JP2003166681A - ネジ無し電線管用カップリング - Google Patents

ネジ無し電線管用カップリング

Info

Publication number
JP2003166681A
JP2003166681A JP2001361969A JP2001361969A JP2003166681A JP 2003166681 A JP2003166681 A JP 2003166681A JP 2001361969 A JP2001361969 A JP 2001361969A JP 2001361969 A JP2001361969 A JP 2001361969A JP 2003166681 A JP2003166681 A JP 2003166681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coupling body
conduit
lip
packing
coupling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001361969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3509802B2 (ja
Inventor
Takao Kono
隆雄 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINSEI DIECAST KOGYO KK
Original Assignee
SHINSEI DIECAST KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINSEI DIECAST KOGYO KK filed Critical SHINSEI DIECAST KOGYO KK
Priority to JP2001361969A priority Critical patent/JP3509802B2/ja
Publication of JP2003166681A publication Critical patent/JP2003166681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3509802B2 publication Critical patent/JP3509802B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】現場作業性と防水効果に優れたネジ無し電線管
用カップリングを提供する。 【解決手段】カップリング本体(C)内の中間部へ嵌め
付けた防水用センターパッキング(CP)の一半部(3
2)に、断面楔型の電線管受け止めリップ(30)が倒
れ込み没入し得る段差部(33)を形成する一方、上記
カップリング本体(C)の開口両端部へ嵌め付けた前後
対称な防水用エンドパッキング(EP)(EP)の入口
側から張出し量(Y1)の少なく厚肉な第1リップ(2
7)(27)と、同じく奥側から張出し量(Y2)の多
く薄肉な第2リップ(28)(28)とを、何れも内向
きのほぼ直角(β)(β)に張り出すと共に、その第2
リップ(28)(28)が倒れ込み没入し得る段差部
(26)(26)を、上記エンドパッキング(EP)
(EP)の内周面に対応形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速道路やビルディ
ングの屋上、化学プラントなどのケーブル配線上、その
屋外での露出状態として使われるネジ無し電線管用カッ
プリングに関する。
【0002】
【従来の技術】外径寸法が約16mm〜54mmの比較的細
いネジ無し厚鋼電線管(ケーブル保護用鋼管)を工事現
場で切断し、その相互を接続配管するために好適なカッ
プリングとして、本出願人は既に実公平5−10496
号を提案し、その実施事業化により相当の成果を収める
ことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その後も工
事業者の要望を聴取し、鋭意研究を重ねてきた結果、上
記公知考案の構成では未だ下記諸問題のあることが判明
した。
【0004】即ち、第1にカップリング本体(10)の
開口両端部へ被着されているリング状の防水パッキング
(16)について、その入口部の外向き張り出しフラン
ジ(16b)はカップリング本体(10)の口径と実質
的に等しい口径のフラットな内周面を有しており、カッ
プリング本体(10)へ電線管(P)が挿入されても、
その電線管(P)の外周面へ圧着し得る弾性変形作用を
生じない。しかも、同じ防水パッキング(16)の奥部
に位置する外向き張り出しフランジ(16a)からは、
リップ(16c)の1個だけが内向きに張り出されてい
るに過ぎない。
【0005】そのため、その防水パッキング(16)の
内向き張り出しリップ(16c)が電線管(P)の挿入
を受けて、前後何れの方向にも伏倒作用し得るとして
も、電線管(P)の外周面を押しボルト(12)によっ
て一方向から押圧した場合、そのカップリング本体(1
0)に対して偏心した電線管(P)の外周面と、上記防
水パッキング(16)の内周面との相互間隙が拡大し
て、特に入口部から雨水が浸入しやすくなり、未だ完全
な防水効果を保つことができないばかりでなく、上記押
しボルト(12)の先端部が単純なフラット面をなし、
電線管(P)への強固な喰い付き力を発揮し難いことと
も相俟って、その電線管(P)の抜け止め効果にも劣
る。
【0006】第2に、カップリング本体(10)におけ
る中間部の内周面には、電線管用制止リップ(18a)
を備えたリング状の仕切りパッキング(18)が嵌め付
けられているけれども、その仕切りパッキング(18)
の口径は制止リップ(18a)を境界とする一半部と他
半部において、互いに相違変化されておらず、しかもカ
ップリング本体(10)の口径と実質的に等しく寸法化
されている。
【0007】そのため、電線管(P)によって押し倒さ
れることとなる制止リップ(18a)の逃げ込み退避場
所が無く、その制止リップ(18a)が仕切りパッキン
グ(18)の内周面へ重合した内向き盛り上がり状態に
なる結果、カップリング本体(10)に対する電線管
(P)の挿入に過大な抵抗を与え、その電線管(P)を
制止リップ(18a)の傾斜姿勢状態に順応する方向
(A)からすばやく滑らかに送り配管することができな
い。
【0008】第3に、上記制止リップ(18a)は予じ
め一方向へ傾斜した内向きの張り出し姿勢状態にある
が、その仕切りパッキング(18)自身がカップリング
本体(10)内の中間部に嵌め付けられているため、上
記制止リップ(18a)をカップリング本体(10)の
開口端部から覗き込むか、又は指先の挿入により手探り
するかしない限り、その傾斜姿勢状態と順応する方向
(A)からカップリング本体(10)へ、電線管(P)
をミスなく送り配管することができず、非常に面倒であ
って、現場作業性に劣る。
【0009】第4に、カップリング本体(10)の外周
面から隆起する凸座(13)の内部へ、押しボルト(1
2)の径大な頭部が沈没状態に受け入れられるようにな
っているため、その押しボルト(12)がミスなく完全
