JP3505479B2 - 複数同期装置及びクロック分岐・分周装置 - Google Patents

複数同期装置及びクロック分岐・分周装置

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JP3505479B2 JP2000201145A JP2000201145A JP3505479B2 JP 3505479 B2 JP3505479 B2 JP 3505479B2 JP 2000201145 A JP2000201145 A JP 2000201145A JP 2000201145 A JP2000201145 A JP 2000201145A JP 3505479 B2 JP3505479 B2 JP 3505479B2
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宮本  裕
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ入力した
入力クロック信号を分周する複数の分周器から出力され
る複数のクロック信号相互間の位相同期を取る複数同期
装置、及びこの複数同期装置が組込まれ、入力した一つ
のクロック信号を複数のクロック信号に分岐し、分岐し
た各クロック信号をそれぞれ個別の分周器で同一分周比
に分周して出力するクロック分岐・分周装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、外部から入力された数GHz〜数
十GHzオーダーの超高周波のデジタルデータ信号の各ビ
ットデータを読取って、この読取った各ビットデータに
対して、ビット誤り測定やQ値測定試験信号パターン作
成等の各種情報処理を実時間で実施するためには、高速
の演算装置が必要である。この高速の演算装置は、非常
に高価であり、かつ実時間における複雑な演算は困難で
ある。
【0003】このような不都合を解消するために、入力
された高周波のデジタルデータ信号をデマルチプレクサ
を用いて、例えばN本のデジタルデータ信号に分割する
ことによって、分割された各デジタルデータ信号の周波
数を1/Nに低減できる。したがって、演算処理速度が
低速であるN台の演算装置を用いて、それぞれ分割され
た各デジタルデータ信号に対する各種情報処理を実時間
で余裕をもって実施できる。そして、各演算装置の処理
結果を集計すればよい。
【0004】したがって、N台の演算装置においては、
それぞれ入力したデジタルデータ信号に対して同一クロ
ックタイミングで処理が実施される必要がある。
【0005】このような条件を満たすためには、外部か
ら入力された数GHz〜数十GHzオーダーの超高周波のデ
ジタルデータ信号に同期するクロック信号をN個のクロ
ック信号に分岐し、分岐した各クロック信号を1/Nに
分周して各演算処理装置に分配すればよい。
【0006】このような機能を有したクロック分岐・分
周装置は、例えば図8に示すように構成されている。入
力端子1から入力された図9に示す矩形波形を有する入
力クロック信号aは信号分岐回路2で例えば4本に分岐
されてそれぞれ同一構成の分周器3a、3b、3c、3
dへ入力される。各分周器3a、3b、3c、3dで1
/N(図9では1/2)にそれぞれ分周されたクロック
信号b1 、b2 、b3 、b4はそれぞれ演算処理部4
a、4b、4c、4dの各クロック端子へ印加される。
各演算処理部4a、4b、4c、4dは、この各クロッ
ク信号b1 、b2 、b3 、b4を用いて、それぞれ別途
入力されたデジタルデータ信号に対して与えられた各種
演算処理を実施する。
【0007】図9はこのクロック分岐・分周装置の動作
を示すタイムチャートである。入力クロック信号aは継
続して入力されている。したがって、各分周器3a、3
b、3c、3dに対しても、分岐された各クロック信号
aが印加されている。そして時刻t1 にて、各分周器3
a、3b、3c、3dに電源を投入すると、各分周器3
a、3b、3c、3dが起動して、入力クロック信号a
の周波数を1/Nに分周した各クロック信号b1
2 、b3 、b4の出力を開始する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示したクロック分岐・分周装置においても未だ解消すべ
き次のような課題があった。
【0009】すなわち、入力クロック信号aの周波数が
非常に高いので、各分周器3a〜3dに対する電源投入
時刻t1 が図9に示すように入力クロック信号aの波形
の安定期間ではなくて、図10に示すように、入力クロ
ック信号aの波形の立上り近傍や立下り近傍になる場合
が多々ある。なお、実際の電源立上り時間はせいぜいn
μ〜msオーダーであるが、クロックの立上り時間は、
数十ps程度である。
【0010】このようになると、各分周器3a〜3dの
電源投入時の立上がり特性の微小な相違により、各分周
器3a〜3dから出力され各クロック信号b1 〜4
互間で位相が反転する場合がある。図10においては、
3番目の分周器3cから出力されるクロック信号b3
みが他のクロック信号b1 、b2 、b4に対して位相が
反転している。
