JP4331493B2 - 料金決済システム及び料金決済方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両による利用料金を、車両の利用者の負担を増加させることなく、自動的に決済できる料金決済システム及び料金決済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
有料道路を走行する車両は、一定料金の場合は、料金所を通過する時に、料金を支払し、又通行区間に応じた利用料金の場合は、入口を識別するカードを受領し、出口に提出して、入口と出口との間の通行期間に応じた利用料金を支払うシステムが一般的である。しかし、現金或いは道路切符の受渡しの手間により、料金所に於いて渋滞する問題がある。又渋滞が生じないようにするには、多数の料金所を並列的に設置する為の広い用地が必要となる。このような問題を解決する為のETC(Electronic Toll Collection)システムが実用化されている。
【0003】
このETCシステムは、料金所に無線機を設置し、車両にETC端末機を搭載し、料金所を車両が通過する時に、無線通信を行って、車両側の各種情報を料金所側で収集し、料金処理センタにその情報を転送し、料金処理センタに於いて、車両の所有者の口座から利用料金を自動決済するものである。
【0004】
又車両の走行路線支援システムとして、カーナビゲーションシステムが知られており、車両内に無線通信機能を備えることにより、最新道路情報をダウンロードすることができる。又無線通信機能を利用して、駐車場の所在地の情報と駐車可能か否かの情報とを受信し、所望の駐車場に対する予約と、駐車した時の駐車時間に基づく駐車場利用料金の自動決済を行う手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
又道路に沿って或る間隔をおいて配置した道路状況端末から、その位置情報と道路の混在状態情報とを、インターネットを介してセンタに於いて収集し、又駐車場に配置した端末から、駐車場の位置情報と駐車可能台数等の情報とを、インターネットを介してセンタに送出して、センタ側で蓄積処理し、利用者の車両側から、現在位置と到着予定位置と、駐車場の必要の有無とを含む情報を送出することにより、センタから走行予定道路の混雑状態と駐車場の状態との情報を送出するサービスが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
又道路を走行する車両のナンバープレートを撮像して文字認識処理により車番を認識し、予め登録された無料車両の車番と照合し、照合一致の車両は無料であるが、照合不一致の車両は有料車両として課金処理を行うシステムが知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−285172号公報
【特許文献2】
特開2001−330457号公報
【特許文献3】
特開2001−202543号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ETCシステムを利用する車両は、有料道路を走行する時に、料金所をノンストップで通過できる利点がある。それにより、料金所の用地を広くしなくても多数の車両が有料道路を利用することができる。その場合、ETC端末機を購入して車両に取付け、認証用カードをETC端末機に挿入して使用するものであり、一般利用者は、有料道路を走行する距離数よりも一般の無料道路を走行する距離数が多いものであるにも拘らず、ETC端末機の購入,取付け,セットアップ等に要する初期投資費用が比較的高価である問題がある。又バス会社,運送会社,タクシー会社等に於いては、多数の車両を保有しており、又有料道路を走行する割合も多いものであるが、総ての車両にETC端末機を搭載する為には、設備費が嵩む問題がある。
【0009】
又ETC端末機に挿入するカードは、クレジットカードと同様に、料金決済の為の情報を含むものであるから、ETC端末機に挿入したまま、車両から離れることは盗難等の問題がある。従って、乗車時のみ、カードをETC端末機に挿入することになる。その為、カードの紛失,盗難の問題と、エンジンキーと同様に乗車する毎に挿入し、下車する毎に抜取る操作が必要となる問題とがある。又二輪車(オートバイ)に対しては、ETC端末機の搭載は、振動,防水,防塵,盗難防止等の対策が必要となる為、実用化することは困難である。
【0010】
又駐車場に於いても、入口と出口とに開閉バーを設けて、駐車場に入る時、或いは出る時に駐車場の利用料金を支払うもので、操作が煩雑であり、その為に、後続車が長くつながる状態が生じる問題がある。
【0011】
