JP2015119374A - 映像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークが混雑した場合に、優先度の高い映像フレームを選択して低レートで伝送を続けるとともに、内部メモリに優先度の高いデータを長時間蓄積できるようにする。【解決手段】カメラ110は、イベント毎に、圧縮された画像データ及び画像データの優先度を示す第1の優先度を含む優先度処理フレームとともに、イベントの優先度を示す第2の優先度を記憶し、ネットワーク150が混雑している場合に、第1の優先度が第1の閾値以上で、かつ、第2の優先度が第2の閾値以上である優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データを情報処理装置130に送信するとともに、記憶しているデータ量が第3の閾値以上となった場合には、第1の優先度及び第2の優先度の低い優先度処理フレームから順に削除又は再圧縮する。【選択図】図1

Description

本発明は、映像処理装置に関する。
従来から、カメラと、遠隔に設置したモニタ又は録画機器(以下、情報処理装置という)とをケーブルにて接続し、カメラが撮影した映像の表示又は記録をするシステムがある。このシステムは、大別してアナログカメラシステムとデジタルカメラシステムがあり、以下、本発明が対象とするデジタルカメラシステムについて説明する。
デジタルカメラシステムは、カメラにて撮影された映像をデジタルデータに変換して圧縮した後、パケットデータとしてネットワークに送信する。通常、カメラが生成する映像データのレートは、カメラに割り当てられるネットワークのビットレートより低く、カメラで撮影された映像が滞りなくネットワークを通じて情報処理装置に伝送できるように、システムは構成される。しかし、ネットワークに多数の機器が接続されている場合、災害時等に通信が殺到してネットワークが混雑すると、カメラに割り当てられるビットレートが低下し、パケットデータの遅延又は脱落が発生し、映像が正常に情報処理装置に伝送できないことが起こりうる。
ネットワークのビットレート低下に対応するため、特許文献1では、管理端末から予め帯域が割り当てられるネットワーク(帯域幅は可変)において、送信バッファが破綻しないように映像のデータレートを制御(圧縮率を高める)する技術についての記載がある。
また、特許文献2には、映像フレーム毎に優先度を付けてレイヤに分類し、記録容量がなくなれば、低優先、古いフレームから削除する技術が記載されている。この技術を用いれば、ネットワーク混雑時に映像記録メモリに高優先な映像フレームを長期間残すことができる。
国際公開第2010/113671号 特開2005−151546号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、ネットワークのビットレートが管理端末からの制御に委ねられるため、管理端末がそのような制御を行なうことができないようなネットワークにおいては、特許文献1に記載された技術を適用することができない。また、特許文献1に記載された技術は、ネットワークの混雑度が高く、管理端末から帯域が割り当てられない場合を考慮したものではないため、このような場合には、映像を正常に映像表示機に伝送することができず、映像がどこにも残らず消滅してしまう。
ネットワーク混雑時のパケットデータの不達に対応し映像データを残しておくには、カメラ側で映像記録メモリを有し、記録しておくことが考えられる。その際、ネットワーク混雑が長時間続くことを見込み、できるだけ重要な映像を選択して残しておくことが必要となる。
また、特許文献2に記載された技術は、カメラをネットワークに接続することを想定したものではない。
ここで、ネットワークが混雑していても、低レートで伝送するほど正常に映像表示機に伝送できる確率は上がる。
そこで、本発明は、ネットワークが混雑した場合に、優先度の高い映像フレームを選択して低レートで伝送を続けるとともに、内部メモリに優先度の高いデータを長時間蓄積できるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る映像処理装置は、イベント毎に、圧縮された画像データ及び当該画像データの優先度を示す第1の優先度を含む優先度処理フレームとともに、当該イベントの優先度を示す第2の優先度を記憶するメモリと、ネットワークの状況を監視するネットワーク監視部と、前記ネットワーク監視部で監視されている状況から、前記ネットワークが混雑しているか否かを判断する装置制御部と、前記ネットワークが混雑していると前記装置制御部が判断した場合に、前記第1の優先度が第1の閾値以上で、かつ、前記第2の優先度が第2の閾値以上である優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データを前記メモリから読み出すメモリ制御部と、前記メモリ制御部で読み出された圧縮された画像データを前記ネットワークに出力する送信部と、を備え、前記メモリ制御部は、前記メモリのデータ量が第3の閾値以上となった場合には、前記第1の優先度及び前記第2の優先度の低い優先度処理フレームから順に削除することで、前記メモリの空き領域を増やすことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る映像処理装置は、イベント毎に、圧縮された画像データ及び当該画像データの優先度を示す第1の優先度を含む優先度処理フレームとともに、当該イベントの優先度を示す第2の優先度を記憶するメモリと、ネットワークの状況を監視するネットワーク監視部と、前記ネットワーク監視部で監視されている状況から、前記ネットワークが混雑しているか否かを判断する装置制御部と、前記装置制御部が、前記ネットワークが混雑していると判断した場合に、前記第1の優先度が第1の閾値以上で、かつ、前記第2の優先度が第2の閾値以上である優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データを前記メモリから読み出すメモリ制御部と、前記メモリ制御部で読み出された圧縮された画像データを前記ネットワークに出力する送信部と、前記圧縮された画像データを展開して、より圧縮率が高くなるように再圧縮する再圧縮部と、を備え、前記メモリ制御部は、前記メモリのデータ量が第3の閾値以上となった場合には、前記第1の優先度及び前記第2の優先度の低い優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データから順に前記再圧縮部に再圧縮させることで、前記メモリの空き領域を増やすことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、ネットワークが混雑した場合に、優先度の高い映像フレームを選択して低レートで伝送を続けるとともに、内部メモリに優先度の高いデータを長時間蓄積することができる。
実施の形態1及び2に係る映像処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1及び2におけるカメラの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるカメラの動作を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、実施の形態1において、優先度処理フレームを生成する処理の第1の例を示す概略図である。 (A)〜(C)は、実施の形態1において、優先度処理フレームを生成する処理の第2の例を示す概略図である。 実施の形態1において、イベント期間を取得する処理を説明する概略図である。 (A)〜(C)は、実施の形態1におけるメモリの構造を示す概略図である。 実施の形態1において、優先度処理フレームをメモリの並べ替え用領域に書き込む処理を示すフローチャートである。 実施の形態1において、並べ替え用領域に書き込まれた1イベント分の優先度処理フレームを、そのイベント用に確保された領域に書き込む処理を示すフローチャートである。 (A)〜(C)は、実施の形態1において、削除時におけるメモリ制御部の前ポインタ及び後ポインタの操作例を示す概略図である。 実施の形態1において、映像記憶領域の各イベント用の領域に書き込まれた優先度処理フレームを、映像記憶領域の空き領域を確保するために削除する処理を示すフローチャートである。 (A)〜(D)は、実施の形態1におけるメモリ制御部の再圧縮処理の操作例を示す概略図である。 実施の形態1において、映像記憶領域の各イベント用の領域に書き込まれた優先度処理フレームを、映像記憶領域の空き領域を確保するために再圧縮する処理を示すフローチャートである。 (A)〜(C)は、実施の形態2において、優先度処理フレームを生成する処理の第3の例を示す概略図である。 実施の形態において、低優先分割領域が一つ削除された映像フレームの構成を示す概略図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る映像処理システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
映像処理システム100は、映像処理装置としてのカメラ110と、情報処理装置130とを備える。カメラ110及び情報処理装置130は、ネットワーク150に接続されている。カメラ110は、接続線151を介してネットワーク150に接続され、情報処理装置130は、接続線152を介してネットワーク150に接続されているが、カメラ110及び情報処理装置130は、無線でネットワーク150に接続されていてもよい。なお、図1の括弧内の符号は、実施の形態2における構成を示している。
ネットワーク150には、複数の通信機器が接続される。ネットワーク150は、インターネット回線、又は、常時通信機器が多数接続される専用線であってもよい。
