JP3837325B2 - 樹脂封止装置、そのフィルム搬送構造、フィルムの交換方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂封止装置のフィルム搬送構造、この搬送構造を用いた樹脂封止装置、及びフィルムの交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ICリードフレーム等を金型の封止キャビティ内で樹脂封止する際に、該金型の上型又は下型の封止キャビティ面側と封止する樹脂との間にフィルムを介在させるように構成した樹脂封止装置が注目されている(例えば特開2000−252311を参照)。
【0003】
フィルムを金型のキャビティ面と樹脂との間に介在させる理由としては、例えばフィルムを介在させることによって、1)封止後の金型と製品とを剥離させるときに、いわゆるエジェクタピン等を用いて金型から製品を強引に引き離す必要がないため、製品が損傷しにくい、2)一個 一個の最終製品が樹脂封止の段階で明確に分離されておらず、一度に多数の製品を同時に樹脂封止し、封止後にカッターによって分離するような場合であって、且つ、封止部分の形状が頻繁に変更されるような場合であっても、エジェクトピンの進退動機構を必要としないため、問題なく柔軟に対応できる、3)金型の封止キャビティ面に樹脂が付着しないため、該キャビティ面のクリーニングのメンテナンス負担が軽くなる、4)剥離工程を簡略化できるため、封止のサイクルタイムを短縮できる、等のメリットが得られることが挙げられる。
【0004】
この目的のために使用されるフィルムとしては、耐熱性に優れるフッ素含浸ガラスクロス、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリジン等が知られている。
【0005】
図7は従来の樹脂封止装置におけるフィルム搬送構造の概略構成を示す側面図である。図において、1は樹脂封止を行うためのプレス機、2は金型の上型、3は上側のクラウンである。この樹脂封止装置Roは、上型2の封止キャビティ面2aと、封止する樹脂(図示略)との間に封止用のフィルムFを介在させるようにするため、上型2の封止キャビティ面2aに対してフィルムFを供給するためのフィルム搬送構造を備えている。
【0006】
フィルム搬送構造としては、プレス機1の前方(図中左方)に供給ロール5、後方(図中右方)に巻き取りロール6を配置しており、供給ロール5及び巻き取りロール6を矢印B、Cの方向に回転させることにより、1回の封止ごとにフィルムFを矢印Aのように間欠的に供給ロール5側から巻き取りロール6側に搬送するようになっている。
【0007】
符号7、8で示すものは、フィルムFを上型2の封止キャビティ面2aに対して一定高さに案内するため、上型2の前後に配置されたガイドローラであり、符号9は、封止の直前にフィルムFを金型側に吸着させるためのバキューム機構(吸着機構)である。
【0008】
なお、上記従来例では、フィルムを上型のキャビティ面2aと樹脂との間に介在させるようにしていたが、封止の種類によってはフィルムを下型のキャビティ面(図示略)と樹脂との間に介在させることもある。更には、上型、下型の双方のキャビティ面と樹脂との間に介在させることもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のフィルム搬送構造を備えた樹脂封止装置Roにおいては、当然にフィルムFの交換作業が必要になるが、従来では、供給ロール5をプレス機1の前側に配置し、巻き取りロール6をプレス機1の後側に配置していたため、ロール5、6の交換を、プレス機1の前と後に回り込んで行わなければならず、作業が面倒であった。
【0010】
又、操業時、プレス機1は高温であるため、作業スペースを確保しにくいプレス機1の後側に回り込む作業は、安全面でも問題があった。そのため、特に、プレス機1が複数台並んで配置されている樹脂封止装置の場合、プレス機1の後側へ回り込むのに先立って、安全のために、隣接する他のプレス機の運転も止めなければならず、生産性を低下させる原因になっていた。
【0011】
又、プレス機の前後に供給ローラと巻き取りローラが存在することから、装置自体が大型化し易いという問題もあった。
【0012】
