JP2003173901A - 薄膜サーミスタ及びその抵抗値調整方法 - Google Patents

薄膜サーミスタ及びその抵抗値調整方法

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JP2003173901A
JP2003173901A JP2002282732A JP2002282732A JP2003173901A JP 2003173901 A JP2003173901 A JP 2003173901A JP 2002282732 A JP2002282732 A JP 2002282732A JP 2002282732 A JP2002282732 A JP 2002282732A JP 2003173901 A JP2003173901 A JP 2003173901A
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trimming
thin film
heat
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JP2002282732A
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Kenji Ito
謙治 伊藤
Yasutaka Tanaka
靖崇 田中
Sunao Toyoda
直 豊田
Shoichi Tamura
正一 田村
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Ishizuka Electronics Corp
Original Assignee
Ishizuka Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザーの照射熱による特性劣化や抵抗変動
の小さい構造の薄膜サーミスタを提供すること。 【解決手段】 薄膜サーミスタ10は、絶縁基板11
と、該絶縁基板11の一主表面に形成された絶縁被膜1
3と、該絶縁被膜13上に互いに対向するように形成さ
れた一対の櫛歯状電極14a、15aと、該一対の櫛歯
状電極14a、15aに各々接合された引出電極14,
15と、該引出電極14,15の少なくともひとつから
延設された抵抗値調整用金属パターン16と、該抵抗値
調整用金属パターン16のトリミング用切断部16a、
16b、16cと、該トリミング用切断部16a、16
b、16cの一部と前記一対の櫛歯状電極14a、15
aとを覆うように形成された感熱膜17A,17Bと、
該感熱膜17A,17Bを覆う保護膜18を設けた構造
のものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、温度補償
回路や温度検出素子に用いられる薄膜サーミスタ及びそ
の抵抗値調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜サーミスタを含む感温抵抗体
等は、抵抗値精度を向上させる手段として、直接感熱膜
をレーザートリミングして調整する方法が行われてい
た。例えば、特開平5−347205号公報(特許文献
1)に開示されている方法では、絶縁基板上に抵抗値調
整用抵抗パターンを含む感温抵抗体等の抵抗薄膜と、こ
の抵抗薄膜上にレーザービームに対する透過性の高い絶
縁性保護膜が形成されていて、この絶縁性保護膜の上か
らレーザーを照射して、上記抵抗値調整用抵抗パターン
をトリミングする抵抗値調整方法が開示されている。
【0003】この方法では抵抗薄膜から形成された抵抗
値調整用抵抗パターンを直接レーザートリミングするた
めに、レーザーの照射熱によって抵抗薄膜が発熱蒸発
し、レーザ照射された付近の抵抗薄膜は、ガラス等の保
護膜と反応して抵抗薄膜の電気的特性が部分的に変化し
てしまう欠点があった。
【0004】また、上記した従来の方法は、抵抗薄膜等
が直接絶縁基板上に形成されているために、抵抗薄膜や
