JP2003168467A - 車両用燃料電池システムの制御装置 - Google Patents

車両用燃料電池システムの制御装置

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JP2003168467A
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池システムに大気圧センサを設けるこ
となく、大気圧変化の影響を排除して空気供給ができる
車両用燃料電池システムを提供する。 【解決手段】 空気極111に供給する空気を圧縮する
コンプレッサ130を目標回転数で運転し、空気調圧弁
170を操作することにより空気極111における空気
圧力を目標圧力に制御する車両用燃料電池システムの制
御装置において、前記目標回転数又は前記目標圧力を保
つために必要なコンプレッサ130の運転パラメータに
基づいて大気圧を推定し、前記目標回転数を補正し、水
素パージ弁180の開放時間を補正し、燃料電池1の発
電量を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用燃料電池シ
ステムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化剤として、空気中の酸素を使用する
燃料電池においては、これを高地などの低気圧環境下で
用いると、大気圧の変化に起因したさまざまな影響があ
る。この対策として、例えば、モータを用いたコンプレ
ッサまたはブロア等で空気を酸化剤ガスとして燃料電池
へ供給する供給するものにおいて、大気圧に関わらず必
要酸素量を供給できるように、大気圧変動を考慮してモ
ータの回転数を補正する技術が特開2000−1883
8号公報、特開平6−243886号公報で開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、大気圧補正以外に用途の無い大気圧センサを追加す
ることによるコストアップがあった。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであり、燃料電池システムに大気圧センサを設ける
ことなく、大気圧変化の影響を排除して空気供給ができ
る車両用燃料電池システムを提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、空気極に供給する空気を圧縮す
るコンプレッサを目標回転数で運転し、圧力制御弁を操
作することにより前記空気極における空気圧力を目標圧
力に制御する車両用燃料電池システムの制御装置におい
て、前記目標回転数又は前記目標圧力を保つために必要
な前記コンプレッサの運転パラメータに基づいて大気圧
を推定することを要旨とする。
【0006】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、空気極に供給する空気を圧縮するコンプレッサを
目標回転数で運転し、圧力制御弁を操作することにより
前記空気極における空気圧力を目標圧力に制御する車両
用燃料電池システムの制御装置において、前記目標回転
数又は前記目標圧力を保つために必要な前記コンプレッ
サの運転パラメータに基づいて前記目標回転数を補正す
ることを要旨とする。
【0007】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、空気極に供給する空気を圧縮するコンプレッサを
目標回転数で運転し、圧力制御弁を操作することにより
前記空気極における空気圧力を目標圧力に制御する車両
用燃料電池システムの制御装置において、燃料極通路を
大気開放可能なパージ弁と、該パージ弁を所定条件成立
時に所定時間開放するパージ弁制御手段と、を備え、前
記目標回転数又は前記目標圧力を保つために必要な前記
コンプレッサの運転パラメータにより前記所定時間を補
正することを要旨とする。
【0008】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、空気極に供給する空気を圧縮するコンプレッサを
目標回転数で運転し、圧力制御弁を操作することにより
前記空気極における空気圧力を目標圧力に制御する車両
用燃料電池システムの制御装置において、前記目標回転
数又は前記目標圧力を保つために必要な前記コンプレッ
サの運転パラメータにより燃料電池の発電電力を制限す
ることを要旨とする。
【0009】上記目的を達成するため請求項5記載の発
明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の車
両用燃料電池システムの制御装置において、前記運転パ
ラメータは、前記コンプレッサの負荷であることを要旨
とする。
【0010】上記目的を達成するため請求項6記載の発
明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の車
両用燃料電池システムの制御装置において、前記コンプ
レッサの実回転数を検出する回転数検出手段と、前記目
標回転数と前記実回転数とに応じてコンプレッサが前記
目標回転数を維持するために必要なモータのトルクであ
る目標トルクを演算する回転数制御手段と、前記目標ト
ルクにしたがい前記モータの電流を制御するトルク制御
手段と、を備え、前記目標トルクの値を前記運転パラメ
ータとして用いることを要旨とする。
【0011】上記目的を達成するため請求項7記載の発
明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の車
両用燃料電池システムの制御装置において、前記運転パ
ラメータは、前記圧力制御弁の開度であることを要旨と
する。
【0012】上記目的を達成するため請求項8記載の発
明は、請求項7記載の車両用燃料電池システムの制御装
置において、前記圧力制御弁の開度の変化の少ない運転
領域で、前記大気圧の推定又は前記目標回転数の補正又
は前記所定時間の補正又は前記発電電力の制限を行うこ
とを要旨とする。
【0013】上記目的を達成するため請求項9記載の発
明は、請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の車
両用燃料電池システムの制御装置において、暖機運転中
は前記大気圧の推定又は前記目標回転数の補正又は前記
所定時間の補正又は前記発電電力の制限を行なわないこ
とを要旨とする。
【0014】上記目的を達成するため請求項10記載の
発明は、請求項1ないし請求項9のいずれか1項記載の
車両用燃料電池システムの制御装置において、前記運転
パラメータは所定時間で平均したものを用いることを要
旨とする。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、空気極に
供給する空気を圧縮するコンプレッサを目標回転数で運
転し、圧力制御弁を操作することにより前記空気極にお
ける空気圧力を目標圧力に制御する車両用燃料電池シス
テムの制御装置において、前記目標回転数又は前記目標
圧力を保つために必要な前記コンプレッサの運転パラメ
ータに基づいて大気圧を推定するようにしたので、所定
の大気圧、例えば平地での大気圧における運転パラメー
タとの比較により大気圧を推定することができるように
なり、燃料電池システムに大気圧センサを設けることな
く、大気圧変化の影響を排除して空気供給ができる車両
用燃料電池システムを提供することができるという効果
がある。
【0016】この際、大気圧センサを用いることなく、
通常の酸化剤ガス流量制御または圧力制御に用いる機器
を用いて大気圧を推定することができるので、大気圧セ
ンサをコストアップを抑制できる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、空気極に供
給する空気を圧縮するコンプレッサを目標回転数で運転
し、圧力制御弁を操作することにより前記空気極におけ
る空気圧力を目標圧力に制御する車両用燃料電池システ
ムの制御装置において、前記目標回転数又は前記目標圧
力を保つために必要な前記コンプレッサの運転パラメー
タに基づいて前記目標回転数を補正するようにしたの
で、大気圧の変動に関わらず必要量の酸素を燃料電池に
供給することができるという効果がある。
【0018】請求項3記載の発明によれば、空気極に供
給する空気を圧縮するコンプレッサを目標回転数で運転
し、圧力制御弁を操作することにより前記空気極におけ
る空気圧力を目標圧力に制御する車両用燃料電池システ
ムの制御装置において、燃料極通路を大気開放可能なパ
ージ弁と、該パージ弁を所定条件成立時に所定時間開放
するパージ弁制御手段と、を備え、前記目標回転数又は
前記目標圧力を保つために必要な前記コンプレッサの運
転パラメータにより前記所定時間を補正するようにした
ので、大気圧の低下に伴い、同じ時間パージ弁を開けて
もガス管内と大気圧との圧力差が増大して排出される燃
料ガス量が必要以上に多くなってしてしまうことを回避
し、大気圧の変動に関わらず排出される燃料ガス量を必
要最小限とすることができるパージ効果が得られる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、空気極に供
給する空気を圧縮するコンプレッサを目標回転数で運転
し、圧力制御弁を操作することにより前記空気極におけ
る空気圧力を目標圧力に制御する車両用燃料電池システ
ムの制御装置において、前記目標回転数又は前記目標圧
力を保つために必要な前記コンプレッサの運転パラメー
タにより燃料電池の発電電力を制限するようにしたの
で、大気圧の低下に伴い、コンプレッサを最大能力で使
っても供給できる酸素量は減るので発電可能な最大電力
が低下してしまう場合でも、これに応じて発電電力を制
限することで燃料電池が劣化することが防止できるとい
う効果がある。
【0020】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項4のいずれか1項記載の車両用燃料電池シス
テムの制御装置において、前記運転パラメータは、前記
コンプレッサの負荷であることとしたので、請求項1な
いし請求項4記載の発明の効果に加えて、目標回転数又
は目標圧力を保つために必要なコンプレッサの負荷が大
気圧が低くなるほど大きくなることを利用して、所定の
大気圧、例えば平地での大気圧におけるコンプレッサの
負荷との比較により、請求項1ないし請求項4の推定又
は補正又は制限をする制御を行うことができるという効
果がある。
【0021】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項4のいずれか1項記載の車両用燃料電池シス
テムの制御装置において、前記コンプレッサの実回転数
を検出する回転数検出手段と、前記目標回転数と前記実
回転数とに応じてコンプレッサが前記目標回転数を維持
するために必要なモータのトルクである目標トルクを演
算する回転数制御手段と、前記目標トルクにしたがい前
記モータの電流を制御するトルク制御手段と、を備え、
前記目標トルクの値を前記運転パラメータとして用いる
ようにしたので、通常の回転数フィードバック制御にお
ける算出過程で出てくる値をそのまま用いることができ
るようになり、請求項1ないし請求項4記載の発明の効
果に加えて、簡単な構成で実現できるという効果があ
る。
【0022】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項4のいずれか1項記載の車両用燃料電池シス
テムの制御装置において、前記運転パラメータは、前記
圧力制御弁の開度であるようにしたので、目標回転数又
は目標圧力を保つために必要な圧力制御弁の開度が大気
圧が低くなるほど小さくなることを利用して、所定の大
気圧、例えば平地での大気圧における圧力制御弁の開度
との比較により請求項1ないし請求項4の推定又は補正
又は制限をする制御を行うことができるという効果があ
る。
【0023】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の車両用燃料電池システムの制御装置において、前記
圧力制御弁の開度の変化の少ない運転領域で、前記大気
圧の推定又は前記目標回転数の補正又は前記所定時間の
補正又は前記発電電力の制限を行うようにしたので、大
気圧の推定誤りを抑制し、前記大気圧の推定又は前記目
標回転数の補正又は前記所定時間の補正又は前記発電電
力の制限を誤りなく行うことができるという効果があ
る。
【0024】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項8のいずれか1項記載の車両用燃料電池シス
テムの制御装置において、暖機運転中は前記大気圧の推
定又は前記目標回転数の補正又は前記所定時間の補正又
は前記発電電力の制限を行なわないようにしたので、大
気圧の推定誤りを抑制し、前記大気圧の推定又は前記目
標回転数の補正又は前記所定時間の補正又は前記発電電
力の制限を誤りなく行うことができるという効果があ
る。
【0025】請求項10記載の発明によれば、請求項1
ないし請求項9のいずれか1項記載の車両用燃料電池シ
ステムの制御装置において、前記運転パラメータは所定
時間で平均したものを用いるようにしたので、大気圧の
推定誤りを抑制し、前記大気圧の推定又は前記目標回転
数の補正又は前記所定時間の補正又は前記発電電力の制
限を誤りなく行うことができるという効果がある。
【0026】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。燃料電池は、水素ガスなど
の燃料ガスと酸素を有する酸素ガスとを、電解質を介し
て電気化学的に反応させ、電極間から電気エネルギを直
接取り出すものである。したがって、燃料電池の発電電
力量が大きくなるにしたがい、多くのガスの供給量が必
要になる。逆に、燃料電池の発電電力量が小さい場合、
ガスの供給量は少なくても良いことになる。ここで、ガ
スの供給量とは、圧力および流量を表わす。
【0027】特に車両用燃料電池システムでは、据え置
き型燃料電池システムと異なって、低負荷のアイドリン
グ状態から高負荷の高速時の加速状態まで大きく負荷が
変動すること、更に車両に何らかの手段で燃料を搭載し
なければならいという制約がある。このような本発明に
係る車両用燃料電池システムの制御装置に好適なガス供
給量を可変とした燃料電池システムの構成図を図1に示
す。
【0028】図1において、燃料電池システムは、空気
極111および水素極112からなる燃料電池110へ
加湿器120により加湿された空気、水素を供給するも
のである。空気は、大気からコンプレッサ130で加圧
され、空気加湿器121で図示しない純水で加湿された
後、燃料電池110の空気極111へ供給され、燃料電
池110で未使用の空気は、空気調圧弁170から大気
へ排出される。
【0029】燃料電池110の空気極111へ供給され
る空気の流量と圧力は、コンプレッサ130の回転数お
よび空気調圧弁170の開度により制御される。コンプ
レッサ130はモータ131により駆動され、燃料電池
システム制御装置210はモータ回転センサ330を参
照して、モータ131が目標の回転数となるようにモー
タ131を制御する。また、燃料電池システム制御装置
210は空気圧力センサ310を参照し、燃料電池11
0の空気極111へ供給される空気の圧力が目標の圧力
となるように空気調圧弁170を制御する。
【0030】一方燃料ガスである水素は、高圧水素ボン
ベ140から水素調圧弁150、エゼクタ160を経由
して、水素加湿器122で図示しない純水で加湿された
後、燃料電池110の水素極112へ供給され、燃料電
池110で未使用の水素は、エゼクタ150によって燃
料電池110の水素極112へ循環される。
【0031】燃料電池110の水素極112へ供給され
る水素の圧力は、水素調圧弁150の開度で制御され
る。燃料電池システム制御装置210は、水素圧力セン
サ320を参照し、燃料電池110の水素極112へ供
給される水素の圧力が目標の圧力となるように水素調圧
弁150を制御する。
【0032】コンプレッサ130の目標回転数は、コン
プレッサの特性から求めることができる。図3にコンプ
レッサの特性図を示す。圧力比とは、コンプレッサ入口
圧力に対するコンプレッサ出口圧力の比であり、空気圧
力センサ310の値/大気圧である。したがって、燃料
電池システム制御装置210では、この特性のマップデ
ータを持つことによって、車両周囲の大気圧を演算する
ことができる。
【0033】水素パージ弁180は、燃料電池110の
状態に応じて開閉することにより、燃料電池110内部
の水つまりや、空気極111から水素極112への空気
のリークによる出力低下および効率低下を防止するため
に使用するものである。
【0034】次に、本発明に係る車両用燃料電池システ
ムの制御装置の第1実施形態について、図2のフローチ
ャートを参照して説明する。尚、第1実施形態は、請求
項1,2,5,6,10に対応するものである。
【0035】本実施形態は、図1における燃料電池シス
テム制御装置210の空気極のガス供に関する制御フロ
ーを示したフローチャートである。
【0036】ステップS101では、目標発電量演算を
行う。ここでは、燃料電池110に接続された図示しな
い電気負荷の負荷変化に応じて、燃料電池110が発電
すべき電力を演算する。たとえば、電気負荷が車両の駆
動モータである場合、ドライバのアクセル操作量、シフ
トレンジ位置、車速等の情報から駆動モータが必要とす
る電力を演算し、その値を目標発電量とすれば良い。
【0037】ステップS102では、目標流量・圧力演
算を行う。ここでは、目標発電量を燃料電池110が発
電するのに必要な空気の供給状態を演算する。通常、発
電電力が大きいほど、供給するべき空気の流量および圧
力は大きくなる。効率を考えれば、燃料電池110の特
性から、目標発電量を安定して発電可能な最低限の流量
・圧力を求めれば良い。
【0038】ステップS103では、空気の実圧力読み
込みを行う。ここでは、空気圧力センサ310の出力値
を読み込む。
【0039】ステップS104では、圧力制御弁制御を
行う。ここでは、目標圧力および実圧力の関係にしたが
って、PID制御等を用い、空気調圧弁170の操作量
を演算し、実圧力が目標圧力と等しくなるように空気調
圧弁170を駆動することにより、空気調圧弁170の
開度を制御する。
【0040】ステップS113では、モータ目標回転数
演算を行う。ここでは、ステップS102で演算された
目標流量、ステップS114の説明で後述する大気圧推
定値およびステップS103で読み込まれた空気圧力か
ら、モータ目標回転数を演算する。モータ目標回転数
は、まず、大気圧推定値と空気圧力とから圧力比を演算
し、この圧力比と目標流量とから、図3に示すコンプレ
ッサ特性を参照して演算される。
【0041】ステップS107では、モータ回転数読み
込みを行う。ここでは、モータ回転数センサ330の出
力値を読み込む。
【0042】ステップS108では、モータ目標トルク
演算を行う。ここでは、ステップS106で演算された
補正後のモータ目標回転数およびS107で読み込まれ
たモータ回転数の関係にしたがって、PID制御等を用
い、両者が等しくなるようなモータ目標トルクを演算す
る。モータ目標トルクは、回転をモータ目標回転数に維
持するために必要なトルク、つまりモータの負荷であ
る。
【0043】ステップS109では、モータトルク制御
を行う。ここでは、ステップS108で演算された目標
トルクを実現するべく、コンプレッサモータ131の電
流を制御する。
【0044】ステップS111では、モータトルク平均
値演算を行う。ここでは、所定期間のモータ目標トルク
の平均値を演算する。コンプレッサ130には脈動が伴
うため、したがって、モータ負荷にも変動が生じる。そ
のため、平均値処理を行うことにより、その脈動の影響
を排除したモータ負荷を得ることができる。
【0045】ステップS114では、大気圧推定演算を
行う。ここでは、ステップS107で読み込まれたモー
タ回転数すなわちコンプレッサ回転数、ステップS11
1で演算されたモータトルク平均値およびステップS1
03で読み込まれた空気圧力から、大気圧推定値を演算
する。大気圧推定値は、まず、負荷トルク平均値とコン
プレッサ回転数から図5に示す特性をもとに圧力比推定
値を演算し、この圧力比推定値と空気圧力から演算され
る。
【0046】これにより、コンプレッサ130の脈動を
排除したモータ目標回転数補正が可能となる。
【0047】次に、本発明に係る車両用燃料電池システ
ムの制御装置の第2実施形態について、図4を参照して
説明する。尚、第2実施形態は、請求項2,5,6,1
0に対応するものである。
【0048】本実施形態は、図1における燃料電池シス
テム制御装置210の空気極のガス供給に関する制御フ
ローを示したフローチャートである。
【0049】ステップS101〜104は第1実施形態
と同一であるので説明を省略する。
【0050】ステップS105では、モータ目標回転数
演算を行う。ここでは、ステップS102で演算した目
標流量およびステップS103で読み込んだコンプレッ
サ出口圧力から、コンプレッサすなわちコンプレッサモ
ータの目標回転数を演算する。すなわち図3に示したコ
ンプレッサの特性から、大気圧≒101.3kPaと仮
定した場合のコンプレッサ回転数を求める。
【0051】ステップS106では、モータ目標回転数
補正演算を行う。ここでは、ステップS110の説明で
後述するモータ目標回転数補正値をステップS105で
演算したモータ目標回転数に加算する。
【0052】ステップS107〜111は第1実施形態
と同一であるので説明を省略する。ステップS112で
は、モータ目標回転数補正値演算を行う。ここでは、ス
テップS111で演算されたモータトルク平均値を用い
て、モータ目標回転数を補正するための値を演算する。
【0053】大気圧が101.3kPaのときのモータ
負荷と、例えば高地で気圧が低下した場合のモータ負荷
とを比べると、コンプレッサ130の出口圧力が等しい
とき、高地の方が負荷が高くなる。コンプレッサ130
の圧力比が高くなるからである。圧力比が高いと、供給
空気流量が低下するはずなので、それを補正するために
モータ目標回転数を増加させる必要がある。従って、大
気圧≒101.3kPa相当のモータ負荷データとモー
タ目標トルクとの差によって、モータ目標回転数補正値
を演算すれば良い。これにより、コンプレッサ130の
脈動を排除したモータ目標回転数補正が可能となる。
【0054】なお、ステップS112でのモータ目標回
転数補正値演算は、モータ目標回転数補正値がゼロの状
態で演算する。補正された状態で、さらに補正をかける
ことを避けるためである。この実施例では大気圧そのも
のの値は求めていないが、実質的に大気圧変動による影
響を補正している。
【0055】次に、本発明に係る車両用燃料電池システ
ムの制御装置の第3実施形態について説明する。尚、第
3実施形態は、請求項3に対応するものである。
【0056】本実施形態は、大気圧推定値を用いた水素
パージ弁180制御についての実施形態である。第1実
施形態で上述した通り、大気圧センサを追加すること無
く大気圧が推定できる。水素パージ弁180は、通常遮
断されており、燃料電池110の水素極112から排出
される未使用の水素ガスはエゼクタ160により再び燃
料電池110の水素極112へ循環される。
【0057】しかし、燃料電池110内部の水つまりや
空気極111からの空気のリークにより、燃料電池11
0の出力低下や効率低下が発生した場合に、水素パージ
弁180を開放することにより、燃料電池110に供給
される水素流量を増加させ、水や空気を燃料電池110
の外部へ排出し、出力および効率を復活させる。
【0058】この出力低下や効率低下は、図1に図示し
ない燃料電池110の個々のセル電圧を監視することに
より検出可能である。このような水素パージ動作におい
ては、燃料である水素ガスをも大気へ排出するため、車
両の燃費悪化の原因となる。そのため、パージ時間は極
力小さくしたい。前述した通り、燃料電池110に供給
される水素流量を増加させるために水素パージ弁180
を開放する。したがって、大気圧が低くなれば、同じパ
ージ弁180の開放においても水素流量が増加するの
で、水素パージ弁180の開放時間を短縮しても、水や
空気の排出が十分行われることになる。
【0059】図6に示すように大気圧推定値により、水
素パージ弁180の開放時間を変化させることにより、
無駄な水素排出を極力小さくした水素パージ制御が可能
となる。
【0060】次に、本発明に係る車両用燃料電池システ
ムの制御装置の第4実施形態について、図7のフローチ
ャートを参照して説明する。尚、第4実施形態は、請求
項2,7に対応するものである。
【0061】本実施形態は、図1における燃料電池シス
テム制御装置210の空気極のガス供給に関する制御フ
ローを示したフローチャートである。
【0062】図7において、まずS401では、目標発
電量を読み込む。S402では、空気調圧弁170の開
度を読み込む。S403では、目標発電量より基準とな
る空気調圧弁開度(平地における開度)を求める。S4
04では基準空気調圧弁開度と空気調圧弁開度との差が
所定値以上かどうかを判断して、所定値以上であればS
405へ進み、そうでなければ終了する。S405で
は、供給空気の流量が低下していると判断する。S40
6では、コンプレッサの目標回転数を増加補正する。
【0063】次に、本発明に係る車両用燃料電池システ
ムの制御装置の第5実施形態について、図8のフローチ
ャートを参照して説明する。尚、第5実施形態は、請求
項4,7に対応するものである。
【0064】本実施形態は、図1における燃料電池シス
テム制御装置210の空気極のガス供給に関する制御フ
ローを示したフローチャートである。
【0065】まず、S501では、目標発電量を読み込
む。S502では、空気調圧弁開度を読み込む。S50
3では、目標発電量より基準となる空気調圧弁開度を求
める。S504では基準空気調圧弁開度と空気調圧弁開
度との差が所定値以上かどうかを判断して、所定値以上
であればS505へ進み、そうでなければ終了する。S
505では、供給空気の流量が低下していると判断す
る。S506では、目標発電量に制限を加える。
【0066】図9に、第4、第5実施形態の目標発電力
に対する(a)目標空気圧力、(b)目標空気流量、そ
の目標空気圧力と空気流量の時の(c)基準空気調圧弁
開度の関係を示す。目標発電力が領域Aでは、目標発電
量の変化に対して空気調圧弁170の基準開度の変化の
少ないので、この領域内に有る時に第4、第5実施形態
のコンプレッサ目標回転数補正、発電量制限を行えば、
精度良く判断を行なうことが出来る(請求項8)。
【0067】また、燃料電池の運転開始直後などの暖気
中には、空気量、空気圧制御も不安定なため誤判定を抑
制するためには第4、第5実施形態のコンプレッサ目標
回転数補正、発電量制限を行わない方が良い(請求項
9)。
【0068】図10は、コンプレッサを通常圧力(10
1.3kPa)のときと同じ回転数にした際の発電量に
対する(a)空気圧力、(b)空気流量、(c)空気圧
調圧弁開度をそれぞれ示すものである。このように、外
気圧低下時には、目標となる空気圧力を実現するには通
常気圧における空気圧制御弁開度よりも空気圧制御弁を
閉じなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用燃料電池システムの制御装
置に好適なガス供給量を可変とした燃料電池システムの
構成図である。
【図2】第1実施形態の車両用燃料電池システムの制御
装置における制御を説明するフローチャートである。
【図3】コンプレッサ回転数に対する空気流量の特性例
を示す図である。
【図4】第2実施形態の車両用燃料電池システムの制御
装置における制御を説明するフローチャートである。
【図5】コンプレッサ回転数と負荷トルクとコンプレッ
サ入出力の圧力比との関係を説明するグラフである。
【図6】大気圧とパージ時間との関係を示すグラフであ
る。
【図7】第4実施形態の車両用燃料電池システムの制御
装置における制御を説明するフローチャートである。
【図8】第5実施形態の車両用燃料電池システムの制御
装置における制御を説明するフローチャートである。
【図9】第4、第5実施形態の目標発電力に対する
(a)目標空気圧力、(b)目標空気流量、その目標空
気圧力と空気流量の時の(c)基準空気調圧弁開度の関
係をそれぞれ示すグラフである。
【図10】コンプレッサを通常圧力(101.3kP
a)のときと同じ回転数にした際の発電量に対する
(a)空気圧力、(b)空気流量、(c)空気圧調圧弁
開度をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
110…燃料電池 111…空気極 112…水素極 120…加湿器 121…空気加湿器 122…水素加湿器 130…コンプレッサ 131…コンプレッサモータ 140…高圧水素ボンベ 150…水素調圧弁 160…エゼクタ 170…空気調圧弁 180…水素パージ弁 210…燃料電池システム制御装置 310…空気圧力センサ 320…水素圧力センサ 330…モータ回転数センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H026 AA06 HH00 5H027 AA06 BC00 KK00 KK02 MM03 5H115 PA12 PC06 PG04 PI18 PU01 SE03 SE06 TO08 TO30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気極に供給する空気を圧縮するコンプ
    レッサを目標回転数で運転し、圧力制御弁を操作するこ
    とにより前記空気極における空気圧力を目標圧力に制御
    する車両用燃料電池システムの制御装置において、 前記目標回転数又は前記目標圧力を保つために必要な前
    記コンプレッサの運転パラメータに基づいて大気圧を推
    定することを特徴とする車両用燃料電池システムの制御
    装置。
  2. 【請求項2】 空気極に供給する空気を圧縮するコンプ
    レッサを目標回転数で運転し、圧力制御弁を操作するこ
    とにより前記空気極における空気圧力を目標圧力に制御
    する車両用燃料電池システムの制御装置において、 前記目標回転数又は前記目標圧力を保つために必要な前
    記コンプレッサの運転パラメータに基づいて前記目標回
    転数を補正することを特徴とする車両用燃料電池システ
    ムの制御装置。
  3. 【請求項3】 空気極に供給する空気を圧縮するコンプ
    レッサを目標回転数で運転し、圧力制御弁を操作するこ
    とにより前記空気極における空気圧力を目標圧力に制御
    する車両用燃料電池システムの制御装置において、 燃料極通路を大気開放可能なパージ弁と、該パージ弁を
    所定条件成立時に所定時間開放するパージ弁制御手段
    と、を備え、 前記目標回転数又は前記目標圧力を保つために必要な前
    記コンプレッサの運転パラメータにより前記所定時間を
    補正することを特徴とする車両用燃料電池システムの制
    御装置。
  4. 【請求項4】 空気極に供給する空気を圧縮するコンプ
    レッサを目標回転数で運転し、圧力制御弁を操作するこ
    とにより前記空気極における空気圧力を目標圧力に制御
    する車両用燃料電池システムの制御装置において、 前記目標回転数又は前記目標圧力を保つために必要な前
    記コンプレッサの運転パラメータにより燃料電池の発電
    電力を制限することを特徴とする車両用燃料電池システ
    ムの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記運転パラメータは、前記コンプレッ
    サの負荷であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか1項記載の車両用燃料電池システムの制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記コンプレッサの実回転数を検出する
    回転数検出手段と、前記目標回転数と前記実回転数とに
    応じてコンプレッサが前記目標回転数を維持するために
    必要なモータのトルクである目標トルクを演算する回転
    数制御手段と、 前記目標トルクにしたがい前記モータの電流を制御する
    トルク制御手段と、 を備え、 前記目標トルクの値を前記運転パラメータとして用いる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
    項記載の車両用燃料電池システムの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記運転パラメータは、前記圧力制御弁
    の開度であることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれか1項記載の車両用燃料電池システムの制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記圧力制御弁の開度の変化の少ない運
    転領域で、前記大気圧の推定又は前記目標回転数の補正
    又は前記所定時間の補正又は前記発電電力の制限を行う
    ことを特徴とする請求項7記載の車両用燃料電池システ
    ムの制御装置。
  9. 【請求項9】 暖機運転中は前記大気圧の推定又は前記
    目標回転数の補正又は前記所定時間の補正又は前記発電
    電力の制限を行なわないことを特徴とする請求項1ない
    し請求項8のいずれか1項記載の車両用燃料電池システ
    ムの制御装置。
  10. 【請求項10】 前記運転パラメータは所定時間で平均
    したものを用いることを特徴とする請求項1ないし請求
    項9のいずれか1項記載の車両用燃料電池システムの制
    御装置。
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