JP2003167407A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2003167407A JP2003167407A JP2001367998A JP2001367998A JP2003167407A JP 2003167407 A JP2003167407 A JP 2003167407A JP 2001367998 A JP2001367998 A JP 2001367998A JP 2001367998 A JP2001367998 A JP 2001367998A JP 2003167407 A JP2003167407 A JP 2003167407A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image forming
- intermediate transfer
- forming apparatus
- transfer belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 可視画像搬送手段の傷などによるノイズの除
去処理を行うことによるレジストレーション補正の処理
時間の増加を防ぎ、又、駆動時間増大による可視画像搬
送手段へのダメージを軽減することのできる画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 複数の像形成手段(10a、10b、1
0c、10d)により可視画像搬送手段(31)に形成
される所定のパターン画像(62)を検出して、複数の
像形成手段(10a、10b、10c、10d)により
形成される画像のずれを示す検知情報を出力する検出手
段(60)を有する画像形成装置(100)は、検出手
段(60)の前記検知情報が所定の範囲内ではない場合
に、可視画像搬送手段(31)が検知情報に与える影響
を検知する所定の処理を行う構成とされる。
去処理を行うことによるレジストレーション補正の処理
時間の増加を防ぎ、又、駆動時間増大による可視画像搬
送手段へのダメージを軽減することのできる画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 複数の像形成手段(10a、10b、1
0c、10d)により可視画像搬送手段(31)に形成
される所定のパターン画像(62)を検出して、複数の
像形成手段(10a、10b、10c、10d)により
形成される画像のずれを示す検知情報を出力する検出手
段(60)を有する画像形成装置(100)は、検出手
段(60)の前記検知情報が所定の範囲内ではない場合
に、可視画像搬送手段(31)が検知情報に与える影響
を検知する所定の処理を行う構成とされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電方式或いは電
子写真記録方式などを採用した画像形成装置に関し、特
に、記録材搬送手段、中間転写体などの可視画像搬送手
段が用いられ、多重画像形成時の画像の色ずれを自動補
正する機能を備えた画像形成装置に関するものである。
子写真記録方式などを採用した画像形成装置に関し、特
に、記録材搬送手段、中間転写体などの可視画像搬送手
段が用いられ、多重画像形成時の画像の色ずれを自動補
正する機能を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスにより、像担持
体として、例えば、ドラム型の電子写真感光体(以下、
「感光ドラム」と呼ぶ。)上に記録情報に応じて光変調
されたレーザービーム光やLEDなどの発光素子による
光を照射して感光ドラム上に静電潜像を形成し、この静
電潜像を現像剤により可視画像化して記録用紙、OHP
シートなどの記録材又は中間転写ベルトなどの中間転写
体に画像を転写する像形成手段を複数個有する画像形成
装置がある。斯かる画像形成装置においては、記録材搬
送手段としての搬送ベルトによって記録材を各像形成手
段に順次搬送しながら、各像形成手段から記録材上に可
視画像を多重転写したり、或いは各像形成手段から中間
転写ベルト上に可視画像を多重転写した後記録材に一括
転写するなどの方法によってカラー画像を形成しうる。
体として、例えば、ドラム型の電子写真感光体(以下、
「感光ドラム」と呼ぶ。)上に記録情報に応じて光変調
されたレーザービーム光やLEDなどの発光素子による
光を照射して感光ドラム上に静電潜像を形成し、この静
電潜像を現像剤により可視画像化して記録用紙、OHP
シートなどの記録材又は中間転写ベルトなどの中間転写
体に画像を転写する像形成手段を複数個有する画像形成
装置がある。斯かる画像形成装置においては、記録材搬
送手段としての搬送ベルトによって記録材を各像形成手
段に順次搬送しながら、各像形成手段から記録材上に可
視画像を多重転写したり、或いは各像形成手段から中間
転写ベルト上に可視画像を多重転写した後記録材に一括
転写するなどの方法によってカラー画像を形成しうる。
【0003】この種の画像形成装置において、各感光ド
ラム間の機械的取り付け誤差、及び各レーザービーム光
の光路長誤差、光路変化、LEDの環境温度による反り
などの理由により、各感光ドラム上で形成された画像の
レジストレーションが、最終的に多重転写される記録材
上で合わなくなることがある。このため、従来、各感光
ドラムから搬送ベルト若しくは中間転写ベルト上に形成
されたレジストレーション補正用パターン画像(以下、
単に「補正パターン」と呼ぶ。)を補正パターン検出手
段が備えるCCD(又はPD)センサなどで読み取り、
それぞれの時間差(間隔)により各色のレジストレーシ
ョンずれ(色ずれ)を検出し、自動補正を行うことが提
案されている。CCD又はPDなどの受光素子による補
正パターンの検出は、LEDなどの発光素子により搬送
ベルト若しくは中間転写ベルト上の所定の位置に照射さ
れた光の反射光若しくは透過光の受光量の変化をもとに
行われている。
ラム間の機械的取り付け誤差、及び各レーザービーム光
の光路長誤差、光路変化、LEDの環境温度による反り
などの理由により、各感光ドラム上で形成された画像の
レジストレーションが、最終的に多重転写される記録材
上で合わなくなることがある。このため、従来、各感光
ドラムから搬送ベルト若しくは中間転写ベルト上に形成
されたレジストレーション補正用パターン画像(以下、
単に「補正パターン」と呼ぶ。)を補正パターン検出手
段が備えるCCD(又はPD)センサなどで読み取り、
それぞれの時間差(間隔)により各色のレジストレーシ
ョンずれ(色ずれ)を検出し、自動補正を行うことが提
案されている。CCD又はPDなどの受光素子による補
正パターンの検出は、LEDなどの発光素子により搬送
ベルト若しくは中間転写ベルト上の所定の位置に照射さ
れた光の反射光若しくは透過光の受光量の変化をもとに
行われている。
【0004】しかし、従来の画像形成装置では、搬送ベ
ルト若しくは中間転写ベルトはクリーナーや感光ドラム
とのこすれなどにより、その表面に傷がつくことがあ
る。補正パターン検出手段は、発光素子から搬送ベルト
若しくは中間転写ベルトに照射された光の反射光(若し
くは透過光)に基づいて補正パターンを検出しているた
め、ベルト表面の傷の検知が補正パターンに干渉するこ
とにより、補正パターンを誤検知してしまい、正しいレ
ジストレーション補正(色ずれ補正)ができなくなるこ
とがある。
ルト若しくは中間転写ベルトはクリーナーや感光ドラム
とのこすれなどにより、その表面に傷がつくことがあ
る。補正パターン検出手段は、発光素子から搬送ベルト
若しくは中間転写ベルトに照射された光の反射光(若し
くは透過光)に基づいて補正パターンを検出しているた
め、ベルト表面の傷の検知が補正パターンに干渉するこ
とにより、補正パターンを誤検知してしまい、正しいレ
ジストレーション補正(色ずれ補正)ができなくなるこ
とがある。
【0005】そこで、従来、傷により搬送ベルト若しく
は中間転写ベルトの光に対する反射率が変わることを利
用し、その上に補正パターンを形成しない状態で搬送ベ
ルト若しくは中間転写ベルトを駆動し、補正パターン検
出手段からの入力を得ることにより、ベルト表面につい
た傷が補正パターンの読み取りに与える影響を予め計測
する方法がある。この方法によれば、補正パターンの読
み取り時に、予め計測したベルト表面の傷の影響をフィ
ードバックすることにより、傷が原因になる読み取り精
度の低下を防止することができる。
は中間転写ベルトの光に対する反射率が変わることを利
用し、その上に補正パターンを形成しない状態で搬送ベ
ルト若しくは中間転写ベルトを駆動し、補正パターン検
出手段からの入力を得ることにより、ベルト表面につい
た傷が補正パターンの読み取りに与える影響を予め計測
する方法がある。この方法によれば、補正パターンの読
み取り時に、予め計測したベルト表面の傷の影響をフィ
ードバックすることにより、傷が原因になる読み取り精
度の低下を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、補正パターンの読み取りの前に、予め傷
などのノイズによる影響を計測する必要が有り、レジス
トレーション補正にかかる時間が長くなる。更には、搬
送ベルト若しくは中間転写ベルトの傷は毎回発生するも
のではなく、上記従来の方法では、必要以上に傷検知の
処理を実行することになり、転写ベルトの駆動時間を余
計に行うことになる。そして、このことによって、搬送
ベルト若しくは中間転写ベルトの傷を発生し易くなり、
悪循環になるという欠点があった。
