JP2003172428A - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

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JP2003172428A JP2001369592A JP2001369592A JP2003172428A JP 2003172428 A JP2003172428 A JP 2003172428A JP 2001369592 A JP2001369592 A JP 2001369592A JP 2001369592 A JP2001369592 A JP 2001369592A JP 2003172428 A JP2003172428 A JP 2003172428A
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    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
    • F16D43/20Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure
    • F16D43/202Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure of the ratchet type
    • F16D43/204Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure of the ratchet type with intermediate balls or rollers
    • F16D43/208Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure of the ratchet type with intermediate balls or rollers moving radially between engagement and disengagement

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクの遮断の精度が低下せずに、ゴムリン
グとハブ及びボール押圧リングとの間に封入された防錆
材又は潤滑材をシールする機能が向上し、また、シール
機能を維持し、しかも、ハブの回転軸に発生するスラス
ト力を支持できる動力伝達機構を提供する。 【解決手段】 インナーリング8における回転軸の各径
方向テーパ状凹部8aの両側には、各ボール9が当接す
る回転軸の軸方向当接部8c,8dが形成されている。
圧縮機等の回転軸2がその軸方向に移動しようとして
も、各軸方向当接部は各ボールの軸方向の移動を規制す
る。したがって、回転軸に発生するスラストを支持でき
る。また、ゴムリング7の内周面におけるインナーリン
グに接する2つの部分からリップ状シール7aが傾斜し
て突出するように全周にわたって形成される。両リップ
状シールの先端は、ハブ10のフランジ10hの先端内
面とボール押圧リング12の先端内面とに、それぞれ圧
接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクリミッタの
機能を有する動力伝達機構に関するものであり、圧縮機
及び一般産業用機器等の分野に広範に用いることができ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の動力伝達機構は、多数提案され
ているが、一例として特開2001−153152号公
報に記載された動力伝達機構について図4と図5を参照
して説明する。
【0003】圧縮機1のハウジングには、球軸受3の内
輪が固定され、球軸受3の外輪には、プーリ4が固定さ
れている。プーリ4の側面には、アウターリング5が3
本のボルト6によって固定され、アウターリング5の内
側には、加硫接着された弾性変形可能なゴムリング7を
介してインナーリング8が固定されている。ゴムリング
7は、緩衝作用を営む。インナーリング8には、1個の
ボール9を収容するための回転軸の径方向テーパ状凹部
8aが、同一径上に等間隔で数箇所形成されている。回
転軸の各径方向テーパ状凹部8aには、一対のテーパ面
8bが左右対称に形成されている。
【0004】圧縮機の回転軸2には、ハブ10の軸取付
部10aがナット11によって固定されている。ハブ1
0には、1個のボール9を収容するための回転軸の径方
向及び軸方向凹部10bが、同一径上に等間隔で数箇所
形成されている。また、回転軸の各径方向及び軸方向凹
部10bに連続して各回転軸方向奥凹部10cが形成さ
れている。
【0005】各ボール9は、トルクの伝達時には、図5
(a)に示されるように、回転軸の各径方向テーパ状凹
部8aと回転軸の各径方向及び軸方向凹部10bとにま
たがって位置する。しかし、トルクの遮断時には、各ボ
ール9は、図5(b)に示されるように、回転軸の各径
方向及び軸方向凹部10bに移動して、更に、各回転軸
方向奥凹部10cに移動する。各ボール9の移動につい
ては、後述する。
【0006】ハブ10の突出円筒部10dには、ボール
押圧リング12と皿ばね13とをはめて、ナット14に
