JP4359192B2 - 光ディスク記録装置のレーザー特性測定装置 - Google Patents

光ディスク記録装置のレーザー特性測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学式ピックアップに組み込まれているレーザーダイオードにレーザードライバから出力されるパルス波形の駆動信号を供給し、該レーザーダイオードから照射されるレーザー光にてディスクにデータ信号の記録動作を行う光ディスク記録装置のレーザー特性を測定するレーザー特性測定装置に関する。
光学式ピックアップを用いてディスクに信号を記録する光ディスク記録装置としては、CDファミリーのCD−R及びCD−RW、あるいはDVDファミリーのマイナス(−)系及びプラス(+)系のR、−系及び+系のRW、そしてRAMに対応するドライブ装置が一般に良く知られており、この光ディスク記録装置においては、記録速度の高速化が行われている。
このような光ディスク記録装置に使用される光学式ピックアップにおいて、光源となるレーザーダイオードが初期不良であったり、特性が劣化することによりレーザーダイオードの特性が規格外になると、所望のレーザー出力が得られないので、記録動作を正常に行えないことになる。
従って、光学式ピックアップに組み込まれているレーザーダイオードの特性を測定し、レーザーダイオードの特性が規格外である場合には、光ディスク記録装置に使用することを止めたり、記録動作を禁止して記録不良のディスクが作成されないようにする必要がある。
その為、レーザーダイオードが不良であることを検知し、その場合に記録動作を禁止することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−342594号公報
光学式ピックアップに組み込まれているレーザーダイオードから出射されるレーザー光は、ディスクの信号面から反射されるが、その戻り光がレーザーダイオードから出射されるレーザー光と干渉し、レーザーダイオードの発光出力が不安定になることが知られている。そして、斯かる現象は、レーザーダイオードから出射されるレーザー光の出力が大きくなる高速記録に対応させた光学式ピックアップにおいて顕著となる。
斯かる問題を解決するためにディスクの信号面から反射されるレーザー光を半波長偏光させてレーザーダイオードに戻り光を戻さないようにする偏光光学系部材を備えた光学式ピックアップが採用されることが多いが、コスト面の制約からこの偏光光学系部材を備えていない無偏光光学系と呼ばれる光学式ピックアップを採用せざるを得ない場合がある。
斯かる無偏光光学系の光学式ピックアップを採用した場合、前述したようにレーザーダイオードの発光出力が不安定になるので、記録動作中にサーボ破綻が発生したり、記録された信号の品位が低下するという問題がある。
また、光ディスク記録装置においては、記録速度の高速化が行われており、この高速化に伴ってレーザー駆動信号のパルス波形のパルス幅が狭くなるので、記録速度に対応した
パルス波形のパルス幅に基づくレーザーダイオードの発光出力の安定度を測定しなければレーザーダイオードが実際に使用可能か判定することが出来ない。
本発明は、光ディスク記録装置に使用される光学式ピックアップに組み込まれるレーザーダイオードの特性を測定する装置を提供しようとするものである。
本発明は、レーザードライバからパルス波形の駆動信号を出力させるべく該レーザードライバを制御する制御信号を発生する信号発生回路と、ディスクに記録するデータ信号に対応して前記信号発生回路から制御信号を発生させるエンコーダと、レーザーダイオードから照射されるレーザー光のレベルをモニターするモニターダイオードと、前記信号発生回路から出力される制御信号に基づいてレーザードライバから出力されるパルス波形の駆動信号のライトパワー値を発生させる期間に対応するタイミングで前記モニターダイオードより得られるモニター信号の振幅値を測定する測定手段と、この測定手段により測定された振幅値とレーザードライバから出力される駆動信号の所定のライトパワー値毎に前記振幅値に対応させて予め設定されている標準値とを比較し、この比較結果に基づいてレーザーダイオードの発光出力の安定度を判定する判定手段とを備え、再生専用ディスクに記録動作を行うレーザー光をフォーカスサーボをオン、トラッキングサーボをオフの状態にて照射させるとともにトラッキングコイルに所定周波数の外乱信号を供給しながら前記判定手段による発光出力の安定度の判定動作を行うように構成されている。