保護膜の熱処理工程において、熱処理温度によっては抵
抗薄膜を構成する成分の一部が絶縁基板へ拡散して抵抗
薄膜の組成が変動し、その結果として抵抗薄膜の特性変
化を生じさせる場合があった。
【0005】このような問題を解決する方法として、絶
縁基板上に感熱膜が形成され、この感熱膜上に一対の取
出電極と、この一対の取出電極に向かって交互に延出す
る櫛形電極を備えた薄膜サーミスタにおいて、前記感熱
膜の一部分に形成された絶縁膜上に、取出電極から延び
るトリミング用電極が形成されている構造のサーミスタ
素子が特開2001−35705号公報(特許文献2)
に開示されている。そして、ここで提案された抵抗値調
整方法は、トリミング用電極の金属パターンの一部をレ
ーザー光の照射によって切断することによって達成する
ことが出来るというものである。
【0006】
【特許文献1】特開平5−347205号公報
【特許文献2】特開2001−35705号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たレーザーによるトリミング方法は、感熱膜を直接トリ
ミングする方法ではないが、感熱膜上の絶縁膜を介して
形成された金属パターンをトリミングするために、レー
ザーの照射熱が絶縁膜を通して感熱膜にも伝達されるた
めに、薄膜サーミスタのように大きな温度係数を有する
感熱膜の電気的特性がトリミング時に変動してしまい、
精密な抵抗値調整ができない欠点があった。
【0008】また,絶縁基板上に直接金属パターンが形
成された構造では、トリミング時に熱容量の大きな絶縁
基板にレーザーの照射熱が吸収されてしまうために、レ
ーザ出力を大きくしたり、あるいはトリミングの時間を
長くしなければならなかった。このような照射熱の影響
によって、感熱膜の抵抗が変動したり、あるいは特性が
劣化してしまうことがあった。
【0009】また、熱処理工程において感熱膜を構成す
る成分の一部が絶縁基板へ拡散して感熱膜の特性(性
質)を変化させてしまうために抵抗値のバラツキが大き
くなり、レーザートリミングによる抵抗値許容差の小さ
な製品を生産することは非常に難しかった。また感熱膜
と絶縁基板との接着強度が低下することによって、感熱
膜の電気的特性が不安定になる欠点もあった。
【0010】そこで、本発明は、上述した従来の問題点
に鑑み、レーザーの照射熱による特性劣化や抵抗変動の
小さい構造の薄膜サーミスタを提供することを目的とし
ている。
【0011】また、本発明は、従来よりも優れた精密な
抵抗値調整が可能となる薄膜サーミスタの抵抗値調整方
法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の薄
膜サーミスタは、絶縁基板と、該絶縁基板の一主表面に
形成された絶縁被膜と、該絶縁被膜上に互いに対向する
ように形成された一対の櫛歯状電極と、該一対の櫛歯状
電極に各々接合された引出電極と、該引出電極の少なく
ともひとつから延設された抵抗値調整用金属パターン
と、該抵抗値調整用金属パターンのトリミング用切断部
と、該トリミング用切断部の一部と前記一対の櫛歯状電
極とを覆うように形成された感熱膜と、該感熱膜を覆う
保護膜を設けた構造のものである。
【0013】請求項2記載の発明の薄膜サーミスタは、
絶縁基板と、該絶縁基板の一主表面に形成された絶縁被
膜と、該絶縁被膜上に互いに対向するように形成された
一対の櫛歯状電極と、該一対の櫛歯状電極に各々接合さ
れた引出電極と、該引出電極の少なくともひとつから延
設された抵抗値調整用金属パターンと、該抵抗値調整用
金属パターンのトリミング用切断部と、該トリミング用
切断部の一部と前記一対の櫛歯状電極とを覆うように形
成された第1の感熱膜と、該第1の感熱膜上に積層して
形成された第2の感熱膜と、前記第1及び第2の感熱膜
を覆う保護膜を設けた構造のものである。
【0014】請求項3記載の発明の薄膜サーミスタは、
絶縁基板と、該絶縁基板の一主表面上に形成された絶縁
被膜と、該絶縁被膜上に形成された第1の感熱膜と、該
