JP2003168698A - 樹脂封止装置、そのフィルム搬送構造、フィルムの交換方法 - Google Patents

樹脂封止装置、そのフィルム搬送構造、フィルムの交換方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムロール(供給ロール及び巻き取りロ
ール)の交換作業を容易且つ安全に行うことができるよ
うにすると共に、より小型化する。 【解決手段】 樹脂封止用プレス機10の上型12の封
止キャビティ面12aにフィルムFを搬送する構造にお
いて、巻き取りロール16を、金型13にフィルムFが
搬入される方向において、金型13に対して供給ロール
15が配置されている側と同一の側に配置する。巻き取
りロール16を、供給ロール15の上側(下側でも可)
に供給ロールの回転軸線15jと平行な回転軸線16j
を有するように配置し、金型13の反供給ロール15側
に送り出されたフィルムFを、ガイドローラ19a〜1
9cを介して上型12を囲むようにして巻き取りロール
16側にまで戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂封止装置のフ
ィルム搬送構造、この搬送構造を用いた樹脂封止装置、
及びフィルムの交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICリードフレーム等を金型の封
止キャビティ内で樹脂封止する際に、該金型の上型又は
下型の封止キャビティ面側と封止する樹脂との間にフィ
ルムを介在させるように構成した樹脂封止装置が注目さ
れている(例えば特開2000−252311を参
照)。
【0003】フィルムを金型のキャビティ面と樹脂との
間に介在させる理由としては、例えばフィルムを介在さ
せることによって、1)封止後の金型と製品とを剥離さ
せるときに、いわゆるエジェクタピン等を用いて金型か
ら製品を強引に引き離す必要がないため、製品が損傷し
にくい、2)一個 一個の最終製品が樹脂封止の段階で
明確に分離されておらず、一度に多数の製品を同時に樹
脂封止し、封止後にカッターによって分離するような場
合であって、且つ、封止部分の形状が頻繁に変更される
ような場合であっても、エジェクトピンの進退動機構を
必要としないため、問題なく柔軟に対応できる、3)金
型の封止キャビティ面に樹脂が付着しないため、該キャ
ビティ面のクリーニングのメンテナンス負担が軽くな
る、4)剥離工程を簡略化できるため、封止のサイクル
タイムを短縮できる、等のメリットが得られることが挙
げられる。
【0004】この目的のために使用されるフィルムとし
ては、耐熱性に優れるフッ素含浸ガラスクロス、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニリジン等が知られている。
【0005】図7は従来の樹脂封止装置におけるフィル
ム搬送構造の概略構成を示す側面図である。図におい
て、1は樹脂封止を行うためのプレス機、2は金型の上
型、3は上側のクラウンである。この樹脂封止装置Ro
は、上型2の封止キャビティ面2aと、封止する樹脂
(図示略)との間に封止用のフィルムFを介在させるよ
うにするため、上型2の封止キャビティ面2aに対して
フィルムFを供給するためのフィルム搬送構造を備えて
いる。
【0006】フィルム搬送構造としては、プレス機1の
前方(図中左方)に供給ロール5、後方(図中右方)に
巻き取りロール6を配置しており、供給ロール5及び巻
き取りロール6を矢印B、Cの方向に回転させることに
より、1回の封止ごとにフィルムFを矢印Aのように間
欠的に供給ロール5側から巻き取りロール6側に搬送す
るようになっている。
【0007】符号7、8で示すものは、フィルムFを上
型2の封止キャビティ面2aに対して一定高さに案内す
るため、上型2の前後に配置されたガイドローラであ
り、符号9は、封止の直前にフィルムFを金型側に吸着
させるためのバキューム機構(吸着機構)である。
【0008】なお、上記従来例では、フィルムを上型の
キャビティ面2aと樹脂との間に介在させるようにして
いたが、封止の種類によってはフィルムを下型のキャビ
ティ面(図示略)と樹脂との間に介在させることもあ
る。更には、上型、下型の双方のキャビティ面と樹脂と
の間に介在させることもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のフ
ィルム搬送構造を備えた樹脂封止装置Roにおいては、
当然にフィルムFの交換作業が必要になるが、従来で
は、供給ロール5をプレス機1の前側に配置し、巻き取
りロール6をプレス機1の後側に配置していたため、ロ
ール5、6の交換を、プレス機1の前と後に回り込んで
行わなければならず、作業が面倒であった。
【0010】又、操業時、プレス機1は高温であるた
