JP2002057403A - 半導体レーザ駆動制御装置、その駆動制御方法、光ディスク装置及び情報処理装置 - Google Patents

半導体レーザ駆動制御装置、その駆動制御方法、光ディスク装置及び情報処理装置

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JP2002057403A
JP2002057403A JP2000243295A JP2000243295A JP2002057403A JP 2002057403 A JP2002057403 A JP 2002057403A JP 2000243295 A JP2000243295 A JP 2000243295A JP 2000243295 A JP2000243295 A JP 2000243295A JP 2002057403 A JP2002057403 A JP 2002057403A
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Sadao Oba
節生 大庭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザが高速駆動される場合であって
も、より安価な構成でその出力制御を適正に行なえる半
導体レーザ駆動制御装置を提供する。 【解決手段】 基本的に記録時に第2パワーを0として
モニタ素子22の出力の平均値又はそれに比例した値で
ある平均値相当値をLPF30により生成して目標設定
値wとなるように半導体レーザ21の出力制御を行なう
ことで、半導体レーザ21を高速駆動させる場合であっ
ても安価な構成で追従可能なAPCを可能にする。この
際、平均値方式によると、形成すべき記録ピットの幅に
対して第1パワーの時間幅を長短制御することにより第
1パワーで発光される時間幅のデューティが変化する
と、デューティが変化した分だけ半導体レーザ21に対
する設定パワーと実際の記録パワーとにずれを生じてし
まうが、デューティ対応補正手段41によりこのデュー
ティが変化した分を補正することにより、適正な出力制
御を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ駆動
制御装置、その駆動制御方法、光ディスク装置及び情報
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−R(Compact Disc Recordabl
e),DVD(Digital Versatile Disc)−R等の追
記型光ディスク或いはCD−RW(Rewritable),D
VD−RW等の書換え型光ディスクでは、例えば、有機
色素系記録材料を塗布形成したディスクにレーザ光を照
射して記録ピットを形成することにより情報を記録する
ようにしている。
【0003】光ディスクに記録ピットを一定条件で安定
して形成するには、常に一定のレーザパワーが得られる
ように書込み光源である半導体レーザ(以下、適宜LD
(Laser Diode)と略して示す)の駆動電流を制御す
る必要がある。
【0004】CD−Rなどの光ディスクに対する光ディ
スク装置の場合、レーザ光による記録波形は基本的には
図18に示すように記録ピットを形成するレベルに達し
ないボトムパワーPbから記録ピットを形成するレベル
のライトパワーPwまで立上るパルス波形が用いられ
る。
【0005】なお、記録エッジをよりシャープにするた
めに、パルス波形の立上り時に瞬間的にライトパワーP
wよりもレベルの大きいピークパワーPpに達するよう
にパルス波形が制御される。
【0006】従って、安定した記録のためには、これら
の3つのパワーPb,Pw,Ppが設定された目標レベ
ルに達するようにLD駆動電流が制御されなければなら
ない。
【0007】なお、記録時のレーザの出射光を光ディス
クに合焦させるフォーカスサーボやディスクの半径方向
にレーザスポットを移動させて目標トラックに追従させ
るトラックサーボや光ディスクに予め用意された記録案
内溝の蛇行(ウォブリング)により生成されるウォブル
(Wobble)信号を基に光ディスクの回転を制御するウ
ォブルサーボ或いはその他において、記録時にボトムパ
ワーPbレベルの発光時のみの反射光を用いて信号を読
み取り、制御を行うサンプルホールドS/H(Sample
Hold)方式によるサーボを一切行わない光ディスク装
置の場合は、ボトムパワーPbは定電流駆動したり、或
いは、ボトムパワーPbを0としてもよい場合もある。
また、記録速度が速くボトムパワーPbがかなり大きく
ても記録ピットを形成するレベルに至らない場合など
は、やはりボトムパワーPbは定電流駆動したりする場
合もある。
【0008】また、近年では、記録速度の高速化(例え
ば、16倍速或いは24倍速)に伴いピークパワーPp
レベルまでレベルを持ち上げずにライトパワーPwレベ
ルのみで記録を行う場合もある。
【0009】なお、CD−Rの記録では交互に繰り返さ
れる記録ピットを形成するパワーとピットを形成しない
パワーとは或る最小単位をTとした場合にn×Tの幅
(nは3〜11の整数)に対し、若干短くしたり(つま
り(n−θ)×Tの幅。ここでθはθ<nを満たす
値)、逆に若干長くしたり(つまり(n+θ)×T。こ
こでθは0以上1以下)して記録するようにしている。
その程度等は各社各様であるが、何れにしても、記録さ
れた実際のピットがn×Tの幅になるようにしている。
ここで、CDの場合はその規格フォーマット上、n×T
の幅で発光した場合にデューティが50%になるように
規定されている。
【0010】次に、LDの特性について説明する。図1
9は、LD駆動電流と光出力との関係を示すグラフであ
る。LDの光出力の各パワーPb,Pw,PpのLD駆
動電流をIb,Iw,Ip、また、I2=Iw−Ib,
I3=Ip−Iwとすると前述した図18に示すような
記録発光波形を得るためにボトムパワーPbが一定とな
るようにLD駆動電流を制御した上で、ボトム電流Ib
とは独立な電流I2又はI2+I3をボトム電流Ibに
重畳させることによりライトパワーPw又はピークパワ
ーPpを得ることができる。
【0011】図20はLD駆動電流と光出力との関係を
温度をパラメータとして示したグラフである。同一パワ
ーで発光させるために必要な電流が温度によって変化す
ることが分かる。基本的には、LDは或る閾値電流It
hを超えると発光し始めるが、その閾値電流Ithが温
度によって大きく変化するためである。
【0012】なお、図20では低温時と高温時とで閾値
電流Ithより電流を流したときの傾きを同じとしてい
るが、最近の高出力レーザは温度によりこの傾きも図2
1に示すように変わるものもある。
【0013】このように温度により同一パワーを得るL
D駆動電流が変化するため(仮に環境温度が一定であっ
てもLDは自己発熱により温度上昇する)、光ディスク
ではPD(Photo Detector)等で常時LDの光パワー
をモニタしてこの出力が常に一定に所望の値になるよう
にLD駆動電流を制御するAPC(Auto Power Cont
rol)を行なうようにしている。
【0014】このようなAPCについて説明する。ま
ず、APCについて簡単に説明するため、1つの光パワ
ーレベルのみをAPCする再生専用の光ディスクプレー
ヤなどのAPC回路を図22に示す。LD101に対し
てその出射光の一部(前方光でも後方光でもよい)を直
接又は間接的に受光するモニタ用の受光素子PD102
が設けられている。このPD102からは図24に示す
ようにPD102に入射される光パワーに比例した電流
が出力される。
【0015】PD102からの電流出力は、その後の処
理を簡単にするため、I/V変換器(電流−電圧変換
器)103により電圧に変換される。全て電流で処理す
る場合はこの限りではない。この電圧は或る目標設定値
bと比較され誤差増幅器104で誤差増幅される。一般
的には、この誤差増幅器104は積分器を構成する。こ
の誤差増幅器104の出力をV/I変換器(電圧−電流
変換器)105により電流に変換し、LDドライバ10
6により電流増幅され、LD駆動電流とされる。
【0016】このような構成により、駆動されるLD1
01の光がPD102に戻されるため、系全体で負帰還
制御がかけられることになる。誤差増幅器104の増幅
度は非常に大きいものに設定されるため、結果的にI/
V変換器103の出力と目標設定値bとが等しくなるよ
うになり、従って、LD101からは一定の発光パワー
が出力されるようにAPC制御されることとなる。
【0017】なお、図22では全ての処理をアナログ的
に行うアナログAPC回路を示したが、APC制御をデ
ジタル処理により行う場合(1つの光出力を制御する場
合)のAPCブロックを図23に示す。図23におい
て、図22と同様にPD102の出力はI/V変換器1
03により電圧に変換される。次にこの電圧はA/Dコ
ンバータ(アナログ−デジタル変換器)107により、
デジタル値に変換される。このデジタル値をCPU10
8において或る目標設定値データと比較し、同じになる
ようにCPU108はD/Aコンバータ(デジタル−ア
ナログ変換器)109にデジタルデータを常に可変しな
がら送出する。このD/Aコンバータ109の出力は図
22の場合と同様にV/I変換器105によりV/I変
換されLDドライバ106にて電流増幅され、LD駆動
電流となる。即ち、誤差増幅器104による比較処理を
CPU108によるデジタル処理に置き換えたものであ
る。
【0018】以上のような再生専用の光ディスク装置の
ように1つの光出力レベルを制御する回路に対し、光デ
ィスクに対して記録を行う光ディスク装置の場合の従来
のAPC方式例を図25に示す。図26は各部の出力波
形ないしは動作タイミングを示すタイムチャートであ
る。
【0019】基本的には、LD111の光出力の一部を
モニタするPD112が設けられ、このPD112から
出力される電流を電圧変換するI/V変換器113が設
けられている。また、I/V変換器113とLD111
との間にはピークパワーPp用のサンプルホールドS/
H又はピークホールドP/H回路114p、誤差増幅器
115p、V/I変換器116p、電流増幅器117p
と、ライトパワーPw用のサンプルホールドS/H回路
114w、誤差増幅器115w、V/I変換器116
w、電流増幅器117wと、ボトムパワーPb用のサン
プルホールドS/H又はボトムホールドB/H回路11
4b、誤差増幅器115b、V/I変換器116b、電
流増幅器117bとの3系統が並列的に設けられ、各電
流増幅器117p,117w,117bの出力電流が各
々スイッチ118p,118w,118bによるオン・
オフ制御を介して加算器119で加算重畳されてLD1
11に供給されるように構成されている。
【0020】このような構成において、LD111から
は図26(a)に示すように2つ以上のパワーのレベル
の出力が出力される。PD112の出力は図24に示し
たように入力に単純に比例するので、図26(b)に示
すような波形の電流が出力される。ここで、図25に示
す従来のLD駆動制御装置ではボトムパワーPbをサン
プルホールドS/H又はボトムホールドB/H回路11
4bによりサンプルホールド又はボトムホールドし、ラ
イトパワーPwをサンプルホールドS/H回路114w
によりサンプルホールドし、ピークパワーPpをサンプ
ルホールドS/H又はピークホールドP/H114pに
よりサンプルホールド又はピークホールドし、各々のパ
ワーレベルに対するPD112の出力PDb,PDw,
Pdpを抽出し(図26(f)〜(h))、各々誤差増幅
器115b,115w,115pにおいて独立に目標設
定値b,w,pと比較して、電流Ib,I2,I3を制
御することにより、APCをかけるようにしている。
【0021】なお、各電流Ib,I2,I3をオン・オ
フさせる信号ENCb,ENCw,ENCpは設定スピ
ードや記録データや入力されるクロックに応じてエンコ
ーダ装置120により生成される。各スイッチ118
b,118w,118pのオン・オフの関係は一般的に
は図26(c)〜(e)に示す如くである。これらが加
算器119により加算されてLD111に対するLD駆
動電流となるため図26(a)に示すような光出力とな
る。また、各サンプルホールドサンプリングコントロー
ル信号であるCNTp,CNTw,CNTbはENC
p,ENCw,ENCbが各々オンの期間の全部又はそ
れより短い時間ONになるように、こちらもエンコーダ
装置120より出力される。なお、ピークパワーPpを
PD112出力による制御を行わないで、図19に示し
た電流I2に一定値を掛算して電流I3としたりして、
ピークパワーPpレベルの発光を擬似的にAPCする場
合もある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年では、
書込み速度の高速化(例えば、16倍速或いは24倍速
或いはそれ以上)に伴いサンプルホールドS/H回路も
高速化が要求され非常に高価になってきている。さら
に、サンプルホールドS/H回路の応答が間に合わなく
なってきており、図25のような従来の駆動電流制御方
式(APC方式)では高速化しても装置が高価になった
り、或いは高速化が限界にきている。
【0023】これに対し、特開2000−30276で
はピークパワーPpのレベルをピークホールド、ボトム
パワーPbのレベルをボトムホールドにより検出し、こ
れらの検出結果に基づくPDp,PDbから対応する電
流Ip,Ibを検出し、これらの検出値Ip,Ibから
電流I2を計算によって求めることにより、サンプルホ
ールド回路114wを省略させる構成例が示されてい
る。
【0024】確かにピークホールド回路114p、ボト
ムホールド回路114bはサンプルホールド方式に比べ
光ディスクの高速化には有用かもしれないが、実際には
これらのピーク/ボトムホールド回路も高速に追従させ
るには非常に高価となってしまう。
【0025】本発明の目的は、半導体レーザが高速駆動
される場合であっても、より安価な構成でその出力制御
を適正に行なえる半導体レーザ駆動制御装置、その駆動
制御方法、光ディスク装置及び情報処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
記録可能な光ディスクに記録ピットを形成するために照
射させるレーザ光として半導体レーザを第1パワーとこ
の第1パワーよりも低い第2パワーとで交互に発光させ
るようにした半導体レーザ駆動制御装置であって、前記
半導体レーザに対する駆動電流を供給する駆動電流供給
手段と、形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第
1パワーの時間幅を長短制御する幅制御手段と、前記半
導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子と、前記
光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子の出力の平
均値相当値を生成する平均値生成手段と、この平均値生
成手段により生成された前記平均値相当値が第1パワー
用目標設定値となるように前記駆動電流供給手段を制御
する第1パワー用駆動電流制御手段と、前記幅制御手段
の長短制御により前記第1パワーの時間幅を短く又は長
くしたことにより前記第1パワーで発光される時間幅の
デューティが変化した分を前記平均値生成手段による前
記平均値相当値と前記第1パワー用駆動電流制御手段に
おける前記第1パワー目標設定値との少なくとも一方を
補正するデューティ対応補正手段と、を備える。
【0027】従って、基本的に第2パワーを0としてモ
ニタ素子の出力の平均値又はそれに比例した値である平
均値相当値を生成して第1パワー用目標設定値となるよ
うに半導体レーザの出力制御を行なうので、半導体レー
ザを高速駆動させる場合であっても安価な構成で追従可
能なAPCを行なえる。この際、平均値方式によると、
形成すべき記録ピットの幅に対して第1パワーの時間幅
を長短制御することにより第1パワーで発光される時間
幅のデューティが変化すると、デューティが変化した分
だけ半導体レーザに対する設定パワーと実際の記録パワ
ーとにずれを生じてしまうが、デューティ対応補正手段
によりこのデューティが変化した分を補正することによ
り、適正な出力制御が可能となる。この結果、モニタ素
子としてもその出力が高速である必要がないため、モニ
タ素子自体やその出力を電圧に変換する電流−電圧変換
器等についても低速で安価なものを使用することができ
る。
【0028】請求項2記載の発明は、記録可能な光ディ
スクに記録ピットを形成するために照射させるレーザ光
として半導体レーザを第1パワーとこの第1パワーより
も低い第2パワーとで交互に発光させるようにした半導
体レーザ駆動制御装置であって、前記半導体レーザに対
する駆動電流を供給する駆動電流供給手段と、形成すべ
き前記記録ピットの幅に対して前記第1パワーの時間幅
を長短制御する幅制御手段と、前記半導体レーザの発光
出力をモニタするモニタ素子と、記録時にボトムホール
ド又はサンプルホールドによるホールド方式により前記
第2パワーに相当する前記モニタ素子の出力相当値をボ
トム値又はサンプル値として抽出し保持する第2パワー
レベル抽出手段と、この第2パワーレベル抽出手段より
得られたボトム値又はサンプル値が第2パワー用目標設
