JP2012090172A - 監視カメラ、監視カメラの制御方法及びネットワークカメラシステム - Google Patents

監視カメラ、監視カメラの制御方法及びネットワークカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】優先度の高いイベント検出結果の配信や、複数の圧縮処理を行うとき、優先度の高い圧縮データを優先してパケット化して配信可能にする。
【解決手段】イベント検出手段の処理負荷により、第1および第2の圧縮手段からの第1および第2の圧縮データを、ネットワーク配信手段により配信処理ができないとき、前記第1または第2の圧縮データを優先して配信することにより、処理能力オーバになってしまい、フレームレートの低下となってしまうことを防止できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は監視カメラ、監視カメラの制御方法及びネットワークカメラシステムに関し、特に、優先度の高い圧縮データを優先してパケット化し、ネットワークを介して配信するために用いて好適な技術に関するものである。
従来監視カメラシステムでは、映像信号を元に複数の圧縮処理を行い、ネットワーク配信する方式が用いられている。圧縮方式としては、ITU−Tで策定された静止画圧縮のJPEGや動画圧縮のMPEG2、MPEG4、H.264などがある。最近は、ビューア装置としてのパーソナルコンピュータの処理速度が飛躍的に向上していることにより、圧縮率が高いが処理負荷のかかるH.264圧縮方式も、監視カメラでの圧縮方式として採用されつつある。
図6は、従来技術における監視カメラシステムの一例を示す構成図である。
図6において、1は監視カメラであり、監視領域を撮像して監視映像を取得し、圧縮処理して、JPEG圧縮データ、H.264圧縮データをパケット化してネットワーク信号を生成し出力する。また、監視カメラ1は、監視映像を元に、イベント検出し、イベント検出結果をネットワーク信号に重畳して出力する機能を持つ。
2はインターネットなどのネットワークであり、監視カメラ1が接続されている。
3は録画サーバであり、JPEG圧縮データを記憶する。JPEG圧縮方式は静止画圧縮方式であり、映像信号のフレームごとに静止画として圧縮している。このため圧縮率は低いが、1枚1枚のフレームに証拠能力があり、録画サーバで記憶されるデータは通常JPEG画像にしている。なお、映像信号のフレームごとにJPEG圧縮し、動画データとしている方式をモーションJPEGと呼ぶことがある。以下の説明では、モーションJPEGもJPEG圧縮方式のひとつとして説明する。
4はビューア装置であり、H.264圧縮データをエンコードして表示する。H.264圧縮方式は圧縮率が高いので、ネットワーク回線が混み合っていても、受信しやすくなる。図6では、録画サーバ3およびビューア装置4は1台ずつしか記載していないが、実際の監視システムの場合は通常複数台が接続されている。
なお、図6の例では、録画サーバ3はJPEG圧縮データを録画する例を説明したが、録画サーバ3で録画時間を長くするために、高圧縮率のH.264圧縮データを録画してもよい。また、ビューア装置4の処理速度が遅く、H.264のエンコードができない場合は、JPEG圧縮データをエンコードして表示するようにしてもよい。
例えば、特許文献1では、映像圧縮データと音声圧縮データを、デュアルポートRAMを用いて多重化する方法が開示されている。特許文献2ではネットワークの伝送容量を制限するため、第1のカメラに発生した情報を第2のカメラが受け取り、動画像圧縮データのデータ量を減少する方法が開示されている。
特開2000−209172号公報 特開2005−269141号公報
複数のチップで複数の圧縮処理を行うときに、チップのピン数を増加してしまう問題点があった。
また、1チップでパケット化処理とイベント検出処理を行うと、イベント発生時に処理能力オーバになってしまい、フレームレートの低下となってしまう問題点があった。また、イベント検出処理よりもパケット化処理を優先すると、侵入者の検知が遅れたり、貴重品の持ち去り検知が遅れたりしてしまう問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、複数のチップで複数の圧縮処理を行うときに、チップのピン数を増加することなく複数のチップ間のデータ伝達を可能にすることを目的とする。
