JP2003166396A - シールド余掘り部の先行充填工法 - Google Patents

シールド余掘り部の先行充填工法

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JP2003166396A
JP2003166396A JP2001366721A JP2001366721A JP2003166396A JP 2003166396 A JP2003166396 A JP 2003166396A JP 2001366721 A JP2001366721 A JP 2001366721A JP 2001366721 A JP2001366721 A JP 2001366721A JP 2003166396 A JP2003166396 A JP 2003166396A
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Haruo Iso
陽夫 磯
Toru Watanabe
徹 渡辺
Masanori Kobayashi
正典 小林
Takashi Okawa
隆司 大川
Kiyoshi Takagi
清 高木
Ikuo Oe
郁夫 大江
Tsutomu Nakayama
努 中山
Kenichiro Ito
謙一郎 伊藤
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Nishimatsu Construction Co Ltd
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Nishimatsu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地山落ちや地盤沈下を起こす可能性を低下さ
せることを、従来より簡便に行うことが可能となる、シ
ールド余掘り部先行充填工法を提供する。 【解決手段】 シールド機10の掘削機構11aの直後
から、粘度、比重を調整するとともに、硬化するまでの
時間を遅延させた充填材3を圧入することにより、余掘
り部5aを該充填材3によって充填する。テールボイド
部4においては、充填材3中において遮蔽袋22aを膨
らませて遮蔽袋付きセグメントリング22を穴5の内壁
に支持させること、および、該遮蔽袋付きセグメントリ
ング22どうしの間に位置する急曲線用セグメントリン
グ21を該遮蔽袋付きセグメントリング22に連結する
とともに、該遮蔽袋22aどうしの間の空間に該充填材
3を充填すること、によって該遮蔽袋付きセグメントリ
ング22および急曲線用セグメントリング21を前記穴
5内に安定して保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば急曲線状の
トンネルや坑道をシールド工法によって形成する場合
に、余掘り部の緩みや肌落ちを起こさない、シールド余
掘り部の先行充填工法に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルや坑道を作製する方法の一つで
あるシールド工法は、シールド機を用いて穴を掘進し、
さらに、鋼製やコンクリート製のセグメントリングをシ
ールド機内において形成してトンネルを作製する工法で
あり、安全かつ確実に作業を行えるという特徴がある。
ところで、シールド機によって急曲線状のトンネルや坑
道を作成する場合においては、シールド機が回転できる
ように、シールド機の外周部にある程度の余掘り部が必
要となる。ところが、急曲線部において、この余掘り部
のために、計画された曲線形状に沿ってセグメントリン
グの敷設を行いにくいこと、また余掘り部に起因した、
地山落ちや地盤沈下が問題となってきた。そして、この
問題に対処すべく、近年は、例えば特許3046590
号公報に示す、硬化しない粘動性注入材を遮蔽袋付きセ
グメントリングを用いたシールド工法も実用化されてい
る。
【0003】ここで、前記公報記載の遮蔽袋付きセグメ
ントリング122を用いたシールド余掘り部先行充填置
換機構101について、図5を用いて説明する。図5
は、シールド余掘り部先行充填置換機構101を用いて
地盤102に急曲線状のトンネルを形成する方法を説明
する図である。
【0004】図5に示すように、シールド余掘り部先行
充填置換機構101は、以下の工程にしたがってトンネ
ルを作製する。すなわち、地盤102にシールド機11
0を用いて、余掘り部105aを有する穴105を掘り
進むとともに、前記シールド機110の掘削機機構11
1aの直後から、粘度・比重を調製した粘動性注入材1