定値となるように前記駆動電流供給手段を制御する第2
パワー用駆動電流制御手段と、前記光ディスクに対する
記録時に前記モニタ素子の出力の平均値相当値を生成す
る平均値生成手段と、この平均値生成手段により生成さ
れた前記平均値相当値が第1パワー用目標設定値となる
ように前記駆動電流供給手段を制御する第1パワー用駆
動電流制御手段と、前記幅制御手段の長短制御により前
記第1パワーの時間幅を短く又は長くしたことにより前
記第1パワーで発光される時間幅のデューティが変化し
た分を前記平均値生成手段による前記平均値相当値と前
記第1パワー用駆動電流制御手段における前記第1パワ
ー用目標設定値との少なくとも一方を補正するデューテ
ィ対応補正手段と、を備える。
【0029】従って、請求項1記載の発明の場合、第2
パワーを0とすることで最も安価な構成としたが、記録
時のレーザの出射光を光ディスクに合焦させるフォーカ
スサーボやディスクの半径方向にレーザスポットを移動
させて目標トラックに追従させるトラックサーボや光デ
ィスクに予め用意された記録案内溝の蛇行より生成され
るウォブル信号を基に光ディスクの回転を制御するウォ
ブルサーボ或いはその他において、記録時の第2パワー
のレベルの発光時のみの反射光を用いて信号読み取り、
制御を行うサンプルホールド方式を行う回路では第2パ
ワーを再生時のパワーレベル或いは0以上ピットを形成
し始めるパワー以下の値で制御する必要がある。この
点、本発明では、請求項1により交互に繰り返される半
導体レーザの第1,第2パワーの両方の出力を目標値に
なるように半導体レーザに対する駆動電流を制御するこ
とにより、サンプルホールドなどにより第2パワーで光
ディスクより反射された情報を抽出し信号を読み取るこ
とができる。請求項1記載の発明ではボトムレベルPb
が0なので、このレベルの反射情報は読まずに平均値で
信号を読み取るシステムに有用である。一般的な光ディ
スクの場合、モニタ素子の出力の電流−電圧変換を固定
ゲインとする場合と、記録と再生でゲインを切り替える
場合があるが、安価にシステムを構成するために固定ゲ
インとした場合、一般には第1パワーの反射光はI/V
アンプ第2パワー用の出力可能範囲外となってしまうた
め、一般的には平均値での制御ができない。このような
システムでは第2パワーのレベルの反射光をサンプルホ
ールドするなどしてトラックやフォーカスのサーボ信号
やウォブル信号を読みトラックやフォーカスの制御或い
はウォブル制御を行わなければならないので請求項1記
載の発明に比して高価ではあるが、第2パワー用のボト
ムホールド又はサンプルホールド回路だけでよく、ピー
クホールド回路とボトムホールド回路との2つの高速な
手段が必要となる従来の特開2000−30276より
は安価にシステムを構成することができる。
【0030】請求項3記載の発明は、記録可能な光ディ
スクに記録ピットを形成するために照射させるレーザ光
として半導体レーザを第1パワーとこの第1パワーより
も低い第2パワーとで交互に発光させるようにした半導
体レーザ駆動制御装置であって、前記半導体レーザに対
する駆動電流を供給する電流増幅器による駆動電流供給
手段と、形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第
1パワーの時間幅を長短制御する幅制御手段と、前記半
導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子と、前記
光ディスクに対する再生時に前記モニタ素子の出力相当
値が第2パワー用目標設定値となるように前記駆動電流
供給手段を制御する第2パワー用誤差増幅器と第2パワ
ー用電圧/電流変換器とを有する第2パワー用電流制御
手段と、前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素
子の出力の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、
前記光ディスクに対する記録時に、前記平均値生成手段
により生成された前記平均値相当値が第1パワー用目標
設定値となるように前記駆動電流供給手段を制御する第
1パワー用誤差増幅器と第1パワー用電圧/電流変換器
とを有する第1パワー用駆動電流制御手段と、前記幅制
御手段の長短制御により前記第1パワーの時間幅を短く
又は長くしたことにより前記第1パワーで発光される時
間幅のデューティが変化した分を補正する補正値を前記
第1パワー目標設定値に対して加減算した値に対して前
記平均値生成手段による前記平均値相当値が等しくなる
ように補正制御するデューティ対応補正手段と、前記第
1パワー用誤差増幅器の出力信号をモニタする第1パワ
ー用モニタ手段と、前記第2パワー用誤差増幅器の出力
信号をモニタする第2パワー用モニタ手段と、前記光デ
ィスクに対する再生時には前記モニタ素子の出力相当値
と前記第2パワー用目標設定値とが等しくなるように前
記半導体レーザに対する駆動電流を制御し、記録開始直
後はその記録開始直前に前記第2パワー用モニタ手段に
よりモニタされた値と同一の値を固定値として前記駆動
電流供給手段の前記電流増幅器に供給する第2パワー用
固定値供給手段と、前記光ディスクに対する記録開始直
後に前記デューティ対応補正手段により前記平均値相当
値と前記第1パワー用目標設定値に前記第1パワーで発
光されるデューティが変化した分を補正する補正値を加
減算した値とが等しくなるように制御し、その比較結果
が等しくなり、又は、制御帯域から決定される結果が等
しくなるまでの時間が経過した後のタイミングで、前記
第1パワー用モニタ手段によりモニタされた値と同一の
値を固定値として前記駆動電流供給手段の前記電流増幅
器に供給する第1パワー用固定値供給手段と、この第1
パワー用固定値供給手段により前記駆動電流供給手段に
前記固定値が供給された後のタイミングで前記第1パワ
ー用モニタ手段によりモニタした値が一定となるように
前記第2パワー用固定値供給手段の出力値を可変させる
第2パワー用可変値供給手段と、を備える。
【0031】従って、1つの高速な第2パワーレベル抽
出手段をも省略した安価な構成で、第1パワーレベルに
加えて第2パワーレベルをも適正に制御することができ
る。即ち、温度により閾値電流のみが変わるような温度
特性の傾きに変化のない半導体レーザを使用する場合に
おいては、第1パワーが一定になるように、第2パワー
用の駆動電流を可変させることにより、第1パワー及び
第2パワーをともに所望の一定値に制御することができ
る。つまり、記録開始直後、第2パワー用の駆動電流を
固定値として、第1パワー用の重畳電流を可変し、所望
の第1パワーになった後、半導体レーザの温度が上がる
前に第2パワー用駆動電流の値を固定値とし、その後は
半導体レーザの温度変化による閾値電流の変化を第2パ
ワー用駆動電流を可変することで吸収し、かつ、この第
2パワー用駆動電流はモニタ素子の平均値を第1パワー
レベルのデューティを可変した分補正した第1パワー用
目標設定値になるようにしたので、高速なピークホール
ド回路或いはサンプルホールド回路を用いることなく、
安価で高速対応の半導体レーザ駆動制御装置を提供する
ことができる。
【0032】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
導体レーザ駆動制御装置において、前記半導体レーザの
駆動電流の既知の温度特性に基づき前記第2パワー用モ
ニタ手段の出力を可変させるとともに前記第1パワー用
モニタ手段の出力を一定の割合で可変させるようにし
た。
【0033】従って、請求項3記載の発明では温度特性
の傾きが温度によって異ならない半導体レーザを用いる
場合に適用されるが、温度特性の傾きが温度によって異
なる半導体レーザを用いる場合には、第2パワー用モニ
タ手段の出力を可変させるとともに第1パワー用モニタ
手段の出力を一定の割合で可変させることで、第1パワ
ーと第2パワーとを所望の一定値に維持することができ
る。
【0034】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置におい
て、前記光ディスクが追加型光ディスクであり、前記第
1パワーが記録ピットを形成する記録パワーであり、前
記第2パワーが前記記録ピットを形成しないボトムパワ
ーである。
【0035】従って、記録パワーとボトムパワーとの2
値のパワーを用いて記録を行なう追記型光ディスクに対
して高速記録を行なう場合であっても、そのパワー制御
を適正に行なうことができる。
【0036】請求項6記載の発明は、記録可能な光ディ
スクに記録ピットを形成するために照射させるレーザ光
として半導体レーザを第1パワーとこの第1パワーより
も低い第2パワーとこの第2パワーよりも低い第3パワ
ーとの3値のパワーの組合せパターンにより発光させる
ようにした半導体レーザ駆動制御装置であって、前記半
導体レーザに対する駆動電流を供給する駆動電流供給手
段と、形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1
パワーの時間幅を長短制御する第1パワー用幅制御手段
と、形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第2パ
ワーの時間幅を長短制御する第2パワー用幅制御手段
と、前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素
子と、前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子
の出力の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、P
target=第3パワー+(第2パワー−第3パワー)×第
2パワーの時間幅+(第2パワー−第3パワー)×第1
パワーの時間幅×αで表されるパワーPtargetで前記半
導体レーザを連続発光させた場合に前記モニタ素子によ
り得られるモニタ出力値を目標設定値として与える目標
設定値供給手段と、この目標設定値供給手段により与え
られた前記目標設定値に対して記録時の前記モニタ素子
の出力の平均値相当値が等しくなるように(第2パワー
−第3パワー)分の駆動電流及びこの(第2パワー−第
3パワー)分の駆動電流の固定数又は可変数α倍の電流
を(第1パワー−第2パワー)分として前記駆動電流供
給手段を制御する駆動電流制御手段と、を備える。
【0037】従って、第1パワー、第2パワー、第3パ
ワーの3値のパワーの組合せで半導体レーザを発光させ
る場合に、第1パワーと第2パワーとに関しては、一方
が決まれば他方は一定比率で増幅すればよいため、請求
項1記載の発明の場合と同様に安価な高速対応のパワー
制御を適正に行なえる。
【0038】請求項7記載の発明は、記録可能な光ディ
スクに記録ピットを形成するために照射させるレーザ光
として半導体レーザを第1パワーとこの第1パワーより
も低い第2パワーとこの第2パワーよりも低い第3パワ
ーとの3値のパワーの組合せパターンにより発光させる
ようにした半導体レーザ駆動制御装置であって、前記半
導体レーザに対する駆動電流を供給する駆動電流供給手
段と、形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1
パワーの時間幅を長短制御する第1パワー用幅制御手段
と、形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第2パ
ワーの時間幅を長短制御する第2パワー用幅制御手段
と、前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素
子と、記録時にボトムホールド又はサンプルホールドに
よるホールド方式により前記第3パワーに相当する前記
モニタ素子の出力相当値をボトム値又はサンプル値とし
て抽出し保持する第3パワーレベル抽出手段と、この第
2パワーレベル抽出手段より得られたボトム値又はサン
プル値が第3パワー用目標設定値となるように前記駆動
電流供給手段を制御する第3パワー用駆動電流制御手段
と、前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子の
出力の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、Pta
rget=第3パワー+(第2パワー−第3パワー)×第2
パワーの時間幅+(第2パワー−第3パワー)×第1パ
ワーの時間幅×αで表されるパワーPtargetで前記半導
体レーザを連続発光させた場合に前記モニタ素子により
得られるモニタ出力値を目標設定値として与える目標設
定値供給手段と、この目標設定値供給手段により与えら
れた前記目標設定値に対して記録時の前記モニタ素子の
出力の平均値相当値が等しくなるように(第2パワー−
第3パワー)分の駆動電流及びこの(第2パワー−第3
パワー)分の駆動電流の固定数又は可変数α倍の電流を
(第1パワー−第2パワー)分として前記駆動電流供給
手段を制御する駆動電流制御手段と、を備える。
【0039】従って、第1パワー、第2パワー、第3パ
ワーの3値のパワーの組合せで半導体レーザを発光させ
る場合に、第1パワーと第2パワーとに関しては、一方
が決まれば他方は一定比率で増幅すればよいため、請求
項2記載の発明の場合と同様に安価な高速対応のパワー
制御を適正に行なえる。特に、第3パワーのレベルの反
射光をサンプルホールドするなどしてトラックやフォー
カスのサーボ信号やウォブル信号を読みトラックやフォ
ーカスの制御或いはウォブル制御を行う上で、請求項6
記載の発明に比して高価ではあるが、第3パワー用のボ
トムホールド又はサンプルホールド回路だけでよく、ピ
ークホールド回路とボトムホールド回路との2つの高速
な手段が必要となる従来の特開2000−30276よ
りは安価にシステムを構成することができる。
【0040】請求項8記載の発明は、記録可能な光ディ
スクに記録ピットを形成するために照射させるレーザ光
として半導体レーザを第1パワーとこの第1パワーより
も低い第2パワーとこの第2パワーよりも低い第3パワ
ーとの3値のパワーの組合せパターンにより発光させる
ようにした半導体レーザ駆動制御装置であって、前記半
導体レーザに対する駆動電流を供給する電流増幅器によ
る駆動電流供給手段と、形成すべき前記記録ピットの幅
に対して前記第1パワーの時間幅を長短制御する第1パ
ワー用幅制御手段と、形成すべき前記記録ピットの幅に
対して前記第2パワーの時間幅を長短制御する第2パワ
ー用幅制御手段と、前記半導体レーザの発光出力をモニ
タするモニタ素子と、前記光ディスクに対する再生時に
前記モニタ素子の出力相当値が第3パワー用目標設定値
となるように前記駆動電流供給手段を制御する第3パワ
ー用誤差増幅器と第3パワー用電圧/電流変換器とを有
する第3パワー用電流制御手段と、前記光ディスクに対
する記録時に前記モニタ素子の出力の平均値相当値を生
成する平均値生成手段と、Ptarget=第3パワー+(第
2パワー−第3パワー)×第2パワーの時間幅+(第2
パワー−第3パワー)×第1パワーの時間幅×αで表さ
れるパワーPtargetで前記半導体レーザを連続発光させ
た場合に前記モニタ素子により得られるモニタ出力値を
目標設定値として与える目標設定値供給手段と、この目
標設定値供給手段により与えられた前記目標設定値に対
して記録時の前記モニタ素子の出力の平均値相当値が等
しくなるように(第2パワー−第3パワー)分の駆動電
流及びこの(第2パワー−第3パワー)分の駆動電流の
固定数又は可変数α倍の電流を(第1パワー−第2パワ
ー)分として前記駆動電流供給手段を制御する誤差増幅
器と電圧/電流変換器とを有する駆動電流制御手段と、
前記誤差増幅器の出力信号をモニタするモニタ手段と、
前記第3パワー用誤差増幅器の出力信号をモニタする第
3パワー用モニタ手段と、前記光ディスクに対する再生
時には前記モニタ素子の出力相当値と前記第3パワー用
目標設定値とが等しくなるように前記半導体レーザに対
する駆動電流を制御し、記録開始直後はその記録開始直
前に前記第3パワー用モニタ手段によりモニタされた値
と同一の値を固定値として前記駆動電流供給手段の前記
電流増幅器に供給する第3パワー用固定値供給手段と、
前記誤差増幅器の固定数又は可変数α倍の値を供給する
α倍供給手段と、前記光ディスクに対する記録開始直後
に前記誤差増幅器で比較した結果が同じとなるように前
記半導体レーザに対する駆動電流を制御し、その比較結
果が等しくなり、又は、制御帯域から決定される結果が
等しくなるまでの時間が経過した後のタイミングで、前
記モニタ手段によりモニタされた値と同一の値を固定値
として前記駆動電流供給手段の前記電流増幅器に供給す
る固定値供給手段と、この固定値供給手段により前記駆
動電流供給手段に前記固定値が供給された後のタイミン
グで前記モニタ手段によりモニタした値が一定となるよ
うに前記第3パワー用固定値供給手段の出力値を可変さ
せる第3パワー用可変値供給手段と、を備える。
【0041】従って、第1パワー、第2パワー、第3パ
ワーの3値のパワーの組合せで半導体レーザを発光させ
る場合にも、請求項3記載の発明の場合と同様に、1つ
の高速な第3パワーレベル抽出手段をも省略した安価な
構成で、第2パワーレベルに加えて第3パワーレベルを
も適正に制御することができる。即ち、温度により閾値
