JP2007312227A - 情報処理システム及びその制御方法、並びに該制御方法を実行するプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、予備系への切り替えの際に通信の途絶を最小限に抑え、連続データの欠落を少ないコストで最小化することができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】サーバの切り替えが行われたときに、当該切り替え通知を受信するための通知専用コネクションが確立される。切り替え通知を受信した際に、主系サーバ110から受信待ち状態の通信コネクションが切断され、当該切断された通信コネクションが新たな通信コネクションとして確立し直される。通知専用コネクションが確立された後の通信コネクションの状態が通信コネクション情報として予備系サーバ130に通知され、該通信コネクション情報が保存される。切り替えが行われたときに、保存された通信コネクション情報に基づいて切り替え通知が生成され、予備系サーバ130からクライアント端末100に送信される。
【選択図】図10

Description

本発明は、ネットワーク通信の冗長化処理を実行する情報処理システム及びその制御方法、並びに該制御方法を実行するプログラムに関するものである。
一般に、WWW(World Wide Web)上で主に利用されるプロトコルはHTTP(HyperText Transfer Protocol)である。HTTPは、その名前の由来であるハイパーテキストの転送だけに限らず、DB(Data Base)へのアクセスや各種機器の設定、動画や音声データの取得にも広く用いられている。これは、WWWの普及と共にHTTPに対してファイヤーウォール等の通信上の制約を回避するための手段が多数提供され、HTTPがほとんどのネットワーク環境で導入されたことが一因である。さらに、その他のプロトコルをWWWに使用した際に必要だった各種設定作業を省略できることが大きな一因である。そのことがさらにHTTPの使用を促進している。その結果、現在ではPC(Personal Computer)に限らず、複写機やネットワーク接続可能なカメラ等にもHTTPによる通信機能が組み込まれるようになっている。
こうした各種ネットワーク機器を利用したネットワークサービスは拡大の一途を辿って、基幹業務にも組み込まれるようになり、そのことがさらにネットワーク機器のアクセス数を増大させることになっている。このような環境において、ネットワーク機器に障害が生じた場合を想定して、各ネットワーク機器を二重、三重にした冗長化構成にすることが広く行われている。例えば、障害発生時には、主系のネットワーク機器から予備系のネットワーク機器に切り替える(failoverする)ことでサービスを継続させるシステムが存在する。
HTTPを通信プロトコルとして用いたサービスの場合、予備系のネットワーク機器への切り替え時に通信途中だったHTTPのセッションそのものは予備系のネットワーク機器に引き継がれない。
一方、TCP(Transmission Control Protocol)を通信プロトコルとして利用するサービスの場合は、通信接続された両端のネットワーク機器がそれぞれの状態を保持する。そのため、予備系のネットワーク機器に状態を引き継ぐためには、主系のネットワーク機器の状態情報を予備系のネットワーク機器でも常時保持・更新する必要がある。これに対して、例えば、特許文献1ではその対応方法が開示されている。
特開2002−319963号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された方法では、すべてのTCPパケットの送受信の際にTCPの状態情報の処理が必要となる。そして、主系のネットワーク機器から予備系のネットワーク機器への切り替えの発生頻度を考慮した場合、正常動作時の主系のネットワーク機器に加わる負荷が無視できないものとなる。そのため、特許文献1の方法を適用するためには、高い処理能力を有するネットワーク機器でなくてはならない。一般的なシステムでは、TCPやHTTPを利用する予備系のネットワーク機器への引継ぎを行わず、クライアント端末からのHTTPリクエスト再送に基づいて上位層のアプリケーションで処理の継続が図られている。
ところで、通常、クライアント端末からのHTTPリクエスト再送は、クライアント端末の利用者による手動操作により発せられる。これは、クライアント端末が、HTTPサーバが主系から予備系に切り替わったことをHTTP層、TCP層のレベルで知る手段がないためである。予備系への切り替えが発生した場合、確立していたTCPコネクションは実質的に失われているが、クライアント端末側では確立されたまま、HTTPサーバからのレスポンスの待ち状態となる(TCP half open状態)。この状態のTCPコネクションはタイムアウトしないので、上位層のHTTPやアプリケーションのタイムアウトを待つか、利用者の介入が必要である。そのため、HTTPサーバの切り替えに要する時間よりも十分に長い時間を要する場合がある。
こうした挙動は、連続的にHTTPサーバ側とデータの送受信を行うサービスの場合、その間のデータの連続性が失われてしまう。例えば、HTTPサーバにカメラやマイクを接続して画像や音声をデータとして取得することで遠隔地の監視を行う場合、許容範囲を超えたデータの欠落は監視の目的を果たさない。すなわち、従来手法でHTTPサーバを障害発生時に予備系に切り替える構成をとった場合は、許容範囲を超えたデータの欠落が発生してしまうという問題がある。
また、この問題は、上記特許文献1に示された方法でTCPコネクションまでを予備系に引き継ぐことで解決される。しかしながら、TCPパケットの送受信毎に状態を取得・保持する処理が必要であり、特に性能・容量の限られた機器組み込み用HTTPサーバには適用困難である。
