JP2003173428A - 非接触型情報記録媒体 - Google Patents

非接触型情報記録媒体

Info

Publication number
JP2003173428A
JP2003173428A JP2001372753A JP2001372753A JP2003173428A JP 2003173428 A JP2003173428 A JP 2003173428A JP 2001372753 A JP2001372753 A JP 2001372753A JP 2001372753 A JP2001372753 A JP 2001372753A JP 2003173428 A JP2003173428 A JP 2003173428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
interposer
module
resin sheet
metal layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001372753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3913538B2 (ja
Inventor
Mitsugi Saito
貢 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2001372753A priority Critical patent/JP3913538B2/ja
Publication of JP2003173428A publication Critical patent/JP2003173428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3913538B2 publication Critical patent/JP3913538B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターポーザ上に絶縁層を形成することな
くアンテナの接続部分以外のパターンとインターポーザ
とを電気的に絶縁することができるとともに、外力が加
わった場合にアンテナを傷つけることを防ぐ。 【解決手段】 ICモジュール111が搭載された面に
ICモジュール111と接続されて形成された金属層1
32が露出するようにインターポーザ130の両端を折
り畳み、このインターポーザ130を、樹脂シート11
5に対して、折り畳まれた部分の金属層132が、樹脂
シート115上に形成されたアンテナ112と接続され
たランド部117と接触するように搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導方式によ
って非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能
な非接触型情報記録媒体に関し、特に、ICモジュール
が搭載されたインターポーザを用いた非接触型情報記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴って、情報
をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等
が行われている。また、商品等に貼付されるラベルに情
報を記録し、このラベルを用いての商品等の管理も行わ
れている。
【0003】このようなカードやラベルを用いた情報管
理においては、カードやラベルに対して非接触状態にて
情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICが
搭載された非接触型ICカードや非接触型ICラベルが
その優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
【0004】非接触状態にて情報の書き込み及び読み出
しが可能な非接触型ICカードや非接触型ICラベルに
おいては、交流磁界によるコイルの相互誘導を利用した
電磁結合方式によるものや、2つのコイルの誘電磁束に
よる誘起電力を利用した電磁誘導方式によるのものや、
マイクロ波によってデータを送受信するマイクロ波方式
によるものや、カードあるいはラベル側と外部に設けら
れた情報書込/読出側のアンテナ間をコンデンサ原理で
帯電させて通信を行う静電結合方式によるものや、近赤
外線光を高速で点滅させて光のエネルギー変調を用いた
光方式によるもの等があるが、この中でも、2つのコイ
ルの誘電磁束による誘起電力を利用した電磁誘導方式に
よるものは、透過性に優れ、データ伝送の信頼性が高い
ことから最も多く利用されている。
【0005】電磁誘導方式による非接触型ICカードや
非接触型ICラベルにおいては、ベース基材上におい
て、コイル状のアンテナが形成されるとともに、このア
ンテナを介して非接触情報にて情報の書き込み及び読み
出しが可能なICモジュールがアンテナと接続された状
態で搭載されており、このアンテナを介してICモジュ
ールに電源が供給されるとともに、ICモジュールに書
き込まれた情報が読み出されたりICモジュールに情報
が書き込まれたりしている。
【0006】ここで、上述したような電磁誘導方式によ
