JP2003174927A - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JP2003174927A
JP2003174927A JP2001378374A JP2001378374A JP2003174927A JP 2003174927 A JP2003174927 A JP 2003174927A JP 2001378374 A JP2001378374 A JP 2001378374A JP 2001378374 A JP2001378374 A JP 2001378374A JP 2003174927 A JP2003174927 A JP 2003174927A
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Ken Takahashi
憲 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特段道具などを用いることなく、簡単に鏡板
を蓋体から取り外すことができるようにした化粧料容器
を提供する。 【解決手段】 鏡板7が取り付けられた蓋体5の側縁に
これより立ち上げて形成され、容器本体4に回転自在に
連結される蝶番ブロック15と、該蝶番ブロック15と
ともに連続する外形輪郭を形成し移動可能に係止され
て、上記鏡板7と係脱自在に係合するスライドピース1
9と、上記蝶番ブロック15に形成されて前記スライド
ピース19の移動を案内し、前記蝶番ブロック15の立
ち上げ方向の先端側に向かって鏡板7との水平距離が広
くなる傾斜面15aと、上記鏡板7の係止位置となる上
記蝶番ブロック15の立ち上げ元側で上記スライドピー
ス19を位置決めするストッパ28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特段道具などを用
いることなく、簡単に鏡板を蓋体から取り外すことがで
きるようにした化粧料容器に関する。 【0002】 【従来の技術】ガラスからなる鏡板を合成樹脂製の蓋体
から取り外せるようにして、分別して廃棄できるように
した化粧料容器が、特開平10−33256号公報に開
示されている。当該公報記載の化粧料容器は基本的に
は、蓋体の裏面に備えられた鏡板を係止する係止部材
を、蓋体に対し分離可能に設けるとともに、これら係止
部材と蓋体との両者間にわたって連通させて、これら両
者を分離することができる剪断力を入力できる操作部を
形成するようにし、当該操作部を介して剪断力を入力し
て係止部材を蓋体から分離させることで、鏡板を蓋体か
ら取り外せるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報記
載の化粧料容器にあっては、鏡板の取り外しに必要な構
造が目立ってしまうなど、蓋体の外観を損なうことがな
いように、剪断力が入力される操作部を具体的には貫通
穴や窪み部としていて、実際に鏡板を取り外すために係
止部材を蓋体から分離する際には、コインなどの何らか
の道具を用意しなければならなかった。また、水溶性の
両面テープによって鏡板が蓋体に貼着されているものも
あるが、この場合には化粧料容器を水に浸して放置し、
鏡板を蓋体から剥離させなければならず、手間がかかり
煩わしいという課題があった。 【0004】本発明はかかる従来の課題に鑑みて創案さ
れたもので、特段道具などを用いることなく、簡単に鏡
板を蓋体から取り外すことができるようにした化粧料容
器を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明にかかる化粧料容
器は、鏡板が取り付けられた蓋体の側縁にこれより立ち
上げて形成され、容器本体に回転自在に連結される蝶番
ブロックと、該蝶番ブロックとともに連続する外形輪郭
を形成し移動可能に係止されて、上記鏡板と係脱自在に
係合するスライドピースと、上記蝶番ブロックに形成さ
れて前記スライドピースの移動を案内し、前記蝶番ブロ
ックの立ち上げ方向の先端側に向かって鏡板との水平距
離が広くなる傾斜面と、上記鏡板の係止位置となる上記
蝶番ブロックの立ち上げ元側で上記スライドピースを位
置決めするストッパとを備えたことを特徴とする。 【0006】本発明の化粧料容器によれば、スライドピ
ースは、鏡板が取り付けられた蓋体より立ち上げられた
蝶番ブロックの立ち上げ元側で、ストッパによって位置
決めされて鏡板と係合され、当該蝶番ブロックの立ち上
げ方向の先端側に向かって鏡板との水平距離が広くなる
傾斜面に沿って移動するので、スライドピースは立ち上
げ方向の先端側に移動されると鏡板から上方かつ水平方
向に離れることになる。したがって、スライドピースを
