JP2004282340A - 映像データ処理システム及び方法並びに映像データ処理装置 - Google Patents

映像データ処理システム及び方法並びに映像データ処理装置 Download PDF

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真太郎 長井
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Abstract

【課題】デコード側装置での圧縮映像データの切り替えをより確実にできるようにした映像データ処理システムを提供することである。
【解決手段】エンコード側装置(20b)とデコード側装置(30)とを有し、前記デコード側装置(30)は、映像切り替え要求が取得されたときに、新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うための所定の準備処理が終了した後に映像送信要求を送出する映像送信要求送出手段(34)を備え、前記エンコード側装置(20b)は、前記所定のネットワークを介して前記映像送信要求が受信されたことを検出する映像送信要求検出手段(22)を備え、前記映像送信要求の受信が検出されたときに、その時点で処理対象となるGOPについてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮することにより生成された圧縮映像データが前記デコード側装置に宛てて送信されるように構成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MPEG方式に従って映像データに対する圧縮、伸張を行うと共にその圧縮により生成される圧縮映像データの送受信を行う映像データ処理システム及び方法に関する。
【0002】
また、本発明は、そのような映像データ処理システムに適用される映像データ処理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮する場合、フレーム内の映像データを圧縮して得られるI(Intra−coded)フレームとフレーム間での映像データの差分に基づいて圧縮のなされたフレーム(P(Predictive−coded)フレーム、B(Bidirectionally predictive−coded)フレーム)とで構成された圧縮映像データが生成される。そして、この圧縮映像データは、所定数(例えば、15)のフレームの群(以下、GOP(Group of Picture)という)毎にその先頭にIフレームが位置するようになっている。
【0004】
このようなMPEG方式に従った映像データの圧縮により得られた圧縮映像データをネットワークに送出する映像情報機器(エンコード側装置)と、ネットワークから圧縮映像データを受信し、その圧縮映像データをフレーム単位に伸張して得られる復元映像データに基づいて映像表示を行うモニタ装置(デコード側装置)とを備えた映像データ処理システム(例えば、監視システム)がある。このような映像データ処理システムでは、モニタ装置が、ある映像情報機器からの圧縮映像データの受信中に、その圧縮映像データを他の映像情報機器からの圧縮映像データに切り替える場合、表示されている映像が乱れないようにするためには、前記他の映像情報機器からの圧縮映像データのIフレームの位置でその切り替えを行う必要がある。
【0005】
1秒当たり30フレームの映像データを処理するNTSC(National Television System Committee)方式の映像データ処理システムでは、GOPが例えば15フレームで構成される場合、前記圧縮映像データの切り替えが可能になるまでに最悪500ミリ秒待つ必要がある。従来、このような問題を解決して高速な圧縮映像データの切り替えを可能にする映像データ処理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
この従来の映像データ処理システムでは、モニタ装置(デコード側装置)及びそのモニタ装置が新たに受信すべき圧縮映像データを生成する映像情報機器(エンコード側装置)に対して切り替えタイミングを表す指定時刻をネットワークを介して予め外部のシステムコントローラから与えている。そして、映像情報機器がその指定時刻に、その時点におけるフレームをIフレームに差し替えて圧縮映像データのモニタ装置に宛てた送出を開始する一方、モニタ装置がその指定時刻に、受信すべき圧縮映像データの切替えを行って受信されるIフレームと同期をとうるように前記映像情報機器からの新たな圧縮映像データの処理を開始するようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開平2000−59406号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の映像データ処理システムでは、受信すべき圧縮映像データを切り替えるモニタ装置(デコード側装置)の状況にかかわらず、指定時刻に圧縮映像データの切り替えを行わなければならないことから、外部のシステムコントローラから映像情報機器及びモニタ装置に指定時刻を与えるタイミング(時刻)とその指定時刻との時間差が少ないと、ネットワークでの伝送遅延等によって指定時刻のモニタ装置(デコード側装置)への到来が遅れると、モニタ装置(デコード側装置)の状況によっては、正常な切り替えがなされない可能性がある。
【0009】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、デコード側装置での圧縮映像データの切り替えをより確実にできるようにした映像データ処理システムを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る映像データ処理システムは、MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮し、所定数のフレームの群毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データを生成する圧縮手段を備え、前記圧縮映像データを所定のネットワークに送出するエンコード側装置と、前記所定のネットワークを介して受信した圧縮映像データをMPEG方式に従ってフレーム単位に伸張して復元映像データを生成する伸張手段と、前記復元映像データに基づいた映像を表示する表示手段とを備えたデコード側装置とを有し、前記デコード側装置は、