JP2003165334A - 車両の光感知式サンバイザー装置 - Google Patents

車両の光感知式サンバイザー装置

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JP2003165334A
JP2003165334A JP2001367552A JP2001367552A JP2003165334A JP 2003165334 A JP2003165334 A JP 2003165334A JP 2001367552 A JP2001367552 A JP 2001367552A JP 2001367552 A JP2001367552 A JP 2001367552A JP 2003165334 A JP2003165334 A JP 2003165334A
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vehicle
windshield
incident direction
control means
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JP2001367552A
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Aki Kaneko
亜紀 金子
Masami Shibazaki
正美 柴崎
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両の光感知式サンバイザー装置
に関し、車両の運行をスムーズに行え、且つドライバー
の疲労を軽減し、併せて車両走行の安全性の向上を図っ
た光感知式サンバイザー装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ドライバー側シートのヘッドレストの左
右正面と左右側面に夫々装着され、車室内への外光の入
射方向を検出する入射方向検出センサと、電気信号でシ
ールドに変換される機能を上部側に持った車両のフロン
トガラス及びサイドガラスと、上記入射方向センサの検
出値を入力する制御手段とを備え、制御手段は、入射方
向センサの検出結果を基に、外光の入射方向側のフロン
トガラスとサイドガラスに電気信号を送出して、当該フ
ロントガラスとサイドガラスの上部側を、シールドに変
換させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の光感知式サ
ンバイザー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドライバーへの日光の直射を避けるた
め、従来、車両にはサンバイザーがフロントガラスの内
側上部に支軸を介して回動自在に取り付けられており、
正面や横方向から入射する外光が眩しい場合、手動操作
でサンバイザーをフロントガラスやサイドガラス方向へ
移動させて外光を遮断している。
【0003】そして、例えば実用新案登録第30543
31号公報に開示されるように、サンバイザーに、同軸
で互いに平行且つ中心軸の周りに相対回転可能に設けら
れた一対の直線偏光円盤で塞がれた窓を設け、当該直線
偏光円盤の一方を他方に対し相対的に回転させることで
窓の遮光率を変更可能とする等、従来、この種のサンバ
イザーに関し、様々な技術が提案されている。
【0004】ところで、外光が正面や右方向から入射す
る場合、ドライバーは走行し乍ら片手運転でサンバイザ
ーを操作し、また、左や左前方からの外光に対しては、
路肩等に停車して助手席側のサンバイザーを手動操作し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上述の如
く片手運転で走行し乍らサンバイザーを操作すること
は、咄嗟の緊急事態に素早く対処することができない虞
があるため好ましいものではなく、また、ドライバーに
よっては、外光の入射状況に応じサンバイザーを上げた
り下げたりする等、その操作を頻繁に繰り返すことが多
いが、斯かる操作は非常に煩わしいものであった。
【0006】また、上述したように、左や左前方からの
外光に対しては、車両を停車して助手席側のサンバイザ
ーを手動操作しているが、サンバイザーの操作のために
停車させることで車両のスムーズな運行に支障を来た
し、更にまた、路肩等のない狭い道路で停車させること
は他車の走行に支障を来し、安全性の面でも問題があっ
た。
【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、車両の運行をスムーズに行え、且つドライバーの疲
労を軽減し、併せて車両走行の安全性の向上を図った光
感知式サンバイザー装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る車両の光感知式サンバイザー装置
は、ドライバー側シートのヘッドレストの左右正面と左
右側面に夫々装着され、車室内への外光の入射方向を検
出する入射方向検出センサと、電気信号でシールドに変
換される機能を上部側に持った車両のフロントガラス及
びサイドガラスと、上記入射方向センサの検出値を入力