第1の感熱膜上に互いに対向するように形成された一対
の櫛歯状電極と、該一対の櫛歯状電極に各々接合された
引出電極と、該引出電極の少なくともひとつから延設さ
れた抵抗値調整用金属パターンと、前記第1の感熱膜に
重ならないように配置された前記抵抗値調整用金属パタ
ーンのトリミング用切断部と、該トリミング用切断部の
一部と前記一対の櫛歯状電極とを覆うように形成された
第2の感熱膜と、前記第1及び第2の感熱膜を覆う保護
膜を設けた構造のものである。
【0015】請求項4記載の発明の薄膜サーミスタは、
請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、
前記絶縁基板上に形成された一対の下地電極をさらに含
み、前記絶縁被膜は、該一対の下地電極間の前記絶縁基
板上に形成されているものである。
【0016】請求項5記載の発明の薄膜サーミスタは、
請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、
前記絶縁基板に形成された前記引出電極が、前記絶縁基
板上の下地電極を介して形成されたものである。
【0017】請求項6記載の発明の薄膜サーミスタは、
請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、
前記絶縁被膜が、二酸化珪素、窒化珪素、またはジルコ
ニアとするものである。
【0018】請求項7記載の発明の薄膜サーミスタは、
請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、
前記保護膜が、硼珪酸鉛ガラス、または絶縁性耐熱樹脂
とするものである。
【0019】請求項8記載の発明の薄膜サーミスタの抵
抗値調整方法は、請求項2記載の薄膜サーミスタの抵抗
値調整方法であって、前記第1の感熱膜形成後の測定か
ら得られた抵抗値に基づいて、形成されるべき第2の感
熱膜の膜厚を算出する膜厚算出ステップと、該膜厚算出
ステップによる算出値に基づいて前記第2の感熱膜を形
成することにより、前記抵抗値を所望の値に粗調整する
粗調整ステップと、予めシュミレーションにより求めた
トリミングデータに基づいて、前記保護膜形成後の測定
から得られた抵抗値から前記トリミング用切断部のトリ
ミング部位を決定するトリミング部位決定ステップと、
前記決定されたトリミング部位を、前記保護膜上からレ
ーザートリミングすることにより、前記抵抗値を前記所
望の値に微調整する微調整ステップとからなるものであ
る。
【0020】請求項9記載の発明の薄膜サーミスタの抵
抗値調整方法は、請求項3記載の薄膜サーミスタの抵抗
値調整方法であって、前記一対の櫛歯状電極と前記抵抗
値調整用金属パターン形成後の測定から得られた抵抗値
に基づいて、形成されるべき第2の感熱膜の膜厚を算出
する膜厚算出ステップと、該膜厚算出ステップによる算
出値に基づいて前記第2の感熱膜を形成することによ
り、前記抵抗値を所望の値に粗調整する粗調整ステップ
と、予めシュミレーションにより求めたトリミングデー
タに基づいて、前記保護膜形成後の測定から得られた抵
抗値から前記トリミング用切断部のトリミング部位を決
定するトリミング部位決定ステップと、前記決定された
トリミング部位を、前記保護膜上からレーザートリミン
グすることにより、前記抵抗値を前記所望の値に微調整
する微調整ステップとからなるものである。
【0021】請求項10記載の発明の薄膜サーミスタの
抵抗値調整方法は、請求項8または9記載の薄膜サーミ
スタの抵抗値調整方法において、前記トリミング部位決
定ステップは、一枚の絶縁基板上に多数個形成される薄
膜サーミスタの分割前の各薄膜サーミスタの位置と抵抗
値を番地データと抵抗値データとして演算処理する演算
処理ステップと、予めシュミレーションにより求めたト
リミングデータに基づいて、各薄膜サーミスタの抵抗値
から前記トリミング用切断部のトリミング部位を決定す
