JP2004223788A - スキージ及びスクリーン印刷機 - Google Patents

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寿幸 楠木
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Abstract

【課題】印刷不良の発生を効果的に防止する。
【解決手段】マスクシート7の表面に沿ってスキージ22を相対的に移動させるスクリーン印刷機の前記スキージ22に関する。スキージ22は、クリーム半田の掻き取り側となる先端部分22aの厚みが基端部分22bの厚みよりも小さく設定され、かつ先端23の断面形状が該先端部分22aの厚みを直径とする円弧に形成されている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メタルスクリーン等のマスク(マスクシート)を用いて基板上にクリーム半田を塗布するスクリーン印刷機のスキージおよびスクリーン印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ステージ上にセットした基板にスクリーン印刷用のマスクシートを重ね合わせ、マスクシート上に供給したクリーム半田をスキージと称するへら状の部材で移動させながらマスクシートに形成された開口部に充填することにより基板上の所定位置にクリーム半田を塗布(印刷)するように構成されたスクリーン印刷機が一般に知られている。
【0003】
この種のスクリーン印刷機の一つとして、例えば引用文献1には、スキージ先端部分の曲げ弾性係数をスキージ根本部分の曲げ弾性係数よりも大きく設定することにより、具体的には、単一材料からなるスキージの先端部分の板厚を根本部分よりも薄く形成することにより、マスクシートに対するスキージの追随性を高めたものが開示されている。この印刷機によると、基板(マスクシート)にうねり(撓み)が生じている場合でも、クリーム半田の掻き残しを軽減することが可能になるという特徴がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−112892号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示するスクリーン印刷機を含め、この種の印刷機では、マスクシートに形成される開口部に対してその面一まで過不足無くクリーム半田を充填するのが理想である。そのため、例えば、図7に示すようにスキージ50の先端を直角に形成することによってエッジ51を設け、このエッジ51をマスクシート52に押し付けてクリーム半田を掻き取りながら摺動させることが行われている。
【0006】
ところが、クリーム半田の掻き残しを完全に無くすことは難しく、実際には多少の掻き残しが生じ、例えば次のような不具合を引き起こしている。
【0007】
すなわち、図7に示すように、スキージ先端(端面)とマスクシート52との隙間(楔形の隙間)にクリーム半田がその表面張力でもって滞留した状態となり、この状態でスキージ50が移動する結果、クリーム半田が引きずられ、マスクシートの開口部分とその周辺とに亘ってクリーム半田が付着する場合がある。このような場合には、基板をマスクシートから分離する際に開口部分とその周縁とに亘って付着した余分なクリーム半田が糸を引いた状態となり、これが印刷不良の原因になる場合がある。従って、このような不具合を解消することが望まれている。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、掻き残したクリーム半田がスキージの移動に伴い引きずられることに起因する印刷不良の発生を効果的に防止することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、基板に重ねられたマスクの表面に沿ってスキージを相対的に移動させながらクリーム半田を前記マスクに形成される開口部に充填することにより基板に塗布するスクリーン印刷機の前記スキージであって、クリーム半田の掻き取り側であるスキージ先端の断面形状が該先端部分の厚みを直径とする円弧状に形成されているものである。
【0010】
このような断面円弧状の先端をもつスキージによると、後に実施形態中で詳述するように、先端にエッジをもつ従来のスキージに比べてスキージ後側に形成されるスキージとマスクとの隙間部分、すなわちクリーム半田がその表面張力で滞留し得る隙間部分が小さくなる。そのため、掻き残しが生じた場合でもクリーム半田が引きずられ難くなる。
【0011】
具体的には、スキージの先端断面が半径0.04〜0.06mmの円弧で形成されているのが効果的である(請求項2)。
【0012】
また、上記のスキージにおいて、先端部分の厚み方向の寸法を基端部分の厚み方向の寸法よりも小さく設定するようにすれば(請求項3)、例えば、スキージ先端部分の厚みを小さく設定してスキージ先端とマスクとの間に形成される隙間(つまり、クリーム半田がその表面張力で滞留し得る隙間)をより小さくする一方で、スキージ全体としての剛性を確保することができ、合理的なスキージ構成が達成される。
【0013】
一方、本発明にかかるスクリーン印刷機は、基板を保持する基板保持部と、前記基板におけるクリーム半田の塗布位置に対応する開口をもち、前記基板保持部に保持された基板に対して積層されるマスクと、スキージの取付部分をもち、かつこの取付部分に取付けられたスキージをマスク表面に沿って相対的に移動させるスキージ移動機構とを備えるスクリーン印刷機において、前記スキージとして、請求項1乃至3のいずれかに記載のスキージを備えているものである(請求項4)。
【0014】
このスクリーン印刷機によれば、スキージによる掻き残しが生じた場合でもクリーム半田が引きずられ難くなるため、そのような現象に起因する印刷不良の発生を効果的に防止できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明にかかるスクリーン印刷機の実施形態を示している。このスクリーン印刷機は、基台1を有する印刷機本体2と、プリント基板Wを支持する基板支持ユニット3と、この基板支持ユニット3に対して基板Wを搬入し搬出する一対のコンベア3Aを備えている。
【0017】
前記基板支持ユニット3は、詳しく図示していないが、基台1上に設置される昇降回転テーブル4を有している。この昇降回転テーブル4は、図外の移動機構により印刷機本体2のX軸方向(コンベア3Aによる基板Wの搬送方向;図1では紙面に直交する方向)、Y軸方向(図1の左右方向)、Z軸方向(上下方向)およびθ方向(Z軸周りの回転方向)に移動可能に支持されており、基板Wの支持位置を移動させ得るように構成されている。
【0018】
前記印刷機本体2には、前方(図1の左方)に向って開く平面視コ字型のフレーム2bが設けられ、このフレーム2bが基台1の四隅に立設された支柱2aにより支持されている。そして、このフレーム2bに対してマスクシート7が固定され、さらにこのマスクシート7の上方にスキージ機構5(スキージ移動機構)が配置されている。なお、マスクシート7は、その全周が枠部材8により保持されており、この枠部材8がボルト等によりフレーム2bに固定されている。
【0019】
前記スキージ機構5は、左右両側(図1では紙面に直交する方向両側)のフレーム2b上にそれぞれ固定されるY軸方向のレール部材5aと、両レール部材5aに跨った状態で装着され、図外の駆動手段の駆動により前記レール部材5aに沿って移動する桁部材5bと、前記マスクシート7上にクリーム半田を供給する半田供給装置(図示省略)と、マスクシート7上でクリーム半田を移動させるための一対のスキージ22,22と、前記桁部材5bに設けられて前記スキージ22,22をそれぞれ昇降駆動する昇降手段10とを備えている。
【0020】
各スキージ22,22は、後に詳述するようにそれぞれスキージホルダ20に保持されており、Y軸方向において互いに反対側に傾いた状態でそれぞれ前記昇降手段10の取付板12に対して脱着可能に組付けられている。
【0021】
また、前記基台1上において基板支持ユニット3の側方には、クリーニングユニット16が設置されている。このクリーニングユニット16は、装置中央(Y軸方向中央)に設けられる印刷位置と基台1の側方部の待機位置(図1の実線で示す位置)とに亘って移動可能に設けられている。このクリーニングユニット16は、基板支持ユニット3に対して連結可能に構成されており、必要に応じて基板支持ユニット3に連結されることにより、基板支持ユニット3と共に印刷位置と待機位置との間を移動するように構成されている。
【0022】
上記のスクリーン印刷機による印刷動作を概略的に説明すると次の通りである。まず、昇降回転テーブル4の作動により基板支持ユニット3が所定の基板受け入れ位置にセットされ、コンベア3Aに沿って搬送されてくる基板Wが基板支持ユニット3上へ受け渡される。次いで、基板支持ユニット3がマスクシート7の下側に移動してマスクシート7に対する基板WのX、Y、θ方向の位置決めが行われるとともに、基板Wが持ち上げられ、その結果、基板Wがマスクシート7の裏面に重ね合わされた状態で所定の印刷位置にセットされる。
【0023】
基板Wが印刷位置にセットされると、スキージ機構5の作動によりスキージ22,22が所定の作業開始位置に配置されるとともに、昇降手段10の作動によりスキージ22,22が所定の高さ位置、つまりその先端(下端)がマスクシート7に当接する高さ位置にセットされる。そして、半田供給装置によりマスクシート7上にクリーム半田が供給された後、スキージ機構5によりスキージ22,22が駆動され、これによりスキージ22,22がY軸方向に往復移動しながら交互にマスクシート7の表面に沿って摺動する結果、クリーム半田がマスクシート7に沿って移動し、その途中でマスクシート7に形成された開口部に半田クリームが充填されることとなる。
【0024】
このような印刷動作が完了すると、スキージ22,22が上昇端位置にリセットされた後、基板支持ユニット3が基板送り出し位置に移動し、コンベア3Aに沿って基板Wが搬出されることにより、一連の印刷動作が終了することとなる。
【0025】
なお、所定回数の印刷動作が行われると、クリーニングユニット16と基板支持ユニット3が連結され、クリーニングユニット16が待機位置から印刷位置に引き出されることによりマスクシート7のクリーニングが行われる。
【0026】
図2は、前記スキージ22と、スキージ機構5に対するスキージ22の取付け構造を断面図で概略的に示している。なお、当印刷機には、上記の通り一対のスキージ22,22が設けられているが、取付け構造は共通するため、以下の説明では一方のスキージ22とその取付け構造についてのみ説明することとする。
【0027】
同図に示すように、前記スキージ22はスキージホルダ20に保持されており、このスキージホルダ20を介して前記昇降手段10の取付板12に対して脱着可能に取付けられている。
【0028】
スキージ22は、X軸方向に細長の平面視で長方形の形状とされ、例えばスウェーデン鋼から構成され、その表面にはNi−P/SiCメッキが施されている。
【0029】
スキージ22は、図3に示すように、クリーム半田の掻き取り側における先端部分22aの厚み寸法がそれより後側の部分(基端部分22bという)の厚み寸法よりも小さく設定されており、当実施形態では、基端部分22bの厚み0.22mmに対して先端部分22aの厚みが0.09mmに設定されている。さらに、スキージ22の先端23は、図4に示すように断面形状が先端部分22aの厚みを直径とする円弧(R=0.045)に形成されており、これによって一般的なこの種のスキージと異なり先端23が無エッジ構造となっている。
【0030】
一方、スキージホルダ20は、図2に示すように、スキージ22の合せ面21を下側にもつホルダ本体20aと、スキージ22を固定するための固定板20bとを有しており、同図に示すようにホルダ本体20aの合せ面21にスキージ22を重ね合わせ、さらにその下側に固定板20bを重ね合わせた状態で、ホルダ本体20に形成される貫通穴24に上側からボルト26を挿入し、これを固定板20bのねじ穴25に螺着することによりスキージ22をその板厚方向にホルダ本体20aと固定板20bとで挟持するように構成されている。
【0031】
ホルダ本体20aおよび固定板20bは、共にアルミニウム合金等の軽金属から構成されており、スキージ22をその長手方向に亘って保持し得るように共にX軸方向に細長の形状とされている。また、図3に示すように、スキージホルダ20によりスキージ22を保持した状態で、スキージ長手方向と直交する方向におけるスキージホルダ20からのスキージ22の露出寸法Laと同方向におけるスキージ22の前記先端部分22aの寸法Lbとの比率が略50:7となるように構成されている。具体的には、当実施形態では、スキージ22の露出寸法La=10mm、先端部分22aの寸法Lb=1.4mmとされている。
【0032】
スキージホルダ20の前記ホルダ本体20aの上部には、昇降手段10に対する当接面27が形成されており、同図に示すように、この当接面27を前記取付板12の取付面12aに当接させた状態で、この取付板12に形成される貫通穴に上側からボルト28を挿入して、これをホルダ本体20aの前記当接面27に形成されたねじ穴に螺着することにより、昇降手段10に対してスキージホルダ20が固定され、その結果、スキージ22がこのスキージホルダ20を介して昇降手段10に固定されるようになっている。
【0033】
なお、スキージホルダ20における前記合せ面21と当接面27との角度関係は、図2に示す水平面(マスクシート7の表面)に対するスキージ22の傾斜角度θとの関係に基づいて設定されており、当実施形態では、スキージホルダ20を介してスキージ22を昇降手段10に取付けた状態で、スキージ22の前記傾斜角度θが55°となるように構成されている。
【0034】
以上のようなスクリーン印刷機によると、スキージ先端23の断面形状が円弧に形成されているため、スキージ22の移動に伴い半田ペースが引きずられ難く、基板Wに対する半田ペーストの印刷不良を効果的に防止できるという効果がある。
【0035】
すなわち、スキージによりクリーム半田をマスクシートに沿って移動させる際、クリーム半田の掻き残しがあると、スキージ先端(端面)とマスクシートとの隙間(楔形の隙間)にクリーム半田がその表面張力でもって滞留し、これがスキージの移動に伴い引きずられて例えばマスクシートの開口部分とその周辺部分に亘って付着し、マスクシートと基板と分離する際にこの部分のクリーム半田が糸を引いた状態となって印刷不良の原因になる場合がある。直角な先端エッジを有する従来のスキージの場合、図7に示したように、スキージ端面が平面であってスキージ先端とマスクシートとの隙間間隔が一定割合で大きくなるため、クリーム半田がその表面張力によって滞留し得る隙間が比較的大きく、従って、掻き残しが生じると、この隙間に多くのクリーム半田が溜まった状態で引きずられることになる。これに対して、上記実施形態のスキージ22では、図4に示すようにその先端23が円弧に形成されてスキージ端面が二次曲線的に変化するため、クリーム半田がその表面張力でもって滞留し得る隙間が従来のスキージに比べて小さくなる。従って、掻き残しが生じた場合でもクリーム半田が引きずられ難くなり、その結果、上記のような印刷不良の発生を効果的に防止することができる。
【0036】
例えば、図5として提出する写真は、先端エッジを有するスキージを使った従来のスクリーン印刷機による印刷状態と、上記実施形態のスクリーン印刷機による印刷状態を示している(スキージを写真の下方から上方に移動させたときの状態)が、この写真に示すように、従来のスクリーン印刷機ではスキージの移動方向後方側におけるマスクシートの開口部周辺に余分なクリーム半田が多量に付着しているのに対して、実施形態のスクリーン印刷機では上記開口部周辺に余分なクリーム半田は付着しておらず、この結果からも、上記実施形態のスクリーン印刷機によると、クリーム半田が引きずられ難くなっていることが考察できる。
【0037】
また、上記のスキージ22では、その先端部分22aの厚みを薄くしてスキージ先端23とマスクシート7との間に形成される隙間、つまり半田ペースが溜まる隙間が小さくなるようにする一方で、この先端部分22aより後側(基端部分22b)についてはその厚みを先端部分22aよりも厚くして剛性を確保し得るように構成しているので、基板Wに対する半田ペーストの印刷性能を高めながらも、従来のスキージと遜色ないレベルの強度を確保することができるという効果がある。
【0038】
なお、上述したスクリーン印刷機は、本発明に係るスキージが適用されるスクリーン印刷機の一実施形態であって、スキージ自体の具体的な構成やスクリーン印刷機の具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0039】
例えば、実施形態では、スキージの具体的な寸法設定として、先端部分22aの厚み方向の寸法および基端部分22bの厚み方向の寸法をそれぞれ0.22mmおよび0.09mmに設定し、さらにスキージ先端23をR=0.045mmの円弧に形成しているが、具体的な寸法は上記の数値に限られるものではなく、良好な印刷結果が得られるように適宜選定すればよい。但し、スキージ22の先端23は、半径0.04〜0.06mmの円弧で形成されているのが効果的である。
【0040】
また、スキージ22の先端23は、実施形態のように先端部分22aの厚みを直径とする正確な円弧であるのが理想的であるが、円弧状であれば正確な円弧のものと遜色ないレベルの効果を得ることが可能であり、従って、スキージ22の先端形状は断面円弧状であれば必ずしも正確な円弧である必要はない。
【0041】
なお、上記実施形態のスキージ22に類似する構成として、例えば図6に示すように、従来のスキージにおいてエッジ部分を丸めた構成のスキージ40も考えられる。しかし、このスキージ40では上記実施形態のスキージ22の効果を得ることは不可能である。つまり、この場合も、従来のスキージと同様に、スキージ端面の大部分は平面であってスキージ先端とマスクシート41との隙間間隔が略一定割合で大きくなるため、クリーム半田がその表面張力によって滞留し得る隙間が比較的大きい。従って、クリーム半田がマスクシートの移動に伴い引きずられるという現象を軽減することは難しい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、スクリーン印刷機のスキージにおいて、その先端の断面形状をスキージの厚みを直径とする円弧状に形成し、スキージ先端とマスクとの間に形成される隙間、つまり表面張力によってクリーム半田が溜る隙間が極力小さくなるようにしたので、スキージの移動に伴いクリーム半田が引きずられるという現象の発生を軽減することができる。従って、クリーム半田が引きずられることに起因した印刷不良の発生を効果的に防止することができるようになる。
【0043】
そして、本発明に係るスクリーン印刷機によると、上記のようなスキージを備えている結果、従来のこの種のスクリーン印刷機に比べて、基板に対するクリーム半田の印刷をより適切に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスキージが適用されるスクリーン印刷機(本発明にかかるスクリーン印刷機)を示す全体構成図である。
【図2】スキージとその取付け構造を示す断面図である。
【図3】スキージホルダに取付けられたスキージを示す断面図である。
【図4】スキージによるクリーム半田の掻き取り状態を示すスキージ先端の断面図である。
【図5】先端エッジを有するスキージを使った従来のスクリーン印刷機による印刷状態と、実施形態のスクリーン印刷機による印刷状態とを示す写真である。
【図6】別の構造のスキージによるクリーム半田の掻き取り状態を示すスキージ先端部分の断面図である。
【図7】従来のスキージによるクリーム半田の掻き取り状態を示すスキージ先端部分の断面図である。
【符号の説明】
5 スキージ機構(スキージ移動機構)
12 取付板
20 スキージホルダ
22 スキージ
22a 先端部分
23 先端
20 スキージ本体

Claims (4)

  1. 基板に重ねられたマスクの表面に沿ってスキージを相対的に移動させながらクリーム半田を前記マスクに形成される開口部に充填することにより基板に塗布するスクリーン印刷機の前記スキージであって、クリーム半田の掻き取り側であるスキージ先端の断面形状が該先端部分の厚みを直径とする円弧状に形成されていることを特徴とするスキージ。
  2. 請求項2に記載のスキージにおいて、
    前記スキージは、先端の断面形状が半径0.04〜0.06mmの円弧に形成されていることを特徴とするスキージ。
  3. 請求項2に記載のスキージにおいて、
    前記スキージは、先端部分の厚みが基端部分の厚みよりも小さく設定されていることを特徴とするスキージ。
  4. 基板を保持する基板保持部と、前記基板におけるクリーム半田の塗布位置に対応する開口をもち、前記基板保持部に保持された基板に対して積層されるマスクと、スキージの取付部分をもち、かつこの取付部分に取付けられたスキージをマスク表面に沿って相対的に移動させるスキージ移動機構とを備えるスクリーン印刷機において、前記スキージとして、請求項1乃至3のいずれかに記載のスキージを備えていることを特徴とするスクリーン印刷機。
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