JP2003168142A - 道路課金システム、路側装置、課金センタ及び進入料金徴収方法 - Google Patents

道路課金システム、路側装置、課金センタ及び進入料金徴収方法

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JP2003168142A
JP2003168142A JP2001369632A JP2001369632A JP2003168142A JP 2003168142 A JP2003168142 A JP 2003168142A JP 2001369632 A JP2001369632 A JP 2001369632A JP 2001369632 A JP2001369632 A JP 2001369632A JP 2003168142 A JP2003168142 A JP 2003168142A
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vehicle number
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JP2001369632A
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Michio Hamana
通夫 浜名
Hisao Shigenaga
久夫 重永
Tetsuya Tomonaka
哲也 塘中
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード利用の車載器を用いることなく、
進入車両に対して電子的に課金し、電子的な課金が行え
ない車両から確実に進入料金を徴収すること。 【解決手段】 進入制限地域へ進入する車両について
は、予め車両番号と課金請求先を課金センタ20の登録
車両リスト21に登録する。制限地域の入口や出口に設
置したカメラ5で車両50のナンバープレートを撮影
し、画像処理装置6により車両番号を取得し、登録車両
リストと照合する。車両番号が登録されていれば停止さ
せずに通過させ、課金請求先に課金を行う。車両番号が
登録されていなければ車両停止手段15で車両を停止さ
せ、その場で進入料金を徴収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制限地域(進入が
制限された地域)を通行する車両に対して進入料金を課
す道路課金システム、路側装置、課金センタ及び進入料
金徴収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大都市等においては交通量の増加
に伴い渋滞が慢性化してきており、交通渋滞は経済効率
の悪化や排気ガスによる環境悪化の原因となっている。
このような状況により、交通混雑の激しい地域に進入す
る車両に対して課金することによって、当該地域に進入
する車両を抑制して交通渋滞を減らすことが考えられて
きている。
【0003】進入料金の徴収は、例えば、境界線の箇所
で車両側の車載器と路側の機器との間で無線通信を行
い、電子的な手段により、停車せることなく課金を行う
道路課金システムが検討されている。車載器にはプリペ
イド式やクレジット式のICカードが挿入され、このI
Cカードを介して課金が行われる。
【0004】車載器未搭載の車両が進入する場合は、電
子的な課金ができないので、カメラでナンバープレート
を撮影して車両番号を確認し、その車両所有者に請求書
を郵送等で送付し、進入料金を徴収することが検討され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】東京都の都市部等、或
る特定の地域への進入車両を抑制しようとする場合、こ
の地域に進入しようとする車両の所有者は全国に分散し
ているため、全車両に事前に車載器を搭載しておくこと
は、困難である。
【0006】また、車載器未搭載車両の車両番号を確認
できても請求書の送付先が不明であったり、あるいは、
請求書を送付しても無視されて、進入料金を徴収できな
いことが考えられる。
【0007】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであり、その第1目的は、ICカード利用の
車載器を用いることなく、進入車両に対して電子的に課
金できるようにすることである。
【0008】また、本発明の第2目的は、電子的な課金
が行えない車両から確実に進入料金を徴収できるように
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明〜第11発明は
路側装置に着目したは道路課金システムであり、第12
発明〜第20発明は課金センタと路側装置を含む道路課
金システムであり、第21発明〜第31発明は路側装置
であり、第32発明〜第40発明は課金センタであり、
第41〜第43発明は複数地域の道路課金システムが連
携した進入料金徴収方法である。
【0010】第1発明の道路課金システムは、与えられ
たナンバープレート画像から車両番号を取得し、且つ、
進入が制限される制限地域への進入が予め登録されてい
る車両の車両番号及び課金請求先に基づいて、前記取得
した車両番号に対応する課金請求先に課金を行う課金セ
ンタに、ナンバープレート画像を与える撮像手段であっ
て、前記制限地域の入口または出口に設置され、車両の
ナンバープレートを撮影する撮影手段を具備することを
特徴とする。
【0011】第2発明の道路課金システムは、第1発明
において、前記取得した車両番号が登録されていない場
合に前記課金センタから与えられる停止指令に基づいて
車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、
前記撮影手段が設置された入口または出口に設置された
車両停止手段を具備することを特徴とする。
【0012】第3発明の道路課金システムは、与えられ
た第1ナンバープレート画像から第1車両番号を取得
し、与えられた第2ナンバープレート画像から第2車両
番号を取得し、且つ、進入が制限される制限地域への進
入が予め登録されている車両の車両番号及び課金請求先
に基づいて、取得した第1車両番号が登録されている場
合は第1車両番号に対応する課金請求先に課金を行い、
取得した第1の車両番号が登録されていない場合は第1
車両番号を違反車リストに登録し、取得した第2車両番
号が違反車リストに登録されている場合に停止指令を出
す課金センタに、第1ナンバープレート画像を与える撮
像手段であって、前記制限地域の入口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する第1撮影手段と、前記課
金センタに第2ナンバープレート画像を与える撮像手段
であって、前記制限地域の出口に設置され、車両のナン
バープレートを撮影する第2撮影手段と、前記課金セン
タの停止指令に基づいて車両を停止させ搭乗者から進入
料金を徴収するために、前記出口に設置された車両停止
手段を具備することを特徴とする。
【0013】第4発明の道路課金システムは、進入が制
限される制限地域の入口または出口に設置され、車両の
ナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記制限地域
への進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金
請求先に基づいて、与えられた車両番号に対応する課金
請求先に課金を行う課金センタに、車両番号を与える手
段であって、前記撮影手段で撮影されたナンバープレー
ト画像から車両番号を取得する画像処理手段を具備する
ことを特徴とする。
【0014】第5発明の道路課金システムは、第4発明
において、前記与えられた車両番号が登録されていない
場合に前記課金センタから与えられる停止指令に基づい
て車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するため
に、前記撮影手段が設置された入口または出口に設置さ
れた車両低止手段を具備することを特徴とする。
【0015】第6発明の道路課金システムは、進入が制
限される制限地域の入口に設置され、車両のナンバープ
レートを撮影する第1撮影手段と、前記制限地域の出口
に設置され、車両のナンバープレートを撮影する第2撮
影手段と、前記制限地域への進入が予め登録されている
車両の車両番号及び課金請求先に基づいて、与えられた
第1車両番号が登録されている場合は第1車両番号に対
応する課金請求先に課金を行い、与えられた第1の車両
番号が登録されていない場合は第1車両番号を違反車リ
ストに登録し、与えられた第2車両番号が違反車リスト
に登録されている場合に停止指令を出す課金センタに、
第1車両番号を与える手段であって、第1撮影手段で撮
影されたナンバープレート画像から車両番号を取得する
第1画像処理手段と、前記課金センタに第2車両番号を
与える手段であって、第2撮影手段で撮影されたナンバ
ープレート画像から車両番号を取得する第2画像処理手
段と、前記課金センタの停止指令に基づいて車両を停止
させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記出口に
設置された車両停止手段を具備することを特徴とする。
【0016】第7発明の道路課金システムは、進入が制
限される制限地域への進入が予め登録されている車両の
車両番号及び課金請求先に基づいて、与えられた車両番
号に対応する課金請求先に課金を行う課金センタに、車
両番号を与える手段であって、前記前記地域の入口また
は出口に設置され、ナンバープレートに装備された車両
番号情報が記憶される記憶部及び無線通信部を有する無
線チップとの通信により車両番号を取得する車両番号取
得手段を具備することを特徴とする。
【0017】第8発明の道路課金システムは、第7発明
において、前記与えられた車両番号が登録されていない
場合に前記課金センタから与えられる停止指令に基づい
て車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するため
に、前記撮影手段が設置された入口または出口に設置さ
れた車両停止手段を具備することを特徴とする。
【0018】第9発明の道路課金システムは、進入が制
限される制限地域への進入が予め登録されている車両の
車両番号及び課金請求先に基づいて、与えられた第1車
両番号が登録されている場合は第1車両番号に対応する
課金請求先に課金を行い、与えられた第1の車両番号が
登録されていない場合は第1車両番号を違反車リストに
登録し、与えられた第2車両番号が違反車リストに登録
されている場合に停止指令を出す課金センタに、第1車
両番号を与える手段であって、前記制限地域の入口に設
置され、ナンバープレートに装備された車両番号情報が
記憶される記憶部及び無線通信部を有する無線チップと
の通信により車両番号を取得する第1車両番号取得手段
と、前記課金センタに第2車両番号を与える手段であっ
て、前記制限地域の出口に設置され、ナンバープレート
に装備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線
通信部を有する無線チップとの通信により車両番号を取
得する第2車両番号取得手段と、前記課金センタの停止
指令に基づいて車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴
収するために、前記出口に設置された車両停止手段を具
備することを特徴とする。
【0019】第10発明の道路課金システムは、第2発
明または第3発明または第5発明または第6発明または
第8発明または第9発明において、前記車両停止手段は
放送、表示及び遮断機のうち少なくとも1つにより車両
に対して誘導制止することを特徴とする。
【0020】第11発明の道路課金システムは、第2発
明または第3発明または第5発明または第6発明または
第8発明または第9発明において、搭乗者から進入料金
を徴収した旨の通知を前記課金センタに与える徴収済通
知手段を具備することを特徴とする。
【0021】第12発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記撮影手
段で撮影されたナンバープレート画像から車両番号を取
得し、前記制限地域への進入が予め登録されている車両
の車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した車両番
号に対応する課金請求先に課金を行う課金センタを具備
することを特徴とする。
【0022】第13発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記撮影手
段で撮影されたナンバープレート画像から車両番号を取
得し、前記制限地域への進入が予め登録されている車両
の車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した車両番
号が登録されている場合は該車両番号に対応する課金請
求先に課金を行い、取得した車両番号が登録されていな
い場合は停止指令を出す課金センタと、車両を停止させ
搭乗者から進入料金を徴収するために前記撮影手段が設
置された入口または出口に設置され、前記課金センタの
停止指令に基づいて動作する車両停止手段を具備するこ
とを特徴とする。
【0023】第14発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口に設置され、車両のナンバー
プレートを撮影する第1撮影手段と、前記制限地域の出
口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する第2
撮影手段と、第1撮影手段で撮影されたナンバープレー
ト画像から第1車両番号を取得し、第2撮影手段で撮影
されたナンバープレート画像から第2車両番号を取得
し、前記前記地域への進入が予め登録されている車両の
車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した第1車両
番号が登録されている場合は第1車両番号に対応する課
金請求先に課金を行い、取得した第1の車両番号が登録
されていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
し、取得した第2車両番号が違反車リストに登録されて
いる場合に停止指令を出す課金センタと、車両を停止さ
せ搭乗者から進入料金を徴収するために前記出口に設置
され、前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車
両停止手段を具備することを特徴とする。
【0024】第15発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記撮影手
段で撮影されたナンバープレート画像から車両番号を取
得する画像処理手段と、前記制限地域への進入が予め登
録されている車両の車両番号及び課金請求先に基づい
て、前記画像処理手段で取得された車両番号に対応する
課金請求先に課金を行う課金センタを具備することを特
徴とする。
【0025】第16発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記撮影手
段で撮影されたナンバープレート画像から車両番号を取
得する画像処理手段と、前記制限地域への進入が予め登
録されている車両の車両番号及び課金請求先に基づい
て、前記画像処理手段で取得された車両番号が登録され
ている場合は該車両番号に対応する課金請求先に課金を
行い、取得された車両番号が登録されていない場合は停
止指令を出す課金センタと、車両を停止させ搭乗者から
進入料金を徴収するために前記撮影手段が設置された入
口または出口に設置され、前記課金センタの停止指令に
基づいて動作する車両停止手段を具備することを特徴と
する。
【0026】第17発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口に設置され、車両のナンバー
プレートを撮影する第1撮影手段と、第1撮影手段で撮
影されたナンバープレート画像から車両番号を取得する
第1画像処理手段と、前記対象地域の出口に設置され、
車両のナンバープレートを撮影する第2撮影手段と、第
2撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車両
番号を取得する第2画像処理手段と、前記制限地域への
進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金請求
先に基づいて、第1画像処理手段で取得された車両番号
(以下、第1車両番号)が登録されている場合は第1車
両番号に対応する課金請求先に課金を行い、第1車両番
号が登録されていない場合は第1車両番号を違反車リス
トに登録し、第2画像処理手段で取得された車両番号が
違反車リストに登録されている場合に停止指令を出す課
金センタと、車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収
するために前記出口に設置され、前記課金センタの停止
指令に基づいて動作する車両停止手段を具備することを
特徴とする。
【0027】第18発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、ナン
バープレートに装備された車両番号情報が記憶される記
憶部及び無線通信部を有する無線チップとの通信により
車両番号を取得する車両番号取得手段と、前記制限地域
への進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金
請求先に基づいて、前記車両番号取得手段で取得された
車両番号に対応する課金請求先に課金を行う課金センタ
を具備することを特徴とする。
【0028】第19発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、ナン
バープレートに装備された車両番号情報が記憶される記
憶部及び無線通信部を有する無線チップとの通信により
車両番号を取得する車両番号取得手段と、前記制限地域
への進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金
請求先に基づいて、前記車両番号取得手段で取得された
車両番号が登録されている場合は該車両番号に対応する
課金請求先に課金を行い、取得された車両番号が登録さ
れていない場合は停止指令を出す課金センタと、車両を
停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前記車両
番号取得手段が設置された入口または出口に設置され、
前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車両停止
手段を具備することを特徴とする。
【0029】第20発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口に設置され、ナンバープレー
トに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無
線通信部を有する無線チップとの通信により車両番号を
取得する第1車両番号取得手段と、前記制限地域の出口
に設置され、ナンバープレートに装備された車両番号情
報が記憶される記憶部及び無線通信部を有する無線チッ
プとの通信により車両番号を取得する第2車両番号取得
手段と、前記制限地域への進入が予め登録されている車
両の車両番号及び課金請求先に基づいて、第1車両番号
取得手段で取得された車両番号(以下、第1車両番号)
が登録されている場合は第1車両番号に対応する課金請
求先に課金を行い、第1車両番号が登録されていない場
合は第1車両番号を違反車リストに登録し、前記第2車
両番号取得手段で取得された車両番号が違反車リストに
登録されている場合に停止指令を出す課金センタと、車
両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前記
出口に設置され、前記課金センタの停止指令に基づいて
動作する車両停止手段を具備することを特徴とする。
【0030】第21発明の路側装置は、与えられたナン
バープレート画像から車両番号を取得し、且つ、進入が
制限される制限地域への進入が予め登録されている車両
の車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した車両番
号に対応する課金請求先に課金を行う課金センタを具備
する道路課金システムにおける路側装置であって、前記
制限地域の入口または出口に設置され、車両のナンバー
プレートを撮影し、撮影したナンバープレート画像を前
記課金センタに与える撮像手段を具備することを特徴と
する。
【0031】第22発明の路側装置は、第21発明にお
いて、前記取得した車両番号が登録されていない場合に
前記課金センタから与えられる停止指令に基づいて車両
を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記
撮影手段が設置された入口または出口に設置された車両
停止手段を具備することを特徴とする。
【0032】第23発明の路側装置は、与えられた第1
ナンバープレート画像から第1車両番号を取得し、与え
られた第2ナンバープレート画像から第2車両番号を取
得し、且つ、進入が制限される制限地域への進入が予め
登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基づい
て、取得した第1車両番号が登録されている場合は第1
車両番号に対応する課金請求先に課金を行い、取得した
第1の車両番号が登録されていない場合は第1車両番号
を違反車リストに登録し、取得した第2車両番号が違反
車リストに登録されている場合に停止指令を出す課金セ
ンタを具備する道路課金システムにおける路側装置であ
って、前記制限地域の入口に設置され、車両のナンバー
プレートを撮影し、前記課金センタに第1ナンバープレ
ート画像を与える第1撮影手段と、前記制限地域の出口
に設置され、車両のナンバープレートを撮影し、前記課
金センタに第2ナンバープレート画像を与える第2撮影
手段と、車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収する
するために前記出口に設置され、前記課金センタの停止
指令に基づいて動作する車両停止手段を具備することを
特徴とする。
【0033】第24発明の路側装置は、進入が制限され
る制限地域への進入が予め登録されている車両の車両番
号及び課金請求先に基づいて、与えられた車両番号に対
応する課金請求先に課金を行う課金センタを具備する道
路課金システムにおける路側装置であって、前記制限地
域の入口または出口に設置され、車両のナンバープレー
トを撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影されたナ
ンバープレート画像から車両番号を取得し、前記課金セ
ンタに与える画像処理手段を具備することを特徴とす
る。
【0034】第25発明の路側装置は、第24発明にお
いて、前記与えられた車両番号が登録されていない場合
に前記課金センタから与えられる停止指令に基づいて車
両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前
記撮影手段が設置された入口または出口に設置された車
両停止手段を具備することを特徴とする。
【0035】第26発明の路側装置は、進入が制限され
る制限地域への進入が予め登録されている車両の車両番
号及び課金請求先に基づいて、与えられた第1車両番号
が登録されている場合は第1車両番号に対応する課金請
求先に課金を行い、与えられた第1の車両番号が登録さ
れていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
し、与えられた第2車両番号が違反車リストに登録され
ている場合に停止指令を出す課金センタを具備する道路
課金システムにおける路側装置であって、前記制限地域
の入口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
第1撮影手段と、第1撮影手段で撮影されたナンバープ
レート画像から車両番号を取得し、前記課金センタに第
1車両番号を与える第1画像処理手段と、前記制限地域
の出口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