本発明は、レーザードライバからパルス波形の駆動信号を出力させるべく該レーザードライバを制御する制御信号を発生する信号発生回路と、ディスクに記録するデータ信号に対応して前記信号発生回路から制御信号を発生させるエンコーダと、レーザーダイオードから照射されるレーザー光のレベルをモニターするモニターダイオードと、前記信号発生回路から出力される制御信号に基づいてレーザードライバから出力されるパルス波形の駆動信号のライトパワー値を発生させる期間に対応するタイミングで前記モニターダイオードより得られるモニター信号の振幅値を測定する測定手段と、この測定手段により測定された振幅値とレーザードライバから出力される駆動信号の所定のライトパワー値毎に前記振幅値に対応させて予め設定されている標準値とを比較し、この比較結果に基づいてレーザーダイオードの発光出力の安定度を判定する判定手段とを備え、再生専用ディスクに記録動作を行うレーザー光をフォーカスサーボをオン、トラッキングサーボをオフの状態にて照射させるとともにトラッキングコイルに所定周波数の外乱信号を供給しながら前記判定手段による発光出力の安定度の判定動作を行うようにしたので、安定度を判定するために使用されるモニターダイオードより得られるモニター信号の振幅値の測定動作を確実に行うことが出来る。従って、本発明によればレーザーダイオードの発光特性、即ち発光出力の安定度の判定動作を正確に行うことが出来る。
また、本発明は、モニターダイオードのモニター出力をサンプルホールド回路によりサンプルホールドしたモニター電圧に対応して発生する制御信号を補正するAPC回路を備え、前記測定手段は、前記サンプルホールド回路から得られるモニター電圧のピーク値及びボトム値の差から振幅値を測定するようにしたので、即ちAPC回路によって制御信号を補正するようにしたので、モニター電圧のピーク値及びボトム値の変動を抑えることが出来るので、振幅値の測定動作を容易に行うことが出来る。
そして、本発明は、判定手段によりモニター出力のライトパワー値発生期間の振幅値と比較される判定基準となる標準値は、レーザー駆動信号のライトパワー値が大きくなるに対応して前記判定手段によりレーザーダイオードの発光出力を安定と判定する許容幅を広くするようにしたので、ライトパワー値に対する標準値の許容幅の割合が一定、あるいは
一定に近く設定されるので、ライトパワー値の変化によるレーザーダイオードの発光出力の安定度の判定を同等に行うことが出来る。
更に本発明は、レーザードライバから出力される駆動信号の出力レベルを順次変化させるべく信号発生回路から発生される制御信号を変化させ、その都度、測定手段にてモニター出力のライトパワー値発生期間の振幅値を測定するとともに判定手段によりレーザーダイオードの発光出力の安定度を判定するようにしたので、レーザードライバから出力されるレーザー駆動信号を変化させた出力レベル毎にレーザーダイオードの発光出力の安定度の判定が可能であり、レーザーダイオードの発光特性が不安定となる領域が分かるので、不安定とならない領域での記録動作を行わせることが可能となる。
本発明は、トラッキングサーボをオフした状態でトラッキングコイルに所定周波数の外乱信号を供給しながらレーザーダイオードの発光出力の安定度を判定するように構成されている。
図1は本発明に係るレーザー特性測定装置を備える光ディスク記録装置の一実施例を示すブロック回路図であり、この光ディスク記録装置においては、無偏光光学系の光学式ピックアップを採用している。
1は光学式ピックアップに組み込まれているレーザーダイオードであり、レーザードライバ2から出力されるパルス波形の駆動信号が供給されることによってレーザー光を出射するように構成されている。3は光学式ピックアップに組み込まれているモニターダイオードであり、前記レーザーダイオード1から出射されるレーザー光の一部が照射される位置に設けられているとともに受光するレベルに応じた信号をモニター信号として出力するように構成されている。
前記レーザードライバ2には、エンコーダ/デコーダ回路4の動作に関連付けられたタイミングでスイッチ制御回路7から出力される切換信号によって切り換えられるスイッチ回路5、6にて選択される信号が供給され、再生動作時には、リードパワー信号発生回路8から出力されるリードパワー信号が供給され、ライトワンス型ディスクに対する記録動作時には、リードパワー信号発生回路8から出力されるリードパワー信号とライトパワー信号発生回路9から出力されるライトパワー信号とによって生成されるパルス波形の信号が入力信号路10を通して供給されるように構成されている。