本発明は、利用者に対する費用負担を軽減して、利用料金の自動決済を可能とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の料金決済システムは、図1を参照して説明すると、車両7による利用料金を自動的に決済する料金決済システムに於いて、車両7を用いる利用者4からの駐車場の利用予定日時と車番とクレジット情報とをネットワーク3を介して受信して登録する事業者のサーバ1と、車両7が利用する駐車場6の入口及び出口にそれぞれ設置し、入口及び出口を通過する車両7のナンバープレートをカメラにより撮像して車両7の車番を認識し、その車両7の認識した車番の情報と共に、入口及び出口の車両7の通過時刻の情報を、事業者のサーバ1に通知する車番通知手段と、駐車場の入口及び出口の少なくとも出口に設置し、利用者4からの利用予定の車両7の登録車番と、車番通知手段により通知された車番とを、事業者のサーバ1により照合し、一致の時に開、不一致の時に閉に、サーバ1により制御する開閉バーと、事業者のサーバ1からの要求に従って利用者4に対する料金決済処理を行うクレジット会社のサーバ2とを含み、事業者のサーバ1は、利用者4から通知された駐車場利用予定の車両の車番を順次登録し、登録した車番と駐車場の入口の通過車両を認識した車番とを照合し、照合一致に従った順序に、登録した車番を並べ替えて、駐車場の出口の通過車両の認識した車番との照合処理を行う手段と、利用者4から通知されて登録した車番と、車番通知手段から通知された車番とを照合し、照合一致により、その車番の車両7による利用料金を、利用者4のクレジット情報を基に、クレジット会社に通知する決済要求手段とを有するものである。
【0013】
又車番通知手段は、車両7の前方と後方とのナンバープレート位置を、車両の通過に伴って撮像する少なくとも2台のカメラを備え、且つカメラによる撮像画像を基に車番認識処理を行う手段を備えている。又車両7のナンバープレートをカメラにより撮像して車番を認識し、事業者のサーバ1に通知する車番通知手段を、車両7が利用する有料道路に対する入口と出口とにそれぞれ設置し、出口の開閉バーを、事業者のサーバ1からの車番照合一致の通知により、車両の通過を可能とするように開状態に維持し、照合不一致の通知により、車両の通過を阻止するように閉状態とする手段を備えることができる。
【0014】
又事業者のサーバ1は、利用者4からの通知された車番を順次登録し、有料道路に対する入口の車番通知手段から通知された車番と照合し、照合一致に従った順序に、登録された車番を並べ替えて、有料道路の出口の車番通知手段から通知された車番との照合処理を行う手段を備えている。又事業者のサーバ1は、利用者4からの利用予定日時と車番とを含む情報を登録して、利用予定日時対応の利用台数を求め、利用者に対して利用予定日時に於ける渋滞か否かを含む利用状態情報を通報する手段を備えることができる。
【0015】
又車両の前方と後方とのナンバープレート位置を、車両の通過に伴って撮像する少なくとも2台のカメラを有する前記車番通知手段を駐車場の入口と出口とに設け、この駐車場を利用する利用者からの予定日時と車番とクレジット情報とを含む情報をネットワークを介して受信して登録し、車番通知手段から通知された車番と照合し、照合一致の情報を、駐車場の車番通知手段に通知し、且つ利用者に対する料金決済要求を行う事業者のサーバと、この事業者のサーバからの料金決済要求に従って、利用者に対する料金決済処理を行うクレジット会社のサーバとを含み、駐車場の出口の車番通知手段は、事業者のサーバから登録した車番と認識した車番との照合一致の通知により開閉バーを開状態とする手段を備えることができる。
【0016】
又本発明の料金決済方法は、車両7を用いた利用者4からの利用予定日時と車番とクレジット情報とをネットワークを介して事業者のサーバ1に登録し、車両の利用個所に設置したカメラにより、車両のナンバープレートを撮像して、車両の車番を認識し、認識した車番を事業者のサーバ1に通知し、事業者のサーバ1に於いて登録した車番と認識した車番とを照合し、照合一致時に、車番に対応する車両による利用料金を、利用者のクレジット情報を基にクレジット会社に通知して料金決済処理を行う過程を含むものである。
【0017】
又車両の前方と後方とのナンバープレート位置を、車両の通過に伴って撮像できる位置に設けたカメラにより撮像し、前方と後方との少なくとも何れか一方のナンバープレートの撮像画像を基に車番を認識する過程を含むものである。又利用者からの車番と利用予定日時とを通知された順に登録し、有料道路に対する入口に設置したカメラにより撮像して認識した車番と登録した車番とを照合し、照合一致の時間順序に従って車番を並べ替えて、有料道路の出口に設置したカメラにより撮像して認識した車番と、並べ替えた車番とを照合し、照合一致により、利用者に対する利用料金について、クレジット会社に料金決済要求を行う過程を含むことができる。又利用者の車両が利用する有料道路又は駐車場の出口に於ける開閉バーを、事業者のサーバに於ける登録した車番と前記出口に於いて認識した車番との照合一致時に、開状態に維持して車両の通過を可能とし、照合不一致時に、閉状態に制御する過程を含むことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態の説明図であり、1は有料道路事業者や駐車場運営事業者等の事業者のサーバ、2はクレジット会社のサーバ、3は公衆網やインターネット等のネットワーク、4は車両7を所有する利用者、5はナンバープレートを撮像するカメラと撮像画像を基に車番を認識して通知する車番通知手段とを備えている料金所、6は料金所と同様のカメラと車番通知手段とを備えている駐車場を示す。
【0019】
利用者4は、車両7に乗車して高速道路等の有料道路を走行する前又は駐車場6を利用する前に、固定電話機,携帯電話機,パソコン等から、ネットワーク3を介して事業者のサーバ1にアクセスし、利用者4は、このサーバ1に、車両の車種,車番,有料道路又は駐車場の利用予定日時,利用予定経路等を含む車両情報と、クレジットカード番号等を含む利用者情報とを登録する。このようにサーバ1にアクセスして各種のデータの送受信を行う手段は、既に知られている各種の手段を適用することができる。