する制御手段とを備え、制御手段は、入射方向センサの
検出結果を基に、外光の入射方向側のフロントガラスと
サイドガラスに電気信号を送出して、当該フロントガラ
スとサイドガラスの上部側を、シールドに変換させるこ
とを特徴とする。
【0009】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の車両の光感知式サンバイザー装置に於て、フロン
トガラス及びサイドガラスを、その上部側から段階的に
電気信号でシールドに変換される機能を持たせると共
に、高さ調整可能なヘッドレストの調整位置を検出する
位置検出センサを備え、制御手段は、入射方向検出セン
サと位置検出センサの検出結果を基に、外光の入射方向
側のフロントガラスとサイドガラスに電気信号を送出し
て、当該フロントガラスとサイドガラスを、その上部側
からヘッドレストの調整位置に応じ段階的にシールドに
変換させることを特徴とする。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項1記
載の車両の光感知式サンバイザー装置に於て、フロント
ガラス及びサイドガラスは、その上部側に高分子・液晶
複合膜を有する調光フィルムを具備し、制御手段の指令
で当該調光フィルムに電界を印加することで、調光フィ
ルムが不透明となって外光を遮断することを特徴とし、
請求項4に係る発明は、請求項2記載の車両の光感知式
サンバイザー装置に於て、フロントガラス及びサイドガ
ラスは、その上部側から段階的に高分子・液晶複合膜を
有する調光フィルムを具備し、制御手段の指令で最上部
側の調光フィルムから電界を順次印加することで、調光
フィルムが順次不透明となって外光を遮断することを特
徴とする。
【0011】そして、請求項5に係る発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両の光感知式サ
ンバイザー装置に於て、制御手段は、車両のライトスイ
ッチのON操作に連動して、フロントガラス及びサイド
ガラスへの電気信号の送出,電界の印加を停止すること
を特徴としている。
【0012】(作用)請求項1に係る光感知式サンバイ
ザー装置によれば、車室内への外光の入射方向を入射方
向検出センサが検出し、制御手段は当該検出結果を基
に、外光の入射方向側のフロントガラスとサイドガラス
に電気信号を送出して、当該フロントガラスとサイドガ
ラスの上部側をシールドに変換させて外光を遮断する。
【0013】そして、請求項2に係る発明によれば、車
室内への外光の入射方向を入射方向検出センサが検出
し、ヘッドレストの調整位置を位置検出センサが検出す
る。そして、制御手段は、入射方向検出センサと位置検
出センサの検出結果を基に、外光の入射方向側のフロン
トガラスとサイドガラスに電気信号を送出して、当該フ
ロントガラスとサイドガラスを、その上部側からヘッド
レストの調整位置に応じ段階的にシールドに変換させて
外光を遮断する。
【0014】また、請求項3に係る発明によれば、車室
内への外光の入射方向を入射方向検出センサが検出し、
制御手段は当該検出結果を基に、外光の入射方向側のフ
ロントガラスとサイドガラスの調光フィルムに電界を印
加することで、調光フィルムが不透明となって外光を遮
断する。更にまた、請求項4に係る発明によれば、車室
内への外光の入射方向を入射方向検出センサが検出し、
ヘッドレストの調整位置を位置検出センサが検出する。
そして、制御手段は、入射方向検出センサと位置検出セ
ンサの検出結果を基に、外光の入射方向側のフロントガ
ラスとサイドガラスの最上部側の調光フィルムから電界
を順次印加することで、調光フィルムがその上部側から
ヘッドレストの調整位置に応じ順次不透明となって外光
を遮断する。
【0015】そして、請求項5に係る発明によれば、制
御手段は、車両のライトスイッチのON操作に連動して
フロントガラス及びサイドガラスへの電気信号の送出,
電界の印加を停止するため、夜間での車等の光芒による
シールド作用が停止することとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。
【0017】図1は請求項1,請求項2,請求項4及び
請求項5の一実施形態に係る光感知式サンバイザー装置
を備えた車両の車室内を示し、図中、1は車両正面側の
フロントガラス、3,5は車両の左右側面前方側のフロ
ントガラス、そして、7,9はドア11,13のウイン
ド15,17を開閉するサイドガラス(ドアガラス)
で、サイドガラス7,9は、夫々、インパネ18に設け
たスイッチ(図示せず)の操作で、ドアサッシ19,2
1に沿って上下に昇降可能となっている。
【0018】而して、フロントガラス1の左右の上部側
内面には、夫々、高分子・液晶複合膜を有する4枚宛の
短冊状の調光フィルム23,25,27,29,31,
33,35,37が上部側から段階的に並列して貼着さ
れ、更に、左右のフロントガラス3,5の上部側内面に
も、同様に4枚宛の短冊状の調光フィルム39,41,
43,45,47,49,51,53が、夫々、上部側
から段階的に並列して貼着されている。
【0019】図2乃至図5に示すようにフロントガラス
