JP2003168346A - 乗り物搭載機器用操作装置 - Google Patents

乗り物搭載機器用操作装置

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JP2003168346A JP2001369102A JP2001369102A JP2003168346A JP 2003168346 A JP2003168346 A JP 2003168346A JP 2001369102 A JP2001369102 A JP 2001369102A JP 2001369102 A JP2001369102 A JP 2001369102A JP 2003168346 A JP2003168346 A JP 2003168346A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls
    • H01H2025/045Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls having a rotating dial around the operating member for additional switching functions

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中の不安定な姿勢でも意図通りに操作が
行え、また、誤って操作部位に触れた場合には、誤操作
入力が防止できる乗り物搭載機器用操作装置を提供す
る。 【解決手段】 操作スイッチ12A,12B,12Cと
ジョグダイヤル11とを備える操作装置10の本体13
の上面に凹部15を備え、本体13の上面から突出しな
いように凹部15の中央部にジョイスティックスイッチ
14を備え、本体13を掌で把持した状態でジョイステ
ィックスイッチ14を操作するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗り物に搭載さ
れる電装品、例えば自動車のAV機器やエアコンなどの
車載機器に係る操作を一元的に行う乗り物搭載機器用操
作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗り物に搭載される電装品(乗り物搭載
機器)の操作には、取り付け位置の省スペース化や操作
性から集中操作が可能な操作装置が使用され、例えば、
乗り物の中で自動車に搭載されるオーディオ機器やエア
コンの設定操作を行うマルチファンクションスイッチに
関する発明が特開2000−276976号公報に開示
されている。図11は従来のマルチファンクションスイ
ッチの構成を示す説明図である。図において、100は
片掌で把持した状態で各操作が行えるように複数のスイ
ッチを集中配置したマルチファンクションスイッチ、1
01はマルチファンクションスイッチ100のマウス状
のスイッチケース、102A,102B,102Cはス
イッチケース101縁端部位に備えられた押圧型の操作
スイッチ、102Dはスイッチケース101側面から突
出したダイヤルを回動させて、前記電装品の各種設定操
作を行う操作スイッチである。また、マルチファンクシ
ョンスイッチ100の各種設定操作の案内表示や、設定
状態を表示する画面表示装置(図示省略)が、マルチフ
ァンクションスイッチ100を操作するユーザが視認し
易い場所に備えられている。
【0003】また上記手段に表示されるカーソルの位置
を表示面上で任意の位置に移動させるために、上記操作
スイッチ102Dの代わりに、ジョイスティックを備え
た自動車のスイッチ装置に関する発明が特開平10−2
97391号公報に開示されている。このスイッチ装置
は、揺動の障害とならないようにジョイスティック周辺
に操作部位より高い構造物を備えないようにしたもの
で、比較的高さの低い押圧式のスイッチをジョイスティ
ック周辺に複数備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
乗り物用搭載機器操作装置におけるジョイスティックの
操作部位は、上記のように構成されているので、走行中
は手探り状態でスイッチ操作を行うことになるので、操
作する手が安定して保持されないと、車両の振動や不注
意によりジョイスティックスイッチに誤って触れ、誤入
