JP2003167618A - 生産管理システム、生産管理方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

生産管理システム、生産管理方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2003167618A
JP2003167618A JP2001369545A JP2001369545A JP2003167618A JP 2003167618 A JP2003167618 A JP 2003167618A JP 2001369545 A JP2001369545 A JP 2001369545A JP 2001369545 A JP2001369545 A JP 2001369545A JP 2003167618 A JP2003167618 A JP 2003167618A
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production
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JP2001369545A
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Toshihiro Takami
敏弘 高見
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はリサイクル工程において回収部品の
再使用可否に関する予測値をもとに事前に立案した新規
部品投入計画、再生部品投入計画を、回収部品の再使用
可否に関する情報が確定した後に、修正できる、生産管
理システム、生産管理方法及び該方法を実行するための
プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の生産管理システムは、製品の生
産量とその生産時期からなる製品生産計画を取得する製
品生産計画取得手段と、回収された製品を分解すること
なく、分解後に再使用可能な部品の量とその再使用可能
時期を予測し、回収部品投入可能情報を管理する回収部
品投入可能情報管理手段と、製品生産計画と、回収部品
投入可能情報から予測値としての回収部品投入計画を作
成する回収部品投入計画作成手段と、新規調達部品の投
入可能情報を管理する投入可能情報管理手段と、製品生
産計画と新規調達部品の投入可能情報と予測値としての
回収部品投入計画とに基づいて、新規に投入する部品の
計画を作成する新規部品投入計画作成手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生産管理システム、
生産管理方法及び該方法を実行するためのプログラムを
格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、
詳細には市場で使用された製品を回収し、回収された製
品を構成する部品と、新規調達部品を組み合わせて、再
度製品化するリサイクル生産工程を管理する生産管理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品投入計画などを含む生産計画
立案装置においては、製品の歩留まりなど過去の生産実
績、市場調査による需要実績、調達部品の歩留まり実績
など、予測情報をもとに生産計画を立案し、生産管理す
る事例が多い。また、その事例の多くは、生産の実行、
部品の受け取り、製品の出荷、などの進捗を監視し、事
前に立案した生産計画を修正するようにしている。代表
的なものとして、例えば、特開2000−322483
号公報には、販売予測データ、出荷予測データをもとに
生産/販売/在庫に関する粗い計画を立案し、生産/販
売/在庫の実績データが確定した段階で、逐次予測デー
タを確定して、計画を修正する生産管理方法が提案され
ている。
【0003】一方、近年、国際的に地球環境保護の要請
が高まり、商品を回収し再利用する動きが高まり、回収
した商品を分解・洗浄し再利用可能な部品は、新規な部
品とともに商品に組み込むリサイクル生産が多くなって
いる。そのため、リサイクル生産に対応するため、従来
の新規部品のみによる生産方式と違い、回収製品、回収
部品に関する情報の取扱いが重要となってくる。
【0004】リサイクル生産工程においても、従来に生
産工程と同様に部品在庫予測、需要予測をもとに生産計
画を立案し生産管理する必要がある。更に、予測情報と
して、回収部品の再使用可否の予測値を加えて生産計画
を立案し、回収部品の再使用可否が確定した段階で生産
計画を修正する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によれば、リサイクル工程において回収部品と
新規部品を組み合わせて効率的に生産数、納期を管理す
ることは困難である。
【0006】本発明はこれらの問題点を解決するための
ものであり、リサイクル工程において回収部品の再使用
可否に関する予測値をもとに事前に立案した新規部品投
入計画、再生部品投入計画を、回収部品の再使用可否に
関する情報が確定した後に、修正できる、生産管理シス
テム、生産管理方法及び該方法を実行するためのプログ
ラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明の生産管理システムは、市場から回収され
た製品を分解し部品を抽出する回収部品分解手段と、新
規に部品を調達する新規部品調達手段と、分解抽出され
た回収部品と新規に調達された新規調達部品を組み合わ
せて新規に製品を組み立てる製品組立手段とを有し、コ
ンピュータ支援により生産管理する生産管理システムで
あって、製品の生産量とその生産時期からなる製品生産
計画を取得する製品生産計画取得手段と、回収された製
品を分解することなく、分解後に再使用可能な部品の量
とその再使用可能時期を予測し、回収部品投入可能情報
を管理する回収部品投入可能情報管理手段と、製品生産
計画と、回収部品投入可能情報から予測値としての回収