前記リードパワー信号発生回路8の入力側には、自動出力制御回路であるAPC(Automatic Power Control)回路11が接続されている。前記APC回路11は、前記モニターダイオード3から得られるモニター信号をサンプルホールド回路(S/H回路)12によってサンプルホールドされたS/H信号とCPU13に再生条件及び記録条件に対応して前もって設定記憶されているデータをデジタルアナログ変換回路(D/A回路)14により変換された基準信号とが入力され、該基準信号とS/H信号とのレベル差に応じた信号を出力することによってレーザーダイオード1の発光出力を所望のレベルに制御するように構成されている。
また、前記S/H回路12によるサンプリング動作は、前記エンコーダ/デコーダ回路4から出力されるタイミング信号にて行うように構成されている。斯かるタイミングは、再生動作時には所定の間隔にて行われ、記録動作時には、リードパワーの駆動信号がレーザードライバ2から出力されている期間になるように設定されている。
再生動作時には、CPU13からD/A回路14に供給されるデータは、レーザーダイオード1から出射されるレーザー光のレベルがディスクの種類や記録速度等の再生条件に適した大きさになるように設定されている。その為、リードパワー信号発生回路8は、再生条件に適合するディスク再生に適切な一定のレベルになるようにレーザーダイオード1から出射されるレーザー光のレベルを制御するべくレーザードライバ2を制御するリードパワー信号を出力するように構成されている。
一方、ライトワンス型ディスクに対する記録動作時には、CPU13からD/A回路14に供給されるデータは、レーザーダイオード1から出射されるレーザー光のレベルがディスクの種類や記録速度等の記録条件に適したリードパワー値になるように設定されている。その為、リードパワー信号発生回路8は、記録条件に適合するディスク記録に適切なリードパワー値の一定レベルになるようにレーザーダイオード1から出射されるレーザー光のレベルを制御するべくレーザードライバ2を制御するリードパワー信号を出力するように構成されている。
次に、ライトパワー信号発生回路9には、スイッチ回路15の切換によりAPC回路16からの出力信号と自動電流制御回路であるACC(Automatic Current Control)回路17からの出力信号とが選択的に入力されるように構成されている。
前記APC回路16は、前記モニターダイオード3から得られるモニター信号をサンプルホールド回路(S/H回路)18によってサンプルホールドされたS/H信号であるWSHO信号とCPU13に記録条件に対応して前もって設定記憶されているデータをデジタルアナログ変換回路(D/A回路)19により変換された基準信号とが入力され、該基準信号とWSHO信号とのレベル差に応じた信号を出力することによってレーザーダイオード1の発光出力を所望のレベルに制御するように構成されている。
また、前記S/H回路18によるサンプリング動作は、前記エンコーダ/デコーダ回路4から出力されるタイミング信号にて行うように構成されている。斯かるタイミングは、ライトパワーの駆動信号がレーザードライバ2から出力されている期間になるように設定されている。
記録動作時には、CPU13からD/A回路19に供給されるデータは、レーザーダイオード1から出射されるレーザー光のレベルがディスクの種類や記録速度等の記録条件に適した大きさになるように設定されている。その為、ライトパワー信号発生回路9は、記録条件に適合するディスク記録に適切な一定のレベルになるようにレーザーダイオード1から出射されるレーザー光のレベルを制御するべくレーザードライバ2を制御するライトパワー信号を出力するように構成されている。
前記スイッチ回路15の切換動作によってAPC回路16からの出力信号が選択された状態にあるときには、ライトパワー信号発生回路9は、前記APC回路16の出力信号によりモニターダイオード3から得られるモニター信号のレベルが適切なライトパワー値に対応したレベルになるように制御する信号を出力するように構成されている。
一方、前記スイッチ回路15の切換動作によって選択されるACC回路17には、CPU13に記憶されているデータをデジタルアナログ変換するD/A回路20にてアナログ信号に変換された信号が入力され、該ACC回路17は入力信号に基づいて制御される一定電流であるACC信号を出力するように構成されている。
