JP2003168233A - 発光パワー制御装置 - Google Patents

発光パワー制御装置

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JP2003168233A JP2001362686A JP2001362686A JP2003168233A JP 2003168233 A JP2003168233 A JP 2003168233A JP 2001362686 A JP2001362686 A JP 2001362686A JP 2001362686 A JP2001362686 A JP 2001362686A JP 2003168233 A JP2003168233 A JP 2003168233A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時のレーザパワー調整工程を削減して組
立コストの低減を図ると共に、光記録媒体の記録容量を
低減させず、使用者の使用コストを上昇させないように
する。 【解決手段】 第3D/Aコンバータ21の設定値を変
化させて第1コンパレータ6の出力が変化したとき、第
3D/Aコンバータ21の設定値を第1設定値として保
存し、第1設定値がしきい値Aを超える場合、第3D/
Aコンバータ21の値を「第1設定値+5LSB」と
「第1設定値+10LSB」にしたときのそれぞれのA
/Dコンバータ22の値を測定して保存し、その2点の
値を通る直線の傾きを計算し、その値を可変ゲインアン
プ20のゲインとして設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MO,MD等の
光磁気ディスクに対して光パワーによって情報の記録及
び再生を行う光磁気ディスク装置やCD−R,CD−R
W,DVD等の光ディスクに対して光パワーによって情
報の記録及び再生を行う光ディスク装置等に適用する発
光パワー制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置における光ディスク(光
記録媒体)へのデータの記録は、例えばCD−Rディス
クではCD−Rディスク上の記録膜に発光素子(レーザ
光発光手段)であるレーザダイオード(以下「LD」と
称する)から発光される強いレーザ光量を光ビームとし
て照射して、その熱反応によって記録膜に情報に応じた
穴(「ピット」と称する)を開けることにより行われ
る。また、CD−RWディスクでは記録膜の結晶状態を
変化させることによって行われる。一方、光ディスクに
書き込まれたデータは、LDから発光される弱いレーザ
光量を光ビームとして記録膜上に照射して得られる反射
光量の反射光に基づいて読み取ることができる。
【0003】ところで、上述したように光ディスクの記
録はLDからの光ビームによって光ディスクにピットを
開けることで行われる。そのときのレーザ光の発光パワ
ーの変化を図7に示す。図7において、記録時にはLD
からは第1の光量レベルの発光パワーP1とそれよりも
大きい(高い)第2の光量レベルの発光パワーP2が繰
り返して出射される。第2の光量レベルの発光パワーP
2は記録パワーであり、その発光パワーで照射した記録
膜の部分にピットが形成され、第1の光量レベルの発光
パワーP1は再生パワーであり、その発光パワーで照射
した記録膜の部分はそのままスペースになる。
【0004】また、CD−Rディスクでは、P3>P2
の関係を有する第3の光量レベルの発光パワーP3を設
けて、P1,P2,P3の3値で記録パワー波形を生成
することがあり、その第3の光量レベルの発光パワーP
3をピット先頭に位置付けるようにしてピットエッジを
先鋭化している。また、CD−RWディスク(Comp
act Disc ReWritable)のような相
変化型の書き換え可能な媒体では、やはり3値を設ける
が、第3の光量レベルの発光パワーP3と第1の光量レ
ベルの発光パワーP1を高速で繰り返すことによって記
録膜をアモルファス(非結晶)化し、第2の光量レベル
の発光パワーP2を持続させることによって結晶化さ
せ、それをデータに対応させる。
【0005】図7に示すように、時間tライトスタート
より前が光ディスクからデータを再生するときの発光波
形であり、時間tライトスタートより後が光ディスクに
データを記録する場合の発光波形である。上述したよう
に光ディスクのデータを再生するとき、LDから発光さ
れるパワーは低くてDC発光であり、一般的に第1の光
量レベルの発光パワーP1は1mWほどである。一方、
記録時にLDから発光されるレーザ光のパワーは高くて
第2の光量レベルの発光パワーP2は一般に数mW〜数
10mWである。記録時は第1の光量レベルの発光パワ
ーP1と第2の光量レベルの発光パワーP2の発光が繰
り返すことによって光ディスク上の記録膜にピットをつ
くることができるのである。
【0006】ところで、近年の光ディスク装置では再生
速度,記録速度共に向上されつつある。再生速度では3
2倍速のものもあり、記録速度では12倍や16倍にな
るものもある。例えば、CD−Rディスクに12倍速で
データを記録する場合、記録パワーは再生パワーに対し
て30倍くらいになることもあり、それは再生パワーが
1mWの時に記録パワーが30mWになることを示す。
また、LDは自らの発振による温度上昇等の原因によっ
てその発光パワーが変化する(特に発光パワーが高パワ
ーであるときには温度上昇する時間は短くなる)ので、
光ディスク装置等において受光素子(以下「PD」と称
する)でLD出力をモニタしながらLDを駆動する電流
を制御してLDの発光パワーを一定にしている。そのL
Dの発光パワーを制御する部分が発光パワー制御装置で
ある。
【0007】図8は、従来のLDの発光パワーを定パワ
ー制御する発光パワー制御装置の回路構成例を示す図で
ある。この発光パワー制御装置では、定パワー制御をデ
ィジタルAPC制御で行っている。図8において、PD
1に入射された光は光電変換によって光量に比例した電
流のかたちで出力される。ただし、PD1によるモニタ
はLD2からのレーザ光の一部をモニタするものであ
り、レーザ光の大部分は光ディスクの記録膜へ照射され
る。次に、PD1から出力された電流信号をAPC部の
