JP2003174516A - 遠隔監視システム - Google Patents

遠隔監視システム

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JP2003174516A
JP2003174516A JP2001374595A JP2001374595A JP2003174516A JP 2003174516 A JP2003174516 A JP 2003174516A JP 2001374595 A JP2001374595 A JP 2001374595A JP 2001374595 A JP2001374595 A JP 2001374595A JP 2003174516 A JP2003174516 A JP 2003174516A
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JP2001374595A
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Ryoichi Suga
良一 須賀
Ryohei Okada
良平 岡田
Minako Takeishi
みな子 竹石
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TCP/IPを通信プロトコルとするネット
ワークで被監視部と遠隔監視部とを結び、被監視部で撮
影された映像を遠隔監視部に転送して表示する遠隔監視
システムにおいて、遠隔監視部の係員に通信障害が発生
していることがわかり、通信障害が遠隔監視部の係員等
による復旧作業を必要とするものであった場合に速やか
に通信を回復できるようにする。 【解決手段】 被監視部1(1)〜1(n)から遠隔監
視部2への映像の転送処理をUDPを用いて行い、遠隔
監視部2に、被監視部1(1)〜1(n)からの映像の
受信の有無を判定する判定手段と、映像が受信されなか
った場合に、受信が中断していることを告知する告知手
段と、映像が受信されない状態が一定時間以上継続した
場合に、被監視部との接続を切断し、被監視部との再接
続を行う切断・再接続手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防犯や防災のため
の遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】或る現場での犯罪や火災の発生の有無を
その現場から離れた部署で監視するためには、その部署
において、その現場の状況を映像によってリアルタイム
に確認できるようにすることが非常に有効である。
【0003】そのことを可能にするためのシステムとし
て、監視対象の現場(本明細書では「被監視部」と呼ぶ
ことにする)と、その被監視部を離れた場所から監視す
る部署(本明細書では「遠隔監視部」と呼ぶことにす
る)とをネットワークで結び、被監視部に設置した監視
カメラで現在撮影されている映像を遠隔監視部に転送し
てモニタに表示する遠隔監視システムが広く普及してい
る。
【0004】また、このネットワークとしては、TCP
/IPを通信プロトコルとするネットワークがよく利用
されている。
【0005】従来、こうした遠隔監視システムでは、被
監視部・遠隔監視部間の接続処理,接続の切断処理, 映
像の転送処理の全てを、コネクション型のプロトコルで
あるTCPを用いて行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
の遠隔監視システムには、次のような不都合があった。
【0007】TCPを用いた映像の転送処理では、何ら
かの原因で被監視部・遠隔監視部間の通信に障害が発生
して遠隔監視部で映像データパケットが受信されなかっ
たときに、その映像データパケットを被監視部から遠隔
監視部に再送する処理が行われる。
【0008】また、被監視部の監視カメラで撮影された
映像を圧縮して映像データファイルとしてFTP等を利
用して転送する場合には、通信障害が発生して遠隔監視
部に映像データファイルが受信されなかったときに、遠
隔監視部側でその映像データファイルの再送要求が行わ
れ、規定回数再送要求を行ってもその映像データファイ
ルが受信されないと、タイムアウト処理が行われる。
【0009】これらの通信障害発生時の処理は自動的に
行われるので、遠隔監視部の係員には、通信障害が発生
していることがわからない。
【0010】そして、遠隔監視部の係員等による復旧作
業を必要とすることなく或る時間の経過後に通信が回復
した場合には、通信障害の発生以降に被監視部の監視カ
メラで撮影された映像は、その時間だけ遅れて遠隔監視
部に転送されてモニタに表示される。遠隔監視部の係員
は、通信障害が発生していることがわからないので、こ
の映像をリアルタイムな(現在撮影されている)映像と
勘違いしてしまうことがある。
【0011】他方、通信障害が遠隔監視部の係員等によ