【0011】このように、各分周器3a〜3dから出力
される各クロック信号b1 〜4相互間で位相が一致し
ないと、各演算処理部4a〜4dにおける演算処理の同
期が取れないので、各演算装置で得られる処理結果の実
時間における集計が不可能になる。
【0012】このような不都合を解消するために、従
来、アーミング手法が提唱されている。このアーミング
手法においては、入力クロック信号に同期したある一定
幅のdisable gate信号により、全部の分周器をdisable
(動作不能)状態に制御して、その制御期間中に各分周
器に対してリセットをかけ各分周器を初期化状態にす
る。したがって、disable(動作不能)状態の解除後
に、各分周器は等しく初期状態から起動するので、各分
周器から出力されるクロック信号b1 、b2 、b3 、b
4の相互間に位相差が発生することを未然に防止でき
る。
【0013】しかしながら、このアーミング手法におい
ては、10GHz帯の高価なICを多数使用する必要があ
るので、部品代が高くなり、製造費が大幅に上昇する。
さらに、直流(DC)動作が要求されるために、調整が
煩雑であり、回路規模が大型化し、数GHz〜数十GHzオ
ーダーの超高周波に適用する場合、製造費がさらに上昇
する。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、各クロック信号の基準クロック信号に対す
る位相の一致・不一致を検出することにより、簡単な回
路構成で、各分周器から出力される各クロック信号相互
間の位相同期を取ることができ、低製造費でかつ信頼性
を向上できる複数同期装置及びこの複数同期装置が組込
まれたクロック分岐・分周装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、それぞれ入力
された入力クロック信号を分周する複数の分周器から出
力される複数のクロック信号相互間の位相同期を取る複
数同期装置に適用される。
【0016】 そして、上記課題を解消するために、
数の分周器から出力される複数のクロック信号のうちの
予め定められた基準クロック信号以外の他のクロック信
号にジッタを発生させるジッタ発生手段と、基準クロッ
ク信号に対する、ジッタ発生手段でジッタが発生した
の各クロック信号の位相一致・不一致を検出して検出結
果として出力する複数の位相検出回路と、この各位相検
出回路が出力した検出結果が位相不一致を示したとき当
該検出結果に対応するクロック信号を出力した分周器へ
リセット信号を送出して当該分周器を再起動させる複数
のリセット信号発生回路と、リセット信号発生回路から
リセット信号が送出されてから一定時間経過後に、同一
位相検出回路から出力された検出結果を同一リセット信
号発生回路へ再入力させる複数のゲート回路とを備えて
いる。
【0017】また、別の発明は、入力クロック信号を複
数のクロック信号に分岐し、分岐した各クロック信号を
それぞれ個別の分周器で同一分周比に分周して出力する
クロック分岐・分周装置に適用される。
【0018】 そして、上記課題を解消するために、本
発明のクロック分岐・分周装置においては、個別の分周
器から出力される複数のクロック信号のうちの予め定め
られた基準クロック信号以外の他のクロック信号にジッ
タを発生させるジッタ発生手段と、基準クロック信号に
対する、ジッタ発生手段でジッタが発生した他の各クロ
ック信号の位相一致・不一致を検出して検出結果として
出力する複数の位相検出回路と、この各位相検出回路が
出力した検出結果が位相不一致を示したとき当該検出結
果に対応するクロック信号を出力した分周器へリセット
信号を送出して当該分周器を再起動させる複数のリセッ
ト信号発生回路と、リセット信号発生回路からリセット
信号が送出されてから一定時間経過後に、同一位相検出
回路から出力された検出結果を同一リセット信号発生回
路へ再入力させる複数のゲート回路とを備えている。
【0019】先ず、複数同期装置及びこの複数同期装置
が組込まれクロック分岐・分周装置が必要な理由を説明
する。
【0020】例えば、マルチチャネルのパターン発生器
においては、それぞれのチャネルが異なる周波数や異な
るデジタルパターンを発生できる個別モードと、マルチ
チャネルの出力が同一周波数でかつ発生するデジタルパ
ターン相互間の相関が取れている必要がある共通モード
とがある。
【0021】同様に、マルチチャネル誤り検出器におい
ても、それぞれのチャネルで個別に誤り測定する個別モ
ードと、相関がとれたパターンを測定する共通モードと
がある。これら2つのモードを1台のマルチチャネルパ
ターン発生器及びマルチチャネル誤り検出器で実現しよ
うとした場合、その内部構成上、複数台の分周器が必要
となる。
【0022】上記個別モードの場合、あたかも1チャネ
ルパターン発生器又は1チャネル誤り検出器が複数台あ
るのと同様であるが、その回路構成上、それぞれ個別の
入力クロック信号を分周する分周器が複数台必要にな
る。
【0023】これに対して、上記共通モードの場合、一
つの入力信号を複数に分岐して各分周器に振分ければよ
い。この場合、当然各分周器の同期を取る必要がある。
すなわち、クロック分岐・分周装置が必要になる。この