情報処理装置130は、カメラ110が撮影し、伝送してくる映像データを処理する。例えば、情報処理装置130は、カメラ110からの映像を表示する。また、情報処理装置130は、カメラ110からの映像を録画してもよい。さらに、情報処理装置130は、カメラ110の制御も行う。
実施の形態1では、災害時等にネットワーク150が混雑し、カメラ110が情報処理装置130に映像データを伝送できなくなる場合に備え、カメラ110は、映像データを記録するためのメモリを有する。カメラ110は、映像伝送ができない間、メモリに映像データを記録し、ネットワーク150の混雑が解消されたら、記録していた映像データを伝送する。
図2は、カメラ110の構成を概略的に示すブロック図である。
カメラ110は、光学系111と、撮像部112と、イベント数値インタフェース部(以下、イベント数値I/F部という)113と、優先制御部114と、装置制御部としてのCPU115と、圧縮部116と、メモリ制御部117と、メモリ118と、再圧縮部119と、送信部120と、ネットワーク送信インタフェース部(以下、ネットワーク送信I/F部という)121と、ネットワーク受信インタフェース部(以下、ネットワーク受信I/F部という)122と、受信部123と、ネットワーク監視部124とを備える。なお、図2の括弧内の符号は、実施の形態2における構成を示している。
光学系111は、図示しないレンズを通じて得られる光をカメラ110に入力する。光学系111を通じて入力された光は、撮像部112に入力される。
撮像部112は、対象を撮影して映像データを取得する。例えば、撮像部112は、入力された光を電気信号に変換して、映像フレームを生成する。ここで、撮像部112で生成される映像フレームは、未圧縮の画像データである。撮像部112で生成された映像フレームは圧縮部116に送られる。
イベント数値I/F部113は、イベント数値の入力を受けるインタフェースである。ここで、カメラ110で撮影すべき状況をイベント、カメラ110で撮影すべきであるか否かを判断するために、時間的経過で変化する値がイベント数値である。例えば、映像処理システム100で河川の水位を監視している場合、河川の水位が高いほど、カメラ110で撮影される河川の画像データの優先度が高いとすれば、イベント数値は河川の水位の値とする。又は、映像処理システム100で広域監視をしており、大規模地震発生以降の余震の震度が大きいほど、カメラ110で撮影される画像データの優先度が高いとすれば、イベント数値は震度の値となる。言い換えると、イベント数値は、撮影されている対象の時間的経過に応じて値が変化し、このようなイベント数値に基づいて、カメラ110で撮影されている映像の優先度が時系列的に決められる。イベント数値I/F部113を通じて外部より入力されるイベント数値は、優先制御部114及びCPU115に入力される。
優先制御部114は、イベント数値I/F部113から与えられるイベント数値に基づいて、撮像部112で生成される映像フレームの優先度(第1の優先度)を決定する。例えば、優先制御部114は、映像フレームの優先度を1からn(nは2以上の整数)のn段階の何れかに決定する。ここで優先度は、値が小さいほど高優先であるとする。nはイベント数値の入力範囲と、段階分けしたい数とをもとに、CPU115から指示される。
CPU115は、カメラ110の全体的な制御を行う。例えば、映像処理システム100で河川の水位を監視し、監視されている水位の値が10センチから100センチの範囲でイベント数値として入力され、映像フレームの優先度を9段階とする場合には、CPU115は、10センチ刻みで優先度を決定するように優先制御部114に指示する。具体的には、90センチ以上100センチ以下は優先度1、80センチ以上90センチ未満は優先度2、以下同様にして、10センチ以上20センチ以下は優先度9と決定するように指示を出す。優先制御部114は、その指示に従い、撮像部112が生成する未圧縮の映像フレームと同期させて、決定した優先度を示す優先度情報を圧縮部116に与える。
圧縮部116は、2つの機能を備える。圧縮部116が備える1つ目の機能は、撮像部112から与えられる映像フレームを圧縮する機能である。映像圧縮には、大別してMotion JPEGに代表される個々の映像フレーム間で独立して圧縮する方式と、MPEG2やMPEG4 AVC/H.264に代表される前後のフレーム間にまたがって圧縮する方式の2つがある。実施の形態1におけるカメラ110の圧縮部116は、上記いずれか又は両方の映像圧縮方式に従い、映像フレームを圧縮する。
また、圧縮部116が備える2つ目の機能は、圧縮された映像フレームに、優先制御部114から与えられる優先度情報と、CPU115から与えられるタイムスタンプ及びカメラ制御情報と、圧縮された映像フレームのデータサイズとを付加することで、優先度処理フレームを生成して、この優先度処理フレームをメモリ制御部117に与える機能である。
メモリ制御部117は、6つ機能を備える。メモリ制御部117が備える1つ目の機能は、圧縮部116から与えられる優先度処理フレームをメモリ118に書き込む処理である。メモリ118への書き込みは、CPU115の指示に従い行う。
メモリ制御部117が備える2つ目の機能は、1つ目の機能でメモリ118に書き込まれた優先度処理フレームを、イベント毎に優先度順に並べ替える機能である。ここで、メモリ制御部117は、CPU115からイベントの開始及び終了と、イベントの優先度を示すイベント優先度(第2の優先度)とを取得して、イベント毎に、優先度処理フレームを優先度順に並べ替えるとともに、イベント優先度をこれらの優先度処理フレームに対応付けてメモリ118に記憶させる。
メモリ制御部117が備える3つ目の機能は、2つ目の機能で並べ替えられた優先度処理フレームを、メモリ118の空き領域確保のために削除する機能である。例えば、メモリ制御部117は、メモリ118のデータ量が予め定められた閾値(第3の閾値)以上となった場合に、イベント優先度及び優先度処理フレームに含まれている優先度の低い優先度処理フレームから順に削除することで、メモリ118の空き領域を増やす。
メモリ制御部117が備える4つ目の機能は、2つ目の機能でメモリ118に書き込まれた優先度処理フレームを、メモリ118の空き領域確保のために、再圧縮部119に再圧縮させる機能である。例えば、メモリ制御部117は、メモリ118のデータ量が予め定められた閾値(第3の閾値)以上となった場合に、イベント優先度及び優先度処理フレームに含まれている優先度の低い優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データから順に再圧縮部119に再圧縮させることで、メモリ118の空き領域を増やす。
メモリ制御部117が備える5つ目の機能は、3つ目の機能又は4つ目の機能により、メモリ118に確保された空き領域を整理する機能である。例えば、メモリ制御部117は、優先度処理フレームの削除又は再圧縮により空き領域となった領域を詰めるように、優先度処理フレームを移動させる。
メモリ制御部117が備える6つ目の機能は、メモリ118に記憶されている優先度処理フレームから必要なデータを抽出して、送信部120に与えて出力させる機能である。例えば、ネットワークが混雑している場合に、メモリ制御部117は、優先度処理フレームに含まれている優先度が予め定められた閾値(第1の閾値)以上であり、かつ、イベント優先度が予め定められた閾値(第2の閾値)以上である優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データをメモリ118から読み出し、読み出された圧縮された画像データを送信部120から出力させる。また、ネットワークの混雑が解消した場合に、メモリ制御部117は、情報処理装置130から指示された優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データをメモリ118から読み出し、読み出された圧縮された画像データを送信部120から出力させる。
以上の6つの機能については、後ほど詳細に説明する。
なお、メモリ制御部117が備える3つ目の機能及び4つ目の機能は、CPU115からの指示に応じて、何れか一方が行われる。CPU115は、例えば、情報処理装置130からの制御に応じて、メモリ制御部117に、3つ目の機能及び4つ目の機能の何れかを実行させてもよい。さらに、CPU115は、まず、4つ目の機能により、圧縮を行なわせても、まだ、メモリ118のデータ量が予め定められた閾値(第4の閾値)以上である場合に、3つ目の機能を実行させてもよい。
メモリ118は、メモリ制御部117からの指示に応じて、イベント毎に、優先度処理フレームとともに、イベントの優先度を示すイベント優先度を記録する。
再圧縮部119は、メモリ制御部117からの指示に応じて、圧縮部116の行う映像圧縮方式と同等の方式で入力された圧縮された画像データを一旦展開し、圧縮率を高めて再度圧縮処理を行い、再度圧縮された画像データをメモリ制御部117に与える。ここでの圧縮率は、CPU115により指示されるものとする。
送信部120は、ネットワーク送信I/F部121を介して、ネットワーク150へデータを出力する。例えば、送信部120は、メモリ制御部117から与えられたデータを内蔵バッファ(図示せず)に蓄積し、ネットワーク150の伝送方式に合わせてパケットデータを生成し、このパケットデータを変調して、ネットワーク送信I/F部121から送信する。なお、メモリ制御部117は、CPU115の指示に従い、メモリ118からデータを読み出して送信部120に与える。
受信部123は、ネットワーク受信I/F部122を介して、ネットワーク150からデータを入力する。例えば、受信部123は、ネットワーク受信I/F部122で受信された信号から、ネットワーク150の伝送方式に合わせてパケットデータを復調して、復調されたパケットデータから情報処理装置130の制御情報を抽出する。抽出された制御情報は、CPU115に与えられ、CPU115は、その制御情報をもとに、カメラ110の制御を行なう。