電流のみが変わるような温度特性の傾きに変化のない半
導体レーザを使用する場合においては、第2パワーが一
定になるように、第3パワー用の駆動電流を可変させる
ことにより、第2パワー及び第3パワーをともに所望の
一定値に制御することができる。つまり、請求項3記載
の発明の場合と同様に、記録開始直後、第3パワー用の
駆動電流を固定値として、第2パワー用の重畳電流及び
この重畳電流のα倍の第1パワー用の重畳電流を可変
し、所望の第2パワー用及び第1パワー用の重畳電流に
なった後、半導体レーザの温度が上がる前に第2パワー
用の重畳電流及び第1パワー用の重畳電流を固定値と
し、その後は半導体レーザの温度変化による閾値電流の
変化を第3パワー用駆動電流を可変することで吸収し、
かつ、この第3パワー用駆動電流はモニタ素子の平均値
を用いて制御するようにしたので、高速なピークホール
ド回路或いはサンプルホールド回路を用いることなく、
安価で高速対応の半導体レーザ駆動制御装置を提供する
ことができる。
【0042】請求項9記載の発明は、請求項8記載の半
導体レーザ駆動制御装置において、前記半導体レーザの
駆動電流の既知の温度特性に基づき前記第3パワー用モ
ニタ手段の出力を可変させるとともに前記モニタ手段の
出力を一定の割合で可変させるようにした。
【0043】従って、請求項8記載の発明では温度特性
の傾きが温度によって異ならない半導体レーザを用いる
場合に適用されるが、温度特性の傾きが温度によって異
なる半導体レーザを用いる場合には、第3パワー用モニ
タ手段の出力を可変させるとともにモニタ手段の出力を
一定の割合で可変させることで、第1パワーと第2パワ
ーと第3パワーとを所望の一定値に維持することができ
る。
【0044】請求項10記載の発明は、請求項6ないし
9の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置におい
て、前記光ディスクが追加型光ディスクであり、前記第
2パワーが記録ピットを形成する記録パワーであり、前
記第1パワーが前記第2パワーよりも大きくてその先頭
部分に位置するピークパワー、前記第3パワーが前記記
録ピットを形成しないボトムパワーである。
【0045】従って、記録ピットのエッジをシャープに
するためにピークパワーと記録パワーとボトムパワーと
の3値のパワーを用いて記録を行なう追記型光ディスク
に対して高速記録を行なう場合であっても、そのパワー
制御を適正に行なうことができる。
【0046】請求項11記載の発明は、請求項6ないし
9の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置におい
て、前記光ディスクが書換え型光ディスクであり、前記
第1パワーが記録ピットを形成する記録パワーであり、
前記第2パワーが消去パワーであり、前記第3パワーが
前記記録ピットを形成しないボトムパワーである。
【0047】従って、記録パワーと消去パワーとボトム
パワーとの3値のパワーの組合せ発光パターンを用いて
記録を行なう書換え型光ディスクに対して高速記録を行
なう場合であっても、そのパワー制御を適正に行なうこ
とができる。
【0048】請求項12記載の発明は、請求項1ないし
5の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置におい
て、前記第1パワーレベルの出力のオン・オフ制御を行
なわせるコントロール信号の平均値を生成するコントロ
ール信号平均手段を備え、このコントロール信号平均手
段により生成された前記平均値に基づき前記デューティ
対応補正手段の補正値を算出するようにした。
【0049】従って、第1パワーのデューティを可変し
た分を補正する上で、そのデューティは記録データ毎に
各々独立して幅を狭めたり広げたりする操作を施してお
り、さらに光ディスクの種類毎に、さらに記録速度毎
に、デューティが異なるため、そのデューティを例えば
演算などで求めるのは非常に重い処理となってしまう
が、第1パワーのレベルのデューティをそのコントロー
ル信号の平均値により求め、第1パワー用目標設定値の
デューティとこの検出されたデューティとの差を補正値
として与えることで、デューティ補正量を簡易に求める
ことができ、CPU等の負担を軽減できる。
【0050】請求項13記載の発明は、請求項6ないし
11の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置にお
いて、前記第1パワーレベルの出力のオン・オフ制御を
行なわせるコントロール信号の平均値を生成する第1パ
ワー用コントロール信号平均手段と、前記第2パワーレ
ベルの出力のオン・オフ制御を行なわせるコントロール
信号の平均値を生成する第2パワー用コントロール信号
平均手段とを備え、これらの第1パワー用コントロール
信号平均手段及び第2パワー用コントロール信号平均手
段により生成された前記平均値に基づき補正値を算出す
るようにした。
【0051】従って、第1パワー及び第2パワーのデュ
ーティを各々可変した分を補正する上で、そのデューテ
ィ対応の補正値を求める処理は2値の場合よりも複雑で
非常に重い処理となってしまうが、第1パワー、第2パ
ワー各々のレベルのデューティを各々のコントロール信
号の平均値により求め、これらの平均値を利用して補正
値を算出することで、デューティ補正量を簡易に求める
ことができ、CPU等の負担を軽減できる。
【0052】請求項14記載の発明の光ディスク装置
は、記録可能な光ディスクを回転駆動する駆動源と、半
導体レーザ及び対物レンズを有し前記光ディスクにレー
ザ光を照射する光ピックアップと、前記半導体レーザの
駆動を制御する請求項1ないし13の何れか一に記載の
半導体レーザ駆動制御装置と、を備える。
【0053】従って、半導体レーザの駆動を制御する請
求項1ないし13の何れか一に記載の半導体レーザ駆動
制御装置を備えているので、高速書込みを行なう仕様で
あっても、簡易な構成で半導体レーザのパワー制御を適
正に行なわせることができ、良好なる書込みを行なえ
る。
【0054】請求項15記載の発明の情報処理装置は、
請求項14記載の光ディスク装置を内蔵する。
【0055】従って、請求項14記載の光ディスク装置
を内蔵しているので、高速記録時でも適正に半導体レー
ザのパワー制御を行なわせることができ、結果として、
高速記録対応の光ディスク装置を利用できる情報処理装
置を提供することができる。
【0056】請求項16記載の発明の半導体レーザ駆動
制御方法は、記録可能な光ディスクに記録ピットを形成
するために照射させるレーザ光として半導体レーザを第
1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーとで交
互に発光させるようにした半導体レーザ駆動制御装置で
あって、前記半導体レーザに対する駆動電流を供給する
電流増幅器による駆動電流供給手段と、形成すべき前記
記録ピットの幅に対して前記第1パワーの時間幅を長短
制御する幅制御手段と、前記半導体レーザの発光出力を
モニタするモニタ素子と、前記光ディスクに対する再生
時に前記モニタ素子の出力相当値が第2パワー用目標設
定値となるように前記駆動電流供給手段を制御する第2
パワー用誤差増幅器と第2パワー用電圧/電流変換器と
を有する第2パワー用電流制御手段と、前記光ディスク
に対する記録時に前記モニタ素子の出力の平均値相当値
を生成する平均値生成手段と、前記光ディスクに対する
記録時に、前記平均値生成手段により生成された前記平
均値相当値が第1パワー用目標設定値となるように前記
駆動電流供給手段を制御する第1パワー用誤差増幅器と
第1パワー用電圧/電流変換器とを有する第1パワー用
駆動電流制御手段と、前記幅制御手段の長短制御により
前記第1パワーの時間幅を短く又は長くしたことにより
前記第1パワーで発光される時間幅のデューティが変化
した分を補正する補正値を前記第1パワー目標設定値に
対して加減算した値に対して前記平均値生成手段による
前記平均値相当値が等しくなるように補正制御するデュ
ーティ対応補正手段と、前記第1パワー用誤差増幅器の
出力信号をモニタする第1パワー用モニタ手段と、前記
第2パワー用誤差増幅器の出力信号をモニタする第2パ
ワー用モニタ手段とを備える半導体レーザ駆動制御装置
を用い、前記光ディスクに対する再生時には前記モニタ
素子の出力相当値と前記第2パワー用目標設定値とが等
しくなるように前記半導体レーザに対する駆動電流を制
御するステップと、記録開始直後はその記録開始直前に
前記第2パワー用モニタ手段によりモニタされた値と同
一の値を固定値として前記駆動電流供給手段の前記電流
増幅器に供給するステップと、前記光ディスクに対する
記録開始直後に前記デューティ対応補正手段により前記
平均値相当値と前記第1パワー用目標設定値に前記第1
パワーで発光されるデューティが変化した分を補正する
補正値を加減算した値とが等しくなるように制御するス
テップと、その比較結果が等しくなり、又は、制御帯域
から決定される結果が等しくなるまでの時間が経過した
後のタイミングで、前記第1パワー用モニタ手段により
モニタされた値と同一の値を固定値として前記駆動電流
供給手段の前記電流増幅器に供給するステップと、前記
固定値が供給された後のタイミングで前記第1パワー用
モニタ手段によりモニタした値が一定となるように前記
第2パワー用固定値供給手段の出力値を可変させるステ
ップと、を備える。
【0057】従って、1つの高速な第2パワーレベル抽
出手段をも省略した安価な構成で、第1パワーレベルに
加えて第2パワーレベルをも適正に制御することができ
る。即ち、温度により閾値電流のみが変わるような温度
特性の傾きに変化のない半導体レーザを使用する場合に
おいては、第1パワーが一定になるように、第2パワー
用の駆動電流を可変させることにより、第1パワー及び
第2パワーをともに所望の一定値に制御することができ
る。つまり、記録開始直後、第2パワー用の駆動電流を
固定値として、第1パワー用の重畳電流を可変し、所望
の第1パワーになった後、半導体レーザの温度が上がる
前に第2パワー用駆動電流の値を固定値とし、その後は
半導体レーザの温度変化による閾値電流の変化を第2パ
ワー用駆動電流を可変することで吸収でき、安価で高速
対応の半導体レーザ駆動制御方法を提供することができ
る。
【0058】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の半導体レーザ駆動制御方法において、前記半導体レー
ザの駆動電流の既知の温度特性に基づき前記第2パワー
用モニタ手段の出力を可変させるとともに前記第1パワ
ー用モニタ手段の出力を一定の割合で可変させるように
した。
【0059】従って、請求項16記載の発明では温度特
性の傾きが温度によって異ならない半導体レーザを用い
る場合に適用されるが、温度特性の傾きが温度によって
異なる半導体レーザを用いる場合には、第2パワー用モ
ニタ手段の出力を可変させるとともに第1パワー用モニ
タ手段の出力を一定の割合で可変させることで、第1パ
ワーと第2パワーとを所望の一定値に維持することがで
きる。
【0060】請求項18記載の発明の半導体レーザ駆動
制御方法は、記録可能な光ディスクに記録ピットを形成
するために照射させるレーザ光として半導体レーザを第
1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーとこの
第2パワーよりも低い第3パワーとの3値のパワーの組
合せパターンにより発光させるようにした半導体レーザ
駆動制御装置であって、前記半導体レーザに対する駆動
電流を供給する電流増幅器による駆動電流供給手段と、
形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1パワー
の時間幅を長短制御する第1パワー用幅制御手段と、形
成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第2パワーの
時間幅を長短制御する第2パワー用幅制御手段と、前記
半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子と、前
記光ディスクに対する再生時に前記モニタ素子の出力相
当値が第3パワー用目標設定値となるように前記駆動電
流供給手段を制御する第3パワー用誤差増幅器と第3パ
ワー用電圧/電流変換器とを有する第3パワー用電流制
御手段と、前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ
素子の出力の平均値相当値を生成する平均値生成手段
と、Ptarget=第3パワー+(第2パワー−第3パワ
ー)×第2パワーの時間幅+(第2パワー−第3パワ
ー)×第1パワーの時間幅×αで表されるパワーPtarg
etで前記半導体レーザを連続発光させた場合に前記モニ
タ素子により得られるモニタ出力値を目標設定値として
与える目標設定値供給手段と、この目標設定値供給手段
により与えられた前記目標設定値に対して記録時の前記
モニタ素子の出力の平均値相当値が等しくなるように
(第2パワー−第3パワー)分の駆動電流及びこの(第
2パワー−第3パワー)分の駆動電流の固定数又は可変
数α倍の電流を(第1パワー−第2パワー)分として前
記駆動電流供給手段を制御する誤差増幅器と電圧/電流
変換器とを有する駆動電流制御手段と、前記誤差増幅器
の出力信号をモニタするモニタ手段と、前記第3パワー
用誤差増幅器の出力信号をモニタする第3パワー用モニ
タ手段と、前記誤差増幅器の固定数又は可変数α倍の値
を供給するα倍供給手段とを備える半導体レーザ駆動制
御装置を用い、前記光ディスクに対する再生時には前記
モニタ素子の出力相当値と前記第3パワー用目標設定値
とが等しくなるように前記半導体レーザに対する駆動電
流を制御するステップと、記録開始直後はその記録開始
直前に前記第3パワー用モニタ手段によりモニタされた
値と同一の値を固定値として前記駆動電流供給手段の前
記電流増幅器に供給するステップと、前記光ディスクに
対する記録開始直後に前記誤差増幅器で比較した結果が
同じとなるように前記半導体レーザに対する駆動電流を
制御するステップと、その比較結果が等しくなり、又
は、制御帯域から決定される結果が等しくなるまでの時
間が経過した後のタイミングで、前記モニタ手段により
モニタされた値と同一の値を固定値として前記駆動電流
供給手段の前記電流増幅器に供給するステップと、前記
固定値が供給された後のタイミングで前記モニタ手段に
よりモニタした値が一定となるように前記第3パワー用
固定値供給手段の出力値を可変させるステップと、を備
える。
【0061】従って、第1パワー、第2パワー、第3パ
ワーの3値のパワーの組合せで半導体レーザを発光させ
る場合にも、請求項16記載の発明の場合と同様に、1
つの高速な第3パワーレベル抽出手段をも省略した安価
な構成で、第2パワーレベルに加えて第3パワーレベル
をも適正に制御することができる。即ち、温度により閾
値電流のみが変わるような温度特性の傾きに変化のない
半導体レーザを使用する場合においては、第2パワーが
一定になるように、第3パワー用の駆動電流を可変させ
ることにより、第2パワー及び第3パワーをともに所望
の一定値に制御することができる。つまり、請求項3記
載の発明の場合と同様に、記録開始直後、第3パワー用
の駆動電流を固定値として、第2パワー用の重畳電流及
びこの重畳電流のα倍の第1パワー用の重畳電流を可変
し、所望の第2パワー用及び第1パワーになった後、半
導体レーザの温度が上がる前に第2パワー用の重畳電流
及び第1パワー用の重畳電流を固定値とし、その後は半
導体レーザの温度変化による閾値電流の変化を第3パワ
ー用駆動電流を可変することで吸収でき、安価で高速対
応の半導体レーザ駆動制御方法を提供することができ
る。
【0062】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の半導体レーザ駆動制御方法において、前記半導体レー
ザの駆動電流の既知の温度特性に基づき前記第3パワー
用モニタ手段の出力を可変させるとともに前記モニタ手
段の出力を一定の割合で可変させるようにした。
【0063】従って、請求項18記載の発明では温度特
性の傾きが温度によって異ならない半導体レーザを用い
る場合に適用されるが、温度特性の傾きが温度によって
異なる半導体レーザを用いる場合には、第3パワー用モ
ニタ手段の出力を可変させるとともにモニタ手段の出力
を一定の割合で可変させることで、第1パワーと第2パ
ワーと第3パワーとを所望の一定値に維持することがで
きる。
【0064】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。本実施の形態は、記録
可能なCD−R(CD−Recordable)なる追記型の光
ディスク1を対象とする光ディスク装置への適用例を示
すが、まず、後述する各実施の形態にも共通に適用可能
なCD−R/CD−RWドライブ装置の構成例を図1に
示す。図1はこの光ディスク装置(ドライブ装置)の構
成を示す概略ブロック図である。
【0065】図1を参照して光ディスク装置の概略構成
及び動作について説明する。光ディスク1は回転駆動手
段としてのスピンドルモータ2によって回転駆動され
る。スピンドルモータ2はモータドライバ3とサーボ手
段4とによって線速度一定(CLV)又は回転数一定