る復旧作業を必要とするものであった場合には、通信障
害の発生以降に被監視部の監視カメラで撮影された映像
は遠隔監視部に転送されないので、モニタには通信障害
の発生前に受信した映像が表示されたままになる。遠隔
監視部の係員は、通信障害が発生していることがわから
ないので、新たな映像が表示されるのを徒に待つだけに
なってしまい、通信の回復が遅れてしまう。
【0012】本発明は、上述の点に鑑み、こうした遠隔
監視システムにおいて、遠隔監視部の係員に、通信障害
が発生していることがわかるようにすること、通信障害
が遠隔監視部の係員等による復旧作業を必要とすること
なく回復した場合に、被監視部からリアルタイムな映像
が遠隔監視部に転送されるようにすること、及び、通信
障害が遠隔監視部の係員等による復旧作業を必要とする
ものであった場合に、速やかに通信を回復できるように
することを課題としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、TCP/IPを通信プロトコルとする
ネットワークで被監視部と遠隔監視部とを結び、被監視
部で撮影された映像を遠隔監視部に転送して表示する遠
隔監視システムにおいて、被監視部から遠隔監視部への
映像の転送処理をUDPを用いて行い、遠隔監視部に、
被監視部からの映像の受信の有無を判定する判定手段
と、判定手段で映像が受信されなかったと判定された場
合に、受信が中断していることを告知する告知手段と、
判定手段で映像が受信されなかったと判定された状態が
一定時間以上継続した場合に、被監視部との接続を切断
し、被監視部との再接続を行う切断・再接続手段とを備
えた遠隔監視システムを提案する。
【0014】この遠隔監視システムでは、被監視部から
遠隔監視部への映像の転送処理を、コネクションレス型
のプロトコルであるUDPを用いて行う。すなわち、被
監視部からストリーミングによって映像を遠隔監視部に
転送する。
【0015】遠隔監視部では、被監視部からの映像の受
信の有無が、判定手段によって判定される。通信障害が
発生した場合には、映像が受信されなかったと判定され
るので、告知手段により、受信が中断していることが告
知される。また、通信障害(映像が受信されなかったと
判定された状態)が一定時間以上継続した場合に、切断
・再接続手段により、被監視部との接続が切断され、被
監視部との再接続が行われる。
【0016】このように、被監視部から映像が受信され
なかった場合にその被監視部からの受信が中断している
ことが告知されるので、遠隔監視部の係員に,被監視部
との間で通信障害が発生していることがわかるようにな
る。
【0017】また、被監視部からストリーミングによっ
て映像を遠隔監視部に転送するので、通信障害が遠隔監
視部の係員等による復旧作業を必要とすることなく回復
した場合に、被監視部からリアルタイムな映像が遠隔監
視部に転送されるようになる。
【0018】また、遠隔監視部の係員は通信障害が発生
していることがわかるので、遠隔監視部の係員が迅速に
復旧作業を開始することができ、且つ、通信障害が一定
時間以上継続した場合に被監視部との接続の切断・再接
続が自動的に行われるので、復旧作業が完了した後被監
視部と遠隔監視部とが直ちに再接続される。したがっ
て、通信障害が遠隔監視部の係員等による復旧作業を必
要とするものであった場合に、速やかに通信を回復でき
るようになる。
【0019】なお、この遠隔監視システムにおいて、一
例として、判定手段は、UDPソケット上のパケットに
付与されているコード番号に基づき、映像データパケッ
トの受信の有無を判定するものであることが好適であ
る。
【0020】それにより、映像の受信の有無を判定する
ための特別な情報を被監視部から遠隔監視部に送ること
なく、被監視部からの映像の受信の有無を判定できるよ
うになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて具体
的に説明する。図1は、本発明に係る遠隔監視システム
の全体構成例を示す。この遠隔監視システムでは、複数
の被監視部1(1)〜1(n)が、TCP/IPを通信
プロトコルとするネットワーク3で、遠隔監視部2に結
ばれている。
【0022】被監視部1(1)〜1(n)(以下、総称
する際には「被監視部1」と表記する)は、それぞれ犯
罪や火災の発生の有無を監視する対象となる現場であ
る。
【0023】遠隔監視部2は、被監視部1での犯罪や火
災の発生の有無を遠隔地から監視する部署であり、係員
が配属されている。
【0024】各被監視部1と遠隔監視部2とは全て同じ
施設内に存在していてもよく(例えば、各被監視部1が
1つの工場や事務所や店舗内の警備対象の場所であると
ともに、遠隔監視部2がその工場や事務所や店舗内の警
備員室であってもよく)、その場合にはネットワーク3
はLAN(ローカルエリアネットワーク)になる。