第2撮影手段と、第2撮影手段で撮影されたナンバープ
レート画像から車両番号を取得し、前記課金センタに第
2車両番号を与える第2画像処理手段と、車両を停止さ
せ搭乗者から進入料金を徴収するために前記出口に設置
され、前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車
両停止手段を具備することを特徴とする。
【0036】第27発明の路側装置は、進入が制限され
る制限地域への進入が予め登録されている車両の車両番
号及び課金請求先に基づいて、与えられた車両番号に対
応する課金請求先に課金を行う課金センタを具備する道
路課金システムにおける路側装置であって、前記制限地
域の入口または出口に設置され、ナンバープレートに装
備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線通信
部を有する無線チップとの通信により車両番号を取得
し、前記課金センタに車両番号を与える車両番号取得手
段を具備することを特徴とする。
【0037】第28発明の路側装置は、第27発明にお
いて、前記与えられた車両番号が登録されていない場合
に前記課金センタから与えられる停止指令に基づいて車
両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前
記撮影手段が設置された入口または出口に設置された車
両停止手段を具備することを特徴とする。
【0038】第29発明の路側装置は、進入が制限され
る制限地域への進入が予め登録されている車両の車両番
号及び課金請求先に基づいて、与えられた第1車両番号
が登録されている場合は第1車両番号に対応する課金請
求先に課金を行い、与えられた第1の車両番号が登録さ
れていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
し、与えられた第2車両番号が違反車リストに登録され
ている場合に停止指令を出す課金センタを具備する道路
課金システムにおける路側装置であって、ナンバープレ
ートに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及び
無線通信部を有する無線チップとの通信により車両番号
を取得し、前記課金センタに第1車両番号を与える第1
車両番号取得手段と、前記制限地域の出口に設置され、
ナンバープレートに装備された車両番号情報が記憶され
る記憶部及び無線通信部を有する無線チップとの通信に
より車両番号を取得し、前記課金センタに第2車両番号
を与える第2車両番号取得手段と、車両を停止させ搭乗
者から進入料金を徴収するために前記出口に設置され、
前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車両停止
手段を具備することを特徴とする。
【0039】第30発明の路側装置は、第22発明また
は第23発明または第25発明または第26発明または
第28発明または第29発明において、前記車両停止手
段は放送、表示及び遮断機のうち少なくとも1つにより
車両に対して誘導制止することを特徴とする。
【0040】第31発明の路側装置は、第22発明また
は第23発明または第25発明または第26発明または
第28発明または第29発明において、搭乗者から進入
料金を徴収した旨の通知を前記課金センタに与える徴収
済通知手段を具備することを特徴とする。
【0041】第32発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、前記制限地域の入口または出口に設置
された撮影手段から車両のナンバープレート画像を入力
し、該ナンバープレート画像から車両番号を取得する画
像処理手段と、前記登録車両リストと前記画像処理手段
で取得した車両番号を照合し、該車両番号に対応する課
金請求先を求める登録車両照合手段と、前記登録車両照
合手段で求めた課金請求先に課金を行う課金処理手段を
具備することを特徴とする。
【0042】第33発明の課金センタは、第32発明に
おいて、前記画像処理手段で取得した車両番号が前記登
録車両リストに登録されていない場合に、前記撮影手段
が設置された入口または出口に、車両を停止させて搭乗
者から進入料金を徴収するために設置された車両停止手
段に対し、停止指令を与える制止指令手段を具備するこ
とを特徴とする。
【0043】第34発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、違反車の車両番号が登録される違反車
リストと、前記制限地域の入口に設置された第1撮影手
段から車両のナンバープレート画像を入力し、該ナンバ
ープレート画像から第1車両番号を取得する第1画像処
理手段と、前記登録車両リストと第1画像処理手段で取
得した第1車両番号を照合し、第1車両番号に対応する
課金請求先を求める登録車両照合手段と、登録車両照合
手段で求めた課金請求先に課金を行う課金処理手段と、
第1車両番号が前記登録車両リストに登録されていない
場合に第1車両番号を前記違反車リストに登録する違反
車登録手段と、前記制限地域の出口に設置された第2撮
影手段から車両のナンバープレート画像を入力し、該ナ
ンバープレート画像から第2車両番号を取得する第2画
像処理手段と、前記違反車リストと前記第2画像処理手
段で取得した第2車両番号を照合し、第2車両番号が前
記違反車リストに登録されている場合に、車両を停止さ
せて搭乗者から進入料金を徴収するために前記出口に設
置された車両停止手段に対し、停止指令を与える停止指
令手段と、搭乗者から進入料金を徴収した旨の通知によ
り前記違反車リストから第2車両番号を削除する違反車
削除手段を具備することを特徴とする。
【0044】第35発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、前記制限地域の入口または出口に設置
された車両のナンバープレート画像から車両番号を取得
する画像処理手段から、該画像処理手段が取得した車両
番号を入力し、前記登録車両リストと前記入力した車両
番号を照合し、該車両番号に対応する課金請求先を求め
る登録車両照合手段と、前記登録車両照合手段で求めた
課金請求先に課金を行う課金処理手段を具備することを
特徴とする。
【0045】第36発明の課金センタは、第35発明に
おいて、前記画像処理手段から入力した車両番号が前記
登録車両リストに登録されていない場合に、前記画像処
理手段が設置された入口または出口に、車両を停止させ
て搭乗者から進入料金を徴収するために設置された車両
停止手段に対し、停止指令を与える停止指令手段を具備
することを特徴とする。
【0046】第37発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、違反車の車両番号が登録される違反車
リストと、前記制限地域の入口に設置された車両のナン
バープレート画像から第1車両番号を取得する第1画像
処理手段から、該第1画像処理手段が取得した第1車両
番号を入力し、前記登録車両リストと前記入力した第1
車両番号を照合し、第1車両番号に対応する課金請求先
を求める登録車両照合手段と、登録車両照合手段で求め
た課金請求先に課金を行う課金処理手段と、第1車両番
号が前記登録車両リストに登録されていない場合に第1
車両番号を前記違反車リストに登録する違反車登録手段
と、前記制限地域の出口に設置された車両のナンバープ
レート画像から第2車両番号を取得する第2画像処理手
段から、該第2画像処理手段が取得した第2車両番号を
入力し、前記違反車リストと前記入力した第2車両番号
を照合し、第2車両番号が前記違反車リストに登録され
ている場合に、車両を停止させて搭乗者から進入料金を
徴収するために前記出口、設置された車両停止手段に対
し、停止指令を与える停止指令手段と、搭乗者から進入
料金を徴収した旨の通知により前記違反車リストから第
2車両番号を削除する違反車削除手段を具備することを
特徴とする。
【0047】第38発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、前記制限地域の入口または出口に設置
され、ナンバープレートに装備された車両番号情報が記
憶される記憶部及び無線通信部を有する無線チップとの
通信により車両番号を取得する車両番号取得手段から、
該車両番号取得手段が確認した車両番号を入力し、前記
登録車両リストと前記入力した車両番号を照合し、該車
両番号に対応する課金請求先を求める登録車両照合手段
と、前記登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金を
行う課金処理手段を具備することを特徴とする課金セン
タ。
【0048】第39発明の課金センタは、第38発明に
おいて、前記車両番号取得手段から入力した車両番号が
前記登録車両リストに登録されていない場合に、前記車
両番号取得手段が設置された入口または出口に、車両を
停止させて搭乗者から進入料金を徴収するために設置さ
れた車両停止手段に対し、停止指令を与える車両停止手
段を具備することを特徴とする。
【0049】第40発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、違反車の車両番号が登録される違反車
リストと、前記制限地域の入口に設置され、ナンバープ
レートに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及
び無線通信部を有する無線チップとの通信により車両番
号を取得する第1車両番号取得手段から、該第1車両番
号取得手段が取得した第1車両番号を入力し、前記登録
車両リストと前記入力した第1車両番号を照合し、第1
車両番号に対応する課金請求先を求める登録車両照合手
段と、前記登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金
を行う課金処理手段と、第1車両番号が前記登録車両リ
ストに登録されていない場合に第1車両番号を前記違反
車リストに登録する違反車登録手段と、前記制限地域の
出口に設置され、ナンバープレートに装備された車両番
号情報が記憶される記憶部及び無線通信部を有する無線
チップとの通信により車両番号を取得する第2車両番号
取得手段から、該第2車両番号取得手段が取得した第2
車両番号を入力し、前記違反車リストと前記入力した第
2車両番号を照合し、第2車両番号が前記違反車リスト
に登録されている場合に、車両を停止させて搭乗者から
進入料金を徴収するために前記出口に設置された車両停
止手段に対し、停止指令を与える違反車照合手段と、搭
乗者から進入料金を徴収した旨の通知により前記違反車
リストから第2車両番号を削除する違反車削除手段を具
備することを特徴とする。
【0050】第41発明の進入料金徴収方法は、第12
発明ないし第20発明のうち任意の1つの道路課金シス
テム(以下、一の道路課金システム)と、第12発明な
いし第20発明のうち任意の1つの道路課金システム
(以下、他の道路課金システム)とをネットワークを介
して連結し、前記一の道路課金システムの管轄地域へ進
入した前記他の道路課金システムに登録されている車両
(以下、他地域登録車両)の進入料金を、当該他地域登
録車両の車両番号に基づいて、前記ネットワークを介し
て前記他の道路課金システムにより徴収することを特徴
とする。
【0051】第42発明の進入料金徴収方法は、第41
発明において、前記一の道路課金システムと前記他の道
路課金システムは中央システムを介して前記ネットワー
クで連結されていることを特徴とする。
【0052】第43発明の進入料金徴収方法は、第42
発明において、前記一の道路課金システムは、前記他の
道路課金システムに代えて、前記中央システムにより前
記他地域登録車両の進入料金を徴収することを特徴とす
る。
【0053】
【発明の実施の形態】上記から判るように、制限地域
(進入が制限された地域)へ進入しようとする車両は予
め、その車両番号と課金請求先を登録させておく。そし
て、課金ために、車両のナンバープレートを撮影する
か、あるいは、ナンバープレートに装備した無線チップ
と通信することにより車両番号を取得する。
【0054】課金請求先としては、金融機関の自動引き
落とし口座番号や決済口座番号、あるいは、プリペイド
カード、利用者限定のハウスカード、クレジットカー
ド、デビットカードの番号等を登録する。その他、適宜
な公的機関やコンビニエンスストア等の商店で決済を行
うことを課金請求先として登録することも可能である。
公務用や身体障害者用など課金を不要される車両の場合
は、ゼロ課金を表す記号等を課金請求先として登録する
ことができる。
【0055】車両によって進入料金が異なったり、割り
引きや割り増しがある場合は、必要に応じてこれらの課
金情報を課金請求先と一緒に登録することができる。プ
リペイドカード等で残高不足の場合は、その旨車両所有
者に通知する。
【0056】課金の基本は、車両番号の取得により、登
録車両は停止させることなく通過させ、登録されている
課金請求先に課金することである。これにより、従来技
術のようなICカード利用の車載器が不要となるため、
全国に分散している車両所有者が容易に登録を行うこと
ができ、道路課金システムの普及が促進される。
【0057】未登録車両への対策は、違反車として取締
りために、車両番号の取得により停止させ、その場で運
転者等の搭乗者から係員や料金自動収受機により進入料
金を徴収することである。これにより、従来技術のよう
な請求書の送付先が不明であったり、送付した請求書が
無視されることにより、進入料金を徴収できないことが
なくなる。
【0058】[第1の実施の形態:カメラ撮影/入口で
の登録車両課金と違反車取締り]図1〜図5を参照し
て、第1の実施の形態に係る道路課金システムを説明す
る。本実施の形態では、図1に示すように、制限地域1
の境界線2と道路3との各交点4にて、制限地域1に車
両が進入する時点で、撮影手段を用いた車両番号の確
認、登録車両の課金請求先に対する課金、並びに、違反
車取締り(未登録車両に対する搭乗者からの進入料金徴
収)を行う。以下、各交点4を課金場所と呼ぶ。また、
本例では、境界線2を入域課金線と呼ぶ。
【0059】入域課金線2上の各課金場所4には、図2
に示すように、カメラ(撮影手段)5とそれに接続され
た画像処理装置(画像処理手段)6がガントリー7によ
り設置されている。ガントリー7の他、図3に示すよう
に、ポール8等の支持具でカメラ5及び画像処理装置6
を設置してもよい。
【0060】カメラ5は制限地域1に進入する方向(入
域方向)9の車両のナンバープレート(図示省略)を撮
影し、その画像を画像処理装置6に与える。画像処理装
置6はカメラ5から受け取った画像を画像処理して文字
認識を行うことにより、車両番号を取得する。画像処理
装置6は取得した車両番号を、図5に例示する課金セン
タ20に与える。図2中、10は入域方向9の車線(入
域車線)を表し、11は制限地域1から退出する方向
(退域方向)を表し、12は退域方向11の車線(退域
車線)を表す。
【0061】カメラ5は、車両前方数mないし10数m
の位置にて斜め上方から車両前部のナンバープレートを
撮影できるように、設置されている。カメラ5の撮影範
囲13は、少なくとも入域車線10上に位置するよう
に、調整される。
【0062】カメラ5は静止画撮影用、動画撮影用いず
れでもよく、所定のタイミングで、照明とナンバープレ
ートの撮影を行う。
【0063】カメラ5が静止画撮影用の場合は例えば、
光電センサ等を用いた車両検出器(図示省略)を設置
し、車両検出器が車両を検出したタイミングで照明して
撮影を行い、その時の画像から画像処理装置6が車両番
号を取得する。
【0064】カメラ5が動画撮影用の場合は車両検出器
は不要であり、例えば、カメラ5から画像処理装置6に
常時画像を送り、画像処理装置6が画面中で車両が所定
ラインに達したことを検出したタイミングで、照明を上
げさせ、その時の画像から車両番号を取得する。
【0065】本実施の形態では、念のために、ナンバー
プレートのみならず運転者の顔も撮影できるようにして
あり、カメラ5が撮影した画像を画像処理装置6を通し
て、課金センタ20に与える。
【0066】図2に示すように、各課金場所4には、カ
メラ5よりも制限地域1内方に数十m寄った位置に、進
入料金徴収場所14aあるいは14bが確保される。進
入料金徴収場所14aは入域車線10の左端部分であ
り、進入料金徴収場所14bは入域車線10の左外側部
分である。
【0067】進入料金徴収場所14aまたは14bに
は、通行車両を停止させて搭乗者から進入料金を徴収す
るために、図4に示すように、車両停止手段15が設置
される。車両停止手段15は課金センタ20に接続され
ている。
【0068】車両停止手段15は例えば、課金センタ2
0からの停止指令に応じて放送することで車両を誘導制
止するスピーカ16、課金センタ20からの停止指令に
応じて文字表示することで車両を誘導制止する表示器1
7、あるいは、課金センタ20からの停止指令に応じて
強制的に車両を誘導制止する遮断機18等が用いられ
る。本実施の形態では、スピーカ16、表示器17及び
遮断機18を全て併用している。
【0069】スピーカ16や表示器17で車両番号を放
送あるいは表示する場合は、停止させようとする車両の
車両番号が停止指令に含まれる。
【0070】遮断機18は常時開放で必要に応じて閉鎖
するものとしているが、逆に、常時閉鎖で必要に応じて
開放するものでもよい。遮断機18が常時閉鎖の場合の
停止指令は「開放させない」というものになる。進入料
金が車種等によって均一でない場合は、停止指令に進入
料金額を含ませ、スピーカ16で放送したり、表示器1
7で表示するとよい。
【0071】本実施の形態では、車両停止手段15の他
に、進入料金徴収場所14aまたは14bに徴収済通知
手段19が設置される。徴収済通知手段19は課金セン
タ20に接続されており、停止した車両の搭乗者から係
員や料金自動収受機が進入料金を徴収した場合に、その
旨の通知(徴収済通知)を課金センタ20に伝えるため
に用いられる。
【0072】係員が進入料金を徴収する場合は、例え
ば、徴収対象車両の車両番号を課金センタ20からの指
令により表示するボタンを徴収済通知手段19に設けて
おき、係員がこのボタンを押して徴収済通知を課金セン
タ20に伝える。進入料金が車両によって均一でない場
合は、徴収済通知手段19に進入料金を表示させるとよ
い。
【0073】料金自動収受機で進入料金を徴収する場合
は、料金自動収受機が徴収済通知手段19となり、搭乗
員から現金やプリペイドカード、クレジットカード、キ
ャッシュカード等で進入料金を徴収すると、自動的に徴
収済通知を課金センタ20に伝える。進入料金が車両に
よって均一でない場合は、料金自動収受機に車両番号と
進入料金を表示させるとよい。
【0074】次に、図5を参照して課金センタ20を説
明する。課金センタ20は基本的には、登録車両リスト
21と、登録車両照合手段22と、課金処理手段23
と、停止指令手段24を備えるものである。これらに加
え、本実施の形態の課金センタ20は、念のため、違反
車リスト25と違反車削除手段26を備える。停止指令
手段24は、後述するように、違反車の車両番号を違反
車リスト25に登録する機能を併せ持っている。図5
中、50は車両である。
【0075】登録車両リスト21には、予め、制限地域
1へ進入しようとする車両の車両番号と課金請求先(金
融機関の決済口座番号や自動引き落とし口座番号、プリ
ペイドカード番号、ゼロ課金記号等)が登録される。
【0076】登録車両照合手段22は、課金場所4の画
像処理装置6が取得した車両50の車両番号を受け取
り、この車両番号と登録車両リスト21を照合し、車両
番号に対応する課金請求先を求める。つまり、車両50
が登録車両であれば、画像処理装置6が取得した車両番
号が登録車両リスト21に存在するので、登録車両リス
ト21から課金請求先が求まる。
【0077】課金処理手段23は、登録車両照合手段2
2が求めた課金請求先に課金を行う。
【0078】停止指令手段24は、画像処理装置6が取
得した車両番号が登録車両リスト21に登録されていな
い場合、従って、車両50が未登録車両である場合は、
課金請求先が登録されていないので、課金場所4の車両
停止手段15に停止指令を与える。
【0079】車両停止手段15が遮断機18のみの場合
でない限り、停止指令には、停止させる車両の車両番号
が含まれる。また、スピーカ16や表示器17で進入料
金を表示する場合は、進入料金も停止指令に含まれる。
【0080】更に、徴収済通知手段19に車両番号や進
入料金を表示する場合は、これらを含む停止指令を徴収
済通知手段19にも与える。
【0081】念のため、本実施の形態の停止指令手段2
4は、画像処理装置6が取得した車両番号と画像処理装
置6を通してカメラ5から得た撮影画像(運転者の顔と
ナンバープレートが入った画像)を、課金場所名及び撮
影日時を付して違反車リスト25に登録するようにして
いる。
【0082】違反車削除手段26は、徴収済通知手段1
9から徴収済通知を受け取ったとき、違反車リスト25
から徴収済通知に該当する車両番号及び画像を削除す
る。
【0083】違反者リスト25に登録した車両番号、撮
影画像、課金場所名及び日時は、未登録車両が進入料金
を支払わず強行突破した場合に、後日、車両所有者に請
求書を発行したり、支払い請求を提訴する際の証拠とし
て用いられる。
【0084】上述した本実施の形態に係る道路課金シス
テムの動作を以下に説明する。 (1) 車両50が制限地域1に進入しようとして道路3を
通行し、入域課金線2の課金場所4に至ると、カメラ5
がナンバープレートを撮影し、この撮影画像から画像処
理装置6が車両番号を取得する。 (2) 課金センタ20では、画像処理装置6が取得した車
両番号を登録車両照合手段22にて登録車両リスト21
と照合することにより、登録車両は停止させることなく
通過(進入)させ、車両番号に対応する課金請求先に課
金処理手段23にて課金を行う。 (3) 車両番号が登録されていない場合は、未登録車を停
止させてその場で進入料金を徴収するために、停止指令
手段24から課金場所4の車両停止手段15に停止指令
を出す。 (4) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両50を停止さ
せる。 (5) 停止した車両50の搭乗者から係員や料金自動収受
機が、進入料金を徴収する。その後、車両50が入域す
る。 (6) 課金センタ20では、停止指令が出た車両の車両番
号を停止指令手段24にて違反車リスト25に登録して
おき、課金場所4の徴収済通知手段19から徴収済通知
を違反車削除手段26が受けたときに、該当する車両の
車両番号及び画像を違反車リスト25から削除する。 (7) また、課金センタ20では、強行突破して進入料金
を支払わなかった車両に対しては、違反者リスト25に
登録した車両番号、撮影画像、課金場所名及び日時を証
拠にして、後日、車両所有者に請求書を発行したり、支
払い請求を提訴する。 (8) 登録車両か否かにかかわらず、車両50が制限地域
1から退出する場合は、そのまま通過させる。
【0085】[第2の実施の形態:カメラ撮影/出口で
の登録車両課金と違反車取締り]図6〜図7、並びに、
図3〜図5を参照して、第2の実施の形態に係る道路課
金システムを説明する。本実施の形態に係る道路課金シ
ステムと第1の実施の形態に係る道路課金システムとの
相違は、第1の実施の形態に係る道路課金システムでは
車両の入域時点で登録車両に対する課金及び違反車の取
締りを行うのに対し、本実施の形態に係る道路課金シス
テムではこれらを退域時点で行う点だけである。従っ
て、この相違点についてのみ説明する。
【0086】即ち、本実施の形態では、図6に示すよう
に、制限地域1の境界線2と道路3との各交点(課金場
所)4にて、制限地域1から車両が退出する時点で、撮
影手段を用いた車両番号の確認、登録車両の課金請求先
に対する課金、並びに、未登録車両に対する搭乗者から
の進入料金徴収(違反車取締り)を行う。本例では境界
線2を退域課金線と呼ぶ。
【0087】退域課金線2の各課金場所4には、図7に
示すように、退域方向11の車両のナンバープレート
(図示省略)を撮影するカメラ(撮影手段)5と、カメ
ラ5から受け取った画像を画像処理して文字認識を行う
ことにより車両番号を取得する画像処理装置(画像処理
手段)6がガントリー7で設置されている。図3と同
様、カメラ5及び画像処理装置6をポール8など他の支
持具で設置してもよい。