に締め上げられているか否かを、外部から一目瞭然に目
視検査することができず、又上記押しボルト(12)の
ネジ締結部分からカップリング本体(10)の内部へ雨
水の浸入するおそれがあるほか、その押しボルト(1
2)が振動や衝撃などの外力を受けて、容易にガタツキ
・弛緩してしまうおそれもある。
【0010】更に、第1〜4図の実施例に示されたカッ
プリングでは、上記凸座(13)が押しボルト(12)
の頭部までも受け入れる深さとして、カップリング本体
(10)の外周面から相当背高く隆起しているため、例
えば一定な大きさのケーブル配線用中継ボックス(図示
省略)から複数の電線管(P)を、その隣り合う相互の
接近した並列状態に派出させる必要があるような場合、
上記凸座(13)同志が衝当しないように、そのカップ
リング本体(10)から隆起する方向性を整然と揃えな
ければならず、配管工事上いたづらな制約を受けること
になる。これを換言すれば、上記凸座(13)が背高く
隆起する程、可及的に多数の電線管(P)を共通の中継
ボックスから、合理的な密集状態に派出させることが困
難である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の更なる改良を企図しており、そのための構成上ネジ
無し電線管との対応的なほぼ円筒型に造形されたカップ
リング本体と、
【0012】そのカップリング本体へ前後対称な配置の
少なくとも2個一対として、外周方向から各々進退操作
自在に植え込み螺入された電線管用押えボルトと、
【0013】上記カップリング本体の開口両端部に位置
しつつ、その内周面から一定深さだけ切り欠かれた前後
一対のエンドパッキング受け入れ凹溝へ、各々嵌め付け
られた前後対称なリング状の防水用エンドパッキング
と、
【0014】同じくカップリング本体の中間部に位置し
つつ、その内周面から一定深さだけ切り欠かれたセンタ
ーパッキング受け入れ凹溝へ、やはり嵌め付けられたリ
ング状の防水用センターパッキングとを備え、
【0015】そのセンターパッキングのほぼ中央部から
断面楔型の電線管受け止めリップを、上記カップリング
本体の内周面から一定量だけ内向きに、且つ前後何れか
一方へ傾斜した鋭角の姿勢状態に張り出して、
【0016】そのリップの傾斜姿勢状態に順応する方向
からカップリング本体へ上記電線管を挿入した時には、
上記リップが伏倒作用することにより、そのカップリン
グ本体に対する電線管の相対的な送り配管を許す一方、
【0017】上記リップの傾斜姿勢状態に逆らう方向か
らカップリング本体へ電線管を挿入した時には、そのリ
ップが電線管の切断端面と衝当して起立作用することに
より、その電線管を貫通不能に受け止めるように定めた
ネジ無し電線管用カップリングにおいて、
【0018】上記電線管受け止めリップを境界とする一
半部では、そのセンターパッキングの口径をカップリン
グ本体の口径とほぼ等しい寸法とし、残る他半部ではセ
ンターパッキングの口径を同じくカップリング本体の口
径よりも大きい寸法として相違変化させることにより、
その口径の大小差だけ陥没した段差部へ、上記リップが
倒れ込み没入し得るように定める一方、
【0019】上記エンドパッキングの各個をカップリン
グ本体の開口端面へ被着される大きな外径寸法のカバー
ヘッド部と、そのエンドパッキング受け入れ凹溝へ接着
剤によって嵌め付け固定される小さな外径寸法の差込み
脚部とから段付きリング形態に一体形成し、
【0020】しかも上記エンドパッキングにおける差込
み脚部での口径だけを、カップリング本体の口径よりも
大きい寸法として、その口径の大小差に基く段差部を陥
没させると共に、
【0021】上記カバーヘッド部の先端位置から張出し
量の少なく厚肉な第1リップと、上記差込み脚部におけ
る口径の段差位置から張出し量の多く薄肉な第2リップ
とを、何れも内向きのほぼ直角に張り出すことにより、
その第2リップが上記口径の大小差だけ陥没した段差部
へ、倒れ込み没入し得るように定めて、
【0022】上記電線管の外周面へ重畳的に圧着するエ
ンドパッキングの第1、2リップにより、上記カップリ
ング本体の開口両端部を防水状態に密封したことを特徴
とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1〜7はそのネジ無し電線管用
カップリングの組立状態を、図8、9は同じく分解状態
を各々示しており、(C)は亜鉛合金ダイカスト製品の
カップリング本体であって、一定な長さ(L)(例えば
約59mm〜112mm)と口径(D)(例えば約21.9
mm〜60.5mm)のほぼ円筒型に造形されている。
【0024】(10)(10)(10)(10)は前後
対称並びに左右対称な点在分布配置として、上記カップ
リング本体(C)の胴部から一定高さ(H)(例えば約
5mm〜6mm)だけ外向き連続的に隆起する複数個(図
1、3では合計4個)の凸座であり、その左右一対づつ
がカップリング本体(C)の前後方向から見て、互いに
一定の交叉角度(α)(例えば約60度)を保ってい
る。
【0025】但し、図1と対応する図2のような比較的
細いカップリングの場合には、上記凸部(10)(1
0)を前後対称な配置の2個一対として、カップリング
本体(C)の胴部から同じ方向へ隆起させることもあ
る。何れにしても、その凸座(10)(10)(10)
(10)は高くともカップリング本体(C)の外周面に
対する接線(K−K)を越えない程度として、可及的に
低く隆起させることが望ましい。
【0026】各凸座(10)(10)(10)(10)
は平面視の円形を呈しており、そのフラットな頂面の中
央部がシートパッキング受け入れ凹溝(11)(11)
(11)(11)として陥没されている。(12)(1
2)(12)(12)はその各シートパッキング受け入
れ凹溝(11)(11)(11)(11)のフラットな
溝底面から求心方向に沿って、上記カップリング本体
(C)の胴部に貫通形成されたネジ孔、(B)(B)
(B)(B)はその各ネジ孔(12)(12)(12)
(12)へカップリング本体(C)の外周方向から、進
退操作自在に植え込み螺入された電線管用押えボルトで
あって、ステンレス鋼(SUS304)などの発錆しな
い金属材から成る。
【0027】各押えボルト(B)(B)(B)(B)は
図10に抽出する如く、上記シートパッキング受け入れ
凹溝(11)(11)(11)(11)の開口径とほぼ
等しい寸法の径大な円錐頭部(13)(13)(13)
(13)と、上記ネジ孔(12)(12)(12)(1
2)に螺合締結されるネジ軸部(14)(14)(1
4)(14)とを備え、その円錐頭部(13)(13)
(13)(13)の中心には平面視の正六角形をなす回
動操作工具用係止凹溝(15)(15)(15)(1
5)が切り欠かれている一方、同じくネジ軸部(14)
(14)(14)(14)の先端面は断面ほぼ倒立V字
型に開く割溝(16)(16)(16)(16)の付与
により、その割溝(16)(16)(16)(16)が
陥没することとの相対的に隆起するリング状の喰い付き
爪(17)(17)(17)(17)として尖鋭化され
ている。
【0028】つまり、各押えボルト(B)(B)(B)
(B)は細い六角棒レンチを回動操作工具(18)とし
て進退操作され、これによる最終的な締め上げ時点にお
