JP2003170568A - スクリーン印刷機 - Google Patents

スクリーン印刷機

Info

Publication number
JP2003170568A
JP2003170568A JP2001376296A JP2001376296A JP2003170568A JP 2003170568 A JP2003170568 A JP 2003170568A JP 2001376296 A JP2001376296 A JP 2001376296A JP 2001376296 A JP2001376296 A JP 2001376296A JP 2003170568 A JP2003170568 A JP 2003170568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
squeegee
printing machine
screen printing
holder
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001376296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3854139B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Kusuki
寿幸 楠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2001376296A priority Critical patent/JP3854139B2/ja
Publication of JP2003170568A publication Critical patent/JP2003170568A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3854139B2 publication Critical patent/JP3854139B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Screen Printers (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 規制部材の間隔を変更できるようにしながら
も、スキージ移動時の慣性の影響を抑え、さらに低廉化
の要請にも応え得るようにする。 【解決手段】 スキージ9は、スキージ本体9aと、こ
れを保持するスキージホルダ9bと、ソルダペーストの
横漏れを規制する一対の規制部材9cとから構成され
る。スキージホルダ9b(固定板22)には複数のねじ
穴22aが長手方向に並べて設けられ、これらねじ穴2
2aのうち任意のねじ穴22aに対応する位置に規制部
材9cを配置し、該規制部材9cの外側からボルト28
を挿入してこのボルト28を前記ねじ穴22aに螺合装
着することにより各規制部材9cをスキージホルダ9b
の幅方向において任意の位置に固定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はんだ粉末とペー
スト状フラックスとの混合物からなるソルダペーストを
基板に対して塗布するスクリーン印刷機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、ステージ上にセットした基板
にスクリーン印刷用のマスクシートを重ね合わせ、マス
クシート上に供給したソルダペーストをスキージにより
広げ延ばすことにより、マスクシートに形成された開口
部を介して基板の所定位置にソルダペースト(以下、ペ
ーストと略す)を塗布するようにしたスクリーン印刷機
は一般に知られている。
【0003】この種の印刷機では、マスクシートとその
上を摺動するスキージとによって断面楔型のペースト溜
り部を形成し、スキージの移動に伴いこの溜り部にペー
ストを溜めながら基板にペーストを塗布するが、この
際、スキージの移動に伴い溜り部のペーストがスキージ
の幅方向両外側に逃げると(以下、横漏れという)、ロ
ーリング高さ、つまり溜り部に貯まるペースト高さが移
動方向に大きく変化して仕上がりに悪影響を与え、また
ペーストを無駄に消費することとなる。そのため、従来
では、スキージの幅方向両側にペーストの規制板を設
け、これによりスキージ移動中のペーストの横漏れを阻
止するようにしている(特開平5−293947号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ペーストを
塗布する基板の大きさや場所はその基板の種類に応じて
異なるため、上記規制板についてもこれに応じてその間
隔を変更する必要がある。
