JP2006109032A - 画像データ圧縮方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1台の画像データ圧縮装置で、動画像圧縮方式による圧縮処理と、静止画像圧縮方式による圧縮処理とを同時に行い、圧縮対象となる画像データを効果的に圧縮する。
【解決手段】 入力される画像データに対して静止画像圧縮処理と、動画像圧縮処理を並行して行う構成において、処理に優先度を付けて、1フレームの画像データが入力されると、優先度の高い方の圧縮処理を1フレーム分終了するまで行い、終了したら、優先度の低い方の圧縮処理を行う。次のフレームの画像データが入力された場合、優先度の低い方の圧縮処理が1フレーム分終了していなくてもその処理を中断し、新たなフレームに対して優先度の高い方の圧縮処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧縮対象となる画像データを圧縮する画像データ圧縮方法に関し、特に、圧縮対象となる画像データを効果的に圧縮する画像データ圧縮方法に関する。
近年のネットワーク技術の発達により、画像データをネットワークで伝送するようになった。画像データをネットワークで伝送する場合には、画像圧縮技術により画像データの伝送データ量の削減が行われる。ここで、1つのネットワーク上に複数の画像データ圧縮装置を接続することで、同時に複数の画像圧縮データを伝送することが可能である。画像圧縮方式には、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式等の動きを重視する動画像圧縮方式と、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等の1枚毎の画質を重視する静止画像圧縮方式がある。一般的に、動画像圧縮方式は、前後の画像フレームの相関を利用して圧縮効率を上げるため圧縮率が高いという特長があるが、1枚毎の画像を取り出して扱う用途では画質が劣化するという欠点がある。反対に、静止画像圧縮方式は、画像フレーム1枚ごとを単位として圧縮するため、1枚の画質が良い代わりに圧縮率は動画像圧縮方式に劣る。そのため、動画像圧縮方式は、ライブ映像などの画像データの垂れ流し(ストリーミングという)で使用され、静止画像圧縮方式は、1枚の画質を重視する記録用途で使用されることが多い。
なお、従来、高精細画像データ(非圧縮)と圧縮動画像データを同時に伝送可能した遠隔画像監視システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−219402号公報
ここで、例えば、防犯等を目的とする監視システムにおいて画像データ圧縮装置を使用する場合、通常は1台の画像データ圧縮装置が動画像圧縮方式で圧縮した画像データをライブ映像として伝送しており、監視している画像が重要な画像の場合だけ、即ち、例えば侵入者を発見した瞬間の画像などについては、画像圧縮方式を切換えて静止画像圧縮方式で圧縮する。このように静止画像圧縮方式で圧縮した画像は、画像データ圧縮装置内、もしくはネットワーク上の記録装置に記録して、後から証拠写真のように画像を見直す必要がある用途で使用する。このとき、1台の画像データ圧縮装置で動画像圧縮方式でライブ映像を伝送しつつ、同時に静止画像圧縮方式で記録することが出来るのが望ましい。
また、近年は、圧縮方式の変更などの処理の変更が容易なことから、圧縮処理はCPUなどのプロセッサを使用したソフトウェア処理で実行するようになってきている。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、圧縮対象となる画像データを効果的に圧縮することができる画像データ圧縮方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像データ圧縮方法は、入力される画像データに対して静止画像圧縮処理と、動画像圧縮処理を並行して行う画像データ圧縮方法であって、処理に優先度を付けて、1フレームの画像データが入力されると、優先度の高い方の圧縮処理を1フレーム分終了するまで行い、終了したら、優先度の低い方の圧縮処理を行う。
また、本発明に係る画像データ圧縮方法において、次のフレームの画像データが入力された場合、優先度の低い方の圧縮処理が1フレーム分終了していなくてもその処理を中断し、新たなフレームに対して優先度の高い方の圧縮処理を行う。