【0020】
事業者のサーバ1は、利用者4からのクレジットカード番号等を基に、クレジット会社のサーバ2にアクセスして、利用可能のクレジットカード番号であるか否かを確認し、利用可能の場合は、利用者4に対して登録応答を送出する。なお、クレジット会社のサーバ2は、適宜、図示を省略した信用調査機関に対して、クレジットカードの信用調査を依頼し、ブラックリストに登録されているか否か等の信用情報を基に、利用者情報を格納したデータベースの更新処理等を行うものである。
【0021】
又料金所5及び駐車場6は、車両の前方と後方とのナンバープレート位置を撮像する少なくとも2台のカメラを備え、撮像画像情報を処理して車番を認識し、認識した車番を、ネットワーク3を介して事業者のサーバ1へ通知する車番通知手段を備えている。画像処理により車番を認識する手段は、既に知られている手段を適用することができる。このような車番通知手段のカメラ配置により、オートバイ等の後方のみにナンバープレートを取付けた車両に対しても、その車番を認識することができる。
【0022】
この料金所5又は駐車場6の車番通知手段から認識した車番を事業者のサーバ1に通知すると、事業者のサーバ1は、認識された車番と、予め登録された車番とを照合し、照合一致した場合に、利用者情報を基に料金計算処理を行い、その計算結果を利用者情報と共にクレジットカード会社のサーバ2に通知する。この場合、車両7の利用個所としては、有料道路と駐車場とを想定すると、それらの入口に於いて認識した車番により利用者4に対する課金を開始し、出口に於いて認識した車番により利用者4に対する課金を確定する料金処理を行って、クレジット会社のサーバ2に通知することになる。
【0023】
クレジット会社のサーバ2は、データベースに格納されている利用者情報を基に、利用者4の口座からの引き落とし等の料金決済の処理を行い、又利用者4からの要求に従って領収書発行等の処理を行う。従って、車両7にETC端末機等を購入して搭載することなく、単に、利用者4が予め車番を含む利用予定を、事業者のサーバ1に登録するだけで、有料道路又は駐車場を利用した時の料金を自動的に決済することができ、利用者4の経済的な負担を軽減し、且つ利用時の操作の負担を軽減することができる。
【0024】
図2は、本発明の実施の形態の高速道路等の有料道路を利用した時の料金決済の説明図であり、11は有料道路事業者、12はクレジット会社、13はクレジットカード信用調査システム、14は有料道路利用者、15は有料道路の入口と出口とに設置した料金所を示す。
【0025】
有料道路事業者11は、サーバと、有料道路料金計算ソフトウェアと、車番認識ソフトウェアと、渋滞情報の作成とフィードバックの機能等を備えている。又有料道路利用者14は、料金決済用のクレジットカードと、ネットワークを介して予定登録等を行う為のパソコン又は携帯電話機等の端末機を備えている。そして、有料道路を利用する場合に、車番,車種,通行日,通行区間,クレジットカード番号等を、有料道路事業者11のサーバにネットワークを介して登録すると、有料道路事業者11は、クレジット会社12に対して信用調査依頼を行い、その応答結果、信用状態が良好であれば、登録通知と通行区間に於ける渋滞情報又は通行日に於ける予想渋滞情報を、有料道路利用者14に通知する。
【0026】
又クレジット会社12は、サーバと、顧客情報システムと、有料道路料金決済ソフトウェアとを含む機能を備え、有料道路利用者14からのクレジットカードの申込みを受付け、例えは、クレジットカード信用調査システムに信用調査を依頼し、信用状態が良好の場合は、クレジットカードを発行し、顧客情報システムを構成するデータベースに登録する。又有料道路事業者11からの有料道路料金の決済依頼を受付けると、顧客情報システムと有料道路料金決済ソフトウェアとにより、有料道路利用者14に対する料金決済処理を行う。
【0027】
又料金所15は、車番(ナンバープレート)認識装置及び車番認識部(カメラ)と、開閉バーの作動情報の処理機能と、表示器とを含む構成を有し、前述のように、通過する車両の前方と後方とのナンバープレート位置を撮像する少なくとも2台のカメラを設置した車番認識部と、撮像した画像を処理して車番を認識する車番認識装置とを含み、有料道路事業者11のサーバとの間で情報の送受信を、例えば、専用回線を介して行う為の車番通知手段を構成している。
【0028】
又料金所15は、有料道路の入口と出口とに設けて、出口の料金所15には開閉バーを備えており、入口の料金所15を通過する車両の車番を認識して、有料道路事業者11のサーバに通知して、登録された車番と照合し、照合一致により予め登録した車両が有料道路の走行を開始したのを判定し、又出口の料金所15を通過する時に、車両の車番を認識して有料道路事業者11のサーバに通知すると、登録された車番と認識した車番とを照合し、照合一致の場合は、出口の料金所15の開閉バーを開状態に維持して、その車両をノンストップで通過させ、照合一致した車番に対応する利用者に対する利用料金を、有料道路料金計算ソフトウェアにより求めて、決済依頼をクレジット会社12のサーバへ通知する。この場合、有料道路事業者11のサーバの有料道路料金計算ソフトウェアは、入口の料金所と出口の料金所との位置情報を基に、有料道路の利用区間を認識して、利用料金の算出を行うこともできる。
