JP2003171159A - 高流動コンクリート - Google Patents

高流動コンクリート

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JP2003171159A
JP2003171159A JP2001365560A JP2001365560A JP2003171159A JP 2003171159 A JP2003171159 A JP 2003171159A JP 2001365560 A JP2001365560 A JP 2001365560A JP 2001365560 A JP2001365560 A JP 2001365560A JP 2003171159 A JP2003171159 A JP 2003171159A
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fluidity concrete
reducing agent
aggregate
coarse aggregate
cement
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JP2001365560A
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Hiroto Arima
博人 有馬
Akira Kato
加藤  明
Yasuhiro Hashizume
泰弘 橋爪
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TAKADA KIKO STEEL CONSTRUCTION CO Ltd
Ganz Chemical Co Ltd
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SPC KK
TAKADA KIKO STEEL CONSTRUCTION CO Ltd
Ganz Chemical Co Ltd
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土木学会高流動コンクリート施工指針(19
98年7月制定)に基づくランク1に準拠する、非常に
優れた自己充填性能を実現し得る高流動コンクリートを
提供すること。 【解決手段】 セメント、細骨材、粗骨材およびポリマ
ー鎖中に遊離カルボン酸を有する共重合体のエマルショ
ンを含有する分離低減剤を、細骨材が784.3〜86
2.3kg/m、かつ、粗骨材が757.5〜83
7.5kg/mの割合で配合することによって、高流
動コンクリートを調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高流動コンクリー
ト、詳しくは、土木学会高流動コンクリート施工指針
(1998年7月制定)に基づくランク1に準拠する自
己充填性能を実現し得る、高流動コンクリートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 近年、コンクリートの施工において、
バイブレータの締め固めに起因する騒音の低減化、施工
の合理化を図るべく、締め固めを必要とせず、自己充填
性能を有する高流動コンクリートが種々提案されてい
る。
【0003】このような高流動コンクリートとしては、
特定の混和剤(分離低減剤)を配合することにより、自
己充填性能を発現させるものが知られており、例えば、
特開平8−225353号公報には、ポリマー鎖中に遊
離カルボン酸を有する共重合体のエマルションを含有す
る混和剤を配合することにより、優れた流動性、充填性
および分離抵抗性を実現できることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば、兵庫
県南部地震以降の耐震構造として、バイブレータによる
締め固めが構造上困難な、鋼上部構造とコンクリート下
部構造とを剛結させる構造が積極的に検討され施工され
るなど、安全で信頼性の高い複合構造物を施工するため
に、より高い自己充填性能を有する高流動コンクリート
の開発が望まれている。
【0005】その一方で、特開平8−225353号公
報に記載される混和剤を、単に適量配合するのみでは、
例えば、土木学会高流動コンクリート施工指針(199
8年7月制定)に基づくランク1に相当するような、非
常に優れた自己充填性能を実現し得る高流動コンクリー
トを得ることは困難である。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、その目的とするところは、土木学会高流
動コンクリート施工指針(1998年7月制定)に基づ
くランク1に準拠する、非常に優れた自己充填性能を実
現し得る高流動コンクリートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の高流動コンクリートは、セメント、細骨