鏡板との係合位置から前記傾斜面に沿ってスライド移動
させるという簡単な操作だけで、鏡板とスライドピース
とが干渉しないように鏡板の上方を広く開放するととも
にスライドピースによる鏡板の係止状態を解除すること
ができ、何ら特段の道具を用いることなく、鏡板を蓋体
から容易に取り外すことができる。 また、鏡板の取り
付け部を上方に向けて蓋体を配置し、この状態で鏡板を
蓋体に取り付けると、鏡板はほぼ水平になるように蓋体
に配置され、スライドピースは、鏡板の係止位置となる
上記蝶番ブロックの立ち上げ元側に向かって押し下げる
だけで、容易にかつ確実に鏡板を取り付けることができ
る。即ち、スライドピースを蝶番ブロックの立ち上げ方
向の先端側に向かって鏡板との水平距離が広くなる傾斜
面に案内されて移動可能な構成としたので、上方が開放
されて鏡板を載置しやすく、また、鏡板を安定した状態
に保ちつつ、スライドピースを下方に押し下げるという
力が作用しやすい方向への操作によって、鏡板を容易に
取り付けることができる。 【0007】また、鏡板の取り外しに必要な機構を構成
するスライドピースを、蝶番ブロックとともに連続する
外形輪郭を形成する構成としたので、蓋体の外観を美麗
に維持することができる。また、ストッパにより、スラ
イドピースを係止位置に安定的に位置固定することがで
きるので、鏡板を確実に保持させることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる化粧料容
器の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明
する。図1、図2に示すように、化粧料容器1は基本的
には、周側壁2によって化粧料収納部3が区画形成され
た合成樹脂製の容器本体4と、容器本体4を開閉するた
めの合成樹脂製の蓋体5と、蓋体5の裏面に形成した窪
み部6に取り付けられたガラス製の鏡板7と、蓋体5と
容器本体4との間に備えられ、蓋体5を容器本体4に回
動自在に取り付ける蝶番部8と、容器本体4の係合凸部
9に蓋体5の係合凸部10が係脱自在に係合して蓋体5
を閉止状態に維持するフック部11とを備える。 【0009】窪み部6は、肉厚な枠部12に取り囲まれ
て、蓋体5裏面の中央部に鏡板7の外形輪郭に沿って形
成される。図2に示す例にあっては窪み部6は、平面矩
形状の鏡板7に一致する平面矩形状に形成されている。
以下の説明における上下方向は、蓋体5の鏡板7側の面
を上方に向けて配置したときの方向を示す。窪み部6の
フック部11側には、枠部12から張り出して、鏡板7
の一側縁を係止するための係止鍔部13が形成されると
ともに、係止鍔部13直下に当該係止鍔部13下への鏡
板7の差し込みを案内する溝部14が形成される。 【0010】他方、容器本体4に対して蓋体5を回動自
在とする蝶番部8は、フック部11とは反対側に位置さ
れていて、蓋体5に一体成形される断面半オーバル形状
の蝶番ブロック15と、容器本体4に一体成形される蝶
番片16と、これら蝶番片16と蝶番ブロック15とを
互いに相対回転自在に連結する蝶番ピン17とから構成
される。図示例にあっては化粧料容器1は平面矩形状、
従って蓋体5および容器本体4もともに平面矩形状に形
成されていて、蓋体5の一側縁の中央部にはこれより立
ち上げて、蓋体5の幅方向に沿って連続的に蝶番ブロッ
ク15が形成される。他方、容器本体4の一側縁の両端
部には、蝶番ブロック15を蓋体5の幅方向両側から挟
み込むように、一対の蝶番片16が突出させて形成され
る。この蝶番片16には、容器本体4の側部から蝶番片
16を貫通し、蝶番ピン17が挿通されるピンホール1
6aが設けられているこれら一対の蝶番片16と蝶番ブ
ロック15との間には、容器本体4のピンホール16a
に挿入された蝶番ピン17が、一対の蝶番片16の間に
配置された蝶番ブロック15に設けられたピン穴18に
跨って嵌め込まれている。そして各ピン穴18及び各ピ
ンホール16aに各蝶番ピン17が嵌め込まれることに
よって一対の蝶番片16間に蝶番ブロック15が相対回
転自在に連結され、これにより蓋体5が容器本体4に回
動自在に取り付けられることになる。ここで、蝶番ピン
は、蝶番ブロック15及び蝶番片16と別部材とするこ
となく、蝶番ブロック15及び蝶番片16のいずれか一
方から蝶番ピンを突設させ、他方にこの蝶番ピンを嵌め
込む穴を形成してもよいことはもちろんである。 【0011】このように構成された蝶番部8の蝶番ブロ
ック15には、その断面半オーバル形状本来の肉厚を有
して蓋体5の幅方向両端に位置する一対の蝶番ピン連結
部20およびこれら蝶番ピン連結部20を蓋体5の幅方
向に連結する連結壁部21を残して、連結壁部21の蓋
