JP2003175244A - 基板の取付構造、及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

基板の取付構造、及びそれを備えた遊技機

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JP2003175244A
JP2003175244A JP2001375257A JP2001375257A JP2003175244A JP 2003175244 A JP2003175244 A JP 2003175244A JP 2001375257 A JP2001375257 A JP 2001375257A JP 2001375257 A JP2001375257 A JP 2001375257A JP 2003175244 A JP2003175244 A JP 2003175244A
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Masayoshi Sudo
昌義 須藤
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路アダプター等の部品取付基台内に配置さ
れる基板を遊技球等から保護することができる基板の取
付構造を得る。 【解決手段】 遊技盤の裏面に取り付けられる回路アダ
プター72の内面72Cに、電源中継基板300とカバ
ー302をネジ304によって共締め固定する。これに
より、電源中継基板300の裏面300B側がカバー3
02で覆われ、回路アダプター72内を通過する入賞球
から電源中継基板300が保護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板の取付構造、及
びそれを備えた遊技機に係り、詳しくは、部品取付基台
内に配置される基板の保護と、基板に実装されたコネク
ターの接続作業性を改善する基板の取付構造、及びそれ
を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機では、遊技盤の裏
面に、各種電気部品等を制御する複数の基板が配設され
ており、図11に、従来の遊技盤裏面における基板レイ
アウトが示されている。遊技盤200は、裏面の中央に
略方形のセット板202が設けられ、セット板202の
下部側に、部品取付基台としての回路アダプター204
を介して主基板206が取り付けられている。またセッ
ト板202の略中央に図柄制御基板208が配置され、
左側部にランプ制御基板210が取り付けられており、
さらに遊技盤200裏面の右上隅に、盤用外部端子板2
12が取り付けられている。
【0003】図12には、上記の回路アダプター・ユニ
ットを分解した状態が示されている。図示のように、回
路アダプター204は、主基板206の取付面となる外
面204Aに、主基板206の裏面に設けられた開口部
が係合するフック214、215が計3個設けられてい
る。さらに外面204Aには、それらフック214、2
15に係合した主基板206をロックし固定するための
レバー216が右下隅に設けられ、左側端部にストッパ
ー218がネジ220で取り付けられている。また内面
204Bには、パチンコ機本体側に設けられた電源ブロ
ックからの供給電源を各基板に振り分ける電源中継基板
222が四隅をネジ224によって取り付けられてい
る。そしてこの回路アダプター204は、脚部226が
図示しないネジで遊技盤200の裏面に取り付けられる
ようになっており、その取付状態で内側に形成された空
間に、集合樋228を収容するようになっている。
【0004】集合樋228は、遊技盤面の各入賞口へと
入賞し、セット板202に設けられた各入賞口と連通す
る各球通路を通って誘導された入賞球(遊技球)を、中
央側に下降傾斜する底面228Aで受け止め、底面略中
央の開口部230から下方へ排出する略箱状の構造体で
あり、遊技盤200の裏面には、脚部232が図示しな
いネジで取り付けられるようになっている。さらに、外
面228Bに立設された2本のボス234が、回路アダ
プター204の内面204Bに当接してネジ236にて
固定されるようになっており、これにより、回路アダプ
ター204と集合樋228とがユニット化され、互いに
補強し合う構造となっている。また回路アダプター20
4の外面228Bには、下端部略中央に設けられた突部
238に球通路カバー240の孔部242が嵌め込まれ
て、ネジ244にて固定されるようになっている。
【0005】この構成により、回路アダプター204の
内面204Bに取り付けられて集合樋228との間に配
置された電源中継基板222は、集合樋228の外面2
28B及び球通路カバー240によって、集合樋228
へと導かれる入賞球から保護されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のパチ
ンコ機では、打球発射装置を遊技盤の左下に配置して打
球を上方に打ち出す、所謂「左打ち」と呼ばれる機種の
開発が進められている。この機種の場合、従来機種に設
けられていた、遊技盤右下の打球発射装置と、打球発射