以上説明したように、本発明に係る画像データ圧縮方法によると、複数の圧縮処理に優先度を付けて、画像データの入力タインミングと同期させて優先度の高い方の圧縮処理を行うようにしたため、圧縮対象となる画像データを効果的に圧縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
ここで、動画像圧縮方式は、画像データ復号装置において復号画像を表示するタイミングを管理するため、圧縮データに時刻情報を付加する。この時刻情報を用いることで、画像データ復号装置では、前回表示した画像データに対し、何フレーム後に次の画像データを表示すべきかを管理している。よって、圧縮データが画像データ復号装置に到着する時刻にジッタを生じても、画像データ復号装置は、表示タイミングを調整することができ、画像データを取り込んだタイミングと同等な表示タイミングを得ることができる。このような時刻情報は、1フレームの画像データ毎に独立して処理を行っている静止画像圧縮方式では付加されないのが一般的である。そのため、静止画像圧縮処理を行った画像データを定期的に復号して表示する動画像的な扱いをする場合、画像データ復号装置に到着する静止画像圧縮データの到着タイミングを管理し、画像データを取り込んだタイミングと同等なタイミングで到着するようにしなければならない。そのため、以下に示す実施例では、それぞれの圧縮処理に優先度を付け、圧縮処理の遅れが許されない静止画像圧縮処理を優先的に実行する(優先度を高くする)。
本発明の第1実施例を説明する。
ネットワークを用いた画像データ圧縮装置の例として、図1には、本発明の一実施例に係る静止画像圧縮方式による圧縮データと、動画像圧縮方式による圧縮データを同時に出力可能な画像データ圧縮装置の構成例を示してある。
図1に示される画像データ圧縮装置は、静止画圧縮処理部2と動画像圧縮処理部3を内蔵した圧縮処理制御部1と、圧縮データ出力部4から構成される。
圧縮処理制御部1は、例えば、1つのプロセッサによるソフトウェア処理で実行される。そのため、静止画像圧縮処理部2と動画像圧縮処理部3による処理を同時に処理することは出来ず、どちらか一方を処理してから、他方を処理することになる。画像圧縮処理は、入力する画像の複雑さにより処理時間が増減する。ただし、通常は、1フレーム分の画像データの圧縮処理は1フレーム分の画像データの入力間隔より短い時間で処理が終わる。一時的に圧縮処理時間が増大した場合は、随時入力される画像データをバッファリングして画像データを保持しておき、バッファリングした画像データの圧縮処理を随時行うことで、画像データの圧縮処理が抜けないように(フレーム抜けがないように)する。
圧縮処理制御部1は、撮像装置(不図示)から入力された入力画像データ5を静止画像圧縮処理部2と動画像圧縮処理部3へ同時に入力し、画像圧縮処理を行う。静止画像圧縮処理部2が出力した静止画像圧縮データ7と、動画像圧縮処理部3が出力した動画像圧縮データ8は、圧縮データ出力部4へ出力する。動作については後述する。
圧縮データ出力部4は、入力された静止画像圧縮データ7と動画像圧縮データ8を多重し、出力圧縮データ6として外部のネットワークへ出力する。2つの圧縮データの多重方法は、例えば、一般的なネットワークであれば、出力する時間をずらすことによる時間多重を用いるが、他の種々な方法が用いられてもよい。
次に、圧縮処理制御部1の動作の一例を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
圧縮処理制御部1は、最初に静止画像圧縮処理10を実行し、画像取り込み判断処理9で静止画像圧縮処理10を実行中に新たな画像データの入力があれば、静止画像圧縮処理10の実行に戻り、新たな画像データの入力が無ければ動画像圧縮処理11を実行する。そして、動画像圧縮処理11の実行を終えると再度静止画像圧縮処理10の実行に戻ることで、2つの圧縮処理を交互に実行する。
次に、上記した静止画像圧縮処理10の動作の一例を図3に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、画像データ入力処理12を実行し、入力された1フレームの画像データを取り込む。次に、静止画像圧縮処理13を実行する。この静止画像圧縮処理13は、1フレームの画像データの圧縮処理をより細分化し、所定の処理単位で分けたものである。所定の処理単位としては、例えば、画像データの数画素単位や、画像データの数バイト単位や、数秒単位等、種々な単位を用いることが可能である。また、この静止画像圧縮処理13は、入力された1フレームの画像データの最後までを継続して処理するため、1つの処理単位が実行し終わり、再度静止画像圧縮処理13を実行した場合、前回の圧縮処理の続きから処理が行われる。