I/V変換器(I/V変換回路)3によって電圧信号に
変換して電圧値として出力する。その出力された電圧信
号において第1の光量レベルの発光パワーP1に対応し
た値を電圧信号V(P1),第2の光量レベルの発光パ
ワーP2に対応したものを電圧信号V(P2)とする。
【0008】記録時における出力は再生時と異なり、電
圧信号V(P1)と電圧信号V(P2)が交互に変化す
る信号であるため、第1サンプルホールド(S/H)回
路4と第2サンプルホールド(S/H)回路5によって
それぞれ電圧信号V(P1)と電圧信号V(P2)に分
離される。また、第1S/H回路4における第1サンプ
ル信号は再生時は常に第1S/H回路4内のスイッチS
Wをオン(ON)する信号であり、記録時は記録時の第
1の光量レベルの発光パワーP1で出射されている期
間、あるいはそれよりも短い期間のみ第1S/H回路4
内のスイッチSWをオン(ON)にし、また、第2の光
量レベルの発光パワーP2が出射されている期間は第1
S/H回路4内のスイッチSWをオフ(OFF)して第
1S/H回路4内のコンデンサCで第1の光量レベルの
発光パワーP1に対応した電圧信号Vs(P1)のみを
取り出すようにコントロールしている。
【0009】一方、第2サンプル信号は再生時は常に第
2S/H回路5内のスイッチSWをオフ(OFF)する
信号であり、記録時は第2の光量レベルの発光パワーP
2で出射されている期間、あるいはそれよりも短い期間
のみ第2S/H回路5内のスイッチSWをオン(ON)
し、記録時に第1の光量レベルの発光パワーP1で出射
されている期間は第2S/H回路5内のスイッチSWを
オフ(OFF)して第2S/H回路5内のコンデンサC
で第2の光量レベルの発光パワーP2に対応した電圧信
号Vs(P2)のみを取り出すようにコントロールする
信号である。第1S/H回路4と第2S/H回路5によ
ってI/V変換器3の出力する電圧信号から分離した各
電圧信号Vs(P1)及びVs(P2)を、それぞれ第
1コンパレータ6及び第2コンパレータ7に入力する。
【0010】第1コンパレータ6では電圧信号Vs(P
1)と第1基準電圧Vref1とを比較し、同様に第2
コンパレータ7では電圧信号Vs(P2)と第2基準電
圧Vref2とを比較している。第1コンパレータ6及
び第2コンパレータ7からは入力信号(それぞれ電圧信
号Vs(P1)と電圧信号Vs(P2))が基準電圧
(それぞれ第1基準電圧Vref1と第2基準電圧Vr
ef2)に対して大きいか小さいかのみを示す信号、つ
まり2値の値(ディジタル値)が出力されてCPU8で
読み込むようにしている。また、ディジタル値をアナロ
グ値に変換する第1D/Aコンバータ9にCPU8から
データが送られ、第1D/Aコンバータ9からは入力さ
れたデータに比例した電圧を出力している。さらに、そ
の出力に比例した値がLDドライバ部の第1V/I変換
器11によって電流が出力される。
【0011】同様にして、第2D/Aコンバータ10に
もCPU8からデータが送られて第2V/I変換器12
からも電流が出力される。さらに、第1V/I変換器1
1と第2V/I変換器12の出力電流をそれぞれ第1電
流増幅器13と第2電流増幅器14によって増幅するの
だが、再生時はLDON信号をオン(ON)にすること
によって第1増幅器13側のスイッチSWを閉じて第1
電流増幅器13から出力された電流信号をLD2へ供給
し、第1の光量レベルの発光パワーP1レベルでLD2
を発光させる。また、記録時はライトパルス重畳信号を
オン(ON)にすることによって第2増幅器14側のス
イッチSWを閉じて第2電流増幅器14の出力を電流加
算器15へ供給し、電流加算器15によって第1電流増
幅器13から出力された電流信号に第2電流増幅器14
から出力された電流信号を足してLD2へ供給し、その
電流信号によってLD2を第2の光量レベルの発光パワ
ーP2レベルで発光させる。
【0012】その第1電流増幅器13からの出力を電流
信号IP1とし、第2電流増幅器14からの出力を電流
信号IP2とする。ところで、再生開始時、CPU8は
まず、第1D/Aコンバータ9に“0”を出力する。そ
れによりLD2の記録パワー分の電流は“0”からスタ
ートする。そして、CPU8は第1D/Aコンバータ9
に出力するデータを徐々に増加させながら、第1コンパ
レータ6の出力が反転する(つまり電圧信号Vs(P
1)が第1基準電圧Vref1よりも大になる)まで増
加させる。その後、第1コンパレータ6の出力が常に反
転を繰り返すように(つまり電圧信号Vs(P1)=第
1基準電圧Vref1になるように)、第1D/Aコン
バータ9へ出力するデータを常に可変する。このように
して、LD2から出射される再生パワーは一定レベルに
保たれる。
【0013】図9は、図8に示した発光パワー制御装置
におけるデジタルAPC制御時の第1S/H回路4と第
1コンパレータ6のそれぞれの出力電圧を示す波形図で
ある。上述の制御動作の様子を示すものである。また、
上述と同様にして、記録開始時から記録パワーレベルが
一定に保たれるまでの制御について説明する。図10
は、図8に示した発光パワー制御装置におけるデジタル
APC制御時の第2S/H回路5と第2コンパレータ7
のそれぞれの出力電圧を示す波形図である。図10に示
すように、再生発光時にはCPU8は第2D/Aコンバ
ータ10の出力を“0”にしておく。
【0014】次に、記録発光が開始されるとCPU8は
第2D/Aコンバータ10に出力するデータを“1”ず
つ乃至は所定ずつ上げていく。それにともなって、第2
D/Aコンバータ10の出力する電圧信号に比例した電
流信号がLD2に記録パワーの電流として第1D/Aコ
ンバータ9の出力する電圧信号に比例した電流信号に重
畳されるため、それをモニタして、サンプルホールドし
た第2S/H回路5の出力する電圧信号も所定量ずつ増
加していく。そしてやがて第2S/H回路5の出力する
電圧信号が第2基準電圧Vref2を超えると第2コン
パレータ7の出力が反転する。反転するとCPU8は、
その前とは逆方向に動かしたデータを第2D/Aコンバ
ータ10へ送出する。
【0015】このようにして、LD2へ供給される電流
信号が減少し、また、第2コンパレータ7が反転する。
反転するとCPU8は、その前とは逆方向に.....
