JP2003169043A - 受信クロック生成方法及び受信クロック生成装置 - Google Patents

受信クロック生成方法及び受信クロック生成装置

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JP2003169043A
JP2003169043A JP2001368824A JP2001368824A JP2003169043A JP 2003169043 A JP2003169043 A JP 2003169043A JP 2001368824 A JP2001368824 A JP 2001368824A JP 2001368824 A JP2001368824 A JP 2001368824A JP 2003169043 A JP2003169043 A JP 2003169043A
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pulse
edge
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Yuji Nishiyama
裕士 西山
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単且つ安価な構成で、より短時間で受信ク
ロックを生成することを可能にした受信クロック生成方
法及び受信クロック生成装置を提供する。 【解決手段】 2値の受信データDATA0を基準クロ
ックCLKrefでサンプリングすることによって正規化
し、これにより得られる受信用データDATAの各エッ
ジに同期して受信データDATA0のビット伝送速度の
逆数に等しい繰り返し周期Aでパルスを生成し、このパ
ルスを受信用データDATAからビット抽出を行うため
の受信クロックCLKとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2値の受信データ
からビット抽出を行うための受信クロックを生成する受
信クロック生成方法及び受信クロック生成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、例えば、特開2000−132
18号の公報に開示されているように、送信側のクロッ
クでRZ符号化された受信データを遅延させたデータ
と、上記受信データを電圧制御発振器から出力されるク
ロックでリタイミング(ラッチ)したデータとの位相差
を検出し、この位相差がなくなるように電圧制御発振器
から出力されるクロックの周波数を制御し、この電圧制
御発振器から出力されるクロックを受信データからビッ
ト抽出を行うための受信クロックとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公報に開示されている技術では、送信側では送信データ
にクロックを重畳するために送信データを送信クロック
でRZ符号化する回路が必要になるとともに、受信側で
は復号化する回路が必要になるという問題があった。
【0004】また、位相比較器による位相比較が正常に
行われるようにするために、フリップフロップのデータ
ラインのセットアップ時間、伝播遅延時間、及び、受信
データにおけるジッタ量を考慮した遅延回路が必要にな
るという問題があった。
【0005】さらに、受信データのエッジを利用して位
相比較を行っているため、受信データにおけるジッタの
影響を少なからず受け、これがそのまま位相同期が確率
するまでの時間を遅らせてしまうという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、簡単且つ安価な構成
で、より短時間で受信クロックを生成することを可能に
した受信クロック生成方法及び受信クロック生成装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、2値の受信データを基準クロックでサ
ンプリングすることによって正規化し、これにより得ら
れる受信用データの各エッジに同期したパルスであっ
て、前記受信データのビット伝送速度の逆数を繰り返し
周期とするパルスを生成し、このパルスを前記受信用デ
ータからビット抽出を行うための受信クロックとしてい
る。
【0008】尚、前記受信データのジッタが前記正規化
に対して影響を及ぼさないような値に前記基準クロック
の周波数を設定してもよい。また、前記基準クロックの
周波数を可変にしておいてもよい。
【0009】また、前記受信用データのエッジが本来の