【0088】カメラ5の撮影範囲13は、少なくとも退
域車線12上に位置するように、調整される。また、カ
メラ5は車両前方数mないし10数mの位置にて斜め上
方から車両前部のナンバープレートを撮影できるよう
に、設置されている。
【0089】図7に示すように、各課金場所4には、カ
メラ5よりも制限地域1外方に数十m寄った位置に、進
入料金徴収場所14aあるいは14bが確保される。
【0090】進入料金徴収場所14aまたは14bに
は、図4を参照して説明した車両停止手段15と徴収済
通知手段19が設置される。
【0091】カメラ5、画像処理装置6、車両停止手段
15及び徴収済通知手段19は、先に図5を参照して説
明した課金センタ20に接続される。
【0092】従って、本第2の実施の形態に係る道路課
金システムの動作は以下になる。 (1) 登録車両か否かにかかわらず、車両50が制限地域
1に進入する場合は、ものまま通過させる。 (2) 車両50が制限地域1から退出しようとして道路3
を通行し、退域課金線2の課金場所4に至ると、カメラ
5がナンバープレートを撮影し、この撮影画像から画像
処理装置6が車両番号を取得する。 (3) 課金センタ20では、画像処理装置6が取得した車
両番号を登録車両照合手段22にて登録車両リスト21
と照合することにより、登録車両は停止させることなく
通過(退出)させ、車両番号に対応する課金請求先に課
金処理手段23にて課金を行う。 (4) 車両番号が登録されていない場合は、未登録車を停
止させてその場で進入料金を徴収するために、停止指令
手段24から課金場所4の車両停止手段15に停止指令
を出す。 (5) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両50を停止さ
せる。 (6) 停止した車両50の搭乗者から係員や料金自動収受
機が、進入料金を徴収する。その後、車両50が退域す
る。 (7) 課金センタ20では、停止指令が出た車両の車両番
号及び画像を停止指令手段24にて違反車リスト25に
登録しておき、課金場所4の徴収済通知手段19から徴
収済通知を受けたときに、該当する車両の車両番号及び
画像を違反車削除手段26にて違反車リスト25から削
除する。 (8) また、課金センタ20では、強行突破して進入料金
を支払わなかった車両に対しては、違反者リスト25に
登録した車両番号、撮影画像、課金場所名及び日時を証
拠にして、後日、車両所有者に請求書を発行したり、支
払い請求を提訴する。
【0093】[第3の実施の形態:カメラ撮影/入口で
の登録車両課金/出口での違反車取締り]図8〜図10
並びに図3〜図4を参照して、第3の実施の形態に係る
道路課金システムを説明する。本実施の形態では、制限
地域に車両が進入する時点で登録車両に対する課金を行
うが、未登録車両も停止することなく通過(進入)さ
せ、制限地域から車両が退出する時点で搭乗者から進入
料金を徴収することで、違反車(未登録車両)の取締り
を行う。
【0094】そのため、図8に示すように、制限地域1
の境界線(入域課金線)2と各道路3との各交点(課金
場所)4にて、撮影手段を用いた入域車両の車両番号の
確認、並びに、登録車両の課金請求先に対する課金を行
い、また、違反車取締り線27と各道路3との交点28
にて、撮影手段を用いた退域車両の車両番号の確認、並
びに、違反車取締り(未登録車両に対する停止と進入料
金徴収)を行う。以下、各交点28を取締り場所と呼
ぶ。
【0095】図8では違反車取締り線27が入域課金線
2の外側にあるが、両者が同じでもよく、あるいは、未
だ制限地域1内を通行中の車両を退域車両と誤認しない
範囲であれば、違反車取締り線27が入域課金線2の内
側にあってもよい。
【0096】図9に示す例では、入域課金線2と違反車
取締り線27が同じである。入域課金線2の各課金場所
4には、入域方向9の車両のナンバープレート(図示省
略)を撮影するカメラ(第1撮影手段)5と、カメラ5
から受け取った画像を画像処理して文字認識を行うこと
により車両番号を取得する画像処理装置(第1画像処理
手段)6がガントリー7で設置されている。画像処理装
置6は取得した車両番号(第1車両番号)を、図10に
示す課金センタ40に与える。図3と同様、カメラ5及
び画像処理装置6をポール8など他の支持具で設置して
もよい。
【0097】カメラ5は、車両前方数mないし10数m
の位置にて斜め上方から入域車両前部のナンバープレー
トを撮影できるように、設置されている。カメラ5の撮
影範囲13は、少なくとも入域車線10上に位置するよ
うに、調整される。
【0098】また、違反車取締り線27の各取締り場所
28には、退域方向11の車両のナンバープレート(図
示省略)を撮影するカメラ(第2撮影手段)29と、カ
メラ29から受け取った画像を画像処理して文字認識を
行うことにより車両番号を取得する画像処理装置(第2
画像処理手段)30がガントリー7で設置されている。
画像処理装置30は取得した車両番号(第2車両番号)
を、図10に示す課金センタ40に与える。カメラ29
及び画像処理装置30を、図3と同様にポール8等の支
持具で設置してもよい。
【0099】カメラ29は、車両前方数mないし10数
mの位置にて斜め上方から退域車両前部のナンバープレ
ートを撮影できるように、設置されている。カメラ29
の撮影範囲31は、少なくとも退域車線12上に位置す
るように、調整される。
【0100】カメラ29はカメラ5と同様、静止画撮影
用、動画撮影用いずれでもよく、所定のタイミングで、
照明とナンバープレートの撮影を行う。カメラ29が静
止画撮影用の場合は例えば、光電センサ等を用いた車両
検出器(図示省略)を設置し、車両検出器が車両を検出
したタイミングで照明して撮影を行い、その時の画像か
ら画像処理装置30が車両番号を取得する。カメラ29
が動画撮影用の場合は車両検出器は不要であり、例え
ば、カメラ29から画像処理装置30に常時画像を送
り、画像処理装置30が画面中で車両が所定ラインに達
したことを検出したタイミングで、照明を上げさせ、そ
の時の画像から車両番号を取得する。
【0101】本実施の形態では、念のため、カメラ5で
ナンバープレートのみならず運転者の顔も撮影できるよ
うにしてあり、カメラ5が撮影した画像を画像処理装置
6を通して、課金センタ40に与える。
【0102】図9に示すように、各取締り場所28に
は、カメラ29よりも制限地域1外方に数十m寄った位
置に、進入料金徴収場所14aあるいは14bが確保さ
れる。進入料金徴収場所14aは退域車線10の左端部
分であり、進入料金徴収場所14bは入域車線10の左
外側部分である。
【0103】進入料金徴収場所14aまたは14bに
は、退域する未登録車両(違反車)を停止させて搭乗者
から進入料金を徴収するために、先に図4を参照して説
明した車両停止手段15及び徴収済通知手段19が設置
される。車両停止手段15及び徴収済通知手段19は課
金センタ40に接続される。
【0104】車両停止手段15は例えば、先に図4を参
照して説明したスピーカ16、表示器17あるいは遮断
機18等が用いられる。スピーカ16は課金センタ40
からの停止指令に応じて車両番号及び停止指示を放送す
ることで、車両を誘導制止する。表示器17は課金セン
タ40からの停止指令に応じて車両番号及び停止指示を
文字表示することで、車両を誘導制止する。遮断機18
は課金センタ40からの停止指令に応じて、強制的に車
両を誘導制止させる。本実施の形態では、車両停止手段
15はスピーカ16、表示器17及び遮断機18を全て
併用することとしている。進入料金が車種等によって均
一でない場合は、スピーカ16や表示器17で進入料金
も表示するとよい。遮断機18は常時開放で必要に応じ
て閉鎖するものとしているが、逆に、常時閉鎖で必要に
応じて開放するものでもよい。
【0105】徴収済通知手段19は、停止した車両の搭
乗者から係員や料金自動収受機が進入料金を徴収した場
合に、その旨の通知(徴収済通知)を課金センタ40に
伝えるために用いられる。係員が進入料金を徴収する場
合は、例えば、徴収対象車両の車両番号を課金センタ4
0からの指令により表示するボタンを徴収済通知手段1
9に設けておき、係員がこのボタンを押して徴収済通知
を課金センタ40に伝える。進入料金が車両によって均
一でない場合は、徴収済通知手段19に進入料金を表示
させるとよい。料金自動収受機で進入料金を徴収する場
合は、料金自動収受機が徴収済通知手段19となり、搭
乗員から現金やプリペイドカード、クレジットカード、
キャッシュカード等で進入料金を徴収すると、自動的に
徴収済通知を課金センタ40に伝える。進入料金が車両
によって均一でない場合は、料金自動収受機に車両番号
と進入料金を表示させるとよい。
【0106】次に、図10を参照して課金センタ40を
説明する。課金センタ40は登録車両リスト21と、違
反車リスト25と、登録車両照合手段22と、課金処理
手段23と、違反車登録手段32と、違反車照合手段3
3と、違反車削除手段26を備える。
【0107】登録車両リスト21には、予め、制限地域
1へ進入しようとする車両の車両番号と課金請求先(例
えば、金融機関の決済口座番号や自動引き落とし口座番
号、プリペイドカード番号、ゼロ課金記号等)が登録さ
れる。
【0108】登録車両照合手段22は、課金場所4の画
像処理装置6が取得した車両50の車両番号を受け取
り、この車両番号と登録車両リスト21を照合し、車両
番号に対応する課金請求先を求める。つまり、通行車両
50が登録車両であれば、画像処理装置6が取得した車
両番号が登録車両リスト21に存在するので、登録車両
リスト21から課金請求先が求まる。
【0109】課金処理手段23は、登録車両照合手段2
2が求めた課金請求先に課金を行う。
【0110】違反車登録手段32は、画像処理装置6が
取得した車両番号が登録車両リスト21に登録されてい
ない場合、従って、車両50が未登録車両である場合
は、その車両番号を違反車リスト25に登録する。
【0111】本実施の形態では、違反車登録手段32
は、念のため、画像処理装置6が取得した車両番号に加
えて、画像処理装置6を通してカメラ5から得た撮影画
像(運転者の顔とナンバープレートが入った画像)を、
課金場所名及び撮影日時を付して違反車リスト25に登
録するようにしている。
【0112】違反車照合手段33は、取締り場所28の
画像処理装置30が取得した車両50の車両番号を受け
取り、この車両番号と違反車リスト25を照合し、違反
車リスト25に登録されている場合に、取締り場所28
の車両停止手段15に停止指令を与える。
【0113】車両停止手段15が遮断機18のみの場合
でない限り、停止指令には、停止させる車両の車両番号
が含まれる。また、表示器17で進入料金を表示する場
合は、進入料金も停止指令に含まれる。更に、徴収済通
知手段19に車両番号や進入料金を表示する場合は、こ
れらを含む停止指令を徴収済通知手段19にも与える。
【0114】違反車削除手段26は、徴収済通知手段1
9から徴収済通知を受け取ったとき、違反車リスト25
から徴収済通知に該当する車両番号及び画像を削除す
る。
【0115】違反者リスト25に登録した車両番号、撮
影画像、課金場所名及び日時は、未登録車両が進入料金
を支払わず強行突破した場合に、後日、車両所有者に請
求書を発行したり、支払い請求を提訴する際の証拠とし
て用いられる。
【0116】上述した本実施の形態に係る道路課金シス
テムの動作を以下に説明する。 (1) 或る車両50が制限地域1に進入しようとして道路
3を通行し、或る課金場所4に至ると、カメラ5がナン
バープレートを撮影し、この撮影画像から画像処理装置
6が車両50の車両番号を認識する。 (2) 課金場所4では、車両50が登録車両か否かにかか
わらず、停止することなく通過(進入)させる。 (3) 課金センタ40では、登録車両照合手段22にて、
画像処理装置6が取得した車両50の車両番号を登録車
両リスト21と照合して対応する課金請求先を求め、課
金処理部23にて、課金請求先に課金を行う。 (4) 車両50の車両番号が登録されていない場合は、違
反車登録手段32にて、その車両番号を違反者リスト2
5に登録しておく。 (5) 一方、或る車両50aが制限地域1から退出しよう
として道路3を通行し、或る取締り場所28に至ると、
カメラ29がナンバープレートを撮影し、この撮影画像
から画像処理装置30が車両50aの車両番号を取得す
る。 (6) 課金センタ40では、違反車照合手段33にて、画
像処理装置30が取得した車両50aの車両番号を違反
車リスト25と照合し、車両番号が違反車リスト25に
登録されている場合は、車両50が未登録車であって未
課金であるから、停止させてその場で進入料金を徴収す
るために、取締り場所28の車両停止手段15に停止指
令を出す。 (7) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両50aを停止
させる。 (8) 係員や料金自動収受機が停止した車両50aの搭乗
者から進入料金を徴収し、その後、車両50aを退出さ
せる。 (9) 課金センタ40では、取締り場所28の徴収済通知
手段19から徴収済通知を受けたときに、違反車削除手
段26にて、違反車リスト25から当該車両50aの車
両番号を削除する。 (10)なお、違反車照合手段33にて、車両50aの車両
番号が違反車リスト25に登録されていない場合は、車
両50aが登録車両で課金済なので、何もせず、そのま
ま通過(退出)させる。 (11)課金センタ40では、強行突破して進入料金を支払
わなかった車両に対しては、違反者リスト25に登録し
た車両番号、撮影画像、課金場所名及び日時を証拠にし
て、後日、車両所有者に請求書を発行したり、支払い請
求を提訴する。
【0117】[第4の実施の形態:第1、第2の実施の
形態の変形/課金センタで画像処理]上記第1、第2の
実施形態に係る道路課金システムではガントリー7やポ
ール8等の支持具で課金場所4に設置した画像処理装置
(画像処理手段)6でカメラ(撮影手段)5が撮影した
ナンバープレート画像から車両番号を取得するようにし
ているが、画像処理装置6は路側に設置せず、課金セン
タ20側に備えて課金センタ20に含ませるようにして
もよい。このような構成を第4の実施の形態と呼び、図
11により説明する。
【0118】図11に示すように、入域課金線または退
域課金線の課金場所4にはカメラ5がポール8等で設置
され、画像処理装置6は課金センタ20側に設置されて
登録車両照合手段22に接続されている。カメラ5及び
画像処理装置6の機能自体は、第1、第2の実施の形態
で説明したものと同じである。
【0119】また、課金場所4に確保した進入料金徴収
場所には車両停止手段15及び徴収済通知手段19が設
置されているが、これらの機能も第1、第2の実施の形
態で説明したものと同じである。
【0120】即ち、本実施の形態の課金センタ20は、
基本的には、画像処理装置6と、登録車両リスト21
と、登録車両照合手段22と、課金処理手段23と、停
止指令手段24を備え、これらに加え、違反車リスト2
5と違反車削除手段26を備えるが、これらの機能も第
1、第2の実施の形態で説明したものと同じである。
【0121】従って、本第4の実施の形態に係る道路課
金システムの動作は、入域課金線の課金場所4で、登録
車両に対する課金と未登録車両(違反車)に対する取締
りを行う場合は、以下になる。 (1) 登録車両か否かにかかわらず、車両50が制限地域
1に進入する場合は、ものまま通過させる。 (2) 車両50が制限地域1から退出しようとして道路3
を通行し、退域課金線2の課金場所4に至ると、カメラ
5がナンバープレートを撮影し、この撮影画像を課金セ
ンタ20に与える。 (3) 課金センタ20では、画像処理装置6にて、カメラ
5から与えられた画像を画像処理して文字認識すること
で、車両50の車両番号を取得する。 (4) 課金センタ20では、画像処理装置6が取得した車
両番号を登録車両照合手段22にて登録車両リスト21
と照合することにより、登録車両は停止させることなく
通過(退出)させ、車両番号に対応する課金請求先に課
金処理手段23にて課金を行う。 (5) 車両番号が登録されていない場合は、未登録車を停
止させてその場で進入料金を徴収するために、停止指令
手段24から課金場所4の車両停止手段15に停止指令
を出す。 (6) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両50を停止さ
せる。 (7) 停止した車両50の搭乗者から係員や料金自動収受
機が、進入料金を徴収する。その後、車両50が退域す
る。 (8) 課金センタ20では、停止指令が出た車両の車両番
号及び画像を停止指令手段24にて違反車リスト25に
登録しておき、課金場所4の徴収済通知手段19から徴
収済通知を受けたときに、該当する車両の車両番号及び
画像を違反車削除手段26にて違反車リスト25から削
除する。 (9) また、課金センタ20では、強行突破して進入料金
を支払わなかった車両に対しては、違反者リスト25に
登録した車両番号、撮影画像、課金場所名及び日時を証
拠にして、後日、車両所有者に請求書を発行したり、支
払い請求を提訴する。
【0122】また、退域課金線の課金場所4で、登録車
両に対する課金と未登録車両(違反車)に対する取締り
を行う場合は、本第4の実施の形態に係る道路課金シス
テムの動作は以下になる。 (1) 登録車両か否かにかかわらず、車両50が制限地域
1に進入する場合は、ものまま通過させる。 (2) 車両50が制限地域1から退出しようとして道路3
を通行し、退域課金線2の課金場所4に至ると、カメラ
5がナンバープレートを撮影し、この撮影画像を課金セ
ンタ20に与える。 (3) 課金センタ20では、画像処理装置6にて、カメラ
5から与えられた画像を画像処理して文字認識すること
で、車両50の車両番号を取得する。 (4) 課金センタ20では、画像処理装置6が取得した車
両番号を登録車両照合手段22にて登録車両リスト21
と照合することにより、登録車両は停止させることなく
通過(退出)させ、車両番号に対応する課金請求先に課
金処理手段23にて課金を行う。 (5) 車両番号が登録されていない場合は、未登録車を停
止させてその場で進入料金を徴収するために、停止指令
手段24から課金場所4の車両停止手段15に停止指令
を出す。 (6) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両50を停止さ
せる。 (7) 停止した車両50の搭乗者から係員や料金自動収受
機が、進入料金を徴収する。その後、車両50が退域す
る。 (8) 課金センタ20では、停止指令が出た車両の車両番
号及び画像を停止指令手段24にて違反車リスト25に
登録しておき、課金場所4の徴収済通知手段19から徴
収済通知を受けたときに、該当する車両の車両番号及び
画像を違反車削除手段26にて違反車リスト25から削
除する。 (9) また、課金センタ20では、強行突破して進入料金
を支払わなかった車両に対しては、違反者リスト25に
登録した車両番号、撮影画像、課金場所名及び日時を証
拠にして、後日、車両所有者に請求書を発行したり、支
払い請求を提訴する。
【0123】[第5の実施の形態:第3の実施の形態の
変形/課金センタで画像処理]上記第3の実施形態に係
る道路課金システムではガントリー7やポール8等の支
持具で課金場所4に設置した画像処理装置(第1画像処
理手段)6でカメラ(第1撮影手段)5が撮影したナン
バープレート画像から車両番号を取得し、また、同じく
ガントリー7やポール8等の支持具で取締り28に設置
した画像処理装置(第2画像処理手段)30でカメラ
(第2撮影手段)29が撮影したナンバープレート画像
から車両番号を取得するようにしているが、画像処理装
置6、30の少なくとも一方は路側に設置せず、課金セ
ンタ40側に備えて課金センタ40に含ませるようにし
てもよい。このような構成を第5の実施の形態と呼び、
図12により説明する。
【0124】図12に示すように、課金場所4にはカメ
ラ5がポール8等で設置され、画像処理装置6は課金セ
ンタ40側に設置されて登録車両照合手段22に接続さ
れている。また、取締り場所28にはカメラ29がポー
ル8等で設置され、画像処理装置30は課金センタ40
側に設置されて違反者照合手段33に接続されている。
カメラ5、29及び画像処理装置6、30の機能自体
は、第3の実施の形態で説明したものと同じである。
【0125】また、取締り場所28に確保した進入料金
徴収場所には車両停止手段15及び徴収済通知手段19
が設置されているが、これらの機能も、第3の実施の形
態で説明したものと同じである。
【0126】即ち、本実施の形態の課金センタ40は、
画像処理装置6と、登録車両リスト21と、登録車両照
合手段22と、課金処理手段23と、違反車リスト25
と、違反車登録手段32と、画像処理装置30と、違反
車照合手段33と、違反車削除手段26を備えるが、こ
れらの機能も、第3の実施の形態で説明したものと同じ
である。
【0127】従って、本第5の実施の形態に係る道路課
金システムの動作は以下になる。 (1) 或る車両50が制限地域1に進入しようとして道路
3を通行し、或る課金場所4に至ると、カメラ5がナン
バープレートを撮影し、この撮影画像(第1ナンバープ
レート画像)を課金センタ40に与える。 (2) 課金場所4では、車両50が登録車両か否かにかか
わらず、停止することなく通過(進入)させる。 (3) 課金センタ40では、画像処理装置6にて、カメラ
5から与えられた画像を画像処理して文字認識すること
で、車両50の車両番号を取得する。 (4) 課金センタ40では、登録車両照合手段22にて、
画像処理装置6が取得した車両50の車両番号を登録車
両リスト21と照合して対応する課金請求先を求め、課
金処理部23にて、課金請求先に課金を行う。 (5) 車両50の車両番号が登録されていない場合は、違
反車登録手段32にて、その車両番号を、画像(ナンバ
ープレート及び運転者の顔)、課金場所名、撮影日時を
付加して違反者リスト25に登録しておく。 (6) 一方、或る車両50aが制限地域1から退出しよう
として道路3を通行し、或る取締り場所28に至ると、
カメラ29がナンバープレートを撮影し、この撮影画像
(第2ナンバープレート画像)を課金センタ40に与え
る。 (7) 課金センタ40では、画像処理装置30にて、カメ
ラ29から与えられた画像を画像処理して文字認識する
ことで、車両50aの車両番号を取得する。 (8) 課金センタ40では、違反車照合手段33にて、画
像処理装置30が取得した車両50aの車両番号を違反
車リスト25と照合し、車両番号が違反車リスト25に
登録されている場合は、車両50が未登録車であって未
課金であるから、停止させてその場で進入料金を徴収す
るために、取締り場所28の車両停止手段15に停止指
令を出す。 (9) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両50aを停止
させる。 (10)係員や料金自動収受機が停止した車両50aの搭乗
者から進入料金を徴収し、その後、車両50aを退出さ
せる。 (11)課金センタ40では、取締り場所28の徴収済通知
手段19から徴収済通知を受けたときに、違反車削除手
段26にて、違反車リスト25から当該車両50aの車
両番号を削除する。 (12)なお、違反車照合手段33にて、車両50aの車両
番号が違反車リスト25に登録されていない場合は、車
両50aが登録車両で課金済なので、何もせず、そのま
ま通過(退出)させる。 (13)課金センタ40では、強行突破して進入料金を支払
わなかった車両に対しては、違反者リスト25に登録し
た車両番号、撮影画像、課金場所名及び日時を証拠にし
て、後日、車両所有者に請求書を発行したり、支払い請
求を提訴する。
【0128】本第5の実施形態に係る道路課金システム
では2つの画像処理装置6、30と共に課金センタ40
に含めたが、一方の画像処理装置のみ、例えば画像処理
装置6のみを課金センタ40から除外して課金場所4の
ポール8等に設置し、あるいは、画像処理装置30のみ
を課金センタ40から除外して取締り場所28のポール
8等に設置するようにしてもよい。
【0129】[第6の実施の形態:第1、第2の実施の
形態の変形/違反車取締り無し]上記第1、第2の実施
形態に係る道路課金システムでは課金場所4にて未登録
車両を停止させ、その場で搭乗者から進入料金を徴収す
るようにしているが、課金場所4では搭乗者から進入料
金を徴収せず、未登録車両の所有者に後日請求書を郵送
等で送付することで、進入料金を徴収するようにしても
