JP2003166382A - 共用廊下における面格子構造 - Google Patents

共用廊下における面格子構造

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JP2003166382A
JP2003166382A JP2001364128A JP2001364128A JP2003166382A JP 2003166382 A JP2003166382 A JP 2003166382A JP 2001364128 A JP2001364128 A JP 2001364128A JP 2001364128 A JP2001364128 A JP 2001364128A JP 2003166382 A JP2003166382 A JP 2003166382A
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JP
Japan
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opening
corridor
lattice
window
window sash
Prior art date
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Application number
JP2001364128A
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English (en)
Inventor
Takayuki Imura
隆之 井村
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共用廊下または住戸の空間を損なうことなく、
安全性および防犯性に優れた状態で面格子を設けた共用
廊下における面格子構造を提供する。 【解決手段】共同住宅の各住戸Aと、共用廊下Bとの間
の界壁1の開口部10に、界壁1の厚み内で共用廊下B
側からセットバックされた位置に窓サッシ2が設けら
れ、これによって共用廊下B側の開口部10に形成され
る空隙に、共用廊下B側の界壁面1aから突出しないよ
うに面格子3が設けられた共用廊下Bにおける面格子構
造。断面L字状の取付金具4のコーナー部40を挟んだ
一側片41が、開口部10の開口面10aにボルト5固
定され、他側片42が、面格子3の窓サッシ2側の面に
当接されてこの窓サッシ2側から面格子3にビス6固定
され、前記一側片41と、面格子3の側縁面3aとの間
の間隙からは、前記ボルト5を取り外すことが不可能と
なされた共用廊下における面格子構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共同住宅の共用廊
下に面して設けられる窓の面格子構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、共同住宅の各住戸と、共用廊下
との間の界壁の開口部に窓サッシが設けられている。こ
の場合、各住戸と共用廊下との間は、窓サッシで隔てら
れているが、共用廊下は、数多くの人が通行するので、
このような窓サッシでは、充分な防犯性が得られない。
【0003】そこで、このような窓サッシの共用廊下に
面して面格子を設けるといったことが行われている。
【0004】従来より、この面格子構造としては、各住
戸と共用廊下との間の界壁から住戸側に凹設されたアー
ルコーブ空間を設け、アールコーブ空間の共用廊下側に
面して面格子を設け、この面格子からアールコーブ空間
を挟んで住戸側に窓サッシを設けるようになされた構造
のものが知られている(例えば、特開平8−26071
8号公報、特開平10−88831号公報参照)。
【0005】また、他の面格子構造としては、各住戸と
共用廊下との間の界壁を、共用廊下側に突設させて出窓
空間を設け、出窓空間の共用廊下側に面して面格子を設
け、この面格子から出窓空間を挟んで住戸側に窓サッシ
を設けるようになされた構造のものが知られている(例
えば、特開2000−274148号公報、特開200
0−257292号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の面
格子構造のうち、アールコーブ空間の共用廊下側に面し
て面格子を設ける構造の場合、アールコーブ空間のぶん
だけ住戸面積が少なくなくなってしまうこととなる。
【0007】また、出窓空間の共用廊下側に面して面格
子を設ける構造の場合、共用廊下に出窓空間自体が突出
してしまうこととなるので、共用廊下自体にある程度の
幅を確保しておかなければならないといった不都合を生
じることとなる。
【0008】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、共用廊下または住戸の空間を損なうことな
く、安全性および防犯性に優れた状態で面格子を設ける
ことができる共用廊下における面格子構造を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の共用廊下における面格子構造は、共同住宅の
各住戸と、共用廊下との間の界壁の開口部に窓サッシが
設けられてなり、窓サッシは、界壁の厚み内で共用廊下
側からセットバックされた位置に設けられ、これによっ
て共用廊下側の開口部に形成される空隙に納まるよう
に、面格子が設けられ、面格子が、共用廊下側の界壁面
から突出しないようになされたものである。
【0010】壁面の厚み内で、共用廊下側からセットバ
ックした位置に窓サッシを設け、これによって共用廊下
側の壁面開口部に形成される凹設部に納まるように、面
格子を設けているので、壁面の厚み内に窓サッシと面格
子とを設け、かつ、面格子を、共用廊下側の壁面から突
出しないようにすることができる。
【0011】また、この共用廊下における面格子構造に
おいて、開口部に、断面L字状の取付金具を介して面格
子が取り付けられてなり、取付金具は、コーナー部を挟
んだ一側片が、開口部の開口面にボルト固定され、他側
片が、面格子の窓サッシ側の面に当接されてこの窓サッ
シ側から面格子にビス固定され、前記一側片と、この一
側片に対向する面格子の周縁面との間の間隙からは、前
記ボルトを取り外すことが不可能となされたものであ
る。
【0012】これにより、開口部の限られた凹設部に、
面格子を設けることができ、しかも防犯性を確保するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1および図2は、共用廊下における面格