1フレームの画像データの最後まで処理したかは、圧縮完了判断処理14で判断する。静止画像圧縮処理13が画像データの途中を処理していた場合、静止画像圧縮処理13に戻り(ステップ14でNo)、圧縮処理を続行する。画像データの最後を処理した場合、圧縮データ出力処理15に進み(ステップ14でYes)、圧縮データ出力処理15では1フレームの静止画像圧縮データ7を圧縮データ出力部4に出力する。
このようにして、画像データ入力処理12で入力した1フレームの画像データは、圧縮データ処理15により静止画像圧縮データ7として圧縮データ出力部4に出力して終了する。
次に、動画像圧縮処理11の動作の一例を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
動画像圧縮処理11の動作は、前述した静止画像圧縮処理10とほぼ同様である。
まず、画像データ入力処理16で1フレームの画像データを入力する。但し、次の動画像圧縮処理17で圧縮データに時刻情報を付加するため、画像データを取り込んだ時刻を取得するのが、静止画像圧縮処理10の画像データ入力処理12と異なる点である。
次に、動画像圧縮処理17では、1処理単位の動画像圧縮処理を行う。なお、ここでの1処理単位は、静止画像圧縮処理13と同様、種々な単位を用いることが可能である。
次に、圧縮完了判断処理18では、1フレームの圧縮処理が完了したかを判断し、処理途中であれば動画像圧縮処理1に戻り(ステップ18でNo)、圧縮処理を続行する。1フレームの圧縮処理が完了していれば、次の圧縮データ出力処理19を実行し、1フレームの動画像圧縮データ8を圧縮データ出力部4に出力する。
このようにして、画像データ入力処理16で入力した1フレームの画像データは、圧縮データ処理19により動画像圧縮データ8として圧縮データ出力部4に出力して終了する。
次に、静止画像圧縮処理10と動画像圧縮処理11の動作について、図5に示すタイムチャートを用いて説明する。
図5において、丸で囲んだ数字は、画像データが入力されるタイミングを示す。画像データは周期的に外部(例えば、撮像装置)から入力される。また、図5において、静止画像及び動画像の画像圧縮処理タイミングに付けた数字は画像データの入力タイミングに対応し、その数字の画像データを圧縮することを示す。
画像圧縮処理の圧縮処理時間は画像が複雑であればあるほど増大するが、通常は1フレームの画像圧縮処理は、1フレームの画像データの入力間隔以内で処理が終わる。もし画像圧縮処理に必要な時間が画像データ入力間隔より長い場合、入力された画像データを処理しきれないため、その画像データはバッファリングしておく。このため、ある画像データに対し画像圧縮処理を行うタイミングは、その画像データが入力されたタイミングより遅れる場合がある。また、静止画像圧縮処理10と動画像圧縮処理11を同時に実行する必要がある場合、プロセッサは1度に1つの処理しか実行できないため、画像圧縮処理の合計時間が画像データの入力間隔より長くなることが起きやすい。つまり、入力する画像データの複雑さにより動画像圧縮データの出力タイミングにジッタが生じる。この影響で静止画像圧縮処理の実行開始時間にも遅れが発生し、静止画像圧縮データの出力タイミングにもジッタが生じる。
以上の理由から、受信側の画像データ復号装置では、到着する圧縮データにジッタが生じる。圧縮データの方式が動画像圧縮方式の場合、圧縮データ中の各画像に時刻情報が付加されているため、画像データ復号装置で表示タイミングを調整することができるが、静止画像圧縮方式の場合は、時刻情報が付加されておらず、圧縮データのジッタは、そのまま受信側の圧縮データ復号装置での表示タイミングのジッタとなる。さらに、受信側が圧縮データ記録装置である場合、圧縮データの記録時に圧縮データと併せて当該圧縮データを受信した時刻を記録して、記録画像の時刻表示に使用することがある。この場合、圧縮データのジッタにより、複数の画像圧縮データがほぼ同時刻に到着してしまうなど、画像データ圧縮装置が取り込んだ画像データの間隔と異なる時刻情報を記録してしまい、記録した受信時刻もジッタを持ったものとなる。
本発明の第2実施例を説明する。