め、作業スペースを確保しにくいプレス機1の後側に回
り込む作業は、安全面でも問題があった。そのため、特
に、プレス機1が複数台並んで配置されている樹脂封止
装置の場合、プレス機1の後側へ回り込むのに先立っ
て、安全のために、隣接する他のプレス機の運転も止め
なければならず、生産性を低下させる原因になってい
た。
【0011】又、プレス機の前後に供給ローラと巻き取
りローラが存在することから、装置自体が大型化し易い
という問題もあった。
【0012】本発明は、上記事情を考慮し、フィルムロ
ール(供給ロール及び巻き取りロール)の交換作業を容
易且つ安全に行うことができるようにすると共に、より
小型化できるようにした樹脂封止装置のフィルム搬送構
造、この搬送構造を用いた樹脂封止装置、及びフィルム
の交換方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、リードフレー
ム等を金型の封止キャビティ内で樹脂封止する際に、該
金型の上型又は下型の封止キャビティ面側と封止する樹
脂との間にフィルムを介在させるように構成した樹脂封
止装置であって、前記フィルムを供給ロール側から巻き
取りロール側に1回の封止ごとに間欠的に搬送する樹脂
封止装置のフィルム搬送構造において、前記巻き取りロ
ールを、前記金型にフィルムが搬入される方向におい
て、金型に対して供給ロールが配置されている側と同一
の側に配置したことにより、前記課題を解決したもので
ある。
【0014】本発明では、巻き取りロールを、供給ロー
ルを配置した側と同じ側(一般的にはプレス機の前側で
あるから、以下においては便宜上前側として説明する)
に配置したので、供給ロール及び巻き取りロールの双方
の交換作業を同じ側で行うことができる。
【0015】従って、ロール交換作業をプレス機の前側
に立つだけで行うことができ、後側に回り込まなくてす
むようになるから、作業の安全及び簡易化を図ることが
できる。又、複数台のプレス機の併設された樹脂封止装
置の場合も、他のプレス機の自動運転を止める必要がな
いため、生産性を落とす心配もなくなる。
【0016】ここで、フィルムを介在させる側は上型側
でも下型側でも、又、その両方でもよい。
【0017】なお、フィルムが金型の上型の封止キャビ
ティ面を被覆するフィルムである場合には、巻き取りロ
ールを、供給ロールの上側又は下側で供給ロールの回転
軸線と平行な回転軸線を有するように配置し、金型の反
供給ロール側に送り出されたフィルムを、ガイドローラ
を介して前記上型を囲むようにして巻き取りロール側に
まで戻すようにすると良い。
【0018】又、フィルムが金型の下型の封止キャビテ
ィ面を被覆するフィルムである場合には、プレスが存在
するので適用が困難な面も多いため、同様に巻き取りロ
ールを、供給ロールの上側又は下側で供給ロールの回転
軸線と平行な回転軸線を有するように配置し、金型の反
供給ロール側に送り出されたフィルムを、ガイドローラ
を介して前記やはり上型を囲むようにして巻き取りロー
ル側にまで戻すようにすると良い。但し、本発明では、
フィルムの具体的な取り回し方については特に限定され
ない。
【0019】一方、プレス機の同じ側に供給ロールと巻
き取りロールを配置し、フィルムロールの交換作業関し
てはプレス機の前側に立つだけで行えるようにした場合
であっても、新しい供給ロールから送り出される新しい
フィルムの先端を巻き取りロールまで取り回すときには
プレス機の前や後に回ってしなければならないとすれ
ば、得られるメリットは小さい。
【0020】この場合に、前記供給ロールから巻き取り
ロールまでのフィルムの搬送軌跡に沿うような態様で周
回可能に配置されたチェーンを有するチェーン機構と、
該チェーン機構の前記チェーンに取り付けられ、且つ新
しい供給ロールから送り出される新しいフィルムの先端
を保持可能な保持部を有するフィルム保持バーと、該フ
ィルム保持バーの保持部に新しいフィルムの先端を保持
させたまま、前記チェーン機構のチェーンを駆動する駆
動機構とを備え、このチェーンの駆動により、前記新し
いフィルムの先端を該フィルムの前記搬送軌跡に沿って
前記供給ロール側から前記巻き取りロール側にまで誘導
できるようにすると、新しいフィルムの先端を巻き取り
ロールまで自動的に取り回すことができる。このため、
プレス機の例えば後側に回り込む必要が全くなくなり、
一層の作業の安全と作業の簡易化が図れる。
【0021】尤も、本発明は、このようなチェーンによ
る自動送り機構を必ず付設しなければならないものでは
なく、例えば、それまで使っていた供給ロールから送り
出されるフィルムの最後端に新しい供給ロールから送り
出される新しいフィルムの最先端を接続し、該新しいフ
ィルムの最先端をそれまで使っていたフィルムに牽引さ
せて巻き取りロール側まで導き、該最先端を新しい巻き