力してしまう恐れがあり、その場合、元に戻すために再
度正しく操作して誤入力を修正しなければならず、煩わ
しいという課題があった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、運転時に手探り状態で意図通り
のジョイスティック操作を容易に、かつ確実に行うこと
ができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗り物搭
載機器用操作装置は、画面表示装置の表示に基づいて乗
り物搭載機器の操作を行う操作手段が操作者座席近傍に
備えられた乗り物用搭載機器操作装置において、前記操
作手段は、その本体上面に凹部が形成されると共に、そ
の凹部内に多方向操作スイッチの操作部位を配置し、か
つその操作部位の端部が前記凹部の開口端より外側に突
出しないように設定したことを特徴とするものである。
【0007】この発明に係る乗り物搭載機器用操作装置
の操作手段は、さらにジョグダイヤルを備え、該ジョグ
ダイヤルの周縁は本体の両側側面から突出させたことを
特徴とするものである。
【0008】この発明に係る乗り物搭載機器用操作装置
の操作手段は、操作者が操作可能な範囲の運転席近傍の
基台に、少なくとも一端が固定されると共に、他端に向
けて延びる前記多方向操作スイッチの操作部位が配置さ
れる部分が上方に盛り上がって形成されなることを特徴
とするものである。
【0009】この発明に係る乗り物搭載機器用操作装置
の操作手段は、さらに基台上面から下がった面に固定さ
れてなることを特徴とするものである。
【0010】この発明に係る乗り物搭載機器用操作装置
の基台は、アームレストであることを特徴とするもので
ある。
【0011】この発明に係る乗り物搭載機器用操作装置
の操作手段は、略L字型状に形成されていることを特徴
とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
乗り物搭載機器用操作装置による操作状態等を表示する
画面表示装置を備える車両のダッシュボードを示す斜視
図である。図において、1は車室内前方に備えられるダ
ッシュボード、2はダッシュボード1の中央部に設けら
れ運転席と助手席とを間切るセンターコンソール、4は
センターコンソール2の上部に配置され運転者3が運転
姿勢を取った状態で視認可能な位置に備えられた画面表
示装置、5はスピードメータ等が配置された計器パネル
である。ダッシュボード1は右ハンドル仕様のものを例
示したもので、運転者3は計器パネル5と対面する位置
に設けられた座席(図示省略)に着座する。以下、右ハ
ンドル仕様の車両に備えられる乗り物搭載機器用操作装
置について説明する。
【0013】図2は、車室内に備えられたダッシュボー
ド1と、画面表示装置4と、センターコンソール2と、
センターコンソール2に連続して設けられたアームレス
ト(基台)6について、車室内の概略縦断面を示す説明
図である。図において、10はアームレスト(基台)6
の前端側の上面に設けられ、エアコン、ナビゲーション
装置、オーディオ装置など車載機器の設定操作を行う操
作装置(操作手段)で、運転者3が腕の肘をついた状態
で操作可能にしている。
【0014】図3は、運転席に座った運転者3が運転姿
勢を取り、腕の肘をアームレスト6に乗せ、腕を安定さ
せた状態で操作装置10を上方から掌で把持した状態を
示す説明図である。図示のように操作装置10は運転席
に座った運転者3の左腕直下より前方で、軽く肘を曲げ
自然に身体の前方へ腕を伸ばした状態で把持できる位置
に備えられている。画面表示装置4は、運転者3が運転
席に座り車両の前方を見る場合に、あるいは計器パネル
5を見る場合に視線をわずかに動かすだけで視認できる
位置に備えられ、運転者は画面表示装置4を見ながら操
作装置10を片手で操作し、車両の前方、あるいは計器
パネル5を視野に入れながら、また、運転姿勢を大きく
崩すことなく車両に搭載された機器の設定操作を行うこ
とができる。
【0015】図4は、操作装置10を上方から見た平面
図である。図において、11は操作装置10が備えられ
るアームレスト6の上面に対して水平に回動するジョグ
ダイヤル、12A,12B,12Cは操作装置10の上
面前端近傍に備えられた押圧式の操作スイッチ(押圧ス
イッチ)である。例えば、ジョグダイヤル11はエアコ
ン、オーディオ装置、ナビゲーション装置の切り替え操