03を圧入する。次に、シールド機110内において、
穴105を掘り進むことによりトンネルが形成される部
分に、急曲線用セグメントリング121あるいは遮蔽袋
付きセグメントリング122を、急曲線用セグメントリ
ング121と遮蔽袋付きセグメントリング122とが交
互に位置するように組み立てる。なお、この段階では遮
蔽袋付きセグメントリング122の遮蔽袋122aは萎
んだ状態である。次に、前記急曲線用セグメントリング
121が前記シールド機110から配設された場合に
は、該急曲線用セグメントリング121外周部の空隙に
該急曲線用セグメントリング121に設けられた注入孔
から前記粘動性注入材103を注入する。あるいは、遮
蔽袋付きセグメントリング122が前記シールド機11
0から配設された場合には、例えば、周知の瞬結性の裏
込め材104を注入することにより遮蔽袋122aを膨
らませて、遮蔽袋付きセグメントリング122を穴10
5の内壁に圧着・安定保持させる。次に、遮蔽袋付きセ
グメントリング122の膨らんだ遮蔽袋122a、急曲
線用セグメントリング121および穴105によって囲
まれた空間において、例えば急曲線用セグメントリング
121に設けられた注入孔から、前記粘動性注入材10
3を周知の瞬結性の裏込め材104に置換することによ
り、急曲線用セグメントリング121を穴105内に安
定させるとともに、長期的に地山落ちや地盤沈下を防
ぐ。
【0005】シールド余掘り部先行置換機構101によ
れば、急曲線部においても、シールド掘進作業工程に支
障を与えずに、計画された曲線形状に沿ってセグメント
リングの敷設を行うことが可能である。さらに、地山落
ちや地盤沈下の可能性を低減することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シール
ド余掘り部先行充填置換機構101においては、前記の
ように、粘動性注入材103を前記裏込め材104に置
換する作業が必要であった。すなわち、前記裏込め材1
04への置換により排出された粘動性注入材103を処
理しなければならない、という欠点があった。
【0007】上記事情に鑑み、本発明は、充填材を裏込
め材に置換する工程を省くことにより、地山落ちや地盤
沈下を起こす可能性を低下させることを、より簡便に行
うことが可能となる、シールド余掘り部の先行充填工法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、
最前部に掘削機機構11aを有するシールド機10を用
いて掘削した穴5の内周に、相互に離れ、かつ、外周部
に遮蔽袋22aの設けられている遮蔽袋付きセグメント
リング22と、該遮蔽袋付きセグメントリング22どう
しの間に位置するセグメントリング(急曲線用セグメン
トリング21)と、を前記穴5内に安定して保持する工
程を含むシールド余掘り部5aの先行充填工法であっ
て、前記シールド機10から、該シールド機10と穴5
との空隙である余掘り部5aに、粘度、比重を調整する
とともに、硬化するまでの時間を遅延させた粘動性・遅
硬性注入材(充填材3)を圧入して充填し、この充填さ
れた粘動性・遅硬性注入材(充填材3)中において前記
遮蔽袋22aを膨らませて前記遮蔽袋付きセグメントリ
ング22を穴5の内壁に支持させること、および、該遮
蔽袋22aどうしの間の空間を充填している粘動性・遅
硬性注入材(充填材3)が時間の経過とともに硬化する
こと、によって該遮蔽袋付きセグメントリング22およ
び該遮蔽袋付きセグメントリング22の間に位置するセ
グメントリング(急曲線用セグメントリング21)を前
記穴5内に安定して保持すること、を特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明によれば、前記シール
ド機の掘削機機構によって急曲線状に穴を掘削した時に
余掘り部が生じても、前記余掘り部には、粘動性・遅硬
性注入材が加圧した状態で充填される。したがって、前
記余掘り部においても、地山落ちや地盤沈下が生じにく
く、地盤変状を起こしにくくなる。また、地盤改良を行
う必要がないため、道路交通に対する影響や、騒音等が
少なくなる他、経済的にも優れる。
【0010】また、請求項1記載の発明によれば、前記
粘動性・遅硬性注入材は遅硬性であるため、シールド機
の動作を妨げることがなく、また、遮蔽袋付きセグメン
トリングの外周部に設けられた遮蔽袋を、該粘動性・遅
硬性注入材中においても膨らませることが可能である。
前記遮蔽袋を膨らませることにより、該遮蔽袋付きセグ
メントリングは穴の内壁に支持されて安定する。