本発明は、上記問題に鑑み、予備系への切り替えの際に通信の途絶を最小限に抑え、連続データの欠落を少ないコストで最小化することができる情報処理システム及びその制御方法、並びに該制御方法を実行するプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の情報処理システムは、第1のサーバと、少なくとも1つの第2のサーバと、クライアント端末とが互いに接続され、前記第1のサーバに異常が発生したときに前記第2のサーバに切り替えて動作する冗長構成を有する情報処理システムにおいて、前記クライアント端末は、前記切り替えが行われたときに切り替え通知を受信するための通知専用コネクションを確立する第1の通信コネクション確立手段と、前記切り替え通知を受信した際に、前記第1のサーバから受信待ち状態にあるすべての通信コネクションを切断し、当該切断した通信コネクションを前記第2のサーバとの間で新たな通信コネクションとして確立し直す第2の通信コネクション確立手段とを備え、前記第1のサーバは、前記通知専用コネクションを確立した後の通信コネクションの状態を通信コネクション情報として前記第2のサーバに通知する通信コネクション情報通知手段を備え、前記第2のサーバは、前記第1のサーバから受信した前記通信コネクション情報を保存する通信コネクション情報保存手段と、前記切り替えが行われたときに、前記保存された通信コネクション情報に基づいて前記切り替え通知を生成し、当該切り替え通知を前記クライアント端末に送信する切り替え通知送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、予備系への切り替えの際に通信の途絶を最小限に抑え、連続データの欠落を少ないコストで最小化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムが適用されたリモート監視システムのシステム構成図である。本リモート監視システムは、カメラからキャプチャした画像データをクライアント端末に転送することによってリモート監視を行うシステムである。
図1において、本リモート監視システムは、クライアント端末100と、主系サーバ110(第1のサーバ)と、予備系サーバ130(第2のサーバ)と、これらを相互に接続するネットワーク150とで構成される。
クライアント端末100、主系サーバ110、及び予備系サーバ130は、それぞれ情報処理装置(コンピュータ)で構成される。なお、図1では、予備系サーバ130及びクライアント端末100は、ネットワーク150に1台ずつ接続されているが、それぞれ複数台接続されていても構わない。
主系サーバ110及び予備系サーバ130には、それぞれカメラ120,140が接続される。そして、主系サーバ110とカメラ120との組み合わせで主系側のネットワーク機器の冗長構成をとり、予備系サーバ130とカメラ140との組み合わせで予備系側のネットワーク機器の冗長構成をとる。なお、図1では、予備系側のネットワーク機器は1組としているが、複数組あっても構わない。
カメラ120(又は140)で撮影された画像は、主系サーバ110(又は予備系サーバ130)に連続的に入力され、画像データとしてネットワーク150経由でクライアント端末100に送られる。
カメラ120,140は、パン角/チルト角/ズーム位置やフォーカス等の撮影条件を自動制御可能であってもよい。また、クライアント端末100から利用者がネットワーク150、主系サーバ110又は予備系サーバ130経由で制御できるようにしてもよい。
ネットワーク150は、予め定められた通信規格を満足する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から構成される。例えば、ネットワーク150は、インターネットやLAN(Local Area Network)などに適用可能である。
図2は、図1のクライアント端末100の概略構成を示すブロック図である。
図2において、クライアント端末100は、CPU200と、1次記憶装置210と、2次記憶装置220と、表示装置221と、ユーザ入出力I/F230と、ネットワークI/F250と、これらを相互に接続する内部バス260とで構成される。
1次記憶装置210は、RAM(Random Access Memory)等の書き込み可能な高速の記憶装置であり、OS(Operating System)や各種プログラム、各種データがロードされる。また、OSや各種プログラムの作業領域としても使用される。
2次記憶装置220は、ハードディスクドライブ(HDD)、半導体メモリ、CD−ROMドライブ等の記憶装置である。2次記憶装置220は、OSや各種プログラム、各種データの永続的な記憶領域として使用される他に、短期的な各種データの記憶領域としても使用される。
表示装置221は、画像データ、操作コマンドを入力するためのグラフィカルユーザインターフェースなどを画面上に表示する。
ユーザ入出力I/F230は、ディスプレイ、キーボード、マウス等のユーザ入出力機器240を接続するためのI/Fである。ネットワークI/F250は、ネットワーク150と接続するためのI/Fであり、他の情報処理装置との通信を担う。
図3は、図1の主系サーバ110の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態では、主系サーバ110と予備系サーバ130とは同一のハードウェア構成を有するものとし、主系サーバ110の構成について説明する。
図3において、主系サーバ110は、CPU300と、1次記憶装置310と、2次記憶装置320と、機器制御I/F330と、ビデオキャプチャI/F340と、ネットワークI/F350と、これらを相互に接続する内部バス360とで構成される。
1次記憶装置310は、RAM等の書き込み可能な高速の記憶装置であり、OSや各種プログラム、各種データがロードされる。また、OSや各種プログラムの作業領域としても使用される。