来の方法では、補正パターンの読み取りの前に、予め傷
などのノイズによる影響を計測する必要が有り、レジス
トレーション補正にかかる時間が長くなる。更には、搬
送ベルト若しくは中間転写ベルトの傷は毎回発生するも
のではなく、上記従来の方法では、必要以上に傷検知の
処理を実行することになり、転写ベルトの駆動時間を余
計に行うことになる。そして、このことによって、搬送
ベルト若しくは中間転写ベルトの傷を発生し易くなり、
悪循環になるという欠点があった。
【0007】従って、本発明の目的は、可視画像搬送手
段の傷などの外乱によるノイズの除去処理を行うことに
よるレジストレーション補正の処理時間の増加を防ぎ、
又、駆動時間増大による可視画像搬送手段へのダメージ
を軽減することのできる画像形成装置を提供することで
ある。
段の傷などの外乱によるノイズの除去処理を行うことに
よるレジストレーション補正の処理時間の増加を防ぎ、
又、駆動時間増大による可視画像搬送手段へのダメージ
を軽減することのできる画像形成装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
複数の像形成手段を有し、前記複数の像形成手段により
形成された画像を記録材に重畳させて画像形成を行う画
像形成装置であって、前記複数の像形成手段により形成
された可視画像を保持搬送する可視画像搬送手段と;前
記可視画像搬送手段に前記複数の像形成手段により形成
される画像のずれを検知するための所定のパターン画像
を形成するパターン形成手段と;前記パターン画像を検
出し、前記複数の像形成手段により形成される画像のず
れを示す検知情報を出力する検出手段と;を有し、前記
検出手段の前記検知情報が所定の範囲内ではない場合
に、前記可視画像搬送手段が前記検知情報に与える影響
を検知する所定の処理を行うことを特徴とする画像形成
装置である。
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
複数の像形成手段を有し、前記複数の像形成手段により
形成された画像を記録材に重畳させて画像形成を行う画
像形成装置であって、前記複数の像形成手段により形成
された可視画像を保持搬送する可視画像搬送手段と;前
記可視画像搬送手段に前記複数の像形成手段により形成
される画像のずれを検知するための所定のパターン画像
を形成するパターン形成手段と;前記パターン画像を検
出し、前記複数の像形成手段により形成される画像のず
れを示す検知情報を出力する検出手段と;を有し、前記
検出手段の前記検知情報が所定の範囲内ではない場合
に、前記可視画像搬送手段が前記検知情報に与える影響
を検知する所定の処理を行うことを特徴とする画像形成
装置である。
【0009】本発明の一実施態様によると、前記所定の
処理は、前記パターン画像を形成しない前記可視画像搬
送手段の表面の傷を前記検出手段により検出することを
含む。
処理は、前記パターン画像を形成しない前記可視画像搬
送手段の表面の傷を前記検出手段により検出することを
含む。
【0010】本発明の他の実施態様によると、前記所定
の処理を行った後に、再度前記パターン画像を形成し、
前記検出手段により該パターン画像を検出する。
の処理を行った後に、再度前記パターン画像を形成し、
前記検出手段により該パターン画像を検出する。
【0011】本発明において、一実施態様では、前記検
出手段は、発光素子と、受光素子と、を有し、前記可視
画像搬送手段上に光を照射して反射光量を測定すること
により前記パターン画像を検出した時間差を検出し、各
像形成手段により形成される画像のずれを検知する。
出手段は、発光素子と、受光素子と、を有し、前記可視
画像搬送手段上に光を照射して反射光量を測定すること
により前記パターン画像を検出した時間差を検出し、各
像形成手段により形成される画像のずれを検知する。
【0012】本発明において、前記可視画像搬送手段
は、前記複数の像形成手段により形成された画像を転写
する記録材をその上に担持して搬送するための記録材搬
送手段であってよい。或いは、前記可視画像搬送手段
は、前記複数の像形成手段によりその上に形成された画
像を、その後記録材へと転写するための中間転写体であ
ってよい。
は、前記複数の像形成手段により形成された画像を転写
する記録材をその上に担持して搬送するための記録材搬
送手段であってよい。或いは、前記可視画像搬送手段
は、前記複数の像形成手段によりその上に形成された画
像を、その後記録材へと転写するための中間転写体であ
ってよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0014】実施例1
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構
成を示す。本実施例において、画像形成装置100は、
電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することの
できるカラー複写機である。又、本実施例の画像形成装
置100は、複数の像形成手段を並列に配し、且つ、中
間転写方式を採用している。
成を示す。本実施例において、画像形成装置100は、
電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することの
できるカラー複写機である。又、本実施例の画像形成装
置100は、複数の像形成手段を並列に配し、且つ、中
間転写方式を採用している。
【0015】先ず、画像形成装置100の全体構成につ
いて説明すると、画像形成装置100は、画像読み取り
部1Rと、画像出力部1Pとを有する。
いて説明すると、画像形成装置100は、画像読み取り
部1Rと、画像出力部1Pとを有する。
【0016】画像出力部1Pは、大別して、それぞれブ
ラック、シアン、マゼンタ、イエローの画像を形成す
る、複数の像形成手段としての並置された4つの画像形
成部10(10a、10b、10c、10d)、給紙ユ
ニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40
及び制御ユニット70を有する。
ラック、シアン、マゼンタ、イエローの画像を形成す
る、複数の像形成手段としての並置された4つの画像形
成部10(10a、10b、10c、10d)、給紙ユ
ニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40
及び制御ユニット70を有する。
【0017】各画像形成部(以下、「ステーション」と
呼ぶ。)10a〜10dは、同一構成とされており、像
担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、1
1dがその中心で軸支され、図中矢印方向に回転駆動さ
れる。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してそ
の回転方向に帯電手段としての一次帯電器12a、12
b、12c、12d、露光手段としての光学系13a、
13b、13c、13d、折り返しミラー16a、16
b、16c、16d、現像手段としての現像装置14
a、14b、14c、14dが配置されている。
呼ぶ。)10a〜10dは、同一構成とされており、像
担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、1
1dがその中心で軸支され、図中矢印方向に回転駆動さ
れる。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してそ
の回転方向に帯電手段としての一次帯電器12a、12
b、12c、12d、露光手段としての光学系13a、
13b、13c、13d、折り返しミラー16a、16
b、16c、16d、現像手段としての現像装置14
a、14b、14c、14dが配置されている。
【0018】一次帯電器12a〜12dにより感光ドラ
ム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与え
る。次いで、光学系13a〜13dにより、記録画像信
号に応じて変調した例えばレーザービームなどの光線を
折り返しミラー16a〜16dを介して感光ドラム11
a〜11d上に照射して露光し、感光ドラム11a〜1
1dに静電潜像を形成する。更に、それぞれブラック、
シアン、マゼンタ、イエローの現像剤(トナー)を収納
した現像装置14a〜14dによって、感光ドラム11
a〜11dに形成した静電潜像を顕像化する。
ム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与え
る。次いで、光学系13a〜13dにより、記録画像信
号に応じて変調した例えばレーザービームなどの光線を
折り返しミラー16a〜16dを介して感光ドラム11
a〜11d上に照射して露光し、感光ドラム11a〜1
1dに静電潜像を形成する。更に、それぞれブラック、
シアン、マゼンタ、イエローの現像剤(トナー)を収納
した現像装置14a〜14dによって、感光ドラム11
a〜11dに形成した静電潜像を顕像化する。
【0019】又、感光ドラム11a〜11dの回転方向
において、顕像化された可視画像(トナー像)を中間転
写ユニット30が備える中間転写体(後述)に転写する
画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側には、ク
リーニング装置15a、15b、15c、15dがそれ
ぞれ配置されている。このクリーニング装置14a〜1
4dにより、記録材Pに転写されずに感光ドラム11a