5に貼着された調光フィルム47,49,51,53
は、夫々、高分子・液晶複合膜55を、ITO透明電極
57を形成した透明なPETフィルム59とITO透明
電極61を形成したフロントガラス5との間に挟持接合
した構成からなり、フロントピラー63に内装した各調
光フィルム47,49,51,53毎の一対の端子6
5,67を介して車両用電源から各ITO透明電極5
7,61に電圧を印加すると、各高分子・液晶複合膜5
5が不透明となって外光を遮断するようになっている。
【0020】そして、図示しないが他方のフロントガラ
ス3側に貼着された調光フィルム39,41,43,4
5も同一の構成からなり、左側のフロントピラー63に
内装した各調光フィルム39,41,43,45毎の端
子を介して車両用電源からITO透明電極に電圧を印加
すると、各高分子・液晶複合膜が不透明となって外光を
遮断するように構成されている。
【0021】また、フロントガラス1の左右の上部側内
面に貼着された調光フィルム23,25,27,29,
31,33,35,37も、図2及び図3に示すように
上記各調光フィルム47,49,51,53と同様、高
分子・液晶複合膜55を、ITO透明電極57を形成し
た透明なPETフィルム59とITO透明電極61を形
成したフロントガラス1との間に挟持接合した構成から
なり、右側のフロントピラー63に内装した各調光フィ
ルム31,33,35,37毎の一対の端子69,71
を介して車両用電源からITO透明電極57に電圧を印
加すると、各高分子・液晶複合膜55が不透明となって
外光を遮断し、そして、左側のフロントピラー63に内
装した各調光フィルム23,25,27,29毎の端子
を介して車両用電源からITO透明電極に電圧を印加す
ると、各高分子・液晶複合膜が不透明となって外光を遮
断する。
【0022】更にまた、図1,図4及び図5に示すよう
に左右のサイドガラス7,9の上部側内面にも、夫々、
上述した調光フィルム35,51と同様、高分子・液晶
複合膜55を、ITO透明電極57を形成した透明なP
ETフィルム59とITO透明電極61を形成したサイ
ドガラス7,9との間に挟持接合した構成からなる短冊
状の調光フィルム73,75,77,79,81,8
3,85,87が上部側から段階的に並列して貼着され
ている。
【0023】そして、図5に示すように右側のドアサッ
シ21には、各調光フィルム81,83,85,87に
応じて一対の端子89,91が上下方向に内装されてい
るが、サイドガラス9は上下に昇降するため、例えば図
5に示す位置にサイドガラス9が位置しているときに上
部側から3段の端子89,91を介してITO透明電極
57に電圧を印加すると、上から2枚の調光フィルム8
1,83の高分子・液晶複合膜55が夫々不透明となっ
て外光を遮断するようになっている。
【0024】同様に、左側のドアサッシ19にも、各調
光フィルム73,75,77,79に応じて一対の端子
が上下方向に内装されており、例えば上部側から2段の
端子を介してITO透明電極に電圧を印加すると、当該
端子に対応する調光フィルム73,75,77,79の
高分子・液晶複合膜が夫々不透明となって外光を遮断す
るように構成されている。
【0025】一方、図1に於て、93はドライバー側シ
ート95のシートバック97に挿着されたヘッドレスト
で、従来と同様、ヘッドレスト93は上下方向に高さが
調整できるようになっている。そして、図1及び図6に
示すようにヘッドレスト93の左右正面と左右側面に
は、夫々、車室99内への外光の入射方向を検出する入
射方向検出センサ(以下、「入射方向センサ」という)
101,103,105,107が、ドライバー109
の目の高さと略一致させて装着されており、図1中、A
方向の外光に対し入射方向センサ101,105がこれ
を検出して制御手段に検出信号を送出し、また、B方向
の外光に対し入射方向センサ101,103がこれを検
出し、更にまた、C方向の外光に対し入射方向センサ1
03,107がこれを検出して、制御手段に夫々検出信
号を送出するようになっている。
【0026】また、図7に示すようにシートバック97
内には、導電性を有するヘッドレスト93の支柱111
が挿入された円筒状のガイド部材113が装着されてい
る。そして、既述したようにフロントガラス1,3,5
とサイドガラス7,9には、夫々、上部側から段階的に
4枚宛の調光フィルムが並列して貼着されているが、ガ
イド部材113内には、斯様に段階的に貼着した4枚の
調光フィルムの枚数に対応させて4対の+端子115,
117,119,121と−端子123,125,12
7,129が上下方向に対向配置されており、これらは
高さ調整可能なヘッドレスト93の調整位置を検出する
位置検出センサとして機能する。
【0027】即ち、ヘッドレスト93の高さ調整によっ
て支柱111はガイド部材113内を上下動するが、ヘ
ッドレスト93の上下動に応じて、支柱111の外周に
+端子115,117,119,121と−端子12
3,125,127,129が夫々当接する。そして、
例えば図7の高さにヘッドレスト93が調整されて、上
部側の3対の+端子115,117,119と−端子1
23,125,127が支柱111に当接すると、+端