2次記憶装置320は、HDD、半導体メモリ等の記憶装置である。2次記憶装置320は、OSや各種プログラム、各種データの永続的な記憶領域として使用される他に、短期的な各種データの記憶領域としても使用される。
機器制御I/F330は、カメラ120,140を制御するためのI/Fであり、パン角/チルト角/ズーム位置、フォーカス等を制御し、現在値を取得する命令やデータのやり取りを司る。カメラ120,140とは、RS232C、USB、IEEE1394等の通信規格で接続される。
ビデオキャプチャI/F340は、カメラ120,140から出力される画像信号のAD変換、圧縮処理を行うものであり、例えば、画像信号を連続的なJPEGフォーマットやMPEGフォーマットに変換する。
ネットワークI/F350は、ネットワーク150と接続するためのI/Fであり、他の情報処理装置との通信を担う。
図4は、クライアント端末100内の記憶装置に格納されるプログラムの詳細を示す図である。
図4において、1次記憶装置210には、OS400及び監視アプリケーションプログラム410がロードされる。一方、2次記憶装置220には、監視アプリケーションプログラム410等のプログラム、設定データ、及び主系サーバ110や予備系サーバ130から取得した画像データ等(いずれも図示せず)が保存される。
監視アプリケーションプログラム410は、主系サーバ110、予備系サーバ130上の後述するHTTPサーバプログラム510,610との間で行われる通信をCPU200に実行させる。
監視アプリケーションプログラム410は、HTTPリクエストを主系サーバ110や予備系サーバ130に送信する処理をCPU200に実行させる。具体的に、HTTPリクエストは、画像データの送信要求、利用者の指示に基づくカメラ120(140)のパン角等の制御要求、主系サーバ110や予備系サーバ130の各種設定や状態取得要求である。
監視アプリケーションプログラム410は、受信した画像データ、カメラ制御要求に対する結果情報、設定結果や状態情報等を表示装置221の表示画面に表示し、或いは2次記憶装置220に蓄積を行う処理をCPU200に実行させる。また、監視アプリケーションプログラム410は、本実施形態の機能として、主系サーバ110から予備系サーバ130への切り替え通知を受信するためのTCPコネクションを確立する処理をCPU200に実行させる。
なお、監視アプリケーションプログラム410は、単独のアプリケーションプログラムとしてだけではなく、汎用のWebブラウザに組み込まれるプログラム(例えば、Java(登録商標) appletプログラム)として実装してもよい。この場合、Webブラウザがユーザの入出力I/Fとして機能する。
図5は、主系サーバ110内の記憶装置に格納されるプログラムの詳細を示す図である。図6は、予備系サーバ130内の記憶装置に格納されるプログラムの詳細を示す図である。ここで、主系サーバ110と予備系サーバ130とは冗長構成をとるので、基本的に同一の構成となっている。そのため、予備系サーバ130については主系サーバ110との相違点のみを説明する。
図5において、1次記憶装置310には、OS500、HTTPサーバプログラム510、カメラ・画像制御プログラム520、及び主系冗長管理プログラム530がロードされる。一方、2次記憶装置320には、主系冗長管理プログラム530により用いられる冗長設定データ540及びカメラ・画像制御プログラム520により用いられる設定データ(図示せず)が保存される。
HTTPサーバプログラム510は、クライアント端末100との通信を司り、クライアント端末100からのデータをカメラ・画像制御プログラム520に渡す処理をCPU300に実行させる。また、HTTPサーバプログラム510は、カメラ・画像制御プログラム520の処理によって得られた画像データなどのリクエスト結果をクライアント端末100への応答を送る処理をCPU300に実行させる。
カメラ・画像制御プログラム520は、クライアント端末100からHTTPサーバプログラム510の処理により各種要求を受けて、カメラ120のパン角等を機器制御I/F330から制御する処理をCPU300に実行させる。また、カメラ・画像制御プログラム520は、撮影された画像をビデオキャプチャI/F340を介して取り込む処理をCPU300に実行させる。そして、取り込まれた画像をA/D変換、圧縮処理等が行われたMPEGデータ等に変換する処理をCPU300に実行させる。また、主系サーバ110の各種設定要求や動作状態等の状態情報取得要求に対応する動作を行う処理をCPU300に実行させる。
上述した主系サーバ110におけるOS500、HTTPサーバプログラム510、及びカメラ・画像制御プログラム520は、予備系サーバ130におけるOS600、HTTPサーバプログラム610、及びカメラ・画像制御プログラム620がそれぞれ対応する。
主系冗長管理プログラム530と予備系冗長管理プログラム630とは、対となって機能する。これらは、主系サーバ110及び予備系サーバ130の動作状況を定期的に情報交換して正常かどうか判定する。そして、予備系冗長管理プログラム630において、主系サーバ110が異常と判定した場合には、TCP/IPネットワーク設定を変更して主系サーバ110から予備系サーバ130に切り替える。これによって予備系サーバ130がクライアント端末100からの要求に応答することが可能となる。
また、主系冗長管理プログラム530と予備系冗長管理プログラム630は、TCPコネクションをクライアント端末100からの確立要求に応じて確立する機能を有する。このTCPコネクションは、主系サーバ110から予備系サーバ130への切り替えの発生をクライアント端末100に通知するためのものである。以下、このTCPコネクションを通知専用コネクションと呼ぶ。この通知専用コネクションの通信状態情報を予備系サーバ130の主系状態データ650として保存・管理する。主系状態データ650としては、通知専用コネクションの通信状態情報と後述のカメラ状態情報が含まれる。