体5内方側に切り欠き部22が形成されている。この切
り欠き部22は、前記窪み部6から繋がって蝶番ブロッ
ク15の立ち上げ方向先端側に向かって鏡板7との水平
距離が広くなる傾斜面でなるガイド15aを備えてい
る。 【0012】そしてスライドピース19は、蓋体5の幅
方向両側から一対の蝶番ピン連結部20に挟み込まれた
状態で、切り欠き部22内に配置され、蝶番ブロック1
5の断面半オーバル形状と連続する外形輪郭を形成す
る。従って、スライドピース19は、これが蓋体5の内
方側となり、連結壁部21が外方側となる分割形態で、
蝶番ブロック15に組み込まれる。 【0013】このスライドピース19には窪み部6側に
一体成形されて、鏡板7と係脱自在に係合する係合座部
19aが備えられる。この係合座部19aには、窪み部
6の係止鍔部13と対応する高さ位置からフック部11
側へ向かって突出されて、鏡板7の他側縁を係止するた
めの係止鍔部23が一体成形される。また、スライドピ
ース19には、蓋体5の幅方向両側へ突設された一対の
スライド突起24と、連続壁部21のガイド15aに設
けられた後述するストッパ28と係合する位置決め突条
25とが一体成形されている。鏡板7は、スライドピー
ス19および窪み部6の一対の係止鍔部13,23によ
って、蓋体5に保持されるようになっている。 【0014】また、スライドピース19が装着される切
り欠き部22は、蓋体5の窪み部6に達するように形成
されて、当該窪み部6と相互に一連に連通される。換言
すれば、窪み部6は蝶番ブロック15の位置において連
結壁部21に向かって拡張されて、切り欠き部22と連
通されるようになっている。そして、装着されたスライ
ドピース19の両側面と対向する側壁部22aには、前
記スライド突起24が挿入されて、スライドピース19
をスライド自在に係止するスライドレール26が突設さ
れている。従ってスライドピース19は、スライドレー
ル26にスライド突起24が係止されて枠部12に保持
されることで蓋体5からの脱落が規制された状態で、一
対の蝶番ピン連結部20とガイド15aとに案内されな
がら切り欠き部22内を、鏡板7から離れる方向、即
ち、上方向かつ後方側に向かって移動するようになって
いる。 【0015】さらに、前記連続壁部21のガイド15a
には、スライドピース19のスライド移動の際に、前記
位置決め突条25が移動する空間をなすスライド凹部2
7が形成され、このスライド凹部27内には、スライド
ピース19を鏡板7を蓋体5に保持する位置に位置決め
するストッパ28が突設されている。従って図3〜図6
に示すように、スライドピース19のガイド15aに沿
った移動に対応させてスライド凹部27が形成され、ス
ライドピース19の係止鍔部23が鏡板7に係合する位
置となる蝶番ブロック15の立ち上げ元側に位置決めさ
れるようにストッパ28が形成され、位置決め突条25
とストッパ28とが係合することにより、スライドピー
ス19の鏡板7に対する係脱位置が位置決めされるよう
になっている。図示例では、スライド凹部27は、位置
決め突条25が入り込んでスライドピース19が係止さ
れる第1凹部27aと、その上側に配置され第1凹部2
7aと同じ幅を有し、位置決め突条25がガイド15a
に沿って移動するスペースをなす第2凹部27bとで形
成され、これら第1凹部27aと第2凹部27bとを仕
切る部位がストッパ28を成している。ストッパ28を
スライドピース19に形成し、位置決め突条25を連続
壁部21に形成してもよいことはもちろんである。 【0016】また、スライドピース19のフック部11
側には、このスライドピース19をスライドする際に、
手指をかけるための操作凹部30が形成され、操作性が
高められている。 【0017】また図示例にあっては、窪み部6の中央に
は、一対の係止鍔部13,23によって窪み部6内に保
持された鏡板7のガタツキを防止するためのクッション
材29が設けられている。 【0018】次に、上記構成を有する本実施形態の化粧
料容器1の作用について、図3〜図6を用いて説明す
る。まず、化粧料容器1を生産する際の組み付け作業に
ついて説明すると、最初に蝶番ブロック15を介して蓋
体5を容器本体4に組み付ける。次いで、容器本体4に
対して蓋体5を開ききった状態、すなわち蝶番ブロック
15が容器本体4の周側壁2に当接して蓋体5の安定が
得られる状態で、スライドピース19を切り欠き部22
に装着し、離脱位置に配置する。これに際しては、スラ
イド突起24をスライドレール26に嵌め込んだ後、容
器本体4もしくは蓋体5を手で押さえながら蓋体5の上
方から切り欠き部22内へとスライドピース19を押し
込むとともに、位置決め突条25を鏡板7の離脱位置と
