JP2003170105A - 塗布膜形成装置及びその方法 - Google Patents

塗布膜形成装置及びその方法

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JP2003170105A JP2001370266A JP2001370266A JP2003170105A JP 2003170105 A JP2003170105 A JP 2003170105A JP 2001370266 A JP2001370266 A JP 2001370266A JP 2001370266 A JP2001370266 A JP 2001370266A JP 2003170105 A JP2003170105 A JP 2003170105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対して塗布液を線状にスキャン塗布し
て当該基板の表面に塗布液の液膜を形成するにあたり、
被塗布領域を基板の周縁に近付けて基板をより有効に利
用すること。 【解決手段】 基板保持部への基板の受け渡しに際し、
位置合わせを行う機能を有する基板搬送手段を用い、前
処理の終了した基板を塗布ユニット内の基板保持部に受
け渡す。受け渡し終了後、位置検出手段にて基板の正確
な位置を把握し、当該基板の中心座標を求める。そして
基板及び基板保持部の夫々の中心に誤差があればその補
正を行い、制御部にて基板の正確な被塗布領域の位置を
把握した後、当該被塗布領域に対して塗布液を供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば半導体ウエ
ハ、液晶ディスプレイ用のガラス基板、またはフォトマ
スク用のレチクル基板といった各種基板に塗布液の供給
を行い、その基板の表面に塗布液の液膜を形成する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスやLCDの製造プロセス
においては、フォトリソグラフィと呼ばれる技術により
被処理基板へのレジスト処理が行われている。この技術
は、例えば半導体ウエハ(以下ウエハという)にレジス
ト液を塗布して当該表面に液膜を形成し、フォトマスク
を用いて当該レジスト膜を露光した後、現像処理を行う
ことにより所望のパターンを得る、一連の工程により行
われるものである。この工程を行うにあたっては、従来
から例えば塗布ユニット、現像ユニット、及びこれらユ
ニットの処理に対する前後の処理を行うための加熱ユニ
ット、冷却ユニット、並びにこれら各ユニットの間で被
処理基板の受け渡しを行うためのメインアームを備えた
パターン形成装置が用いられている。
【0003】パターン形成装置におけるレジスト液の塗
布ユニットとしては、例えば図16に示すようなレール
Rに沿って移動自在な基板保持部11により、被塗布基
板であるウエハWを裏面側から吸着保持すると共に、こ
の保持されたウエハWの上方に、レジスト液の吐出口が
当該ウエハWと対向するようにノズル12を設け、この
ノズル12を図示しないガイド部材に沿ってX方向に往
復させると共にウエハWをY方向に間欠送りし、いわゆ
る一筆書きの要領でウエハWの表面全体にレジスト液を
供給していくものが知られている。このような塗布装置
では、例えばレジスト液がウエハWの外縁にこぼれ落ち
ると、当該部位に付着したレジスト液がパーティクルと
なって飛散するおそれがあることから、ウエハWにおけ
るデバイス形成が行われる被塗布領域以外の部分にレジ
スト液が付着することを極力抑える必要があり、例えば
図17及び図18に示すような一対の液受け部13(1
3a,13b)が用いられている。
【0004】液受け部13(13a,13b)は、図示
するようにノズル12の移動領域における両端部にX方
向に進退自在に設けられており、塗布処理時にはウエハ
Wの被塗布領域14の幅に応じて移動するように制御部
15から制御される構成とされている。この進退制御に
ついて具体的に説明すると、先ず基板保持部12には既
述の図示しないメインアームから当該基板保持部11の
上に載置される。制御部15には、基板保持部11のY
座標の位置と液受け部13(13a,13b)の離間距
離αとを対応付けたテーブルが記憶されており、そのテ
ーブルは例えば(Y=−99mm,α=○○mm),
(Y=−98.5mm,α=△△mm),(Y=−9
8.0mm,α=□□mm)…といった具合に記述され
ている。Y=−100mmは、ウエハWの先端が例えば
液受け部13aの中央と液受け部13bの中央とを結ぶ
線に位置しているときの基板保持部11の位置であり、
ウエハWが図18中の矢印の方向に前進するにつれてY
の値が例えば0.5mmずつ少なくなる。このように基
板保持部11のY座標位置に応じて液受け部13a,1
3bの離間距離αがX方向に対称に変化し、これにより