クロック分岐・分周装置内には、先の複数同期装置が組
込まれる。
【0024】次に、このように構成された複数同期装置
及びクロック分岐・分周装置の動作を説明する。
【0025】各分周器から出力されるクロック信号のう
ち一つのクロック信号を基準クロック信号としている。
そして、この基準クロック信号と他の各クロック信号と
の位相の一致・不一致が検出される。そして、不一致の
場合は対応クロック信号を送出した分周器がリセットさ
れる。
【0026】リセットされてから一定時間経過後に、再
度基準クロック信号と該当クロック信号との位相の一致
・不一致が検出される。不一致の場合、再度該当分周器
に対するリセットが実施される。このように、基準クロ
ック信号に位相が一致するまで、繰返しリセットが実施
される。
【0027】しかして、最終的に全てのクロック信号が
基準クロック信号に対して位相が一致するので、結果的
に各分周器から出力される全てのクロック信号の位相が
一致する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態の複数同
期装置が組込まれたクロック分岐・分周装置の概略構成
を示すブロック図である。図8に示す従来のクロック分
岐・分周装置と同一部分には同一符号を付して重複する
部分の詳細説明を省略する。
【0029】 入力端子1から入力された図2に示す矩
形波形を有する高周波の入力クロック信号aは信号分岐
回路2で例えば4本に分岐されて、それぞれ個別のスイ
ッチ回路18a、18b、18c、18dの各常閉端子
を介して、それぞれ同一構成の分周器3a、3b、3
c、3dへ入力される。
【0030】なお、各スイッチ回路18a、18b、1
6c、18dの各常開端子にはそれぞれ個別に信号入力
端子19a、19b、19c、19dが接続されてい
る。そして、この装置を複数同期装置が組込まれたクロ
ック分岐・分周装置として使用する場合は、各スイッチ
回路18a〜18dを各常閉端子側に切換えられ、信号
分岐回路2から、それぞれ同一構成の分周器3a、3
b、3c、3dへ入力される。
【0031】各分周器3a、3b、3c、3dで1/N
(図2では1/2)にそれぞれ分周されたクロック信号
1 、b2 、b3 、b4はそれぞれ演算処理部4a、4
b、4c、4dの各クロック端子へ印加される。各演算
処理部4a、4b、4c、4dは、このクロック信号b
1 、b2 、b3 、b4を用いて、それぞれ別途入力され
たデジタルデータ信号に対して与えられた各種演算処理
を実施する。
【0032】そして、この実施形態装置においては、1
番目の分周器3aから出力されたクロック信号b1 を基
準クロック信号に設定している。この1番目の分周器3
aから出力された基準クロック信号b1 と2番目の分周
器3bから出力されたクロック信号b2 とが第1の位相
制御部5aへ入力される。また、1番目の分周器3aか
ら出力された基準クロック信号b1 と3番目の分周器3
cら出力されたクロック信号b3 とが第2の位相制御部
5bへ入力される。さらに、1番目の分周器3aから出
力された基準クロック信号b1 と4番目の分周器3dら
出力されたクロック信号b3 とが第3の位相制御部5c
へ入力される。
【0033】そして、第1の位相制御部5aから出力さ
れるリセット信号i2 が2番目の分周器3bのリセット
端子へ印加され、第2の位相制御部5bから出力される
リセット信号i3 が3番目の分周器3cのリセット端子
へ印加され、第3の位相制御部5cから出力されるリセ
ット信号i4 が4番目の分周器3dのリセット端子へ印
加される。
【0034】第1の位相制御部5aへ入力された基準ク
ロック信号b1 と2番目の分周器3bから出力されたク
ロック信号b2 とはEXORゲート(排他的論理和回
路)6で排他的論理和演算が実施される。このEXOR
ゲート6の出力信号eは高抵抗7aとコンデンサ7bと
で構成された電圧保持回路7で電圧保持された後、新た
な出力信号e1 として次の比較器8の(+)側入力端子
に入力される。この比較器8の(−)側入力端子にはし
きい値電圧VTHが印加されている。したがって、電圧保
持回路7で電圧保持された出力信号e1 がしきい値電圧
THを超えると、このの比較器8の出力信号gはハイ
(H)レベルとなる。
【0035】基準クロック信号b1 とクロック信号b2
との位相が一致している状態においては、EXORゲー
ト6の出力信号eはロー(L)レベル状態であり、電圧
保持回路7の出力信号e1 がしきい値電圧VTHを超える
ことはないので、比較器8の出力信号gは位相一致を示
すロー(L)レベルを維持する。
【0036】一方、基準クロック信号b1 とクロック信
号b2 との位相が不一致の場合においては、EXORゲ
ート6の出力信号eはハイ(H)レベル状態になるの
で、電圧保持回路7の出力信号e1 がしきい値電圧VTH
を超え、比較器8の出力信号gは位相不一致を示すハイ
(H)レベルに変化する。
【0037】したがって、EXORゲート6、電圧保持
回路7及び比較器8は基準クロック信号b1 とクロック
信号b2 との間の位相一致・不一致を検出する位相検出
回路を構成する。
【0038】位相検出回路における比較器8の出力信号