(CAV)となるように制御される。その線速度は段階
的に変更が可能である。光ピックアップ5は後述する半
導体レーザ、光学系、フォーカシングアクチュエータ、
トラッキングアクチュエータ、受光器、ポジションセン
サ等を内蔵しており、レーザ光を光ディスク1の記録面
に照射する。
【0066】光ピックアップ5は図示しないシークモー
タによりスレッジ方向(ディスク半径方向)に移動可能
とされている。これらのフォーカシングアクチュエー
タ、トラッキングアクチュエータ、シークモータは受光
器やポジションセンサから得られる信号に基づきモータ
ドライバ3とサーボ手段4とによってレーザスポットを
光ディスク1上の目的の場所に位置させるように制御す
る。
【0067】データ再生時には、光ピックアップ5で得
られた再生信号をリードアンプ6で増幅して2値化した
後、CDデコーダ7に入力してデインターリーブとエラ
ー訂正の処理を行う。さらに、そのデインターリーブと
エラー訂正の処理後のデータをCD−ROMデコーダ8
に入力してデータの信頼性を高めるためのエラー訂正処
理を行う。
【0068】その後、CD−ROMデコーダ8で処理し
たデータをバッファマネージャ9によって一旦バッファ
RAM10に蓄積し、セクタデータとして揃ったときに
ATAPI/SCSIインタフェース11によってホス
ト側へ一気に転送する。また、音楽データの場合、CD
デコーダ7から出力されるデータをD/Aコンバータ1
2に入力してアナログのオーディオ信号を取り出す。
【0069】一方、データ記録時には、ATAPI/S
CSIインタフェース11によってホストから転送され
たデータを受信すると、そのデータをバッファマネージ
ャ9によって一旦バッファRAM10に蓄積する。バッ
ファRAM10に或る程度のデータが溜まったときに記
録を開始するが、その前にレーザスポットを書き込み開
始地点に位置させる。その書き込み開始地点はトラック
(プリグルーブ)の蛇行によって予め光ディスク1に刻
まれているウォブル信号であるATIP(Absolute T
ime In Pre-groove)信号によって求められる。AT
IP信号は光ディスク上の絶対番地を示す時間情報であ
り、ATIPデコーダ13によってATIP信号の情報
を取り出すとともに、ATIPエラーを検出してATI
P信号の検出エラー率を計測する。
【0070】また、ATIPデコーダ13が生成する同
期信号はCDエンコーダ14に入力されて正確な位置で
のデータの書き出しを可能にしている。バッファRAM
10のデータは、CD−ROMエンコーダ15やCDエ
ンコーダ14でエラー訂正コードの付加やインターリー
ブ(並べ替え)を行って本発明の半導体レーザ駆動制御
手段としてのレーザコントロール回路16、光ピックア
ップ5を介して光ディスク1に記録される。
【0071】このような光ディスク装置は、上述の各部
の動作を制御するためのCPU17、ROM18及びR
AM19からなるマイクロコンピュータ20を備えてい
る。
【0072】ここで、本実施の形態では、半導体レーザ
の発光波形としては、図2に示すように、記録ピットを
形成するレベルの第1パワーであるライトパワー(記録
パワー)Pwと記録ピットを形成しないレベルの第2パ
ワーであるボトムパワー(再生パワー)Pbとの2値で
交互に発光させる波形を用いる場合への適用例とする。
【0073】次に、レーザコントロール回路16を中心
とする構成例を図3を参照して説明する。まず、光ピッ
クアップ5中に設けられて制御対象となる半導体レーザ
(LD)21に対して、その出射光の一部(前方光でも
後方光でもよい)を直接又は間接的に受光するモニタ素
子としての受光素子(PD)22が設けられている。こ
のPD22からは図24で示した場合と同様にPD22
に入射される光パワーに比例した電流が出力される。
【0074】このPD22の出力側にはその電流出力を
電圧信号に変換する電流−電圧変換器(I/V変換器)
23が設けられている。このI/V変換器23の出力側
には、一方の系として、目標設定値がrに設定された誤
差増幅器24rと電圧−電流変換器(V/I変換器)2
5rと駆動電流供給手段である電流増幅器26rと再生
時にオンされるスイッチ27rとによる再生系が接続さ
れ、加算器28を介してLD21に接続されている。ま
た、I/V変換器23の出力側には、他方の系として、
目標設定値wが可変自在な誤差増幅器24wと電圧−電
流変換器(V/I変換器)25wと駆動電流供給手段で
ある電流増幅器26wとエンコーダ14からのコントロ
ール信号ENCwにより適宜タイミングでオンされるス
イッチ27wとによる記録系が接続され、加算器28を
介してLD21に接続されている。ここに、誤差増幅器
24wとV/I変換器25wとにより第1パワー用駆動
電流制御手段29wが構成されている。ここで、I/V
変換器23と誤差増幅器24wとの間には平均値生成手
段となるLPF(低域通過フィルタ)30が接続されて
おり、光ディスク1(ここでは、CD−R)に対する記
録時にPD22から得られる出力の平均値相当値(平均
値又はそれに比例した値)を生成して誤差増幅器24w
に入力させるように構成されている。
【0075】また、前述したCDエンコーダ14はCP
U17制御の下に幅制御手段として機能するもので、そ
の一般的な構成例及び動作について図4を参照して説明
する。EFM信号は或る時間長をTとしたとき(オーデ
ィオ用の1倍速時T=1/75/98/588秒、n倍
速時はその1/n倍)、3T〜11Tの長さで反転する
パルスの繰返し波形信号である。このEFM信号は波形
整形回路31により生成されるが、波形整形回路31は
クロックジェネレータ32から入力されるエンコーダク
ロックとデータ処理器33から入力されるEFMデータ
(CD−ROMエンコーダ15でエラー処理信号の付加
や並べ替えが行なわれ、RAM19中のEFM変換テー
ブルを参照して変換されたデータであり、ここではまだ
EFM信号ではなく1,0のデータ列=NRZI)とに
よりEFM信号を生成する。波形整形回路31はATI
Pデコーダ13から入力されるATIP信号によりライ
ト開始位置を検知し、EFM信号の送出を始める。ま
た、波形整形回路31は必要に応じてENCw等の各種
コントロール信号を出力する。エンコーダクロックは、
CDエンコーダ14の外部又はナイフに設けられた発振
器34により例えばPLL構成のクロックジェネレータ
35により生成される。エンコーダクロックはクロック
ジェネレータ35内の分周器36の分周比をマイコン2
0などの制御信号で可変することにより、各記録速度に
必要なクロックとなるように出力される。
【0076】前述した図2に示したようなLD21の発
光波形について、このCDエンコーダ14のコントロー
ル信号ENCwにより、n×Tの幅(nは3〜11の整
数)に対し、若干短くしたり(つまり(n−θ)×Tの
幅。ここでθはθ<nを満たす値)、逆に若干長くした
り(つまり(n+θ)×T。ここでθは0以上1以下)
して記録する。これにより記録されたピットがn×Tの
幅になるようにしている。ここでCDの場合はそのフォ
ーマット上、n×Tの幅で発光した場合にデューティが
50%になるようになっている。従って、(n−θ)×
T或いは(n+θ)×Tで記録した場合にはデューティ
ーが50%からずれてしまう。このようなずれを補正す
るために、本実施の形態では、誤差増幅器24wの入力
側に対して、デューティ対応補正手段41が付加されて
いる。このデューティ補正手段41は、本実施の形態で
は、前述したCPU17とCPU17により設定された
補正値をアナログ値として誤差増幅器24wに入力させ
るためのD/Aコンバータ42とにより構成されてお
り、デューティが変化した分をLPF30により入力さ
れる平均値相当値から補正する補正値として加減算させ
るように構成されている(もっとも、目標設定値w自体
を可変補正するようにしてもよい)。
【0077】このような構成において、概略動作につい
て説明する。まず、デューティが50%の状態におい
て、ボトムパワーPbを0mW、ライトパワーPwを例
えば20mWとした場合、LPF30より得られるPD
22の出力の平均値は、20mWと0mWとの中心値の
10mWでLD21をCW(Constant Waveの略。要
は直流)発光させた場合と同様な値となる。従って、こ
のCW発光で10mWの出力と等しくなるように制御し
ている場合、前述の如く、(n−θ)×Tや(n+θ)
×Tの幅にすることでデューティが変化した分、設定パ
ワーと実際のパワーがずれてしまうことになる。このず
れをデューティ対応補正手段41より補正するように
し、記録可能な光ディスク1のLD21のパワー制御を
高速対応の平均値で行うようにしたものである。
【0078】より詳細に説明する。LD21に対して再
生時には電流増幅器26rによる駆動電流Irが供給さ
れ、記録時には電流増幅器26wによる駆動電流Iwが
コントロール信号ENCwによりスイッチ27wがオン
の場合に供給され、第1パワー=ライトパワーPwレベ
ルで発光し、スイッチ27wがオフの場合は供給されな
いで第2のパワー=ボトムパワーPbレベルである0m
Wとなる。
【0079】コントロール信号ENCwは記録時、エン
コーダ14によって生成される。即ち、エンコーダ14
はインターフェースなどから供給されるデータを基に光
ディスク1に記録するフォーマットのデータに変換し、
入力されるクロックと設定される記録速度により、或い
は、記録速度により可変される入力クロックにより、記
録ピットを形成する部分ではコントロール信号ENCw
をオンにし、記録ピットを形成しない部分ではコントロ
ール信号ENCwをオフにして出力する。このLD21
の発光出力はPD22でモニタできるようにLD21の
出射光の一部がPD22に入射される。
【0080】PD22の出力はI/V変換器23によっ
て電圧に変換される。再生時はこのI/V変換器23の
出力が目標設定値rが等しくなるように誤差増幅器24
r、V/I変換器25r、電流増幅器26rにより制御
された駆動電流IrがLD21に供給される。例えば、
LD21より10mWの光出力が出射される場合にI/
V変換器23の出力が1Vとなるように、PD22の位
置が調整され、或いは、I/V変換器23のゲインが調
整されている場合、再生パワーが1mWの場合は誤差増
幅器24rの目標設定値rには0.1Vが設定される。
【0081】記録時はこの再生系の制御は絶たれ、コン
トロール信号ENCwによりLD21に対する駆動電流
の供給が制御される。ここで、仮にLD21から10m
Wのパルスがデューティ50%で出射されるとすると、
I/V変換器23の出力は0Vと1Vの2値のパルスで
あるが、この平均値を生成するLPF30の出力では
0.5Vが得られる。
【0082】従って、デューティが50%の場合は誤差
増幅器24wの目標設定値wを0.5Vに設定してやれ
ば、LD21からは0mWと10mWの2値のパルスが
出力されることになる。逆に、目標設定値wを1Vに設
定すると目標設定値wとLPF30の出力とが等しくな
るように誤差増幅器24w、V/I変換器25w、電流
増幅器26wによりLD21に対する駆動電流Iwが制
御されるため、デューティ50%の場合LD21からは
20mWのと0mWの2値のパルスが出力されることに
なる。つまり、目標設定値wにはLD21を光らせたい
ライトパワーPwの1/2の設定電圧を与えてやればよ
いことになる。
【0083】しかしながら、実際の光ディスク1への書
込みの場合には、図2に示したように、形成する記録ピ
ットよりも若干短い、或いは若干長いパルス幅のパルス
をLD21から出力させるため、第1のパワー=ライト
パワーPwのデューティが50%より小さく、或いは、
大きくなってしまう。例えば、デューティが40%のラ
イトパワーPw=10mWのパルスがLD21より出力
される場合、LPF30の出力には0.4Vが出力され
ることになる。ここで、誤差増幅器24wの目標設定値
が0.5Vであると、誤差増幅器24wによりLPF3
0の出力が0.5になるように制御されるため、LD2
1から出射されるパルスが10mWより大きくなってし
まう。
【0084】従って、形成する記録ピットに対して長さ
を可変した場合、CPU17などによりデューティの増
加分を計算し、或いは、テーブルにより求めて、これを
補正値として誤差増幅器24wに入力させることで、L
PF30の出力から引き、或いは、目標設定値wを増や
してやれば、デューティが変わっても同一のライトパワ
ーPwでLD21から安定したパワーで出射させること
ができる。例えば、上例のデューティが40%の場合、
−10%の増加であり、その分(上述の調整がなされて
いる場合、−0.1V)をLPF30の出力0.5Vか
ら引いてやるか目標設定値wの0.5Vに−0.1Vを
足してやれば、第1のパワー=ライトパワーPwを10
mWとして発光させることができる。
【0085】よって、本実施の形態によれば、(n−
θ)×Tや(n+θ)×Tの幅にすることでデューティ
が変化した分、設定パワーと実際のパワーがずれてしま
うが、このずれを補正するとともに、LD21の駆動電
流制御をLPF30を利用した平均値で行うようにした
ので、記録速度が高速化しても、安価な構成でAPC制
御を実現でき、安価な光ディスク装置を提供することが
できる。さらに、PD22の出力が高速である必要がな
いので、PD22自体或いはPD22の出力をI/V変
換するI/V変換器23として低速で安価なものが使用
できる。
【0086】本発明の第二の実施の形態を図5に基づい
て説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分
は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の各実
施の形態でも同様とする)。
【0087】本実施の形態では、図3に示した再生系に
代えて、常時LD21に駆動電流として供給されるボト
ム電流Ib用のボトム電流系として、サンプルホールド
S/H又はボトムホールドB/H回路43、誤差増幅器
24b、V/I変換器25b、電流増幅器26bを設け
たものである。
【0088】前述の第一の実施の形態では、ピットを形
成しないパワーを0とすることで最も安価な構成とした
が、記録時のLD21の出射光を光ディスク1に合焦さ
せるフォーカスサーボや光ディスク1の半径方向にレー
ザスポットを移動させて目標トラックに追従させるトラ
ックサーボや光ディスク1に予め形成された記録案内溝
の蛇行より生成されるウォブル信号を基に光ディスク1
の回転を制御するウォブルサーボ或いはその他におい
て、記録時にボトムパワーPbレベルの発光時のみの反
射光を用いて信号を読取り、制御を行う回路ではボトム
パワーPbを再生時のパワーレベル或いは0以上でピッ
トを形成し始めるライトパワー以下の値で制御する必要
がある。このために、本実施の形態では、サンプルホー
ルドS/H又はボトムホールドB/H回路43が第2パ
ワーレベル抽出手段として設けられ、誤差増幅器24
b、V/I変換器25bが第2パワー用駆動電流制御手
段29bとして設けられている。
【0089】このような構成において、LD21には再
生時には電流増幅器26bによる駆動電流Ibが供給さ
れ、記録時にはコントロール信号ENCwによりスイッ
チ27wがオンの場合には(Ib+I2)なる駆動電流
が供給され、スイッチ27wがオフの場合には駆動電流
Ibのみが供給され、LD21からは2値の値のパワー
を交互に繰り返す光出力が出射される。
【0090】このLD21の出力はPD22でモニタで
きるようにLD21の出射光の一部がPD22に入射さ
れる。PD22の出力はI/V変換器23によって電圧
に変換される。再生時はこのI/V変換器23の出力
が、そのまま、サンプルホールドS/H又はボトムホー
ルドB/H回路43の出力となり、目標設定値bと等し
くなるように誤差増幅器24b、V/I変換器25b、
電流増幅器26bにより制御された駆動電流IbがLD
21に供給される。なお、本実施の形態では、記録時と
再生時とで誤差増幅器24bについて同じ目標設定値b
としているが記録時と再生時とで目標設定値を変えても
よい。
【0091】また、サンプルホールドS/H又はボトム
ホールドB/H回路43がボトムホールド回路ではな
く、サンプルホールド回路の場合は再生時にはコントロ
ール信号CNTbをオンしっ放しとし、常にサンプル状
態とする。
【0092】例えば、LD21より10mWの光出力が
出射される場合にI/V変換器23の出力が1Vとなる
ように、PD22の位置及びI/V変換器23のゲイン
が調整されている場合、再生パワーが1mWの場合は目
標設定値bには0.1Vが設定される。
【0093】記録時は、この系は記録ピットを形成しな
い第2のパワーPbのレベルのPD22出力成分をサン
プルホールドS/H又はボトムホールドB/H回路43
により抽出し、これが目標設定値bと等しくなるように
第2のパワーPbが制御される。
【0094】目標設定値bが0.1Vの場合、上述のよ
うに調整されていれば、第2のパワーPbは1mWとな
る。
【0095】ここで、仮に、記録時にLD21から第1
のパワー=ライトパワーPwとして10mWのパルスが
デューティ50%で出射されるとすると、I/V変換器
23の出力は0.1Vと1Vの2値のパルスであるが、
この平均値を生成するLPF30の出力では(1−0.