主系サーバ110から予備系サーバ130への切り替えが発生した場合には、主系状態データ650に基づいて、予備系サーバ130がクライアント端末100にサーバ切り替えの発生を通知する。
また、主系冗長管理プログラム530と予備系冗長管理プログラム630の動作状況交換・判定等の設定は、冗長設定データ540,640としてそれぞれ2次記憶装置320上に保存される。
次に、クライアント端末100、主系サーバ110、及び予備系サーバ130のそれぞれの動作について図7〜図10を参照して説明する。
まず、クライアント端末100内の監視アプリケーションプログラム410がCPU200により実行されたときの動作処理を図7を参照して説明する。
図7は、監視アプリケーションプログラム410によるクライアント端末100のCPU200の動作処理を示すフローチャートである。
図7において、クライアント端末100のCPU200は、監視アプリケーションプログラム410に基づいて、利用者によって指示されたサーバにHTTPを利用して監視セッション開始要求を送信する(ステップS700)。ここで利用者により指示されたサーバは、クライアント端末100の接続先として正常動作している状態の主系サーバ110とする。
CPU200は、利用者により指示された主系サーバ110から応答があり、監視セッションが開始されるまでステップS700の処理を定期的に繰り返す(ステップS705)。
クライアント端末100のCPU200は、主系サーバ110からの応答により監視セッションが開始されたときは(ステップS705でYES)、当該主系サーバ110との間でTCPコネクションである通知専用コネクションの接続を確立する(ステップS710)。通知専用コネクションは、サーバ側で主系から予備系への切り替えが発生した際に、予備系サーバ130側からサーバ切り替え通知をクライアント端末100が受けるためのものである。この通知専用コネクションの接続において、サーバ切り替え発生時に予備系サーバ130からクライアント端末100に通信可能なものであれば、使用するプロトコルはどのようなものでも構わない。しかしながら、ネットワーク150上にファイヤーウォール等があって通信可能なプロトコルが限定される場合も多いので、本実施の形態では、通知専用コネクションが監視セッションと同じHTTPを利用する場合について説明する。
クライアント端末100のCPU200は、通知専用セッションを確立し、予め主系サーバ110との間で定められたサーバ切り替え発生時の通知を要請するために、監視セッションを識別するための情報を含むHTTPリクエストを主系サーバ110に送信する。なお、このHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスはサーバ切り替え発生時まで受信されないので、このHTTPリクエストのタイムアウトは無限大に設定される。つづいて、主系サーバ110へのリクエスト送信と主系サーバ110からのレスポンス受信のメインループに入る。
ステップS715において、クライアント端末100のCPU200は、利用者の指示若しくは設定に従って、画像取得、カメラのパン角等の制御、サーバの設定、サーバの状態情報取得等のHTTPリクエストを生成する。そして、生成したHTTPリクエストを主系サーバ110に送信する。この結果、主系サーバ110からのHTTPリクエストに対する応答(HTTPレスポンス)があったときは(ステップS720でYES)、ステップS730の処理が行われる。すなわち、CPU200は、該HTTPレスポンスに基づいて、表示装置221に画像の表示、サーバからの応答メッセージの表示等の処理を実行させる(ステップS730)。
次に、クライアント端末100のCPU200は、利用者の終了指示があるか否か、リクエスト送信数等の終了設定条件を満たしたか否かを判別する(ステップS740)。この判別の結果、終了指示等がない場合は、ステップS715に戻り、処理を継続する。
一方、ステップS740の判別の結果、終了指示等があった場合は(ステップS740でYES)、ステップS745に進み、クライアント端末100のCPU200は、監視セッションを終了して監視セッション終了の通知をサーバ側に通知する。つづいて、クライアント端末100のCPU200は、ステップS710で確立した通知専用コネクションの接続を切断し(ステップS750)、本処理を終了する。
ステップS720の判別の結果、主系サーバ110に送信したHTTPリクエストに対する応答がなかった場合は(ステップS720でNO)、ステップS725に進む。ここで、CPU200は、通知専用コネクションを介して予備系サーバ130からサーバ切り替え通知が届いているか否かを判別する(ステップS725)。
ステップS725の判別の結果、サーバ切り替え通知が届いていない場合は(ステップS725でNO)、再びステップS720に戻り、主系サーバ110からの応答を待つ。一方、サーバ切り替え通知が届いている場合は(ステップS725でYES)、HTTPリクエストを送信した主系サーバ110が何らかの障害により予備系サーバ130に既に切り替わっているので、今後も主系サーバ110からの応答が見込めない状況である。そこで、CPU200は、応答待ち状態にある既存のHTTPリクエストコネクションを強制的に切断し(ステップS735)、ステップS715に戻り、新規のHTTPリクエストを予備系サーバ130に対して再送する。これにより、クライアント端末100は、主系サーバ110から切り替わった先の予備系サーバ130に接続されるので、すぐさま応答が得られるようになる。
次に、主系サーバ110内のカメラ・画像制御プログラム520がCPU300により実行されたときの動作処理を図8を参照して説明する。
図8は、カメラ・画像制御プログラム520による主系サーバ110のCPU300の動作処理を示すフローチャートである。
図8において、主系サーバ110のCPU300は、HTTPサーバプログラム510に基づいて、クライアント端末100からの監視セッション開始要求の受信を待つ(ステップS800)。