また、優先度の高いイベント検出結果の配信や、複数の圧縮処理を行う際に、優先度の高い圧縮データを優先してパケット化し配信できるようにすることを第2の目的とする。
本発明の監視カメラは、撮像手段と、画像処理手段と、前記画像処理手段からの映像信号を取り込んで圧縮処理する第1および第2の圧縮手段と、前記映像信号を元にイベント情報を生成するイベント検出手段と、前記第1および第2の圧縮手段からの第1および第2の圧縮データ、および前記イベント検出手段からのイベント情報をネットワークに配信するネットワーク配信手段とを有し、前記ネットワーク配信手段は、前記イベント検出手段の処理負荷により、前記第1および第2の圧縮手段からの第1および第2の圧縮データを、前記ネットワークに配信処理ができないとき、前記第1または第2の圧縮データを優先して配信することを特徴とする。
本発明によれば、優先度の高いイベント検出結果の配信や、複数の圧縮処理を行うとき、優先度の高い圧縮データを優先してパケット化して配信可能にすることができる。
本発明の実施形態にかかわる監視カメラの構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるフローチャートである。 第2の実施形態におけるフローチャートである。 第3の実施形態におけるフローチャートである。 背景技術における監視カメラの構成例を示すブロック図である。 従来技術における監視カメラシステムの構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
先ず、図5を参照しながら本発明の背景技術を説明する。
図5は、複数チップで複数の圧縮処理を行う監視カメラの構成例を示すブロック図である。
図5において、10はCCDやC−MOSセンサを用いた撮像素子であり、被写体を撮像して光電変換した映像信号を出力する。撮像素子10から出力される映像信号は画像処理チップ11により、ガンマ変換、ホワイトバランス、エッジ強調などの処理が行われる。画像処理された映像信号は、画像処理チップ11から第1の集積回路である第1チップ12及び第2の集積回路である第2チップ13に出力される。
第1チップ12は、JPEG処理回路20、入力A回路21、入力B回路22、ネットワーク処理回路23、イベント検出処理回路24を備えている。また、第2チップ13は、CPU13a、H.264圧縮処理回路25を備えている。
JPEG処理回路20は、第1の圧縮処理を行うために設けられている回路であり、静止画像を圧縮する静止画圧縮処理を行う。イベント検出処理回路24は、入力A回路21を介して画像処理チップ11から受け取った映像信号をもとに、動体及び不動体のイベント検出を行い、例えば、映像信号の中に不審者が現れたときに検出処理を行う。
入力B回路22は、第2チップ13から出力されるH.264圧縮データを受け取る回路である。ネットワーク処理回路23は、JPEG処理回路20からのJPEG圧縮データ、入力B回路22からのH.264圧縮データ、イベント検出処理回路24からのイベント検出データ(イベント情報)を受け取る。そして、受け取ったイベント検出データをネットワーク配信できるようパケット化してネットワーク信号を生成する。第2チップ13のCPU13aは、H.264圧縮処理回路25によりH.264圧縮処理を行う。H.264圧縮処理回路25は、第2の圧縮処理を行うために設けられている回路であり、H.264の規格に基づき圧縮された圧縮データである、H.264圧縮データを生成する。
第1チップ12には、処理命令を記憶するフラッシュメモリ14がバスライン26を介して接続され、映像信号などを一時的に記憶するRAM15がバスライン27を介して接続されている。第1チップ12のネットワーク処理回路23で生成されたネットワーク信号は、NW回路18で電圧変換され、ネットワークコネクタ19に出力される。
第2チップ13には、第1チップ12と同様、処理命令を記憶するフラッシュメモリ16が接続され、映像信号などを一時的に記憶するRAM17が接続されている。このような構成により、複数の圧縮データであるJPEG圧縮データ、H.264圧縮データおよびイベント検出データを、図6で説明したネットワーク2を介して、録画サーバ3及びビューア装置4などに配信可能となる。