【0025】あるいはまた、各被監視部1と遠隔監視部
2とが別々の施設内に存在していてもよく(例えば、各
被監視部1が工場や事務所や店舗内の警備対象の場所で
あり、遠隔監視部2はその工場や事務所や店舗とは別の
地域にある警備会社であってもよく)、その場合にはネ
ットワーク3はWAN(ワイドエリアネットワーク)に
なる。
【0026】各被監視部1と遠隔監視部2は、それぞれ
一定の監視スケジュール(例えば24時間中監視すると
いうスケジュールや非就業時間だけ監視するというスケ
ジュール)に従い、TCPソケットオープン処理(互い
のTCPソケットを接続する処理)によってそれぞれ接
続を確立する。
【0027】そして、接続を確立した各被監視部1と遠
隔監視部2とはそれぞれUDPソケットオープン処理
(互いのUDPソケットを接続する処理)を行い、UD
Pソケットオープン処理を終えた各被監視部1からそれ
ぞれUDPソケット上で映像データパケット及び音声デ
ータパケットを映像遠隔監視部2に転送する(すなわち
ストリーミングによって映像遠隔監視部2に映像及び音
声を転送する)ようになっている。
【0028】また、UDPソケット上で転送する映像デ
ータパケット, 音声データパケットには、テレビ会議シ
ステムについてのITU−T勧告H. 323に則ったコ
ード番号を付与するようになっている。
【0029】図2は、個々の被監視部1のシステム構成
例を示す。被監視部1には、監視カメラ(ビデオカメ
ラ)11, 映像コーデック12, マイクロホン13, 音
声コーデック14, CPU15, マルチプレクサ16及
び通信インターフェース17が設けられている。
【0030】監視カメラ11で撮影された映像は、映像
コーデック12に送られてエンコードされた後、マルチ
プレクサ16に送られる。マイクロホン13に入力した
音声は、音声コーデック14に送られてエンコードされ
た後、マルチプレクサ16に送られる。
【0031】マルチプレクサ16では、この映像と音声
とが重畳されて通信インターフェース17に送られる。
【0032】通信インターフェース17は、CPU15
の制御のもとで、前述のように、TCPソケットオープ
ン処理によって遠隔監視部2との接続を確立し、UDP
ソケットオープン処理を行い、UDPソケット上で映像
データパケット及び音声データパケットを映像遠隔監視
部2に転送する。
【0033】図3は、遠隔監視部2のシステム構成例を
示す。遠隔監視部2には、被監視部1(1)〜1(n)
(図1)に1対1に対応させた送受信部21(1)〜2
1(n), 画面分割回路30, セレクタ31, モニタ3
2及びヘッドホン33が設けられている。
【0034】各送受信部21(1)〜21(n)(以
下、総称する際には「送受信部21」と表記する)は、
通信インターフェース22, マルチプレクサ23, CP
U24, データバッファ25, 映像コーデック26, 音
声コーデック27, キャラクラジェネレータ28及びミ
キシング回路29を含んでいる。
【0035】各送受信部21の通信インターフェース2
2は、CPU24の制御のもとで、前述のように、対応
する被監視部1との接続をTCPソケットオープン処理
によって確立し、対応する被監視部1とのUDPソケッ
トオープン処理を行う。
【0036】UDPソケット上で通信インターフェース
22に受信された映像データパケット及び音声データパ
ケットは、マルチプレクサ23に送られて、映像データ
パケットと音声データパケットとに分離される。
【0037】マルチプレクサ23で分離された映像デー
タパケットは、データバッファ25に送られて蓄積され
る。マルチプレクサ23で分離された音声データパケッ
トは、音声コーデック27に送られてデコードされる。
【0038】データバッファ25に蓄積された映像デー
タパケットは、後出の図5に示すように、CPU24の
制御のもとで、データバッファ25から読み出されて映
像コーデック26に転送され、映像コーデック26でデ
コードされる。
【0039】映像コーデック26から出力された映像デ
ータは、ミキシング回路29に送られる。キャラクラジ
ェネレータ28には、受信が中断していることを告知す
る文字のキャラクラデータが格納されており、CPU2
4の制御のもとでキャラクラジェネレータ28から出力
されたこのキャラクラデータはミキシング回路29に送
られて映像データにミキシングされる。
【0040】各送受信部21のミキシング回路29から
出力された映像データは、画面分割回路30に送られ
る。画面分割回路30は、複数系統の映像データを1台
のモニタに画面を分割して同時に表示させるための処理
を行う回路である。画面分割回路30で処理を終えた映
像データは、モニタ32に送られて画面表示される。
【0041】したがって、例えば送受信部21の総数
(すなわち被監視部1の総数)n=16である場合に
は、モニタ32には、図4に示すように、被監視部1