部品投入計画を作成する回収部品投入計画作成手段と、
新規調達部品の投入可能情報を管理する投入可能情報管
理手段と、製品生産計画と新規調達部品の投入可能情報
と予測値としての回収部品投入計画とに基づいて、新規
に投入する部品の計画を作成する新規部品投入計画作成
手段とを有し、回収部品投入計画作成手段は、回収され
た製品を分解後、抽出された回収部品を検査することの
より、分解後に再使用可能な部品の量とその再使用可能
時期を確定し、予測値として作成された回収部品投入計
画を修正し、新規部品投入計画作成手段は、製品生産計
画、新規調達部品の投入可能情報及び修正された回収部
品投入計画に基づいて新規部品投入計画を修正すること
に特徴がある。よって、予め回収部品投入計画、新規部
品投入計画を予測値として作成することにより、製品組
立のための、設備手配、作業員手配を早期に実施するこ
とができ、また納期がかかる新規部品を早期に発注する
ことができ、また回収部品投入計画が確定した段階で新
規部品投入計画を修正することにより、製品組立が実施
される段階での投入部品の過不足を管理することができ
る。
【0008】また、市場から回収された製品を分解し部
品を抽出する回収部品分解工程と、新規に部品を調達す
る新規部品調達工程と、分解抽出された回収部品と新規
に調達された新規調達部品を組み合わせて新規に製品を
組み立てる製品組立工程とを有し、コンピュータ支援に
より生産管理する、別の発明としての生産管理方法によ
れば、製品の生産量とその生産時期からなる製品生産計
画を取得する製品生産計画取得工程と、回収された製品
を分解することなく、分解後に再使用可能な部品の量と
その再使用可能時期を予測し、回収部品投入可能情報を
管理する回収部品投入可能情報管理工程と、製品生産計
画及び回収部品投入可能情報から予測値としての回収部
品投入計画を作成する回収投入計画作成工程と、新規調
達部品の投入可能情報を管理する投入可能情報管理工程
と、製品生産計画、新規調達部品の投入可能情報及び予
測値としての回収部品投入計画に基づいて新規に投入す
る部品の計画を作成する新規部品投入計画作成工程と、
回収された製品を分解後、抽出された回収部品を検査す
ることにより分解後に再使用可能な部品の量とその再使
用可能時期を確定し、予測値としての回収部品投入計画
を修正する回収部品投入計画修正工程と、製品生産計
画、新規調達部品の投入可能情報及び修正された回収部
品投入計画に基づいて新規部品投入計画を修正する新規
部品投入計画修正工程とを有することに特徴がある。よ
って、予め回収部品投入計画、新規部品投入計画を予測
値として作成することにより、製品組立のための、設備
手配、作業員手配を早期に実施することができ、また納
期がかかる新規部品を早期に発注することができ、また
回収部品投入計画が確定した段階で新規部品投入計画を
修正することにより、製品組立が実施される段階での投
入部品の過不足を管理することができる。
【0009】更に、回収部品投入計画は、回収された製
品を分解することなく、分解後に再使用可能か不可能か
を予測した情報として、部品の識別情報と、使用可否情
報と、使用不可能の理由と、回収された製品を分解後抽
出された回収部品を検査することにより確定した使用可
否情報と、使用不可能の理由とを含むことにより、市場
における使用実績から部品の再使用判定を行うことで、
再使用判定の精度を向上できると共に回収部品投入計画
の予測精度を向上することができる。
【0010】また、回収された製品の市場における使用
実績を示す使用実績情報を取得して当該使用実績情報か
ら部品の再使用判定を行う再使用判定工程を有し、使用
可否情報であり分解する前に予測する情報は再使用判定
工程により行われた再使用判定の結果から算出すること
により、市場における使用実績から部品の再使用判定を
行うことで、再使用判定の精度を向上することができ、
回収部品投入計画の予測精度を向上することができる。
【0011】更に、使用実績情報は、製品及び部品の故
障修理情報であることにより、市場における使用実績の
頻度に応じて再使用可能・不可を判定することができ、
部品再使用判定がしやすくなると共に、再使用判定の精
度を向上することで、回収部品投入計画の作成し易さの
向上と、回収部品投入計画の予測精度を向上することが
できる。
【0012】また、予測値としての回収部品投入計画を
日当たりの回収部品投入計画に分割する回収部品投入計
画分割工程と、新規部品投入計画を日当たりの新規部品
投入計画に分割する新規部品投入計画分割工程とを有
し、更に回収部品投入計画修正工程は日当たりの回収部
品投入計画を修正する工程であり、新規部品投入計画修
正工程は日当たりの新規部品投入計画を修正する工程で
あることにより、回収部品投入計画や新規部品投入計画
の修正を日当たりに実行することができ、修正する投入
部品数を減らすことができると共に、部品投入計画の修
正を製品組立工程へ速やかに反映することができる。
【0013】更に、回収部品投入計画修正工程は、回収
された製品を分解後、抽出された回収部品を検査するこ
とにより分解後に再使用可能な部品の量とその再使用可
能時期を確定した範囲に対して自動的に修正し、修正し
た結果を新規部品調達工程に送信し、更に新規部品投入
計画修正工程は、修正された回収部品投入計画を受信
し、新規部品投入計画を自動的に修正する。よって、回
収部品投入計画や新規部品投入計画の修正を即時にかつ
自動的に実行することができる。
【0014】また、製品組立工程における製品の生産時
期と生産量の製品生産実績情報を取得する製品生産実績
情報取得工程と、製品生産計画と製品生産実績情報とを
比較し差分を取得する差分取得工程とを有し、更に新規
部品投入計画修正工程は差分により新規部品投入計画を
修正する。よって、製品組立工程における設備故障など
により製品生産計画が達成できない場合に、部品投入計
画を修正することで当初の製品組立計画を達成すること
ができる。
【0015】更に、別の発明の生産管理方法によれば、
製品の生産量とその生産時期からなる製品生産計画を取