材、粗骨材および分離低減剤を含有し、前記分離低減剤
が、ポリマー鎖中に遊離カルボン酸を有する共重合体の
エマルションを含有しており、前記細骨材が784.3
〜862.3kg/m、前記粗骨材が757.5〜8
37.5kg/m の割合で含有されていることを特徴
としている。
【0008】また、本発明の高流動コンクリートは、セ
メント、細骨材、粗骨材、石灰石微粉末および分離低減
剤を含有し、前記分離低減剤が、ポリマー鎖中に遊離カ
ルボン酸を有する共重合体のエマルションを含有してお
り、前記細骨材が750.0〜950.0kg/m
前記粗骨材が600.0〜1000.0kg/m、前
記石灰石微粉末が80kg/m以上の割合で含有され
ているものも含まれる。
【0009】また、本発明の高流動コンクリートは、分
離低減剤が0.5〜2.0kg/m の割合で含有され
ていることが好ましい。
【0010】また、本発明の高流動コンクリートは、さ
らに、高性能AE減水剤が4.5〜10.0kg/m
の割合で含有されていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の高流動コンクリートは、
セメント、細骨材、粗骨材および分離低減剤を含有して
いる。
【0012】本発明に用いられるセメントは、特に制限
されず、例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポル
トランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸
熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメン
ト、ビーライトセメント、白色ポルトランドセメントな
どのポルトランドセメント、例えば、高炉セメント、フ
ライアッシュセメント、シリカセメント、シリカフュー
ムセメントなどの混合セメントが挙げられる。これらセ
メントは、単独または2種以上併用して用いてもよい。
【0013】本発明に用いられる細骨材は、10mm網
ふるいをすべて通過し、5mm網ふるいを85重量%以
上通過する骨材であって、例えば、川砂、海砂、山砂、
栗石、砕石、フライアッシュなどが挙げられる。これら
細骨材は、単独または2種以上併用して用いてもよい。
好ましくは、川砂が用いられる。
【0014】本発明に用いられる粗骨材は、5mm網ふ
るいを85重量%以上通過しない骨材であって、細骨材
と同様に、例えば、川砂、海砂、山砂、栗石、砕石、フ
ライアッシュなどが挙げられる。これら粗骨材は、単独
または2種以上併用して用いてもよい。好ましくは、川
砂が用いられる。
【0015】本発明に用いられる分離低減剤は、ポリマ
ー鎖中に遊離カルボン酸を有する共重合体のエマルショ
ンを含有するものであって、特開平8−225353号
公報に記載されている混和剤が用いられる。
【0016】すなわち、共重合体のエマルションは、例
えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのエ
チレン系不飽和モノカルボン酸、例えば、イタコン酸、
フマル酸、マレイン酸およびその無水物、例えば、イタ
コン酸メチル、マレイン酸メチルなどのモノエステルな
どのエチレン系不飽和ジカルボン酸などのエチレン性不
飽和カルボン酸と、例えば、1,3−ブタジエン、イソ
プレン、2−クロル−1,3−ブタジエン、2−メチル
−1,3−ブタジエンなどの共役ジエン系単量体、例え
ば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
p−メチルスチレンなどの芳香族ビニル化合物、例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸
ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキシブチル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒ
ドロキシブチル、メタクリル酸グリシジルなどの不飽和
カルボン酸アルキルエステル化合物、例えば、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニ
トリルなどのシアン化ビニル化合物、例えば、アクリル
アミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、N,N−ジメチルアクリルアミドなどのエチレン
系不飽和カルボン酸アミド、例えば、酢酸ビニルなどの
カルボン酸ビニルエステル化合物、例えば、アクリル酸
メチルアミノエチル、アクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、アクリル酸ジメチルアミノプロピル、アクリル酸ジ