複数の種類の圧縮データを出力する画像データ圧縮装置の構成は、図1に示した構成と概略的には同様であるので、ここでは説明を省略する。
本発明の第2実施例の特徴は、圧縮処理制御部1にある。その処理の一例について図6に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、圧縮完了フラグ初期化処理20では、静止画像圧縮完了フラグ(J_FLAG)と動画像圧縮完了フラグ(M_FLAG)をクリアする。
優先度判断処理21では、どの圧縮処理の優先度が高いかを判断する。静止画像圧縮処理の優先度が高い場合は、まず、静止画像圧縮処理(1処理単位分)22を実行する(ステップ21でYes)。また、動画像圧縮処理の優先度が高い場合、まず、動画像圧縮処理(1処理単位分)23を実行する(ステップ21でNo)。ただし、図6に示すフローチャートでは、静止画像圧縮処理の優先度が高く設定されることを前提とした場合についての処理を示してある(動画像圧縮完了フラグ判断処理は省略している)。
静止画像圧縮処理22と動画像圧縮処理23の動作の詳細については後述する。
次に、静止画像圧縮完了フラグ判断処理24では、静止画像圧縮処理22を実行した結果、静止画像圧縮完了フラグの状態をチェックし、セットされていれば、次に動画像圧縮処理23を実行する。クリアされていれば、優先度判断処理21に戻る。
動画像圧縮処理23を実行した後は、優先度判断処理21に戻る。
通常は、静止画像圧縮完了フラグがクリアされており、優先度が高い静止画像圧縮処理22が実行される。静止画像圧縮処理22が1フレームの画像データを圧縮し終えると、静止画像圧縮完了フラグがセットされるので、静止画像圧縮完了フラグ判断処理24により、動画像圧縮処理23が実行されるようになる。静止画像圧縮完了フラグのセットは、静止画像圧縮処理22の中で行われる。
次に、静止画像圧縮処理22の動作の一例を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、画像データ取り込み判断処理25では、まだ取り込んでいない画像データがあるかをチェックする。まだ取り込んでいない画像データがあれば(ステップ25でYes)、静止画像圧縮完了フラグクリア処理26で静止画像圧縮完了フラグをクリアし、画像データ入力処理27で画像データの取り込みを行う。
画像データ取り込み判断処理25で、画像データの取り込みが完了している場合(ステップ25でNo)、静止画像圧縮完了フラグ判断処理28で、静止画像圧縮完了フラグがセットされているかを判断する。静止画像圧縮完了フラグがセットされている場合(ステップ28でYes)、既に取り込んだ画像データの圧縮処理が完了したと判断し、そのまま静止画像圧縮処理22を終了する。静止画像圧縮完了フラグがクリアされている場合(ステップ28でNo)、圧縮処理の途中であると判断し、次の静止画像圧縮処理29を実行する。
静止画像圧縮処理29は、第1実施例と同様、1フレームの画像データの圧縮処理をより細分化し、ある処理単位で分けたものである。また、この処理は入力された1フレームの画像データの最後までを継続して処理するため、1つの処理単位が実行し終わり、再度実行した場合、前回の圧縮処理の続きから処理される。
次に圧縮完了判断処理30では、前段の静止画像圧縮処理29が1フレームの画像データを圧縮し終えたかを判断する。圧縮し終えていたならば(ステップ30でYes)、圧縮データ出力処理31で圧縮データを圧縮データ出力部4へ出力し、静止画像圧縮完了フラグセット処理32で静止画像圧縮完了フラグをセットする。また、1フレームの画像データの圧縮処理の途中であれば(ステップ30でNo)、そのまま静止画像圧縮処理22を終了する。
次に、動画像圧縮処理23の動作の一例を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
動画像圧縮処理23の動作は、前述した静止画像圧縮処理22とほぼ同様である。
まず、画像データ取り込み判断処理33で、まだ取り込んでいない画像データがあるかをチェックし、まだ取り込んでいない画像データがあれば(ステップ33でYes)、動画像圧縮完了フラグクリア処理34で動画像圧縮完了フラグをクリアし、画像データ入力処理35で画像データを取り込み、取り込み時刻を取得する。取り込んでいない画像データが無ければ(ステップ33でNo)、動画像圧縮完了フラグ判断処理36で動画像圧縮完了フラグをチェックし、動画像圧縮完了フラグがセットされていれば(ステップ36でYes)、そのまま動画像圧縮処理23を終了する。一方、動画像圧縮完了フラグがクリアされていれば(ステップ36でNo)、次の動画像圧縮処理37を実行する。