1)×0.5+0.1V=0.55Vが得られる。従っ
て、デューティが50%の場合は誤差増幅器24wの目
標設定値wを0.55Vに設定してやれば、LD21か
らは1mWと10mWの2値のパルスが出力されること
になる。
【0096】前述の実施の形態の場合と同様にデューテ
ィを40%にした場合、第2のパワーレベルPbを1m
Wとすると、LPF30の出力では(1−0.1)×
0.4+0.1=0.46Vが出力される。そこで、前
述の実施の形態の場合と同様に、形成するピットに対し
て長さを可変した場合、CPU17などによりデューテ
ィの増加分を計算し、或いはテーブルにより求めて、こ
れを補正値としてLPF30の出力から引き、或いは目
標設定値wを増やしてやれば、デューティが変わっても
同一のパワーでLD21から安定したレーザ光を出射さ
せることができる。例えば、上述のデューティが40%
の場合、−10%の増加であり、その分(上述の調整が
なされている場合、−0.09V)をLPF30の出力
0.55Vから引いてやるか目標設定値wの0.55V
に−0.09Vを足してやれば第1のパワー=ライトパ
ワーPwを10mWとして発光させることができる。
【0097】従って、本実施の形態によれば、一般的な
光ディスク装置の場合、PD22の出力に対するI/V
変換器23を固定ゲインとする場合と記録と再生でゲイ
ンを切り替える場合とがあるが、安価にシステムを構成
するために本実施の形態のように固定ゲインとした場
合、通常はライトパワーPwの反射光はI/V変換器2
3の出力可能範囲外となってしまうため、一般的には平
均値での制御ができない。このようなシステムではボト
ムパワーPbのレベルの反射光をサンプルホールドする
などしてトラックやフォーカスのサーボ信号やウォブル
信号を読みトラックやフォーカスの制御或いはウォブル
制御を行わなければならないので前述の実施の形態に比
して高価ではあるが、1個のサンプルホールドS/H又
はボトムホールドB/H回路43だけを設ければよく、
従来の2つの高速な手段が必要となる特開2000−3
0276よりは安価にシステムを構成することができ
る。
【0098】本発明の第三の実施の形態を図6に基づい
て説明する。本実施の形態は、図20に示したような温
度特性を有するLD21を用いる場合の適用例であっ
て、1個のサンプルホールドS/H又はボトムホールド
B/H回路43をも省略しながら、さらに安価な構成で
ライトパワーPw及びボトムパワーPbを制御できるよ
うに構成したものである。このため、図5に示した構成
に対してサンプルホールドS/H又はボトムホールドB
/H回路43が省略され、誤差増幅器24wの出力信号
をモニタする第1パワー用モニタ手段としてA/D変換
器44wが設けられ、誤差増幅器24bの出力信号をモ
ニタする第2パワー用モニタ手段としてA/D変換器4
4bが設けられ、各々CPU17に接続されている。ま
た、V/I変換器25wの前段には誤差増幅器24w側
との接続を選択的に切り離すスイッチ45wが設けら
れ、V/I変換器25bの前段には誤差増幅器24b側
との接続を選択的に切り離すスイッチ45bが設けられ
ている。スイッチ45wの切り離し側とCPU17との
間には第1パワー用固定値供給手段として機能するD/
A変換器46wが接続されている。スイッチ45bの切
り離し側とCPU17との間には第2パワー用固定値供
給手段及び第2パワー用可変値供給手段として機能する
D/A変換器46bが接続されている。
【0099】このような構成おいて、LD21には再生
時には電流増幅器26bによる駆動電流Ibが供給さ
れ、記録時にはコントロール信号ENCwによりスイッ
チ27wがオンの場合には(Ib+I2)なる駆動電流
が供給され、スイッチ27wがオフの場合には駆動電流
Ibのみが供給され、LD21からは2値の値のパワー
を交互に繰り返す光出力が出射される。
【0100】このLD21の出力はPD22でモニタで
きるようにLD21の出射光の一部がPD22に入射さ
れる。PD22の出力はI/V変換器23によって電圧
に変換される。再生時はこのI/V変換器23の出力
が、そのまま誤差増幅器24bに入力され、誤差増幅器
24b、V/I変換器25b、電流増幅器26bにより
制御された駆動電流IbがLD21に供給される。な
お、本実施の形態では、記録時と再生時とで誤差増幅器
24bについて同じ目標設定値bとしているが記録時と
再生時とで目標設定値を変えてもよい。
【0101】例えば、LD21より10mWの光出力が
出射される場合にI/V変換器23の出力が1Vとなる
ように、PD22の位置及びI/V変換器23のゲイン
が調整されている場合、再生パワーが1mWの場合は誤
差増幅器24bの目標設定値bには0.1Vが設定され
る。
【0102】再生時はこの誤差増幅器24bの出力を一
定間隔でA/D変換器44bによりモニタしCPU17
などで保持しておくようにする。
【0103】記録開始直後はこの記録開始直前にA/D
変換器44bモニタした値と同じ値をD/A変換器46
bによりスイッチ45bを介して出力し、V/I変換器
25b、電流増幅器26bに供給し、再生時と記録開始
直後とで同一の駆動電流Ibを固定値として生成する。
【0104】記録開始直後のこの固定値なる駆動電流I
bが出力されている間に、I/V変換器23の出力の平
均値を生成するLPF30の出力と目標設定値wを補正
値で補正した値とが等しくなるように、誤差増幅器24
wとV/I変換器25wと電流増幅器25wにより重畳
電流I2を制御する。この重畳電流I2が制御されるこ
とにより誤差増幅器24wの比較結果が等しくなった
ら、又は、帯域制御から決定される結果が等しくなる時
間経過後、誤差増幅器24wの値をA/D変換器44w
でモニタし、モニタした値と同一の値をD/A変換器4
6wによりスイッチ45を介してV/I変換器25w、
電流増幅器26wに供給し、固定値なる重畳電流I2を
供給し続ける。
【0105】次に、固定値なる重畳電流I2を供給する
ようにした後は、A/D変換器44wでモニタした値が
一定となるように、D/A変換器46bの出力を可変し
制御する。これにより温度により同じボトムパワーPb
を得るのに必要なボトム電流Ibが変化する分を吸収す
る。
【0106】ここで、重畳電流I2は固定値としている
ため、図21に示した場合のように温度により閾値電流
Ith以降の傾きが変化するLD21の場合にはライト
パワーPwが変化してしまうが、本実施の形態で用いて
いる図20に示すような傾きが同じLD21ではライト
パワーPw及びボトムパワーPbを各々一定パワーに制
御することができる。
【0107】よって、本実施の形態によれば、図20に
示したような温度により閾値電流Ithのみが変わるよ
うなLD21を使用する場合においては、ライトパワー
Pwが一定になるように、ボトム電流Ibを可変してや
ることで、サンプルホールドS/H又はボトムホールド
B/H回路43を用いることなく、ボトムパワーPb、
ライトパワーPwをともに一定値に制御することができ
る。
【0108】なお、特に図示しないが、図21の場合の
ように温度により閾値電流Ith以降の傾きが異なるL
D21を用いる場合はD/A変換器46bの出力を可変
すると同時に一定の割合(傾きによる)でD/A変換器
46wの値を可変することで、傾きが違うが、その傾き
が既知のLD21についてはライトパワーPwとボトム
パワーPbとを一定値に維持制御することができる。
【0109】本発明の第四の実施の形態を図7に基づい
て説明する。本実施の形態は、半導体レーザの発光波形
としては、図18に示したように、記録ピットを形成す
るレベルの第2パワーであるライトパワー(記録パワ
ー)Pwと記録ピットを形成しないレベルの第3パワー
であるボトムパワー(再生パワー)Pbとライトパワー
Pwよりも大きくて記録ピットのエッジをよりシャープ
にするための第1パワーであるピークパワーPpの3値
で交互に発光させる波形を用いる場合への適用例とす
る。
【0110】基本的な構成は図4の場合に準ずるもので
あるが、誤差増幅器24wの後段にV/I変換器25
w、重畳電流I2用の電流増幅器26wが設けられてい
るとともに、増幅器47p、V/I変換器25p、重畳
電流I3用の電流増幅器26pが設けられている。各電
流増幅器26w,26pの出力側にはエンコーダ14か
らのコントロール信号ENCw,ENCpによりオン・
オフ制御されるスイッチ27w,27pが設けられてい
る。ここに、スイッチ27pに対してコントロール信号
ENCpを出力するエンコーダ14が形成すべき記録ピ
ットの幅に対してピークパワーPpの時間幅(デューテ
ィ)を長短制御する第1パワー用幅制御手段として機能
し、スイッチ27wに対してコントロール信号ENCw
を出力するエンコーダ14が形成すべき記録ピットの幅
に対してライトパワーPwの時間幅(デューティ)を長
短制御する第2パワー用幅制御手段として機能する。
【0111】このような構成において、LD21には再
生時には電流増幅器26rによる駆動電流Irが供給さ
れ、記録時にはコントロール信号ENCwによりスイッ
チ27wがオンの場合には駆動電流Iw=I2が供給さ
れ、さらにコントロール信号ENCpによりスイッチ2
7pもオンの場合には駆動電流として(I2+I3)が
供給され、スイッチ27w,27pがオフの場合はLD
21に電流が供給されない。これにより、LD21から
は3値の値のパワーを交互に繰り返す波形の光出力が出
射される。
【0112】このLD21の出力はPD22でモニタで
きるようにLD21の出射光の一部がPD22に入射さ
れる。PD22の出力はI/V変換器23によって電圧
に変換される。再生時はこのI/V変換器23の出力
が、目標設定値rと等しくなるように誤差増幅器24
r、V/I変換器25r、電流増幅器26rにより制御
された駆動電流がLD21に供給される。
【0113】記録時にはこの系の制御は絶たれ、コント
ロール信号ENCw,ENCpに応じてLD21に電流
が供給される。
【0114】ここで、仮に記録時にLD21からライト
パワーPwとして10mWのパルスがデューティ2=4
0%で、ピークパワーPpとして12mWがデューティ
1=10%で出射されるとすると(この時、ボトムパワ
ーPb=Pr=0のデューティは50%となる)、I/
V変換器23の出力は0Vと1Vと1.2Vの3値であ
るが、この平均値を生成するLPF30の出力では Pb+(Pw−Pb)×デューティ2+(Pw−Pb)×デューティ1 =0+(1−0)×0.4+(1.2−0)×0.1 =0.52V が得られる。
【0115】そこで、CPU17及びD/Aコンバータ
42を目標設定値供給手段48として、Ptarget=Pb
+(Pw−Pb)×デューティ2+(Pw−Pb)×デ
ューティ1で表されるパワーPtargetでLD21を連続
発光させた場合にPD22により得られるモニタ出力値
を目標設定値wとして誤差増幅器24wに与えるように
する。
【0116】従って、増幅器47pのゲインを(Pp−
Pw)/(Pw−Pb)=(12−10)/(10−
0)=0.2とし、誤差増幅器24wの目標設定値wを
0.52Vに設定してやれば、LD21からは0mWと
10mWの12mWの3値のパルスが出力されることに
なる。
【0117】このように誤差増幅器24wの目標設定値
wをCPU17などにより各デューティ1,2の計算、
或いはテーブルにより求めてやれば、第一の実施の形態
の場合と同様に安価に3値の制御ができる光ディスク装
置ないしはそのLD駆動制御装置を構成することができ
る。
【0118】なお、ここで重畳電流I2とI3の部分は
図19に示したように温度が変化しても同一傾き線上に
あるので、増幅器47pにより一定比率のみ維持してや
れば2つのパワーPw,Ppを同時に制御できることを
利用している。
【0119】本発明の第五の実施の形態を図8に基づい
て説明する。本実施の形態は、基本的には第四の実施の
形態と同様であるが、第二の実施の形態のようにボトム
パワーPb側を制御する方式への適用例を示す。
【0120】図8において、LD21には再生時には電
流増幅器26bによる駆動電流Ibが供給され、記録時
にはコントロール信号ENCwによりスイッチ27wが
オンの場合には(Ib+I2)なる駆動電流が供給さ
れ、さらにコントロール信号ENCpによりスイッチ2
7pもオンの場合には(Ib+I2+I3)なる駆動電
流が供給され、スイッチ27w,27pがオフの場合に
は駆動電流Ibのみが供給さる。これにより、コントロ
ール信号ENCb,ENCw,ENCpに応じて、LD
21からは3値のパワーPp,Pw,Pbを交互に繰り
返す波形の光出力が出射される。
【0121】このLD21の出力はPD22でモニタで
きるようにLD21の出射光の一部がPD22に入射さ
れる。PD22の出力はI/V変換器23によって電圧
に変換される。再生時はこのI/V変換器23の出力
が、そのままサンプルホールドS/H又はボトムホール
ドB/H回路43の出力となり、目標設定値bと等しく
なるように誤差増幅器24r、V/I変換器25r、電
流増幅器26rにより制御された駆動電流IbがLD2
1に供給される。なお、本実施の形態では、記録時と再
生時とで誤差増幅器24bについて同じ目標設定値bと
しているが記録時と再生時とで目標設定値を変えてもよ
い。
【0122】また、サンプルホールドS/H又はボトム
ホールドB/H回路43としてボトムホールド回路では
なく、サンプルホールド回路を用いている場合は再生時
はコントロール信号CNTbをオンしっ放しとし、常に
サンプル状態とする。
【0123】例えば、LD21より10mWの出力が出
射される場合にI/V変換器23の出力が1Vとなるよ
うに、PD22の位置及びI/V変換器23のゲインが
調整されている場合、再生パワー(ボトムパワー)Pb
が1mWの場合は誤差増幅器24bの目標設定値bには
0.1Vが設定される。
【0124】記録時はこの系は記録ピットを形成しない
ボトムパワーPbのレベルのPD22出力成分をサンプ
ルホールドS/H又はボトムホールドB/H回路43に
より抽出し、これが目標設定値bと等しくなるように誤
差増幅器24bによりボトムパワーPbが制御される。
目標設定値bが0.1Vの場合、上述のように調整され
ていれば、第3のパワーであるボトムパワーPbは1m
Wとなる。
【0125】ここで、仮に、記録時にLD21からライ
トパワーPwとして10mWのパルスがデューティ2=
40%で、ピークパワーPpとして12mWがデューテ
ィ1=10%で出射されるとすると(このとき、ボトム
パワーPbのデューティは50%となる)、I/V変換
器23の出力は0.1Vと1Vと1.2Vの3値である
が、この平均値を生成するLPF30の出力では Pb+(Pw−Pb)×デューティ2+(Pw−Pb)×デューティ1 =0.1+(1−0.1)×0.4+(1.2−0.1)×0.1 =0.56V が得られる。
【0126】そこで、CPU17及びD/Aコンバータ
42を目標設定値供給手段48として、Ptarget=Pb
+(Pw−Pb)×デューティ2+(Pw−Pb)×デ
ューティ1で表されるパワーPtargetでLD21を連続
発光させた場合にPD22により得られるモニタ出力値
を目標設定値wとして誤差増幅器24wに与えるように
する。従って、増幅器47pのゲインを(Pp−Pw)
/(Pw−Pb)=(12−10)/(10−1)と
し、誤差増幅器24wの目標設定値wを0.56Vに設
定してやれば、LD21からは0.1mWと10mWの
12mWの3値のパルスが出力されることになる。
【0127】このように誤差増幅器24wの目標設定値
wをCPU17などにより各デューティ1,2の計算、
或いはテーブルにより求めてやれば、第二の実施の形態
の場合と同様に安価に3値の制御ができる光ディスク装
置ないしはそのLD駆動制御装置を構成することができ
る。
【0128】なお、ここで重畳電流I2とI3の部分は
図19に示したように温度が変化しても同一傾き線上に
あるので、増幅器47pにより一定比率のみ維持してや
れば2つのパワーPw,Ppを同時に制御できることを
利用している。
【0129】本発明の第六の実施の形態を図9に基づい
て説明する。本実施の形態は、第三の実施の形態方式を
発光波形が3値をとる場合に適用したものである。従っ
て、構成的には図6の場合と図8の場合とを組合わせた
如く構成とされている。
【0130】図9において、LD21には再生時には電
流増幅器26bによる駆動電流Ibが供給され、記録時
にはコントロール信号ENCwによりスイッチ27wが
オンの場合には(Ib+I2)なる駆動電流が供給さ
れ、コントロール信号ENCpによりスイッチ27pも
オンの場合には(Ib+I2+I3)なる駆動電流が供
給され、スイッチ27w,27pがオフの場合は駆動電
流Ibのみが供給される。これにより、LD21からは
3値のパワーPb,Pw,Ppを交互に繰り返す波形の
光出力が出射される。
【0131】このLD21の出力はPD22でモニタで
きるようにLD21の出射光の一部がPD22に入射さ