位置からずれている量が許容範囲内であるか否かを判定
し、許容範囲内でないと判定した場合には、前記パルス
の生成を停止するようにしてもよい。
【0010】前記受信用データのエッジが本来の位置か
らずれている量が許容範囲内であるか否かの判定は例え
ば以下にように行う。前記受信用データの立ち上がりエ
ッジから前記受信データのビット伝送速度の逆数に等し
い時間の間隔で、前記受信用データのエッジが本来の位
置からずれている量の許容範囲に相当するパルス幅をも
った判定用パルスの中心が位置するように、該判定用パ
ルスが現れる第1の判定用信号、及び、前記受信用デー
タの立ち下がりエッジから前記受信データのビット伝送
速度の逆数に等しい時間の間隔で、前記判定用パルスの
中心が位置するように、前記判定用パルスが現れる第2
の判定用信号を生成し、前記受信用データの立ち下がり
エッジで前記第1の判定用信号に前記判定用パルスが現
れているか否かによって、この立ち下がりエッジが本来
の位置からずれている量が許容範囲内であるか否かを判
定するとともに、前記受信用データの立ち上がりエッジ
で前記第2の判定用信号に前記判定用パルスが現れてい
るか否かによって、この立ち上がりエッジが本来の位置
からずれている量が許容範囲内であるか否かを判定す
る。このとき、前記第1の判定用信号及び前記第2の判
定用信号に現れる前記判定用パルスのパルス幅を可変に
しておいてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態で
ある受信クロック生成装置のブロック図である。同図に
おいて、1は基準クロック発生部、2はサンプリング
部、3はエッジ検出部、4はデータ「1」期間判定部、
5はデータ「0」期間判定部、6は受信クロック生成部
である。
【0012】基準クロック発生部1は、2値の受信デー
タDATA0のビット伝送速度に比して充分に高い周波
数の基準クロックCLKrefを出力する。サンプリング
部2は、受信データDATA0を基準クロックCLKref
でサンプリングする。これにより、サンプリング部2で
のサンプリングによって得られるデータ(以下、「受信
用データ」と称する)DATAは、図2のタイミングチ
ャートに示すように、受信データDATA0を基準クロ
ックCLKrefで正規化したデータ(受信データDAT
0と波形が実質的に一致する、基準クロックCLKref
に同期したデータ)となる。
【0013】そして、受信データDATA0が基準クロ
ックCLKrefで正規化されたデータである受信用デー
タDATAは、エッジ検出部3に供給されるとともに、
受信クロック生成部6から出力される受信クロックCL
Kの立ち上がりエッジでビット抽出を行う対象として取
り扱われる。
【0014】尚、基準クロックCLKrefの周波数につ
いては、本実施形態では、受信データDATA0のビッ
ト伝送速度の32(2の5乗)倍としているが、受信デ
ータDATA0におけるジッタが実用上問題とならない
(受信データDATA0が正規化される際に影響を及ぼ
さない)ように設定すればよく、受信データDATA0
におけるビット伝送速度が低い場合には、受信データを
読み込み判断するのに要する時間が充分あるため、この
例より低くしても差し支えない。逆に、受信データDA
TA0におけるビット伝送速度が高い場合には、受信デ
ータを読み込み判断する精度が要求されるため、この例
より高くしなければならないこともある。
【0015】これを受けて、本実施形態では、基準クロ
ックCLKrefの周波数を可変にしており、これによ
り、受信データDATA0におけるジッタが実用上問題
とならない程度の不必要に高くない周波数に設定するこ
とができ、消費電力及びノイズの低減などの面で有効で
ある。
【0016】尚、このように、受信データのジッタを考
慮に入れて基準クロックCLKrefの周波数を設定する
ことによって、受信データのジッタが受信データの正規
化に対して及ぼす影響を排除することができ、その結
果、誤り率の悪化を防止することができる。
【0017】エッジ検出部3は、受信用データDATA
の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを検出し、立
ち上がりエッジを検出信号Eu、立ち下がりエッジを検
出信号Edでそれぞれデータ「1」期間判定部4、デー
タ「0」期間判定部5、及び、受信クロック生成部6に
通知する。
【0018】データ「1」期間判定部4は、受信用デー
タDATAの立ち上がりエッジから時間Aの間隔でパル
ス幅Bの判定用パルスの中心が位置するように、この判