【0005】この点、上記公報のものでは、規制板を幅
方向に移動可能に支持しておき、モータを駆動源とする
駆動機構により規制板を駆動することにより、必要に応
じて規制板の間隔を変更できるように構成されている。
【0006】しかし、このような従来の構成では、規制
板の駆動機構を常にスキージと共に移動させる必要があ
るため、いきおいスキージを含む可動部分の重量が嵩
み、その結果、スキージが慣性の影響を受け易くなり、
迅速な作業や仕上がり精度に悪影響が出るという弊害が
ある。また、コスト高を招くこという弊害もある。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、規制板(規制部材)を設けてペーストの横漏
れを防止するようにしたスキージに関し、規制部材の間
隔を変更できるようにしながらも、スキージ移動時の慣
性の影響を抑え、さらに低廉化の要請にも応え得るよう
にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、細長のスキージ本体と、こ
れを保持するスキージホルダと、スキージ本体の長手方
向外側へのソルダペーストの流動を規制する一対の規制
部材とを有するスキージを備えたスクリーン印刷機にお
いて、前記各規制部材を前記長手方向の略任意の位置に
配置可能に構成するとともに、該任意の位置において各
規制部材をスキージ本体又はスキージホルダに対してね
じ固定可能に構成したものである。
【0009】このように規制部材をスキージの長手方向
の任意の位置に配置してスキージ本体等に対してねじ固
定する構成によれば、簡単な構成で規制部材の間隔を変
更できる。そのため、スキージを含む可動部分の高重量
化やコストアップ等の弊害を伴うことなく規制部材の間
隔を変更できるようになる。
【0010】具体的には、請求項1記載のスクリーン印
刷機において、スキージ本体又はスキージホルダに複数
のねじ穴を前記長手方向に並べて設け、各規制部材を前
記ねじ穴のうち任意のねじ穴に対応する位置に配置した
状態で、該規制部材にその外側からボルト部材を挿入し
て前記ねじ穴に螺合装着することにより各規制部材を前
記スキージ本体又はスキージホルダに固定するように構
成するのが好ましい(請求項2)。
【0011】この構成によると、ねじ穴を選択してその
位置に規制部材を配置し、ボルト部材をねじ穴に螺合装
着して各規制部材をスキージ本体等に固定すれば、規制
部材の間隔を所望の間隔に設定することができる。ま
た、間隔を変更する場合には、ボルト部材を取り外し、
上記同様にして規制部材の位置を変更すればよい。その
ため、極めて簡単な構成で、しかも簡単な操作(作業)
で規制部材の間隔を変更できるようになる。
【0012】なお、具体的な他の構成としては、請求項
1記載のスクリーン印刷機において、スキージ本体又は
スキージホルダに前記長手方向に延びるスリット状の案
内部を設け、この案内部に沿って各規制部材を移動可能
に設けるのが好ましい(請求項3)。
【0013】この構成によると、スキージの長手方向に
規制部材を平行に移動させることができるので、所望の
位置に規制部材を位置決めし易くなり、作業性が向上す
る。
【0014】この場合には、各規制部材にその外側から
ボルト部材を挿入し、このボルト部材に、前記スキージ
本体又はスキージホルダを挟んで前記規制部材とは反対
側からナット部材を螺合装着するとともに、このナット
部材を前記スキージ本体又はスキージホルダに対して回
り止めするのがより好ましい(請求項4)。
【0015】この構成によると、ボルトナットによりス
キージ本体等と規制部材とを締結することにより規制部
材をスキージ本体等に固定するので、前記案内部の範囲
であれば規制部材を全くの任意の位置で固定することが
可能となる。そのため、各規制部材の間隔設定の自由度
が高まる。
【0016】なお、請求項2乃至4の何れかに記載のス
クリーン印刷機においては、スキージ本体又はスキージ
ホルダに複数の位置決めピンを並べて設け、このピンを
前記規制部材に設けられる位置決め穴に挿入した状態で
各規制部材を固定するように構成するのがより好ましい
(請求項5)。
【0017】この構成によれば、各規制部材の間隔を正
確に位置決めする上で有利となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明にかかるスクリーン印刷機
の実施形態を示している。このスクリーン印刷機には、
基台1を有する印刷機本体2と、プリント基板Wを支持
する基板支持ユニット3とが配設されるとともに、この
基板支持ユニット3上に基板Wを搬入して搬出するコン
ベア3Aが載置されて固定されている。
【0020】上記基板支持ユニット3は、その詳細な図
示を省略しているが、基台1上に設置された昇降回転テ