次に、主系サーバ110のCPU300は、クライアント端末100から監視セッション開始要求を受信したときは(ステップS800でYES)、ステップS805において、ステップS805以降の処理を行うための子プロセスを生成する。そして、CPU300は、この子プロセスにおいて、受信したクライアント端末100の監視セッション開始要求に対する処理を行う。なお、CPU300は、親プロセスにおいて、さらに他のクライアントからの監視セッション開始要求を待つことになる。
ステップS810において、主系サーバ110のCPU300は、クライアント端末100からの通知専用コネクションの接続待ち状態に移行する。その後、クライアント端末100との間でも通知専用コネクションの接続が確立される(ステップS810でYES)。その場合、CPU300は、通知専用コネクションの接続を用いて予備系サーバ130がクライアント端末100にサーバ切り替え通知を行うのに必要な通知専用コネクションの通信状態情報を予備系サーバ130に送信する(ステップS815)。必要な通知専用コネクションの通信状態情報とは、具体的には、クライアント端末100のIPアドレス、TCPのポート番号、HTTPリクエストを受信し終えた時点でのクライアント端末100と主系サーバ110それぞれのTCPシーケンス番号である。また、監視セッションを識別するためにHTTPリクエストに含まれる識別情報である。
つづいて、クライアント端末100からのリクエスト受信とクライアント端末100へのレスポンス送信のメインループに入る。
主系サーバ110のCPU300は、クライアント端末100からのHTTPリクエストの受信待ち状態へ移行する(ステップS820)。そして、CPU300は、クライアント端末100からHTTPリクエストを受信したときは(ステップS820でYES)、ステップS830へ進む。
ステップS830では、主系サーバ110のCPU300は、画像取得、カメラの撮像方向の制御、サーバの設定、サーバの状態情報取得等を含むHTTPリクエストの内容に応じて、カメラ120からの画像データをビデオキャプチャI/F340経由で取得し、A/D変換、圧縮処理を行う。また、主系サーバ110のCPU300は、カメラの撮像方向などの処理結果を所定の書式にしたものをクライアント端末100にHTTPレスポンスとして送信し、ステップS820へ戻る。
一方、主系サーバ110のCPU300は、クライアント端末100からのHTTPリクエストの受信がない場合は(ステップS820でNO)、ステップS825へ進む。
ステップS825では、主系サーバ110のCPU300は、クライアント端末100から監視セッション終了の通知を受信したか否かを判別する。そして、通知を受信しなかった場合は(ステップS825でNO)、ステップS820に戻る。一方、監視セッション終了の通知を受信した場合は(ステップS825でYES)、主系サーバ110のCPU300は予備系サーバ130に監視セッションの終了に伴う通知専用コネクションの切断を通知して(ステップS835)、本処理を終了する。
次に、主系サーバ110内の主系冗長管理プログラム530がCPU300により実行されたときの動作処理を図9を参照して説明する。
図9は、主系冗長管理プログラム530に基づく主系サーバ110のCPU300の動作処理を示すフローチャートである。
図9において、主系サーバ110のCPU300は、その起動時に、2次記憶装置320内の冗長設定データ540から、予備系サーバ130のIPアドレスや送信間隔等の情報(予備系情報)を取得する(ステップS900)。
次に、主系サーバ110のCPU300は、送信間隔タイマー(図示せず)をリセットし(ステップS905)、カメラ120の各種状態情報(カメラ状態情報)をカメラ120から取得する(ステップS910)。ここでカメラ120からカメラ状態情報を取得することは、主系サーバ110とカメラ120が正常動作していることを確認することを意味する。さらに、この処理は、予備系サーバ130とカメラ140に切り替わった際にカメラ140の状態を、取得したカメラ状態情報に基づいて、切り替え直前のカメラ120と同じ状態にして撮影条件が引き継がれるようにすることを兼ねている。
次に、主系サーバ110のCPU300は、取得したカメラ状態情報を予備系サーバ130に送信し(ステップS915)、送信間隔タイマーが設定時間を満了するまで待ち(ステップS920)、ステップS905に戻って処理を繰り返す。
次に、予備系サーバ130内の予備系冗長管理プログラム630がCPU300により実行されたときの動作処理を図10を参照して説明する。
図10は、予備系冗長管理プログラム630による予備系サーバ130のCPUの動作処理を示すフローチャートである。なお、予備系サーバ130のハードウェア構成は、図3の主系サーバ110のものと兼用してしまったので、符号の後に「A」を付加して予備系サーバ130の構成であることを明確にして説明する。
図10において、予備系サーバ130のCPU300Aは、カメラ・画像制御プログラム620を起動し(ステップS1000)、受信間隔タイマー(図示せず)をリセットする(ステップS1005)。
次に、予備系サーバ130のCPU300Aは、主系サーバ110からカメラ状態情報を受信したか否かを判別し(ステップS1010)、受信しなかった場合は(ステップS101でNO)、ステップS1015へ進む。一方、受信した場合は(ステップS1010でYES)、予備系サーバ130のCPU300Aは、その内容が正常なものか否かを確認する(ステップS1020)。確認の内容としては、例えば、カメラ120のパン角等の数値が規定内に収まっているか否か等が挙げられる。
次に、ステップS1020の判別の結果、主系サーバ110に異常はないと判断した場合、ステップS1030へ進む。そして、予備系サーバ130のCPU300Aは、主系状態データ650に含まれるカメラ状態情報として、主系サーバ110から受信したカメラ状態情報を上書き保存する(ステップS1030)。さらに、受信間隔タイマーが満了するまで待って(ステップS1040)、ステップS1005に戻って処理を繰り返す。