作及びそれらの詳細設定を画面表示装置4の表示内容に
沿って行うものである。また、操作スイッチ12Aは車
室内ベンチレーションの設定切り換えを行うスイッチ
で、操作スイッチ12Bは車室内温度設定スイッチで、
操作スイッチ12Cはエアコンの自動運転と機能停止と
の切り換えを行うエアコンモードスイッチである。
【0016】13は操作装置10の本体ケース(本体)、
14は本体ケース13の上面の中央部近傍に備えられ、
頂部が本体ケース13に設けられた凹部15の上側開口
端から上方に突出しないように設けられたジョイスティ
ック(多方向操作スイッチ)のジョイスティック操作部
位である。
【0017】なお、前記多方向操作スイッチとしては、
スクロールキーとして使用できるものであれば何でも良
く、例えば、トラックボール、トラックパッド、フロー
ティングスイッチであっても良い。15はジョイスティ
ック操作部位14の周囲を囲むように本体ケース13上
面に形成されたすり鉢状の凹部、16は操作装置10の
下方のアームレスト6に形成されたすり鉢状の凹部、1
7は凹部15の中央部位に設けられたジョイスティック
操作部位14を挿通させる挿通孔である。
【0018】図5は、操作装置10の概略縦断面を示す
説明図である。図において、18はジョグダイヤル11
の回動操作を検出する回動操作検出手段、19はジョイ
スティック操作部位14の操作を検出するジョイスティ
ック操作検出手段で、前記ジョイスティック操作部位1
4と共に、ジョイスティックを構成する。7は本体ケー
ス13の内部に備えられ、前記ジョグダイヤル11の回
転位置を検出する回動操作検出手段18、ジョイスティ
ックスイッチ操作検出手段19、操作スイッチ12A,
12B,12Cの機構部などが設置され、電気的な接続
が行われる回路基板である。
【0019】また、図5に示すように、操作装置10の
本体ケース13は、アームレスト6に形成された凹部1
6の上方に架設された形状、すなわち両端が前記アーム
レスト6に固定され、かつジョイスティック操作部位1
4が配置される部分が上方に盛り上がる形状(所謂、ブ
リッジ形状)に形成されている。操作装置10は、長手
方向の両端部位がアームレスト6の前端側に固定され、
本体ケース13の上面と底面はアームレスト6の上方向
に向かって膨らみ、本体ケース13の長手方向について
アーチ状の形状を成しており、車両の前後方向に沿って
縦置きにされたハンドグリップのように備えられたもの
である。ジョイスティック操作部位14は、垂直方向に
向けて立設され、運転者3等の操作者の指によって前後
左右などの所望の方向に自由に揺動され、この揺動に応
じて画面表示装置4に表示される画面のスクロールやカ
ーソル等の移動が行われるように構成されている。ま
た、ジョイスティック操作部位14の上端部位に下方に
向けて押圧が加えられ、押し込められると、この押し込
みをジョイスティック操作検出手段19が検出し、画面
表示装置4に表示されている機能が選択、決定されるよ
うに構成されている。挿通孔17はジョイスティック操
作部位14の揺動を妨げない直径、及び形状に形成され
ている。
【0020】また、操作装置10は、ジョイスティック
操作部位14の下方にジョグダイヤル11を備え、この
本体ケース13の両側面からジョグダイヤル11の外周
部位を突出させて、運転者からも助手席に座っているも
のからも操作容易にしている。また、ジョイスティック
操作部位14と、本体ケース13内部に備えられるジョ
イスティック操作検出手段19は、ジョグダイヤル11
の回動中心の中央近傍に設置されている。
【0021】図6は、操作装置10の側面図である。図
示したように、ジョイスティック操作部位14は、その
上端部位が本体ケース13の上面から突出しないように
操作装置10に備えられ、操作装置10を運転者等が把
持する際に、誤ってジョイスティック操作部位14の上
端部に掌が触ってジョイスティック操作部位14が揺動
されたり、押圧力が加えられないように構成されてお
り、意図的に凹部15へ指を挿入しない限り、ジョイス
ティック操作部位14は操作できないようにしている。
また、操作するものの掌がジョイスティック操作部位1
4の上端部に接触しないので、ジョグダイヤル11、押
圧スイッチ12A〜12Cの操作中に誤操作することは
ない。
【0022】図7は、運転者が片掌で操作装置10を把