定用パルスが現れるデータ「1」期間判定用信号aを内
部で生成する(図2に示すタイミングチャートを参
照)。
【0019】ここで、Aは受信データDATA0のビッ
ト伝送速度の逆数に等しい時間であり、Bは受信用デー
タDATAのエッジが本来の位置からずれている量の許
容範囲(以下、「エッジ変動許容範囲」と称する)に相
当する時間である。尚、データ「1」期間判定部4で
は、データ「1」期間判定用信号aを生成するためには
時間を認識する必要があるが、基準クロックCLKref
に基づいて時間を計測するようになっている。
【0020】また、データ「1」期間判定部4は、受信
用データDATAの立ち下がりエッジで、データ「1」
期間判定用信号aが1(ハイレベル)であれば(言い換
えれば、データ「1」期間判定用信号aに判定用パルス
が現れていれば)、出力信号であるデータ「1」期間判
定結果信号cを1にし(図2に示すタイミングチャート
の時刻t1、t3を参照)、一方、データ「1」期間判定
用信号aが0(ローレベル)であれば(言い換えれば、
データ「1」期間判定用信号aに判定用パルスが現れて
いなければ)、データ「1」期間判定結果信号cを0に
する(図2に示すタイミングチャートの時刻t5を参
照)。すなわち、データ「1」期間判定部4から出力さ
れるデータ「1」期間判定結果信号cは、データ「1」
期間判定用信号aを受信用データDATAの立ち下がり
エッジでラッチした信号となる。
【0021】したがって、データ「1」期間判定結果信
号cが1であれば、受信用データDATAの1の期間が
正常である(受信用データDATAの立ち下がりエッジ
がエッジ変動許容範囲内である)ことを意味しており、
一方、データ「1」期間判定結果信号cが0であれば、
受信用データDATAの1の期間が異常である(受信用
データDATAの立ち下がりエッジがエッジ変動許容範
囲内でない)ことを意味している。
【0022】また、データ「1」期間判定部4は、デー
タ「1」期間判定結果信号cが0であるときには、受信
用データDATAの立ち上がりエッジでデータ「1」期
間判定結果信号cを1にする(図2に示すタイミングチ
ャートの時刻t0を参照)。尚、本実施形態では、デー
タが送信されてこない状態では受信データDATA0
0になる場合を想定しているが、データが送信されてこ
ない状態では受信データDATA0が1になる場合は、
データ「1」期間判定部4が、データ「1」期間判定結
果信号cが0であるときには、受信用データDATAの
立ち下がりエッジでデータ「1」期間判定結果信号cを
1にするようにしておけばよい。
【0023】データ「0」期間判定部5は、受信用デー
タDATAの立ち下がりエッジから時間Aの間隔でパル
ス幅Bの判定用パルスの中心が位置するように、この判
定用パルスが現れるデータ「0」期間判定用信号bを内
部で生成する(図2に示すタイミングチャートを参
照)。
【0024】尚、データ「0」期間判定部5では、デー
タ「0」期間判定用信号bを生成するためには時間を認
識する必要があるが、基準クロックCLKrefに基づい
て時間を計測するようになっている。
【0025】また、データ「0」期間判定部5は、受信
用データDATAの立ち上がりエッジで、データ「0」
期間判定用信号bが1であれば(言い換えれば、データ
「0」期間判定用信号bに判定用パルスが現れていれ
ば)、出力信号であるデータ「0」期間判定結果信号d
を1にし(図2に示すタイミングチャートの時刻t2
参照)、一方、データ「0」期間判定用信号bが0であ
れば(言い換えれば、データ「0」期間判定用信号bに
判定用パルスが現れていなければ)、データ「0」期間
判定結果信号dを0にする(図2に示すタイミングチャ
ートの時刻t4を参照)。すなわち、データ「0」期間
判定部5から出力されるデータ「0」期間判定結果信号
dは、データ「0」期間判定用信号bを受信用データD
ATAの立ち上がりエッジでラッチした信号となる。
【0026】したがって、データ「0」期間判定結果信
号dが1であれば、受信用データDATAの0の期間が
正常である(受信用データDATAの立ち上がりエッジ
がエッジ変動許容範囲内である)ことを意味しており、
一方、データ「0」期間判定結果信号dが0であれば、
受信用データDATAの0の期間が異常である(受信用
データDATAの立ち上がりエッジがエッジ変動許容範
囲内でない)ことを意味している。
【0027】また、データ「0」期間判定部5は、デー
タ「0」期間判定結果信号dが0であるときには、受信