本発明は、上記事情を考慮し、フィルムロール(供給ロール及び巻き取りロール)の交換作業を容易且つ安全に行うことができるようにすると共に、より小型化できるようにした樹脂封止装置のフィルム搬送構造、この搬送構造を用いた樹脂封止装置、及びフィルムの交換方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、リードフレーム等を金型の封止キャビティ内で樹脂封止する際に、該金型の上型又は下型の封止キャビティ面側と封止する樹脂との間にフィルムを介在させるように構成した樹脂封止装置であって、前記フィルムを供給ロール側から巻き取りロール側に1回の封止ごとに間欠的に搬送する樹脂封止装置のフィルム搬送構造において、前記巻き取りロールを、前記金型にフィルムが搬入される方向において、金型に対して供給ロールが配置されている側と同一の側で且つ供給ロールの上部に配置すると共に、前記フィルムを、前記金型の前記上型の上部を搬送して前記巻き取りロールにて巻き取ることにより、前記課題を解決したものである。
【0014】
本発明では、巻き取りロールを、供給ロールを配置した側と同じ側(一般的にはプレス機の前側であるから、以下においては便宜上前側として説明する)に配置したので、供給ロール及び巻き取りロールの双方の交換作業を同じ側で行うことができる。
【0015】
従って、ロール交換作業をプレス機の前側に立つだけで行うことができ、後側に回り込まなくてすむようになるから、作業の安全及び簡易化を図ることができる。又、複数台のプレス機の併設された樹脂封止装置の場合も、他のプレス機の自動運転を止める必要がないため、生産性を落とす心配もなくなる。
【0016】
ここで、フィルムを介在させる側は上型側でも下型側でも、又、その両方でもよい。
【0017】
なお、フィルムが金型の上型の封止キャビティ面を被覆するフィルムである場合には、巻き取りロールを、供給ロールの上側又は下側で供給ロールの回転軸線と平行な回転軸線を有するように配置し、金型の反供給ロール側に送り出されたフィルムを、ガイドローラを介して前記上型を囲むようにして巻き取りロール側にまで戻すようにすると良い。
【0018】
又、フィルムが金型の下型の封止キャビティ面を被覆するフィルムである場合には、プレスが存在するので適用が困難な面も多いため、同様に巻き取りロールを、供給ロールの上側又は下側で供給ロールの回転軸線と平行な回転軸線を有するように配置し、金型の反供給ロール側に送り出されたフィルムを、ガイドローラを介してやはり前記上型を囲むようにして巻き取りロール側にまで戻すようにすると良い。
【0019】
一方、プレス機の同じ側に供給ロールと巻き取りロールを配置し、フィルムロールの交換作業関してはプレス機の前側に立つだけで行えるようにした場合であっても、新しい供給ロールから送り出される新しいフィルムの先端を巻き取りロールまで取り回すときにはプレス機の前や後に回ってしなければならないとすれば、得られるメリットは小さい。
【0020】
この場合に、前記供給ロールから巻き取りロールまでのフィルムの搬送軌跡に沿うような態様で周回可能に配置されたチェーンを有するチェーン機構と、該チェーン機構の前記チェーンに取り付けられ、且つ新しい供給ロールから送り出される新しいフィルムの先端を保持可能な保持部を有するフィルム保持バーと、該フィルム保持バーの保持部に新しいフィルムの先端を保持させたまま、前記チェーン機構のチェーンを駆動する駆動機構とを備え、このチェーンの駆動により、前記新しいフィルムの先端を該フィルムの前記搬送軌跡に沿って前記供給ロール側から前記巻き取りロール側にまで誘導できるようにすると、新しいフィルムの先端を巻き取りロールまで自動的に取り回すことができる。このため、プレス機の例えば後側に回り込む必要が全くなくなり、一層の作業の安全と作業の簡易化が図れる。
【0021】
尤も、本発明は、このようなチェーンによる自動送り機構を必ず付設しなければならないものではなく、例えば、それまで使っていた供給ロールから送り出されるフィルムの最後端に新しい供給ロールから送り出される新しいフィルムの最先端を接続し、該新しいフィルムの最先端をそれまで使っていたフィルムに牽引させて巻き取りロール側まで導き、該最先端を新しい巻き取りロールに接続し直すような交換方法を採用するようにしてもよい。これにより(特別な機構を用いずに)フィルムの取り回しができ、同様に本発明本来の「同じ側でのフィルム交換が可能」というメリットを得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の例を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1、図2、図3はそれぞれ本発明が適用された樹脂封止装置の全体構成を示す側面図、平面図、正面図である。フィルム搬送構造は、この樹脂封止装置に含まれている。
【0024】
これらの図において、樹脂封止装置RはICリードフレーム等を樹脂封止するプレス機10を備えている。このプレス機10は、上側クラウン11、下側クラウン(図示略)、上型12及び下型14からなる金型13を備える。
【0025】
また、この樹脂封止装置Rは、上型12の封止キャビティ面12aと、封止する樹脂(図示略)との間に封止用のフィルムFを介在させる構造を採用しており、そのために、上型12の封止キャビティ面12aに対してフィルムFを供給するフィルム搬送構造FTを備えている。
【0026】
フィルム搬送構造FTは、その中心要素として、供給ロール15及び巻き取りロール16を備える。フィルムFは供給ロール15側から巻き取りロール16側に1回の封止ごとに間欠的に搬送できるようになっている。
【0027】
この実施形態の場合、供給ロール15と巻き取りロール16は共に、プレス機10の前側に配置されており、巻き取りロール16は、供給ロール15の上側に、供給ロール15の回転軸線15jと平行な回転軸線16jを有するように配置されている。
【0028】
供給ロール15、巻き取りロール16は、図3に示すように、後述する可動フレーム38の両側板38a、38a間に配された状態で、それぞれ両側のシャフト27a、27b、又は28a、28bに保持されており、このうち片側のシャフト27a、28aをモータ23、25及びギヤセット24、26を用いて駆動することにより、所定の速度で回転させることができるようになっている。シャフト27a、27b、或いは28a、28bは、共に軸方向外側に後退可能であり、互いの間隔を拡大することができる構成とされている。ロール15、16を交換する場合は、該シャフト27a、27b、或いは28a、28bの間隔を大きくする。
【0029】
図1に戻って、供給ロール15から送り出されたフィルムFは、ガイドローラ21a、21b及び上型12の前後のレベル調整用のガイドローラ17、18によって、プレス機10の前側から後側に向けて搬送されるようになっている。プレス機10を通過し、後側(反供給ロール側)に送り出された使用済みのフィルムFは、ガイドローラ19a、19b、19cによって、上型12及び上側クラウン11を囲むように巻き取りロール16側にまで戻すように構成されている。
【0030】
ところで、このように供給ロール15と巻き取りロール16を共にプレス機10の前側に配置した場合、ロール15、16の交換時に、新しい供給ロール15から送り出した新しいフィルムFの先端を、フィルムFの搬送経路に沿って巻き取りロール16にまで取り回す必要が出てくる。そこで、この樹脂封止装置Rでは、それを自動的に行えるように、周回駆動するチェーン機構30を付設している。
【0031】
チェーン機構30は、供給ロール15から巻き取りロール16までのフィルムFの搬送軌跡に沿うような態様で周回可能に配置された無端状のチェーン31を有する。
【0032】
図4はチェーン機構30だけを取り出して示す斜視図である。図4から明らかなように、チェーン機構30のチェーン31は、フィルムの搬送経路を跨ぐようにして一対設けられ、互いに平行な軌道に沿って周回する。また、両側の駆動用スプロケット32が連結軸36で連結されていることにより、駆動時は同時に同一速度で回転可能とされている。本実施形態では、モータ35を始めとして、駆動用のスプロケット32、連結軸36、ガイド用のスプロケット33a〜33hが、チェーン31を周回駆動するための駆動機構を構成し、フィルムFの搬送軌跡に沿って回転できるようになっている。
【0033】
チェーン機構30には、チェーン31に取り付けられて新しい供給ロール15から送り出される新しいフィルムFの先端を保持するフィルム保持バー52が両持ち状態で取り付けられている。このフィルム保持バー52は、図5、図6に示すように、両側のチェーン31に両端が連結されたバー本体52aと、バー本体52aに対してネジ53で着脱自在に固定されることで、バー本体52aとの間にフィルムFの先端を挟持する挟持バー52bとからなる。バー本体52aと挟持バー52bによりフィルムFの先端を挟む部分が保持部54に相当する。
【0034】
又、この樹脂封止装置Rは、図1、図4に示すように、前記フィルム保持バー52が、新しい巻き取りロール16の近傍まで新しいフィルムFの先端を誘導してきたとき、それを検出する位置センサ51を備えている。
【0035】
又、この樹脂封止装置Rでは、フィルム搬送系(供給ローラ15、巻き取りローラ16、各種ローラ21a、21b、17、18、19a〜19c)及びチェーン機構30等を、図1〜図3に示すように、両側板38a、39a及びそれらを連結する連結フレーム38b、39bよりなる可動フレーム38、39上に取り付けるように構成してある。即ち、昇降ガイド41、42に案内させた状態で、シリンダ43、44を介して可動フレーム38、39を上下させることにより、フィルム搬送機構及びチェーン機構30等をプレス機10に対して一体に上下させることができるようになっている。
【0036】
なお、図示は省略するが、上型12には封止直前にフィルムFを上型12側に吸引するための吸引機構が付設されている。
【0037】
次に上記構成の樹脂封止装置の作用を説明する。
【0038】
この樹脂封止装置は、樹脂封止する際に、1回の封止ごとに、フィルムFを供給ロール15側から巻き取りロール16側に間欠送りする。フィルムFは、供給ロール15から送り出された後、ガイドローラ21a、21b、レベル調整用のガイドローラ17、18により、上型12の封止キャビティ面12aの所定位置に位置決めされ、その位置で上型12側に吸引される。その後、プレス機10により樹脂封止が行われ、ガイドローラ17、18により再び上型12から離され、更に、ガイドローラ19a〜19cにより、上型12を囲むような軌道でプレス機10の前側に誘導されて、巻き取りロール16に巻き取られる。このフィルム送りの際に、供給ロール15は矢印B方向に回転し、巻き取りロール16は矢印C方向に回転し、フィルムFは矢印A方向に移動する。
【0039】
こうして複数のガイドローラ19a〜19cで、金型2の反供給ロール側に送り出されたフィルムFをプレス機10の前側に配置した巻き取りロール16まで誘導するので、安定したフィルムFの搬送が可能になる。
【0040】
また、該反供給ロール側に巻き取りロールが存在せず、リードフレーム等の供給の排出ハンドと干渉する恐れもないため、樹脂封止装置全体をよりコンパクト化できる。
【0041】
このようにフィルムFを送りながら封止操作を行っているうちに、供給ロール15のフィルムFがなくなった場合は、新しいロール15、16に交換する。その際、チェーン機構30のフィルム保持バー52に、新しい供給ロール15から送り出される新しいフィルムFの先端を保持させて、チェーン31を周回駆動させる。そうすると、新しいフィルムFの先端を、フィルムFの搬送経路に沿って巻き取りロール16まで自動的に誘導することができる。従って、後はフィルムFの先端を新しく交換した巻き取りロール16に接続することで、新しいフィルムFの搬送が可能になる。
【0042】
上記のロール15、16の交換作業の際、本樹脂封止装置では、供給ロール15と巻き取りロール16の両方をプレス機10の前側に配置しており、しかも新しいフィルムFの先端を巻き取りロール16まで取り回す作業を、チェーン機構30を利用して自動で行えるようにしているので、プレス機10の後側に回り込む必要が全くない。その結果、プレス機10の前側に立つだけでロール15、16の交換作業を行うことができ、作業の安全と作業の簡易化が図れる。
【0043】
又、複数台のプレス機を有するような樹脂封止装置の場合であっても、特定のプレス機のフィルム交換のために他のプレス機の運転を止める必要がないため、生産性を落とす心配もなくなる。
【0044】
なお、上記の樹脂封止装置の場合、新しいフィルムの先端の取り回しを自動で行うためにチェーン機構30を設けているが、チェーン機構30は省略することも可能である。その場合は、それまで使っていた供給ロール15から送り出されるフィルムFの最後端に、新しい供給ロール15から送り出される新しいフィルムFの最先端を接続し、新しいフィルムFの最先端をそれまで使っていたフィルムに牽引させて巻き取りロール16側まで導き、該最先端を新しい巻き取りロール16に接続し直すことで、セットを完了することができる。このようにした場合、チェーン機構30等の特別な機構を用いずに、フィルムFの取り回しができるので、設備コストを抑えることができる。
【0045】
又、上記実施形態では、上型12の封止キャビティ面12aに対してフィルムを供給する場合を示したが、前述したように、下型14の封止キャビティ面に対してフィルムを供給するようにしてもよい。
【0046】
又、上記実施形態では、チェーン機構30のチェーン31をフィルムFの搬送方向の両側に一対配置した場合を示したが、剛性の高めのチェーンをフィルムの搬送方向片側に一本のみ配置し、前記フィルム保持バー52を該一本のチェーンに片持ち状態で取り付けてもよい。
【0047】
又、上記実施形態では、フィルムFの先端を取り回す機構として、チェーン機構30を設けた場合を示したが、チェーン機構30及びそのチェーン31を、それぞれベルトプーリ機構及びそのベルトに置き換えてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、巻き取りロールを、供給ロールを配置した側と同じ側に配置したので、供給ロール及び巻き取りロールの双方の交換作業を金型(プレス機)の同じ側で行うことができる。従って、ロール交換作業を例えばプレス機の前側に立つだけで行うことができ、後側に回り込まなくてすむようになるから、作業の安全及び簡易化を図ることができる。
【0049】
又、複数台のプレス機の並設されたような樹脂封止装置の場合であっても、他のプレス機の運転を止める必要がないため、生産性を落とす心配もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された樹脂封止装置の側面図
【図2】同装置の平面図
【図3】同装置の正面図
【図4】チェーン機構の斜視図
【図5】フィルム保持バーの構成図
【図6】図5のVI矢視図
【図7】従来の樹脂封止装置の概略構成を示す側面図
【符号の説明】
10…プレス機
12…上型
12a…封止キャビティ面
13…金型
14…下型
15…供給ロール
15j…回転軸線
16…巻き取りロール
16j…回転軸線
17、18、19a〜19c、21a、21b…ガイドローラ
30…チェーン機構
31…チェーン
32、33a〜33h…スプロケット
35…モータ(駆動機構)
52…フィルム保持バー
F…フィルム
Claims (3)
- リードフレーム等を金型の封止キャビティ内で樹脂封止する際に、該金型の上型又は下型の封止キャビティ面側と封止する樹脂との間にフィルムを介在させるように構成した樹脂封止装置であって、前記フィルムを供給ロール側から巻き取りロール側に1回の封止ごとに間欠的に搬送する樹脂封止装置のフィルム搬送構造において、
前記巻き取りロールを、前記金型にフィルムが搬入される方向において、金型に対して供給ロールが配置されている側と同一の側で且つ供給ロールの上部に配置すると共に、
前記フィルムを、前記金型の前記上型の上部を搬送して前記巻き取りロールにて巻き取る
ことを特徴とする樹脂封止装置のフィルム搬送構造。 - 請求項1に記載されたフィルム搬送構造を採用した樹脂封止装置であって、
前記供給ロールから巻き取りロールまでのフィルムの搬送軌跡に沿うような態様で周回可能に配置されたチェーンを有するチェーン機構と、
該チェーン機構の前記チェーンに取り付けられ、且つ新しい供給ロールから送り出される新しいフィルムの先端を保持可能な保持部を有するフィルム保持バーと、
該フィルム保持バーの保持部に新しいフィルムの先端を保持させたまま、前記チェーン機構のチェーンを駆動する駆動機構とを備え、
該チェーンの駆動により、前記新しいフィルムの先端を該フィルムの前記搬送軌跡に沿って前記供給ロール側から前記巻き取りロール側にまで誘導可能とした
ことを特徴とする樹脂封止装置。 - 請求項1に記載されたフィルム搬送構造を採用した樹脂封止装置のフィルム交換方法であって、
それまで使っていた供給ロールから送り出されるフィルムの最後端に新しい供給ロールから送り出される新しいフィルムの最先端を接続し、
該新しいフィルムの最先端をそれまで使っていたフィルムに牽引させて巻き取りロール側まで導き、
該最先端を新しい巻き取りロールに接続し直す
ことを特徴とする樹脂封止装置のフィルムの交換方法。
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