しかしながら、前述の図5に示した背景技術においては、第2チップ13からのH.264圧縮信号を受け取る入力B回路22が必要となり、課題として、第1チップ12のピン数が増加してしまい、チップのコストアップの要因になってしまう。また、JPEG圧縮データは、前述した図6と共に説明したように、証拠能力があるため、録画サーバ3では通常JPEG圧縮データを記憶している。重要度を考えると、H.264圧縮データよりもJPEG圧縮データの方が重要である。
第1チップ12ではJPEG圧縮処理のみならず、イベント検出処理回路24でイベント検出も行っている。ネットワーク処理回路23でのパケット化処理がイベント検出処理回路24の処理負荷により、処理能力オーバになってしまい、フレームレートの低下となってしまうことがある。
特に、重要度の高いJPEG圧縮データのフレームレートが低下すると、重要な場面のフレーム映像がパケット化できないで配信できなくなる。課題として録画サーバ3に録画した映像の中に重要なフレームが欠落してしまうことになってしまう。また、イベント検出処理よりも映像配信を優先すると、侵入者の検知が遅れたり、貴重品の持ち去り検知が遅れたりしてしまう。イベント検出処理も優先度が高い処理である。
以下に、本発明の好ましい第1の実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかわる監視カメラ100の構成例を説明するブロック図である。図1において、図5と同様なブロックについては同一番号を付与して詳細な説明を省略する。
図1において、12は第1の集積回路としての第1チップである。13は第2の集積回路としての第2チップである。31はFPGA(Field Programmable Gate Array)であり、2箇所からアクセス可能なデュアルポートRAM(以下、DPRAMと省略し説明する)32を内部に有している。
FPGA31は、第2チップ13からH.264圧縮データ(第2の圧縮データ)を受け取り、DPRAM32に記憶する。DPRAM32の特定アドレスへ所定量のH.264圧縮データを記憶する処理が終了すると、FPGA31は割り込み信号INT1を第1チップ12に出力する。
第1チップ12は、フラッシュメモリ14が接続されたバスライン26を介して、FPGA31のDPRAM32に記憶されたH.264圧縮データを読み出す。そして、読み出しを終了すると、第1チップ12は第2チップ13に割り込み信号INT2を第2の割り込み信号として出力して、第2チップ13による新たなH.264圧縮データの書き込みを許可する。
前述した手順で、H.264圧縮データを第2チップ13から第1チップ12に伝達可能となる。これにより、第1チップ12には、図5に示した入力B回路22が不要となり、目的のひとつであるチップのピン数を増加することなくチップ間のデータ伝達を可能としている。
第1チップ12は、図示していないが処理命令を記憶するキャッシュメモリを内蔵している。処理命令を記憶しているフラッシュメモリ14から、所定ブロックの処理命令を読み出し記憶する。第1チップ12内で行われる処理を、命令キャッシュを用いて実行でき、所定ブロックでの処理を実行している最中は、フラッシュメモリ14から処理命令を読み出さなくてもよいようにしている。フラッシュメモリ14が接続されているバスライン26はアクセス頻度が低く、所定ブロックの処理を実行している間は、使用されない。このため本実施形態では、バスライン26にDPRAM32を接続している。
本実施形態において、第1チップ12には、割り込みレベル設定回路30を具備している。第1チップ12がイベント検出処理やネットワーク処理回路23によるJPEG圧縮データのパケット化を処理しているときに、FPGA31からの割り込み信号INT1を受け付けると、H.264圧縮データの取り込み処理が割り込んで処理される。
しかし、イベント検出処理やJPEG圧縮データ(第1の圧縮データ)のパケット化処理の方が、優先度が高いため、割り込みレベル設定回路30により割り込み信号INT1の優先レベルを低くしている。INT1の優先レベルを低くすることにより、イベント検出処理やJPEG圧縮データのパケット化処理が終了してからH.264圧縮データの取り込み処理を行うようになる。
前述のように、割り込みレベル設定回路30の処理により、INT1の優先レベルを低くし、イベント検出処理やJPEG圧縮データのパケット化処理を優先する。これにより、目的のひとつである、優先度の高い圧縮データを優先してパケット化して配信処理することを可能にしている。
以下、図2のフローチャートを参照して、図1に示した監視カメラ100の第2チップ13およびFPGA31により行われる処理手順について説明する。図2の処理はカメラ制御手段として機能するCPU13aにより行われる。