取りロールに接続し直すような交換方法を採用するよう
にしてもよい。これにより(特別な機構を用いずに)フ
ィルムの取り回しができ、同様に本発明本来の「同じ側
でのフィルム交換が可能」というメリットを得ることが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の例を図
面に基づいて説明する。
【0023】図1、図2、図3はそれぞれ本発明が適用
された樹脂封止装置の全体構成を示す側面図、平面図、
正面図である。フィルム搬送構造は、この樹脂封止装置
に含まれている。
【0024】これらの図において、樹脂封止装置RはI
Cリードフレーム等を樹脂封止するプレス機10を備え
ている。このプレス機10は、上側クラウン11、下側
クラウン(図示略)、上型12及び下型14からなる金
型13を備える。
【0025】また、この樹脂封止装置Rは、上型12の
封止キャビティ面12aと、封止する樹脂(図示略)と
の間に封止用のフィルムFを介在させる構造を採用して
おり、そのために、上型12の封止キャビティ面12a
に対してフィルムFを供給するフィルム搬送構造FTを
備えている。
【0026】フィルム搬送構造FTは、その中心要素と
して、供給ロール15及び巻き取りロール16を備え
る。フィルムFは供給ロール15側から巻き取りロール
16側に1回の封止ごとに間欠的に搬送できるようにな
っている。
【0027】この実施形態の場合、供給ロール15と巻
き取りロール16は共に、プレス機10の前側に配置さ
れており、巻き取りロール16は、供給ロール15の上
側に、供給ロール15の回転軸線15jと平行な回転軸
線16jを有するように配置されている。
【0028】供給ロール15、巻き取りロール16は、
図3に示すように、後述する可動フレーム38の両側板
38a、38a間に配された状態で、それぞれ両側のシ
ャフト27a、27b、又は28a、28bに保持され
ており、このうち片側のシャフト27a、28aをモー
タ23、25及びギヤセット24、26を用いて駆動す
ることにより、所定の速度で回転させることができるよ
うになっている。シャフト27a、27b、或いは28
a、28bは、共に軸方向外側に後退可能であり、互い
の間隔を拡大することができる構成とされている。ロー
ル15、16を交換する場合は、該シャフト27a、2
7b、或いは28a、28bの間隔を大きくする。
【0029】図1に戻って、供給ロール15から送り出
されたフィルムFは、ガイドローラ21a、21b及び
上型12の前後のレベル調整用のガイドローラ17、1
8によって、プレス機10の前側から後側に向けて搬送
されるようになっている。プレス機10を通過し、後側
(反供給ロール側)に送り出された使用済みのフィルム
Fは、ガイドローラ19a、19b、19cによって、
上型12及び上側クラウン11を囲むように巻き取りロ
ール16側にまで戻すように構成されている。
【0030】ところで、このように供給ロール15と巻
き取りロール16を共にプレス機10の前側に配置した
場合、ロール15、16の交換時に、新しい供給ロール
15から送り出した新しいフィルムFの先端を、フィル
ムFの搬送経路に沿って巻き取りロール16にまで取り
回す必要が出てくる。そこで、この樹脂封止装置Rで
は、それを自動的に行えるように、周回駆動するチェー
ン機構30を付設している。
【0031】チェーン機構30は、供給ロール15から
巻き取りロール16までのフィルムFの搬送軌跡に沿う
ような態様で周回可能に配置された無端状のチェーン3
1を有する。
【0032】図4はチェーン機構30だけを取り出して
示す斜視図である。図4から明らかなように、チェーン
機構30のチェーン31は、フィルムの搬送経路を跨ぐ
ようにして一対設けられ、互いに平行な軌道に沿って周
回する。また、両側の駆動用スプロケット32が連結軸
36で連結されていることにより、駆動時は同時に同一
速度で回転可能とされている。本実施形態では、モータ
35を始めとして、駆動用のスプロケット32、連結軸
36、ガイド用のスプロケット33a〜33hが、チェ
ーン31を周回駆動するための駆動機構を構成し、フィ
ルムFの搬送軌跡に沿って回転できるようになってい
る。
【0033】チェーン機構30には、チェーン31に取
り付けられて新しい供給ロール15から送り出される新
しいフィルムFの先端を保持するフィルム保持バー52
が両持ち状態で取り付けられている。このフィルム保持
バー52は、図5、図6に示すように、両側のチェーン
31に両端が連結されたバー本体52aと、バー本体5
2aに対してネジ53で着脱自在に固定されることで、
バー本体52aとの間にフィルムFの先端を挟持する挟
持バー52bとからなる。バー本体52aと挟持バー5
2bによりフィルムFの先端を挟む部分が保持部54に