動画像圧縮処理37では、1処理単位の動画像圧縮処理を行う。
圧縮完了判断処理38では、1フレームの画像データを圧縮し終えたかを判断し、完了していなければ(ステップ38でNo)、そのまま動画像圧縮処理23を終了する。一方、1フレームの画像データの圧縮を完了していれば(ステップ38でYes)、圧縮データ出力処理39で圧縮データを圧縮データ出力部4へ出力し、動画像圧縮完了フラグセット処理40で、動画像圧縮完了フラグをセットする。
以上の2つの圧縮処理、即ち、静止画像圧縮処理22と動画像圧縮処理23の終了条件は、圧縮完了フラグがセットされている場合、1処理単位の画像圧縮処理が終わった場合、或いは、1フレームの画像データを圧縮し終えている場合である。
次に、静止画像圧縮処理22と動画像圧縮処理23の動作の一例について、図9に示すタイムチャートを用いて説明する。
図9において、丸で囲んだ数字は、画像データが入力されるタイミングを示す。画像データは周期的に外部から入力される。また、画像圧縮処理タイミングに付けた数字は画像データの入力タイミングに対応し、その数字の画像データを圧縮することを示す。
画像データが入力されると、静止画像圧縮処理22と動画像圧縮処理23のうち優先度が高い方に処理が移る。本例では、静止画像圧縮データのフレーム抜けを防止するために静止画像圧縮処理22の優先度が高いとする。優先度が高い静止画像圧縮処理は先に実行され、圧縮完了フラグをクリアし、画像データ(1)を取り込む。そして1フレームの画像データの処理が終わるまで、静止画像圧縮処理22を実行する。その後、静止画像圧縮処理22の処理が終わると、次に優先度が高い動画像圧縮処理23を実行する。まず、動画像圧縮完了フラグをクリアし、画像データを取り込む。そして1フレームの画像データの処理が終わるまで、動画像圧縮処理23が実行する。ただし、動画像圧縮処理23を実行中に次の画像データ(2)が入力されると、動画像圧縮処理23は動画像圧縮処理完了フラグをクリアしたまま処理を終了する。新たな画像データが入力されることで、静止画像圧縮処理22と動画像圧縮処理23のうち優先度の高い方に処理が移る。本例では、静止画像圧縮処理22の優先度が高いため、静止画像圧縮処理22は2フレーム目の圧縮処理を始める。静止画像圧縮処理22が終了すると、次に動画像圧縮処理23が前回中断した処理の続きから実行される。
このように画像データが入力されるごとに静止画像圧縮処理22を優先しつつ、次の画像データが入力されるまでの残り時間を使い、動画像圧縮処理23を実行する。
以上の動作により、優先度が高い圧縮処理、この場合は静止画像圧縮処理22の動作を優先し画像データの入力タイミングに同期して圧縮処理を行う。かつ、処理の空き時間を使い、他の圧縮処理、ここでは、動画像圧縮処理23を実行することが可能になる。
従って、本例の画像データ圧縮装置では、複数の圧縮処理部を有する圧縮処理制御部と圧縮データ出力部からなり、圧縮処理毎に優先度を付け優先度が高い圧縮処理部から優先的に処理を実行する構成において、画像データ取り込みタイミングにおいて全ての圧縮処理を中断し、新たな画像フレーム取り込み後は優先度が高い圧縮処理から処理を再開することで、優先度が高い圧縮処理はフレーム取り込みタイミングと同期し、優先度が高い圧縮処理が出力する圧縮データのジッタを抑えることができる。
また、本例の画像データ圧縮装置では、一つの画像圧縮処理を圧縮データ中に復号後の表示のための時刻情報を持たない静止画像圧縮処理とし、もう一つの圧縮処理を圧縮データ中に時刻情報を持つ動画像圧縮処理という異なる圧縮処理を有し、静止画像圧縮装置の優先度を上げることで、圧縮データ中に時刻情報を持たない静止画像圧縮データのジッタを抑えることができる。
よって、静止画像圧縮処理と動画像圧縮処理の合計処理時間が画像データ取り込み間隔より長い場合でも、出力タイミングにジッタの無い静止画像圧縮データを出力することができる。
なお、上記した実施例では、静止画像圧縮処理と動画像圧縮処理を有する画像データ圧縮装置についてを示したが、他の構成例として、異なる圧縮方式の静止画像圧縮処理を2つ組み合わせる、または動画像圧縮処理を2つ組み合わせた構成を用いてもよい。