従って、スイッチ回路15の切換動作によってACC回路17からのACC信号が選択されている状態では、ライトパワー信号発生回路9は、前記ACC回路17からのACC
出力に基づいて設定されるライトパワー値に対応してレーザードライバ2を制御するライトパワー信号を出力する。この場合、ライトパワー信号発生回路9は、記録条件に適合するディスク記録に適したライトパワー値になるようにレーザーダイオード1から出力されるレーザー出力を制御する駆動信号がレーザードライバ2から供給されるように構成されている。
前記スイッチ回路15の切換動作を制御する切換制御回路21に対する切換制御信号は、前記エンコーダ/デコーダ回路4から出力されるが、斯かる切換制御信号は、記録動作を開始させる直前ではACC回路17から出力されるACC信号を選択し、記録動作が開始されると同時にAPC回路16から出力される信号を選択するように構成されている。即ち、ACC回路17は、記録動作の開始直前にライトパワー信号発生回路9から出力される信号のレベルを設定する先出し用設定回路として動作するものである。
22は前記S/H回路18によりサンプルホールドされるWSHO信号が入力されるとともにピーク値を抽出するピークホールド回路(PH回路)、23はは前記S/H回路18によりサンプルホールドされるWSHO信号が入力されるとともにボトム値を抽出するボトムホールド回路(BH回路)である。
前記PH回路22により抽出されるライトパワー値発生期間のWSHO信号のピーク値はアナログデジタル変換回路(A/D回路)24によりデジタルデータに変換された後CPU13に入力され、前記BH回路23により抽出されるライトパワー値発生期間のWSHO信号のボトム値はアナログデジタル変換回路(A/D回路)25によりデジタルデータに変換された後CPU13に入力される。
前記CPUには、A/D回路24にてデジタル信号に変換されたデジタルデータ、即ちWSHO信号のピーク値とA/D回路25にてデジタル信号に変換されたデジタルデータ、即ちWSHO信号のボトム値との差分を演算することによってWSHO信号の振幅値を測定する測定手段26と、この測定手段により測定されたWSHO信号の振幅値に基づいてレーザーダイオード1からの発光出力の安定度を判定する判定手段27が組み込まれている。
28は光学式ピックアップに組み込まれている対物レンズであり、ワイヤー等の支持部材によってディスクの信号面に対して直角方向、即ちフォーカシング方向及びディスクの径方向、即ちトラッキング方向への変位を可能に設けられている。29は前記対物レンズ28をフォーカシング方向に変位せしめるフォーカシングコイル、30は前記対物レンズ28をトラッキング方向に変位せしめるトラッキングコイルである。
31は光学式ピックアップに組み込まれているとともに周知の4分割センサー等で構成されている光検出器であり、ディスクの信号面から反射されるレーザー光が照射される位置に設けられている。32は前記光検出器31から得られる信号に基づいてフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成するピックアップ制御信号生成回路である。33は前記ピックアップ制御信号生成回路32から出力されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号が入力されるとともに入力される信号に基づいてフォーカスサーボ動作及びトラッキングサーボ動作を行う各サーボ回路が組み込まれているピックアップ制御回路、34は該ピックアップ制御回路33より出力される制御信号が入力される駆動回路であり、前記フォーカシングコイル29及びトラッキングコイル30に制御信号に基づく駆動信号を供給するように構成されている。
前述したように光学式ピックアップは構成されているが、フォーカスサーボ回路によるフォーカス制御動作及びトラッキングサーボ回路によるトラッキング制御動作は周知のよ
うに行われるのでその説明は省略する。また、斯かる構成において、レーザーダイオード1の発光出力特性である安定度の判定動作を行う場合には、CPU13によるピックアップ制御回路33に対する制御動作が行われ、該ピックアップ制御回路33からトラッキングコイル30に対して所定周波数、例えば30Hzの外乱信号が供給されるように構成されている。
以上に説明したように本発明に係る光ディスク記録装置は構成されているが、次にレーザーダイオード1の発光出力が安定しているか否かの判定動作について説明する。