所定の映像切り替え要求を取得する映像切り替え要求取得手段と、前記伸張手段が圧縮画像データから復元映像データを生成する際に前記所定の映像切り替え要求が取得された場合に、前記伸張手段にて新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うための所定の準備処理を行う準備処理手段と、前記準備処理手段での前記所定の準備処理が終了した後に、映像送信要求を前記所定のネットワークに送出する映像送信要求送出手段とを備え、前記エンコード側装置は、前記所定のネットワークを介して前記映像送信要求が受信されたことを検出する映像送信要求検出手段を備え、前記圧縮手段は、前記映像送信要求が前記映像送信要求検出手段にて受信されたことの検出の通知を受けたときに、その時点で処理対象となる前記所定数のフレームの群についてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮してから以後のフレームについての圧縮を行い、得られた圧縮映像データの前記映像送信要求の送信元となる前記エンコード側装置に宛てた送信が前記Iフレームから開始される構成となる。
【0011】
このような構成により、デコード側装置では、所定の映像切り替え要求の取得がなされると、所定の準備処理が終了した後に映像送信要求をネットワークに送出する。そして、そのエンコード側装置では、ネットワークを介して前記映像送信要求が受信されると、圧縮手段が、その映像送信要求の受信されたことの通知を受けて、その時点で処理対象となる前記所定数のフレームの群についてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮してから以後のフレームについての圧縮を行い、得られた圧縮映像データの前記映像送信要求の送信元となる前記エンコード側装置に宛てた送信が前記Iフレームから開始される。
【0012】
その結果、所定の準備処理の終えた状態の前記デコード側装置では、前記エンコード側装置からの圧縮映像データを受信した直後から、Iフレームから始まるその圧縮映像データの伸張処理の実行が可能となる。
【0013】
また、本発明に係る映像データ処理システムは、前記映像送信要求送出手段が、所定数の映像送信要求を順番を表す順番情報を付して順次前記所定のネットワークに送出するようにした構成とすることができる。
【0014】
このような構成により、エンコード側装置では、いくつかの映像送信要求の検出ミスがあったとしても、複数の映像送信要求のいずれかに基づいてより確実に圧縮映像データのIフレームからの送信を開始することができるようになる。その結果、デコード側装置では、より確実に処理すべき圧縮映像データの切り替えができるようになる。
【0015】
更に、本発明に係る映像データ処理システムは、前記映像送信要求送出手段が、前記圧縮画像データのフレームの送信周期より短い間隔で前記複数の映像送信要求を順次前記所定のネットワークに送出するように構成とすることができる。
【0016】
このような構成により、エンコード側装置にていくつかの映像送信要求の検出ミス(取りこぼし)があったとしても、デコード側装置では、大きな遅延が生じることなく、より確実に処理すべき圧縮映像データの切り替えができるようになる。
【0017】
本発明に係る映像データ処理システムは、前記エンコード側装置が、前記映像送信要求検出手段にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報が先頭を表す場合、または、前記映像送信要求検出手段にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報にて表される順番より前の順番を表す順番情報の付された映像送信要求をまだ受信していない場合に、前記圧縮手段に前記映像送信要求が受信されたことの検出の通知を行う制御手段を備えた構成とすることができる。
【0018】
このような構成により、デコード側装置から時間差をもって送出された複数の映像送信要求に応答してエンコード側装置が圧縮映像データを繰り返し送出することを防止することができる。
【0019】
また、本発明に係る映像データ処理システムは、前記デコード側装置が、前記映像送信要求送出手段により映像送信要求が前記所定のネットワークに送出されたことの通知を受けてから所定時間以内に前記映像送信要求に起因したIフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されるか否かを監視し、前記所定時間以内に前記Iフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されないときに前記映像送信要求送出手段により映像送信要求が前記所定のネットワークに再度送出されるようにするタイムアウト監視手段を有する構成とすることができる。
【0020】
このような構成により、エンコード側装置にて映像送信要求の検出ミス(取りこぼし)があったとしても、デコード側装置から映像送信要求の再送がなされるので、デコード側装置にてより確実に圧縮映像データの切り替えが可能となる。
【0021】
本発明に係る映像データ処理方法は、MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮し、所定数のフレームの群毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データを生成する圧縮手段を備え、前記圧縮映像データを所定のネットワークに送出するエンコード側装置と、前記所定のネットワークを介して受信した圧縮映像データをMPEG方式に従ってフレーム単位に伸張して復元映像データを生成する伸張手段を備えたデコード側装置とを有するシステムにおける映像データ処理方法であって、前記デコード側装置は、所定の映像切り替え要求を取得する映像切り替え要求取得手順と、前記伸張手段が圧縮画像データから復元映像データを生成する際に前記所定の映像切り替え要求が取得された場合に、前記伸張手段にて新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うための所定の準備処理を行う準備処理手順と、前記所定の準備処理が終了した後に、映像送信要求を前記所定のネットワークに送出する映像送信要求送出手順とを実行し、前記エンコード側装置は、前記所定のネットワークを介して前記映像送信要求が受信されたことを検出する映像送信要求検出手順を実行し、前記圧縮手段が、前記映像送信要求が受信されたことの検出の通知を受けたときに、その時点で処理対象となる前記所定数のフレームの群についてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮してから以後のフレームについての圧縮を行い、得られた圧縮映像データの前記映像送信要求の送信元となる前記エンコード側装置に宛てた送信が前記Iフレームから開始される構成となる。