る非接触型ICカードや非接触型ICラベルにおいて
は、ベース基材上にてコイル状のアンテナとICモジュ
ールとが接続されているが、ICモジュールがコイル状
のアンテナのループ内に設けられている場合、コイル状
のアンテナの一端と他端とをそれぞれICモジュールに
接続するためには、ICモジュールの接続部分から延び
てコイル形状を形成したアンテナがコイル形状となった
アンテナ上を跨ぐようにして再度コイルのループ内に導
かれ、ICモジュールと接続されることになる。ところ
が、コイル形状を形成している部分のアンテナとこのア
ンテナを跨ぐ部分とにおいては互いに電気的に絶縁され
る必要があるため、例えば、アンテナを印刷にて形成す
る場合、コイル形状を形成している部分のアンテナとこ
のアンテナを跨ぐ部分とを別工程にて印刷しなければな
らず手間と時間がかかってしまう。
【0007】そこで、アンテナを形成する工程における
作業の簡略化及びコストの低減を図るために、ICモジ
ュールが搭載されたインターポーザを用い、このインタ
ーポーザを、コイル形状を形成している部分のアンテナ
を跨ぐように設け、それにより、アンテナとICモジュ
ールとを接続することが行われている。
【0008】図3は、従来の非接触型ICラベルの構造
の一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、
(b)は断面図である。
【0009】本従来例における非接触型ICラベルは図
3に示すように、表面にコイル状のアンテナ712が形
成された樹脂シート715と、外部に設けられた情報書
込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりアンテナ
712を介して電流が供給され非接触状態にて情報の書
き込み及び読み出しが行われるICモジュール711が
搭載されたインターポーザ730とからなるインレット
710上に、情報が印字可能に構成された表面シート7
20が接着剤層750を介して積層されて構成されてい
る。なお、ICモジュール711は、インターポーザ7
30上において、インターポーザ730が樹脂シート7
15上に搭載された際にアンテナ712と対向する位置
に搭載されている。
【0010】また、インターポーザ730は、基材フィ
ルム731と、基材フィルム731上にICモジュール
711と接続されて形成され、インターポーザ730が
樹脂シート715上に搭載された際に、樹脂シート71
5上にアンテナ712と接続されて形成されたランド部
717と接触することによりアンテナ712とICモジ
ュール711とを接続するための金属層732と、IC
モジュール711上に積層され、インターポーザ730
が樹脂シート715上に搭載された際にアンテナ712
とICモジュール711及び金属層732とを絶縁する
ための絶縁層733とから構成されている。
【0011】上記のように構成された非接触型ICラベ
ル700においては、外部に設けられた情報書込/読出
装置に近接させることにより、情報書込/読出装置から
の電磁誘導によりアンテナ712からランド部717を
介してICモジュール711に電流を供給し、それによ
り、非接触状態において、情報書込/読出装置からIC
モジュール711に情報を書き込んだり、ICモジュー
ル711に書き込まれた情報を情報書込/読出装置にて
読み出したりする。
【0012】以下に、上述した非接触型ICラベル70
0の製造方法について説明する。
【0013】まず、基材フィルム731上に2つの金属
層732が互いに所定の間隔を有して形成されたインタ
ーポーザ730上において、2つの金属層732を跨ぐ
ようにICモジュール711を搭載する。
【0014】次に、インターポーザ730上において、
インターポーザ730が樹脂シート715上に搭載され
た際にアンテナ712と対向する領域に絶縁層733を
形成する。なお、絶縁層733の形成においては、例え
ば、絶縁テープを樹脂シート715上に貼付すること等
により行うが、この際、絶縁層733によってICモジ
ュール711を覆うようにする。
【0015】また、樹脂シート715上において、コイ
ル状のアンテナ712を形成するとともに、アンテナ7
12の両端に、樹脂シート715上にインターポーザ7
30が搭載された際に金属層732と接続されるための
ランド部717をそれぞれ形成する。
【0016】次に、インターポーザ730を、ICモジ
ュール711が搭載された面が樹脂シート715と対向
するように樹脂シート715上に搭載する。この際、絶
縁層733が絶縁テープである場合は、インターポーザ
730が絶縁テープによって樹脂シート715上に仮接
着される。
【0017】次に、インターポーザ730の金属層73
2と樹脂シート715上に形成されたランド部717と
を導電接着剤や超音波接着や熱接着等によって接着す
る。これにより、ICモジュール711とアンテナ71
2とが金属層732及びランド部717を介して互いに
接続され、インレット710が作製される。
【0018】次に、インレット710上に接着剤層75
0を介して表面シート720を積層する。
【0019】その後、表面シート720に所定の情報を
印字する。なお、このように表面シート720に情報を