子115,117,119と−端子123,125,1
27間が通電されてその電気信号が制御手段に入力さ
れ、制御手段は、斯かる電気信号を基に、調光フィルム
によるフロントガラス1,3,5やサイドガラス7,9
の遮光範囲を決定するようになっている。
【0028】従って、図7の位置にヘッドレスト93を
調整してドライバー109が車両を走行させているとき
に、例えば車室内99内に、図1に示すB方向の外光が
入射して入射方向センサ101,103がこれを検出す
ると、入射方向センサ101,103は制御手段に検出
信号を送出するが、制御手段は斯かる検出信号と、+端
子115,117,119と−端子123,125,1
27間の通電信号を基に、フロントガラス1の左右上部
側に貼着した上から3枚迄の調光フィルム23,25,
27,31,33,35のITO透明電極57に電圧を
印加して、各調光フィルム23,25,27,31,3
3,35で外光を遮断させる。
【0029】同様に、図7の位置にヘッドレスト93を
調整してドライバー109が車両を走行させているとき
に、図1に示すA方向の外光が車室内99内に入射して
入射方向センサ101,105がこれを検出すると、制
御手段は斯かる検出信号と、+端子115,117,1
19と−端子123,125,127間の通電信号を基
に、フロントガラス3に貼着した上から3枚迄の調光フ
ィルム39,41,43のITO透明電極57に電圧を
印加して、各調光フィルム39,41,43で外光を遮
断させると共に、サイドガラス7の遮光については、ド
アサッシ9に端子が内装されているので、サイドガラス
7の位置に関係なく調光フィルム73,75,77,7
9のうち遮光範囲にある調光フィルムによって外光が遮
断される。
【0030】また、図1に示すように、従来、車室内9
9には前照灯や車幅灯等のライトスイッチ131がステ
アリング133の近傍に装着されているが、ドライバー
109がライトスイッチ131をON操作すると、これ
を入力した制御手段は、フロントガラス1,3,5やサ
イドガラス7,9への電界の印加を停止して、夜間での
車等の光芒によるシールド作用をなくして視野の確保が
図れるようになっている。
【0031】本実施形態に係る光感知式サンバイザー装
置135はこのように構成されているから、既述したよ
うに例えば、図7の位置にヘッドレスト93を調整して
ドライバー109が車両を走行させているときに、図1
に示すB方向の外光が車室内99内に入射して入射方向
センサ101,103がこれを検出すると、入射方向セ
ンサ101,103は制御手段に検出信号を送出する。
【0032】そして、制御手段は斯かる検出信号と、+
端子115,117,119と−端子123,125,
127間の通電信号を基に、フロントガラス1の左右上
部側に貼着した上から3枚迄の調光フィルム23,2
5,27,31,33,35のITO透明電極57に電
圧を印加して、各調光フィルム23,25,27,3
1,33,35で外光を遮断させる。
【0033】同様に、図7の位置にヘッドレスト93を
調整してドライバー109が車両を走行させているとき
に、図1に示すA方向の外光が車室内99内に入射して
入射方向センサ101,105がこれを検出すると、制
御手段は斯かる検出信号と、+端子115,117,1
19と−端子123,125,127間の通電信号を基
に、フロントガラス3に貼着した上から3枚迄の調光フ
ィルム39,41,43のITO透明電極57に電圧を
印加して、各調光フィルム39,41,43で外光を遮
断させると共に、サイドガラス7の位置に関係なく調光
フィルム73,75,77,79のうち遮光範囲にある
調光フィルムによって外光を遮断する。
【0034】そして、外が暗くなってドライバー109
がライトスイッチ131をON操作すると、これを入力
した制御手段は、フロントガラス1,3,5やサイドガ
ラス7,9への電界の印加を停止して、夜間での車等の
光芒によるシールド作用を停止する。このように本実施
形態は、ドライバー109の目の高さで外光を感知する
ことで、ドライバー109の視野に於ける最適の遮光を
自動的に施すことができるので、従来に比しドライバー
109の疲労軽減が図れると共に、車両のスムーズな運
行,車両走行の安全性の向上が図れることとなった。
【0035】而も、本実施形態は、フロントガラス1,
3,5やサイドガラス7,9に並列して貼着した調光フ
ィルムで段階的に遮光するように構成したので、ドライ
バー109の視界を広く採ることができ、また、ライト
スイッチ131に連動させて夜間の作動を制御するよう
に構成することで、夜間での車等の光芒によるシールド
効果をなくして良好な視野を確保することができる。
【0036】尚、上記実施形態では、フロントガラス
1,3,5とサイドガラス7,9に、夫々、上部側から
段階的に4枚宛の調光フィルムが並列して貼着したが、
調光フィルムの枚数はこれに限定されるものではなく、
また、図示しない請求項3の一実施形態の如くフロント
ガラスとサイドガラスの上部側に夫々1枚の調光フィル
ムを貼着してもよい。
【0037】而して、この実施形態によっても遮光を自
動的に施すことができるため、従来に比しドライバーの
疲労軽減が図れると共に、車両のスムーズな運行,車両
走行の安全性の向上が図れる利点を有する。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1及び請求項
3に係る発明によれば、ドライバーの目の高さで外光を
感知することで、遮光を自動的に施すことができるた
め、従来に比しドライバーの疲労軽減が図れると共に、
車両のスムーズな運行,車両走行の安全性の向上が図れ
ることとなった。
【0039】また、請求項2及び請求項4に係る発明に
よれば、ドライバーの目の高さで外光を感知すること
で、ドライバーの視野に於ける最適の遮光を自動的に施
すことができるため、従来に比しドライバーの疲労軽減
が図れると共に、より確実に車両のスムーズな運行,車
両走行の安全性の向上が図れる利点を有する。そして、
請求項5に係る発明によれば、ライトスイッチに連動さ
せて夜間の作動を制御するように構成することで、夜間
での車等の光芒によるシールド効果をなくして良好な視
野を確保することができることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,請求項2,請求項4及び請求項5の
一実施形態に係る光感知式サンバイザー装置を備えた車
両の車室内図である。
【図2】車室内側のフロントガラスの正面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】車室内側のフロントガラスとサイドガラスの正
面図である。
【図5】図4のIV−IV線断面図である。
【図6】車室内の側面図である。
【図7】シートの一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
1,3,5 フロントガラス 7,9 サイドガラス 23,25,27,29,31,33,35,37,3
9,41,43,45,,47,49,51,53,7
3,75,77,79,81,83,85,87 調光
フィルム 55 高分子・液晶複合膜 65,67,89,91 端子 93 ヘッドレスト 95 シート 99 車室内 101,103,105,107 入射方向センサ 111 支柱 113 ガイド部材 115,117,119,121 +端子 123,125,127,129 −端子 131 ライトスイッチ 135 光感知式サンバイザー装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバー側シートのヘッドレストの左
    右正面と左右側面に夫々装着され、車室内への外光の入
    射方向を検出する入射方向検出センサと、 電気信号でシールドに変換される機能を上部側に持った
    車両のフロントガラス及びサイドガラスと、 上記入射方向センサの検出値を入力する制御手段とを備
    え、 制御手段は、入射方向センサの検出結果を基に、外光の
    入射方向側のフロントガラスとサイドガラスに電気信号
    を送出して、当該フロントガラスとサイドガラスの上部
    側を、シールドに変換させることを特徴とする車両の光
    感知式サンバイザー装置。
  2. 【請求項2】 フロントガラス及びサイドガラスを、そ
    の上部側から段階的に電気信号でシールドに変換される
    機能を持たせると共に、 高さ調整可能なヘッドレストの調整位置を検出する位置
    検出センサを備え、 制御手段は、入射方向検出センサと位置検出センサの検
    出結果を基に、外光の入射方向側のフロントガラスとサ
    イドガラスに電気信号を送出して、当該フロントガラス
    とサイドガラスを、その上部側からヘッドレストの調整
    位置に応じ段階的にシールドに変換させることを特徴と
    する請求項1記載の車両の光感知式サンバイザー装置。
  3. 【請求項3】 フロントガラス及びサイドガラスは、そ
    の上部側に高分子・液晶複合膜を有する調光フィルムを
    具備し、制御手段の指令で当該調光フィルムに電界を印
    加することで、調光フィルムが不透明となって外光を遮
    断することを特徴とする請求項1記載の車両の光感知式
    サンバイザー装置。
  4. 【請求項4】 フロントガラス及びサイドガラスは、そ
    の上部側から段階的に高分子・液晶複合膜を有する調光
    フィルムを具備し、制御手段の指令で最上部側の調光フ
    ィルムから電界を順次印加することで、調光フィルムが
    順次不透明となって外光を遮断することを特徴とする請
    求項2記載の車両の光感知式サンバイザー装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、車両のライトスイッチのO
    N操作に連動して、フロントガラス及びサイドガラスへ
    の電気信号の送出,電界の印加を停止することを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両
    の光感知式サンバイザー装置。
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