装置から発射された打球を左斜め上方に案内し遊技盤側
へと導くガイドレール等が不要になるため、その遊技盤
下部側に生じる空きスペースを利用した遊技領域の拡大
化による遊技性向上等が進められており、またそれに伴
い、上述の集合樋を省いた構造の簡素化も検討されてい
る。しかしその場合、回路アダプター内に配置される電
源中継基板は、遊技盤の裏面と対向する面が入賞球の落
下通路側に露出することになるため、入賞球との接触に
よる破損やショート(短絡)等が危惧される。
【0007】一方、この電源中継基板の上下板端部近傍
には、電源ブロックや各基板とケーブル等の配線で接続
される複数のイン・アウト用コネクターが実装されてい
る。ここで、上述の回路アダプター204では、上面側
が広く開放されていることで、電源中継基板222の上
端部近傍に実装されているコネクターの抜き差し作業は
可能である。しかし、下端部近傍のコネクターについて
は、回路アダプター204の底面204Cに塞がれてい
るため、接続作業が不可能となっている。そのため、従
来は、回路アダプター204の組み付け後に配線の接続
不具合が発覚すると、回路アダプター204及び電源中
継基板222を取り外しての手直しとなり、作業が煩雑
となっていた。
【0008】本発明は上記事実を考慮して、回路アダプ
ター等の部品取付基台内に配置される基板を遊技球等か
ら保護することを第1の目的とし、また、その基板に実
装されたコネクターの接続作業性を改善することを第2
の目的とした基板の取付構造、及びそれを備えた遊技機
を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも上面が開口した略箱状とされ遊技盤の裏
面に取り付けられて内面側に上方から誘導された遊技球
が通過可能な空間を形成するとともに前記内面とは反対
の外面に取り付けた部品を前記遊技盤の裏面から離間さ
せて配置する部品取付基台と、前記部品取付基台の前記
内面に一面が取り付けられる基板と、前記基板の少なく
とも他面側をカバーするカバー部材と、を有することを
特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明では、遊技盤の裏面
に設ける制御基板等の部品を部品取付基台の外面に取り
付け、部品取付基台を遊技盤の裏面に取り付けること
で、部品は遊技盤の裏面から離間して配置される。また
部品取付基台は、少なくとも上面が開口した略箱状であ
るため、遊技盤裏面への取り付け状態で内面側に空間を
形成する。これにより、遊技盤面の各入賞口等に入賞し
て遊技盤裏面に導かれた入賞球等の遊技球は、遊技盤の
裏面を上方から下方へと誘導される際に、上記の部品を
配置した区域での通過が可能となる。この部品取付基台
の内面には、基板が配置されてその一面側が取り付けら
れるが、基板の他面側は、カバー部材によってカバーす
る。なお、このカバー部材では、基板の縁部等もカバー
することが可能である。
【0011】これにより、従来設けていた集合樋等を省
いても、カバー部材により、基板の他面側が部品取付基
台の内面側を通過する遊技球等から保護される。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
基板の取付構造において、前記基板は前記一面又は前記
他面の少なくとも何れかの端部近傍にコネクターが実装
され、前記部品取付基台の底面又は側面に前記コネクタ
ーと対応する開口部が設けられていることを特徴として
いる。
【0013】請求項2に記載の発明では、基板の一面又
は他面の少なくとも何れかの面における下端部や側端部
等の端部近傍に実装されたコネクターに対し、部品取付
基台の底面又は側面に設けられた開口部を通しての配線
の接続及び取り外し作業が可能となる。これにより、基
板組み付け後に配線の接続不具合等が発見された場合、
部品取付基台や基板を取り外すことなく接続の手直しが
できる。したがって、コネクター接続の作業性が改善さ
れる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の基板の取付構造において、前記カバー部材
は前記部品取付基台にネジにより前記基板とともに共締
めされて取り付けられることを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明では、カバー部材
を、部品取付基台に基板とともにネジで共締めして取り
付けることにより、カバー部材及び基板が簡単に着脱で
きるようになって作業時間の短縮につながる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の基板の取付構造において、前記カバー部材
は、前記基板を前記部品取付基台に固定する固定部材と
対応して配置されカバー部材の取付状態で前記固定部材
が着脱可能な逃げ部を有することを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明では、カバー部材に
設けた、例えば開口形状や切欠き形状等の逃げ部を通し
て、基板を前記部品取付基台に固定する、例えばネジや
ナイロンリベット等の固定部材の着脱が可能となる。こ
れにより、カバー部材を取り付けたままでの基板の着脱