前述したように構成された図1に示す回路において、レーザーダイオード1の発光出力の安定度を判定する動作は、アルミ蒸着にて信号面が形成されている再生専用のスタンプディスクを使用して行われる。
斯かるレーザーダイオード1の発光出力の安定度を判定する動作を行うための操作が行われると、線速度一定方式にて信号が記録されているディスクであることに拘わらず、例えばロータリーエンコーダを使用してスピンドルモーターの回転数を一定にするべく制御することによってディスクを所定の角速度一定の状態にて回転させる動作が行われる。また、光学式ピックアップに対するピックアップ制御回路33による制御動作は、レーザー光を信号面に合焦させるフォーカスサーボはオン状態にするもののトラッキングサーボはオフの状態にて行われる。
また、リードパワー信号発生回路8及びライトパワー信号発生回路9で構成される信号発生回路から出力される記録信号、即ちリードパワー値とライトパワー値とより成るパルス波形の信号によりレーザードライバ2が制御され、レーザーダイオード1からディスク記録動作時に対応した出力のレーザー光が出射される。この場合、対応させる記録可能な最高速、あるいはこの最高速に近い所定の速度の記録動作を行うべくCPU13によりライトストラテジが設定されるとともにスイッチ回路15の切換によりAPC回路16からの出力信号がライトパワー信号発生回路9に入力される状態にある。
そして、ランダムなテスト信号の記録動作が行われるべくエンコーダ/デコーダ回路4による制御動作によってスイッチ回路5及び6が選択的に切り換えられ、その結果リードパワー信号発生回路8及びライトパワー信号発生回路9から出力される信号に基づいて成形されるパルス波形のテスト信号がレーザードライバ2に供給される。
ここで、CPU13によりD/A回路19に設定される基準となるライトパワー設定値は、レーザーダイオード1を駆動するライトパワー値の測定範囲、例えば25mW〜60mW以内で所定出力の刻み、例えば5mW刻みにて出力されるように設定されている。
前記レーザードライバ2がD/A回路14にて変換される基準信号に基づいて設定されるリードパワー設定値及びD/A回路19にて変換される基準信号に基づいて設定されるライトパワー設定値にて生成されるテスト信号に対応するパルス信号を出力することによってレーザーダイオード1が駆動される状態になると、モニターダイオード3から得られるモニター信号がライトパワー値によりレーザーダイオード1が駆動されている期間をサンプリングするタイミングでS/H回路18によりサンプルホールドされる。斯かるS/H回路18によりサンプルホールドされた信号としてWSHO信号が得られ、このWSHO信号のピーク値及びボトム値が各々PH回路22及びBH回路23により抽出される。
このようにしてWSHO信号のピーク値及びボトム値は、各々PH回路22及びBH回路23により抽出されるが、抽出された値は各々A/D回路24及びA/D回路25によってデジタルデータに変換された後CPU13に取り込まれ、測定手段26によってピー
ク値及びボトム値の差分が演算され、WSHO信号の振幅値を測定する処理動作が行われる。
前述したようにエンコーダ/デコーダ回路4のエンコード動作に応じてパルス波形の記録信号がレーザードライバ2から出力されてレーザーダイオード1によるレーザー光の出射動作が行われ、この発光出力に基づいてモニターダイオード3からモニター信号が得られる。斯かるモニター信号(Vrefからマイナスして記録信号に対して極性反転した負の極性にて出力される)が図2の(A)に示すように得られると、このモニター信号のライトパワーに対応する期間のタイミングに同期するべくWAPC信号が図2の(B)に示すタイミングでエンコーダ/デコーダ回路4から出力され、このWAPC信号によりS/H回路18によるサンプルホールド動作のタイミングは決定されている。従って、CPU13内の測定手段26により測定される前記モニター信号のWSHO信号の振幅値は、記録信号のライトパワー値に基づくものとなる。
前記測定手段26により測定されたWSHO信号の振幅値は、判定手段27により予め設定されているライトパワー値毎の標準値と比較される。この標準値Sは、図3の網掛け部分に示す如く、実線で示す基準値を中心にライトパワー値が大きくなるに対応して許容幅が広くなるように設定されている。そして、前記判定手段27は、WSHO信号の振幅値が対応するライトパワー値毎の標準値内に収まっているか否かを判断し、WSHO信号の振幅値が標準値内の場合にレーザーダイオード1の発光出力は安定していると判定するものである。