用データDATAの立ち上がりエッジでデータ「0」期
間判定結果信号dを1にする(図2に示すタイミングチ
ャートの時刻t0を参照)。尚、本実施形態では、デー
タが送信されてこない状態では受信データDATA0
0になる場合を想定しているが、データが送信されてこ
ない状態では受信データDATA0が1になる場合は、
データ「0」期間判定部5が、データ「0」期間判定結
果信号dが0であるときには、受信用データDATAの
立ち下がりエッジでデータ「0」期間判定結果信号dを
1にするようにしておけばよい。
【0028】ここで、本実施形態では、データ「1」期
間判定結果信号c、及び、データ「0」期間判定結果信
号dに発生する判定用パルスのパルス幅が可変になって
おり、これにより、エッジ変動許容範囲の変更に対応す
ることができる。
【0029】受信クロック生成部6は、受信用データD
ATAのエッジに同期したパルスであって、時間A(受
信データDATA0のビット伝送速度の逆数に等しい時
間)を繰り返し周期とするパルスを生成する。そして、
受信クロック生成部6で生成されるパルスが、受信用デ
ータDATAからビット抽出を行うための受信クロック
CLKとして取り扱われる。
【0030】したがって、受信用データDATAの立ち
上がり及び立ち下がりの両エッジで受信クロックCLK
の同期補正が行われることになる(図2に示すタイミン
グチャートの時刻t0、t1、t2、t3を参照)。尚、受
信クロック生成部6では、上記パルスを生成するために
は時間を認識する必要があるが、基準クロックCLK
refに基づいて時間を計測するようになっている。
【0031】但し、受信クロック生成部6は、データ
「1」期間判定結果信号cとデータ「0」期間判定結果
信号dとの少なくとも一方が0である間は、パルスの生
成を停止する(図2に示すタイミングチャートの時刻t
4以降を参照)。したがって、受信用データDATAの
エッジがエッジ変動許容範囲内にない状態になってから
受信用データDATAの次の立ち上がりエッジまでは受
信クロックCLKが生成されないことになる。
【0032】以上の構成により、各信号のタイミングチ
ャートは例えば図2に示すようになる。尚、同図中のX
は、エッジがエッジ変動許容範囲内にないビット(異常
なビット)を意味している。受信用データDATAの最
初のエッジである立ち上がりエッジ(時刻t0)では、
データ「1」期間判定結果信号c及びデータ「0」期間
判定結果信号dが1になるので、受信クロックCLKの
生成が開始される。
【0033】受信用データDATAの次のエッジである
立ち下がりエッジ(時刻t1)では、データ「1」期間
判定用信号aが1であり、データ「1」期間判定結果信
号cは1のまま維持されるので、このエッジはエッジ変
動許容範囲内にあると認識されて、受信クロックCLK
の生成が継続されるとともに、受信クロックCLKの同
期補正が行われる。
【0034】受信用データDATAの次のエッジである
立ち上がりエッジ(時刻t2)では、データ「0」期間
判定用信号bが1であり、データ「0」期間判定結果信
号dは1のまま維持されるので、このエッジはエッジ変
動許容範囲内にあると認識されて、受信クロックCLK
の生成が継続されるとともに、受信クロックCLKの同
期補正が行われる。
【0035】受信用データDATAの次のエッジである
立ち下がりエッジ(時刻t3)では、データ「1」期間
判定用信号aが1であり、データ「1」期間判定結果信
号cは1のまま維持されるので、このエッジはエッジ変
動許容範囲内にあると認識されて、受信クロックCLK
の生成が継続されるとともに、受信クロックCLKの同
期補正が行われる。
【0036】受信用データDATAの次のエッジである
立ち上がりエッジ(時刻t4)では、データ「0」期間
判定用信号bが0であり、データ「0」期間判定結果信
号dは0になるので、このエッジはエッジ変動許容範囲
内にないと認識されて、受信クロックCLKの生成が停
止される。
【0037】受信用データDATAの立ち下がりエッジ
(時刻t5)では、データ「1」期間判定用信号aが0
であるので、データ「1」期間判定結果信号cは0にな
る。尚、受信クロックCLKの生成は停止されたままで
ある。その後、図2のタイミングチャートには示されて
いないが、受信用データDATAの次の立ち上がりエッ
ジでは、データ「1」期間判定結果信号c及びデータ
「1」期間判定結果信号dが1になるので、受信クロッ
クCLKの生成が開始される。
【0038】このように、本実施形態では、受信データ
DATA0が基準クロックCLKrefで正規化されたデー