ウエハW上のデバイス形成領域にレジスト液が塗布され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで基板保持部11
にウエハWを受け渡すメインアームは、例えばウエハW
の周縁を囲む馬蹄形状をなしていて、ウエハWの周縁を
規制するように構成されており、例えばウエハWが直径
300mmサイズのものであればサイズのばらつきの範
囲内で最大のウエハW例えば直径300.5mmのウエ
ハWが保持できるように構成される。従ってウエハWの
周縁とメインアームの内周部分との間には通常僅かな隙
間があり、ばらつきあるウエハの中でもサイズの小さな
ものほど前記隙間が大きくなる。
【0006】このようにメインアームはウエハWの周縁
を規制しているため、ウエハWは加熱ユニット或いは冷
却ユニットのプレート上の予定としている位置にほぼ正
確に載置され、また塗布ユニットの基板保持部11にお
いても同様である。従って図18に示すようにウエハW
の中心線βは液受け部13a,13b間のほぼ中央に位
置するのでウエハWの周縁よりも少し内方に寄った位置
までレジスト液を塗布することができる。
【0007】ところで、これまではウエハWの周縁から
5mm程度の位置までを被塗布領域としていたため、ウ
エハWの中心線βと液受け部13a,13b間の中心と
が概ね一致していれば支障はなかったが、今後ウエハW
をできるだけ無駄なく使用するために被塗布領域をウエ
ハWの周縁から例えば2mm程度の位置まで形成しよう
とすると、マスク領域16の長さが極めて短くなる。ウ
エハWの周縁から定められた寸法分内側までレジスト液
を塗布しようとする場合、液受け部13の離間距離αは
ウエハWの中心線βが一対の液受け部13a,13bの
の中間点から偏位したときのことを見込んで、ウエハW
のY方向位置に応じた被塗布領域の長さよりも若干マー
ジンをとって大きくする必要があるが、このマージンを
大きくするとウエハWが寄った側と反対側の液受け部1
3がウエハWの周縁よりも外側に位置してしまう。この
ためウエハWの周縁から例えば2mmの位置までレジス
ト液を塗布しようとすると、メインアームでウエハWを
保持したときにおけるウエハWのサイズのばらつきに起
因した保持位置のばらつきが、ウエハWの周縁にレジス
ト液が付着する要因となってしまうことがある。ウエハ
Wの周縁に付着したレジスト液はパーティクルの発生要
因となりやすく、歩留まりに大きな影響を与えてしま
う。従ってウエハWの周縁に近づけてレジスト液を塗布
することができないという課題があった。
【0008】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的は、基板に対して塗布液を線状
にスキャン塗布して当該基板の表面に塗布液の液膜を形
成するにあたり、被塗布領域を基板の周縁に近付けるこ
とで基板をより有効に利用できる技術を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗布膜形成
装置は、基板の表面に塗布液の液膜を形成する塗布膜形
成装置において、前記基板を水平に保持する基板保持部
と、この基板保持部をX方向に移動させかつ鉛直軸まわ
りに回転させるための第1の駆動部と、前記基板保持部
に保持された基板と対向して設けられ、該基板に塗布液
を吐出しながらX方向に往復移動する供給ノズルと、前
記供給ノズルの移動領域の両端部において前記供給ノズ
ルからの塗布液を受け止めて被塗布領域を規制すること
ができるように、互いにX方向に進退自在に設けられる
一対の液受け部と、前記供給ノズルをX方向に移動させ
て基板上に塗布液を直線状に塗布した後、この直線状の
塗布領域がY方向に並べられるように基板保持部を供給
ノズルに対して相対的にY方向に間欠移動させるための
第2の駆動部と、前記基板保持部に保持された基板を回
転させたときに各回転位置における基板の周縁を検出
し、その検出データに基づき基板の中心位置を検出する
位置検出手段と、この位置検出手段の検出結果に基づい
て、基板の中心位置が予定の位置となるように前記第1
の駆動部を介して基板保持部をX方向に移動させる位置
合わせ手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、基板に対して塗
布液の供給を開始するのに先立ち、基板保持部に保持さ
れた基板の中心位置が、例えば所定の塗布開始位置にく
るように予め位置の調整を行っておくことができる。従
って、これまで基板上の被塗布領域と実際の塗布液の供
給範囲との誤差を考慮し、余裕をもたせていた液受け部
による被塗布領域の規制範囲を狭めることができ、結果
として基板の有効なデバイス領域を広げることが可能と
なる。
【0011】また他の発明に係る塗布膜形成装置は、複
数の基板を収納した基板カセットが載置されるカセット
ステーションと、前記基板の表面に塗布液の液膜を形成
する塗布ユニットと、この塗布ユニットにて行われる塗
布処理の前処理または後処理を行う複数の処理ユニット