のようにして、CPU8は永久に第2D/Aコンバータ
10を操作し、常に第2S/H回路5の出力する電圧信
号と第2基準電圧Vref2とがまたぎあうように操作
する。こうしてLD2から一定の第2の光量レベルの発
光パワーP2が出射されることになる。このように構成
されたフィードバックループ回路により、基準電圧によ
って決定される一定パワーがLD2から発光されること
になるが、その回路構成はCPUとD/Aコンバータ等
を用いたディジタルAPC制御である。
【0016】しかし、定パワー制御は上述のようなディ
ジタルAPC制御だけではなく、S/H回路からの信号
を誤差増幅器等に入力し、誤差増幅器等で基準電圧と比
較して、基準電圧に対してずれを生じているときに誤差
増幅器はずれを補正するような電圧をV/I変換器に出
力することによってもパワー制御することができる。こ
のように、アナログ制御でもディジタル制御でもLD発
光パワーをモニタして第1の光量レベルの発光パワーP
1,第2の光量レベルの発光パワーP2といったレベル
を基準電圧と比較して基準電圧になるようにLDへの駆
動電流を制御するといった点では同じ動作である。
【0017】すなわち、定パワー制御は上述のようなデ
ィジタル制御だけではなく、2つのS/H回路からのそ
れぞれの信号を誤差増幅器等に入力し、誤差増幅器等で
基準電圧と比較して基準電圧に対してずれを生じている
ときに誤差増幅器はずれを補正するような電圧をそれぞ
れに対応するV/I変換器に出力するようなアナログ制
御であってもパワー制御することができる。このよう
に、アナログ制御でもディジタル制御でもLDの発光パ
ワーをモニタして所定の光量レベルである第1の光量レ
ベルの発光パワーP1,第2の光量レベルの発光パワー
P2といったレベルを基準電圧と比較して基準電圧にな
るようにLDへの駆動電流を制御するといった点では同
じ動作である。
【0018】ところで、上記第1コンパレータ6の第1
基準電圧Vref1と第2コンパレータ7の基準電圧V
ref2と第1の光量レベルの発光パワーP1又は第2
の光量レベルの発光パワーP2の関係は製造工程などに
おいて、例えば関係式のかたちで予め求めておく。そし
て、実際の発光時はその関係式に基づいて第1の光量レ
ベルの発光パワーP1と第2の光量レベルの発光パワー
P2の設定を行う。図11は、LDの駆動電流対発光パ
ワー特性の関係の一例を示す線図である。図11に示す
ように、LDからの発光パワーとLD駆動電流は所定の
しきい値Ithよりも上では1次関数的になっている。
【0019】もちろん、その傾きはLDによって多少ば
らつきもあるが、LD駆動電流と発光パワーの関係に所
定の傾きがあるなら、LD駆動電流を設定するD/Aコ
ンバータの設定電圧値とも発光パワーは関係をもつこと
がわかる。さらに、D/Aコンバータの設定電圧値はも
ともとコンパレータの基準電圧によって決まるものなの
で、コンパレータの基準電圧と発光パワーはある一定の
傾きで1次関数的な関係があるといえる。したがって、
その傾きを予め求めておけば、基準電圧に対して発光パ
ワーを求めることができる。実際は、その傾きや切片を
メモリ等に記憶させておくことによって、その制御はた
やすくなる。
【0020】また、上記傾きはLDの特性によって温度
などで傾きが変わったり、しきい値Ithがシフトした
りするが、コンパレータの基準電圧をまたぐようにCP
UがLD駆動電流を変えるので一定パワーで制御するこ
とができる。そのLDからの発光パワーが一定になるよ
うに制御することをオートパワーコントロール(Aut
o Power Control:以下「APC制御」
と略称する)という。図8に示した発光パワー制御装置
では、特に基準電圧と比較して基準電圧になるようにV
/I変換器へ電圧を制御するCPUまでをAPC部とし
た。
【0021】ところで、PD出力、つまりI/V変換器
の出力は、LDが同じ発光パワーで発光していてもPD
の取り付け位置のばらつきなどによって異なる。そのた
め、ばらつきが大きい場合、上述したように製造工程で
上記コンパレータの基準電圧と第1の光量レベルの発光
パワーP1又は第2の光量レベルの発光パワーP2の関
係を求める際に、実際に発光させるなどして関係を求め
たとしても、基準電圧を最も大きくしたときの発光パワ
ーにばらつきがでてしまう。したがって、I/V変換器
の出力を可変ゲインアンプ等の電圧増幅手段でS/H回
路への入力をできるだけ一定になった状態で基準電圧と
第1の光量レベルの発光パワーP1又は第2の光量レベ
ルの発光パワーP2の関係を求めるのが好ましい。
【0022】しかし、コンパレータの基準電圧と第1の
光量レベルの発光パワーP1,第2の光量レベルの発光
パワーP2の関係を求めるために、従来製造工程で実際
に発光させるなどして関係式を求める際に、パワーを発
光させる手順が複雑である場合に調整工程において時間
がかかるといった問題や、発光パワーを検出する装置や
設備を必要とするためコストがかかるといった問題があ
った。
【0023】そこで従来、再生信号を再生信号判定回路
に入力し、再生信号判定回路の出力により記録時のレー
ザパワーが適切な値か否かを制御回路によって判定し、
制御回路からレーザパワー設定回路へ記録時のパワーを
補正するためにD/A変換した電圧値を送ることによっ
て、自動的に記録パワーを得る発光パワー制御装置(例
えば、特許第2797858号公報参照)が提案されて
いる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の発光パワー制御装置では、調整工程等を必要と
しないのでコストや時間等はかからないが、実際の記録
パワーの補正のために光ディスクに記録させてからその
書かせた部分の再生信号を見る必要がある。そのため、
光ディスクにOPC以外で書かせる必要があり、光ディ
スクにそのための新たな領域を設けなければならず、記
録容量の減少を招くという問題があった。また、ユーザ
が調整用の光ディスクを用意しなければならないので使
用時のコストがかかるという問題もあった。この発明は
上記の課題を解決するためになされたものであり、発光
パワー調整を装置や設備を必要とすることなく上記欠点
を解消し、製造時の調整工程を削減して組立コストの低
減を図ると共に、光記録媒体の記録容量を低減させず、
使用者の使用コストを上昇させないようにすることを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、レーザ光を光記録媒体に照射するレーザ
光発光手段と、そのレーザ光発光手段から発光させるレ
ーザ光の発光パワーの光量レベルは少なくとも第1の光
量レベルと第1の光量レベルよりも大きい第2の光量レ
ベルとの2つの光量レベルでディジタル変調されてお
り、上記レーザ光発光手段に電流を供給して発光駆動さ
せるレーザ光発光駆動手段と、上記レーザ光発光手段か
ら発光されるレーザ光の発光パワーを検出し、その発光
パワーに応じた電流信号を出力する発光パワー検出手段
と、その発光パワー検出手段から出力された電流信号を
電圧信号に変換して出力する電流電圧変換手段と、その
電流電圧変換手段によって出力された電圧信号のレベル