〜11d上に残されたトナーを掻き落として、感光ドラ
ム11a〜11dの表面の清掃を行う。各ステーション
10a〜10dにおいては、以上に示したプロセスによ
り、各トナーによる画像形成が順次行われる。
において、顕像化された可視画像(トナー像)を中間転
写ユニット30が備える中間転写体(後述)に転写する
画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側には、ク
リーニング装置15a、15b、15c、15dがそれ
ぞれ配置されている。このクリーニング装置14a〜1
4dにより、記録材Pに転写されずに感光ドラム11a
〜11d上に残されたトナーを掻き落として、感光ドラ
ム11a〜11dの表面の清掃を行う。各ステーション
10a〜10dにおいては、以上に示したプロセスによ
り、各トナーによる画像形成が順次行われる。
【0020】給紙ユニット20は、記録材Pを収納する
ためのカセット21a、21b、手差しトレイ27、カ
セット21a、21b内若しくは手差しトレイ27より
記録材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ
22a、22b、26、各ピックアップローラ21a、
21b、26により送り出された記録材Pをレジストロ
ーラまで搬送するための給紙ローラ対23及び給紙ガイ
ド24、そして画像形成部10の画像形成タイミングに
合わせて記録材Pを二次転写領域Teへ送り出すための
レジストローラ25a、25bを有する。
ためのカセット21a、21b、手差しトレイ27、カ
セット21a、21b内若しくは手差しトレイ27より
記録材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ
22a、22b、26、各ピックアップローラ21a、
21b、26により送り出された記録材Pをレジストロ
ーラまで搬送するための給紙ローラ対23及び給紙ガイ
ド24、そして画像形成部10の画像形成タイミングに
合わせて記録材Pを二次転写領域Teへ送り出すための
レジストローラ25a、25bを有する。
【0021】中間転写ユニット30は、中間転写体とし
て、無端ベルト状の中間転写ベルト31を有する。中間
転写ベルト31は、中間転写ベルト31に駆動を伝達す
る駆動ローラ32、中間転写ベルト31の回動に従動す
る従動ローラ33及び中間転写ベルトを挟んで二次転写
領域Teに対向する二次転写対向ローラ34に巻回させ
る。このうち駆動ローラ32と従動ローラ33の間に一
次転写平面Aが形成される。駆動ローラ32は金属ロー
ラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレ
ン)をコーティングして中間転写ベルト31とのスリッ
プを防いでいる。駆動ローラ32はパルスモータ(図示
せず)によって回転駆動され、中間転写ベルト31を図
中矢印B方向に周回移動させる。又、本実施例では、駆
動ローラ32は、通常の画像形成時の回転速度(V1)
に加えて、傷検知処理(後述)を行うために、通常の駆
動ローラの回転速度に対して2倍の回転速度(V2)で
回転することが可能である。中間転写体としての中間転
写ベルト31は、各ステーション10a〜10dにより
形成されたトナー像を担持して搬送する可視画像搬送手
段を構成する。
て、無端ベルト状の中間転写ベルト31を有する。中間
転写ベルト31は、中間転写ベルト31に駆動を伝達す
る駆動ローラ32、中間転写ベルト31の回動に従動す
る従動ローラ33及び中間転写ベルトを挟んで二次転写
領域Teに対向する二次転写対向ローラ34に巻回させ
る。このうち駆動ローラ32と従動ローラ33の間に一
次転写平面Aが形成される。駆動ローラ32は金属ロー
ラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレ
ン)をコーティングして中間転写ベルト31とのスリッ
プを防いでいる。駆動ローラ32はパルスモータ(図示
せず)によって回転駆動され、中間転写ベルト31を図
中矢印B方向に周回移動させる。又、本実施例では、駆
動ローラ32は、通常の画像形成時の回転速度(V1)
に加えて、傷検知処理(後述)を行うために、通常の駆
動ローラの回転速度に対して2倍の回転速度(V2)で
回転することが可能である。中間転写体としての中間転
写ベルト31は、各ステーション10a〜10dにより
形成されたトナー像を担持して搬送する可視画像搬送手
段を構成する。
【0022】各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベ
ルト31とが対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中
間転写ベルト31の裏に一次転写手段たる一次転写用帯
電器35a〜35dが配置されている。又、二次転写対
向ローラ34に対向して二次転写手段たる二次転写ロー
ラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによ
って二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36
は中間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。更
に、中間転写ベルト31の回転方向において、中間転写
ベルト31上の二次転写領域Teの下流には中間転写ベ
ルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリー
ニングブレード51、及び廃トナーを収納する廃トナー
ボックス52を備える中間転写ベルトクリーナ手段50
が設けられている。
ルト31とが対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中
間転写ベルト31の裏に一次転写手段たる一次転写用帯
電器35a〜35dが配置されている。又、二次転写対
向ローラ34に対向して二次転写手段たる二次転写ロー
ラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによ
って二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36
は中間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。更
に、中間転写ベルト31の回転方向において、中間転写
ベルト31上の二次転写領域Teの下流には中間転写ベ
ルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリー
ニングブレード51、及び廃トナーを収納する廃トナー
ボックス52を備える中間転写ベルトクリーナ手段50
が設けられている。
【0023】定着ユニット40は、内部にハロゲンヒー
ターなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのローラ
に加圧される加圧ローラ41b(加圧ローラ41bにも
熱源を設けてよい。)、上記ローラ対41a、41bの
ニップ部へ記録材Pを導くためのガイド43、及び上記
ローラ対41a、41bから排出されてきた記録材Pを
更に装置外部に導き出すための内排紙ローラ44、外排
紙ローラ45などを有する。
ターなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのローラ
に加圧される加圧ローラ41b(加圧ローラ41bにも
熱源を設けてよい。)、上記ローラ対41a、41bの
ニップ部へ記録材Pを導くためのガイド43、及び上記
ローラ対41a、41bから排出されてきた記録材Pを
更に装置外部に導き出すための内排紙ローラ44、外排
紙ローラ45などを有する。
【0024】制御ユニット70は、上記各ユニット内の
機構の動作を制御するための制御基板80(図2)、モ
ータドライブ基板(図示せず)などを備える。制御ユニ
ット70は、画像形成装置100の動作を統括制御する
と共に、本実施例においては、詳しくは後述する補正パ
ターンの形成、レジストレーションずれ量の演算及びレ
ジストレーション補正動作を制御する手段としての機能
をも有する。
機構の動作を制御するための制御基板80(図2)、モ
ータドライブ基板(図示せず)などを備える。制御ユニ
ット70は、画像形成装置100の動作を統括制御する
と共に、本実施例においては、詳しくは後述する補正パ
ターンの形成、レジストレーションずれ量の演算及びレ
ジストレーション補正動作を制御する手段としての機能
をも有する。
【0025】画像形成装置100の全体動作を更に説明
する。画像形成動作開始信号が発せられると、例えば、
ピックアップローラ22aによってカセット21aから
記録材Pが一枚ずつ送り出される。そして、給紙ローラ
対23によって記録材Pが給紙ガイド24の間を案内さ
れてレジストローラ25a、25bまで搬送される。そ
の時レジストローラ25a、25bは停止されており、
記録材Pの先端はそのニップ部に突き当たる。その後、
画像形成部10が画像の形成を開始するタイミングに合
わせてレジストローラ25a、25bは回転を始める。
この回転時期は、記録材Pと画像形成部10により中間
転写ベルト31上に一次転写されたトナー像とが、二次
転写領域Teにおいてちょうど一致するように設定され
ている。
する。画像形成動作開始信号が発せられると、例えば、
ピックアップローラ22aによってカセット21aから
記録材Pが一枚ずつ送り出される。そして、給紙ローラ