タである受信用データDATAのエッジに同期したパル
スであって、受信データDATA0のビット伝送速度の
逆数を繰り返し周期とするパルスを生成し、このパルス
を受信用データDATAからビット抽出を行うための受
信クロックCLKとするので、従来のように、クロック
をデータに付加したり、データにクロックを重畳させる
ことは不要となり、これにより、従来に比して、で受信
用データDATAに正確に同期した受信クロックを、簡
単且つ安価な構成で、より短時間で生成することができ
る。
【0039】また、受信用データDATAのエッジがエ
ッジ許容範囲内にないときには受信クロックCLKの生
成が行われないので、受信クロックCLKは受信用デー
タDATAの正常なビットのみに同期したものとなる。
これにより、異常なビットによる影響を排除することが
できる。
【0040】尚、受信クロックCLKのパルスのデュー
ティ比については、上記実施形態では50%となってい
るが、これ以外の値であってもよい。但し、精度良くビ
ット抽出を行うためには、受信クロックCLKのパルス
のデューティ比を50%程度にしておくことが望まし
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信データを基準クロックで正規化したデータのエッジ
に同期したパルスを生成し、このパルスを受信クロック
とするので、クロックをデータに付加したり、データに
クロックを重畳させることは不要となり、これにより、
従来に比して、簡単且つ安価な構成で、より短時間で受
信クロックを生成することができる。
【0042】また、本発明によれば、受信データのジッ
タが受信データの正規化に対して影響を及ぼさないよう
な値に基準クロックの周波数が設定されているので、受
信データのジッタの影響を受けることなく受信データを
正規化することができ、したがって、誤り率の悪化を防
止することができる。
【0043】また、本発明によれば、基準クロックの周
波数が可変であるので、基準クロックの周波数を受信デ
ータのビット伝送速度に応じて適切に設定することによ
って、受信データのジッタが受信データの正規化に及ぼ
す影響を排除することができる程度の不必要に高くない
周波数に基準クロックを設定することができ、消費電力
及びノイズの低減などの面で有効である。
【0044】また、本発明によれば、受信データを基準
クロックで正規化したデータのエッジがエッジ許容範囲
内にないときには受信クロックの生成が行われないの
で、受信クロックは正常なビットのみに同期したものと
なり、これにより、異常なビットによる影響を排除する
ことができる。
【0045】また、本発明によれば、受信データを基準
クロックで正規化したデータのエッジで、判定用信号に
パルスがあれば、このエッジがエッジ変動許容範囲内で
あると判定し、判定用信号にパルスがなければ、このエ
ッジがエッジ変動許容範囲内でないと判定するようにし
ているので、判定用信号に現れるパルス幅を可変として
おくことによって、エッジ変動許容範囲の変更に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である受信クロック生成
装置のブロック図である。
【図2】 図1における各信号のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 基準クロック発生部 2 サンプリング部 3 エッジ検出部 4 データ「1」期間判定部 5 データ「0」期間判定部 6 受信クロック生成部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値の受信データを基準クロックでサン
    プリングすることによって正規化し、これにより得られ
    る受信用データの各エッジに同期したパルスであって、
    前記受信データのビット伝送速度の逆数を繰り返し周期
    とするパルスを生成し、このパルスを前記受信用データ
    からビット抽出を行うための受信クロックとすることを
    特徴とする受信クロック生成方法。
  2. 【請求項2】 前記受信データのジッタが前記正規化に
    対して影響を及ぼさないような値に前記基準クロックの
    周波数が設定されていることを特徴とする請求項1に記
    載の受信クロック生成方法。
  3. 【請求項3】 前記受信用データのエッジが本来の位置
    からずれている量が許容範囲内であるか否かを判定し、
    許容範囲内でないと判定した場合には、前記パルスの生
