JP2006109032A - 画像データ圧縮方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 入力される画像データに対して静止画像圧縮処理と、動画像圧縮処理を並行して行う構成において、処理に優先度を付けて、1フレームの画像データが入力されると、優先度の高い方の圧縮処理を1フレーム分終了するまで行い、終了したら、優先度の低い方の圧縮処理を行う。次のフレームの画像データが入力された場合、優先度の低い方の圧縮処理が1フレーム分終了していなくてもその処理を中断し、新たなフレームに対して優先度の高い方の圧縮処理を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、圧縮対象となる画像データを効果的に圧縮することができる画像データ圧縮方法を提供することを目的とする。
ここで、動画像圧縮方式は、画像データ復号装置において復号画像を表示するタイミングを管理するため、圧縮データに時刻情報を付加する。この時刻情報を用いることで、画像データ復号装置では、前回表示した画像データに対し、何フレーム後に次の画像データを表示すべきかを管理している。よって、圧縮データが画像データ復号装置に到着する時刻にジッタを生じても、画像データ復号装置は、表示タイミングを調整することができ、画像データを取り込んだタイミングと同等な表示タイミングを得ることができる。このような時刻情報は、1フレームの画像データ毎に独立して処理を行っている静止画像圧縮方式では付加されないのが一般的である。そのため、静止画像圧縮処理を行った画像データを定期的に復号して表示する動画像的な扱いをする場合、画像データ復号装置に到着する静止画像圧縮データの到着タイミングを管理し、画像データを取り込んだタイミングと同等なタイミングで到着するようにしなければならない。そのため、以下に示す実施例では、それぞれの圧縮処理に優先度を付け、圧縮処理の遅れが許されない静止画像圧縮処理を優先的に実行する(優先度を高くする)。
ネットワークを用いた画像データ圧縮装置の例として、図1には、本発明の一実施例に係る静止画像圧縮方式による圧縮データと、動画像圧縮方式による圧縮データを同時に出力可能な画像データ圧縮装置の構成例を示してある。
圧縮処理制御部1は、例えば、1つのプロセッサによるソフトウェア処理で実行される。そのため、静止画像圧縮処理部2と動画像圧縮処理部3による処理を同時に処理することは出来ず、どちらか一方を処理してから、他方を処理することになる。画像圧縮処理は、入力する画像の複雑さにより処理時間が増減する。ただし、通常は、1フレーム分の画像データの圧縮処理は1フレーム分の画像データの入力間隔より短い時間で処理が終わる。一時的に圧縮処理時間が増大した場合は、随時入力される画像データをバッファリングして画像データを保持しておき、バッファリングした画像データの圧縮処理を随時行うことで、画像データの圧縮処理が抜けないように(フレーム抜けがないように)する。
圧縮処理制御部1は、最初に静止画像圧縮処理10を実行し、画像取り込み判断処理9で静止画像圧縮処理10を実行中に新たな画像データの入力があれば、静止画像圧縮処理10の実行に戻り、新たな画像データの入力が無ければ動画像圧縮処理11を実行する。そして、動画像圧縮処理11の実行を終えると再度静止画像圧縮処理10の実行に戻ることで、2つの圧縮処理を交互に実行する。
まず、画像データ入力処理12を実行し、入力された1フレームの画像データを取り込む。次に、静止画像圧縮処理13を実行する。この静止画像圧縮処理13は、1フレームの画像データの圧縮処理をより細分化し、所定の処理単位で分けたものである。所定の処理単位としては、例えば、画像データの数画素単位や、画像データの数バイト単位や、数秒単位等、種々な単位を用いることが可能である。また、この静止画像圧縮処理13は、入力された1フレームの画像データの最後までを継続して処理するため、1つの処理単位が実行し終わり、再度静止画像圧縮処理13を実行した場合、前回の圧縮処理の続きから処理が行われる。
動画像圧縮処理11の動作は、前述した静止画像圧縮処理10とほぼ同様である。
次に、圧縮完了判断処理18では、1フレームの圧縮処理が完了したかを判断し、処理途中であれば動画像圧縮処理1に戻り(ステップ18でNo)、圧縮処理を続行する。1フレームの圧縮処理が完了していれば、次の圧縮データ出力処理19を実行し、1フレームの動画像圧縮データ8を圧縮データ出力部4に出力する。
図5において、丸で囲んだ数字は、画像データが入力されるタイミングを示す。画像データは周期的に外部(例えば、撮像装置)から入力される。また、図5において、静止画像及び動画像の画像圧縮処理タイミングに付けた数字は画像データの入力タイミングに対応し、その数字の画像データを圧縮することを示す。
複数の種類の圧縮データを出力する画像データ圧縮装置の構成は、図1に示した構成と概略的には同様であるので、ここでは説明を省略する。
まず、圧縮完了フラグ初期化処理20では、静止画像圧縮完了フラグ(J_FLAG)と動画像圧縮完了フラグ(M_FLAG)をクリアする。