対23によって記録材Pが給紙ガイド24の間を案内さ
れてレジストローラ25a、25bまで搬送される。そ
の時レジストローラ25a、25bは停止されており、
記録材Pの先端はそのニップ部に突き当たる。その後、
画像形成部10が画像の形成を開始するタイミングに合
わせてレジストローラ25a、25bは回転を始める。
この回転時期は、記録材Pと画像形成部10により中間
転写ベルト31上に一次転写されたトナー像とが、二次
転写領域Teにおいてちょうど一致するように設定され
ている。
【0026】一方、画像形成部10では、画像形成動作
開始信号が発せられると、前述したプロセスにより、中
間転写ベルト31の回転方向において最上流にある感光
ドラム11d上にトナー像が形成される。そして、この
トナー像は、高電圧が印加された一次転写用帯電器35
dによって、一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト
31に一次転写される。一次転写されたトナー像は、中
間転写ベルト31の回転によって次の一次転写領域Tc
まで搬送される。次の一次転写領域Tcでは、各画像形
成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形
成が行われており、前画像の上にレジストレーションを
合わせて次のトナー像が転写されることになる。以下も
同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転
写ベルト31上に一次転写される。
開始信号が発せられると、前述したプロセスにより、中
間転写ベルト31の回転方向において最上流にある感光
ドラム11d上にトナー像が形成される。そして、この
トナー像は、高電圧が印加された一次転写用帯電器35
dによって、一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト
31に一次転写される。一次転写されたトナー像は、中
間転写ベルト31の回転によって次の一次転写領域Tc
まで搬送される。次の一次転写領域Tcでは、各画像形
成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形
成が行われており、前画像の上にレジストレーションを
合わせて次のトナー像が転写されることになる。以下も
同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転
写ベルト31上に一次転写される。
【0027】その後、記録材Pが二次転写領域Teに進
入して、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの
通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧
を印加する。そして、上述のプロセスにより中間転写ベ
ルト上に形成された4色のトナー像が、記録材Pの表面
に一括して二次転写される。
入して、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの
通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧
を印加する。そして、上述のプロセスにより中間転写ベ
ルト上に形成された4色のトナー像が、記録材Pの表面
に一括して二次転写される。
【0028】その後、記録材Pは搬送ガイド43によっ
て定着ローラ41aと加圧ローラ41bとのニップ部ま
で正確に案内される。そして、上記ローラ対41a、4
1bの熱及びニップの圧力によってトナー像が記録材P
の表面に定着される。その後、記録材Pは内排紙ローラ
44、外排紙ローラ45により搬送されて機外に排出さ
れ、トレイ48などに収容される。又、一次転写工程後
の各感光ドラム11a〜11dの表面はクリーニング装
置15a〜15dにより清掃され、二次転写工程後の中
間転写ベルト31の表面は中間転写ベルトクリーナ手段
50によって清掃される。
て定着ローラ41aと加圧ローラ41bとのニップ部ま
で正確に案内される。そして、上記ローラ対41a、4
1bの熱及びニップの圧力によってトナー像が記録材P
の表面に定着される。その後、記録材Pは内排紙ローラ
44、外排紙ローラ45により搬送されて機外に排出さ
れ、トレイ48などに収容される。又、一次転写工程後
の各感光ドラム11a〜11dの表面はクリーニング装
置15a〜15dにより清掃され、二次転写工程後の中
間転写ベルト31の表面は中間転写ベルトクリーナ手段
50によって清掃される。
【0029】次に、本実施例の画像形成装置100にお
けるレジストレーション補正方法について説明する。
けるレジストレーション補正方法について説明する。
【0030】図2は、レジストレーション補正用パター
ン画像(補正パターン)を検出するための補正パターン
検出手段(以下、単に「検出手段」と呼ぶ。)60付近
の概要図である。検出手段60は、LEDとPDを備え
ている。検出手段60は、複数の感光ドラム11a〜1
1dのうち、搬送ベルト31の進行方向において最下流
に位置する感光ドラム11aよりも下流側に位置し、中
間転写ベルト31上の位置Saにおいて、中間転写ベル
ト31上に形成された補正パターン62を読み取るよう
になっている。又、本実施例では、検出手段60は、図
3に示すように中間転写ベルト31の移動方向に直交す
る方向の両端近傍に対向するように2つ配置されてい
る。検出手段60が補正パターン62を検出して出力す
る信号(パターン検知信号)は、制御ユニット70の制
御基板80に入力される。そして、この検出手段60に
より検出したレジストレーションずれ量に基づき、レジ
ストレーション補正(色ずれ補正)を行っている。補正
パターン62は、通常、各色毎に直線若しくは直線群で
構成される。
ン画像(補正パターン)を検出するための補正パターン
検出手段(以下、単に「検出手段」と呼ぶ。)60付近
の概要図である。検出手段60は、LEDとPDを備え
ている。検出手段60は、複数の感光ドラム11a〜1
1dのうち、搬送ベルト31の進行方向において最下流
に位置する感光ドラム11aよりも下流側に位置し、中
間転写ベルト31上の位置Saにおいて、中間転写ベル
ト31上に形成された補正パターン62を読み取るよう
になっている。又、本実施例では、検出手段60は、図
3に示すように中間転写ベルト31の移動方向に直交す
る方向の両端近傍に対向するように2つ配置されてい
る。検出手段60が補正パターン62を検出して出力す
る信号(パターン検知信号)は、制御ユニット70の制
御基板80に入力される。そして、この検出手段60に
より検出したレジストレーションずれ量に基づき、レジ
ストレーション補正(色ずれ補正)を行っている。補正
パターン62は、通常、各色毎に直線若しくは直線群で
構成される。
【0031】図4は、検出手段60の概略内部回路構成
を示すブロック図である。以下、検出手段60によりパ
ターン検知信号が生成されるまでの流れを、図4を参照
して説明する。本実施例では、検出手段60は、反射型
の光センサであるものとして説明する。
を示すブロック図である。以下、検出手段60によりパ
ターン検知信号が生成されるまでの流れを、図4を参照
して説明する。本実施例では、検出手段60は、反射型
の光センサであるものとして説明する。
【0032】先ず、中間転写ベルト31に赤外発光ダイ
オード(LED)から照射された光の反射光をフォトダ
イオード(PD)で受光し、IV変換回路d1で電圧に
変換する。その変換されたフォトダイオードの出力DV
の最大値と最小値をそれぞれ高電圧側ピークホールド回
路d2、低電圧側ピークホールド回路d3により保持す
る。このフォトダイオードの最大出力と最小出力とをス
ライスレベル調整回路d4において抵抗により分圧し、
スライスレベルSHDを決める。そして、このスライス
レベルSHDとフォトダイオードの出力電圧DVとをコ
ンパレータd5により比較し、DV<SHDの関係であ
った場合に、検知出力PVを生成する。通常、コンパレ
ータd5から検知出力PV(パルス信号)の立ち上がり
時刻と立ち下がり時刻との中間の時刻を求めて補正パタ
ーン62の位置情報とする。
オード(LED)から照射された光の反射光をフォトダ
イオード(PD)で受光し、IV変換回路d1で電圧に
変換する。その変換されたフォトダイオードの出力DV
の最大値と最小値をそれぞれ高電圧側ピークホールド回
路d2、低電圧側ピークホールド回路d3により保持す
る。このフォトダイオードの最大出力と最小出力とをス
ライスレベル調整回路d4において抵抗により分圧し、
スライスレベルSHDを決める。そして、このスライス
レベルSHDとフォトダイオードの出力電圧DVとをコ
ンパレータd5により比較し、DV<SHDの関係であ
った場合に、検知出力PVを生成する。通常、コンパレ
ータd5から検知出力PV(パルス信号)の立ち上がり
時刻と立ち下がり時刻との中間の時刻を求めて補正パタ
ーン62の位置情報とする。
【0033】図5は、検出手段60において、中間転写
ベルト31上に形成された補正パターン62や、中間転
写ベルト31上の傷を読み取った時のフォトダイオード
の出力DVとスライスレベルの関係を示している。図5
において、LBはベルト検知レベルであり、補正パター
ンや傷のない中間転写ベルト31の表面を読み取った時
のフォトダイオードの出力DVの上限を示している。L
Sは、フォトダイオードの出力DVを補正パターン62
とみなすか、中間転写ベルト31とみなすかのスライス
レベルを示している。又、LPは、補正パターン62を