よって固定する。ナット14の締め付け度を加減するこ
とによって、ボール押圧リング12に対する皿ばね13
の付勢力を設定することができる。ボール押圧リング1
2には、各ボール9を径方向外側に配置されるインナー
リング8と回転軸方向に配置されるハブ10とに対して
圧接させるための傾斜面12aが形成されている。イン
ナーリング8、ハブ10及びボール押圧リング12によ
って密閉された空間に、防錆材又は潤滑材を封入する。
【0007】トルクの伝達時における動力伝達機構の作
用について説明する。各ボール9は、インナーリング8
の回転軸の各径方向テーパ状凹部8aの一対のテーパ面
8bと、ハブ10の突出部10eと、ボール押圧リング
12の傾斜面12aとに圧接しているため、プーリ4の
回転は、3本のボルト6、アウターリング5、ゴムリン
グ7、インナーリング8、各ボール9、ハブ10の突出
部10e及びハブ10の軸取付部10aを経て圧縮機の
回転軸2に伝達される。
【0008】圧縮機1の焼付き事故等に起因する設定値
を超過したトルクが発生した際には、図5(a)の状態
が維持されずに、インナーリング8の回転軸の各径方向
テーパ状凹部8aの一方のテーパ面8b(プーリ4の回
転方向に応じていずれか一方)が、各ボール9を押圧し
て図5(b)に示されるようにハブ10の回転軸の各径
方向及び軸方向凹部10bに移動する。この移動後の状
態では、各ボール9は、径方向外側に戻る若干の恐れが
あるため、各一方のテーパ面8bとボール押圧リング1
2の傾斜面12aとは、各ボール9を各回転軸方向奥凹
部10cに更に移動する。この結果、各ボール9は、径
方向外側に戻ることを確実に阻止される。このとき、ボ
ール押圧リング12は、傾斜面12aが各ボール9に押
圧されることによって、皿ばね13に抵抗しながら図4
において一時的に若干左方向に移動した後に復元する。
したがって、インナーリング8と各ボール9とは、離間
するため、プーリ4の回転は、圧縮機の回転軸2に伝達
されない。
【0009】図4において、ハブ10のフランジ10h
の外周面はゴムリング7の内周面に圧接し、また、ボー
ル押圧リング12の外周面もゴムリング7の内周面に圧
接する。したがって、ハブ10とゴムリング7とボール
押圧リング12とによって密閉された空間には、外部か
ら異物が侵入しないので、動力伝達機構の遮断機能に支
障が生じない。また、グリース等の潤滑材又は防錆材を
密閉された空間に封入すると、動力伝達機構における遮
断構造の摩耗防止及び防錆を図ることができる。
【0010】次に、圧縮機1の一例として特公平2−6
1627号公報に記載された可変容量型斜板式圧縮機の
回転軸に生じるスラストについて図6を参照して説明す
る。
【0011】圧縮機1の回転軸2の一端側は、シリンダ
ブロック24に設置されたラジアル軸受27とスラスト
軸受33及び調整ねじ34とにより支持される。回転軸
2には、斜板支持体29が所定の角度の範囲内で傾斜可
能にはめられ、斜板支持体29には、斜板31が固定さ
れる。圧縮機1が運転され、車両を急加速するときな
ど、圧縮機のクランク室内に吐出ガスを導入して、強制
的に斜板の傾斜角を最小に維持すると、回転軸2に右方
向のスラストが生じるが、スラスト軸受33はこのスラ
ストを受ける。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の動力伝達機
構におけるシール構造では、ゴムリング7の内周面とハ
ブ10のフランジ10hの外周面との圧接面の摩擦力、
及び、ゴムリング7の内周面とボール押圧リング12の
外周面との圧接面の摩擦力が、遮断トルクに影響し、結
果としてトルクの遮断の精度が低下する。また、圧接面
の面圧を弱くすれば、トルクの遮断の精度は向上する
が、封入された防錆材又は潤滑材をシールする機能が低
下する。
【0013】更に、ハブ10及びボール押圧リング12
がゴムリング7及びインナーリング8に対して位置がず
れることにより、シールの機能が低下する。位置ずれ
は、圧縮機1のクランク室に吐出ガスを導入して、強制
的に斜板の傾斜角を最小に維持するときに、スラスト力
が発生する。このスラスト力を支持するためにスラスト
軸受33は設置されているが、組み付けの煩雑さやコス
トアップの問題があった。
【0014】そこで、本発明は、前記従来の動力伝達機
構の欠点を改良し、トルクの遮断の精度が低下せずに、
ゴムリングとハブ及びボール押圧リングとの間に封入さ
れた防錆材又は潤滑材をシールする機能が向上し、ま
た、シール機能を維持し、しかも、圧縮機等のスラスト
力を支持する機能を有する動力伝達機構を提供しようと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
【0016】1.複数の回転軸の径方向テーパ状凹部を
有する駆動側回転部材と、回転軸に連結され、かつ、複
数の回転軸の径方向及び軸方向凹部を有する従動側回転
部材と、前記回転軸の各径方向テーパ状凹部から前記回
転軸の各径方向及び軸方向凹部に移動することができる
各ボールと、前記従動側回転部材に取り付けられたばね
及び前記ばねによって付勢されたボール押圧リングとか
ら構成される動力伝達機構において、前記駆動側回転部
材に、前記各ボールが前記回転軸の軸方向に移動するこ