【0029】
又出口の料金所15に於いて認識した車番と、予め利用予定として登録した車番とを有料道路事業者11のサーバに於いて照合し、照合不一致の場合は、出口の料金所15に照合不一致を通知し、開閉バーを閉状態として、その車両を停止、又は料金支払いを行うレーンに誘導し、有料道路の利用料金の支払いを行わせる。
【0030】
又クレジット会社12は、有料道路事業者11からの有料道路料金の決済依頼を受けると、その決済依頼に従って有料道路利用者14の口座引き落とし等の決済処理を行い、例えば、領収書を有料道路利用者14に対してネットワークを介して発行する。なお、*印は、インターネットを介して情報通信を行う内容の一例を示すものである。
【0031】
図3及び図4は、本発明の実施の形態の有料道路利用の場合のフローチャートを示し、個人や、バス会社,運送会社,タクシー会社等の法人の有料道路利用者(A1)は、先ず、携帯電話機やパソコン等の情報端末機器を用いるもので(A2)、この情報端末機器を起動し(A3)、この情報端末機器で有料道路事業者の所定のサーバにネットワークを介してアクセスして接続し(A4)、有料道路利用者の各種情報の入力/登録を行う(A5)。通行車両の車番(ナンバープレート)、車両の種別、通行日、通行区間、クレジットカード情報等を入力して、サーバに登録する。サーバは登録完了により、有料道路利用者の情報端末機器に対して登録完了通知を行い、又通行区間に対応した通行料金も同時に通知することができる。
【0032】
車番や利用予定について登録した後、入口料金所を通過して有料道路の通行を開始すると(A7)、入口料金所に於いて車両のナンバープレートをカメラで撮像し、その撮像画像を処理して車番を認識し、有料道路事業者のサーバへ通知する。サーバは、登録された車番と認識して通知された車番とを照合し、照合一致により、登録された車両が有料道路の利用を開始したと判定し、又入口料金所の表示器に認識結果を表示する(A8)。
【0033】
又車両が出口料金所に到着すると、有料道路の通行終了とし(A9)、入口料金所と同様にカメラによりナンバープレートを撮像し、撮像画像を処理して車番を認識し、認識した車番を有料道路事業者のサーバへ通知する。それにより、そのサーバに於いて登録した車番と通知された認識車番とを照合し(A10)、照合一致の場合は、正常照合として例えば出口料金所の表示器の緑ランプを点灯し(A11)、通行料金の計算を行う(A13)。又出口料金所の開閉バーを開状態とし(A14)、出口料金所を通過させる(A18)。
【0034】
又照合不一致の場合は、予め登録した車両ではないから、照合非合致として例えば表示器の赤ランプを点灯し(A12)、出口料金所の開閉バーを閉とし(A15)、例えば、車両を停止させて料金決済を行わせるか、又は別の料金所レーンへ移動させて料金決済を行わせる(A19)。
【0035】
又通行料金の計算結果に基づいてクレジット会社との間で通行料金を決済処理を行い(A16)、クレジット会社は、有料道路の通行料金について決済処理後、有料道路利用者からの要求により、例えば、インターネットを介して領収書を発行する(A17)。そして、再び有料道路を利用する場合は、ステップ(A4)へ移行する。
【0036】
図5は、料金決済システムの説明図であり、31は有料道路事業者のサーバ、32はクレジットカード会社のサーバ、33はクレジットカード信用調査会社、34は車番(ナンバープレート)認識装置、35は車番認識部、36は開閉バー/表示器制御装置、37は出口料金所の開閉バー、38は出口料金所の表示器、DBはデータベースを示す。なお、有料道路の通行区間を識別する必要がない場合は、入口料金所に於ける通過車両の車番認識を省略することもできる。又ネットワークとそのネットワークを介してアクセスする有料道路利用者の情報機器端末とは図示を省略している。
【0037】
有料道路事業者のサーバ31は、有料道路利用者の有料道路利用予定による車番(ナンバープレート)、車両の種別、通行日、通行区間、クレジットカード情報等をデータベースDBに登録する。又車番照合ソフトウェア、通行料金計算ソフトウェア、クレジット会社との決済ソフトウェア、渋滞情報ソフトウェア、特定顧客の料金優遇ソフトウェア等のソフトウェアを備え、又パスワード設定やファイアウォール等のセキュリティ対策手段や開閉バー,表示器の作動情報発信の手段等を備えている。
【0038】
又クレジット会社のサーバ32は、顧客データベース、有料道路事業者との決済ソフトウェア、通行料金の領収書発行のソフトウェア、パスワード設定やファイアウォール等のセキュリティ対策手段を備えており、クレジットカード信用調査会社33に対して、新規顧客や顧客データベースに登録された顧客の信用調査を依頼する。
【0039】
又入口料金所と出口料金所とは、車番(ナンバープレート)認識装置34と車番認識部35とを有し、且つ出口料金所は、開閉/表示器制御装置36と開閉バー37と表示器38とを含む構成を有する。開閉バー37は、開閉/表示器制御部36からの開閉バーの作動情報の受信機能を有し、予め予定を登録した車両は通過できるように開閉バーは開状態を維持する。又表示器38は、開閉/表示器制御部36からの車番合致/非合致認識情報の受信機能と表示機能とを有するものである。