gはアンドゲート9の一方の入力端子へ入力される。ア
ンドゲート9の他方の入力端子には、負パルス発生回路
12から、図2に示す矩形形状の負パルスkが入力され
る。アンドゲート9の出力信号hはリセット信号発生回
路10へ入力される。リセット信号発生回路10はアン
ドゲート9の出力信号hにおけるロー(L)レベルから
ハイ(H)レベルへの立上りに同期して、図2に示すパ
ルス状のリセット信号i2 を出力する。
【0039】第1の位相制御部5aのリセット信号発生
回路10から出力されるリセット信号i2は2番目の分
周器3bのリセット端子へ印加される。2番目の分周器
3bは、リセット信号i2が印加されると、電源投入時
と同様に、入力されているクロック信号aに対する分周
動作を再起動して、クロック信号b2 の再出力を開始す
る。したがって、再出力されるクロック信号b2 の位相
がリセット信号i2入力前の位相と異なり、基準クロッ
ク信号b1 の位相に一致する場合もある。また、再出力
されるクロック信号b2 の位相がリセット信号i2入力
前の位相と変化しない場合もある。この場合、依然とし
て基準クロック信号b1 の位相に一致しない。
【0040】さらに、リセット信号発生回路10から出
力されるリセット信号i2はタイマ回路11へ入力され
る。タイマ回路11はリセット信号i2が入力される
と、入力時刻から一定時間Tだけハイ(H)レベルを維
持するタイマ信号jを次の負パルス発生回路12へ送出
する。負パルス発生回路12は、図2に示すように、入
力したタイマ信号jの立下りに同期して、前述した図2
に示す矩形形状の負パルスkをアンドゲート9の他方の
入力端子へ送出する。
【0041】通常状態においては、アンドゲート9の他
方の入力端子はハイ(H)レベル状態を維持しているの
で、比較器8の出力信号gはアンドゲート9をそのまま
通過し、比較器8の出力信号gは継続して不一致を示す
ハイ(H)レベルを維持する。アンドゲート9の出力信
号hも継続してハイ(H)レベル状態を維持するので、
リセット信号i2 は出力されない。しかし、負パルスk
がアンドゲート9の他方の入力端子へ印加されると、図
2に示すように、アンドゲート9の出力信号hは一時的
にロー(L)レベルへ立下り再度ハイ(H)レベルへ立
上がるので、その立上がりに同期してリセット信号i2
が再出力される。
【0042】したがって、アンドゲート9、タイマ回路
11及び負パルス発生回路12は、リセット信号発生回
路10からリセット信号i2が送出されてから一定時間
T経過後に、位相検出回路から出力された検出結果(出
力信号g)をリセット信号発生回路10へ再入力させる
ゲート回路を構成する。
【0043】なお、第2の位相制御部5b、第3の位相
制御部5cも、上述した第1の位相制御部5aとほぼ同
一構成であるので動作説明を省略する。
【0044】次に、このように構成されたクロック分岐
・分周装置の動作を図2に示すタイムチャートを用いて
説明する。なお、図2に示すタイムチャートにおいて
は、第1の位相制御部5aの動作のみを示しているが、
第2の位相制御部5b、第3の位相制御部5cの動作
は、第1の位相制御部5aの動作と同じである。
【0045】入力クロック信号aは継続して入力されて
いる。時刻t1 にて各分周器3a、3b、3c、3dの
電源が投入される。その結果、図示するように、各分周
器3a、3b、3c、3dは一斉に起動するが、2番目
の分周器3bから出力されるクロック信号b2 の位相が
1番目の分周器3aから出力される基準クロック信号b
1 の位相に対して反転したとする。
【0046】すると、クロック信号b2 と基準クロック
信号b1 とが不一致となり、EXORゲート6の出力信
号eはハイ(H)レベル状態となる。その結果、電圧保
持回路7の出力信号e1 の電圧が上昇を開始する。
【0047】時刻t2 で、電圧保持回路7の出力信号e
1がしきい値電圧VTHを超えると、比較器8の出力信号
gがハイ(H)レベルへ立上がる。通常状態において
は、アンドゲート9の他方の入力端子はハイ(H)レベ
ル状態を維持しているので、時刻t2 にて、アンドゲー
ト9の出力信号hがハイ(H)レベルへ立上がる。その
結果、リセット信号発生回路10からリセット信号i2
が2番目の分周器3bへ送出される。2番目の分周器3
bはリセットされる。
【0048】なお、このタイムチャートにおいては、2
番目の分周器3bはリセットされたが、リセット後のク
ロック信号b2 の位相は変化されずに、基準クロック信
号b 1 との間の位相差は解消されなかったとする。した
がって、比較器8及びアンドゲート9の各出力信号g、
hはハイ(H)レベルを維持する。時刻t2 にて、リセ
ット信号発生回路10からリセット信号i2 が出力され
るとタイマ回路11からハイ(H)レベルのタイマ信号
jが出力開始する。
【0049】時刻t2 から一定時間T経過後の時刻t3
にてタイマ信号jが立下ると、負パルス発生回路12か
ら負パルスkがアンドゲート9の他方の入力端子へ印加
される。その結果、アンドゲート9の出力信号hは一時
的にロー(L)レベルへ立下り、時刻t4にて再度ハイ
(H)レベルへ立上がるので、その立上がりに同期して