る決定ステップとを含むものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態例に
係る薄膜サーミスタの構成を示す説明図、図2(a)及
び(b)は、それぞれ、図1の薄膜サーミスタのB−B
線断面図およびC−C線断面図、図3(a)〜(c)
は、図1の薄膜サーミスタの製造工程を説明する図、図
4は、図1の薄膜サーミスタにおける抵抗値調整用金属
パターンのトリミング用切断部の拡大図である。
【0023】図1及び図2において、本発明の薄膜サー
ミスタ10は、絶縁基板11と、絶縁基板11上に設け
た対向する下地電極12A、12Bと、下地電極12
A、12Bの間に設けた絶縁被膜13と、引出電極1
4、15と、引出電極14、15から絶縁被膜13上に
延設させた櫛歯状電極14a、15aと、引出電極14
と電気的に接続されたトリミング用の切断部16a、1
6b、16cを有する抵抗値調整用金属パターン16
と、櫛歯状電極14a、15aの上に設けた第1の感熱
膜17Aと、第1の感熱膜17A上に設けた第2の感熱
膜17Bと、第1及び第2の感熱膜17A,17Bを覆
う保護膜18から構成されている。
【0024】次に、薄膜サーミスタ10の製造方法を図
3に基づいて説明する。
【0025】薄膜サーミスタ10は、次のようにして製
造される。
【0026】まず、アルミナ、石英、ムライト、ステア
タイトなどのセラミックスで構成された絶縁基板11の
一主表面に、図3(a)に示すように、スパッタリング
などによって下地電極となるチタン(Ti)、モリブデ
ン(Mo)、クロム(Cr)などの第1の金属膜を成膜
した後、この金属膜上に白金(Pt)、パラジウム(P
d)、タンタル(Ta)などの第2の金属膜を成膜して
下地電極用の金属膜を形成する。
【0027】次に公知のフォトエッチングによって、不
要部分を除去し、絶縁基板11上に下地電極12A、1
2Bを形成する。
【0028】次に、例えば二酸化珪素(SiO2 )、窒
化珪素(Si3 4 )などの厚さ0.1μm〜1.0μ
mの低熱伝導性の絶縁被膜13をパターニングして下地
電極12A、12Bの間に形成する。
【0029】次に、引出電極、櫛歯状電極、抵抗値調整
用金属パターンを形成するために、白金(Pt)、パラ
ジウム(Pd)、タンタル(Ta)などの金属膜をスパ
ッタリングで成膜する。
【0030】そして、フォトエッチングによって不要部
分を除去して、図3(b)に示すように、絶縁被膜13
上に、各引出電極14、15に接続する櫛歯状電極14
a、15aを対向するように形成すると共に、さらに引
出電極14に接続されたトリミング用切断部16a、1
6b、16cを有する抵抗値調整用金属パターン16を
形成する。
【0031】次に、マンガン(Mn)、コバルト(C
o)、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)などの複合酸化物
で構成された焼結体をターゲットとし、スパッタリング
などの公知の処理方法によって0.1μm〜2.0μm
の厚さの感熱膜を成膜する。
【0032】次に、成膜した感熱膜は、図3(c)に示
すように、フォトエッチングによって感熱膜の不要部分
を除去し、さらに、感熱膜の特性を安定させるために、
必要に応じて500℃〜1000℃の温度で熱処理を行
い、第1の感熱膜17Aが形成される。パターニングさ
れた感熱膜17Aは、抵抗値調整用金属パターン16の
トリミング用切断部16a、16b、16cの先端部分
を覆うように形成される。
【0033】この段階で、第1の感熱膜17Aの抵抗値
が測定され、この測定データに基づいて、以下に述べる
第2の感熱膜17Bを形成するための膜厚が決定され
る。この第2の感熱膜17Bは必要に応じて形成され
る。
【0034】即ち、第2の感熱膜17Bを第1の感熱膜
17A上に形成するために、まず第1の感熱膜17Aの
抵抗値を測定し、測定された第1の感熱膜17Aの抵抗
値の測定データから所望する抵抗値付近に粗調整するた
めに形成される第2の感熱膜17Bの膜厚が計算され