なるスライド凹部27内の上側に位置させる。 【0019】次いで、溝部14を利用して窪み部6の係
止鍔部13下に一側縁を挿入しつつ、鏡板7を窪み部6
内に嵌め込む。その後、スライドピース19を切り欠き
部22内でガイド15aに沿って下側に移動させると、
蝶番ブロック15の立ち上げ元側で位置決め突条25が
係合位置のストッパ28に係合することとなり、これに
よってスライドピース19は当該係合位置に位置固定さ
れると同時に、当該スライドピース19の係止鍔部23
が鏡板7の他側縁に係合することとなる。これにより、
鏡板7が蓋体5に保持されることとなって、化粧料容器
1への鏡板7の組み付けを完了することができる。 【0020】他方、化粧料容器1を廃棄するにあたって
合成樹脂製の容器本体4および蓋体5とガラス製の鏡板
7とを分別するに際しては、容器本体4に対して蓋体5
を開ききった状態、すなわち蝶番ブロック15が周側壁
2に当接して蓋体5の安定が得られる状態で、上記組み
付け手順とは反対に、まず切り欠き部22内でスライド
ピース19をガイド15aに沿って上側へ向かって移動
させる。スライドピース19を移動させるには、スライ
ドピース19に設けられた操作凹部30に手指を掛けて
そのまま上方に押し上げればよく、これにより係合位置
のストッパ28から位置決め突条25が離脱し、スライ
ドピース19は、スライド突起24にスライドレール2
6が係止された状態で一対の蝶番ピン連結部20及びガ
イド15aに案内されつつ上方かつ後方側に向かって移
動されることになる。 【0021】上記スライドピース19は、ガイド15a
に沿って上側に移動されると、鏡板7との水平距離が広
がる方向に移動し、スライドピース19の係止鍔部23
が鏡板7の上方から外れ対置に配置される。その後は、
蓋体5を傾けるなどすれば、鏡板7は窪み部6の係止鍔
部13からも外れて窪み部6から取り出されることとな
って、化粧料容器1からの鏡板7の取り外しを完了する
ことができる。 【0022】本実施形態の化粧料容器1にあっては、蓋
体5に移動可能に設けられたスライドピース19は、鏡
板7が取り付けられた蓋体5より立ち上げられた蝶番ブ
ロック15の立ち上げ元側で、ストッパ28によって位
置決めされて鏡板7と係合され、当該蝶番ブロック15
の立ち上げ方向の先端に向かって鏡板7との水平距離が
広くなる傾斜面をなすガイド15aに沿って移動するの
で、このスライドピース19をガイド15aに沿って上
方向に移動させると、鏡板7から水平方向にも離れるよ
うに移動し、鏡板7とスライドピース19とが干渉しな
いように鏡板7の上方を広く開放するとともにスライド
ピース19による鏡板7の係止状態を解除することがで
きる。よって、スライドピース19を鏡板7との係合位
置から前記ガイド15aに沿ってスライド移動させると
いう簡単な操作だけで、何ら特段の道具を用いることな
く、鏡板7を蓋体5から容易に取り外すことができる。
殊に、上方かつ後方に移動した際のスライドピース19
の係止鍔部23は、鏡板7の上方から外れた位置に配置
される。即ち、鏡板7の一端を蓋体5の溝部14に入り
込ませて、他端側を引き起こしたときの鏡板7の軌道か
ら退避した位置に係止鍔部23を配置させることができ
るので、鏡板7の取り外しを容易に行うことができる。 【0023】また、鏡板7の窪み部6を上方に向けて蓋
体5を配置し、この状態で鏡板7を蓋体5に取り付ける
と、鏡板7はほぼ水平になるように蓋体5に配置され、
スライドピース19を、鏡板7の係止位置となる上記蝶
番ブロック15の立ち上げ元側に向かってガイド15a
に沿って押し下げるだけで、容易にかつ確実に鏡板5を
取り付けることができる。即ち、スライドピース19を
蝶番ブロック15の立ち上げ方向の先端側に向かって鏡
板7との水平距離が広くなるガイド15aに案内されて
移動可能な構成としたので、上方が開放されて鏡板7を
載置しやすく、また、鏡板7を安定した状態に保ちつ
つ、スライドピース19を下方に押し下げるという力が
作用しやすい方向への操作によって、鏡板7を容易に取
り付けることができる。 【0024】また、鏡板7は一対の係止鍔部13,23
によって蓋体5に保持されているので、この面からも鏡
板7の取り付け・取り外しを簡単化できる。また、鏡板
7の取り外しに必要な機構を構成するスライドピース1
9を、蝶番ブロック15を分割した形態で形成して蝶番
ブロック15の切り欠き部22に組み込み、蝶番ブロッ
ク15と連続する外形輪郭としたので、蓋体5の外観を
美麗に維持することができる。また、蝶番ブロック15
を蓋体5の内外方向に分割してスライドピース19を形
成するようにしたので、蝶番ブロック15に、一対の蝶
番ピン連結部20を連結する連結壁部21を形成するこ