と、前記カセットステーション内の基板カセットから取
り出された基板を塗布ユニット及び処理ユニットの間
で、基板の周縁を規制した状態で搬送する搬送アームを
備えた基板搬送手段と、を備え、前記塗布ユニットは、
前記基板を水平に保持する基板保持部と、この基板保持
部をX方向に移動させかつ鉛直軸まわりに回転させるた
めの第1の駆動部と、前記基板保持部に保持された基板
と対向して設けられ、該基板に塗布液を吐出しながらX
方向に往復移動する供給ノズルと、前記供給ノズルの移
動領域の両端部において前記供給ノズルからの塗布液を
受け止めて被塗布領域を規制することができるように、
互いにX方向に進退自在に設けられる一対の液受け部
と、前記供給ノズルをX方向に移動させて基板上に塗布
液を直線状に塗布した後、この直線状の塗布領域がY方
向に並べられるように基板保持部を供給ノズルに対して
相対的にY方向に間欠移動させるための第2の駆動部
と、前記基板保持部に保持された基板を回転させたとき
に各回転位置における基板の周縁を検出し、その検出デ
ータに基づき基板の中心位置を検出する位置検出手段
と、この位置検出手段の検出結果に基づいて、基板の中
心位置が予定の位置となるように前記第1の駆動部を介
して基板保持部をX方向に移動させる位置合わせ手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0012】このような構成によれば、基板搬送手段か
ら塗布ユニット内の基板保持部へ受け渡された基板の中
心位置にずれが生じたとしても、その位置のずれを補正
して塗布処理を行うことができるため、塗布処理の結果
が搬送アームに設けられるあそびの量に左右されること
なく基板の有効デバイス領域を広げることができる。
【0013】また本発明に係る塗布膜形成方法は、基板
の表面に塗布液の液膜を形成する塗布膜形成方法におい
て、X方向に移動自在かつ鉛直軸まわりに回転自在な基
板保持部にて基板を水平に保持する工程と、前記基板保
持部に保持された基板を回転させたときに各回転位置に
おける基板の周縁を検出し、その検出データに基づき基
板の中心位置を検出する工程と、検出された基板の中心
位置と一対の液受け部の中間点との間のX方向の誤差を
求め、基板の中心位置及び前記中間点のX座標が一致す
るように基板保持部を相対的にX方向に移動させる工程
と、その後、前記基板保持部に保持された基板と対向し
て設けた供給ノズルを、当該基板に向かって塗布液を吐
出させながらX方向に往復移動させる工程と、前記供給
ノズルの移動領域の両端部において前記供給ノズルから
の塗布液を受け止めて被塗布領域を規制する工程と、供
給ノズルをX方向に移動させて基板上に塗布液が直線状
に塗布された後、この直線状の塗布領域がY方向に並べ
られるように、基板を供給ノズル及び液受け部に対して
相対的にY方向に間欠移動させる工程と、を含むことを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る塗布現像装置
を、基板に対してレジスト膜を形成し、露光後の基板を
現像する塗布・現像装置に適用した実施の形態について
説明する。図1及び図2は本実施の形態の全体構造を示
すものであり、図中21はカセットステーションであ
り、例えば25枚の基板であるウエハWを収納したカセ
ットCを載置するカセット載置部22と、載置されたカ
セットCとの間でウエハWの受け渡しを行うための受け
渡しアーム23とが設けられている。この受け渡しアー
ム23の奥側には筐体24にて周囲を囲まれる処理部S
1が接続されている。処理部S1の中央には基板搬送手
段をなす主搬送手段3が設けられており、これを取り囲
むように例えば奥を見て右側には塗布ユニット4及び現
像ユニット25を組合わせてなる液処理ユニットU1
が、左側、手前側、奥側には塗布ユニットにて行われる
塗布処理の前処理または後処理を行うための処理ユニッ
トや、ウエハWの受け渡しを行うための受け渡し台を備
えた受け渡しユニット等を多段に積み重ねて構成される
棚ユニットU2,U3,U4が夫々配置されている。
【0015】棚ユニットU2,U3,U4を構成する処
理ユニットには、例えば塗布ユニット4にて塗布液が塗
られたウエハWを減圧雰囲気下で乾燥し、該塗布液中に
含まれる溶剤を揮発する減圧乾燥ユニット、ウエハWを
加熱(ベーク)する加熱ユニット、ウエハWを冷却する
冷却ユニット等が含まれる。なお上述した受け渡しユニ
ットは棚ユニットU3及びU4に組み込まれる。また、
上述した主搬送手段3は例えば昇降及び前後に移動自在
で且つ鉛直軸周りに回転自在な搬送アーム(メインアー
ム)を備えており、液処理ユニットU1及び棚ユニット
U2,U3,U4を構成する各ユニット間でウエハWの
受け渡しを行うことが可能となっている。また処理部S
1の奥側にはインタ−フェイス部S2が接続されてい
る。インタ−フェイス部S2は例えば昇降自在、左右、
前後に移動自在かつ鉛直軸まわりに回転自在に構成され