を少なくとも2種類以上の増幅率で増幅させて出力する
電圧増幅手段と、その電圧増幅手段から出力された電圧
信号のレベルと予め設定された基準電圧レベルとを比較
する比較手段と、その比較手段の比較結果に応じて上記
発光パワーの光量レベルを調整する光量レベル調整手段
と、上記電流電圧変換手段から出力された電圧信号にそ
の電圧信号以外の所定の電圧信号を注入するオフセット
電圧信号注入手段と、上記比較手段に入力される電圧信
号を検出する電圧信号検出手段を備え、上記オフセット
電圧信号注入手段に少なくとも2種類以上の所定の電圧
信号を設定したときのそれぞれの電圧信号に対して上記
比較手段に入力される電圧信号と上記電圧信号検出手段
によって検出された電圧信号との関係に基づいて上記電
圧増幅手段の増幅率を設定するようにしたものである。
【0026】また、上記のような発光パワー制御装置に
おいて、上記オフセット電圧信号注入手段から出力する
電圧信号に基づいて上記電流電圧変換手段から出力され
る電圧信号のオフセットを打ち消し、その打ち消したと
きの上記オフセット電圧信号注入手段から出力された電
圧信号の設定値を保存した状態で上記オフセット電圧信
号注入手段に少なくとも2種類以上のオフセット電圧信
号を設定したときのそれぞれのオフセット電圧信号に対
して上記比較手段に入力される電圧信号と上記電圧信号
検出手段によって検出された電圧信号との関係に基づい
て上記電圧増幅手段の増幅率を設定するようにするとよ
い。
【0027】さらに、上記のような発光パワー制御装置
において、上記電流電圧変換手段から出力される電圧信
号のオフセットを打ち消したときの上記オフセット電圧
信号注入手段から出力された電圧信号の設定値に基づい
て上記少なくとも2種類以上の所定の電圧信号を区別す
るようにするとよい。さらにまた、上記のような発光パ
ワー制御装置において、再生時と記録時にそれぞれ上記
増幅手段の増幅率を求め、それぞれある一定の値に増幅
率が決定された場合にのみその増幅率を上記増幅手段に
設定するようにするとよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図6は、この発明の発光
パワー制御装置を適用する一般的なCD−Rドライブの
構成を示すブロック図であり、このCD−Rドライブは
一度だけ書き込み可能なCDフォーマットに準拠したデ
ィスクであるCD−R(CD−Recordable)
ディスクに対する情報の記録及び再生を行う。
【0029】光ディスク48は、CD−ROMディス
ク,CD−Rディスク,CD−RWディスク,CD等の
光記録媒体である。例えば、CD(Compact D
isc)はディスク基板上の記録膜に予め各種の情報に
対応するデータ列がピットと呼ばれる穴の有無で形成さ
れており、それにレーザ光を当てて、その反射光の変化
に基づいてデータを読み取る。そのデータ列はレコード
の様にディスク基板上に螺旋状に並べられている。その
螺旋状に配された線をトラックと呼んでいる。隣り合う
トラック間の距離は1.6ミクロンである。スピンドル
モータ(Spindle Motor)30は、情報の
記録又は再生時に光ディスク48を所定の回転数で回転
駆動する。モータドライバ(Motor Drive
r)31とサーボ部(Servo)32は、スピンドル
モータ30を一定速度になるように駆動制御する。
【0030】光ピックアップ部(Pick Up)33
は、図示を省略した公知のレーザ発光手段であるレーザ
ダイオード(Laser Diode),レンズ等の光
学系,レーザ光の焦点が光ディスク48に合うようにレ
ンズの位置を光ディスク48に対して垂直方向に動かす
機構であるフォーカスアクチュエータ,レーザ光の焦点
がトラックをトレースするように光ディスク48の半径
方向(スレッジ方向)に対してレンズを動かす機構であ
るトラックアクチュエータ,受光素子及びポジションセ
ンサ等を内蔵したものであり、光ディスク48に対する
情報の記録又は再生時にレーザ光を照射する。また、光
ピックアップ部33の全体はシークモータ(同じく図示
を省略する)によってスレッジ方向に移動可能である。
上記フォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエー
タ,シークモータは、受光素子,ポジションセンサから
得られた信号に基づいてモータドライバ31とサーボ部
32によってレーザスポットを目的の場所に位置するよ
うに制御する。
【0031】光ディスク48からのデータ読み出しの場
合、光ピックアップ部33で得られた再生信号をリード
アンプ(Readamp)34で増幅してイコライザ処
理や2値化(ディジタル化)を施した後、CDデコーダ
(CD Decoder)35へ入力してEFM復調す
る。また、CD−ROMデータの場合はCD−ROMデ
コーダ44によってデコードする。光ディスク48には
光学的に再生又は記録しやすいように8ビット(bi
t)データを14ビットのデータに変調したデータが書
かれており、それをEFM(Eight to Fou
rteen Modulation)と呼ぶ。さらに、
EFM復調されたデータにデインタリーブ(並べ替え直
し)とエラー訂正の処理を施す。
【0032】その後、そのデータをバッファマネージャ
(Buffer Manager)36によって一旦バ
ッファRAM(Buffer RAM)37に蓄えて、
セクタデータとして揃った段階でATAPIやSCSI
等のインタフェース(I/F)38を介してホストコン
ピュータ(図示を省略)へ一気に送る。また、音楽デー
タの場合、CDデコーダ35から出てきたデータをD/
Aコンバータ39へ入力してアナログのオーディオ信号
を取り出す。
【0033】一方、データ書き込み時は、I/F38を
通してホストコンピュータから送られてきたデータをバ
ッファマネージャ36によって一旦バッファRAM37
に蓄えて、バッファRAM37にある程度の量のデータ
が貯まったところで書き込みを開始するが、その前にレ
ーザスポットを書き込み開始地点に位置させなければな
らない。その地点はトラックの蛇行によって予め光ディ
スク48に刻まれているウォブル信号から求められる。
ウォブル信号にはATIPと呼ばれる絶対時間情報が含
まれており、ATIPデコーダ40によってATIPを
取り出せる。また、ATIPデコーダ40が生成する同
期信号をCDエンコーダ41へ入力して正確な位置での
データの書き出しを可能にしている。
【0034】バッファRAM37のデータを、CD−R
OMエンコーダ42やCDエンコーダ41でエラー訂正
コードの付加やインターリーブ(並べ替え)を行った後
にEFM変調し、レーザコントロール回路(レーザコン
トローラ:Laser Controller)43,
光ピックアップ部33を介して光ディスク48に記録す
る。CPU45は、このCD−Rドライブ全体の制御を
司るマイクロコンピュータであり、ROM46はCPU
45が実行する各種の制御プログラムを格納するメモリ
であり、RAM47はCPU45が各種の制御処理を行
う際の作業領域であるメモリである。
【0035】次に、この発明の第1実施形態の発光パワ
ー制御装置について説明する。図1は、この発明の第1