得する製品生産計画取得工程と、回収された製品で分解
することなく、製品のまま再使用可能な数を管理する再
使用製品可能数管理工程と、製品生産計画と、回収され
た製品で分解することなく製品のまま再使用可能な数か
ら部品から製品として組み立てる必要のある製品の数を
作成する製品数作成工程と、回収された製品を分解する
ことなく、分解後に再使用可能な部品の量とその再使用
可能時期を予測し、回収部品投入可能情報を管理する回
収部品投入可能情報管理工程と、部品から製品として組
み立てる必要のある製品の数と、回収部品投入可能情報
から予測値としての回収部品投入計画を作成する回収部
品投入計画作成工程と、新規調達部品の投入可能情報を
管理する投入可能情報管理工程と、部品から製品として
組み立てる必要のある製品の数と、新規調達部品の投入
可能情報と、予測値としての回収部品投入計画から、新
規に投入する部品の計画を作成する新規部品投入計画作
成工程と、回収された製品を分解後、抽出された回収部
品を検査することにより、分解後に再使用可能な部品の
量とその再使用可能時期を確定し、予測値としての回収
部品投入計画を修正する回収部品投入計画修正工程と、
部品から製品として組み立てる必要のある製品の数と、
新規調達部品の投入可能情報と、修正された回収部品投
入計画から、新規部品投入計画を修正する新規部品投入
計画修正工程とを有する。よって、予め回収部品投入計
画、新規部品投入計画を予測値として作成することによ
り、製品組立のための、設備手配、作業員手配を早期に
実施することができ、また納期がかかる新規部品を早期
に発注することができ、また回収部品投入計画が確定し
た段階で新規部品投入計画を修正することにより、製品
組立が実施される段階での投入部品の過不足を管理する
ことができる。
【0016】また、上記記載の生産管理方法を実行する
ためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能
な記憶媒体に特徴がある。よって、本発明の生産管理方
法を実行するプログラムが記憶した記憶媒体を用いるこ
とにより、既存のシステムを変えることなく、生産管理
システムを構築する装置を汎用的に使用することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の生産管理システムは、市
場から回収された製品を分解し部品を抽出する回収部品
分解手段と、新規に部品を調達する新規部品調達手段
と、分解抽出された回収部品と新規に調達された新規調
達部品を組み合わせて新規に製品を組み立てる製品組立
手段とを有し、コンピュータ支援により生産管理する生
産管理システムであって、製品の生産量とその生産時期
からなる製品生産計画を取得する製品生産計画取得手段
と、回収された製品を分解することなく、分解後に再使
用可能な部品の量とその再使用可能時期を予測し、回収
部品投入可能情報を管理する回収部品投入可能情報管理
手段と、製品生産計画と、回収部品投入可能情報から予
測値としての回収部品投入計画を作成する回収部品投入
計画作成手段と、新規調達部品の投入可能情報を管理す
る投入可能情報管理手段と、製品生産計画と新規調達部
品の投入可能情報と予測値としての回収部品投入計画と
に基づいて、新規に投入する部品の計画を作成する新規
部品投入計画作成手段とを有する。
【0018】
【実施例】最初に、回収から再生産・廃棄まで含むリサ
イクル工程全体の中での生産計画作成に関する実施例の
システム構成を説明する。図1は本発明の一実施例に係
る生産管理方法を適用するリサイクル工程の流れを示す
工程図である。同図に従って全体の流れの概略を説明す
る。なお、以下で説明する製品は、テレビ、冷蔵庫など
の家電製品、複写機、パーソナルコンピュータなどの事
務機器などのように、機械部品、電気部品を組み合わせ
てなる商品である。
【0019】先ず、市場1で流通している製品は回収工
程2により回収された後、製品のまま再度使用できる場
合は、そのまま出荷工程4にて出荷されるか、あるいは
洗浄工程、組付け不良部分の再調整などの工程からなる
製品再生工程3にて製品再生された後、出荷工程4にて
出荷される。回収工程2にて回収された製品がそのまま
では使用できない場合は、分解工程5にて分解された
後、部品毎の部品再生工程6にて再生されて、組立工程
7へ投入される。ここで投入される再生部品は、別途、
部品メーカ8から受領し、資材9、受入検査工程10を
経て組立工程7へ投入される新規部品と同等な扱いで処
理される。このようにして組み立てられた製品は、出荷
工程4を経て、市場1へ投入される。また、回収工程2
で再使用不可能と判断された製品、及び分解工程5で分
解されて再使用不可能と判定された部品は、製品/部品
の処分工程11へ投入され、廃棄処分、或いは溶融/粉
砕工程などを経て材料まで還元される。
【0020】図2は図1のリサイクル工程を管理する管
理サーバの構成を示すブロック図である。同図におい
て、生産計画管理サーバ100は、出荷工程4及び組立
工程7を管理する。また、回収分解工程管理サーバ20
0は、回収工程2、製品再生工程3、分解工程5及び部
品毎の部品再生工程6を管理する。更に、新規部品調達
管理サーバ300は、資材9及び受入検査工程10を管
理する。また、生産計画管理サーバ100、回収分解工
程管理サーバ200及び新規部品調達管理サーバ300
は、ネットワーク400により相互に接続されて、各管
理サーバで管理する情報を共有することができる。
【0021】図3は図2の生産計画管理サーバの構成を
示す構成図である。同図において、生産計画管理サーバ
100は、生産すべき製品名、数量、納期を管理する生
産計画を保存する生産計画データベース101と、部品
名、製品数から必要な部品毎の数量とその納期を算出
し、その結果を保存する部品計画データベース102と
を含んで構成されている。
【0022】図4は図2の回収分解工程管理サーバの構
成を示す構成図である。同図において、回収分解工程管
理サーバ200は、回収時に製品の再使用判定を行う判