【0011】前記粘動性・遅硬性注入材は、時間の経過
とともに硬化するため、従来のように、遮蔽袋付きセグ
メントリングの間に位置する急曲線用セグメントリング
を安定させるために、裏込め材を注入する必要がない。
【0012】以上により、前記粘動性・遅硬性注入材を
用いることにより、遮蔽袋付きセグメントリング、遮蔽
袋付きセグメントリングどうしの間に位置するセグメン
トリングを、より簡便かつ低コストに前記穴の内壁に安
定させ、前記シールド機を、これら安定したセグメント
リングを支えとして駆動させることが可能である。
【0013】なお、前記掘削機機構としては、ディスク
カッタの他、シールド機外径よりも大きな断面を任意に
掘削可能なコピーカッタ等を含む。
【0014】また、前記粘動性・遅硬性注入材に求めら
れる特性としては、礫等の落下を抑制する適正な粘度、
比重を有すること、前記穴と前記シールド機等との間に
空隙を生じさせない程度の流動性を有すること、前記シ
ールド機の動作を妨げず、かつ、セグメントリングの外
周部に設けられた遮蔽袋を粘動性・遅硬性注入材中にお
いても膨らませることができるように、硬化遅延性を有
すること、地下水等によって材料分離を起こさないこ
と、等が挙げられる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のシ
ールド余掘り部5aの先行充填工法において、前記粘動
性・遅硬性注入材(充填材3)は、粘土鉱物、粘土鉱物
と増粘材との混合物、ベントナイトと粘土との混合物、
セメントと粘土との混合物、のいずれかに、所定の硬化
遅延剤が混入されたものであることを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明によれば、前記したよ
うに、前記粘動性・遅硬性注入材に、礫等の落下を抑制
する適正な粘度・比重、前記穴と前記シールド機等との
間に空隙を生じさせない程度の流動性、前記シールド機
の動作を妨げず、かつ、セグメントリングの外周部に設
けられた遮蔽袋を粘動性・遅硬性注入材中においても膨
らませることができるような硬化遅延性、地下水等によ
る材料の不分離性、等を容易かつ安価に確保することが
可能である。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載のシールド余掘り部5aの先行充填工法におい
て、前記粘動性・遅硬性注入材(充填材3)の注入圧
を、前記掘削機機構11aのチャンバー内圧より高い値
に維持することを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明によれば、前記粘動性
・遅硬性注入材の注入圧が維持されることで、前記粘動
性・遅硬性注入材が前記余掘り部に加圧した状態で充填
されるため、地山の緩みを防止することが可能である。
【0019】請求項4記載の発明は、例えば図1に示す
ように、請求項1〜3のいずれかに記載のシールド余掘
り部5aの先行充填工法において、前記シールド機11
から配設されたセグメントリング21の外周に発生する
テールボイド部4においても、前記粘動性・遅硬性注入
材(充填材3)を該セグメントリング21の外周部に注
入することを特徴としている。
【0020】請求項4記載の発明によれば、前記シール
ド機から配設されたセグメントリングの外周に発生する
テールボイド部においても、前記粘動性・遅硬性注入材
が該セグメントリングの外周部に注入される。これによ
り、前記粘動性・遅硬性注入材が前記余掘り部に、さら
に確実に加圧した状態で充填されるため、さらに確実に
地山の緩みを防止することが可能である。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載のシールド余掘り部5aの先行充填工法に
おいて、前記シールド機10の外径および長さと、前記
掘削機機構11aの駆動状況と、から前記余掘り部5a
の体積およびその変化量を算出して、この体積およびそ
の変化量を基に、該余掘り部5aにおける前記粘動性・
遅硬性注入材(充填材3)の注入量および注入速度を最
適値に制御すること、を特徴としている。
【0022】ここで、前記掘削機機構の駆動状況は、例
えば前記シールド機の、シールドジャッキ速度やコピー
カッタストローク量、コピーカッタ可動範囲などであ
る。
【0023】請求項5記載の発明によれば、前記シール
ド機の外径および長さと、前記掘削機機構の駆動状況
と、から前記余掘り部の体積およびその変化量が算出さ
れ、この体積およびその変化量を基に、該余掘り部にお
ける前記粘動性・遅硬性注入材の注入量および注入速度