持し、ジョイスティック操作部位14を操作する状態を
示す説明図である。図7(A)は運転者が左掌で操作装
置10を把持した状態を示すもので、これを上方からみ
た様子を示した説明図である。また、図7(B)は同じ
く左掌で操作装置10を把持した状態を示すもので、こ
の状態を操作装置10の側方からみた様子を示した説明
図である。ジョイスティック操作部位14の操作時は、
図示したように人差し指から小指までをアームレスト6
の凹部16と本体ケース13との間に通し、親指をジョ
イスティック操作部位14上端部位に当て操作装置10
を把持し、親指の動きによってジョイスティック操作部
位14を操作する。操作を行っている運転者3は、ダッ
シュボード1に備えられた画面表示装置4の表示を視野
に入れて見ながら、ジョイスティック操作部位14をブ
ラインド操作に近い状態で操作し、画面表示装置4に表
示された内容から、ジョイスティック操作部位14を垂
直に下方へ押圧して所望の機能を選択、決定する。
【0023】図8は、運転者が片掌で操作装置10の上
面を包囲して握持し、操作スイッチ12A,12B,1
2C、及びジョグダイヤル11の操作を行う状態を示す
説明図である。図8(A)は運転者が左掌で操作装置1
0を握持した状態を示すもので、操作装置10の上方か
らみた様子を示した説明図である。また、図8(B)は
同じく左掌で操作装置10を握持した状態を示すもの
で、これを側方からみた様子を示した説明図である。図
8に例示した状態は、自然に左掌で本体ケース13を握
持すると、親指が操作装置10側面から突出するジョグ
ダイヤル11に触れ、人差し指が操作スイッチ12Cに
触れ、中指が操作スイッチ12Bに触れ、薬指が操作ス
イッチ12Aへ触れるもので、各操作スイッチ12A,
12B,12C、及びジョグダイヤル11は上記のよう
に触れる各指で操作できるように配置構成されている。
【0024】以上の説明は、右ハンドル仕様の車両にお
いて運転者が左掌で操作装置10を操作するものである
が、上記構成のものと同一構成のものを同一場所に取り
付けることによって、左ハンドル仕様になり、同一の作
用効果が得られる。
【0025】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、運転者は操作装置10を把持し、安定した状態でジ
ョイスティック操作部位14を操作できるので、親指の
動きを正確にジョイスティック操作部位14に伝えるこ
とができる。その結果、操作中における車両の振動や不
意に起こる揺れ等の影響を受けることなく意図通りに操
作することができるという効果が得られる。
【0026】また、自然な姿勢の掌で操作できるように
操作スイッチ12A,12B,12C、ジョグダイヤル
11を本体ケース13に配置したので、学習を必要とせ
ずに操作スイッチ12A,12B,12C、ジョグダイ
ヤル11のブラインド操作を行うことができるという効
果が得られる。
【0027】また、操作装置10はブリッジ形状とし
て、その長手方向の両端部位をアームレスト6に固定す
るようにしたので、運転者が操作装置10を把持した状
態で車両等が揺れた場合に加えられる外力に十分耐えら
れる強度が確保できるという効果が得られる。
【0028】実施の形態2.図9は、この発明の実施の
形態2による操作装置(操作手段)20を示す説明図で
ある。図4、及び図5に示す操作装置10と同一、ある
いは均等と考えられる部分には同じ符号を付し、その説
明を省略する。図において、20は操作装置で、車室前
後方向に縦置きに配置され、アームレスト6に車両後方
側の一端が前記アームレスト6に固定されると共に、先
端となる自由端に向けて盛り上がるように形成されてい
る。そして、その他端に向けて延び、盛り上がった部分
にジョイスティック操作部位14が配置されている。2
1は操作装置20の本体である。図9(A)は運転者が
左掌で操作装置20を把持した状態を示すもので、これ
を上方からみた様子を示した説明図である。また、図9
(B)は同じく運転者が左掌で操作装置20を把持した
状態を示すもので、これを側方からみた様子を示した説
明図である。
【0029】操作装置20は、操作スイッチ12A,1
2B,12Cを本体ケース21の車両前方側となり、か
つ自由端となる縁端近傍に備える。これら操作スイッチ
12A,12B,12Cは、本体ケース21を掌で握持