いて、その先端面の鋭利な喰い付き爪(17)(17)
(17)(17)が図15のように、電線管(M)の外
周面へ強固に喰い付き、その電線管(M)の外周面へリ
ング状の喰い付き痕跡を残すようになっている。それ程
強く喰い付く意味であり、電線管(M)の引き抜け対抗
強度を向上させることに役立つ。
【0029】(19)(19)(19)(19)は各凸
座(10)(10)(10)(10)の上記シートパッ
キング受け入れ凹溝(11)(11)(11)(11)
内へ嵌め込みセットされた防水用シートパッキングであ
って、ニトリルゴムやその他の弾性変形可能な材料から
成り、その弾力性によって上記押えボルト(B)(B)
(B)(B)を緩み止め状態に保つスプリングワッシャ
としても機能する。
【0030】その場合、各押えボルト(B)(B)
(B)(B)の径大な円錐頭部(13)(13)(1
3)(13)が上記シートパッキング(19)(19)
(19)(19)を圧縮し乍ら、同じくネジ軸部(1
4)(14)(14)(14)のリング状喰い付き爪
(17)(17)(17)(17)が電線管(M)の外
周面へ強固に喰い付くまで、その各押えボルト(B)
(B)(B)(B)を締め上げた最終時点においても、
上記円錐頭部(13)(13)(13)(13)はシー
トパッキング受け入れ凹溝(11)(11)(11)
(11)内へ沈没せず、依然としてカップリング本体
(C)の上記凸座(10)(10)(10)(10)か
ら張り出し露呈することにより、各押えボルト(B)
(B)(B)(B)がミスなく完全に締め上げられてい
るか否かを、外部から一目瞭然に目視検査できるように
なっている。
【0031】カップリング本体(C)の前後両端部は図
8のように、上記胴部の口径(D)よりも若干大きな口
径(d1)の拡開エッジ(20)(20)として、その
カップリング本体(C)の内周面から一定深さ(G1)
(例えば約2mm)だけ切り欠かれている。
【0032】又、(21)(21)はその一対の拡開エ
ッジ(20)(20)と隣接する奥部に位置しつつ、や
はりカップリング本体(C)の内周面から上記拡開エッ
ジ(20)(20)よりも深く陥没する一定深さ(G
2)(例えば約3mm〜4mm)の連続階段状態に切り欠か
れた前後対称な一対のエンドパッキング受け入れ凹溝で
あり、上記拡開エッジ(20)(20)での口径(d
1)よりも大きな口径(d2)を有することは、言うま
でもない。(L1)はその各エンドパッキング受け入れ
凹溝(21)(21)の切り欠き長さであり、例えば約
5mm〜7mmの寸法を有する。
【0033】(EP)(EP)はカップリング本体
(C)の前後方向から上記拡開エッジ(20)(20)
を通じて、その奥部のエンドパッキング受け入れ凹溝
(21)(21)内へ嵌め付けセットされる一対の防水
用エンドパッキングであり、図5、7のようなカップリ
ング本体(C)の外径(例えば約31.8mm〜72.5
mm)とほぼ等しい外径寸法のカバーヘッド部(22)
(22)と、上記エンドパッキング受け入れ凹溝(2
1)(21)の口径(d2)とほぼ等しい外径寸法の差
込み脚部(23)(23)とを備えた前後対称な段付き
リング形態として、耐候性や反撥弾性などに富むエチレ
ンプロピレンゴムやその他の弾性変形可能な材料から一
体形成されている。その場合、カバーヘッド部(22)
(22)の先端角隅部は図示のような円弧面として、丸
味を与えておくことが望ましい。
【0034】そして、各エンドパッキング(EP)(E
P)はカップリング本体(C)の前後方向から差し込ま
れ、その差込み脚部(23)(23)が図5、7のよう
に上記エンドパッキング受け入れ凹溝(21)(21)
内へ、接着剤(24)(24)を介して離脱不能に嵌め
付け一体化されている。
【0035】その状態では、差込み脚部(23)(2
3)とカバーヘッド部(22)(22)との境界外周面
に付与された凹周溝(25)(25)が、上記カップリ
ング本体(C)の拡開エッジ(20)(20)へ嵌まり
付くと共に、そのカップリング本体(C)の前後両端面
へカバーヘッド部(22)(22)が被着することにな
る。尚、上記接着剤(24)(24)は各エンドパッキ
ング(EP)(EP)の差込み脚部(23)(23)又
はそのエンドパッキング受け入れ凹溝(21)(21)
内の全体のみならず、その一部だけに塗布してもさしつ
かえない。
【0036】特に、各エンドパッキング(EP)(E
P)の差込み脚部(23)(23)だけは、上記カップ
リング本体(C)に対するエンドパッキング受け入れ凹
溝(21)(21)の切り欠き深さ(G2)よりも、言
わば浅く薄肉化されることにより、その差込み脚部(2
3)(23)での口径(d3)が上記カップリング本体
(C)における胴部での口径(D)よりも、大きな寸法
として相違変化している。
【0037】その口径(d3)(D)の大小差(S1)
(例えば約1mm〜1.5mm)だけ陥没した段差部(2
6)(26)へ、各エンドパッキング(EP)(EP)
の後述する第2リップが逃げる如く、倒れ込み没入し得
るようになっているのである。尚、各エンドパッキング
(EP)(EP)における上記差込み脚部(23)(2
3)を除く残余部分での口径は、カップリング本体
(C)の上記口径(D)とほぼ等しい寸法である。
【0038】しかも、各エンドパッキング(EP)(E
P)を形作る上記カバーヘッド部(22)(22)の先
端位置からは、第1リップ(27)(27)が一定量
(Y1)だけ内向きのほぼ直角(β)に張り出されてい
るほか、同じく差込み脚部(23)(23)における口
径(d3)の相違変化した上記段差位置からは、別な第
2リップ(28)(28)が一定量(Y2)だけやはり
内向きのほぼ直角(β)に張り出されてもいる。
【0039】その際、各エンドパッキング(EP)(E
P)の入口側に位置する第1リップ(27)(27)の
肉厚(T1)は例えば約2mm〜3mmとして、同じく奥側
に存在する第2リップ(28)(28)の肉厚(T2)
(例えば約1mm〜1.5mm)よりも、厚く相違変化され
ている。又、その第1リップ(27)(27)における
カップリング本体(C)の内周面から張り出す一定量
(Y1)は例えば約1.5mm〜2mmとして、上記第2リ
ップ(28)(28)が同じくカップリング本体(C)
の内周面から張り出す一定量(Y2)(例えば約3mm〜
4mm)よりも、少なく寸法化されている。
【0040】つまり、各エンドパッキング(EP)(E
P)の第2リップ(28)(28)は前後何れの方向に
も抵抗少なく伏倒作用して、その何れの方向からでも電
線管(M)をカップリング本体(C)へ受け入れること
ができ、仮令電線管(M)の送り配管により、上記差込
み脚部(23)(23)の段差部(26)(26)へ没
入しない方向に押し倒されたとしても、その薄肉の高弾
力性により電線管(M)の外周面へ、言わば馴染み良く
且つ比較的弱い復元力のもとに圧着する。
【0041】これに比して、同じく各エンドパッキング
(EP)(EP)の第1リップ(27)(27)は電線
管(M)の押し倒し力を受けるも、その厚肉の低弾力性
により容易には伏倒せず、強い復元力を発揮して電線管
(M)の外周面へ圧着することにより、完全な防水効果
を保つことができるようになっているのである。