ステップS1015では、予備系サーバ130のCPU300Aは、主系サーバ110から通知専用コネクションの通信状態情報を受信したか否かを判別する(ステップS1015)。この判別の結果、受信していないときは(ステップS1015でNO)、ステップS1035へ進む。一方、受信したときは(ステップS1015でYES)、CPU300Aは、主系状態データ650に含まれる通知専用コネクションの通信状態情報を主系状態データ650の受信した通知専用コネクションの通信状態情報に更新する(ステップS1025)。また、TCPコネクションの切断情報であれば、CPU300Aは、主系状態データ650に含まれる通知専用コネクションの通信状態情報を削除する。
つづいて、予備系サーバ130のCPU300Aは、受信間隔タイマーが満了しているか否かを判別する(ステップS1035)。この判別の結果、受信間隔タイマーが満了したとき、即ち規定時間内に主系サーバ110から通知専用コネクションの通信状態情報が送信されてこなかった場合は、ステップS1045へ進む。一方、満了していなければステップS1010に戻り、通知専用コネクションの通信状態情報が送信されてくるのを待つ。
ステップS1020において、予備系サーバ130のCPU300Aは、主系サーバ110に異常ありと判断した場合は(ステップS1020でYES)、ステップS1045へ進む。そして、予備系サーバ130のCPU300Aは、主系サーバ110から予備系サーバ130への切り替え処理を開始する。
ステップS1045では、予備系サーバ130のCPU300Aは、主系状態データ650に含まれるカメラ状態情報を取得する。そして、取得したカメラ状態情報に基づいて、予備系サーバ130に接続されているカメラ140を設定し直し、主系サーバ110とカメラ120が最後に正常だった時点のカメラ状態に復元する。
次に、予備系サーバ130のCPU300Aは、クライアント端末100からの通信が予備系サーバ130に向かうように通信経路を切り替える(ステップS1050)。その方法は、例えば、Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP,RFC3768)に示されるようなIPアドレスと主系サーバ110、予備系サーバ130のMACアドレスとのマッピングを変更する方法がある。また、負荷分散装置等のSW機器を制御して主系サーバ110、予備系サーバ130が接続されているポートのup/downを切り替える方法等があり、ネットワーク環境等に応じて選択することができる。
予備系サーバ130のCPU300Aは、ステップS1000で既にカメラ・画像制御プログラムが起動されているので、通信経路の切り替えの時点でクライアント端末100からの監視セッション確立のリクエストに対する応答ができる状態である。
しかしながら、クライアント端末100が切り替え前の主系サーバ110と確立して応答待ち状態にある既存の通信コネクションは予備系サーバ130に引き継がれることはない。そのため、クライアント端末100に既存の監視セッションの切断を促す。そのために、予備系サーバ130は、主系状態データ650から通知専用コネクションの情報を取得し、クライアント端末100と通知専用コネクションが張られている状態を擬似的に復元する(ステップS1055)。具体的には、クライアント端末100に対して送信するTCPパケットのヘッダ部分に、主系状態データとして保存されたクライアント端末100のIPアドレス、TCPのポート番号、TCPシーケンス番号を付加する。このTCPパケットは予備系サーバ130からクライアント端末100に送信するためのTCPパケットである。そして、予備系サーバ130への切り替えを通知する内容のHTTPレスポンスデータをTCPパケットのデータ部分として加えたもの(リセットパケット)をクライアント端末100に送信する。この通知専用コネクションを介してサーバ切り替え通知をクライアント端末100に送信する(ステップS1060)。
この通知の1パケットだけでよいので、すべてのTCP通信状態を主系サーバ110と予備系サーバ130で取得・保存する必要や、予備系サーバ130でTCP通信状態を完全に復元する必要がない。そのため、性能に余裕のないサーバ機器でも機能を実現可能である。
上記実施の形態によれば、クライアント端末100が、サーバ側への一連の接続を開始する際に、主系サーバ110から予備系サーバ130への切り替えが行われたときにサーバ切り替え通知を受けるための通知専用コネクションを確立する。そして、通知専用コネクション上でサーバ切り替え通知を受信した際に、主系サーバ側に対して確立されていた監視セッションを切断し、切断した通信コネクションを予備系サーバとの間で新たな監視セッションを確立する。そして、主系サーバ110がクライアント端末100からの監視セッションの確立要求に応じて、確立後の通知専用コネクション状態の情報を予備系サーバ130に通知する。そして、予備系サーバ130は、主系サーバ110からの通知専用コネクション状態の情報を受信して保存する。そして、主系サーバ110から予備系サーバ130へのサーバ切り替えが発生した際に、保存された通知専用コネクション状態の情報から切り替え発生を通知する通信パケットを生成し、クライアント端末100に送信する。この結果、予備系への切り替えの際に通信の途絶を最小限に抑え、連続データの欠落を少ないコストで最小化することができる。また、クライアント端末100がサーバの主系から予備系への切り替え通知を受け、応答待ち状態にある主系への通信コネクションを即座に予備系へ張り直すことができ、通信の途絶が最小限に抑えられる。
さらに、主系サーバ110が正常時に加わる負荷は、クライアント端末100の通信開始時の一時的なものだけなので、性能・容量に制約がある機器にも適用可能となり、ネットワーク経由で連続的にデータを送受信する情報処理システムの可用性が向上する。