ーブル4を有し、この昇降回転テーブル4内または上記
基台1上に設けられた移動機構により、印刷機本体2の
X軸方向(上記コンベア3Aによる基板Wの搬入・搬出
方向、つまり図1の紙面と直交する方向)、Y軸方向
(図1の左右方向)、Z軸方向(上下方向)およびθ方
向(Z軸周りの回転方向)に、上記基板Wの支持位置を
移動可能に構成されている。
【0021】上記印刷機本体2は、基台1上の四隅に配
置された支柱フレーム2aと、四隅の支柱フレーム2a
の上部を連結するように設置されるとともに、前方(図
1の左方)が開放されたコ字状の上部フレーム2bとを
有している。
【0022】上記基板支持ユニット3の上方には、上部
フレーム2bに固定された枠部材8により全周が保持さ
れるマスクシート7が配置されるとともに、このマスク
シート7の上方には、スキージ機構5が配置されてい
る。
【0023】このスキージ機構5は、図1の紙面と直交
する方向前後一対の上部フレーム2b上にそれぞれ設け
られたレール部材5aと、両端部を各レール部材5aに
載置されてY軸方向(図1の左右方向)に不図示の単軸
ロボットにより移動可能とされる桁部材5bと、マスク
シート7上のソルダペーストを延ばすためのX軸方向に
細長の一対のスキージ9,9と、上記桁部材5bに配置
されてスキージ9,9を昇降駆動する昇降手段10とを
備えている。
【0024】各スキージ9,9は、後に詳述するように
それぞれスキージ本体9aと、これを保持するスキージ
ホルダ9bと、ペーストの横漏れを防止するための一対
の規制部材9cとから構成されており、Y軸方向に所定
の間隔を隔てて設けられる前記昇降手段10の一対の取
付けホルダ12に対してそれぞれ脱着可能に組付けられ
ている。特に図示はしないが、取付けボルダ12の上側
中央部には昇降手段10の空気圧シリンダ装置のピスト
ンロッド先端が連結され、また取付けボルダ12の上側
両端部にはロッドが立設され、これらが昇降手段10の
ガイドブッシュに摺動可能に支持されている。
【0025】また、上記基台1上において前記基板支持
ユニット3の側方には、クリーニングユニット16が設
置されている。このクリーニングユニッ16は、スキー
ジ機構5等による印刷位置に対応する中央のクリーニン
グ位置と基台1の側方部に設けられた待機位置(図1の
実線で示す位置)とに移動可能に設けられているととも
に、前記基板支持ユニット3に対して連結可能に構成さ
れている。すなわち、前記基板支持ユニット3に連結さ
れることによりこの基板支持ユニット3と共にこれらの
位置間を移動するように構成されている。
【0026】上記スクリーン印刷機による印刷動作を概
略的に説明すると次の通りである。
【0027】まず、昇降回転テーブル4の作動により基
板支持ユニット3が所定の基板受け入れ位置に移動し、
前記コンベア3Aに沿って基板Wが搬送されることによ
り基板支持ユニット3上へ基板Wが受け渡されて保持さ
れる。次いで、基板支持ユニット3がマスクシート7の
下方に移動してマスクシート7に対する基板WのX、
Y、θ方向の位置決めが行われ後、基板支持ユニット3
が上昇し、これにより基板Wがマスクシート7の裏面に
当接した所定の印刷位置にセットされる。
【0028】基板Wが印刷位置にセットされると、作業
開始位置においてスキージ9が所定の高さ、つまりその
先端(下端)がマスクシート7に当接する高さ位置にセ
ットされた後、スキージ機構5の駆動によりスキージ9
がY軸方向に移動する。これによりスキージ9がマスク
シート7の表面に沿って摺動し、マスクシート7上のペ
ーストが広げ延ばされながらマスクシート7に形成され
た開口部を介して基板Wに塗布されることとなる。
【0029】印刷が完了すると、スキージ9が上昇端位
置にリセットされた後、基板支持ユニット3が下降し、
さらに基板送り出し位置に移動し、前記コンベア3Aに
沿って基板Wが搬送される。これにより該基板Wが基板
支持ユニット3から次工程へと送り出されることとな
る。
【0030】なお、このような基板Wの印刷作業の間、
一定のタイミングでクリーニングユニット16と基板支
持ユニット3が連結され、クリーニングユニット16が
前記待機位置からクリーニング位置に引き出されること
によりマスクシート7のクリーニングが行われることと
なる。
【0031】図2及び図3は、上記スクリーン印刷機に
おけるスキージ9の具体的な構成を示している。なお、
当印刷機には、一対のスキージ9,9が設けられている
が、各スキージ9の構成はその向きが異なる以外は基本
的に共通しているため、以下の説明では一方のスキージ
9についてのみ説明することとする。
【0032】これらの図に示すように、スキージ9はス
キージ本体9aと、これを保持するスキージホルダ9b
