した遊技機から
賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶するように
し、読取装置4から送信された記録内容のうちの遊技機
情報に含まれている貸出機ID(すなわち、遊技媒体計
数機3が数量を計数した遊技媒体を払い出した遊技機に
遊技媒体を貸し出した遊技媒体貸出機2の貸出機ID)
に対応する単価を求め、求めた単価を読取装置4に送信
するようにすれば、読取装置4は、正当性判定装置40
から送信された単価をさらに出力するようにすることが
できる。
【0171】そこで、正当性判定装置40が記憶してい
る単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備える
ようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0172】また、さらに、本発明においては、読取装
置4が、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示す遊技機
から賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶するよ
うにし、読み取った記録内容のうちの遊技機情報に含ま
れている遊技機ID(すなわち、遊技媒体計数機3が数
量を計数した遊技媒体を払い出した遊技機の遊技機I
D)に対応する単価を求め、求めた単価をさらに出力す
るようにすることができる。
【0173】そこで、読取装置4が記憶している単価
に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるように
すれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価を、極め
細かい金額に設定することができるようになる。
【0174】また、さらに、本発明においては、読取装
置4が、貸出機IDごとに、該貸出機IDが示す遊技媒
体貸出機2が遊技媒体を貸し出す遊技機から賞として払
い出される遊技媒体の単価を記憶するようにし、読み取
った記録内容のうちの遊技機情報に含まれている貸出機
ID(すなわち、遊技媒体計数機3が数量を計数した遊
技媒体を払い出した遊技機に遊技媒体を貸し出した遊技
媒体貸出機2の貸出機ID)に対応する単価を求め、求
めた単価をさらに出力するようにすることができる。
【0175】そこで、読取装置4が記憶している単価
に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるように
すれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価を、極め
細かい金額に設定することができるようになる。
【0176】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0177】上述したいずれの実施形態においても、遊
技媒体貸出機2は、対応する遊技機群に属する遊技機に
貸し出す遊技媒体の単価を記憶するようにすることがで
きる。
【0178】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべき遊技媒体の数量を求
め、求めた数量の遊技媒体を貸し出すようになる。
【0179】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時の遊技媒体の単価を、
極め細かい金額に設定することができるようになる。
【0180】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0181】(実施例1)まず、本発明の第1の実施例
について説明する。
【0182】第1の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図1に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0183】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0184】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出されたパチン
コ玉(以下、「景品玉」と称す。)である。)の数量を
計数するための複数の遊技媒体計数機3とが設置されて
いる。
【0185】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0186】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0187】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0188】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りである。
【0189】また、本実施例において、遊技機情報発信
装置10のメモリ11は、図10に示すように、対応す
るパチンコ遊技機の遊技機情報として、該パチンコ遊技
機に固有に割り当てられた遊技機IDと、該パチンコ遊
技機にパチンコ玉を貸し出す遊技媒体貸出機2に固有に
割り当てられた貸出機IDとを記憶保持している。
【0190】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0191】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0192】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、遊技媒体計数機3に送
信する。
【0193】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0194】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0195】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示
すパチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信
装置10から送信された遊技機情報とを照合すること
で、数量を計数した景品玉(玉箱に収納されていた景品
玉)と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該
パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出
機2との対応付けが正当であるか否かを判定するように
なっている。
【0196】すなわち、遊技媒体計数機3は、遊技機情
報受信装置30が取得した遊技機情報について、該遊技
機情報に含まれている遊技機IDおよび貸出機IDと一
致する遊技機IDおよび貸出機IDを含む遊技機情報
が、遊技機情報発信装置10から送信されている場合
に、数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパ
チンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸
し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当であると
判定するようになっている。
【0197】そして、遊技媒体計数機3は、対応付けが
正当であると判定した場合には、遊技機情報受信装置3
0が取得した遊技機情報と、自身の計数結果とを記録し
た記録媒体を発行し、対応付けが正当でないと判定した
場合には、遊技機情報受信装置30が取得した遊技機情
報と、自身の計数結果と、所定の記号とを記録した記録
媒体を発行するようになっている。
【0198】なお、本実施例においては、遊技媒体計数
機3は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示
すパチンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の単
価を記憶するようにし、遊技機情報受信装置30が取得
した遊技機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、
数量を計数した景品玉を払い出したパチンコ遊技機の遊
技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価を、発行
する記録媒体にさらに記録するようになっている。
【0199】図11および図12は遊技媒体計数機3の
動作の流れを示すフローチャートである。
【0200】図11および図12に示す動作は、遊技媒
体計数機3の内部に設けられた処理装置がプログラムを
実行することで実現されるものであり、これらの動作
は、並行して行われるものである。
【0201】図11に示すように、遊技媒体計数機3
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ1101)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ1102)。
【0202】例えば、ステップ1102では、遊技媒体
計数機3は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0203】また、図12に示すように、遊技媒体計数
機3は、玉箱が図6に示す部位に置かれると(ステップ
1201)、遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力されたか否かを判定する(ステップ
1202)。
【0204】遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力された場合は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数する計数処理を行う(ステップ1
203)。なお、計数処理の処理内容は、現在使用され
ている遊技媒体計数機における計数処理の処理内容と同
様であるので、説明を省略する。
【0205】なお、遊技媒体計数機3は、遊技機情報受
信装置30の出力回路32から遊技機情報が出力されな
かった場合には、警報を発するようにすることができる
(ステップ1204)。
【0206】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
に含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDに対
応する景品玉の単価を求める(ステップ1205)。
【0207】例えば、ステップ1205では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0208】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
と一致する遊技機情報が、図11に示した動作によって
記憶保持されているか否かを判定する(ステップ120
6)。
【0209】例えば、ステップ1206では、遊技媒体
計数機3は、遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら出力された遊技機情報と、該遊技機情報に含まれてい
る遊技機IDと一致する遊技機IDに対応する領域に格
納されている遊技機情報とが一致しているか否かを判定
する。
【0210】一致する遊技機情報が記憶保持されている
場合は、数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出し
たパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉
を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当であ
ることを意味しているので、遊技機情報受信装置30の
出力回路32から出力された遊技機情報と、ステップ1
203の計数処理の計数結果である景品玉の数量と、ス
テップ1205で求めた景品玉の単価とを記録した記録
媒体を発行する(ステップ1207)。
【0211】また、一致する遊技機情報が記憶保持され
ている場合は、数量を計数した景品玉と、該景品玉を払
い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチ
ンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正
当でないことを意味しているので、遊技機情報受信装置
30の出力回路32から出力された遊技機情報と、ステ
ップ1203の計数処理の計数結果である景品玉の数量
と、ステップ1205で求めた景品玉の単価と、所定の
記号とを記録した記録媒体を発行する(ステップ120
8)。
【0212】なお、遊技媒体計数機3は、ステップ12
08において、さらに、警報を発するようにすることが
できる。
【0213】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0214】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0215】さらに、本実施例によれば、遊技媒体計数
機3が、数量を計数した景品玉(玉箱に収納されていた
景品玉)と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機およ
び該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体
貸出機2との対応付けが正当であるか否かを判定するこ
とで、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉を貸し出したパ
チンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞として払い出さ
れた景品玉とを対応付けが正当であるか否かを判定する
ことができる。
【0216】従って、遊技媒体計数機3が発行した記録
媒体の記録内容を読み取って出力する読取装置が設置さ
れている景品交換カウンターでは、遊技場の担当者が、
読取装置が出力した記録内容の中に所定の記号が存在す
る場合には、該記録媒体を持参した遊技者から事情を聞
くなどの対処を行うことができ、遊技者の不正を防止す
ることが可能となる。
【0217】なお、本実施例においては、遊技媒体計数
機3が、図12のステップ1205で、遊技機情報に含
まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求める
ようにしているが、遊技機情報に含まれている貸出機I
Dに対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよい。
【0218】このようにした場合、遊技媒体計数機3
は、図14に示すように、貸出機IDと単価とを対応付
けて格納しているテーブルを参照することで、景品玉の
単価を求めるようにすることができる。
【0219】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0220】ところで、一般に、パチンコ遊技機は、
「フィーバー機」と呼ばれるパチンコ遊技機が属するタ
イプと、「羽もの」と呼ばれるパチンコ遊技機が属する
タイプと、「権利もの」と呼ばれるパチンコ遊技機が属
するタイプとの3つのタイプに分類されている。
【0221】いずれのパチンコ遊技機も、所定の遊技状
態が実現された場合に、所定の数量の景品玉を賞として
払い出すという動作を行うようになっているが、所定の
遊技状態となる確率は、各タイプによって異なり、さら
に、所定の遊技状態が実現された場合に賞として払い出
される景品玉の数量も、各タイプによって異なるように
なっている。また、いずれのパチンコ遊技機も、該パチ
ンコ遊技機における遊技者の遊技の様子は、現在使用さ
れているパチンコ遊技機と同様である。
【0222】そこで、本実施例においては、遊技機情報
が、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、各タイプに
固有に割り当てられたタイプIDを含むようにすること
ができる。すなわち、遊技機情報発信装置10のメモリ
11が、図15に示すように、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、タイプIDを記憶保持しているようにす
ることができる。
【0223】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図12のステップ1205で参照するテーブルを、図1
6に示すように、タイプIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0224】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においては、遊技機情報
が、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、遊技機島1
に固有に割り当てられた島IDを含むようにすることが
できる。すなわち、遊技機情報発信装置10のメモリ1
1が、図17に示すように、遊技機IDおよび貸出機I
Dに加えて、島IDを記憶保持しているようにすること
ができる。
【0225】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図12のステップ1205で参照するテーブルを、図1
8に示すように、島IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルであるようにすることができる。
【0226】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においては、遊技機情報
が、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースに固
有に割り当てられたコースIDを含むようにすることが
できる。すなわち、遊技機情報発信装置10のメモリ1
1が、図19に示すように、遊技機IDおよび貸出機I
Dに加えて、コースIDを記憶保持しているようにする
ことができる。
【0227】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図12のステップ1205で参照するテーブルを、図2
0に示すように、コースIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0228】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においては、遊技機情
報が、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアに
固有に割り当てられたフロアIDを含むようにすること
ができる。すなわち、遊技機情報発信装置10のメモリ
11が、図21に示すように、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、フロアIDを記憶保持しているようにす
ることができる。
【0229】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図12のステップ1205で参照するテーブルを、図2
2に示すように、フロアIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0230】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0231】本実施例では、さらに、遊技媒体貸出機2
が、対応するパチンコ遊技機群に属するパチンコ遊技機
に貸し出すパチンコ玉の単価を記憶するようにすること
ができる。
【0232】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0233】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0234】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。
【0235】第2の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図1に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0236】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0237】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0238】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0239】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0240】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0241】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りである。
【0242】上記第1の実施例では、遊技機情報が、遊
技機IDおよび貸出機IDからなるようにしているが、
本実施例では、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、該遊技機IDが示すパチンコ遊技機から
払い出された景品玉の数量を含むようにしている。
【0243】すなわち、本実施例において、遊技機情報
発信装置10のメモリ11は、図23に示すように、対
応するパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機ID
と、貸出機IDと、該パチンコ遊技機から払い出された
景品玉の数量(以下、「景品玉数」と称す。)とを記憶
保持している。
【0244】なお、遊技機情報発信装置10が景品玉数
を取得するためには、対応するパチンコ遊技機が、賞と
して払い出した景品玉の数量を計数し、計数結果を遊技
機情報発信装置10に送信する必要があるが、その動作
については、後述する。
【0245】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0246】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0247】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、遊技媒体計数機3に送
信する。
【0248】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0249】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0250】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報に含まれている遊技機IDについて、該遊技機I
Dが示すパチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情
報発信装置10から遊技機情報が送信されており、か
つ、該送信されている遊技機情報に含まれている景品玉
数と自身の計数結果との差が所定の範囲内である場合
に、数量を計数した景品玉(玉箱に収納されていた景品
玉)と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該
パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出
機2との対応付けが正当であると判定するようになって
いる。
【0251】そして、遊技媒体計数機3は、対応付けが
正当であると判定した場合には、遊技機情報受信装置3
0が取得した遊技機情報と、自身の計数結果とを記録し
た記録媒体を発行し、対応付けが正当でないと判定した
場合には、遊技機情報受信装置30が取得した遊技機情
報と、自身の計数結果と、所定の記号とを記録した記録
媒体を発行するようになっている。
【0252】なお、本実施例においては、遊技媒体計数
機3は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示
すパチンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の単
価を記憶するようにし、遊技機情報受信装置30が取得
した遊技機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、
数量を計数した景品玉を払い出したパチンコ遊技機の遊
技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価を、発行
する記録媒体にさらに記録するようになっている。
【0253】図24および図25は遊技媒体計数機3の
動作の流れを示すフローチャートである。
【0254】図24および図25に示す動作は、遊技媒
体計数機3の内部に設けられた処理装置がプログラムを
実行することで実現されるものであり、これらの動作
は、並行して行われるものである。
【0255】図24に示すように、遊技媒体計数機3
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ2401)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ2402)。なお、ここでは、図23
に示すように、遊技機情報には、遊技機IDおよび貸出
機IDに加えて、景品玉数が含まれている。
【0256】例えば、ステップ2402では、遊技媒体
計数機3は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0257】また、図25に示すように、遊技媒体計数
機3は、玉箱が図6に示す部位に置かれると(ステップ
2501)、遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力されたか否かを判定する(ステップ
2502)。
【0258】遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力された場合は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数する計数処理を行う(ステップ2
503)。なお、計数処理の処理内容は、現在使用され
ている遊技媒体計数機における計数処理の処理内容と同
様であるので、説明を省略する。
【0259】なお、遊技媒体計数機3は、遊技機情報受
信装置30の出力回路32から遊技機情報が出力されな
かった場合には、警報を発するようにすることができる
(ステップ2504)。
【0260】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
に含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDに対
応する景品玉の単価を求める(ステップ2505)。
【0261】例えば、ステップ2505では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0262】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
と同じ遊技機IDを含む遊技機情報が、図24に示した
動作によって記憶保持されているか否かを判定する(ス
テップ2506)。
【0263】例えば、ステップ2506では、遊技媒体
計数機3は、遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら出力された遊技機情報に含まれている遊技機IDと、
該遊技機IDと一致する遊技機IDに対応する領域に格
納されている遊技機情報に含まれている遊技機IDとが
一致しているか否かを判定する。
【0264】遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら出力された遊技機情報と同じ遊技機IDを含む遊技機
情報が記憶保持されている場合は、該遊技機情報を取得
する(ステップ2507)。
【0265】なお、遊技媒体計数機3は、遊技機情報受
信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報と
同じ遊技機IDを含む遊技機情報が記憶保持されていな
い場合には、警報を発するようにすることができる(ス
テップ2504)。
【0266】続いて、遊技媒体計数機3は、ステップ2
503の計数処理の計数結果と、ステップ2507で取
得した遊技機情報に含まれている景品玉数とを比較し
(ステップ2508)、両者の差が所定の範囲内である
場合には、数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あることを意味しているので、遊技機情報受信装置30
の出力回路32から出力された遊技機情報と、ステップ
2503の計数処理の計数結果である景品玉の数量と、
ステップ2505で求めた景品玉の単価とを記録した記
録媒体を発行する(ステップ2509)。
【0267】また、遊技媒体計数機3は、ステップ25
03の計数処理の計数結果と、ステップ2507で取得
した遊技機情報に含まれている景品玉数との差が所定の
範囲外である場合には、数量を計数した景品玉と、該景
品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技
機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応