リセット信号i2 が再出力される。2番目の分周器3b
は再度リセットされる。
【0050】このタイムチャートにおいては、2番目の
分周器3bは今回の2回目のリセットによって、リセッ
ト後のクロック信号b2 の位相が変化し、基準クロック
信号b1 との間の位相差は解消されたとする。その結
果、EXORゲート6の出力信号eがロー(L)レベル
に変化し、電圧保持回路7の出力信号e1 の電圧が低下
開始する。
【0051】時刻t5 で、電圧保持回路7の出力信号e
1がしきい値電圧VTHを下回ると、比較器8の出力信号
gがロー(L)レベルへ立下がる。その結果、アンドゲ
ート9の出力信号hがロー(L)レベルへ立下がる。時
刻t4 にて、リセット信号発生回路10から再度リセッ
ト信号i2 が出力されるとタイマ回路11からハイ
(H)レベルのタイマ信号jが出力開始する。
【0052】時刻t4 から一定時間T経過後の時刻t6
にてタイマ信号jが立下ると、負パルス発生回路12か
ら負パルスkがアンドゲート9の他方の入力端子へ印加
される。しかし、この時点では、比較器8の出力信号g
は既にロー(L)レベル状態であるので、リセット信号
発生回路10からリセット信号i2 が出力されることは
ない。
【0053】このように構成された第1実施形態のクロ
ック分岐・分周装置においては、2番目〜4番目の各分
周器3b、3c、3dから出力される各クロック信号b
2 、b3 、b4が1番目の分周器3aから出力される基
準クロック信号b1 に対して位相不一致の場合は、位相
不一致のクロック信号b2 、b3 、b4を送出した分周
器3b、3c、3dがリセットされる。
【0054】リセットされてから一定時間T経過後に、
再度基準クロック信号b1 と該当クロック信号b2 、b
3 、b4との位相の一致・不一致が検出される。不一致
の場合、再度該当分周器3b、3c、3dに対するリセ
ットが実施される。このように、各クロック信号b2
3 、b4が基準クロック信号b1 に位相一致するま
で、繰返しリセットが実施される。
【0055】しかして、最終的に全てのクロック信号b
2 、b3 、b4が基準クロック信号b1に対して位相一致
するので、結果的に各分周器3a〜3dから出力される
全てのクロック信号b1 〜b4の位相が一致する。
【0056】このように、簡単な回路構成で簡単に各分
周器3a、3b、3c、3dから出力される全てのクロ
ック信号b1 、b2 、b3 、b4の位相を一致させるこ
とができる。
【0057】(第2実施形態)図3は本発明の第2実施
形態のクロック分岐・分周装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。図1に示す第1実施形態のクロック分岐・
分周装置と同一部分には同一符号を付して重複する部分
の詳細説明を省略する。
【0058】この第2実施形態のクロック分岐・分周装
置においては、基準クロック信号b 1 以外の各分周器3
b、3c、3dから出力された各クロック信号b2 、b
3 、b4は一旦差動増幅器14a、14b、14cの一
方の入力端子へ入力される。この各差動増幅器14a、
14b、14cの他方の入力端子には、ジッタ生成波形
信号発生回路13からジッタ生成波形信号mが印加され
る。
【0059】ジッタ生成波形信号mは、図4に示するよ
うに、波形周期が各クロック信号の周期に比較して桁違
いに大きい三角波形形状を有している。したがって、差
動増幅器14a、14b、14cは矩形波形を有するク
ロック信号b2 、b3 、b4に三角波形形状を有するジ
ッタ生成波形信号mを信号合成して、それぞれ新たなク
ロック信号b21 、b31 、b41として各位相制御部5
a、5b、5c内のEXORゲート6へ送出する。
【0060】 その他の構成は、図1に示す第1実施形
態のクロック分岐・分周装置と同じである。このように
構成された第2実施形態のクロック分岐・分周装置にお
いては、クロック信号b2 、b3 、b4の波形に波形周
が長い三角波形形状を重畳することにより、出力され
る新たクロック信号b21 、b31 、b41に対して、図5
に示すように、故意に等価的なジッタを発生させること
ができる。
【0061】 すなわち、各分周器3b〜3dから出力
される各クロック信号b2 、b3 、b4の立上りタイミ
ングを故意に広範囲に分布させて、各クロック信号
2 、b3 、b4の立上りが基準クロック信号b1 の立
上がり近傍に位置した場合に、EXORゲート6の出力
に必ずハイ(H)レベルが含まれるように制御し、各分
周器3a〜3d相互間における立上がり特性誤差要因が
位相制御特性に影響を与えないようにしている。
【0062】その結果、クロック分岐・分周装置全体の
信頼性を向上できる。
【0063】(第3実施形態)図6は本発明の第3実施
形態のクロック分岐・分周装置における第1の位相制御
部を取出して示すブロック図である。図1に示す第1実
施形態のクロック分岐・分周装置における第1の位相制
御部5aと同一部分には同一符号を付して重複する部分
の詳細説明を省略する。なお、位相制御部以外の構成は
図1に示す第1実施形態のクロック分岐・分周装置と同
じであるので説明を省略する。