よい。このような構成を第6の実施の形態と呼び、図1
3により説明する。本第6の実施の形態では、請求書の
送付が無視される等の心配はあるが、従来技術のような
ICカード利用の車載器が不要となるため、全国に分散
している車両所有者が容易に登録を行うことができ、道
路課金システムの普及促進に多いに寄与する。
【0130】図13に示すように、入域課金線または退
域課金線の課金場所4にはポール8等でカメラ5と画像
処理装置6が設置されているが、図2及び図7に示した
進入料金徴収場所14aまた14b、並びに、図4及び
図5に示した車両停止手段15及び徴収済通知手段19
は存在しない。カメラ5及び画像処理装置6の機能自体
は、第1、第2の実施の形態で説明したものと同じであ
る。
【0131】これに対応して、本実施の形態の課金セン
タ20は、基本的には、登録車両リスト21と、登録車
両照合手段22と、課金処理手段23を備え、これらの
機能は第1、第2の実施の形態で説明したものと同じで
ある。これらに加え、課金センタ20は、違反車リスト
25と、違反車登録手段32と、違反車削除手段26を
備える。違反車リスト25の機能は第1、第2の実施の
形態で説明したものと同じであり、違反車登録手段32
の機能は第3の実施の形態で説明したものと同じであ
が、違反車削除手段26は請求書を送付した車両所有者
から進入料金の支払いがあったときに、違反車リスト2
5から該当する車両の車両番号及び画像を削除するよう
になっている。
【0132】従って、本第6の実施の形態に係る道路課
金システムの動作は、入域課金線の課金場所4で登録車
両に対する課金を行う場合は、以下になる。 (1) 車両50が制限地域1に進入しようとして道路3を
通行し、入域課金線2の課金場所4に至ると、カメラ5
がナンバープレートを撮影し、この撮影画像から画像処
理装置6が車両番号を取得する。 (3) 課金センタ20では、画像処理装置6が取得した車
両番号を登録車両照合手段22にて登録車両リスト21
と照合することにより、登録車両は停止させることなく
通過(進入)させ、車両番号に対応する課金請求先に課
金処理手段23にて課金を行う。 (3) 車両番号が登録されていない場合は違反車とし、そ
の車両番号、並びに、ナンバープレートと運転者の顔を
含む画像、課金場所名及び撮影日時を、違反車登録手段
32にて違反車リスト25に登録する。 (4) 違反車も停止させることなく、そのまま通過(進
入)させる。 (5) 課金センタ20では、違反車の所有者に対して、郵
送等で請求書を送付し、進入料金を徴収する。その際、
違反車リスト25に登録した車両番号、撮影画像、課金
場所名及び日時を証拠にしてするとよい。違反車の所有
者に請求書を発行したり、支払い請求を提訴する。 (6) 違反車の所有者は進入料金を支払ったとき、課金セ
ンタ20では、違反車削除手段26にて該当する車両の
車両番号及び画像を違反車リスト25から削除する。 (7) なお、請求書が無視された場合等は、車両番号、撮
影画像、課金場所名及び日時を証拠にして、支払い請求
を提訴する。 (8) 登録車両か否かにかかわらず、車両50が制限地域
1から退出する場合は、そのまま通過させる。
【0133】また、退域課金線の課金場所4で登録車両
に対する課金を行う場合は、本第6の実施の形態に係る
道路課金システムの動作は以下になる。 (1) 登録車両か否かにかかわらず、車両50が制限地域
1に進入する場合は、ものまま通過させる。 (2) 車両50が制限地域1から退出しようとして道路3
を通行し、退域課金線2の課金場所4に至ると、カメラ
5がナンバープレートを撮影し、この撮影画像から画像
処理装置6が車両番号を取得する。 (3) 課金センタ20では、画像処理装置6が取得した車
両番号を登録車両照合手段22にて登録車両リスト21
と照合することにより、登録車両は停止させることなく
通過(退出)させ、車両番号に対応する課金請求先に課
金処理手段23にて課金を行う。 (4) 車両番号が登録されていない場合は違反車とし、そ
の車両番号、並びに、ナンバープレートと運転者の顔を
含む画像、課金場所名及び撮影日時を、違反車登録手段
32にて違反車リスト25に登録する。 (5) 違反車も停止させることなく、そのまま通過(退
出)させる。 (6) 課金センタ20では、違反車の所有者に対して、郵
送等で請求書を送付し、進入料金を徴収する。その際、
違反車リスト25に登録した車両番号、撮影画像、課金
場所名及び日時を証拠にしてするとよい。違反車の所有
者に請求書を発行したり、支払い請求を提訴する。 (7) 違反車の所有者は進入料金を支払ったとき、課金セ
ンタ20では、違反車削除手段26にて該当する車両の
車両番号及び画像を違反車リスト25から削除する。 (8) なお、請求書が無視された場合等は、車両番号、撮
影画像、課金場所名及び日時を証拠にして、支払い請求
を提訴する。
【0134】本第6の実施の形態に係る道路課金システ
ムでは画像処理装置6を課金場所4にてポール8等の支
持で設置したが、前述した第4の実施の形態と同様、図
示はしないが画像処理装置6を路側ではなく、課金セン
タ20側に備えて課金センタ20に含ませるようにして
もよい。
【0135】上記第1〜第6の実施の形態ではカメラ5
または29で車両前部のナンバープレートを撮影してい
るが、車両後部のナンバープレートを撮影したり、ある
いは、車両前部及び車両後部両方のナンバープレートを
撮影するようにしてもよい。トラック等の大型では後部
突起物のために斜め上方から撮影できない場合があるこ
とを考慮すると、車両前部のナンバープレートを撮影す
ることが好ましい。また、車両前部及び車両後部両方の
ナンバープレートを撮影する場合は、カメラの台数や画
像処理装置の処理量が増加するが、ナンバープレートの
撮影漏れがなくなるとともに、両方の撮影画像から確実
に車両番号を取得できるという利点がある。
【0136】[第7の実施の形態:第1、第2の実施の
形態の変形/電子プレート利用]現在用いられているナ
ンバープレートは文字で車両番号を表示するものであ
る。しかし将来は、図14に示すように、文字表示34
aに加えて、無線チップ35を例えば埋設して装備した
ナンバープレート(以下、電子プレート)34が使用さ
れることが予想される。無線チップ35は車両番号情報
を記憶する記憶部35a及び無線通信部35bを有して
いる。そこで、何らかの無線通信装置36で無線チップ
35と無線通信することにより、記憶部35aに記憶さ
れた車両番号を無線通信部35bを介して取得すること
ができる。以下、このような無線通信装置36を無線式
車両番号取得装置(車両番号取得手段)と呼ぶ。
【0137】第7の実施の形態に係る道路課金システム
は、前記第1、第2の実施の形態に係る道路課金システ
ムにおいてカメラ(撮影手段)5で撮影したナンバープ
レート画像から画像処理装置(画像処理手段)6で車両
番号を取得している点を、無線式車両番号取得装置36
で通信によって電子プレート34の無線チップ35から
車両番号を取得するように変更したものである。以下、
図15を参照して、第7の実施の形態を説明する。
【0138】図15において、車両51のナンバープレ
ートは、図14に示した車両番号情報を記憶する記憶部
35a及び無線通信部35bを有する無線チップ35を
装備した電子プレート34である。
【0139】電子プレート34に対応して、入域課金線
または退域課金線の課金場所4には無線式車両番号取得
装置36がポール8等で支持して設置されている。無線
式車両番号取得装置36は電子プレート34の無線チッ
プ35と無線通信することにより、記憶部35aに記憶
された車両番号を無線通信部35bを介して取得し、取
得した車両番号を課金装置20に与える。図15中、3
6aは無線式車両番号取得装置36のアンテナである。
【0140】無線式車両番号取得装置36の通信範囲
は、課金場所4が入域課金線にある場合は少なくとも入
域車線上に位置し、課金場所4が退域課金線にある場合
は少なくとも退域車線上に位置するように、調整すると
よい。
【0141】また、無線式車両番号取得装置36は第
1、第2の実施の形態におけるカメラ5とは異なり、車
両51の前方、後方、上方、下方、側方いずれの方向か
ら無線チップ35と通信するように設置してもよい。
【0142】本実施の形態でも課金場所4には、カメラ
37を無線式車両番号取得装置36と一緒に設置してい
るが、このカメラ37は第1、第2の実施の形態におけ
るカメラ5とは異なり、車両番号取得用ではなく、念の
ために、運転者の顔及び電子プレートを撮影して記録し
ておくために用いらるようにしている。
【0143】このカメラ37は、課金場所4が入域課金
線にある場合は、図2と同様、撮影範囲が少なくとも入
域車線上に位置し、車両前方数mないし10数mの位置
にて斜め上方から入域方向の車両を撮影するように調整
され、課金場所4が退域課金線にある場合は、図7と同
様、撮影範囲が少なくとも退域車線上に位置し、車両前
方数mないし10数mの位置にて斜め上方から入域方向
の車両を撮影するように調整され、その画像(運転者の
顔及び電子プレート34)を課金センタ20に与える。
【0144】また、カメラ37は、カメラ5と同様、静
止画撮影用、動画撮影用いずれでもよく、所定のタイミ
ングで、照明下にて撮影を行う。
【0145】各課金場所4が入域課金線にある場合は、
図2と同様、制限地域1内方に数十m寄った位置に、進
入料金徴収場所(14aまたは14b参照)が確保さ
れ、車両を停止させて搭乗者から進入料金を徴収するた
めに、車両停止手段15が設置される。また、各課金場
所4が退域課金線にある場合は、図7と同様、制限地域
1外方に数十m寄った位置に、進入料金徴収場所(14
aまたは14b参照)が確保される。
【0146】このような進入料金徴収場所に、車両停止
手段15としてスピーカ16、表示器17及び遮断機1
8が設置され、また、徴収済通知手段19が設置されて
いる。これらは課金センタ20に接続され、その機能は
先に図4を参照して説明したものと同じである。
【0147】課金センタ20は基本的には、登録車両リ
スト21と、登録車両照合手段22と、課金処理手段2
3と、停止指令手段24を備えるものである。これらに
加え、本実施の形態の課金センタ20は、念のため、違
反車リスト25と違反車削除手段26を備える。これら
の機能は、登録車両照合手段22が画像処理装置6が取
得した車両番号に代えて、無線式車両番号取得装置36
が取得した車両番号を登録車両リスト21と照合する
点、及び、停止指令手段24がカメラ5が撮影した画像
に代えて、カメラ37が撮影した画像を違反車の車両番
号と一緒に違反車リスト25に登録する点を除き、先に
図5を参照して第1、第2の実施の形態で説明した課金
装置20と同じである。
【0148】従って、入域課金線の課金場所4で、登録
車両に対する課金と未登録車両(違反車)に対する取締
りを行う場合は、本第7の実施の形態に係る道路課金シ
ステムの動作は以下になる。 (1) 車両51が制限地域1に進入しようとして道路3を
通行し、課金場所4に至ると、無線式車両番号取得装置
36が電子プレート34の無線チップ35と通信して車
両番号を取得する。 (2) 課金センタ20では、無線式車両番号取得装置36
が取得した車両番号を登録車両照合手段22にて登録車
両リスト21と照合することにより、登録車両は停止さ
せることなく通過(進入)させ、車両番号に対応する課
金請求先に課金処理手段23にて課金を行う。 (3) 車両番号が登録されていない場合は、未登録車を停
止させてその場で進入料金を徴収するために、停止指令
手段24から課金場所4の車両停止手段15に停止指令
を出す。 (4) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両51を停止さ
せる。 (5) 停止した車両51の搭乗者から係員や料金自動収受
機が、進入料金を徴収する。その後、車両51が入域す
る。 (6) 課金センタ20では、停止指令が出た車両の車両番
号及びカメラ37が撮影した画像(運転者の顔及び電子
プレート34)を課金場所名、撮影日時とともに、停止
指令手段24にて違反車リスト25に登録しておき、課
金場所4の徴収済通知手段19から徴収済通知を違反車
削除手段26が受けたときに、該当する車両の車両番号
及び画像を違反車リスト25から削除する。 (7) 課金センタ20では、強行突破して進入料金を支払
わなかった車両に対しては、違反者リスト25に登録し
た車両番号、画像、課金場所名及び日時を証拠にして、
後日、車両所有者に請求書を発行したり、支払い請求を
提訴する。 (8) 登録車両か否かにかかわらず、車両51が制限地域
1から退出する場合は、そのまま通過させる。
【0149】また、課金場所4が退域課金線にある場合
は、本第7の実施の形態に係る道路課金システムの動作
は以下になる。 (1) 登録車両か否かにかかわらず、車両51が制限地域
1に進入する場合は、ものまま通過させる。 (2) 車両51が制限地域1から退出しようとして道路3
を通行し、課金場所4に至ると、無線式車両番号取得装
置36が電子プレート34の無線チップ35と通信して
車両番号を取得する。 (3) 課金センタ20では、無線式車両番号取得装置36
が取得した車両番号を登録車両照合手段22にて登録車
両リスト21と照合することにより、登録車両は停止さ
せることなく通過(退出)させ、車両番号に対応する課
金請求先に課金処理手段23にて課金を行う。 (4) 車両番号が登録されていない場合は、未登録車を停
止させてその場で進入料金を徴収するために、停止指令
手段24から課金場所4の車両停止手段15に停止指令
を出す。 (5) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両51を停止さ
せる。 (6) 停止した車両51の搭乗者から係員や料金自動収受
機が、進入料金を徴収する。その後、車両51が退域す
る。 (7) 課金センタ20では、停止指令が出た車両の車両番
号及びカメラ37が撮影した画像(運転者の顔及び電子
プレート34)を課金場所名、撮影日時とともに、停止
指令手段24にて違反車リスト25に登録しておき、課
金場所4の徴収済通知手段19から徴収済通知を違反車
削除手段26が受けたときに、該当する車両の車両番号
及び画像を違反車リスト25から削除する。 (8) 課金センタ20では、強行突破して進入料金を支払
わなかった車両に対しては、違反者リスト25に登録し
た車両番号、画像、課金場所名及び日時を証拠にして、
後日、車両所有者に請求書を発行したり、支払い請求を
提訴する。
【0150】[第8の実施の形態:第3の実施の形態の
変形/電子プレート利用]第8の実施の形態に係る道路
課金システムは、前記第3の実施の形態に係る道路課金
システムにおいてカメラ(第1撮影手段)5で撮影した
ナンバープレート画像から画像処理装置(第1画像処理
手段)6で車両番号を取得している点、並びに、カメラ
(第2撮影手段)29で撮影したナンバープレート画像
から画像処理装置(第2画像処理手段)30で車両番号
を取得している点を、それぞれ無線式車両番号取得装置
で電子プレート34から通信によって車両番号を取得す
るように変更したものである。以下、図16を参照し
て、第8の実施の形態を説明する。
【0151】図16において、車両51、51aのナン
バープレートは、図14に示した車両番号情報を記憶す
る記憶部35a及び無線通信部35bを有する無線チッ
プ35を装備した電子プレート34である。
【0152】電子プレート34に対応して、課金場所4
には無線式車両番号取得装置(第1車両番号取得手段)
36がポール8等で支持して設置されている。無線式車
両番号取得装置36は電子プレート34の無線チップ3
5と無線通信することにより、記憶部35aに記憶され
た車両番号を無線通信部35bを介して取得し、取得し
た車両番号(第1車両番号)を課金装置40に与える。
図16中、36aは無線式車両番号取得装置36のアン
テナである。
【0153】無線式車両番号取得装置36の通信範囲
は、少なくとも入域車線上に位置するように、調整して
ある。無線式車両番号取得装置36は第3の実施の形態
におけるカメラ5とは異なり、車両51の前方、後
方、、上方、下方、側方いずれの方向から無線チップ3
5と通信するように設置してもよい。
【0154】カメラ37を無線式車両番号取得装置36
と一緒に設置しているが、このカメラ37は第1、第2
の実施の形態におけるカメラ5とは異なり、車両番号取
得用ではなく、念のために、運転者の顔及び電子プレー
トを撮影して記録しておくために用いるようにしてい
る。カメラ37は、図2と同様、撮影範囲が少なくとも
入域車線上に位置し、車両前方数mないし10数mの位
置にて斜め上方から入域方向の車両を撮影するように調
整され、その画像(運転者の顔及び電子プレート34)
を課金センタ40に与える。また、カメラ39は、カメ
ラ5と同様、静止画撮影用、動画撮影用いずれでもよ
く、所定のタイミングで、照明下にて撮影を行う。
【0155】また、取締り場所28にも、無線式車両番
号取得装置38がポール8等で支持して設置されてい
る。無線式車両番号取得装置38も電子プレート34の
無線チップ35と無線通信することにより、記憶部35
aに記憶された車両番号を無線通信部35bを介して取
得し、取得した車両番号(第2車両番号)を課金装置4
0に与える。図16中、38aは無線式車両番号取得装
置38のアンテナである。
【0156】無線式車両番号取得装置38の通信範囲
も、少なくとも入域車線上に位置するように、調整する
とよい。無線式車両番号取得装置38は第3の実施の形
態におけるカメラ29とは異なり、車両51aの前方、
後方、、上方、下方、側方いずれから無線チップ35と
通信するように設置してもよい。
【0157】取締り場所28には、図9と同様、制限地
域1外方に数十m寄った位置に、進入料金徴収場所(1
4aまたは14b参照)が確保され、車両を停止させて
搭乗者から進入料金を徴収するために、車両停止手段1
5及び徴収済通知手段19が設置されている。これらは
課金センタ20に接続されている。
【0158】車両停止手段15としてはスピーカ16、
表示器17及び遮断機18が設置され、これら及び徴収
済通知手段19の機能は、先に図4を参照して説明した
ものと同じである。
【0159】本実施の形態の課金センタ40は登録車両
リスト21と、登録車両照合手段22と、課金処理手段
23と、違反車リスト25と、違反車登録手段32と、
画像処理装置30と、違反車照合手段33と、違反車削
除手段26を備えるが、これらの機能は、登録車両照合
手段22が画像処理装置6が取得した車両番号に代え
て、無線式車両番号取得装置36が取得した車両番号を
登録車両リスト21と照合する点、違反車登録手段32
がカメラ5が撮影した画像に代えて、カメラ37が撮影
した画像を違反車の車両番号と一緒に違反車リスト25
に登録する点、及び、違反車照合手段33が画像処理装
置30が取得した車両番号に代えて、無線式車両番号取
得装置38が取得した車両番号を違反車リスト25と照
合する点を除き、先に図10を参照して第3の実施の形
態で説明した課金装置40と同じである。
【0160】従って、本第8の実施の形態に係る道路課
金システムの動作は以下になる。 (1) 或る車両51が制限地域1に進入しようとして道路
3を通行し、或る課金場所4に至ると、無線式車両番号
認識装置36が電子プレート34の無線チップ35と通
信して車両番号(第1車両番号)を取得する。 (2) 課金場所4では、車両51が登録車両か否かにかか
わらず、停止することなく通過(進入)させる。 (3) 課金センタ40では、登録車両照合手段22にて、
無線式車両番号取得装置36が取得した車両51の車両
番号を登録車両リスト21と照合して対応する課金請求
先を求め、課金処理部23にて、課金請求先に課金を行
う。 (4) 車両50の車両番号が登録されていない場合は、違
反車登録手段32にて、その車両番号を、カメラ37が
撮影した画像(運転者の顔及び電子プレート34)、課
金場所名及び撮影日時とともに、違反者リスト25に登
録しておく。 (5) 一方、或る車両51aが制限地域1から退出しよう
として道路3を通行し、或る取締り場所28に至ると、
無線式車両番号取得装置38が電子プレート34の無線
チップ35と通信して車両番号(第2車両番号)を取得
する。 (6) 課金センタ40では、違反車照合手段33にて、無
線式車両番号取得装置38が取得した車両51aの車両
番号を違反車リスト25と照合し、車両番号が違反車リ
スト25に登録されている場合は、車両51aが未登録
車であって未課金であるから、停止させてその場で進入
料金を徴収するために、取締り場所28の車両停止手段
15に停止指令を出す。 (7) 車両停止手段15は停止指令に基づいて、スピーカ
16や表示器17、遮断機18により車両51aを停止
させる。 (8) 係員や料金自動収受機が停止した車両51aの搭乗
者から進入料金を徴収し、その後、車両51aを退出さ
せる。 (9) 課金センタ40では、取締り場所28の徴収済通知
手段19から徴収済通知を受けたときに、違反車削除手
段26にて、該当する車両の車両番号及び画像を違反車
リスト25から削除する。 (10)なお、違反車照合手段33にて、車両51aの車両
番号が違反車リスト25に登録されていない場合は、車
両51aが登録車両で課金済なので、何もせず、そのま
ま通過(退出)させる。 (11)課金センタ40では、強行突破して進入料金を支払
わなかった車両に対しては、違反者リスト25に登録し
た車両番号、撮影画像、課金場所名及び日時を証拠にし
て、後日、車両所有者に請求書を発行したり、支払い請
求を提訴する。
【0161】本第8の実施形態に係る道路課金システム
では課金場所4及び取締り場所28の両方で、カメラで
撮影したナンバープレート画像から画像処理装置で文字
認識して車両番号を取得す代わりに、無線式車両番号取
得装置36、38で電子プレート34から通信によって
車両番号を取得するようにしている。しかし、課金場所
4及び取締り場所28の一方のみで、無線式車両番号取
得装置により電子プレート34から通信によって車両番
号を取得するようにしてもよい。
【0162】[第9の実施の形態:第7の実施の形態の
変形/違反車取締り無し]上記第7の実施形態に係る道
路課金システムでは課金場所4にて未登録車両を停止さ
せ、その場で搭乗者から進入料金を徴収するようにして
いるが、課金場所4では搭乗者から進入料金を徴収せ
ず、未登録車両の所有者に後日請求書を郵送等で送付す
ることで、進入料金を徴収するようにしてもよい。この
ような構成を第9の実施の形態と呼び、図17により説
明する。本第9の実施の形態では、請求書の送付が無視
される等の心配はあるが、従来技術のようなICカード
利用の車載器が不要となるため、全国に分散している車
両所有者が容易に登録を行うことができ、道路課金シス
テムの普及促進に多いに寄与する。
【0163】図17に示すように、入域課金線または退
域課金線の課金場所4にはポール8等で無線式車両番号
認識装置36が設置されているが、図15に示した進入
料金徴収場所14aまた14b、並びに、車両停止手段
15及び徴収済通知手段19は存在しない。但し、第7
の実施の形態と同様、カメラ37は設置してあり、その
機能と用途は前述の通りである。
【0164】本第9の実施の形態の課金センタ20は、
基本的には、登録車両リスト21と、登録車両照合手段
22と、課金処理手段23を備え、これらの機能は第7
の実施の形態で説明したものと同じである。これらに加
え、課金センタ20は、違反車リスト25と、違反車登
録手段32と、違反車削除手段26を備える。違反車リ
スト25の機能、違反車登録手段32の機能は第7の実
施の形態で説明したものと同じであるが、違反車削除手
段26は請求書を送付した車両所有者から進入料金の支
払いがあったときに、違反車リスト25から該当する車
両の車両番号及び画像を削除するようになっている。
【0165】従って、本第9の実施の形態に係る道路課
金システムの動作は、入域課金線の課金場所4で登録車
両に対する課金を行う場合は、以下になる。 (1) 車両51が制限地域1に進入しようとして道路3を
通行し、課金場所4に至ると、無線式車両番号取得装置
36が電子プレート34の無線チップ35と通信して車
両番号を取得する。 (2) 課金センタ20では、無線式車両番号取得装置36
が取得した車両番号を登録車両照合手段22にて登録車
両リスト21と照合することにより、登録車両は停止さ
せることなく通過(進入)させ、車両番号に対応する課
金請求先に課金処理手段23にて課金を行う。 (3) 車両番号が登録されていない場合は違反車とし、そ