付けが正当でないことを意味しているので、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
と、ステップ2503の計数処理の計数結果である景品
玉の数量と、ステップ2505で求めた景品玉の単価
と、所定の記号とを記録した記録媒体を発行する(ステ
ップ2510)。
【0268】なお、遊技媒体計数機3は、ステップ25
10において、さらに、警報を発するようにすることが
できる。
【0269】また、遊技者が遊技の開始時に遊技媒体貸
出機2によって借り受けるパチンコ玉の数量は、一般
に、1,000円分以下であるので、遊技媒体計数機3
が図25のステップ2508で比較する差の範囲は、少
なくとも、1,000円分のパチンコ玉の数量(1,00
0円÷4円=250個)より大きくすることが好まし
い。
【0270】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0271】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0272】さらに、本実施例によれば、遊技媒体計数
機3が、数量を計数した景品玉(玉箱に収納されていた
景品玉)と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機およ
び該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体
貸出機2との対応付けが正当であるか否かを判定するこ
とで、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉を貸し出したパ
チンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞として払い出さ
れた景品玉とを対応付けが正当であるか否かを判定する
ことができる。
【0273】従って、遊技媒体計数機3が発行した記録
媒体の記録内容を読み取って出力する読取装置が設置さ
れている景品交換カウンターでは、遊技場の担当者が、
読取装置が出力した記録内容の中に所定の記号が存在す
る場合には、該記録媒体を持参した遊技者から事情を聞
くなどの対処を行うことができ、遊技者の不正を防止す
ることが可能となる。
【0274】なお、本実施例においては、遊技媒体計数
機3が、図25のステップ2505で、遊技機情報に含
まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求める
ようにしているが、遊技機情報に含まれている貸出機I
Dに対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよい。
【0275】このようにした場合、遊技媒体計数機3
は、図14に示すように、貸出機IDと単価とを対応付
けて格納しているテーブルを参照することで、景品玉の
単価を求めるようにすることができる。
【0276】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0277】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0278】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図25のステップ2505で参照するテーブルを、図1
6に示すように、タイプIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0279】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0280】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図25のステップ2505で参照するテーブルを、図1
8に示すように、島IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルであるようにすることができる。
【0281】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0282】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図25のステップ2505で参照するテーブルを、図2
0に示すように、コースIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0283】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0284】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図25のステップ2505で参照するテーブルを、図2
2に示すように、フロアIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0285】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0286】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0287】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0288】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0289】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。
【0290】第3の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図7に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0291】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0292】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0293】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0294】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0295】ただし、本実施例においては、図55では
示していないが、例えば、景品交換カウンター内や遊技
場の事務所等の、遊技者に見えない場所に、正当性判定
装置40が設置されている。
【0296】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0297】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0298】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が正当性判定装置40である点が異なる。
【0299】また、本実施例において、遊技機情報発信
装置10のメモリ11は、図10に示すように、対応す
るパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機IDと貸
出機IDとを記憶保持している。
【0300】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0301】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0302】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、正当性判定装置40に
送信する。
【0303】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0304】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0305】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、記録媒体を発行する前に、遊技機情報受
信装置30が取得した遊技機情報を正当性判定装置40
に送信するようにしている。
【0306】そこで、正当性判定装置40は、遊技媒体
計数機3から送信された遊技機情報と、該遊技機情報に
含まれている遊技機IDが示すパチンコ遊技機に対応し
て設けられた遊技機情報発信装置10から送信された遊
技機情報とを照合することができるようになるので、遊
技媒体計数機3が数量を計数した景品玉(玉箱に収納さ
れていた景品玉)と、該景品玉を払い出したパチンコ遊
技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した
遊技媒体貸出機2との対応付けが正当であるか否かを判
定することができるようになる。
【0307】すなわち、正当性判定装置40は、遊技媒
体計数機3から送信された遊技機情報について、該遊技
機情報に含まれている遊技機IDおよび貸出機IDと一
致する遊技機IDおよび貸出機IDを含む遊技機情報
が、遊技機情報発信装置10から送信されている場合
に、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉と、該景
品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技
機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応
付けが正当である旨を示す判定結果を、遊技媒体計数機
3に返送し、そうでない場合に、対応付けが正当でない
旨を示す判定結果を、遊技媒体計数機3に返送するよう
になっている。
【0308】そして、遊技媒体計数機3は、正当性判定
装置40から返送された判定結果が正当である旨を示し
ている場合には、遊技機情報受信装置30が取得した遊
技機情報と、自身の計数結果とを記録した記録媒体を発
行し、正当性判定装置40から返送された判定結果が正
当でない旨を示している場合には、遊技機情報受信装置
30が取得した遊技機情報と、自身の計数結果と、所定
の記号とを記録した記録媒体を発行するようになってい
る。
【0309】なお、本実施例においては、遊技媒体計数
機3は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示
すパチンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の単
価を記憶するようにし、遊技機情報受信装置30が取得
した遊技機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、
数量を計数した景品玉を払い出したパチンコ遊技機の遊
技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価を、発行
する記録媒体にさらに記録するようになっている。
【0310】図26および図27は正当性判定装置40
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0311】図26に示す動作および図27に示す動作
は、正当性判定装置40の内部に設けられた処理装置が
プログラムを実行することで実現されるものであり、こ
れらの動作は、並行して行われるものである。
【0312】図26に示すように、正当性判定装置40
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ2601)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ2602)。
【0313】例えば、ステップ2602では、正当性判
定装置40は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0314】また、図27に示すように、正当性判定装
置40は、遊技媒体計数機3から遊技機情報が送信され
ると(ステップ2701)、該遊技機情報と一致する遊
技機情報が、図26に示した動作によって記憶保持され
ているか否かを判定する(ステップ2702)。
【0315】例えば、ステップ2702では、正当性判
定装置40は、遊技媒体計数機3から送信された遊技機
情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機IDと一致
する遊技機IDに対応する領域に格納されている遊技機
情報とが一致しているか否かを判定する。
【0316】遊技媒体計数機3から送信された遊技機情
報と一致する遊技機情報が記憶保持されている場合は、
遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉と、該景品玉
を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機に
パチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付け
が正当である旨を示す判定結果を、遊技媒体計数機3に
返送し(ステップ2703)、そうでない場合は、遊技
媒体計数機3が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払
い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチ
ンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正
当でない旨を示す判定結果を、遊技媒体計数機3に返送
する(ステップ2704)。
【0317】図28は遊技媒体計数機3の動作の流れを
示すフローチャートである。
【0318】図28に示す動作は、遊技媒体計数機3の
内部に設けられた処理装置がプログラムを実行すること
で実現されるものである。
【0319】図28に示すように、遊技媒体計数機3
は、玉箱が図6に示す部位に置かれると(ステップ28
01)、遊技機情報受信装置30の出力回路32から遊
技機情報が出力されたか否かを判定する(ステップ28
02)。
【0320】遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力された場合は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数する計数処理を行う(ステップ2
803)。なお、計数処理の処理内容は、現在使用され
ている遊技媒体計数機における計数処理の処理内容と同
様であるので、説明を省略する。
【0321】なお、遊技媒体計数機3は、遊技機情報受
信装置30の出力回路32から遊技機情報が出力されな
かった場合には、警報を発するようにすることができる
(ステップ2804)。
【0322】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
に含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDに対
応する景品玉の単価を求める(ステップ2805)。
【0323】例えば、ステップ2805では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0324】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
を正当性判定装置40に送信する(ステップ280
6)。
【0325】正当性判定装置40からは、上述したよう
に、判定結果が返送されてくるので、遊技媒体計数機3
は、正当性判定装置40から判定結果が返送されると
(ステップ2807)、返送された判定結果が正当であ
る旨を示している場合に(ステップ2808)、遊技機
情報受信装置30の出力回路32から出力された遊技機
情報と、ステップ2803の計数処理の計数結果である
景品玉の数量と、ステップ2805で求めた景品玉の単
価とを記録した記録媒体を発行する(ステップ280
9)。
【0326】また、正当性判定装置40から返送された
判定結果が正当でない旨を示している場合は、遊技機情
報受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情
報と、ステップ2803の計数処理の計数結果である景
品玉の数量と、ステップ2805で求めた景品玉の単価
と、所定の記号とを記録した記録媒体を発行する(ステ
ップ2810)。
【0327】なお、遊技媒体計数機3は、ステップ28
10において、さらに、警報を発するようにすることが
できる。
【0328】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0329】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0330】さらに、本実施例によれば、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あるか否かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技
機から賞として払い出された景品玉とを対応付けが正当
であるか否かを判定することができる。
【0331】正当性判定装置40の判定結果は、遊技媒
体計数機3に返送され、遊技媒体計数機3が発行する記
録媒体に記録されるので、遊技媒体計数機3が発行した
記録媒体の記録内容を読み取って出力する読取装置が設
置されている景品交換カウンターでは、遊技場の担当者
が、読取装置が出力した記録内容の中に所定の記号が存
在する場合には、該記録媒体を持参した遊技者から事情
を聞くなどの対処を行うことができ、遊技者の不正を防
止することが可能となる。
【0332】なお、本実施例においては、遊技媒体計数
機3が、図28のステップ2805で、遊技機情報に含
まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求める
ようにしているが、遊技機情報に含まれている貸出機I
Dに対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよい。
【0333】このようにした場合、遊技媒体計数機3
は、図14に示すように、貸出機IDと単価とを対応付
けて格納しているテーブルを参照することで、景品玉の
単価を求めるようにすることができる。
【0334】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0335】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0336】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図28のステップ2805で参照するテーブルを、図1
6に示すように、タイプIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0337】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0338】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図28のステップ2805で参照するテーブルを、図1
8に示すように、島IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルであるようにすることができる。
【0339】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0340】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図28のステップ2805で参照するテーブルを、図2
0に示すように、コースIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0341】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0342】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図28のステップ2805で参照するテーブルを、図2
2に示すように、フロアIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0343】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0344】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0345】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0346】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0347】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について説明する。
【0348】第4の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図7に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0349】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0350】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0351】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0352】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0353】ただし、本実施例においては、図55では
示していないが、例えば、景品交換カウンター内や遊技
場の事務所等の、遊技者に見えない場所に、正当性判定
装置40が設置されている。
【0354】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0355】さて、本実施例においては、遊技機情報発
信装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技
機からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中
の、対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれ
る部位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置2
0は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられてい
る。また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すよう
に、遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を
収納している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0356】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が正当性判定装置40である点が異なる。
【0357】上記第3の実施例では、遊技媒体計数機3
が交換時の景品玉の単価を求めるようになっているが、
本実施例では、正当性判定装置40が交換時の景品玉の
単価を求めるようにしている。
【0358】本実施例において、遊技機情報発信装置1
0のメモリ11は、図10に示すように、対応するパチ
ンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機IDと貸出機I
Dとを記憶保持している。
【0359】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0360】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0361】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、正当性判定装置40に
送信する。
【0362】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0363】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0364】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、記録媒体を発行する前に、遊技機情報受
信装置30が取得した遊技機情報を正当性判定装置40
に送信するようにしている。
【0365】そこで、正当性判定装置40は、遊技媒体
計数機3から送信された遊技機情報と、該遊技機情報に
含まれている遊技機IDが示すパチンコ遊技機に対応し
て設けられた遊技機情報発信装置10から送信された遊
技機情報とを照合することができるようになるので、遊
技媒体計数機3が数量を計数した景品玉(玉箱に収納さ
れていた景品玉)と、該景品玉を払い出したパチンコ遊
技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した
遊技媒体貸出機2との対応付けが正当であるか否かを判
定することができるようになる。
【0366】すなわち、正当性判定装置40は、遊技媒
体計数機3から送信された遊技機情報について、該遊技
機情報に含まれている遊技機IDおよび貸出機IDと一
致する遊技機IDおよび貸出機IDを含む遊技機情報
が、遊技機情報発信装置10から送信されている場合
に、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉と、該景
品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技
機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応
付けが正当である旨を示す判定結果を、遊技媒体計数機
3に返送し、そうでない場合に、対応付けが正当でない
旨を示す判定結果を、遊技媒体計数機3に返送するよう
になっている。
【0367】そして、遊技媒体計数機3は、正当性判定
装置40から返送された判定結果が正当である旨を示し
ている場合には、遊技機情報受信装置30が取得した遊
技機情報と、自身の計数結果とを記録した記録媒体を発
行し、正当性判定装置40から返送された判定結果が正
当でない旨を示している場合には、遊技機情報受信装置
30が取得した遊技機情報と、自身の計数結果と、所定
の記号とを記録した記録媒体を発行するようになってい
る。
【0368】なお、本実施例においては、正当性判定装
置40は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが
示すパチンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の
単価を記憶するようにし、遊技媒体計数機3から送信さ
れた遊技機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、
遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉を払い出した
パチンコ遊技機の遊技機ID)に対応する単価を求め、
求めた単価を、判定結果と共に、遊技媒体計数機3に返
送するようになっている。
【0369】そして、遊技媒体計数機3は、正当性判定
装置40から返送された単価を、発行する記録媒体にさ
らに記録するようになっている。
【0370】図29および図30は正当性判定装置40
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0371】図29に示す動作および図30に示す動作
は、正当性判定装置40の内部に設けられた処理装置が
プログラムを実行することで実現されるものであり、こ
れらの動作は、並行して行われるものである。
【0372】図29に示すように、正当性判定装置40
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ2901)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ2902)。
【0373】例えば、ステップ2902では、正当性判
定装置40は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0374】また、図30に示すように、正当性判定装
置40は、遊技媒体計数機3から遊技機情報が送信され
ると(ステップ3001)、該遊技機情報に含まれてい
る遊技機IDに対応する景品玉の単価を求める(ステッ
プ3002)。
【0375】例えば、ステップ3002では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0376】続いて、正当性判定装置40は、遊技媒体
計数機3から送信された遊技機情報と一致する遊技機情
報が、図29に示した動作によって記憶保持されている
か否かを判定する(ステップ3003)。
【0377】例えば、ステップ3003では、正当性判
定装置40は、遊技媒体計数機3から送信された遊技機
情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機IDと一致
する遊技機IDに対応する領域に格納されている遊技機
情報とが一致しているか否かを判定する。
【0378】遊技媒体計数機3から送信された遊技機情
報と一致する遊技機情報が記憶保持されている場合は、
遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉と、該景品玉
を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機に
パチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付け
が正当である旨を示す判定結果を、遊技媒体計数機3に
返送すると共に、ステップ3002で求めた単価を遊技
媒体計数機3に返送し(ステップ3004)、そうでな
い場合は、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当でない旨を示す判定結果を、遊技媒
体計数機3に返送すると共に、ステップ3002で求め
た単価を遊技媒体計数機3に返送する(ステップ300
5)。
【0379】図31は遊技媒体計数機3の動作の流れを
示すフローチャートである。
【0380】図31に示す動作は、遊技媒体計数機3の
内部に設けられた処理装置がプログラムを実行すること
で実現されるものである。
【0381】図31に示すように、遊技媒体計数機3
は、玉箱が図6に示す部位に置かれると(ステップ31
01)、遊技機情報受信装置30の出力回路32から遊
技機情報が出力されたか否かを判定する(ステップ31
02)。
【0382】遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力された場合は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数する計数処理を行う(ステップ3
103)。なお、計数処理の処理内容は、現在使用され
ている遊技媒体計数機における計数処理の処理内容と同
様であるので、説明を省略する。
【0383】なお、遊技媒体計数機3は、遊技機情報受
信装置30の出力回路32から遊技機情報が出力されな
かった場合には、警報を発するようにすることができる
(ステップ3104)。
【0384】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
を正当性判定装置40に送信する(ステップ310
5)。
【0385】正当性判定装置40からは、上述したよう
に、判定結果および単価が返送されてくるので、遊技媒
体計数機3は、正当性判定装置40から判定結果および
単価が返送されると(ステップ3106)、返送された
判定結果が正当である旨を示している場合に(ステップ
3107)、遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら出力された遊技機情報と、ステップ3103の計数処
理の計数結果である景品玉の数量と、返送された景品玉
の単価とを記録した記録媒体を発行する(ステップ31
08)。
【0386】また、正当性判定装置40から返送された
判定結果が正当でない旨を示している場合は、遊技機情
報受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情
報と、ステップ3103の計数処理の計数結果である景
品玉の数量と、返送された景品玉の単価と、所定の記号
とを記録した記録媒体を発行する(ステップ310
9)。
【0387】なお、遊技媒体計数機3は、ステップ31
09において、さらに、警報を発するようにすることが
できる。
【0388】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0389】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0390】さらに、本実施例によれば、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あるか否かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技
機から賞として払い出された景品玉とを対応付けが正当
であるか否かを判定することができる。
【0391】正当性判定装置40の判定結果は、遊技媒
体計数機3に返送され、遊技媒体計数機3が発行する記
録媒体に記録されるので、遊技媒体計数機3が発行した
記録媒体の記録内容を読み取って出力する読取装置が設
置されている景品交換カウンターでは、遊技場の担当者
が、読取装置が出力した記録内容の中に所定の記号が存
在する場合には、該記録媒体を持参した遊技者から事情
を聞くなどの対処を行うことができ、遊技者の不正を防
止することが可能となる。
【0392】なお、本実施例においては、正当性判定装
置40が、図30のステップ3002で、遊技機情報に
含まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求め
るようにしているが、遊技機情報に含まれている貸出機
IDに対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよ
い。
【0393】このようにした場合、正当性判定装置40
は、図14に示すように、貸出機IDと単価とを対応付
けて格納しているテーブルを参照することで、景品玉の
単価を求めるようにすることができる。
【0394】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0395】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0396】このようにした場合、正当性判定装置40
が図30のステップ3002で参照するテーブルを、図
16に示すように、タイプIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0397】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0398】このようにした場合、正当性判定装置40
が図30のステップ3002で参照するテーブルを、図
18に示すように、島IDと単価とを対応付けて格納し
ているテーブルであるようにすることができる。
【0399】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0400】このようにした場合、正当性判定装置40
が図30のステップ3002で参照するテーブルを、図
20に示すように、コースIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0401】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0402】このようにした場合、正当性判定装置40
が図30のステップ3002で参照するテーブルを、図
22に示すように、フロアIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0403】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0404】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0405】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0406】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0407】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について説明する。
【0408】第5の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図7に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0409】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0410】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0411】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0412】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0413】ただし、本実施例においては、図55では
示していないが、例えば、景品交換カウンター内や遊技
場の事務所等の、遊技者に見えない場所に、正当性判定
装置40が設置されている。
【0414】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0415】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0416】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が正当性判定装置40である点が異なる。
【0417】上記第3の実施例では、遊技機情報が、遊
技機IDおよび貸出機IDからなるようにしているが、
本実施例では、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、該遊技機IDが示すパチンコ遊技機から
払い出された景品玉の数量を含むようにしている。
【0418】すなわち、本実施例において、遊技機情報
発信装置10のメモリ11は、図23に示すように、対
応するパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機ID
と、貸出機IDと、該パチンコ遊技機から払い出された
景品玉の数量である景品玉数とを記憶保持している。
【0419】なお、遊技機情報発信装置10が景品玉数
を取得するためには、対応するパチンコ遊技機が、賞と
して払い出した景品玉の数量を計数し、計数結果を遊技
機情報発信装置10に送信する必要があるが、その動作
については、後述する。
【0420】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0421】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0422】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、正当性判定装置40に
送信する。
【0423】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0424】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0425】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、記録媒体を発行する前に、遊技機情報受
信装置30が取得した遊技機情報および自身の計数結果
を、正当性判定装置40に送信するようにしている。
【0426】そこで、正当性判定装置40は、遊技媒体
計数機3から送信された遊技機情報に含まれている遊技
機IDについて、該遊技機IDが示すパチンコ遊技機に
対応して設けられた遊技機情報発信装置10から遊技機
情報が送信されており、かつ、該送信されている遊技機
情報に含まれている景品玉数と、遊技媒体計数機3から
送信された計数結果との差が、所定の範囲内である場合
に、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉(玉箱に
収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当である旨を
示す判定結果を、遊技媒体計数機3に返送し、そうでな
い場合に、対応付けが正当でない旨を示す判定結果を、
遊技媒体計数機3に返送するようになっている。
【0427】そして、遊技媒体計数機3は、正当性判定
装置40から返送された判定結果が正当である旨を示し
ている場合には、遊技機情報受信装置30が取得した遊
技機情報と、自身の計数結果とを記録した記録媒体を発
行し、正当性判定装置40から返送された判定結果が正
当でない旨を示している場合には、遊技機情報受信装置
30が取得した遊技機情報と、自身の計数結果と、所定
の記号とを記録した記録媒体を発行するようになってい
る。
【0428】なお、本実施例においては、遊技媒体計数
機3は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示
すパチンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の単
価を記憶するようにし、遊技機情報受信装置30が取得
した遊技機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、
数量を計数した景品玉を払い出したパチンコ遊技機の遊
技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価を、発行
する記録媒体にさらに記録するようになっている。
【0429】図32および図33は正当性判定装置40
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0430】図32に示す動作および図33に示す動作
は、正当性判定装置40の内部に設けられた処理装置が
プログラムを実行することで実現されるものであり、こ
れらの動作は、並行して行われるものである。
【0431】図32に示すように、正当性判定装置40
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ3201)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ3202)。なお、ここでは、図23
に示すように、遊技機情報には、遊技機IDおよび貸出
機IDに加えて、景品玉数が含まれている。
【0432】例えば、ステップ3202では、正当性判
定装置40は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0433】また、図33に示すように、正当性判定装
置40は、遊技媒体計数機3から遊技機情報および計数
結果が送信されると(ステップ3301)、該遊技機情
報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報が、図32に示し
た動作によって記憶保持されているか否かを判定する
(ステップ3302)。
【0434】例えば、ステップ3302では、正当性判
定装置40は、遊技媒体計数機3から送信された遊技機
情報に含まれている遊技機IDと、該遊技機IDと一致
する遊技機IDに対応する領域に格納されている遊技機
情報に含まれている遊技機IDとが一致しているか否か
を判定する。
【0435】遊技媒体計数機3から送信された遊技機情
報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報が記憶保持されて
いる場合は、該遊技機情報を取得する(ステップ330
3)。
【0436】続いて、正当性判定装置40は、遊技媒体
計数機3から送信された計数結果と、ステップ3303
で取得した遊技機情報に含まれている景品玉数とを比較
し(ステップ3304)、両者の差が所定の範囲内であ
る場合には、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当である旨を示す判定結果を、遊技媒
体計数機3に返送し(ステップ3305)、そうでない
場合は、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉と、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との
対応付けが正当でない旨を示す判定結果を、遊技媒体計
数機3に返送する(ステップ3306)。
【0437】なお、遊技媒体計数機3から送信された遊
技機情報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報が記憶保持
されていない場合も、遊技媒体計数機3が数量を計数し
た景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機およ
び該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体
貸出機2との対応付けが正当でない旨を示す判定結果
を、遊技媒体計数機3に返送する(ステップ330
6)。
【0438】また、遊技者が遊技の開始時に遊技媒体貸
出機2によって借り受けるパチンコ玉の数量は、一般
に、1,000円分以下であるので、正当性判定装置4
0が図33のステップ3304で比較する差の範囲は、
少なくとも、1,000円分のパチンコ玉の数量(1,0
00円÷4円=250個)より大きくすることが好まし
い。
【0439】図34は遊技媒体計数機3の動作の流れを
示すフローチャートである。
【0440】図34に示す動作は、遊技媒体計数機3の
内部に設けられた処理装置がプログラムを実行すること
で実現されるものである。
【0441】図34に示すように、遊技媒体計数機3
は、玉箱が図6に示す部位に置かれると(ステップ34
01)、遊技機情報受信装置30の出力回路32から遊
技機情報が出力されたか否かを判定する(ステップ34
02)。
【0442】遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力された場合は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数する計数処理を行う(ステップ3
403)。なお、計数処理の処理内容は、現在使用され
ている遊技媒体計数機における計数処理の処理内容と同
様であるので、説明を省略する。
【0443】なお、遊技媒体計数機3は、遊技機情報受
信装置30の出力回路32から遊技機情報が出力されな
かった場合には、警報を発するようにすることができる
(ステップ3404)。
【0444】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
に含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDに対
応する景品玉の単価を求める(ステップ3405)。
【0445】例えば、ステップ3405では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0446】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
と、ステップ3403の計数処理の結果(景品玉の数
量)とを、正当性判定装置40に送信する(ステップ3
406)。
【0447】正当性判定装置40からは、上述したよう
に、判定結果が返送されてくるので、遊技媒体計数機3
は、正当性判定装置40から判定結果が返送されると
(ステップ3407)、返送された判定結果が正当であ
る旨を示している場合に(ステップ3408)、遊技機
情報受信装置30の出力回路32から出力された遊技機
情報と、ステップ3403の計数処理の計数結果である
景品玉の数量と、ステップ3405で求めた景品玉の単
価とを記録した記録媒体を発行する(ステップ340
9)。
【0448】また、正当性判定装置40から返送された
判定結果が正当でない旨を示している場合は、遊技機情
報受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情
報と、ステップ3403の計数処理の計数結果である景
品玉の数量と、ステップ3405で求めた景品玉の単価
と、所定の記号とを記録した記録媒体を発行する(ステ
ップ3410)。
【0449】なお、遊技媒体計数機3は、ステップ34
10において、さらに、警報を発するようにすることが
できる。
【0450】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0451】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0452】さらに、本実施例によれば、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あるか否かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技
機から賞として払い出された景品玉とを対応付けが正当
であるか否かを判定することができる。
【0453】正当性判定装置40の判定結果は、遊技媒
体計数機3に返送され、遊技媒体計数機3が発行する記
録媒体に記録されるので、遊技媒体計数機3が発行した
記録媒体の記録内容を読み取って出力する読取装置が設
置されている景品交換カウンターでは、遊技場の担当者
が、読取装置が出力した記録内容の中に所定の記号が存
在する場合には、該記録媒体を持参した遊技者から事情
を聞くなどの対処を行うことができ、遊技者の不正を防
止することが可能となる。
【0454】なお、本実施例においては、遊技媒体計数
機3が、図34のステップ3405で、遊技機情報に含
まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求める
ようにしているが、遊技機情報に含まれている貸出機I
Dに対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよい。
【0455】このようにした場合、遊技媒体計数機3
は、図14に示すように、貸出機IDと単価とを対応付
けて格納しているテーブルを参照することで、景品玉の
単価を求めるようにすることができる。
【0456】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0457】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0458】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図34のステップ3405で参照するテーブルを、図1
6に示すように、タイプIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0459】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0460】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図34のステップ3405で参照するテーブルを、図1
8に示すように、島IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルであるようにすることができる。
【0461】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0462】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図34のステップ3405で参照するテーブルを、図2
0に示すように、コースIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0463】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0464】このようにした場合、遊技媒体計数機3が
図34のステップ3405で参照するテーブルを、図2
2に示すように、フロアIDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルであるようにすることができる。
【0465】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0466】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0467】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0468】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0469】(実施例6)次に、本発明の第6の実施例
について説明する。
【0470】第6の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図7に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0471】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0472】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0473】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0474】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0475】ただし、本実施例においては、図55では
示していないが、例えば、景品交換カウンター内や遊技
場の事務所等の、遊技者に見えない場所に、正当性判定
装置40が設置されている。
【0476】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0477】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0478】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が正当性判定装置40である点が異なる。
【0479】上記第4の実施例では、遊技機情報が、遊
技機IDおよび貸出機IDからなるようにしているが、
本実施例では、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、該遊技機IDが示すパチンコ遊技機から
払い出された景品玉の数量を含むようにしている。
【0480】すなわち、本実施例において、遊技機情報
発信装置10のメモリ11は、図23に示すように、対
応するパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機ID
と、貸出機IDと、該パチンコ遊技機から払い出された
景品玉の数量である景品玉数とを記憶保持している。
【0481】なお、遊技機情報発信装置10が景品玉数
を取得するためには、対応するパチンコ遊技機が、賞と
して払い出した景品玉の数量を計数し、計数結果を遊技
機情報発信装置10に送信する必要があるが、その動作
については、後述する。
【0482】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0483】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0484】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、正当性判定装置40に
送信する。
【0485】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0486】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0487】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、記録媒体を発行する前に、遊技機情報受
信装置30が取得した遊技機情報および自身の計数結果
を、正当性判定装置40に送信するようにしている。
【0488】そこで、正当性判定装置40は、遊技媒体
計数機3から送信された遊技機情報に含まれている遊技
機IDについて、該遊技機IDが示すパチンコ遊技機に
対応して設けられた遊技機情報発信装置10から遊技機
情報が送信されており、かつ、該送信されている遊技機
情報に含まれている景品玉数と、遊技媒体計数機3から
送信された計数結果との差が、所定の範囲内である場合
に、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉(玉箱に
収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当である旨を
示す判定結果を、遊技媒体計数機3に返送し、そうでな
い場合に、対応付けが正当でない旨を示す判定結果を、
遊技媒体計数機3に返送するようになっている。
【0489】そして、遊技媒体計数機3は、正当性判定
装置40から返送された判定結果が正当である旨を示し
ている場合には、遊技機情報受信装置30が取得した遊
技機情報と、自身の計数結果とを記録した記録媒体を発
行し、正当性判定装置40から返送された判定結果が正
当でない旨を示している場合には、遊技機情報受信装置
30が取得した遊技機情報と、自身の計数結果と、所定
の記号とを記録した記録媒体を発行するようになってい
る。
【0490】なお、本実施例においては、正当性判定装
置40は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが
示すパチンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の
単価を記憶するようにし、遊技媒体計数機3から送信さ
れた遊技機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、
遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉を払い出した
パチンコ遊技機の遊技機ID)に対応する単価を求め、
求めた単価を、判定結果と共に、遊技媒体計数機3に返
送するようになっている。
【0491】そして、遊技媒体計数機3は、正当性判定
装置40から返送された単価を、発行する記録媒体にさ
らに記録するようになっている。
【0492】図35および図36は正当性判定装置40