た受け渡し手段26により、処理部S1と図示しない露
光装置との間でウエハWの受け渡しを行うものである。
なお図2では、作図の便宜上受け渡しアーム23及び主
搬送手段3を省略している。
【0016】ここで主搬送手段3の構成について図3〜
5を参照しながら説明を行う。図3中31は昇降自在な
アーム部であり、ウエハWを保持すると共に複数段例え
ば3段に設けられる搬送アーム32(32a,32b,
32c)と、これらを下方側にて支持する基台33とで
構成される。アーム部31の両側方には、当該アーム部
31を上下に案内するための一対のガイド部材34が設
けられ、その上下端は連結部材35(35a,35b)
によって連結されている。また連結部材35bはその下
方側を回転台36により支持されており、この回転台3
6により主搬送手段3は一体的に鉛直軸周りにθ回転で
きる構成とされている。
【0017】搬送アーム32(32a,32b,32
c)は、夫々がウエハWの周縁部を保持すると共に基台
33の長手方向に独立して進退自在に設けられ、その駆
動制御は既述の駆動機構37を介して制御部5により行
われる。搬送アーム32aを例にとり、その構成につい
て図4(a)を参照して説明すると、先端側には前方側が
切欠された馬蹄形状の支持枠p1が形成されており、こ
の支持枠p1の内側にウエハWの周縁を保持及び規制す
る規制部材をなす支持片p2が複数個例えば3個設けら
れている。各支持片p2には、図4(b)に図示するよう
に下方内側に傾斜する傾斜面p3が形成され、ウエハW
をこの傾斜面p3に沿って上方側から滑り落とし込ませ
ることで、ウエハWの周縁をいつも概ね同じ姿勢で保持
及び規制できるようになっている。
【0018】また搬送アーム32aは、ウエハWを例え
ば300mm±0.2mmサイズとしたときに、その誤
差を考慮して例えば300.5mmまで保持できるよう
に、各支持片p2とウエハWとの間に僅かな遊びをもた
せた構成とされている。更にまた、搬送アーム32a
は、ウエハWの搬送時において当該搬送アーム32aの
中心p4(ウエハWを保持したときのウエハWの中心)
がウエハWの受け渡し先におけるウエハWの載置予定位
置(例えば後述する塗布ユニット4の基板保持部41の
中心q)まで正確に向かうように、予めティーチングに
よる位置合わせ作業が行われており、こうして得た位置
合わせ情報に基づいてウエハWの搬送制御がなされるよ
うになっている。
【0019】次いで塗布ユニット4について図5及び6
を参照しながら説明を行う。図中40は筐体であり、そ
の内部空間は中央にスリット41が形成された仕切り板
42にて上下に区画されており、また図示しない気流形
成手段により例えば清浄な空気のダウンフローが形成さ
れている。スリット41における長さ方向の幅は、例え
ばウエハWの被塗布領域の最大幅と略同じとされてい
る。
【0020】先ず仕切り板42下方側の下部側空間40
aから説明すると、43はウエハWを裏面側にて例えば
真空吸着して水平保持する基板保持部であり、吸着部4
4と、吸着部44を昇降自在及び鉛直軸周りに回転自在
とするための回転基体45とで構成される。回転基体4
5はその下端を移動体46によって支持されると共にX
方向駆動部47を介して移動体46の上面に設けられる
レール47aに沿ってX方向に移動可能とされており、
また移動体46はボールネジ機構よりなるY方向駆動部
48(作図の便宜上、ボールネジのみを図示)を介して
筐体40の底面に設けられるレール48aに沿ってY方
向に移動可能とされている。即ち、回転基体45、X方
向駆動部47及びレール47aは第1の駆動部に相当
し、Y方向駆動部48及びレール48aは第2の駆動部
に相当するものであり、夫々の駆動制御は制御部5から
行われる。また制御部5は、上記の各駆動部位に設けら
れる図示しないモータと連結されるパルスエンコーダ等
から基板保持部43の位置(座標)及び回転角を把握で
きるように構成されている。
【0021】仕切り板42上方の上部側空間40bに
は、既述のスリット41の一部を覆うことができるよう
に進退駆動部71を介して互いに対称にX方向に進退自
在な一対の液受け部72(72a,72b)と、この液
受け部72(72a,72b)の移動領域上方において
ガイド部材73に沿ってX方向にガイドされる供給ノズ
ル74と、ガイド部材73を介して供給ノズル74をX
方向に駆動させるノズル駆動部75とが設けられてい
る。また液受け部72(72a,72b)は上方から落
下してくるレジスト液を受け止め、これを回収すること
ができるように例えばトレー状に形成されており、更に
図示は省略するが表面に付着したレジスト液を洗い流す
ための洗浄機構、或いは受けたレジスト液を装置外部に
排出するためのドレインラインなどが設けられている。
【0022】ここで基板保持部43における吸着部44
の構造について説明すると、吸着部44の上面44aは
図7の平面図に示すように円形をなしており、その表面