した状態で自然に指で触れることができ、触れる指でそ
れぞれの操作スイッチ12A,12B,12Cが操作で
きるように配置されている。この操作スイッチ12A,
12B,12Cの配置は、実施の形態1で説明した操作
スイッチ12A,12B,12Cと同様な作用効果が得
られるように構成されたものである。本体ケース(本
体)21の車両後方側の部位、すなわち前記自由端とは
反対側の部位はアームレスト6へ固定されており、操作
装置20を側方視すると、図9(B)に示すように略L
字状の片持ちブリッジ形状をしている。操作装置20
は、長手方向について、本体ケース21の上面と底面と
がアームレスト6の上方に向かって膨らむアーチ状に形
成されている。このように操作装置20は、車両後方側
の部位をアームレスト6に固定しているので、操作装置
20の前方に十分な取付けスペースを得ることが困難な
車室に適しており、また、操作装置20の前方から容易
に掌で把持することができる。
【0030】また、操作装置20には、本体ケース21
の側面から外周部位を突出させ、回動操作が行われるジ
ョグダイヤル11が備えられ、ジョグダイヤル11の回
動中心線上にはジョイスティック操作検出手段19と、
本体ケース21の上面に向けて立設されたジョイスティ
ック操作部位14とが備えられている。また、ジョイス
ティック操作部位14は、操作装置20の頂部近傍に設
けられたすり鉢状の凹部15内に配置され、ジョイステ
ィック操作部位14の上端部位が凹部15の上方開口か
ら外側に突出しないように構成されている。
【0031】なお、操作装置20の内部に備えられる回
動操作検出手段18、ジョイスティック操作検出手段1
9等の構成、及び各操作スイッチ12A,12B,12
C、ジョグダイヤル11、ジョイスティック操作部位1
4の動作及び設定機能等は実施の形態1による操作装置
10と同様であり、説明及び図示を省略する。
【0032】図9(A)、図9(B)に示すように運転
者が左掌でジョイスティック操作部位14を操作するに
は、親指をジョイスティック操作部位14上端部位に乗
せ、人差し指から小指までを本体ケース21とアームレ
スト6との間に挿入して本体ケース21を把持した状態
で行う。また、操作スイッチ12A,12B,12C、
ジョグダイヤル11の各操作は、実施の形態1の説明で
用いた図8に示すように、本体ケース21に掌を乗せて
握持した状態で行う。なお、図8は、右ハンドル仕様の
車両において運転者3が左掌で操作装置10を操作する
ものであるが、上記構成のものと同一構成のものを同一
場所に取り付けることによって、左ハンドル仕様にな
り、同一の作用効果が得られる。
【0033】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、操作装置20の車両後方側の非自由端である部位を
アームレスト6に固定し、操作装置20の車両前方側の
部位がアームレスト6から開放されるように構成したの
で、如何なる指の大きさを持つ運転者であっても、容易
に操作装置20を把持することができ、操作を行う掌を
安定させてジョイスティック操作部位14を意図通りに
動かすことができるという効果が得られる。
【0034】実施の形態3.図10は、この発明の実施
の形態3による操作装置(操作手段)30を示す説明図
である。図4、図5に示す操作装置10と同一、あるい
は均等と考えられる部分には同じ符号を付し、その説明
を省略する。図において、30は操作装置で、車室前後
方向に縦置きに配置され、その車両前方側の一端がアー
ムレスト6に固定されると共に、後方に延び、自由端と
なる先端に向けて盛り上がるように形成されている。そ
して、その盛り上がった部分にジョイスティック操作部
位14が配置されている。31は操作装置30の本体ケ
ース(本体)である。図10(A)は運転者が左掌で操
作装置30を把持した状態を示すもので、これを上方か
らみた様子を示した説明図である。また、図10(B)
は同じく運転者が左掌で操作装置30を把持した状態を
示したもので、これを側方からみた様子を示す説明図で
ある。
【0035】操作装置30は、操作スイッチ12A,1
2B,12Cを本体ケース31の上面の車両前方側に備
え、これらの操作スイッチ12A,12B,12Cは本
体ケース31を掌で握持した状態で自然に指が触れ、そ