が制御されるため、施工を安定的に行うことが可能であ
る。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載のシールド余掘り部5aの先行充填工法において、
前記シールド機10の外径および長さと、前記掘削機機
構11aの駆動状況と、から前記テールボイド部4の体
積およびその変化量を算出して、この体積およびその変
化量を基に、該テールボイド部4における前記粘動性・
遅硬性注入材(充填材3)の注入量および注入速度を最
適値に制御すること、を特徴としている。
【0025】請求項6記載の発明のよれば、前記シール
ド機の外径および長さと、前記掘削機機構の駆動状況
と、から前記テールボイド部の体積およびその変化量が
算出され、この体積およびその変化量を基に、該テール
ボイド部における前記粘動性・遅硬性注入材の注入量お
よび注入速度が制御されるため、施工をさらに安定的に
行うことが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して、本
発明のであるシールド余掘り部先行充填機構1の実施の
形態について詳細に説明する。図1は、シールド余掘り
部先行充填機構1の全体を説明する垂直方向の断面概略
図であり、図2はシールド余掘り部先行充填機構1の動
作を説明するフローチャートである。また、図3は、シ
ールド余掘り部先行充填機構1の動作を説明する一部省
略の水平方向の断面図であり、図4はシールド余掘り部
先行充填機構1の動作の要点を説明する円周方向の断面
概略図である。
【0027】まず、シールド余掘り部先行充填機構1の
構成について説明する。シールド余掘り部先行充填機構
1は、図1に示すように、地盤2に地下空洞形成用の穴
5を掘削するシールド機10、穴5の内周を覆う急曲線
用セグメントリング21、遮蔽袋付きセグメントリング
22、シールド機10と穴5の間に充填材3(粘動性・
遅硬性注入材)を充填する充填機構30、充填機構30
を制御する制御機構(図示省略)、等により概略構成さ
れる。
【0028】充填材3は、粘度と比重を調整するととも
に、硬化遅延剤を混入することにより硬化するまでの時
間を遅延させた、セメント、粘土、増粘材、水等の混合
物である。充填材3は、主にセメント、粘土、水等から
成る主材と、主に増粘材から成る助材と、に分かれてお
り、注入直前に主材と助材とを混合して用いる。
【0029】ここで充填材3に求められる特性として
は、礫等の落下を抑制する適正な粘度、比重を有するこ
と、前記穴5と前記シールド機10等との間に空隙を生
じさせない程度の流動性を有すること、前記シールド機
10の動作を妨げず、かつ、セグメントリング22の外
周部に設けられた遮蔽袋22aを充填材3中においても
膨らませることができるように、硬化遅延性を有するこ
と、地下水等によって材料分離を起こさないこと、等が
挙げられる。
【0030】シールド機10は、フード部11と、セグ
メントリングを組み立てる空間が確保されるとともに、
シールドジャッキ等を装備するガーダー部を含むテール
部12と、テール部12とを屈曲可能に接続する接続部
13と、により概略構成される。フード部11は、最前
部に、周知の掘削機機構11aと、掘削機機構11aの
チャンバー内圧を測定して制御機構(図示省略)に出力
する土圧計11bと、を有しており、また、テール部1
2は掘削機機構11aの排土を排出する周知の排土機構
12aを有する。
【0031】シールド機10は、従来のシールド機と概
略同じ構造であるが、シールド機10と穴5の間に充填
材3を充填するための注入孔11cを、例えば、掘削機
機構11aの直後に、円周方向に90゜おきに設けた構
造である。
【0032】掘削機機構11aは、ディスクカッタ、コ
ピーカッタ、シールドジャッキ等であり、これらから
は、コピーカッタストローク量、コピーカッタ可動範
囲、シールドジャッキ速度、シールドジャッキストロー
ク量、等の駆動状況が、後述する制御機構(図示省略)
に出力される。
【0033】急曲線用セグメントリング21は、曲線状
の鋼製円筒であり、円弧状鋼板21aをシールド機11
のテール部12において組み立てることにより作製され
る、トンネルの曲線部に用いられるセグメントリングで
ある。また、円弧状鋼板21aは、外部と内部を導通す
る注入孔21bを有する。すなわち、急曲線用セグメン
トリング21は、周知の急曲線用セグメントリングと同
じ構造である。
【0034】遮蔽袋付きセグメントリング22は、通常
のセグメントリングの背面に遮蔽袋22aを、円弧部毎