れる。PD22の出力はI/V変換器23によって電圧
に変換される。再生時はこのI/V変換器23の出力
が、目標設定値bと等しくなるように誤差増幅器24
b、V/I変換器25b、電流増幅器26bにより制御
された駆動電流がLD21に供給される。なお、本実施
の形態では、記録時と再生時とで誤差増幅器24bにつ
いて同じ目標設定値bとしているが記録時と再生時とで
目標設定値を変えてもよい。
【0132】再生時にはこの誤差増幅器24bの出力を
一定間隔でA/D変換器44bによりモニタしCPU1
7などで保持しておくようにする。
【0133】記録開始直後はこの記録開始直前にA/D
変換器44bでモニタした値と同じ値をD/A変換器4
6bによりスイッチ45bを介して出力し、V/I変換
器25b、電流増幅器26bに供給し、再生時と記録開
始直後とで同一の駆動電流Ibを生成する。
【0134】記録開始直後のこの固定値による駆動電流
Ibが出力されている間に、I/V変換器23の出力の
LPF30により生成される平均値と目標設定値wとが
等しくなるように、誤差増幅器24wとV/I変換器2
5wと電流増幅器26wにより重畳電流I2を制御す
る。重畳電流I2に応じてα倍供給手段としての増幅器
47pで決定されるゲイン倍で重畳電流I3も変化す
る。
【0135】このようにこれらの重畳電流I2及びI3
が制御され、誤差増幅器24wにおける比較結果が等し
くなったら、又は、帯域制御から決定される結果が等し
くなる時間経過後、誤差増幅器24wの値をA/D変換
器44wでモニタし、モニタした値と同一の値をD/A
変換器46wによりスイッチ45を介してV/I変換器
25w、電流増幅器26wに供給し、固定値なる重畳電
流I2を供給し続ける。
【0136】次に、固定値なる重畳電流I2を供給する
ようにした後は、A/D変換器44wでモニタした値が
一定となるように、D/A変換器46bの出力を可変し
制御する。これにより温度により同じボトムパワーPb
を得るのに必要なボトム電流Ibが変化する分を吸収す
る。
【0137】ここで、重畳電流I2は固定値としている
ため、図21に示した場合のように温度により閾値電流
Ith以降の傾きが変化するLD21の場合にはライト
パワーPwが変化してしまうが、本実施の形態で用いて
いる図20に示すような傾きが同じLD21ではライト
パワーPw及びボトムパワーPbを各々一定パワーに制
御することができる。
【0138】よって、本実施の形態によれば、図20に
示したような温度により閾値電流Ithのみが変わるよ
うなLD21を使用する場合においては、ライトパワー
Pwが一定になるように、ボトム電流Ibを可変してや
ることで、サンプルホールドS/H又はボトムホールド
B/H回路43を用いることなく、ボトムパワーPb、
ライトパワーPwをともに一定値に制御することができ
る。
【0139】なお、特に図示しないが、図21の場合の
ように温度により閾値電流Ith以降の傾きが異なるL
D21を用いる場合はD/A変換器46bの出力を可変
すると同時に一定の割合(傾きによる)でD/A変換器
46wの値を可変することで、傾きが違うが、その傾き
が既知のLD21についてはライトパワーPwとボトム
パワーPbとを一定値に維持制御することができる。
【0140】本発明の第七の実施の形態を図10に基づ
いて説明する。本実施の形態は、第一の実施の形態に関
して、ライトパワーPwのデューティを可変した分を補
正する上で、その補正量の算出を容易にしたものであ
る。例えば、本実施の形態で適用対象としているCD−
Rドライブでは実際には記録信号3T,4T,5T,6
T,7T,8T,9T,10T,11Tに対し各々独立
に幅を狭めたり、幅を広げたりする操作を施し、結果的
にデューティが変わり、さらに光ディスク1の種類毎
に、さらに記録速度毎に、結果的にデューティが異なる
ため、そのデューティを例えばCPU17において演算
などで求めるのは非常に重い処理となってしまう。
【0141】この点、本実施の形態では、ライトパワー
Pwレベルの出力のオン・オフ制御を行なわせるコント
ロール信号ENCwがデューティに対応していることに
着目し、このコントロール信号ENCwの平均値を生成
するコントロール信号平均手段としてのLPF51を設
け、このLPF51により得られる平均値信号をA/D
変換器52によりモニタしてデジタルデータに変換して
CPU17に取り込むことによりCPU17において補
正量を算出し、補正値としてD/A変換器42を介して
誤差増幅器24wに与えるように構成されている。例え
ば、コントロール信号ENCwがデューティ50%の場
合はLPF51の出力はコントロール信号ENCwのH
レベルの1/2が出力される。
【0142】このように、ライトパワーPwレベルのデ
ューティをそのコントロール信号ENCwの平均値によ
り求めるようにし、目標設定値のデューティとこの検出
デューティとの差を補正値として誤差増幅器24wに与
えることで、CPU17に複雑な計算をさせる必要がな
くなり、その負担を軽減させることができる。
【0143】本発明の第八の実施の形態を図11に基づ
いて説明する。本実施の形態は、図5に示した第二の実
施の形態に第七の実施の形態で示したデューティ可変に
伴う補正値算出方式を適用したものである。
【0144】本発明の第九の実施の形態を図12に基づ
いて説明する。本実施の形態は、図6に示した第三の実
施の形態に第七の実施の形態で示したデューティ可変に
伴う補正値算出方式を適用したものである。
【0145】本発明の第十の実施の形態を図13に基づ
いて説明する。本実施の形態は、図7に示した第四の実
施の形態に第七の実施の形態に準じたデューティ可変に
伴う補正値算出方式を適用したものである。即ち、ここ
では、ピークパワーPp、ライトパワーPw、ボトムパ
ワーPbの3値を用いた場合への適用例であり、ピーク
パワーPp、ライトパワーPwの2つについてそのデュ
ーティが可変されるため、ピークパワーPpの出力をオ
ン・オフ制御させるコントロール信号ENCpの平均値
を生成する第1パワー用コントロール信号平均手段とし
てのLPF51pと、ライトパワーPwの出力をオン・
オフ制御させるコントロール信号ENCwの平均値を生
成する第2パワー用コントロール信号平均手段としての
LPF51wと、各々の出力信号(平均値)をモニタす
るA/D変換器52p,52wとが設けられ、これらの
LPF51p,51wにより生成され、A/D変換器5
2p,52wによりデジタルデータに変換された平均値
データに基づきCPU17により補正値を算出するよう
に構成されている。動作的には図10等に示した場合と
同様である。
【0146】本発明の第十一の実施の形態を図14に基
づいて説明する。本実施の形態は、図8に示した第五の
実施の形態に第十の実施の形態で示したデューティ可変
に伴う補正値算出方式を適用したものである。
【0147】本発明の第十二の実施の形態を図15に基
づいて説明する。本実施の形態は、図9に示した第六の
実施の形態に第十の実施の形態で示したデューティ可変
に伴う補正値算出方式を適用したものである。
【0148】本発明の第十三の実施の形態を図16に基
づいて説明する。本実施の形態は、光ディスク1がCD
−RW等の書換え型光ディスクの場合への適用例を示
す。書換え型光ディスクの場合のLDの発光波形例を図
16に示す。この発光波形例は、例えば3T〜11Tの
記録信号中の5Tの場合の例であって、第1パワーとし
てのライトパワー(記録パワー)Pwと第2パワーとして
のイレースパワー(消去パワー)Peと第3パワーとし
てのボトムパワーPbとの3値のパワーを用いるもので
あって、記録ピット(マーク)を形成する部分ではライト
パワーPwとボトムパワーPbとのレベルを適宜マルチ
パルス状態で交互に発光させ、記録ピットを形成しない
部分(スペース部分)ではライトパワーPwよりもレベ
ルの低いイレースパワーPeでLDを発光させることに
より以前の情報を消去させるものである。このような3
値のマルチパルス発光波形の場合にも、ディスクメー
カ、記録速度等によって先頭パルスの前縁や最後尾のパ
ルスの後縁を適宜前後させることより、記録ピットの幅
に対して長短制御するようにしている。
【0149】このような3値のマルチパルス波形でLD
を発光させる場合にも、特に図示しないが、前述したP
p,Pw,Pbの3値のパワーを用いる場合と同様な構
成、方法によりPw,Pe,Pbの3値のパワーを所定
値に制御することができる。
【0150】本発明の第十四の実施の形態を図17に基
づいて説明する。本実施の形態は、情報処理装置として
パーソナルコンピュータ61に適用したものであり、
3.5型FDドライブ装置62の他に、各実施の形態で
前述したような光ディスク装置63をCD−Rドライブ
として内蔵(一体に内蔵させたタイプでも、いわゆるビ
ルトインタイプでもよい)した構成とされている。従っ
て、ホストもパーソナルコンピュータ61内に内蔵され
ている。
【0151】このようなパーソナルコンピュータ61に
よれば、上述したようなレーザコントロール回路16を
備えた光ディスク装置63を内蔵しているので、実際の
記録動作時、特に、高速記録時であっても、LD21の
パワー制御を高速対応で簡易な構成で適正に行なうこと
ができる高速記録対応の光ディスク装置63を記憶装置
等として利用できるパーソナルコンピュータ61を提供
することができる。
【0152】もっとも、本実施の形態のようにパーソナ
ルコンピュータ61に内蔵されたタイプの光ディスク装
置に限らず、単体で設けられ、外部のホスト等の情報処
理装置に接続された形態であってもよい。また、ディス
クトップ型のパーソナルコンピュータ61に限らず、ノ
ートパソコン等の携帯型であってもよい。
【0153】
【発明の効果】請求項1記載の発明の半導体レーザ駆動
制御装置によれば、基本的に第2パワーを0としてモニ
タ素子の出力の平均値又はそれに比例した値である平均
値相当値を生成して第1パワー用目標設定値となるよう
に半導体レーザの出力制御を行なうようにしたので、半
導体レーザを高速駆動させる場合であっても安価な構成
で追従可能なAPCを行なうことができ、この際、平均
値方式によると、形成すべき記録ピットの幅に対して第
1パワーの時間幅を長短制御することにより第1パワー
で発光される時間幅のデューティが変化すると、デュー
ティが変化した分だけ半導体レーザに対する設定パワー
と実際の記録パワーとにずれを生じてしまうが、デュー
ティ対応補正手段によりこのデューティが変化した分を
補正することにより、適正な出力制御が可能となる。こ
の結果、モニタ素子としてもその出力が高速である必要
がないため、モニタ素子自体やその出力を電圧に変換す
る電流−電圧変換器等についても低速で安価なものを使
用することができる。
【0154】請求項2記載の発明の半導体レーザ駆動制
御装置によれば、第2パワーの制御も行なうので請求項
1記載の発明に比して高価ではあるが、第2パワー用の
ボトムホールド又はサンプルホールド回路だけでよく、
ピークホールド回路とボトムホールド回路との2つの高
速な手段が必要となる従来の特開2000−30276
よりは安価にシステムを構成することができる。
【0155】請求項3記載の発明の半導体レーザ駆動制
御装置によれば、温度により閾値電流のみが変わるよう
な温度特性の傾きに変化のない半導体レーザを使用する
場合においては、1つの高速な第2パワーレベル抽出手
段をも省略した安価な構成で、第1パワーが一定になる
ように、第2パワー用の駆動電流を可変させることによ
り、第1パワー及び第2パワーをともに所望の一定値に
制御することができる。
【0156】請求項4記載の発明の半導体レーザ駆動制
御装置によれば、温度特性の傾きが温度によって異なる
半導体レーザを用いる場合には、第2パワー用モニタ手
段の出力を可変させるとともに第1パワー用モニタ手段
の出力を一定の割合で可変させることで、第1パワーと
第2パワーとを所望の一定値に維持することができる。
【0157】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置に
おいて、記録パワーとボトムパワーとの2値のパワーを
用いて記録を行なう追記型光ディスクに対して高速記録
を行なう場合であっても、そのパワー制御を適正に行な
うことができる。
【0158】請求項6記載の発明の半導体レーザ駆動制
御装置によれば、第1パワー、第2パワー、第3パワー
の3値のパワーの組合せで半導体レーザを発光させる場
合に、第1パワーと第2パワーとに関しては、一方が決
まれば他方は一定比率で増幅すればよいため、請求項1
記載の発明の場合と同様に安価な高速対応のパワー制御
を適正に行なえる。
【0159】請求項7記載の発明の半導体レーザ駆動制
御装置によれば、第1パワー、第2パワー、第3パワー
の3値のパワーの組合せで半導体レーザを発光させる場
合に、第1パワーと第2パワーとに関しては、一方が決
まれば他方は一定比率で増幅すればよいため、請求項2
記載の発明の場合と同様に安価な高速対応のパワー制御
を適正に行なえる上に、第2パワーの制御も行なうので
請求項6記載の発明に比して高価ではあるが、第2パワ
ー用のボトムホールド又はサンプルホールド回路だけで
よく、ピークホールド回路とボトムホールド回路との2
つの高速な手段が必要となる従来の特開2000−30
276よりは安価にシステムを構成することができる。
【0160】請求項8記載の発明の半導体レーザ駆動制
御装置によれば、温度により閾値電流のみが変わるよう
な温度特性の傾きに変化のない半導体レーザを使用する
場合においては、第1パワー、第2パワー、第3パワー
の3値のパワーの組合せで半導体レーザを発光させる場
合にも、請求項3記載の発明の場合と同様に、1つの高
速な第3パワーレベル抽出手段をも省略した安価な構成
で、第2パワーレベルに加えて第3パワーレベルをも適
正に制御することができる。
【0161】請求項9記載の発明の半導体レーザ駆動制
御装置によれば、温度特性の傾きが温度によって異なる
半導体レーザを用いる場合には、第3パワー用モニタ手
段の出力を可変させるとともにモニタ手段の出力を一定
の割合で可変させることで、請求項4記載の発明の場合
と同様に、第1パワーと第2パワーと第3パワーとを所
望の一定値に維持することができる。
【0162】請求項10記載の発明によれば、請求項6
ないし9の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置
において、記録ピットのエッジをシャープにするために
ピークパワーと記録パワーとボトムパワーとの3値のパ
ワーを用いて記録を行なう追記型光ディスクに対して高
速記録を行なう場合であっても、そのパワー制御を適正
に行なうことができる。
【0163】請求項11記載の発明によれば、請求項6
ないし9の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置
において、記録パワーと消去パワーとボトムパワーとの
3値のパワーの組合せ発光パターンを用いて記録を行な
う書換え型光ディスクに対して高速記録を行なう場合で
あっても、そのパワー制御を適正に行なうことができ
る。
【0164】請求項12記載の発明によれば、請求項1
ないし5の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置
において、第1パワーのデューティを可変した分を補正
する上で、そのデューティは記録データ毎に各々独立し
て幅を狭めたり広げたりする操作を施しており、さらに
光ディスクの種類毎に、さらに記録速度毎に、デューテ
ィが異なるため、そのデューティを例えば演算などで求
めるのは非常に重い処理となってしまうが、第1パワー
のレベルのデューティをそのコントロール信号の平均値
により求め、第1パワー用目標設定値のデューティとこ
の検出されたデューティとの差を補正値として与えるよ
うにしたので、デューティ補正量を簡易に求めることが
でき、CPU等の負担を軽減させることができる。
【0165】請求項13記載の発明によれば、請求項6
ないし11の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装
置において、第1パワー及び第2パワーのデューティを
各々可変した分を補正する上で、そのデューティ対応の
補正値を求める処理は2値の場合よりも複雑で非常に重
い処理となってしまうが、第1パワー、第2パワー各々
のレベルのデューティを各々のコントロール信号の平均
値により求め、これらの平均値を利用して補正値を算出
するようにしたので、デューティ補正量を簡易に求める
ことができ、CPU等の負担を軽減させることができ
る。
【0166】請求項14記載の発明の光ディスク装置に
よれば、半導体レーザの駆動を制御する請求項1ないし
13の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置を備
えているので、高速書込みを行なう仕様であっても、簡
易な構成で半導体レーザのパワー制御を適正に行なわせ