相当する。
【0034】又、この樹脂封止装置Rは、図1、図4に
示すように、前記フィルム保持バー52が、新しい巻き
取りロール16の近傍まで新しいフィルムFの先端を誘
導してきたとき、それを検出する位置センサ51を備え
ている。
【0035】又、この樹脂封止装置Rでは、フィルム搬
送系(供給ローラ15、巻き取りローラ16、各種ロー
ラ21a、21b、17、18、19a〜19c)及び
チェーン機構30等を、図1〜図3に示すように、両側
板38a、39a及びそれらを連結する連結フレーム3
8b、39bよりなる可動フレーム38、39上に取り
付けるように構成してある。即ち、昇降ガイド41、4
2に案内させた状態で、シリンダ43、44を介して可
動フレーム38、39を上下させることにより、フィル
ム搬送機構及びチェーン機構30等をプレス機10に対
して一体に上下させることができるようになっている。
【0036】なお、図示は省略するが、上型12には封
止直前にフィルムFを上型12側に吸引するための吸引
機構が付設されている。
【0037】次に上記構成の樹脂封止装置の作用を説明
する。
【0038】この樹脂封止装置は、樹脂封止する際に、
1回の封止ごとに、フィルムFを供給ロール15側から
巻き取りロール16側に間欠送りする。フィルムFは、
供給ロール15から送り出された後、ガイドローラ21
a、21b、レベル調整用のガイドローラ17、18に
より、上型12の封止キャビティ面12aの所定位置に
位置決めされ、その位置で上型12側に吸引される。そ
の後、プレス機10により樹脂封止が行われ、ガイドロ
ーラ17、18により再び上型12から離され、更に、
ガイドローラ19a〜19cにより、上型12を囲むよ
うな軌道でプレス機10の前側に誘導されて、巻き取り
ロール16に巻き取られる。このフィルム送りの際に、
供給ロール15は矢印B方向に回転し、巻き取りロール
16は矢印C方向に回転し、フィルムFは矢印A方向に
移動する。
【0039】こうして複数のガイドローラ19a〜19
cで、金型2の反供給ロール側に送り出されたフィルム
Fをプレス機10の前側に配置した巻き取りロール16
まで誘導するので、安定したフィルムFの搬送が可能に
なる。
【0040】また、該反供給ロール側に巻き取りロール
が存在せず、リードフレーム等の供給の排出ハンドと干
渉する恐れもないため、樹脂封止装置全体をよりコンパ
クト化できる。
【0041】このようにフィルムFを送りながら封止操
作を行っているうちに、供給ロール15のフィルムFが
なくなった場合は、新しいロール15、16に交換す
る。その際、チェーン機構30のフィルム保持バー52
に、新しい供給ロール15から送り出される新しいフィ
ルムFの先端を保持させて、チェーン31を周回駆動さ
せる。そうすると、新しいフィルムFの先端を、フィル
ムFの搬送経路に沿って巻き取りロール16まで自動的
に誘導することができる。従って、後はフィルムFの先
端を新しく交換した巻き取りロール16に接続すること
で、新しいフィルムFの搬送が可能になる。
【0042】上記のロール15、16の交換作業の際、
本樹脂封止装置では、供給ロール15と巻き取りロール
16の両方をプレス機10の前側に配置しており、しか
も新しいフィルムFの先端を巻き取りロール16まで取
り回す作業を、チェーン機構30を利用して自動で行え
るようにしているので、プレス機10の後側に回り込む
必要が全くない。その結果、プレス機10の前側に立つ
だけでロール15、16の交換作業を行うことができ、
作業の安全と作業の簡易化が図れる。
【0043】又、複数台のプレス機を有するような樹脂
封止装置の場合であっても、特定のプレス機のフィルム
交換のために他のプレス機の運転を止める必要がないた
め、生産性を落とす心配もなくなる。
【0044】なお、上記の樹脂封止装置の場合、新しい
フィルムの先端の取り回しを自動で行うためにチェーン
機構30を設けているが、チェーン機構30は省略する
ことも可能である。その場合は、それまで使っていた供
給ロール15から送り出されるフィルムFの最後端に、
新しい供給ロール15から送り出される新しいフィルム
Fの最先端を接続し、新しいフィルムFの最先端をそれ
まで使っていたフィルムに牽引させて巻き取りロール1
6側まで導き、該最先端を新しい巻き取りロール16に
接続し直すことで、セットを完了することができる。こ
のようにした場合、チェーン機構30等の特別な機構を
用いずに、フィルムFの取り回しができるので、設備コ
ストを抑えることができる。
【0045】又、上記実施形態では、上型12の封止キ
ャビティ面12aに対してフィルムを供給する場合を示
したが、前述したように、下型14の封止キャビティ面
に対してフィルムを供給するようにしてもよい。
【0046】又、上記実施形態では、チェーン機構30