【0022】
このような構成により、伸張準備処理の終えた状態の前記デコード側装置では、前記エンコード側装置からの圧縮映像データを受信した直後から、Iフレームから始まるその圧縮映像データの伸張処理の実行が可能となる。
【0023】
また、本発明に係る映像データ処理方法は、前記映像送信要求送出手順が、所定数の映像送信要求を順番を表す順番情報を付して順次前記所定のネットワークに送出する構成とすることができる。
【0024】
このような構成により、エンコード側装置において、いくつかの映像送信要求の検出ミスがあったとしても、複数の映像送信要求のいずれかに基づいてより確実に圧縮映像データのIフレームからの送信を開始することができるようになり、その結果、デコード側装置では、より確実に処理すべき圧縮映像データの切り替えができるようになる。
【0025】
更に、本発明に係る映像データ処理方法は、前記エンコード側装置では、前記映像送信要求検出手順にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報が先頭を表す場合、または、前記映像送信要求検出手順にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報にて表される順番より前の順番を表す順番情報の付された映像送信要求をまだ受信していない場合に、前記圧縮手段に前記映像送信要求が受信されたことの検出の通知を行う構成とすることができる。
【0026】
このような構成により、デコード側装置から時間差をもって送出された複数の映像送信要求に応答してエンコード側装置が圧縮映像データを繰り返し送出することを防止することができる。
【0027】
また、本発明に係る映像データ処理方法は、前記デコード側装置が、前記映像送信要求送出手順により映像送信要求が前記所定のネットワークに送出されたことの通知を受けてから、所定時間以内に前記映像送信要求に起因したIフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されるか否かを監視し、前記所定時間以内に前記Iフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されないときに映像送信要求が前記所定のネットワークに再度送出されるようにするタイムアウト監視手順を実行する構成とすることができる。
【0028】
このような構成により、エンコード側装置にて映像送信要求の検出ミスがあったとしても、デコード側装置から映像送信要求の再送がなされるので、デコード側装置にてより確実に圧縮映像データの切り替えが可能となる。
【0029】
本発明に係る映像データ処理装置は、MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮し、所定数のフレームの群毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データを生成する圧縮手段を備え、前記圧縮映像データを所定のネットワークに送出する映像データ処理装置であって、順番を表す順番情報の付された映像送信要求が前記所定のネットワークを介して受信されたことを検出する映像送信要求検出手段と、前記映像送信要求検出手段にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報が先頭を表す場合、または、前記映像送信要求検出手段にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報にて表される順番より前の順番を表す順番情報の付された映像送信要求をまだ受信していない場合に、前記圧縮手段に映像送信要求が受信されたことの検出の通知を行う制御手段とを備え、前記圧縮手段は、前記映像送信要求が前記映像送信要求検出手段にて受信されたことの検出の通知を受けたときに、その時点で処理対象となる前記所定数のフレームの群についてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮してから以後のフレームについての圧縮を行い、得られた圧縮映像データの前記映像送信要求の送信元となる他の映像データ処理装置に宛てた送信が前記Iフレームから開始されるようにした構成となる。
【0030】
このような構成により、前記映像データ処理システムのエンコード側装置として利用することのできる映像データ処理装置を実現することができる。
【0031】
本発明に係る映像データ処理装置は、前記所定のネットワークを介して受信した、MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮し、所定数のフレームの群毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データをフレーム単位に伸張して復元映像データを生成する伸張手段を備えた映像データ処理装置であって、所定の映像切り替え要求を取得する映像切り替え要求取得手段と、前記伸張手段が圧縮画像データから復元映像データを生成する際に前記所定の映像切り替え要求が取得された場合に、前記伸張手段にて新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うための所定の準備処理を行う準備処理手段と、前記準備処理手段での前記所定の準備処理が終了した後に、映像送信要求を前記所定のネットワークに送出する映像送信要求送出手段とを有する構成となる。
【0032】
また、本発明に係る映像データ処理装置は、前記映像送信要求送出手段が、所定数の映像送信要求を順番を表す順番情報を付して順次前記所定のネットワークに送出するようにした構成とすることができる。
【0033】