本実施形態においては、イベント検出処理やJPEG圧縮データのパケット処理で第1チップ12の処理負荷が重たいときに、H.264圧縮データの取り込み優先度を低くし、取り込みを制限する実施形態である。第2チップ13から第1チップ12に取り込まれなかったH.264圧縮データは本実施形態では、CPU13aの命令により破棄するようにしている。
図2のフローチャートに示すように、S101でフレームごとの映像信号を、第2チップ13が画像処理チップ11から受信すると、第2チップ13のCPU13aはS102でH.264圧縮処理を行う。圧縮結果は図1のRAM17内の記憶エリアBUF1に記憶される。
次に、S103で、DPRAM32へ書き込み可能かどうかを判断する。この判断において、第1チップ12からのINT2信号がONであり、DPRAM32に記憶されているH.264圧縮データがすでに第1チップ12での取り込み処理が終了していれば書き込み可能となる。S103の判断で、INT2がONであり、DPRAM32へ書き込み可能であればS104に進み、BUF1に記憶されているH.264圧縮データをDPRAM32に書き込む。S104でH.264圧縮データの書き込みが終了すると、FPGA31はS105で割り込み信号INT1を発生し、書き込みが終了したことを第1チップ12に通知する。
一方、S103の判断で、INT2信号がOFFになっており、DPRAM32への書き込み不可の場合は、S106に進み、次の映像フレームの映像信号が、画像処理チップ11から来たかどうかの判別を行う。例えば、侵入者がいないときや貴重品の持ち去り検知されていないとき、要は異常が検出されていないとき、第1チップ12のイベント検出処理回路24は処理負荷が軽くなる。
このため、第1チップ12は、S105で割り込み信号INT1を受け取ってすぐに、H.264圧縮データをFPGA31内のDPRAM32から取り込む。取り込み処理が終了すると割り込み信号INT2をONにして、第2チップ13に伝達する。次の映像フレームの映像信号が第2チップ13に来る前に、S103の割り込みINT2がONとなり、S104に進む。
イベント検出処理回路24で異常を検出しているとき、たとえば侵入者がいるときや貴重品の持ち去り行為が検出されているとき、イベント検出処理回路24は処理負荷が重くなる。このため、第1チップ12は、S105で割り込み信号INT1を受け取ってもなかなか、H.264圧縮データをDPRAM32から取り込まないようにする。これは、図1で示した割り込みレベル設定回路30で、INT1の割り込みレベルを低くしているためである。
このため、割り込み信号INT2が第1チップ12でONになる前に、次の映像フレームの映像信号が画像処理チップ11から来ることがある。このときは、S106の判別でY(YES)と判断され、S101に進む。S101に進むと、BUF1に記憶されているH.264圧縮データをDPRAM32に書き込む前に、映像信号を受信して、S102でH.264圧縮データをBUF1に上書きする。
新しい映像フレームのH.264圧縮データにより上書きされるため、前の映像フレームのH.264圧縮データは破棄されることになる。破棄されることにより、H.264圧縮データのフレームレートは低下することになるが、本実施形態においては、イベント検出処理およびJPEG圧縮データの配信を優先することが可能となる。
以上、第1の実施形態を説明した。本実施形態においては、イベント検出処理およびJPEG圧縮データの配信を優先するようにしている。しかし、監視カメラ100が接続されるネットワークカメラシステムに録画サーバがつながっていないときにはH.264圧縮データの配信をJPEG圧縮データの配信よりも優先するようにしてもよい。また、ビューアからの設定により、優先度をつけるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
以下、図3のフローチャートを参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。まず、図1に示した監視カメラ100の第2チップ13およびFPGA31の処理手順について説明する。