ブチルアミノエチル、メタクリル酸メチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸
ジメチルアミノプロピル、メタクリル酸ジブチルアミノ
エチル、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなど
のエチレン系不飽和アミン化合物などのエチレン性不飽
和カルボン酸と共重合可能な不飽和単量体と、必要によ
り、例えば、ジビニルベンゼンなどの芳香族ジビニル化
合物、例えば、エチレングリコールジアクリレート、ブ
チレングリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジ
アクリレート、オリゴエチレングリコールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパンジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、オリゴエチレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールプロパンジメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレートなどのアルカンポリオール
ポリ(メタ)アクリレート化合物、例えば、トリアリル
シアヌレートなどのシアヌレート化合物などの架橋剤と
を乳化重合することにより得ることができる。乳化重合
は、公知の方法でよく、例えば、上記した単量体と、乳
化剤、重合開始剤、連鎖移動剤などを適宜配合して、一
括添加法、連続添加法、分割添加法、モノマー乳化法な
どによって重合すればよい。
【0017】このようにして得られる共重合体のエマル
ションにおいて、エマルション中の重合体の濃度が5〜
60重量%であることが好ましく、また、遊離カルボン
酸基が重合体全量に対して、3〜60重量%であること
が好ましい。
【0018】また、この分離低減剤には、共重合体のエ
マルションの以外に、必要に応じて、公知の添加剤、例
えば、充填剤、分散剤、消泡剤、増粘剤、発泡剤、着色
剤、難燃剤、防腐剤、耐水化剤、老化防止剤、安定剤、
加硫促進剤、帯電防止剤などを配合してもよい。
【0019】また、共重合体のエマルションは、必要に
応じて、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルなど、
他の合成樹脂エマルションとブレンドして用いてもよ
い。
【0020】なお、このような分離低減剤は、市販品を
用いてもよく、そのような市販品として、セパックRS
101(ガンツ化成株式会社製)が用いられる。
【0021】そして、本発明において、セメント、細骨
材、粗骨材および分離低減剤を含有し、かつ、後述する
石灰石微粉末を含有しない高流動コンクリートにおいて
は、セメントの配合量は、例えば、150〜600kg
/m(用いるコンクリート1m当たりのkgとして
示す。以下同様)である。
【0022】また、細骨材の配合量は、784.3〜8
62.3kg/m、好ましくは、808.7〜84
3.9kg/mである。細骨材の配合量がこれより少
ないと、相対的に粗骨材の配合量が多くなることによる
材料分離を生じ、また、これより多いと、分離抵抗性が
卓越することによる流動性の阻害および強度の低下を生
じる。
【0023】また、粗骨材の配合量は、757.5〜8
37.5kg/m、好ましくは、775.5〜81
3.1kg/mである。粗骨材の配合量がこれより少
ないと、相対的な細骨材の配合量の増加による強度の低
下を生じ、また、これより多いと、相対的な細骨材の配
合量の減少による材料分離を生じる。
【0024】そのため、本発明の高流動コンクリートに
おいて、細骨材が784.3〜862.3kg/m
割合で、かつ、粗骨材が757.5〜837.5kg/
の割合で配合されることにより、土木学会高流動コ
ンクリート施工指針(1998年7月制定)に基づくラ
ンク1に準拠する、非常に優れた自己充填性能を実現し
得る高流動コンクリートを得ることができる。
【0025】なお、土木学会高流動コンクリート施工指
針(1998年7月制定)において、ランク1は、スラ
ンプフロー値600〜700mm、Vロート流下時間9
〜20秒、U字充填高さ300mm以上(障害R1)を
目安として規定されているが、高流動コンクリートのフ
レッシュ性状において施工上の問題がない場合には、本
願明細書において、500mmフロー時間20秒以下、
スランプフロー550mm以上、Vロート流下時間25
秒以下、U字充填高さ300mm以上(障害R1)をも
って、ランク1に準拠するものとする。
【0026】また、分離低減剤の配合量は、好ましく
は、0.5〜2.0kg/mである。分離低減剤がこ
のような割合で配合されていると、後述する高流動コン