実施形態の発光パワー制御装置の回路構成を示すブロッ
ク図である。図8と共通する部分には同一符号を付して
共通する機能についての説明を省略する。図2は、図1
に示した発光パワー制御装置における処理を示すフロー
チャート図である。図1に示した各スイッチの制御信
号、つまり第1サンプル信号,第2サンプル信号,ライ
トパルス重畳信号とLDON信号は図6のCDエンコー
ダ41によって出力される信号である。
【0036】図1において、LD2は上記レーザ光発光
手段に、第1V/I変換器11と第2V/I変換器12
と第1電流増幅器13と第2電流増幅器14と電流加算
器15とは上記レーザ光発光駆動手段に、PD1は上記
発光パワー検出手段に、I/V変換器3は上記電流電圧
変換手段にそれぞれ相当する。また、可変ゲインアンプ
20は上記電圧増幅手段に、第1S/H回路4と第2S
/H回路5と第1コンパレータ6と第2コンパレータ7
とは上記比較手段に、CPU8と第1D/Aコンバータ
9と第2D/Aコンバータ10とは上記光量レベル調整
手段に、第3D/Aコンバータ21は上記オフセット電
流注入手段に、A/Dコンバータ22は上記電圧信号検
出手段にそれぞれ相当する。
【0037】予め発光パワー制御装置に組み込んでおく
ソフトウェア(F/W)において、可変ゲインアンプ2
0のゲインを求めるために第3D/Aコンバータ21の
設定値を2つとする。また、第3D/Aコンバータ21
への設定は第1設定値に対して「第1設定値+5LS
B」の場合と「第1設定値+10LSB」のいずれか一
方を選択できるようにしておき、「+5LSB」の場合
は2点目を「第1設定値+10LSB」とし、1点目を
「+10LSB」とした場合は2点目を「+20LS
B」とする。なお、第3D/Aコンバータ21は最大1
00LSBまで設定できるものとし、第3D/Aコンバ
ータ21は上限の5LSB以内で必ず飽和する仕様とす
る。
【0038】この場合、「+20LSB」になったとき
に「95LSB」とならないようにするには第1設定値
で75LSBがぎりぎりであるが、余裕をもって70L
SBとする。その「70LSB」をしきい値Aとする。
また、第1基準電圧Vref1や第2基準電圧Vref
2は予め決定した所定値を設定するとそれに応じたパワ
ーで発光するといった用途があるので、D/Aコンバー
タ等で細かく設定を可変できるようにしているのだが、
ここでは図1への図示を省略したがD/Aコンバータの
ような回路以外に回路基準電圧にスイッチなどで基準電
圧を切り換えられるようにしておくとよい。
【0039】製造工程において、光ピックアップ部と発
光パワー制御装置を接続した後、電源をオン(ON)に
する。発光パワー制御装置としては再生側にA/Dコン
バータ22を第1S/H回路4の出力側につなげてお
く。さらに第1基準電圧Vref1を発光パワー制御装
置の回路基準電圧に設定する。その後、第1サンプル信
号をオン(ON)にすることによって第1S/H回路4
から電圧信号が出力される(図2のステップ(図中
「S」で示す)1)。次に、第3D/Aコンバータ21
の設定値を変化させ(S2)、第3D/Aコンバータ2
1の設定値を変化させたときの第1コンパレータ6の出
力をみる。第1コンパレータ6の出力が変化したとき、
第3D/Aコンバータ21の設定値を第1設定値として
保存する(S3)。その保存は図示を省略したRAMの
ような揮発性メモリ等でよい。
【0040】さらに、第1設定値がしきい値Aを超える
か否かを判断し(S4)、第1設定値がしきい値Aを超
える場合、第3D/Aコンバータ21の値を「第1設定
値+5LSB」にしたときのA/Dコンバータ22の値
を測定して保存する(S5)。また、第3D/Aコンバ
ータ21の値を「第1設定値+10LSB」とした時の
A/Dコンバータ22の値を測定して保存する(S
6)。次に、上記保存された2点を通る直線の傾きを計
算し(S9)、その値を可変ゲインアンプ20のゲイン
として設定する(S10)。その後、第3D/Aコンバ
ータ21の値を第1設定値に戻す(S11)。
【0041】一方、第1設定値がしきい値Aを超えない
場合は、第3D/Aコンバータ21の値を「第1設定値
+10LSB」にしたときのA/Dコンバータ22の値
を測定して保存する(S7)。また、第3D/Aコンバ
ータ21の値を「第1設定値+20LSB」とした時の
A/Dコンバータ22の値を測定して保存する(S
8)。その後、上記保存された2点を通る直線の傾きを
計算し(S9)、その値を可変ゲインアンプ20のゲイ
ンとして設定する(S10)。そして、第3D/Aコン
バータ21の値を第1設定値に戻す(S11)。こうし
て、製造工程において発光パワー調整のための設備や装
置が不要になってコストがかからず、さらに発光パワー
調整の時間も短縮することができる。
【0042】次に、この発明の第2実施形態の発光パワ
ー制御装置について説明する。図3は、この発明の第2
実施形態の発光パワー制御装置の回路構成を示すブロッ
ク図である。図1及び図8と共通する部分には同一符号
を付して共通する機能についての説明を省略する。
【0043】図3において、LD2は上記レーザ光発光
手段に、第1V/I変換器11と第2V/I変換器12
と第1電流増幅器13と第2電流増幅器14と電流加算
器15とは上記レーザ光発光駆動手段に、PD1は上記
発光パワー検出手段に、I/V変換器3は上記電流電圧
変換手段にそれぞれ相当する。また、可変ゲインアンプ
20は上記電圧増幅手段に、第1S/H回路4と第2S
/H回路5と第1コンパレータ6と第2コンパレータ7
とは上記比較手段に、CPU8と第1D/Aコンバータ
9と第2D/Aコンバータ10とは上記光量レベル調整
手段に、第3D/Aコンバータ21は上記オフセット電
流注入手段に、第1A/Dコンバータ23と第2A/D
コンバータ24とは上記電圧信号検出手段にそれぞれ相
当する。
【0044】図4及び図5は、図3に示した発光パワー
制御装置における処理を示すフローチャート図である。
第2実施形態と第1実施形態の発光パワー制御装置の相
違点は、第2実施形態の発光パワー制御装置では記録側
の制御回路にもA/Dコンバータを設けた点である。す
なわち、図3では第1A/Dコンバータ23と第2A/
Dコンバータ24を設けている。
【0045】また、第2実施形態の発光パワー制御装置
でも第1実施形態と同様に、第3D/Aコンバータ21
の設定は第1設定値に対して「第1設定値+5LSB」
の場合と「第1設定値+10LSB」のいずれか一方を
選択できるようにしておき、「+5LSB」の場合は2
点目を「第1設定値+10LSB」とし、1点目を「+
10LSB」とした場合は2点目を「+20LSB」と
する。なお、第3D/Aコンバータ21は最大100L
SBまで設定できるものとし、第3D/Aコンバータ2
1は上限の5LSB以内で必ず飽和する仕様にする。こ
の場合、「+20LSB」になったときに「95LS
B」とならないようにするには第1設定値で75LSB
がぎりぎりであるが、余裕をもって70LSBとする。
その70LSBをしきい値Aとする。
【0046】また、第1基準電圧Vref1や第2基準
電圧Vref2は予め決定した所定値を設定するとそれ