【0064】この第3実施形態のクロック分岐・分周装
置における第1の位相制御部5aにおいて、この第1の
位相制御部5aへ入力された基準クロック信号b1 は第
1のD型のFF(フロップ・フロップ)15aのD入力
端子へ入力されるとともに第2の遅延回路16bへ入力
される。一方、この第1の位相制御部5aへ入力された
クロック信号b2 は第2のD型のFF(フロップ・フロ
ップ)15bのD入力端子へ入力されるとともに第1の
遅延回路16aへ入力される。
【0065】第1の遅延回路16aは入力されたクロッ
ク信号b2 を入力クロック信号aの1/2周期分だけ遅
延させて、遅延クロック信号d2として第1のFF15
aのクロック端子Cへ印加する。第2の各遅延回路16
bは入力された基準クロック信号b1 を入力クロック信
号aの1/2周期分だけ遅延させて、遅延基準クロック
信号d1として第1のFF15aのクロック端子Cへ印
加する。
【0066】第1のFF15aは、クロック端子Cに印
加されている遅延クロック信号d2のクロックの立上が
りに同期してD入力端子に印加されている基準クロック
信号b1 の信号値を取込んでQ出力端子から新たな出力
信号b12として次のナンドゲート17の一方の入力端子
へ送出する。一方、第2のFF15bは、クロック端子
Cに印加されている遅延基準クロック信号d1 のクロッ
クの立上がりに同期してD入力端子に印加されているク
ロック信号b2 の信号値を取込んでQ出力端子から新た
な出力信号b22として次のナンドゲート17の他方の入
力端子へ送出する。
【0067】ナンドゲート17は、自己の各入力端子に
入力されている各FF15a、15bの出力信号b12
22が共にハイ(H)レベル状態のときのみロー(L)
レベルの信号g1 を出力し、自己の各入力端子に入力さ
れている各出力信号b12、b 22のうち少なくともいずれ
か一方がロー(L)レベル状態のときハイ(H)レベル
の信号g1 を出力する。
【0068】クロック信号b2 と基準クロック信号b1
とが位相一致している場合は、クロック信号b2 のクロ
ックの立上りタイミングと基準クロック信号b1 の立上
りタイミングとは完全に一致する筈である。したがっ
て、クロック信号b2を遅延させるか又は基準クロック
信号b1 を入力クロック信号aの1/2周期だけ遅延さ
せて、遅延した立上りタイミングでFF15a,15b
を駆動すると、各FF15a、15bの各出力信号
12、b22は共にハイ(H)レベルを維持する。したが
って、クロック信号b2 と基準クロック信号b1 とが位
相一致している場合は、ナンドゲート17の出力信号g
1 はロー(L)レベルを維持する。
【0069】一方、クロック信号b2 と基準クロック信
号b1 とが位相不一致の場合は、クロック信号b2 のク
ロックの立上りタイミングと基準クロック信号b1 の立
上りタイミングは、少なくとも入力クロック信号aの1
/2周期の整数倍ずれている。したがって、各FF15
a,15bの各出力信号b12、b22のいずれか一方はロ
ー(L)レベルに変化する。したがって、クロック信号
2 と基準クロック信号b1 とが位相不一致の場合は、
ナンドゲート17の出力信号g1 はハイ(H)レベルへ
変化する。
【0070】したがって、第1,第2のFF15a,1
5b、第1,第2の遅延回路16a,16b及びナンド
ゲート17は基準クロック信号b1 とクロック信号b2
との間の位相一致・不一致を検出する位相検出回路を構
成する。
【0071】位相検出回路のナンドゲート17の出力信
号g1 はアンドゲート9の一方の入力端子へ印加され
る。アンドゲート9の他方の入力端子には、図1に示す
第1実施形態の位相制御部と同様に、負パルス発生回路
12から、図7に示す矩形形状の負パルスkが入力され
る。アンドゲート9の出力信号hはリセット信号発生回
路10へ入力される。リセット信号発生回路10はアン
ドゲート9の出力信号hにおけるロー(L)レベルから
ハイ(H)レベルへの立上りに同期して、図7に示すパ
ルス状のリセット信号i2 を出力する。この第1の位相
制御部5aのリセット信号発生回路10から出力される
リセット信号i2は2番目の分周器3bのリセット端子
へ印加される。
【0072】リセット信号発生回路10から出力される
リセット信号i2はタイマ回路11へ入力される。タイ
マ回路11はリセット信号i2が入力されると、入力時
刻から一定時間Tだけハイ(H)レベルを維持するタイ
マ信号jを次の負パルス発生回路12へ送出する。負パ
ルス発生回路12は、図7に示すように、入力したタイ
マ信号jの立下りに同期して、負パルスkをアンドゲー
ト9の他方の入力端子へ送出する。
【0073】次に、このように構成された第3実施形態
のクロック分岐・分周装置の動作を図7に示すタイムチ
ャートを用いて説明する。なお、図7に示すタイムチャ
ートにおいては、第1の位相制御部5aの動作のみを示
している。
【0074】入力クロック信号aは継続して入力されて
いる。時刻t7 にて各分周器3a、3b、3c、3dの
電源が投入される。その結果、各分周器3a、3b、3
c、3dは一斉に起動するが、2番目の分周器3bから
出力されるクロック信号b2の位相が1番目の分周器3
aから出力される基準クロック信号b1 の位相に対し
て、図2のタイムチャートと同様に、反転したとする。
【0075】すると、クロック信号b2 と基準クロック
信号b1 とが位相不一致となり、第1の遅延回路16a
から出力される遅延クロック信号d2のクロックの立上
りタイミングが基準クロック信号b1 のロー(L)レベ
ル区間となるので、第1のFF15aの出力信号b12は
ロー(L)レベルとなる。一方、第2の遅延回路16b
から出力される基準遅延クロック信号d1のクロックの
立上りタイミングがクロック信号b2 のハイ(H)レベ
ル区間となるので、第2のFF15bの出力信号b12は
ハイ(H)レベルとなる。
【0076】その結果、時刻t8 にて、ナンドゲート1
7の出力信号g1 は、位相不一致を示すハイ(H)レベ
ルとなる。通常状態においては、アンドゲート9の他方
の入力端子はハイ(H)レベル状態を維持しているの
で、時刻t8 にて、アンドゲート9の出力信号hがハイ
(H)レベルへ立上がる。その結果、リセット信号発生
回路10からリセット信号i2 が2番目の分周器3bへ
送出される。2番目の分周器3bはリセットされる。
【0077】なお、このタイムチャートにおいては、図
2のタイムチャートと同様に、2番目の分周器3bはリ
セットされたが、リセット後のクロック信号b2 の位相
は変化されずに、基準クロック信号b1 との間の位相差
は解消されなかったとする。したがって、ナンドゲート
17及びアンドゲート9の各出力信号g1 、hはハイ
(H)レベルを維持する。
【0078】時刻t8 にて、リセット信号発生回路10
からリセット信号i2 が出力されるとタイマ回路11か
らハイ(H)レベルのタイマ信号jが出力開始する。
【0079】時刻t8 から一定時間T経過後の時刻t9
にてタイマ信号jが立下ると、負パルス発生回路12か
ら負パルスkがアンドゲート9の他方の入力端子へ印加
される。その結果、アンドゲート9の出力信号hは一時
的にロー(L)レベルへ立下り、時刻t10にて再度ハイ
(H)レベルへ立上がるので、その立上がりに同期して
リセット信号i2 が再出力される。2番目の分周器3b
は再度リセットされる。
【0080】このタイムチャートにおいては、2番目の
分周器3bは今回の2回目のリセットによって、リセッ
ト後のクロック信号b2 の位相が変化し、基準クロック
信号b1 との間の位相差は解消されたとする。
【0081】その結果、第1の遅延回路16aから出力
される遅延クロック信号d2のクロックの立上りタイミ
ングが基準クロック信号b1 のハイ(H)レベル区間に
変化するので、第1のFF15aの出力信号b12はハイ
(H)レベルとなる。一方、第2の遅延回路16bから
出力される基準遅延クロック信号d1のクロックの立上
りタイミングはクロック信号b2 のハイ(H)レベル区
間のままであるので、第2のFF15bの出力信号b12
はハイ(H)レベルを維持する。
【0082】その結果、時刻t10 にて、ナンドゲート
17の出力信号g1 は、位相一致を示すロー(L)レベ
ルへ変化する。したがって、アンドゲート9の出力信号
hがロー(L)レベルへ立下がる。時刻t10 にて、リ
セット信号発生回路10から再度リセット信号i2 が出
力されるとタイマ回路11からハイ(H)レベルのタイ
マ信号jが出力開始する。
【0083】時刻t10 から一定時間T経過後の時刻t
11 にてタイマ信号jが立下ると、負パルス発生回路1
2から負パルスkがアンドゲート9の他方の入力端子へ
印加される。しかし、この時点では、ナンドゲート17
の出力信号g1 は既にロー(L)レベル状態であるの
で、リセット信号発生回路10からリセット信号i2
出力されることはない。
【0084】このように構成された第3実施形態のクロ
ック分岐・分周装置においては、2番目の分周器3bか
ら出力されるクロック信号b2 が1番目の分周器3aか
ら出力される基準クロック信号b1 に対して位相不一致
の場合は、第1,第2の15a,15b、第1,第2の
遅延回路16a,16b及びナンドゲート17からなる
位相検出回路の出力信号g1 は位相不一致を示すハイ
(H)レベルとなる。一方、2番目の分周器3bから出
力されるクロック信号b2 が1番目の分周器3aから出
力される基準クロック尊号b1 に対して位相一致の場合
は、位相検出回路の出力信号g1 は位相一致を示すロー
(L)レベルとなる。
【0085】したがって、第1実施形態のクロック分岐
・分周装置とほぼ同様の効果を奏することが可能であ
る。
【0086】なお、上述した各実施形態においては、各
スイッチ回路18a〜18dを常閉端子側へ接続して、
クロック分岐・分周装置として用いた場合について説明
した。しかし、各スイッチ回路18a〜18dを常開端
子側へ切換えて、各信号入力端子19a、19b、19
c、19dから個別の入力クロック信号aを入力するこ
とによって複数同期装置として用いた場合においても同
様の優れた技術的効果を奏することが可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複数同期
装置及びこの複数同期装置が組込まれたクロック分岐・
分周装置においては、各クロック信号の基準クロック信
号に対する位相の一致・不一致を検出して、不一致の場
合、対応するクロック信号の出力元の分周器へ不一致が
解消されるまで繰返しリセット信号を印加している。
【0088】したがって、簡単な回路構成で、各分周器
から出力される各クロック信号相互間の位相同期を取る
ことができ、低製造費でかつ装置全体の信頼性を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる複数同期装置が
組込まれたクロック分岐・分周装置の概略構成を示すブ
ロック図
【図2】同第1実施形態のクロック分岐・分周装置の動
作を示すタイムチャート
【図3】本発明の第2実施形態に係わるクロック分岐・
分周装置の概略構成を示すブロック図
【図4】同第2実施形態のクロック分岐・分周装置で用
いるジッタ生成波形信号を示す図
【図5】同第2実施形態のクロック分岐・分周装置にお
けるクロック信号波形を示す図
【図6】本発明の第3実施形態に係わるクロック分岐・
分周装置に組込まれた位相制御部の概略構成を示すブロ
ック図
【図7】同第3実施形態のクロック分岐・分周装置の動
作を示すタイムチャート
【図8】従来のクロック分岐・分周装置に組込まれた位
相制御部の概略構成を示すブロック図
【図9】同従来のクロック分岐・分周装置の動作を示す
タイムチャート
【図10】同じく従来のクロック分岐・分周装置の動作
を示すタイムチャート
【符号の説明】
1…入力端子 2…信号分岐回路 3a,3b,3c,3d…分周器 4a,4b,4c,4b…演算処理部 5a,5b、5c…位相制御部 6…EXORゲート 7…電圧保持回路 8…比較器 9…アンドゲート 10…リセット信号発生回路 11…タイマ回路 12…負パルス発生回路 13…ジッタ生成波形信号発生回路 14a,14b,14c…差動増幅器 15a,15b…FF(フリップ・フロップ) 16a,16b…遅延回路 17…ナンドゲート 18a,18b,18c,18d…スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 裕 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 三澤 明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−306732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ入力された入力クロック信号を
    分周する複数の分周器(3a,3b,3c,3d)から出力される
    複数のクロック信号相互間の位相同期を取る複数同期装
    置において、前記複数の分周器から出力される複数のクロック信号の
    うちの予め定められた基準クロック信号以外の他のクロ
    ック信号にジッタを発生させるジッタ発生手段( 13,14
    a,14b,14c )と、 前記基準クロック信号に対する、前記ジッタ発生手段で
    ジッタが発生した他の各クロック信号の位相一致・不一
    致を検出して検出結果として出力する複数の位相検出回
    路(6,7,8)と、 この各位相検出回路が出力した検出結果が位相不一致を
    示したとき当該検出結果に対応するクロック信号を出力
    した分周器へリセット信号を送出して当該分周器を再起
    動させる複数のリセット信号発生回路(10)と、 前記リセット信号発生回路からリセット信号が送出され
    てから一定時間経過後に、同一位相検出回路から出力さ
    れた検出結果を同一リセット信号発生回路へ再入力させ
    る複数のゲート回路(11,12,9)とを備えた複数同期装
    置。
  2. 【請求項2】 入力クロック信号を複数のクロック信号
    に分岐し、分岐した各クロック信号をそれぞれ個別の分
    周器(3a,3b,3c,3d)で同一分周比に分周して出力する
    クロック分岐・分周装置において、前記個別の分周器から出力される複数のクロック信号の
    うちの予め定められた基準クロック信号以外の他のクロ
    ック信号にジッタを発生させるジッタ発生手段( 13,14
    a,14b,14c )と、 前記基準クロック信号に対する、前記ジッタ発生手段で
    ジッタが発生した他の各クロック信号の位相一致・不一
    致を検出して検出結果として出力する複数の位相検出回
    路(6,7,8)と、 この各位相検出回路が出力した検出結果が位相不一致を
    示したとき当該検出結果に対応するクロック信号を出力
    した分周器へリセット信号を送出して当該分周器を再起
    動させる複数のリセット信号発生回路(10)と、 前記リセット信号発生回路からリセット信号が送出され
    てから一定時間経過後に、同一位相検出回路から出力さ
    れた検出結果を同一リセット信号発生回路へ再入力させ
    る複数のゲート回路(11,12,9)とを備えたクロック分
    岐・分周装置。
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