に、外周全面に設けた構造である。ここで、遮蔽袋22
aは、施工前は萎んでいるが、遮蔽袋付きセグメントリ
ング22内部と導通している注入孔(図示省略)を介し
て注入材を注入されることにより膨らみ、遮蔽袋付きセ
グメントリング22を穴5内に固定する。また、遮蔽袋
付きセグメントリング22は急曲線用セグメントリング
21の間に、例えば2つおきに設置される。すなわち、
周知の遮蔽袋付きセグメントリングと同じ構成であり、
また同じ使い方をされる。
【0035】充填機構30は、充填材3の主材を作製す
る主材作製部31と、主材作製部31と配管32を介し
て接続する圧送ポンプ33と、配管34を介して圧送ポ
ンプ33と接続していて、主材作製部31から送り込ま
れた主材に助材を混合して充填材3とする助材混合部3
5と、充填材3を助材混合部35から所定箇所に送る複
数の配管36と、により概略構成される。ここで、主材
作製部31や圧送ポンプ33は、例えば地上に配置さ
れ、その他の構成部は、例えば穴5内のセグメントリン
グ内に配置される。
【0036】主材作製部31は、セメント、粘土鉱物、
水等を混合して主材を作製するミキサー31aと、ミキ
サー31aにより作製された主材を攪拌保持するアジテ
ータ31bと、により概略構成される。
【0037】圧送ポンプ33は通常の圧送ポンプであ
る。
【0038】助材混合部35は、主材に助材を混合して
充填材3を作製する混合装置35a、35aと、混合装
置35a、35aから配管36に充填材3を圧送する圧
送ポンプ35b、35bと、制御機構(図示省略)から
の指示にしたがって圧送ポンプ35b、35bの駆動条
件を変更する制御盤35cと、により概略構成される。
ここで、混合装置35aと圧送ポンプ35bは、それぞ
れ周知の混合機構と圧送ポンプである。
【0039】配管36は、途中に、充填材3の注入圧力
を測定する圧力計36aと、充填材3の注入速度を検出
する注入速度計36bと、充填材3の充填量を検出する
注入量積算計36cと、を有するほか、可変弁などの注
入量制御手段(図示省略)を有する。また、配管36の
うち、例えば、一部はフード部11の注入孔11cに接
続し、残りはテール部12直後であるテールボイド部4
に位置する急曲線用セグメントリング21の注入孔21
bに接続する。
【0040】制御機構(図示省略)は、CPUと、RO
Mと、RAMと、記憶媒体を有する記憶装置と、キーボ
ードなどの入力部と、CRTやLCDなどの表示装置
と、により概略構成される。すなわち、周知のコンピュ
ーターと概略同じ構成をとる。そして、制御機構(図示
省略)には、掘削機機構11aからは駆動状況が、土圧
計11bからは掘削機機構11aのチャンバー内圧が、
圧力計36aからは充填材3の充填圧力が、注入速度計
36bからは充填材3の注入速度が、注入量積算計36
cからは充填材3の充填量が、それぞれ入力される。制
御機構(図示省略)は、前記した各測定値を認識した
後、前記ROMに予め記憶されている演算プログラムに
したがって制御を行う。すなわち、例えば、制御盤35
cを介して圧送ポンプ35bを制御して充填材3の注入
圧力を掘削機機構11aのチャンバー内圧より高い状態
に維持したり、シールド機10の外形および長さ、前記
掘削機機構11aの駆動状況、等から、余掘り部5aや
テールボイド部4の体積およびその変化量を算出して、
この体積および変化量を基に、該余掘り部5aやテール
ボイド部4における充填材3の注入量および注入速度
を、注入量制御手段(図示省略)を制御して最適値に制
御したりする。
【0041】次に、シールド余掘り部先行充填機構1の
穴5の急曲線部における動作を、図2のフローチャート
にしたがって、図3および図4を参照しつつ説明する。
ここで、図3および図4においては、配管36および注
入孔21bを省略する。
【0042】まず、シールド機10の掘削機機構11a
を用いて、穴5をシールド機10が回転できるように急
曲線状に掘削する。すなわち、図3に示すように、シー
ルド機10は、穴5を該シールド機10の設計上の大き
さより大きく、余掘り部5aが形成されるように掘削す
る。ここで、充填機構30を用いて、注入孔11cから
は余掘り部5aに、テール部12の直後に位置する急曲
線用セグメントリング21の注入孔21b1、21b2
からはテールボイド部4に、それぞれ充填材3を充填す
る。(ステップS1)
【0043】この際、例えば、すべての注入孔11cか
らは、図4(A)に示すように、同時に充填材3を充填
し、また、テールボイド部4においては、図4(B)に
示すように、底部側に位置する注入孔21b1から上部