更に、本発明に係る映像データ処理装置は、前記映像送信要求送出手段により映像送信要求が前記所定のネットワークに送出されたことの通知を受けてから、所定時間以内に前記映像送信要求に起因したIフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されるか否かを監視し、前記所定時間以内に前記Iフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されないときに前記映像送信要求送出手段により映像送信要求が前記所定のネットワークに再度送出されるようにするタイムアウト監視手段を有する構成とすることができる。
【0034】
前記各構成により、前記映像データ処理システムにおけるデコード側装置として利用することのできる映像データ処理装置を実現することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0036】
本発明の第一の実施の形態に係る映像データ伝送システムは、図1に示すように構成される。
【0037】
図1において、この映像データ伝送システムは、所定のネットワーク40に接続されたシステムコントローラ10、複数の撮影装置(エンコード側装置)20a、20b、及びモニタ装置(デコード側装置)30を有している。撮影装置20a、20bそれぞれは、同様の構成となっており、送受信処理部21、Iフレーム送出要求検出部22、圧縮部23、撮影ユニット24を備えている。送受信処理部21は、ネットワーク40との間で、データ、信号及びコマンド等の送受を行う。Iフレーム送信要求検出部22は、ネットワーク40を介して伝送されるIフレーム送信要求コマンド(映像送信要求)が送受信処理部21にて受信されたことを検出する。
【0038】
撮影ユニット24は、所定の領域を撮影してその領域についての映像データを出力する。圧縮部23は、撮影ユニット24からの映像データをMPEG方式に従ってフレーム単位に圧縮し、GOP毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データを生成する。圧縮部23にて生成された圧縮映像データは、送受信処理部21を介してネットワーク40に送出される。
【0039】
モニタ装置30は、送受信処理部31、伸張部32、表示ユニット33、Iフレーム送出要求部34及び切り替え要求検出部35を有している。送受信処理部31は、ネットワーク40との間で、データ、信号及びコマンド等の送受信を行う。伸張部32は、ネットワーク40から送受信処理部31にて受信された圧縮映像データをMPEG方式に従って伸張して復元映像データを生成する。この復元映像データは表示ユニット33に供給され、表示ユニット33は復元映像データに基づいて映像(動画像)を表示する。
【0040】
切り替え要求検出部35は、システムコントローラ10からネットワーク40を通じて転送され、送受信処理部31にて受信された映像切り替え要求コマンドを検出する。Iフレーム送出要求部34は、後述するような伸張部32での処理に係る所定の準備処理を終了した際にIフレーム送信要求コマンド(映像送信要求)を出力する。このIフレーム送信要求コマンドは送受信処理部31からネットワーク40に送出される。
【0041】
前述したような構成となる映像データ処理システムの動作について、図2に示すシーケンス図及び図3に示すフローチャートに従って説明する。
【0042】
図2に示すように、撮影装置20aからネットワーク40に送出される圧縮映像データAをモニタ装置30が受信し、モニタ装置30では、その圧縮映像データAを伸張して得られる復元映像データに基づいた映像Aが表示ユニット33に表示されている。この状態で、システムコントローラ10がモニタ装置30に対して撮影装置20bからの映像への切り替えを表す映像切り替え要求コマンドを送信し、その映像切り替え要求コマンドがモニタ装置30にて受信されると、モニタ装置30は、図3に示す手順に従って処理を行う。
【0043】
図3において、切り替え要求検出部35がシステムコントローラ10から送信された映像切り替え要求コマンドを検出すると(S1)、その旨が、撮影装置20aからの圧縮映像データAをフレーム単位で伸張している伸張部32に通知される。そして、伸張部32が新たな映像圧縮データのIフレームからの伸張を行うために必要な所定の準備処理が行われる(S2)。この準備処理では、例えば、次のような処理がなされる。
【0044】
まず、最後に伸張した復元映像データに基づいた映像を表示ユニットに静止状態で表示させ、次いで、既に受信済みで伸張処理前の映像圧縮データ(A)を全て破棄する。これにより、ネットワークから受信される切り替え後の圧縮映像データ(B)を処理の先頭として伸張を開始できるようになる。また、送受信処理部に対して、切り替え後の圧縮画像データ(B)の受信処理に必要な受信アドレス情報の設定を更新させる。
【0045】
この準備処理が終了すると(S3でYES)、伸張部32はその旨をIフレーム送信要求部34に通知する。その通知を受けたIフレーム送信要求部34は、Iフレーム送信要求コマンドを出力し、そのIフレーム送信要求コマンドが送受信処理部31から映像切り替え先の撮影装置20bに宛ててネットワーク40に送出される(S4)。
【0046】
このIフレーム送信要求コマンドはネットワーク40を介して撮影装置20bに転送される(図2参照)。撮影装置20bでは、送受信処理部21にてIフレーム送信要求コマンドが受信されたことをIフレーム送信要求検出部22が検出すると、その旨が圧縮部23に通知される。圧縮部23は、撮影ユニット23からの映像データをフレーム単位に圧縮して圧縮映像データBを生成している。その過程で圧縮部23は、前記通知を受けると、その時点で処理対象となるGOPについてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮(Iフレーム挿入)してから以後のフレームについての圧縮処理を行う。そして、その圧縮処理により得られた圧縮映像データBのモニタ装置30に宛てた送信が前記Iフレームから開始される(図2参照)。
【0047】
前記Iフレーム送信要求コマンドを送出したモニタ装置30では、撮影装置20bからの圧縮映像データBのIフレームが検出されるか否かを判定している(S5)。その過程で、前記圧縮映像データBがモニタ装置30にて受信され、その圧縮映像データBのIフレームが検出されると(S5でYES)、既に準備処理を終了している伸張部32は、前記圧縮映像データBのIフレームからMPEG方式に従った伸張処理を開始する。その結果、モニタ装置30の表示ユニット33の表示画面は、圧縮映像データAに基づいた映像Aから圧縮映像データBに基づいた映像Bに切り替えられる。
【0048】