ネットワーク監視部124は、ネットワーク150の状況を監視する。例えば、ネットワーク監視部124は、CPU115からの指示に応じて、送信部120及びネットワーク送信I/F部121を介して、ネットワーク150にパケットを送出する。そして、ネットワーク監視部124は、ネットワーク受信I/F部122及び受信部123を介して、その応答パケットを受け取り、その受信結果をCPU115に与える。CPU115は、その受信結果からビットレートを計算する。具体的には、ネットワーク監視部124は、CPU115の指示するデータ長のパケットを、CPU115の指示する間隔にて生成し、送信部120に与える。送信部120は、メモリ制御部117からのデータと、ネットワーク監視部124からのデータとを内蔵バッファを用いて一旦溜め、ネットワーク送信I/F部121を介して、順次ネットワーク150へ送出する。また、受信部123は、ネットワーク受信I/F部122を介して、返ってきたネットワーク監視用パケットを受け取り、ネットワーク監視部124に与える。ネットワーク監視部124は、その返ってきたネットワーク監視用パケットの往復の時間を計測し、CPU115に与える。CPU115は、その結果をもとに、ネットワーク150のビットレートが、カメラ110の映像伝送レートを規定回数上回るか否かで、ネットワーク150が混雑しているか否かを判断する。
図3は、実施の形態1におけるカメラ110の動作を示すフローチャートである。
カメラ110での動作が開始されると、CPU115は、ネットワーク状況監視に移行する(S10)。このネットワーク状況監視は、カメラ110の動作中常時行われるものであり、ネットワークの混雑度を測定し、ネットワーク150が混雑しているか否か判断するために行なわれる。
この測定は、具体的にはpingに代表されるICMP(Internet
Control Message Protocol)を用いることで行なうことができる。例えば、CPU115は、ネットワーク監視部124に指示することで、ネットワーク150にパケットを送出させ、その返ってきたパケットの受信結果からビットレートを計算する。パケットの長さがL(Byte)、パケットを送出してからそのパケットを受信するまでにかかった時間がDの場合、CPU115は、L×8/(D/2)で、ビットレート(bps)を計算することができる。なお、このネットワーク状況監視は、pingに限らずネットワーク150のビットレートが推定できるものであれば、どのようなものでも利用可能である。
圧縮部116は、撮像部112で取得された映像データと、イベント数値I/F部113に入力されたイベント数値に応じて定まる優先度とを関連付ける優先度処理フレームを生成する(S11)。イベント数値は外部から入力されるものであり、このイベント数値により、撮影された映像に対して、高い優先度から低い優先度までの何段階かに渡る複数の優先度から何れかの優先度が付加された優先度処理フレームが生成される。優先度処理フレーム及びイベントについて、詳細は後述する。
次に、CPU115は、ステップS10で行っているネットワーク状況監視により、ネットワーク150が混雑しているか否か判定する(S12)。判定方法として、CPU115は、ネットワーク150のビットレートと、カメラ110の映像伝送レートとを比較する。この比較において、ネットワーク150のビットレートが、カメラ110の映像伝送レートを規定回数下回れば、CPU115は、ネットワーク150が混雑していると判定する。例えば、ステップS10におけるネットワーク状況監視が1回/秒で行われるとすると、5秒間継続して、すなわち5回連続ネットワーク150のビットレートがカメラ110の映像伝送レートを下回ったとき、CPU115は、ネットワーク150が混雑していると判定する。この場合には、規定回数は5回である。
これは、pingによるネットワーク速度の測定は、長いパケットを複数回送出したときの結果をもとに平均をとることで、より確度の高い推定ができることによる。実施の形態1におけるカメラ110は、ネットワーク150が混雑していると判定されると、優先度の高い映像フレームを優先して伝送及び蓄積し、低優先の映像フレームを消去又は再圧縮するため、CPU115は、高い確度をもってネットワーク150が混雑していると判断する必要がある。しかし、一方で長いパケットを高頻度で送出すると、それ自体ネットワーク150の混雑を誘引するため、ネットワーク150のパフォーマンスの低下が許される程度でとどめる必要がある。この規定回数は、上記2つの事情を鑑みて予め設定されているものとする。
ネットワーク150が混雑していないと判断された場合(S12でNo)には、処理はステップS13に進み、ネットワーク150が混雑していると判断された場合(S12でYes)には、処理はステップS15に進む。
ステップS13では、ネットワーク150が混雑していないため、メモリ制御部117は、CPU115からの指示に応じて、圧縮部116から与えられる優先度処理フレームをすべてメモリ118に記憶させる。また、メモリ制御部117は、メモリ118が満杯になれば古いものから順に優先度処理フレームを上書きする。
さらに、メモリ制御部117は、メモリ118に蓄積されている優先度処理フレームを全て読み出して、送信部120に与えて、ネットワーク150に伝送させる。ネットワーク150が混雑していない場合の動作(ステップS13及びステップS14)は、撮影された映像の映像データを伝送する一般的な機能及び撮影された映像の映像データを記録する一般的な機能と同様である。
ステップS15では、ネットワーク150が混雑しているため、メモリ制御部117は、CPU115からの指示に応じて、イベント数値から導かれるイベント毎にメモリ118の領域を区切り、優先度処理フレームを記録させる。また、メモリ118が満杯になれば、メモリ制御部117は、優先度の低いイベントの優先度の低い優先度処理フレームを削除又は再圧縮をさせて、新しいイベントの優先度処理フレームをメモリ118に記録させる。ステップS15では、カメラ110で撮影される映像データの内、イベントが発生することで時系列的にその一部が切り出された映像フレームを含む特定の優先度処理フレームがメモリ118に記録される。
さらに、メモリ制御部117は、CPU115からの指示に応じて、優先度の高いイベントの優先度の高い優先度処理フレームをメモリ118から読み出して、送信部120に与えることで、ネットワーク150へ送出させる(S16)。これは、カメラ110から伝送するデータ量を少なくすることで、ビットレートを低く抑え、混雑したネットワーク150においても、情報処理装置130に全ての映像データが届くことを期待するものである。なお、これにより、情報処理装置130はカメラ110から伝送する映像のビットレートは低く抑えられるものの、継続して受信できる可能性が高くなる。但し、ネットワーク150の状況により、必ずしも受信できるとは限らない。これらステップS15及びS16での処理の詳細は後述する。
ステップS15及びS16の処理は、CPU115がネットワーク150の混雑が解消したと判定されるまで(S17でYes)、継続される。ステップS17におけるネットワーク混雑解消の判定方法は、ステップS12で行なわれるネットワーク混雑の判定方法と同様である。即ち、ネットワーク150のビットレートがカメラ110の映像伝送レートを規定回数上回った場合には、CPU115は、ネットワーク150が混雑していると判断し、ネットワーク150のビットレートがカメラ110の映像伝送レートを下回った場合には、CPU115は、ネットワーク150の混雑が解消されたと判断する。ここで、例えば、CPU115は、ネットワーク150のビットレートがカメラ110の映像伝送レートを規定回数下回った場合に、ネットワーク150の混雑が解消されたと判断してもよい。
ネットワーク150の混雑が解消される(S17でYes)と、メモリ制御部117は、CPU115からの指示を受けて、ネットワーク150の混雑中にステップS15でメモリ118に蓄積されていた優先度処理フレームを読み出し、送信部120に与えることで、ネットワーク150へ送出する(S18)。このとき、情報処理装置130が、カメラ110が蓄積している映像データの内、例えば、イベントの発生時刻及び優先度情報等により特定の映像データの送信を要求した場合には、メモリ制御部117は、CPU115からの指示に応じて、要求された通りの順番で蓄積されている優先度処理フレームを読み出し、送信部120に与えることにより、ネットワーク150へ送出する制御を行う。なお、情報処理装置130から上記のような要求がない場合には、メモリ制御部117は、CPU115からの指示に応じて、イベントの発生時刻の新しい順、又は、優先度の高いイベント順に、メモリ118に蓄積されている優先度処理フレームを読み出して、送信部120に与えることにより、ネットワーク150に送出する制御を行う。
ステップS18にてメモリ118から優先度処理フレームを読み出して映像データを送出した後は、ステップS19にて、メモリ制御部117は、その読み出した領域の解放を行う。
なお、ステップS18及びS19の処理が行なわれている間にも、ステップS15及びS16の処理は並行して行なわれる。具体的には、ステップS18において、メモリ118に蓄積されていた優先度処理フレームがネットワーク150へ送出され、ステップS19において、その領域が解放されているときにも、特定の優先度処理フレームのメモリ記録は行なわれる(S15)。これはステップS18の動作中に、イベントが発生しても、カメラ110が映像データを取り逃がさないようにするためである。ステップS15での特定の優先度処理フレームの蓄積は、イベントが発生したときにのみ行われるものであり、メモリ118に蓄積されている優先度処理フレームの伝送は常にできるため、いずれメモリ118はすべて空き領域となる。