【0040】
図6は入口料金所の概要説明図であり、41,42は車番認識部としての車両の通過に伴って前方のナンバープレート位置と後方のナンバープレート位置とを撮像する為の2台のカメラ、43は車番認識装置、44は料金所ゲート、45,46は表示器、47は前方のナンバープレート、48は後方のナンバープレートを示す。
【0041】
車両が有料道路の入口料金所のゲート44を通過する前に、カメラ41により前方のナンバープレート47を撮像し、車番認識装置43により画像処理を行って車番を認識する。又ゲート44を通過した後にカメラ42により後方のナンバープレート48を撮像し、車番認識装置43により画像処理を行って車番を認識する。それぞれの認識結果に従って表示器45,46を制御して、正常に認識できたか否かを表示することができる。従って、ナンバープレートが後方のみに取付けられているオートバイ等を料金決済対象車両とすることができる。又前方のナンバープレートと後方のナンバープレートとの認識結果の車番を照合して、認識した車番の確認を行うこともできる。
【0042】
車番認識装置43に於ける認識結果の車番情報と、複数の入口料金所が有料道路に設置されている場合、その入口料金所の位置情報とを前述の事業者のサーバに送出し、予め予定を登録した車番と照合し、照合一致により料金決済対象車両と判定して、料金計算を開始することができる。
【0043】
図7は出口料金所の概要説明図であり、51,52は車番認識部としてのカメラ、53は車番認識装置、54は料金所ゲート、55は表示器、56は開閉バー、57は前方のナンバープレート、58は後方のナンバープレートを示す。
【0044】
車番認識部としてのカメラ51,52は、入口料金所のカメラ41,42と同様に、それぞれ前方のナンバープレート57と後方のナンバープレート58とを撮像し、車番認識装置53に於いて画像処理により車番を認識する。この認識結果の車番情報と複数の出口料金所が有料道路に設置されている場合、その出口料金所の位置情報とを事業者のサーバに送出し、予め予定を登録した車番と照合し、照合一致の場合は、開閉バー56を開の状態に維持し、車両はノンストップで通過させる。又出口料金所と入口料金所との位置情報を基に有料道路の区間を求めて、料金を算出することができる。又登録した車番と認識した車番との照合不一致の場合は、予め予定を登録した車両ではないから、開閉バー56を閉状態とし、車両を停止させて料金決済を行うか、又は他の料金支払いのレーンに移動させて料金決済を行うことになる。
【0045】
図8は、2台の車両の車間距離が短い場合のナンバープレートの撮像の説明図であり、(A),(B)に於いて、61,62は車番認識部としての車両の前方と後方とのナンバープレート位置を撮像するカメラ、64は料金所ゲート、65,66は車両を示す。(A)は、2台の車両65,66の車間距離dが短い状態で走行し、カメラ61により1台目の車両65の前方のナンバープレートを撮像できるが、2台目の車両66の前方のナンバープレートを撮像できない状態を示す。従って、1台目の車両の前方のナンバープレートの撮像画像を処理して車番を認識することができるが、2台目の車両の前方のナンバープレートを撮像できないから、その車番を認識することができない。
【0046】
しかし、(B)に示すように、料金所ゲート64を通過した時、2台目の車両66の後方のナンバープレートをカメラ62により撮像できることにより、この車両66の車番を認識することができる。なお、この場合、1台目の車両65の後方のナンバープレートをカメラ62により撮像できないが、既に、前方のナンバープレートをカメラ61により撮像して車番を認識できているから問題はない。即ち、料金ゲート64に、車両の前方と後方とのナンバープレートをそれぞれ撮像するカメラ61,62を設けることにより、各種の走行状態の車両のナンバープレートを撮像して、車番を認識することができる。又車両の後方のナンバープレートを撮像できることにより、オートバイ等の後方のみにナンバープレートを取付けた車両に対しても車番を認識することができる。
【0047】
又2001年当時、国内の自動車保有台数は約7500万台を超えており、料金所を通過する車両総ての車番を認識して、料金決済の為の利用者を識別する場合、照合必要時間が膨大となり、実用的ではなくなる。しかし、前述のように、予め利用者が車番を、有料道路事業者のサーバに登録することにより、料金所で認識した車番と登録した車番との照合は短時間で済むことになる。
【0048】
又予め利用者が登録した車番を、登録順にデータベースに格納する場合が一般的であり、入口料金所に於いて車番を認識した場合、出口料金所に向かって有料道路を走行するものであるから、その車番を登録順と関係なく、入口料金所に於ける車番認識順に配列し直すことにより、出口料金所に於いては、ほぼ入口料金所を通過した順序を維持して走行することから、出口料金所に於いて認識した車番と登録した車番との照合に要する時間を短縮することができる。
【0049】