が可能となり、基板及びカバー部材の着脱作業順の自由
度が高まる。
【0018】また、固定部材をネジとして基板の複数箇
所を固定する場合は、請求項3の構成、すなわち、基板
とカバー部材の共締めを併用することも可能である。こ
れにより、例えば、基板とカバー部材の共締め固定のみ
では不可能である、部品取付基台に基板を取り付けたま
まカバー部材のみを着脱するようなことが可能となり、
ここでも、着脱作業の自由度が高められる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4の何れか1項記載の基板の取付構造を備えた遊技機
とされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0021】図1及図2には、本発明の一実施の形態に
係るパチンコ機が示されている。図示のように、パチン
コ機10は外枠12を備え、外枠12の前面には、窓部
を有する額縁状の内枠14の一側部が開閉可能に取付け
られている。内枠14の窓部には、ガラス16をガラス
フレーム18に装着したガラス枠20の一側部が開閉可
能に取付けられており、このガラス枠20と内枠14
は、内枠14の他側部に設けられた施錠装置(シリン
ダ)22により施錠されるようになっている。
【0022】ガラス枠20の下方位置には、パチンコ機
本体内の賞球払出装置から払い出された遊技球(貸球)
や賞球を貯留して打球発射装置(図示省略)へと誘導す
る球皿部24を備えた一体皿26が一側部を内枠14に
開閉可能に取付けられている。一体皿26の前面には、
左側下部に灰皿28が配置され、右側下部には打球発射
装置から発射する遊技球の飛距離を調整するための発射
ハンドル30が設けられている。
【0023】また内枠14の窓部には、遊技盤載置台に
載せて交換可能とされた遊技盤32が窓部を塞ぐように
設置されている。遊技盤32は、ベニヤ板33の表面に
樹脂材料で形成されたシート状のセル34が貼着され
て、盤面32Aに、外バンド36及び内バンド37とレ
ール飾り38、39とによって囲まれた略円形状の遊技
領域40が形成されており、セル34の表面で遊技領域
40と対応する範囲には、背景画像や各種キャラクター
画像等を含む装飾画(図示省略)が印刷されている。
【0024】遊技領域40には、特別図柄表示装置42
や大入賞口(変動入賞装置)44等の役物、始動口46
や入賞口48、風車50等の遊技部品と、左右側端部に
配置されたサイド飾り52A、52Bが取り付けられて
おり、最下位置にアウト口54が配置されている。また
遊技盤32の右側端部に配置されたレール飾り38の右
下隅には、証紙56を貼り付た証紙台58が取り付けら
れており、この証紙台58は、左方に配置されたヒンジ
板60に支持されて、盤面32Aに対して開閉動するよ
うになっている。
【0025】なお、本実施形態のパチンコ機10は、打
球発射装置を遊技盤32の左側下方に配置して遊技球を
上方に発射する機種であり、従来機種に比べ、アウト口
54の位置を下げることにより遊技領域40が拡大され
ている。
【0026】またパチンコ機10の正面には、図2に示
すように、ガラス枠20の前面に、賞球表示灯や完了表
示灯等の機能を有する複数の表示灯62、63がガラス
16を取り囲むように配列されており、左上隅近傍と右
側端上部に、遊技の効果音を発生するスピーカー64、
66が配置されている。
【0027】次に、遊技盤の裏面に設けられる電源中継
基板を用いて、本実施形態に係る基板の取付構造を説明
する。
【0028】図3には、本実施形態の遊技盤裏面におけ
る基板レイアウトが示されており、図4〜図6には、遊
技盤裏面に取り付けられる各部材の分解斜視図が示され
ている。遊技盤32の裏面32Bには、従来と同じく、
中央に略方形のセット板70が設けられ、セット板70
の下部側に、回路アダプター72を介して主基板74が
取り付けられている。セット板70の略中央には、特別
図柄表示装置42の画面に表示する図柄等の画像を表示
制御する図柄制御基板76が配置されており、右側部近
傍には、表示灯62、63等に備えられたランプやLE
D等を点灯/点滅制御するランプ制御基板78が取り付
けられている。また左側部近傍には、ランプ中継基板8
0が取り付けられており、さらに遊技盤裏面32Bの右
上隅に位置して、盤用外部端子板82が取り付けられて
いる。
【0029】主基板74は、図4に示すように、基板本
体84と、基板本体84の表裏面を覆う透明樹脂製の表
ケース86及び裏ケース88とで構成されている。基板
本体84は、左右の側端縁にフック90が各2個づつ設
けられており、この各フック90を、裏ケース88の左
右側端部に設けられた溝部92にそれぞれ嵌め入れるこ
とで、裏ケース88と仮固定される。
【0030】さらに、5本のネジ94を裏側から裏ケー
ス88の貫通孔96及び基板本体84の貫通孔98にそ
れぞれ挿通させて、表ケース86の円筒ボス100にね
じ込み、4本の固定ネジ102を表側から表ケース86
の下端部に設けられた固定ブロック104に挿通し、裏
ケース88の固定ブロック106にねじ込んで固定する
ことにより、表ケース86が裏ケース88及び基板本体