定項目、更に分解後の部品の再使用判定を行う基準とな
る判定基準値、判定方法を記録する再使用判定基準デー
タベース201と、回収製品の種別と製品名、数量、状
態、再使用判定予測情報、再使用判定実績情報が記録さ
れる回収製品データベース202と、分解後の部品の種
別と部品名、数量、状態、再使用判定予測情報、再使用
判定実績情報が記録される回収部品データベース203
とを含んで構成されている。なお、ここで説明した再使
用判定基準データベース201での判定方法、基準とな
る値は、外観検査によるキズ、歪みの基準、寿命に関す
る値、あるいは抵抗値、電圧値など電子部品の場合の特
性値などである。また、回収製品データベース202、
回収部品データベース203における状態とは、再使用
可能、廃棄、再生が必要などを示す値である。更に、回
収製品データベース202、回収部品データベース20
3における再使用判定予測情報、再使用判定実績情報と
は、それぞれ、再使用判定した結果である再使用可能、
再使用不可能、特定の再生処理をすれば再使用可能、で
あることを示す情報、及びその判定をした理由について
予測値と実績値が記録されている。
【0023】図5は図2の新規部品調達管理サーバの構
成を示す構成図である。同図において、新規部品調達管
理サーバ300は、新規部品調達に関するデータ、すな
わち新規調達が必要な部品の種別と部品名、数量、納期
が記録されている新規調達部品データベース301と、
それらの部品の発注に係る情報として、部品名、部品の
発注先、発注先毎の最大調達可能数、通常納期日数が記
録管理されている発注管理データベース302と、新規
調達部品の受入検査をするための、部品名、判定項目、
判定基準となる値、判定方法を管理する受入検査基準デ
ータベース303とを含んで構成されている。
【0024】図6は図1のリサイクル工程における部品
投入計画の作成工程を示すフローチャートである。先
ず、製品生産計画、工程条件などの設定条件初期値を取
得する(ステップS101)。また、回収部品の再使用
判定結果を予測し、予測値としての回収部品投入計画を
作成する(ステップS102)。ここで、必要に応じて
日当たり、週当たりなど短期間の回収部品投入計画を作
成する。次に、作成した回収部品投入計画を踏まえて新
規部品投入計画を作成する(ステップS103)。ここ
で、必要に応じて日当たり、週当たりなど短期間の新規
部品投入計画を作成する。そして、作成した回収部品投
入計画及び新規部品投入計画を評価する(ステップS1
04)。評価の結果、条件変更が必要であれば変更を行
い(ステップS105;NO、ステップS106)、再
度計画作成、評価を実行する。一方、評価結果がOKで
あれば部品投入計画を確定し、早期実施が必要な、設備
手配、作業員手配をし、更に納期がかかるため早期発注
が必要な新規部品を発注する(ステップS105;YE
S、ステップS107)。
【0025】図7は再使用部品数が確定した場合の製品
生産計画、回収部品投入計画、新規部品投入計画修正の
動作を示すフローチャートである。先ず、再使用部品数
確定値を取得する(ステップS201)。この再使用部
品数確定値は、製品生産計画の管理単位である期間、例
えば月当たりの再使用部品数、或いは日当たり、週当た
りなど短期間の再使用部品数確定値でもよい。また、常
に回収分解工程管理サーバ200を監視し、再使用判定
部品数確定値の変化を取得してもよい。そして、再使用
部品数確定値に基づいて新規部品投入計画を修正する
(ステップS202)。この修正単位は、ステップS2
01で確定した再使用部品数確定値に対応する期間であ
り、また修正する手段は自動的な修正、或いは人手によ
る修正などがある。ここで、自動的に新規部品投入計画
を修正する場合には、以下に説明するステップS203
〜ステップS206)の動作も自動的に実行される。次
に、回収部品投入計画、新規部品投入計画を評価する
(ステップS203)。そして、評価の結果、条件変更
が必要であれば変更を行い、再度計画作成、評価を実行
する(ステップS204;NO、ステップS205)。
一方、評価結果がOKであれば部品投入計画を確定し、
製品組立工程の工程計画を確定する(ステップS20
4;YES、ステップS206)。
【0026】次に、回収製品のまま分解しないで再使用
可能なものを含む別のリサイクル工程について説明す
る。図8は本発明の一実施例に係る生産管理方法を適用
する別のリサイクル工程の流れを示す工程図である。図
1と同じ参照符号は同じ工程を示す。同図に従って全体
の流れの概略を説明する。市場1から回収された回収品
は、回収品再使用判定工程12において、そのまま再使
用できるか、製品レベルでは再使用できないが、ユニッ
ト/部品レベルでは再使用できるか、或いは製品全体が
再使用不可により、それぞれ、回収品倉庫13に保管さ
れるか、廃棄工程14にて廃棄されるか分岐する。製品
のまま再使用できるものは、回収品倉庫13を経て、出
荷工程4にて出荷される。回収品再使用判定工程12で
判定された結果は、図4に示す回収分解工程管理サーバ
200の回収製品データベース202のデータ項目であ
る「状態」に記録される。次に、回収品分解工程15で
は、回収分解工程管理サーバ200の回収製品データベ
ース202のデータ項目である「状態」をチェックし、
分解する必要のある製品を抽出し、回収品倉庫13に出
庫指示を出す。そして、回収品分解工程15にて所定に
作業を行い、部品まで分解する。ここで、分解された部
品は、再使用できるか、追加工、洗浄などの再生処理を
すれば再使用可能か、或いは再使用不可能かにより、そ
れぞれ分解部品倉庫16に保管されるか、廃棄工程14
にて廃棄されるか分岐する。また、回収品分解工程15
で判定された結果は、図4に示す回収分解工程管理サー
バ200の回収部品データベース203のデータ項目で
ある「状態」に記録されるとともに、回収製品データベ
ース202の該当する製品の「状態」には分解済みの記
録がされる。
【0027】次に、分解部品再生工程17では、回収分
解工程管理サーバ200の回収部品データベース203