とができ、この連結壁部21によって、蓋体5の開閉時
などにこれら蝶番ピン連結部20相互間に生じるねじれ
変形などの変形力に対する蝶番ブロック15の構造強度
を高く確保することができる。また、一対の蝶番ピン連
結部20によって、スライドピース19の移動を円滑に
案内することができる。 【0025】また、スライドレール24により、スライ
ドピース19を蓋体5にスライド自在に係止することが
できて、組み付け時や分別時にスライドピース19が蓋
体5から脱落することを防止して、鏡板7の取り付け・
取り外しの作業を円滑に行うことができる。さらに、位
置決め突条25をストッパ28に係合させることによ
り、スライドピース19を係合位置に安定的に位置固定
することができ、鏡板7を確実に保持することができ
る。また、窪み部6の係止鍔部13直下の溝部14によ
り、鏡板7の挿入操作性を向上できる。 【0026】 【発明の効果】以上要するに、本発明にかかる化粧料容
器にあっては、蓋体に移動可能に設けられたスライドピ
ースは、蝶番ブロックの立ち上げ元側で位置決めされ、
当該蝶番ブロックの立ち上げ方向の先端側に向かって鏡
板との水平距離が広くなる傾斜面に沿って移動するの
で、スライドピースを傾斜面に沿ってスライド移動させ
るという簡単な操作だけで、鏡板とスライドピースとが
干渉しないように鏡板の上方を広く開放することができ
るとともに、スライドピースによる鏡板の係止状態を解
除することができ、何ら特段の道具を用いることなく、
鏡板を蓋体から容易に取り外すことができる。 【0027】また、スライドピースを蝶番ブロックの立
ち上げ方向の先端側に向かって鏡板との水平距離が広く
なる傾斜面に案内されて移動可能な構成としたので、上
方が開放されて鏡板を載置しやすくなり、また、鏡板を
安定した状態に保ちつつ、スライドピースを下方に押し
下げるという力が作用しやすい方向への操作によって、
鏡板を容易に取り付けることができる。 【0028】また、鏡板の取り外しに必要な機構を構成
するスライドピースを、蝶番ブロックとともに連続する
外形輪郭を形成する構成としたので、蓋体の外観を美麗
に維持することができる。また、ストッパにより、スラ
イドピースを係止位置に安定的に位置固定することがで
きるので、鏡板を確実に保持させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる化粧料容器の好適な一実施形態
を示す側断面図である。 【図2】図1の化粧料容器に適用される蓋体を示す分解
斜視図である。 【図3】図1の化粧料容器の蓋体を開けた状態を示す側
断面である。 【図4】図3の蝶番部を示す要部拡大側断面図である。 【図5】図3に示したスライドピースの離脱状態及び鏡
板の取外操作を示す側断面図である。 【図6】図5に示したスライドピースの離脱状態及び鏡
板の取外操作を示す蝶番部の要部拡大側断面図である。 【符号の説明】 1 化粧料容器 4 容器本体 5 蓋体 7 鏡板 15 蝶番ブロック 15a ガイド(傾斜面) 19 スライドピース 24 スライド突起 26 スライドレール 27 スライド凹部 28 ストッパ 30 操作凹部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鏡板が取り付けられた蓋体の側縁にこれ
    より立ち上げて形成され、容器本体に回転自在に連結さ
    れる蝶番ブロックと、該蝶番ブロックとともに連続する
    外形輪郭を形成し移動可能に係止されて、上記鏡板と係
    脱自在に係合するスライドピースと、上記蝶番ブロック
    に形成されて前記スライドピースの移動を案内し、前記
    蝶番ブロックの立ち上げ方向の先端側に向かって鏡板と
    の水平距離が広くなる傾斜面と、上記鏡板の係止位置と
    なる上記蝶番ブロックの立ち上げ元側で上記スライドピ
    ースを位置決めするストッパとを備えたことを特徴とす
    る化粧料容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021106658A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 株式会社吉野工業所 コンパクト容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021106658A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 株式会社吉野工業所 コンパクト容器
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