印字する場合は、表面シート720を感熱合成紙等の印
字可能なものとする必要がある。
【0020】上述したように、従来の非接触型ICラベ
ルにおいては、インターポーザ730上において、イン
ターポーザ730が樹脂シート715に搭載された際に
アンテナ712と対向する領域に絶縁層733が形成さ
れ、それにより、インターポーザ730に跨がれる領域
に形成されたアンテナ712とインターポーザ730に
形成された金属層732及びICモジュール711とが
互いに電気的に絶縁されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
非接触型ICラベル等の非接触型情報記録媒体に用いら
れるインターポーザにおいては、インターポーザが樹脂
シート上に搭載された際にアンテナと対向する領域に、
インターポーザに跨がれる領域に形成されたアンテナと
インターポーザに形成された金属層及びICモジュール
とを電気的に絶縁するための絶縁層を形成する必要があ
るが、絶縁層が形成される領域にはICモジュールが搭
載されているため、絶縁層の形成面に凹凸が存在し、絶
縁層を形成することが困難であるという問題点がある。
特に、絶縁層の形成を、絶縁テープを貼付することによ
り行う場合は、絶縁テープによってこの凹凸を吸収しな
ければならない。また、ICモジュールを覆うように絶
縁テープを貼付することになるため、絶縁テープを貼付
する際の貼付圧力をICモジュールが破壊されない程度
のものに規定する必要が生じてしまう。
【0022】また、アンテナと対向する位置にICモジ
ュールが搭載されるため、インターポーザが樹脂シート
上に搭載された後、ICモジュール周辺に圧力やこすれ
等の外力が加わった場合、ICモジュールのエッジ部分
等によって絶縁層が破壊され、その後、ICモジュール
によってアンテナが傷つけられ、アンテナパターンがシ
ョートしてしまう虞れがある。
【0023】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、インターポ
ーザ上に絶縁層を形成することなくアンテナの接続部分
以外のパターンとインターポーザとを電気的に絶縁する
ことができるとともに、外力が加わった場合においても
アンテナを傷つけることのない非接触型情報記録媒体を
提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、コイル状のアンテナが形成されるとともに
前記アンテナの両端にランド部が形成されたベース基材
と、前記ベース基材上に搭載され、前記アンテナを介し
て非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な
ICモジュールが搭載されたインターポーザとを少なく
とも有し、前記インターポーザが前記ベース基材に搭載
された際に、前記インターポーザ上の前記ICモジュー
ルが搭載された面に該ICモジュールと接続されて形成
された金属層と前記ランド部とが接触することにより前
記ICモジュールと前記アンテナとが接続される非接触
型情報記録媒体において、前記インターポーザは、前記
ランド部と接触する部分が前記金属層が露出するように
折り畳まれて構成され、前記ベース基材に対して前記I
Cモジュールが形成されていない面が対向するように搭
載されることを特徴とする。
【0025】また、コイル状のアンテナが形成されると
ともに前記アンテナの両端にランド部が形成されたベー
ス基材と、前記ベース基材上に搭載され、前記アンテナ
を介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが
可能なICモジュールが搭載されたインターポーザとを
少なくとも有し、前記インターポーザが前記ベース基材
に搭載された際に、前記インターポーザ上の前記ICモ
ジュールが搭載された面に該ICモジュールと接続され
て形成された金属層と前記ランド部とが接触することに
より前記ICモジュールと前記アンテナとが接続される
非接触型情報記録媒体において、前記ベース基材は、前
記ランド部が形成された部分が前記アンテナが形成され
ていない面側に折り畳まれて構成され、前記インターポ
ーザは、前記ベース基材に対して前記アンテナが形成さ
れていない面と対向するように搭載されることを特徴と
する。
【0026】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、ICモジュールが搭載された面にICモジュ
ールと接続されて形成された金属層が露出するようにイ
ンターポーザが折り畳まれ、このインターポーザが、ベ
ース基材に対して、折り畳まれた部分の金属層が、ベー
ス基材上に形成されたアンテナと接続されたランド部と
接触するように搭載されるので、ベース基材上に形成さ
れたアンテナがランド部以外においてはインターポーザ
上に形成された金属層及びICモジュールと接触しない
ことになり、それにより、インターポーザとベース基材
との間に絶縁層を設けることなく、ランド部以外のアン
テナとインターポーザとが互いに電気的に絶縁される。
また、インターポーザがベース基材上に搭載された後に
ICモジュールに外力が加わった場合に、ICモジュー
ルによってアンテナが傷つけられてしまうことがなくな