本実施形態においては、第1チップ12の処理負荷が重たいときに、H.264圧縮データを図1に示したRAM17に格納する処理を特徴としている。そして、第1チップ12の処理負荷が軽くなってから、RAM17に格納したH.264圧縮データを、第2チップ13から第1チップ12に伝達する。なお、図3のフローチャートの説明において、第1の実施形態で示したフローチャートの図2と同一処理の場合は、同一番号を付与している。
図3のS101でフレームごとの映像信号を、第2チップ13が画像処理チップ11から受信すると、第2チップ13のCPU13aは、S102でH.264圧縮処理を行う。圧縮結果は図1に図示したRAM17内の記憶エリアBUF1に記憶される。
次に、S103で、DPRAM32へ書き込み可能かどうかを判断する。第1チップ12からのINT2信号がONであり、DPRAM32に記憶されているH.264圧縮データがすでに第1チップ12での取り込み処理が終了していれば書き込み可能となる。S103の判断で、INT2がONであればS201に進み、変数Nが0かどうかの判別を行う。
変数NはRAM17内の変数エリア(図示せず)に記憶されており、H.264圧縮データの第2チップ13から第1チップ12への伝達が遅延した回数を記憶している変数である。遅延回数をフレーム単位で記憶しており、たとえば100フレーム分遅延すると、変数Nは100を記憶する。
S201の判別の結果、変数N=0のとき、すなわち伝達遅延が発生していないとき、S104に進み、BUF1に記憶されているH.264圧縮データをDPRAM32に書き込む。S104でH.264圧縮データの書き込みが終了すると、FPGA31はS105で割り込み信号INT1を発生し、書き込みが終了したことを第1チップ12に通知する。S104およびS105は第1の実施形態と同じ処理である。
一方、S201の判別で、変数Nが0でないとき、すなわち伝達遅延が発生しているときはS202に進み、FIFOに記憶されているH.264圧縮データをDPRAM32に書き込む。FIFOはRAM17内にあり、第1チップ12に伝達していないH.264圧縮データを記憶するエリアである。第2チップ13のCPU13aは、FIFOの位置を示すポインタを持ち、記憶順序の古い順に呼び出すようアドレスを発生する。次に、S203では変数Nから1減らし(N−1)にする。遅延フレーム数がひとつ減ったことを示す。
S105、S203の処理が終了すると、S106に進み、次の映像フレームの映像信号が、画像処理チップ11から第2チップ13に来たかどうかの判別を行う。
第1の実施形態で説明したように、たとえば、侵入者がいないときや貴重品の持ち去り検知されていないとき、要は異常が検出されていないときは、第1チップ12の処理負荷が軽い。この場合は、次の映像フレームが来る前にS103で、割り込み信号INT2を第1チップ12はONにする。
一方、異常を検出しているときは、第1チップ12の処理負荷が重く、S105で割り込み信号INT1を受け取っても、H.264圧縮データをDPRAM32からなかなか取り込まないようにする。これは、図1で示した割り込みレベル設定回路30で、INT1の割り込みレベルを低くしているためである。
割り込み信号INT2が第1チップ12でONになる前に、次の映像フレームの映像信号が画像処理チップ11から来ると、S106の判別でY(YES)と判断され、S210に進む。S210では変数Nに1を加え(N+1)にする。これは、遅延フレーム数がひとつ増えたことを示す。
次に、S211で変数Nと定数K1の比較を行う。RAM17内にあるFIFOエリアは有限である。このため、記憶可能な最大量を定数K1に設定しておく。たとえば、5分間分は記憶するようにするには、30フレーム/秒として、(5分×60秒×30フレーム)で、定数K1には9000を記憶する。
S211の比較の結果、変数Nが定数K1より小さければ、FIFOにまだ記憶する部分があることを示す。この場合はS212に進み、BUF1に記憶しているH.264圧縮データをFIFOに転送する。FIFOに記憶することにより、前述したS202でのDPRAM32への転送が可能となる。
また、S211の比較の結果、変数Nが定数K1より大きければ、FIFOに記憶する部分が無いことを示す。BUF1に記憶しているH.264圧縮データをFIFOに転送しないで、S101以降の処理を行う。
以上、本発明の第2の実施形態を説明した。本実施形態では、S212で第2チップ13からDPRAM32を介して第1チップ12に送れなかったH.264圧縮データを、RAM17内にあるFIFOエリアに記憶する。記憶したH.264圧縮データをS202でDPRAM32に送り、特に異常が発生して第1チップ12の処理負荷が重いときのH.264圧縮データをFIFOエリアから第1チップに送ることを可能としている。