る。算出された第2の感熱膜17Bの膜厚からスパッタ
リング時間を算出して、第1の感熱膜17Aと同じター
ゲットを用いて第1の感熱膜17A上に第2の感熱膜1
7Bが形成される。その後パターニングして所定の形状
とする。パターニング後、第2の感熱膜17Bは500
℃〜1000℃の温度で熱処理される。
【0035】なお、測定された第1の感熱膜17Aの抵
抗値が所望する抵抗値付近であれば、第2の感熱膜は必
ずしも形成する必要はない。また、第1および第2の感
熱膜17A、17Bは、抵抗値調整用金属パターン16
から延設されたトリミング用切断部16a、16b、1
6cのそれぞれの間にスリットを入れた形状でも良い。
【0036】次に、第1および第2の感熱膜17A、1
7Bを保護するための保護膜18を形成するために、前
記感熱膜17A、17B上に硼珪酸鉛を主成分としたガ
ラスペーストをスクリーン印刷などの方法で印刷し、印
刷したガラス層を焼成することで保護膜18が形成さ
れ、薄膜サーミスタ10が完成する。なお、上記した一
連の薄膜サーミスタ製造の各工程は、一枚の絶縁基板上
に多数個の薄膜サーミスタ10が形成されるように上述
したようなパターニング処理がなされ、最後に上記保護
膜18が形成される。このとき、一枚の絶縁基板上に多
数の薄膜サーミスタ10が載置された状態にある。
【0037】次に、前述した絶縁基板11上に形成され
た分割前の多数の薄膜サーミスタ10は、目標抵抗値に
微調整される。この抵抗値の微調整は、レーザを用い
て、薄膜サーミスタ10の抵抗値調整用金属パターン1
6のトリミング用切断部16a,16b,16cの適切
な部位を切断して行われる。
【0038】まず、上記した絶縁基板上に形成されてい
る分割前の多数の薄膜サーミスタ10の抵抗値を順次測
定して、各薄膜サーミスタ10の位置と抵抗値が番地デ
ータと抵抗値データとして図示しない演算処理装置に記
憶される。演算装置では、予めシュミレーションによっ
て求めたトリミングデータに基づいて、測定された抵抗
値からトリミング部位を決定するための演算処理が行わ
れ、トリミング用切断部16a、16b、16cのどの
部分を切断するかが決定される。
【0039】次に、決定された条件に従って、トリミン
グ用切断部16a、16b、16cの何れか若しくは複
数の切断部位が、保護膜18の上から波長900nm〜
1400nmのレーザーを照射して切断され、所望する
抵抗値の薄膜サーミスタ10が得られる。
【0040】図4は、トリミング用切断部の部分拡大図
を示し、ここではトリミング用切断部16aの切断例を
示す。なお、トリミング用切断部16a、16b、16
cの形状,大きさや配置は、本実施の形態に限定される
ものではなく、微調整する抵抗値の範囲や第1および第
2の感熱膜17A,17Bの比抵抗等を考慮して、第1
および第2の感熱膜17A,17Bとトリミング用切断
部16a、16b、16cとの接触面積や形状、対向す
る電極との距離(本実施例では櫛歯状電極15aとの距
離)が決定される。本実施の形態では、感熱膜を2層積
層した例を示したが、抵抗の粗調整手段として、感熱膜
を3層以上積層して抵抗値を調整する手段を用いてもよ
い。
【0041】この後、絶縁基板上に形成された多数の薄
膜サーミスタ10をダイシング装置等で切断分割するこ
とによって、個々の薄膜サーミスタ10の完成品が得ら
れる。
【0042】このように、本発明によれば、レーザート
リミングによる抵抗値調整用部位を、従来のような抵抗
値調整用抵抗膜パターンではなく、抵抗値調整用金属パ
ターン16とし、かつ感熱膜17A、17Bに重ならな
いように絶縁被膜13上に配置する構造とすることで、
レーザーの照射熱による特性劣化や抵抗変動の小さい構
造の薄膜サーミスタが得られる。
【0043】さらに、本発明によれば、熱的に安定な絶
縁被膜13を選択的に絶縁基板11上に設けたことによ
り、絶縁被膜13がバリアとなって感熱膜17A、17
Bを構成する成分が絶縁基板11側へ拡散されることが