る。
【0027】また、アンテナと接続されてベース基材上
に形成されたランド部が、アンテナが形成されていない
面側に折り畳まれ、インターポーザが、ベース基材に対
して、ICモジュールが搭載された面にICモジュール
と接続されて形成された金属層がランド部と接触するよ
うに搭載されている場合は、インターポーザがベース基
材に対してアンテナが形成されていない面側に搭載され
ることになり、それにより、インターポーザとベース基
材との間に絶縁層を設けることなく、ランド部以外のア
ンテナとインターポーザとが互いに電気的に絶縁され
る。また、インターポーザがベース基材上に搭載された
後にICモジュールに外力が加わった場合に、ICモジ
ュールによってアンテナが傷つけられてしまうことがな
くなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は、本発明の非
接触型情報記録媒体の第1の実施の形態を示す図であ
り、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図であ
る。
【0030】本形態における非接触型情報記録媒体は非
接触型ICラベルであって、図1に示すように、表面に
コイル状のアンテナ112が形成されたベース基材とな
る樹脂シート115と、外部に設けられた情報書込/読
出装置(不図示)からの電磁誘導によりアンテナ112
を介して電流が供給され非接触状態にて情報の書き込み
及び読み出しが行われるICモジュール111が搭載さ
れたインターポーザ130とからなるインレット110
上に、情報が印字可能に構成された表面シート120が
接着剤層150を介して積層されて構成されている。
【0031】また、インターポーザ130は、基材フィ
ルム131と、基材フィルム131上にICモジュール
111と接続されて形成され、インターポーザ130が
樹脂シート115上に搭載された際に、樹脂シート11
5上にアンテナ112と接続されて形成されたランド部
117と接触することによりアンテナ112とICモジ
ュール111とを接続するための金属層132とから構
成されており、金属層132が形成された両端が、基材
フィルム131が内側となるように折り畳まれている。
この折り畳まれた部分の金属層132と樹脂シート11
5上に形成されたランド部117とが接触することによ
り、ICモジュール111とアンテナ112とが電気的
に接続されることになる。
【0032】上記のように構成された非接触型ICラベ
ル100においては、外部に設けられた情報書込/読出
装置に近接させることにより、情報書込/読出装置から
の電磁誘導によりアンテナ112からランド部117を
介してICモジュール111に電流を供給し、それによ
り、非接触状態において、情報書込/読出装置からIC
モジュール111に情報を書き込んだり、ICモジュー
ル111に書き込まれた情報を情報書込/読出装置にて
読み出したりする。
【0033】以下に、上述した非接触型ICラベル10
0の製造方法について説明する。
【0034】まず、基材フィルム131上に2つの金属
層132が互いに所定の間隔を有して形成されたインタ
ーポーザ130上において、2つの金属層132を跨ぐ
ようにICモジュール111を搭載する。
【0035】次に、ICモジュール111が搭載された
インターポーザ130の両端を折り畳む。これにより、
金属層132の一部が、ICモジュール111が搭載さ
れた面と反対側の面に配置されることになる。
【0036】ここで、インターポーザ130の形状につ
いて詳細に説明する。
【0037】後述するように、インターポーザ130
は、樹脂シート115に対して、ICモジュール111
が搭載されていない面が樹脂シート115に対向するよ
うに搭載される。
【0038】すると、インターポーザ130の折り畳ま
れた部分の金属層132のみが樹脂シート115と対向
するようになり、この部分の金属層132と樹脂シート
115上に形成されたランド部117とが接続されるこ
とになる。
【0039】そのため、インターポーザ130は、両端
が折り畳まれた際に折り畳まれた部分の金属層132が
ランド部117と対向するような形状とする必要があ
る。
【0040】また、樹脂シート115上において、コイ
ル状のアンテナ112を形成するとともに、アンテナ1
12の両端に、樹脂シート115上にインターポーザ1
30が搭載された際に金属層132と接続されるための
ランド部117をそれぞれ形成する。
【0041】次に、インターポーザ130を、ICモジ
ュール111が搭載されていない面が樹脂シート115
と対向し、インターポーザ130の折り畳まれた部分の
金属層132がランド部117と対向するように樹脂シ
ート115上に搭載する。
【0042】次に、インターポーザ130の折り畳まれ
た部分の金属層132と樹脂シート115上に形成され
たランド部117とを導電接着剤や超音波接着や熱接着
等によって接着する。これにより、ICモジュール11
1とアンテナ112とが金属層132及びランド部11
7を介して互いに接続され、インレット110が作製さ
れる。
【0043】次に、インレット110上に接着剤層15
0を介して表面シート120を積層する。