と、ペーストの横漏れを防止するための一対の規制部材
9cとから構成されており、前記スキージ機構5に設け
られる取付けホルダ12に対して脱着可能に組付けられ
るようになっている。
【0033】スキージ本体9aは、例えば硬質ウレタ
ン、あるいはステンレス等からなる薄板状の部材で長方
形断面を有し、X軸方向に細長に形成されている。
【0034】スキージホルダ9bは、図3に示すよう
に、スキージ本体9aの合せ面20aを下側に有したホ
ルダ本体20と、スキージ本体9aを固定するための固
定板22とを有している。スキージホルダ9bは、例え
ば鉄、あるいはアルミダイカスト等からなり、共にスキ
ージ9に対応してX軸方向に細長の形状を有している。
そして、同図に示すように合せ面20aにスキージ本体
9aを重ね合わせ、さらにその下側に固定板22を重ね
合わせた状態で、ホルダ本体20に形成された貫通穴2
0bにその上側からボルト21を挿入してこれを固定板
22のねじ穴22aに螺合装着することにより、ホルダ
本体20と固定板22とでスキージ本体9aを挟持する
ように構成されている。
【0035】スキージホルダ9bの上部には、スキージ
9をスキージ機構5に組付けるための一対の脱着ボルト
24が長手方向(X軸方向)に所定の間隔を隔てて設け
られている。これらの脱着ボルト24は、ホルダ本体2
0の上部に形成されたねじ穴にそれぞれ螺合装着されて
いる。すなわち、前記取付けホルダ12の不図示の切欠
きに水平方向から脱着ボルト24を挿入し、同図の一点
鎖線に示すように脱着ボルト24の頭部とホルダ本体2
0との間に取付けホルダ12を案内した状態で、前記脱
着ボルト24を締結することにより前記取付けホルダ1
2に対してスキージ9を取付け固定するように構成され
ている。
【0036】各規制部材9cは、アルミニウム等の軽金
属からなる規制板26と、この規制板26が組付けられ
る取付け板27とから構成されており、この取付け板2
7が2つのボルト28により前記固定板22に固定され
ることにより前記スキージホルダ9bに組付けられてい
る。詳しくは、スキージ本体9aに規制部材9cを密接
させ、かつ取付け板27に設けられた固定用フランジ2
7aを前記固定板22に重ね合わせ、固定用フランジ2
7aに形成された貫通穴にその外側(図3では右側)か
らボルト28を挿入してこれを固定板22のねじ穴22
bに螺合装着することにより、規制部材9cがスキージ
ホルダ9bに固定されている。
【0037】なお、スキージホルダ9bの前記固定板2
2には、その幅方向両側に前記各規制部材9cを固定可
能な複数の前記ねじ穴22bが幅方向に一列に設けられ
ており、基板Wのサイズ等に応じてこれらのねじ穴22
bを選択的に用いて各規制部材9cをスキージホルダ9
bに固定することにより、規制部材9cの間隔を変更で
きるように構成されている。
【0038】以上のようなスクリーン印刷機によると、
上記のようにスキージ9に規制部材9cが設けられ、ペ
ーストの塗布動作時には、ペーストの横漏れ、すなわち
作業中にペーストがスキージ本体9aの幅方向外側に逃
げる現象を有効に防止することができように構成されて
いるので、ローリング高さの変動による仕上がりへの悪
影響や、ペーストの無駄な消費を有効に回避することが
できる。
【0039】しかも、この実施形態のスキージ9では、
規制部材9cをスキージホルダ9bに対してねじ固定す
るとともに、該固定のためのねじ穴22bをスキージ9
の幅方向に複数並べて設けることにより両規制部材9c
の間隔を変更できるように構成しているので、規制部材
9cの間隔を可変のものとしながらもスキージ9の高重
量化、および構成の複雑化を効果的に回避することがで
きる。従って、モータ駆動の規制部材をスキージに搭載
する従来のこの種のスクリーン印刷機のように、スキー
ジ作動時に慣性の影響を受け易くなって迅速な作業の妨
げになったり、コスト高を招くといった弊害を伴うこと
がなくなる。特に、従来の印刷機では、モータ駆動によ
り規制部材をスキージに沿ってスムーズに移動させるた
めには、スキージ本体と規制部材との当接部分を密接に
シールすることは不可能であり、そのためある程度の横
漏れを許容せざるを得ないが、上記実施形態のスキージ
9によると、規制部材9cのスムーズな動きについて配
慮する必要がないため、スキージ本体9aと規制部材9
cとの当接部分を密接にシールすることが可能である。
従って、従来のものに比べ、より確実にペーストの横漏
れを防止することができるという効果もある。
【0040】また、図2及び図3に示すように、固定板
22のねじ穴22bは、マスクシート7への接触部分で
あるスキージ本体9aの先端よりも十分に離間した上方
位置に設けられているので、スキージ移動中にスキージ
本体9aにペーストが押圧されて盛り上がっても該ペー
ストがねじ穴22bの部分まで達することがない。その
ため、ねじ穴22bにペーストが入り込んで清掃が必要
になるといった煩雑さがないという利点もある。
【0041】次に、本発明の第2の実施形態について図
4及び図5に基づいて説明する。
【0042】第2の実施形態のスキージ9は、その基本
的な構成は第1の実施形態と共通しているが、スキージ
ホルダ9bへの規制部材9cの組付け構造が第1の実施
形態と相違している。具体的に説明すると、第2の実施
形態では、前記ねじ穴22bの代わりに、同図に示すよ
うに幅方向に延びる一対のスリット23が固定板22に
形成され、この固定板22aの裏側、すなわちスキージ
本体9aへの当接面側(図5の左側)に各スリット23
に沿って溝部23aが形成されている。そして、2つの
ボルト28が固定板22の前記各スリット23にそれぞ
れ挿入される一方、固定板22の裏側に2つのねじ穴を
有するナット30が設けられ、前記各ボルト28がこの
ナット30のねじ穴にそれぞれ螺合装着されるととも
に、このナット30が前記溝部23aの内側に入って回
り止めされている。
【0043】つまり、第2の実施形態では、前記ボルト
28を緩め、この状態で該ボルト28をスリット23に
沿って案内しなが幅方向に規制部材9cを移動させ、所
望の位置でボルト28を締結することにより、該スリッ
ト23の範囲内において任意の位置で各規制部材9cを
固定できるように構成されている。
【0044】このような第2の実施形態によると、上記
のように該スリット23の範囲内であれば規制部材9c
を全くの任意の位置で固定することができるので、第1
の実施形態に比べると各規制部材9cの間隔設定の自由
度を高めることができる。
【0045】また、ボルト28を緩めれば、スキージホ
ルダ9bから規制部材9cを完全に取り外すことをしな
くとも規制部材9cを移動させることができるので、規
制部材9cの間隔を変更する際の作業性が良くなるとい
う利点もある。
【0046】また、スリット23がスキージ本体9aの
先端から十分に離間した上方の位置に形成されているの
で、ペーストがスリット23内に入り込むことがなく、
ナット30をスムーズに移動させて規制部材9cの位置
を容易に変更できるという利点もある。
【0047】ところで、以上説明したスクリーン印刷機
は、本発明に係るスクリーン印刷機の一つの実施形態で
あって、スキージの具体的な構成やスクリーン印刷機の
具体的な構成は、上記実施形態に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であ
る。
【0048】例えば、第1の実施形態において、固定用
フランジ27aの2つの貫通穴のうち一方側の貫通穴を
省略してその代わりにピンを立設し、規制部材9cを固
定板22にねじ固定する際に、このピンを固定板22の
ねじ穴に挿入して固定するようにしてもよい。つまり、
このようにすれば1つのボルト28で規制部材9cを固
定することが可能となるので、規制部材9cの間隔を変
更する際の作業性が向上するという利点がある。
【0049】同様に、第2の実施形態においても、ナッ
ト30に形成される2つのねじ穴22bのうち一方側を
省略してその代わりにピンを立設し、このピンを固定用
フランジ27aの一方側の貫通穴に嵌合させた状態で規
制部材9cをねじ固定するか、あるいは、ナット30に
形成される2つのねじ穴22bのうち一方側をただの貫
通穴とする一方、固定用フランジ27aの2つの貫通穴
のうち一方側を省略してその代わりにピンを立設し、こ
のピンを前記ナット30の貫通穴に嵌合させた状態で規
制部材9cをねじ固定するようにすれば、1つのボルト
28で規制部材9cを固定することが可能となる。
【0050】なお、上記のようにピンを設ける場合、固
定用フランジ27a及びナット30は規制部材9cであ
る一方、スキージ本体9aを固定するものであるという
点で本願発明のスキージホルダ9bとして機能する。
【0051】また、第2の実施形態において、実際に使
用する際の規制部材9cの間隔が予め決まっているよう
な場合には、例えば規制部材9cを固定すべき位置に各
スリット23に沿って予め位置決め用のピンを設けてお
き、これを例えば前記取付け板27に設けた位置決め穴
に挿入して規制部材9cをスキージホルダ9bに対して
位置決めした状態で固定するようにしてもよい。このよ
うな構成によれば、規制部材9cの間隔を変更する際の
作業性を保ちながら、定められた間隔で各規制部材9c
を正確に固定できるようになる。
【0052】なお、上記のような位置決め用のピンをス
キージ本体9aに設け、このピンを取付け板27に設け
た位置決め穴に挿入して規制部材9cを固定するように
してもよい。また、スキージホルダ9bの合せ面20a
にピンを設け、このピンをスキージ本体9aに貫通させ
て規制部材9cの取付面側に突出させるようにしても良
い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ソルダ
ペーストが流動するのを規制する規制部材を有したスキ
ージを備えたスクリーン印刷機において、前記規制部材
をスキージの長手方向の略任意の位置に配置でき、かつ
該位置において規制部材をスキージ等に対してねじ固定
できるように構成したので、簡単な構成で規制部材の間
隔を変更することが可能となる。そのため、スキージを
含む可動部分の高重量化やコストアップ等の弊害を伴う
ことなく規制部材の間隔を変更できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスクリーン印刷機を示す全体構
成図である。
【図2】スキージ(第1の実施形態)の構成を示す正面
図である。
【図3】スキージの構成を示す図2のA−A断面図であ
る。
【図4】スキージ(第1の実施形態)の構成を示す正面
図である。
【図5】スキージの構成を示す図4のB−B断面図であ
る。
【符号の説明】
9 スキージ 9a スキージ本体 9b スキージホルダ 9c 規制部材 20 ホルダ本体 22 固定板 22a ねじ穴 26 規制板 27 取付け板 28 ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長のスキージ本体と、これを保持する
    スキージホルダと、スキージ本体の長手方向外側へのソ
    ルダペーストの流動を規制する一対の規制部材とを有す
    るスキージを備えたスクリーン印刷機において、 前記各規制部材が前記長手方向の略任意の位置に配置可
    能に構成されるとともに、該任意の位置において各規制
    部材が前記スキージ本体又はスキージホルダに対してね
    じ固定可能に構成されていることを特徴とするスクリー
    ン印刷機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスクリーン印刷機におい
    て、 前記スキージ本体又はスキージホルダに複数のねじ穴が
    前記長手方向に並べて設けられ、各規制部材が前記ねじ
    穴のうち任意のねじ穴に対応する位置に配置された状態
    で、該規制部材にその外側からボルト部材が挿入されて
    前記ねじ穴に螺合装着されることにより各規制部材が前
    記スキージ本体又はスキージホルダに固定されることを
    特徴とするスクリーン印刷機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスクリーン印刷機におい
    て、 前記スキージ本体又はスキージホルダに前記長手方向に
    延びるスリット状の案内部が設けられ、この案内部に沿
    って前記各規制部材が移動可能に設けられていることを
    特徴とするスクリーン印刷機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のスクリーン印刷機におい
    て、 前記各規制部材にその外側からボルト部材が挿入され、
    このボルト部材に、前記スキージ本体又はスキージホル
    ダを挟んで前記規制部材とは反対側からナット部材が螺
    合装着されるとともに、このナット部材が前記スキージ
    本体又はスキージホルダに対して回り止めされているこ
    とを特徴とするスクリーン印刷機。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至3の何れかに記載のスクリ
    ーン印刷機において、 前記スキージ本体又はスキージホルダに複数の位置決め
    ピンが並べて設けられ、このピンが前記規制部材に設け
    られる位置決め穴に挿入された状態で各規制部材が固定
    されることを特徴とするスクリーン印刷機。
JP2001376296A 2001-12-10 2001-12-10 スクリーン印刷機 Expired - Fee Related JP3854139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001376296A JP3854139B2 (ja) 2001-12-10 2001-12-10 スクリーン印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001376296A JP3854139B2 (ja) 2001-12-10 2001-12-10 スクリーン印刷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003170568A true JP2003170568A (ja) 2003-06-17
JP3854139B2 JP3854139B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=19184521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001376296A Expired - Fee Related JP3854139B2 (ja) 2001-12-10 2001-12-10 スクリーン印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3854139B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024075268A1 (ja) * 2022-10-07 2024-04-11 株式会社Fuji スキージ装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102582223A (zh) * 2012-02-24 2012-07-18 钱林 全自动单边或双边行走式台板印花机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024075268A1 (ja) * 2022-10-07 2024-04-11 株式会社Fuji スキージ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3854139B2 (ja) 2006-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8833252B2 (en) Screen printing apparatus
JP2018512309A (ja) ステンシルプリンターのためのリフトツールアセンブリ
JP5662975B2 (ja) スクリーン印刷装置
CN106626734B (zh) 一种采用丝网印刷机进行塞孔和双面防焊的丝网印刷方法
US9073302B2 (en) Screen printing machine
JP2861332B2 (ja) スクリーン印刷装置
JP6385652B2 (ja) スクリーンマスク
JP3170862B2 (ja) スクリーン印刷装置
JP4160443B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2004223788A (ja) スキージ及びスクリーン印刷機
JP3854139B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2017164948A (ja) スクリーン印刷機
CN112976826A (zh) 一种全自动字符喷印机
JP2007090722A (ja) スクリーン印刷装置
JP2006321150A (ja) スクリーン印刷装置および印刷方法
JP4393735B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2809053B2 (ja) スクリーン印刷機
JP3245409B2 (ja) 半導体装置
JP2003260781A (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置のクリーニング方法
JP2010266685A5 (ja)
JP2007216511A (ja) スクリーン印刷装置
JP2000037847A (ja) スクリーン印刷装置
JP2021510127A (ja) ステンシルプリンターのためのリフトツールアセンブリ
JP7493046B2 (ja) 印刷装置
JP2005068595A (ja) Tシャツ印刷用アタッチメント及びtシャツ印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040802

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060529

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Effective date: 20060807

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060905

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060907

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees