JP2003168842A - 波長可変分布帰還型レーザ素子及び波長可変分布帰還型レーザ集積装置 - Google Patents

波長可変分布帰還型レーザ素子及び波長可変分布帰還型レーザ集積装置

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JP2003168842A
JP2003168842A JP2001366482A JP2001366482A JP2003168842A JP 2003168842 A JP2003168842 A JP 2003168842A JP 2001366482 A JP2001366482 A JP 2001366482A JP 2001366482 A JP2001366482 A JP 2001366482A JP 2003168842 A JP2003168842 A JP 2003168842A
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Tomokazu Mukohara
智一 向原
Tatsuo Kurobe
立郎 黒部
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モード飛びがなく、波長可変幅が従来より広
く、かつスイッチング速度が速い新規な構成の波長可変
分布帰還型レーザ装置を提供する。 【解決手段】 本波長可変分布帰還型レーザ素子10
は、n−InP基板12上に、n−InP下部クラッド
層14、MQW活性層16、高ドープp/nトンネル接
合層18、i−波長可変層20、p−InPスペーサ層
22、p−回折格子24、及びp−InP埋め込み層2
6、p−InP上部クラッド層28、及びp−InPキ
ャップ層30の積層構造を備える。トンネル接合層18
は、トンネル効果が起こり得るような空乏層幅の狭いp
n接合の層である。p−InP埋め込み層26からn−
InP下部クラッド層14の上部までの積層構造は、ス
トライプ状メサとして加工され、メサの両側は、電流ブ
ロック構造で埋め込まれている。p−InPキャップ層
上にはp側電極36が、n−InP基板の裏面にはn側
電極38が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長可変分布帰還
型レーザ素子、及び複数個の波長可変分布帰還型レーザ
素子を備えた波長可変分布帰還型レーザ集積装置に関
し、更に詳細には、波長可変幅が広く、光出力が高く、
スイッチング速度の速い波長可変分布帰還型レーザ素
子、及び波長可変分布帰還型レーザ集積装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】WDMシステムの急速な発展により、W
DMシステムで多重化させる波長数は200ch以上に
も及んでいて、波長数に見合った数のレーザが信号光源
として必要とされている。ところで、WDMシステムの
安定した運営のためには、万が一の信号光源の停止を考
慮して、発振波長が同じレーザをスペア(Spare 、予
備) として信号光源のレーザ数だけ保持する必要があ
る。つまり、チャンネル数と同じ数のスペア・レーザが
必要になる。これでは、WDMシステムの設備及び運営
コストが増大し、経済的ではない。
【0003】そこで、1つのレーザ素子で多数の異なる
波長のレーザ光を出力できる波長可変レーザ、特に波長
可変分布帰還型レーザ素子が注目されている。つまり、
波長可変分布帰還型レーザ素子を信号光源レーザのスペ
アとして用意し、波長可変させて波長の異なる所望のレ
ーザ光を出射させることにより、WDMシステムのレー
ザのスペア在庫量の軽減と、システムの運営費の低コス
ト化とを実現することができる。
【0004】例えば、メトロ用の波長可変レーザとして
は、波長可変幅が10nm以上と広く、スイッチイング
速度が比較的速い波長可変レーザが必要とされている。
そのために、これまでいくつかの波長可変レーザが検討
されているが、波長可変型DFBレーザの一つとして、
例えば特開平2−116188号公報に示されるよう
に、TTGレーザ(Tunable Twin Guided Laser )と呼
ばれるDFBレーザが、報告されている。TTGレーザ
は、図6に示すように、活性層、回折格子、及び波長可
変層(チューニング層)を結晶成長方向に積層した構造
を有し、活性層とは独立して波長可変層に電流を注入す
ることにより、その部分の屈折率を変化させて発振波長
を変化させる方式の波長可変レーザである。
【0005】ここで、図6を参照して、前掲公報の従来
のTTGレーザの構成を説明する。図6は従来のTTG
レーザの構成を示す断面図である。前掲公報によれば、
TTGレーザ60は、p−InP半導体基板62上に、
順次、形成された、p−InP緩衝層64、p−InG
aAsP回折格子66、InGaAsP活性層68、I
nGaAsP反メルトパック層70、n−InP中心層
72、InGaAsP波長変化層74、p−InP被覆
層76、およびp−主接触層78の積層構造を備えてい
る。積層構造はストライプ状リッジとして形成され、リ
ッジの両側及び半導体基板62上がn−埋め込み層80
で埋め込まれている。
【0006】主接触層78上には、第2p側電極82が
設けてある。また、埋め込み層80上には、高濃度ドー
プ側方接触層84を介してn側電極86が設けてある。
また、p−InP半導体基板62の裏面には、第1p側
電極88が設けてある。図6中、90が絶縁膜である。
第1p側電極88とn側電極86との対が、共振器構造
の電極であり、第2p側電極82とn側電極86との対
が、波長可変層への電流注入のための電極である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】TTGレーザは、10
nm程度の可変幅を有し、モード飛びのない波長可変レ
ーザであるものの、横注入方式のために、活性層への電
流注入構造と波長可変層への電流注入構造の双方が必要
なことから、電流制御が複雑で、かつ作製プロセスも複
雑になり、作製コストが嵩むという問題がある。
【0008】以上のことから、本発明の目的は、従来の
TTGレーザ構造を改良し、モード飛びがなく、波長可
変幅が比較的広く、かつスイッチング速度が速い、DF
Bレーザを使った新規な構成の波長可変分布帰還型レー
ザ装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る波長可変分布帰還型レーザ素子(以
下、第1の発明と言う)は、半導体基板上に、下部クラ
ッド層、活性層、p/nトンネル接合層、波長可変層、
回折格子、及び上部クラッド層を有する積層構造と、上
部クラッド層上に、又はキャップ層を介して上部クラッ
ド層上に設けられた一方の電極及び半導体基板の裏面に
設けられた他方の電極の電極構造とを備えていることを
特徴としている。
【0010】本発明に係る波長可変分布帰還型レーザ素
子では、一方の電極と他方の電極との間に順方向バイア
ス電圧を印加することにより、p/nトンネル接合層の
トンネル接合面でホールを生成し、生成したホールは活
性層に移動する。また、活性層には、基板側のn側電極
から電子が供給される。一方、波長可変層には、電子が
p/nトンネル接合層を介して供給され、ホールがp側
電極から供給される。つまり、p/nトンネル接合層の
作用により、活性層と波長可変層とに電流を同時に同じ
電流量を電流注入し、波長可変層の作用により活性層の
発光波長とは異なる波長のレーザ光を出射することがで
きる。本発明では、活性層への電流注入と波長可変層へ
の電流注入とを同時に行い得る簡易な電極構造を実現し
ている。
【0011】本発明に係る波長可変分布帰還型レーザ集
積装置(以下、第2の発明と言う)は、発振波長が相互
に異なる複数個の請求項1に記載の波長可変半導体レー
ザ素子と、複数個の波長可変半導体レーザ素子とそれぞ
れ接続された光合波器とを共通基板上に備え、複数個の
波長可変分布帰還型レーザ素子を切り換え、いずれか一
つを選択して動作させることを特徴としている。
【0012】本発明の好適な実施態様では、波長可変分
布帰還型レーザ素子の波長可変層及び光合波器の光導波
路層、並びに波長可変分布帰還型レーザ素子と光合波器
とを結ぶ結合光導波路の導波路層が連続した共通層で構
成されている。これにより、波長可変半導体レーザ素子
の活性層に導波路層をバットジョイント接合するプロセ
スを省くことができる。また、更に、光合波器に接続さ
れた光増幅器又は光変調器を備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係る波長可変分布帰還型
レーザ素子の実施形態の一例であって、図1は本実施形
態例の波長可変分布帰還型レーザ素子の構成を示すレー
ザストライプ方向に沿った断面図、及び図2は本実施形
態例の波長可変分布帰還型レーザ素子の構成を示す図1
の線I−Iでの断面図である。本実施形態例の波長可変
分布帰還型レーザ素子10は、図1に示すように、n−
InP基板12上に、膜厚2μmのn−InP下部クラ
ッド層14、MQW活性層16、高ドープp/nトンネ
ル接合層18、膜厚0.22μmのi−波長可変層2
0、膜厚0.1μmのp−InPスペーサ層22、p−
回折格子24、及び回折格子24のp−InP埋め込み
層26、p−InP上部クラッド層28、及びp−In
Pキャップ層30の積層構造を備えている。トンネル接
合層18は、トンネル効果が起こり得るような空乏層幅
の狭いpn接合の層で、例えばそれぞれ高ドープの膜厚
10nmのp−InP層と膜厚10nmのp−GaIn
AsP層と膜厚10nmのn−GaInAsP層との多
層膜から構成されている。波長可変層20は、波長1.
3μmに相当する半導体層である。
【0014】積層構造のうち、p−InP埋め込み層2
6からn−InP下部クラッド層14の上部までの積層
構造は、図2に示すように、活性層16の幅が1.2μ
mになるように、ストライプ状メサとして加工されてい
る。メサの両側は、図2に示すように、p−InP電流
ブロック層32、次いでn−InP電流ブロック層34
の埋め込み成長によって埋め込まれ、電流ブロック構造
が形成されている。
【0015】p−InPキャップ層30上にはp側電極
36としてTi/Pt/Au金属多層膜が、n−InP
基板12の裏面には、n側電極38としてAuGe/N
i/Au金属多層膜が設けてある。
【0016】以下に、図1及び図2を参照して、本実施
形態例の波長可変分布帰還型レーザ素子の作製方法を説
明する。先ず、n−InP基板12上に、MOCVD法
等によって、順次、膜厚2μmのn−InP下部クラッ
ド層14、MQW活性層16、高ドープp/nトンネル
接合層18、膜厚0.22μmのi−波長可変層20、
膜厚0.1μmのp−InPスペーサ層22、及びp−
回折格子24の形成層を成長させる。次いで、回折格子
形成層をエッチングして回折格子24を形成し、続いて
p−InP埋め込み層26を成長させて、回折格子24
を埋め込む。
【0017】次いで、図2に示すように、p−InP埋
め込み層26からn−InP下部クラッド層14の上部
までをエッチングして、活性層16の幅が1.2μmに
なるストライプ状メサを形成する。続いて、p−InP
電流ブロック層32、次いでn−InP電流ブロック層
34の埋め込み成長によってメサの両側を埋め込み、電
流ブロック構造を形成する。次に、p−InP埋め込み
層26及びn−InP電流ブロック層34上にp−In
P上部クラッド層28を再成長させ、更にp−InPキ
ャップ層30を成長させる。次いで、p側電極36とし
てTi/Pt/Au金属多層膜を、n−InP基板12
の裏面を研磨して基板厚を調整した後、n側電極38と
してAuGe/Ni/Au金属多層膜を設ける。
【0018】本実施形態例の波長可変分布帰還型レーザ
素子10では、p側電極36とn側電極38との間に順
方向バイアス電圧を印加することにより、電子の一部
は、p/nトンネル接合層18を通り抜ける際、トンネ
ル接合面でホールを生成し、生成したホールは活性層1
6に移動する。また、活性層16にはn側電極36から
電子が供給される。一方、波長可変層20への電子はp
/nトンネル接合層18を介して注入され、ホールはp
側電極36から供給される。つまり、波長可変分布帰還
型レーザ素子10では、活性層16への電流注入と波長
可変層20への電流注入とを同時に行い得る簡易な電極
構造が実現されている。
【0019】本実施形態例の分布帰還型半導体レーザ素
子10を試作し、試験したところ、回折格子24の結合
係数は42cm-1、活性層16の閉じ込め係数は4%、
波長可変層20の閉じ込め係数32%が得られた。ま
た、電流注入とともに、波長は、図3に示すように、短
波長側にシフトし、100mAで可変幅6.5nmを達
成することができた。
【0020】実施形態例2 本実施形態例は、第2の発明に係る分布帰還型半導体レ
ーザ集積装置の実施形態の一例であって、図4は本実施
形態例の分布帰還型半導体レーザ集積装置の構成を示す
斜視図である。本実施形態例の波長可変半導体レーザ集
積装置40は、図4に示すように、2個の個別の波長可
変半導体レーザ素子42A、Bと、第1結合導波路44
を介して波長可変半導体レーザ素子42A、Bのそれぞ
れに接続された光合波器(MMI)46と、第2結合導
波路48を介して光合波器46に接続された光増幅器
(SOA)50とを共通のInP基板52上に備えてい
る。波長可変半導体レーザ素子42A、Bは、それぞ
れ、実施形態例1の波長可変半導体レーザ素子10の構
成を備え、かつ発振波長が相互に異なる波長可変半導体
レーザ素子である。波長可変半導体レーザ素子42、第
1結合導波路44、光合波器46、第2結合導波路4
8、及び光増幅器50は、p型半導体層とn型半導体層
からなるp/n半導体埋め込み層54で埋め込まれてい
る。
【0021】本実施形態例では、波長可変半導体レーザ
素子42A、Bを切り換えていずれか一方を選択的に動
作させることにより、波長可変幅13nmの広波長可変
幅を得ることができる。また、実施形態例1の波長可変
分布帰還型レーザ素子10では、図5に示すように、I
TU−グリッドの短波長側ほど、注入電流が大きくなり
波長可変層の損失増加を考慮しても光出力が大きくなる
という問題があるが、本実施形態例の波長可変分布帰還
型レーザ集積装置40では、光増幅器50の増幅率を制
御することにより、図5に示すように、グリッド間の光
出力を一定にすることができる。例えば光増幅器50で
光出力を増幅することにより、光出力20mWの波長可
変半導体レーザ集積装置を実現することができる。
【0022】本実施形態例では、第1結合導波路44、
光増幅器50の導波路層、及び第2結合導波路48に
は、波長可変半導体レーザ素子42A、Bの活性層と同
時に成長させたエピタキシャル成長層の連続層を用いる
ことができる。これにより、波長可変半導体レーザ素子
42の活性層に導波路層をバットジョイント接合するプ
ロセスを省くことができる。また、更に多数個の分布帰
還型半導体レーザ素子を導波路層を介して同一基板上に
集積することも可能である。また、光増幅器50に代え
て、EA変調器を設けることもできる。
【0023】本発明では、活性層、p/nトンネル接合
層、波長可変層、回折格子等の上下の層順には制約はな
く、実施形態例1の層順に代えて、例えば、図7(a)
から(d)に示すように、種々の層順にすることができ
る。
【0024】従来の温度可変DFBレーザであれば、波
長可変幅は3.2nm程度であるが、以上の説明から判
るように、本発明の波長可変分布帰還型半導体レーザ素
子の波長可変幅は6.5nmにもなる。光出力は、TT
Gレーザ単体なら10mW程度であるが、本発明の波長
可変分布帰還型半導体レーザ素子では、SOAを集積す
ることにより、30mWの光出力を得ることができる。
スイッチング速度は、従来の温度可変DFBレーザなら
1分位要するが、本発明の波長可変分布帰還型半導体レ
ーザ素子では、電流注入に要する時間とおなじ100n
s位になる。本発明に係る波長可変分布帰還型半導体レ
ーザ素子は、波長可変光add/drop、波長ルーテ
ィング等、可変幅が比較的広く、スイッチング速度が速
い素子が求められる用途でも十分に使用可能です。これ
らは、自由自在に波長を割り当てるシステムである。
【0025】
【発明の効果】第1の発明によれば、半導体基板上に、
下部クラッド層、活性層、p/nトンネル接合層、波長
可変層、回折格子、及び上部クラッド層を有する積層構
造と、積層構造を挟む1対の電極とを備え、p/nトン
ネル接合層の作用により、活性層と波長可変層とに同じ
電流量の電流を同時に注入し、波長可変層の作用により
活性層の発光波長とは異なる波長のレーザ光を出射する
ことができる。第2の発明によれば、発振波長が相互に
異なる複数個の本発明に係る波長可変半導体レーザ素子
と光合波器とを共通基板上に備え、複数個の波長可変分
布帰還型レーザ素子を切り換え、いずれか一つを選択し
て動作させることにより、更に波長可変幅が広い分布帰
還型半導体レーザ集積装置を実現している。第1及び第
2の発明により、比較的波長可変幅が広く、光出力が高
く、スイッチング速度が速く、長距離からメトロ領域ま
での広い分野への適用が期待される波長可変レーザを実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の波長可変分布帰還型レーザ素子
の構成を示すレーザストライプ方向に沿った断面図であ
る。
【図2】実施形態例1の波長可変分布帰還型レーザ素子
の構成を示す図1の線I−Iでの断面図である。
【図3】注入電流と波長シフト量との関係を示すグラフ
である。
【図4】実施形態例2の波長可変分布帰還型レーザ集積
装置の構成を示す斜視図である。
【図5】ITUグリッドと光出力との関係を示すグラフ
である。
【図6】TTGレーザの構成を示す断面図である。
【図7】図7(a)から(d)は、それぞれ、活性層、
p/nトンネル接合層、波長可変層、回折格子等の上下
の層順の例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 実施形態例1の波長可変分布帰還型レーザ素子 12 n−InP基板 14 n−InP下部クラッド層 16 MQW活性層 18 高ドープp/nトンネル接合層 20 i−波長可変層 22 p−InPスペーサ層 24 p−回折格子 26 p−InP埋め込み層 28 p−InP上部クラッド層 30 p−InPキャップ層 32 p−InP電流ブロック層 34 n−InP電流ブロック層 36 p側電極 38 n側電極 40 波長可変半導体レーザ集積装置 42 波長可変半導体レーザ素子 44 第1結合導波路 46 光合波器(MMI) 48 第2結合導波路 50 光増幅器(SOA) 52 InP基板 54 p型半導体層とn型半導体層からなるp/n半導
体埋め込み層 60 TTGレーザ 62 p−InP半導体基板 64 p−InP緩衝層 66 p−InGaAsP回折格子 68 InGaAsP活性層 70 InGaAsP反メルトパック層 72 n−InP中心層 74 InGaAsP波長変化層 76 p−InP被覆層 78 p−主接触層 80 n−埋め込み層 82 第2p側電極 84 高濃度ドープ側方接触層 86 n側電極 88 第1p側電極 90 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F073 AA22 AA43 AA51 AA64 AA74 AB01 AB06 BA02 CA02 CB00 CB10 CB11 CB21 DA05 DA21 EA04 EA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、少なくとも、下部クラ
    ッド層、活性層、p/nトンネル接合層、波長可変層、
    回折格子、及び上部クラッド層を有する積層構造と、 上部クラッド層上に、又はキャップ層を介して上部クラ
    ッド層上に設けられた一方の電極及び半導体基板の裏面
    に設けられた他方の電極の電極構造とを備えていること
    を特徴とする波長可変分布帰還型レーザ素子。
  2. 【請求項2】 発振波長が相互に異なる複数個の請求項
    1に記載の波長可変半導体レーザ素子と、 複数個の波長可変半導体レーザ素子とそれぞれ接続され
    た光合波器とを共通基板上に備え、複数個の波長可変分
    布帰還型レーザ素子を切り換え、いずれか一つを選択し
    て動作させることを特徴とする波長可変半導体レーザ集
    積装置。
  3. 【請求項3】 波長可変分布帰還型レーザ素子の波長可
    変層及び光合波器の光導波路層、並びに波長可変分布帰
    還型レーザ素子と光合波器とを結ぶ結合光導波路の導波
    路層が連続した共通層で構成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の波長可変分布帰還型レーザ集積装
    置。
  4. 【請求項4】 更に、光合波器に接続された光増幅器、
    又は光変調器を備えていることを特徴とする請求項2又
    は3に記載の波長可変半導体レーザ集積装置。
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