の車両番号、並びに、カメラ37が撮影した画像(運転
者の顔と電子プレート34)、課金場所名及び撮影日時
を、違反車登録手段32にて違反車リスト25に登録す
る。 (4) 違反車も停止させることなく、そのまま通過(進
入)させる。 (5) 課金センタ20では、違反車の所有者に対して、郵
送等で請求書を送付し、進入料金を徴収する。その際、
違反車リスト25に登録した車両番号、撮影画像、課金
場所名及び日時を証拠にしてするとよい。違反車の所有
者に請求書を発行したり、支払い請求を提訴する。 (6) 違反車の所有者は進入料金を支払ったとき、課金セ
ンタ20では、違反車削除手段26にて該当する車両の
車両番号及び画像を違反車リスト25から削除する。 (7) なお、請求書が無視された場合等は、車両番号、撮
影画像、課金場所名及び日時を証拠にして、支払い請求
を提訴する。 (8) 登録車両か否かにかかわらず、車両50が制限地域
1から退出する場合は、そのまま通過させる。
【0166】また、退域課金線の課金場所4で登録車両
に対する課金を行う場合は、本第9の実施の形態に係る
道路課金システムの動作は以下になる。 (1) 登録車両か否かにかかわらず、車両50が制限地域
1に進入する場合は、ものまま通過させる。 (2) 車両50が制限地域1から退出しようとして道路3
を通行し、課金場所4に至ると、無線式車両番号取得装
置36が電子プレート34の無線チップ35と通信して
車両番号を取得する。 (2) 課金センタ20では、無線式車両番号取得装置36
が取得した車両番号を登録車両照合手段22にて登録車
両リスト21と照合することにより、登録車両は停止さ
せることなく通過(退出)させ、車両番号に対応する課
金請求先に課金処理手段23にて課金を行う。 (3) 車両番号が登録されていない場合は違反車とし、そ
の車両番号、並びに、カメラ37が撮影した画像(運転
者の顔と電子プレート34)、課金場所名及び撮影日時
を、違反車登録手段32にて違反車リスト25に登録す
る。 (4) 違反車も停止させることなく、そのまま通過(退
出)させる。 (5) 課金センタ20では、違反車の所有者に対して、郵
送等で請求書を送付し、進入料金を徴収する。その際、
違反車リスト25に登録した車両番号、撮影画像、課金
場所名及び日時を証拠にしてするとよい。違反車の所有
者に請求書を発行したり、支払い請求を提訴する。 (6) 違反車の所有者は進入料金を支払ったとき、課金セ
ンタ20では、違反車削除手段26にて該当する車両の
車両番号及び画像を違反車リスト25から削除する。 (7) なお、請求書が無視された場合等は、車両番号、撮
影画像、課金場所名及び日時を証拠にして、支払い請求
を提訴する。
【0167】以上説明した第7〜第9の各実施の形態に
おいて、カメラ37をカメラ5と同様の用途、つまり、
カメラ37の撮影画像を画像処理装置6で文字認識して
車両番号を取得し、これで取得した車両番号と無線式車
両番号取得装置36で取得した車両番号と併用するよう
にしてもよい。これにより、ナンバープレートに無線チ
ップ35を装備していない車両に対しても車両番号を取
得することができる。同様に、第9の実施の形態におい
て、無線式車両番号取得装置38にカメラ29を併設
し、カメラ29の撮影画像を画像処理装置30で文字認
識して車両番号を取得し、これで取得した車両番号と無
線式車両番号取得装置38で取得した車両番号と併用す
ることにより、ナンバープレートに無線チップ35を装
備していない車両に対しても車両番号を取得することが
できる。
【0168】以上説明した第1〜第5及び第7〜第8の
各実施の形態では、係員が違反車の搭乗者から進入料金
を徴収する場合は、係員が旗を振るなどして違反車を停
止させることも効果的である。このように係員が旗を振
って車両を停止させる場合、車両停止手段19は必ずし
も必要とされない。
【0169】また、第1〜第5及び第7〜第8の各実施
の形態において進入料金を支払わず強行突破した違反車
に対して請求書を送付する場合、また、第6及び第9の
各実施の形態において未登録車両(違反車)に対して請
求書を送付する場合、進入料金徴収用データベースとし
て、自動車税徴収システム等の既存のデータベースを利
用することが可能である。
【0170】[第10の実施の形態:道路課金システム
間における進入料金の連携徴収]上述したように、第1
〜第9の各実施の形態に係る道路課金システムは、自分
自身が管轄する制限地域1に自分自身に登録されている
車両(以下、自地域登録車両)が進入する場合は、登録
されている課金請求先に進入料金の課金処理を行い、自
地域登録車両以外の車両は停止させ、その場で進入料金
を徴収する。
【0171】しかし、将来、道路課金システムは全国各
地(多くの場合自治体毎)に実施され、複数存在するこ
とが予想される。このような状況では、各道路課金シス
テムが自地域登録車両以外であっても、他の道路課金シ
ステムに登録された車両(以下、他地域登録車両)も停
止させることなく課金できることが、進入料金徴収の効
率上、強く要望される。しかし、現状では、このような
技術は提案されていない。
【0172】第10の実施の形態に係る進入料金徴収方
法には、複数の道路課金システム間が連携して、自地域
登録車両以外でも、他地域登録車両を停止させずに課金
できる手法であり、図18及び図19を参照して説明す
る。以下では、道路課金システムをERP(Electronic
Road Pricing) システムと略称して説明する。
【0173】図18に示すように、複数(図では3つ)
のERPシステム60a、60b、60nが中央システ
ム70を介してネットワーク80で相互に連結されてい
る。AはERPシステム60aが管轄する制限地域、B
はERPシステム60bが管轄する制限地域、NはER
Pシステム60nが管轄する制限地域を示す。このよう
に、複数のERPシステムを中央システム70を介して
ネットワーク80で相互に連結することにより、多数の
ERPシステムのネットワーク連結を簡単に行うことが
できる。
【0174】ここで、ERPシステム60a、60b、
60nはいずれも、第1〜第9の各実施の形態に係る道
路課金システムから任意に選択したものである。換言す
れば、2つ以上のERPシステムが同一の実施の形態に
係る道路課金システムであっても、あるいは、全てのE
RPシステムが別々の実施の形態に係る道路課金システ
ムであってもよい。
【0175】本例では、図18に示すように、車両90
がERPシステム60aの管轄地域Aへ進入しようとし
ている。また、中央システム70には徴収システム71
を備ており、徴収システム71により他地域車両の進入
料金の徴収や清算を行うことができるようになってい
る。
【0176】以下、図19を参照して、本第10の実施
の形態における進入料金徴収の処理手順を説明する。こ
こでは、簡単のため、図18に示したようにERPシス
テム60aの管轄地域Aに車両90が進入する場合を考
え、当該ERPシステム60aを中心に進入料金徴収処
理を説明する。
【0177】また、車両についての用語を、ERPシス
テム60aを中心に、以下のように定義しておく。 (1) 自地域登録車両とは、少なくともERPシステム6
0a自身に登録されている車両である。 (2) 他地域登録車両とは、ERPシステム60aには登
録されていないが、他のERPシステム60b、60n
に登録されている車両である。 (3) 未登録車両とは、いずれのERPシステム60a、
60b、60nにも登録されていない車両である。
【0178】図19において、管轄地域A内に進入する
車両90があると、ERPシステム60aでは、カメラ
と画像処理装置を用いた車両番号取得装置や、電子プレ
ートと通信する無線式車両番号取得装置により、車両9
0の車両番号を取得する(ステップS1参照)。
【0179】この車両番号を車両登録リストと照合する
ことで、車両90がERPシステム60aの自地域登録
車両か否か判断する(ステップS2参照)。
【0180】自地域登録車両であれば、停止させること
なく通過させ、予め登録されている課金請求先に課金す
る(ステップS3参照)。
【0181】自地域登録車両でなければ、車両番号を他
のERPシステム60b、60nの車両登録リストと照
合して、車両90が他地域登録車両か否か判断する(ス
テップS4参照)。
【0182】他地域登録車両であれば停止させることな
く通過させ、ERPシステム60aから中央システム7
0にネットワーク80を介して、進入料金の金額と、車
両番号と、車両90が登録されているERPシステムの
識別情報を送信し、当該他のERPシステム60bまた
は60nに対する進入料金の徴収を要請する(ステップ
S5参照)。
【0183】中央システム70の徴収システム71で
は、ERPシステム識別情報に該当するERPシステム
60bまたは60nに対し、進入料金の金額と車両番号
をネットワーク40を介して送信し、進入料金を徴収す
る(ステップS6参照)。
【0184】中央システム70は進入料金徴収完了前ま
たは後に、ERPシステム60aに対し金融機関等の適
宜な手段により進入料金を支払う。
【0185】中央システム70の徴収システム71は、
ERPシステム60b、60nから徴収した進入料金を
ERPシステム60aに支払う際に、必要に応じて、手
数料を取ったり、支払い金額貸借の清算を行うことがで
きるようになっている。
【0186】車両90が未登録車両である場合は、車両
停止手段15により車両90を停止させ、その場で搭乗
者から進入料金を徴収する(ステップS7、8参照)。
【0187】なお、第6、第9の各実施の形態に係る道
路料金システムでは車両停止手段により車両を停止させ
て搭乗者から進入料金を徴収することが必須事項ではな
い。また、第1〜第5、第7〜第8の各実施の形態に係
る道路料金システムでも、違反車が強行突破して進入料
金が徴収できないことが考えられる。このような場合に
は、ERPシステム60aから中央システム70にネッ
トワーク80を介して、車両90の車両番号及び進入料
金額を送信し、車両90に対する進入料金の徴収を要請
することができる。
【0188】これに対して、中央システム70の徴収シ
ステム71は、車両番号から車両90の所有者を特定
し、進入料金を請求により徴収する。
【0189】中央システム70は車両所有者からの進入
料金徴収完了前または後に、ERPシステム60aに対
し金融機関等の適宜な手段により進入料金を支払う。そ
の際に、必要に応じて、手数料を取ったり、支払い金額
貸借の清算を行うことができるようにしている。
【0190】中央システム70の徴収システム71とし
ては、自動車税徴収システム等の既存のデータベースを
利用することが可能であり、この場合は、新規なデータ
ベース構築が不要となる。
【0191】[第11の実施の形態:第10の実施の形
態の変形/徴収センタ無し]図20に、第11実施の形
態に係る進入料金徴収方法を実現するシステムの概略装
置構成例を示す。本例は、図19に示した第10の実施
の形態と比べると、中央システム70は徴収システムを
持たず、単に、複数のERPシステム60a、60b、
60nを中央システム70を介してネットワーク80で
相互に連結しているだけであり、一のERPシステムの
管轄地域へ進入する他地域登録車両に対する進入料金
は、中央システム70に代えて、当該車両が登録されて
いる他のERPシステムにより徴収する点が異なる。従
って、図20中で、図18と同一機能部分には同一符号
を付し、説明の重複を極力省く。
【0192】図20おいて、複数のERPシステム60
a、60b、60nが中央システム70を介してネット
ワーク80で相互に連結されている。AはERPシステ
ム60aの管轄地域、BはERPシステム60bの管轄
地域、NはERPシステム60nの管轄地域を示す。本
例でも、車両90がERPシステム60aの管轄地域A
へ進入しようとしている。
【0193】ERPシステム60a、60b、60nは
いずれも、第10の実施の形態で説明したと同様、第1
〜第9の各実施の形態に係る道路課金システムから任意
に選択したものである。
【0194】次に、図21を参照して、本第11の実施
の形態における進入料金徴収の処理手順を説明する。簡
単のため、図20に示したようにERPシステム60a
の管轄地域Aに車両90が進入する場合を考え、当該E
RPシステム60aを中心に進入料金徴収処理を説明す
る。
【0195】図21において、管轄地域A内に進入する
車両90があると、ERPシステム60aでは、カメラ
と画像処理装置を用いた車両番号取得装置や、電子プレ
ートと通信する無線式車両番号取得装置により、車両9
0の車両番号を取得する(ステップS1参照)。
【0196】この車両番号を車両登録リストと照合する
ことで、車両90がERPシステム60aの自地域登録
車両か否か判断する(ステップS2参照)。
【0197】自地域登録車両であれば、停止させること
なく通過させ、予め登録されている課金請求先に課金す
る(ステップS3参照)。
【0198】自地域登録車両でなければ、車両番号を他
のERPシステム60b、60nの車両登録リストと照
合して、車両90が他地域登録車両か否か判断する(ス
テップS4参照)。
【0199】他地域登録車両であれば停止させることな
く通過させ、ERPシステム60aから中央システム7
0及びネットワーク80を介して、車両90が登録され
ている管轄ERPシステム60bまたは60nに進入料
金の金額と車両番号を送信し、車両90に対する進入料
金の徴収を要請する(ステップS5参照)。
【0200】管轄ERPシステム60bまたは60nで
は、ERPシステム60aから送信されてきた車両番号
に該当する課金請求先に、送信されてきた進入料金の金
額を課金し、徴収する(ステップS6参照)。
【0201】そして、管轄ERPシステム60bまたは
60nは進入料金徴収完了前または後に、ERPシステ
ム10aに対し金融機関等の適宜な手段により進入料金
を支払う。
【0202】管轄ERPシステム60bまたは60nが
進入料金をERPシステム60aに支払う際、必要に応
じて、手数料を取ったり、支払い金額貸借の清算を行う
ことができるようになっている。
【0203】車両90が未登録車両である場合は、車両
停止手段15により車両90を停止させ、その場で搭乗
者から進入料金を徴収する(ステップS7、8参照)。
【0204】なお、ERPシステム60aが第6、第9
の各実施の形態に係る道路料金システム(車両停止手段
により違反車を停止させて搭乗者から進入料金を徴収す
ることが必須事項ではないシステム)である場合、ある
いは、第1〜第5、第7〜第8の各実施の形態に係る道
路料金システムであっても、違反車が強行突破して進入
料金が徴収できない場合には、ERPシステム60aか
ら中央システム70及びネットワーク80を介して車両
90が属する地域を管轄するERPシステム60b、6
0nに車両90の車両番号及び進入料金額を送信し、請
求書の送付により進入料金の徴収を要請することができ
る。
【0205】これに対して、ERPシステム60bまた
は60nは、車両番号から車両90の所有者を特定し、
進入料金を請求により徴収する。ERPシステム60b
または60nは車両所有者からの進入料金徴収完了前ま
たは後に、ERPシステム60aに対し金融機関等の適
宜な手段により進入料金を支払う。その際に、必要に応
じて、手数料を取ったり、支払い金額貸借の清算を行う
ことができるようにしている。
【0206】[第12の実施の形態:第11の実施の形
態の変形/中央システム無し]図22に、第12の実施
の形態に係る進入料金徴収方法を実現するシステムの概
略装置構成例を示す。本第12の実施の形態は、図20
に示した第11の実施の形態と比べると、中央システム
を持たず、単に、複数のERPシステム60a、60
b、60nをネットワーク80で相互に連結しているだ
けであり、一のERPシステムの管轄地域へ進入する他
地域登録車両に対する進入料金は、ネットワーク80を
介して直接、当該車両が登録されている他のERPシス
テムに徴収を要請する点が異なる。従って、図22中
で、図20と同一機能部分には同一符号を付し、説明の
重複を極力省く。
【0207】図22おいて、複数のERPシステム60
a、606、60nがネットワーク80で相互に連結さ
れている。AはERPシステム60aの管轄地域、Bは
ERPシステム60bの管轄地域、NはERPシステム
60nの管轄地域を示す。本例でも、車両90がERP
システム60aの管轄地域Aへ進入しようとしている。
ERPシステム60a、60b、60nはいずれも、第
10の実施の形態で説明したと同様、第1〜第9の各実
施の形態に係る道路課金システムから任意に選択したも
のである。
【0208】進入料金徴収の処理手順は、カメラと画像
処理装置を用いた車両番号取得装置電子プレートと通信
する無線式車両番号取得装置により取得した車両番号、
並びに、進入料金の金額を送信し、中央システムを介さ
ず、ERPシステム60aからネットワーク80を介し
て直接、他のERPシステム60b、60nに送信する
点が異なるだけで、図21を参照して説明したものと同
様である。
【0209】上述した第10、第11、第12各実施の
形態において、2つ以上のERPシステムの課金センタ
20または40を共有するように構成することができ
る。
【0210】また、上述した第10、第11、第12各
実施の形態において、中央システム70を介して、ある
いは直接ネットワーク80により警察組織に連結してお
き、各ERPシステム60a、60b、60nが盗難車
両や違法車両等を検知したときに、これらの車両情報を
警察組織に直ちに通知するように構成することができ
る。
【0211】なお、上述した第10、第11、第12各
実施の形態において、ネットワーク80で連結するER
Pシステムに、ICカード利用の車載器を用いる従来の
道路課金システムが含まれても、差し支えない。
【0212】
【発明の効果】以上、実施の形態とともに具体的に説明
したように、第1発明の道路課金システムは、与えられ
たナンバープレート画像から車両番号を取得し、且つ、
進入が制限される制限地域への進入が予め登録されてい
る車両の車両番号及び課金請求先に基づいて、前記取得
した車両番号に対応する課金請求先に課金を行う課金セ
ンタに、ナンバープレート画像を与える撮像手段であっ
て、前記制限地域の入口または出口に設置され、車両の
ナンバープレートを撮影する撮影手段を具備することを
特徴とする。
【0213】従って、第1発明によれば、従来技術のよ
うなICカード利用の車載器が不要となるため、全国に
分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0214】第2発明の道路課金システムは、第1発明
において、前記取得した車両番号が登録されていない場
合に前記課金センタから与えられる停止指令に基づいて
車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、
前記撮影手段が設置された入口または出口に設置された
車両停止手段を具備することを特徴とする。
【0215】従って、第2発明によれば、第1発明の効
果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実に進
入料金を徴収することができる。
【0216】第3発明の道路課金システムは、与えられ
た第1ナンバープレート画像から第1車両番号を取得
し、与えられた第2ナンバープレート画像から第2車両
番号を取得し、且つ、進入が制限される制限地域への進
入が予め登録されている車両の車両番号及び課金請求先
に基づいて、取得した第1車両番号が登録されている場
合は第1車両番号に対応する課金請求先に課金を行い、
取得した第1の車両番号が登録されていない場合は第1
車両番号を違反車リストに登録し、取得した第2車両番
号が違反車リストに登録されている場合に停止指令を出
す課金センタに、第1ナンバープレート画像を与える撮
像手段であって、前記制限地域の入口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する第1撮影手段と、前記課
金センタに第2ナンバープレート画像を与える撮像手段
であって、前記制限地域の出口に設置され、車両のナン
バープレートを撮影する第2撮影手段と、前記課金セン
タの停止指令に基づいて車両を停止させ搭乗者から進入
料金を徴収するために、前記出口に設置された車両停止
手段を具備することを特徴とする。
【0217】従って、第3発明によれば、従来技術のよ
うなICカード利用の車載器が不要となるため、全国に
分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0218】第4発明の道路課金システムは、進入が制
限される制限地域の入口または出口に設置され、車両の
ナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記制限地域
への進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金
請求先に基づいて、与えられた車両番号に対応する課金
請求先に課金を行う課金センタに、車両番号を与える手
段であって、前記撮影手段で撮影されたナンバープレー
ト画像から車両番号を取得する画像処理手段を具備する
ことを特徴とする。
【0219】従って、第4発明によれば、従来技術のよ
うなICカード利用の車載器が不要となるため、全国に
分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0220】第5発明の道路課金システムは、第4発明
において、前記与えられた車両番号が登録されていない
場合に前記課金センタから与えられる停止指令に基づい
て車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するため
に、前記撮影手段が設置された入口または出口に設置さ
れた車両低止手段を具備することを特徴とする。
【0221】従って、第5発明によれば、第4発明の効
果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実に進
入料金を徴収することができる。
【0222】第6発明の道路課金システムは、進入が制
限される制限地域の入口に設置され、車両のナンバープ
レートを撮影する第1撮影手段と、前記制限地域の出口
に設置され、車両のナンバープレートを撮影する第2撮
影手段と、前記制限地域への進入が予め登録されている
車両の車両番号及び課金請求先に基づいて、与えられた
第1車両番号が登録されている場合は第1車両番号に対
応する課金請求先に課金を行い、与えられた第1の車両
番号が登録されていない場合は第1車両番号を違反車リ
ストに登録し、与えられた第2車両番号が違反車リスト
に登録されている場合に停止指令を出す課金センタに、
第1車両番号を与える手段であって、第1撮影手段で撮
影されたナンバープレート画像から車両番号を取得する
第1画像処理手段と、前記課金センタに第2車両番号を
与える手段であって、第2撮影手段で撮影されたナンバ
ープレート画像から車両番号を取得する第2画像処理手
段と、前記課金センタの停止指令に基づいて車両を停止
させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記出口に
設置された車両停止手段を具備することを特徴とする。
【0223】従って、第6発明によれば、従来技術のよ
うなICカード利用の車載器が不要となるため、全国に
分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0224】第7発明の道路課金システムは、進入が制
限される制限地域への進入が予め登録されている車両の
車両番号及び課金請求先に基づいて、与えられた車両番
号に対応する課金請求先に課金を行う課金センタに、車
両番号を与える手段であって、前記前記地域の入口また
は出口に設置され、ナンバープレートに装備された車両
番号情報が記憶される記憶部及び無線通信部を有する無
線チップとの通信により車両番号を取得する車両番号取
得手段を具備することを特徴とする。
【0225】従って、第7発明によれば、従来技術のよ
うなICカード利用の車載器が不要となるため、全国に
分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0226】第8発明の道路課金システムは、第7発明
において、前記与えられた車両番号が登録されていない
場合に前記課金センタから与えられる停止指令に基づい