子構造の全体構成の概略を示している。
【0015】すなわち、この面格子構造は、共同住宅の
住戸Aと共用廊下Bとの間の界壁1の開口部10に窓サ
ッシ2と面格子3とが設けられ、面格子3が共用廊下B
側の界壁面1bから突出しないようになされている。
【0016】界壁1は、厚さ225mmに形成されてお
り、腰窓の位置に、幅約1700mm、高さ約1500
mmの大きさの開口部10が形成されている。
【0017】この開口部10の住戸A側から約95mm
の間隔を隔てた位置に、厚さ約70mmの幅の窓サッシ
2が設けられている。この窓サッシ2から住戸A側の約
95mmの幅の範囲には、化粧板21が設けられて開口
部10の住戸A側が仕上げられる。また、これにより、
窓サッシ2は、共用廊下B側から約60mmの間隔を隔
てた位置に設けられることとなり、共用廊下B側の界壁
面1bは、開口部10に、約60mmの奥行きで開口部
10の大きさに凹設された空隙が形成されることとな
る。
【0018】面格子3は、32mm×16mmの断面の
長尺の鋼材31を約50mmの間隔で配置した横格子状
に形成されており、矩形状に枠組みされた枠体30に嵌
め込んだ状態で形成されている。
【0019】この面格子3は、取付金具4を使用して窓
サッシ2の共用廊下B側から開口部10内に納まるよう
に取り付けられる。取付金具4は、断面L字状に折り曲
げた鋼片によって形成されている。取付金具4は、コー
ナー部40を挟んだ一側片41を、開口部10内の開口
側面10aにボルト5で固定することによって取り付け
られる。この状態で取付金具4の他側片42は、窓サッ
シ2と平行して開口部10内に突設されることとなるの
で、面格子3は、共用廊下B側から、この他側片42に
当接するようにして開口部10内に嵌め込まれる。そし
て、住戸A側から窓サッシ2を開け、他側片42から面
格子3にビス6を固定することで、面格子3は、開口部
10内に取り付けられることとなる。
【0020】この固定状態で、面格子3の側縁面3a
は、取付金具4の一側片41と対向することとなり、こ
れら側縁面3aと一側片41との間に、ボルト5が位置
することとなる。したがって、面格子3の側縁面3aと
一側片41との間隙をできるだけ狭くしてボルト5が取
り外せないようにしておけば、優れた防犯性を確保する
ことができる。この間隔は、面格子3の大きさを調整し
たり、取付金具4の一側片41の厚みを調整することに
よって変更することができる。
【0021】このように、この面格子構造によると、界
壁1の厚みの中に窓サッシ2と面格子3とを無理無く納
めることができるので、共用廊下Bまたは住戸Aの空間
を損なうことにならない。
【0022】また、面格子3は、共用廊下Bに突出する
ことなく、窓サッシ2の共用廊下B側において、開口部
10内に納まるので、共用廊下Bを子供などが走ったり
して騒いでいるような場合であっても、不用意に面格子
3の角に頭をぶつけるといったことにならず、優れた安
全性を確保することができる。
【0023】しかも、この面格子3は、共用廊下B側か
らボルト5を取り外すことができないので、優れた防犯
性も得られることとなる。
【0024】なお、本実施の形態において、開口部10
は腰窓の大きさとなされ、ここに腰窓の大きさの窓サッ
シ2を設けているが、この開口部10および窓サッシ2
の大きさとしては、特に限定されるものではなく、必要
に応じた適宜の大きさの開口部10に窓サッシ2を設け
たものであってもよい。
【0025】また、本実施の形態において、面格子3
は、側縁面3aと、取付金具4の一側片41との間隙を
できるだけ狭くしてボルト5を取り外せないようにして
いるが、図3に示すように、面格子3と取付金具4とを
ビス6で固定する際に、この両者間にボルト5を隠すボ
ルトカバー7を介在させるようにしても良いし、面格子
3の枠体30から鍔部30aを延設させて、共用廊下B
側からボルト5が見えないように隠してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、界
壁の厚み内に窓サッシと面格子とを設け、かつ、面格子
を、共用廊下側の界壁面から突出しないようにすること
ができるので、共用廊下または住戸の空間を損なうこと
なく、安全性および防犯性に優れた状態で面格子を設け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る共用廊下における面格子構造の全
体構成の概略を示す部分破断斜視図である。
【図2】本発明に係る共用廊下における面格子構造の部
分破断垂直断面図および部分水平断面図である。
【図3】(a)および(b)は、本発明に係る共用廊下
における面格子構造の面格子の取付状態の他の実施の形
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 界壁 10 開口部 10a 開口側面(開口面) 2 窓サッシ 3 面格子 3a 側縁面(周縁面) 4 取付金具 40 コーナー部 41 一側片 42 他側片 5 ボルト 6 ビス A 住戸 B 共用廊下

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共同住宅の各住戸と、共用廊下との間の
    界壁の開口部に窓サッシが設けられてなり、窓サッシ
    は、界壁の厚み内で共用廊下側からセットバックされた
    位置に設けられ、これによって共用廊下側の開口部に形
    成される空隙に納まるように、面格子が設けられ、面格
    子が、共用廊下側の界壁面から突出しないようになされ
    たことを特徴とする共用廊下における面格子構造。
  2. 【請求項2】 開口部に、断面L字状の取付金具を介し
    て面格子が取り付けられてなり、取付金具は、コーナー
    部を挟んだ一側片が、開口部の開口面にボルト固定さ
    れ、他側片が、面格子の窓サッシ側の面に当接されてこ
    の窓サッシ側から面格子にビス固定され、前記一側片
    と、この一側片に対向する面格子の周縁面との間の間隙
    からは、前記ボルトを取り外すことが不可能となされた
    請求項1記載の共用廊下における面格子構造。
JP2001364128A 2001-11-29 2001-11-29 共用廊下における面格子構造 Pending JP2003166382A (ja)

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