上記実施の形態では、通知専用コネクションはHTTPにより行われると説明したが、より簡素に下位層のTCPでの通知に留めてもよい。その場合、監視アプリケーションプログラム410はTCPコネクションを確立するだけで、HTTPリクエストを送信しない。また、通知専用コネクションを確立する場合、TCPコネクションを確立するためのスリーウェイハンドシェイク(Three way handshakeのみが行われ、データを送受信しないようにしてもよい。
予備系冗長管理プログラム630はHTTPレスポンスではなく、単なるTCPパケットを生成して送信する。さらに、TCPパケットにデータを含めず、RSTフラグによりTCPコネクションを強制切断することをクライアント端末100に通知してもよい。この場合、監視アプリケーションプログラム410は通知専用コネクションの切断によってサーバ切り替えの判断を行う。
また、通知専用コネクションはHTTPリクエストを送った時点若しくはTCPコネクションを確立した時点でサーバ切り替え発生までデータの送受信をしないとした。しかし、クライアントとサーバとの間のネットワーク150上でproxyサーバ等を経由している場合、中間のproxyサーバ等がタイムアウトしてしまう場合がある。これを防ぐために、proxyサーバ等のタイムアウト時間を超えない長い間隔で、主系冗長管理プログラム530が監視アプリケーションプログラム410に通知専用コネクションを一旦切断し、再接続するように通知する応答を返すようにしてもよい。その場合、通知を受けた監視アプリケーションプログラム410は通知専用コネクションを再確立させるとともに、主系冗長管理プログラム530と予備系冗長管理プログラム630では通信状態情報の通知・更新処理を行う。
また、主系冗長管理プログラム530が主体的にカメラ状態情報を予備系冗長管理プログラム630に送信する説明を行ったが、予備系冗長管理プログラム630が主体的に主系冗長管理プログラム530にカメラ状態情報を送信要求するようにしてもよい。この場合、主系冗長管理プログラム530では送信間隔の管理が不要になる。
また、主系冗長管理プログラム530が主系サーバ110の異常を判断してもよい。例えば、内部温度異常を検知した場合等に主系冗長管理プログラム530から予備系冗長管理プログラム630に切り替えを要請してもよい。この場合は、切り替え直前に主系冗長管理プログラム530からクライアント端末100にサーバ切り替え通知を通知することも可能であるが、予備系サーバ130が機能し始めるタイミングと通知の到着が前後する可能性もある。そのため、予備系冗長管理プログラム630から通知するほうが望ましい。
また、本発明は、画像データの他にも音声データの送受信を行う場合にも好適であり、本実施の形態のカメラ及びキャプチャI/Fをマイク乃至スピーカ及びオーディオI/Fに置き換えることで容易に実現することができる。
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。その場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行する。該記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等を用いることができる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD−RAM、DVD±RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。また、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけではない。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけではない。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは云うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムが適用されたリモート監視システムのシステム構成図である。 図1のクライアント端末100の概略構成を示すブロック図である。 図1の主系サーバ110の概略構成を示すブロック図である。 クライアント端末100内の記憶装置に格納されるプログラムの詳細を示す図である。 主系サーバ110内の記憶装置に格納されるプログラムの詳細を示す図である。 予備系サーバ130内の記憶装置に格納されるプログラムの詳細を示す図である。 監視アプリケーションプログラム410によるクライアント端末100の動作処理を示すフローチャートである。 カメラ・画像制御プログラム520による主系サーバ110の動作処理を示すフローチャートである。 主系冗長管理プログラム530による主系サーバ110の動作処理を示すフローチャートである。 予備系冗長管理プログラム630による予備系サーバの動作処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 クライアント
110 主系サーバ
120,140 カメラ
130 予備系サーバ
200,300 CPU
210,310 1次記憶装置
220,320 2次記憶装置
410 監視アプリケーションプログラム
520,620 カメラ・画像制御プログラム
530 主系冗長管理プログラム
540,640 冗長設定データ
630 予備系冗長管理プログラム

Claims (12)

  1. 第1のサーバと、少なくとも1つの第2のサーバと、クライアント端末とが互いに接続され、前記第1のサーバに異常が発生したときに前記第2のサーバに切り替えて動作する冗長構成を有する情報処理システムにおいて、
