JP4921928B2 - 映像受信装置および映像受信方法 - Google Patents
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Description
また、例えば、図2に示されるように、映像受信装置2は、内部構成として、映像パケット受信処理部21と、画像伸長処理部22を備えている。
なお、ここでは、説明の便宜上から、後述する本発明の実施例で参照する図1及び図2を用いて説明するが、本発明を不要に限定する意図は無い。
また、映像受信装置2は、映像送信装置1から圧縮処理された映像を受信した後に、圧縮された当該映像を伸長する必要がある。従来では、映像受信装置2は、1フレーム分の映像を全て受信した後に当該受信したフレームの映像の伸長処理を行うというように、受信処理と伸長処理を逐次的に行っていた。
図5に示されるように、映像受信装置2では、N番目のフレーム(N)の映像パケットの受信処理が完了した後に、当該受信したN番目のフレーム(N)の映像に対する伸長処理(画像伸長処理)が行われ、それが完了した後に、次のフレームである(N+1)番目のフレーム(N+1)の映像パケットの受信処理が行われるというように、受信処理と伸長処理が交互に行われる。なお、Nは整数を表す。
また、ネットワーク3からの受信時間(T1)は、(式2)のように表される。
T={ネットワークからの受信時間(T1)}
+{画像伸長時間(T2)}
・・(式1)
{ネットワークからの受信時間(T1)}
={フレームサイズ}/*Min(A:B)
A={映像送信装置からの送信速度(T3)}
B={映像受信装置での受信速度(T4)}
ここで、*Min(A:B)は、AとBのうちで値が小さい方を取る関数を表している。
・・(式2)
このため、例えば、映像受信装置2で30[fps]の画像を表示するためには、およそT<33[ms]を満たしている必要があるが、ネットワークからの受信時間(T1)に30[ms]を要し、画像伸長時間(T2)に10[ms]を要するような場合には、30[fps]のフレームレートを実現することが不可能となってしまう。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、受信映像を効率的に処理することができる映像受信装置を提供することを目的とする。
すなわち、映像受信装置2のネットワーク受信速度(T4)が映像送信装置1のネットワーク送信速度(T3)に比べて十分に速い場合には、ネットワーク3からの受信時間(T1)の時間帯では、映像送信装置1からのパケット待ちになっている時間が多くを占めることとなる。
図6には、映像送信装置1のネットワーク送信速度(T3)<映像受信装置2のネットワーク受信速度(T4)である場合について、映像受信装置2における処理のタイムチャートの一例を示してある。なお、図6における横軸は時刻tを表している。
一例として、映像受信装置2のネットワーク受信速度(T4)が映像送信装置1のネットワーク送信速度(T3)と比べて10倍であり、ネットワーク3からの受信時間(T1)が30[ms]であった場合には、映像受信装置2での実際の受信処理時間は3[ms]となる。このように、ネットワーク3からのパケット待ちになっている無駄な時間が多く発生する。
後述する実施例では、このような着眼点に基づいて処理の効率化を図る。
すなわち、受信処理手段が、前記送信側からの映像の送信速度と比べて速い受信速度で、前記送信側から送信された映像を受信処理する。映像処理手段が、前記受信処理手段により前記送信側から送信された映像を受信処理することが非実行状態(つまり、受信処理しない状態)となる受信待ちの時間を使用して、前記受信処理手段により受信処理された映像に対して所定の処理を行う。
また、送信側と受信側(映像受信装置)との通信は、例えば、ネットワークやバスなどの伝送媒体を介して行われる。
また、映像としては、例えば、デジタル信号(デジタルのデータ)として処理されるが、アナログ信号として処理されてもよく、また、処理の手順毎に、デジタル信号又はアナログ信号のうちの好ましい方へ変換されて処理されてもよい。
また、例えば、送信側で圧縮した映像を送信し、受信側(映像受信装置)で受信した圧縮映像を伸長する構成が用いられてもよい。
また、通信(送信及び受信)の方式としては、種々な方式が用いられてもよく、一例として、通信対象となる映像のフレームを複数に分割してなるパケットを単位として通信するような構成を用いることができる。
また、受信待ちの時間を使用して所定の処理を行う対象としては、例えば、その時点で受信中である映像よりも以前に受信されて受信処理が完了している映像が用いられる。一例として、現在において受信中である映像フレームの受信待ちの時間を使用して、その映像フレームよりも以前に受信処理された過去の映像フレームに対する処理を行うような構成を用いることができる。
本発明に係る方法では、装置やシステムにおいて各手段が各種の処理を実行する。
本発明に係るプログラムでは、装置やシステムを構成するコンピュータに実行させるものであって、各種の機能を当該コンピュータにより実現する。
本発明に係る記録媒体では、装置やシステムを構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記録したものであって、当該プログラムは各種の処理(手順)を当該コンピュータに実行させる。