に応じたパワーで発光するといった用途があるので、D
/Aコンバータ等で細かく設定を可変できるようにして
いるのだが、図3でも図示を省略したが例えばD/Aコ
ンバータのような回路以外に回路基準電圧にスイッチ等
で基準電圧を切り換えられるようにしておくとよい。さ
らに、再生側で求めたゲインを第1ゲインとし、記録側
で求めたゲインを第2ゲインとする。
【0047】製造工程において、光ピックアップ部と発
光パワー制御装置を接続した後、発光パワー制御装置と
しては再生側に第1A/Dコンバータ23を第1S/H
回路4の出力側につなげておく。また、記録側に第2A
/Dコンバータ24を第2S/H回路5の出力側につな
げておいて、電源をオン(ON)にする。さらに第1基
準電圧Vref1を発光パワー制御装置の回路基準電圧
に設定する。その後、第1サンプル信号をオン(ON)
にすることによって第1S/H回路4から電圧信号が出
力される(図4のステップ(図中「S」で示す)2
1)。次に、第3D/Aコンバータ21の設定値を変化
させ(S22)、第3D/Aコンバータ21の設定値を
変化させたときの第1コンパレータ6の出力をみる。第
1コンパレータ6の出力が変化したとき、第3D/Aコ
ンバータ21の設定値を第1設定値として保存する(S
23)。その保存は図示を省略したRAMのような揮発
性メモリ等でよい。
【0048】さらに、第1設定値がしきい値Aを超える
か否かを判断し(S24)、第1設定値がしきい値Aを
超える場合、第3D/Aコンバータ21の値を「第1設
定値+5LSB」にしたときの第1A/Dコンバータ2
3の値を測定して保存する(S25)。また、第3D/
Aコンバータ21の値を「第1設定値+10LSB」と
した時の第1A/Dコンバータ23の値を測定して保存
する(S26)。その後、上記保存された2点を通る直
線の傾きを計算して、その値を可変ゲインアンプ20の
第1ゲインとして保存する(S29)。
【0049】一方、第1設定値がしきい値Aを超えない
場合は、第3D/Aコンバータ21の値を「第1設定値
+10LSB」にしたときの第1A/Dコンバータ23
の値を測定して保存する(S27)。また、第3D/A
コンバータ21の値を「第1設定値+20LSB」とし
た時の第1A/Dコンバータ23の値を測定して保存す
る(S28)。その後、上記保存された2点を通る直線
の傾きを計算して、その値を可変ゲインアンプ20の第
1ゲインとして保存する(S29)。
【0050】次に、第2基準電圧Vref2を発光パワ
ー制御装置の回路基準電圧に設定する。その後、第1サ
ンプル信号をオフ(OFF)にして第2サンプル信号を
オン(ON)にすることによって第2S/H回路5から
電圧信号が出力される(S30)。第3D/Aコンバー
タ21の設定値を変化させ(S31)、第3D/Aコン
バータ21の設定値を変化させたときの第2コンパレー
タ7の出力をみる。第2コンパレータ7の出力が変化し
たとき、第3D/Aコンバータ21の設定値を第2設定
値として保存する(図5のS32)。その保存は図示を
省略したRAMのような揮発性メモリ等でよい。
【0051】さらに、第2設定値がしきい値Aを超える
か否かを判断し(S33)、第2設定値がしきい値Aを
超える場合、第3D/Aコンバータ21の値を「第2設
定値+5LSB」にしたときの第2A/Dコンバータ2
4の値を測定して保存する(S34)。また、第3D/
Aコンバータ21の値を「第2設定値+10LSB」と
した時の第2A/Dコンバータ24の値を測定して保存
する(S35)。その後、上記保存された2点を通る直
線の傾きを計算して、その値を可変ゲインアンプ20の
第2ゲインとして保存する(S38)。
【0052】一方、第2設定値がしきい値Aを超えない
場合は、第3D/Aコンバータ21の値を「第2設定値
+10LSB」にしたときの第2A/Dコンバータ24
の値を測定して保存する(S36)。また、第3D/A
コンバータ21の値を「第2設定値+20LSB」とし
た時の第2A/Dコンバータ24の値を測定して保存す
る(S37)。その後、上記保存された2点を通る直線
の傾きを計算して、その値を可変ゲインアンプ20の第
2ゲインとして保存する(S38)。
【0053】次に、第2基準電圧Vref2を発光パワ
ー制御装置の回路基準電圧に設定する。その後、第1サ
ンプル信号をオフ(OFF)にして第2サンプル信号を
オン(ON)にすることによって第2S/H回路5から
電圧信号が出力される(S30)。第3D/Aコンバー
タ21の設定値を変化させ(S31)、第3D/Aコン
バータ21の設定値を変化させたときの第2コンパレー
タ7の出力をみる。第2コンパレータ7の出力が変化し
たとき、第3D/Aコンバータ21の設定値を第2設定
値として保存する(図5のS32)。その保存は図示を
省略したRAMのような揮発性メモリ等でよい。
【0054】次に、上記保存した第1ゲインと第2ゲイ
ンについて設定誤差や計算上の誤差も考えられるため、
上記保存した第1ゲインと第2ゲインを比較して、両値
の誤差が所定の範囲内にあるか否かを判断し(S3
9)、所定の範囲内なら第1ゲインと第2ゲインの平均
値をとり、その平均値を可変ゲインアンプ20のゲイン
として設定する(S40)。さらに、第1設定値と第2
設定値の平均値を求め、その平均値を第3D/Aコンバ
ータ21の設定値として設定する(S41)。一方、上
記保存した第1ゲインと第2ゲインの誤差が所定の範囲
外ならば、この発光パワー制御装置をNGとする(S4
2)。こうして、発光パワー制御装置内の回路の異常が
あった場合、発光させるような装置や設備を必要とせず
に異常があるか否かを判定できるので、次工程での無駄
を省くことができる。
【0055】上記実施形態における請求項1記載の発光
パワー制御装置は、可変ゲインアンプ20への入力に第
3D/Aコンバータ21をI/V変換器3の出力に注入
できるようにし、さらに第1S/H回路4又は第2S/
H回路5のそれぞれの出力にA/Dコンバータを備えて
おく。(第1実施形態の場合は第1S/H回路4の出力
側にA/Dコンバータ22を設け、第2実施形態の場合
は第1S/H回路4の出力側に第1A/Dコンバータ2
3を、第2S/H回路5の出力側に第2A/Dコンバー
タ24をそれぞれ設けた)
【0056】A/Dコンバータは第1S/H回路4又は
第1S/H回路5の出力をディジタル値に変換すること
ができるので、CPU8はその値からS/H回路の出力
を測定することができる。S/H回路への入力値が一定
であれば基準電圧が最大時の発光パワーの値はばらつか
なくなるので、発光パワー制御装置の回路設計時にどの
ような値になるかを決めておくのだが、そのときI/V
変換器3の出力が設計値になっていれば問題はないが、
上述したようにばらつきがあるために可変ゲインアンプ
20によってS/H回路への入力を一定にする必要があ
る。
【0057】そこで、可変ゲインアンプ20の入力用の
第3D/Aコンバータ21の値を2種類以上に設定して
やり、そのときのA/Dコンバータの値を測定する。第
3D/Aコンバータ21の値を2種類にした場合は、そ
の設定値に対するA/Dコンバータの値は2点になるの
で、その2点を通る直線の関係式の傾きを求める。ま