84に組み付けられる。
【0031】また、固定ブロック104、106の間に
はスペーサー108、110が挟み込まれ、固定ブロッ
ク104の開口部は、ネジキャップ112が嵌め込まれ
て塞がれるようになっている。このスペーサー108、
110を組み込んだ固定ブロック104、106と、固
定ネジ102との組み合わせによって、固定ネジ102
を一度ねじ込むと、緩める方向に回転させても締結状態
が解除できない機構が構成され、これによって、不正に
行われる主基板74のPOM交換等を防止できるように
なっている。また裏ケース88には、主基板74の取付
部となる窓部114、115が形成されており、窓部1
14、115の左側に、平板状の係合部116、117
が設けられている。さらにケース裏面には、窓部114
の下方位置にガイド突起118が設けられ、右下隅近傍
に係合突起120が設けられている。
【0032】ランプ制御基板78は、図5に示すよう
に、基板本体122と、基板本体122に組み付けられ
て基板の一面側を覆うケース124とで構成されてい
る。またランプ制御基板78をセット板70に取り付け
るための取付ベース126は、上下端部に形成された取
付孔128がセット板70のボス130にネジ止めされ
て固定される。ランプ制御基板78は、この取付ベース
126の凹部132に、セット板70に対して略垂直な
向きに嵌め込まれる。そして凹部132の底面に突き当
たるまで嵌め入れると、取付ベース126に設けられた
弾性変形可能な腕部134が、先端の爪部136をケー
ス124外面の段部138に係止させてロックする。こ
れにより、ランプ制御基板78がセット板70に固定さ
れる。
【0033】また、セット板70の右上隅部に配置され
る盤用外部端子板82は、下端側に設けられた取付孔1
40がセット板70のボス142にネジ止めされ、上端
側の取付孔144が遊技盤32の裏面32Bに直接ネジ
止めされて取り付けられる。
【0034】さらに、ランプ制御基板78と、図5では
図示を省略した図柄制御基板76及びランプ中継基板8
0は、透明樹脂製のケース146で覆われるようになっ
ている。このケース146は、右側端部に突設されたフ
ック148をセット板70の窓部150に係合させ、左
側端部近傍に穿設された取付孔152がナイロンリベッ
ト154でセット板70のボス156に固定されること
により、セット板70に取り付けられる。また、固定に
ナイロンリベット154を用いていることで、セット板
70に容易に着脱できるようになっている。
【0035】主基板74が取り付けられる回路アダプタ
ー72は、透明樹脂材料によって上面及び取付面側が開
放された略箱状に形成されており、脚部160の左右側
端部に、位置決め孔162が2個穿設されている(図3
参照)。またセット板70には、各位置決め孔162と
対応する位置決めピン164が2個設けられている。
【0036】これにより、回路アダプター72は、各位
置決め孔162が各位置決めピン164に嵌挿されるこ
とでセット板70との相対位置が合わせられ、その状態
で、脚部160に形成された複数の取付孔166がネジ
止めされることにより、遊技盤32の裏面32Bに取り
付けられる。また、この取付状態では、回路アダプター
72の内面72C側に空間が形成される。この空間は、
遊技盤面32Aの入賞口48に入賞して裏面32Bへと
導かれた入賞球が通過する、入賞球排出用の通路となっ
ている。
【0037】また、回路アダプター72の底面72A左
側には、矩形の開口部158が形成されており、外面7
2Bには、左方向に向けられた略鉤形のフック170、
171が設けられている。さらに外面72Bの縦方向略
中央には、横方向に延出されたガイド溝172が形成さ
れており、外面72Bの右下隅には、係合レバー174
が設けられている。係合レバー174は、左側端部が外
面72Bに連結されて右方向に延出した片持ちの板状と
され、水平方向に弾性変形可能な板厚寸法とされてい
る。また開放端(先端)が操作部176とされ、略中央
部に係合溝178が形成されている。
【0038】さらに、回路アダプター72の外面72B
左側端部には、平板状のストッパー180が配置され
て、3個の取付孔182がネジ184により回路アダプ
ター72のネジ下孔186にネジ止めされるようになっ
ている。ストッパー180は、樹脂材料によって弾性変
形可能な板厚寸法に形成されており、表面の左端部にL
字型の突起部188が設けられ、突起部188の上方に
操作部190が設けられている。
【0039】これにより、主基板74を回路アダプター
72に取り付けるには、主基板74側のガイド突起11
8を回路アダプター72側のガイド溝172に嵌め入れ
るとともに、窓部114、115をフック170、17
1に位置合わせして挿入し、その位置から主基板74を
右方向にスライドさせて係合部116、117をフック
170、171に係合させるようにする。ここで、主基
板74が位置規制されるまでスライドされると、主基板
74側のガイド突起118が係合レバー174の係合溝
178に係合するとともに、ストッパー180の突起部
188が主基板74の左端部に係止して主基板74をロ