て車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するため
に、前記撮影手段が設置された入口または出口に設置さ
れた車両停止手段を具備することを特徴とする。
【0227】従って、第8発明によれば、第7発明の効
果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実に進
入料金を徴収することができる。
【0228】第9発明の道路課金システムは、進入が制
限される制限地域への進入が予め登録されている車両の
車両番号及び課金請求先に基づいて、与えられた第1車
両番号が登録されている場合は第1車両番号に対応する
課金請求先に課金を行い、与えられた第1の車両番号が
登録されていない場合は第1車両番号を違反車リストに
登録し、与えられた第2車両番号が違反車リストに登録
されている場合に停止指令を出す課金センタに、第1車
両番号を与える手段であって、前記制限地域の入口に設
置され、ナンバープレートに装備された車両番号情報が
記憶される記憶部及び無線通信部を有する無線チップと
の通信により車両番号を取得する第1車両番号取得手段
と、前記課金センタに第2車両番号を与える手段であっ
て、前記制限地域の出口に設置され、ナンバープレート
に装備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線
通信部を有する無線チップとの通信により車両番号を取
得する第2車両番号取得手段と、前記課金センタの停止
指令に基づいて車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴
収するために、前記出口に設置された車両停止手段を具
備することを特徴とする。
【0229】従って、第9発明によれば、従来技術のよ
うなICカード利用の車載器が不要となるため、全国に
分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0230】第10発明の道路課金システムは、第2発
明または第3発明または第5発明または第6発明または
第8発明または第9発明において、前記車両停止手段は
放送、表示及び遮断機のうち少なくとも1つにより車両
に対して誘導制止することを特徴とする。
【0231】従って、第10発明によれば、第2発明ま
たは第3発明または第5発明または第6発明または第8
発明または第9発明の効果に加えて、違反車を確実に停
止させることができる。
【0232】第11発明の道路課金システムは、第2発
明または第3発明または第5発明または第6発明または
第8発明または第9発明において、搭乗者から進入料金
を徴収した旨の通知を前記課金センタに与える徴収済通
知手段を具備することを特徴とする。
【0233】従って、第11発明によれば、第2発明ま
たは第3発明または第5発明または第6発明または第8
発明または第9発明の効果に加えて、進入料金未徴収の
違反車を容易に把握することができる。
【0234】第12発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記撮影手
段で撮影されたナンバープレート画像から車両番号を取
得し、前記制限地域への進入が予め登録されている車両
の車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した車両番
号に対応する課金請求先に課金を行う課金センタを具備
することを特徴とする。
【0235】従って、第12発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0236】第13発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記撮影手
段で撮影されたナンバープレート画像から車両番号を取
得し、前記制限地域への進入が予め登録されている車両
の車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した車両番
号が登録されている場合は該車両番号に対応する課金請
求先に課金を行い、取得した車両番号が登録されていな
い場合は停止指令を出す課金センタと、車両を停止させ
搭乗者から進入料金を徴収するために前記撮影手段が設
置された入口または出口に設置され、前記課金センタの
停止指令に基づいて動作する車両停止手段を具備するこ
とを特徴とする。
【0237】従って、第13発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0238】第14発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口に設置され、車両のナンバー
プレートを撮影する第1撮影手段と、前記制限地域の出
口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する第2
撮影手段と、第1撮影手段で撮影されたナンバープレー
ト画像から第1車両番号を取得し、第2撮影手段で撮影
されたナンバープレート画像から第2車両番号を取得
し、前記前記地域への進入が予め登録されている車両の
車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した第1車両
番号が登録されている場合は第1車両番号に対応する課
金請求先に課金を行い、取得した第1の車両番号が登録
されていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
し、取得した第2車両番号が違反車リストに登録されて
いる場合に停止指令を出す課金センタと、車両を停止さ
せ搭乗者から進入料金を徴収するために前記出口に設置
され、前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車
両停止手段を具備することを特徴とする。
【0239】従って、第14発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0240】第15発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記撮影手
段で撮影されたナンバープレート画像から車両番号を取
得する画像処理手段と、 前記制限地域への進入が予め
登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基づい
て、前記画像処理手段で取得された車両番号に対応する
課金請求先に課金を行う課金センタを具備することを特
徴とする。
【0241】従って、第15発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0242】第16発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、車両
のナンバープレートを撮影する撮影手段と、前記撮影手
段で撮影されたナンバープレート画像から車両番号を取
得する画像処理手段と、前記制限地域への進入が予め登
録されている車両の車両番号及び課金請求先に基づい
て、前記画像処理手段で取得された車両番号が登録され
ている場合は該車両番号に対応する課金請求先に課金を
行い、取得された車両番号が登録されていない場合は停
止指令を出す課金センタと、車両を停止させ搭乗者から
進入料金を徴収するために前記撮影手段が設置された入
口または出口に設置され、前記課金センタの停止指令に
基づいて動作する車両停止手段を具備することを特徴と
する。
【0243】従って、第16発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0244】第17発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口に設置され、車両のナンバー
プレートを撮影する第1撮影手段と、第1撮影手段で撮
影されたナンバープレート画像から車両番号を取得する
第1画像処理手段と、前記対象地域の出口に設置され、
車両のナンバープレートを撮影する第2撮影手段と、第
2撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車両
番号を取得する第2画像処理手段と、前記制限地域への
進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金請求
先に基づいて、第1画像処理手段で取得された車両番号
(以下、第1車両番号)が登録されている場合は第1車
両番号に対応する課金請求先に課金を行い、第1車両番
号が登録されていない場合は第1車両番号を違反車リス
トに登録し、第2画像処理手段で取得された車両番号が
違反車リストに登録されている場合に停止指令を出す課
金センタと、車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収
するために前記出口に設置され、前記課金センタの停止
指令に基づいて動作する車両停止手段を具備することを
特徴とする。
【0245】従って、第17発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0246】第18発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、ナン
バープレートに装備された車両番号情報が記憶される記
憶部及び無線通信部を有する無線チップとの通信により
車両番号を取得する車両番号取得手段と、前記制限地域
への進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金
請求先に基づいて、前記車両番号取得手段で取得された
車両番号に対応する課金請求先に課金を行う課金センタ
を具備することを特徴とする。
【0247】従って、第18発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0248】第19発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口または出口に設置され、ナン
バープレートに装備された車両番号情報が記憶される記
憶部及び無線通信部を有する無線チップとの通信により
車両番号を取得する車両番号取得手段と、前記制限地域
への進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金
請求先に基づいて、前記車両番号取得手段で取得された
車両番号が登録されている場合は該車両番号に対応する
課金請求先に課金を行い、取得された車両番号が登録さ
れていない場合は停止指令を出す課金センタと、車両を
停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前記車両
番号取得手段が設置された入口または出口に設置され、
前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車両停止
手段を具備することを特徴とする。
【0249】従って、第19発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0250】第20発明の道路課金システムは、進入が
制限される制限地域の入口に設置され、ナンバープレー
トに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無
線通信部を有する無線チップとの通信により車両番号を
取得する第1車両番号取得手段と、前記制限地域の出口
に設置され、ナンバープレートに装備された車両番号情
報が記憶される記憶部及び無線通信部を有する無線チッ
プとの通信により車両番号を取得する第2車両番号取得
手段と、前記制限地域への進入が予め登録されている車
両の車両番号及び課金請求先に基づいて、第1車両番号
取得手段で取得された車両番号(以下、第1車両番号)
が登録されている場合は第1車両番号に対応する課金請
求先に課金を行い、第1車両番号が登録されていない場
合は第1車両番号を違反車リストに登録し、前記第2車
両番号取得手段で取得された車両番号が違反車リストに
登録されている場合に停止指令を出す課金センタと、車
両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前記
出口に設置され、前記課金センタの停止指令に基づいて
動作する車両停止手段を具備することを特徴とする。
【0251】従って、第20発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0252】第21発明の路側装置は、与えられたナン
バープレート画像から車両番号を取得し、且つ、進入が
制限される制限地域への進入が予め登録されている車両
の車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した車両番
号に対応する課金請求先に課金を行う課金センタを具備
する道路課金システムにおける路側装置であって、前記
制限地域の入口または出口に設置され、車両のナンバー
プレートを撮影し、撮影したナンバープレート画像を前
記課金センタに与える撮像手段を具備することを特徴と
する。
【0253】従って、第21発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0254】第22発明の路側装置は、第21発明にお
いて、前記取得した車両番号が登録されていない場合に
前記課金センタから与えられる停止指令に基づいて車両
を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記
撮影手段が設置された入口または出口に設置された車両
停止手段を具備することを特徴とする。
【0255】従って、第22発明によれば、第21発明
の効果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実
に進入料金を徴収することができる。
【0256】第23発明の路側装置は、与えられた第1
ナンバープレート画像から第1車両番号を取得し、与え
られた第2ナンバープレート画像から第2車両番号を取
得し、且つ、進入が制限される制限地域への進入が予め
登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基づい
て、取得した第1車両番号が登録されている場合は第1
車両番号に対応する課金請求先に課金を行い、取得した
第1の車両番号が登録されていない場合は第1車両番号
を違反車リストに登録し、取得した第2車両番号が違反
車リストに登録されている場合に停止指令を出す課金セ
ンタを具備する道路課金システムにおける路側装置であ
って、前記制限地域の入口に設置され、車両のナンバー
プレートを撮影し、前記課金センタに第1ナンバープレ
ート画像を与える第1撮影手段と、前記制限地域の出口
に設置され、車両のナンバープレートを撮影し、前記課
金センタに第2ナンバープレート画像を与える第2撮影
手段と、車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収する
するために前記出口に設置され、前記課金センタの停止
指令に基づいて動作する車両停止手段を具備することを
特徴とする。
【0257】従って、第23発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0258】第24発明の路側装置は、進入が制限され
る制限地域への進入が予め登録されている車両の車両番
号及び課金請求先に基づいて、与えられた車両番号に対
応する課金請求先に課金を行う課金センタを具備する道
路課金システムにおける路側装置であって、前記制限地
域の入口または出口に設置され、車両のナンバープレー
トを撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影されたナ
ンバープレート画像から車両番号を取得し、前記課金セ
ンタに与える画像処理手段を具備することを特徴とす
る。
【0259】従って、第24発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0260】第25発明の路側装置は、第24発明にお
いて、前記与えられた車両番号が登録されていない場合
に前記課金センタから与えられる停止指令に基づいて車
両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前
記撮影手段が設置された入口または出口に設置された車
両停止手段を具備することを特徴とする。
【0261】従って、第25発明によれば、第24発明
の効果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実
に進入料金を徴収することができる。
【0262】第26発明の路側装置は、進入が制限され
る制限地域への進入が予め登録されている車両の車両番
号及び課金請求先に基づいて、与えられた第1車両番号
が登録されている場合は第1車両番号に対応する課金請
求先に課金を行い、与えられた第1の車両番号が登録さ
れていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
し、与えられた第2車両番号が違反車リストに登録され
ている場合に停止指令を出す課金センタを具備する道路
課金システムにおける路側装置であって、前記制限地域
の入口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
第1撮影手段と、第1撮影手段で撮影されたナンバープ
レート画像から車両番号を取得し、前記課金センタに第
1車両番号を与える第1画像処理手段と、前記制限地域
の出口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
第2撮影手段と、第2撮影手段で撮影されたナンバープ
レート画像から車両番号を取得し、前記課金センタに第
2車両番号を与える第2画像処理手段と、車両を停止さ
せ搭乗者から進入料金を徴収するために前記出口に設置
され、前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車
両停止手段を具備することを特徴とする。
【0263】従って、第26発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0264】第27発明の路側装置は、進入が制限され
る制限地域への進入が予め登録されている車両の車両番
号及び課金請求先に基づいて、与えられた車両番号に対
応する課金請求先に課金を行う課金センタを具備する道
路課金システムにおける路側装置であって、前記制限地
域の入口または出口に設置され、ナンバープレートに装
備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線通信
部を有する無線チップとの通信により車両番号を取得
し、前記課金センタに車両番号を与える車両番号取得手
段を具備することを特徴とする。
【0265】従って、第27発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0266】第28発明の路側装置は、第27発明にお
いて、前記与えられた車両番号が登録されていない場合
に前記課金センタから与えられる停止指令に基づいて車
両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前
記撮影手段が設置された入口または出口に設置された車
両停止手段を具備することを特徴とする。
【0267】従って、第28発明によれば、第27発明
の効果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実
に進入料金を徴収することができる。
【0268】第29発明の路側装置は、進入が制限され
る制限地域への進入が予め登録されている車両の車両番
号及び課金請求先に基づいて、与えられた第1車両番号
が登録されている場合は第1車両番号に対応する課金請
求先に課金を行い、与えられた第1の車両番号が登録さ
れていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
し、与えられた第2車両番号が違反車リストに登録され
ている場合に停止指令を出す課金センタを具備する道路
課金システムにおける路側装置であって、ナンバープレ
ートに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及び
無線通信部を有する無線チップとの通信により車両番号
を取得し、前記課金センタに第1車両番号を与える第1
車両番号取得手段と、前記制限地域の出口に設置され、
ナンバープレートに装備された車両番号情報が記憶され
る記憶部及び無線通信部を有する無線チップとの通信に
より車両番号を取得し、前記課金センタに第2車両番号
を与える第2車両番号取得手段と、車両を停止させ搭乗
者から進入料金を徴収するために前記出口に設置され、
前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車両停止
手段を具備することを特徴とする。
【0269】従って、第29発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0270】第30発明の路側装置は、第22発明また
は第23発明または第25発明または第26発明または
第28発明または第29発明において、前記車両停止手
段は放送、表示及び遮断機のうち少なくとも1つにより
車両に対して誘導制止することを特徴とする。
【0271】従って、第30発明によれば、第22発明
または第23発明または第25発明または第26発明ま
たは第28発明または第29発明の効果に加えて、違反
車を確実に停止させることができる。
【0272】第31発明の路側装置は、第22発明また
は第23発明または第25発明または第26発明または
第28発明または第29発明において、搭乗者から進入
料金を徴収した旨の通知を前記課金センタに与える徴収
済通知手段を具備することを特徴とする。
【0273】従って、第31発明によれば、第22発明
または第23発明または第25発明または第26発明ま
たは第28発明または第29発明の効果に加えて、進入
料金未徴収の違反車を容易に把握することができる。
【0274】第32発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、前記制限地域の入口または出口に設置
された撮影手段から車両のナンバープレート画像を入力
し、該ナンバープレート画像から車両番号を取得する画
像処理手段と、前記登録車両リストと前記画像処理手段
で取得した車両番号を照合し、該車両番号に対応する課
金請求先を求める登録車両照合手段と、前記登録車両照
合手段で求めた課金請求先に課金を行う課金処理手段を
具備することを特徴とする。
【0275】従って、第32発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0276】第33発明の課金センタは、第32発明に
おいて、前記画像処理手段で取得した車両番号が前記登
録車両リストに登録されていない場合に、前記撮影手段
が設置された入口または出口に、車両を停止させて搭乗
者から進入料金を徴収するために設置された車両停止手
段に対し、停止指令を与える制止指令手段を具備するこ
とを特徴とする。
【0277】従って、第33発明によれば、第32発明
の効果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実
に進入料金を徴収することができる。
【0278】第34発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、違反車の車両番号が登録される違反車
リストと、前記制限地域の入口に設置された第1撮影手
段から車両のナンバープレート画像を入力し、該ナンバ
ープレート画像から第1車両番号を取得する第1画像処
理手段と、前記登録車両リストと第1画像処理手段で取
得した第1車両番号を照合し、第1車両番号に対応する
課金請求先を求める登録車両照合手段と、登録車両照合
手段で求めた課金請求先に課金を行う課金処理手段と、
第1車両番号が前記登録車両リストに登録されていない
場合に第1車両番号を前記違反車リストに登録する違反
車登録手段と、前記制限地域の出口に設置された第2撮
影手段から車両のナンバープレート画像を入力し、該ナ