【0044】その後、表面シート120に所定の情報を
印字する。なお、このように表面シート120に情報を
印字する場合は、表面シート120を感熱合成紙等の印
字可能なものとする必要がある。
【0045】上述したように本形態においては、インタ
ーポーザ130が樹脂シート115上に搭載された際、
樹脂シート115と対向する面には、ランド部117と
対向する領域において、折り畳まれた金属層132が存
在するのみであるため、樹脂シート115上に形成され
たアンテナ112は基材フィルム131のみと対向する
ようになる。そのため、基材フィルム131が絶縁層の
代わりとなり、ランド部117以外のアンテナ112と
インターポーザ130とが互いに電気的に絶縁された状
態となる。
【0046】(第2の実施の形態)図2は、本発明の非
接触型情報記録媒体の第2の実施の形態を示す図であ
り、(a)はインレットを上面側から説明するための
図、(b)は断面図、(c)はインレットを裏面から見
た図である。
【0047】本形態における非接触型情報記録媒体は非
接触型ICラベルであって、図2に示すように、コイル
状のアンテナ212が形成されたベース基材となる樹脂
シート215と、樹脂シート215のアンテナ212が
形成された面とは反対側の面に搭載され、外部に設けら
れた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によ
りアンテナ212を介して電流が供給され非接触状態に
て情報の書き込み及び読み出しが行われるICモジュー
ル211が搭載されたインターポーザ230とからなる
インレット210を挟むように、情報が印字可能に構成
された表面シート220と、裏面シート260とが接着
剤層250,270をそれぞれ介して積層されて構成さ
れている。また、樹脂シート215においては、アンテ
ナ212の両端の部分にランド部214がそれぞれ形成
されており、このランド部214が、アンテナ212が
形成された面から反対側の面に折り畳まれている。
【0048】また、インターポーザ230は、基材フィ
ルム231と、基材フィルム231上にICモジュール
211と接続されて形成され、インターポーザ230が
樹脂シート215上に搭載された際に、樹脂シート21
5上に形成されたランド部217と接触することにより
アンテナ212とICモジュール211とを接続するた
めの金属層232とから構成されている。
【0049】上記のように構成された非接触型ICラベ
ル200においては、外部に設けられた情報書込/読出
装置に近接させることにより、情報書込/読出装置から
の電磁誘導によりアンテナ212からランド部217を
介してICモジュール211に電流を供給し、それによ
り、非接触状態において、情報書込/読出装置からIC
モジュール211に情報を書き込んだり、ICモジュー
ル211に書き込まれた情報を情報書込/読出装置にて
読み出したりする。
【0050】以下に、上述した非接触型ICラベル20
0の製造方法について説明する。
【0051】まず、基材フィルム231上に2つの金属
層232が互いに所定の間隔を有して形成されたインタ
ーポーザ230上において、2つの金属層232を跨ぐ
ようにICモジュール211を搭載する。
【0052】また、樹脂シート215上において、コイ
ル状のアンテナ212を形成するとともに、アンテナ2
12の両端に、樹脂シート215上にインターポーザ2
30が搭載された際に金属層232と接続されるための
ランド部217をそれぞれ形成する。
【0053】次に、ランド部217が形成された部分
を、アンテナ212が形成された面から反対側の面に折
り畳む。
【0054】次に、インターポーザ230を、ICモジ
ュール111が搭載された面が樹脂シート215のアン
テナ212が形成されていない面と対向し、インターポ
ーザ230上に形成された金属層232がランド部21
7と対向するように樹脂シート215上に搭載する。
【0055】次に、インターポーザ230の金属層23
2と樹脂シート215上に形成されたランド部217と
を導電接着剤や超音波接着や熱接着等によって接着す
る。これにより、ICモジュール211とアンテナ21
2とが金属層232及びランド部217を介して互いに
接続され、インレット210が作製される。
【0056】次に、インレット210を挟むように、接
着剤層250,270をそれぞれ介して表面シート22
0及び裏面シート260をそれぞれ積層する。
【0057】その後、表面シート220に所定の情報を
印字する。なお、このように表面シート220に情報を
印字する場合は、表面シート220を感熱合成紙等の印
字可能なものとする必要がある。
【0058】上述したように本形態においては、インタ
ーポーザ230が樹脂シート215のアンテナ212が
形成されていない面に搭載されるため、ランド部217
以外のアンテナ212とインターポーザ230とが互い
に電気的に絶縁された状態となる。
【0059】なお、上述した2つの実施の形態において
は、インレットに接着剤層を介して表面シートが積層さ
れた3層構造の非接触型ICラベルや、インレットに接
着剤層を介して表面層及び裏面層が積層された5層構造
の非接触型ICラべルについて説明したが、本発明はこ
れに限らず、インレット単体や、6層以上の構造を有す