(第3の実施形態)
以下、図4のフローチャートを参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。監視カメラ100のハード構成は、図1に示した構成と同様であり、図1に示した監視カメラ100の第2チップ13およびFPGA31の処理手順について説明する。
本実施形態においては、第1チップ12の処理負荷が重たいときに、H.264圧縮データのIフレームを優先して、第2チップ13からDPRAM32を介して第1チップに送信する処理を行うようにしたことを特徴としている。
H.264圧縮データはIフレーム、Pフレーム、Bフレームで構成される。Iフレームは独立フレームでグループ化されたフレーム群の元になるフレームで0.5秒に一回程度処理される。Pフレームは直前のフレームを参照して動いた分だけ圧縮処理されるフレームであり、Iフレームに比べて、圧縮率が高い。Bフレームは、直後のフレームを参照して圧縮処理されるフレームである。本実施形態においては、I、P、Bフレームの中でIフレームだけを優先して第1チップに送り、パケット化してネットワーク配信するよう処理する例である。
図4のフローチャートで、第1の実施形態で示したフローチャートの図2と同一処理の場合は、同一番号を付与している。
図4のS101でフレームごとの映像信号を、第2チップが画像処理チップ11から受信すると、第2チップ13のCPU13aは、S102でH.264圧縮処理を行う。圧縮結果は図1のRAM17内の記憶エリアBUF1に記憶される。
次に、S301で、変数Mが0かどうかの判別を行う。この判別の結果、変数Mが0の場合、S303に進んで、BUF1に記憶したH.264圧縮データをBUF2に転送する。その後、S304で変数Mに1をセットする。変数Mは、BUF2に記憶したH.264圧縮データが後述するS310でDPRAM32に記憶されたかどうかを覚えているフラグである。
BUF2のH.264圧縮データをDPRAM32に転送していないとき、変数Mは1を記憶し、DPRAM32に転送した後は、0を記憶する。BUF2はBUF1と同様、図1のRAM17内の記憶エリアである。変数Mが0のとき、すなわち、後述のS310でBUF2のH.264圧縮データがすでに、DPRAM32に書き込まれた後は、BUF1に記憶されている新しいH.264圧縮データをBUF2に転送してよいので、S303で転送処理を行う。
変数Mが1のとき、後述のS310を処理してなく、BUF2が記憶しているH.264圧縮データはDPRAM32に転送していない。このため、新しいH.264圧縮データをBUF2に転送しないで、S302に進む。
S302においては、BUF2に記憶されているH.264圧縮データがIフレームかどうかの判別を行う。Iフレームであれば、変数Mが1であっても、S303に進み、BUF1のH.264圧縮データをBUF2に転送する。これにより、Iフレームを優先してネットワーク配信することを可能にしている。
S103では、DPRAM32へ書き込み可能かどうかを判断する。第1チップ12からのINT2信号がONであり、DPRAM32に記憶されているH.264圧縮データがすでに第1チップ12での取り込み処理が終了していれば書き込み可能となる。S103の判断で、INT2がONであり、DPRAM32へ書き込み可能であればS310に進み、BUF2に記憶されているH.264圧縮データをDPRAM32に書き込む。
S310でH.264圧縮データの書き込みが終了すると、FPGA31はS105で割り込み信号INT1を発生し、書き込みが終了したことを第1チップ12に通知する。
S311で変数Mに0をセットする。BUF2に新しいH.264圧縮データを転送可能なことを表す。
S311の処理が終了すると、S106に進み、次の映像フレームの映像信号が、画像処理チップ11から第2チップ13に来たかどうかの判別を行う。割り込み信号INT2が第1チップ12でONになる前に、次の映像フレームの映像信号が画像処理チップ11から来ると、S106の判別でY(YES)と判断され、S101に進む。