ンバープレート画像から第2車両番号を取得する第2画
像処理手段と、前記違反車リストと前記第2画像処理手
段で取得した第2車両番号を照合し、第2車両番号が前
記違反車リストに登録されている場合に、車両を停止さ
せて搭乗者から進入料金を徴収するために前記出口に設
置された車両停止手段に対し、停止指令を与える停止指
令手段と、搭乗者から進入料金を徴収した旨の通知によ
り前記違反車リストから第2車両番号を削除する違反車
削除手段を具備することを特徴とする。
【0279】従って、第34発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0280】第35発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、前記制限地域の入口または出口に設置
された車両のナンバープレート画像から車両番号を取得
する画像処理手段から、該画像処理手段が取得した車両
番号を入力し、前記登録車両リストと前記入力した車両
番号を照合し、該車両番号に対応する課金請求先を求め
る登録車両照合手段と、前記登録車両照合手段で求めた
課金請求先に課金を行う課金処理手段を具備することを
特徴とする。
【0281】従って、第35発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0282】第36発明の課金センタは、第35発明に
おいて、前記画像処理手段から入力した車両番号が前記
登録車両リストに登録されていない場合に、前記画像処
理手段が設置された入口または出口に、車両を停止させ
て搭乗者から進入料金を徴収するために設置された車両
停止手段に対し、停止指令を与える停止指令手段を具備
することを特徴とする。
【0283】従って、第36発明によれば、第35発明
の効果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実
に進入料金を徴収することができる。
【0284】第37発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、違反車の車両番号が登録される違反車
リストと、前記制限地域の入口に設置された車両のナン
バープレート画像から第1車両番号を取得する第1画像
処理手段から、該第1画像処理手段が取得した第1車両
番号を入力し、前記登録車両リストと前記入力した第1
車両番号を照合し、第1車両番号に対応する課金請求先
を求める登録車両照合手段と、登録車両照合手段で求め
た課金請求先に課金を行う課金処理手段と、第1車両番
号が前記登録車両リストに登録されていない場合に第1
車両番号を前記違反車リストに登録する違反車登録手段
と、前記制限地域の出口に設置された車両のナンバープ
レート画像から第2車両番号を取得する第2画像処理手
段から、該第2画像処理手段が取得した第2車両番号を
入力し、前記違反車リストと前記入力した第2車両番号
を照合し、第2車両番号が前記違反車リストに登録され
ている場合に、車両を停止させて搭乗者から進入料金を
徴収するために前記出口、設置された車両停止手段に対
し、停止指令を与える停止指令手段と、搭乗者から進入
料金を徴収した旨の通知により前記違反車リストから第
2車両番号を削除する違反車削除手段を具備することを
特徴とする。
【0285】従って、第37発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0286】第38発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、前記制限地域の入口または出口に設置
され、ナンバープレートに装備された車両番号情報が記
憶される記憶部及び無線通信部を有する無線チップとの
通信により車両番号を取得する車両番号取得手段から、
該車両番号取得手段が確認した車両番号を入力し、前記
登録車両リストと前記入力した車両番号を照合し、該車
両番号に対応する課金請求先を求める登録車両照合手段
と、前記登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金を
行う課金処理手段を具備することを特徴とする課金セン
タ。
【0287】従って、第38発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進される。
【0288】第39発明の課金センタは、第38発明に
おいて、前記車両番号取得手段から入力した車両番号が
前記登録車両リストに登録されていない場合に、前記車
両番号取得手段が設置された入口または出口に、車両を
停止させて搭乗者から進入料金を徴収するために設置さ
れた車両停止手段に対し、停止指令を与える車両停止手
段を具備することを特徴とする。
【0289】従って、第39発明によれば、第38発明
の効果に加えて、従来技術の請求書送付に比較し、確実
に進入料金を徴収することができる。
【0290】第40発明の課金センタは、進入が制限さ
れる制限地域へ進入する車両に課金を行う道路課金シス
テムにおける課金センタにおいて、前記制限地域へ進入
する車両の車両番号及び課金請求先が予め登録される登
録車両リストと、違反車の車両番号が登録される違反車
リストと、前記制限地域の入口に設置され、ナンバープ
レートに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及
び無線通信部を有する無線チップとの通信により車両番
号を取得する第1車両番号取得手段から、該第1車両番
号取得手段が取得した第1車両番号を入力し、前記登録
車両リストと前記入力した第1車両番号を照合し、第1
車両番号に対応する課金請求先を求める登録車両照合手
段と、前記登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金
を行う課金処理手段と、第1車両番号が前記登録車両リ
ストに登録されていない場合に第1車両番号を前記違反
車リストに登録する違反車登録手段と、前記制限地域の
出口に設置され、ナンバープレートに装備された車両番
号情報が記憶される記憶部及び無線通信部を有する無線
チップとの通信により車両番号を取得する第2車両番号
取得手段から、該第2車両番号取得手段が取得した第2
車両番号を入力し、前記違反車リストと前記入力した第
2車両番号を照合し、第2車両番号が前記違反車リスト
に登録されている場合に、車両を停止させて搭乗者から
進入料金を徴収するために前記出口に設置された車両停
止手段に対し、停止指令を与える違反車照合手段と、搭
乗者から進入料金を徴収した旨の通知により前記違反車
リストから第2車両番号を削除する違反車削除手段を具
備することを特徴とする。
【0291】従って、第40発明によれば、従来技術の
ようなICカード利用の車載器が不要となるため、全国
に分散している車両所有者が容易に登録を行うことがで
き、道路課金システムの普及が促進されるとともに、従
来技術の請求書送付に比較し、確実に進入料金を徴収す
ることができる。
【0292】第41発明の進入料金徴収方法は、第12
発明ないし第20発明のうち任意の1つの道路課金シス
テム(以下、一の道路課金システム)と、第12発明な
いし第20発明のうち任意の1つの道路課金システム
(以下、他の道路課金システム)とをネットワークを介
して連結し、前記一の道路課金システムの管轄地域へ進
入した前記他の道路課金システムに登録されている車両
(以下、他地域登録車両)の進入料金を、当該他地域登
録車両の車両番号に基づいて、前記ネットワークを介し
て前記他の道路課金システムにより徴収することを特徴
とする。
【0293】従って、第41発明によれば、多数の道路
課金システムが全国各地に実施される場合に、他地域登
録車両の進入料金を効率良く徴収することができる。
【0294】第42発明の進入料金徴収方法は、第41
発明において、前記一の道路課金システムと前記他の道
路課金システムは中央システムを介して前記ネットワー
クで連結されていることを特徴とする。
【0295】従って、第42発明によれば、第41発明
の効果に加えて、複数の道路課金システムのネットワー
ク連結が容易である。
【0296】第43発明の進入料金徴収方法は、第42
発明において、前記一の道路課金システムは、前記他の
道路課金システムに代えて、前記中央システムにより前
記他地域登録車両の進入料金を徴収することを特徴とす
る。
【0297】従って、第43発明によれば、第41発
明、第42発明の効果に加えて、他地域登録車両に対す
る個々の道路課金システムの処理を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る道路課金シス
テムにおける課金場所の設定例を示す図。
【図2】第1の実施の形態に関し、課金場所の構成例を
示す図。
【図3】第1の実施の形態に関し、課金場所に設置した
カメラと画像処理装置を示す図。
【図4】第1の実施の形態に関し、課金場所に設置した
車両停止手段と徴収済通知手段を示す図。
【図5】第1の実施の形態に関し、課金センタの構成例
を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る道路課金シス
テムにおける課金場所の設定例を示す図。
【図7】第2の実施の形態に関し、課金場所の構成例を
示す図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る道路課金シス
テムにおける課金場所及び取締り場所の設定例を示す
図。
【図9】第3の実施の形態に関し、課金場所及び取締り
場所の構成例を示す図。
【図10】第3の実施の形態に関し、課金センタの構成
例を示す図。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る道路課金シ
ステムの構成を示す図。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る道路課金シ
ステムの構成を示す図。
【図13】本発明の第6の実施の形態に係る道路課金シ
ステムの構成を示す図。
【図14】無線チップを装備したナンバープレートを示
す図。
【図15】本発明の第7の実施の形態に係る道路課金シ
ステムの構成を示す図。
【図16】本発明の第8の実施の形態に係る道路課金シ
ステムの構成を示す図。
【図17】本発明の第9の実施の形態に係る道路課金シ
ステムの構成を示す図。
【図18】本発明の第10の実施の形態に係る進入料金
徴収方法を実施するシステムの概略構成を示す図。
【図19】第10の実施の形態に係る進入料金徴収方法
のフローチャート。
【図20】本発明の第11の実施の形態に係る進入料金
徴収方法を実施するシステムの概略構成を示す図。
【図21】第11の実施の形態に係る進入料金徴収方法
のフローチャート。
【図22】本発明の第12の実施の形態に係る進入料金
徴収方法を実施するシステムの概略構成を示す図。
【符号の説明】
1 制限地域 2 境界線(入域課金線、退域課金線) 3 道路 4 課金場所 5 カメラ(撮影手段、第1撮影手段) 6 画像処理装置(画像処理手段、第1画像処理手段) 7 ガントリー 8 ポール 9 入域方向 10 入域車線 11 退域方向 12 退域車線 13 撮影範囲 14a、14b 進入料金徴収場所 15 車両停止手段 16 スピーカ 17 表示器 18 遮断機 19 徴収済通知手段 20、40 課金センタ 21 登録車両リスト 22 登録車両照合手段 23 課金処理手段 24 停止指令手段 25 違反車リスト 26 違反車削除手段 27 違反車取締り線 28 取締り場所 29 カメラ(第2撮影手段) 30 画像処理装置(第2画像処理手段) 31 撮影範囲 32 違反車登録手段 33 違反車照合手段 34 電子プレート 34a 文字表示 35 無線チップ 35a 記憶部 35b 無線通信部 36 無線式車両番号取得装置(車両番号取得手段、第
1車両番号取得手段) 36a アンテナ 37 カメラ 38 無線式車両番号取得装置(第2車両番号取得手
段) 38a アンテナ 50、50a 車両 51、51a 電子プレート付き車両 60a、60b,60n ERPシステム(道路課金シ
ステム) 70 中央システム 71 徴収システム 80 ネットワーク 90 車両
フロントページの続き (72)発明者 塘中 哲也 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 3E027 EA10 EC06 EC07 5H180 AA01 BB04 BB05 CC04 EE10 FF13 FF32

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられたナンバープレート画像から車
    両番号を取得し、且つ、進入が制限される制限地域への
    進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金請求
    先に基づいて、前記取得した車両番号に対応する課金請
    求先に課金を行う課金センタに、ナンバープレート画像
    を与える撮像手段であって、前記制限地域の入口または
    出口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する撮
    影手段を具備することを特徴とする道路課金システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記取得した車両番号が登録されていない場合に前記課
    金センタから与えられる停止指令に基づいて車両を停止
    させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記撮影手
    段が設置された入口または出口に設置された車両停止手
    段を具備することを特徴とする道路課金システム。
  3. 【請求項3】 与えられた第1ナンバープレート画像か
    ら第1車両番号を取得し、与えられた第2ナンバープレ
    ート画像から第2車両番号を取得し、且つ、進入が制限
    される制限地域への進入が予め登録されている車両の車
    両番号及び課金請求先に基づいて、取得した第1車両番
    号が登録されている場合は第1車両番号に対応する課金
    請求先に課金を行い、取得した第1の車両番号が登録さ
    れていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
    し、取得した第2車両番号が違反車リストに登録されて
    いる場合に停止指令を出す課金センタに、第1ナンバー
    プレート画像を与える撮像手段であって、前記制限地域
    の入口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
    第1撮影手段と、 前記課金センタに第2ナンバープレート画像を与える撮
    像手段であって、前記制限地域の出口に設置され、車両
    のナンバープレートを撮影する第2撮影手段と、 前記課金センタの停止指令に基づいて車両を停止させ搭
    乗者から進入料金を徴収するために、前記出口に設置さ
    れた車両停止手段を具備することを特徴とする道路課金
    システム。
  4. 【請求項4】 進入が制限される制限地域の入口または
    出口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する撮
    影手段と、 前記制限地域への進入が予め登録されている車両の車両
    番号及び課金請求先に基づいて、与えられた車両番号に
    対応する課金請求先に課金を行う課金センタに、車両番
    号を与える手段であって、前記撮影手段で撮影されたナ
    ンバープレート画像から車両番号を取得する画像処理手
    段を具備することを特徴とする道路課金システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記与えられた車両番号が登録されていない場合に前記
    課金センタから与えられる停止指令に基づいて車両を停
    止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記撮影
    手段が設置された入口または出口に設置された車両低止
    手段を具備することを特徴とする道路課金システム。
  6. 【請求項6】 進入が制限される制限地域の入口に設置
    され、車両のナンバープレートを撮影する第1撮影手段
    と、 前記制限地域の出口に設置され、車両のナンバープレー
    トを撮影する第2撮影手段と、 前記制限地域への進入が予め登録されている車両の車両
    番号及び課金請求先に基づいて、与えられた第1車両番
    号が登録されている場合は第1車両番号に対応する課金
    請求先に課金を行い、与えられた第1の車両番号が登録
    されていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
    し、与えられた第2車両番号が違反車リストに登録され
    ている場合に停止指令を出す課金センタに、第1車両番
    号を与える手段であって、第1撮影手段で撮影されたナ
    ンバープレート画像から車両番号を取得する第1画像処
    理手段と、 前記課金センタに第2車両番号を与える手段であって、
    第2撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得する第2画像処理手段と、 前記課金センタの停止指令に基づいて車両を停止させ搭
    乗者から進入料金を徴収するために、前記出口に設置さ
    れた車両停止手段を具備することを特徴とする道路課金
    システム。
  7. 【請求項7】 進入が制限される制限地域への進入が予
    め登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基づ
    いて、与えられた車両番号に対応する課金請求先に課金
    を行う課金センタに、車両番号を与える手段であって、
    前記前記地域の入口または出口に設置され、ナンバープ
    レートに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及
    び無線通信部を有する無線チップとの通信により車両番
    号を取得する車両番号取得手段を具備することを特徴と
    する道路課金システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記与えられた車両番号が登録されていない場合に前記
    課金センタから与えられる停止指令に基づいて車両を停
    止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記撮影
    手段が設置された入口または出口に設置された車両停止
    手段を具備することを特徴とする道路課金システム。
  9. 【請求項9】 進入が制限される制限地域への進入が予
    め登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基づ
    いて、与えられた第1車両番号が登録されている場合は
    第1車両番号に対応する課金請求先に課金を行い、与え
    られた第1の車両番号が登録されていない場合は第1車
    両番号を違反車リストに登録し、与えられた第2車両番
    号が違反車リストに登録されている場合に停止指令を出
    す課金センタに、第1車両番号を与える手段であって、
    前記制限地域の入口に設置され、ナンバープレートに装
    備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線通信
    部を有する無線チップとの通信により車両番号を取得す
    る第1車両番号取得手段と、 前記課金センタに第2車両番号を与える手段であって、
    前記制限地域の出口に設置され、ナンバープレートに装
    備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線通信
    部を有する無線チップとの通信により車両番号を取得す
    る第2車両番号取得手段と、 前記課金センタの停止指令に基づいて車両を停止させ搭
    乗者から進入料金を徴収するために、前記出口に設置さ
    れた車両停止手段を具備することを特徴とする道路課金
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項2または請求項3または請求項
    5または請求項6または請求項8または請求項9におい
    て、 前記車両停止手段は放送、表示及び遮断機のうち少なく
    とも1つにより車両に対して誘導制止することを特徴と
    する道路課金システム。
  11. 【請求項11】 請求項2または請求項3または請求項
    5または請求項6または請求項8または請求項9におい
    て、 搭乗者から進入料金を徴収した旨の通知を前記課金セン
    タに与える徴収済通知手段を具備することを特徴とする
    道路課金システム。
  12. 【請求項12】 進入が制限される制限地域の入口また
    は出口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
    撮影手段と、 前記撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得し、前記制限地域への進入が予め登録され
    ている車両の車両番号及び課金請求先に基づいて、取得
    した車両番号に対応する課金請求先に課金を行う課金セ
    ンタを具備することを特徴とする道路課金システム。
  13. 【請求項13】 進入が制限される制限地域の入口また
    は出口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
    撮影手段と、 前記撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得し、前記制限地域への進入が予め登録され
    ている車両の車両番号及び課金請求先に基づいて、取得
    した車両番号が登録されている場合は該車両番号に対応
    する課金請求先に課金を行い、取得した車両番号が登録
    されていない場合は停止指令を出す課金センタと、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前
    記撮影手段が設置された入口または出口に設置され、前
    記課金センタの停止指令に基づいて動作する車両停止手
    段を具備することを特徴とする道路課金システム。
  14. 【請求項14】 進入が制限される制限地域の入口に設
    置され、車両のナンバープレートを撮影する第1撮影手
    段と、 前記制限地域の出口に設置され、車両のナンバープレー
    トを撮影する第2撮影手段と、 第1撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から第
    1車両番号を取得し、第2撮影手段で撮影されたナンバ
    ープレート画像から第2車両番号を取得し、前記前記地
    域への進入が予め登録されている車両の車両番号及び課
    金請求先に基づいて、取得した第1車両番号が登録され
    ている場合は第1車両番号に対応する課金請求先に課金
    を行い、取得した第1の車両番号が登録されていない場
    合は第1車両番号を違反車リストに登録し、取得した第
    2車両番号が違反車リストに登録されている場合に停止
    指令を出す課金センタと、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前
    記出口に設置され、前記課金センタの停止指令に基づい
    て動作する車両停止手段を具備することを特徴とする道
    路課金システム。
  15. 【請求項15】 進入が制限される制限地域の入口また
    は出口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
    撮影手段と、 前記撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得する画像処理手段と、 前記制限地域への進入が予め登録されている車両の車両
    番号及び課金請求先に基づいて、前記画像処理手段で取