る非接触型ICラベルや非接触型ICカード等の非接触
型情報記録媒体についても、本発明を適用することがで
きることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
コイル状のアンテナが形成されるとともにアンテナの両
端にランド部が形成されたベース基材と、ベース基材上
に搭載され、アンテナを介して非接触状態にて情報の書
き込み及び読み出しが可能なICモジュールが搭載され
たインターポーザとを少なくとも有し、インターポーザ
がベース基材に搭載された際に、インターポーザ上のI
Cモジュールが搭載された面にICモジュールと接続さ
れて形成された金属層とランド部とが接触することによ
りICモジュールとアンテナとが接続される非接触型情
報記録媒体において、インターポーザが、ランド部と接
触する部分が金属層が露出するように折り畳まれて構成
され、ベース基材に対してICモジュールが形成されて
いない面が対向するように搭載されているため、インタ
ーポーザとベース基材との間に絶縁層を設けることな
く、ランド部以外のアンテナとインターポーザとを互い
に電気的に絶縁することができる。また、インターポー
ザがベース基材上に搭載された後にICモジュールに外
力が加わった場合に、ICモジュールによってアンテナ
が傷つけられてしまうことを防ぐことができる。
【0061】また、ベース基材が、ランド部が形成され
た部分がアンテナが形成されていない面側に折り畳まれ
て構成され、インターポーザが、ベース基材に対してア
ンテナが形成されていない面と対向するように搭載され
ているものにおいても、インターポーザとベース基材と
の間に絶縁層を設けることなく、ランド部以外のアンテ
ナとインターポーザとを互いに電気的に絶縁することが
できる。また、インターポーザがベース基材上に搭載さ
れた後にICモジュールに外力が加わった場合に、IC
モジュールによってアンテナが傷つけられてしまうこと
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触型情報記録媒体の第1の実施の
形態を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、
(b)は断面図である。
【図2】本発明の非接触型情報記録媒体の第2の実施の
形態を示す図であり、(a)はインレットを上面側から
説明するための図、(b)は断面図、(c)はインレッ
トを裏面から見た図である。
【図3】従来の非接触型ICラベルの構造の一例を示す
図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図
である。
【符号の説明】
100,200 非接触型ICラベル 110,210 インレット 111,211 ICモジュール 112,212 アンテナ 115,215 樹脂シート 117,217 ランド部 120,220 表面シート 130,230 インターポーザ 131,231 基材フィルム 132,232 金属層 150,250,270 接着剤層 260 裏面シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状のアンテナが形成されるととも
    に前記アンテナの両端にランド部が形成されたベース基
    材と、前記ベース基材上に搭載され、前記アンテナを介
    して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能
    なICモジュールが搭載されたインターポーザとを少な
    くとも有し、前記インターポーザが前記ベース基材に搭
    載された際に、前記インターポーザ上の前記ICモジュ
    ールが搭載された面に該ICモジュールと接続されて形
    成された金属層と前記ランド部とが接触することにより
    前記ICモジュールと前記アンテナとが接続される非接
    触型情報記録媒体において、 前記インターポーザは、前記ランド部と接触する部分が
    前記金属層が露出するように折り畳まれて構成され、前
    記ベース基材に対して前記ICモジュールが形成されて
    いない面が対向するように搭載されることを特徴とする
    非接触型情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 コイル状のアンテナが形成されるととも
    に前記アンテナの両端にランド部が形成されたベース基
    材と、前記ベース基材上に搭載され、前記アンテナを介
    して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能
    なICモジュールが搭載されたインターポーザとを少な
    くとも有し、前記インターポーザが前記ベース基材に搭
    載された際に、前記インターポーザ上の前記ICモジュ
    ールが搭載された面に該ICモジュールと接続されて形
    成された金属層と前記ランド部とが接触することにより
    前記ICモジュールと前記アンテナとが接続される非接
    触型情報記録媒体において、 前記ベース基材は、前記ランド部が形成された部分が前