又登録した車番をグループ化してデータベースに格納するとができる。例えば、図9に於ける左側に示すように、車番の登録順の配列を、右側に示すように、車番の例えば「鎌倉」,「湘南」,「多摩」,「八王子」等のグループに分類してデータベースに格納する。それにより、認識した車番との照合台数が少なくなるから、照合時間の短縮を図ることができる。又更に多数の台数の車番が登録される場合には、前述のグループ内を更に先頭の1桁目又は2桁目の数字を基に小グループ化することも可能である。
【0050】
又登録された車番について、出口料金所を通過し、料金決済処理が終了した車番については、データベースから順次削除して、照合すべき登録車番数を少なくする。その場合、削除した車番については、有料道路の利用履歴として他の記憶領域に保存することも可能であり、後日、有料道路の走行車両数の統計等に利用することも可能である。
【0051】
又バス会社,運送会社,タクシー会社等の企業に於いては、所有する車両台数が多く、且つ有料道路の利用台数も多くなるから、多数の車両の車番を一括的に登録処理することも可能である。この場合、通行日と通行区間との予定と車番との対応がずれる場合があるが、入口料金所と出口料金所とに於ける車番認識結果を基に、登録した車両の通行区間を求めて有料道路の料金を算出し、企業対応に求めて料金決済処理を行うことも可能である。
【0052】
又通行日と通行区間との予定を登録した内容を基に、渋滞情報の予測が可能となり、この予測渋滞情報を有料道路利用者に提供することができる。又入口料金所に於ける車番認識と、その時間間隔とにより有料道路の走行車両台数を割り出して、現在又はこれからの渋滞が発生するか否かの情報を所定時間毎に作成して、利用者に提供することができる。
【0053】
又有料道路事業者のサーバに登録した通行日を所定期間経過しても、有料道路を利用しない場合は、データベースに登録された車番等を含む情報を削除する。又有料道路に沿って複数の入口料金所と出口料金所とが配置されて、或る入口料金所と出口料金所との間の通行区間を登録した場合に、それ以外の入口料金所から有料道路に入り、又他の出口料金所から出ても、登録した車番と認識した車番との照合一致と、入口料金所の位置情報と出口料金所の位置情報とにより、利用した通行区間を割り出すことができるから、料金決済処理を行うことができる。即ち、予め登録した通行日と通行区間とに拘束されることなく、予定登録内容が変更された場合に於いても柔軟に対処することができる。又割引料金の設定や無料設定を車番対応にデータベースに登録して、有料道路料金算出を行うこともできる。例えば、公共車両に対しては、予め車番を登録しておくことにより、車番対応に無料設定を行うことも可能である。この無料設定された車番を認識できた時は、出口料金所の開閉バーは開状態に維持することになる。
【0054】
図10は駐車場利用時の料金決済の本発明の実施の形態の説明図であり、71は駐車場運営管理事業者、72はクレジット会社、73はクレジットカード信用調査システム、74は駐車場利用者、75は駐車情報を示す。駐車場75は、前述の料金所と同様な車番(ナンバープレート)認識装置と車番認識部(カメラ)と、開閉バーと、表示器とを含む構成を備えている。
【0055】
又駐車場運営管理事業者71は、サーバと、駐車場料金計算ソフトウェアと、車番認識ソフトウェアと、駐車場の空き情報のフィードバック手段等を含む構成を有し、又クレジット会社72は、サーバと、顧客情報システムと、駐車場料金決済ソフトウェアとを含む構成を有し、クレジットカード信用調査システム73は、ブラックリストを含み、クレジットカード会社72からの利用者の信用調査依頼に対して、信用情報を提供するものである。
【0056】
又駐車場利用者74は、有料道路利用者14(図2参照)と同様に、クレジットカードと、パソコンや携帯電話機等の情報端末機器を有し、駐車場運営管理事業者71のサーバにネットワークを介してアクセスし、駐車場の空き情報等を受信し、駐車可能の状態の場合に、車番とクレジットカード番号と駐車場利用の予定日時とを含む情報を送信して登録する。その場合、利用者14が要求すれば、駐車場運営管理事業者71のサーバから駐車場料金を利用者14に通知することができる。
【0057】
又駐車場運営管理事業者71は、利用者74からのクレジットカード番号を基にクレジット会社72に対して信用調査依頼を行い、信用情報が良好の場合は、利用者74からの駐車場利用予定の登録を受け付けて、登録通知を利用者74に送出する。それによって、利用者74は、駐車場の利用を予約できたことを認識できることになる。
【0058】
又駐車場75は、入口と出口とが同一又は異なる構成があるが、何れの場合も、駐車場75に入出力する車両のナンバープレートを撮像し、撮像画像処理により車番認識を行い、認識した車番を駐車場運営管理事業者71のサーバに通知する車番通知手段を備えており、又出口には開閉バーを備えており、予め登録した車番と登録した車番とが照合一致した車両に対しては、開閉バーを開状態として駐車場に対する出入りをノンストップで可能とし、駐車場運営管理事業者71のサーバは、駐車料金計算に駐車時間を必要とする時は、入口で認識した車番対応に駐車開始時間を記録する。又駐車場75を出る時も、車両のナンバープレートを撮像し、車番認識を行って、駐車場運営管理事業者71のサーバに通知し、予め登録した車番の車両に対しては開閉バーを開として通過させ、駐車時間を算出して、車番対応の利用者74に対する料金決済処理を行う。
【0059】