には周方向に例えば均等間隔となるように4つの吸着手
段44bが設けられている。これら吸着手段44bは図
8に示すように断面凸状とされており、その先端にはウ
エハWの裏面側を吸着保持するための吸引口44cが形
成されている。各吸引口44cは、吸着部44内部に形
成されるは吸引路44dを介して吸引ポンプ44eへと
連通し、吸引路44dには例えば制御部5にて開閉制御
がなされる開閉バルブV1が介設されている。
【0023】また下部側空間40aには基板保持部43
の移動領域の側方に、主搬送手段3から受け渡されたウ
エハWの中心p4の位置を把握するための位置検出手段
6が設けられており、以下図6及び図9を参照しながら
その構成を説明する。この位置検出手段6は、断面コ字
型をなすコ字型部61の内面に撮像手段をなすCCDカ
メラ62と、照明用のLED62とを対向させて設けた
構成とされており、例えば図9に示すようにウエハWを
このコ字型部61に進入させると共にLED63から光
の照射を行う。
【0024】制御部5は、CCDカメラ62にて得た画
像データを処理する画像処理部5aと、この画像処理部
5aで処理された画像データに基づいてウエハWの所定
の向きにおける中心p4の位置を求める中心位置演算部
5bと、中心位置演算部5bで求めたウエハWの中心p
4と基板保持部43の回転中心qとのX方向及びY方向
の誤差を求め、その誤差に応じて基板保持部43の位置
修正を行う誤差補正部5cと、を備えている。即ち、既
述の基板保持部43を駆動させるための各部位及び制御
部5の各構成要素は、特許請求の範囲における位置合わ
せ手段に相当するものであり、これらによって修正され
るウエハWの誤差とは、ウエハWの向きをレジスト塗布
時と同じにしたときのものである。また制御部5は、基
板保持部43の中心qのY座標とこれに対応した液受け
部72aから72bまでの間隔とを対応付けたテーブル
(図示せず)を格納した記憶部5dを備えており、塗布
処理時にはこのテーブルを参照して基板保持部43及び
液受け部72(72a,72b)の移動制御を行う構成
とされている。
【0025】以下に本実施の形態の作用を図10に示す
工程図に沿って説明する。先ずカセットCがカセットス
テーション21に搬入されると、受け渡しアーム23に
よりウエハWがカセットCから取り出され(ステップS
1)、棚ユニットU3中の受け渡しユニット100を介
して主搬送手段3へと受け渡される。そして棚ユニット
U2(U3,U4)に含まれる各処理ユニット内にて例
えば疎水化処理が行われ、次いで冷却処理が行われる
(ステップS2)。冷却処理を行った処理ユニット(冷
却ユニット)から搬送アーム32aへのウエハWの受け
渡しについては、先ず図11(a)に示すように例えば冷
却プレート101の孔部102に突没自在に設けられる
複数の支持ピン103が上昇し、支持ピン103が上昇
したままの状態で搬送アーム32aが進入する。そして
支持ピン103を下降させることでウエハWは既述のよ
うに支持片p2の傾斜面p3に沿って下降し、図11
(b)に示すように支持片p2内の所定の位置に収まると
共に水平姿勢にて保持される(ステップS3)。
【0026】そしてウエハWは主搬送手段3の働きによ
り塗布ユニット4近傍まで搬送され、既述の位置合わせ
情報に基づいて搬送アーム32aが基板保持部43上方
の所定位置まで進入すると、例えば冷却プレート101
にウエハWを受け渡したときと同様の手順、即ち吸着部
44が支持枠p1内で上昇してウエハWを受け取り、搬
送アーム32aを筐体40から退出させた後にウエハW
を所定の高さまで下降させるようにして、受け渡し作業
が完了する(ステップS4)。このとき制御部5ではバ
ルブV1の開制御を行うことで各吸引口44cにおける
吸引を開始し、こうしてウエハWは吸着部44に固定さ
れる。
【0027】次いで、ウエハWの中心p4と基板保持部
43(吸着部44)の中心qとの間のX方向の誤差を補
正するため、先ずウエハWの中心位置の検出が行われる
(ステップS5)。この工程は先ず基板保持部43を移
動させ、ウエハWを位置検出手段6のコ字型部61内に
進入させて行われるものであり、以下図12を参照しな
がら説明する。画像処理部5aでは、最初に例えばCC
Dカメラ62から送信される画像データに基づき、ウエ
ハW外縁に形成される位置合わせのための指標であるノ
ッチrを認識し、このノッチrにおける一方の角部r1
から基板保持部43の中心qまでの距離d(d1)を算
出する。そして図12に示すように基板保持部43を回
転させ、例えばr1の最初の座標と基板保持部43の中
心qとを結ぶ線を基準線Lとしたときの回転角θ(θ
1,θ2,θ3,θ4...)毎に、基準線LとウエハW外縁
との交点rn(r1,r2,r3,r4...)から前記中心
qまでの距離dn(d1,d2,d3,d4...)の記録を
行い、基板保持部43が一回転したところで全輪郭の位
置が判明するため、ウエハWの中心W1の座標が求ま
る。