図1には、本発明の一実施例に係るネットワーク型の映像送受信システムの構成例を示してある。
本例の映像送受信システムは、映像送信装置1と、映像受信装置2と、ネットワーク3を有している。映像送信装置1と映像受信装置2はネットワーク3に接続されている。
本例では、ネットワーク3としてはIP(Internet Protocol)のネットワークが用いられており、IPのパケット11を用いて通信が行われる。
本例の映像受信装置2は、映像パケット受信処理部21と、画像伸長処理部22を備えている。本例では、映像受信装置2における各種の処理(本例では、受信処理及び伸長処理を含む処理)は、映像受信装置2に備えられたCPU(本例では、これらの処理に共通に使用されるCPU)により制御されて実行される。
ここで、本例では、受信された1フレーム分の複数のパケット11からそのフレームを生成する処理を映像パケット受信処理部21により行う構成としたが、他の構成例として、このようなフレーム生成処理を画像伸長処理部22により行う構成とすることもできる。
本例では、従来において、ネットワーク3からの受信時間(T1)<33[ms]であるが、{ネットワーク3からの受信時間(T1)+画像伸長時間(T2)}>33[ms]であるために、30[fps]のフレームレートが実現できていないとし、本例によって、30[fps]のフレームレートを実現するという場合を例として説明する。ここで、このような数値は説明のための一例であり、特に限定されるものではない。
なお、映像送信装置1のネットワーク送信速度(T3)<映像受信装置2のネットワーク受信速度(T4)である場合については、従来の方式よりはフレームレートが下がることはない。
図3に示されるように、本例の映像受信装置2では、N番目のフレーム(N)の映像パケット11の受信処理を行うときに、発生するパケット待ち時間の時間帯に1つ前のフレームである(N−1)番目のフレーム(N−1)についての画像伸長処理を行い、また、そのパケット待ち時間の時間帯だけではその画像伸長処理が完了しない場合には、N番目のフレーム(N)の映像パケットの受信処理が完了した後に(N−1)番目のフレーム(N−1)についての画像伸長処理の残り(続き)を行って完了させる。このように、本例では、一連の受信処理の中の空き時間を利用して伸長処理が行われる。
{映像受信装置における受信処理時間(T11)}
=フレームサイズ/{映像受信装置での受信速度(T4)}
・・(式3)
本例の映像受信装置2では、まず、最初である1番目のフレーム(1)を構成するパケット11を映像パケット受信処理部21により受信する(ステップS1)。次に、2番目以降のフレーム(N)については(ステップS2)、そのフレーム(N)を構成するパケットを映像パケット受信処理部21により受信しつつ、パケット待ち時間を使用して1つ前のフレーム(N−1)についての画像伸長処理を画像伸長処理部22により行い(ステップS3)、そして、以降のフレームについても順次に同様な処理を行う(ステップS4)。
なお、本例の映像受信装置2では、映像パケット受信処理部21の機能により受信処理手段が構成されており、画像伸長処理部22の機能により映像処理手段が構成されている。
一例として、映像送信モジュールからの映像を受信処理する映像受信処理モジュールと、受信処理した映像に対して画像伸長処理などの画像処理を行う画像処理モジュールを有し、受信処理速度が映像送信モジュールからの送信速度よりも十分に速いような映像受信装置に本例と同様な構成を適用することができる。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (2)
- 圧縮された映像を構成するフレームを複数に分割してなるパケットを送信側から受信し、1フレーム分のパケットを受信した後に当該フレームに対して伸張処理を行う映像受信装置において、
前記送信側からの送信速度と比べて速い受信速度で、前記送信側から送信されたパケットを受信処理する受信処理手段と、
前記受信処理手段により前記送信側から送信されたパケットを受信処理することが非実行状態となるパケットの受信待ちの時間を使用して、直前に受信したパケットのフレームよりも以前に受信処理されたフレームに対して伸張処理を行う映像処理手段と、
を備え、
1フレームを構成する1つめのパケットを受け取ってから当該フレームの伸張が完了するまでに当該フレームの受信処理と伸張処理に要する時間が1フレーム時間以内である、
ことを特徴とする映像受信装置。 - 圧縮された映像を構成するフレームを複数に分割してなるパケットを送信側から受信し、1フレーム分のパケットを受信した後に当該フレームに対して伸張処理を行う映像受信装置により実施される方法において、
前記送信側からの送信速度と比べて速い受信速度で、前記送信側から送信されたパケットを受信処理し、
前記送信側から送信されたパケットを受信処理することが非実行状態となるパケットの受信待ちの時間を使用して、直前に受信したパケットのフレームよりも以前に受信処理されたフレームに対して伸張処理を行い、
1フレームを構成する1つめのパケットを受け取ってから当該フレームの伸張が完了するまでに当該フレームの受信処理と伸張処理に要する時間が1フレーム時間以内である、
ことを特徴とする映像受信方法。
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