のチェーン31をフィルムFの搬送方向の両側に一対配
置した場合を示したが、剛性の高めのチェーンをフィル
ムの搬送方向片側に一本のみ配置し、前記フィルム保持
バー52を該一本のチェーンに片持ち状態で取り付けて
もよい。
【0047】又、上記実施形態では、フィルムFの先端
を取り回す機構として、チェーン機構30を設けた場合
を示したが、チェーン機構30及びそのチェーン31
を、それぞれベルトプーリ機構及びそのベルトに置き換
えてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
巻き取りロールを、供給ロールを配置した側と同じ側に
配置したので、供給ロール及び巻き取りロールの双方の
交換作業を金型(プレス機)の同じ側で行うことができ
る。従って、ロール交換作業を例えばプレス機の前側に
立つだけで行うことができ、後側に回り込まなくてすむ
ようになるから、作業の安全及び簡易化を図ることがで
きる。
【0049】又、複数台のプレス機の並設されたような
樹脂封止装置の場合であっても、他のプレス機の運転を
止める必要がないため、生産性を落とす心配もなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された樹脂封止装置の側面図
【図2】同装置の平面図
【図3】同装置の正面図
【図4】チェーン機構の斜視図
【図5】フィルム保持バーの構成図
【図6】図5のVI矢視図
【図7】従来の樹脂封止装置の概略構成を示す側面図
【符号の説明】
10…プレス機 12…上型 12a…封止キャビティ面 13…金型 14…下型 15…供給ロール 15j…回転軸線 16…巻き取りロール 16j…回転軸線 17、18、19a〜19c、21a、21b…ガイド
ローラ 30…チェーン機構 31…チェーン 32、33a〜33h…スプロケット 35…モータ(駆動機構) 52…フィルム保持バー F…フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AD02 AD19 AH37 CA30 CC03 CL42 CQ05 4F204 AA36 AD35 AH37 FA01 FB01 FB12 FQ38 FQ40 5F061 AA01 BA01 CA21 CA26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレーム等を金型の封止キャビティ
    内で樹脂封止する際に、該金型の上型又は下型の封止キ
    ャビティ面側と封止する樹脂との間にフィルムを介在さ
    せるように構成した樹脂封止装置であって、前記フィル
    ムを供給ロール側から巻き取りロール側に1回の封止ご
    とに間欠的に搬送する樹脂封止装置のフィルム搬送構造
    において、 前記巻き取りロールを、前記金型にフィルムが搬入され
    る方向において、金型に対して供給ロールが配置されて
    いる側と同一の側に配置したことを特徴とする樹脂封止
    装置のフィルム搬送構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載されたフィルム搬送構造を
    採用した樹脂封止装置であって、 前記供給ロールから巻き取りロールまでのフィルムの搬
    送軌跡に沿うような態様で周回可能に配置されたチェー
    ンを有するチェーン機構と、 該チェーン機構の前記チェーンに取り付けられ、且つ新
    しい供給ロールから送り出される新しいフィルムの先端
    を保持可能な保持部を有するフィルム保持バーと、 該フィルム保持バーの保持部に新しいフィルムの先端を
    保持させたまま、前記チェーン機構のチェーンを駆動す
    る駆動機構とを備え、 該チェーンの駆動により、前記新しいフィルムの先端を
    該フィルムの前記搬送軌跡に沿って前記供給ロール側か
    ら前記巻き取りロール側にまで誘導可能としたことを特
    徴とする樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載されたフィルム搬送構造を
    採用した樹脂封止装置のフィルム交換方法であって、 それまで使っていた供給ロールから送り出されるフィル
    ムの最後端に新しい供給ロールから送り出される新しい
    フィルムの最先端を接続し、 該新しいフィルムの最先端をそれまで使っていたフィル
    ムに牽引させて巻き取りロール側まで導き、 該最先端を新しい巻き取りロールに接続し直すことを特
    徴とする樹脂封止装置のフィルムの交換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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