の触れた指で操作できるように配置されている。また、
本体ケース31の車両前方側の縁端部位はアームレスト
6へ固定されている。操作装置30を側方視すると、図
10(B)に示すように略L字状の片持ち形状をしてい
る。操作装置30は長手方向について、その本体ケース
31の上面と底面とをアームレスト6の上方向に向かっ
て膨らむアーチ状に形成されている。このように操作装
置30は、車両前方側の縁端部位をアームレスト6に固
定しているので、運転席側方のアームレスト6に取り付
けスペースがない場合に適しており、また、操作装置3
0の後方から把持することが容易にできる。
【0036】操作装置30には、本体ケース31の側面
から外周部位を突出させ回動操作が行われるジョグダイ
ヤル11が備えられ、ジョグダイヤル11の回動中心線
上にはジョイスティック操作検出手段19と、上方に向
かって立設されたジョイスティック操作部位14とが備
えられる。また、ジョイスティック操作部位14は、本
体ケース31の上面に形成されたすり鉢状の凹部15の
中央部に備えられ、ジョイスティック操作部位14の上
端部位が本体ケース31の上面から突出しないように構
成されている。
【0037】なお、操作装置30の内部に備えられる回
動操作検出手段18、ジョイスティック操作検出手段1
9等の構成、及び各操作スイッチ12A,12B,12
C、ジョグダイヤル11、ジョイスティック操作部位1
4の動作及び設定機能等は実施の形態1で説明した操作
装置10及び実施の形態2で説明した操作装置20と同
様であり、その説明及び図示を省略する。
【0038】図10(A)、図10(B)に示すように
運転者が左掌でジョイスティック操作部位14を操作す
る場合には、親指をジョイスティック操作部位14上端
部位に乗せ、人差し指から小指までを本体ケース31と
アームレスト6との間に挿入し、本体ケース31を把持
する。また、操作スイッチ12A,12B,12C、ジ
ョグダイヤル11の各操作は実施の形態1の説明に用い
た図8に示すように、本体ケース31に掌を乗せて握持
した状態で行う。なお、図8は、右ハンドル仕様の車両
において運転者3が左掌で操作装置10を操作するもの
であるが、上記構成のものと同一構成のものを同一場所
に取り付けることによって、左ハンドル仕様になり、同
一の作用効果が得られる。
【0039】以上のように、上記の実施の形態2,3に
よれば、操作装置20,30の車両前方側の部位をアー
ムレスト6に固定し、操作装置20,30の車両前方側
又は後方側がアームレスト6から開放されるように構成
したので、如何なる指の大きさを持つ運転者であって
も、容易に操作装置30を把持することができ、操作を
行う掌を安定させてジョイスティック操作部位14を意
図通りに動かすことができるという効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、画面
表示装置の表示に基づいて乗り物搭載機器の操作を行う
操作手段が操作者座席近傍に備えられた乗り物用搭載機
器操作装置において、前記操作手段は、その本体上面に
凹部が形成されると共に、その凹部内に多方向操作スイ
ッチの操作部位を配置し、かつその操作部位の端部が前
記凹部の開口端より外側に突出しないように設定したの
で、乗り物の振動や不意に起こる揺れの影響を受けるこ
となく容易、かつ意図通りに操作でき、また誤入力を防
ぐことができるという効果が得られる。
【0041】この発明によれば、操作手段は、さらにジ
ョグダイヤルを備え、該ジョグダイヤルの周縁は本体の
両側側面から突出させたので、ジョグダイヤルの操作が
容易に行えるという効果が得られる。
【0042】この発明によれば、操作手段は、操作者が
操作可能な範囲の運転席近傍の基台に、少なくとも一端
が固定されると共に、前記多方向操作スイッチの操作部
位が配置される部分が上方に盛り上がって形成されなる
ので、掌で握りやすく、操作しやすいという効果が得ら
れる。
【0043】この発明によれば、操作手段が、基台上面
から下がった面に固定されているので、操作手段を操作
し易いという効果が発揮される。
【0044】この発明によれば、操作手段の設けられる
基台をアームレストとすることで従来から設定されてい
る装置を利用でき、コスト的に有利であるという効果が
発揮される。また、運転者は自然な状態で安定して操作
手段を把持できるので、乗り物が揺れた場合にも確実に