読み取った時のPDの出力の下限を示している。
ベルト31上に形成された補正パターン62や、中間転
写ベルト31上の傷を読み取った時のフォトダイオード
の出力DVとスライスレベルの関係を示している。図5
において、LBはベルト検知レベルであり、補正パター
ンや傷のない中間転写ベルト31の表面を読み取った時
のフォトダイオードの出力DVの上限を示している。L
Sは、フォトダイオードの出力DVを補正パターン62
とみなすか、中間転写ベルト31とみなすかのスライス
レベルを示している。又、LPは、補正パターン62を
読み取った時のPDの出力の下限を示している。
【0034】図5(a)は、中間転写ベルト31上の補
正パターン62を読み取った時のフォトダイオードの出
力DVである出力OPを示す。図5(a)に示すよう
に、フォトダイオードの出力OPが領域AP(パターン
検出領域)の範囲内にある時には、補正パターン62を
検知していると判断し、フォトダイオードの出力OPが
AB(ベルト検出領域)の範囲にある時には、中間転写
ベルト31を検知しているとみなす。
正パターン62を読み取った時のフォトダイオードの出
力DVである出力OPを示す。図5(a)に示すよう
に、フォトダイオードの出力OPが領域AP(パターン
検出領域)の範囲内にある時には、補正パターン62を
検知していると判断し、フォトダイオードの出力OPが
AB(ベルト検出領域)の範囲にある時には、中間転写
ベルト31を検知しているとみなす。
【0035】図5(b)は、中間転写ベルト31上の浅
い傷を検知した時のフォトダイオードの出力DVである
出力OI1を示している。この場合、中間転写ベルト3
1上の傷によりフォトダイオードの出力OI1がスライ
スレベルLSに到達しないため、補正パターン62の検
知動作時に、補正パターン62と誤認識されることはな
い。
い傷を検知した時のフォトダイオードの出力DVである
出力OI1を示している。この場合、中間転写ベルト3
1上の傷によりフォトダイオードの出力OI1がスライ
スレベルLSに到達しないため、補正パターン62の検
知動作時に、補正パターン62と誤認識されることはな
い。
【0036】そして、図5(c)は、中間転写ベルト3
1上の深い傷を検知した時のフォトダイオードの出力D
Vである出力OI2を示している。この場合、中間転写
ベルト31上の傷によりフォトダイオードの出力OI2
がパターン検出領域APに到達しているため、その中間
転写ベルト31を用いて色ずれ補正を行うと、傷を補正
パターン62と誤認識し、正確なパターン認識ができな
い。又、その中間転写ベルト31の補正パターン62の
検知結果を色ずれ補正に用いてしまうと、正確な補正が
できず、補正前よりかえって色ずれ量が増加してしまう
という問題もある。
1上の深い傷を検知した時のフォトダイオードの出力D
Vである出力OI2を示している。この場合、中間転写
ベルト31上の傷によりフォトダイオードの出力OI2
がパターン検出領域APに到達しているため、その中間
転写ベルト31を用いて色ずれ補正を行うと、傷を補正
パターン62と誤認識し、正確なパターン認識ができな
い。又、その中間転写ベルト31の補正パターン62の
検知結果を色ずれ補正に用いてしまうと、正確な補正が
できず、補正前よりかえって色ずれ量が増加してしまう
という問題もある。
【0037】そこで、本実施例の画像形成装置100で
は、中間転写ベルト31上に補正パターン62を生成せ
ずに、中間転写ベルト31の表面に関するフォトダイオ
ードの出力DVを読み取ることにより、中間転写ベルト
31上にある傷を検出し、検出された傷が補正パターン
62とみなされるスライスレベルLSを上回っている時
には、中間転写ベルト31の傷などによる検出手段60
の検出信号がノイズにならないように、スライスレベル
LSを補正するなどして、検出手段60の検知レベルを
補正する。このようにして、中間転写ベルト31の傷な
どの外乱が、補正パターン62の検出結果に与える影
響、即ち、ノイズの除去処理(傷検知処理)を行う。
は、中間転写ベルト31上に補正パターン62を生成せ
ずに、中間転写ベルト31の表面に関するフォトダイオ
ードの出力DVを読み取ることにより、中間転写ベルト
31上にある傷を検出し、検出された傷が補正パターン
62とみなされるスライスレベルLSを上回っている時
には、中間転写ベルト31の傷などによる検出手段60
の検出信号がノイズにならないように、スライスレベル
LSを補正するなどして、検出手段60の検知レベルを
補正する。このようにして、中間転写ベルト31の傷な
どの外乱が、補正パターン62の検出結果に与える影
響、即ち、ノイズの除去処理(傷検知処理)を行う。
【0038】尚、中間転写ベルト31の傷などの外乱と
は、単に中間転写ベルト31の表面についた傷のみなら
ず、検出手段60による補正パターン62の適正な検出
に影響する如何なる因子をも包含する。
は、単に中間転写ベルト31の表面についた傷のみなら
ず、検出手段60による補正パターン62の適正な検出
に影響する如何なる因子をも包含する。
【0039】一方、詳しくは後述するように、ノイズの
除去処理を行ったのにも拘わらず、検出手段60が中間
転写ベルト31上の傷を検出する場合には、色ずれ補正
が正しく行われないとみなし、中間転写ベルト31の交
換を警告するか、中間転写ベルト31を交換するまで色
ずれ補正できないようにする。
除去処理を行ったのにも拘わらず、検出手段60が中間
転写ベルト31上の傷を検出する場合には、色ずれ補正
が正しく行われないとみなし、中間転写ベルト31の交
換を警告するか、中間転写ベルト31を交換するまで色
ずれ補正できないようにする。
【0040】次に、図6を参照して、本実施例のレジス
トレーション補正制御を説明する。図6の処理は、メイ
ンのシーケンスより、レジストレーション補正時に一定
時間毎に、又は必要に応じて呼ばれる。
トレーション補正制御を説明する。図6の処理は、メイ
ンのシーケンスより、レジストレーション補正時に一定
時間毎に、又は必要に応じて呼ばれる。
【0041】先ず、ステップS101では、補正パター
ン62の画像形成を開始する。中間転写ベルト31の回
転駆動による中間転写ベルト31の周期のムラをキャン
セルするために、レジストレーションのずれを判断でき
る各色の補正パターン62で構成される補正パターン6
2のセットを、中間転写ベルト31の周方向に複数回作
成する。これにより、後述するように、各補正パターン
62のセットの検知結果の平均を取る。次に、ステップ
S102に移行し、補正パターン62のサンプリングを
行う。つまり、中間転写ベルト31の移動によって検出
手段60の位置に補正パターン62が到達すると、検出
手段60により補正パターン62間の時間差(間隔)を
サンプリングする(但し、ここでは中間転写ベルト31
上の傷を検出している可能性があるため、必ずしも検出
手段60が補正パターン62を検出しているとは限らな
い。)。1回の補正パターン62のサンプリングが終了
したら、ステップS103へ移行する。ステップS10
3では、ステップS102でサンプリングしたデータ
が、画像形成した補正パターン62のタイミングより求
まる所定の閾値1(サンプリングした補正パターン62
間の時間差情報と比較するための時間情報)より小さい
か否かを判断する。ステップS103で小さくないと判
断した場合には、ステップS104へ移行する。ステッ
プS104では、画像形成した補正パターン62のタイ
ミングより求まる所定の閾値2(サンプリングした補正
パターン62間の時間差情報と比較するための時間情
報)より大きいか否かを判断する。
ン62の画像形成を開始する。中間転写ベルト31の回
転駆動による中間転写ベルト31の周期のムラをキャン
セルするために、レジストレーションのずれを判断でき
る各色の補正パターン62で構成される補正パターン6
2のセットを、中間転写ベルト31の周方向に複数回作
成する。これにより、後述するように、各補正パターン
62のセットの検知結果の平均を取る。次に、ステップ
S102に移行し、補正パターン62のサンプリングを
行う。つまり、中間転写ベルト31の移動によって検出
手段60の位置に補正パターン62が到達すると、検出
手段60により補正パターン62間の時間差(間隔)を
サンプリングする(但し、ここでは中間転写ベルト31
上の傷を検出している可能性があるため、必ずしも検出
手段60が補正パターン62を検出しているとは限らな
い。)。1回の補正パターン62のサンプリングが終了
したら、ステップS103へ移行する。ステップS10
3では、ステップS102でサンプリングしたデータ
が、画像形成した補正パターン62のタイミングより求
まる所定の閾値1(サンプリングした補正パターン62
間の時間差情報と比較するための時間情報)より小さい
か否かを判断する。ステップS103で小さくないと判
断した場合には、ステップS104へ移行する。ステッ
プS104では、画像形成した補正パターン62のタイ
ミングより求まる所定の閾値2(サンプリングした補正
パターン62間の時間差情報と比較するための時間情
報)より大きいか否かを判断する。
【0042】ステップS104で所定の閾値2より大き
くないと判断した場合には、ステップS105へ移行す
る。ステップS105では、前述した中間転写ベルト3
1の周期ムラをキャンセルするために補正パターン62
のセットを複数回サンプリングしたか否かを判断する。
ステップS105で所定回数サンプリングしていないと
判断した場合には、ステップS102に戻り、次の補正
パターン62をサンプリングする。ステップS105で