更に、モニタ装置30にて受信される圧縮映像データの切り替えについて図4を参照にして更に詳細に説明する。
【0049】
撮影装置20aでは、映像データがフレーム単位に圧縮され、図4(a)に示すA−GOPi−1、A−GOP、A−GOPi+1、・・・のように、先頭に位置するIフレームとそれに続く複数のPフレーム(この例ではBフレームはない)にて構成されるGOPが連なるようにして圧縮映像データAが生成される。そして、撮影装置20aは、その圧縮映像データAを・・・、A−GOPi−1、A−GOP、A−GOPi+1、・・・の順序でネットワーク40に送出している。
【0050】
撮影装置20bでは、映像データがフレーム単位で圧縮され、図4(b)に示すB−GOPj−1、B−GOP、B−GOPj+1、・・・のように、先頭に位置するIフレームとそれに続く複数のPフレームにて構成されるGOPが連なるようにして圧縮映像データBが生成される。そして、撮影装置20bは、撮影装置20aと異なるタイミングにて、その圧縮映像データBを・・・、B−GOPj−1、B−GOP、B−GOPj+1、・・・の順序でネットワーク40に送出している。
【0051】
この状態で、撮影装置20aからの前記圧縮映像データAを受信しているモニタ装置30は、前述したようにシステムコントローラ10からの映像切り替えコマンドに基づいて準備処理を終了した後にIフレーム送出要求コマンドを発行する。撮影装置20bが前記Iフレーム送出要求コマンドを受信(検出すると)すると、図4(b)に示すように、その時点で処理対象となるB−GOPについてはフレーム位置にかかわらずIフレーム(斜線部参照)として圧縮してから以後のフレームについての圧縮処理を行う。その結果、得られた圧縮映像データBのモニタ装置30に宛てた送信が前記Iフレーム(斜線部参照)から開始される。
【0052】
モニタ装置30は、図4(c)に示すように、撮影装置20aからの圧縮映像データAのA−GOPi−1についての伸張処理を終え、次のA−GOPについての伸張処理の過程で、撮影装置20bからの圧縮映像データBのIフレームを検出すると、その時点から、圧縮映像データBについての伸張処理をB−GOPの前記Iフレーム(斜線参照)から開始する。その結果、モニタ装置30の表示ユニット33における表示映像は、映像Aから映像Bに切り替えられる。
【0053】
前記本発明の第一の実施の形態に係る映像データ処理装置によれば、モニタ装置30(デコード側装置)が、システムコントローラ10からの映像切り替えコマンドに基づいて、伸張部32が新たな映像圧縮データのIフレームからの伸張を行うために必要な所定の準備処理が完了した後に、Iフレーム送信要求コマンドを送信するようにしているので、撮影装置20b(エンコード側装置)が、そのIフレーム送信要求に基づいてIフレームからの圧縮映像データBを送信すれば、モニタ装置30は、その圧縮データBをIフレームから確実に伸張することができるようになる。即ち、モニタ装置30では、映像Aから映像Bへの切り替えが高速にかつ確実に行えるようになる。
【0054】
次に、本発明の第二の実施の形態に係る映像データ処理システムについて説明する。この第二の実施の形態に係る映像データ処理システムは、モニタ装置30(デコード側装置)がIフレーム送信要求コマンドを複数送信する点で、前記第一の実施の形態に係る映像データ処理システムと相違する。
【0055】
本発明の第二の実施の形態に係る映像データ処理システムは、図5に示すように構成される。この映像データ処理システムは、第一の実施の形態に係る映像データ処理システムと同様に、システムコントローラ10、複数の撮影装置20a、20b、及びモニタ装置30がネットワーク40に接続されている。撮影装置20a、20bそれぞれは、第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様に、送受信処理部21、Iフレーム送出要求検出部22、圧縮部23及び撮影ユニット24を有し、更に、要求状態テーブル25を有する。また、モニタ装置30は、第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様に、送受信処理部31、伸張部32、表示ユニット33、Iフレーム送出要求部34及び切り替え要求検出部35を有している。
【0056】
モニタ装置30のIフレーム送出要求部34は、伸張部32からの所定の通知に応答して、2つのIフレーム送出要求コマンドをGOPのフレームの送信周期より充分小さい所定の時間差をもって出力する。この2つのIフレーム送出要求コマンドは、出力順番を表す情報(NO.1、NO.2)が付されており、最初に、Iフレーム送出要求コマンドNO.1が出力され、次いで、Iフレーム送出要求コマンドNO.2が出力される。各撮影装置20a、20bの要求状態テーブル25には、Iフレーム検出要求検出部22にて各Iフレーム送出要求コマンドNO.1、NO2の受信が検出されたときに、各Iフレーム送出要求コマンドNO.1、NO2の受信記録が生成される。
【0057】
前述したような構成の映像データ処理システムは次のようにして動作する。
【0058】
システムコントローラ10からの映像切り替え要求コマンドをモニタ装置30の切り替え要求検出部35が検出すると、前記第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様に、伸張部32が新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うために必要な所定の準備処理が行わる。そして、その準備処理が完了すると、Iフレーム送出要求部34がIフレーム送信要求コマンドNO.1とIフレーム送信要求コマンドNO.2を所定の時間差をもって出力し、それら2つのIフレーム送信要求コマンドNO.1、NO.2が送受信処理部31から撮影装置20bに宛てて前記時間差をもって順次ネットワーク40に送出される。
【0059】
撮影装置20bでは、1番目のIフレーム送信要求コマンドNO.1の受信をIフレーム送出要求検出部22が検出すると、そのIフレーム送信要求コマンドNO.1の受信記録が要求状態テーブル25になされると共に、Iフレーム送出要求検出部22から圧縮部23にIフレーム送信要求コマンドが受信された旨の通知がなされる。その後、Iフレーム送出要求検出部22は、2番目のIフレーム送出要求コマンドNO.2の受信を検出すると、要求状態テーブル25を参照して1番目のIフレーム送出要求コマンドNO.1の受信記録の有無を判定し、1番目のIフレーム送信要求コマンドNO.1の受信記録があれば、圧縮部23への通知を行わない。