(1)〜1(16)の監視カメラ11で現在撮影されて
いる映像が、領域A(1)〜A(16)のように画面を
分割して同時に表示される。
【0042】各送受信部21の音声コーデック27から
出力された音声データは、n入力1出力のセレクタ31
に送られる。セレクタ31では、任意の1つの被監視部
1を指定するための操作釦(図示略)の操作に基づい
て、その指定された被監視部1に対応する送受信部21
の音声コーデック27からの音声データが選択される。
セレクタ31で選択された音声データは、ヘッドホン3
3に送られて音声として発生する。
【0043】図5は、各送受信部21のCPU24が、
前述のように通信インターフェース22を制御してTC
Pソケットオープン処理による被監視部1との接続の確
立及び被監視部1とのUDPソケットオープン処理を完
了した後に実行する処理を示す。
【0044】この処理では、最初に、映像データパケッ
トの受信が中断している時間をダウンカウントする中断
カウンタCの値を、初期値60に設定する(ステップS
1)。また、映像データパケットの受信の中断の有無を
表す(中断していることを‘1’で表す)中断フラグF
を、‘0’に設定する(ステップS2)。
【0045】続いて、中断カウンタCの値が0であるか
否かを判断する(ステップS3)。0でなければ、UD
Pソケット上で受信するパケットに付与されている前述
のコード番号に基づき、現在映像データパケットを受信
しているか否かの判定を行う(ステップS4)。
【0046】受信していれば、データバッファ25に蓄
積されている映像データパケットを、データバッファ2
5から読み出させて映像コーデック26に転送させる
(ステップS5)。そして、中断カウンタCの値を初期
値60に設定し(ステップS6)、中断フラグFが、
‘0’であるか否かを判断する(ステップS7)。
【0047】‘0’であれば、そのままステップS3に
戻る。他方‘1’であれば、キャラクラジェネレータ2
8からの受信が中断していることを告知する文字のキャ
ラクラデータの出力を終了させ(ステップS8)、中断
フラグFを‘0’に設定し(ステップS9)、その後ス
テップS3に戻る。
【0048】ステップS4で、映像データパケットを受
信していない場合には、中断フラグFが、‘1’である
か否かを判断する(ステップS10)。‘0’であれ
ば、キャラクラジェネレータ28からの受信が中断して
いることを告知する文字のキャラクラデータの出力を開
始させ(ステップS11)、中断フラグFを‘1’に設
定する(ステップS12)。そして、1秒待機し(ステ
ップS13)、中断カウンタCの値を1だけデクリメン
トし(ステップS14)、その後ステップS3に戻る。
他方‘1’であれば、ステップS10からステップS1
3にジャンプする。
【0049】ステップS3で、中断カウンタCの値が0
である場合には、TCPソケットクローズ処理(互いの
TCPソケットの接続を解く処理)によって被監視部1
との接続を切断し(ステップS15)、データバッファ
25内の映像データパケットをクリアするなど送受信部
21の各部を初期状態にリセットし(ステップS1
6)、その後再びTCPソケットオープン処理(互いの
TCPソケットを接続する処理)によって被監視部1と
の接続を行う(ステップS17)。そして、接続が確立
されると処理を終了する。
【0050】次に、この遠隔監視システムにおいて、い
ずれかの被監視部1と遠隔監視部2との間で、接続の確
立及びUDPソケットオープン処理が完了した後、通信
障害が発生した場合の様子について説明する。
【0051】各被監視部1から映像及び音声を受信して
いる間は、遠隔監視部2の各送受信部21のCPU24
が図5のステップS1〜S7を実行した後ステップS3
〜S7を繰り返し実行することにより、モニタ32には
各被監視部1の監視カメラ11で現在撮影されている映
像がリアルタイムに画面分割して表示される。(また、
遠隔監視部2の係員が指定した被監視部1のマイクロホ
ン13に現在入力している音声が、ヘッドホン33から
リアルタイムに発生する。)
【0052】これに対し、いずれかの被監視部1と遠隔
監視部2との間で何らかの原因によって通信障害が発生
し、その被監視部1から映像及び音声が受信されなくな
ると、その被監視部1に対応する送受信部21では、C
PU24が図5のステップS4からステップS10に進
んでステップS10〜S14を実行する。
【0053】これにより、モニタ32の画面のうちその
被監視部1からの映像が表示される領域には、通信障害
の発生前に受信した映像に、受信が中断していることを
告知する文字がスーパインポーズされて表示されるよう
になる。
【0054】具体的には、送受信部21の総数(すなわ
ち被監視部1の総数)n=16であり且つモニタ32に
前出の図4のような分割画面で映像が表示される場合で
あって、例えば被監視部1(5)に通信障害が発生した
場合には、図6に示すように、被監視部1(5)からの