必要回数のサンプリングが終了していると判断した場合
には、ステップS106へ移行する。ステップS106
では、ステップS102で複数回補正パターン62をサ
ンプリングしたデータの平均化処理を行ない、平均化処
理をしたデータから各ステーション10a、10b、1
0c、10dのレジストレーションが合うようにそれぞ
れの画像形成タイミングを補正する値を演算する。そし
て、ステップS107へ移行し、この演算結果を、例え
ば画像形成処理のタイミングなど、電気的又は機械的な
色ずれ補正制御に反映させて出口へ抜ける。
くないと判断した場合には、ステップS105へ移行す
る。ステップS105では、前述した中間転写ベルト3
1の周期ムラをキャンセルするために補正パターン62
のセットを複数回サンプリングしたか否かを判断する。
ステップS105で所定回数サンプリングしていないと
判断した場合には、ステップS102に戻り、次の補正
パターン62をサンプリングする。ステップS105で
必要回数のサンプリングが終了していると判断した場合
には、ステップS106へ移行する。ステップS106
では、ステップS102で複数回補正パターン62をサ
ンプリングしたデータの平均化処理を行ない、平均化処
理をしたデータから各ステーション10a、10b、1
0c、10dのレジストレーションが合うようにそれぞ
れの画像形成タイミングを補正する値を演算する。そし
て、ステップS107へ移行し、この演算結果を、例え
ば画像形成処理のタイミングなど、電気的又は機械的な
色ずれ補正制御に反映させて出口へ抜ける。
【0043】ステップS103で所定の閾値1より小さ
いと判断した場合には、傷などによるノイズがあったと
判断し、ステップS108へ移行する。又、ステップS
104で所定の閾値2より大きいと判断した場合にも、
傷などのノイズがあったと判断し、ステップS108へ
移行する。
いと判断した場合には、傷などによるノイズがあったと
判断し、ステップS108へ移行する。又、ステップS
104で所定の閾値2より大きいと判断した場合にも、
傷などのノイズがあったと判断し、ステップS108へ
移行する。
【0044】つまり、サンプリングした各色の補正パタ
ーン62の時間差(間隔)が小さいときは、補正パター
ン62間に傷などがあることが考えられる。又、この時
間差(間隔)が大きい場合にも、例えば補正パターン6
2の前後に傷などがあることが考えられる。
ーン62の時間差(間隔)が小さいときは、補正パター
ン62間に傷などがあることが考えられる。又、この時
間差(間隔)が大きい場合にも、例えば補正パターン6
2の前後に傷などがあることが考えられる。
【0045】ステップS108では、一度傷検知処理を
行なったかどうかを示すフラグがセットされているか否
かを判断する。ステップS108でフラグがセットされ
ていると判断した場合には、ステップS112へ移行す
る。この場合、傷検知処理によるノイズを取り除いても
サンプリングした補正パターン62の間隔(時間差)が
所定の範囲内ではない場合であり、レジストレーション
は、補正可能範囲を超えた異常の範囲までずれている。
ステップS112では、操作者に異常になったことを通
知して、画像形成装置100の動作を停止する。制御ユ
ニット70は、画像形成装置本体が備える表示部などの
報知手段に、異常を報知するための信号を送信し、警報
表示若しくは音声などで中間転写ベルト31の交換など
の適切な処置を促すことができる。或いは制御ユニット
70は、画像形成装置本体に通信可能に接続されたパー
ソナルコンピュータなどの外部機器に、異常を報知する
ための信号を送信することができる。これにより、斯か
る外部機器の表示部などの報知手段を介して、操作者に
同様の内容を報知することができる。
行なったかどうかを示すフラグがセットされているか否
かを判断する。ステップS108でフラグがセットされ
ていると判断した場合には、ステップS112へ移行す
る。この場合、傷検知処理によるノイズを取り除いても
サンプリングした補正パターン62の間隔(時間差)が
所定の範囲内ではない場合であり、レジストレーション
は、補正可能範囲を超えた異常の範囲までずれている。
ステップS112では、操作者に異常になったことを通
知して、画像形成装置100の動作を停止する。制御ユ
ニット70は、画像形成装置本体が備える表示部などの
報知手段に、異常を報知するための信号を送信し、警報
表示若しくは音声などで中間転写ベルト31の交換など
の適切な処置を促すことができる。或いは制御ユニット
70は、画像形成装置本体に通信可能に接続されたパー
ソナルコンピュータなどの外部機器に、異常を報知する
ための信号を送信することができる。これにより、斯か
る外部機器の表示部などの報知手段を介して、操作者に
同様の内容を報知することができる。
【0046】ステップS108でフラグがセットされて
いないと判断した場合には、ステップS109へ移行す
る。ステップS109では前述したように中間転写ベル
ト31の周期ムラをキャンセルするために補正パターン
62のセットを複数回形成しているため、形成した残り
の補正パターン62が検出手段60を通過するまで、若
しくは中間転写ベルトクリーナ手段50で中間転写ベル
ト31がクリーニングされるまで待つ。ステップS10
9で、画像形成した補正パターン62が検出手段60を
通過した、若しくは中間転写ベルトクリーナ手段50で
クリーニングされた場合は、ステップS110へ移行す
る。ステップS110では、前述したように、傷検知処
理(ノイズの除去処理)を行って、中間転写ベルト31
の傷による検出手段60の検出信号がノイズにならない
ように検出手段60の検知レベルを補正する。そして、
ステップS111へ移行し、傷検知処理を行なったこと
を示すフラグをセットしてステップS101へ戻る。
いないと判断した場合には、ステップS109へ移行す
る。ステップS109では前述したように中間転写ベル
ト31の周期ムラをキャンセルするために補正パターン
62のセットを複数回形成しているため、形成した残り
の補正パターン62が検出手段60を通過するまで、若
しくは中間転写ベルトクリーナ手段50で中間転写ベル
ト31がクリーニングされるまで待つ。ステップS10
9で、画像形成した補正パターン62が検出手段60を
通過した、若しくは中間転写ベルトクリーナ手段50で
クリーニングされた場合は、ステップS110へ移行す
る。ステップS110では、前述したように、傷検知処
理(ノイズの除去処理)を行って、中間転写ベルト31
の傷による検出手段60の検出信号がノイズにならない
ように検出手段60の検知レベルを補正する。そして、
ステップS111へ移行し、傷検知処理を行なったこと
を示すフラグをセットしてステップS101へ戻る。
【0047】図6のフローチャートでは明示していない
が、ステップS111のフラグは、図6のフローチャー
トに入ったときには必ずリセット(初期化)されてい
る。又、ステップS110で補正された検出手段60の
検知レベルは、不揮発性の記憶手段に記憶され、以降の
パターン検知を行うときに使用される。
が、ステップS111のフラグは、図6のフローチャー
トに入ったときには必ずリセット(初期化)されてい
る。又、ステップS110で補正された検出手段60の
検知レベルは、不揮発性の記憶手段に記憶され、以降の
パターン検知を行うときに使用される。
【0048】このように、補正パターン62の検出を行
った際の検出手段60の検知信号が所定の範囲外である
場合のみ、傷などによるノイズが発生したと判断して、
傷検知処理を行う。これにより、常に傷検知処理を行う
必要が無く、必要以上に傷などの外乱検知動作を行うこ
とによりレジストレーション補正時間が長くなったり、
傷検知処理のために逆に中間転写ベルト31に傷をつけ
易くなることを防止することができる。
った際の検出手段60の検知信号が所定の範囲外である
場合のみ、傷などによるノイズが発生したと判断して、
傷検知処理を行う。これにより、常に傷検知処理を行う
必要が無く、必要以上に傷などの外乱検知動作を行うこ
とによりレジストレーション補正時間が長くなったり、
傷検知処理のために逆に中間転写ベルト31に傷をつけ
易くなることを防止することができる。
【0049】実施例2
次に本発明の他の実施例について説明する。本実施例の
画像形成装置の基本構成、動作は実施例1の画像形成装
置100と同じである。従って、同一機能、構成を有す
る要素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実
施例に特徴的なレジストレーション補正制御について、
図7を参照して以下で説明する。
画像形成装置の基本構成、動作は実施例1の画像形成装
置100と同じである。従って、同一機能、構成を有す
る要素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実
施例に特徴的なレジストレーション補正制御について、
図7を参照して以下で説明する。
【0050】図7の処理は、メインのシーケンスより、
レジストレーション補正時に一定時間毎に、又は必要に
応じて呼ばれる。
レジストレーション補正時に一定時間毎に、又は必要に
応じて呼ばれる。
【0051】先ず、図7のステップS201では、補正
パターン62の画像形成を開始する。中間転写ベルト3
1の回転駆動による中間転写ベルト31周期のムラをキ
ャンセルするために、レジストレーションのずれを判断
できる、各色の補正パターン62で構成される補正パタ
ーン62のセットを中間転写ベルト31の周方向に複数
回作成する。次に、ステップS202に移行し、補正パ