図11及び図12は駐車場料金決済処理フローチャートを示し、一般の個人やバス会社,運送会社,タクシー会社等の法人の駐車場利用者(B1)は、携帯電話機やパソコン等の情報端末機器を有するもので(B2)、この情報端末機器を起動し(B3)、この情報端末機器を用いて駐車場事業者の所定のサーバにネットワークを介してアクセスして接続し(B4)、駐車場利用者の各種情報の入力/登録を行う(B5)。その場合、車番、車種、駐車場利用日、クレジットカード情報等を入力してサーバに登録する。このサーバに対する登録完了により(B6)、駐車場の利用開始を行うことができる(B7)。なお、登録完了でない場合は、ステップ(B4)に移行して、再度登録処理を行うことができる。
【0060】
車両が駐車場に入る時に、ナンバープレートを撮像して車番を認識し、予め登録した車番か否かを判定して、その判定結果を表示器により表示する(B8)。認識した車番と予め登録した車番との照合一致により、駐車場入口の開閉バーを開の状態として、駐車場に入ることができる。
【0061】
駐車場の出口から車両が出る時に、駐車場の利用終了とし(B9)、駐車場に入る時と同様に車両のナンバープレートを撮像して車番を認識し、登録した車番と照合し(B10)、照合一致の場合は、正常照合として例えば表示器の緑ランプを点灯し(B11)、駐車料金の計算を行う(B13)。又駐車場出口の開閉バーを開に作動させ(B14)、駐車場出口を通過させる(B18)。
【0062】
又照合不一致の場合は、予め登録した車両ではないから、照合非合致として例えば表示器の赤ランプを点灯し(B12)、駐車場出口の開閉バーを閉とし(B15)、例えば、車両を停止させて料金決済を行わせるか、又は別の料金所レーンへ移動させて料金決済を行わせる(B19)。
【0063】
又通行料金の計算結果に基づいて、駐車場事業者のサーバとクレジット会社のサーバとの間で、駐車場料金の決済処理を行い(B16)、クレジット会社は、駐車場料金決済処理後、駐車場利用者からの要求により、例えば、インターネットを介して領収書を発行する(B17)。又他の駐車場を利用する場合は、ステップ(B4)へ移行する。
【0064】
図13は、駐車場利用時の料金決済システムの説明図であり、81は駐車場事業者のサーバ、82はクレジット会社のサーバ、83はクレジットカード信用調査会社、84は車番(ナンバープレート)認識装置、85はナンバープレートを撮像するカメラを含む車番認識部、86は開閉バー/表示器制御装置、87は駐車場出口の開閉バー、88は駐車場出口の表示器、DBはデータベースを示す。なお、ネットワークと、そのネットワークを介してアクセスする駐車場利用者の情報機器端末とは図示を省略している。
【0065】
駐車場事業者のサーバ81は、駐車場利用者から通知された利用予定の車両の車番、車両の種別、利用日、クレジットカード情報等をデータベースDBに登録する。又車番照合ソフトウェア、駐車場料金計算ソフトウェア、クレジット会社との決済ソフトウェア、駐車場情報ソフトウェア、特定顧客の料金優遇ソフトウェア等のソフトウェアを備え、又パスワード設定やファイアウォール等のセキュリティ対策手段や開閉バー,表示器の作動情報発信の手段等を備えている。
【0066】
又クレジット会社のサーバ82は、顧客データベース、駐車場事業者との決済ソフトウェア、駐車料金の領収書発行のソフトウェア、パスワード設定やファイアウォール等のセキュリティ対策手段を備えており、クレジットカード信用調査会社83に対して、新規顧客や顧客データベースに登録された顧客の信用調査を依頼する。
【0067】
又駐車場の入口と出口には、ナンバープレートを撮像するカメラを含む車番認識部85を設けると共に、画像認識手段を含む車番(ナンバープレート)認識装置84を設け、又出口には、開閉バー87と表示器88とを設けると共に、開閉/表示器制御装置86を設ける。開閉バー87は、開閉/表示器制御部86からの開閉バーの作動情報の受信機能を有し、又表示器88は、開閉/表示器制御部86からの車番合致/非合致認識情報の受信機能と表示機能とを有するものである。
【0068】
車番認識部85のカメラにより撮像したナンバープレートの画像を、車番認識装置84に於いて画像処理により認識して通知する車番通知手段の機能により、駐車場事業者のサーバ81へ通知する。サーバ81に於いては、利用日と車番とを登録していることにより、認識した車番と登録した車番との照合は比較的容易に且つ短時間で行うことができ、且つ駐車場の入口と出口では、ノンストップでそのまま通過するだけで、自動的に駐車場を利用した料金の決済が可能となる。従って、利用者は特別な情報端末機器を購入する必要もなく、又駐車場の入口及び出口に於ける操作も必要でない利点がある。