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0493】図35に示す動作および図36に示す動作
は、正当性判定装置40の内部に設けられた処理装置が
プログラムを実行することで実現されるものであり、こ
れらの動作は、並行して行われるものである。
【0494】図35に示すように、正当性判定装置40
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ3501)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ3502)。
【0495】例えば、ステップ3502では、正当性判
定装置40は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0496】また、図36に示すように、正当性判定装
置40は、遊技媒体計数機3から遊技機情報および計数
結果が送信されると(ステップ3601)、該遊技機情
報に含まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を
求める(ステップ3602)。
【0497】例えば、ステップ3602では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0498】続いて、正当性判定装置40は、遊技媒体
計数機3から送信された遊技機情報と同じ遊技機IDを
含む遊技機情報が、図35に示した動作によって記憶保
持されているか否かを判定する(ステップ3603)。
【0499】例えば、ステップ3603では、正当性判
定装置40は、遊技媒体計数機3から送信された遊技機
情報に含まれている遊技機IDと、該遊技機IDと一致
する遊技機IDに対応する領域に格納されている遊技機
情報に含まれている遊技機IDとが一致しているか否か
を判定する。
【0500】遊技媒体計数機3から送信された遊技機情
報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報が記憶保持されて
いる場合は、該遊技機情報を取得する(ステップ360
4)。
【0501】続いて、正当性判定装置40は、遊技媒体
計数機3から送信された計数結果と、ステップ3604
で取得した遊技機情報に含まれている景品玉数とを比較
し(ステップ3605)、両者の差が所定の範囲内であ
る場合には、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当である旨を示す判定結果を、遊技媒
体計数機3に返送すると共に、ステップ3602で求め
た単価を遊技媒体計数機3に返送し(ステップ360
6)、そうでない場合は、遊技媒体計数機3が数量を計
数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機
および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技
媒体貸出機2との対応付けが正当でない旨を示す判定結
果を、遊技媒体計数機3に返送すると共に、ステップ3
602で求めた単価を遊技媒体計数機3に返送する(ス
テップ3607)。
【0502】なお、遊技媒体計数機3から送信された遊
技機情報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報が記憶保持
されていない場合も、遊技媒体計数機3が数量を計数し
た景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機およ
び該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体
貸出機2との対応付けが正当でない旨を示す判定結果
を、遊技媒体計数機3に返送すると共に、ステップ36
02で求めた単価を遊技媒体計数機3に返送する(ステ
ップ3607)。
【0503】また、遊技者が遊技の開始時に遊技媒体貸
出機2によって借り受けるパチンコ玉の数量は、一般
に、1,000円分以下であるので、正当性判定装置4
0が図36のステップ3605で比較する差の範囲は、
少なくとも、1,000円分のパチンコ玉の数量(1,0
00円÷4円=250個)より大きくすることが好まし
い。
【0504】図37は遊技媒体計数機3の動作の流れを
示すフローチャートである。
【0505】図37に示す動作は、遊技媒体計数機3の
内部に設けられた処理装置がプログラムを実行すること
で実現されるものである。
【0506】図37に示すように、遊技媒体計数機3
は、玉箱が図6に示す部位に置かれると(ステップ37
01)、遊技機情報受信装置30の出力回路32から遊
技機情報が出力されたか否かを判定する(ステップ37
02)。
【0507】遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力された場合は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数する計数処理を行う(ステップ3
703)。なお、計数処理の処理内容は、現在使用され
ている遊技媒体計数機における計数処理の処理内容と同
様であるので、説明を省略する。
【0508】なお、遊技媒体計数機3は、遊技機情報受
信装置30の出力回路32から遊技機情報が出力されな
かった場合には、警報を発するようにすることができる
(ステップ3704)。
【0509】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
と、ステップ3403の計数処理の結果(景品玉の数
量)とを、正当性判定装置40に送信する(ステップ3
705)。
【0510】正当性判定装置40からは、上述したよう
に、判定結果および単価が返送されてくるので、遊技媒
体計数機3は、正当性判定装置40から判定結果および
単価が返送されると(ステップ3706)、返送された
判定結果が正当である旨を示している場合に(ステップ
3707)、遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら出力された遊技機情報と、ステップ3703の計数処
理の計数結果である景品玉の数量と、返送された景品玉
の単価とを記録した記録媒体を発行する(ステップ37
08)。
【0511】また、正当性判定装置40から返送された
判定結果が正当でない旨を示している場合は、遊技機情
報受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情
報と、ステップ3703の計数処理の計数結果である景
品玉の数量と、返送された景品玉の単価と、所定の記号
とを記録した記録媒体を発行する(ステップ370
9)。
【0512】なお、遊技媒体計数機3は、ステップ37
09において、さらに、警報を発するようにすることが
できる。
【0513】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0514】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0515】さらに、本実施例によれば、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あるか否かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技
機から賞として払い出された景品玉とを対応付けが正当
であるか否かを判定することができる。
【0516】正当性判定装置40の判定結果は、遊技媒
体計数機3に返送され、遊技媒体計数機3が発行する記
録媒体に記録されるので、遊技媒体計数機3が発行した
記録媒体の記録内容を読み取って出力する読取装置が設
置されている景品交換カウンターでは、遊技場の担当者
が、読取装置が出力した記録内容の中に所定の記号が存
在する場合には、該記録媒体を持参した遊技者から事情
を聞くなどの対処を行うことができ、遊技者の不正を防
止することが可能となる。
【0517】なお、本実施例においては、正当性判定装
置40が、図36のステップ3602で、遊技機情報に
含まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求め
るようにしているが、遊技機情報に含まれている貸出機
IDに対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよ
い。
【0518】このようにした場合、正当性判定装置40
は、図14に示すように、貸出機IDと単価とを対応付
けて格納しているテーブルを参照することで、景品玉の
単価を求めるようにすることができる。
【0519】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0520】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0521】このようにした場合、正当性判定装置40
が図36のステップ3602で参照するテーブルを、図
16に示すように、タイプIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0522】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0523】このようにした場合、正当性判定装置40
が図36のステップ3602で参照するテーブルを、図
18に示すように、島IDと単価とを対応付けて格納し
ているテーブルであるようにすることができる。
【0524】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0525】このようにした場合、正当性判定装置40
が図36のステップ3602で参照するテーブルを、図
20に示すように、コースIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0526】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0527】このようにした場合、正当性判定装置40
が図36のステップ3602で参照するテーブルを、図
22に示すように、フロアIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0528】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0529】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0530】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0531】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0532】(実施例7)次に、本発明の第7の実施例
について説明する。
【0533】第7の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図8に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0534】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0535】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0536】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0537】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0538】ただし、図55では示していないが、景品
交換カウンターには、遊技媒体計数機3が発行した記録
媒体を読み取るための読取装置4が設置されている。
【0539】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0540】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が読取装置4である点が異なる。
【0541】また、本実施例において、遊技機情報発信
装置10のメモリ11は、図10に示すように、対応す
るパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機IDと貸
出機IDとを記憶保持している。
【0542】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0543】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0544】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、読取装置4に送信す
る。
【0545】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0546】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0547】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報を、計数結果と共に記録するようになっている。
【0548】また、読取装置4は、遊技媒体計数機3が
発行した記録媒体の記録内容を読み取って出力するもの
であるが、本実施例においては、読取装置4は、さら
に、読み取った記録内容のうちの遊技機情報と、該遊技
機情報に含まれている遊技機IDが示すパチンコ遊技機
に対応して設けられた遊技機情報発信装置10から送信
された遊技機情報とを照合することで、遊技媒体計数機
3が数量を計数した景品玉(玉箱に収納されていた景品
玉)と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該
パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出
機2との対応付けが正当であるか否かを判定し、判定結
果を、記録内容と共に出力するようになっている。
【0549】すなわち、読取装置4は、読み取った記録
内容のうちの遊技機情報について、該遊技機情報に含ま
れている遊技機IDおよび貸出機IDと一致する遊技機
IDおよび貸出機IDを含む遊技機情報が、遊技機情報
発信装置10から送信されている場合に、遊技媒体計数
機3が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出した
パチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を
貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当である
と判定するようになっている。
【0550】遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体に記録されて
いる遊技機情報に含まれている遊技機IDが示すパチン
コ遊技機から払い出された景品玉であって、遊技媒体計
数機3が発行した記録媒体に記録されている遊技機情報
に含まれている貸出機IDが示す遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機から払いされた景
品玉であることを意味しているので、遊技媒体計数機3
が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2とを対応付けが正当であるとい
うことは、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉を貸し出し
たパチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞として払い
出された景品玉との対応付けが正当であるということと
等価である。
【0551】なお、本実施例においては、読取装置4
は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示すパ
チンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の単価を
記憶するようにし、読み取った記録内容のうちの遊技機
情報に含まれている遊技機ID(すなわち、遊技媒体計
数機3が数量を計数した景品玉を払い出したパチンコ遊
技機の遊技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価
をさらに出力するようになっている。
【0552】図38は遊技媒体計数機3の動作の流れを
示すフローチャートである。
【0553】図38に示す動作は、遊技媒体計数機3の
内部に設けられた処理装置がプログラムを実行すること
で実現されるものである。
【0554】図38に示すように、遊技媒体計数機3
は、玉箱が図6に示す部位に置かれると(ステップ38
01)、遊技機情報受信装置30の出力回路32から遊
技機情報が出力されたか否かを判定する(ステップ38
02)。
【0555】遊技機情報受信装置30の出力回路32か
ら遊技機情報が出力された場合は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数する計数処理を行う(ステップ3
803)。なお、計数処理の処理内容は、現在使用され
ている遊技媒体計数機における計数処理の処理内容と同
様であるので、説明を省略する。
【0556】なお、遊技媒体計数機3は、遊技機情報受
信装置30の出力回路32から遊技機情報が出力されな
かった場合には、警報を発するようにすることができる
(ステップ3804)。
【0557】続いて、遊技媒体計数機3は、遊技機情報
受信装置30の出力回路32から出力された遊技機情報
と、ステップ3803の計数処理の計数結果である景品
玉の数量とを記録した記録媒体を発行する(ステップ3
805)。
【0558】図39および図40は読取装置4の動作の
流れを示すフローチャートである。
【0559】図39および図40に示す動作は、読取装
置4の内部に設けられた処理装置がプログラムを実行す
ることで実現されるものであり、これらの動作は、並行
して行われるものである。
【0560】図39に示すように、読取装置4は、遊技
機情報発信装置10から遊技機情報が送信されると(ス
テップ3901)、該遊技機情報を記憶保持しておく
(ステップ3902)。
【0561】例えば、ステップ3902では、読取装置
4は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごとに、該パ
チンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置
10から送信された遊技機情報を格納するための領域を
有するようにし、遊技機情報発信装置10から送信され
た遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている遊技機I
Dと一致する領域に格納するようにする。
【0562】また、図40に示すように、読取装置4
は、記録内容を読み取るべき記録媒体が所定の位置に設
置されると(ステップ4001)、該記録媒体の記録内
容を読み取る読取処理を行う(ステップ4002)。な
お、読取処理の処理内容は、現在使用されている読取装
置における読取処理の処理内容と同様であるので、説明
を省略する。
【0563】続いて、読取装置4は、ステップ4002
の読取処理で読み取った記録内容のうちの遊技機情報に
含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDに対応
する景品玉の単価を求める(ステップ4003)。
【0564】例えば、ステップ4003では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0565】続いて、読取装置4は、ステップ4002
の読取処理で読み取った記録内容のうちの遊技機情報と
一致する遊技機情報が、図39に示した動作によって記
憶保持されているか否かを判定する(ステップ400
4)。
【0566】例えば、ステップ4004では、読取装置
4は、ステップ4002の読取処理で読み取った記録内
容のうちの遊技機情報と、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する遊技機IDに対応する領域に格納
されている遊技機情報とが一致しているか否かを判定す
る。
【0567】一致する遊技機情報が記憶保持されている
場合は、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉と、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との
対応付けが正当である旨を示す判定結果を、ステップ4
002の読取処理で読み取った記録内容、および、ステ
ップ4003で求めた景品玉の単価と共に出力し(ステ
ップ4005)、そうでない場合は、遊技媒体計数機3
が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当でない旨を
示す判定結果を、ステップ4002の読取処理で読み取
った記録内容、および、ステップ4003で求めた景品
玉の単価と共に出力する(ステップ4006)。
【0568】なお、読取装置4は、ステップ4006に
おいて、さらに、警報を発するようにすることができ
る。
【0569】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0570】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0571】さらに、本実施例によれば、読取装置4
が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉(玉箱に
収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当であるか否
かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉
を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞
として払い出された景品玉とを対応付けが正当であるか
否かを判定することができる。
【0572】従って、読取装置4が設置されている景品
交換カウンターでは、遊技場の担当者が、読取装置4が
出力した判定結果が正当である旨を示していない場合に
は、記録媒体を持参した遊技者から事情を聞くなどの対
処を行うことができ、遊技者の不正を防止することが可
能となる。
【0573】なお、本実施例においては、読取装置4
が、図40のステップ4003で、遊技機情報に含まれ
ている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求めるよう
にしているが、遊技機情報に含まれている貸出機IDに
対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよい。
【0574】このようにした場合、読取装置4は、図1
4に示すように、貸出機IDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルを参照することで、景品玉の単価を求
めるようにすることができる。
【0575】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0576】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0577】このようにした場合、読取装置4が図40
のステップ4003で参照するテーブルを、図16に示
すように、タイプIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0578】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0579】このようにした場合、読取装置4が図40
のステップ4003で参照するテーブルを、図18に示
すように、島IDと単価とを対応付けて格納しているテ
ーブルであるようにすることができる。
【0580】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0581】このようにした場合、読取装置4が図40
のステップ4003で参照するテーブルを、図20に示
すように、コースIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0582】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0583】このようにした場合、読取装置4が図40
のステップ4003で参照するテーブルを、図22に示
すように、フロアIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0584】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0585】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0586】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0587】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0588】(実施例8)次に、本発明の第8の実施例
について説明する。
【0589】第8の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図8に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0590】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0591】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0592】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0593】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0594】ただし、図55では示していないが、景品
交換カウンターには、遊技媒体計数機3が発行した記録
媒体を読み取るための読取装置4が設置されている。
【0595】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0596】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が読取装置4である点が異なる。
【0597】上記第7の実施例では、遊技機情報が、遊
技機IDおよび貸出機IDからなるようにしているが、
本実施例では、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、該遊技機IDが示すパチンコ遊技機から
払い出された景品玉の数量を含むようにしている。
【0598】すなわち、本実施例において、遊技機情報
発信装置10のメモリ11は、図23に示すように、対
応するパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機ID
と、貸出機IDと、該パチンコ遊技機から払い出された
景品玉の数量である景品玉数とを記憶保持している。
【0599】なお、遊技機情報発信装置10が景品玉数
を取得するためには、対応するパチンコ遊技機が、賞と
して払い出した景品玉の数量を計数し、計数結果を遊技
機情報発信装置10に送信する必要があるが、その動作
については、後述する。
【0600】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0601】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0602】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、読取装置4に送信す
る。
【0603】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0604】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0605】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報を、計数結果と共に記録するようになっている。
【0606】また、読取装置4は、遊技媒体計数機3が
発行した記録媒体の記録内容を読み取って出力するもの
であるが、本実施例においては、読取装置4は、さら
に、読み取った記録内容のうちの遊技機情報に含まれて
いる遊技機IDについて、該遊技機IDが示すパチンコ
遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置10か
ら遊技機情報が送信されており、かつ、該送信されてい
る遊技機情報に含まれている景品玉数と自身の計数結果
との差が所定の範囲内である場合に、遊技媒体計数機3
が数量を計数した景品玉(玉箱に収納されていた景品
玉)と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該
パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出
機2との対応付けが正当であると判定し、判定結果を、
記録内容と共に出力するようになっている。
【0607】遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体に記録されて