のデータ項目である「状態」をチェックし、再生する必
要のある製品を抽出し、分解部品倉庫16に出庫指示を
出す。そして、分解部品再生工程17にて再生作業を行
い、再度分解部品再生倉庫16に戻し保管する。そし
て、図4に示す回収分解工程管理サーバ200の回収部
品データベース203のデータ項目である「状態」に再
生処理済みの記録がなされる。新規部品調達工程では、
新規に調達が必要な部品数が確定した時点で部品メーカ
に発注すると同時に図5に示す新規部品調達管理サーバ
300の新規調達部品データベース301の「状態」に
発注済みの記録をする。次に発注した部品が納品された
ら、同じく「状態」を納品済みとし、受入検査の後に
「検査済み」とする。なお、受入検査が不要な部品は、
「検査不要」と記録する。図8の組立工程7では、製品
生産計画により製品を組み立てるが、この時使用する部
品は回収解工程管理サーバ200の回収部品データベー
ス203のデータ項目である「状態」が、「再使用可
能」、或いは「再生処理済み」、のものであり、新規部
品調達管理サーバ300の新規調達部品データベース3
01の「状態」が、「検査済み」、或いは「検査不要」
のものである。
【0028】次に、回収分解工程管理サーバにおいて実
行される再使用判定の実施例の中で、市場での使用実績
を用いて、部品の再使用判定をする例を説明する。図9
は、市場に存在する商品の使用実績を、公衆回線網を通
じて取得する一例を示すシステム構成図である。同図に
おいて、市場1に存在する商品18には、公衆回線網1
9と接続可能なネットワークインターフェース20が各
々接続されており、保守管理サーバ21は取得した使用
状況を記録する使用状況データベース22を保持してい
る。保守管理サーバ21は公衆回線網19を通じて市場
1の商品18から使用実績を取得する。あるいは、市場
1の商品18から、故障情報などを送信する場合もあ
り、保守管理サーバ21は常に受信できるような状態に
なっている。商品回収後は、回収分解工程において回収
機の市場における情報を使用状況データベース22から
取得し、再使用判定に利用する。
【0029】図10は、製品生産実績が一部確定した場
合の製品生産計画、回収部品投入計画、新規部品投入計
画修正の動作を示すフローチャートである。同図におい
て、先ず、製品生産実績を取得する(ステップS30
1)。そして、製品生産計画と製品生産実績を比較し、
新規部品投入計画を修正する必要があるか判断する。修
正が必要であれば、図5の部品調達管理サーバ300を
参照し、可能な範囲で新規部品投入計画を修正する(ス
テップS302)。そして、部品投入計画を確定し、製
品組立工程の工程計画を修正する(ステップS30
3)。
【0030】図11は別の発明の生産管理システムの構
成を示すブロック図である。つまり、同図は上記実施例
における生産管理方法によるソフトウェアを実行するマ
イクロプロセッサなどから構築されるハードウェアを示
すものである。同図において、生産管理システムは、イ
ンターフェイス501、CPU502、ROM503、
RAM504、表示装置505、ハードディスク50
6、キーボード507及びCD−ROM508を含んで
構成されている。また、汎用の処理装置を用意し、CD
−ROM508などの読み取り可能な記憶媒体には、本
発明の生産管理方法を実行するプログラムが記憶されて
いる。更に、インターフェイス501を介して外部装置
から制御信号が入力され、キーボード507によって操
作者による指令または自動的に本発明のプログラムが起
動される。そして、CPU502は該当するプログラム
にしたがって本発明の生産管理方法に伴う処理を実行
し、結果をRAM504、ハードディスク506などの
記録装置に格納し、必要に応じて表示装置505などの
出力する。
【0031】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変
形や置換可能であることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の生産管理
システムは、市場から回収された製品を分解し部品を抽
出する回収部品分解手段と、新規に部品を調達する新規
部品調達手段と、分解抽出された回収部品と新規に調達
された新規調達部品を組み合わせて新規に製品を組み立
てる製品組立手段とを有し、コンピュータ支援により生
産管理する生産管理システムであって、製品の生産量と
その生産時期からなる製品生産計画を取得する製品生産
計画取得手段と、回収された製品を分解することなく、
分解後に再使用可能な部品の量とその再使用可能時期を
予測し、回収部品投入可能情報を管理する回収部品投入
可能情報管理手段と、製品生産計画と、回収部品投入可
能情報から予測値としての回収部品投入計画を作成する
回収部品投入計画作成手段と、新規調達部品の投入可能
情報を管理する投入可能情報管理手段と、製品生産計画
と新規調達部品の投入可能情報と予測値としての回収部
品投入計画とに基づいて、新規に投入する部品の計画を
作成する新規部品投入計画作成手段とを有し、回収部品
投入計画作成手段は、回収された製品を分解後、抽出さ
れた回収部品を検査することのより、分解後に再使用可
能な部品の量とその再使用可能時期を確定し、予測値と
して作成された回収部品投入計画を修正し、新規部品投
入計画作成手段は、製品生産計画、新規調達部品の投入
可能情報及び修正された回収部品投入計画に基づいて新
規部品投入計画を修正することに特徴がある。よって、
予め回収部品投入計画、新規部品投入計画を予測値とし
て作成することにより、製品組立のための、設備手配、
作業員手配を早期に実施することができ、また納期がか
かる新規部品を早期に発注することができ、また回収部
品投入計画が確定した段階で新規部品投入計画を修正す
ることにより、製品組立が実施される段階での投入部品
の過不足を管理することができる。
【0033】また、市場から回収された製品を分解し部
品を抽出する回収部品分解工程と、新規に部品を調達す
る新規部品調達工程と、分解抽出された回収部品と新規