    得された車両番号に対応する課金請求先に課金を行う課
    金センタを具備することを特徴とする道路課金システ
    ム。
  16. 【請求項16】 進入が制限される制限地域の入口また
    は出口に設置され、車両のナンバープレートを撮影する
    撮影手段と、 前記撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得する画像処理手段と、 前記制限地域への進入が予め登録されている車両の車両
    番号及び課金請求先に基づいて、前記画像処理手段で取
    得された車両番号が登録されている場合は該車両番号に
    対応する課金請求先に課金を行い、取得された車両番号
    が登録されていない場合は停止指令を出す課金センタ
    と、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前
    記撮影手段が設置された入口または出口に設置され、前
    記課金センタの停止指令に基づいて動作する車両停止手
    段を具備することを特徴とする道路課金システム。
  17. 【請求項17】 進入が制限される制限地域の入口に設
    置され、車両のナンバープレートを撮影する第1撮影手
    段と、 第1撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得する第1画像処理手段と、 前記対象地域の出口に設置され、車両のナンバープレー
    トを撮影する第2撮影手段と、 第2撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得する第2画像処理手段と、 前記制限地域への進入が予め登録されている車両の車両
    番号及び課金請求先に基づいて、第1画像処理手段で取
    得された車両番号(以下、第1車両番号)が登録されて
    いる場合は第1車両番号に対応する課金請求先に課金を
    行い、第1車両番号が登録されていない場合は第1車両
    番号を違反車リストに登録し、第2画像処理手段で取得
    された車両番号が違反車リストに登録されている場合に
    停止指令を出す課金センタと、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前
    記出口に設置され、前記課金センタの停止指令に基づい
    て動作する車両停止手段を具備することを特徴とする道
    路課金システム。
  18. 【請求項18】 進入が制限される制限地域の入口また
    は出口に設置され、ナンバープレートに装備された車両
    番号情報が記憶される記憶部及び無線通信部を有する無
    線チップとの通信により車両番号を取得する車両番号取
    得手段と、 前記制限地域への進入が予め登録されている車両の車両
    番号及び課金請求先に基づいて、前記車両番号取得手段
    で取得された車両番号に対応する課金請求先に課金を行
    う課金センタを具備することを特徴とする道路課金シス
    テム。
  19. 【請求項19】 進入が制限される制限地域の入口また
    は出口に設置され、ナンバープレートに装備された車両
    番号情報が記憶される記憶部及び無線通信部を有する無
    線チップとの通信により車両番号を取得する車両番号取
    得手段と、 前記制限地域への進入が予め登録されている車両の車両
    番号及び課金請求先に基づいて、前記車両番号取得手段
    で取得された車両番号が登録されている場合は該車両番
    号に対応する課金請求先に課金を行い、取得された車両
    番号が登録されていない場合は停止指令を出す課金セン
    タと、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前
    記車両番号取得手段が設置された入口または出口に設置
    され、前記課金センタの停止指令に基づいて動作する車
    両停止手段を具備することを特徴とする道路課金システ
    ム。
  20. 【請求項20】 進入が制限される制限地域の入口に設
    置され、ナンバープレートに装備された車両番号情報が
    記憶される記憶部及び無線通信部を有する無線チップと
    の通信により車両番号を取得する第1車両番号取得手段
    と、 前記制限地域の出口に設置され、ナンバープレートに装
    備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線通信
    部を有する無線チップとの通信により車両番号を取得す
    る第2車両番号取得手段と、 前記制限地域への進入が予め登録されている車両の車両
    番号及び課金請求先に基づいて、第1車両番号取得手段
    で取得された車両番号(以下、第1車両番号)が登録さ
    れている場合は第1車両番号に対応する課金請求先に課
    金を行い、第1車両番号が登録されていない場合は第1
    車両番号を違反車リストに登録し、前記第2車両番号取
    得手段で取得された車両番号が違反車リストに登録され
    ている場合に停止指令を出す課金センタと、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前
    記出口に設置され、前記課金センタの停止指令に基づい
    て動作する車両停止手段を具備することを特徴とする道
    路課金システム。
  21. 【請求項21】 与えられたナンバープレート画像から
    車両番号を取得し、且つ、進入が制限される制限地域へ
    の進入が予め登録されている車両の車両番号及び課金請
    求先に基づいて、取得した車両番号に対応する課金請求
    先に課金を行う課金センタを具備する道路課金システム
    における路側装置であって、 前記制限地域の入口または出口に設置され、車両のナン
    バープレートを撮影し、撮影したナンバープレート画像
    を前記課金センタに与える撮像手段を具備することを特
    徴とする路側装置。
  22. 【請求項22】 請求項21において、 前記取得した車両番号が登録されていない場合に前記課
    金センタから与えられる停止指令に基づいて車両を停止
    させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記撮影手
    段が設置された入口または出口に設置された車両停止手
    段を具備することを特徴とする路側装置。
  23. 【請求項23】 与えられた第1ナンバープレート画像
    から第1車両番号を取得し、与えられた第2ナンバープ
    レート画像から第2車両番号を取得し、且つ、進入が制
    限される制限地域への進入が予め登録されている車両の
    車両番号及び課金請求先に基づいて、取得した第1車両
    番号が登録されている場合は第1車両番号に対応する課
    金請求先に課金を行い、取得した第1の車両番号が登録
    されていない場合は第1車両番号を違反車リストに登録
    し、取得した第2車両番号が違反車リストに登録されて
    いる場合に停止指令を出す課金センタを具備する道路課
    金システムにおける路側装置であって、 前記制限地域の入口に設置され、車両のナンバープレー
    トを撮影し、前記課金センタに第1ナンバープレート画
    像を与える第1撮影手段と、 前記制限地域の出口に設置され、車両のナンバープレー
    トを撮影し、前記課金センタに第2ナンバープレート画
    像を与える第2撮影手段と、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するするため
    に前記出口に設置され、前記課金センタの停止指令に基
    づいて動作する車両停止手段を具備することを特徴とす
    る路側装置。
  24. 【請求項24】 進入が制限される制限地域への進入が
    予め登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基
    づいて、与えられた車両番号に対応する課金請求先に課
    金を行う課金センタを具備する道路課金システムにおけ
    る路側装置であって、 前記制限地域の入口または出口に設置され、車両のナン
    バープレートを撮影する撮影手段と、 前記撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得し、前記課金センタに与える画像処理手段
    を具備することを特徴とする路側装置。
  25. 【請求項25】 請求項24において、 前記与えられた車両番号が登録されていない場合に前記
    課金センタから与えられる停止指令に基づいて車両を停
    止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記撮影
    手段が設置された入口または出口に設置された車両停止
    手段を具備することを特徴とする路側装置。
  26. 【請求項26】 進入が制限される制限地域への進入が
    予め登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基
    づいて、与えられた第1車両番号が登録されている場合
    は第1車両番号に対応する課金請求先に課金を行い、与
    えられた第1の車両番号が登録されていない場合は第1
    車両番号を違反車リストに登録し、与えられた第2車両
    番号が違反車リストに登録されている場合に停止指令を
    出す課金センタを具備する道路課金システムにおける路
    側装置であって、 前記制限地域の入口に設置され、車両のナンバープレー
    トを撮影する第1撮影手段と、 第1撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得し、前記課金センタに第1車両番号を与え
    る第1画像処理手段と、 前記制限地域の出口に設置され、車両のナンバープレー
    トを撮影する第2撮影手段と、 第2撮影手段で撮影されたナンバープレート画像から車
    両番号を取得し、前記課金センタに第2車両番号を与え
    る第2画像処理手段と、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前
    記出口に設置され、前記課金センタの停止指令に基づい
    て動作する車両停止手段を具備することを特徴とする路
    側装置。
  27. 【請求項27】 進入が制限される制限地域への進入が
    予め登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基
    づいて、与えられた車両番号に対応する課金請求先に課
    金を行う課金センタを具備する道路課金システムにおけ
    る路側装置であって、 前記制限地域の入口または出口に設置され、ナンバープ
    レートに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及
    び無線通信部を有する無線チップとの通信により車両番
    号を取得し、前記課金センタに車両番号を与える車両番
    号取得手段を具備することを特徴とする路側装置。
  28. 【請求項28】 請求項27において、 前記与えられた車両番号が登録されていない場合に前記
    課金センタから与えられる停止指令に基づいて車両を停
    止させ搭乗者から進入料金を徴収するために、前記撮影
    手段が設置された入口または出口に設置された車両停止
    手段を具備することを特徴とする路側装置。
  29. 【請求項29】 進入が制限される制限地域への進入が
    予め登録されている車両の車両番号及び課金請求先に基
    づいて、与えられた第1車両番号が登録されている場合
    は第1車両番号に対応する課金請求先に課金を行い、与
    えられた第1の車両番号が登録されていない場合は第1
    車両番号を違反車リストに登録し、与えられた第2車両
    番号が違反車リストに登録されている場合に停止指令を
    出す課金センタを具備する道路課金システムにおける路
    側装置であって、 ナンバープレートに装備された車両番号情報が記憶され
    る記憶部及び無線通信部を有する無線チップとの通信に
    より車両番号を取得し、前記課金センタに第1車両番号
    を与える第1車両番号取得手段と、 前記制限地域の出口に設置され、ナンバープレートに装
    備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線通信
    部を有する無線チップとの通信により車両番号を取得
    し、前記課金センタに第2車両番号を与える第2車両番
    号取得手段と、 車両を停止させ搭乗者から進入料金を徴収するために前
    記出口に設置され、前記課金センタの停止指令に基づい
    て動作する車両停止手段を具備することを特徴とする路
    側装置。
  30. 【請求項30】 請求項22または請求項23または請
    求項25または請求項26または請求項28または請求
    項29において、 前記車両停止手段は放送、表示及び遮断機のうち少なく
    とも1つにより車両に対して誘導制止することを特徴と
    する路側装置。
  31. 【請求項31】 請求項22または請求項23または請
    求項25または請求項26または請求項28または請求
    項29において、 搭乗者から進入料金を徴収した旨の通知を前記課金セン
    タに与える徴収済通知手段を具備することを特徴とする
    路側装置。
  32. 【請求項32】 進入が制限される制限地域へ進入する
    車両に課金を行う道路課金システムにおける課金センタ
    において、 前記制限地域へ進入する車両の車両番号及び課金請求先
    が予め登録される登録車両リストと、 前記制限地域の入口または出口に設置された撮影手段か
    ら車両のナンバープレート画像を入力し、該ナンバープ
    レート画像から車両番号を取得する画像処理手段と、 前記登録車両リストと前記画像処理手段で取得した車両
    番号を照合し、該車両番号に対応する課金請求先を求め
    る登録車両照合手段と、 前記登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金を行う
    課金処理手段を具備することを特徴とする課金センタ。
  33. 【請求項33】 請求項32において、 前記画像処理手段で取得した車両番号が前記登録車両リ
    ストに登録されていない場合に、前記撮影手段が設置さ
    れた入口または出口に、車両を停止させて搭乗者から進
    入料金を徴収するために設置された車両停止手段に対
    し、停止指令を与える制止指令手段を具備することを特
    徴とする課金センタ。
  34. 【請求項34】 進入が制限される制限地域へ進入する
    車両に課金を行う道路課金システムにおける課金センタ
    において、 前記制限地域へ進入する車両の車両番号及び課金請求先
    が予め登録される登録車両リストと、 違反車の車両番号が登録される違反車リストと、 前記制限地域の入口に設置された第1撮影手段から車両
    のナンバープレート画像を入力し、該ナンバープレート
    画像から第1車両番号を取得する第1画像処理手段と、 前記登録車両リストと第1画像処理手段で取得した第1
    車両番号を照合し、第1車両番号に対応する課金請求先
    を求める登録車両照合手段と、 登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金を行う課金
    処理手段と、 第1車両番号が前記登録車両リストに登録されていない
    場合に第1車両番号を前記違反車リストに登録する違反
    車登録手段と、 前記制限地域の出口に設置された第2撮影手段から車両
    のナンバープレート画像を入力し、該ナンバープレート
    画像から第2車両番号を取得する第2画像処理手段と、 前記違反車リストと前記第2画像処理手段で取得した第
    2車両番号を照合し、第2車両番号が前記違反車リスト
    に登録されている場合に、車両を停止させて搭乗者から
    進入料金を徴収するために前記出口に設置された車両停
    止手段に対し、停止指令を与える停止指令手段と、 搭乗者から進入料金を徴収した旨の通知により前記違反
    車リストから第2車両番号を削除する違反車削除手段を
    具備することを特徴とする課金センタ。
  35. 【請求項35】 進入が制限される制限地域へ進入する
    車両に課金を行う道路課金システムにおける課金センタ
    において、 前記制限地域へ進入する車両の車両番号及び課金請求先
    が予め登録される登録車両リストと、 前記制限地域の入口または出口に設置された車両のナン
    バープレート画像から車両番号を取得する画像処理手段
    から、該画像処理手段が取得した車両番号を入力し、前
    記登録車両リストと前記入力した車両番号を照合し、該
    車両番号に対応する課金請求先を求める登録車両照合手
    段と、 前記登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金を行う
    課金処理手段を具備することを特徴とする課金センタ。
  36. 【請求項36】 請求項35において、 前記画像処理手段から入力した車両番号が前記登録車両
    リストに登録されていない場合に、前記画像処理手段が
    設置された入口または出口に、車両を停止させて搭乗者
    から進入料金を徴収するために設置された車両停止手段
    に対し、停止指令を与える停止指令手段を具備すること
    を特徴とする課金センタ。
  37. 【請求項37】 進入が制限される制限地域へ進入する
    車両に課金を行う道路課金システムにおける課金センタ
    において、 前記制限地域へ進入する車両の車両番号及び課金請求先
    が予め登録される登録車両リストと、 違反車の車両番号が登録される違反車リストと、 前記制限地域の入口に設置された車両のナンバープレー
    ト画像から第1車両番号を取得する第1画像処理手段か
    ら、該第1画像処理手段が取得した第1車両番号を入力
    し、前記登録車両リストと前記入力した第1車両番号を
    照合し、第1車両番号に対応する課金請求先を求める登
    録車両照合手段と、 登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金を行う課金
    処理手段と、 第1車両番号が前記登録車両リストに登録されていない
    場合に第1車両番号を前記違反車リストに登録する違反
    車登録手段と、 前記制限地域の出口に設置された車両のナンバープレー
    ト画像から第2車両番号を取得する第2画像処理手段か
    ら、該第2画像処理手段が取得した第2車両番号を入力
    し、前記違反車リストと前記入力した第2車両番号を照
    合し、第2車両番号が前記違反車リストに登録されてい
    る場合に、車両を停止させて搭乗者から進入料金を徴収
    するために前記出口、設置された車両停止手段に対し、
    停止指令を与える停止指令手段と、 搭乗者から進入料金を徴収した旨の通知により前記違反
    車リストから第2車両番号を削除する違反車削除手段を
    具備することを特徴とする課金センタ。
  38. 【請求項38】 進入が制限される制限地域へ進入する
    車両に課金を行う道路課金システムにおける課金センタ
    において、 前記制限地域へ進入する車両の車両番号及び課金請求先
    が予め登録される登録車両リストと、 前記制限地域の入口または出口に設置され、ナンバープ
    レートに装備された車両番号情報が記憶される記憶部及
    び無線通信部を有する無線チップとの通信により車両番
    号を取得する車両番号取得手段から、該車両番号取得手
    段が確認した車両番号を入力し、前記登録車両リストと
    前記入力した車両番号を照合し、該車両番号に対応する
    課金請求先を求める登録車両照合手段と、 前記登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金を行う
    課金処理手段を具備することを特徴とする課金センタ。
  39. 【請求項39】 請求項38において、 前記車両番号取得手段から入力した車両番号が前記登録
    車両リストに登録されていない場合に、前記車両番号取
    得手段が設置された入口または出口に、車両を停止させ
    て搭乗者から進入料金を徴収するために設置された車両
    停止手段に対し、停止指令を与える車両停止手段を具備
    することを特徴とする課金センタ。
  40. 【請求項40】 進入が制限される制限地域へ進入する
    車両に課金を行う道路課金システムにおける課金センタ
    において、 前記制限地域へ進入する車両の車両番号及び課金請求先
    が予め登録される登録車両リストと、 違反車の車両番号が登録される違反車リストと、 前記制限地域の入口に設置され、ナンバープレートに装
    備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線通信
    部を有する無線チップとの通信により車両番号を取得す
    る第1車両番号取得手段から、該第1車両番号取得手段
    が取得した第1車両番号を入力し、前記登録車両リスト
    と前記入力した第1車両番号を照合し、第1車両番号に
    対応する課金請求先を求める登録車両照合手段と、 前記登録車両照合手段で求めた課金請求先に課金を行う
    課金処理手段と、 第1車両番号が前記登録車両リストに登録されていない
    場合に第1車両番号を前記違反車リストに登録する違反
    車登録手段と、 前記制限地域の出口に設置され、ナンバープレートに装
    備された車両番号情報が記憶される記憶部及び無線通信
    部を有する無線チップとの通信により車両番号を取得す
    る第2車両番号取得手段から、該第2車両番号取得手段
    が取得した第2車両番号を入力し、前記違反車リストと
    前記入力した第2車両番号を照合し、第2車両番号が前
    記違反車リストに登録されている場合に、車両を停止さ
    せて搭乗者から進入料金を徴収するために前記出口に設
    置された車両停止手段に対し、停止指令を与える違反車
    照合手段と、 搭乗者から進入料金を徴収した旨の通知により前記違反
    車リストから第2車両番号を削除する違反車削除手段を
    具備することを特徴とする課金センタ。
  41. 【請求項41】 請求項12ないし請求項20のうち任
    意の1項に記載の道路課金システム(以下、一の道路課
    金システム)と、請求項12ないし請求項22のうち任
    意の1項に記載の道路課金システム(以下、他の道路課
    金システム)とをネットワークを介して連結し、前記一
    の道路課金システムの管轄地域へ進入した前記他の道路
    課金システムに登録されている車両(以下、他地域登録
    車両)の進入料金を、当該他地域登録車両の車両番号に
    基づいて、前記ネットワークを介して前記他の道路課金
    システムにより徴収することを特徴とする進入料金徴収
    方法。
  42. 【請求項42】 請求項41において、 前記一の道路課金システムと前記他の道路課金システム
    は中央システムを介して前記ネットワークで連結されて
    いることを特徴とする進入料金徴収方法。
  43. 【請求項43】 請求項42において、 前記一の道路課金システムは、前記他の道路課金システ
    ムに代えて、前記中央システムにより前記他地域登録車
    両の進入料金を徴収することを特徴とする進入料金徴収
    方法。
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JP2008076181A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Denso Corp 経路探索装置

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