なくなり、感熱膜17A、17Bの組成変動を防ぎ、特
性のばらつきが小さく、安定した薄膜サーミスタを提供
できるになった。
【0044】さらに、本発明によれば、絶縁被膜13を
設けたことによって、レーザー照射熱は熱容量の大きな
絶縁基板11に吸収されなくなり、レーザー照射熱はト
リミング部位に正確に伝達され、短時間でトリミングを
行えることにより、感熱膜17A、17Bの特性劣化や
トリミング時の感熱膜17A、17Bの特性変化が生じ
にくい構造を提供でき、従来よりも優れた精密な抵抗値
調整が可能となった。
【0045】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0046】たとえば、上記した製作工程では、図3
(b)に示すように、パターニングされた絶縁被膜13
上に櫛歯状電極14a、抵抗値調整用金属パターン16
をパターン形成した後に、第1および第2の感熱膜17
A、17Bを積層形成する例を示したが、本発明の他の
実施例として、図5および図6に示すように、絶縁被膜
13上に、まず第1の感熱膜17Aをパターン形成し
て、第1の感熱膜17A上に櫛歯状電極14a,15a
及び抵抗値調整用金属パターン16をパターン形成した
後に、第2の感熱膜17Bを形成する方法であっても良
い。この場合、櫛歯状電極14a,15a及び抵抗値調
整用金属パターン16の一部は、第1の感熱膜17Aと
第2の感熱膜17Bの間に挟まれた構造となる。
【0047】
【発明の効果】本発明における薄膜サーミスタは、レー
ザートリミングによる抵抗値調整用部位として、従来の
ような抵抗体膜を直接トリミングするのではなく、抵抗
値調整用金属パターンを感熱膜と別に設け、この抵抗値
調整用金属パターンのトリミング用切断部を感熱膜から
離れた部分に設けて、このパターン部分をレーザによっ
て切断することによって抵抗値調整を行うために、直接
に感熱膜がレーザー照射を受けることがないので、レー
ザーの照射熱による感熱膜の電気的特性の劣化や抵抗変
動がなくなり信頼性が向上した。
【0048】また、本発明における薄膜サーミスタは、
絶縁基板上に熱的に安定な絶縁被膜を選択的に設け、こ
の絶縁被膜上に感熱膜を配置する事で、熱処理過程で感
熱膜を構成する成分の一部が絶縁基板へ熱拡散して、感
熱膜の電気的特性が変化してしまうことは殆どなく、従
ってこの原因による抵抗値の変動が小さく、トリミング
による抵抗値調整がし易くなるとともに、完成品の歩留
まりも向上した。また、感熱膜は絶縁被膜と保護膜によ
って密閉された構造であるために、外気雰囲気に対して
安定な構造となり信頼性が向上した。
【0049】また、本発明における薄膜サーミスタは、
絶縁被膜上に抵抗値調整用金属パターンを配置したこと
によって、レーザー照射熱が熱容量の大きい絶縁基板側
に吸収されにくい構造になった。このために、トリミン
グ時に、レーザーの出力エネルギを抑え、トリミング時
間を短くしてもトリミング部位へ熱エネルギーが無駄な
く伝達され、従来よりも短時間でトリミングが可能とな
った。この結果、レーザーの照射熱の感熱膜に与える影
響が小さくなり、感熱膜の特性劣化や抵抗変動がなくな
り信頼性が向上した。
【0050】また、本発明の薄膜サーミスタの抵抗値調
整方法は、第1の感熱膜上に抵抗値の粗調整用に第2の
感熱膜を形成する構造にしたことで、第1段階で第2の
感熱膜の膜厚の調整によって抵抗値の粗調整を行い、第
2段階で抵抗値調整用金属パターンのトリミング用切断
部を適切にトリミングして微調整を行って、目標抵抗値
に対する抵抗値偏差の小さい薄膜サーミスタが得られ
る。実験の結果からは,目標抵抗値に対して許容差±1
%の薄膜サーミスタを約95%の歩留まりで得ることが
できた。
【0051】また、本発明の薄膜サーミスタの抵抗値調
整方法は、一枚の絶縁基板上に多数形成された薄膜サー
ミスタを個々のチップ状の薄膜サーミスタに分割する前
に、その抵抗値を測定し、各薄膜サーミスタの位置と抵