【0060】
一方、1番目のIフレーム送出要求コマンドNO.1がネットワーク40上で消失するなど、その1番目のIフレーム送出要求コマンドNO.1の撮影装置20aでの取りこぼしが発生した場合、Iフレーム送出要求検出部22は、2番目のIフレーム送出要求コマンドNO.2の受信を検出すると、要求状態テーブル25に1番目のIフレーム送信要求コマンドNO.1の受信記録が無いことから、圧縮部23にIフレーム送信要求コマンドが受信された旨の通知を行う。
【0061】
以後、第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様にて、撮影装置20bからモニタ装置30に対する圧縮映像データBのIフレームからの送信が開始され、モニタ装置30では、受信される圧縮映像データのIフレームからの伸張処理がなされる。その結果、前記第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様にして、モニタ装置30での表示映像の切り替えがなされる。
【0062】
前述したような第二の実施の形態に係る映像データ処理システムによれば、撮影装置20bに1番目のIフレーム送出要求コマンドの取りこぼしがあっても、2番目のIフレーム送出要求コマンドに基づいて圧縮映像データのIフレームからのモニタ装置に向けた送信ができるようになるので、モニタ装置30では、大きな遅延が生じることなく、より確実に処理すべき圧縮映像データの切り替えができるようになる。
【0063】
なお、前記第二の実施の形態では、2つのIフレーム送出要求コマンド(映像送信要求)が生成されるものであったが、3以上の所定数のIフレーム送出要求コマンドを生成するようにすることができる。この場合、撮影装置20bにおいて、例えば、Iフレーム送出要求コマンドの受信が始めて検出されたときに、圧縮部23にその旨の通知がなされ、既にIフレーム送出要求コマンドの受信がなされた状態でIフレーム送出要求コマンドの受信が検出されたときには、その通知が圧縮部23になされないようにすることができる。
【0064】
また、前記第二の実施の形態において、ネットワーク40の状況により2番目のIフレーム送出要求コマンドNO.2より遅れて1番目のIフレーム送出要求コマンドNO.1が撮影装置20bにて受信された場合も、Iフレーム送出要求コマンドが受信された旨の通知を圧縮部23になされないようにすることができる。
【0065】
次に、本発明の第三の実施の形態に係る映像データ処理システムについて説明する。この第三の実施の形態に係る映像データ処理システムは、モニタ装置30(デコード側装置)がIフレーム送出要求コマンドの再送機能を備えた点で、前記第一の実施の形態に係る映像データ処理システムと相違する。
【0066】
本発明の第三の実施の形態に係る映像データ処理システムは、図6に示すように構成される。この映像データ処理システムは、前記第一の実施の形態に係る映像データ処理システムと同様に、システムコントローラ10、複数の撮影装置20a、20b、及びモニタ装置30がネットワーク40に接続されている。撮影装置20a、20bそれぞれは、第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様に、送受信処理部21、Iフレーム送出要求検出部22、圧縮部23及び撮影ユニット24を備えている。また、モニタ装置30は、第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様に、送受信処理部31、伸張部32、表示ユニット33、Iフレーム送出要求部34及び切り替え要求検出部35を備え、更に、タイムアウト監視部36を備えている。
【0067】
このような構成となる映像データ処理システムは次のようにして動作する。
【0068】
システムコントローラ10からの映像切り替え要求コマンドをモニタ装置30の切り替え要求検出部25が検出すると、伸張部32が新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うために必要な所定の準備処理が行われる。そして、その準備処理が完了すると、Iフレーム送出要求部34がIフレーム送出要求コマンドを出力し、そのIフレーム送出要求コマンドが送受信処理部31から撮影装置20bに宛ててネットワーク40に送出される。
【0069】
このとき、タイムアウト監視部36は、Iフレーム送出要求部34がIフレーム送出要求コマンドを出力した時点からタイムカウントを開始し、所定時間以内に伸張部32に新たな圧縮映像データBのIフレームが到着したかどうかを監視する。その所定時間が経過(タイムアウト)しても伸張部32に新たな圧縮映像データBのIフレームが到着しない場合、タイムアウト監視部36は、Iフレーム送出要求部34に起動をかける。その起動により、Iフレーム送出要求部34はIフレーム送出要求コマンドを再度出力し、Iフレーム送出要求コマンドの撮影装置20bに宛てた再送がなされる。
【0070】
前述したようにしてモニタ装置30から送出されるIフレーム送出要求コマンドが撮影装置20bにて正常に受信されると、前記第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様に、撮影装置20bからモニタ装置30に対する圧縮映像データBのIフレームからの送信が開始され、モニタ装置30では、受信される圧縮映像データBのIフレームからの伸張処理がなされる。その結果、前記第一の実施の形態に係る映像データ処理システムの場合と同様にして、モニタ装置30での表示映像の切り替えがなされる。
【0071】
前記第三の実施の形態に係る映像データ処理システムによれば、撮影装置20b(エンコード側装置)にてIフレーム送出要求コマンドの取りこぼしがあったとしても、モニタ装置30(デコード側装置)からIフレーム送出要求コマンドが再送されるので、モニタ装置30では、大きな遅延が生じることなく、より確実に処理すべき圧縮映像データの切り替えができるようになる。
【0072】
なお、前記第一の実施の形態乃至第三の実施の形態に係る映像データ処理システムでは、2つの撮影装置20a、20b及び単一のモニタ装置30がネットワーク40に接続された構成となっているが、更に多くの撮影装置及び複数のモニタ装置がネットワーク40に接続された構成でもよい。この場合、各モニタ装置での映像切り替えを上述した各手順に従って行うことができる。
【0073】
また、前記第一の実施の形態乃至第三の実施の形態に係る映像データ処理システムでは、映像切り替えコマンドがシステムコントローラ10からモニタ装置30に与えられるようになっているが、モニタ装置30の入力ユニット(キーボード等)からオペレータがその映像切り替えコマンドを入力するように構成することもできる。
【0074】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明では、デコード側装置において新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うために必要な所定の準備処理が終了した後に、映像送信要求がデコード側装置からエンコード側装置に送られるようになるので、その映像送信要求に応答してエンコード側装置からデコード側装置に圧縮映像データのIフレームからの送信が開始された際に、デコード側装置は、エンコード側装置からの圧縮映像データを受信した直後から、Iフレームから始まるその圧縮映像データの伸張処理の実行が可能となる。即ち、デコード側装置での圧縮映像データの切り替えをより確実にできるようにした映像データ処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る映像データ処理システムを示すブロック図
【図2】図1に示す映像データ処理システムにおける処理の流れを示すシーケンス図
【図3】図1に示す映像データ処理システムにおけるモニタ装置の処理の流れを示すフローチャート
【図4】モニタ装置にて受信される圧縮データの切り替えについて示す図
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る映像データ処理システムを示すブロック図
【図6】本発明の第三の実施の形態に係る映像データ処理システムを示すブロック図
【符号の説明】
10 システムコントローラ
20a、20b 撮影装置
21 送受信処理部
22 Iフレーム送出要求検出部
23 圧縮部
24 撮影ユニット
25 要求状態テーブル
30 モニタ装置
31 送受信処理部
32 伸張部
33 表示ユニット
34 Iフレーム送出要求部
35 切り替え要求検出部
36 タイムアウト監視部
40 ネットワーク

Claims (13)

  1. MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮し、所定数のフレームの群毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データを生成する圧縮手段を備え、前記圧縮映像データを所定のネットワークに送出するエンコード側装置と、前記所定のネットワークを介して受信した圧縮映像データをMPEG方式に従ってフレーム単位に伸張して復元映像データを生成する伸張手段と、前記復元映像データに基づいた映像を表示する表示手段とを備えたデコード側装置とを有し、
    前記デコード側装置は、所定の映像切り替え要求を取得する映像切り替え要求取得手段と、
    前記伸張手段が圧縮画像データから復元映像データを生成する際に前記所定の映像切り替え要求が取得された場合に、前記伸張手段にて新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うための所定の準備処理を行う準備処理手段と、
    前記準備処理手段での前記所定の準備処理が終了した後に、映像送信要求を前記所定のネットワークに送出する映像送信要求送出手段とを備え、
    前記エンコード側装置は、前記所定のネットワークを介して前記映像送信要求が受信されたことを検出する映像送信要求検出手段を備え、
    前記圧縮手段は、前記映像送信要求が前記映像送信要求検出手段にて受信されたことの検出の通知を受けたときに、その時点で処理対象となる前記所定数のフレームの群についてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮してから以後のフレームについての圧縮を行い、得られた圧縮映像データの前記映像送信要求の送信元となる前記エンコード側装置に宛てた送信が前記Iフレームから開始されることを特徴とする映像データ処理システム。
  2. 前記映像送信要求送出手段は、所定数の映像送信要求を順番を表す順番情報を付して順次前記所定のネットワークに送出する特徴とする請求項1記載の映像データ処理システム。
  3. 前記映像送信要求送出手段は、前記圧縮画像データのフレームの送信周期より短い間隔で前記複数の映像送信要求を順次前記所定のネットワークに送出することを特徴とする請求項2記載の映像データ処理システム。
  4. 前記エンコード側装置は、前記映像送信要求検出手段にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報が先頭を表す場合、または、前記映像送信要求検出手段にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報にて表される順番より前の順番を表す順番情報の付された映像送信要求をまだ受信していない場合に、前記圧縮手段に前記映像送信要求が受信されたことの検出の通知を行う制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の映像データ処理システム。
  5. 前記デコード側装置は、前記映像送信要求送出手段により映像送信要求が前記所定のネットワークに送出されたことの通知を受けてから所定時間以内に前記映像送信要求に起因したIフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されるか否かを監視し、前記所定時間以内に前記Iフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されないときに前記映像送信要求送出手段により映像送信要求が前記所定のネットワークに再度送出されるようにするタイムアウト監視手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の映像データ処理システム。