    成を停止することを特徴とする請求項1または2に記載
    の受信クロック生成方法。
  4. 【請求項4】 前記受信用データの立ち上がりエッジか
    ら前記受信データのビット伝送速度の逆数に等しい時間
    の間隔で、前記受信用データのエッジが本来の位置から
    ずれている量の許容範囲に相当するパルス幅をもった判
    定用パルスの中心が位置するように、該判定用パルスが
    現れる第1の判定用信号、及び、前記受信用データの立
    ち下がりエッジから前記受信データのビット伝送速度の
    逆数に等しい時間の間隔で、前記判定用パルスの中心が
    位置するように、前記判定用パルスが現れる第2の判定
    用信号を生成し、前記受信用データの立ち下がりエッジ
    で前記第1の判定用信号に前記判定用パルスが現れてい
    るか否かによって、この立ち下がりエッジが本来の位置
    からずれている量が許容範囲内であるか否かを判定する
    とともに、前記受信用データの立ち上がりエッジで前記
    第2の判定用信号に前記判定用パルスが現れているか否
    かによって、この立ち上がりエッジが本来の位置からず
    れている量が許容範囲内であるか否かを判定することを
    特徴とする請求項3に記載の受信クロック生成方法。
  5. 【請求項5】 2値の受信データを基準クロックでサン
    プリングすることによって正規化し、これにより得られ
    る受信用データの各エッジに同期したパルスであって、
    前記受信データのビット伝送速度の逆数を繰り返し周期
    とするパルスを生成し、このパルスを前記受信用データ
    からビット抽出を行うための受信クロックとすることを
    特徴とする受信クロック生成装置。
  6. 【請求項6】 前記受信データのジッタが前記正規化に
    対して影響を及ぼさないような値に前記基準クロックの
    周波数が設定されていることを特徴とする請求項5に記
    載の受信クロック生成装置。
  7. 【請求項7】 前記基準クロックの周波数が可変である
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の受信クロッ
    ク生成装置。
  8. 【請求項8】 前記受信用データのエッジが本来の位置
    からずれている量が許容範囲内であるか否かを判定し、
    許容範囲内でないと判定した場合には、前記パルスの生
    成を停止することを特徴とする請求項5から7のいずれ
    か1つに記載の受信クロック生成装置。
  9. 【請求項9】 前記受信用データの立ち上がりエッジか
    ら前記受信データのビット伝送速度の逆数に等しい時間
    の間隔で、前記受信用データのエッジが本来の位置から
    ずれている量の許容範囲に相当するパルス幅をもった判
    定用パルスの中心が位置するように、該判定用パルスが
    現れる第1の判定用信号、及び、前記受信用データの立
    ち下がりエッジから前記受信データのビット伝送速度の
    逆数に等しい時間の間隔で、前記判定用パルスの中心が
    位置するように、前記判定用パルスが現れる第2の判定
    用信号を生成し、前記受信用データの立ち下がりエッジ
    で前記第1の判定用信号に前記判定用パルスが現れてい
    るか否かによって、この立ち下がりエッジが本来の位置
    からずれている量が許容範囲内であるか否かを判定する
    とともに、前記受信用データの立ち上がりエッジで前記
    第2の判定用信号に前記判定用パルスが現れているか否
    かによって、この立ち上がりエッジが本来の位置からず
    れている量が許容範囲内であるか否かを判定することを
    特徴とする請求項8に記載の受信クロック生成装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の判定用信号及び前記第2の
    判定用信号に現れる前記判定用パルスのパルス幅が可変
    であることを特徴とする請求項9に記載の受信クロック
    生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006135475A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信同期信号発生装置及びプログラム

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