次に、静止画像圧縮完了フラグ判断処理24では、静止画像圧縮処理22を実行した結果、静止画像圧縮完了フラグの状態をチェックし、セットされていれば、次に動画像圧縮処理23を実行する。クリアされていれば、優先度判断処理21に戻る。
通常は、静止画像圧縮完了フラグがクリアされており、優先度が高い静止画像圧縮処理22が実行される。静止画像圧縮処理22が1フレームの画像データを圧縮し終えると、静止画像圧縮完了フラグがセットされるので、静止画像圧縮完了フラグ判断処理24により、動画像圧縮処理23が実行されるようになる。静止画像圧縮完了フラグのセットは、静止画像圧縮処理22の中で行われる。
まず、画像データ取り込み判断処理25では、まだ取り込んでいない画像データがあるかをチェックする。まだ取り込んでいない画像データがあれば(ステップ25でYes)、静止画像圧縮完了フラグクリア処理26で静止画像圧縮完了フラグをクリアし、画像データ入力処理27で画像データの取り込みを行う。
動画像圧縮処理23の動作は、前述した静止画像圧縮処理22とほぼ同様である。
圧縮完了判断処理38では、1フレームの画像データを圧縮し終えたかを判断し、完了していなければ(ステップ38でNo)、そのまま動画像圧縮処理23を終了する。一方、1フレームの画像データの圧縮を完了していれば(ステップ38でYes)、圧縮データ出力処理39で圧縮データを圧縮データ出力部4へ出力し、動画像圧縮完了フラグセット処理40で、動画像圧縮完了フラグをセットする。
図9において、丸で囲んだ数字は、画像データが入力されるタイミングを示す。画像データは周期的に外部から入力される。また、画像圧縮処理タイミングに付けた数字は画像データの入力タイミングに対応し、その数字の画像データを圧縮することを示す。
以上の動作により、優先度が高い圧縮処理、この場合は静止画像圧縮処理22の動作を優先し画像データの入力タイミングに同期して圧縮処理を行う。かつ、処理の空き時間を使い、他の圧縮処理、ここでは、動画像圧縮処理23を実行することが可能になる。
Claims (2)
- 入力される画像データに対して静止画像圧縮処理と、動画像圧縮処理を並行して行う画像データ圧縮方法であって、
処理に優先度を付けて、1フレームの画像データが入力されると、優先度の高い方の圧縮処理を1フレーム分終了するまで行い、終了したら、優先度の低い方の圧縮処理を行う、
ことを特徴とする画像データ圧縮方法。 - 請求項1に記載の画像データ圧縮方法において、
次のフレームの画像データが入力された場合、優先度の低い方の圧縮処理が1フレーム分終了していなくてもその処理を中断し、新たなフレームに対して優先度の高い方の圧縮処理を行う、
ことを特徴とする画像データ圧縮方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004292179A JP2006109032A (ja) | 2004-10-05 | 2004-10-05 | 画像データ圧縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004292179A JP2006109032A (ja) | 2004-10-05 | 2004-10-05 | 画像データ圧縮方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006109032A true JP2006109032A (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=36378239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004292179A Pending JP2006109032A (ja) | 2004-10-05 | 2004-10-05 | 画像データ圧縮方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006109032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009055648A (ja) * | 2008-12-11 | 2009-03-12 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 画像データ圧縮装置 |
-
2004
- 2004-10-05 JP JP2004292179A patent/JP2006109032A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009055648A (ja) * | 2008-12-11 | 2009-03-12 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 画像データ圧縮装置 |
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