【0028】こうしてウエハWの中心W1の座標が求ま
ると、ウエハWを所定の向き例えば図18に示すような
ノッチrが塗布処理時における当該ウエハWの進行方向
の後方側に位置する向きに回転させ、誤差補正部5cは
この状態におけるウエハWの中心W1と基板保持部43
の中心qとのX方向及びY方向の誤差を算出する。そし
て両者の間にX方向の誤差が生じていれば、当該誤差分
だけX方向駆動部47を介して基板保持部43をX方向
に移動し(ステップS6)、ウエハWの中心W1と例え
ばスリット41の中心(液受け部72a,72bの中間
点)とのX座標を一致させる。またY方向の誤差が生じ
ていれば、当該誤差分を修正し、ウエハWの被塗布領域
のY方向における先端部が供給ノズル74の移動領域の
下方側となる位置(塗布処理の待機位置)までウエハW
を移動させる(ステップS7)。
【0029】そして図13に示すように供給ノズル74
からレジスト液の吐出を行うと共に当該供給ノズル74
をX方向にスキャンさせ、これに合わせてウエハWを図
中Bの方向に間欠的に移動させていき、こうしてウエハ
Wの一端側から他端側までいわば一筆書きの要領でレジ
スト液の塗布が行われる(ステップS8)。このとき液
受け部72(72a,72b)は記憶部5d内の前記テ
ーブルの内容に基づいて両者共にウエハWの外縁部を正
確に同じ幅だけ覆い、且つその間隔をずらしながら移動
しており、その一方で供給ノズル74は図14に示すよ
うに液受け部72aと液受け部72bとの夫々の上方を
移動し、且つX方向の移動範囲を変化させながらレジス
ト液の供給を行うため、結果としてウエハWの表面に
は、端部から例えば正確に2mmの領域を残して他の全
ての部位にレジスト液が塗布されることとなる。また供
給ノズル74からウエハWの被塗布領域以外の部位に供
給されたレジスト液は、全て液受け部72(72a,7
2b)にて受け止められ、図示しないドレインライン等
を介して回収される。
【0030】そして塗布処理が終了すると、ウエハWは
主搬送手段3により搬入時とは逆の手順で塗布ユニット
4から搬出され、所定の後処理(ステップS9)が行わ
れる。具体的には例えば棚ユニットU2,U3,U4内
の各処理ユニットにて冷却或いは減圧乾燥、加熱等の後
処理を行った後、ウエハWをインターフェイス部S2を
介して例えば図外に設けられる露光装置へ搬送し、ここ
で当該ウエハWの露光を行う。露光終了後、ウエハWは
逆の経路で処理部S1内へと戻され、現像ユニット25
にて現像された後(ステップS10)、カセット載置部
22に載置されるカセットC内へと戻される(ステップ
S11)。
【0031】このように本実施の形態によれば、主搬送
手段3により塗布処理の前後処理においては影響が生じ
ない程度にウエハWの位置合わせを行っている塗布膜形
成装置において、塗布ユニット4内で更に正確な位置合
わせを行うようにしているため、液受け部72(72
a,72b)の中間点とウエハWの中心線とを正確に一
致させることができ、ウエハWは周縁部の左右において
液受け部72a、72bによりバランスよく覆われるの
で、液受け部72(72a,72b)によるウエハWの
被覆範囲を従来より狭めることができる。従ってウエハ
W表面の被塗布領域であるデバイス領域を広くとること
ができるため、ウエハWの更なる有効利用が可能とな
る。
【0032】また本実施の形態では、基板保持部43に
おけるウエハWの保持を、基板保持部43に設けた4つ
の吸着手段44bにて行うようにしているため、少ない
接触面積で安定した基板保持を行うことができる。とこ
ろで上述実施の形態では基板として半導体ウエハを用い
る例を示したが、基板は例えば液晶ディスプレイ用のガ
ラス基板、またはフォトマスク用のレチクル基板といっ
た各種基板を用いることが可能であり、例えばレチクル
基板のような外周縁の上下端が傾斜してカットされてい
る基板については、基板保持部43に代えて、図15に
示すような断面くの字型をなす進退自在な把持部81を
複数基例えば4基設け、各々が当該基板を側方側から挟
むようにして水平保持する構成とすることも可能であ
る。このような構成では把持部81の傾斜面82(82
a,82b)の夫々が上側のカット面83aと下側のカ
ット面83bの角度に合致し、この部分だけで基板を保
持するため、基板と各把持部82との接触面積が小さく
て済み、パーティクル発生のおそれが少ない。
【0033】なお、塗布処理開始に先立って行ったウエ
ハWの向きの調整については、上述実施の形態ではノッ
チが当該ウエハWの進行方向後ろ側に位置する例を示し
たが、例えば画像処理部5aにて得たウエハW表面の画
像データに基づいて調整を行うようにしてもよい。こう
することで、例えばウエハW表面上の配線パターンに最
適な向きでレジスト液の塗布を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基板に対
して塗布液を線状にスキャン塗布して当該基板の表面に