【0042】この点、各エンドパッキング(EP)(E
P)の差込み脚部(23)(23)には、上記口径(d
3)(D)の大小差(S1)に基く段差部(26)(2
6)が形成されているため、電線管(M)が後述するセ
ンターパッキングの電線管受け止めリップと順応する方
向から、カップリング本体(C)への貫通状態に送り配
管された場合、その出口側となるエンドパッキング(E
P)の第1リップ(27)は、カップリング本体(C)
から剥離される如き電線管(M)の押し倒し付勢力を受
けることになるが、そのエンドパッキング(EP)(E
P)は差込み脚部(23)(23)において、上記カッ
プリング本体(C)のエンドパッキング受け入れ凹溝
(21)(21)内へ、特に接着剤(24)(24)に
より固定されているため、そのカップリング本体(C)
から剥離されてしまうおそれはない。
【0043】更に、(29)は上記カップリング本体
(C)における胴部の中間に位置しつつ、その内周面か
ら一定深さ(G3)だけ陥没する状態に切り欠かれたセ
ンターパッキング受け入れ凹溝であり、その切り欠き深
さ(G3)は上記エンドパッキング受け入れ凹溝(2
1)(21)の切り欠き深さ(G2)とほぼ等しいが、
同じく切り欠き長さ(L2)はエンドパッキング受け入
れ凹溝(21)(21)の切り欠き長さ(L1)よりも
長く、その短かくとも2倍に相当する例えば約10〜1
4mmとして寸法化されている。
【0044】(CP)は上記センターパッキング受け入
れ凹溝(29)内へ嵌め付けセットされた防水用センタ
ーパッキングであり、引裂抵抗を有するクロロプレンゴ
ム(好ましくは商品名:ネオプレン)やその他の弾性変
形可能な材料からリング状に造形されているが、特にそ
のほぼ中央部からは先細りの断面楔型をなす電線管受け
止めリップ(30)が、上記カップリング本体(C)の
内周面から一定量(Z)だけ内向きに、且つ前後何れか
一方へ傾斜した鋭角(γ)の姿勢状態として張り出され
てもいる。
【0045】そのカップリング本体(C)の内周面から
内向きに張り出す一定量(Z)は、電線管(M)の厚み
とほぼ等しい寸法(例えば約2mm〜3mm)か、若しくは
上記エンドパッキング(EP)(EP)における第2リ
ップ(28)(28)が内向きに張り出す一定量(Y
2)とほぼ等しい寸法として、又同じくカップリング本
体(C)の内周面と交叉する鋭角(γ)は、約30度〜
60度として各々設定することが望ましい。
【0046】しかも、このような斜め内向きに張り出す
電線管受け止めリップ(30)を境界として、その受け
止めリップ(30)の背側となるセンターパッキング
(CP)の一半部(31)では、これの口径(d4)が
カップリング本体(C)の口径(D)とほぼ等しく寸法
化されているに反して、同じく受け止めリップ(30)
の腹側となるセンターパッキング(CP)の他半部(3
2)では、そのパッキング(32)の口径(d5)がカ
ップリング本体(C)の上記口径(D)よりも若干大き
く寸法化されており、その口径(d5)(d4)の大小
差(S2)(例えば約1〜1.5mm)だけ陥没した段差
部(33)へ、上記電線管受け止めリップ(30)が図
11のように倒れ込み没入できるようになっている。
【0047】つまり、センターパッキング(CP)の肉
厚がその電線管受け止めリップ(30)の背側となる一
半部(31)では、上記センターパッキング受け入れ凹
溝(29)の切り欠き深さ(G3)と対応する厚肉な寸
法として、同じく受け止めリップ(30)の腹側となる
他半部(32)では、そのセンターパッキング受け入れ
凹溝(29)の切り欠き深さ(G3)よりも言わば浅く
薄肉な寸法(例えば約2mm〜2.5mm)として、互いに
相違変化されているのである。
【0048】そして、このようなセンターパッキング
(CP)のほぼ中央部から、断面楔型の電線管受け止め
リップ(30)が予じめ前後何れか一方へ鋭角(γ)の
傾斜姿勢状態として、上記カップリング本体(C)の内
周面から一定量(Z)だけ内向きに張り出しているた
め、その傾斜姿勢状態に順応する方向(F)から図11
のように、電線管(M)をカップリング本体(C)へ挿
入した時には、その受け止めリップ(30)が抵抗なく
滑らかに伏倒作用して、カップリング本体(C)に対す
る電線管(M)の相対的な送り配管が可能となる。
【0049】又、上記電線管受け止めリップ(30)の
傾斜姿勢状態に逆らう方向(R)から図12のように、
電線管(M)をカップリング本体(C)へ挿入した時に
は、その電線管(M)の切断端面が上記受け止めリップ
(30)に自づと衝当して、そのリップ(30)がカッ
プリング本体(C)の内周面からほぼ直角に立て起こさ
れることとなるため、その楔作用により電線管(M)が
カップリング本体(C)の貫通不能として確実に受け止
められ、上記逆方向(R)からの送り配管を行なうこと
ができないのである。
【0050】従って、上記カップリング本体(C)へ前
後の両方向(F)(R)から電線管(M)を挿入すれ
ば、その切断端面同志が図13のように、カップリング
本体(C)内の中間部に起立するセンターパッキング
(CP)の電線管受け止めリップ(30)を介して、自
づと正確な突き合わせ接続状態に保たれることとなり、
何れの電線管(M)もカップリング本体(C)の外周方
向から螺進操作された上記押えボルト(B)(B)
(B)(B)と、その電線管(M)の外周面へ重畳的又
は並列的に圧着したエンドパッキング(EP)(EP)
の第1、2リップ(27)(27)(28)(28)と
によって、カップリング本体(C)からの完全な抜け止
め状態に固定維持され、併せて防水効果も確実に達成さ
れるのである。
【0051】(34)は上記電線管受け止めリップ(3
0)の傾斜姿勢状態に順応する方向(F)を、外部から
目視できるようにする矢印やその他の案内指標であっ
て、カップリング本体(C)における胴部の外周面に付
与されている。その結果、その案内指標(34)に応じ
て電線管(M)をカップリング本体(C)へ挿入すれ
ば、その送り配管をミスなく行なえることとなり、従来
技術のように上記受け止めリップ(30)をカップリン
グ本体(C)の開口端部から一々覗き込んだり、或いは
指先を挿入して手探りしたりする必要がない。
【0052】特に、上記案内指標(34)を矢印とし
て、図1のようなカップリング本体(C)における電線
管用押えボルト(B)(B)(B)(B)の左右対称な
長手中心線上や、図2のような前後一対の押えボルト
(B)(B)を結ぶ長手中心線上へ配置させつつ、しか
もカップリング本体(C)の前後何れか一方へ偏倚した
開口端部付近へ刻印することが望ましい。一目瞭然さに
優れ、電線管(M)の送り配管ミスをますます確実に予
防できるからである。
【0053】次に、図16〜20は上記カップリングと
の対応的な組をなすネジ無し電線管用コネクターに係
り、その電線管(M)をケーブル配線用中継ボックス
(35)へ接続固定するために使われる。図17、18
はその電線管(M)同志の接近した密集状態の並列配管
施工例を示している。
【0054】(36)は亜鉛合金ダイカスト製品のコネ
クター本体であって、上記カップリング本体(C)と同
じ口径(D)と外径寸法のほぼ円筒型に造形されてお