    記アンテナが形成されていない面側に折り畳まれて構成
    され、 前記インターポーザは、前記ベース基材に対して前記ア
    ンテナが形成されていない面と対向するように搭載され
    ることを特徴とする非接触型情報記録媒体。
JP2001372753A 2001-12-06 2001-12-06 非接触型情報記録媒体 Expired - Fee Related JP3913538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372753A JP3913538B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 非接触型情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372753A JP3913538B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 非接触型情報記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003173428A true JP2003173428A (ja) 2003-06-20
JP3913538B2 JP3913538B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=19181587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001372753A Expired - Fee Related JP3913538B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 非接触型情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3913538B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007172171A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Fujitsu Ltd Rfidタグ
JP2009251723A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Toppan Forms Co Ltd 接続部材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007172171A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Fujitsu Ltd Rfidタグ
JP2009251723A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Toppan Forms Co Ltd 接続部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP3913538B2 (ja) 2007-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI273975B (en) RFID enabled corrugated structures
JP4236971B2 (ja) 非接触型情報記録媒体の製造方法
JP4455859B2 (ja) 非接触型icラベル
JP3913538B2 (ja) 非接触型情報記録媒体
JPH11328341A (ja) 複合icカード
JP2004118844A (ja) データ記憶及び通信能力を有する媒体並びにその製造方法
JP2005222277A (ja) 情報記録媒体
JP2003303327A (ja) 非接触型icカード
JP3902969B2 (ja) Rf−idメディア
JP2005045161A (ja) アンテナシート
JP2003173429A (ja) 非接触型情報記録媒体
KR20080027124A (ko) 안테나 부착 디스크 미디어 및 그 제조방법
JP4204371B2 (ja) Rf−idメディアの製造方法
JP2004295793A (ja) 非接触型情報記録媒体
JP2009110263A (ja) Rf−idメディア及びその製造方法
JP2002304613A (ja) 非接触型icカードおよびその製造方法
JP4236973B2 (ja) 非接触型情報記録媒体
JP5216390B2 (ja) 接続部材
JP4163579B2 (ja) 非接触型icラベル
JPH11259615A (ja) Icカード
JP4469639B2 (ja) Rf−idメディア
JP3860483B2 (ja) Rf−idメディアの製造方法
JPH10203061A (ja) 非接触icカード
JP4040341B2 (ja) Rf−idメディアの製造方法
JP4163572B2 (ja) アンテナシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041117

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees