JP2003167550A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003167550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機化合物層の劣化する速度が環境に左右さ
れても、鮮明で、なおかつ所望の色を有する画像を表示
することができる半導体表示装置を提供する。 【解決手段】 発光装置が有する表示用画素及びセンサ
用画素は発光素子をそれぞれ有しており、センサ用画素
は受光ダイオードをそれぞれ実装しており、ダイオード
を流れる電流の大きさによって、表示用画素がそれぞれ
有する発光素子の輝度が制御されていることを特徴とす
る半導体表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子を配列し
て画像表示部が形成された表示装置に関する。特に本発
明は、有機エレクトロルミネセンス材料を用いて形成さ
れた発光素子が備えられた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発光素子は、蛍光又は燐光が得られる有
機化合物を含む薄膜(有機化合物層)を、陽極と陰極か
ら成る一対の電極間に挟んだ構造をもって形成されてい
る。その発光機構は、陰極から注入された電子と、陽極
から注入された正孔が発光性物質を含む発光層で再結合
して分子励起子を形成し、その分子励起子が基底状態に
戻る時に光を放出する現象として捉えられている。発光
輝度は10V以下の印加電圧であっても数千〜数万cd/m2
を得ることができ、有機化合物材料やそのドーパントを
適宜選択することにより青色から赤色までの発光が可能
である。従って、原理的には表示装置などへの応用が十
分可能であると考えられている。
【0003】この種の表示装置として、薄膜トランジス
タ(以下、TFTという)を用いて発光素子を駆動する
方式が考えられている。これは、アクティブマトリクス
駆動方式と呼ばれ、TFTにより個々の画素に設けられ
た発光素子を制御している。特に、多結晶シリコン膜を
用いたTFTは、アモルファスシリコン膜を用いたTF
Tよりも電界効果移動度が高いので高速動作が可能とな
っている。そのため、TAB方式やCOG方式により実
装されていた駆動回路を画素と同一の基板上に作り込む
ことが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発光素
子を用いた表示装置は、発光素子の劣化により、発光輝
度が低下するという問題点を有していた。これは、発光
素子の構成部材である有機化合物層又は有機化合物材料
や陰極材料が、水分、酸素、光、熱により劣化するもの
と考えられている。劣化のモードは一様でなく、表示装
置の構造や作製条件、さらに動作環境によって変わるの
で、その防止策を図るのは困難な状況にある。
【0005】表示装置として捉えられるこの劣化は、表
示される画像が暗くなり、不鮮明になることで視認する
ことができる。
【0006】表示装置には大きく分けて四つのカラー化
表示方式があり、R(赤)G(緑)B(青)に対応した
三種類の発光素子を形成する方式、白色発光の発光素子
とカラーフィルターを組み合わせた方式、青色又は青緑
発光の発光素子と蛍光体(蛍光性の色変換層:CCM)
とを組み合わせた方式、陰極(対向電極)に透明電極を
使用してRGBに対応した発光素子を重ねる方式(RG
Bスタッキング法)がある。
【0007】有機化合物層を構成する有機材料は、有機
化合物層の発光する色によって異なる。そのため、R
(赤)G(緑)B(青)に対応した三種類の発光素子を
用いたカラー化表示方式において、RGBに対応した三
種類の発光素子が有する有機化合物層は、それぞれ異な
る速度で劣化することがある。この場合、時間が経つに
つれRGBに対応した発光素子の輝度がそれぞれ異なっ
てしまい、表示装置に所望の色を有する画像を表示する
ことができなくなる。
【0008】本発明は、このような問題点を鑑みなされ
たものであり、発光素子が劣化しても、表示装置におけ
る輝度の低下を抑え、鮮明で所望のカラー表示を行うこ
とが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の表示装置は、発光素子を配列して画像表
示部における輝度を検知して、所定の値に補正するため
のセンサ部を有する。センサ部は画像表示部に設けられ
る画素と同じ構成のセンサ用画素と、その画素の輝度を
検知するフォトセンサから成っている。
【0010】センサ用画素に設けられる発光素子(以
下、センサ用発光素子と呼ぶ)は、表示部の画素(表示
用画素)が有する発光素子(以下、表示用発光素子と呼
ぶ)と同じ構成を有し、同じ工程により作製されるもの
である。
【0011】そして任意に選ばれた表示用発光素子に入
力される信号と同じ信号が、センサ用発光素子に入力さ
れる。なお、ここで言う入力という動作は、発光素子の
有する電極の一つに該信号の電位が与えられ、発光素子
の有する電極の一つに与えられた該信号の電位ともう一
つの電極に与えられている一定の電位との電位差である
発光素子駆動電圧が有機化合物層に加えられることを示
している。
【0012】よってセンサ用発光素子と、任意に選ばれ
た表示用発光素子とでは、有機化合物層に加えられてい
る電圧がほぼ同じとなり、そのため有機化合物層の劣化
する速度をほぼ等しくすることができる。よってセンサ
用発光素子の輝度と表示用発光素子の輝度とは、時間を
経てもほぼ等しい状態を保ち、より正確な補正を可能と
している。
【0013】一方センサ用発光素子が発する光は、セン
サ部に設けられた光センサによって検知する。光センサ
により、センサ用発光素子の輝度の情報を電気信号に変
換し、表示装置に設けられた補正回路によって表示用発
光素子の輝度が補正される。この時同時にセンサ用発光
素子の輝度も補正する。
【0014】適用される光センサは特に限定されない
が、フォトダイオード又はフォトトランジスタなど光電
効果を利用した固体素子が適用される。
【0015】本発明は上記構成によって、表示装置にお
いて発光素子が劣化しても、画像表示部の輝度の低下を
抑え、鮮明な画像表示を長期間にわたって実現すること
ができる。
【0016】本発明の表示装置は、白色発光の表示用発
光素子を用いたカラー表示方式、又はRGBのそれぞれ
の色に対応する表示用発光素子を用いたカラー表示方式
のどちらにも対応することができる。RGBのそれぞれ
の色に対応する表示用発光素子を用いたカラー表示方式
の場合、RGBのそれぞれの色に対応するセンサ用画素
をセンサ部に設けることが好ましい。しかし本発明はこ
の構成に限定されず、RGBのうちの1つ又は2つの色
に対応するセンサ用画素をセンサ部に設けても良い。特
に有機化合物層の劣化が著しい色に対応するセンサ用画
素をセンサ部に設けることは、所望の色を有する画像を
表示するのに有効である。
【0017】また、表示用発光素子とセンサ用発光素子
とは、同じ条件で同時に形成することが好ましい。上記
構成によって、表示用発光素子とセンサ用発光素子との
劣化する速度を同じにすることができ、輝度の補正をよ
り正確に且つ精密に行うことができる。したがって、光
センサが検知するセンサ用発光素子の輝度が、表示用発
光素子の輝度により等しくなり、表示用発光素子の輝度
の変化をより正確に検知し、表示用発光素子の輝度を所
望の値に補正することが可能になる。
【0018】なお、表示部の一部をセンサ部として用い
ることも可能である。つまり、表示部が有する画素のう
ち、任意に選択された1つ又は複数の画素をセンサ用画
素とし、他の画素を表示用画素とすることも可能であ
る。この場合、センサ部が表示部に含まれない場合に比
べて、センサ部を設けるスペースを省くことができるの
で、表示装置の小型軽量化に寄与することができる。
【0019】なお、発光素子の構成に限定はなく、代表
的には、陽極及び陰極と区別される一対の電極間に有機
化合物層が設けられた構造が適用される。有機化合物層
の構成は、正孔輸送層/発光層/電子輸送層、電極上に
正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層、または
正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注
入層など様々な形態が適用される。即ち、一対の電極間
に設けられる全ての層を総称して有機化合物層と呼ぶ。
よって上述した正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子
輸送層、電子注入層等は、全て有機化合物層に含まれ
る。
【0020】このような発光素子における発光は広義の
意味におけるエレクトロルミネッセンス(Electro Lumi
nescence)を含み、一重項励起状態から基底状態に戻る
際の発光(蛍光)と三重項励起状態から基底状態に戻る
際の発光(リン光)とを含んでいる。
【0021】また、本発明でいう表示装置とは、表示用
パネル及び表示用モジュールを総称していう。表示パネ
ルは基板上に形成された発光素子を、該基板とカバー材
の間に封入したものであり、該表示用パネルにICを実
装したものを表示用モジュールとする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様につい
て、図面を参照しながら説明を行う。
【0023】図1に、本発明の表示装置に含まれる表示
装置の上面図を示す。なお本実施の形態では、デジタル
方式で駆動するカラー表示用の表示装置について説明す
る。しかし、本発明の表示装置の駆動方法はデジタル方
式に限定されることはなく、アナログ方式で駆動するこ
とも可能である。また本実施の形態では、カラー表示の
表示装置について説明するが、本発明の表示装置はカラ
ー表示だけではなく、モノクロ表示を行うことも可能で
ある。
【0024】表示部101、ソース信号線駆動回路10
2、ゲート信号線駆動回路103、センサ部106が図
1に示すように設けられている。ソース信号線駆動回路
102はシフトレジスタ102a、ラッチ(A)102
b、ラッチ(B)102cを有している。
【0025】センサ部106は、RGBにそれぞれ対応
したセンサ用画素104(Rセンサ用画素104a、G
センサ用画素104b、Bセンサ用画素104c)を有
している。なお本実施の形態では、RGBに対応した三
種類の発光素子を用いたカラー化表示方式の表示装置に
ついて示しているが、本発明はこれに限定されない。白
色発光の発光素子を用いたカラー化表示方式を用いるこ
とも可能である。また本実施の形態では、センサ部10
6がRGBにそれぞれ対応した3つのセンサ用画素を有
しているが、本発明はこれに限定されない。RGBのう
ち、1つ又は2つの色に対応するセンサ用画素のみを設
けるようにしても良い。
【0026】表示部101及びセンサ部106の詳しい
回路図を図2に示す。表示部101はソース信号線(S
1〜Sx)、電源供給線(V1〜Vx)、ゲート信号線
(G1〜Gy)が設けられている。
【0027】表示部101は複数の表示用画素105を
有している。表示用画素105は、ソース信号線(S1
〜Sx)のいずれか1つと、電源供給線(V1〜Vx)
のいずれか1つと、ゲート信号線(G1〜Gy)のいず
れか1つとを有している。そして表示用画素105は、
Rの表示を行う表示用画素と、Gの表示を行う表示用画
素と、Bの表示を行う表示用画素とがある。
【0028】Rの表示を行う表示用画素のうち、任意に
選ばれた表示用画素(p、q)はソース信号線Sp(p
は1〜xの任意の数)、電源供給線Vp、ゲート信号線
Gq(qは1〜yの任意の数)を含んでいる。そしてR
センサ用画素104aは、Rの表示を行う表示用画素
(p、q)と同じく、ソース信号線Sp、電源供給線V
p、ゲート信号線Gqを含んでいる。
【0029】また図示しないが、Gセンサ用画素104
bも同様に、任意に選ばれたGの表示を行う表示用画素
が含んでいるのと同じソース信号線、電源供給線、ゲー
ト信号線を含んでいる。そして同じく図示しないが、B
センサ用画素104cも同様に、任意に選ばれたBの表
示を行う表示用画素が含んでいるのと同じソース信号
線、電源供給線、ゲート信号線を含んでいる。
【0030】図3にセンサ用画素104a〜104cの
詳しい構成を示す。点線で囲まれた領域がセンサ用画素
104である。センサ用画素104はソース信号線S
(S1〜Sxのいずれか1つ)、電源供給線V(V1〜
Vxのいずれか1つ)、ゲート信号線G(G1〜Gyの
いずれか1つ)を含んでいる。
【0031】またセンサ用画素104(104a〜c)
はスイッチング用TFT130、電流制御用TFT13
1、センサ用発光素子132を有している。また図3で
はコンデンサ133を有しているが、コンデンサ133
を設けない構成にしても良い。
【0032】センサ用発光素子132は陽極と陰極と、
陽極と陰極との間に設けられた有機化合物層とからな
る。陽極が電流制御用TFT131のドレイン領域と接
続している場合、言い換えると陽極が画素電極の場合、
対向電極である陰極は所定の電位(対向電位)に保たれ
る。逆に陰極が電流制御用TFT131のドレイン領域
と接続している場合、言い換えると陰極が画素電極の場
合、対向電極である陽極は所定の電位(対向電位)に保
たれる。後述する表示用画素との違いはセンシングに必
要なだけの光量を出すだけの大きさを備えていることで
ある。
【0033】スイッチング用TFT130のゲート電極
はゲート信号線Gに接続されている。そしてスイッチン
グ用TFT130のソース領域とドレイン領域は、一方
がソース信号線Sに、もう一方が電流制御用TFT13
1のゲート電極に接続されている。
【0034】電流制御用TFT131のソース領域とド
レイン領域は、一方が電源供給線Vに、もう一方がセン
サ用発光素子132に接続されている。コンデンサ13
3は電流制御用TFT131のゲート電極と電源供給線
Vとに接続して設けられている。
【0035】図4に表示用画素105の詳しい構成を示
す。点線で囲まれた領域が表示用画素105である。表
示用画素105はソース信号線S(S1〜Sxのいずれ
か1つ)、電源供給線V(V1〜Vxのいずれか1
つ)、ゲート信号線G(G1〜Gyのいずれか1つ)を
含んでいる。
【0036】また表示用画素105はセンサ用画素10
4と同様に、スイッチング用TFT140、電流制御用
TFT141、表示用発光素子142を有している。表
示用発光素子142は図3で示したセンサ用発光素子1
32と同じ構成を有している。具体的には、表示用発光
素子142とセンサ用発光素子132とは、一対の電極
間に有機化合物層をそれぞれ有しており、一対の電極を
構成している材料、有機化合物層の積層構造が、少なく
ともそれぞれ同じである。特にセンサ用発光素子132
と表示用発光素子142の発する光の色が同じ場合、該
有機化合物層を構成している材料(有機材料)も同じで
ある。
【0037】表示用発光素子142は陽極と陰極と、陽
極と陰極の間に設けられた有機化合物層とからなる。陽
極が電流制御用TFT141のドレイン領域と接続して
いる場合、言い換えると陽極が画素電極の場合、対向電
極である陰極は所定の電位(対向電位)に保たれる。逆
に陰極が電流制御用TFT141のドレイン領域と接続
している場合、言い換えると陰極が画素電極の場合、対
向電極である陽極は所定の電位(対向電位)に保たれ
る。
【0038】また図4ではコンデンサ143を有してい
るが、コンデンサ143を設けない構成にしても良い。
【0039】スイッチング用TFT140のゲート電極
はゲート信号線Gに接続されている。そしてスイッチン
グ用TFT140のソース領域とドレイン領域は、一方
がソース信号線Sに、もう一方が電流制御用TFT14
1のゲート電極に接続されている。
【0040】電流制御用TFT141のソース領域とド
レイン領域は、一方が電源供給線Vに、もう一方が表示
用発光素子142に接続されている。コンデンサ143
は電流制御用TFT141のゲート電極と電源供給線V
とに接続して設けられている。
【0041】次に本実施の形態の表示装置の駆動方法を
図1を参照して説明する。ソース信号線駆動回路102
において、シフトレジスタ102aにクロック信号(C
LK)およびスタートパルス(SP)が入力される。シ
フトレジスタ102aは、これらのクロック信号(CL
K)およびスタートパルス(SP)に基づきタイミング
信号を順に発生させ、後段の回路へタイミング信号を順
次供給する。
【0042】なおシフトレジスタ102aからのタイミ
ング信号を、バッファ等(図示せず)によって緩衝増幅
し、後段の回路へ緩衝増幅したタイミング信号を順次供
給しても良い。タイミング信号が供給される配線には、
多くの回路あるいは素子が接続されているために負荷容
量(寄生容量)が大きい。この負荷容量が大きいために
生ずるタイミング信号の立ち上がりまたは立ち下がり
の”鈍り”を防ぐために、このバッファが設けられる。
【0043】シフトレジスタ102aからのタイミング
信号は、ラッチ(A)102bに供給される。ラッチ
(A)102bは、nビットデジタルビデオ信号(n bi
t digital video signals)を処理する複数のステージ
のラッチを有している。ラッチ(A)102bは、前記
タイミング信号が入力されると同時に、画像情報を有す
るnビットのデジタルのビデオ信号(デジタルビデオ信
号)を順次書き込み、保持する。
【0044】ラッチ(A)102bにデジタルビデオ信
号を取り込む際に、ラッチ(A)102bが有する複数
のステージのラッチに、順にデジタルビデオ信号を入力
しても良い。しかし本発明はこの構成に限定されない。
ラッチ(A)102bが有する複数のステージのラッチ
をいくつかのグループに分け、各グループごとに並行し
て同時にデジタルビデオ信号を入力する、いわゆる分割
駆動を行っても良い。なおこのときのグループの数を分
割数と呼ぶ。例えば4つのステージごとにラッチをグル
ープに分けた場合、4分割で分割駆動すると言う。
【0045】ラッチ(A)102bの全てのステージの
ラッチにデジタルビデオ信号の書き込みが一通り終了す
るまでの時間を、ライン期間と呼ぶ。すなわち、ラッチ
(A)102b中で一番左側のステージのラッチにデジ
タルビデオ信号の書き込みが開始される時点から、一番
右側のステージのラッチにデジタルビデオ信号の書き込
みが終了する時点までの時間間隔がライン期間である。
実際には、上記ライン期間に水平帰線期間が加えられた
期間をライン期間に含むことがある。
【0046】1ライン期間が終了すると、ラッチ(B)
102cにラッチシグナル(LatchSignal)が供給され
る。この瞬間、ラッチ(A)102bに書き込まれ保持
されているデジタルビデオ信号は、ラッチ(B)102
cに一斉に送出され、ラッチ(B)102cの全ステー
ジのラッチに書き込まれ、保持される。
【0047】デジタルビデオ信号をラッチ(B)102
cに送出し終えたラッチ(A)102bは、シフトレジ
スタ102aからのタイミング信号に基づき、再びデジ
タルビデオ信号の書き込みを順次行う。
【0048】この2順目の1ライン期間中には、ラッチ
(B)102bに書き込まれ、保持されているデジタル
ビデオ信号がソース信号線に入力される。
【0049】一方、ゲート信号線駆動回路103は、そ
れぞれシフトレジスタ、バッファ(いずれも図示せず)
を有している。また場合によっては、ゲート信号線駆動
回路103が、シフトレジスタ、バッファの他にレベル
シフトを有していても良い。
【0050】ゲート信号線駆動回路103において、シ
フトレジスタ(図示せず)からのタイミング信号がバッ
ファ(図示せず)に供給され、対応するゲート信号線
(走査線とも呼ぶ)に供給される。ゲート信号線には、
1ライン分のスイッチング用TFTのゲート電極が接続
されており、1ライン分全てのスイッチング用TFTを
同時にONにしなくてはならないので、バッファは大き
な電流を流すことが可能なものが用いられる。
【0051】なおソース信号線駆動回路102とゲート
信号線駆動回路103の数、構成及びその駆動方法は、
本実施の形態で示した構成に限定されない。
【0052】図5に、本発明の表示装置を、デジタル方
式で駆動させて表示を行った場合のタイミングチャート
を示す。
【0053】まず、1フレーム期間(F)をn個のサブ
フレーム期間(SF1〜SFn)に分割する。なお、画
素部の全ての画素が1つの画像を表示する期間を1フレ
ーム期間(F)と呼ぶ。
【0054】表示装置は1秒間に60以上のフレーム期
間を設けることが好ましい。1秒間に表示される画像の
数を60以上にすることで、視覚的にフリッカ等の画像
のちらつきを抑えることが可能になる。
【0055】1フレーム期間をさらに複数に分割した期
間をサブフレーム期間(SF)と呼ぶ。階調数が多くな
るにつれて1フレーム期間におけるサブフレーム期間の
数も増える。
【0056】サブフレーム期間はアドレス期間(Ta)
とサステイン期間(Ts)とに分けられる。アドレス期
間とは、1サブフレーム期間中、全ての画素にデジタル
ビデオ信号を入力する期間である。サステイン期間(点
灯期間とも呼ぶ)とは、アドレス期間において画素に入
力されたデジタルビデオ信号によって、発光素子を発光
又は非発光の状態にし、表示を行う期間を示している。
【0057】SF1〜SFnが有するアドレス期間(T
a)をそれぞれTa1〜Tanとする。SF1〜SFn
が有するサステイン期間(Ts)をそれぞれTs1〜T
snとする。
【0058】電源供給線(V1〜Vx)の電位は所定の
電位(電源電位)に保たれている。
【0059】まずアドレス期間Taにおいて、表示用発
光素子142及びセンサ用発光素子132の対向電極の
電位は、電源電位と同じ高さに保たれている。
【0060】そしてゲート信号線G1にゲート信号が入
力され、表示用画素105が有するスイッチング用TF
T140及びセンサ用画素104が有するスイッチング
用TFT130のうち、ゲート信号線G1に接続されて
いる全てのスイッチング用TFTがON(オン)の状態
になる。ここで、TFTがオンの状態になることをTF
Tが駆動すると呼ぶ。
【0061】そしてゲート信号線G1に接続されている
全てのスイッチング用TFTがONになった状態で、ソ
ース信号線駆動回路102からソース信号線(S1〜S
x)にデジタルビデオ信号が入力される。デジタルビデ
オ信号は「0」または「1」の情報を有しており、
「0」と「1」のデジタルビデオ信号は、一方がHi
(High)、一方がLo(Low)の電圧を有する信
号である。
【0062】そしてソース信号線(S1〜Sx)に入力
されたデジタルビデオ信号は、ONの状態のスイッチン
グ用TFTを介して、該スイッチング用TFTのソース
領域又はドレイン領域に接続された電流制御用TFTの
ゲート電極に入力される。
【0063】次にゲート信号線G2にゲート信号が入力
される。ゲート信号線G2に接続されているスイッチン
グ用TFT1501全てがONの状態になる。そして表
示用画素105が有するスイッチング用TFT140及
びセンサ用画素104が有するスイッチング用TFT1
30のうち、ゲート信号線G2に接続されている全ての
スイッチング用TFTをONの状態にする。
【0064】そしてゲート信号線G2に接続されている
全てのスイッチング用TFTがONにされた状態で、ソ
ース信号線駆動回路102からソース信号線(S1〜S
x)にデジタルビデオ信号が入力される。ソース信号線
(S1〜Sx)に入力されたデジタルビデオ信号は、O
Nの状態のスイッチング用TFTを介して、該スイッチ
ング用TFTのソース領域又はドレイン領域に接続され
た電流制御用TFTのゲート電極に入力される。
【0065】上述した動作をゲート信号線Gyまで繰り
返し、全ての表示用画素105及びセンサ用画素104
にデジタルビデオ信号が入力される。全ての表示用画素
105及びセンサ用画素104にデジタルビデオ信号が
入力されるまでの期間がアドレス期間である。なおn個
のサブフレーム期間がそれぞれ有するアドレス期間(T
a1〜Tan)の長さは全て同じである。
【0066】アドレス期間Taが終了すると同時にサス
テイン期間となる。サステイン期間において、全ての発
光素子の対向電極の電位は、電源電位が画素電極に与え
られたときに発光素子が発光する程度に、電源電位との
間に電位差を有する高さになる。
【0067】そしてサステイン期間において、表示用画
素105及びセンサ用画素104が有する全てのスイッ
チング用TFTは、オフの状態となる。そして表示用画
素105及びセンサ用画素104に入力されたデジタル
ビデオ信号が、各画素が有する電流制御用TFTのゲー
ト電極に入力される。
【0068】本実施の形態では、デジタルビデオ信号が
「0」の情報を有していた場合、電流制御用TFTはオ
フの状態になる。よって発光素子の画素電極は対向電極
の電位に保たれたままである。その結果、「0」の情報
を有するデジタルビデオ信号が入力された画素におい
て、発光素子は発光しない。
【0069】逆に本実施の形態では、「1」の情報を有
していた場合、電流制御用TFTはオンの状態になる。
よって電源電位が発光素子の画素電極に与えられる。そ
の結果、「1」の情報を有するデジタルビデオ信号が入
力された画素が有する発光素子は発光する。
【0070】このように、画素に入力されるデジタルビ
デオ信号の有する情報によって、発光素子が発光または
非発光の状態になり、画素は表示を行う。
【0071】サステイン期間が終了すると同時に、1つ
のサブフレーム期間が終了する。そして次のサブフレー
ム期間が出現し、再びアドレス期間に入り、全画素にデ
ジタルビデオ信号を入力したら、再びサステイン期間に
入る。なお、サブフレーム期間の出現する順序は任意で
ある。
【0072】以下、残りのサブフレーム期間においても
同様の動作を繰り返し、表示を行う。n個のサブフレー
ム期間が終了したら、1フレーム期間が終了する。
【0073】また本発明において、n個のサステイン期
間Ts1、…、Tsnの長さの比は、Ts1:Ts2:
Ts3:…:Ts(n−1):Tsn=20:2-1:2
-2:…:2-(n-2):2-(n-1)で表される。
【0074】各画素の階調は、1フレーム期間において
どのサブフレーム期間を選択して発光させるかによって
決まる。例えば、n=8のとき、全部のサステイン期間
で発光した場合の画素の輝度を100%とすると、Ts
1とTs2において画素が発光した場合には75%の輝
度が表現でき、Ts3とTs5とTs8を選択した場合
には16%の輝度が表現できる。
【0075】なお本実施の形態では、アドレス期間にお
いて対向電極の電位を電源電位と同じ電位に保っていた
ため、発光素子は発光しなかった。しかし本発明はこの
構成に限定されない。画素電極に電源電位が与えられた
ときに発光素子が発光する程度の電位差を、対向電位と
電源電位との間に常に設け、アドレス期間においても表
示期間と同様に表示を行うようにしても良い。ただしこ
の場合、サブフレーム期間全体が実際に表示を行う期間
となるので、サブフレーム期間の長さを、SF1:SF
2:SF3:…:SF(n−1):SFn=20
-1:2-2:…:2- (n-2):2-(n-1)となるように設定
する。上記構成により、アドレス期間を発光させない駆
動方法に比べて、高い輝度の画像が得られる。
【0076】上述したように、表示用発光素子が発光又
は非発光状態になることで画像が表示部に表示されるの
と同時に、センサ用発光素子も表示用発光素子と同じく
発光又は非発光状態になる。
【0077】次にセンサ部106が有する光センサ(図
示せず)136が、センサ用発光素子132の輝度を検
知する仕組みについて説明する。
【0078】光センサとしてはアモルファスシリコンで
構成されたものを用いるとよい、ただし、アモルファス
シリコンだけでなく他の光センサでも本発明は実施可能
である。アモルファスシリコンを用いた光センサとして
は以下のようなものがある。図10にその断面構造を示
す。この光センサはガラス基板上にアモルファスシリコ
ンを成膜し、さらにNi電極を成膜し、絶縁膜を付けた
後、コンタクト部分を開口し、はんだパッドをつけてい
る。
【0079】このアモルファスシリコンを用いた光セン
サの特性を図11に示す。このような光センサでは10
0cd/m2の発光に対して0.1μA〜1μAの電流
が得られる。
【0080】この光センサを用いた構成として図12に
示すような回路を構成する(図12中、光センサを受光
ダイオードと表記)。この回路は電流を電圧に変換する
ためオペアンプを用いている。オペアンプは電流誤差を
低減するためFET入力のオペアンプを用いるのがよ
い。ここではオペアンプを用いているが電流検出は別の
方式を用いてもかまわない。検出結果を出力配線FLに
出している。これは補正回路に入力される。
【0081】図6に補正回路201のブロック図を示
す。補正回路201は表示部101又はセンサ部106
と同じ基板上に設けられていても良く、またICチップ
上に設けてFPC等によりセンサ部106と接続しても
良い。
【0082】補正回路201はA/D変換回路202、
演算回路203、補正メモリ204、D/A変換回路2
05を有している。なお、図6には補正メモリ204が
演算回路203の一部である場合の構成を示したが、補
正メモリ204が演算回路203と別個に設けられてい
ても良い。
【0083】センサ出力配線FLからセンサ出力信号が
A/D変換回路202に入力され、デジタルのセンサ出
力信号に変換されて出力される。A/D変換回路202
から出力されたデジタルのセンサ出力信号は、演算回路
203に入力される。
【0084】補正メモリ204には、センサ用発光素子
132が理想の輝度を有しているときに、演算回路20
3に入力されるデジタルのセンサ出力信号のデータ(補
正基準データ)が記憶されている。
【0085】演算回路203は、実際に演算回路203
に入力されたデジタルのセンサ出力信号と、補正メモリ
204に記憶されている補正基準データとを比較する。
そして比較した実際のセンサ出力信号と補正基準データ
との差から、表示用発光素子142及びセンサ用発光素
子132が理想の輝度を得るために必要な電源供給線V
の電位(電源電位)の高さを算出する。そして、演算回
路203は、その電源電位の高さの情報を有するデジタ
ルの補正信号をD/A変換回路205に入力する。
【0086】D/A変換回路205に入力されたデジタ
ルの補正信号は、アナログに変換され、発光素子用電源
206に入力される。発光素子用電源206は、入力さ
れたアナログの補正信号によって定められた高さの電源
電位を、電源供給線(V1〜Vx)に与える。発光素子
の輝度が低下した場合には、それを補うように電源供給
線の電源電位を調整し、輝度を向上させるように補正が
働く。補正回路は以上に限らず他の方式を用いてもよ
い。
【0087】なおRGBに対応する3種類の発光素子を
用いた表示装置の場合、補正回路201及び発光素子用
電源206は補正したい色ごとに設ける必要がある。つ
まりRGBそれぞれの色について補正を行う場合、補正
回路201及び発光素子用電源206はそれぞれ3つづ
つ必要となる。
【0088】また、発光の色が白色、青色、青緑色等の
単色である発光素子を用いた表示装置の場合、補正回路
201及び発光素子用電源206は1つづつ設けても良
いし、補正したい色ごとに設けても良い。有機化合物層
は、有機化合物層に照射する光の波長によっても劣化の
速度が異なる。そのため、白色発光の発光素子とカラー
フィルターとを用いた表示装置の場合、補正したい色ご
とに補正回路201及び発光素子用電源206を設ける
ことで、より正確に各色に対応する発光素子の輝度を補
正することができ、より鮮明で、なおかつ所望の色の画
像を表示することができる。
【0089】本発明は上記構成によって、表示装置にお
いて有機化合物層が劣化しても、表示用発光素子142
及びセンサ用発光素子132が理想の輝度を有すること
ができ、鮮明でなおかつ所望のカラー表示を行うことが
可能になる。
【0090】なお本実施の形態では、センサ部はRGB
それぞれの色に対応したセンサ用画素を1つづつ有して
いたが、本発明はこれに限定されない。各色に対応した
センサ用画素は複数存在していても良い。
【0091】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0092】(実施例1)本実施例では、アナログ方式
で駆動する本発明の表示装置について、図7〜図9を用
いて説明する。
【0093】図7に、本発明の表示装置の一部である表
示装置の上面図を示す。本実施例では、カラー表示の表
示装置について説明するが、本発明の表示装置はカラー
表示だけではなく、モノクロ表示を行うことも可能であ
る。
【0094】表示部301、ソース信号線駆動回路30
2、ゲート信号線駆動回路303、センサ部306が図
7に示すように設けられている。ソース信号線駆動回路
302はシフトレジスタ302a、レベルシフト302
b、サンプリング回路302cを有している。
【0095】センサ部306は、RGBにそれぞれ対応
したセンサ用画素304(Rセンサ用画素304a、G
センサ用画素304b、Bセンサ用画素304c)を有
している。なお本実施例では、RGBに対応した三種類
の発光素子を用いたカラー化表示方式の表示装置につい
て示しているが、本実施例はこれに限定されない。白色
発光の発光素子を用いたカラー化表示方式を用いること
も可能である。また本実施例では、センサ部306がR
GBにそれぞれ対応した3つのセンサ用画素を有してい
るが、本発明はこれに限定されない。RGBのうち、1
つ又は2つの色に対応するセンサ用画素のみを設けるよ
うにしても良い。
【0096】表示部301及びセンサ部306の詳しい
構成は、デジタル方式で駆動する場合と同じなので図2
を参照する。なお、図7の表示部301、センサ部30
6、Rセンサ用画素304a、Gセンサ用画素304
b、Bセンサ用画素304cは、それぞれ図2の表示部
101、センサ部106、Rセンサ用画素104a、G
センサ用画素104b、Bセンサ用画素104cに相当
する。
【0097】表示部301は複数の表示用画素を有して
いる。なお本実施例の表示用画素は、図2で示すところ
の表示用画素105に相当する。表示用画素は、ソース
信号線(S1〜Sx)のいずれか1つと、電源供給線
(V1〜Vx)のいずれか1つと、ゲート信号線(G1
〜Gy)のいずれか1つとを有している。そして表示用
画素は、Rの表示を行う表示用画素と、Gの表示を行う
表示用画素と、Bの表示を行う表示用画素とがある。
【0098】Rの表示を行う任意に選ばれた表示用画素
(p、q)は、ソース信号線Sp(pは1〜xの任意の
数)、電源供給線Vp、ゲート信号線Gq(qは1〜y
の任意の数)を含んでいる。そしてRセンサ用画素30
4aは、表示用画素(p、q)と同じく、ソース信号線
Sp、電源供給線Vp、ゲート信号線Gqを含んでい
る。
【0099】また、Gセンサ用画素304bも同様に、
任意に選ばれたGの表示を行う表示用画素が含んでいる
のと同じソース信号線、電源供給線、ゲート信号線を含
んでいる。また、Bセンサ用画素304cも同様に、任
意に選ばれたBの表示を行う表示用画素が含んでいるの
と同じソース信号線、電源供給線、ゲート信号線を含ん
でいる。
【0100】表示用画素とセンサ用画素304の構成
は、デジタル方式で駆動する場合の図3及び図4と同じ
であるので、説明は実施の形態を参照する。
【0101】次に本実施例の表示装置の駆動方法につい
て説明する。
【0102】図7を参照する。ソース信号線駆動回路3
02において、シフトレジスタ302aにクロック信号
(CLK)およびスタートパルス(SP)が入力され
る。シフトレジスタ302aは、これらのクロック信号
(CLK)およびスタートパルス(SP)に基づきタイ
ミング信号を順に発生させ、後段の回路へタイミング信
号を順次供給する。
【0103】シフトレジスタ302aからのタイミング
信号は、レベルシフト302bにおいて電圧の振幅を大
きくされ、サンプリング回路302cに入力される。そ
してタイミング信号に同期して、サンプリング回路30
2cが有するアナログスイッチによってアナログの画像
情報を有する信号(アナログビデオ信号)がサンプリン
グされ、対応するソース信号線に入力される。
【0104】なおソース信号線駆動回路302は、バッ
ファを有していても良い。タイミング信号が供給される
配線には、多くの回路あるいは素子が接続されているた
めに負荷容量(寄生容量)が大きい。この負荷容量が大
きいために生ずるタイミング信号の立ち上がりまたは立
ち下がりの”鈍り”を防ぐためには、バッファが有効で
ある。
【0105】一方、ゲート信号線駆動回路303は、そ
れぞれシフトレジスタ、バッファ(いずれも図示せず)
を有している。また場合によっては、ゲート信号線駆動
回路303が、シフトレジスタ、バッファの他にレベル
シフトを有していても良い。
【0106】ゲート信号線駆動回路303において、シ
フトレジスタ(図示せず)からのタイミング信号がバッ
ファ(図示せず)に供給され、対応するゲート信号線
(走査線とも呼ぶ)に供給される。ゲート信号線には、
1ライン分のスイッチング用TFTのゲート電極が接続
されており、1ライン分全てのスイッチング用TFTを
同時にONにしなくてはならないので、バッファは大き
な電流を流すことが可能なものが用いられる。
【0107】なおソース信号線駆動回路302とゲート
信号線駆動回路303の数、構成及びその駆動方法は、
本実施例で示した構成に限定されない。
【0108】次に本発明の表示装置をアナログ方式で駆
動させた場合のタイミングチャートを図8に示す。1つ
のゲート信号線がゲート信号によって選択されてから、
その次に別のゲート信号線が選択されるまでの期間を1
ライン期間(L)と呼ぶ。また1つの画像が表示されて
から次の画像が表示されるまでの期間が1フレーム期間
(F)に相当する。ゲート信号線がy本ある場合、1フ
レーム期間中にy個のライン期間(L1〜Ly)が設け
られる。
【0109】まず電源供給線(V1〜Vx)は所定の電
源電位に保たれている。そして対向電極の電位も所定の
電位に保たれている。対向電極の電位は、電源電位が画
素電極に与えられたとき発光素子が発光する程度に、電
源電位との間に電位差を有している。
【0110】第1のライン期間(L1)においてゲート
信号線G1にはゲート信号線駆動回路303から選択信
号が入力される。そして、ソース信号線(S1〜Sx)
に順にサンプリングされたアナログビデオ信号が入力さ
れる。ゲート信号線G1に接続された全てのスイッチン
グ用TFTは選択信号によってオンの状態になるので、
ソース信号線に入力されたアナログビデオ信号は、スイ
ッチング用TFTを介して電流制御用TFTのゲート電
極に入力される。
【0111】電流制御用TFTのチャネル形成領域を流
れる電流の量は、そのゲート電極に入力される信号の電
位の高さ(電圧)によって制御される。よって、発光素
子の画素電極の電位の高さは、電流制御用TFTのゲー
ト電極に入力されたアナログビデオ信号の電位の高さに
よって決まる。そして発光素子はアナログビデオ信号の
電位に制御されて発光する。
【0112】上述した動作を繰り返し、にソース信号線
(S1〜Sx)へのアナログビデオ信号の入力が終了す
ると、第1のライン期間(L1)が終了する。なお、ソ
ース信号線(S1〜Sx)へのアナログビデオ信号の入
力が終了するまでの期間と水平帰線期間とを合わせて1
つのライン期間としても良い。そして次に第2のライン
期間(L2)となりゲート信号線G2に選択信号が入力
される。そして第1のライン期間(L1)と同様にソー
ス信号線(S1〜Sx)に順にアナログビデオ信号が入
力される。
【0113】そして全てのゲート信号線(G1〜Gy)
に選択信号が入力されると、全てのライン期間(L1〜
Ly)が終了する。全てのライン期間(L1〜Ly)が
終了すると、1フレーム期間が終了する。1フレーム期
間中において全ての画素が表示を行い、1つの画像が形
成される。なお全てのライン期間(L1〜Ly)と垂直
帰線期間とを合わせて1フレーム期間としても良い。
【0114】以上のように、ソース信号線に入力される
アナログビデオ信号の電位によって発光素子の輝度が制
御され、その輝度の制御によって階調表示がなされる。
【0115】次に、センサ部306から出力されるセン
サ出力信号によって、表示用発光素子及びセンサ用発光
素子の輝度がどのように補正されるかについて、図9を
用いて説明する。なお、図7に示したセンサ用画素にお
いて、光センサがセンサ用発光素子の輝度を検知し、セ
ンサ出力信号がセンサ出力配線に入力されるまでの過程
は、実施の形態で示したデジタル駆動の表示装置の場合
と同じなので説明は省略する。
【0116】サンプル期間において、光センサで検知さ
れたセンサ用発光素子の輝度の情報を有するセンサ出力
信号は、センサ出力配線FLを介してビデオ信号補正回
路に入力される。
【0117】図9にビデオ信号補正回路401のブロッ
ク図を示す。ビデオ信号補正回路401は表示部301
又はセンサ部306と同じ基板上に設けても良く、また
ICチップ上に設けてFPC等によりセンサ部306と
接続していても良い。
【0118】ビデオ信号補正回路401はA/D変換回
路402、演算回路403、補正メモリ404、D/A
変換回路405を有している。なお、図9には補正メモ
リ404が演算回路403の一部である場合の構成を示
したが、補正メモリ404が演算回路403と別個に設
けられていても良い。
【0119】シグナルジェネレータ406はデジタルの
画像情報を有する信号(デジタルビデオ信号)を生成
し、演算回路403に入力している。なお、シグナルジ
ェネレータ406から出力される画像情報を有する信号
(ビデオ信号)がアナログだった場合、A/D変換回路
によってデジタルのビデオ信号に変換してから、演算回
路403に入力するようにする。
【0120】センサ出力配線FLからセンサ出力信号が
A/D変換回路402に入力され、デジタルのセンサ出
力信号に変換されて出力される。A/D変換回路402
から出力されたデジタルのセンサ出力信号は、演算回路
403に入力される。
【0121】補正メモリ404には、表示用発光素子及
びセンサ用発光素子が理想の輝度を有しているときに、
演算回路403に入力されるデジタルのセンサ出力信号
のデータ(補正基準データ)が記憶されている。
【0122】演算回路403は、実際に演算回路403
に入力されたデジタルのセンサ出力信号と、補正メモリ
404に記憶されている補正基準データとを比較する。
そして比較した実際のセンサ出力信号と補正基準データ
との差をもとに、シグナルジェネレータ406から演算
回路403に入力されたデジタルビデオ信号を補正す
る。なおこの時、補正後のデジタルビデオ信号は、アナ
ログに変換された際に表示用発光素子及びセンサ用発光
素子が理想の輝度を得るために必要な電位を有している
ことが重要である。
【0123】なお演算回路403には、各色に対応した
センサ出力信号が入力されている。例えば本実施例の場
合、Rセンサ用画素304aと、Gセンサ用画素304
bと、Bセンサ用画素304cとからそれぞれ出力され
ている3つのセンサ出力信号が、演算回路403に入力
されている。演算回路403では、各色に対応する画素
(表示用画素及びセンサ用画素)に所望の高さの電位を
有するアナログビデオ信号がサンプリングされて入力さ
れるように、デジタルビデオ信号を補正する。
【0124】次に演算回路403から、補正後のデジタ
ルビデオ信号がD/A変換回路405に入力する。D/
A変換回路405に入力された補正後のデジタルビデオ
信号は、アナログに変換され、アナログビデオ信号とし
てソース信号線駆動回路302のサンプリング回路30
2cに入力される。アナログビデオ信号は、表示用発光
素子及びセンサ用発光素子が理想の輝度を得るために必
要な電位を有している。
【0125】本発明は上記構成によって、表示装置にお
いて有機化合物層が劣化しても、表示用発光素子及びセ
ンサ用発光素子が理想の輝度を有することができ、鮮明
で所望のカラー表示を行うことが可能になる。
【0126】なお本実施の形態では、センサ部はRGB
それぞれの色に対応したセンサ用画素を1つづつ有して
いたが、本発明はこれに限定されない。各色に対応した
センサ用画素は複数存在していても良い。
【0127】また本実施例のアナログ駆動の表示装置で
は、表示部に入力されるアナログビデオ信号の電位をビ
デオ信号補正回路において補正することで、発光素子の
輝度を補正している。しかし本発明はこれに限定されな
い。ビデオ信号補正回路においてアナログビデオ信号の
電位を補正するのに加えて、デジタル駆動の表示装置と
同様に、電源電位を補正する補正回路を設けても良い。
【0128】(実施例2)図13はTFTで構成した表
示装置と本発明の光センサを組み合わせた例である。一
般にTFTを搭載した表示装置の基板の厚さは0.7m
m程度である。また光センサもほぼ同じくらいのガラス
基板のうえに作られるのが一般的である。その場合に合
計の厚さが問題となるため、本実施例ではTFT側およ
び光センサのガラスを削った例である。TFT基板は一
部分を削り、その部分に光センサ(図中、受光ダイオー
ドと表記)をはめ込んでいる。
【0129】このような対策をおこなうことによって表
示装置の厚さを低減することが可能となる。またこの例
では端子の引き出しはTFT基板に配線を印刷し、そこ
にワイヤーボンディングで接続をおこなっている。ここ
では図示しないが、1つのチップ上に複数の光センサを
製作し、TFT基板に実装することも可能である。その
ような手段を図ることによって、実装面積の縮小が可能
となる。
【0130】(実施例3)図14は光センサの引き出し
をFPC(フレキシブルプリントサーキット)でおこな
ったものである。図14で示すようにFPCに装着した
光センサ(図中、受光ダイオードと表記)を実施例2に
示したようなTFT基板のくぼみ部分に装着している。
このようにFPCを使うことによって、TFT基板の配
線を減らすことが可能となる。
【0131】また、本実施例では、光センサとTFTに
間にカラーフィルターをはさんでいる。このようカラー
フィルターを内蔵することによって他の色の干渉を防ぐ
ことが可能となる。
【0132】(実施例4)ここで表示装置における表示
部のさらに詳細な断面構造を図15に、上面構造を図1
6(A)に、回路図を図16(B)に示す。図15、図
16(A)及び図16(B)では共通の符号を用いるの
で互いに参照すれば良い。
【0133】図15において、基板3501上に設けら
れたスイッチング用TFT3502は公知の方法で形成
されたnチャネル型TFTを用いる。本実施例ではダブ
ルゲート構造としているが、構造及び作製プロセスに大
きな違いはないので説明は省略する。但し、ダブルゲー
ト構造とすることで実質的に二つのTFTが直列に接続
した構造となり、オフ電流値を低減することができると
いう利点がある。なお、本実施例ではダブルゲート構造
としているが、シングルゲート構造でも構わないし、ト
リプルゲート構造やそれ以上のゲート本数を持つマルチ
ゲート構造でも構わない。また、公知の方法で形成され
たpチャネル型TFTを用いて形成しても構わない。
【0134】また、電流制御用TFT3503は公知の
方法で形成されたnチャネル型TFTを用いる。スイッ
チング用TFT3502のドレイン配線35は配線36
によって電流制御用TFT3503のゲート電極37に
電気的に接続されている。また、38で示される配線
は、スイッチング用TFT3502のゲート電極39
a、39bを電気的に接続するゲート配線である。
【0135】電流制御用TFT3503は表示用発光素
子を流れる電流量を制御するための素子であるため、多
くの電流が流れ、熱による劣化やホットキャリアによる
劣化の危険性が高い素子でもある。そのため、電流制御
用TFT3503のドレイン側に、ゲート絶縁膜を介し
てゲート電極に重なるようにLDD領域を設け、熱によ
る劣化やホットキャリアによる劣化を防ぐ構造にしても
良い。
【0136】また、本実施例では電流制御用TFT35
03をシングルゲート構造で図示しているが、複数のT
FTを直列につなげたマルチゲート構造としても良い。
さらに、複数のTFTを並列につなげて実質的にチャネ
ル形成領域を複数に分割し、熱の放射を高い効率で行え
るようにした構造としても良い。このような構造は熱に
よる劣化対策として有効である。
【0137】また、図16(A)に示すように、電流制
御用TFT3503のゲート電極37を含む配線36は
3504で示される領域で、電流制御用TFT3503
のドレイン配線40と絶縁膜を介して重なる。このと
き、3504で示される領域では保持容量(コンデン
サ)が形成される。保持容量3504は、電源供給線3
506と電気的に接続された半導体膜3520、ゲート
絶縁膜と同一層の絶縁膜(図示せず)及び配線36との
間で形成される。また、配線36、第1層間絶縁膜と同
一の層(図示せず)及び電源供給線3506で形成され
る容量も保持容量として用いることが可能である。この
保持容量3504は電流制御用TFT3503のゲート
電極37にかかる電圧を保持するためのコンデンサとし
て機能する。なお、電流制御用TFT3503のドレイ
ンは電源供給線(電源線)3506に接続され、常に一
定の電圧が加えられている。
【0138】スイッチング用TFT3502及び電流制
御用TFT3503の上には第1パッシベーション膜4
1が設けられ、その上に樹脂絶縁膜でなる平坦化膜42
が形成される。平坦化膜42を用いてTFTによる段差
を平坦化することは非常に重要である。後に形成される
有機化合物層は非常に薄いため、段差が存在することに
よって発光不良を起こす場合がある。従って、有機化合
物層をできるだけ平坦面に形成しうるように画素電極を
形成する前に平坦化しておくことが望ましい。
【0139】また、43は反射性の高い導電膜でなる画
素電極(表示用発光素子の陰極)であり、電流制御用T
FT3503のドレイン領域に電気的に接続される。画
素電極43としてはアルミニウム合金膜、銅合金膜また
は銀合金膜など低抵抗な導電膜またはそれらの積層膜を
用いることが好ましい。勿論、他の導電膜との積層構造
としても良い。
【0140】また、絶縁膜(好ましくは樹脂)で形成さ
れたバンク44a、44bにより形成された溝(画素に相
当する)の中に発光層45が形成される。なお図16
(A)では、保持容量3504の位置を明確にするため
に一部バンクを省略しており、バンク44a、44bしか
図示していないが、電源供給線3506とソース配線3
4を一部覆うように、画素間に設けられている。また、
ここでは二画素しか図示していないが、R(赤)、G
(緑)、B(青)の各色に対応した発光層を作り分けて
も良い。発光層とする有機材料としてはπ共役ポリマー
系材料を用いる。代表的なポリマー系材料としては、ポ
リパラフェニレンビニレン(PPV)系、ポリビニルカ
ルバゾール(PVK)系、ポリフルオレン系などが挙げ
られる。
【0141】なお、PPV系有機材料としては様々な型
のものがあるが、例えば「H. Shenk,H.Becker,O.Gelse
n,E.Kluge,W.Kreuder,and H.Spreitzer,“Polymers for
Light Emitting Diodes”,Euro Display,Proceedings,
1999,p.33-37」や特開平10−92576号公報に記載
されたような材料を用いれば良い。
【0142】具体的な発光層としては、赤色に発光する
発光層にはシアノポリフェニレンビニレン、緑色に発光
する発光層にはポリフェニレンビニレン、青色に発光す
る発光層にはポリフェニレンビニレン若しくはポリアル
キルフェニレンを用いれば良い。膜厚は30〜150n
m(好ましくは40〜100nm)とすれば良い。
【0143】但し、以上の例は発光層として用いること
のできる有機材料の一例であって、これに限定する必要
はまったくない。発光層、電荷輸送層または電荷注入層
を自由に組み合わせて有機化合物層(発光及びそのため
のキャリアの移動を行わせるための層)を形成すれば良
い。
【0144】例えば、本実施例ではポリマー系材料を発
光層として用いる例を示したが、低分子系有機材料を用
いても良い。また、電荷輸送層や電荷注入層として炭化
珪素等の無機材料を用いることも可能である。これらの
有機材料や無機材料は公知の材料を用いることができ
る。
【0145】本実施例では発光層45の上にPEDOT
(ポリチオフェン)またはPAni(ポリアニリン)で
なる正孔注入層46を設けた積層構造の有機化合物層と
している。そして、正孔注入層46の上には透明導電膜
でなる陽極47が設けられる。本実施例の場合、発光層
45で生成された光は上面側に向かって(TFTの上方
に向かって)放射されるため、陽極は透光性でなければ
ならない。透明導電膜としては酸化インジウムと酸化ス
ズとの化合物や酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を
用いることができるが、耐熱性の低い発光層や正孔注入
層を形成した後で形成するため、可能な限り低温で成膜
できるものが好ましい。
【0146】陽極47まで形成された時点で表示用発光
素子3505が完成する。なお、ここでいう表示用発光
素子3505は、画素電極(陰極)43、発光層45、
正孔注入層46及び陽極47で形成されたコンデンサを
指す。図16(A)に示すように画素電極43は画素の
面積にほぼ一致するため、画素全体が発光素子として機
能する。従って、発光の利用効率が非常に高く、明るい
画像表示が可能となる。
【0147】ところで、本実施例では、陽極47の上に
さらに第2パッシベーション膜48を設けている。第2
パッシベーション膜48としては窒化珪素膜または窒化
酸化珪素膜が好ましい。この目的は、外部と表示用発光
素子とを遮断することであり、有機材料の酸化による劣
化を防ぐ意味と、有機材料からの脱ガスを抑える意味と
の両方を併せ持つ。これにより表示装置の信頼性が高め
られる。
【0148】以上のように本発明の表示装置は図15の
ような構造の画素からなる表示部を有し、オフ電流値の
十分に低いスイッチング用TFTと、ホットキャリア注
入に強い電流制御用TFTとを有する。従って、高い信
頼性を有し、且つ、良好な画像表示が可能な表示装置が
得られる。
【0149】なお、本実施例の構成は、実施の形態、実
施例1と自由に組み合わせて実施することが可能であ
る。
【0150】(実施例5)本実施例では、実施例4に示
した表示部において、表示用発光素子3505の構造を
反転させた構造について説明する。説明には図17を用
いる。なお、図15の構造と異なる点は表示用発光素子
3505の部分と電流制御用TFT3503だけである
ので、その他の説明は省略することとする。実装する光
センサは反対側に実装をおこなう。
【0151】本実施例では、画素電極(陽極)50とし
て透明導電膜を用いる。具体的には酸化インジウムと酸
化亜鉛との化合物でなる導電膜を用いる。勿論、酸化イ
ンジウムと酸化スズとの化合物でなる導電膜を用いても
良い。
【0152】そして、絶縁膜でなるバンク51a、51b
が形成された後、溶液塗布によりポリビニルカルバゾー
ルでなる発光層52が形成される。その上にはカリウム
アセチルアセトネート(acacKと表記される)でな
る電子注入層53、アルミニウム合金でなる陰極54が
形成される。この場合、陰極54がパッシベーション膜
としても機能する。こうして表示用発光素子3701が
形成される。
【0153】本実施例の場合、発光層52で発生した光
は、矢印で示されるようにTFTが形成された基板の方
に向かって放射される。
【0154】なお、本実施例の構成は、実施の形態、実
施例1の構成と自由に組み合わせて実施することが可能
である。
【0155】(実施例6)本実施例では、図16(B)
に示した回路図とは異なる構造の画素とした場合の例に
ついて図18(A)〜(C)に示す。なお、本実施例に
おいて、3801はスイッチング用TFT3802のソ
ース配線の一部であるソース信号線、3803はスイッ
チング用TFT3802のゲート配線の一部であるゲー
ト信号線、3804は電流制御用TFT、3805はコ
ンデンサ、3806、3808は電源供給線、3807
は表示用発光素子とする。
【0156】図18(A)は、二つの画素間で電源供給
線3806を共通とした場合の例である。即ち、二つの
画素が電源供給線3806を中心に線対称となるように
形成されている点に特徴がある。この場合、電源供給線
の本数を減らすことができるため、表示部をさらに高精
細化することができる。
【0157】また、図18(B)は、電源供給線380
8をゲート信号線3803と平行に設けた場合の例であ
る。なお、図18(B)では電源供給線3808とゲー
ト信号線3803とが重ならないように設けた構造とな
っているが、両者が異なる層に形成される配線であれ
ば、絶縁膜を介して重なるように設けることもできる。
この場合、電源供給線3808とゲート信号線3803
とで専有面積を共有させることができるため、表示部を
さらに高精細化することができる。
【0158】また、図18(C)は、図18(B)の構
造と同様に電源供給線3808をゲート信号線3803
と平行に設け、さらに、二つの画素を電源供給線380
8を中心に線対称となるように形成する点に特徴があ
る。また、電源供給線3808をゲート信号線3803
のいずれか一方と重なるように設けることも有効であ
る。この場合、電源供給線の本数を減らすことができる
ため、表示部をさらに高精細化することができる。
【0159】なお、本実施例の構成は、実施の形態、実
施例1〜4の構成と自由に組み合わせて実施することが
可能である。
【0160】(実施例7)本実施例では、電流制御用T
FTのゲート電極にかかる電圧を保持するための保持容
量を省略する構成について説明する。電流制御用TFT
がnチャネル型TFTであって、ゲート絶縁膜を介して
ゲート電極に重なるように設けられたLDD領域を有し
ている場合、この重なり合った領域には一般的にゲート
容量と呼ばれる寄生容量が形成される。本実施例ではこ
の寄生容量を保持容量の代わりとして積極的に用いる点
に特徴がある。
【0161】この寄生容量のキャパシタンスは、上記ゲ
ート電極とLDD領域とが重なり合った面積によって変
化するため、その重なり合った領域に含まれるLDD領
域の長さによって決まる。
【0162】また、実施例6に示した図18(A),
(B),(C)の構造においても同様に、保持容量を省
略することは可能である。
【0163】なお、本実施例の構成は、実施例実施例1
〜6の構成と自由に組み合わせて実施することが可能で
ある。
【0164】(実施例8)本発明は、センサ用画素にお
いて光センサがセンサ用発光素子の発する光の輝度だけ
を検知するという構成に限定されない。センサ用画素が
有する光センサはセンサ用発光素子の輝度の他に、表示
装置の外部からの光(外光)の輝度を検知し、その外光
の輝度に合わせて、発光素子の輝度の補正を行っても良
い。例えば外光の輝度が高い場合発光素子の輝度を低く
するように補正し、逆に外光の輝度が低い場合発光素子
の輝度を高くするように補正する。
【0165】上記構成によって、周囲の明るさに関わら
ず、表示装置に鮮明な画像を表示することができる。
【0166】(実施例9)本発明を実施して形成された
表示装置は、自発光型であるため液晶ディスプレイに比
べて明るい場所での視認性に優れ、しかも視野角が広
い。従って、様々な電子機器に用いることができる。例
えば、TV放送等を大画面で鑑賞するには対角30イン
チ以上(典型的には40インチ以上)のエレクトロルミ
ネッセンス表示装置(表示装置を筐体に組み込んだディ
スプレイ)に本発明の表示装置を用いるとよい。
【0167】なお、エレクトロルミネッセンス表示装置
には、パソコン用ディスプレイ、TV放送受信用ディス
プレイ、広告表示用ディスプレイ等の全ての情報表示用
ディスプレイが含まれる。また、その他にも様々な電子
機器に本発明の表示装置を用いることができる。
【0168】その様な本発明の電子機器としては、ビデ
オカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ
(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシス
テム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコン
ポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機
器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、
携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた
画像再生装置(具体的にはデジタルビデオディスク(D
VD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるデ
ィスプレイを備えた装置)などが挙げられる。特に、斜
め方向から見ることの多い携帯情報端末は視野角の広さ
が重要視されるため、表示装置を用いることが望まし
い。それら電子機器の具体例を図19、図20に示す。
【0169】図19(A)はエレクトロルミネッセンス
表示装置であり、筐体2001、支持台2002、表示
装置2003、センサ部2004等を含む。本発明は表
示装置2003及びセンサ部2003に用いることがで
きる。表示装置は自発光型であるためバックライトが必
要なく、液晶ディスプレイよりも薄い表示装置とするこ
とができる。
【0170】図19(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示装置2102、音声入力部2103、操
作スイッチ2104、バッテリー2105、受像部21
06、センサ部2107等を含む。本発明は表示装置2
102及びセンサ部2107に用いることができる。
【0171】図19(C)は頭部取り付け型の表示装置
の一部(右片側)であり、本体2201、信号ケーブル
2202、頭部固定バンド2203、スクリーン部22
04、光学系2205、表示装置2206、センサ部2
207等を含む。本発明は表示装置2206及びセンサ
部2207に用いることができる。
【0172】図19(D)は記録媒体を備えた画像再生
装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体230
1、記録媒体(DVD等)2302、操作スイッチ23
03、表示装置(a)2304、表示装置(b)230
5、センサ部2306等を含む。表示装置(a)230
4は主として画像情報を表示し、表示装置(b)230
5は主として文字情報を表示するが、本発明はこれら表
示装置(a)、(b)2304、2305及びセンサ部
2306に用いることができる。なお、記録媒体を備え
た画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。
【0173】図19(E)はゴーグル型ディスプレイ
(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体240
1、表示装置2402、アーム部2403、センサ部2
404を含む。本発明は表示装置2402及びセンサ部
2404に用いることができる。なお図23(E)で
は、センサ部2404をアーム部2403に設けたが、
本発明はこれに限定されなく、表示装置2402と並べ
て設けても良い。
【0174】図19(F)はパーソナルコンピュータで
あり、本体2501、筐体2502、表示装置250
3、キーボード2504、センサ部2505等を含む。
本発明は表示装置2503及びセンサ部2505に用い
ることができる。
【0175】なお、将来的に有機材料の発光輝度が高く
なれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投
影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用
いることも可能となる。
【0176】また、上記電子機器はインターネットやC
ATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて
配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情
報を表示する機会が増してきている。有機材料の応答速
度は非常に高いため、表示装置は動画表示に好ましい。
【0177】また、表示装置は発光している部分が電力
を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報
を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特
に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする
電子機器に表示装置を用いる場合には、非発光部分を背
景として文字情報を発光部分で形成するように駆動する
ことが望ましい。
【0178】ここで図20(A)は携帯電話であり、本
体2601、音声出力部2602、音声入力部260
3、表示装置2604、操作スイッチ2605、アンテ
ナ2606、センサ部2607を含む。本発明は表示装
置2604及びセンサ部2607に用いることができ
る。なお、表示装置2604は黒色の背景に白色の文字
を表示することで携帯電話の消費電力を抑えることがで
きる。
【0179】また、図20(B)は音響再生装置、具体
的にはカーオーディオであり、本体2701、表示装置
2702、操作スイッチ2703、2704、センサ部
2705を含む。本発明は表示装置2702及びセンサ
部2705に用いることができる。また、本実施例では
車載用オーディオを示すが、携帯型や家庭用の音響再生
装置に用いても良い。なお、表示装置2704は黒色の
背景に白色の文字を表示することで消費電力を抑えられ
る。これは携帯型の音響再生装置において特に有効であ
る。
【0180】以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能であ