側に位置する注入孔21b2へ、と順次充填する。
【0044】次に、掘削した穴5に、シールド機10の
テール部12内部において、急曲線用セグメントリング
21および遮蔽袋付きセグメントリング22を組み立
て、穴5に配設する。(ステップS2)
【0045】次に、シールド機10のテール部12に配
設された遮蔽袋付きセグメントリング22の遮蔽袋22
aを、充填材3中において膨らませて、該遮蔽袋付きセ
グメントリング22を穴5の内壁に支持させる。(ステ
ップS3)
【0046】シールド機10は、遮蔽袋付きセグメント
リング22および急曲線用セグメントリング21を支え
として推進し、シールド機10の周囲に注入sれた充填
材3によって、地山落ちや地盤沈下を防止しながら急曲
線状の穴5を形成する。シールド機10の後方に位置す
る充填材3は、時間の経過とともに次第に硬化して、急
曲線用セグメントリング21を安定させる。(ステップ
4)
【0047】そして、ステップS1に戻って同様の作業
を繰り返す。
【0048】本実施の形態によれば、以下のような効果
を得ることができる。
【0049】前記シールド機11の掘削機機構11a
によって急曲線状に穴5を掘削した時に余掘り部5aが
生じても、前記余掘り部5aには充填材3が、前記掘削
機機構11aの直後から加圧した状態に充填される。し
たがって、前記余掘り部5aにおいても、地山落ちや地
盤沈下は従来より生じにくく、地盤変状を起こしにくく
なる。また、地盤改良を行う必要がないため、道路交通
に対する影響や、騒音なども少なくなる他、経済的にも
優れる。
【0050】また、前記充填材3は遅硬性であるため、
シールド機10の動作を妨げることがなく、また、遮蔽
袋付きセグメントリング22の遮蔽袋22aを、該充填
材3中において膨らませることが可能である。前記遮蔽
袋22aを膨らませることにより、遮蔽袋付きセグメン
トリング22は穴の内壁に支持されて安定する。
【0051】また、前記充填材3は時間の経過とともに
硬化するため、従来のように、遮蔽袋付きセグメントリ
ング22の間に位置する急曲線用セグメントリング21
を安定させるために、裏込め材を注入する必要がない。
【0052】以上により、前記充填材3を用いながら、
遮蔽袋付きセグメントリング22、急曲線用セグメント
リング21を、より簡便かつ低コストに前記穴5の内壁
に安定させ、前記シールド機10を、これら安定したセ
グメントリング21、22を支えとして駆動させること
が可能である。
【0053】前記充填材3の注入圧が維持されること
で、該充填材3が前記余掘り部5aに加圧した状態で充
填されるため、地山の緩みを防止することが可能であ
る。
【0054】シールド機10から配設されたセグメン
トリング21の外周に発生するテールボイド部4におい
ても、前記充填材3が該セグメントリング21の外周部
に注入される。これにより、前記充填材3が前記余掘り
部5aに、さらに確実に加圧した状態で充填されるた
め、さらに確実に地山の緩みを防止することが可能であ
る。
【0055】シールド機20から配設されたセグメン
トリング21の外周に発生するテールボイド部4におい
ても、充填材3が該セグメントリング21の外周部に注
入される。これにより、充填材3が前記余掘り部5a
に、さらに確実に加圧した状態で充填されるため、さら
に確実に地山の緩みを防止することが可能である。
【0056】シールド機10の外径および長さと、掘
削機機構11aの駆動状況と、から前記余掘り部5aの
体積およびその変化量が算出され、この体積およびその
変化量を基に、該余掘り部5aにおける充填材3の注入
量および注入速度が制御されるため、施工を安定的に行
うことが可能である。
【0057】シールド機10の外径および長さと、掘
削機機構11aの駆動状況と、から前記テールボイド部
4の体積およびその変化量が算出され、この体積および
その変化量を基に、該テールボイド部4における充填材
3の注入量および注入速度が制御されるため、施工をさ
らに安定的に行うことが可能である。
【0058】なお、本発明は本実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意の変形
が可能である。例えば、制御機構(図示省略)を設けず
に手動で制御してもよい。この場合は、圧送ポンプ制御
盤35c付近に、位置姿勢検出手段(図示省略)、掘削
機機構11a、土圧計11b、圧力計36a、注入速度
計36b、注入量積算計36cの検出結果をそれぞれ表
示すると、操作者は、これらの表示結果を見ながら圧送
ポンプ35b、35bを操作できる。
【0059】また、充填材3として、セメント、粘土、
増粘材、水等の混合物を用いたが、その他に、例えば、
粘土鉱物、粘土鉱物と増粘材との混合物、ベントナイト
と粘土との混合物、セメントと粘土との混合物、等を用
いてもよい。
【0060】さらに、主材作製部31と圧送ポンプ33
とは例えば地上に配置される必要はなく、大規模な工事
の場合は穴5内のセグメントリング内に配置される場合
もある。また、助材混合部35も穴5内のセグメントリ
ング内に配置される必要はなく、小規模な工事の場合は
地上に配置される場合もある。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記余掘
り部においても、地山落ちや地盤沈下は生じにくく、地
盤変状を起こしにくくなる。また、従来のように地盤改
良を行う必要性はなくなるため、道路交通に対する影響
や、騒音なども少なくなる他、経済的にも優れる。
【0062】また、請求項1記載の発明によれば、前記
粘動性・遅硬性注入材を用いながら、遮蔽袋付きセグメ
ントリング、および、遮蔽袋付きセグメントリングの間
に位置するセグメントリングを、より簡便かつ低コスト
に前記穴の内壁に安定させ、前記シールド機を、これら
安定したセグメントリングを支えとして駆動させること
が可能である。
【0063】請求項2に記載した発明によれば、請求項
1記載の発明に用いる粘動性・遅硬性注入材が確実に実
現する。
【0064】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の発明と同様の効果が得られることは勿論の
こと、前記粘動性・遅硬性注入材が前記余掘り部に加圧
した状態で充填されるため、地山の緩みを防止すること
が可能である。
【0065】請求項4記載の発明よれば、請求項1〜3
のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られることは
勿論のこと、前記粘動性・遅硬性注入材が前記余掘り部
に、さらに確実に加圧した状態で充填されるため、さら
に確実に地山の緩みを防止することが可能である。
【0066】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られること
は勿論のこと、余掘り部における粘動性・遅硬性注入材
の注入量および注入速度が制御されるため、施工を安定
的に行うことが可能である。
【0067】請求項6記載の発明によれば、請求項4ま
たは5記載の発明と同様の効果が得られることは勿論の
こと、テールボイド部における粘動性・遅硬性注入材の
注入量および注入速度が制御されるため、施工をさらに
安定的に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるシールド余掘り部
先行充填機構の全体を説明する垂直方向の断面概略図で
ある。
【図2】シールド余掘り部先行充填機構の動作を説明す
るフローチャートである。
【図3】シールド余掘り部先行充填機構の動作を説明す
る一部省略の水平方向の断面図である。
【図4】シールド余掘り部先行充填機構の動作の要点を
説明する円周方向の断面概略図である。
【図5】従来技術である、シールド余掘り部先行充填置
換機構を用いて地盤に急曲線状のトンネルを形成する方
法を説明する図である
【符号の説明】
1 シールド余掘り部先行充填機構 2 地盤 3 充填材(粘動性・遅硬性注入材) 4 テールボイド部 5 穴 5a 余掘り部 10 シールド機 11a 掘削機機構 21 急曲線用セグメントリング 22 遮蔽袋付きセグメントリング 22a 遮蔽袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正典 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 大川 隆司 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 高木 清 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 大江 郁夫 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 中山 努 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 伊藤 謙一郎 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D055 BA01 JA04 KA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最前部に掘削機機構を有するシールド機を
    用いて掘削した穴の内周に、相互に離れ、かつ、外周部
    に遮蔽袋の設けられている遮蔽袋付きセグメントリング
    と、該遮蔽袋付きセグメントリングどうしの間に位置す
    るセグメントリングと、を前記穴内に安定して保持する
    工程を含むシールド余掘り部の先行充填工法であって、 前記シールド機から、該シールド機と穴との空隙である
    余掘り部に、粘度、比重を調整するとともに、硬化する
    までの時間を遅延させた粘動性・遅硬性注入材を圧入し
    て充填し、 この充填された粘動性・遅硬性注入材中において前記遮
    蔽袋を膨らませて前記遮蔽袋付きセグメントリングを穴
    の内壁に支持させること、および、該遮蔽袋どうしの間
    の空間を充填している粘動性・遅硬性注入材が時間の経
    過とともに硬化すること、によって該遮蔽袋付きセグメ
    ントリングおよび該遮蔽袋付きセグメントリングの間に
    位置するセグメントリングを前記穴内に安定して保持す
    ること、を特徴とするシールド余掘り部の先行充填工
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシールド余掘り部の先行充
    填工法において、前記粘動性・遅硬性注入材は、粘土鉱
    物、粘土鉱物と増粘材との混合物、ベントナイトと粘土
    との混合物、セメントと粘土との混合物、のいずれか
    に、所定の硬化遅延剤が混入されたものであることを特
    徴とするシールド余掘り部の先行充填工法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のシールド余掘り部
    の先行充填工法において、 前記粘動性・遅硬性注入材の注入圧を、前記掘削機機構
    のチャンバー内圧より高い値に維持することを特徴とす
    るシールド余掘り部の先行充填工法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のシールド
    余掘り部の先行充填工法において、 前記シールド機から配設されたセグメントリングの外周
    に発生するテールボイド部においても、前記粘動性・遅
    硬性注入材を該セグメントリングの外周部に注入するこ
    とを特徴とするシールド余掘り部の先行充填工法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のシールド
    余掘り部の先行充填工法において、 前記シールド機の外径および長さと、前記掘削機機構の
    駆動状況と、から前記余掘り部の体積およびその変化量
    を算出して、この体積およびその変化量を基に、該余掘
    り部における前記粘動性・遅硬性注入材の注入量および
    注入速度を最適値に制御すること、を特徴とするシール
    ド余掘り部の先行充填工法。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載のシールド余掘り部
    の先行充填工法において、 前記シールド機の外径および長さと、前記掘削機機構の
    駆動状況と、から前記テールボイド部の体積およびその
    変化量を算出して、この体積およびその変化量を基に、
    該テールボイド部における前記粘動性・遅硬性注入材の
    注入量および注入速度を最適値に制御すること、を特徴
    とするシールド余掘り部の先行充填工法。
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JP2007040065A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Tokai Rubber Ind Ltd Pc中空床版橋へのアンカー定着工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040065A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Tokai Rubber Ind Ltd Pc中空床版橋へのアンカー定着工法
JP4519029B2 (ja) * 2005-08-05 2010-08-04 東海ゴム工業株式会社 Pc中空床版橋へのアンカー定着工法

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