ることができ、良好なる書込みを行なわせることができ
る。
【0167】請求項15記載の発明の情報処理装置によ
れば、請求項14記載の光ディスク装置を内蔵している
ので、高速記録時でも適正に半導体レーザのパワー制御
を行なわせることができ、結果として、高速記録対応の
光ディスク装置を利用できる情報処理装置を提供するこ
とができる。
【0168】請求項16記載の発明の半導体レーザ駆動
制御方法によれば、温度により閾値電流のみが変わるよ
うな温度特性の傾きに変化のない半導体レーザを使用す
る場合においては、1つの高速な第2パワーレベル抽出
手段をも省略した安価な構成で、第1パワーが一定にな
るように、第2パワー用の駆動電流を可変させることに
より、第1パワー及び第2パワーをともに所望の一定値
に制御することができる。
【0169】請求項17記載の発明の半導体レーザ駆動
制御方法によれば、温度特性の傾きが温度によって異な
る半導体レーザを用いる場合には、第2パワー用モニタ
手段の出力を可変させるとともに第1パワー用モニタ手
段の出力を一定の割合で可変させることで、第1パワー
と第2パワーとを所望の一定値に維持することができ
る。
【0170】請求項18記載の発明の半導体レーザ駆動
制御方法によれば、温度により閾値電流のみが変わるよ
うな温度特性の傾きに変化のない半導体レーザを使用す
る場合においては、第1パワー、第2パワー、第3パワ
ーの3値のパワーの組合せで半導体レーザを発光させる
場合にも、請求項16記載の発明の場合と同様に、1つ
の高速な第3パワーレベル抽出手段をも省略した安価な
構成で、第2パワーレベルに加えて第3パワーレベルを
も適正に制御することができる。
【0171】請求項19記載の発明の半導体レーザ駆動
制御方法によれば、温度特性の傾きが温度によって異な
る半導体レーザを用いる場合には、第3パワー用モニタ
手段の出力を可変させるとともにモニタ手段の出力を一
定の割合で可変させることで、請求項17記載の発明の
場合と同様に、第1パワーと第2パワーと第3パワーと
を所望の一定値に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す光ディスク装
置のブロック的構成図である。
【図2】2値方式の発光波形を示す波形図である。
【図3】レーザコントロール回路を主体としたブロック
図である。
【図4】CDエンコーダの構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第二の実施の形態を示すレーザコント
ロール回路を主体としたブロック図である。
【図6】本発明の第三の実施の形態を示すレーザコント
ロール回路を主体としたブロック図である。
【図7】本発明の第四の実施の形態を示すレーザコント
ロール回路を主体としたブロック図である。
【図8】本発明の第五の実施の形態を示すレーザコント
ロール回路を主体としたブロック図である。
【図9】本発明の第六の実施の形態を示すレーザコント
ロール回路を主体としたブロック図である。
【図10】本発明の第七の実施の形態を示すレーザコン
トロール回路を主体としたブロック図である。
【図11】本発明の第八の実施の形態を示すレーザコン
トロール回路を主体としたブロック図である。
【図12】本発明の第九の実施の形態を示すレーザコン
トロール回路を主体としたブロック図である。
【図13】本発明の第十の実施の形態を示すレーザコン
トロール回路を主体としたブロック図である。
【図14】本発明の第十一の実施の形態を示すレーザコ
ントロール回路を主体としたブロック図である。
【図15】本発明の第十二の実施の形態を示すレーザコ
ントロール回路を主体としたブロック図である。
【図16】本発明の第十三の実施の形態を示す書換え型
光ディスク用の3値の発光波形例を示す波形図である。
【図17】本発明の第十四の実施の形態を示すパソコン
の外観斜視図である。
【図18】CD−R用の一般的な発光波形例を示す波形
図である。
【図19】LDの駆動電流−光出力特性図である。
【図20】LDの駆動電流−光出力の温度変化特性図で
ある。
【図21】その傾きが異なる場合のLDの駆動電流−光
出力の温度変化特性図である。
【図22】APCについて説明するための再生専用光デ
ィスク装置におけるAPC回路を示すブロック図であ
る。
【図23】そのデジタル方式の構成例を示すブロック図
である。
【図24】PDの入射光量−出力電流特性図である。
【図25】記録可能な光ディスク装置の場合におけるA
PC回路の従来例を示すブロック図である。
【図26】その動作タイミング等を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 駆動手段 5 光ピックアップ 14 幅制御手段、 16 半導体レーザ駆動制御装置 21 半導体レーザ 22 モニタ素子 24 誤差増幅器 25 電圧−電流変換器 26 電流増幅器、駆動電流供給手段 29w 第1パワー用駆動電流制御手段 29b 第2パワー用駆動電流制御手段 30 平均値生成手段 41 デューティ対応補正手段 43 第2パワーレベル抽出手段 44w 第1パワー用モニタ手段 44b 第2パワー用モニタ手段 46w 第1パワー用固定値供給手段 46b 第2パワー用固定値供給手段、第2パワー用
可変値供給手段 47p α倍供給手段 48 目標設定値供給手段 51 コントロール信号平均手段 51p 第1パワー用コントロール信号平均手段 51w 第2パワー用コントロール信号平均手段 63 光ディスク装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録可能な光ディスクに記録ピットを形
    成するために照射させるレーザ光として半導体レーザを
    第1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーとで
    交互に発光させるようにした半導体レーザ駆動制御装置
    であって、 前記半導体レーザに対する駆動電流を供給する駆動電流
    供給手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1パワー
    の時間幅を長短制御する幅制御手段と、 前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子
    と、 前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子の出力
    の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、 この平均値生成手段により生成された前記平均値相当値
    が第1パワー用目標設定値となるように前記駆動電流供
    給手段を制御する第1パワー用駆動電流制御手段と、 前記幅制御手段の長短制御により前記第1パワーの時間
    幅を短く又は長くしたことにより前記第1パワーで発光
    される時間幅のデューティが変化した分を前記平均値生
    成手段による前記平均値相当値と前記第1パワー用駆動
    電流制御手段における前記第1パワー目標設定値との少
    なくとも一方を補正するデューティ対応補正手段と、を
    備えることを特徴とする半導体レーザ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 記録可能な光ディスクに記録ピットを形
    成するために照射させるレーザ光として半導体レーザを
    第1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーとで
    交互に発光させるようにした半導体レーザ駆動制御装置
    であって、 前記半導体レーザに対する駆動電流を供給する駆動電流
    供給手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1パワー
    の時間幅を長短制御する幅制御手段と、 前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子
    と、 記録時にボトムホールド又はサンプルホールドによるホ
    ールド方式により前記第2パワーに相当する前記モニタ
    素子の出力相当値をボトム値又はサンプル値として抽出
    し保持する第2パワーレベル抽出手段と、 この第2パワーレベル抽出手段より得られたボトム値又
    はサンプル値が第2パワー用目標設定値となるように前
    記駆動電流供給手段を制御する第2パワー用駆動電流制
    御手段と、 前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子の出力
    の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、 この平均値生成手段により生成された前記平均値相当値
    が第1パワー用目標設定値となるように前記駆動電流供
    給手段を制御する第1パワー用駆動電流制御手段と、 前記幅制御手段の長短制御により前記第1パワーの時間
    幅を短く又は長くしたことにより前記第1パワーで発光
    される時間幅のデューティが変化した分を前記平均値生
    成手段による前記平均値相当値と前記第1パワー用駆動
    電流制御手段における前記第1パワー用目標設定値との
    少なくとも一方を補正するデューティ対応補正手段と、
    を備えることを特徴とする半導体レーザ駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 記録可能な光ディスクに記録ピットを形
    成するために照射させるレーザ光として半導体レーザを
    第1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーとで
    交互に発光させるようにした半導体レーザ駆動制御装置
    であって、 前記半導体レーザに対する駆動電流を供給する電流増幅
    器による駆動電流供給手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1パワー
    の時間幅を長短制御する幅制御手段と、 前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子
    と、 前記光ディスクに対する再生時に前記モニタ素子の出力
    相当値が第2パワー用目標設定値となるように前記駆動
    電流供給手段を制御する第2パワー用誤差増幅器と第2
    パワー用電圧/電流変換器とを有する第2パワー用電流
    制御手段と、 前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子の出力
    の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、 前記光ディスクに対する記録時に、前記平均値生成手段
    により生成された前記平均値相当値が第1パワー用目標
    設定値となるように前記駆動電流供給手段を制御する第
    1パワー用誤差増幅器と第1パワー用電圧/電流変換器
    とを有する第1パワー用駆動電流制御手段と、 前記幅制御手段の長短制御により前記第1パワーの時間
    幅を短く又は長くしたことにより前記第1パワーで発光
    される時間幅のデューティが変化した分を補正する補正
    値を前記第1パワー目標設定値に対して加減算した値に
    対して前記平均値生成手段による前記平均値相当値が等
    しくなるように補正制御するデューティ対応補正手段
    と、 前記第1パワー用誤差増幅器の出力信号をモニタする第
    1パワー用モニタ手段と、 前記第2パワー用誤差増幅器の出力信号をモニタする第
    2パワー用モニタ手段と、 前記光ディスクに対する再生時には前記モニタ素子の出
    力相当値と前記第2パワー用目標設定値とが等しくなる
    ように前記半導体レーザに対する駆動電流を制御し、記
    録開始直後はその記録開始直前に前記第2パワー用モニ
    タ手段によりモニタされた値と同一の値を固定値として
    前記駆動電流供給手段の前記電流増幅器に供給する第2
    パワー用固定値供給手段と、 前記光ディスクに対する記録開始直後に前記デューティ
    対応補正手段により前記平均値相当値と前記第1パワー
    用目標設定値に前記第1パワーで発光されるデューティ
    が変化した分を補正する補正値を加減算した値とが等し
    くなるように制御し、その比較結果が等しくなり、又
    は、制御帯域から決定される結果が等しくなるまでの時
    間が経過した後のタイミングで、前記第1パワー用モニ
    タ手段によりモニタされた値と同一の値を固定値として
    前記駆動電流供給手段の前記電流増幅器に供給する第1
    パワー用固定値供給手段と、 この第1パワー用固定値供給手段により前記駆動電流供
    給手段に前記固定値が供給された後のタイミングで前記
    第1パワー用モニタ手段によりモニタした値が一定とな
    るように前記第2パワー用固定値供給手段の出力値を可
    変させる第2パワー用可変値供給手段と、を備えること
    を特徴とする半導体レーザ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体レーザの駆動電流の既知の温
    度特性に基づき前記第2パワー用モニタ手段の出力を可
    変させるとともに前記第1パワー用モニタ手段の出力を
    一定の割合で可変させるようにしたことを特徴とする請
    求項3記載の半導体レーザ駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記光ディスクが追加型光ディスクであ
    り、前記第1パワーが記録ピットを形成する記録パワー
    であり、前記第2パワーが前記記録ピットを形成しない
    ボトムパワーであることを特徴とする請求項1ないし4
    の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 記録可能な光ディスクに記録ピットを形
    成するために照射させるレーザ光として半導体レーザを
    第1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーとこ
    の第2パワーよりも低い第3パワーとの3値のパワーの
    組合せパターンにより発光させるようにした半導体レー
    ザ駆動制御装置であって、 前記半導体レーザに対する駆動電流を供給する駆動電流
    供給手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1パワー
    の時間幅を長短制御する第1パワー用幅制御手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第2パワー
    の時間幅を長短制御する第2パワー用幅制御手段と、 前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子
    と、 前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子の出力
    の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、 Ptarget=第3パワー+(第2パワー−第3パワー)×
    第2パワーの時間幅+(第2パワー−第3パワー)×第
    1パワーの時間幅×α で表されるパワーPtargetで前記半導体レーザを連続発
    光させた場合に前記モニタ素子により得られるモニタ出
    力値を目標設定値として与える目標設定値供給手段と、 この目標設定値供給手段により与えられた前記目標設定
    値に対して記録時の前記モニタ素子の出力の平均値相当
    値が等しくなるように(第2パワー−第3パワー)分の
    駆動電流及びこの(第2パワー−第3パワー)分の駆動
    電流の固定数又は可変数α倍の電流を(第1パワー−第
    2パワー)分として前記駆動電流供給手段を制御する駆
    動電流制御手段と、を備えることを特徴とする半導体レ
    ーザ駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 記録可能な光ディスクに記録ピットを形
    成するために照射させるレーザ光として半導体レーザを
    第1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーとこ
    の第2パワーよりも低い第3パワーとの3値のパワーの
    組合せパターンにより発光させるようにした半導体レー
    ザ駆動制御装置であって、 前記半導体レーザに対する駆動電流を供給する駆動電流