  6. MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮し、所定数のフレームの群毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データを生成する圧縮手段を備え、前記圧縮映像データを所定のネットワークに送出するエンコード側装置と、前記所定のネットワークを介して受信した圧縮映像データをMPEG方式に従ってフレーム単位に伸張して復元映像データを生成する伸張手段を備えたデコード側装置とを有するシステムにおける映像データ処理方法であって、
    前記デコード側装置は、所定の映像切り替え要求を取得する映像切り替え要求取得手順と、
    前記伸張手段が圧縮画像データから復元映像データを生成する際に前記所定の映像切り替え要求が取得された場合に、前記伸張手段にて新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うための所定の準備処理を行う準備処理手順と、
    前記所定の準備処理が終了した後に、映像送信要求を前記所定のネットワークに送出する映像送信要求送出手順とを実行し、
    前記エンコード側装置は、前記所定のネットワークを介して前記映像送信要求が受信されたことを検出する映像送信要求検出手順を実行し、
    前記圧縮手段が、前記映像送信要求が受信されたことの検出の通知を受けたときに、その時点で処理対象となる前記所定数のフレームの群についてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮してから以後のフレームについての圧縮を行い、得られた圧縮映像データの前記映像送信要求の送信元となる前記エンコード側装置に宛てた送信が前記Iフレームから開始されることを特徴とする映像データ処理方法。
  7. 前記映像送信要求送出手順が、所定数の映像送信要求を順番を表す順番情報を付して順次前記所定のネットワークに送出することを特徴とする請求項6記載の映像データ処理方法。
  8. 前記エンコード側装置では、前記映像送信要求検出手順にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報が先頭を表す場合、または、前記映像送信要求検出手順にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報にて表される順番より前の順番を表す順番情報の付された映像送信要求をまだ受信していない場合に、前記圧縮手段に前記映像送信要求が受信されたことの検出の通知を行うことを特徴とする請求項7記載の映像データ処理方法。
  9. 前記デコード側装置は、前記映像送信要求送出手順により映像送信要求が前記所定のネットワークに送出されたことの通知を受けてから、所定時間以内に前記映像送信要求に起因したIフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されるか否かを監視し、前記所定時間以内に前記Iフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されないときに映像送信要求が前記所定のネットワークに再度送出されるようにするタイムアウト監視手順を実行することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の映像データ処理方法。
  10. MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮し、所定数のフレームの群毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データを生成する圧縮手段を備え、前記圧縮映像データを所定のネットワークに送出する映像データ処理装置であって、
    順番を表す順番情報の付された映像送信要求が前記所定のネットワークを介して受信されたことを検出する映像送信要求検出手段と、
    前記映像送信要求検出手段にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報が先頭を表す場合、または、前記映像送信要求検出手段にて受信されたことが検出された映像送信要求に付された順番情報にて表される順番より前の順番を表す順番情報の付された映像送信要求をまだ受信していない場合に、前記圧縮手段に映像送信要求が受信されたことの検出の通知を行う制御手段とを備え、
    前記圧縮手段は、前記映像送信要求が前記映像送信要求検出手段にて受信されたことの検出の通知を受けたときに、その時点で処理対象となる前記所定数のフレームの群についてはフレーム位置にかかわらず映像データをIフレームとして圧縮してから以後のフレームについての圧縮を行い、得られた圧縮映像データの前記映像送信要求の送信元となる他の映像データ処理装置に宛てた送信が前記Iフレームから開始されるようにしたことを特徴とする映像データ処理装置。
  11. 前記所定のネットワークを介して受信した、MPEG方式に従って映像データをフレーム単位に圧縮し、所定数のフレームの群毎にその先頭にIフレームが位置する圧縮映像データをフレーム単位に伸張して復元映像データを生成する伸張手段を備えた映像データ処理装置であって、
    所定の映像切り替え要求を取得する映像切り替え要求取得手段と、
    前記伸張手段が圧縮画像データから復元映像データを生成する際に前記所定の映像切り替え要求が取得された場合に、前記伸張手段にて新たな圧縮映像データのIフレームからの伸張を行うための所定の準備処理を行う準備処理手段と、
    前記準備処理手段での前記所定の準備処理が終了した後に、映像送信要求を前記所定のネットワークに送出する映像送信要求送出手段とを有することを特徴とする映像データ処理装置。
  12. 前記映像送信要求送出手段は、所定数の映像送信要求を順番を表す順番情報を付して順次前記所定のネットワークに送出するようにしたことを特徴とする請求項11記載の映像データ処理装置。
  13. 前記映像送信要求送出手段により映像送信要求が前記所定のネットワークに送出されたことの通知を受けてから、所定時間以内に前記映像送信要求に起因したIフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されるか否かを監視し、前記所定時間以内に前記Iフレームの圧縮映像データが前記伸張手段に供給されないときに前記映像送信要求送出手段により映像送信要求が前記所定のネットワークに再度送出されるようにするタイムアウト監視手段を有することを特徴とする請求項11または12記載の映像データ処理装置。
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