に調達された新規調達部品を組み合わせて新規に製品を
組み立てる製品組立工程とを有し、コンピュータ支援に
より生産管理する、別の発明としての生産管理方法によ
れば、製品の生産量とその生産時期からなる製品生産計
画を取得する製品生産計画取得工程と、回収された製品
を分解することなく、分解後に再使用可能な部品の量と
その再使用可能時期を予測し、回収部品投入可能情報を
管理する回収部品投入可能情報管理工程と、製品生産計
画及び回収部品投入可能情報から予測値としての回収部
品投入計画を作成する回収投入計画作成工程と、新規調
達部品の投入可能情報を管理する投入可能情報管理工程
と、製品生産計画、新規調達部品の投入可能情報及び予
測値としての回収部品投入計画に基づいて新規に投入す
る部品の計画を作成する新規部品投入計画作成工程と、
回収された製品を分解後、抽出された回収部品を検査す
ることにより分解後に再使用可能な部品の量とその再使
用可能時期を確定し、予測値としての回収部品投入計画
を修正する回収部品投入計画修正工程と、製品生産計
画、新規調達部品の投入可能情報及び修正された回収部
品投入計画に基づいて新規部品投入計画を修正する新規
部品投入計画修正工程とを有することに特徴がある。よ
って、予め回収部品投入計画、新規部品投入計画を予測
値として作成することにより、製品組立のための、設備
手配、作業員手配を早期に実施することができ、また納
期がかかる新規部品を早期に発注することができ、また
回収部品投入計画が確定した段階で新規部品投入計画を
修正することにより、製品組立が実施される段階での投
入部品の過不足を管理することができる。
【0034】更に、回収部品投入計画は、回収された製
品を分解することなく、分解後に再使用可能か不可能か
を予測した情報として、部品の識別情報と、使用可否情
報と、使用不可能の理由と、回収された製品を分解後抽
出された回収部品を検査することにより確定した使用可
否情報と、使用不可能の理由とを含むことにより、市場
における使用実績から部品の再使用判定を行うことで、
再使用判定の精度を向上できると共に回収部品投入計画
の予測精度を向上することができる。
【0035】また、回収された製品の市場における使用
実績を示す使用実績情報を取得して当該使用実績情報か
ら部品の再使用判定を行う再使用判定工程を有し、使用
可否情報であり分解する前に予測する情報は再使用判定
工程により行われた再使用判定の結果から算出すること
により、市場における使用実績から部品の再使用判定を
行うことで、再使用判定の精度を向上することができ、
回収部品投入計画の予測精度を向上することができる。
【0036】更に、使用実績情報は、製品及び部品の故
障修理情報であることにより、市場における使用実績の
頻度に応じて再使用可能・不可を判定することができ、
部品再使用判定がしやすくなると共に、再使用判定の精
度を向上することで、回収部品投入計画の作成し易さの
向上と、回収部品投入計画の予測精度を向上することが
できる。
【0037】また、予測値としての回収部品投入計画を
日当たりの回収部品投入計画に分割する回収部品投入計
画分割工程と、新規部品投入計画を日当たりの新規部品
投入計画に分割する新規部品投入計画分割工程とを有
し、更に回収部品投入計画修正工程は日当たりの回収部
品投入計画を修正する工程であり、新規部品投入計画修
正工程は日当たりの新規部品投入計画を修正する工程で
あることにより、回収部品投入計画や新規部品投入計画
の修正を日当たりに実行することができ、修正する投入
部品数を減らすことができると共に、部品投入計画の修
正を製品組立工程へ速やかに反映することができる。
【0038】更に、回収部品投入計画修正工程は、回収
された製品を分解後、抽出された回収部品を検査するこ
とにより分解後に再使用可能な部品の量とその再使用可
能時期を確定した範囲に対して自動的に修正し、修正し
た結果を新規部品調達工程に送信し、更に新規部品投入
計画修正工程は、修正された回収部品投入計画を受信
し、新規部品投入計画を自動的に修正する。よって、回
収部品投入計画や新規部品投入計画の修正を即時にかつ
自動的に実行することができる。
【0039】また、製品組立工程における製品の生産時
期と生産量の製品生産実績情報を取得する製品生産実績
情報取得工程と、製品生産計画と製品生産実績情報とを
比較し差分を取得する差分取得工程とを有し、更に新規
部品投入計画修正工程は差分により新規部品投入計画を
修正する。よって、製品組立工程における設備故障など
により製品生産計画が達成できない場合に、部品投入計
画を修正することで当初の製品組立計画を達成すること
ができる。
【0040】更に、別の発明の生産管理方法によれば、
製品の生産量とその生産時期からなる製品生産計画を取
得する製品生産計画取得工程と、回収された製品で分解
することなく、製品のまま再使用可能な数を管理する再
使用製品可能数管理工程と、製品生産計画と、回収され
た製品で分解することなく製品のまま再使用可能な数か
ら部品から製品として組み立てる必要のある製品の数を
作成する製品数作成工程と、回収された製品を分解する
ことなく、分解後に再使用可能な部品の量とその再使用
可能時期を予測し、回収部品投入可能情報を管理する回
収部品投入可能情報管理工程と、部品から製品として組
み立てる必要のある製品の数と、回収部品投入可能情報
から予測値としての回収部品投入計画を作成する回収部
品投入計画作成工程と、新規調達部品の投入可能情報を
管理する投入可能情報管理工程と、部品から製品として
組み立てる必要のある製品の数と、新規調達部品の投入
可能情報と、予測値としての回収部品投入計画から、新
規に投入する部品の計画を作成する新規部品投入計画作
成工程と、回収された製品を分解後、抽出された回収部
品を検査することにより、分解後に再使用可能な部品の
量とその再使用可能時期を確定し、予測値としての回収
部品投入計画を修正する回収部品投入計画修正工程と、
部品から製品として組み立てる必要のある製品の数と、
新規調達部品の投入可能情報と、修正された回収部品投
入計画から、新規部品投入計画を修正する新規部品投入
計画修正工程とを有する。よって、予め回収部品投入計
画、新規部品投入計画を予測値として作成することによ
り、製品組立のための、設備手配、作業員手配を早期に
実施することができ、また納期がかかる新規部品を早期
に発注することができ、また回収部品投入計画が確定し
た段階で新規部品投入計画を修正することにより、製品
組立が実施される段階での投入部品の過不足を管理する
ことができる。
【0041】また、上記記載の生産管理方法を実行する
ためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能
な記憶媒体に特徴がある。よって、本発明の生産管理方
法を実行するプログラムが記憶した記憶媒体を用いるこ
とにより、既存のシステムを変えることなく、生産管理
システムを構築する装置を汎用的に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る生産管理方法を適用す
るリサイクル工程の流れを示す工程図である。
【図2】図1のリサイクル工程を管理する管理サーバの
構成を示すブロック図である。
【図3】生産計画管理サーバの構成を示す図である。
【図4】回収分解工程管理サーバの構成を示す図であ
る。
【図5】新規部品調達管理サーバの構成を示す図であ
る。
【図6】本実施例におけるリサイクル工程における部品
投入計画の作成工程を示すフローチャートである。
【図7】本実施例における再使用部品数が確定した場合
の製品生産計画、回収部品投入計画、新規部品投入計画
修正の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例に係る生産管理方法を適用す
る別のリサイクル工程の流れを示す工程図である。
【図9】ネットワークによる市場実績の取得環境構成を
示す図である。
【図10】製品生産実績が一部確定した場合の製品生産
計画、回収部品投入計画、新規部品投入計画修正の動作
を示すフローチャートである。
【図11】別の発明の生産管理システムの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1;市場、2;回収工程、3;製品再生工程、4;製品
出荷工程、5;分解工程、6;部品再生工程、7;組立
工程、8;部品メーカ、9;資材、10;受入検査工
程、11;処分工程、12;回収品再使用判定工程、1
3;回収品倉庫、14;廃棄工程、15;回収品分解工
程、16;分解部品倉庫、17;分解部品再生工程、1
8;商品、19;公衆回線網、20;ネットワークイン
ターフェース、21;保守管理サーバ、22;使用状況
データベース、100;生産計画管理サーバ、101;
生産計画データベース、102;生産計画データベー
ス、200;回収分解工程管理サーバ、201;再使用
判定データベース、202;回収製品データベース、2
03;回収部品データベース、300;新規部品調達管
理サーバ、301;新規調達部品データベース、30
2;発注管理データベース、303;受入検査基準デー
タベース、400;ネットワーク。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 市場から回収された製品を分解し部品を
    抽出する回収部品分解手段と、新規に部品を調達する新
    規部品調達手段と、分解抽出された回収部品と新規に調
    達された新規調達部品を組み合わせて新規に製品を組み
    立てる製品組立手段とを有し、コンピュータ支援により
    生産管理する生産管理システムにおいて、 製品の生産量とその生産時期からなる製品生産計画を取
    得する製品生産計画取得手段と、 回収された製品を分解することなく、分解後に再使用可
    能な部品の量とその再使用可能時期を予測し、回収部品
    投入可能情報を管理する回収部品投入可能情報管理手段
    と、 前記製品生産計画と、前記回収部品投入可能情報から予
    測値としての回収部品投入計画を作成する回収部品投入
    計画作成手段と、 新規調達部品の投入可能情報を管理する投入可能情報管
    理手段と、 前記製品生産計画、前記新規調達部品の投入可能情報及
    び前記予測値としての回収部品投入計画に基づいて、新
    規に投入する部品の計画を作成する新規部品投入計画作
    成手段とを有し、 前記回収部品投入計画作成手段は、回収された製品を分
    解後、抽出された回収部品を検査することのより、分解
    後に再使用可能な部品の量とその再使用可能時期を確定
    し、前記予測値として作成された回収部品投入計画を修
    正し、 前記新規部品投入計画作成手段は、前記製品生産計画、
    前記新規調達部品の投入可能情報及び前記修正された回
    収部品投入計画に基づいて前記新規部品投入計画を修正
    することを特徴とする生産管理システム。
  2. 【請求項2】 市場から回収された製品を分解し部品を
    抽出する回収部品分解工程と、新規に部品を調達する新
    規部品調達工程と、分解抽出された回収部品と新規に調
    達された新規調達部品を組み合わせて新規に製品を組み
    立てる製品組立工程とを有し、コンピュータ支援により
    生産管理する生産管理方法において、 製品の生産量とその生産時期からなる製品生産計画を取
    得する製品生産計画取得工程と、 回収された製品を分解することなく、分解後に再使用可
    能な部品の量とその再使用可能時期を予測し、回収部品
    投入可能情報を管理する回収部品投入可能情報管理工程
    と、 前記製品生産計画及び前記回収部品投入可能情報から予
    測値としての回収部品投入計画を作成する回収投入計画
    作成工程と、 新規調達部品の投入可能情報を管理する投入可能情報管
    理工程と、 前記製品生産計画、前記新規調達部品の投入可能情報及
    び前記予測値としての回収部品投入計画に基づいて、新
    規に投入する部品の計画を作成する新規部品投入計画作
    成工程と、 回収された製品を分解後、抽出された回収部品を検査す
    ることにより分解後に再使用可能な部品の量とその再使
    用可能時期を確定し、前記予測値としての回収部品投入
    計画を修正する回収部品投入計画修正工程と、 前記製品生産計画、前記新規調達部品の投入可能情報及
    び前記修正された回収部品投入計画に基づいて前記新規
    部品投入計画を修正する新規部品投入計画修正工程とを
    有することを特徴とする生産管理方法。
  3. 【請求項3】 前記回収部品投入計画は、回収された製
    品を分解することなく、分解後に再使用可能か不可能か
    を予測した情報として、部品の識別情報と、使用可否情
    報と、使用不可能の理由と、回収された製品を分解後抽
    出された回収部品を検査することにより確定した使用可
    否情報と、使用不可能の理由とを含む請求項2記載の生
    産管理方法。
  4. 【請求項4】 回収された製品の市場における使用実績
    を示す使用実績情報を取得して当該使用実績情報から部
    品の再使用判定を行う再使用判定工程を有し、前記使用
    可否情報であり分解する前に予測する情報は前記再使用
    判定工程により行われた再使用判定の結果から算出する
    請求項3記載の生産管理方法。
  5. 【請求項5】 前記使用実績情報は、製品及び部品の故
    障修理情報である請求項4記載の生産管理方法。
  6. 【請求項6】 予測値としての回収部品投入計画を日当
    たりの回収部品投入計画に分割する回収部品投入計画分
    割工程と、新規部品投入計画を日当たりの新規部品投入
    計画に分割する新規部品投入計画分割工程とを有し、 前記回収部品投入計画修正工程は日当たりの回収部品投
    入計画を修正する工程であり、前記新規部品投入計画修
    正工程は日当たりの新規部品投入計画を修正する工程で
    ある請求項2記載の生産管理方法。
  7. 【請求項7】 前記回収部品投入計画修正工程は、回収
    された製品を分解後、抽出された回収部品を検査するこ
    とにより分解後に再使用可能な部品の量とその再使用可
    能時期を確定した範囲に対して自動的に修正し、修正し
    た結果を前記新規部品調達工程に送信し、 前記新規部品投入計画修正工程は、修正された前記回収
    部品投入計画を受信し、前記新規部品投入計画を自動的
    に修正する請求項2記載の生産管理方法。
  8. 【請求項8】 前記製品組立工程における製品の生産時
    期と生産量の製品生産実績情報を取得する製品生産実績
    情報取得工程と、前記製品生産計画と前記製品生産実績
    情報とを比較し差分を取得する差分取得工程とを有し、 前記新規部品投入計画修正工程は前記差分により新規部
    品投入計画を修正する請求項2記載の生産管理方法。
  9. 【請求項9】 市場から回収された製品を分解しないで
    再度製品として出荷する出荷工程と、市場から回収され
    た製品を分解し部品を抽出する回収部品分解工程と、新
    規に部品を調達する新規部品調達工程と、分解抽出され
    た回収部品と新規に調達された新規調達部品を組み合わ
    せて新規に製品を組み立てる製品組立工程を関連付け
    て、コンピュータ支援により生産管理する生産管理方法
    において、 製品の生産量とその生産時期からなる製品生産計画を取
    得する製品生産計画取得工程と、 回収された製品で分解することなく、製品のまま再使用
    可能な数を管理する再使用製品可能数管理工程と、 前記製品生産計画と、前記回収された製品で分解するこ
    となく製品のまま再使用可能な数から部品から製品とし
    て組み立てる必要のある製品の数を作成する製品数作成
    工程と、 回収された製品を分解することなく、分解後に再使用可
    能な部品の量とその再使用可能時期を予測し、回収部品
    投入可能情報を管理する回収部品投入可能情報管理工程
    と、 前記部品から製品として組み立てる必要のある製品の数
    と、前記回収部品投入可能情報から予測値としての回収
    部品投入計画を作成する回収部品投入計画作成工程と、 新規調達部品の投入可能情報を管理する投入可能情報管
    理工程と、 前記部品から製品として組み立てる必要のある製品の数
    と、前記新規調達部品の投入可能情報と、前記予測値と
    しての回収部品投入計画とに基づいて、新規に投入する
    部品の計画を作成する新規部品投入計画作成工程と、 回収された製品を分解後、抽出された回収部品を検査す
    ることにより、分解後に再使用可能な部品の量とその再
    使用可能時期を確定し、前記予測値としての回収部品投
    入計画を修正する回収部品投入計画修正工程と、 前記部品から製品として組み立てる必要のある製品の数
    と、前記新規調達部品の投入可能情報と、前記修正され
    た回収部品投入計画から、前記新規部品投入計画を修正
    する新規部品投入計画修正工程とを有することを特徴と
    する生産管理方法。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9のいずれかに記載の生産
    管理方法を実行するためのプログラムを格納したコンピ
    ュータ読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006025082A1 (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Hitachi, Ltd. 回収製品の分解、再生計画の立案方法
JP2006273577A (ja) * 2005-03-04 2006-10-12 Osaka Gas Co Ltd 流通管理システム
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