    供給手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1パワー
    の時間幅を長短制御する第1パワー用幅制御手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第2パワー
    の時間幅を長短制御する第2パワー用幅制御手段と、 前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子
    と、 記録時にボトムホールド又はサンプルホールドによるホ
    ールド方式により前記第3パワーに相当する前記モニタ
    素子の出力相当値をボトム値又はサンプル値として抽出
    し保持する第3パワーレベル抽出手段と、 この第2パワーレベル抽出手段より得られたボトム値又
    はサンプル値が第3パワー用目標設定値となるように前
    記駆動電流供給手段を制御する第3パワー用駆動電流制
    御手段と、 前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子の出力
    の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、 Ptarget=第3パワー+(第2パワー−第3パワー)×
    第2パワーの時間幅+(第2パワー−第3パワー)×第
    1パワーの時間幅×α で表されるパワーPtargetで前記半導体レーザを連続発
    光させた場合に前記モニタ素子により得られるモニタ出
    力値を目標設定値として与える目標設定値供給手段と、 この目標設定値供給手段により与えられた前記目標設定
    値に対して記録時の前記モニタ素子の出力の平均値相当
    値が等しくなるように(第2パワー−第3パワー)分の
    駆動電流及びこの(第2パワー−第3パワー)分の駆動
    電流の固定数又は可変数α倍の電流を(第1パワー−第
    2パワー)分として前記駆動電流供給手段を制御する駆
    動電流制御手段と、を備えることを特徴とする半導体レ
    ーザ駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 記録可能な光ディスクに記録ピットを形
    成するために照射させるレーザ光として半導体レーザを
    第1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーとこ
    の第2パワーよりも低い第3パワーとの3値のパワーの
    組合せパターンにより発光させるようにした半導体レー
    ザ駆動制御装置であって、 前記半導体レーザに対する駆動電流を供給する電流増幅
    器による駆動電流供給手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1パワー
    の時間幅を長短制御する第1パワー用幅制御手段と、 形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第2パワー
    の時間幅を長短制御する第2パワー用幅制御手段と、 前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素子
    と、 前記光ディスクに対する再生時に前記モニタ素子の出力
    相当値が第3パワー用目標設定値となるように前記駆動
    電流供給手段を制御する第3パワー用誤差増幅器と第3
    パワー用電圧/電流変換器とを有する第3パワー用電流
    制御手段と、 前記光ディスクに対する記録時に前記モニタ素子の出力
    の平均値相当値を生成する平均値生成手段と、 Ptarget=第3パワー+(第2パワー−第3パワー)×
    第2パワーの時間幅+(第2パワー−第3パワー)×第
    1パワーの時間幅×α で表されるパワーPtargetで前記半導体レーザを連続発
    光させた場合に前記モニタ素子により得られるモニタ出
    力値を目標設定値として与える目標設定値供給手段と、 この目標設定値供給手段により与えられた前記目標設定
    値に対して記録時の前記モニタ素子の出力の平均値相当
    値が等しくなるように(第2パワー−第3パワー)分の
    駆動電流及びこの(第2パワー−第3パワー)分の駆動
    電流の固定数又は可変数α倍の電流を(第1パワー−第
    2パワー)分として前記駆動電流供給手段を制御する誤
    差増幅器と電圧/電流変換器とを有する駆動電流制御手
    段と、 前記誤差増幅器の出力信号をモニタするモニタ手段と、 前記第3パワー用誤差増幅器の出力信号をモニタする第
    3パワー用モニタ手段と、 前記光ディスクに対する再生時には前記モニタ素子の出
    力相当値と前記第3パワー用目標設定値とが等しくなる
    ように前記半導体レーザに対する駆動電流を制御し、記
    録開始直後はその記録開始直前に前記第3パワー用モニ
    タ手段によりモニタされた値と同一の値を固定値として
    前記駆動電流供給手段の前記電流増幅器に供給する第3
    パワー用固定値供給手段と、 前記誤差増幅器の固定数又は可変数α倍の値を供給する
    α倍供給手段と、 前記光ディスクに対する記録開始直後に前記誤差増幅器
    で比較した結果が同じとなるように前記半導体レーザに
    対する駆動電流を制御し、その比較結果が等しくなり、
    又は、制御帯域から決定される結果が等しくなるまでの
    時間が経過した後のタイミングで、前記モニタ手段によ
    りモニタされた値と同一の値を固定値として前記駆動電
    流供給手段の前記電流増幅器に供給する固定値供給手段
    と、 この固定値供給手段により前記駆動電流供給手段に前記
    固定値が供給された後のタイミングで前記モニタ手段に
    よりモニタした値が一定となるように前記第3パワー用
    固定値供給手段の出力値を可変させる第3パワー用可変
    値供給手段と、を備えることを特徴とする半導体レーザ
    駆動制御装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体レーザの駆動電流の既知の温
    度特性に基づき前記第3パワー用モニタ手段の出力を可
    変させるとともに前記モニタ手段の出力を一定の割合で
    可変させるようにしたことを特徴とする請求項8記載の
    半導体レーザ駆動制御装置。
  10. 【請求項10】 前記光ディスクが追加型光ディスクで
    あり、前記第2パワーが記録ピットを形成する記録パワ
    ーであり、前記第1パワーが前記第2パワーよりも大き
    くてその先頭部分に位置するピークパワー、前記第3パ
    ワーが前記記録ピットを形成しないボトムパワーである
    ことを特徴とする請求項6ないし9の何れか一に記載の
    半導体レーザ駆動制御装置。
  11. 【請求項11】 前記光ディスクが書換え型光ディスク
    であり、前記第1パワーが記録ピットを形成する記録パ
    ワーであり、前記第2パワーが消去パワーであり、前記
    第3パワーが前記記録ピットを形成しないボトムパワー
    であることを特徴とする請求項6ないし9の何れか一に
    記載の半導体レーザ駆動制御装置。
  12. 【請求項12】 前記第1パワーレベルの出力のオン・
    オフ制御を行なわせるコントロール信号の平均値を生成
    するコントロール信号平均手段を備え、このコントロー
    ル信号平均手段により生成された前記平均値に基づき前
    記デューティ対応補正手段の補正値を算出するようにし
    たことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一に記載
    の半導体レーザ駆動制御装置。
  13. 【請求項13】 前記第1パワーレベルの出力のオン・
    オフ制御を行なわせるコントロール信号の平均値を生成
    する第1パワー用コントロール信号平均手段と、前記第
    2パワーレベルの出力のオン・オフ制御を行なわせるコ
    ントロール信号の平均値を生成する第2パワー用コント
    ロール信号平均手段とを備え、これらの第1パワー用コ
    ントロール信号平均手段及び第2パワー用コントロール
    信号平均手段により生成された前記平均値に基づき補正
    値を算出するようにしたことを特徴とする請求項6ない
    し11の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置。
  14. 【請求項14】 記録可能な光ディスクを回転駆動する
    駆動源と、 半導体レーザ及び対物レンズを有し前記光ディスクにレ
    ーザ光を照射する光ピックアップと、 前記半導体レーザの駆動を制御する請求項1ないし13
    の何れか一に記載の半導体レーザ駆動制御装置と、を備
    える光ディスク装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の光ディスク装置を内
    蔵することを特徴とする情報処理装置。
  16. 【請求項16】 記録可能な光ディスクに記録ピットを
    形成するために照射させるレーザ光として半導体レーザ
    を第1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーと
    で交互に発光させるようにした半導体レーザ駆動制御装
    置であって、前記半導体レーザに対する駆動電流を供給
    する電流増幅器による駆動電流供給手段と、形成すべき
    前記記録ピットの幅に対して前記第1パワーの時間幅を
    長短制御する幅制御手段と、前記半導体レーザの発光出
    力をモニタするモニタ素子と、前記光ディスクに対する
    再生時に前記モニタ素子の出力相当値が第2パワー用目
    標設定値となるように前記駆動電流供給手段を制御する
    第2パワー用誤差増幅器と第2パワー用電圧/電流変換
    器とを有する第2パワー用電流制御手段と、前記光ディ
    スクに対する記録時に前記モニタ素子の出力の平均値相
    当値を生成する平均値生成手段と、前記光ディスクに対
    する記録時に、前記平均値生成手段により生成された前
    記平均値相当値が第1パワー用目標設定値となるように
    前記駆動電流供給手段を制御する第1パワー用誤差増幅
    器と第1パワー用電圧/電流変換器とを有する第1パワ
    ー用駆動電流制御手段と、前記幅制御手段の長短制御に
    より前記第1パワーの時間幅を短く又は長くしたことに
    より前記第1パワーで発光される時間幅のデューティが
    変化した分を補正する補正値を前記第1パワー目標設定
    値に対して加減算した値に対して前記平均値生成手段に
    よる前記平均値相当値が等しくなるように補正制御する
    デューティ対応補正手段と、前記第1パワー用誤差増幅
    器の出力信号をモニタする第1パワー用モニタ手段と、
    前記第2パワー用誤差増幅器の出力信号をモニタする第
    2パワー用モニタ手段とを備える半導体レーザ駆動制御
    装置を用い、 前記光ディスクに対する再生時には前記モニタ素子の出
    力相当値と前記第2パワー用目標設定値とが等しくなる
    ように前記半導体レーザに対する駆動電流を制御するス
    テップと、 記録開始直後はその記録開始直前に前記第2パワー用モ
    ニタ手段によりモニタされた値と同一の値を固定値とし
    て前記駆動電流供給手段の前記電流増幅器に供給するス
    テップと、 前記光ディスクに対する記録開始直後に前記デューティ
    対応補正手段により前記平均値相当値と前記第1パワー
    用目標設定値に前記第1パワーで発光されるデューティ
    が変化した分を補正する補正値を加減算した値とが等し
    くなるように制御するステップと、 その比較結果が等しくなり、又は、制御帯域から決定さ
    れる結果が等しくなるまでの時間が経過した後のタイミ
    ングで、前記第1パワー用モニタ手段によりモニタされ
    た値と同一の値を固定値として前記駆動電流供給手段の
    前記電流増幅器に供給するステップと、 前記固定値が供給された後のタイミングで前記第1パワ
    ー用モニタ手段によりモニタした値が一定となるように
    前記第2パワー用固定値供給手段の出力値を可変させる
    ステップと、を備えることを特徴とする半導体レーザ駆
    動制御方法。
  17. 【請求項17】 前記半導体レーザの駆動電流の既知の
    温度特性に基づき前記第2パワー用モニタ手段の出力を
    可変させるとともに前記第1パワー用モニタ手段の出力
    を一定の割合で可変させるようにしたことを特徴とする
    請求項16記載の半導体レーザ駆動制御方法。
  18. 【請求項18】 記録可能な光ディスクに記録ピットを
    形成するために照射させるレーザ光として半導体レーザ
    を第1パワーとこの第1パワーよりも低い第2パワーと
    この第2パワーよりも低い第3パワーとの3値のパワー
    の組合せパターンにより発光させるようにした半導体レ
    ーザ駆動制御装置であって、前記半導体レーザに対する
    駆動電流を供給する電流増幅器による駆動電流供給手段
    と、形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第1パ
    ワーの時間幅を長短制御する第1パワー用幅制御手段
    と、形成すべき前記記録ピットの幅に対して前記第2パ
    ワーの時間幅を長短制御する第2パワー用幅制御手段
    と、前記半導体レーザの発光出力をモニタするモニタ素
    子と、前記光ディスクに対する再生時に前記モニタ素子
    の出力相当値が第3パワー用目標設定値となるように前
    記駆動電流供給手段を制御する第3パワー用誤差増幅器
    と第3パワー用電圧/電流変換器とを有する第3パワー
    用電流制御手段と、前記光ディスクに対する記録時に前
    記モニタ素子の出力の平均値相当値を生成する平均値生
    成手段と、Ptarget=第3パワー+(第2パワー−第3
    パワー)×第2パワーの時間幅+(第2パワー−第3パ
    ワー)×第1パワーの時間幅×αで表されるパワーPta
    rgetで前記半導体レーザを連続発光させた場合に前記モ
    ニタ素子により得られるモニタ出力値を目標設定値とし
    て与える目標設定値供給手段と、この目標設定値供給手
    段により与えられた前記目標設定値に対して記録時の前
    記モニタ素子の出力の平均値相当値が等しくなるように
    (第2パワー−第3パワー)分の駆動電流及びこの(第
    2パワー−第3パワー)分の駆動電流の固定数又は可変
    数α倍の電流を(第1パワー−第2パワー)分として前
    記駆動電流供給手段を制御する誤差増幅器と電圧/電流
    変換器とを有する駆動電流制御手段と、前記誤差増幅器
    の出力信号をモニタするモニタ手段と、前記第3パワー
    用誤差増幅器の出力信号をモニタする第3パワー用モニ
    タ手段と、前記誤差増幅器の固定数又は可変数α倍の値
    を供給するα倍供給手段とを備える半導体レーザ駆動制
    御装置を用い、 前記光ディスクに対する再生時には前記モニタ素子の出
    力相当値と前記第3パワー用目標設定値とが等しくなる
    ように前記半導体レーザに対する駆動電流を制御するス
    テップと、 記録開始直後はその記録開始直前に前記第3パワー用モ
    ニタ手段によりモニタされた値と同一の値を固定値とし
    て前記駆動電流供給手段の前記電流増幅器に供給するス
    テップと、 前記光ディスクに対する記録開始直後に前記誤差増幅器
    で比較した結果が同じとなるように前記半導体レーザに
    対する駆動電流を制御するステップと、 その比較結果が等しくなり、又は、制御帯域から決定さ
    れる結果が等しくなるまでの時間が経過した後のタイミ
    ングで、前記モニタ手段によりモニタされた値と同一の
    値を固定値として前記駆動電流供給手段の前記電流増幅
    器に供給するステップと、 前記固定値が供給された後のタイミングで前記モニタ手
    段によりモニタした値が一定となるように前記第3パワ
    ー用固定値供給手段の出力値を可変させるステップと、 を備えることを特徴とする半導体レーザ駆動制御方法。
  19. 【請求項19】 前記半導体レーザの駆動電流の既知の
    温度特性に基づき前記第3パワー用モニタ手段の出力を
    可変させるとともに前記モニタ手段の出力を一定の割合
    で可変させるようにしたことを特徴とする請求項18記
    載の半導体レーザ駆動制御方法。
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