ックする。これによって、主基板74が回路アダプター
72の外面72Bに固定される。
【0040】また、主基板74を取り外すときは、係合
レバー174の操作部176とストッパー180の操作
部190を同時に押圧操作する(図中の矢印A、B方
向)。すると、係合レバー174及びストッパー180
が弾性変形して主基板74のロックを解除し、そのまま
主基板74を左方向にスライドさせることにより、主基
板74を回路アダプター72から簡単に取り外すことが
できる。
【0041】一方、回路アダプター72の内面72Cに
は、電源中継基板300とカバー302が4本のネジ3
04で取り付けられるようになっている。
【0042】図7に示されるように、電源中継基板30
0は、下端部左側に突出部306が設けられた略矩形状
とされ、四隅近傍に、ネジ304が挿通される取付孔3
08A、308B、308C、308Dが形成されてい
る。また、回路アダプター72への取付面側となる表面
300Aには、突出部306領域に、パチンコ機本体側
の電源ブロックとケーブルで接続されるコネクター31
0、及び、制御基板に配線で接続される中継コネクター
312が実装されている。さらに基板の上端部近傍に
も、上端縁に沿って配列された4個の中継コネクター3
14、316、318、320が実装されている。そし
てこの電源中継基板300は、裏面300B側がカバー
302で覆われるようになっている。
【0043】図8に示されるように、カバー302は、
透明の樹脂材料によって略矩形の平板状に形成されてお
り、縦方向の寸法が電源中継基板300に揃えられ、横
方向の寸法が電源中継基板300よりも少し大きくされ
ている。また、電源中継基板300の裏面300Bに重
ね合わせられる表面302Aには、縁部に周リブ322
が設けられており、周リブ322の左右側端上部には、
位置決め孔324を穿設した突出部326がそれぞれ設
けられている。さらにカバー302には、電源中継基板
300に設けられた左上隅の取付孔308A及び右下隅
の取付孔308Dと対応する位置に、取付孔308と略
同じ大きさの小孔328が形成されており、右上隅の取
付孔308B及び左下隅の取付孔308Cと対応する位
置に、ネジ304の頭部径寸法よりも少し大きくされた
大孔330が形成されている。
【0044】図9及び図10には、電源中継基板300
とカバー302が回路アダプター72に取り付けられた
状態が示されている。図示のように、回路アダプター7
2の内面72Cには、電源中継基板300の取付孔30
8A、308B、308C、308Dと対応して、ネジ
下孔332が穿設された4個のボス334が立設されて
おり、さらにカバー302の位置決め孔324と対応す
る位置決め突起336が設けられている。
【0045】これにより、電源中継基板300とカバー
302を回路アダプター72に取り付けるには、まず、
電源中継基板300の表面300Aを回路アダプター7
2の内面72Cに対向させて配置し、電源中継基板30
0の取付孔308Bと取付孔308Cにネジ304を挿
通してボス334のネジ下孔332にねじ込むことによ
り、電源中継基板300を取り付ける。また、この取付
状態では、電源中継基板300に設けられたコネクター
310と中継コネクター312が、回路アダプター72
の開口部158に位置合わせされる。
【0046】次に、カバー302の表面302A側を電
源中継基板300の裏面300Bに重ね合わせるととも
に、位置決め孔324を回路アダプター72の位置決め
突起336に嵌合させて配置する。その位置決め状態
で、カバー302の小孔328にネジ304を挿通し、
ボス334のネジ下孔332にねじ込むことにより、小
孔328を電源中継基板300の取付孔308A及び取
付孔308Dとともに、共締めして固定する。これによ
り、回路アダプター72の内面72Cに電源中継基板3
00とカバー302が取り付けられ、電源中継基板30
0は、裏面300B側がカバー302によって覆われ
る。
【0047】以上説明したように、本実施の形態に係る
基板の取付構造、及びそれを備えたパチンコ機10で
は、回路アダプター72の内面72Cに取り付けられる
電源中継基板300の裏面300B側がカバー302に
よって覆われるため、回路アダプター72内を通過する
入賞球から電源中継基板300が保護される。
【0048】また、本実施形態では、電源中継基板30
0の下端部近傍に実装されたコネクター310及び中継
コネクター312に対し、回路アダプター72の底面7
2Aに設けられた開口部158を通しての配線の接続及
び取り外し作業が可能となる。したがって、コネクター
接続の作業性が改善され、接続不具合の修正等も容易に
できるようになる。
【0049】また、本実施形態では、カバー302を回
路アダプター72に電源中継基板300とともにネジ3
04で共締めして取り付けているため、カバー302及
び電源中継基板300の着脱が容易となり、作業時間が
短縮される。
【0050】また、本実施形態では、電源中継基板30
0の取付孔308Bと取付孔308Cを固定しているネ
ジ304については、カバー302が取り付けられたま
までも、大孔330を通してネジ締め及び取外し可能と