り、その基端部の中心から連続的に張り出す径小な差込
みネジ口筒(37)が、上記中継ボックス(35)の壁
面へ差し込まれた上、その内部からリングナット(3
8)によって締結固定されることとなる。
【0055】(39)は上記差込みネジ口筒(37)を
囲むリング形態として、そのコネクター本体(36)の
基端面に切り欠かれたシートパッキング受け入れ凹溝で
あり、ここに嵌め付けセットされた防水用シートパッキ
ング(40)が、上記リングナット(38)の締付け力
を受けて圧縮され、そのコネクター本体(36)の基端
面と中継ボックス(35)の壁面との相互間を密封する
ようになっている。
【0056】(41)は上記コネクター本体(36)の
胴部から外向き連続的に隆起する1個の端子受け座であ
って、その頂面が凹凸粗面化されており、ここに載置セ
ットされた図外のアース端子が、その端子受け座(4
1)へ植え込み螺入された押えビス(42)によって、
押え付け固定されることとなる。
【0057】又、上記コネクター本体(36)の胴部に
は左右一対の電線管用押えボルト(B)(B)が、やは
り一定の交叉角度(α)を保つ対称状態に植え込み螺入
されており、同じくコネクター本体(36)の開口先端
部には防水用エンドパッキング(EP)が嵌め付けセッ
トされてもいるが、これらの関係構成は図1〜15に説
示した上記ネジ無し電線管用カップリングと実質的に同
一であるため、その図16〜20に図1〜15との対応
符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略す
る。
【0058】何れにしても、図示の実施形態では上記カ
ップリング本体(C)やコネクター本体(36)の胴部
に点在分布する凸座(10)(10)(10)(10)
が、そのほぼ円筒型カップリング本体(C)やコネクタ
ー本体(36)の外周面に対する接線(K−K)を実質
上越えない一定高さ(H)として、可及的に低く隆起さ
れているため、図17、18のような複数の電線管
(M)を並列状態に配管する場合、その隣り合う相互の
接近した密集状態に配管することができ、著しく合理的
であると言える。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明ではネジ無し電線
管(M)との対応的なほぼ円筒型に造形されたカップリ
ング本体(C)と、
【0060】そのカップリング本体(C)へ前後対称な
配置の少なくとも2個一対として、外周方向から各々進
退操作自在に植え込み螺入された電線管用押えボルト
(B)(B)(B)(B)と、
【0061】上記カップリング本体(C)の開口両端部
に位置しつつ、その内周面から一定深さ(G2)だけ切
り欠かれた前後一対のエンドパッキング受け入れ凹溝
(21)(21)へ、各々嵌め付けられた前後対称なリ
ング状の防水用エンドパッキング(EP)(EP)と、
【0062】同じくカップリング本体(C)の中間部に
位置しつつ、その内周面から一定深さ(G3)だけ切り
欠かれたセンターパッキング受け入れ凹溝(29)へ、
やはり嵌め付けられたリング状の防水用センターパッキ
ング(CP)とを備え、
【0063】そのセンターパッキング(CP)のほぼ中
央部から断面楔型の電線管受け止めリップ(30)を、
上記カップリング本体(C)の内周面から一定量(Z)
だけ内向きに、且つ前後何れか一方へ傾斜した鋭角
(γ)の姿勢状態に張り出して、
【0064】そのリップ(30)の傾斜姿勢状態に順応
する方向(F)からカップリング本体(C)へ上記電線
管(M)を挿入した時には、上記リップ(30)が伏倒
作用することにより、そのカップリング本体(C)に対
する電線管(M)の相対的な送り配管を許す一方、
【0065】上記リップ(30)の傾斜姿勢状態に逆ら
う方向(R)からカップリング本体(C)へ電線管
(M)を挿入した時には、そのリップ(30)が電線管
(M)の切断端面と衝当して起立作用することにより、
その電線管(M)を貫通不能に受け止めるように定めた
ネジ無し電線管用カップリングにおいて、
【0066】上記電線管受け止めリップ(30)を境界
とする一半部(31)では、そのセンターパッキング
(CP)の口径(d4)をカップリング本体(C)の口
径(D)とほぼ等しい寸法とし、残る他半部(32)で
はセンターパッキング(CP)の口径(d5)を同じく
カップリング本体(C)の口径(D)よりも大きい寸法
として相違変化させることにより、その口径(d4)
(d5)の大小差(S2)だけ陥没した段差部(26)
へ、上記リップ(30)が倒れ込み没入し得るように定
める一方、
【0067】上記エンドパッキング(EP)(EP)の
各個をカップリング本体(C)の開口端面へ被着される
大きな外径寸法のカバーヘッド部(22)(22)と、
そのエンドパッキング受け入れ凹溝(21)(21)へ
接着剤(24)(24)によって嵌め付け固定される小
さな外径寸法の差込み脚部(23)(23)とから段付
きリング形態に一体形成し、
【0068】しかも上記エンドパッキング(EP)(E
P)における差込み脚部(23)(23)での口径(d
3)だけを、カップリング本体(C)の口径(D)より
も大きい寸法として、その口径(d3)(D)の大小差
(S1)に基く段差部(26)(26)を陥没させると
共に、
【0069】上記カバーヘッド部(22)(22)の先
端位置から張出し量(Y1)の少なく厚肉な第1リップ
(27)(27)と、上記差込み脚部(23)(23)
における口径(d3)の段差位置から張出し量(Y2)
の多く薄肉な第2リップ(28)(28)とを、何れも
内向きのほぼ直角(β)(β)に張り出すことにより、
その第2リップ(28)(28)が上記口径(d3)
(D)の大小差(S1)だけ陥没した段差部(26)
(26)へ、倒れ込み没入し得るように定めて、
【0070】上記電線管(M)の外周面へ重畳的に圧着
するエンドパッキング(EP)(EP)の第1、2リッ
プ(27)(27)(28)(28)により、上記カッ
プリング本体(C)の開口両端部を防水状態に密封して
あるため、冒頭に述べた公知考案の諸問題を悉く改良で
きる効果がある。
【0071】即ち、本発明の上記構成によれば、カップ
リング本体(C)内の中間部に位置するセンターパッキ
ング受け入れ凹溝(29)へ嵌め付けられた防水用セン
ターパッキング(CP)から断面楔型の電線管受け止め
リップ(30)が、上記カップリング本体(C)の内周
面から一定量(Z)だけ内向きに、且つ前後何れか一方
へ傾斜した鋭角(γ)の姿勢状態として張り出されてお
り、そのリップ(30)の傾斜姿勢状態に順応する方向
(F)からカップリング本体(C)へ電線管(M)を挿
入した時には、上記リップ(30)が伏倒作用して、そ
のカップリング本体(C)に対する電線管(M)の相対
的な送り配管を許す一方、同じくリップ(30)の傾斜
姿勢状態に逆らう方向(R)からカップリング本体
(C)へ電線管(M)を挿入した時には、そのリップ
(30)が電線管(M)の切断端面と自づと衝当して起
立作用することにより、その電線管(M)を貫通不能に
受け止めるようになっている。
【0072】そのため、図21、22に示唆する如く、
中継ボックス(35)(35)のネジ無し電線管用コネ
クターから順次に派出してきた両電線管(M1)(M
2)の切断端面同志を、その配管工事の最終時点におい
て突き合わせ接続作業するような場合に、そのカップリ
ング本体(C)に対して各電線管(M1)(M2)を一
方向(F)へ送り配管する如く、これとの相対的にカッ
プリング自身を図21のように隣り合う一方の電線管
(M1)へ、又はその前後の向きを変えた図22のよう
に他方の電線管(M2)へ各々套嵌させて、上記最終時
点での突き合わせ個所(X)から一旦退避させることに
より、その両電線管(M1)(M2)の切断端面同志を
正確な同芯連通状態に突き合わせることができる。
【0073】上記カップリング自身を套嵌させた図2
1、22の状態では、その何れにしてもセンターパッキ
ング(CP)の電線管受け止めリップ(30)が図11
からも明白な通り、電線管(M1)(M2)によって一
旦強制的に押し倒されることとなる。
【0074】その結果、図21、22のように両電線管
(M1)(M2)の切断端面同志を突き合わせた後に
も、その電線管(M1)(M2)に沿ってカップリング
自身を図23のように、上記突き合わせ個所(X)へ言
わば跨がる接続状態にスライドバックさせることがで
き、そうすれば上記センターパッキング(CP)の電線
管受け止めリップ(30)が、図13からも明白なよう
にほぼ直角な起立状態に復元して、両電線管(M1)
(M2)の切断端面と衝当することになり、茲に両電線
管(M1)(M2)の最終的な突き合わせ個所(X)
が、本発明のカップリングによって正確な接続配管状態
に固定維持されるのである。
【0075】その場合、上記電線管受け止めリップ(3
0)を境界とする一半部(31)では、そのセンターパ
ッキング(CP)の口径(d4)がカップリング本体
(C)の口径(D)とほぼ等しい寸法を有するに反し
て、残る他半部(32)では上記センターパッキング
(CP)の口径(d5)が同じくカップリング本体
(C)の口径(D)よりも大きい寸法として相違変化さ
れており、その口径(d5)(d4)の大小差(S1)
だけ陥没した段差部(33)へ、上記電線管受け止めリ
ップ(30)が倒れ込み没入し得るように定められてい
るため、上記カップリング本体(C)に対する電線管
(M)の相対的な送り配管を、極めて滑らかにすばやく
行なうことができ、そのリップ(30)の過大な抵抗を
受けることがない。
【0076】又、上記カップリング本体(C)の開口両
端部には前後対称な一対のリング状をなす防水用エンド
パッキング(EP)(EP)が嵌め付けられており、こ
れらから第1、2リップ(27)(27)(28)(2
8)が何れも内向きのほぼ直角(β)(β)に張り出さ
れているが、その入口側に位置する第1リップ(27)
(27)は厚肉であると雖も張出し量(Y1)の少な
く、他方奥側に位置する第2リップ(28)(28)は
張出し量(Y2)の多くても薄肉として相違変化されて
いる。しかも、その第2リップ(28)(28)が上記
口径(d3)(D)の大小差(S1)だけ陥没した段差
部(26)(26)へ、倒れ込み没入し得るように設定
されている。
【0077】そのため、図11、12に示すように、前
後何れの方向(F)(R)からカップリング本体(C)
へ電線管(M)を挿入する場合でも、上記防水用エンド
パッキング(EP)(EP)の第1、2リップ(27)
(27)(28)(28)が滑らかに伏倒作用し、過大
な抵抗を受けることもなく、その電線管(M)の挿入作
業をすばやく行なえるのである。
【0078】そして、図13に示す電線管(M)の接続
配管状態では、上記防水用エンドパッキング(EP)
(EP)における入口側の厚肉な第1リップ(27)
(27)が、その電線管(M)の外周面へ強い復元力の
もとに圧着すると共に、奥側に隣り合う張出し量(Y
2)の多い第2リップ(28)(28)が、同じく電線
管(M)の外周面へ大きな摩擦面積のもとに圧着するた
め、上記カップリング本体(C)の開口両端部を重畳的
に密封でき、その入口側から決して雨水が浸入しない優
れた防水効果を得られることになる。
【0079】特に、請求項2の構成を採用するならば、
電線管用押えボルト(B)(B)(B)(B)に介挿さ
れた防水用シートパッキング(19)(19)(19)
(19)によって、その押えボルト(B)(B)(B)
(B)のネジ軸部(14)(14)(14)(14)に
沿う雨水の浸入を密封でき、又そのネジ軸部(14)
(14)(14)(14)の鋭利なリング状喰い付き爪
(17)(17)(17)(17)が、電線管(M)の
外周面へ強固に喰い付くため、電線管(M)の外周面に
対するエンドパッキング(EP)(EP)の重畳的な圧
着力とも相俟って、優れた引き抜け対抗強度を達成し得
るほか、上記押えボルト(B)(B)(B)(B)の完
全に締め上げられた最終時点でも、その径大な円錐頭部
(13)(13)(13)(13)がカップリング本体
(C)の凸座(10)(10)(10)(10)から張
り出し露呈するようになっているため、これを外部から
目視することにより、その押えボルト(B)(B)
(B)(B)の締め上げミスを容易に検査することもで
きる効果がある。
【0080】更に、請求項3の構成を採用するならば、
カップリング本体(C)の外周面に表出する矢印などの
案内指標(34)に従って、電線管(M)をカップリン
グ本体(C)への相対的に便利良く送り配管することが
でき、現場作業性に著しく優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネジ無し電線管用カップリングの
組立状態を示す斜面図である。
【図2】図1に対応する別なネジ無し電線管用カップリ
ングの組立状態を示す斜面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図4の5−5線に沿う断面図である。
【図6】図4の6−6線に沿う断面図である。
【図7】図5の一部を抽出して示す部分拡大断面図であ
る。
【図8】ネジ無し電線管用カップリングの分解状態を示
す半欠截断面図である。
【図9】図8の9−9線に沿う断面図である。
【図10】押えボルトを抽出して示す斜面図である。
【図11】カップリング本体に対する電線管の送り配管
状態を示す断面図である。
【図12】同じく電線管の受け止め状態を示す断面図で
ある。
【図13】電線管の突き合わせ接続状態を示す断面図で
ある。
【図14】図13の14−14線に沿う断面図である。
【図15】図14の15−15線に沿う部分拡大断面図
である。
【図16】ネジ無し電線管用コネクターを示す斜面図で
ある。
【図17】ネジ無し電線管の接近した並列配管状態を示
す平面図である。
【図18】図17の18−18線に沿う拡大断面図であ
る。
【図19】図17の19−19線に沿う拡大断面図であ
る。
【図20】図19の20−20線に沿う拡大断面図であ
る。
【図21】電線管の突き合わせ接続作業過程を示す断面
模式図である。
【図22】同じく逆方向からの突き合わせ接続作業過程
を示す断面模式図である。
【図23】電線管の接続完了状態を示す断面模式図であ
る。
【符号の説明】
(10)・凸座 (11)・シートパッキング受け入れ凹溝 (12)・ネジ孔 (13)・円錐頭部 (14)・ネジ軸部 (17)・喰い付き爪 (19)・シートパッキング (21)・エンドパッキング受け入れ凹溝 (22)・カバーヘッド部 (23)・差込み脚部 (24)・接着剤 (26)・段差部 (27)・第1リップ (28)・第2リップ (29)・センターパッキング受け入れ凹溝 (30)・電線管受け止めリップ (31)・一半部 (32)・他半部 (33)・段差部 (34)・案内指標 (36)・コネクター本体 (C)・カップリング本体 (B)・押えボルト (CP)・センターパッキング (EP)・エンドパッキング (D)・カップリング本体の口径 (T1)・第1リップの肉厚 (T2)・第2リップの肉厚 (Y1)(Y2)・張出し量 (Z)・張出し量 (α)・交叉角度 (γ)・傾斜角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネジ無し電線管(M)との対応的なほぼ円
    筒型に造形されたカップリング本体(C)と、 そのカップリング本体(C)へ前後対称な配置の少なく
    とも2個一対として、外周方向から各々進退操作自在に
    植え込み螺入された電線管用押えボルト(B)(B)
    (B)(B)と、 上記カップリング本体(C)の開口両端部に位置しつ
    つ、その内周面から一定深さ(G2)だけ切り欠かれた
    前後一対のエンドパッキング受け入れ凹溝(21)(2
    1)へ、各々嵌め付けられた前後対称なリング状の防水
    用エンドパッキング(EP)(EP)と、 同じくカップリング本体(C)の中間部に位置しつつ、
    その内周面から一定深さ(G3)だけ切り欠かれたセン
    ターパッキング受け入れ凹溝(29)へ、やはり嵌め付
    けられたリング状の防水用センターパッキング(CP)
    とを備え、 そのセンターパッキング(CP)のほぼ中央部から断面
    楔型の電線管受け止めリップ(30)を、上記カップリ
    ング本体(C)の内周面から一定量(Z)だけ内向き
    に、且つ前後何れか一方へ傾斜した鋭角(γ)の姿勢状
    態に張り出して、 そのリップ(30)の傾斜姿勢状態に順応する方向
    (F)からカップリング本体(C)へ上記電線管(M)
    を挿入した時には、上記リップ(30)が伏倒作用する
    ことにより、そのカップリング本体(C)に対する電線
    管(M)の相対的な送り配管を許す一方、 上記リップ(30)の傾斜姿勢状態に逆らう方向(R)
    からカップリング本体(C)へ電線管(M)を挿入した
    時には、そのリップ(30)が電線管(M)の切断端面
    と衝当して起立作用することにより、その電線管(M)
    を貫通不能に受け止めるように定めたネジ無し電線管用
    カップリングにおいて、 上記電線管受け止めリップ(30)を境界とする一半部
    (31)では、そのセンターパッキング(CP)の口径
    (d4)をカップリング本体(C)の口径(D)とほぼ
    等しい寸法とし、残る他半部(32)ではセンターパッ
    キング(CP)の口径(d5)を同じくカップリング本
    体(C)の口径(D)よりも大きい寸法として相違変化
    させることにより、その口径(d4)(d5)の大小差
    (S2)だけ陥没した段差部(26)へ、上記リップ
    (30)が倒れ込み没入し得るように定める一方、 上記エンドパッキング(EP)(EP)の各個をカップ
    リング本体(C)の開口端面へ被着される大きな外径寸
    法のカバーヘッド部(22)(22)と、そのエンドパ
    ッキング受け入れ凹溝(21)(21)へ接着剤(2
    4)(24)によって嵌め付け固定される小さな外径寸
    法の差込み脚部(23)(23)とから段付きリング形
    態に一体形成し、 しかも上記エンドパッキング(EP)(EP)における
    差込み脚部(23)(23)での口径(d3)だけを、
    カップリング本体(C)の口径(D)よりも大きい寸法
    として、その口径(d3)(D)の大小差(S1)に基
    く段差部(26)(26)を陥没させると共に、 上記カバーヘッド部(22)(22)の先端位置から張
    出し量(Y1)の少なく厚肉な第1リップ(27)(2
    7)と、上記差込み脚部(23)(23)における口径
    (d3)の段差位置から張出し量(Y2)の多く薄肉な
    第2リップ(28)(28)とを、何れも内向きのほぼ
    直角(β)(β)に張り出すことにより、その第2リッ
    プ(28)(28)が上記口径(d3)(D)の大小差
    (S1)だけ陥没した段差部(26)(26)へ、倒れ
    込み没入し得るように定めて、 上記電線管(M)の外周面へ重畳的に圧着するエンドパ
    ッキング(EP)(EP)の第1、2リップ(27)
    (27)(28)(28)により、上記カップリング本
    体(C)の開口両端部を防水状態に密封したことを特徴
    とするネジ無し電線管用カップリング。
  2. 【請求項2】カップリング本体(C)の胴部から一定高
    さ(H)だけ隆起する凸座(10)(10)(10)
    (10)の各個に、その頂面から陥没するシートパッキ
    ング受け入れ凹溝(11)(11)(11)(11)を
    設ける一方、 電線管用押えボルト(B)(B)(B)(B)の各個を
    上記シートパッキング受け入れ凹溝(11)(11)
    (11)(11)の開口径とほぼ等しい寸法の径大な円
    錐頭部(13)(13)(13)(13)と、先端面が
    リング状の喰い付き爪(17)(17)(17)(1
    7)として尖鋭化されたネジ軸部(14)(14)(1
    4)(14)とから形作り、 上記シートパッキング受け入れ凹溝(11)(11)
    (11)(11)へ嵌め込んだ防水用シートパッキング
    (19)(19)(19)(19)をスプリングワッシ
    ャとして、上記押えボルト(B)(B)(B)(B)の
    ネジ軸部(14)(14)(14)(14)をカップリ
    ング本体(C)の胴部へ植え込み螺入させると共に、 そのネジ軸部(14)(14)(14)(14)の喰い
    付き爪(17)(17)(17)(17)が電線管
    (M)の外周面へ強固に喰い付くまで、上記押えボルト
    (B)(B)(B)(B)を締め上げた最終時点におい
    ても、その押えボルト(B)(B)(B)(B)の円錐
    頭部(13)(13)(13)(13)が依然として上
    記凸座(10)(10)(10)(10)から張り出し
    露呈するように定めことを特徴とする請求項1記載のネ
    ジ無し電線管用カップリング。
  3. 【請求項3】電線管受け止めリップ(30)の傾斜姿勢
    状態に順応する電線管(M)の挿入方向(F)を、カッ
    プリング本体(C)の胴部に付与された矢印やその他の
    案内指標(34)によって、外部から目視できるように
    定めたことを特徴とする請求項1記載のネジ無し電線管
    用カップリング。