以上、第3の実施形態を説明した。本実施形態では、S301でM=0でない場合、S302でIフレームか否かを判別するようにしている。これにより、変数Mが1であり、BUF2のH.264圧縮データがDPRAM32に転送されてなくても、S302の判別の結果がIフレームであれば、BUF1の新しいH.264圧縮データをBUF2に転送する。これにより、Iフレームを優先してDPRAM32に転送することが可能となり、Iフレームを優先してネットワーク配信可能となる。
本実施形態では、Iフレームのみを優先してネットワーク配信する実施形態を説明したが、Iフレームだけでなく、Pフレームも優先してネットワーク配信するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 監視カメラ、10 C−MOSセンサ、11 画像処理チップ、12 第1チップ、13 第2チップ、14 フラッシュメモリ、20 JPEG処理回路、23 ネットワーク処理回路、24 イベント検出処理回路、30 割り込みレベル設定回路、25 H.264処理回路

Claims (8)

  1. 撮像手段と、画像処理手段と、前記画像処理手段からの映像信号を取り込んで圧縮処理する第1および第2の圧縮手段と、前記映像信号を元にイベント情報を生成するイベント検出手段と、前記第1および第2の圧縮手段からの第1および第2の圧縮データ、および前記イベント検出手段からのイベント情報をネットワークに配信するネットワーク配信手段とを有し、
    前記ネットワーク配信手段は、前記イベント検出手段の処理負荷により、前記第1および第2の圧縮手段からの第1および第2の圧縮データを、前記ネットワークに配信処理ができないとき、前記第1または第2の圧縮データを優先して配信することを特徴とする監視カメラ。
  2. 前記第1の圧縮手段および前記ネットワーク配信手段は第1の集積回路に具備され、第2の圧縮手段は第2の集積回路に具備され、
    前記第2の圧縮手段からの第2の圧縮データは、前記第1の集積回路にて使用されるフラッシュメモリが接続されたバスラインに接続されているデュアルポートRAMを介して、前記第1の集積回路の前記ネットワーク配信手段に送信されることを特徴とする請求項1に記載の監視カメラ。
  3. 前記第2の圧縮データの所定量が前記デュアルポートRAMに格納されると、前記デュアルポートRAMは前記第1の集積回路に割り込み信号を供給し、前記第1の集積回路は、デュアルポートRAMに格納された第2の圧縮データの取り込みが終了すると、前記第2の集積回路に第2の割り込み信号を供給することを特徴とする請求項2に記載の監視カメラ。
  4. 前記ネットワーク配信手段により配信処理ができなかった、前記第1または第2の圧縮データを記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の監視カメラ。
  5. 前記第1の集積回路は、イベント検出処理やJPEG圧縮データのパケット化処理が終了してからH.264圧縮データの取り込み処理を行うようにするための割り込みレベル設定手段を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の監視カメラ。
  6. 前記第2の圧縮データは、H.264の規格に基づき圧縮された圧縮データであり、前記イベント検出手段の処理負荷により、前記第2の圧縮データの配信処理ができないとき、前記ネットワーク配信手段は、H.264のIフレームを優先して配信することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の監視カメラ。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の監視カメラを有することを特徴とするネットワークカメラシステム。
  8. 撮像手段と、画像処理手段と、前記画像処理手段からの映像信号を取り込んで圧縮処理する第1および第2の圧縮手段と、前記映像信号を元にイベント情報を生成するイベント検出手段と、前記第1および第2の圧縮手段からの第1および第2の圧縮データ、および前記イベント検出手段からのイベント情報をネットワークに配信するネットワーク配信手段とを有する監視カメラの制御方法であって、
    前記ネットワーク配信手段は、前記イベント検出手段の処理負荷により、前記第1および第2の圧縮手段からの第1および第2の圧縮データを、前記ネットワークに配信処理ができないとき、前記第1または第2の圧縮データを優先して配信することを特徴とする監視カメラの制御方法。
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