又駐車場事業者のサーバ81に、無料や料金優遇を行う車両の車番を予め登録し、この車番と出口で認識した車番との照合一致の車両に対しては、無料又は割引等の料金決済処理を行うことも可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、車両7を用いる利用者4からの利用予定日時と車番とクレジット情報とをネットワークを介して事業者のサーバ1に登録し、車両7が利用する駐車場6の入口及び出口にそれぞれ設置したカメラにより、入口及び出口を通過する車両7のナンバープレートを撮像して車両7の車番を認識し、その車番の情報と共に、入口及び出口の車両7の通過時刻の情報を、事業者のサーバ1に通知し、駐車場の入口及び出口の少なくとも出口に設置した開閉バーを、利用予定の車両7の登録車番と、車番通知手段により通知された車番とを、サーバ1により照合して、一致した場合は開き、不一致の時に閉じるように制御し、事業者のサーバ1からの要求に従って利用者4に対する料金決済処理を行うクレジット会社のサーバ2とを含み、事業者のサーバ1は、利用者4から通知されて登録した車番と、車番通知手段から通知された車番とを照合し、照合一致により、その車番の車両7による利用料金を、利用者4のクレジット情報を基に、クレジット会社に通知して、利用料金の決済を行うものであり、利用者4は、予め利用の為の情報を、ネットワークを介して登録操作するだけで、料金決済を自動化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】有料道路利用時の料金決済の説明図である。
【図3】有料道路料金決済処理フローチャートである。
【図4】有料道路料金決済処理フローチャートである。
【図5】料金決済システムの説明図である。
【図6】入口料金所の概要説明図である。
【図7】出口料金所の概要説明図である。
【図8】車間距離が短い場合の説明図である。
【図9】車番のグループ化の説明図である。
【図10】駐車場利用時の料金決済の説明図である。
【図11】駐車場料金決済処理のフローチャートである。
【図12】駐車場料金決済処理のフローチャートである。
【図13】料金決済システムの説明図である。
【符号の説明】
1 事業者のサーバ
2 クレジット会社のサーバ
3 ネットワーク
4 利用者
5 料金所
6 駐車場
7 車両
Claims (4)
- 車両による利用料金を自動的に決済する料金決済システムに於いて、
前記車両を用いる利用者からの駐車場の利用予定日時と車番とクレジット情報とをネットワークを介して受信して登録する事業者のサーバと、
前記車両が利用する駐車場の入口及び出口にそれぞれ設置し、該入口及び出口を通過する車両のナンバープレートをカメラにより撮像して前記車両の車番を認識し、前記車両の認識した車番の情報と共に、前記入口及び出口の前記車両の通過時刻の情報を前記事業者のサーバに通知する車番通知手段と、
前記駐車場の入口及び出口の少なくとも出口に設置し、前記利用者からの利用予定の車両の登録車番と前記車番通知手段により通知された車番とを前記事業者のサーバにより照合し、一致の時に開、不一致の時に閉に前記サーバにより制御する開閉バーと、
前記事業者のサーバからの要求に従って前記利用者に対する料金決済処理を行うクレジット会社のサーバとを含み、
前記事業者のサーバは、前記利用者から通知された駐車場利用予定の車両の車番を順次登録し、該登録した車番と前記駐車場の入口の通過車両を認識した車番とを照合し、照合一致に従った順序に前記登録した車番を並べ替えて、前記駐車場の出口の通過車両の認識した車番との照合処理を行う手段と、前記利用者から通知されて登録した車番と、前記車番通知手段から通知された車番とを照合し、照合一致により、該車番の車両による利用料金を前記利用者のクレジット情報を基に前記クレジット会社に通知する決済要求手段とを有する
ことを特徴とする料金決済システム。 - 前記事業者のサーバは、前記利用者からの駐車場の利用予定日時と車番とを含む情報を登録し、利用予定日時対応の利用台数を求め、前記利用者に対して前記利用者の利用予定日時に於ける駐車場の渋滞状態が予想されるか否かを含む利用状態情報を通報する手段を有することを特徴とする請求項1記載の料金決済システム。
- 車両による利用料金を自動的に決済する料金決済方法に於いて、
事業者のサーバと、駐車場を利用した車両の車番を通知する車番通知手段と、クレジット会社のサーバとを含み、前記車両を用いる利用者からの駐車場の利用予定日と車番とクレジット情報とをネットワークを介して前記事業者のサーバに通知して、該事業者のサーバに前記駐車場の利用予定日と車番とクレジット情報とを登録する過程と、
前記駐車場の入口及び出口にそれぞれ設置したカメラにより、該入口及び出口を通過する車両のナンバープレートを撮像して該車両の車番を認識し、前記車両の車番を認識した情報と共に、前記入口及び出口の前記車両の通過時刻の情報を前記車番通知手段により前記事業者のサーバに通知する過程と、
前記事業者のサーバは、前記登録した車番と前記駐車場の入口の前記カメラにより撮像して認識した車番とを照合し、照合一致に従った順序に前記登録した車番を並べ替え、前記駐車場の出口の通過車両について認識した車番の通知により、該車番と前記登録した車番との照合処理を行い、照合一致により、該車番の車両による利用料金を前記利用者のクレジット情報を基に前記クレジット会社に通知し、該クレジット会社のサーバにより前記利用者に対する料金決済処理を行う過程を含む
ことを特徴とする料金決済方法。 - 前記事業者のサーバは、前記ネットワークを介して前記利用者から通知された駐車場の利用予定日時と車番とを含む情報を登録する過程と、前記利用者の駐車場の利用予定日時に於ける利用台数を求める過程と、該過程により求めた前記利用者の利用予定日時に於ける駐車場の渋滞が予想されるか否かを含む利用状態情報を、前記ネットワークを介して前記利用者に通報する過程とを含むことを特徴とする請求項3記載の料金決済方法。
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