映像が表示される領域A(5)に、「受信中断していま
す」というような、受信が中断していることを告知する
文字がスーパインポーズされて表示されるようになる。
【0055】続いて、CPU24が、中断カウンタCの
カウント値が0になる(60秒経過する)か、または遠
隔監視部2の係員の復旧作業を必要とすることなく通信
が回復したことによって再び映像及び音声が受信される
ようになるまで、ステップS3, S4, S10, S1
3, S14を繰り返し実行する。
【0056】そして、中断カウンタCのカウント値が0
になる前に再び映像及び音声が受信されるようになった
場合には、CPU24がステップS4からステップS5
に進んでステップS5〜S9を実行する。
【0057】これにより、モニタ32の画面のうちその
被監視部1からの映像が表示される領域では、受信が中
断していることを表す文字は消え、その被監視部1の監
視カメラ11で現在撮影されている映像が再びリアルタ
イムに表示されるようになる。
【0058】他方、映像及び音声が再び受信されないま
ま中断カウンタCのカウント値が0になった場合には、
CPU24がステップS3からステップS15に進んで
ステップS15〜S17を実行することにより、その被
監視部1と接続の切断処理・再接続処理が自動的に行わ
れる。
【0059】このように、この遠隔監視システムによれ
ば、いずれかの被監視部1から映像が受信されなかった
場合にその被監視部1からの受信が中断していることが
告知されるので、遠隔監視部2の係員に、その被監視部
1との間で通信障害が発生していることがわかるように
なっている。
【0060】また、被監視部1からストリーミングによ
って映像を遠隔監視部2に転送するので、通信障害が遠
隔監視部2の係員等による復旧作業を必要とすることな
く回復した場合に、被監視部1からリアルタイムな映像
が遠隔監視部2に転送されるようになっている。
【0061】また、遠隔監視部2の係員は通信障害が発
生していることがわかるので、遠隔監視部2の係員が迅
速に復旧作業を開始することができ、且つ、通信障害が
一定時間(60秒)以上継続した場合に被監視部1との
接続の切断・再接続処理が自動的に行われるので、復旧
作業が完了した後被監視部1と遠隔監視部2とが直ちに
再接続される。したがって、通信障害が遠隔監視部2の
係員等による復旧作業を必要とするものであった場合
に、速やかに通信を回復できるようになっている。
【0062】また、映像データパケットの受信の有無の
判定をUDPソケット上のパケットに付与されているコ
ード番号に基づいて行っているので、映像の受信の有無
を判定するための特別な情報を被監視部1から遠隔監視
部2に送ることなく、被監視部1からの映像の受信の有
無を判定できるようになっている。
【0063】なお、以上の例ではCPU24が被監視部
1との接続の切断・再接続処理を行うための通信障害の
継続時間を60秒としているが、この継続時間を60秒
以外の時間にしてもよい。
【0064】また、以上の例では各被監視部1からの映
像を遠隔監視部2で1台のモニタ32に画面分割して表
示しているが、各被監視部1からの映像をそれぞれ別々
のモニタに表示するようにしてもよい。その場合にも、
いずれかの被監視部1との間で通信障害が発生した場合
には、その被監視部1からの映像を表示するモニタに、
受信が中断していることを告知する文字がスーパインポ
ーズして表示されるようになる。
【0065】また、以上の例では複数の被監視部1から
の映像を遠隔監視部2でモニタに表示している(遠隔監
視部2で複数の被監視部1を監視している)が、1つの
被監視部1からの映像だけを遠隔監視部2でモニタに表
示する(遠隔監視部2で1つの被監視部1だけを監視す
る)ようにしてもよい。
【0066】また、以上の例では、受信が中断している
ことを告知する文字を、映像表示用のモニタにスーパイ
ンポーズして表示している。しかし、これに限らず、こ
のモニタとは別のディスプレイにこの文字を表示した
り、受信が中断していることを告知する音声を発生した
りしてもよい。
【0067】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る遠隔監視シ
ステムによれば、被監視部から映像が受信されなかった
場合にその被監視部からの受信が中断していることが告
知されるので、遠隔監視部の係員に、その被監視部との
間で通信障害が発生していることがわかるという効果が
得られる。
【0069】また、被監視部からストリーミングによっ
て映像を遠隔監視部に転送するので、通信障害が遠隔監
視部の係員等による復旧作業を必要とすることなく回復
した場合に、被監視部からリアルタイムな映像が遠隔監
視部に転送されるという効果が得られる。
【0070】また、遠隔監視部の係員は通信障害が発生
していることがわかるので、遠隔監視部の係員が迅速に