操作できるという効果が得られる。
【0045】この発明によれば、操作手段は、略L字型
状に形成されているので、如何なる指の大きさを持つ運
転者であっても容易に操作手段を把持することができ、
操作を行う掌を安定させて意図通りに操作することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による乗り物搭載機器
用操作装置を備える車両のダッシュボードを示す斜視図
である。
【図2】この発明の実施の形態1による車室内の概略縦
断面を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1による操作装置を掌で
把持した状態を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1による操作装置を上方
から見た平面図である。
【図5】この発明の実施の形態1による操作装置の概略
縦断面を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態1による操作装置の側面
図である。
【図7】ジョイスティックを操作する状態を示す説明図
である。
【図8】操作スイッチ、及びジョグダイヤルの操作を行
う状態を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態2による操作装置を示す
説明図である。
【図10】この発明の実施の形態3による操作装置を示
す説明図である。
【図11】従来のマルチファンクションスイッチの構成
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ダッシュボード 2 センターコンソール 4 画面表示装置 5 計器パネル 6 アームレスト(基台) 7 回路基板 10 操作装置(操作手段) 11 ジョグダイヤル 12A,12B,12C 操作スイッチ(押圧スイッ
チ) 13 本体ケース 14 ジョイスティック操作部位 15 凹部 16 凹部 17 挿通孔 18 回動操作検出手段 19 ジョイスティック操作検出手段 20 操作装置(操作手段) 21 本体ケース 30 操作装置(操作手段) 31 本体ケース 100 マルチファンクションスイッチ 101 スイッチケース 102A,102B,102C,102D 操作スイッ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面表示装置の表示に基づいて乗り物搭
    載機器の操作を行う操作手段が操作者座席近傍に備えら
    れた乗り物用搭載機器操作装置において、 前記操作手段は、その本体上面に凹部が形成されると共
    に、その凹部内に多方向操作スイッチの操作部位を配置
    し、かつその操作部位の端部が前記凹部の開口端より外
    側に突出しないように設定したことを特徴とする乗り物
    搭載機器用操作装置。
  2. 【請求項2】 前記操作手段は、さらにジョグダイヤル
    を備え、該ジョグダイヤルの周縁は前記本体の両側側面
    から突出させたことを特徴とする請求項1記載の乗り物
    搭載機器用操作装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段は、操作者が操作可能な範
    囲の運転席近傍の基台に、少なくとも一端が固定される
    と共に、他端に向けて延びる前記多方向操作スイッチの
    操作部位が配置される部分が上方に盛り上がって形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載の乗り物搭載機
    器用操作装置。
  4. 【請求項4】 前記操作手段は、さらに前記基台上面か
    ら下がった面に固定されてなることを特徴とする請求項
    3記載の乗り物搭載機器用操作装置。
  5. 【請求項5】 前記基台は、アームレストであることを
    特徴とする請求項4記載の乗り物搭載機器用操作装置。
  6. 【請求項6】 前記操作手段は、略L字型状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の乗り物搭載機器
    用操作装置。
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