    前記クライアント端末は、前記切り替えが行われたときに切り替え通知を受信するための通知専用コネクションを確立する第1の通信コネクション確立手段と、
    前記切り替え通知を受信した際に、前記第1のサーバから受信待ち状態にあるすべての通信コネクションを切断し、当該切断した通信コネクションを前記第2のサーバとの間で新たな通信コネクションとして確立し直す第2の通信コネクション確立手段とを備え、
    前記第1のサーバは、前記通知専用コネクションを確立した後の通信コネクションの状態を通信コネクション情報として前記第2のサーバに通知する通信コネクション情報通知手段を備え、
    前記第2のサーバは、前記第1のサーバから受信した前記通信コネクション情報を保存する通信コネクション情報保存手段と、
    前記切り替えが行われたときに、前記保存された通信コネクション情報に基づいて前記切り替え通知を生成し、当該切り替え通知を前記クライアント端末に送信する切り替え通知送信手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記通知専用コネクションは、少なくともHTTPにより行われることを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記通信コネクションは、少なくともHTTPにより行われることを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 前記通知専用コネクションは、少なくともTCPにより行われるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1の通信コネクション確立手段は、TCPコネクションを確立するためのスリーウェイハンドシェイクのみを行い、データは送受信しないことを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記切り替え通知送信手段は、前記切り替え通知の通信パケットを前記TCPのリセットパケットで送信することを特徴とする請求項4又は5記載の情報処理システム。
  7. 前記第1のサーバは、予め設定された時間が経過した時点で前記通知専用コネクションの更新を要求する通知を、当該通知専用コネクションを用いて前記クライアント端末に送信する更新要求手段と、
    前記クライアント端末からの新たな通知専用コネクション確立要求に応じて、当該通知専用コネクションを確立した後の通信コネクションの状態を示す新たな通信コネクション情報により、前記保存されている通信コネクション情報を更新するよう前記第2のサーバに通知する更新情報通知手段とを更に備え、
    前記クライアント端末は、前記第1のサーバから前記通知専用コネクション更新要求を受信した際に、前記通知専用コネクションを切断し、新たな通知専用コネクションを確立する通信コネクション更新手段を更に備え、
    前記第2のサーバは、前記第1のサーバから受信した前記通信コネクション情報により、前記保存している通信コネクション情報を更新する通信コネクション情報更新手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記第1のサーバ及び前記第2のサーバは、各々が撮像装置に接続され、前記クライアント端末から送られたリクエストに対して前記撮像装置で撮影された画像データを連続的にレスポンスとして返すことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記第1のサーバは、接続された撮像装置から当該撮像装置の状態情報を取得して前記第2のサーバに送信する撮影情報送信手段を更に備え、
    前記第2のサーバは、前記切り替えが行われたときは、前記第1のサーバから受信した状態情報に基づいて、接続された撮像装置の設定を復元させる撮像状態復元手段を更に備えることを特徴とする請求項8記載の情報処理システム。
  10. 前記第1のサーバ及び前記第2のサーバは、各々がマイク及びスピーカを備え、前記クライアント端末から送られたリクエストに対して前記マイクで録音された音声データを連続的にレスポンスとして返し、前記クライアント端末からリクエストとして連続的に送られた音声データを前記スピーカで再生することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 第1のサーバと、少なくとも1つの第2のサーバと、クライアント端末とが互いに接続され、前記第1のサーバに異常が発生したときに前記第2のサーバに切り替えて動作する冗長構成を有する情報処理システムの制御方法において、
    前記切り替えが行われたときに、前記第1のサーバと前記クライアント端末との間で当該切り替え通知を受信するための通知専用コネクションを確立する第1の通信コネクション確立工程と、
    前記切り替え通知を受信した際に、前記第1のサーバから受信待ち状態にあるすべての通信コネクションを切断し、当該切断した通信コネクションを前記第2のサーバとの間で新たな通信コネクションとして確立し直す第2の通信コネクション確立工程と、
    前記通知専用コネクションを確立した後の通信コネクションの状態を通信コネクション情報として前記第1のサーバから前記第2のサーバに通知する通信コネクション情報通知工程と、
    前記第1のサーバから受信した前記通信コネクション情報を記憶手段に保存する通信コネクション情報保存工程と、
    前記切り替えが行われたときに、前記保存された通信コネクション情報に基づいて前記切り替え通知を生成し、当該切り替え通知を前記第2のサーバから前記クライアント端末に送信する切り替え通知送信工程とを備えることを特徴とする制御方法。
  12. 請求項11記載の情報処理システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。
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