復旧作業を開始することができ、且つ、通信障害が一定
時間以上継続した場合に被監視部との接続の切断・再接
続が自動的に行われるので、復旧作業が完了した後被監
視部と遠隔監視部とが直ちに再接続される。したがっ
て、通信障害が遠隔監視部の係員等による復旧作業を必
要とするものであった場合に、速やかに通信を回復でき
るという効果が得られる。
【0071】また、映像データパケットの受信の有無の
判定をUDPソケット上のパケットに付与されているコ
ード番号に基づいて行っているので、映像の受信の有無
を判定するための特別な情報を被監視部から遠隔監視部
に送ることなく、被監視部からの映像の受信の有無を判
定できるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠隔監視システムの全体構成例を
示す図である。
【図2】図1の被監視部のシステム構成例を示す図であ
る。
【図3】図1の遠隔監視部のシステム構成例を示す図で
ある。
【図4】図3のモニタの画面分割例を示す図である。
【図5】図3の各送受信部のCPUが実行する処理を示
すフローチャートである。
【図6】図3のモニタへの、受信が中断していることを
告知する文字の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1(1)〜1(n) 被監視部、 2 遠隔監視部、
3 ネットワーク、11 監視カメラ、 12, 26
映像コーデック、 13 マイクロホン、14, 27
音声コーデック、 15, 24 CPU、 16, 2
3 マルチプレクサ、 17, 22 通信インターフェ
ース、 21(1)〜21(n)送受信部、 25 デ
ータバッファ、 28 キャラクタジェネレータ、 2
9ミキシング回路、 30 画面分割回路、 32 セ
レクタ、 33 ヘッドホン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹石 みな子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA05 CA04 CC03 CH01 DA01 DA08 FA09 FE18 FF03 HA18 5C087 AA02 AA03 AA24 AA37 AA44 BB03 BB12 BB74 DD04 DD05 DD23 EE08 EE15 FF01 FF02 FF04 FF19 FF20 GG02 GG12 GG20 GG23 GG30 GG32 GG36 GG46 GG51 GG66 GG67 GG70 GG71 5K101 KK13 LL00 MM07 NN06 PP03 SS07 VV04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TCP/IPを通信プロトコルとするネ
    ットワークで被監視部と遠隔監視部とを結び、前記被監
    視部で撮影された映像を前記遠隔監視部に転送して表示
    する遠隔監視システムにおいて、 前記被監視部から前記遠隔監視部への映像の転送処理を
    UDPを用いて行い、 前記遠隔監視部に、 前記被監視部からの映像の受信の有無を判定する判定手
    段と、 前記判定手段で映像が受信されなかったと判定された場
    合に、受信が中断していることを告知する告知手段と、 前記判定手段で映像が受信されなかったと判定された状
    態が一定時間以上継続した場合に、前記被監視部との接
    続を切断し、前記被監視部との再接続を行う切断・再接
    続手段とを備えたことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遠隔監視システムにお
    いて、 前記判定手段は、UDPソケット上のパケットに付与さ
    れているコード番号に基づき、映像データパケットの受
    信の有無を判定することを特徴とする遠隔監視システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006022112A1 (ja) * 2004-08-25 2006-03-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 監視カメラ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006022112A1 (ja) * 2004-08-25 2006-03-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 監視カメラ装置
US8330813B2 (en) 2004-08-25 2012-12-11 Panasonic Corporation Monitoring camera device

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