クリートの調製において、水の配合量を所定の範囲、例
えば、−15.0〜+15.0kg/mの範囲で変動
させても、土木学会高流動コンクリート施工指針(19
98年7月制定)に基づくランク1に準拠する、非常に
優れた自己充填性能を実現し得る高流動コンクリートを
得ることができる。そのため、水の配合量を厳しく管理
せずとも、非常に優れた自己充填性能を実現し得る高流
動コンクリートを容易に得ることができ、作業性の向上
および品質不良品の低減化を図ることができる。
【0027】また、本発明の高流動コンクリートでは、
さらに、石灰石微粉末を配合することが好ましい。本発
明に用いられる石灰石微粉末は、CaCOを主成分と
するものであれば、特に制限されることなく用いられ
る。
【0028】そして、本発明では、石灰石微粉末を80
kg/m以上、好ましくは、80〜160kg/m
の割合で配合する。これによって、細骨材および粗骨材
のの配合量を、上記した割合よりも、より広い範囲、す
なわち、細骨材の配合量を750.0〜950.0kg
/m、かつ、粗骨材の配合量を600.0〜100
0.0kg/mの範囲で変動させても、土木学会高流
動コンクリート施工指針(1998年7月制定)に基づ
くランク1に準拠する、非常に優れた自己充填性能を実
現し得る高流動コンクリートを得ることができる。その
ため、細骨材および粗骨材の配合量を厳しく管理せずと
も、非常に優れた自己充填性能を実現し得る高流動コン
クリートを容易に得ることができ、より一層の作業性の
向上および品質不良品の低減化を図ることができる。
【0029】なお、石灰石微粉末が配合される場合のセ
メントおよび分離低減剤の配合量は、上記した配合量と
同様である。
【0030】また、本発明においては、さらに、高性能
AE減水剤を配合することが好ましい。高性能AE減水
剤としては、特に制限されず、例えば、ナフタレン系、
メラミン系、アミノスルホン酸系、あるいは、ポリカル
ボン酸系のものが挙げられ、好ましくは、ポリカルボン
酸系、とりわけ、ポリカルボン酸エーテル系のものが用
いられる。そのようなポリカルボン酸エーテル系の高性
能AE減水剤としては、市販品として、例えば、レオビ
ルドSP8シリーズ(株式会社ポゾリス物産製)が用いら
れる。
【0031】そして、本発明では、高性能AE減水剤を
4.5〜10.0kg/m、好ましくは、8.0〜1
0.0kg/mの割合で配合する。これによって、1
50分間、土木学会高流動コンクリート施工指針(19
98年7月制定)に基づくランク1に準拠する、非常に
優れた自己充填性能を実現することができる。
【0032】また、本発明の高流動コンクリートは、上
記の成分以外に、公知の添加剤、例えば、高炉スラグ微
粉末、セメント分散剤、AE減水剤、流動化剤、空気量
調製剤、凝結遅延剤、凝結促進剤、防錆剤、分離低減
剤、増粘剤、収縮低減剤、膨張材、鉱物質微粉末など
を、適宜配合してもよい。
【0033】そして、本発明の高流動コンクリートは、
上記した各成分を、上記した割合で配合し、これに水を
加えて混練すればよい。水の配合量は、50〜450k
g/mである。また、水セメント比は、20〜80%
の範囲で調整することができる。
【0034】混練は、特に限定されず、各成分を施工時
に混練してもよく、また、予め一部あるいは全部を混練
しておいてもよい。また、混練方法は、適宜公知の方法
が用いられる。
【0035】そして、このようにして得られる本発明の
高流動コンクリートは、土木学会高流動コンクリート施
工指針(1998年7月制定)に基づくランク1に準拠
する、非常に優れた自己充填性能を実現するので、例え
ば、バイブレータによる締め固めが不要で、例えば、バ
イブレータによる締め固めが構造上困難な、鋼上部構造
とコンクリート下部構造とを剛結させる構造などであっ
ても、安全で信頼性の高い施工を実現することができ
る。
【0036】
【実施例】以下に実施例および比較例を示し、本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明は、何ら実施例およ
び比較例に限定されることはない。
【0037】実施例および比較例の調製 水175kg/mに、高炉セメントB種(密度:3.
03g/cm、ブレーン値:3.720cm/g)
500kg/mを加えて、水セメント比35.0重量
%となるように調整した後、これに分離低減剤(遊離カ
ルボン酸含有アクリルエマルション、商品名「セパック
RS101」、ガンツ化成株式会社製)1.0kg/m
gを加え、さらに、表1〜表4に示す配合処方におい
て、各成分をこれに加えて混練することにより、高流動
コンクリートを調製した。
【0038】なお、表1〜表4中の各成分の詳細を以下
に示す。
【0039】細骨材および粗骨材:(R)は川砂を、
(S)は海砂を、(C)は砕石をそれぞれ示す。
【0040】石灰石微粉末:石灰石微粉末(密度:2.