とを規制する手段が設けられる動力伝達機構。
【0017】2.前記各ボールが前記回転軸の方向に移
動することを規制する前記手段は、前記回転軸の各径方
向テーパ状凹部の側部に設けられる回転軸の軸方向当接
部である前記1記載の動力伝達機構。
【0018】3.前記回転軸の軸方向当接部は前記回転
軸の各径方向テーパ状凹部の両側部に設けられる前記2
記載の動力伝達機構。
【0019】4.前記回転軸の軸方向当接部は前記回転
軸の各径方向テーパ状凹部の従動機器側のみに設けられ
る前記2記載の動力伝達機構。
【0020】5.前記駆動側回転部材に、前記回転軸の
軸方向に対して平行な方向に、又は、前記回転軸の軸方
向及び径方向に対して傾斜した方向に、シール部材が設
けられ、前記シール部材が前記従動側回転部材に圧接す
る前記1,2,3又は4記載の動力伝達機構。
【0021】6.前記シール部材が弾性変形可能なリッ
プ状シールである前記5記載の動力伝達機構。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の3つの実施の形態例の動
力伝達機構について説明する。
【0023】まず、第1実施の形態例について図1を参
照して説明する。ただし、第1実施の形態例の説明は、
主として前記従来の動力伝達機構の説明と相違する点の
みについて行い、同様な点については省略する。
【0024】圧縮機等のハウジング(図示せず)には、
球軸受3の内輪が固定され、球軸受3の外輪には、プー
リ4が固定されている。プーリ4の側面には、アウター
リング5が数本のボルト(図示せず)によって固定さ
れ、アウターリング5の内側には、加硫接着された弾性
変形可能なゴムリング7を介してインナーリング8が固
定されている。ゴムリング7は、緩衝作用を営む。イン
ナーリング8には、1個のボール9を収容するための回
転軸の径方向テーパ状凹部8aが、同一径上に等間隔で
数箇所形成されている。また、インナーリング8におけ
る回転軸の各径方向テーパ状凹部8aの圧縮機等の回転
軸2方向の両側には、各ボール9が当接する回転軸の軸
方向当接部8c,8dが形成されている。
【0025】ゴムリング7の内周面は、ハブ10のフラ
ンジ10hの外周面とボール押圧リング12の外周面と
に、それぞれ圧接する。ゴムリング7、ハブ10及びボ
ール押圧リング12によって密閉された空間に、防錆材
又は潤滑材を封入する。圧縮機等の回転軸2が、その軸
方向に移動しようとしても、インナーリング8の回転軸
の軸方向当接部8c,8dは、各ボール9の軸方向の移
動を規制する。したがって、回転軸2に発生するスラス
ト力を支持することができる。
【0026】次に、第2実施の形態例について図2を参
照して説明する。ただし、第2実施の形態例の説明は、
第1実施の形態例の説明と相違する点のみについて行
い、同様な点については省略する。
【0027】ゴムリング7の内周面とハブ10のフラン
ジ10hの外周面との間、及び、ゴムリング7の内周面
とボール押圧リング12の外周面との間には、クリアラ
ンスが設置されている。また、ゴムリング7の内周面に
おけるインナーリング8に接する2つの部分からリップ
状シール7aが傾斜して突出するように全周にわたって
形成される。各リップ状シール7aの方向は、回転軸2
の方向に対して平行に形成することもできる。両リップ
状シール7aの先端は、ハブ10のフランジ10hの先
端内面とボール押圧リング12の先端内面とに、それぞ
れ圧接する。したがって、ゴムリング7の両リップ状シ
ール7a、ハブ10のフランジ10hの先端内面及びボ
ール押圧リング12の先端内面によって密閉された空間
に防錆材又は潤滑材を封入することができる。
【0028】続いて、第3実施の形態について図3を参
照して説明する。ただし、第3実施の形態例の説明は、
第2実施の形態例の説明と相違する点のみについて行
い、同様な点については省略する。
【0029】第2実施の形態例では、インナーリング8
における回転軸の各径方向テーパ状凹部8aの圧縮機1
等の回転軸2方向の両側に、回転軸の軸方向当接部8
c,8dが形成されている。これに対して、第3実施の
形態では、図3(b)に示されるように、インナーリン
グ8における回転軸の各径方向テーパ状凹部8aの圧縮
機1側のみに、回転軸の軸方向当接部8cが形成されて
いる。その理由は、圧縮機1の回転軸2に生じるスラス
トは、主として圧縮機1の右側へ向かうためである。
【0030】本実施の形態例の動力伝達機構を圧縮機1
に使用した場合の要点について図3(a)を参照して説
明する。
【0031】圧縮機1の種類は、可変容量型斜板式圧縮
機である。圧縮機1の内部機構は、シリンダブロック2
4とフロントハウジング23とに収納され、フロントハ
ウジング23に動力伝達機構の球軸受3の内輪が固定さ
れる。シリンダブロック24には、数個のシリンダ24
aが設けられ、各シリンダ24aにピストン25が往復
運動可能に挿入されている。圧縮機1の回転軸2の左右
両側は、フロントハウジング23に設置されたラジアル
軸受26とシリンダブロック24に設置されたラジアル
軸受27とにより支持される。回転軸2には、ロータ2
8が固定され、また、斜板支持体29が所定の角度の範
囲内で傾斜可能にはめられ、ロータ28のアーム28a