いる遊技機情報に含まれている遊技機IDが示すパチン
コ遊技機から払い出された景品玉であって、遊技媒体計
数機3が発行した記録媒体に記録されている遊技機情報
に含まれている貸出機IDが示す遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機から払いされた景
品玉であることを意味しているので、遊技媒体計数機3
が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2とを対応付けが正当であるとい
うことは、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉を貸し出し
たパチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞として払い
出された景品玉との対応付けが正当であるということと
等価である。
【0608】なお、本実施例においては、読取装置4
は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示すパ
チンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の単価を
記憶するようにし、読み取った記録内容のうちの遊技機
情報に含まれている遊技機ID(すなわち、遊技媒体計
数機3が数量を計数した景品玉を払い出したパチンコ遊
技機の遊技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価
をさらに出力するようになっている。
【0609】遊技媒体計数機3の動作の流れを示すフロ
ーチャートは、図38と同様である。
【0610】図41および図42は読取装置4の動作の
流れを示すフローチャートである。
【0611】図41および図42に示す動作は、読取装
置4の内部に設けられた処理装置がプログラムを実行す
ることで実現されるものであり、これらの動作は、並行
して行われるものである。
【0612】図41に示すように、読取装置4は、遊技
機情報発信装置10から遊技機情報が送信されると(ス
テップ4101)、該遊技機情報を記憶保持しておく
(ステップ4102)。
【0613】例えば、ステップ4102では、読取装置
4は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごとに、該パ
チンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置
10から送信された遊技機情報を格納するための領域を
有するようにし、遊技機情報発信装置10から送信され
た遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている遊技機I
Dと一致する領域に格納するようにする。
【0614】また、図42に示すように、読取装置4
は、記録内容を読み取るべき記録媒体が所定の位置に設
置されると(ステップ4201)、該記録媒体の記録内
容を読み取る読取処理を行う(ステップ4202)。な
お、読取処理の処理内容は、現在使用されている読取装
置における読取処理の処理内容と同様であるので、説明
を省略する。
【0615】続いて、読取装置4は、ステップ4202
の読取処理で読み取った記録内容のうちの遊技機情報に
含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDに対応
する景品玉の単価を求める(ステップ4203)。
【0616】例えば、ステップ4203では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0617】続いて、読取装置4は、ステップ4202
の読取処理で読み取った記録内容のうちの遊技機情報と
同じ遊技機IDを含む遊技機情報が、図41に示した動
作によって記憶保持されているか否かを判定する(ステ
ップ4204)。
【0618】例えば、ステップ4204では、読取装置
4は、ステップ4202の読取処理で読み取った記録内
容のうちの遊技機情報に含まれている遊技機IDと、該
遊技機IDと一致する遊技機IDに対応する領域に格納
されている遊技機情報に含まれている遊技機IDとが一
致しているか否かを判定する。
【0619】ステップ4202の読取処理で読み取った
記録内容のうちの遊技機情報と同じ遊技機IDを含む遊
技機情報が記憶保持されている場合は、該遊技機情報を
取得する(ステップ4205)。
【0620】続いて、読取装置4は、ステップ4202
の読取処理で読み取った記録内容のうちの計数結果と、
ステップ4205で取得した遊技機情報に含まれている
景品玉数とを比較し(ステップ4206)、両者の差が
所定の範囲内である場合には、遊技媒体計数機3が数量
を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ遊
技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した
遊技媒体貸出機2との対応付けが正当である旨を示す判
定結果を出力すると共に、ステップ4002の読取処理
で読み取った記録内容、および、ステップ4203で求
めた景品玉の単価を出力する(ステップ4207)。
【0621】また、読取装置4は、ステップ4202の
読取処理で読み取った記録内容のうちの計数結果と、ス
テップ4205で取得した遊技機情報に含まれている景
品玉数との差が、所定の範囲外である場合には、遊技媒
体計数機3が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い
出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチン
コ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当
でない旨を示す判定結果を出力すると共に、ステップ4
202の読取処理で読み取った記録内容、および、ステ
ップ4203で求めた景品玉の単価を出力する(ステッ
プ4208)。
【0622】なお、読取装置4は、ステップ4202の
読取処理で読み取った記録内容のうちの遊技機情報と同
じ遊技機IDを含む遊技機情報が記憶保持されていない
場合にも、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当でない旨を示す判定結果を出力する
と共に、ステップ4202の読取処理で読み取った記録
内容、および、ステップ4203で求めた景品玉の単価
を出力する(ステップ4208)。
【0623】なお、読取装置4は、ステップ4208に
おいて、さらに、警報を発するようにすることができ
る。
【0624】また、遊技者が遊技の開始時に遊技媒体貸
出機2によって借り受けるパチンコ玉の数量は、一般
に、1,000円分以下であるので、読取装置4が図4
2のステップ4207で比較する差の範囲は、少なくと
も、1,000円分のパチンコ玉の数量(1,000円÷
4円=250個)より大きくすることが好ましい。
【0625】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0626】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0627】さらに、本実施例によれば、読取装置4
が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉(玉箱に
収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当であるか否
かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉
を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞
として払い出された景品玉とを対応付けが正当であるか
否かを判定することができる。
【0628】従って、読取装置4が設置されている景品
交換カウンターでは、遊技場の担当者が、読取装置4が
出力した判定結果が正当である旨を示していない場合に
は、記録媒体を持参した遊技者から事情を聞くなどの対
処を行うことができ、遊技者の不正を防止することが可
能となる。
【0629】なお、本実施例においては、読取装置4
が、図42のステップ4203で、遊技機情報に含まれ
ている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求めるよう
にしているが、遊技機情報に含まれている貸出機IDに
対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよい。
【0630】このようにした場合、読取装置4は、図1
4に示すように、貸出機IDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルを参照することで、景品玉の単価を求
めるようにすることができる。
【0631】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0632】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0633】このようにした場合、読取装置4が図42
のステップ4203で参照するテーブルを、図16に示
すように、タイプIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0634】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0635】このようにした場合、読取装置4が図42
のステップ4203で参照するテーブルを、図18に示
すように、島IDと単価とを対応付けて格納しているテ
ーブルであるようにすることができる。
【0636】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0637】このようにした場合、読取装置4が図42
のステップ4203で参照するテーブルを、図20に示
すように、コースIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0638】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0639】このようにした場合、読取装置4が図42
のステップ4203で参照するテーブルを、図22に示
すように、フロアIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0640】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0641】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0642】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0643】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0644】(実施例9)次に、本発明の第9の実施例
について説明する。
【0645】第9の実施例は、各種タイプのパチンコ遊
技機が設置されている遊技場に、図9に示した遊技管理
システムを採用した例である。
【0646】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0647】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0648】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0649】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0650】ただし、図55では示していないが、景品
交換カウンターには、遊技媒体計数機3が発行した記録
媒体を読み取るための読取装置4が設置されており、ま
た、例えば、景品交換カウンター内や遊技場の事務所等
の、遊技者に見えない場所に、正当性判定装置40が設
置されている。
【0651】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0652】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0653】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が正当性判定装置40である点が異なる。
【0654】また、本実施例において、遊技機情報発信
装置10のメモリ11は、図10に示すように、対応す
るパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機IDと貸
出機IDとを記憶保持している。
【0655】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0656】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0657】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、正当性判定装置40に
送信する。
【0658】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0659】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0660】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報を、計数結果と共に記録するようになっている。
【0661】また、読取装置4は、遊技媒体計数機3が
発行した記録媒体の記録内容を読み取って出力するもの
であるが、本実施例においては、読取装置4は、さら
に、読み取った記録内容を出力する前に、該記録内容を
正当性判定装置40に送信するようにしている。
【0662】そこで、正当性判定装置40は、読取装置
4から送信された記録内容のうちの遊技機情報と、該遊
技機情報に含まれている遊技機IDが示すパチンコ遊技
機に対応して設けられた遊技機情報発信装置10から送
信された遊技機情報とを照合することができるようにな
るので、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉(玉
箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出した
パチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を
貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当である
か否かを判定することができるようになる。
【0663】すなわち、正当性判定装置40は、読取装
置4から送信された記録内硫黄のうちの遊技機情報につ
いて、該遊技機情報に含まれている遊技機IDおよび貸
出機IDと一致する遊技機IDおよび貸出機IDを含む
遊技機情報が、遊技機情報発信装置10から送信されて
いる場合に、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当である旨を示す判定結果を、読取装
置4に返送し、そうでない場合に、対応付けが正当でな
い旨を示す判定結果を、読取装置4に返送するようにな
っている。
【0664】遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体に記録されて
いる遊技機情報に含まれている遊技機IDが示すパチン
コ遊技機から払い出された景品玉であって、遊技媒体計
数機3が発行した記録媒体に記録されている遊技機情報
に含まれている貸出機IDが示す遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機から払いされた景
品玉であることを意味しているので、遊技媒体計数機3
が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2とを対応付けが正当であるとい
うことは、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉を貸し出し
たパチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞として払い
出された景品玉との対応付けが正当であるということと
等価である。
【0665】そして、読取装置4は、正当性判定装置4
0から返送された判定結果を、読み取った記録内容と共
に出力するようになっている。
【0666】なお、本実施例においては、読取装置4
は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示すパ
チンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の単価を
記憶するようにし、読み取った記録内容のうちの遊技機
情報に含まれている遊技機ID(すなわち、遊技媒体計
数機3が数量を計数した景品玉を払い出したパチンコ遊
技機の遊技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価
をさらに出力するようになっている。
【0667】遊技媒体計数機3の動作の流れを示すフロ
ーチャートは、図38と同様である。
【0668】図43および図44は正当性判定装置40
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0669】図43に示す動作および図44に示す動作
は、正当性判定装置40の内部に設けられた処理装置が
プログラムを実行することで実現されるものであり、こ
れらの動作は、並行して行われるものである。
【0670】図43に示すように、正当性判定装置40
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ4301)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ4302)。
【0671】例えば、ステップ4302では、正当性判
定装置40は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0672】また、図44に示すように、正当性判定装
置40は、読取装置4から記録内容が送信されると(ス
テップ4401)、該記録内容のうちの遊技機情報と一
致する遊技機情報が、図43に示した動作によって記憶
保持されているか否かを判定する(ステップ440
2)。
【0673】例えば、ステップ4402では、正当性判
定装置40は、読取装置4から送信された記録内容のう
ちの遊技機情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機
IDと一致する遊技機IDに対応する領域に格納されて
いる遊技機情報とが一致しているか否かを判定する。
【0674】読取装置4から送信された記録内容のうち
の遊技機情報と一致する遊技機情報が記憶保持されてい
る場合は、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当である旨を示す判定結果を、読取装
置4に返送し(ステップ4403)、そうでない場合
は、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉と、該景
品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技
機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応
付けが正当でない旨を示す判定結果を、読取装置4に返
送する(ステップ4404)。
【0675】図45は読取装置4の動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【0676】図45に示す動作は、読取装置4の内部に
設けられた処理装置がプログラムを実行することで実現
されるものである。
【0677】図45に示すように、読取装置4は、記録
内容を読み取るべき記録媒体が所定の位置に設置される
と(ステップ4501)、該記録媒体の記録内容を読み
取る読取処理を行う(ステップ4502)。なお、読取
処理の処理内容は、現在使用されている読取装置におけ
る読取処理の処理内容と同様であるので、説明を省略す
る。
【0678】続いて、読取装置4は、ステップ4502
の読取処理で読み取った記録内容のうちの遊技機情報に
含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDに対応
する景品玉の単価を求める(ステップ4503)。
【0679】例えば、ステップ4503では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0680】続いて、読取装置4は、ステップ4502
の読取処理で読み取った記録内容を正当性判定装置40
に送信する(ステップ4504)。
【0681】正当性判定装置40からは、上述したよう
に、判定結果が返送されてくるので、読取装置4は、正
当性判定装置40から判定結果が返送されると(ステッ
プ4505)、返送された判定結果を、ステップ450
2の読取処理で読み取った記録内容、および、ステップ
4503で求めた景品玉の単価と共に出力する(ステッ
プ4506)。
【0682】なお、読取装置4は、ステップ4506に
おいて、正当性判定装置40から返送された判定結果が
正当でない旨を示している場合は、さらに、警報を発す
るようにすることができる。
【0683】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0684】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0685】さらに、本実施例によれば、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あるか否かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技
機から賞として払い出された景品玉とを対応付けが正当
であるか否かを判定することができる。
【0686】正当性判定装置40の判定結果は、読取装
置4に返送され、読取装置4によって出力されるので、
読取装置4が設置されている景品交換カウンターでは、
遊技場の担当者が、読取装置4が出力した判定結果が正
当である旨を示していない場合には、記録媒体を持参し
た遊技者から事情を聞くなどの対処を行うことができ、
遊技者の不正を防止することが可能となる。
【0687】なお、本実施例においては、読取装置4
が、図45のステップ4503で、遊技機情報に含まれ
ている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求めるよう
にしているが、遊技機情報に含まれている貸出機IDに
対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよい。
【0688】このようにした場合、読取装置4は、図1
4に示すように、貸出機IDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルを参照することで、景品玉の単価を求
めるようにすることができる。
【0689】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0690】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0691】このようにした場合、読取装置4が図45
のステップ4503で参照するテーブルを、図16に示
すように、タイプIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0692】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0693】このようにした場合、読取装置4が図45
のステップ4503で参照するテーブルを、図18に示
すように、島IDと単価とを対応付けて格納しているテ
ーブルであるようにすることができる。
【0694】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0695】このようにした場合、読取装置4が図45
のステップ4503で参照するテーブルを、図20に示
すように、コースIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0696】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0697】このようにした場合、読取装置4が図45
のステップ4503で参照するテーブルを、図22に示
すように、フロアIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0698】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0699】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0700】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0701】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0702】(実施例10)次に、本発明の第10の実
施例について説明する。
【0703】第10の実施例は、各種タイプのパチンコ
遊技機が設置されている遊技場に、図9に示した遊技管
理システムを採用した例である。
【0704】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0705】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0706】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0707】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0708】ただし、図55では示していないが、景品
交換カウンターには、遊技媒体計数機3が発行した記録
媒体を読み取るための読取装置4が設置されており、ま
た、例えば、景品交換カウンター内や遊技場の事務所等
の、遊技者に見えない場所に、正当性判定装置40が設
置されている。
【0709】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0710】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0711】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が正当性判定装置40である点が異なる。
【0712】上記第9の実施例では、読取装置4が交換
時の景品玉の単価を求めるようになっているが、本実施
例では、正当性判定装置40が交換時の景品玉の単価を
求めるようにしている。
【0713】本実施例において、遊技機情報発信装置1
0のメモリ11は、図10に示すように、対応するパチ
ンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機IDと貸出機I
Dとを記憶保持している。
【0714】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0715】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0716】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、正当性判定装置40に
送信する。
【0717】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0718】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0719】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報を、計数結果と共に記録するようになっている。
【0720】また、読取装置4は、遊技媒体計数機3が
発行した記録媒体の記録内容を読み取って出力するもの
であるが、本実施例においては、読取装置4は、さら
に、読み取った記録内容を出力する前に、該記録内容を
正当性判定装置40に送信するようにしている。
【0721】そこで、正当性判定装置40は、読取装置
4から送信された記録内容のうちの遊技機情報と、該遊
技機情報に含まれている遊技機IDが示すパチンコ遊技
機に対応して設けられた遊技機情報発信装置10から送
信された遊技機情報とを照合することができるようにな
るので、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉(玉
箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出した
パチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を
貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当である
か否かを判定することができるようになる。
【0722】すなわち、正当性判定装置40は、読取装
置4から送信された記録内硫黄のうちの遊技機情報につ
いて、該遊技機情報に含まれている遊技機IDおよび貸