なる。これにより、電源中継基板300とカバー302
の着脱作業の自由度が高められる。また、電源中継基板
300を回路アダプター72に取り付けたまま、カバー
302のみを着脱することもできる。
【0051】なお、本実施形態の回路アダプター72
は、底面72Aに切欠き部338が設けられて、底面7
2A側も大きく開放された構造となっている(図9参
照)。これにより、遊技球が溢れたとしても、回路アダ
プター72内で遊技球が詰まることはなく、さらに、回
路アダプター72の下部側に配設される、電動チューリ
ップ(入賞口48)やアタッカ(大入賞口44)の駆動
用ソレノイドの加熱防止も果たされている。
【0052】
【発明の効果】本発明の基板の取付構造、及びそれを備
えた遊技機は上記構成としたので、第1には、回路アダ
プター等の部品取付基台内に配置される基板が遊技球等
から保護され、また第2には、その基板に実装されたコ
ネクターの接続作業性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示した
斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示した
正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る遊技盤の裏面側を拡
大した平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る主基板の分解斜視図
である。
【図5】本発明の一実施形態に係る遊技盤裏面側主要部
品の分解斜視図である。
【図6】図5の回路アダプター部分を拡大した分解斜視
図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る電源中継基板を示し
た(A)が平面図、(B)が側面図、(C)が下面図で
ある。
【図8】本発明の一実施形態に係る電源中継基板のカバ
ーを示した(A)が平面図、(B)が側面図、(C)が
(A)の8C−8C線断面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る回路アダプターを示
した(A)が平面図、(B)が側面図、(C)が下面図
である。
【図10】本発明の一実施形態に係る回路アダプターに
電源中継基板とカバーが取り付けられた状態の(A)が
拡大平面図、(B)が(A)の10B−10B線断面図
である。
【図11】従来の遊技盤における裏面側の平面図であ
る。
【図12】従来の遊技盤裏面に取り付けられる回路アダ
プター・ユニットの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 32 遊技盤 32B 裏面 72 回路アダプター(部品取付基台) 72A 底面 72B 外面 72C 内面 74 主基板(部品) 158 開口部 300 電源中継基板(基板) 300A 表面(一面) 300B 裏面(他面) 302 カバー(カバー部材) 304 ネジ(ネジ/固定部材) 310 コネクター 312 中継コネクター(コネクター) 330 大孔(逃げ部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上面が開口した略箱状とされ
    遊技盤の裏面に取り付けられて内面側に上方から誘導さ
    れた遊技球が通過可能な空間を形成するとともに前記内
    面とは反対の外面に取り付けた部品を前記遊技盤の裏面
    から離間させて配置する部品取付基台と、 前記部品取付基台の前記内面に一面が取り付けられる基
    板と、 前記基板の少なくとも他面側をカバーするカバー部材
    と、 を有することを特徴とする基板の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記基板は前記一面又は前記他面の少な
    くとも何れかの端部近傍にコネクターが実装され、前記
    部品取付基台の底面又は側面に前記コネクターと対応す
    る開口部が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の基板の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材は前記部品取付基台にネ
    ジにより前記基板とともに共締めされて取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の基板の取
    付構造。
  4. 【請求項4】 前記カバー部材は、前記基板を前記部品
    取付基台に固定する固定部材と対応して配置されカバー
    部材の取付状態で前記固定部材が着脱可能な逃げ部を有
    することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の基板
    の取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4の何れか1項記載の
    基板の取付構造を備えた遊技機。
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