塗布液の液膜を形成するにあたり、被塗布領域を基板の
周縁に近付けることができ、基板をより有効に利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗布膜形成装置の実施の形態にお
ける全体構造を示す平面図である。
【図2】上記の実施の形態における全体構造を示す斜視
図である。
【図3】上記の実施の形態において用いられる基板搬送
手段を示す斜視図である。
【図4】上記の基板搬送手段に設けられる搬送アームの
一例を示す平面図と縦断面図である。
【図5】上記の実施の形態において用いられる塗布ユニ
ットの構成を示す縦断面図である。
【図6】上記塗布ユニットの構成を示す平面図である。
【図7】上記塗布ユニットに設けられる基板保持部(吸
着部)の上面を示す概略平面図である。
【図8】上記吸着部及びその関連部位についての構成を
示す概略断面図である。
【図9】上記塗布ユニットに設けられる位置検出手段及
びこれに関連する部位の構成を示す説明図である。
【図10】本実施の形態の作用を示す工程図である。
【図11】塗布処理の前処理を行うユニットにおける、
当該ユニット内の基板保持部から搬送アームに対して基
板の受け渡しの様子を示す作用説明図である。
【図12】位置検出手段による作用を示す作用説明図で
ある。
【図13】塗布処理時における供給ノズル及びウエハW
の相対的な移動関係を説明する斜視図である。
【図14】塗布処理時におけるウエハW外縁部近傍の様
子を示す作用説明図である。
【図15】本発明に係る他の実施の形態を示す概略説明
図である。
【図16】従来の技術における塗布処理の様子を示す斜
視図である。
【図17】従来の技術における塗布装置を示す縦断面図
である。
【図18】従来の技術における塗布装置を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ 3 主搬送手段 31 アーム部 32a 搬送アーム 43 基板保持部 44 吸着部 44b 吸着手段 45 回転基体 46 移動体 47 X方向駆動部 48 Y方向駆動部 5 制御部 5a 画像処理部 5b 中央位置演算部 5c 誤差補正部 5d 記憶部 6 位置検出手段 72(72a,72b) 液受け部 74 供給ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月13日(2001.12.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図8】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古閑 法久 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 大野 修二 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AB16 AB17 EA04 4D075 AC65 AC93 CA48 DA06 DB13 DB14 DC22 DC24 EA07 EA45 4F042 AA02 AA07 AB00 BA22 CB03 CB11 EB05 EB07 EB09 EB13 EB18 EB21 EB23 EB29 5F031 CA02 CA05 CA07 DA01 FA01 FA02 FA04 FA07 GA06 GA47 GA49 HA08 HA14 HA57 HA58 JA01 JA04 JA22 JA29 JA36 JA45 JA51 KA11 LA07 LA12 MA26 PA30 5F046 JA02 JA27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に塗布液の液膜を形成する塗
    布膜形成装置において、 前記基板を水平に保持する基板保持部と、 この基板保持部をX方向に移動させかつ鉛直軸まわりに
    回転させるための第1の駆動部と、 前記基板保持部に保持された基板と対向して設けられ、
    該基板に塗布液を吐出しながらX方向に往復移動する供
    給ノズルと、 前記供給ノズルの移動領域の両端部において前記供給ノ
    ズルからの塗布液を受け止めて被塗布領域を規制するこ
    とができるように、互いにX方向に進退自在に設けられ
    る一対の液受け部と、 前記供給ノズルをX方向に移動させて基板上に塗布液を
    直線状に塗布した後、この直線状の塗布領域がY方向に
    並べられるように基板保持部を供給ノズルに対して相対
    的にY方向に間欠移動させるための第2の駆動部と、 前記基板保持部に保持された基板を回転させたときに各
    回転位置における基板の周縁を検出し、その検出データ
    に基づき基板の中心位置を検出する位置検出手段と、 この位置検出手段の検出結果に基づいて、基板の中心位
    置が予定の位置となるように前記第1の駆動部を介して