出機IDと一致する遊技機IDおよび貸出機IDを含む
遊技機情報が、遊技機情報発信装置10から送信されて
いる場合に、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当である旨を示す判定結果を、読取装
置4に返送し、そうでない場合に、対応付けが正当でな
い旨を示す判定結果を、読取装置4に返送するようにな
っている。
【0723】遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体に記録されて
いる遊技機情報に含まれている遊技機IDが示すパチン
コ遊技機から払い出された景品玉であって、遊技媒体計
数機3が発行した記録媒体に記録されている遊技機情報
に含まれている貸出機IDが示す遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機から払いされた景
品玉であることを意味しているので、遊技媒体計数機3
が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2とを対応付けが正当であるとい
うことは、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉を貸し出し
たパチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞として払い
出された景品玉との対応付けが正当であるということと
等価である。
【0724】そして、読取装置4は、正当性判定装置4
0から返送された判定結果を、読み取った記録内容と共
に出力するようになっている。
【0725】なお、本実施例においては、正当性判定装
置40は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが
示すパチンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の
単価を記憶するようにし、読み取った記録内容のうちの
遊技機情報に含まれている遊技機ID(すなわち、遊技
媒体計数機3が数量を計数した景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機の遊技機ID)に対応する単価を求め、求め
た単価を、判定結果と共に、遊技媒体計数機3に返送す
るようになっている。
【0726】そして、読取装置4は、正当性判定装置4
0から返送された単価をさらに出力するようになってい
る。
【0727】遊技媒体計数機3の動作の流れを示すフロ
ーチャートは、図38と同様である。
【0728】図46および図47は正当性判定装置40
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0729】図46に示す動作および図47に示す動作
は、正当性判定装置40の内部に設けられた処理装置が
プログラムを実行することで実現されるものであり、こ
れらの動作は、並行して行われるものである。
【0730】図46に示すように、正当性判定装置40
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ4601)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ4602)。
【0731】例えば、ステップ4602では、正当性判
定装置40は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0732】また、図47に示すように、正当性判定装
置40は、読取装置4から記録内容が送信されると(ス
テップ4701)、該記録内容のうちの遊技機情報に含
まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求める
(ステップ4702)。
【0733】例えば、ステップ4702では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0734】続いて、正当性判定装置40は、読取装置
4から送信された記録内容のうちの遊技機情報と一致す
る遊技機情報が、図46に示した動作によって記憶保持
されているか否かを判定する(ステップ4703)。
【0735】例えば、ステップ4703では、正当性判
定装置40は、読取装置4から送信された記録内容のう
ちの遊技機情報と、該遊技機情報に含まれている遊技機
IDと一致する遊技機IDに対応する領域に格納されて
いる遊技機情報とが一致しているか否かを判定する。
【0736】読取装置4から送信された記録内容のうち
の遊技機情報と一致する遊技機情報が記憶保持されてい
る場合は、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当である旨を示す判定結果を、読取装
置4に返送すると共に、ステップ4702で求めた単価
を読取装置4に返送し(ステップ4704)、そうでな
い場合は、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当でない旨を示す判定結果を、読取装
置4に返送すると共に、ステップ4702で求めた単価
を読取装置4に返送する(ステップ4705)。
【0737】図48は読取装置4の動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【0738】図48に示す動作は、読取装置4の内部に
設けられた処理装置がプログラムを実行することで実現
されるものである。
【0739】図48に示すように、読取装置4は、記録
内容を読み取るべき記録媒体が所定の位置に設置される
と(ステップ4801)、該記録媒体の記録内容を読み
取る読取処理を行う(ステップ4802)。なお、読取
処理の処理内容は、現在使用されている読取装置におけ
る読取処理の処理内容と同様であるので、説明を省略す
る。
【0740】続いて、読取装置4は、ステップ4802
の読取処理で読み取った記録内容を正当性判定装置40
に送信する(ステップ4803)。
【0741】正当性判定装置40からは、上述したよう
に、判定結果および単価が返送されてくるので、読取装
置4は、正当性判定装置40から判定結果および単価が
返送されると(ステップ4804)、返送された判定結
果および単価を、ステップ4802の読取処理で読み取
った記録内容と共に出力する(ステップ4805)。
【0742】なお、読取装置4は、ステップ4805に
おいて、正当性判定装置40から返送された判定結果が
正当でない旨を示している場合は、さらに、警報を発す
るようにすることができる。
【0743】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0744】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0745】さらに、本実施例によれば、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あるか否かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技
機から賞として払い出された景品玉とを対応付けが正当
であるか否かを判定することができる。
【0746】正当性判定装置40の判定結果は、読取装
置4に返送され、読取装置4によって出力されるので、
読取装置4が設置されている景品交換カウンターでは、
遊技場の担当者が、読取装置4が出力した判定結果が正
当である旨を示していない場合には、記録媒体を持参し
た遊技者から事情を聞くなどの対処を行うことができ、
遊技者の不正を防止することが可能となる。
【0747】なお、本実施例においては、正当性判定装
置40が、図47のステップ4702で、遊技機情報に
含まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求め
るようにしているが、遊技機情報に含まれている貸出機
IDに対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよ
い。
【0748】このようにした場合、正当性判定装置40
は、図14に示すように、貸出機IDと単価とを対応付
けて格納しているテーブルを参照することで、景品玉の
単価を求めるようにすることができる。
【0749】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0750】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0751】このようにした場合、正当性判定装置40
が図47のステップ4702で参照するテーブルを、図
16に示すように、タイプIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0752】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0753】このようにした場合、正当性判定装置40
が図47のステップ4702で参照するテーブルを、図
18に示すように、島IDと単価とを対応付けて格納し
ているテーブルであるようにすることができる。
【0754】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0755】このようにした場合、正当性判定装置40
が図47のステップ4702で参照するテーブルを、図
20に示すように、コースIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0756】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0757】このようにした場合、正当性判定装置40
が図47のステップ4702で参照するテーブルを、図
22に示すように、フロアIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0758】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0759】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0760】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0761】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0762】(実施例11)次に、本発明の第11の実
施例について説明する。
【0763】第11の実施例は、各種タイプのパチンコ
遊技機が設置されている遊技場に、図9に示した遊技管
理システムを採用した例である。
【0764】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0765】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0766】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0767】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0768】ただし、図55では示していないが、景品
交換カウンターには、遊技媒体計数機3が発行した記録
媒体を読み取るための読取装置4が設置されており、ま
た、例えば、景品交換カウンター内や遊技場の事務所等
の、遊技者に見えない場所に、正当性判定装置40が設
置されている。
【0769】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0770】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0771】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が正当性判定装置40である点が異なる。
【0772】上記第9の実施例では、遊技機情報が、遊
技機IDおよび貸出機IDからなるようにしているが、
本実施例では、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、該遊技機IDが示すパチンコ遊技機から
払い出された景品玉の数量を含むようにしている。
【0773】すなわち、本実施例において、遊技機情報
発信装置10のメモリ11は、図23に示すように、対
応するパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機ID
と、貸出機IDと、該パチンコ遊技機から払い出された
景品玉の数量である景品玉数とを記憶保持している。
【0774】なお、遊技機情報発信装置10が景品玉数
を取得するためには、対応するパチンコ遊技機が、賞と
して払い出した景品玉の数量を計数し、計数結果を遊技
機情報発信装置10に送信する必要があるが、その動作
については、後述する。
【0775】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0776】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0777】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、正当性判定装置40に
送信する。
【0778】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0779】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0780】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報を、計数結果と共に記録するようになっている。
【0781】また、読取装置4は、遊技媒体計数機3が
発行した記録媒体の記録内容を読み取って出力するもの
であるが、本実施例においては、読取装置4は、さら
に、読み取った記録内容を出力する前に、該記録内容を
正当性判定装置40に送信するようにしている。
【0782】そこで、正当性判定装置40は、読取装置
4から送信された記録内容のうちの遊技機情報に含まれ
ている遊技機IDについて、該遊技機IDが示すパチン
コ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置10
から遊技機情報が送信されており、かつ、該送信されて
いる遊技機情報に含まれている景品玉数と、読取装置4
から送信された記録内容のうちの計数結果との差が、所
定の範囲内である場合に、遊技媒体計数機3が数量を計
数した景品玉(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景
品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技
機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応
付けが正当である旨を示す判定結果を、読取装置4に返
送し、そうでない場合に、対応付けが正当でない旨を示
す判定結果を、読取装置4に返送するようになってい
る。
【0783】遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体に記録されて
いる遊技機情報に含まれている遊技機IDが示すパチン
コ遊技機から払い出された景品玉であって、遊技媒体計
数機3が発行した記録媒体に記録されている遊技機情報
に含まれている貸出機IDが示す遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機から払いされた景
品玉であることを意味しているので、遊技媒体計数機3
が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2とを対応付けが正当であるとい
うことは、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉を貸し出し
たパチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞として払い
出された景品玉との対応付けが正当であるということと
等価である。
【0784】そして、読取装置4は、正当性判定装置4
0から返送された判定結果を、読み取った記録内容と共
に出力するようになっている。
【0785】なお、本実施例においては、読取装置4
は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが示すパ
チンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の単価を
記憶するようにし、読み取った記録内容のうちの遊技機
情報に含まれている遊技機ID(すなわち、遊技媒体計
数機3が数量を計数した景品玉を払い出したパチンコ遊
技機の遊技機ID)に対応する単価を求め、求めた単価
をさらに出力するようになっている。
【0786】遊技媒体計数機3の動作の流れを示すフロ
ーチャートは、図38と同様である。
【0787】図49および図50は正当性判定装置40
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0788】図49に示す動作および図50に示す動作
は、正当性判定装置40の内部に設けられた処理装置が
プログラムを実行することで実現されるものであり、こ
れらの動作は、並行して行われるものである。
【0789】図49に示すように、正当性判定装置40
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ4901)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ4902)。なお、ここでは、図23
に示すように、遊技機情報には、遊技機IDおよび貸出
機IDに加えて、景品玉数が含まれている。
【0790】例えば、ステップ4902では、正当性判
定装置40は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0791】また、図50に示すように、正当性判定装
置40は、読取装置4から記録内容が送信されると(ス
テップ5001)、該記録内容のうちの遊技機情報と同
じ遊技機IDを含む遊技機情報が、図49に示した動作
によって記憶保持されているか否かを判定する(ステッ
プ5002)。
【0792】例えば、ステップ5002では、正当性判
定装置40は、読取装置4から送信された記録内容のう
ちの遊技機情報に含まれている遊技機IDと、該遊技機
IDと一致する遊技機IDに対応する領域に格納されて
いる遊技機情報に含まれている遊技機IDとが一致して
いるか否かを判定する。
【0793】読取装置4から送信された記録内容のうち
の遊技機情報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報が記憶
保持されている場合は、該遊技機情報を取得する(ステ
ップ5003)。
【0794】続いて、正当性判定装置40は、読取装置
4から送信された記録内容のうちの計数結果と、ステッ
プ5003で取得した遊技機情報に含まれている景品玉
数とを比較し(ステップ5004)、両者の差が所定の
範囲内である場合には、遊技媒体計数機3が数量を計数
した景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機お
よび該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒
体貸出機2との対応付けが正当である旨を示す判定結果
を、読取装置4に返送し(ステップ5005)、そうで
ない場合は、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチ
ンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2
との対応付けが正当でない旨を示す判定結果を、読取装
置4に返送する(ステップ5006)。
【0795】なお、読取装置4から送信された記録内容
のうちの遊技機情報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報
が記憶保持されていない場合も、遊技媒体計数機3が数
量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ
遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出し
た遊技媒体貸出機2との対応付けが正当でない旨を示す
判定結果を、読取装置4に返送する(ステップ500
6)。
【0796】また、遊技者が遊技の開始時に遊技媒体貸
出機2によって借り受けるパチンコ玉の数量は、一般
に、1,000円分以下であるので、正当性判定装置4
0が図50のステップ5004で比較する差の範囲は、
少なくとも、1,000円分のパチンコ玉の数量(1,0
00円÷4円=250個)より大きくすることが好まし
い。
【0797】読取装置4の動作の流れを示すフローチャ
ートは、図45と同様である。
【0798】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0799】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0800】さらに、本実施例によれば、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あるか否かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技
機から賞として払い出された景品玉とを対応付けが正当
であるか否かを判定することができる。
【0801】正当性判定装置40の判定結果は、読取装
置4に返送され、読取装置4によって出力されるので、
読取装置4が設置されている景品交換カウンターでは、
遊技場の担当者が、読取装置4が出力した判定結果が正
当である旨を示していない場合には、記録媒体を持参し
た遊技者から事情を聞くなどの対処を行うことができ、
遊技者の不正を防止することが可能となる。
【0802】なお、本実施例においては、読取装置4
が、図45のステップ4503で、遊技機情報に含まれ
ている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求めるよう
にしているが、遊技機情報に含まれている貸出機IDに
対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよい。
【0803】このようにした場合、読取装置4は、図1
4に示すように、貸出機IDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルを参照することで、景品玉の単価を求
めるようにすることができる。
【0804】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0805】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0806】このようにした場合、読取装置4が図45
のステップ4503で参照するテーブルを、図16に示
すように、タイプIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0807】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0808】このようにした場合、読取装置4が図45
のステップ4503で参照するテーブルを、図18に示
すように、島IDと単価とを対応付けて格納しているテ
ーブルであるようにすることができる。
【0809】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0810】このようにした場合、読取装置4が図45
のステップ4503で参照するテーブルを、図20に示
すように、コースIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0811】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0812】このようにした場合、読取装置4が図45
のステップ4503で参照するテーブルを、図22に示
すように、フロアIDと単価とを対応付けて格納してい
るテーブルであるようにすることができる。
【0813】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0814】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0815】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0816】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0817】(実施例12)次に、本発明の第12の実
施例について説明する。
【0818】第12の実施例は、各種タイプのパチンコ
遊技機が設置されている遊技場に、図9に示した遊技管
理システムを採用した例である。
【0819】本実施例に係る遊技場のレイアウトは、図
55および図56と同様である。
【0820】すなわち、遊技場においては、図55に示
すように、複数のパチンコ遊技機からなるパチンコ遊技
機群が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置され
たレイアウトとなっている。さらに、遊技場において
は、遊技者が遊技対象とするパチンコ遊技機に遊技媒体
であるパチンコ玉を貸し出すための複数の遊技媒体貸出
機2と、遊技者が遊技終了時に所持しているパチンコ玉
(実際には、パチンコ遊技機が所定の遊技状態となった
結果、パチンコ遊技機から賞として払い出された景品玉
である。)の数量を計数するための複数の遊技媒体計数
機3とが設置されている。
【0821】また、図56に示すように、各遊技機島1
においては、2つのパチンコ遊技機ごとに、これらのパ
チンコ遊技機が背中合わせに設置されるようになってお
り、2つの遊技機島1に各々併設されたパチンコ遊技機
群のうちの、互いに向い合うパチンコ遊技機群を、同じ
「コース」に属するパチンコ遊技機群と呼んでいる。
【0822】本実施例では、図55に示すように、1つ
のパチンコ遊技機に対して1つの遊技媒体貸出機2が設
置されるようになっている。
【0823】ただし、図55では示していないが、景品
交換カウンターには、遊技媒体計数機3が発行した記録
媒体を読み取るための読取装置4が設置されており、ま
た、例えば、景品交換カウンター内や遊技場の事務所等
の、遊技者に見えない場所に、正当性判定装置40が設
置されている。
【0824】なお、正当性判定装置40は、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置によって実現することが
できる。
【0825】さて、本実施例において、遊技機情報発信
装置10は、図4に示すように、複数のパチンコ遊技機
からなるパチンコ遊技機群を並設するための天板中の、
対応するパチンコ遊技機で使用される玉箱が置かれる部
位に設けられている。また、遊技機情報記憶装置20
は、図5に示すように、玉箱の底部に設けられている。
また、遊技機情報受信装置30は、図6に示すように、
遊技媒体計数機3中の、数量を計数すべき景品玉を収納
している玉箱が置かれる部位に設けられている。
【0826】なお、遊技機情報発信装置10,遊技機情
報記憶装置20,遊技機情報受信装置30の構成は、図
3に示す通りであるが、送信回路13の遊技機情報の送
信先が正当性判定装置40である点が異なる。
【0827】上記第10の実施例では、遊技機情報が、
遊技機IDおよび貸出機IDからなるようにしている
が、本実施例では、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、該遊技機IDが示すパチンコ遊技機
から払い出された景品玉の数量を含むようにしている。
【0828】すなわち、本実施例において、遊技機情報
発信装置10のメモリ11は、図23に示すように、対
応するパチンコ遊技機の遊技機情報として、遊技機ID
と、貸出機IDと、該パチンコ遊技機から払い出された
景品玉の数量である景品玉数とを記憶保持している。
【0829】なお、遊技機情報発信装置10が景品玉数
を取得するためには、対応するパチンコ遊技機が、賞と
して払い出した景品玉の数量を計数し、計数結果を遊技
機情報発信装置10に送信する必要があるが、その動作
については、後述する。
【0830】上述したように、遊技機情報発信装置10
は、発信回路14によって、遊技機情報記憶装置20の
電源を投入するための電源投入用の電磁波を発信してい
るので、遊技機情報発信装置10に対応するパチンコ遊
技機から払い出された景品玉を収納するために、玉箱が
図4に示す部位に置かれると、該玉箱に設けられた遊技
機情報記憶装置20は、電源回路24によって、遊技機
情報発信装置10の発信回路43から発信された電源投
入用の電磁波を受信し、受信した電磁波を電力に変換す
ることで、動作電源を作るので、その動作を開始する。
【0831】また、遊技機情報発信装置10は、送信器
12によって、メモリ11が記憶保持している遊技機情
報をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナ
ログ信号を電磁波に変調して送信するので、遊技機情報
記憶装置20は、動作を開始すると、受信器21によっ
て、遊技機情報発信装置の送信器12から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をA/D変換して遊技機情報を取得し、メモリ2
2によって、受信器21が取得した遊技機情報を記憶保
持する。
【0832】さらに、遊技機情報発信装置10は、送信
回路13によって、送信器12が電磁波として送信した
遊技機情報と同じ遊技機情報を、正当性判定装置40に
送信する。
【0833】一方、遊技機情報受信装置30は、発信回
路33によって、遊技機情報記憶装置20の電源を投入
するための電源投入用の電磁波を所定の範囲内に発信し
ているので、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数
するために、玉箱が図6に示す部位に置かれると、該玉
箱に設けられた遊技機情報記憶装置20は、電源回路2
4によって、遊技機情報発信装置10の発信回路14か
ら発信された電源投入用の電磁波を受信し、受信した電
磁波を電力に変換することで、動作電源を作るので、そ
の動作を開始する。
【0834】遊技機情報記憶装置20は、動作を開始す
ると、送信器23によって、メモリ22が記憶保持して
いる遊技機情報をアナログ信号にD/A変換し、D/A
変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信するの
で、遊技機情報受信装置30は、受信器31によって、
遊技機情報記憶装置20の送信器23から送信された電
磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナロ
グ信号をD/A変換して遊技機情報を取得し、出力回路
32によって、受信器31が取得した遊技機情報を遊技
媒体計数機3に出力する。
【0835】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されてい
る景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシート
または計数結果を記録したカード等の記録媒体を発行す
るものであるが、本実施例においては、遊技媒体計数機
3は、さらに、遊技機情報受信装置30が取得した遊技
機情報を、計数結果と共に記録するようになっている。
【0836】また、読取装置4は、遊技媒体計数機3が
発行した記録媒体の記録内容を読み取って出力するもの
であるが、本実施例においては、読取装置4は、さら
に、読み取った記録内容を出力する前に、該記録内容を
正当性判定装置40に送信するようにしている。
【0837】そこで、正当性判定装置40は、読取装置
4から送信された記録内容のうちの遊技機情報に含まれ
ている遊技機IDについて、該遊技機IDが示すパチン
コ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置10
から遊技機情報が送信されており、かつ、該送信されて
いる遊技機情報に含まれている景品玉数と、読取装置4
から送信された記録内容のうちの計数結果との差が、所
定の範囲内である場合に、遊技媒体計数機3が数量を計
数した景品玉(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景
品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技
機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応
付けが正当である旨を示す判定結果を、読取装置4に返
送し、そうでない場合に、対応付けが正当でない旨を示
す判定結果を、読取装置4に返送するようになってい
る。
【0838】遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
は、遊技媒体計数機3が発行した記録媒体に記録されて
いる遊技機情報に含まれている遊技機IDが示すパチン
コ遊技機から払い出された景品玉であって、遊技媒体計
数機3が発行した記録媒体に記録されている遊技機情報
に含まれている貸出機IDが示す遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機から払いされた景
品玉であることを意味しているので、遊技媒体計数機3
が数量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチ
ンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し
出した遊技媒体貸出機2とを対応付けが正当であるとい
うことは、各遊技媒体貸出機2がパチンコ玉を貸し出し
たパチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から賞として払い
出された景品玉との対応付けが正当であるということと
等価である。
【0839】そして、読取装置4は、正当性判定装置4
0から返送された判定結果を、読み取った記録内容と共
に出力するようになっている。
【0840】なお、本実施例においては、正当性判定装
置40は、さらに、遊技機IDごとに、該遊技機IDが
示すパチンコ遊技機から賞として払い出される景品玉の
単価を記憶するようにし、読取装置4から送信された記
録内容のうちの遊技機情報に含まれている遊技機ID
(すなわち、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
を払い出したパチンコ遊技機の遊技機ID)に対応する
単価を求め、求めた単価を、判定結果と共に、読取装置
4に返送するようになっている。
【0841】そして、読取装置4は、正当性判定装置4
0から返送された単価をさらに出力するようになってい
る。
【0842】遊技媒体計数機3の動作の流れを示すフロ
ーチャートは、図38と同様である。
【0843】図51および図52は正当性判定装置40
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0844】図51に示す動作および図52に示す動作
は、正当性判定装置40の内部に設けられた処理装置が
プログラムを実行することで実現されるものであり、こ
れらの動作は、並行して行われるものである。
【0845】図51に示すように、正当性判定装置40
は、遊技機情報発信装置10から遊技機情報が送信され
ると(ステップ5101)、該遊技機情報を記憶保持し
ておく(ステップ5102)。なお、ここでは、図23
に示すように、遊技機情報には、遊技機IDおよび貸出
機IDに加えて、景品玉数が含まれている。
【0846】例えば、ステップ5102では、正当性判
定装置40は、全てのパチンコ遊技機の遊技機IDごと
に、該パチンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報
発信装置10から送信された遊技機情報を格納するため
の領域を有するようにし、遊技機情報発信装置10から
送信された遊技機情報を、該遊技機情報に含まれている
遊技機IDと一致する領域に格納するようにする。
【0847】また、図52に示すように、正当性判定装
置40は、読取装置4から記録内容が送信されると(ス
テップ5201)、該記録内容のうちの遊技機情報に含
まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求める
(ステップ5202)。
【0848】例えば、ステップ5202では、図13に
示すように、遊技機IDと単価とを対応付けて格納して
いるテーブルを参照することで、景品玉の単価を求める
ようにすることができる。
【0849】続いて、正当性判定装置40は、読取装置
4から送信された記録内容のうちの遊技機情報と同じ遊
技機IDを含む遊技機情報が、図51に示した動作によ
って記憶保持されているか否かを判定する(ステップ5
203)。
【0850】例えば、ステップ5203では、正当性判
定装置40は、読取装置4から送信された記録内容のう
ちの遊技機情報に含まれている遊技機IDと、該遊技機
IDと一致する遊技機IDに対応する領域に格納されて
いる遊技機情報に含まれている遊技機IDとが一致して
いるか否かを判定する。
【0851】読取装置4から送信された記録内容のうち
の遊技機情報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報が記憶
保持されている場合は、該遊技機情報を取得する(ステ
ップ5204)。
【0852】続いて、正当性判定装置40は、読取装置
4から送信された記録内容のうちの計数結果と、ステッ
プ5204で取得した遊技機情報に含まれている景品玉
数とを比較し(ステップ5205)、両者の差が所定の
範囲内である場合には、遊技媒体計数機3が数量を計数
した景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機お
よび該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒
体貸出機2との対応付けが正当である旨を示す判定結果
を、読取装置4に返送すると共に、ステップ5202で
求めた単価を読取装置4に返送し(ステップ520
6)、そうでない場合は、遊技媒体計数機3が数量を計
数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ遊技機
および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技
媒体貸出機2との対応付けが正当でない旨を示す判定結
果を、読取装置4に返送すると共に、ステップ5202
で求めた単価を読取装置4に返送する(ステップ520
7)。
【0853】なお、読取装置4から送信された記録内容
のうちの遊技機情報と同じ遊技機IDを含む遊技機情報
が記憶保持されていない場合も、遊技媒体計数機3が数
量を計数した景品玉と、該景品玉を払い出したパチンコ
遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ玉を貸し出し
た遊技媒体貸出機2との対応付けが正当でない旨を示す
判定結果を、読取装置4に返送すると共に、ステップ5
202で求めた単価を読取装置4に返送する(ステップ
5207)。
【0854】また、遊技者が遊技の開始時に遊技媒体貸
出機2によって借り受けるパチンコ玉の数量は、一般
に、1,000円分以下であるので、正当性判定装置4
0が図52のステップ5205で比較する差の範囲は、
少なくとも、1,000円分のパチンコ玉の数量(1,0
00円÷4円=250個)より大きくすることが好まし
い。
【0855】図53は読取装置4の動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【0856】図53に示す動作は、読取装置4の内部に
設けられた処理装置がプログラムを実行することで実現
されるものである。
【0857】図53に示すように、読取装置4は、記録
内容を読み取るべき記録媒体が所定の位置に設置される
と(ステップ5301)、該記録媒体の記録内容を読み
取る読取処理を行う(ステップ5302)。なお、読取
処理の処理内容は、現在使用されている読取装置におけ
る読取処理の処理内容と同様であるので、説明を省略す
る。
【0858】続いて、読取装置4は、ステップ5302
の読取処理で読み取った記録内容を正当性判定装置40
に送信する(ステップ5303)。
【0859】正当性判定装置40からは、上述したよう
に、判定結果および単価が返送されてくるので、読取装
置4は、正当性判定装置40から判定結果および単価が
返送されると(ステップ5304)、返送された判定結
果および単価を、ステップ5302の読取処理で読み取
った記録内容と共に出力する(ステップ5305)。
【0860】なお、読取装置4は、ステップ5305に
おいて、正当性判定装置40から返送された判定結果が
正当でない旨を示している場合は、さらに、警報を発す
るようにすることができる。
【0861】本実施例によれば、玉箱が使用されるパチ
ンコ遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置1
0が電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報を、
該玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶装置20に
記憶保持することで、玉箱に収納されている景品玉に、
該景品玉を払い出したパチンコ遊技機および該パチンコ
遊技機にパチンコ玉を貸し出した遊技媒体貸出機2を対
応付けることができる。
【0862】従って、図13に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0863】さらに、本実施例によれば、正当性判定装
置40が、遊技媒体計数機3が数量を計数した景品玉
(玉箱に収納されていた景品玉)と、該景品玉を払い出
したパチンコ遊技機および該パチンコ遊技機にパチンコ
玉を貸し出した遊技媒体貸出機2との対応付けが正当で
あるか否かを判定することで、各遊技媒体貸出機2がパ
チンコ玉を貸し出したパチンコ遊技機と該パチンコ遊技
機から賞として払い出された景品玉とを対応付けが正当
であるか否かを判定することができる。
【0864】正当性判定装置40の判定結果は、読取装
置4に返送され、読取装置4によって出力されるので、
読取装置4が設置されている景品交換カウンターでは、
遊技場の担当者が、読取装置4が出力した判定結果が正
当である旨を示していない場合には、記録媒体を持参し
た遊技者から事情を聞くなどの対処を行うことができ、
遊技者の不正を防止することが可能となる。
【0865】なお、本実施例においては、正当性判定装
置40が、図52のステップ5202で、遊技機情報に
含まれている遊技機IDに対応する景品玉の単価を求め
るようにしているが、遊技機情報に含まれている貸出機
IDに対応する景品玉の単価を求めるようにしてもよ
い。
【0866】このようにした場合、読取装置4は、図1
4に示すように、貸出機IDと単価とを対応付けて格納
しているテーブルを参照することで、景品玉の単価を求
めるようにすることができる。
【0867】そこで、図14に示したテーブルに格納さ
れる単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備え
るようにすれば、遊技場側は、交換時の遊技媒体の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0868】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、各タイプに固有に割り当てられたタイプ
IDを含むようにすることができる。すなわち、遊技機
情報発信装置10のメモリ11が、図15に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、タイプID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0869】このようにした場合、正当性判定装置40
が図52のステップ5202で参照するテーブルを、図
16に示すように、タイプIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0870】また、図55に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、遊技機島1に固有に割り当てられた島I
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図17に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、島IDを記憶保
持しているようにすることができる。
【0871】このようにした場合、正当性判定装置40
が図52のステップ5202で参照するテーブルを、図
18に示すように、島IDと単価とを対応付けて格納し
ているテーブルであるようにすることができる。
【0872】また、図56に示した遊技場におけるレイ
アウトを考えると、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸出機
IDに加えて、コースに固有に割り当てられたコースI
Dを含むようにすることができる。すなわち、遊技機情
報発信装置10のメモリ11が、図19に示すように、
遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、コースIDを記
憶保持しているようにすることができる。
【0873】このようにした場合、正当性判定装置40
が図52のステップ5202で参照するテーブルを、図
20に示すように、コースIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0874】また、複数のフロアに渡って営業している
遊技場が多いことから、本実施例においても、上記第1
の実施例と同様に、遊技機情報が、遊技機IDおよび貸
出機IDに加えて、フロアに固有に割り当てられたフロ
アIDを含むようにすることができる。すなわち、遊技
機情報発信装置10のメモリ11が、図21に示すよう
に、遊技機IDおよび貸出機IDに加えて、フロアID
を記憶保持しているようにすることができる。
【0875】このようにした場合、正当性判定装置40
が図52のステップ5202で参照するテーブルを、図
22に示すように、フロアIDと単価とを対応付けて格
納しているテーブルであるようにすることができる。
【0876】また、上述したように、遊技者は、遊技開
始時に、パチンコ玉を借り受けるために、遊技媒体貸出
機2に現金またはプリペイドカードを投入して所望の金
額を指定するので、遊技媒体貸出機2は、指定された金
額を所定の金額(4円)で割ることで、貸し出すべきパ
チンコ玉の数量を求めるようになっている。
【0877】本実施例でも、さらに、上記第1の実施例
と同様に、遊技媒体貸出機2が、対応するパチンコ遊技
機群に属するパチンコ遊技機に貸し出すパチンコ玉の単
価を記憶するようにすることができる。
【0878】このようにした場合、遊技媒体貸出機2
は、遊技者が現金またはプリペイドカードを投入して所
望の金額を指定すると、指定された金額を、記憶してい
る単価で割ることで、貸し出すべきパチンコ玉の数量を
求め、求めた数量のパチンコ玉を貸し出すようになる。
【0879】そこで、遊技媒体貸出機2が記憶している
単価に、任意の金額を設定する単価設定装置を備えるよ
うにすれば、遊技場側は、貸出時のパチンコ玉の単価
を、極め細かい金額に設定することができるようにな
る。
【0880】さて、次に、上記第2の実施例,上記第5
の実施例,上記第6の実施例,上記第8の実施例,上記
第11の実施例,上記第12の実施例において必要とな
る、パチンコ遊技機が、払い出した景品玉の数量を計数
し、計数結果である景品玉数を、対応する遊技機情報発
信装置10に送信する動作について、現在主流となって
いるタイプのパチンコ遊技機を例にして簡単に説明す
る。
【0881】現在主流となっているパチンコ遊技機の正
面図は、図57に示した通りである。
【0882】図54はパチンコ遊技機の内部に設けられ
た制御装置の構成図である。
【0883】制御装置は、パチンコ遊技機の動作を実現
するための制御を行うものであり、遊技盤50の裏側で
あるパチンコ遊技機の内部に設けられている。
【0884】図54において、80は制御装置、81は
入賞部制御装置、82は特定入賞部制御装置、83は変
動入賞部制御装置、84は遊技状態提供部制御装置、8
5は景品玉払出装置、86は景品玉数送信装置である。
【0885】入賞部制御装置81は、入賞部52にパチ
ンコ玉が入ったことを検知すると、その旨を示す入賞信
号を、景品玉払出装置85に出力する。
【0886】また、特定入賞部制御装置82は、特定入
賞部53にパチンコ玉が入ったことを検知すると、その
旨を示す特定入賞信号を、景品玉払出装置85および遊
技状態提供部制御装置84に出力する。
【0887】また、遊技状態提供部制御装置84は、特
定入賞部制御装置82から特定入賞信号が出力された場
合に、複数種類の遊技状態のうちから、遊技状態提供部
56が提供すべき遊技状態を決定し、決定した遊技状態
を提供するよう、遊技状態提供部56の動作を制御す
る。
【0888】また、変動入賞部制御装置83は、遊技状
態提供部制御装置84が決定した遊技状態が所定の遊技
状態である場合に、遊技状態提供部56が該所定の遊技
状態を提供した後に、所定の回数(例えば、16回)だ
け、開放状態に移行するよう、変動入賞部54の動作を
制御すると共に、変動入賞部54が開放状態に移行して
いる間に、変動入賞部54にパチンコ玉が入ったことを
検知すると、その旨を示す変動入賞信号を、景品玉払出
装置85に出力する。
【0889】なお、変動入賞部制御装置83は、さら
に、変動入賞部54が開放状態に移行している間に、所
定の数量(例えば、10個)のパチンコ玉が変動入賞部
54に入るかまたは所定の時間(例えば、30秒)が経
過すると、閉鎖状態に移行するよう、変動入賞部54の
動作を制御するようになっている。
【0890】また、景品玉払出装置85は、入賞部制御
装置81から入賞信号が出力された場合、および、特定
入賞部制御装置82から特定入賞信号が出力された場合
に、所定の個数(例えば、7個)の景品玉を受皿70に
払い出すと共に、変動入賞部制御装置83から変動入賞
信号が出力された場合に、所定の個数(例えば、15
個)の景品玉を受皿70に払い出すものである。
【0891】なお、景品玉払出装置85は、さらに、受
皿70に払い出した景品玉の数量を計数し、計数結果で
ある景品玉数を、景品玉数送信装置86に出力するよう
になっている。
【0892】また、景品玉数送信装置86は、景品玉払
出装置85から出力された景品玉数を、遊技機情報発信
装置10に送信するようになっている。
【0893】なお、発射ハンドル60から発射されたパ
チンコ玉の数を計数し、計数結果である発射玉数を、景
品玉送信装置86に出力する発射玉数計数装置を、制御
装置80がさらに備えるようにしてもよく、このように
した場合は、景品玉送信装置86は、景品玉払出装置8
5から出力された計数結果である景品玉数から、発射玉
数計数装置から出力された発射玉数を減算した結果を、
遊技機情報発信装置10に送信するようにしてもよい。
【0894】なお、上記第1の実施例〜上記第12の実
施例は、各種タイプのパチンコ遊技機が設置されている
遊技場に、本発明の遊技管理システムを採用した例であ
るが、スロットマシン等のパチンコ遊技機以外の各種遊
技機が設定されている遊技場に採用する場合には、遊技
機の種類を遊技機情報として利用することもできる。
【0895】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つ以上の遊技機からなる複数の遊技機群ごとに設けら
れ、対応する遊技機群に属する遊技機に遊技媒体を貸し
出す複数の遊技媒体貸出機について、各遊技媒体貸出機
が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として
払い出された遊技媒体とを対応付けると共に、対応付け
た時点より後の時点で、対応付けが正当であるか否かを
判定することが可能となる。
【0896】従って、玉箱に収納されている遊技媒体が
各種景品と交換される際の該遊技媒体の単価を、遊技機
に応じて異なる金額に設定することが可能となると共
に、遊技者の不正を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技管理システムの第1の実施形態の
概念図。
【図2】遊技機情報発信装置,遊技機情報記憶装置,遊
技機情報受信装置の構成例を示すブロック図。
【図3】遊技機情報発信装置,遊技機情報記憶装置,遊
技機情報受信装置の別の構成例を示すブロック図。
【図4】遊技機情報記憶装置の設置例を示す説明図。
【図5】遊技機情報発信装置の設置例を示す説明図。
【図6】遊技機情報受信装置の設置例を示す説明図。
【図7】本発明の遊技管理システムの第2の実施形態の
概念図。
【図8】本発明の遊技管理システムの第3の実施形態の
概念図。
【図9】本発明の遊技管理システムの第4の実施形態の
概念図。
【図10】第1の実施例における遊技機情報発信装置の
記憶保持内容を示す説明図。
【図11】第1の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図12】第1の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図13】第1の実施例における遊技媒体計数機が参照
するテーブルの内容を示す説明図。
【図14】第1の実施例における遊技媒体計数機が参照
する別のテーブルの内容を示す説明図。
【図15】第1の実施例における遊技機情報発信装置の
別の記憶保持内容を示す説明図。
【図16】第1の実施例における遊技媒体計数機が参照
する別のテーブルの内容を示す説明図。
【図17】第1の実施例における遊技機情報発信装置の
別の記憶保持内容を示す説明図。
【図18】第1の実施例における遊技媒体計数機が参照
する別のテーブルの内容を示す説明図。
【図19】第1の実施例における遊技機情報発信装置の
別の記憶保持内容を示す説明図。
【図20】第1の実施例における遊技媒体計数機が参照
する別のテーブルの内容を示す説明図。
【図21】第1の実施例における遊技機情報発信装置の
別の記憶保持内容を示す説明図。
【図22】第1の実施例における遊技媒体計数機が参照
する別のテーブルの内容を示す説明図。
【図23】第2の実施例における遊技機情報発信装置の
記憶保持内容を示す説明図。
【図24】第2の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図25】第2の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図26】第3の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図27】第3の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図28】第3の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図29】第4の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図30】第4の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図31】第4の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図32】第5の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図33】第5の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図34】第5の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図35】第6の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図36】第6の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図37】第6の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図38】第7の実施例における遊技媒体計数機の動作
の流れを示すフローチャート。
【図39】第7の実施例における読取装置の動作の流れ
を示すフローチャート。
【図40】第7の実施例における読取装置の動作の流れ
を示すフローチャート。
【図41】第8の実施例における読取装置の動作の流れ
を示すフローチャート。
【図42】第8の実施例における読取装置の動作の流れ
を示すフローチャート。
【図43】第9の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図44】第9の実施例における正当性判定装置の動作
の流れを示すフローチャート。
【図45】第9の実施例における読取装置の動作の流れ
を示すフローチャート。
【図46】第10の実施例における正当性判定装置の動
作の流れを示すフローチャート。
【図47】第10の実施例における正当性判定装置の動
作の流れを示すフローチャート。
【図48】第10の実施例における読取装置の動作の流
れを示すフローチャート。
【図49】第11の実施例における正当性判定装置の動
作の流れを示すフローチャート。
【図50】第11の実施例における正当性判定装置の動
作の流れを示すフローチャート。
【図51】第12の実施例における正当性判定装置の動
作の流れを示すフローチャート。
【図52】第12の実施例における正当性判定装置の動
作の流れを示すフローチャート。
【図53】第12の実施例における読取装置の動作の流
れを示すフローチャート。
【図54】パチンコ遊技機の内部に設けられた制御装置
の構成図。
【図55】遊技場のレイアウトを示す説明図。
【図56】遊技場のレイアウトを示す説明図。
【図57】現在主流となっているパチンコ遊技機の正面
図。
【符号の説明】
1…遊技機島、2…遊技媒体貸出機、3…遊技媒体計数
機、4…読取装置、10…遊技機情報発信装置、20…
遊技機情報記憶装置、30…遊技機情報受信装置、40
…正当性判定装置、11,22…メモリ、12,23…
送信器、13…送信回路、14,33…発信回路、2
1,31…受信器、24…電源回路、32…出力回路、
50…遊技盤、60…発射ハンドル、70…受皿、51
…ガイドレール、52…入賞部、53…特定入賞部、5
4…変動入賞部、55…アウト玉排出部、56…遊技状
態提供部、80…制御装置、81…入賞部制御装置、8
2…特定入賞部制御装置、83…変動入賞部制御装置、
84…遊技状態提供部制御装置、85…景品玉払出装
置、86…景品玉数送信装置。
【手続補正書】
【提出日】平成14年12月17日(2002.12.
17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の遊技状態が実現された場合に所定の
    数量の遊技媒体を賞として払い出す複数の遊技機と、1
    つ以上の遊技機からなる複数の遊技機群ごとに設けら
    れ、対応する遊技機群に属する遊技機に遊技媒体を貸し
    出す複数の遊技媒体貸出機とを設置した遊技場に適用さ
    れる遊技管理システムであって、 上記複数の遊技機ごとに設けられ、対応する遊技機の識
    別子(以下、遊技機IDと称す。)と、該遊技機が属す
    る遊技機群に対応する遊技媒体貸出機の識別子(以下、
    貸出機IDと称す。)とを含む遊技機情報を示す信号を
    電磁波に乗せて発信する複数の遊技機情報発信装置と、 上記複数の遊技機の各々から賞として払い出された遊技
    媒体を収納するための複数の箱(以下、玉箱と称す。)
    ごとに設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対
    応して設けられた遊技機情報発信装置から発信された電
    磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す
    遊技機情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持し
    ている遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信する
    複数の遊技機情報記憶装置と、 上記玉箱に収納されている遊技媒体の数量を計数する遊
    技媒体計数機に設けられ、数量を計数すべき遊技媒体を
    収納している玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶
    装置から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に
    乗っている信号が示す遊技機情報を取得する遊技機情報
    受信装置とを備え、 上記複数の遊技機情報発信装置は、各々、 電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報と同じ遊
    技機情報を、上記遊技媒体計数機に送信し、 上記遊技媒体計数機は、 上記遊技機情報受信装置が取得した遊技機情報と、該遊
    技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技機に対応
    して設けられた遊技機情報発信装置から送信された遊技
    機情報とを照合することで、各遊技媒体貸出機が遊技媒
    体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出さ
    れた遊技媒体との対応付けが正当であるか否かを判定す
    ることを特徴とする遊技管理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遊技管理システムにおい
    て、 上記遊技機情報には、 該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技機か
    ら賞として払い出された遊技媒体の数量が含まれてお
    り、 上記遊技媒体計数機は、 上記遊技機情報受信装置が取得した遊技機情報に含まれ
    ている遊技機IDについて、該遊技機IDが示す遊技機
    に対応して設けられた遊技機情報発信装置から送信され
    た遊技機情報に含まれている遊技媒体の数量と、自身の
    計数結果とを比較し、両者の差が所定の範囲内である場
    合に、対応付けが正当であると判定することを特徴とす
    る遊技管理システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の遊技管理システム
    において、 上記遊技媒体計数機は、 対応付けが正当であると判定した場合に、上記遊技機情
    報受信装置が取得した遊技機情報と、自身の計数結果と
    を記録した記録媒体を発行し、 対応付けが正当でないと判定した場合に、上記遊技機情
    報受信装置が取得した遊技機情報と、自身の計数結果
    と、所定の記号とを記録した記録媒体を発行することを
    特徴とする遊技管理システム。
  4. 【請求項4】所定の遊技状態が実現された場合に所定の
    数量の遊技媒体を賞として払い出す複数の遊技機と、1
    つ以上の遊技機からなる複数の遊技機群ごとに設けら
    れ、対応する遊技機群に属する遊技機に遊技媒体を貸し
    出す複数の遊技媒体貸出機とを設置した遊技場に適用さ
    れる遊技管理システムであって、 上記複数の遊技機ごとに設けられ、対応する遊技機の識
    別子(以下、遊技機IDと称す。)と、該遊技機が属す
    る遊技機群に対応する遊技媒体貸出機の識別子(以下、
    貸出機IDと称す。)とを含む遊技機情報を示す信号を
    電磁波に乗せて発信する複数の遊技機情報発信装置と、 上記複数の遊技機の各々から賞として払い出された遊技
    媒体を収納するための複数の箱(以下、玉箱と称す。)
    ごとに設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対
    応して設けられた遊技機情報発信装置から発信された電
    磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す
    遊技機情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持し
    ている遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信する
    複数の遊技機情報記憶装置と、 上記玉箱に収納されている遊技媒体の数量を計数する遊
    技媒体計数機に設けられ、数量を計数すべき遊技媒体を
    収納している玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶
    装置から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に
    乗っている信号が示す遊技機情報を取得する遊技機情報
    受信装置と、 上記複数の遊技機情報発信装置の各々、および、上記遊
    技媒体計数機に接続され、各遊技媒体貸出機が遊技媒体
    を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出され
    た遊技媒体との対応付けが正当であるか否かを判定する
    正当性判定装置とを備え、 上記複数の遊技機情報発信装置は、各々、 電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報と同じ遊
    技機情報を、上記正当性判定装置に送信し、 上記遊技媒体計数機は、 上記遊技機情報受信装置が取得した遊技機情報を、上記
    正当性判定装置に送信し、 上記正当性判定装置は、 上記遊技媒体計数機から送信された遊技機情報と、該遊
    技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技機に対応
    して設けられた遊技機情報発信装置から送信された遊技
    機情報とを照合することで、各遊技媒体貸出機が遊技媒
    体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出さ
    れた遊技媒体との対応付けが正当であるか否かを判定す
    ることを特徴とする遊技管理システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の遊技管理システムにおい
    て、 上記遊技機情報には、 該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技機か
    ら賞として払い出された遊技媒体の数量が含まれてお
    り、 上記遊技媒体計数機は、 自身の計数結果を上記正当性判定装置に送信し、 上記正当性判定装置は、 上記遊技媒体計数機から送信された遊技機情報に含まれ
    ている遊技機IDについて、該遊技機IDが示す遊技機
    に対応して設けられた遊技機情報発信装置から送信され
    た遊技機情報に含まれている遊技媒体の数量と、上記遊
    技媒体計数機から送信された計数結果とを比較し、両者
    の差が所定の範囲内である場合に、対応付けが正当であ
    ると判定することを特徴とする遊技管理システム。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の遊技管理システム
    において、 上記正当性判定装置は、 判定結果を上記遊技媒体計数機に送信し、 上記遊技媒体計数機は、 上記正当性判定装置から送信された判定結果が正当であ
    る旨を示している場合に、上記遊技機情報受信装置が取
    得した遊技機情報と、自身の計数結果とを記録した記録
    媒体を発行し、 上記正当性判定装置から送信された判定結果が正当でな
    い旨を示している場合に、上記遊技機情報受信装置が取
    得した遊技機情報と、自身の計数結果と、所定の記号と
    を記録した記録媒体を発行することを特徴とする遊技管
    理システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載の遊技管理システムにおい
    て、 上記正当性判定装置は、 上記遊技機IDごとに、該遊技機IDが示す遊技機から
    賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶しており、 上記遊技媒体計数機から送信された遊技機情報に含まれ
    ている遊技機IDに対応する単価を求め、求めた単価を
    上記遊技媒体計数機に送信し、 上記遊技媒体計数機は、 上記正当性判定装置から送信された単価を、発行する記
    録媒体に記録することを特徴とする遊技管理システム。
  8. 【請求項8】請求項6記載の遊技管理システムにおい
    て、 上記正当性判定装置は、 上記貸出機IDごとに、該貸出機IDが示す遊技媒体貸
    出機が遊技媒体を貸し出す遊技機から賞として払い出さ
    れる遊技媒体の単価を記憶しており、 上記遊技媒体計数機から送信された遊技機情報に含まれ
    ている貸出機IDに対応する単価を求め、求めた単価を
    上記遊技媒体計数機に送信し、 上記遊技媒体計数機は、 上記正当性判定装置から送信された単価を、発行する記
    録媒体に記録することを特徴とする遊技管理システム。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の遊技管理システム
    において、 上記正当性判定装置が記憶している単価に、任意の金額
    を設定する単価設定装置を備えたことを特徴とする遊技
    管理システム。
  10. 【請求項10】請求項3または6記載の遊技管理システ
    ムにおいて、 上記遊技媒体計数機は、 上記遊技機IDごとに、該遊技機IDが示す遊技機から
    賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶しており、 上記遊技機情報受信装置が取得した遊技機情報に含まれ
    ている遊技機IDに対応する単価を求め、求めた単価
    を、発行する記録媒体に記録することを特徴とする遊技
    管理システム。
  11. 【請求項11】請求項3または6記載の遊技管理システ
    ムにおいて、 上記遊技媒体計数機は、 上記貸出機IDごとに、該貸出機IDが示す遊技媒体貸
    出機が遊技媒体を貸し出す遊技機から賞として払い出さ
    れる遊技媒体の単価を記憶しており、 上記遊技機情報受信装置が取得した遊技機情報に含まれ
    ている貸出機IDに対応する単価を求め、求めた単価
    を、発行する記録媒体に記録することを特徴とする遊技
    管理システム。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載の遊技管理シ
    ステムにおいて、 上記遊技媒体計数機が記憶している単価に、任意の金額
    を設定する単価設定装置を備えたことを特徴とする遊技
    管理システム。
  13. 【請求項13】所定の遊技状態が実現された場合に所定
    の数量の遊技媒体を賞として払い出す複数の遊技機と、
    1つ以上の遊技機からなる複数の遊技機群ごとに設けら
    れ、対応する遊技機群に属する遊技機に遊技媒体を貸し
    出す複数の遊技媒体貸出機とを設置した遊技場に適用さ
    れる遊技管理システムであって、 上記複数の遊技機ごとに設けられ、対応する遊技機の識
    別子(以下、遊技機IDと称す。)と、該遊技機が属す
    る遊技機群に対応する遊技媒体貸出機の識別子(以下、
    貸出機IDと称す。)とを含む遊技機情報を示す信号を
    電磁波に乗せて発信する複数の遊技機情報発信装置と、 上記複数の遊技機の各々から賞として払い出された遊技
    媒体を収納するための複数の箱(以下、玉箱と称す。)
    ごとに設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対
    応して設けられた遊技機情報発信装置から発信された電
    磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す
    遊技機情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持し
    ている遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信する
    複数の遊技機情報記憶装置と、 上記玉箱に収納されている遊技媒体の数量を計数する遊
    技媒体計数機に設けられ、数量を計数すべき遊技媒体を
    収納している玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶
    装置から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に
    乗っている信号が示す遊技機情報を取得する遊技機情報
    受信装置とを備え、 上記遊技媒体計数機は、 上記遊技機情報受信装置が取得した遊技機情報と、自身
    の計数結果とを記録した記録媒体を発行し、 上記複数の遊技機情報発信装置は、各々、 電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報と同じ遊
    技機情報を、上記遊技媒体計数機が発行した記録媒体の
    記録内容を読み取る読取装置に送信し、 上記読取装置は、 読み取った記録内容のうちの遊技機情報と、該遊技機情
    報に含まれている遊技機IDが示す遊技機に対応して設
    けられた遊技機情報発信装置から送信された遊技機情報
    とを照合することで、各遊技媒体貸出機が遊技媒体を貸
    し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出された遊
    技媒体との対応付けが正当であるか否かを判定し、判定
    結果と読み取った記録内容とを出力することを特徴とす
    る遊技管理システム。
  14. 【請求項14】請求項13記載の遊技管理システムにお
    いて、 上記遊技機情報には、 該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技機か
    ら賞として払い出された遊技媒体の数量が含まれてお
    り、 上記読取装置は、 読み取った記録内容のうちの遊技機情報に含まれている
    遊技機IDについて、該遊技機IDが示す遊技機に対応
    して設けられた遊技機情報発信装置から送信された遊技
    機情報に含まれている遊技媒体の数量と、読み取った記
    録内容のうちの計数結果とを比較し、両者の差が所定の
    範囲内である場合に、対応付けが正当であると判定する
    ことを特徴とする遊技管理システム。
  15. 【請求項15】所定の遊技状態が実現された場合に所定
    の数量の遊技媒体を賞として払い出す複数の遊技機と、
    1つ以上の遊技機からなる複数の遊技機群ごとに設けら
    れ、対応する遊技機群に属する遊技機に遊技媒体を貸し
    出す複数の遊技媒体貸出機とを設置した遊技場に適用さ
    れる遊技管理システムであって、 上記複数の遊技機ごとに設けられ、対応する遊技機の識
    別子(以下、遊技機IDと称す。)と、該遊技機が属す
    る遊技機群に対応する遊技媒体貸出機の識別子(以下、
    貸出機IDと称す。)とを含む遊技機情報を示す信号を
    電磁波に乗せて発信する複数の遊技機情報発信装置と、 上記複数の遊技機の各々から賞として払い出された遊技
    媒体を収納するための複数の箱(以下、玉箱と称す。)
    ごとに設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対
    応して設けられた遊技機情報発信装置から発信された電
    磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す
    遊技機情報を取得して記憶保持すると共に、記憶保持し
    ている遊技機情報を示す信号を電磁波に乗せて発信する
    複数の遊技機情報記憶装置と、 上記玉箱に収納されている遊技媒体の数量を計数する遊
    技媒体計数機に設けられ、数量を計数すべき遊技媒体を
    収納している玉箱に対応して設けられた遊技機情報記憶
    装置から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に
    乗っている信号が示す遊技機情報を取得する遊技機情報
    受信装置とを備え、 上記遊技媒体計数機は、 上記遊技機情報受信装置が取得した遊技機情報と、自身
    の計数結果とを記録した記録媒体を発行し、 上記複数の遊技機情報発信装置の各々、および、上記遊
    技媒体計数機が発行した記録媒体の記録内容を読み取る
    読取装置に接続され、各遊技媒体貸出機が遊技媒体を貸
    し出した遊技機と該遊技機から賞として払い出された遊
    技媒体との対応付けが正当であるか否かを判定する正当
    性判定装置を備え、 上記複数の遊技機情報発信装置は、各々、 電磁波に乗せて発信した信号が示す遊技機情報と同じ遊
    技機情報を、上記正当性判定装置に送信し、 上記読取装置は、 読み取った記録内容を上記正当性判定装置に送信し、 上記正当性判定装置は、 上記読取装置から送信された記録内容のうちの遊技機情
    報と、該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊
    技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置から送信
    された遊技機情報とを照合することで、各遊技媒体貸出
    機が遊技媒体を貸し出した遊技機と該遊技機から賞とし
    て払い出された遊技媒体との対応付けが正当であるか否
    かを判定することを特徴とする遊技管理システム。
  16. 【請求項16】請求項15記載の遊技管理システムにお
    いて、 上記遊技機情報には、 該遊技機情報に含まれている遊技機IDが示す遊技機か
    ら賞として払い出された遊技媒体の数量が含まれてお
    り、 上記正当性判定装置は、 上記読取装置から送信された記録内容のうちの遊技機情
    報に含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDが
    示す遊技機に対応して設けられた遊技機情報発信装置か
    ら送信された遊技機情報に含まれている遊技媒体の数量
    と、上記読取装置から送信された記録内容のうちの計数
    結果とを比較し、両者の差が所定の範囲内である場合
    に、対応付けが正当であると判定することを特徴とする
    遊技管理システム。
  17. 【請求項17】請求項15または16記載の遊技管理シ
    ステムにおいて、 上記正当性判定装置は、 判定結果を上記読取装置に送信し、 上記読取装置は、 上記正当性判定装置から送信された判定結果と、読み取
    った記録内容とを出力することを特徴とする遊技管理シ
    ステム。
  18. 【請求項18】請求項17記載の遊技管理システムにお
    いて、 上記正当性判定装置は、 上記遊技機IDごとに、該遊技機IDが示す遊技機から
    賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶しており、 上記読取装置から送信された記録内容のうちの遊技機情
    報に含まれている遊技機IDについて、該遊技機IDに
    対応する単価を求め、求めた単価を上記読取装置に送信
    し、 上記読取装置は、上記正当性判定装置から送信された単
    価を出力することを特徴とする遊技管理システム。
  19. 【請求項19】請求項17記載の遊技管理システムにお
    いて、 上記正当性判定装置は、 上記貸出機IDごとに、該貸出機IDが示す遊技媒体貸
    出機が遊技媒体を貸し出す遊技機から賞として払い出さ
    れる遊技媒体の単価を記憶しており、 上記読取装置から送信された記録内容のうちの遊技機情
    報に含まれている貸出機IDについて、該貸出機IDに
    対応する単価を求め、求めた単価を上記読取装置に送信
    し、 上記読取装置は、 上記正当性判定装置から送信された単価を出力すること
    を特徴とする遊技管理システム。
  20. 【請求項20】請求項18または19記載の遊技管理シ
    ステムにおいて、 上記正当性判定装置が記憶している単価に、任意の金額
    を設定する単価設定装置を備えたことを特徴とする遊技
    管理システム。
  21. 【請求項21】請求項13,14または17記載の遊技
    管理システムにおいて、 上記読取装置は、 上記遊技機IDごとに、該遊技機IDが示す遊技機から
    賞として払い出される遊技媒体の単価を記憶しており、 読み取った記録内容のうちの遊技機情報に含まれている
    遊技機IDに対応する単価を求め、求めた単価を出力す
    ることを特徴とする遊技管理システム。
  22. 【請求項22】請求項13,14または17記載の遊技
    管理システムにおいて、 上記読取装置は、 上記貸出機IDごとに、該貸出機IDが示す遊技媒体貸
    出機が遊技媒体を貸し出す遊技機から賞として払い出さ
    れる遊技媒体の単価を記憶しており、 読み取った記録内容のうちの遊技機情報に含まれている
    貸出機IDに対応する単価を求め、求めた単価を出力す
    ることを特徴とする遊技管理システム。
  23. 【請求項23】請求項22または23記載の遊技管理シ
    ステムにおいて、 上記読取装置が記憶している単価に、任意の金額を設定
    する単価設定装置を備えたことを特徴とする遊技管理シ
    ステム。
  24. 【請求項24】請求項1〜23のいずれか記載の遊技管
    理システムにおいて、 上記遊技媒体貸出機は、 対応する遊技機群に属する遊技機に貸し出す遊技媒体の
    単価を記憶しており、 外部から指定された金額を、記憶している単価で割るこ
    とで、貸し出すべき遊技媒体の数量を求め、 上記遊技媒体貸出機が記憶している単価に、任意の金額
    を設定する単価設定装置を備えたことを特徴とする遊技
    管理システム。
  25. 【請求項25】請求項1〜24のいずれか記載の遊技管
    理システムにおいて、 上記複数の遊技機情報記憶装置は、各々、 対応する玉箱の底部に設けられることを特徴とする遊技
    管理システム。
  26. 【請求項26】請求項1〜25のいずれか記載の遊技管
    理システムにおいて、 上記遊技機情報受信装置は、 上記遊技媒体計数機中の、数量を計数すべき遊技媒体を
    収納している玉箱が置かれる部位に設けられることを特
    徴とする遊技管理システム。
  27. 【請求項27】請求項1〜26のいずれか記載の遊技管
    理システムにおいて、 上記複数の遊技機情報発信装置は、各々、 上記複数の遊技機からなる遊技機群を並設するための天
    板中の、対応する遊技機で使用される玉箱が置かれる部
    位に設けられることを特徴とする遊技管理システム。
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