た、第3D/Aコンバータ21の設定値を3種類以上に
する場合は上述と同様にして3点以上とれるので3点の
近似直線を関係式とし、その傾きを求める。そして、そ
の求めた傾きを可変ゲインアンプ20のゲインとし、そ
のゲインを可変ゲインアンプ20のゲインとして設定す
る。
【0058】したがって、実際に発光させなくてもS/
H回路への入力が一定になるので、レーザダイオード等
のレーザ発光手段の発光パワー調整を行う装置や設備が
必要ではなくなるため、製造時に調整工程を削減するこ
とができて組立コストの低減を図ることができる。この
ようにして、実際に発光させることなく設備や装置を必
要とすることなく発光パワー検出手段であるPDからの
出力にばらつきがあっても可変ゲインアンプの最適なゲ
インをみつける事ができるので、製造時のコスト削減や
時間短縮を図ることができる。
【0059】次に、上記請求項1記載の発光パワー制御
装置では、可変ゲインアンプ20にオフセット電圧が生
じている場合があり、正確なゲインを求めることができ
なくなる恐れがある。そこで、上記実施形態における請
求項2記載の発光パワー制御装置では、可変ゲインアン
プ20の電圧オフセットを除くため、例えば再生パワー
を制御する回路側にある第1コンパレータ6を使用して
以下のようにして可変ゲインアンプのゲインを求める。
第1S/H回路4の入力は回路基準電圧であるので、第
1サンプル信号をオン(ON)にした状態で第1コンパ
レータ6の第1基準電圧Vref1を回路基準電圧とし
て第3D/Aコンバータ21を変化させる。
【0060】そのとき、第1コンパレータ6の出力が
“0”の場合はオフセットのために回路基準電圧よりも
低くなっていることを示し、逆に“1”の場合は回路基
準電圧よりも大きくなっていることを示しており、
“0”から“1”又は“1”から“0”へと変化したと
きのオフセットが無くなった(もっとも小さくなった)
ことから、オフセットが無いことを検出したときの第3
D/Aコンバータ21の設定値を保存する。さらに、請
求項1と同様にして可変ゲインアンプ20のゲインを求
め、可変ゲインアンプ20のゲインを設定する。そし
て、第3D/Aコンバータ21の出力はオフセットを無
くしたときの出力に設定し直す。
【0061】したがって、発光パワー制御装置にオフセ
ットがあってもそのオフセットを取り除くことができ、
さらに可変ゲインアンプのゲインの設定も設定できるの
で、実際に発光させなくてもS/H回路への入力が一定
になり、レーザダイオード等のレーザ発光手段の発光パ
ワー調整を行う装置や設備が必要ではなくなるため、製
造時に調整工程を削減することができて組立コストの低
減を図ることができ、設定したパワーに対する発光パワ
ーの精度を高めることができる。このようにして、可変
ゲインアンプにオフセットがある場合でも予めオフセッ
トを除くことによって、可変ゲインアンプのゲインをよ
り正確に見つけることができ、発光パワーの精度を上げ
ることができる。
【0062】次に、上記請求項2記載の発光パワー制御
装置では、オフセット電圧注入手段の設定値が設定範囲
ぎりぎりであった場合、例えばオフセット注入手段が第
3D/Aコンバータ21であるとすると、D/Aコンバ
ータは一般的に「0LSB」だったとしても出力として
0Vではなく、数mVは出力され、それは0LSBから
数LSBは同じ値が出力される。逆にD/Aコンバータ
の設定を最大にしても、理論的に5Vが出力されるとし
ても実際は5Vは出力されず、最大設定以下数LSB分
はほとんど同じ値が出力されてしまう。そのため、D/
Aコンバータを使用する際はできるだけギリギリの設定
を使用しないように予めさまざまな値を設計しておく必
要がある。
【0063】なお、可変ゲインアンプ20のゲインの設
定をするために第3D/Aコンバータ21に設定する少
なくとも2種類以上の値は予めF/Wで目標値として決
めるのだが、それを例えばオフセットを打ち消すために
設定した値よりも10LSB大きな値と20LSB大き
な値だった場合、さらに使用するD/Aコンバータの設
定範囲が100LSBであった時のオフセットを打ち消
すための設定値が80LSBであった場合、10LSB
大きな値は90LSBであるが、20LSB大きな値は
100LSBとなり、レンジの限界になってしまう。す
ると、上述したように100LSBでは設定通りの電圧
が出力されないため、それら2点の設定でA/Dコンバ
ータで値を検出し、それらの値からゲインを求めてもゲ
インとしては正確ではなくなってしまう恐れがある。
【0064】そこで、上記実施形態における請求項3記
載の発光パワー制御装置では、オフセットを打ち消すた
めに設定された値が設定値が小さく、且つゲインを求め
る際の第3D/Aコンバータ21の値を小さく設定する
ようにF/Wで決められている場合、設定値よりも大き
な値で2点をとってゲインを求めるものである。また
は、2点をとる間隔を狭めることによって値が飽和しな
い2点で求めるようにする。
【0065】逆に、オフセットを打ち消すために設定さ
れた値が設定値が大きく、かつゲインを求める際の第3
D/Aコンバータ21の値を大きく設定するようにF/
Wできめられている場合、設定値よりも小さな値で2点
をとってゲインを求めるか、または2点をとる間隔をせ
ばめることで値が飽和しない2点で求めるようにするこ
とにより、オフセットを打ち消すために第3D/Aコン
バータ21に設定された値とF/Wであらかじめ決めら
れた、ゲインを求めるために第3D/Aコンバータ21
に設定する値の目標値とを決めるものである。したがっ
て、第3D/Aコンバータ21の設定がうまくいくの
で、ゲインを求める精度が上がる。
【0066】このようにして、可変ゲインアンプ20の
ゲインを見つける際、第3D/Aコンバータ21が飽和
しないようにゲインを見つけるための第3D/Aコンバ
ータ21の設定値を、オフセットをなくすために設定し
た第3D/Aコンバータ21の値によって変えることに
より、第3D/Aコンバータ21が飽和しないで済むよ
うになるので、可変ゲインアンプ20のゲインを正確に
見つけることができる。
【0067】次に、上記請求項1乃至3記載の発光パワ
ー制御装置では、製造工程における設備や装置が必要に
ならないのだが、再生又は記録側のどちらか一方のみに
A/Dコンバータを設けており、そのA/Dコンバータ
を用いてゲインを求めているが、例えば再生側のみにA
/Dコンバータを設けた場合、測定時に仮に再生側の回
路に異常があったときにゲインをうまく求めることがで
きなくなる恐れがある。また、再生側に異常が無くてう
まくゲインを求めることができたとしても、逆に記録側
の回路に問題があったときに記録側の回路の異常をみつ
けることができずにそのまま次工程へ移ってしまうの
で、そのような発光パワー制御装置は結局次工程でもN
Gとなる可能性が高く、次工程の検査時間が無駄になっ
てしまう。もし、その後に検査がない場合、記録側の回
路に異常をもったまま出荷されてしまうという事態を招
くことになる。
【0068】そこで、上記実施形態における請求項4記
載の発光パワー制御装置では、再生側と記録側のそれぞ
れにS/H回路の出力にA/Dコンバータを設けて再生