JP2001361969A 2001-11-28 2001-11-28 ネジ無し電線管用カップリング Expired - Lifetime JP3509802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001361969A JP3509802B2 (ja) 2001-11-28 2001-11-28 ネジ無し電線管用カップリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001361969A JP3509802B2 (ja) 2001-11-28 2001-11-28 ネジ無し電線管用カップリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003166681A true JP2003166681A (ja) 2003-06-13
JP3509802B2 JP3509802B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=19172549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001361969A Expired - Lifetime JP3509802B2 (ja) 2001-11-28 2001-11-28 ネジ無し電線管用カップリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3509802B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006183732A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 差込み式管継手
KR100629894B1 (ko) 2006-04-25 2006-10-02 주식회사 하나종합건축사사무소 공동주택단지 지중배선용 파형관 방수구조
JP2008039120A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Denso Corp バルブユニット
GB2501230A (en) * 2012-02-18 2013-10-23 Martyn Dowling Watertight wiring conduit system
WO2019098170A1 (ja) * 2017-11-20 2019-05-23 株式会社パイオラックス 止め輪を用いた部品の支持構造
US11670924B2 (en) 2021-10-22 2023-06-06 Abb Schweiz Ag Fitting connections for corrosion resistant electrical conduits
KR102604563B1 (ko) * 2022-07-14 2023-11-21 김건 시공이 용이한 케이블 그랜드 어셈블리

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3014523U (ja) 1995-02-09 1995-08-15 株式会社ジョイント工業 防水型の電線管接続装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006183732A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 差込み式管継手
KR100629894B1 (ko) 2006-04-25 2006-10-02 주식회사 하나종합건축사사무소 공동주택단지 지중배선용 파형관 방수구조
JP2008039120A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Denso Corp バルブユニット
GB2501230A (en) * 2012-02-18 2013-10-23 Martyn Dowling Watertight wiring conduit system
WO2019098170A1 (ja) * 2017-11-20 2019-05-23 株式会社パイオラックス 止め輪を用いた部品の支持構造
JPWO2019098170A1 (ja) * 2017-11-20 2021-01-14 株式会社パイオラックス 止め輪を用いた部品の支持構造
US11670924B2 (en) 2021-10-22 2023-06-06 Abb Schweiz Ag Fitting connections for corrosion resistant electrical conduits
KR102604563B1 (ko) * 2022-07-14 2023-11-21 김건 시공이 용이한 케이블 그랜드 어셈블리

Also Published As

Publication number Publication date
JP3509802B2 (ja) 2004-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6206434B1 (en) Clampable pipe coupling
US7255373B2 (en) Coupling or transition fitting for the connection of metal or plastic pipes
AU636419B2 (en) Pipe fitting
JPH07269749A (ja) 管継手装置
JP3509802B2 (ja) ネジ無し電線管用カップリング
KR20110008514A (ko) 강연선 이음장치
JP2010101477A (ja) パイプ継手
JP2008025819A (ja) 継手
JPH08200331A (ja) アンカーを備えた差筋具並びにアンカー
JP5054172B2 (ja) ネジ無し電線管用継手
JP4932633B2 (ja) 通水管の接続装置
US5816865A (en) Wedge connector shell with flared ends and burrs
JP3679049B2 (ja) ネジ無し電線管用カップリング
RU2621429C2 (ru) Трубный фитинг
KR101053127B1 (ko) 금속 파이프용 이음구
JP3509805B2 (ja) ケーブル保護用耐蝕ライニング管のカップリング
JP5172910B2 (ja) ヘッダー
JP4424809B2 (ja) 合成樹脂管用管継手
JP2004011698A (ja) 樹脂パイプ用継手
JP2002357295A (ja) 管継手
US6497132B1 (en) Flaring die with stress relief features
JP2020101187A (ja) 離脱防止装置
CA3127076C (en) Compression connectors with insulating cover
US20230344207A1 (en) Conduit fitting
JP2004308852A (ja) 離脱防止管継手

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3509802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term