さらに、1つの画像データ圧縮装置が持つ圧縮処理は2つである必要がなく、3つ以上の画像データ圧縮処理を有し、それぞれに優先度と画像圧縮完了フラグを持つ構成を用いてもよい。また、複数の撮像装置からの画像データが画像データ圧縮装置に入力されるような構成が用いられてもよい。
また、圧縮処理は画像圧縮処理である必要はなく、音声圧縮処理など、他の種類のデータ処理を行ってもかまわない。特に音声圧縮データの場合、ジッタの影響で受信側の復号化装置に音声圧縮データが到着するのが遅れた場合、再生音声信号にノイズが混じる。人間は画像データのフレーム抜けやノイズに比べ、音声の雑音には敏感であるため、画像圧縮データのジッタに比べ、音声圧縮データのジッタは発生しないようにする必要がある。このため、音声圧縮処理と画像圧縮処理を同時に実行する場合、音声圧縮方式の優先度を上げ、音声圧縮データにジッタが発生しないようにする。
即ち、1つの画像圧縮処理を静止画像圧縮処理とし、もう一つを動画像圧縮処理とし、さらに音声圧縮処理を同時に実行するようにし、音声の優先度をもっとも高く設定し、次に静止画像圧縮処理の優先度を高く設定することで、音声圧縮データのジッタを抑え、次に静止画像圧縮処理のジッタを抑えることができる。
ここで、本発明に係る画像データ圧縮装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。例えば、画像データ圧縮装置という独立した構成の装置として構成されてもよいし、画像伝送装置(Webエンコーダ)やWebカメラ等が備える機能の1つとして構成されてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。応用例として、監視目的以外にも、例えば、幼稚園の運動会や、野球等のスポーツを視聴する目的などのシステムとして実現することも可能である。
また、本発明に係る画像データ圧縮装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る複数の圧縮データを出力する画像データ圧縮装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係る圧縮処理制御部の手順の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る静止画像圧縮処理部の動作の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る動画像圧縮処理部の動作の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る複数の圧縮処理の動作の一例を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る圧縮処理制御部の手順の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る静止画像圧縮処理部の動作の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る動画像圧縮処理部の動作の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る複数の圧縮処理の動作の一例を説明するための図である。
符号の説明
1:圧縮処理制御部、2:静止画像圧縮処理部、3:動画像圧縮処理部、4:圧縮データ出力部、5:入力画像データ、6:出力圧縮データ、7:静止画像圧縮データ、8:動画像圧縮データ。

Claims (2)

  1. 入力される画像データに対して静止画像圧縮処理と、動画像圧縮処理を並行して行う画像データ圧縮方法であって、
    処理に優先度を付けて、1フレームの画像データが入力されると、優先度の高い方の圧縮処理を1フレーム分終了するまで行い、終了したら、優先度の低い方の圧縮処理を行う、
    ことを特徴とする画像データ圧縮方法。
  2. 請求項1に記載の画像データ圧縮方法において、
    次のフレームの画像データが入力された場合、優先度の低い方の圧縮処理が1フレーム分終了していなくてもその処理を中断し、新たなフレームに対して優先度の高い方の圧縮処理を行う、
    ことを特徴とする画像データ圧縮方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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