る。また、本実施例の電子機器は実施の形態、実施例1
〜実施例8に示したいずれの構成の表示装置を用いても
良い。
【0181】
【発明の効果】本発明によって、表示装置を駆動するデ
バイスの構造、有機化合物層を構成する有機材料の特
性、電極の材料、作成工程における条件、表示装置の駆
動方法等により、有機化合物層の劣化する速度が左右さ
れても、鮮明でなおかつ所望の色を有する画像を表示す
ることが可能な表示装置を提供することができる。
【0182】また、表示用発光素子とセンサ用発光素子
とは、同じ条件で、同時に形成することで、表示用発光
素子とセンサ用発光素子とが有する有機化合物層の劣化
する速度をより同じくすることができ、センサ用発光素
子の輝度を表示用発光素子とより同じにすることができ
る。したがって、光センサが検知するセンサ用発光素子
の輝度が、表示用発光素子の輝度により等しくなり、表
示用発光素子の輝度の変化をより正確に検知し、所望の
輝度に補正することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表示装置の上面概略図。
【図2】 本発明の表示装置の回路図。
【図3】 本発明の表示装置のセンサ用画素の回路図。
【図4】 本発明の表示装置の表示用画素の回路図。
【図5】 本発明の表示装置をデジタル方式で駆動させ
たときのタイミングチャート図。
【図6】 本発明の表示装置の補正回路のブロック図。
【図7】 本発明の表示装置の上面概略図。
【図8】 本発明の表示装置をアナログ方式で駆動させ
たときのタイミングチャート図。
【図9】 本発明の表示装置のビデオ信号補正回路のブ
ロック図。
【図10】 本発明の光センサの断面図。
【図11】 本発明の光センサの特性図。
【図12】 本発明の光センサの応用図。
【図13】 本発明の光センサの実装図。
【図14】 本発明の光センサの実装図。
【図15】 本発明の表示装置の表示用画素の断面図。
【図16】 本発明の表示装置の表示用画素の上面図及
び回路図。
【図17】 本発明の表示装置の表示用画素の断面図。
【図18】 本発明の表示装置の表示用画素の回路図。
【図19】 本発明の表示装置を用いた電子機器の図。
【図20】 本発明の表示装置を用いた電子機器の図。
【符号の説明】 101 表示部 102 ソース信号線駆動回路 102a シフトレジスタ 102b ラッチ(A) 102c ラッチ(B) 103 ゲート信号線駆動回路 104 センサ部 104a Rセンサ用画素 104b Gセンサ用画素 104c Bセンサ用画素 105 表示用画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642C 642P 670 670J H05B 33/12 H05B 33/12 B 33/14 33/14 A Fターム(参考) 3K007 AB02 AB04 AB17 BA06 BB07 DB03 GA04 5C080 AA06 BB05 CC03 DD03 DD05 DD29 EE28 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05 JJ06 KK02 KK07 KK43 KK47 5C094 AA07 AA08 AA37 AA48 AA54 AA56 BA03 BA12 BA27 CA19 CA24 CA25 DA09 DB01 EA04 EA05 EA07 ED03 FA01 FA02 FB01 FB12 FB14 FB15 FB20 GA10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像表示部とセンサ部とを有し、 前記表示部は複数の表示用画素を有し、 前記センサ部は1つ又は複数のセンサ用画素を有し、 前記複数の表示用画素と前記1つ又は複数のセンサ用画
    素には同一構造の発光素子が設けられ、 前記1つ又は複数のセンサ用画素は表示部を形成する基
    板上に設けられ、発光素子の輝度を検知する光センサが
    前記センサ用画素の発光素子と対向して設けられ、 前記光センサを流れる電流によって、前記複数の表示用
    画素がそれぞれ有する発光素子の輝度を調節する制御手
    段が備えられていることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】画像表示部とセンサ部とを有し、 前記表示部は複数の表示用画素を有し、 前記センサ部は1つ又は複数のセンサ用画素を有し、 前記複数の表示用画素と前記1つ又は複数のセンサ用画
    素には前記複数の表示用画素及び前記1つ又は複数のセ
    ンサ用画素は、スイッチング用TFTと電流制御用TF
    Tと同一構造の発光素子が設けられ、 前記1つ又は複数のセンサ用画素は表示部を形成する基
    板上に設けられ、発光素子の輝度を検知する光センサが
    前記センサ用画素の発光素子と対向して設けられ、 前記スイッチング用TFTは前記電流制御用TFTの駆
    動を制御し、 前記電流制御用TFTは前記発光素子の発光を制御し、 前記光センサを流れる電流によって、前記複数の表示用
    画素がそれぞれ有する発光素子の輝度を調節する制御手
    段が備えられていることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】表示部と、センサ部と、ソース信号線駆動
    回路と、ゲート信号線駆動回路とを有する表示装置であ
    って、 前記表示部は複数の表示用画素を有し、 前記センサ部は1つ又は複数のセンサ用画素を有し、 前記複数の表示用画素と前記1つ又は複数のセンサ用画
    素には前記複数の表示用画素及び前記1つ又は複数のセ
    ンサ用画素は、スイッチング用TFTと電流制御用TF
    Tと同一構造の発光素子が設けられ、 前記1つ又は複数のセンサ用画素は表示部を形成する基
    板上に設けられ、発光素子の輝度を検知する光センサが
    前記センサ用画素の発光素子と対向して設けられ、 前記ゲート信号線駆動回路から前記スイッチング用TF
    Tが有するゲート電極に入力される信号によって、前記
    スイッチング用TFTの駆動が制御され、 前記ソース信号線駆動回路から前記スイッチング用TF
    Tを介して前記電流制御用TFTが有するゲート電極に
    入力される信号によって、前記電流制御用TFTの駆動
    が制御され、 前記電流制御用TFTは前記発光素子の発光を制御し、 前記光センサを流れる電流によって、前記複数の表示用
    画素がそれぞれ有する発光素子の輝度を調節する制御手
    段が備えられていることを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれか1項にお
    いて、前記発光素子は、赤色、青色又は緑色に発光する
    発光素子であることを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか1項にお
    いて、前記光センサはアモルファスシリコンフォトダイ
    オードであることを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか1項にお
    いて、前記光センサは表示部を形成する基板に形成され
    た凹部に実装されていることを特徴とする表示装置
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項5のいずれか1項にお
    いて、前記光センサにはカラーフィルターが備えられて
    いることを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項5のいずれか1項にお
    いて、前記光センサはFPC(フレキシブルプリントサ
    ーキット)によって実装されていることを特徴とする表
    示装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項5のいずれか1項にお
    いて、前記発光素子は赤色、緑色、青色に発光する発光
    素子であることを特徴とする表示装置
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9のいずれか1項に
    おいて、前記発光素子は、陽極と陰極との間に有機化合
    物層が備えられ、前記有機化合物層は低分子系有機物質
    またはポリマー系有機物質で形成されていることを特徴
    とする表示装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記低分子系有機
    物質は、Alq3(トリス−8−キノリライト−アルミ
    ニウム)またはTPD(トリフェニルアミン誘導体)か
    らなることを特徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】請求項10において、前記ポリマー系有
    機物質は、PPV(ポリフェニレンビニレン)、PVK
    (ポリビニルカルバゾール)またはポリカーボネートか
    らなることを特徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項12のいずれか1項
    に記載の前記表示装置を用いることを特徴とする電子機
    器。
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