ステップS19で、全てのメモリ118の領域が解放されたら、処理はステップS13へ移行し、ネットワーク150の混雑が起こっていないときの動作が継続して行なわれる。
以上のように、実施の形態1におけるカメラ110は、ネットワーク150が混雑しているか否かを判定し、混雑している場合は、特定の優先度処理フレームのみ記録を行うことで、優先度の高いデータを長時間蓄積する。また、ネットワーク150の混雑が解消されたら、カメラ110は、それまで蓄積していた映像データを送出する。これにより、情報処理装置130は、ネットワーク150を経由して、カメラ110で撮像された映像をリアルタイムではなくとも後から遠隔で受信することができる。
以下、図4〜図13を用いて、カメラ110での動作の詳細を説明する。なお、ネットワーク150が混雑していない場合のステップS13及びS14での処理は、撮影された映像の映像データを蓄積して送信する一般的な処理と同様であるため、説明を省略する。以下では、実施の形態1における特徴であるネットワーク150が混雑した場合の処理(S15〜S19)について主に述べる。
図4(A)及び(B)は、圧縮部116が、入力されてくる映像フレーム(未圧縮の映像フレーム)から、優先度処理フレームを生成する処理の第1の例を示す概略図である。図4では、圧縮部116が、入力されてくる個々の映像フレームを独立して圧縮する場合の例を示す。
図4(A)に示されているように、圧縮部116には、撮像部112から映像フレームF01〜F05が入力される。
図4(B)に示されているように、圧縮部116は、入力された個々の映像フレームF01〜F05を圧縮して、優先度処理フレームPF01〜PF05を生成する。
優先度処理フレームPF02は、優先度情報D01と、タイムスタンプD02と、データサイズD03と、カメラ制御情報D04と、フレーム圧縮データD05とを有する。
優先度情報D01は、優先制御部114が出力してくる優先度を示す情報である。
タイムスタンプD02は、CPU115が管理しているその映像フレームF02が撮影された時刻情報である。その時刻情報は、CPU115から与えられる。
データサイズD03は、圧縮部116が圧縮したデータ、即ち、フレーム圧縮データD05のデータサイズを示す情報である。
カメラ制御情報D04は、CPU115が管理しているその映像フレームF02が撮影されたときのカメラ110の制御情報(パン、チルト及びズーム等の値)である。この制御情報は、CPU115から与えられる。
フレーム圧縮データD05は、圧縮部116が圧縮したデータである。例えば、優先度処理フレームPF02においては映像フレームF02を圧縮したデータが、フレーム圧縮データD05となる。
なお、図4においては、優先度処理フレームPF02について説明したが、他の優先度処理フレームPF01、PF03〜PF05も同様に構成されている。
図5(A)〜(C)は、圧縮部116が、入力されてくる映像フレーム(未圧縮の映像フレーム)から、優先度処理フレームを生成する処理の第2の例を示す概略図である。図5では、圧縮部116が、入力されてくる映像フレームを前後にまたがって圧縮する場合の例を示す。
図5(A)に示されているように、圧縮部116には、撮像部112から映像フレームF11〜F116が入力される。
図5(B)に示されているように、圧縮部116は、入力された個々の映像フレームF11〜F116を前後にわたって圧縮することで、圧縮済みのフレームCF11〜CF116を生成する。圧縮済みのフレームCF11〜CF116は、IフレームCF11、CF116と、BフレームCF12、CF13、CF15、CF16、CF115と、PフレームCF14、CF17とに分類される。PフレームCF14、CF17及びBフレームCF12、CF13、CF15、CF16、CF115は、その直前にあるIフレームCF11をもとに、前方向及び後方向に順次参照しながら圧縮がなされるため、圧縮部116は、あるIフレームCF11から次のIフレームCF116の一つ前のフレームCF115(Iフレーム間)をひとまとめにして優先度処理フレームPF11を生成する。
優先度処理フレームPF11は、優先度情報D11と、タイムスタンプD12と、データサイズD13と、カメラ制御情報D14と、フレーム圧縮データD15とを有する。
優先度情報D11は、優先制御部114が出力してくるIフレームCF11の優先度を示す情報である。
タイムスタンプD12は、CPU115が管理しているIフレームCF11が撮影された時刻情報である。この時刻情報は、CPU115から与えられる。
データサイズD13は、圧縮部116が圧縮したIフレーム間のデータ、即ち、フレーム圧縮データD15のデータサイズを示す情報である。
カメラ制御情報D14は、CPU115が管理しているIフレームCF11が撮影されたときのカメラ110の制御情報(パン、チルト、ズーム等の値)である。この制御情報は、CPU115から与えられる。
フレーム圧縮データD15は、圧縮部116が圧縮したデータである。例えば、優先度処理フレームPF11においては映像フレームF11〜F115を圧縮したデータが、フレーム圧縮データD15となる。
図6は、イベント期間を取得する処理を説明する概略図である。
図6に示されているように、CPU115は、イベント数値I/F部113から与えられるイベント数値が、予め設定されたイベント開始閾値以上となった場合に、イベントの開始と判断し、そのイベント数値が、予め設定されたイベント開始閾値以下となった場合に、イベントの終了と判断する。例えば、図6に示されているように、CPU115は、予め設定されたイベント開始閾値及びイベント終了閾値により、イベントX(開始時刻X0、終了時刻X1)及びイベントY(開始時刻Y0、終了時刻Y1)の期間を判定する。CPU115は、図3のステップS15において、これら開始時刻と終了時刻との間のイベント期間のみ、メモリ制御部117に優先度処理フレームをメモリ118に書き込むよう指示を出す。なお、ネットワーク150が混雑しておらず、カメラ110が図3のステップS13及びS14の処理を行っているときは、イベント期間はネットワーク150が混雑していない期間全体とする。
図7(A)〜(C)は、メモリ118の構造を示す概略図である。
図7(A)に示されているように、メモリ118は、並べ替え用領域R1と、空き領域管理領域R2と、映像記憶領域R3とを有する。このうち映像記憶領域R3は、イベント毎に優先度処理フレームを記録する領域である。
そして、メモリ制御部117は、図3のステップS15において、まず、圧縮部116から与えられる優先度処理フレームをメモリ118の並べ替え用領域R1に書き込む。
図8は、優先度処理フレームをメモリ118の並べ替え用領域R1に書き込む処理を示すフローチャートである。
書き込み処理を開始すると、まず、メモリ制御部117は、CPU115からのイベント開始指示があるまで待機する(S20)。
イベントが開始されると(S20でYes)、メモリ制御部117は、メモリ118の並べ替え用領域R1に圧縮部116から与えられる優先度処理フレームを時系列に書き込む(S21)。
そして、メモリ制御部117は、CPU115からのイベント終了指示がある(S22でYes)と、ステップS21の処理に戻り、次のイベントの開始指示が入力されるまで待機する。
図7に示されているフローにより、並べ替え用領域R1には、1イベント分の優先度処理フレームが書き込まれると、メモリ制御部117は、並べ替え用領域R1に書き込んだ優先度処理フレームを、映像記憶領域R3のそのイベント用に確保された領域に優先度順に書き込む。
図7(A)に示されているように、映像記憶領域R3には、複数のイベント用の領域(イベント領域ともいう)が区切られている。図7(A)では、例えば、イベントA用領域R3A、イベントB用領域R3B、イベントC用領域R3C、イベントD用領域R3Dが示されている。メモリ制御部117は、並べ替え用領域R1に1イベント分の優先度処理フレームをすべて書き込み、そのデータサイズが判明した時点で、映像記憶領域R3の先頭アドレスから順に、そのイベント用に領域を確保する。
図7(B)は、映像記憶領域R3に確保されたイベント用の領域の構造を示す概略図である。なお、図7(B)では、イベントD用領域R3Dの構造を説明するが、他のイベント用の領域も同様の構造を有している。
図7(B)に示されているように、イベントD用領域R3Dは、イベント識別情報領域R4と、優先度別領域R5とを有する。
イベント識別情報領域R4は、イベントD用領域R3Dに格納されているイベントを識別するための情報であるイベント識別情報を格納する。
優先度別領域R5は、さらに優先度別に優先度領域が区切られている。図7(B)では、優先度別領域R5は、優先度1領域R51、優先度2領域R52、優先度3領域R53、・・・、優先度n領域R5nを有する。ここで、メモリ制御部117は、並べ替え用領域R1に1イベント分の優先度処理フレームをすべて書き込むときに、優先度処理フレームの優先度情報及び優先度処理フレームの全体のデータサイズを参照して、優先度処理フレームの全体のデータサイズと、後述する前ポインタ及び後ポインタのデータサイズを集計することにより、各優先度の領域サイズを算出する。そして、メモリ制御部117は、算出された領域サイズに応じて、優先度別領域R5を区切る。なお、イベント識別情報領域R4の領域サイズは固定であり、CPU115から指示されることで、各イベント用の領域が区切られる。
図7(C)は、イベントD用領域R3Dに格納される情報を示す概略図である。
イベント識別情報領域R4は、イベント内容D20、タイムスタンプD21、イベント優先度D22、イベントサイズD23及び先頭ポインタD24を格納する。
イベント内容D20は、イベントの内容を示す情報である。例えば、映像処理システム100で河川の水位を監視している場合、イベント内容D20は、そのイベント期間中の平均水位を示す。なお、イベント内容D20は、CPU115が生成しメモリ制御部117に通知する。
タイムスタンプD21は、イベントの開始時刻と終了時刻とを示す情報である。タイムスタンプD21で示される開始時刻と終了時刻は、優先度別領域R5に格納される優先度処理フレームを時系列に並べたときに、最初の優先度処理フレームのタイムスタンプと最後の優先度処理フレームのタイムスタンプとそれぞれ一致する。
イベント優先度D22は、1つのイベント期間中のイベント数値の平均値により定まるそのイベントの優先度を示す情報である。例えば、CPU115は、イベント優先度平均値V、イベント優先度閾値d及びイベント優先度の段階数DSを予め定めておき、1つのイベント期間中のイベント数値の平均値をVaとすると、下記の(1)式により、イベント優先度を求める。
(DS/2)+(Va−V)/d (1)
ここで、(DS/2)及び(Va−V)/dにおいては、小数点以下は切り捨てられる。また、(1)で算出された値がDSを超える場合は、CPU115は、イベント優先度をDSとし、その値が1未満である場合には、イベント優先度を1とする。(1)式からも分かるように、イベント優先度は、イベント数値の平均値Vaが大きい程大きな値となる。イベント優先度の値が大きいほど、そのイベントの優先度は高くなる。
イベントサイズD23は、イベントD領域R3Dのデータサイズを示す情報である。
先頭ポインタD24は、優先度別領域R5に格納される優先度処理フレームのうち、時系列で最初となるフレームがどの領域に書き込まれているかを指し示すポインタである。例えば、先頭ポインタD24は、その優先度処理フレームに付加された前ポイントの先頭アドレスを示す。
図7(C)に示されているように、優先度1領域R51には、優先度処理フレームに前ポインタ及び後ポインタが付加されたポインタ付き優先度処理フレームPPF31、PPF32が格納されている。優先度2領域R52には、ポインタ付き優先度処理フレームPPF33が格納されている。優先度3領域R53には、ポインタ付き優先度処理フレームPPF34、PPF35が格納されている。
メモリ制御部117は、1イベントの優先度処理フレームを並べ替え用領域R1に時系列で書き込んだ後、その領域から優先度処理フレームを読み出し、優先度別領域R5に書き込む。その際、後ほどイベントとして時系列順に再び並び替えることができるように、メモリ制御部117は、時系列的に前後する優先度処理フレームを、前から後の優先度処理フレームが参照できるように後ポインタ、逆に後ろから前の優先度処理フレームが参照できるように前ポインタを付加する。言い換えると、前ポインタは、あるポインタ付き優先度処理フレームの時系列的に直前のポインタ付き優先度処理フレームの先頭アドレスを示し、後ポインタは、あるポインタ付き優先度処理フレームの時系列的に直後のポインタ付き優先度処理フレームの先頭アドレスを示す。
図9は、並べ替え用領域R1に書き込まれた1イベント分の優先度処理フレームを、そのイベント用に確保された領域に書き込む処理を示すフローチャートである。
まず、書き込み処理が開始されると、メモリ制御部117は、1イベント分の優先度処理フレームが並べ替え用領域R1に蓄積されるまで待機する(S30)。1イベント分の優先度処理フレームが並べ替え用領域R1に蓄積されると(S30でYes)、メモリ制御部117は、CPU115から必要な情報を取得して、このイベント用に確保された領域の先頭にイベント識別情報を書き込む(S31)。
また、メモリ制御部117は、並べ替え用領域R1の先頭から順に優先度処理フレームを読み出し(S32)、その優先度に応じた領域(図7(B)では、優先度1領域R51〜優先度n領域R5nのいずれか)に書き込む(S33)。
また、メモリ制御部117は、ステップS33で書き込んだ優先度処理フレームの前後に、イベント全体の時系列が維持できるよう前ポインタ及び後ポインタを書き込む(S34)。
そして、メモリ制御部117は、1イベント分の処理が完了したら(S35でYes)、ステップS30に戻り、再び並べ替え用領域R1に1イベント分の優先度処理フレームが蓄積されるまで待機する。
なお、並べ替え用領域R1は、1イベントの優先度処理フレームを蓄積することのできる領域を2つ有し、メモリ制御部117は、その2つの領域を交互に使用する。例えば、一方の領域に優先度処理フレームを書き込み、他方の領域から優先度処理フレームを読み出し、優先度別領域R5に書き込みを行う。ここで、メモリ制御部117は、読み出し速度が書き込み速度を上回るように制御することで、書き込みと読み出しの領域が同じタイミングで重ならないようにする。また、1イベントに含まれる優先度処理フレームのデータ量が、並べ替え用領域R1の一方の領域のデータ量を超えないように、CPU115はイベントを複数に分割するものとする。
次に、メモリ制御部117が、CPU115からの指示に応じて、映像記憶領域R3の各イベント用の領域に書き込んだポインタ付き優先度処理フレームを、映像記憶領域R3の空き領域確保のために削除する処理について説明する。
CPU115は、メモリ制御部117から映像記憶領域R3の各イベント用の領域の情報を入手する。この情報をもとに映像記憶領域R3が満杯に近づいたと判断した場合、CPU115は、各イベント用の領域のイベント識別情報領域R4に含まれているイベント優先度D22を参照し、最も低いイベント優先度を有するイベントの、最も優先度の低い優先度n領域の削除をメモリ制御部117に指示する。それでも満杯に近づいた場合は、CPU115は、次に低いイベント優先度を有するイベントの、最も優先度の低い優先度n領域の削除をメモリ制御部117に指示する。このような順番で、すべてのイベントにおいて最も優先度の低い優先度n領域の削除が行われた場合は、次は、最も低いイベント優先度を有するイベントの、優先度n領域の次に優先度の低い優先度(n−1)領域の削除をメモリ制御部117に指示する。以上を繰り返すことにより、CPU115は、メモリ制御部117に映像記憶領域R3の空き領域を確保させる。
なお、複数のイベントでイベント優先度D22の値が同じ場合は、タイムスタンプD21を参照して、古いものから順に削除対象とする。
なお、上記削除の順番は一例であり、実施の形態1のカメラ110の根本動作である優先度の高いデータをなるべく長期間保存するということが維持されれば、データの削除順はシステムに応じて変更しても良い。
メモリ制御部117は、CPU115によって指示されるデータの削除処理を、各ポインタ付き優先度処理フレームの前ポインタ及び後ポイントを操作することで実現する。図10(A)〜(C)は、削除時におけるメモリ制御部117の前ポインタ及び後ポインタの操作例を示す概略図である。
図10(A)に示されているように、ポインタ付き優先度処理フレームPPF41、ポインタ付き優先度処理フレームPPF42及びポインタ付き優先度処理フレームPPF43は、時系列的に上記の順で前ポインタ及び後ポインタによってつながれている。なお、ポインタ付き優先度処理フレームPPF41、PPF42、PPF43の優先度領域は異なっていても良い。
ポインタ付き優先度処理フレームPPF42の優先度が低く、これが削除対象となったとき、図10(B)に示されているように、メモリ制御部117は、ポインタ付き優先度処理フレームPPF41の後ポインタを、優先度処理フレーム42を指し示していたものから、優先度処理フレームPPF43を指し示すものに書き換えることで、優先度処理フレームPPF41#を生成する。また、メモリ制御部117は、優先度処理フレームPPF43の前ポインタを、優先度処理フレームPPF42を指し示していたものから優先度処理フレームPPF41を指し示すものに書き換えることで、優先度処理フレームPPF43#を生成する。そして、図10(C)に示されているように、前ポインタ及び後ポインタで繋がれなくなった優先度処理フレームPPF42の領域VR1は、空き領域管理領域R2に登録され、後ほど説明するメモリ整理動作によりほかのポインタ付き優先度処理フレームのデータ領域に置き換えられる。
図11は、映像記憶領域R3の各イベント用の領域に書き込まれた優先度処理フレームを、映像記憶領域R3の空き領域を確保するために削除する処理を示すフローチャートである。
削除動作が開始されると、メモリ制御部117は、CPU115によりどのイベントのどの優先度領域を削除するかという指示があるまで待機する(S40)。
CPU115から削除指示が入力されると(S40でYes)、メモリ制御部117は、削除対象となるイベントの、削除対象となる優先度領域に格納されているポインタ付き優先度処理フレームを先頭から順番に読み出す(S41)。
次に、メモリ制御部117は、ステップS41で読み出された各ポインタ付き優先度処理フレームの前ポインタ及び後ポインタを読み出す(S42)。
次に、メモリ制御部117は、ステップS41で読み出されたポインタ付き優先度処理フレームの、時系列で連続する前のポインタ付き優先度処理フレームの後ポインタを、ステップS41で読み出されたポインタ付き優先度処理フレームの時系列における次のポインタ付き優先度処理フレームの先頭アドレスに書き換える(S43)。
また、メモリ制御部117は、ステップS41で読み出されたポインタ付き優先度処理フレームの、時系列で連続する後ろのポインタ付き優先度処理フレームの前ポインタを、ステップS41で読み出されたポインタ付き優先度処理フレームの時系列における前のポインタ付き優先度処理フレームの先頭アドレスに書き換える(S44)。
次に、メモリ制御部117は、ステップS41〜S43の処理が1つの優先度領域分完了したか否かを判断する(S45)。これらの処理が完了した場合(S45でYes)には、処理はステップS46に進み、これらの処理が完了していない場合(S45でNo)には、処理はステップS41に戻り、ステップS42及びS43の処理が行なわれていないポインタ付き優先度処理フレームが読み出される。
ステップS46では、メモリ制御部117は、上記のようにして削除対象とされたポインタ付き優先度処理フレーム及び削除対象とされたポインタ付き優先度処理フレームが格納されていた優先度領域を空き領域管理領域R2に登録する。
次に、メモリ制御部117は、削除指示を受けたイベントのイベント識別情報領域R4に格納されているイベント識別情報を更新する(S47)。例えば、メモリ制御部117は、イベントサイズD23を削除後のデータ容量に書き換える。また、削除によってイベントの先頭ポインタが変わる場合は、メモリ制御部117は、先頭ポインタD24を削除後のものに書き換える。
次に、メモリ制御部117が、CPU115からの指示に応じて、映像記憶領域R3の各イベント用の領域に書き込んだポインタ付き優先度処理フレームを、映像記憶領域R3の空き領域確保のために再圧縮する処理について説明する。ここでは、メモリ制御部117は、ポインタ付き優先度処理フレームを削除するのではなく、圧縮率を高め、再圧縮することで空き領域を確保する。
CPU115は、メモリ制御部117から映像記憶領域R3の各イベント用の領域の情報を入手する。この情報をもとに映像記憶領域R3が満杯に近づいたと判断した場合、CPU115は、各イベント用の領域のイベント識別情報領域R4に含まれているイベント優先度D22を参照し、最も低いイベント優先度を有するイベントの、最も優先度の低い優先度n領域の再圧縮をメモリ制御部117に指示する。それでも満杯に近づいた場合は、CPU115は、次に低いイベント優先度を有するイベントの、最も優先度の低い優先度n領域の再圧縮をメモリ制御部117に指示する。このような順番で、すべてのイベントにおいて最も優先度の低い優先度n領域の再圧縮が行なわれた場合は、次は、最も低いイベント優先度を有するイベントの、優先度n領域の次に優先度の低い優先度(n−1)領域の再圧縮をメモリ制御部117に指示する。以上を繰り返すことにより、CPU115は、メモリ制御部117に映像記憶領域R3の空き領域を確保させる。
なお、複数のイベントでイベント優先度D22の値が同じ場合は、タイムスタンプD21を参照して、古いものから順に再圧縮対象とする。
なお、上記再圧縮の順番は一例であり、実施の形態1のカメラ110の根本動作である優先度の高いデータをなるべく長期間保存するということが維持されれば、データの再圧縮順はシステムに応じて変更しても良い。
メモリ制御部117は、CPU115によって指示されるデータの再圧縮処理を以下の通り実現する。第一に、再圧縮対象の優先度処理フレームを読み出し、再圧縮部119(図2参照)に与える。再圧縮部119は、CPU115からの指示に応じて、与えられたポインタ付き優先度処理フレームに含まれているフレーム圧縮データを一旦展開し、圧縮率を高めて再度圧縮する。
メモリ制御部117は、第二に、再圧縮部119にて再圧縮された優先度処理フレームを、データ領域の変更に応じて前ポインタ及び後ポイントを操作するとともに、空き領域の発生とともに再圧縮された優先度処理フレームの移動を行う。この第一、第二の操作により、メモリ制御部117は、CPU115によって指示されるデータの再圧縮処理を実現する。
図12(A)〜(D)は、メモリ制御部117の再圧縮処理の操作例を示す概略図である。
図12(A)に示されているように、ポインタ付き優先度処理フレームPPF51、ポインタ付き優先度処理フレームPPF52及びポインタ付き優先度処理フレームPPF53は、時系列的に上記の順で前ポインタ及び後ポインタによってつながれている。優先度処理フレームPPF52及びポインタ付き優先度処理フレームPPF53は、同じ優先度領域にあるものとし、それらとポインタ付き優先度処理フレームPPF51の優先度領域は異なっているものとする。
ポインタ付き優先度処理フレームPPF53及びポインタ付き優先度処理フレームPPF54の優先度が低く、これらが再圧縮対象となったとき、メモリ制御部117は、同じ優先度でメモリ118の前方にあるポインタ付き優先度処理フレームPPF53から優先度処理フレームPF53を読み出して、再圧縮部119に与える。再圧縮部119から再圧縮済の優先度処理フレーム(以下、再圧縮済優先度処理フレームという)PF53#を受け取ると、メモリ制御部117は、図12(B)に示されているように、優先度処理フレームPF53が格納されていた領域の先頭に合わせて、再圧縮済優先度処理フレームPF53#を書き込む。また、メモリ制御部117は、ポインタ付き優先度処理フレームPPF53の後ポインタを再圧縮済優先度処理フレームPF53#の後となるよう移動する。
さらに、メモリ制御部117は、優先度処理フレームPF52も同様に再圧縮部119に与え、再圧縮済優先度処理フレームPF52#を生成する。そして、メモリ制御部117は、再圧縮済優先度処理フレームPF52#を含むポインタ付き優先度処理フレームPPF52#用に前ポインタ及び後ポインタを生成し、図12(C)に示されているように、ポインタ付き優先度処理フレームPPF53#の直後に、ポインタ付き優先度処理フレームPPF52#を書き込む。
そして、メモリ制御部117は、ポインタ付き優先度処理フレームPPF51、PPF52#、PPF53#の前ポインタ及び後ポインタを、削除のときと同様に調整することで、図12(D)に示されているように、ポインタ付き優先度処理フレームPPF51#、PPF52##、PPF53##とする。具体的には、メモリ制御部117は、ポインタ付き優先度処理フレームPPF52#の前ポインタに合わせてポインタ付き優先度処理フレームPPF51#の後ポインタを書き換えることで、ポインタ付き優先度処理フレームPPF51#を生成する。また、メモリ制御部117は、ポインタ付き優先度処理フレームPPF52#の後ポインタに合わせてポインタ付き優先度処理フレームPPF53#の前ポインタを書き換えることで、ポインタ付き優先度処理フレームPPF53##を生成する。以上の動作により空き領域となった領域VR2は、空き領域管理領域R2に登録され、後ほど説明するメモリ整理動作によりほかのポインタ付き優先度処理フレームのデータ領域に置き換えられる。
図13は、映像記憶領域R3の各イベント用の領域に書き込まれた優先度処理フレームを、映像記憶領域R3の空き領域を確保するために再圧縮する処理を示すフローチャートである。
再圧縮動作が開始されると、メモリ制御部117は、CPU115によりどのイベントのどの優先度領域を再圧縮するかという指示があるまで待機する(S50)。
CPU115から再圧縮指示が入力されると(S50でYes)、メモリ制御部117は、再圧縮対象のイベント、再圧縮対象の優先度領域に格納されている優先度処理フレームを先頭から順番に読み出す(S51)。ステップS51で読み出されたポインタ付き優先度処理フレームが再圧縮対象となる。
次に、メモリ制御部117は、ステップS51で読み出された優先度処理フレームを再圧縮部119に与え(S52)、ステップS53で、再圧縮部119から再圧縮済優先度処理フレームが得られるまで待機する。再圧縮済優先度処理フレームが得られると(S53でYes)、メモリ制御部117は、上記で説明したように再圧縮する優先度領域に、得られた再圧縮済優先度処理フレームを先頭から順番に書き戻す(S54)。この際、再圧縮済優先度処理フレームを含むポインタ付き優先度処理フレームの前ポインタ及び後ポインタの少なくとも何れか一方の位置についても調整する。
次に、メモリ制御部117は、ステップS51で読み出された優先度処理フレームの、時系列で連続する前のポインタ付き優先度処理フレームの後ポインタを書き換える(S55)。
また、メモリ制御部117は、ステップS51で読み出された優先度処理フレームの、時系列で連続する後ろのポインタ付き優先度処理フレームの前ポインタを書き換える(S56)。
次に、メモリ制御部117は、ステップS51〜S56の処理が1つの優先度領域分完了したか否かを判断する(S57)。これらの処理が完了した場合(S57でYes)には、処理はステップS58に進み、これらの処理が完了していない場合(S57でNo)には、処理はステップS51に戻り、再圧縮が行なわれていないポインタ付き優先度処理フレームが読み出される。
ステップS58では、メモリ制御部117は、上記のようにして圧縮することにより空き領域となった優先度領域を空き領域管理領域R2に登録する。
次に、メモリ制御部117は、再圧縮指示を受けたイベントのイベント識別情報領域R4に格納されているイベント識別情報を更新する(S59)。例えば、メモリ制御部117は、イベントサイズD23を再圧縮後のデータ容量に書き換える。また、再圧縮によってイベントの先頭ポインタが変わる場合は、メモリ制御部117は、先頭ポインタD24を再圧縮後のものに書き換える。
次に、メモリ制御部117が行なう、空き領域管理領域R2に登録された空き領域の整理動作について説明する。
メモリ制御部117は、空き領域管理領域R2を読み出して空き領域となっている映像記憶領域R3の空間を確認すると、その空き領域を埋めるように後ろのデータ領域を先頭に向かってコピーし、詰めるような処理を行う。このような処理を行うことにより、空き領域のデータが削除される。この際、メモリ制御部117は、前ポインタ及び後ポインタの調整も行なう。また、優先度処理フレームの書き込み、削除又は再圧縮が行われているイベントの領域があれば、その動作が完了するまでコピーを一時停止する。一時停止することで、上記優先度処理フレームの書き込みや、削除、再圧縮処理に影響を及ぼさないようすることができる。先頭に向かってのコピーが完了すれば、空き領域管理領域R2から空き領域の登録を抹消する。
次に、ネットワーク混雑時における、送信部120へのデータ出力について説明する。
CPU115は、ネットワーク混雑時は、優先度の高いイベントの優先度の高い優先度処理フレームのみを出力するようメモリ制御部117に指示を与える。具体的には、CPU115は、イベント優先度D22が一定の閾値以上の、特定の優先度領域(例えば、優先度1領域)に格納されているデータのみを出力するというような指示をメモリ制御部117に出力する。メモリ制御部117はこの指示に従い、イベント優先度D22が一定の閾値以上のイベントの、特定の優先度領域に格納されているポインタ付き優先度処理フレームを先頭から順番に出力する。優先度領域は、先頭から順番に古いポインタ付き優先度処理フレームが並んでいるため、出力は、時系列でとびとびとはなるが、古いデータから新しいデータとなる。なお、送信部120へは、前ポインタ及び後ポインタを除いた優先度処理フレームが出力され、優先度情報D01、タイムスタンプD02、データサイズD03及びカメラ制御情報D04のそれぞれの一部又は全部、並びに、フレーム圧縮データD05が出力される。なお、優先度情報D01、タイムスタンプD02、データサイズD03及びカメラ制御情報D04の全てが出力される必要はなく、これらの何れかは、出力されなくてもよい。
次に、ネットワーク150の混雑が解消した場合の動作について説明する。
CPU115は、ネットワーク150の混雑が解消すると、情報処理装置130に蓄積している映像データの情報、例えば、イベントの発生時刻及び優先度情報等を送信する。そして、情報処理装置130からの要求を、ネットワーク受信I/F部122を介して受信部123が受信した場合には、CPU115は、受け取った要求に従って、メモリ制御部117に、要求に対応する全ての優先度処理フレームの出力を指示する。例えば、情報処理装置130からの要求が、特定のイベントの映像の送信であった場合には、CPU115は、受け取った要求に従って、メモリ制御部117に、要求に対応するイベントに含まれている全ての優先度処理フレームの出力を指示する。メモリ制御部117はその指示に従い、特定のイベントのデータを時系列で読み出し、先頭から順番に送信部120へ出力する。なお、送信部120へのデータ出力は、上述と同様、前ポインタ及び後ポインタを除いた優先度処理フレームである。さらに、メモリ制御部117は、出力が完了したイベント領域を空き領域管理領域R2に登録し、メモリ制御部117の五つ目の機能の整理動作により映像記録領域の整理を行い、記録領域を解放する。
以上のように、実施の形態1によれば、ネットワーク混雑により映像伝送ができない場合でも、優先度の高い映像フレームを選択して低レートでの伝送を続けるとともに、内部メモリに優先度の高いデータを長時間蓄積することができる。また、ネットワーク混雑が軽減されたときに蓄積した映像データを伝送し、優先度の高い映像データが消失することがなくなる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1で説明した優先度処理フレームについて、生成の仕方及び管理、出力方法が異なるものである。
図1に示されているように、実施の形態2に係る映像処理システム200は、カメラ210と、情報処理装置130とを備える。実施の形態2に係る映像処理システム200は、カメラ210において、実施の形態1に係る映像処理システム100と異なっている。
図2に示されているように、実施の形態2におけるカメラ210は、光学系111と、撮像部112と、イベント数値I/F部113と、優先制御部214と、CPU215と、圧縮部216と、メモリ制御部117と、メモリ118と、再圧縮部119と、送信部120と、ネットワーク送信I/F部121と、ネットワーク受信I/F部122と、受信部123と、ネットワーク監視部124とを備える。実施の形態2におけるカメラ210は、優先制御部214、CPU215及び圧縮部216での処理において、実施の形態1におけるカメラ110と異なっている。
圧縮部216は、撮像部112から与えられる映像フレームを、予め定められた数の領域に分割し、分割後の各領域の画像データを圧縮する。
また、圧縮部216は、圧縮された分割領域の画像データに、優先制御部114から与えられる優先度情報と、CPU115から与えられるタイムスタンプ及びカメラ制御情報と、圧縮された分割領域のデータサイズとを付加することで、優先度処理フレームを生成して、この優先度処理フレームをメモリ制御部117に与える。
図14(A)〜(C)は、圧縮部216が、入力されてくる映像フレーム(未圧縮の映像フレーム)から、優先度処理フレームを生成する処理の第3の例を示す概略図である。
図14(A)に示されているように、圧縮部216は、撮像部112から入力される1つの映像フレームを、f1〜f9の分割領域に分割する。
次に、圧縮部216は、図14(B)に示されているように、それぞれの分割領域f1〜f9をJPEG等の静止画圧縮処理を施すことにより、分割領域の圧縮画像データcf1〜cf9を生成する。
そして、圧縮部216は、図14(C)に示されているように、入力された映像フレームを分割した分割領域の圧縮画像データを含む優先度処理フレームPF21〜PF29を生成する。
優先度処理フレームPF22は、優先度情報D21と、タイムスタンプD22と、データサイズD23と、フレーム内情報D24と、分割領域圧縮データD25とを有する。
優先度情報D21は、優先制御部214が出力してくる優先度を示す情報である。
タイムスタンプD22は、CPU215が管理している映像フレームが撮影された時刻情報である。ここでは、タイムスタンプD22は、圧縮画像データcf2の元となった映像フレームが撮影された時刻情報である。その時刻情報は、CPU215から与えられる。
データサイズD23は、圧縮部216が圧縮したデータ、即ち、分割領域圧縮データD25のデータサイズを示す情報である。
フレーム内情報D24は、分割領域圧縮データD25の元となった分割領域のデータの映像フレーム内における位置を示す情報である。1フレームを左上から右方向、下方向に向かって1から順にnまで番号を振れば、分割数(=優先度段階n)とその番号のみでフレーム内の位置を決定することができる。
分割領域圧縮データD25は、圧縮部216で圧縮された分割領域の圧縮画像データcf2である。
なお、図14(C)においては、優先度処理フレームPF22について説明したが、他の優先度処理フレームPF21、PF23〜PF29も同様に構成されている。
優先制御部214は、CPU215からの指示に応じて、1つの映像フレームから分割された各分割領域の優先度を1からn(nは2以上の整数)のn段階の何れかに決定する。ここで優先度は、値が小さいほど高優先であるとし、どの分割領域にどの優先度を割り当てるかは、CPU215から指示されるものとする。また、nは、分割数に対応した値であり、CPU215から指示される。優先制御部214は、フレームと分割領域に同期させて圧縮部216に優先度情報を与える。
CPU215は、カメラ210の全体的な制御を行う。実施の形態2では、特に、CPU215は、映像フレームの分割数を圧縮部216に通知するほか、映像フレームの分割数と、分割領域の優先度とを優先制御部214に通知する。なお、分割数及び優先度は、CPU215に予め設定されているものとする。なお、この設定は、情報処理装置130によりネットワーク150を通じて制御されてもよく、また、フレーム毎に変更されてもよい。
圧縮部116から優先度処理フレームを受け取ったメモリ制御部117での処理については、実施の形態1と同様である。なお、優先度及び分割領域数が等しく設定されているため、メモリ118の優先度別領域R5における、それぞれの優先度領域の先頭からm番目の優先度処理フレームは、イベントのm番目の分割領域の圧縮画像データを含むフレームとなる。
ネットワーク150への出力制御においては、CPU215はネットワーク混雑時、優先度の高いイベントの優先度の高い優先度処理フレームのみを出力するようメモリ制御部217に指示を出力する。具体的には、イベント優先度D22が一定の閾値以上の、優先度1領域に格納されている優先度処理フレームのみを出力するというような指示を与える。メモリ制御部217は、このような指示に従い、イベント優先度D22が一定の閾値以上のイベントの、優先度1領域に格納されている優先度処理フレームを先頭から順番に出力する。優先度1領域は、先頭から順番に1フレーム毎の分割領域が並んでいるため、図14の例では出力は元の映像の1/9の解像度となるが、毎フレームの映像となる。なお、送信部120へのデータ出力は、前ポインタ及び後ポインタを除いた優先度処理フレームであり、優先度情報D21、タイムスタンプD22、データサイズD23、フレーム内情報D24のそれぞれの一部又は全部、並びに、分割領域圧縮データD25が出力される。また、優先度情報D21、タイムスタンプD22、データサイズD23及びフレーム内情報D24は全てが出力される必要はなく、これらの何れかは出力されなくてもよい。
また、ネットワーク混雑解消時における、情報処理装置130が要求するイベント情報のやりとり及び制御は、実施の形態1と同じであるが、CPU215はその制御をもとにメモリ制御部217に一つのイベントのすべての優先度処理フレームの出力を指示する。メモリ制御部217はその指示に従い、イベントのデータを時系列で読み出し、優先度処理フレームから1フレームを構成する。
図15は、低優先分割領域が一つ削除された映像フレームの構成を示す概略図である。
ネットワーク150に送出される映像フレームF21、F22、F23は、時系列で連続している。映像フレームF21の分割領域f7、映像フレームF22の分割領域f4及び映像フレームF23の分割領域f9は、それぞれ最も低い優先度の分割領域であるため、削除されている。このため、これらの分割領域はデータがない領域として、映像フレームが構成されている。また、再圧縮された場合は、映像の解像度は低下するものの、データとしては存続する。なお、送信部120へのデータ出力は、上記1フレームに構成したものと、タイムスタンプD22、データサイズD23のそれぞれの一部又は全部を含むものである。例えば、必ずしもタイムスタンプD22及びデータサイズD23は、すべて含まなくても良い。また1フレーム構成とするので、優先度情報D21及びフレーム内情報D24は、必要ない。
実施の形態2では、優先度段階nは何段階でも良く、映像フレームは、そのnと同じだけ分割領域に分割される。分割数をより多くするとフレームはより細かく分割できる。フレームに曲線で囲まれた範囲を設定し、その範囲内に優先度の高い分割領域を設定すれば、フレームの優先度範囲は矩形範囲だけでなく、曲線範囲的に設定することも可能である。
以上説明したように、1フレーム内で分割領域毎に優先度を設定し、優先度処理フレームを構成する手法を用いれば、ネットワーク混雑により映像伝送ができない場合でも、1フレーム内の優先度の高い撮影範囲を選択して低レートでの伝送を続けるとともに、内部メモリに優先度の高い撮影範囲を長時間蓄積することができる。また、ネットワーク混雑が軽減されたときに蓄積された映像データを伝送することで、優先度の高い撮影範囲を消失することなくネットワークを通じて伝送することができる。さらに、優先度の高い撮影範囲は矩形範囲のみならず、曲線範囲に設定することも可能である。
100,200 映像処理システム、 110,210 カメラ、 111 光学系、 112 撮像部、 113 イベント数値I/F部、 114,214 優先制御部、 115,215 CPU、 116,216 圧縮部、 117 メモリ制御部、 118 メモリ、 119 再圧縮部、 120 送信部、 121 ネットワーク送信I/F部、 122 ネットワーク受信I/F部、 123 受信部、 124 ネットワーク監視部、 130 情報処理装置。

Claims (12)

  1. イベント毎に、圧縮された画像データ及び当該画像データの優先度を示す第1の優先度を含む優先度処理フレームとともに、当該イベントの優先度を示す第2の優先度を記憶するメモリと、
    ネットワークの状況を監視するネットワーク監視部と、
    前記ネットワーク監視部で監視されている状況から、前記ネットワークが混雑しているか否かを判断する装置制御部と、
    前記ネットワークが混雑していると前記装置制御部が判断した場合に、前記第1の優先度が第1の閾値以上で、かつ、前記第2の優先度が第2の閾値以上である優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データを前記メモリから読み出すメモリ制御部と、
    前記メモリ制御部で読み出された圧縮された画像データを前記ネットワークに出力する送信部と、を備え、
    前記メモリ制御部は、前記メモリのデータ量が第3の閾値以上となった場合には、前記第1の優先度及び前記第2の優先度の低い優先度処理フレームから順に削除することで、前記メモリの空き領域を増やすこと
    を特徴とする映像処理装置。
  2. イベント毎に、圧縮された画像データ及び当該画像データの優先度を示す第1の優先度を含む優先度処理フレームとともに、当該イベントの優先度を示す第2の優先度を記憶するメモリと、
    ネットワークの状況を監視するネットワーク監視部と、
    前記ネットワーク監視部で監視されている状況から、前記ネットワークが混雑しているか否かを判断する装置制御部と、
    前記装置制御部が、前記ネットワークが混雑していると判断した場合に、前記第1の優先度が第1の閾値以上で、かつ、前記第2の優先度が第2の閾値以上である優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データを前記メモリから読み出すメモリ制御部と、
    前記メモリ制御部で読み出された圧縮された画像データを前記ネットワークに出力する送信部と、
    前記圧縮された画像データを展開して、より圧縮率が高くなるように再圧縮する再圧縮部と、を備え、
    前記メモリ制御部は、前記メモリのデータ量が第3の閾値以上となった場合には、前記第1の優先度及び前記第2の優先度の低い優先度処理フレームに含まれている圧縮された画像データから順に前記再圧縮部に再圧縮させることで、前記メモリの空き領域を増やすこと
    を特徴とする映像処理装置。
  3. 対象を撮影して映像データを取得する撮像部と、
    前記撮像部で撮影されている対象の時間的経過に応じて値が変化するイベント数値の入力を受けるイベント数値インタフェースと、
    前記イベント数値インタフェースに入力されたイベント数値に基づいて、前記撮像部で取得された映像データに含まれている画像データの優先度を示す第1の優先度を決定する優先制御部と、
    前記撮像部で取得された映像データに含まれている画像データを圧縮するとともに、前記優先制御部で決定された第1の優先度を当該圧縮された画像データに付加することで、前記優先度処理フレームを生成する圧縮部と、をさらに備え、
    前記装置制御部は、前記イベント数値インタフェースが入力を受け付けたイベント数値に基づいて、イベントを特定し、当該特定されたイベントに対応する画像データに対して前記優先制御部が決定した第1の優先度に基づいて、当該特定されたイベントの優先度を示す第2の優先度を決定し、
    前記メモリ制御部は、前記装置制御部が特定したイベント毎に、前記装置制御部が決定した第2の優先度とともに前記優先度処理フレームを前記メモリに記憶させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の映像処理装置。
  4. 前記メモリ制御部は、
    前記メモリに、前記第1の優先度の各々に対応する優先度領域を備えるイベント領域を、前記装置制御部が特定したイベント毎に形成し、
    前記第2の優先度及び前記優先度処理フレームを、対応する前記イベント領域の対応する前記優先度領域に格納すること
    を特徴とする請求項3に記載の映像処理装置。
  5. 前記メモリ制御部は、
    前記メモリに、前記優先度処理フレームを一時的に記憶する並べ替え用領域をさらに形成し、
    前記圧縮部で生成された優先度処理フレームを時系列に前記並べ替え用領域に記憶させ、前記並べ替え用領域に記憶された優先度処理フレームに、時系列において前後の優先度処理フレームの格納位置を特定することのできるポインタを付加して、対応する前記イベント領域の対応する前記優先度領域に格納すること
    を特徴とする請求項4に記載の映像処理装置。
  6. 前記圧縮部は、前記撮像部で取得された映像データに含まれる1フレームの画像データ毎に圧縮を行なうことで、前記圧縮された画像データを生成すること、
    を特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の映像処理装置。
  7. 前記圧縮部は、前記撮像部で取得された映像データに含まれる複数のフレームの画像データに対してフレーム間圧縮を行なうことで、Iフレーム、Pフレーム及びBフレームを生成し、Iフレームから次のIフレームの1つ前のフレームまでのデータにより、前記圧縮された画像データを生成すること
    を特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の映像処理装置。
  8. 前記メモリ制御部は、
    前記メモリに、前記優先度処理フレームを削除することにより空き領域となった領域を示す情報を格納する空き領域管理領域を形成し、
    前記空き領域管理領域に格納されている情報で示される空き領域を詰めるように、前記優先度処理フレームを移動させること
    を特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  9. 前記メモリ制御部は、
    前記メモリに、再圧縮により空き領域となった領域を示す情報を格納する空き領域管理領域を形成し、
    前記空き領域管理領域に格納されている情報で示される空き領域を詰めるように、前記優先度処理フレームを移動させること
    を特徴とする請求項2に記載の映像処理装置。
  10. 前記メモリに記憶されている前記優先度処理フレームは、時系列において前後の優先度処理フレームの格納位置を特定することのできるポインタが付加されており、
    前記メモリ制御部は、前記優先度処理フレームを移動する際には、前記ポインタを更新すること
    を特徴とする請求項8又は9に記載の映像処理装置。
  11. 対象を撮影して映像データを取得する撮像部と、
    前記撮像部で取得された映像データに含まれる1フレームの画像データを分割した分割領域毎に、当該分割領域の優先度を示す第1の優先度を決定する優先制御部と、
    前記撮像部で取得された映像データに含まれる1フレームの画像データを分割した分割画像データを圧縮することで、前記圧縮された画像データを生成するとともに、前記優先制御部で決定された第1の優先度を前記圧縮された画像データに付加することで、前記優先度処理フレームを生成する圧縮部と、
    前記撮像部で撮影されている対象に応じて値が変化するイベント数値の入力を受けるイベント数値インタフェースと、をさらに備え、
    前記装置制御部は、前記イベント数値インタフェースが入力を受け付けたイベント数値に基づいて、イベントを特定し、当該特定されたイベントに対応する画像データに対して前記優先制御部が決定した第1の優先度に基づいて、当該特定されたイベントの優先度を示す第2の優先度を決定し、
    前記メモリ制御部は、前記装置制御部が特定したイベント毎に、前記装置制御部が決定した第2の優先度とともに前記優先度処理フレームを前記メモリに記憶させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の映像処理装置。
  12. 前記装置制御部が、前記ネットワーク監視部で監視されている状況から、前記ネットワークの混雑が解消したと判断した場合に、前記メモリ制御部は、前記圧縮された映像データの送信先からの要求に対応する前記優先度処理フレームに含まれている圧縮された映像データを前記メモリから読み出して、当該読み出された圧縮された映像データを前記送信部に出力させること
    を特徴とする請求項1から11に記載の映像処理装置。
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