に設けられたトラック状孔28bに斜板支持体29のア
ーム29aに設けられたピン29bが移動可能に挿入さ
れている。ロータ28と斜板支持体29との間の回転軸
2には、圧縮コイルばね30が巻き付けられている。斜
板支持体29には、斜板31が固定され、各ピストン2
5と斜板31の表裏両面との間にスライディングシュー
32が設置される。
【0032】プーリ4が回転すると、回転軸2は回転
し、ロータ28、斜板支持体29、斜板31及び各スラ
イディングシュー32を介して各ピストン25を左右に
往復運動させる。各ピストン25のストロークは、斜板
31の傾斜角度により変化し、これによってガスの圧縮
容量が制御される。
【0033】回転軸2に生じる右方向のスラストは、イ
ンナーリング8の回転軸方向当接部8cにより受けるこ
とができるので、本発明は、従来の圧縮機に設置される
シリンダブロック側のスラスト軸受を必要としない。な
お、ロータ28とフロントハウジング23との間にスラ
スト軸受35を設置して、ロータ28にかかる左方向の
スラストを受ける。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次の効果を奏する。
【0035】1.回転軸の軸方向当接部及びシール構造
の採用により、トルクの遮断機構内部に防錆材又は潤滑
材を封入することができ、また、異物がトルクの遮断機
構内部に侵入することを防止できる。
【0036】2.シール構造にリップ状シールを採用す
ることにより、トルクの遮断精度を向上することができ
る。
【0037】3.複数の径方向テーパ状凹部を有する駆
動側回転部材に、各ボールの回転軸方向の移動を規制す
る手段が設けられるので、回転軸のスラスト軸受が不要
となる。したがって、圧縮機等の組立が簡易となり、ま
た、コストが安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例の動力伝達機構の断
面図である。
【図2】本発明の第2実施の形態例の動力伝達機構の断
面図である。
【図3】本発明の第3実施の形態例の動力伝達機構が可
変容量型斜板圧縮機に使用された状態の断面図であり、
(a)は全体図、(b)は(a)における円内の拡大図
を、それぞれ示す。
【図4】従来の動力伝達機構の断面図である。
【図5】(a)は図4における線A−Aによる断面図、
(b)は(a)においてボールが移動してトルクが遮断
された状態の断面図を、それぞれ示す。
【図6】従来の可変容量型斜板式圧縮機における回転軸
に生じるスラストを受けるスラスト軸受とその付近の断
面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 回転軸 3 球軸受 4 プーリ 5 アウターリング 7 ゴムリング 7a リップ状シール 8 インナーリング 8a 回転軸の径方向テーパ状凹部 8b テーパ面 8c,8d 回転軸の軸方向当接部 9 ボール 10 ハブ 10b 回転軸の径方向及び軸方向凹部 10h フランジ 12 ボール押圧リング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転軸の径方向テーパ状凹部を有
    する駆動側回転部材と、回転軸に連結され、かつ、複数
    の回転軸の径方向及び軸方向凹部を有する従動側回転部
    材と、前記回転軸の各径方向テーパ状凹部から前記回転
    軸の各径方向及び軸方向凹部に移動することができる各
    ボールと、前記従動側回転部材に取り付けられたばね及
    び前記ばねによって付勢されたボール押圧リングとから
    構成される動力伝達機構において、 前記駆動側回転部材に、前記各ボールが前記回転軸の軸
    方向に移動することを規制する手段が設けられることを
    特徴とする動力伝達機構。
  2. 【請求項2】 前記各ボールが前記回転軸の軸方向に移
    動することを規制する前記手段は、前記回転軸の各径方
    向テーパ状凹部の側部に設けられる回転軸の軸方向当接
    部であることを特徴とする請求項1記載の動力伝達機
    構。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の軸方向当接部は前記回転軸
    の各径方向テーパ状凹部の両側部に設けられることを特
    徴とする請求項2記載の動力伝達機構。
  4. 【請求項4】 前記回転軸の軸方向当接部は前記回転軸
    の各径方向テーパ状凹部の従動機器側のみに設けられる
    ことを特徴とする請求項2記載の動力伝達機構。
  5. 【請求項5】 前記駆動側回転部材に、前記回転軸の軸
    方向に対して平行な方向に、又は、前記回転軸の軸方向
    及び径方向に対して傾斜した方向に、シール部材が設け
    られ、前記シール部材が前記従動側回転部材に圧接する
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の動力伝
    達機構。
  6. 【請求項6】 前記シール部材が弾性変形可能なリップ
    状シールであることを特徴とする請求項5記載の動力伝
    達機構。
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