抗値が番地データと抵抗値データとして演算処理装置に
記憶され、予めシュミレーションによって求められたト
リミングデータから、トリミング部位を決定して、抵抗
値調整用金属パターンの切断部を適切に切断してトリミ
ングする方法であり、これら手段は演算処理装置を介し
て自動的に実行されるために、短時間で多数の薄膜サー
ミスタの抵抗値調整が可能となり生産性が向上した。ま
た、薄膜サーミスタのように抵抗温度係数の大きな抵抗
体薄膜が、レーザー照射熱による熱の影響を受けること
なく抵抗値調整できるので、精密な抵抗値調整が可能と
なり抵抗偏差の小さい薄膜サーミスタを歩留まり良く生
産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る薄膜サーミスタの構
成を示す説明図である。
【図2】(a)及び(b)は、それぞれ、図1の薄膜サ
ーミスタのB−B線断面図及びC−C線断面図である。
【図3】(a)、(b)及び(c)は、図1の薄膜サー
ミスタの製造工程を説明する図である。
【図4】図1の薄膜サーミスタの抵抗値調整用金属パタ
ーンの部分拡大図である。
【図5】本発明の他の実施例の薄膜サーミスタの構成を
示す説明図である。
【図6】(a)及び(b)は、それぞれ、図5の薄膜サ
ーミスタのD−D線断面図及びE−E線断面図である。
【符号の説明】
10 薄膜サーミスタ 11 絶縁基板 12A 下地電極 12B 下地電極 13 絶縁被膜 14 引出電極 14a 櫛歯状電極 15 引出電極 15a 櫛歯状電極 16 抵抗値調整用金属パターン 16a トリミング用切断部 16b トリミング用切断部 16c トリミング用切断部 17A 第1の感熱膜 17B 第2の感熱膜 18 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 直 東京都墨田区錦糸1丁目7番7号 石塚電 子株式会社内 (72)発明者 田村 正一 東京都墨田区錦糸1丁目7番7号 石塚電 子株式会社内 Fターム(参考) 5E034 BA09 BB08 BC01 DA02 DE01 DE04 DE07 DE14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、 該絶縁基板の一主表面に形成された絶縁被膜と、 該絶縁被膜上に互いに対向するように形成された一対の
    櫛歯状電極と、 該一対の櫛歯状電極に各々接合された引出電極と、 該引出電極の少なくともひとつから延設された抵抗値調
    整用金属パターンと、 該抵抗値調整用金属パターンのトリミング用切断部と、 該トリミング用切断部の一部と前記一対の櫛歯状電極と
    を覆うように形成された感熱膜と、 該感熱膜を覆う保護膜とからなることを特徴とする薄膜
    サーミスタ。
  2. 【請求項2】 絶縁基板と、 該絶縁基板の一主表面に形成された絶縁被膜と、 該絶縁被膜上に互いに対向するように形成された一対の
    櫛歯状電極と、 該一対の櫛歯状電極に各々接合された引出電極と、 該引出電極の少なくともひとつから延設された抵抗値調
    整用金属パターンと、 該抵抗値調整用金属パターンのトリミング用切断部と、 該トリミング用切断部の一部と前記一対の櫛歯状電極と
    を覆うように形成された第1の感熱膜と、 該第1の感熱膜上に積層して形成された第2の感熱膜
    と、 前記第1及び第2の感熱膜を覆う保護膜とからなること
    を特徴とする薄膜サーミスタ。
  3. 【請求項3】 絶縁基板と、 該絶縁基板の一主表面上に形成された絶縁被膜と、 該絶縁被膜上に形成された第1の感熱膜と、 該第1の感熱膜上に互いに対向するように形成された一
    対の櫛歯状電極と、 該一対の櫛歯状電極に各々接合された引出電極と、該引
    出電極の少なくともひとつから延設された抵抗値調整用
    金属パターンと、 前記第1の感熱膜に重ならないように配置された前記抵
    抗値調整用金属パターンのトリミング用切断部と、 該トリミング用切断部の一部と前記一対の櫛歯状電極と
    を覆うように形成された第2の感熱膜と、 前記第1及び第2の感熱膜を覆う保護膜とからなること
    を特徴とする薄膜サーミスタ。
  4. 【請求項4】 前記薄膜サーミスタは、前記絶縁基板上
    に形成された一対の下地電極をさらに含み、前記絶縁被
    膜は、該一対の下地電極間の前記絶縁基板上に形成され
    ていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項
    に記載の薄膜サーミスタ。
  5. 【請求項5】 前記絶縁基板に形成された前記引出電極
    が、前記絶縁基板上の下地電極を介して形成されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載
    の薄膜サーミスタ。
  6. 【請求項6】 前記絶縁被膜が、二酸化珪素、窒化珪
    素、またはジルコニアである請求項1から5のいずれか
    1項に記載の薄膜サーミスタ。
  7. 【請求項7】 前記保護膜が、硼珪酸鉛ガラス、または
    絶縁性耐熱樹脂である請求項1から6のいずれか1項に
    記載の薄膜サーミスタ。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の薄膜サーミスタの抵抗値
    調整方法であって、 前記第1の感熱膜形成後の測定から得られた抵抗値に基
    づいて、形成されるべき第2の感熱膜の膜厚を算出する
    膜厚算出ステップと、 該膜厚算出ステップによる算出値に基づいて前記第2の
    感熱膜を形成することにより、前記抵抗値を所望の値に
    粗調整する粗調整ステップと、 予めシュミレーションにより求めたトリミングデータに
    基づいて、前記保護膜形成後の測定から得られた抵抗値
    から前記トリミング用切断部のトリミング部位を決定す
    るトリミング部位決定ステップと、 前記決定されたトリミング部位を、前記保護膜上からレ
    ーザートリミングすることにより、前記抵抗値を前記所
    望の値に微調整する微調整ステップとからなることを特
    徴とする薄膜サーミスタの抵抗値調整方法。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の薄膜サーミスタの抵抗値
    調整方法であって、 前記一対の櫛歯状電極と前記抵抗値調整用金属パターン
    形成後の測定から得られた抵抗値に基づいて、形成され
    るべき第2の感熱膜の膜厚を算出する膜厚算出ステップ
    と、 該膜厚算出ステップによる算出値に基づいて前記第2の
    感熱膜を形成することにより、前記抵抗値を所望の値に
    粗調整する粗調整ステップと、 予めシュミレーションにより求めたトリミングデータに
    基づいて、前記保護膜形成後の測定から得られた抵抗値
    から前記トリミング用切断部のトリミング部位を決定す
    るトリミング部位決定ステップと、 前記決定されたトリミング部位を、前記保護膜上からレ
    ーザートリミングすることにより、前記抵抗値を前記所
    望の値に微調整する微調整ステップとからなることを特
    徴とする薄膜サーミスタの抵抗値調整方法。
  10. 【請求項10】 前記トリミング部位決定ステップは、
    一枚の絶縁基板上に多数個形成される薄膜サーミスタの
    分割前の各薄膜サーミスタの位置と抵抗値を番地データ
    と抵抗値データとして演算処理する演算処理ステップ
    と、予めシュミレーションにより求めたトリミングデー
    タに基づいて、各薄膜サーミスタの抵抗値から前記トリ
    ミング用切断部のトリミング部位を決定する決定ステッ
    プとを含むことを特徴とする請求項8または9記載の薄
    膜サーミスタの抵抗値調整方法。
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