    基板保持部をX方向に移動させる位置合わせ手段と、を
    備えたことを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の基板を収納した基板カセットが載
    置されるカセットステーションと、 前記基板の表面に塗布液の液膜を形成する塗布ユニット
    と、 この塗布ユニットにて行われる塗布処理の前処理または
    後処理を行う複数の処理ユニットと、 前記カセットステーション内の基板カセットから取り出
    された基板を塗布ユニット及び処理ユニットの間で、基
    板の周縁を規制した状態で搬送する搬送アームを備えた
    基板搬送手段と、を備え、 前記塗布ユニットは、前記基板を水平に保持する基板保
    持部と、 この基板保持部をX方向に移動させかつ鉛直軸まわりに
    回転させるための第1の駆動部と、 前記基板保持部に保持された基板と対向して設けられ、
    該基板に塗布液を吐出しながらX方向に往復移動する供
    給ノズルと、 前記供給ノズルの移動領域の両端部において前記供給ノ
    ズルからの塗布液を受け止めて被塗布領域を規制するこ
    とができるように、互いにX方向に進退自在に設けられ
    る一対の液受け部と、 前記供給ノズルをX方向に移動させて基板上に塗布液を
    直線状に塗布した後、この直線状の塗布領域がY方向に
    並べられるように基板保持部を供給ノズルに対して相対
    的にY方向に間欠移動させるための第2の駆動部と、 前記基板保持部に保持された基板を回転させたときに各
    回転位置における基板の周縁を検出し、その検出データ
    に基づき基板の中心位置を検出する位置検出手段と、 この位置検出手段の検出結果に基づいて、基板の中心位
    置が予定の位置となるように前記第1の駆動部を介して
    基板保持部をX方向に移動させる位置合わせ手段と、を
    備えたことを特徴とする塗布膜形成装置。
  3. 【請求項3】 一対の液受け部は、基板保持部の回転中
    心の移動路に対して、互いに対称に進退することを特徴
    とする請求項1または2記載の塗布膜形成装置。
  4. 【請求項4】 第2の駆動部は、基板保持部をY方向に
    間欠移動させるように構成され、 基板保持部のY方向の位置と一対の液受け部との離間距
    離とを対応付けたテーブルを記憶する記憶部と、 この記憶部に記憶されたテーブルを読み出して基板保持
    部及び液受け部の位置を制御する制御部と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の塗布膜形成
    装置。
  5. 【請求項5】 位置合わせ手段は、検出結果に基づいて
    更に第2の駆動部を介して基板保持部のY方向の位置を
    制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の塗布膜形成装置。
  6. 【請求項6】 基板の表面に塗布液の液膜を形成する塗
    布膜形成方法において、 X方向に移動自在かつ鉛直軸まわりに回転自在な基板保
    持部にて基板を水平に保持する工程と、 前記基板保持部に保持された基板を回転させたときに各
    回転位置における基板の周縁を検出し、その検出データ
    に基づき基板の中心位置を検出する工程と、 検出された基板の中心位置と一対の液受け部の中間点と
    の間のX方向の誤差を求め、基板の中心位置及び前記中
    間点のX座標が一致するように基板保持部を相対的にX
    方向に移動させる工程と、 その後、前記基板保持部に保持された基板と対向して設
    けた供給ノズルを、当該基板に向かって塗布液を吐出さ
    せながらX方向に往復移動させる工程と、 前記供給ノズルの移動領域の両端部において前記供給ノ
    ズルからの塗布液を受け止めて被塗布領域を規制する工
    程と、 供給ノズルをX方向に移動させて基板上に塗布液が直線
    状に塗布された後、この直線状の塗布領域がY方向に並
    べられるように、基板を供給ノズル及び液受け部に対し
    て相対的にY方向に間欠移動させる工程と、を含むこと
    を特徴とする塗布膜形成方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の各工程は塗布ユニットに
    て行われるものであり、 この塗布ユニットにて行われる各工程の前処理を行う工
    程と、 この前処理の終了した基板を搬送アームにて受け取り、
    当該基板の周縁を規制した状態で塗布ユニットに搬送す
    る工程と、 基板を受け取った後、搬送アームが当該基板を塗布ユニ
    ット内の基板保持部へと受け渡す工程と、を含むことを
    特徴とする請求項6記載の塗布膜形成方法。
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