ターン62のサンプリングを行う。つまり、中間転写ベ
ルト31の移動によって検出手段60の位置に補正パタ
ーン62が到達すると、検出手段60により補正パター
ン62間の時間差(間隔)をサンプリングする(但し、
ここでは中間転写ベルト31上の傷を検出している可能
性があるため、必ずしも検出手段60が補正パターン6
2を検出しているとは限らない。)。1回の補正パター
ン62のサンプリングが終了したら、ステップS203
へ移行する。ステップS203では、前述した中間転写
ベルト31の周期ムラをキャンセルするために、補正パ
ターン62のセットを複数回サンプリングしたか否かを
判断する。ステップS203でサンプリングしていない
と判断した場合には、ステップS202に戻り、次の補
正パターン62のセットをサンプリングする。ステップ
S203で必要回数のサンプリングが終了していると判
断した場合には、ステップS204へ移行する。ステッ
プS204では、ステップS202で複数回補正パター
ン62をサンプリングしたデータの平均化処理を行な
い、平均化処理をしたデータから各ステーション10
a、10b、10c、10dのレジストレーションが合
うように、それぞれの画像形成タイミングを補正する値
を演算する。そして、ステップS205へ移行する。
パターン62の画像形成を開始する。中間転写ベルト3
1の回転駆動による中間転写ベルト31周期のムラをキ
ャンセルするために、レジストレーションのずれを判断
できる、各色の補正パターン62で構成される補正パタ
ーン62のセットを中間転写ベルト31の周方向に複数
回作成する。次に、ステップS202に移行し、補正パ
ターン62のサンプリングを行う。つまり、中間転写ベ
ルト31の移動によって検出手段60の位置に補正パタ
ーン62が到達すると、検出手段60により補正パター
ン62間の時間差(間隔)をサンプリングする(但し、
ここでは中間転写ベルト31上の傷を検出している可能
性があるため、必ずしも検出手段60が補正パターン6
2を検出しているとは限らない。)。1回の補正パター
ン62のサンプリングが終了したら、ステップS203
へ移行する。ステップS203では、前述した中間転写
ベルト31の周期ムラをキャンセルするために、補正パ
ターン62のセットを複数回サンプリングしたか否かを
判断する。ステップS203でサンプリングしていない
と判断した場合には、ステップS202に戻り、次の補
正パターン62のセットをサンプリングする。ステップ
S203で必要回数のサンプリングが終了していると判
断した場合には、ステップS204へ移行する。ステッ
プS204では、ステップS202で複数回補正パター
ン62をサンプリングしたデータの平均化処理を行な
い、平均化処理をしたデータから各ステーション10
a、10b、10c、10dのレジストレーションが合
うように、それぞれの画像形成タイミングを補正する値
を演算する。そして、ステップS205へ移行する。
【0052】ステップS205では、ステップS204
で求めた演算結果が、画像形成処理のタイミング補正量
として、補正可能な所定の範囲を超えているか否かを判
断する。ステップS205で所定の範囲を超えていない
と判断した場合は、ステップS206へ移行し、ステッ
プS204で求めた演算結果を画像形成処理のタイミン
グに反映させて出口へ抜ける。ステップS205で所定
の範囲を超えていると判断した場合は、ステップS20
7へ移行する。
で求めた演算結果が、画像形成処理のタイミング補正量
として、補正可能な所定の範囲を超えているか否かを判
断する。ステップS205で所定の範囲を超えていない
と判断した場合は、ステップS206へ移行し、ステッ
プS204で求めた演算結果を画像形成処理のタイミン
グに反映させて出口へ抜ける。ステップS205で所定
の範囲を超えていると判断した場合は、ステップS20
7へ移行する。
【0053】ステップS207では、一度傷検知を行な
ったかどうかを示すフラグがセットされているか否かを
判断する。ステップS207でフラグがセットされてい
ると判断した場合には、ステップS208へ移行する。
この場合、傷検知処理によるノイズを取り除いても画像
処理タイミングの補正量が所定の範囲内ではない場合で
あり、レジストレーションは、補正可能範囲を超えた異
常の範囲までずれている。ステップS208では、操作
者に異常になったことを通知して、画像形成装置100
の動作を停止する。
ったかどうかを示すフラグがセットされているか否かを
判断する。ステップS207でフラグがセットされてい
ると判断した場合には、ステップS208へ移行する。
この場合、傷検知処理によるノイズを取り除いても画像
処理タイミングの補正量が所定の範囲内ではない場合で
あり、レジストレーションは、補正可能範囲を超えた異
常の範囲までずれている。ステップS208では、操作
者に異常になったことを通知して、画像形成装置100
の動作を停止する。
【0054】ステップS207でフラグがセットされて
いないと判断した場合にはステップS209へ移行す
る。ステップS209では、前述したように、傷検知処
理(ノイズの除去処理)を行って、中間転写ベルト31
の傷による検出手段60の検出信号がノイズにならない
ように検出手段60の検知レベルを補正する。そして、
ステップS210へ移行し、傷検知処理を行なったこと
を示すフラグをセットしてステップS201へ戻る。
いないと判断した場合にはステップS209へ移行す
る。ステップS209では、前述したように、傷検知処
理(ノイズの除去処理)を行って、中間転写ベルト31
の傷による検出手段60の検出信号がノイズにならない
ように検出手段60の検知レベルを補正する。そして、
ステップS210へ移行し、傷検知処理を行なったこと
を示すフラグをセットしてステップS201へ戻る。
【0055】図7のフローチャートでは明示していない
が、ステップS210のフラグは、図7のフローチャー
トに入ったときには必ずリセット(初期化)されてい
る。又、ステップS209で補正された検出手段60の
検知レベルは不揮発性の記憶手段に記憶され、以降のパ
ターン検知を行うときに使用される。
が、ステップS210のフラグは、図7のフローチャー
トに入ったときには必ずリセット(初期化)されてい
る。又、ステップS209で補正された検出手段60の
検知レベルは不揮発性の記憶手段に記憶され、以降のパ
ターン検知を行うときに使用される。
【0056】このように、補正パターン62の検出を行
った際の検出手段60の検知信号から得られる色ずれ補
正量が所定の範囲外である場合のみ、傷などによるノイ
ズが発生したと判断して、傷検知処理を行う。これによ
り、常に傷検知処理を行う必要が無く、必要以上に傷な
どの外乱検知動作を行うことによってレジストレーショ
ン補正時間が長くなったり、傷検知処理のために逆に中
間転写ベルト31に傷をつけ易くなることを防止するこ
とができる。
った際の検出手段60の検知信号から得られる色ずれ補
正量が所定の範囲外である場合のみ、傷などによるノイ
ズが発生したと判断して、傷検知処理を行う。これによ
り、常に傷検知処理を行う必要が無く、必要以上に傷な
どの外乱検知動作を行うことによってレジストレーショ
ン補正時間が長くなったり、傷検知処理のために逆に中
間転写ベルト31に傷をつけ易くなることを防止するこ
とができる。
【0057】尚、上記各実施例では、複数の像形成手段
により、中間転写ベルト31に重ねてトナー像を形成
し、その後このトナー像を一括して記録材Pに転写する
中間転写方式の画像形成装置に本発明を適用した場合に
ついて説明した。しかし、本発明は、複数の像形成手段
から、記録材搬送手段としての搬送ベルトに担持された
記録材にトナー像を重ねて転写する方式の画像形成装置
においても等しく適用可能であり、上記同様の効果を奏
することができる。
により、中間転写ベルト31に重ねてトナー像を形成
し、その後このトナー像を一括して記録材Pに転写する
中間転写方式の画像形成装置に本発明を適用した場合に
ついて説明した。しかし、本発明は、複数の像形成手段
から、記録材搬送手段としての搬送ベルトに担持された
記録材にトナー像を重ねて転写する方式の画像形成装置
においても等しく適用可能であり、上記同様の効果を奏
することができる。
【0058】図8は、本発明を適用し得る記録材搬送手
段を備える画像形成装置200の一例の概略構成を示
す。図8中、上記各実施例の画像形成装置100と同一
機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説
明は省略する。図8の画像形成装置200では、各ステ
ーション10a〜10dにおける画像形成タイミングに
合わせて記録材Pが搬送ベルト90まで搬送される。そ
して、搬送ベルト90上を各ステーション10a〜10
dへと搬送される記録材Pに、各ステーション10a〜
10dから各色の可視画像(トナー像)が転写される。
その後、記録材Pに転写された未定着のトナー像は、記
録材Pに定着される。記録材搬送手段としての搬送ベル
ト90は、トナー像が転写された記録材Pを担持して搬
送する可視画像搬送手段を構成する。
段を備える画像形成装置200の一例の概略構成を示
す。図8中、上記各実施例の画像形成装置100と同一
機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説
明は省略する。図8の画像形成装置200では、各ステ
ーション10a〜10dにおける画像形成タイミングに
合わせて記録材Pが搬送ベルト90まで搬送される。そ
して、搬送ベルト90上を各ステーション10a〜10