73g/cm、ブレーン値:3.700cm/g) 高性能AE減水剤:ポリカルボン酸エーテル系(商品名
「レオビルド8SB」、株式会社ポゾリス物産製) 評価 調製した各実施例および各比較例につき、500mmフ
ロー時間(JISA1101 JSCE−F503−1
999に準拠)、スランプフロー(JIS A1101
JSCE−F503−1999に準拠)、Vロート流
下時間(JSCE−F512−1999に準拠)、U字
充填高さ(JSCE−F511−1999に準拠)をそ
れぞれ測定した。
【0041】
【表1】 表1は、石灰石微粉末が配合されていない配合処方であ
る。表1からわかるように、石灰石微粉末が配合されて
いない場合には、細骨材が784.3〜862.3kg
/mかつ粗骨材が757.5〜837.5kg/m
の範囲にある実施例が、500mmフロー時間20秒以
下、スランプフロー550mm以上、Vロート流下時間
25秒以下、U字充填高さ300mm以上(障害R1)
の性能をすべて満足しており、土木学会高流動コンクリ
ート施工指針(1998年7月制定)におけるランク1
に準拠する要求性能を満たし、それ以外の範囲にある比
較例ではランク1に準拠する要求性能を満たさないこと
がわかる。
【0042】
【表2】 表2は、石灰石微粉末が配合されている配合処方であ
る。表2からわかるように、石灰石微粉末が配合されて
いる場合には、石灰石微粉末が配合されていない場合よ
りも広い範囲、すなわち、細骨材が750.0〜95
0.0kg/mかつ粗骨材が600.0〜1000.
0kg/mの範囲にある実施例が、ランク1に準拠す
る要求性能を満たしており、それ以外の範囲にある比較
例ではランク1に準拠する要求性能を満たさないことが
わかる。
【0043】
【表3】 表3は、水の配合量を−15.0〜+15.0kg/m
変動させた場合(表3中、ΔW(kg)で表記してい
る。)の配合処方である。表3からわかるように、分離
低減剤が1.0kg/m配合されていれば、水の配合
量を変動させても、ランク1に準拠する要求性能を満足
できることがかわる。
【0044】
【表4】 表4は、高性能AE減水剤の配合量を変動させた場合の
配合処方である。表4からわかるように、高性能AE減
水剤が4.5〜10.0kg/m配合されている場合
には、150分間、ランク1に準拠する要求性能を満足
できることがかわる。
【0045】
【発明の効果】本発明の高流動コンクリートは、土木学
会高流動コンクリート施工指針(1998年7月制定)
に基づくランク1に準拠する、非常に優れた自己充填性
能を実現するので、例えば、バイブレータによる締め固
めが不要で、例えば、バイブレータによる締め固めが構
造上困難な、鋼上部構造とコンクリート下部構造とを剛
結させる構造などであっても、安全で信頼性の高い施工
を実現することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24:26 C04B 24:26 F H 14:28 14:28) 111:00 111:00 (72)発明者 有馬 博人 和歌山県海草郡下津町方1375番地の1 高 田機工株式会社内 (72)発明者 加藤 明 兵庫県氷上郡柏原町下小倉960 ガンツ化 成株式会社丹波事業所内 (72)発明者 橋爪 泰弘 兵庫県姫路市元塩町144 株式会社エスピ ーシー内 Fターム(参考) 4G012 PA02 PA04 PA10 PA27 PB31 PB32 PC02 PC03 PC11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、細骨材、粗骨材および分離低
    減剤を含有し、 前記分離低減剤が、ポリマー鎖中に遊離カルボン酸を有
    する共重合体のエマルションを含有しており、 前記細骨材が784.3〜862.3kg/m、前記
    粗骨材が757.5〜837.5kg/mの割合で含
    有されていることを特徴とする、高流動コンクリート。
  2. 【請求項2】 セメント、細骨材、粗骨材、石灰石微粉
    末および分離低減剤を含有し、 前記分離低減剤が、ポリマー鎖中に遊離カルボン酸を有
    する共重合体のエマルションを含有しており、 前記細骨材が750.0〜950.0kg/m、前記
    粗骨材が600.0〜1000.0kg/m、前記石
    灰石微粉末が80kg/mg以上の割合で含有されて
    いることを特徴とする、高流動コンクリート。
  3. 【請求項3】 分離低減剤が0.5〜2.0kg/m
    の割合で含有されていることを特徴とする、請求項1ま
    たは2に記載の高流動コンクリート。
  4. 【請求項4】 さらに、高性能AE減水剤が4.5〜1
    0.0kg/mの割合で含有されていることを特徴と
    する、請求項1〜3のいずれかに記載の高流動コンクリ
    ート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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