上述した測定手段26によるWSHO信号の振幅値の測定動作及び判定手段27によるWSHO信号の振幅値が標準値内にあるか否かの判定は、D/A回路19にて設定されるライトパワー値が切換設定されてレーザーダイオード1を駆動するライトパワー値が切り換えられる毎に行われる。
図1に示した実施例では、光学式ピックアップとして無偏光光学系の光学式ピックアップを使用しており、ディスクの信号面から反射された戻り光がレーザーダイオード1側に戻され、その戻り光がレーザーダイオード1から出射されるレーザー光と干渉することによってレーザーダイオード1の発光出力が不安定になるが、WSHO信号の振幅値が標準値内であれば、その不安定度が実使用に耐える許容範囲以内にあると判断出来る。
このようにして所定刻みに変更設定されたライトパワー値毎にWSHO信号の振幅値が測定されるとともにその都度WSHO信号の振幅値が標準値内であるか否かの判定動作が行われて、レーザーダイオード1の各出力時における発光出力の安定度が判定される。このようにして判定された結果は、各ライトパワー値に対応させてCPU13内に組み込まれているRAM35に記憶される。
WSHO信号の振幅値が標準値外にあると判定されてレーザーダイオード1の発光出力の安定度が許容範囲外、即ち不安定であると判断された場合には、この不安定の判定が行われたライトパワー値を使用する記録動作を禁止する処理動作が行われる。即ち、CPU13内のRAM35に記憶されている判定データに基づいてレーザーダイオード1の発光出力が安定であるライトパワー値を使用する記録動作のみを行うことが出来るように制御することが出来る。
以上に説明したようにレーザーダイオード1の発光出力の安定度を判定するための動作は行われるが、次に本発明の要旨について説明する。
図5の(A)は、モニターダイオード3から得られるモニター信号を示す信号波形図、図
5の(B)は、ピックアップ制御信号生成回路32によって生成されるトラッキングエラー信号のレベル変化を示すものである。前述したようにレーザーダイオード1の発光出力の安定度を判定するための動作は、トラッキングサーボをオフにした状態にて行われるとともにディスクの回転動作もディスク等の偏心によってフラツキが発生する。
従って、ピックアップ制御信号生成回路32によって生成されるトラッキングエラー信号のレベルは、図5の(B)に示すように変化する。このようにトラッキングエー信号のレベルが変化するということは、再生専用ディスクに形成されているピットから反射される戻り光のレベルも変化することになり、その結果レーザーダイオード1から出射されるレーザー光のレベルは、戻り光による影響を受けて変化することになる。
レーザーダイオード1から出射されるレーザー光のレベルが戻り光による影響を受けて変化すると、当然モニターダイオード3より得られるモニター信号のレベルも変化することになり、そのモニター信号のレベル変化は、図5の(B)に示す信号波形図のようになる。
しかしながら、ディスクの偏心等に起因して発生するフラツキに伴って生成されるトラッキングエラー信号のレベル変化は、図5の(B)のT期間で示すようにレベル変化がそれまでと異なる場合が発生し、その期間では戻り光のレベル変化もそれまでと相違するため図5の(A)のT期間で示すようになる。
斯かるT期間で示すようにモニター信号をS/H回路18がサンプルホールドしてWSHO信号を生成した場合には、そのピーク値とボトム値との差分が得られなくなる、即ち差分が小さいと判断されるのでレーザーダイオード1の発光出力が安定していると誤って判断されることになる。
斯かる問題点を解決するために本発明では、CPU13からピックアップ制御回路33に制御信号を出力し、該ピックアップ制御回路33から駆動回路34に対して30Hzの外乱信号をトラッキングコイル30に対して出力させる動作が行われる。斯かる動作が行われるとトラッキングコイル30に30Hzの駆動信号が供給されるので、対物レンズ28がディスクの径方向に対して30Hzの周期で振動変位せしめられることになる。
斯かる動作が行われる結果、ピックアップ制御信号生成回路32によって生成されるトラッキングエラー信号のレベルは、図4の(B)に示すように変化する。そして、このように対物レンズ28の変位動作が行われる結果、ディスクの信号面から反射される戻り光のレベルも変化することになるので、モニターダイオード3から得られるモニター信号のレベル変化は図4の(A)に示すようになる。