dへと搬送される記録材Pに、各ステーション10a〜
10dから各色の可視画像(トナー像)が転写される。
その後、記録材Pに転写された未定着のトナー像は、記
録材Pに定着される。記録材搬送手段としての搬送ベル
ト90は、トナー像が転写された記録材Pを担持して搬
送する可視画像搬送手段を構成する。
【0059】斯かる画像形成装置200においても、各
ステーション10a〜10dによる各色の画像のレジス
トレーション補正のために、上記各実施例の画像形成装
置100と同様に、搬送ベルト90に補正パターン62
を形成して、その位置情報を検知する。そして、上記各
実施例と同様にして、レジストレーションのずれが所定
の範囲内ではない場合にのみ、傷検知処理を行う。これ
により、上述の各実施例と同様の効果を得ることができ
る。
ステーション10a〜10dによる各色の画像のレジス
トレーション補正のために、上記各実施例の画像形成装
置100と同様に、搬送ベルト90に補正パターン62
を形成して、その位置情報を検知する。そして、上記各
実施例と同様にして、レジストレーションのずれが所定
の範囲内ではない場合にのみ、傷検知処理を行う。これ
により、上述の各実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、可視画像搬送手段の傷などの外乱による
ノイズの除去処理を行うことによるレジストレーション
補正の処理時間の増加を防ぎ、又、駆動時間増大による
可視画像搬送手段へのダメージを軽減することができ
る。このように、本発明によれば、必要以上に傷などの
外乱の検知を行うことを防止して、レジストレーション
補正の時間を短くすると共に、外乱の検知動作が、傷な
どの新たな外乱の原因となることを防止することができ
る。
装置によれば、可視画像搬送手段の傷などの外乱による
ノイズの除去処理を行うことによるレジストレーション
補正の処理時間の増加を防ぎ、又、駆動時間増大による
可視画像搬送手段へのダメージを軽減することができ
る。このように、本発明によれば、必要以上に傷などの
外乱の検知を行うことを防止して、レジストレーション
補正の時間を短くすると共に、外乱の検知動作が、傷な
どの新たな外乱の原因となることを防止することができ
る。
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構
成を示す概略断面図である。
成を示す概略断面図である。
【図2】図1の画像形成装置における補正パターンを検
知する検出手段付近のを示す概略図である。
知する検出手段付近のを示す概略図である。
【図3】図2と同様の部位の上視図である。
【図4】補正パターンの検出手段の概略内部回路を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】(a)補正パターン検知時、及び(b)、
(c)傷検知時における検出手段のフォトダイオード出
力電圧のレベル変化について説明するためのグラフ図で
ある。
(c)傷検知時における検出手段のフォトダイオード出
力電圧のレベル変化について説明するためのグラフ図で
ある。
【図6】レジストレーション補正制御の一実施例を示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図7】レジストレーション補正制御の他の実施例を示
すフローチャート図である。
すフローチャート図である。
【図8】本発明を適用し得る画像形成装置の他の例の概
略構成を示す要部概略断面図である。
略構成を示す要部概略断面図である。
10 画像形成部
20 給紙ユニット
30 中間転写ユニット
40 定着ユニット
60 補正パターン検出手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03G 21/00 370 G03G 21/00 370
(72)発明者 佐藤 光彦
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 池上 英之
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Fターム(参考) 2H027 DE02 DE07 DE09 EB06 EC03
ED04 ED06 EE07 EE08 EF06
GA30
2H030 AA01 AB02 AD16 BB02 BB16
BB42 BB44 BB56
2H200 FA04 FA09 GA12 GA23 GA34
GA44 GA47 GB12 GB25 HA02
HA12 HA28 HB03 HB14 HB26
JA02 JB07 JB10 JB12 JB16
JB20 JB32 JC04 JC07 JC12
LA30
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の像形成手段を有し、前記複数の像
形成手段により形成された画像を記録材に重畳させ画像
形成を行う画像形成装置であって、 前記複数の像形成手段により形成された可視画像を保持
搬送する可視画像搬送手段と、 前記可視画像搬送手段に前記複数の像形成手段により形
成される画像のずれを検知するための所定のパターン画
像を形成するパターン形成手段と、 前記パターン画像を検出し、前記複数の像形成手段によ
り形成される画像のずれを示す検知情報を出力する検出
手段と、を有し、前記検出手段の前記検知情報が所定の
範囲内ではない場合に、前記可視画像搬送手段が前記検
知情報に与える影響を検知する所定の処理を行うことを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記所定の処理は、前記パターン画像を
形成しない前記可視画像搬送手段の表面の傷を前記検出
手段により検出することを含むことを特徴とする請求項
1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記所定の処理を行った後に、再度前記
パターン画像を形成し、前記検出手段により該パターン
画像を検出する請求項1又は2の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記検出手段は、発光素子と、受光素子
と、を有し、前記可視画像搬送手段上に光を照射して反
射光量を測定することにより前記パターン画像を検出し
た時間差を検出し、各像形成手段により形成される画像
のずれを示す前記検知情報を出力することを特徴とする
請求項1、2又は3の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記可視画像搬送手段は、前記複数の像
形成手段により画像が形成される記録材をその上に担持
して搬送するための記録材搬送手段であることを特徴と
する請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装
置。 - 【請求項6】 前記可視画像搬送手段は、前記複数の像
形成手段によりその上に形成された画像を、その後記録
材へと転写するための中間転写体であることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367998A JP2003167407A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367998A JP2003167407A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003167407A true JP2003167407A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19177656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001367998A Pending JP2003167407A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003167407A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006072116A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Ricoh Printing Systems Ltd | 画像形成装置 |
JP2007199620A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 |
JP2013238671A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001367998A patent/JP2003167407A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006072116A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Ricoh Printing Systems Ltd | 画像形成装置 |
JP2007199620A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 |
JP2013238671A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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