側と記録側それぞれでゲインを求めて、それぞれの回路
を用いて求められたゲインがほぼ等しくなったときにゲ
インを決定するものである。こうして、求められた2つ
のゲインが明らかに異なっている場合は回路に異常があ
るものと判断して、再調整もしくは出荷しないようにす
ることにより、回路に異常があるような発光パワー制御
装置の出荷を防止し、ユーザクレームを減らすことがで
きる。
【0069】このようにして、可変ゲインアンプのゲイ
ンを見つけるために再生側のパワー制御する回路と記録
側のパワー制御する回路のそれぞれを用いることで、も
し回路に異常が発生している場合でも次工程に移る前に
見つけることができるので、次工程での検査の無駄を省
くことができるうえ、異常がある回路をつけたCD−R
ドライブを市場に出さずにすむ。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の発
光パワー制御装置によれば、製造時のレーザパワー調整
工程を削減して組立コストの低減を図ると共に、光記録
媒体の記録容量を低減させず、使用者の使用コストを上
昇させないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の発光パワー制御装置の第1実施形態
の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した発光パワー制御装置における処理
を示すフローチャート図である。
【図3】この発明の発光パワー制御装置の第2実施形態
の回路構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した発光パワー制御装置における処理
を示すフローチャート図である。
【図5】同じく図4に示した続きの処理を示すフローチ
ャート図である。
【図6】この発明の実施形態の発光パワー制御装置を適
用する光ディスク装置であるCD−Rドライブの概略構
成を示すブロック図である。
【図7】従来の光ディスクに記録するときのレーザ光の
発光パワーの変化を示す波形図である。
【図8】従来のLDの発光パワーを定パワー制御する発
光パワー制御装置の回路構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】図8に示した発光パワー制御装置におけるデジ
タルAPC制御時の第1S/H回路4と第1コンパレー
タ6のそれぞれの出力電圧を示す波形図である。
【図10】図8に示した発光パワー制御装置におけるデ
ジタルAPC制御時の第2S/H回路5と第2コンパレ
ータ7のそれぞれの出力電圧を示す波形図である。
【図11】従来のLDの駆動電流対発光パワー特性の関
係の一例を示す線図である。
【符号の説明】
1:受光素子(PD) 2:レーザダイオード(L
D) 3:I/V変換器 4:第1サンプルホールド(S/H)回路 5:第2サンプルホールド(S/H)回路 6:第1コンパレータ 7:第2コンパレータ 8:CPU 9:第1D/Aコンバ
ータ 10:第2D/Aコンバータ 11:第1V/I変換
器 12:第2V/I変換器 13:第1電流増幅器 14:第2電流増幅器 15:電流加算器 20:可変ゲインアンプ 21:第3D/Aコン
バータ 22:A/Dコンバータ 23:第1A/Dコン
バータ 24:第2A/Dコンバータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を光記録媒体に照射するレーザ
    光発光手段と、該レーザ光発光手段から発光させるレー
    ザ光の発光パワーの光量レベルは少なくとも第1の光量
    レベルと該第1の光量レベルよりも大きい第2の光量レ
    ベルとの2つの光量レベルでディジタル変調されてお
    り、前記レーザ光発光手段に電流を供給して発光駆動さ
    せるレーザ光発光駆動手段と、前記レーザ光発光手段か
    ら発光されるレーザ光の発光パワーを検出し、該発光パ
    ワーに応じた電流信号を出力する発光パワー検出手段
    と、該発光パワー検出手段から出力された電流信号を電
    圧信号に変換して出力する電流電圧変換手段と、該電流
    電圧変換手段によって出力された電圧信号のレベルを少
    なくとも2種類以上の増幅率で増幅させて出力する電圧
    増幅手段と、該電圧増幅手段から出力された電圧信号の
    レベルと予め設定された基準電圧レベルとを比較する比
    較手段と、該比較手段の比較結果に応じて前記発光パワ
    ーの光量レベルを調整する光量レベル調整手段と、前記
    電流電圧変換手段から出力された電圧信号に該電圧信号
    以外の所定の電圧信号を注入するオフセット電圧信号注
    入手段と、前記比較手段に入力される電圧信号を検出す
    る電圧信号検出手段とを備え、 前記オフセット電圧信号注入手段に少なくとも2種類以
    上の所定の電圧信号を設定したときのそれぞれの電圧信
    号に対して前記比較手段に入力される電圧信号と前記電
    圧信号検出手段によって検出された電圧信号との関係に
    基づいて前記電圧増幅手段の増幅率を設定するようにし
    たことを特徴とする発光パワー制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発光パワー制御装置にお
    いて、 前記オフセット電圧信号注入手段から出力する電圧信号
    に基づいて前記電流電圧変換手段から出力される電圧信
    号のオフセットを打ち消し、該打ち消したときの前記オ
    フセット電圧信号注入手段から出力された電圧信号の設
    定値を保存した状態で前記オフセット電圧信号注入手段
    に少なくとも2種類以上のオフセット電圧信号を設定し
    たときのそれぞれのオフセット電圧信号に対して前記比
    較手段に入力される電圧信号と前記電圧信号検出手段に
    よって検出された電圧信号との関係に基づいて前記電圧
    増幅手段の増幅率を設定するようにしたことを特徴とす
    る発光パワー制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発光パワー制御装置にお
    いて、 前記電流電圧変換手段から出力される電圧信号のオフセ
    ットを打ち消したときの前記オフセット電圧信号注入手
    段から出力された電圧信号の設定値に基づいて前記少な
    くとも2種類以上の所定の電圧信号を区別するようにし
    たことを特徴とする発光パワー制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    発光パワー制御装置において、 再生時と記録時にそれぞれ前記増幅手段の増幅率を求
    め、それぞれある一定の値に増幅率が決定された場合に
    のみその増幅率を前記増幅手段に設定するようにしたこ
    とを特徴とする発光パワー制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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