図4の(A)に示す波形のモニター信号がモニターダイオード3から安定して得られるので、安定したWSHO信号を得ることが出来、その結果、該WSHO信号のピーク値とボトム値との差分を正確且つ確実に得ることが出来る。従って、レーザーダイオード1の発光出力の安定度の判定動作を正確に行うことが出来る。
尚、本実施例では、トラッキングコイル30に供給される外乱信号の周波数を30Hzにしたが、この周波数は限定されるものではなく、ディスクの回転速度等に合わせて変更することは可能である。
本発明に係るレーザー特性測定装置を備える光ディスク記録装置の一実施例を示すブロック回路図である。 本発明の動作を説明するための信号波形図である。 本発明の動作を説明するための説明図である。 本発明の動作を説明するための信号波形図である。 従来の動作を説明するための信号波形図である。
符号の説明
1 レーザーダイオード
2 レーザードライバ
3 モニターダイオード
4 エンコーダ/デコーダ回路
8 リードパワー信号発生回路
9 ライトパワー信号発生回路
11 APC回路
12 サンプルホールド回路
13 CPU
16 APC回路
17 ACC回路
18 サンプルホールド回路
22 ピークホールド回路
23 ボトムホールド回路
26 測定手段
27 判定手段
28 対物レンズ
30 トラッキングコイル
31 光検出器
32 ピックアップ制御信号生成回路
33 ピックアップ制御回路
34 駆動回路

Claims (4)

  1. 光学式ピックアップに組み込まれているとともにレーザードライバから出力されるパルス波形の駆動信号により駆動されるレーザーダイオードから照射されるレーザー光にてディスクにデータ信号の記録動作を行う光ディスク記録装置のレーザー特性測定装置であり、前記レーザードライバからパルス波形の駆動信号を出力させるべく該レーザードライバを制御する制御信号を発生する信号発生回路と、ディスクに記録するデータ信号に対応して前記信号発生回路から制御信号を発生させるエンコーダと、レーザーダイオードから照射されるレーザー光のレベルをモニターするモニターダイオードと、前記信号発生回路から出力される制御信号に基づいてレーザードライバから出力されるパルス波形の駆動信号のライトパワー値を発生させる期間に対応するタイミングで前記モニターダイオードより得られるモニター信号の振幅値を測定する測定手段と、この測定手段により測定された振幅値とレーザードライバから出力される駆動信号の所定のライトパワー値毎に前記振幅値に対応させて予め設定されている標準値とを比較し、この比較結果に基づいてレーザーダイオードの発光出力の安定度を判定する判定手段とを備え、再生専用ディスクに記録動作を行うレーザー光をフォーカスサーボをオン、トラッキングサーボをオフの状態にて照射させるとともにトラッキングコイルに所定周波数の外乱信号を供給しながら前記判定手段による発光出力の安定度の判定動作を行うようにしたことを特徴とする光ディスク記録装置のレーザー特性測定装置。
  2. 前記信号発生回路は、前記モニターダイオードのモニター出力をサンプルホールド回路によりサンプルホールドしたモニター電圧に対応して発生する制御信号を補正するAPC回路を備え、前記測定手段は、前記サンプルホールド回路から得られるモニター電圧のピーク値及びボトム値の差から振幅値を測定することを特徴とする請求項1に記載のレーザー特性測定装置。
  3. 前記判定手段によりモニター出力のライトパワー値発生期間の振幅値と比較される判定基準となる標準値は、レーザー駆動信号のライトパワー値が大きくなるに対応して前記判定手段によりレーザーダイオードの発光出力を安定と判定する許容幅を広くするようにしたことを特徴とする請求項1に記載のレーザー特性測定装置。
  4. 前記レーザードライバから出力される駆動信号の出力レベルを順次変化させるべく信号発生回路から発生される制御信号を変化させ、その都度、測定手段にてモニター出力のライトパワー値発生期間の振幅値を測定するとともに判定手段によりレーザーダイオードの発光出力の安定度を判定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のレーザー特性測定装置。
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